JP2014087636A - 歩行支援装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】不要な場合でもユーザを支援するので、ユーザの動きの妨げとなる。
【解決手段】歩行支援装置は、ユーザに装着され、前記ユーザの歩行を支援する歩行支援装置であって、前記ユーザからの支援の意思表示が入力される入力部と、弾性変形可能なアクチュエータと、前記入力部に対して前記意思表示が入力されている間は、前記アクチュエータを制御して歩行を支援するとともに、前記意思表示が入力されていない間は、前記アクチュエータによる歩行の支援を制限する制限部とを備える。
【選択図】図1
【解決手段】歩行支援装置は、ユーザに装着され、前記ユーザの歩行を支援する歩行支援装置であって、前記ユーザからの支援の意思表示が入力される入力部と、弾性変形可能なアクチュエータと、前記入力部に対して前記意思表示が入力されている間は、前記アクチュエータを制御して歩行を支援するとともに、前記意思表示が入力されていない間は、前記アクチュエータによる歩行の支援を制限する制限部とを備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、歩行支援装置に関する。
ユーザの歩行を支援する装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
[特許文献1] 特開2008−199784号公報
[特許文献1] 特開2008−199784号公報
しかしながら、上述の装置では、不要な場合でもユーザを支援するので、ユーザの動きの妨げとなるといった課題がある。
本発明の第1の態様においては、ユーザに装着され、前記ユーザの歩行を支援する歩行支援装置であって、前記ユーザからの支援の意思表示が入力される入力部と、弾性変形可能なアクチュエータと、前記入力部に対して前記意思表示が入力されている間は、前記アクチュエータを制御して歩行を支援するとともに、前記意思表示が入力されていない間は、前記アクチュエータによる歩行の支援を制限する制限部とを備える歩行支援装置を提供する。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、ユーザに装着された歩行支援装置10の正面図である。図1に矢印で示す上下左右を歩行支援装置10の上下左右方向とする。また、ユーザから見て前後を、歩行支援装置10の前後方向とする。本実施形態においては、意思表示は、両手の親指で同時に入力する。
図1に示すように、歩行支援装置10は、ユーザの下半身に装着されて、ユーザの歩行を支援する。歩行支援装置10は、ズボン部12と、第1アクチュエータ14と、第2アクチュエータ16と、第3アクチュエータ18と、第4アクチュエータ20と、配線22と、電源部24と、右入力部26と、左入力部28と、電源スイッチ29と、制御部30とを備える。
ズボン部12は、右足及び左足を挿入可能なズボン形状である。ズボン部12は、伸縮可能な化学繊維等からなる。ズボン部12は、ユーザの足を一定の束縛力で締め付けて密着する。これにより、ズボン部12は、装着された状態では、ユーザの足に対してすべり難くなる。
第1アクチュエータ14は、右足の大腿部を覆うズボン部12の前面の右上から左下にわたって設けられている。第1アクチュエータ14は、弾性変形可能であって、帯状に形成されている。第1アクチュエータ14は、全長にわたって、ズボン部12に貼り付けられて密着している。
第1アクチュエータ14は、電圧が印加されると伸縮する高分子材料を含む。第1アクチュエータ14は、電圧が印加されると、長手方向に伸長または収縮する。第1アクチュエータ14は、伸長または収縮することにより、歩行時のユーザの右足の上昇または下降を補助する。
高分子材料の一例は、ポリロタキサン架橋体である。第1アクチュエータ14は、平面状のポリロタキサン架橋体の両面を伸縮性の電極で挟んだシート部材を巻くことによって作製される。ここで、第1アクチュエータ14の長手方向は、巻かれたシート部材の軸方向と平行である。第1アクチュエータ14は、柔軟性を有するので、着用した状態で歩行したときのユーザの違和感を低減できる。
高分子材料の別例は、非イオン性ゲルである。この場合、第1アクチュエータ14は、一対の外側電極と、一対の外側電極の間に配置されたメッシュ状のメッシュ電極と、メッシュ電極と各外側電極との間に設けられた非イオン性ゲルとを有する。非イオン性ゲルの一例は、ジメチルスルホキシドを溶媒とするポリビニルアルコールのゲルである。この第1アクチュエータ14では、メッシュ電極に外側電極よりも高い電圧を印加すると、外側電極から非イオン性ゲルに負電荷が注入されて、メッシュ電極に引き寄せられる。この結果、一対の外側電極間の距離が収縮する。逆に電圧の印加を停止すると、非イオン性ゲルの弾性力によって、元の状態に戻って伸長する。この外側電極、メッシュ電極及び非イオン性ゲルの組み合わせを複数積層することによって、伸縮量を増加させることができる。
高分子材料の別例は、ポリピロール膜である。電解液中に浸漬されたポリピロール膜は、電圧が印加されることにより、膨張または収縮する。例えば、正の電圧が印加されると、ポリピロール膜は膨張する。負の電圧が印加されると、ポリピロール膜は収縮する。第1アクチュエータ14は、ポリピロール膜を含む場合、電解液が必要となるので、第1アクチュエータ14を封止する必要がある。
第2アクチュエータ16は、右足の大腿部を覆うズボン部12の前面の左上から右下にわたって設けられている。従って、第1アクチュエータ14と第2アクチュエータ16は、右足の大腿部の前面で交差する。第3アクチュエータ18は、左足の大腿部を覆うズボン部12の前面の左上から右下にわたって設けられている。第4アクチュエータ20は、左足の大腿部を覆うズボン部12の前面の右上から左下にわたって設けられている。第3アクチュエータ18と第4アクチュエータ20は、左足の大腿部の前面で交差する。第2アクチュエータ16、第3アクチュエータ18及び第4アクチュエータ20のその他の構成は、第1アクチュエータ14と同様なので説明を省略する。
配線22は、電源部24と、第1アクチュエータ14、第2アクチュエータ16、第3アクチュエータ18及び第4アクチュエータ20のそれぞれとを個別に電気的に接続する。
電源部24は、ズボン部12の上部に設けられている。電源部24は、4本の配線22を介して、第1アクチュエータ14、第2アクチュエータ16、第3アクチュエータ18及び第4アクチュエータ20のそれぞれに個別に電圧を印加する。
右入力部26及び左入力部28には、ユーザからの支援の意思表示が入力される。右入力部26及び左入力部28は、制御部30へ無線通信によって意思表示信号を送信する。
電源スイッチ29は、ズボン部12の上部に設けられている。電源スイッチ29によって、ユーザは、歩行支援装置10の主電源のオン・オフを切り替える。
制御部30は、歩行支援装置10の制御全般を司る。制御部30の一例は、コンピュータである。
図2は、初期位置での右入力部26及び左入力部28の全体図である。図3は、意思表示位置での右入力部26及び左入力部28の全体図である。尚、図2及び図3において、左入力部28の構成の符号は、括弧書きで示す。図2及び図3に示すように、右入力部26は、右本体部40と、右押圧部材42と、右付勢部44と、右検出部46と、右ストラップ48とを備える。
右本体部40は、中空の円筒形状に形成されている。右本体部40の上端部は、開口されている。右本体部40の下端には、右取付孔41が形成されている。
右押圧部材42は、右本体部40の上端部に設けられている。右押圧部材42は、図2に示す初期位置と、図3に示すユーザにより意思表示が入力される意思表示位置との間で移動する。
右付勢部44は、右本体部40の内部に収納されている。右付勢部44の上端は、右押圧部材42に連結されている。右付勢部44は、右押圧部材42を意思表示位置から初期位置へと付勢する。これにより、右付勢部44は、外力が作用していない状態では、右押圧部材42を初期位置に維持する。
右検出部46は、右本体部40に固定されている。右検出部46は、右付勢部44の下端に連結されている。これにより、右押圧部材42が押圧されると、右検出部46は右付勢部44から圧力を受ける。右検出部46は、圧力が圧力閾値以上か否かによって、意思表示が入力されたか否かを判定する。右検出部46は、意思表示が入力されたと判定すると、意思表示が入力されている間、意思表示信号を制御部30へと出力する。
右ストラップ48は、右本体部40の右取付孔41に取り付けられている。右ストラップ48は、ユーザの右手に通される。これにより、右ストラップ48は、右入力部26の落下を防ぐことができる。
左入力部28は、右入力部26と物理的に分離されて独立している。これにより、左入力部28と右入力部26とが、ユーザの意思ではなく、外部要因によって同時に誤って意思表示信号を制御部30へと出力することを抑制できる。左入力部28は、左取付孔51が形成された左本体部50と、左押圧部材52と、左付勢部54と、左検出部56と、左ストラップ58とを備える。左本体部50、左押圧部材52、左付勢部54、左検出部56、及び、左ストラップ58は、それぞれ右本体部40、右押圧部材42、右付勢部44、右検出部46、及び、右ストラップ48と同様の構成なので説明を省略する。
図4は、歩行支援装置10の制御系を説明するブロック図である。図4に示すように、制御部30は、処理部60と、格納部62とを備える。処理部60の一例は、CPUである。処理部60は、格納部62に格納された歩行支援プログラムを読み込むことによって、取得部64、及び、制限部66として機能する。
取得部64は、右入力部26及び左入力部28から意思表示信号を取得する。取得部64は、取得した意思表示信号を制限部66へと出力する。取得部64は、電源スイッチ29から電源信号を取得する。取得部64は、取得した電源信号を制限部66へと出力する。
制限部66は、右入力部26及び左入力部28に対して意思表示が入力されている間、即ち、取得部64から2つの意思表示信号を取得している間は、電源部24を制御して、第1アクチュエータ14、第2アクチュエータ16、第3アクチュエータ18及び第4アクチュエータ20に個別に電圧を印加して制御することにより、歩行を支援する。一方、制限部66は、右入力部26及び左入力部28のいずれか一方に意思表示が入力されていない間、即ち、取得部64から2つの意思表示信号を取得していない間は、電源部24を制御して、第1アクチュエータ14、第2アクチュエータ16、第3アクチュエータ18及び第4アクチュエータ20による歩行を支援しない。即ち、制限部66は、歩行の支援または歩行の支援の制限のいずれかで、第1アクチュエータ14、第2アクチュエータ16、第3アクチュエータ18及び第4アクチュエータ20を制御する。尚、制限部66は、2つの意思表示信号を取得していない間は、印加電圧を低下させることにより、第1アクチュエータ14、第2アクチュエータ16、第3アクチュエータ18及び第4アクチュエータ20の出力を低減して、歩行の支援を制限してもよい。
制限部66は、取得部64から最初の電源信号を取得すると、歩行支援装置10の主電源をオン状態にする。制限部66は、取得部64から次の電源信号を取得すると、歩行支援装置10の主電源をオフ状態にする。
図5は、歩行支援装置10によって実行される歩行支援処理のフローチャートである。歩行支援処理は、格納部62に格納された歩行支援プログラムを処理部60が読み込むことによって、実行される。
図5に示すように、歩行支援処理では、制限部66は、ユーザが電源スイッチ29によって電源信号を入力したか否かを判定する(S10)。ユーザが電源スイッチ29を操作すると、制限部66は、ユーザが電源スイッチ29によって電源信号を入力したと判定して(S10:Yes)、ユーザが右入力部26及び左入力部28の両方によって意思表示を入力したか否かを判定する(S12)。
ユーザが、右入力部26の右押圧部材42及び左入力部28の左押圧部材52の少なくとも一方を圧力閾値未満の圧力によって押圧している場合、右入力部26の右検出部46及び左入力部28の左検出部56のいずれか一方から意思表示信号が取得部64へ出力されない。この場合、制限部66は、取得部64から2つの意思表示信号を取得しないので(S12:No)、後述するステップS20の処理を実行する。
一方、ユーザが右入力部26の右押圧部材42及び左入力部28の左押圧部材52の両方を圧力閾値以上の圧力によって押圧すると、右入力部26の右検出部46及び左入力部28の左検出部56の両方から意思表示信号が取得部64へと出力される。制限部66は、取得部64から右入力部26及び左入力部28の両方の意思表示信号を受信すると、ユーザが右入力部26及び左入力部28の両方によって意思表示を入力したと判定して(S12:Yes)、電圧制御処理を開始する(S14)。
電圧制御処理では、制限部66は、電源部24を制御して、第1アクチュエータ14、第2アクチュエータ16、第3アクチュエータ18及び第4アクチュエータ20に印加する電圧を個別に制御する。例えば、ユーザが右足を上げる場合、制限部66は、電源部24を介して、第1アクチュエータ14及び第2アクチュエータ16に印加する電圧を制御して、第1アクチュエータ14及び第2アクチュエータ16を収縮させる。尚、収縮させる方法は、電圧の印加を停止することによって実現してもよく、印加する電圧を低減することによって実現してもよい。逆に、ユーザが右足を下げる場合、制限部66は、電源部24を介して、第1アクチュエータ14及び第2アクチュエータ16に印加する電圧を制御して、第1アクチュエータ14及び第2アクチュエータ16を伸長させる。左足の上下の場合、制限部66は、電源部24を介して、第3アクチュエータ18及び第4アクチュエータ20の伸縮を制御する。ここで、制限部66は、予め定められて格納部62に格納された電圧値及び時間間隔に基づいて電圧印加を制御する。
また、ユーザが右方向に移動する場合、制限部66は、電源部24を介して、第1アクチュエータ14及び第4アクチュエータ20に印加する電圧を制御して、第1アクチュエータ14及び第4アクチュエータ20を収縮させる。ユーザが左方向に移動する場合、制限部66は、電源部24を介して、第2アクチュエータ16及び第3アクチュエータ18に印加する電圧を制御して、第2アクチュエータ16及び第3アクチュエータ18を収縮させる。
この後、制限部66は、意思表示が入力されているか否かを判定する(S16)。制限部66は、意思表示が入力されていると判定している間は(S16:Yes)、ステップS14を繰り返す。ステップS14とS16は、マイクロ秒程度の周期で繰り返される。これにより、制限部66は、電圧制御処理を継続する。
一方、ユーザが右入力部26の右押圧部材42及び左入力部28の左押圧部材52の押圧を解除、または、押圧の圧力を圧力閾値未満にすると、制限部66は、意思表示が入力されていないと判定する(S16:No)。これにより、制限部66は、電圧制御処理を停止する(S18)。この後、制限部66は、電源信号を取得するまで、ステップS12以降を繰り返す(S20:No)。制限部66が電源信号を取得すると(S20:Yes)、歩行支援処理が終了する。
上述したように、歩行支援装置10では、ユーザが右入力部26の右押圧部材42及び左入力部28の左押圧部材52の押圧によって意思表示を入力している場合にのみ、制限部66が歩行を支援する。従って、ユーザが、右押圧部材42及び左押圧部材52のいずれか一方の押圧を止めて意思表示の入力を停止することにより、制限部66は、歩行支援を停止する。これにより、歩行支援装置10は、ユーザが必要とする場合だけ、歩行を支援するので、ユーザの動きの妨げとなることを抑制できる。
例えば、階段等において、ユーザは、手すりを掴むので、右入力部26または左入力部28のいずれか一方を手離す。この場合、制限部66は、一方の意思表示しか取得しないので、歩行の支援を停止する。
また、制限部66は、予め定められて格納部62に格納された電圧値及び時間間隔に基づいて、第1アクチュエータ14、第2アクチュエータ16、第3アクチュエータ18及び第4アクチュエータ20の電圧印加を制御する。これにより、歩行支援装置10は、フィードバック制御に比べて、電圧印加の制御を簡素化することができる。
図6は、ユーザに装着された他の歩行支援装置200の正面図である。図6において、図1と共通の要素には、同じ参照番号を付して重複する説明を省略する。歩行支援装置200は、更に加速度センサ68を備える。歩行支援装置200は、ユーザの意志の有無に加えて、歩行支援装置200を装着するユーザの状態を検出して、当該状態に基づいて歩行の支援を制限する。
加速度センサ68は、三軸の加速度センサであり、ユーザの腰部に設けられ、ユーザの腰部の3方向の加速度を検出する。加速度センサ68は、配線69を介して、ユーザの腰部における3方向の加速度信号を制御部30に出力する。
図7は、歩行支援装置200の制御系を説明するブロック図である。図7において、図4と共通の要素には、同じ参照番号を付して重複する説明を省略する。歩行支援装置200における、処理部60は、状態検出部70を更に備える。
状態検出部70は、ユーザの予め定められた状態を検出する。なお、予め定められた状態の一例は、ユーザが転倒した状態である。状態検出部70は、加速度センサ68からの出力が、ユーザが転倒した状態に対応する状態であることを検出した場合、制限部66にユーザが転倒した状態であることを示す状態信号を出力する。制限部66は、当該状態信号を取得すると、電源部24を制御して、第1アクチュエータ14、第2アクチュエータ16、第3アクチュエータ18及び第4アクチュエータ20による歩行の支援を中止する。すなわち、ユーザに対して歩行支援装置200からの支援がない自由な状態を提供する。なお、制限部66は、歩行の支援を中止することに代えて、印加電圧を低下させることにより、第1アクチュエータ14、第2アクチュエータ16、第3アクチュエータ18及び第4アクチュエータ20の出力を低減して、歩行の支援を制限してもよい。
状態検出部70は、加速度センサ68から、ユーザの腰部における3方向の加速度信号を取得する。状態検出部70は、取得した加速度信号から加速度を算出して、予め定められた時間における加速度変化のプロファイルを作成する。なお、予め定められた時間の一例は2秒である。
人間が転倒した場合に、腰部に特徴的な加速度変化が観測されることが知られている。そこで、予め故意に転倒した場合に測定された加速度変化のプロファイルを参照プロファイルとして格納部62に格納しておく。状態検出部70は、格納部62に格納された参照プロファイルと、加速度センサ68からの出力に基づいて算出されたプロファイルとを比較することで、歩行支援装置200を使用しているユーザが転倒した状態であることを検出する。
図8は、歩行支援装置200によって実行される歩行支援処理のフローチャートである。図8に示したフローチャートにおいて、ステップS10、ステップS12、ステップS18およびステップS20は、図5に示したフローチャートと同じ処理なので、説明を省略する。
制限部66は、意思表示を入力したと判定すると(S12:Yes)、状態検出部70は、加速度センサ68から加速度信号を取得する(S30)。一方、制限部66は、意思表示を入力していないと判定すると(S12:No)、ステップS30、ステップS32をスキップして、ステップS18の処理を実行する。
状態検出部70は、加速度センサ68から加速度信号を取得すると、当該加速度信号から加速度変化のプロファイルを作成するとともに、格納部62から参照プロファイルを読み出す。状態検出部70は、作成したプロファイルと、参照プロファイルとを比較することで、ユーザの状態が転倒した状態か否かを判断する(S32)。
状態検出部70は、作成したプロファイルと参照プロファイルとが予め定められた条件で一致した場合に、ユーザの状態が転倒した状態であると判断し(S32:Yes)、制限部66にユーザの状態が転倒した状態であることを示す状態信号を出力する。制限部66は、当該状態信号を取得すると、電圧制御処理を停止する(S18)。制限部66は、電圧制御処理を停止することによって、第1アクチュエータ14、第2アクチュエータ16、第3アクチュエータ18及び第4アクチュエータ20による歩行の支援を止めて、処理をステップS20へ進める。なお、制限部66は、ステップS32がYesと判断された時点で電圧制御処理を停止している状態においては、当該停止状態を継続する。
一方、状態検出部70が、予め定められた条件で一致していない場合に、ユーザの状態が転倒した状態ではないと判断し(S32:No)、制限部66にユーザの状態が転倒した状態でないことを示す状態信号を出力する。制限部66は、当該状態信号を取得すると、電圧制御処理を実行して(S34)、処理をステップS12に戻す。
ステップS20において、制限部66は、電源信号を取得するまで、ステップS12以降を繰り返す(S20:No)。制限部66は、電源信号を取得すると(S20:Yes)、歩行支援処理を終了する。
このように、ユーザから右入力部26および左入力部28からの意思表示の有無に関わらず、歩行支援装置200は、状態検出部70がユーザの転倒状態を検出した場合には、歩行支援を止める。これにより、ユーザが転倒した場合には支援を中止してユーザの本来の身体感覚に戻すことにより、受け身をとる動作を促すことができる。
また、加速度センサ68に代えて、ユーザの腰または臀部に圧力センサを設けて、予め定められた状態として、ユーザが着座した状態を検出してもよい。この場合、状態検出部70は、圧力センサから、ユーザの腰部または臀部にかかる圧力信号を取得する。状態検出部70は、取得した圧力信号から圧力を算出して、算出した圧力が、予め定められた圧力の閾値を越えた場合に、ユーザが着座した状態であると判断する。これにより、状態検出部70は、歩行支援装置200を装着したユーザが着座した状態であることを検出する。
状態検出部70は、ユーザが着座した状態を検出した場合に、制限部66にユーザの状態が着座した状態であることを示す状態信号を出力する。制限部66は、当該状態信号を取得すると、電圧制御処理を停止して歩行支援を止める。このように、ユーザが着座した状態において、誤って入力部から意思表示を入力した場合においても、歩行の支援を行うことを防止できる。
さらに、圧力センサに代えて、または、これに加えてユーザの膝部に膝の角度を検出できる角度センサを設けてもよい。この場合、状態検出部70は、角度センサから、ユーザの膝の曲げ角度信号を取得する。状態検出部70は、取得した膝の曲げ角度信号から膝の曲げ角度を算出して、算出した角度が予め定められた角度の閾値を越えた場合、または、膝の曲げ角度が予め定められた角度の閾値を超えた状態が所定の時間を超えた場合に、ユーザが着座した状態であると判断する。これにより、状態検出部70は、歩行支援装置200を使用しているユーザが着座した状態であることを検出してもよい。
また、加速度センサ68に代えて、ユーザの脚の踏み出し先の地面に発信方向を向けた、超音波センサを設けて、予め定められた状態として、ユーザの前に予め定められた高さ以上の段差がある状態を検出してもよい。この場合、状態検出部70は、超音波センサから地面に向けて発信した超音波が、地面に反射して受信されるまでの時間を取得する。状態検出部70は、取得した時間に音速を乗じて距離を測定することによって、当該地面にある段差の高さを算出する。状態検出部70は、算出した高さが閾値以上であった場合に、ユーザの前に予め定められた高さ以上の段差がある状態であると判断する。これにより、状態検出部70は、歩行支援装置200を使用しているユーザの前に予め定められた高さ以上の段差があることを検出する。
状態検出部70は、ユーザの前に予め定められた高さ以上の段差がある状態を検出した場合に、制限部66にユーザの前に予め定められた高さ以上の段差がある状態であることを示す状態信号を出力する。制限部66は、当該状態信号を取得すると、電圧制御処理を停止して歩行支援を止める。このように、ユーザの前に予め定められた高さ以上の段差がある状態で歩行を支援することによって、ユーザを当該段差に導き、当該段差により転倒させてしまうことを防止できる。
さらに、ユーザの前に予め定められた高さ以上の段差がある状態において、状態検出部70は、ユーザの脚の踏み出し先の地面が低いか否かに基づいて、ユーザの前に予め定められた高さ以上の段差があると判断してもよい。足の踏み出し先の地面が低い段差を有する場合、当該段差によりユーザは、転倒しやすくなる。したがって、ユーザの脚の踏み出し先の地面が低い状態で歩行を支援することによって、ユーザを当該段差に導き、当該段差により転倒させてしまうことを防止できる。
さらに、超音波センサに代えて、または、これに加えて撮像装置を用いてもよい。この場合、状態検出部70は、撮像装置によって撮像されたユーザの前方の画像を取得する。状態検出部70は、取得した画像を解析して、ユーザの前に予め定められた高さ以上の段差があるか否かを判断してもよい。これにより、状態検出部70は、歩行支援装置200を使用しているユーザの前に予め定められた高さ以上の段差があることを検出する。
また、加速度センサに代えて、ユーザの脚裏に複数の荷重センサを設けて、予め定められた状態として、ユーザが危険姿勢となった状態を検出してもよい。この場合、状態検出部70は、複数の荷重センサの位置に対応付けて、荷重センサから荷重信号を取得する。状態検出部70は、荷重センサの位置に対応付いた荷重信号から、ユーザの体重の重心位置を検出する。状態検出部70は、例えば、ユーザの体重の重心がユーザの後ろへ移動したことを検出した場合に、ユーザが危険姿勢となった状態であると判断する。これにより、状態検出部70は、歩行支援装置200を使用しているユーザが危険姿勢であることを検出する。
図9は、他の歩行支援装置300の制御系を説明するブロック図である。図9において、図7と共通の要素には、同じ参照番号を付して重複する説明を省略する。歩行支援装置300は、加速度センサ68に代えて、気圧センサ72を備える。
歩行支援装置300において、状態検出部70は、予め定められた状態として、ユーザが階段を上っている状態を検出する。階段を上っている状態において、ユーザは、手すりを握ると、右入力部26および左入力部28の何れか一方、もしくは両方から意思表示が入力されなくなる。
一方、階段を上る時は、脚部への負荷が大きいので、歩行の支援を行って欲しいと考えるユーザは多い。このため、状態検出部70は、ユーザが階段を上っている状態であると検出した場合、制限部66にユーザが階段を上っている状態であることを示す状態信号を出力する。制限部66は、当該状態信号を取得すると、右入力部26および左入力部28のいずれから意思表示が入力されていない場合でも、電源部24を制御して、第1アクチュエータ14、第2アクチュエータ16、第3アクチュエータ18及び第4アクチュエータ20によって歩行を支援する。これにより、手摺を握りながら階段を上るユーザに対しても歩行を補助できる。
予め定められた状態が、ユーザが階段を上っている状態である場合において、状態検出部70は、気圧センサ72から、気圧信号を取得する。状態検出部70は、取得した気圧信号からユーザの高度を算出する。状態検出部70は、算出した高度からユーザの高度変化のプロファイルを作成する。状態検出部70は、高度変化のプロファイルが、なだらかに上昇している場合に、ユーザが階段を上っている状態であると判断する。これにより状態検出部70は、歩行支援装置200を使用しているユーザが階段を上っている状態であることを検出する。
図10は、歩行支援装置300によって実行される歩行支援処理のフローチャートである。図13に示したフローチャートにおいて、ステップS10、ステップS12、ステップS18およびステップS20は、図5に示したフローチャートと同じ処理なので、説明を省略する。
制限部66は、ユーザが電源スイッチ29によって電源信号を入力したと判定すると(S10:Yes)、状態検出部70は、気圧センサから気圧信号を取得する(S40)。状態検出部70は、気圧信号からユーザの高度を算出して、高度変化のプロファイルを作成する。状態検出部70は、高度変化のプロファイルに基づいて、ユーザの状態が、階段を上っている状態か否かを判断する(S42)。
状態検出部70は、高度変化のプロファイルが、ユーザが階段を上っていることを示している場合、例えば、ユーザの高度がなだらかに上昇している場合に、ユーザの状態が、階段を上っている状態であると判断し(S42:Yes)、制限部66にユーザが階段を上っている状態であることを示す状態信号を出力する。制限部66は、当該状態信号を取得すると、電圧制御処理を実行して(S44)、処理をステップS50に戻す。
一方、状態検出部70は、高度変化のプロファイルが、ユーザが階段を上っていないことを示している場合、例えば、ユーザの高度変化のプロファイルが上昇していない場合に、ユーザは階段を上っている状態でないと判断し(S42:No)、制限部66にユーザが階段を上っている状態ではないことを示す状態信号を出力する。制限部66は、当該状態信号を取得すると、ユーザが右入力部26及び左入力部28の両方によって意思表示を入力したか否かを判断する(S12)。
制限部66は、意思表示を入力したと判定すると(S12:Yes)、電圧制御処理を実行して(S44)、処理をステップS50へ戻す。一方、制限部66は意思表示が入力されていないと判定すると(S12:No)、電圧制御処理を停止する(S18)。制限部66は、電圧制御処理を停止することによって、第1アクチュエータ14、第2アクチュエータ16、第3アクチュエータ18及び第4アクチュエータ20による歩行の支援を止めて、ステップS20に進む。なお、ステップS12でNoと判断した時点で電圧制御処理を停止している状態においては、制限部66は停止状態を継続する。
このように、歩行支援装置300は、ユーザが階段を上っている状態であることを検出した場合には、右入力部26および左入力部28のいずれから意思表示が入力されていない場合でも、制限部66は歩行支援を行う。これにより、階段を上る場合に手すりを握る等により、階段以外での意思表示の入力ができなくなったユーザに対しても歩行を補助することができる。
さらに、気圧センサに加えて、ユーザの股関節の角度を計測する角度センサを設けてもよい。この場合、状態検出部70は、角度センサから、ユーザの股関節の曲げ角度信号を取得する。状態検出部70は、角度信号から、例えば、股関節の角度変化を算出して、ユーザの脚の屈伸のタイミングを取得する。階段を上る場合に、股関節から脚を曲げて階段に脚をかけ、股関節を伸ばして1段上の段に上るので、股関節の伸びのタイミングと、ユーザの高度変化のタイミングとを比較することで、ユーザが階段を上っている状態であることを検出してもよい。
なお、階段を上っている状態であっても、ユーザが不要と判断した場合は、歩行支援装置300の歩行支援を停止させたい場合もある。このため、状態検出部70が階段を上っている状態であると判断した場合であっても、右入力部26および左入力部28のいずれからも意思表示が入力されていないときは、制限部66は歩行の支援を制限してもよい。この場合に、上記実施形態のように、階段を上っていない場合であって支援を受けたくないときの意思表示の入力の判断基準と、階段を上っている場合であって支援を受けたくないときの意思表示の入力の判断基準とが異なっていることが好ましい。
次に、上述した右入力部26及び左入力部28を変更した形態について説明する。
図11は、ユーザの右手が開いた状態での右入力部126の図である。図12は、ユーザの右手が閉じた状態での右入力部126の図である。図11及び図12に示すように、右入力部126は、右手袋部140と、右検出部146とを備える。本実施形態においては、意思表示は、手を握ることによって入力される。
右手袋部140は、ユーザの右手に装着可能な手袋状である。右手袋部140は、布または樹脂等の伸縮する材料を含む。
右検出部146は、圧力センサを含む。右検出部146は、ユーザが右手を握った状態での圧力を検出する。右検出部146は、圧力が圧力閾値以上か否かによって、意思表示が入力されたか否かを判定する。右検出部146は、意思表示が入力されたと判定すると、意思表示が入力されている間、意思表示信号を制御部30へと出力する。制御部30の制限部66は、取得部64を介して、意思表示信号を取得している間、歩行を支援する。尚、本実施形態においても、右入力部126と同様の左入力部を設けることが好ましい。この場合、制限部66は、右入力部126及び左入力部の両方から意思表示信号を取得している間、歩行を支援する。一方、制限部66は、右入力部126及び左入力部のいずれか一方から意思表示信号を取得していない間、歩行支援を停止する。
図13は、ユーザの右手に装着された右入力部226の図である。図13に示すように、右入力部226は、右リング部240と、右検出部246とを備える。本実施形態においては、意思表示は、腕を振ることによって入力される。
右リング部240は、ユーザの右手首に装着可能なリング状に形成されている。右検出部246は、加速度センサを含む。右検出部246は、右手の加速度が加速度閾値以上か否かによって、ユーザの右手の腕ふりによる意思表示が入力されたか否かを判定する。右検出部246は、意思表示が入力されたと判定すると、意思表示が入力されている間、意思表示信号を制御部30へと出力する。制御部30の制限部66は、取得部64を介して、意思表示信号を取得している間、歩行を支援する。尚、本実施形態においても、右入力部226と同様の左入力部を設けることが好ましい。この場合、制限部66は、右入力部226及び左入力部の両方から意思表示信号を取得している間、歩行を支援する。一方、制限部66は、右入力部226及び左入力部のいずれか一方から意思表示信号を取得していない間、歩行支援を停止する。
上述した実施形態の構成の形状、配置、個数等の数値は適宜変更してよい。また、各実施形態を適宜組み合わせてもよい。
例えば、右検出部46及び左検出部56が検出した圧力の大きさに基づいて、制限部66が、電源部24を介して、第1アクチュエータ14、第2アクチュエータ16、第3アクチュエータ18及び第4アクチュエータ20の強度を制御してもよい。同様に、右検出部146が検出した圧力、及び、右検出部246が検出した加速度に基づいて、制限部66が、電源部24を介して、第1アクチュエータ14、第2アクチュエータ16、第3アクチュエータ18及び第4アクチュエータ20の強度を制御してもよい。
上述の実施形態では、右入力部及び左入力部の両方から意思表示信号を取得している間、制限部66が、歩行を支援する例を示したが、他の条件において、制限部66が、歩行を支援してもよい。例えば、3個以上の入力部を設けて、制限部66が、全ての入力部から意思表示信号を取得している間、歩行を支援してもよい。換言すれば、制限部66が、いずれかの入力部から意思表示信号を取得していない場合、歩行の支援を停止してもよい。また、入力部を1個設けて、制限部66が、当該入力部から1個の意思表示信号を取得している間、歩行を支援してもよい。
入力部に、意思表示を入力できるタッチパネル等を適用してもよい。また、入力部と制御部とを有線によって接続してもよい。
上述の実施形態では、ユーザの服、例えば、ズボン部と、アクチュエータとが一体となっている形態を例に上げたが、アクチュエータが服の外側に設けられている外骨格型の歩行支援装置に上述の実施形態の構成を適用してもよい。
各アクチュエータは、電圧印加によって伸長するタイプでもよく、電圧印加によって収縮するタイプでもよい。
上述した実施形態では、取得部及び制限部を、処理部がプログラムを読み込むことによって機能する構成としたが、取得部及び制限部を回路によって構成してもよい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10 歩行支援装置、 12 ズボン部、 14 第1アクチュエータ、 16 第2アクチュエータ、 18 第3アクチュエータ、 20 第4アクチュエータ、 22 配線、 24 電源部、 26 右入力部、 28 左入力部、 29 電源スイッチ、 30 制御部、 40 右本体部、 41 右取付孔、 42 右押圧部材、 44 右付勢部、 46 右検出部、 48 右ストラップ、 50 左本体部、 51 左取付孔、 52 左押圧部材、 54 左付勢部、 56 左検出部、 58 左ストラップ、 60 処理部、 62 格納部、 64 取得部、 66 制限部、 68 加速度センサ、 69 配線、 70 状態検出部、 72 気圧センサ、 126 右入力部、 140 右手袋部、 146 右検出部、 226 右入力部、 240 右リング部、 246 右検出部、 200 歩行支援装置、 300 歩行支援装置
Claims (19)
- ユーザに装着され、前記ユーザの歩行を支援する歩行支援装置であって、
前記ユーザからの支援の意思表示が入力される入力部と、
弾性変形可能なアクチュエータと、
前記入力部に対して前記意思表示が入力されている間は、前記アクチュエータを制御して歩行を支援するとともに、前記意思表示が入力されていない間は、前記アクチュエータによる歩行の支援を制限する制限部と
を備える歩行支援装置。 - 前記入力部は、
前記意思表示が入力される意思表示位置と初期位置との間で移動する押圧部材と、
前記押圧部材を前記意思表示位置から前記初期位置へと付勢する付勢部材と、
前記付勢部材に作用する圧力によって意思表示の入力を検出する検出部と
を有する請求項1に記載の歩行支援装置。 - 前記入力部は、手袋状の手袋部と、前記手袋部を装着したユーザの手の握りの圧力によって意思表示の入力を検出する検出部とを有する
請求項1に記載の歩行支援装置。 - 前記制限部は、前記圧力の大きさに基づいて、前記歩行の支援の強度を制御する
請求項3に記載の歩行支援装置。 - 前記入力部は、前記意思表示が入力される前記ユーザの腕ふりによる意思表示の入力を検出する
請求項1に記載の歩行支援装置。 - 前記入力部は、複数であって、
複数の入力部は、互いに独立して、
前記制限部は、前記複数の入力部のいずれかから前記意思表示が入力されていない場合、歩行を制限する請求項1から5のいずれか1項に記載の歩行支援装置。 - 前記制限部は、歩行の支援または歩行の支援の制限のいずれかで、前記アクチュエータを制御する請求項1から6のいずれか1項に記載の歩行支援装置。
- 予め定められた状態を検出する状態検出部を更に備え、
前記予め定められた状態が検出された場合に、前記制限部は、前記入力部からの意思表示の有無に関わらず、前記アクチュエータに歩行の支援を制限する請求項1から7の何れか1項に記載の歩行支援装置。 - 前記予め定められた状態は、前記ユーザが転倒した状態を含む請求項8に記載の歩行支援装置。
- 前記予め定められた状態は、前記ユーザが着座した状態を含む請求項8に記載の歩行支援装置。
- 前記予め定められた状態は、前記ユーザの前に予め定められた高さ以上の段差がある状態を含む請求項8に記載の歩行支援装置。
- 前記状態検出部は、ユーザの脚の踏み出し先の地面が低いか否かに基づいて、前記段差を検出する請求項11に記載の歩行支援装置。
- 前記状態検出部は、前記ユーザの脚の踏み出し先の地面への距離を測距することにより、前記段差の有無を判断する請求項11に記載の歩行支援装置。
- 前記状態検出部は、前記ユーザの前方の画像を解析して、前記段差の有無を判断する請求項11に記載の歩行支援装置。
- 前記予め定められた状態は、前記ユーザが危険姿勢となった状態を含む請求項8に記載の歩行支援装置。
- 前記状態検出部は、前記危険姿勢として、前記ユーザの体重の重心の後への移動を検出する請求項15に記載の歩行支援装置。
- 前記状態検出部は、前記ユーザの脚裏に配された荷重センサを有し、前記荷重センサで出力された荷重に基づいて、ユーザの体重の重心が後へ移動したか否かを判断する請求項16に記載の歩行支援装置。
- 予め定められた状態を検出する状態検出部を更に備え、
前記予め定められた状態が検出された場合に、前記制限部は、前記複数の入力部のいずれかから意思表示が入力されていない場合でも、前記アクチュエータに歩行の支援を行う請求項6に記載の歩行支援装置。 - 前記制限部は、前記複数の入力部のいずれからも意思表示が入力されていない場合に、前記アクチュエータに歩行の支援を制限する請求項18に記載の歩行支援装置。
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