JP2014087068A - デュアルスロープを用いる増幅器のための自動利得制御電子回路 - Google Patents

デュアルスロープを用いる増幅器のための自動利得制御電子回路 Download PDF

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Abstract

【課題】コンパクトで実装が容易であり、デュアルスロープ適応化によって増幅器の利得を迅速に適応化する電子回路を提供する。
【解決手段】基準信号Vを、入力増幅器の出力における振幅信号Vと比較するための、非線形増幅器-比較器を含む。この比較器は、これら2つの入力信号間の所定の偏移閾値に応じて、入力増幅器の利得のデュアルスロープ適応化を実行する。比較器は、供給電圧源の端子間に直列接続された、それぞれ3つのトランジスタを有する2つの分岐を含む。第1の分極トランジスタM5及び第2の分極トランジスタM6は、第1及び第2の入力信号で制御される第1の入力トランジスタM1及び第2の入力トランジスタM2に接続され、これら入力トランジスタはそれぞれ、電流ミラーの第1のダイオード接続トランジスタM3及び第2のトランジスタM4に接続される。非線形相互コンダクタンス要素RNLは、入力トランジスタのソースを接続する。
【選択図】図2

Description

本発明は、増幅器の自動利得制御のための電子回路に関する。電子回路の入力増幅器の利得は自動利得制御ループにおいて、特に利得適応速度を増大させて電子回路の安定性を維持するためのデュアルスロープ適応化を用いて適応化される。
従来の様式では、特にデータ又は制御信号の受信のために、このタイプの電子回路1は入力増幅器2の自動利得制御のための図1に示す電子構成部品を備えてよい。この入力増幅器2はデータ及び/又は制御信号を受信するアンテナ(図示せず)に直接又は整形ステージを介して接続される。入力増幅器2は入力信号VINを、アンテナが拾った1つ又は複数の信号に基づいて、適応化された利得を有する自動利得制御ループで増幅する。入力信号のキャリア周波数に応じた交番信号である出力信号VOUTは、従来のピーク検出器3に供給される。ピーク検出器3は整流信号VPを出力し、この整流信号VPは連続信号であってよく、入力増幅器2によって増幅される入力信号VINの振幅を示す。この整流信号VPをピーク検出器3のキャパシタCPに保持してよい。
電子回路1は更に増幅器−比較器4を含み、これは入力増幅器2が増幅した信号VOUTの振幅を示す整流信号VPと、基準信号VRとの間のエラーを決定する。整流信号及び基準信号は一般に、増幅器−比較器4の入力に供給される整流電圧VP及び基準電圧VRである。整流電圧VPは増幅器−比較器4の負入力に供給され、その一方で基準電圧VRは増幅器−比較器4の正入力に供給される。2つの比較電圧間で決定されたエラーに従って、適応電流又は電圧VAGCの形態の適応信号が増幅器−比較器4によって入力増幅器へと送達され、これによって上記入力増幅器2の出力を適応化する。増幅器−比較器の出力信号が電流の形態である場合、増幅器−比較器4の出力に積分キャパシタCINTも配設する。この増幅器−比較器4は、相互コンダクタンスユニット又はOTA(演算相互コンダクタンス増幅器)として定義してよい。入力増幅器2の利得は、整流電圧VPと基準電圧VRの間の差異がほぼゼロになるまで、安定動作値に適応化される。
図1には示していないが、電子回路の入力増幅器2の出力はミキサユニットに接続することができる。ミキサユニットは局部発振器からの少なくとも1つの発振信号を用いて、アンテナが拾って入力増幅器が増幅した信号の周波数を変換することができる。従って、復調器でのデータ又は制御信号復調動作の前に、ミキサユニットが出力した1つ又は複数の中間信号を低周波数に変換することができ、ベース帯域にまで直接変換することさえできる。データを適切に復調できるようにするために、入力増幅器が増幅した信号の振幅を自動利得制御ループに適応させなければならない。
所期の入力された信号の振幅と基準信号の振幅との間に有意な差異が存在する場合、全てのデータ復調動作を実行するために、入力増幅器の利得の迅速な適応が必要である。従って、電子回路の安定動作ポイントを迅速に達成するために、自動利得制御ループの設定時間を減少させなければならない。
これに関して、利得適応の迅速な設定を用いた無線受信機の自動利得制御のための電子回路を開示している特許文献1を挙げることができる。電子回路は利得を適応させることができる入力増幅器を含む。入力増幅器は、アンテナが拾って整形ステージでフィルタリング及び整形された信号を受信する。増幅器の出力信号を復調器に接続し、アンテナが拾った信号のデータを決定する。復調器の出力信号は出力電圧であってよく、これを第1の比較器において第1の基準レベルと比較し、第2の比較器において第2の基準レベルと比較する。第2の基準レベルは、第1の基準レベルより大きくなるよう定義する。各比較器の出力は、入力増幅器の利得制御端末に接続される。
第1の比較器は第1の比較電流を伝達するが、これは第2の比較器の第2の比較電流より小さい。復調器の出力電圧が第1の閾値レベルと第2の閾値レベルとの間にある場合、増幅器の利得の設定を低くする。しかしながら、復調器の出力電圧が第2の閾値レベルより高い場合、入力増幅器の利得の迅速な設定を行うために2つの比較器の2つの電流を加算する。このようにして、自動利得制御ループにおいてデュアルスロープ適応化を行う。しかしながら、このタイプの電子回路の設計は、自動利得制御の設定時間を減少させるには比較的複雑であり、これがひとつの欠点である。その上、復調器の出力電圧が第1の閾値レベルより低い場合には迅速な利得の適応化を容易には考えることができず、これが別の欠点である。
また、狭帯域システムのための高速応答自動利得制御電子回路を開示している特許文献2を挙げてもよい。電子回路は特に入力増幅器を含み、その利得は自動利得制御ループにおいて適応化することができる。入力増幅器はアンテナが拾った信号からの入力信号を増幅して、増幅信号を低周波数変換のためにミキサに送達する。ミキサは、同相基底帯域信号I及び直交基底帯域信号Qで形成される基底帯域信号を出力する。AGCループ検出器は、出力信号を積分キャパシタに送達するために、同相信号及び直交信号の2乗の和のレベルを設定する。この積分キャパシタは、駆動デバイスを介して入力増幅器の利得制御端末に接続される。
AGC制御ループが閉状態である時に、検出レベルが所望の入力信号レベルに対して高い場合、入力増幅器の利得を適応化するために放物線状適応化が行われ、これによって自動利得制御ループの設定時間が減少する。しかしながら、自動利得制御ループでこの適応化を実行するためには、比較的複雑な数多くの電子構成部品を使用しなければならず、これがひとつの欠点である。更に、これによって電子回路の電気的試験が容易になることはなく、これが別の欠点である。
米国特許出願第2009/0117868A1号 米国特許出願第2004/0009758A1号
従って本発明の目的は、少なくとも1つの入力増幅器の自動利得制御のための電子回路を提供することによって、上述の先行技術の欠点を克服することであり、この電子回路はコンパクトであり、実装が容易であり、デュアルスロープ適応化によって増幅器の利得を迅速に適応化することができる。
従って本発明は、少なくとも1つの入力増幅器の自動利得制御のための電子回路に関し、この電子回路は独立請求項1に記載の特徴を含む。
少なくとも1つの入力増幅器の自動利得制御のための電子回路の具体的な実施形態は、従属請求項2〜11に定義されている。
少なくとも1つの入力増幅器の自動利得制御のための電子回路の1つの利点は、これが極めてコンパクトであり、入力増幅器の利得のデュアルスロープアナログ適応化を提供することができ、この適応化の設定時間を極めて短くすることができるという事実にある。入力信号レベルのいずれの遷移中、適応化の動作開始時間を加速させるために、自動利得制御ループには動的かつアナログの利得増大が存在する。しかしながら、ループの利得は電子回路の安定動作利得に向かって減少する。
ループ内でこのデュアルスロープ適応化を実行するために、非線形増幅器−比較器において、少なくとも1つの非線形アナログ相互コンダクタンス要素を用いる。この非線形相互コンダクタンス要素は、非線形増幅器−比較器の入力信号の偏移が所定の閾値より低い場合には低い相互コンダクタンス値を有する。しかしながら、この非線形相互コンダクタンス要素は、非線形増幅器−比較器の入力信号が所定の閾値より高い場合には高い相互コンダクタンス値を有し、これによって素早く安定したデュアルスロープ適応化が定義される。
有利には、入力増幅器の利得のデュアルスロープ適応化のために非線形増幅器−比較器を用いることにより、自動利得制御ループの迅速な利得設定のために動作開始時間を削減する。結果として、電子回路で処理される入力信号のデータ速度が低い場合であっても、集積回路製造方法の最終段階においてこのタイプの電子回路の迅速な電気的試験を実行することも可能となる。
少なくとも1つの入力増幅器の自動利得制御のための電子回路の目的、利点及び特徴は、図面に例示した非限定的な実施形態に基づく以下の説明においてより明らかになるであろう。
図1は、上述の通り、増幅器のための自動利得制御電子回路の電子構成部品の概略図である。 図2は、本発明による入力増幅器のための自動利得制御電子回路のエラー信号のための非線形増幅器−比較器の概略図である。 図3は、本発明による入力増幅器のための自動利得制御電子回路のエラー信号のための非線形増幅器−比較器の第1の詳細な実施形態である。 図4は、本発明による入力増幅器のための自動利得制御電子回路のエラー信号のための非線形増幅器−比較器の第2の詳細な実施形態である。 図5は、本発明による入力増幅器のための自動利得制御電子回路のエラー信号のための非線形増幅器−比較器の第3の詳細な実施形態である。 図6は、本発明による入力増幅器のための自動利得制御電子回路の非線形増幅器−比較器のエラー信号に基づく、入力増幅器の利得適応化グラフである。
以下の説明では、入力増幅器のための自動利得制御電子回路の、当該技術分野で当業者に公知の全ての電子構成部品については、簡略化した様式でしか説明しない。電子回路は上述の図1を参照して説明したものと同様の構成部品を含んでよいが、エラー信号と相関して入力増幅器2のデュアルスロープアナログ利得適応化を行うことができる非線形増幅器−比較器4を有する。このLNA又はVGA入力増幅器は、アンテナが拾ったFSK若しくはPSK無線周波数信号又はその他のタイプの狭帯域信号を増幅することができるものであってよい。これは信号ミキサの後に配設した周波数変換中間信号を増幅するための入力増幅器であってもよい。
よって図2は、入力増幅器のデュアルスロープ自動利得制御のための電子回路の非線形増幅器−比較器を大まかに示す。非線形増幅器−比較器は、供給電圧源(図示せず)の正端子VDDと負端子VSSとの間のトランジスタの直列配置を有する2つの分岐で形成される。電子回路の供給電圧は好ましくは1.2V〜3.6Vに設定してよく、これは当然、例えばバイポーラ技術又はCMOS技術であってよい使用する半導体技術に左右される。使用する半導体技術に応じて、供給電圧は約0.8Vの値を有してよい。
第1の分岐では、非線形増幅器−比較器は第1のタイプの伝導性を有する第1の入力トランジスタM1を含む。この第1の入力トランジスタM1のゲート又はベースは、特定の基準電圧である第1の正入力信号VRを受信するための正入力を定義する。この基準電圧VRは、入力増幅器の所期の出力信号振幅レベルに応じてプログラムしてよい。
第1の入力トランジスタM1のソース又はエミッタは、第1のタイプの伝導性を有する第1の分極トランジスタM5のドレイン又はコレクタに接続され、第1の入力トランジスタM1のドレイン又はコレクタは電流ミラーの第2のタイプの伝導性を有する第1のダイオード接続トランジスタM3に接続される。第1の分極トランジスタM5のソース又はエミッタは、供給電圧源の第1の端子に直接接続され、電流ミラーの第1のトランジスタM3のソース又はエミッタは供給電圧源の第2の端子に接続される。第1の分極トランジスタM5のゲート又はベースは分極電圧VBで制御され、これにより、上記第1の分極トランジスタM5は第1の分岐において第1の電流源として作用する。
第2の分岐では、非線形増幅器−比較器は第1のタイプの伝導性を有する第2の入力トランジスタM2を含む。この第2の入力トランジスタM2のゲート又はベースは、第2の負入力信号VPを受信するための負入力を定義し、この第2の負入力信号VPは、電子回路の入力増幅器の出力電圧レベルに左右される。この電圧レベルは、入力増幅器の交番出力信号の最大電圧を検出するピーク検出器によって出力されてよい。この最大電圧はピーク電圧である。電圧レベルを、ピーク検出器のキャパシタに保持してよい。
第2の入力トランジスタM2のソース又はエミッタは、第1のタイプの伝導性を有する第2の分極トランジスタM6のドレイン又はコレクタに接続され、第2の入力トランジスタM2のドレイン又はコレクタは電流ミラーの第2のタイプの伝導性を有する第2のトランジスタM4のドレイン又はコレクタに接続される。第2の分極トランジスタM6のソース又はエミッタは供給電圧源の第1の端子に直接接続され、電流ミラーの第2のトランジスタM4のソース又はエミッタは供給電圧源の第2の端子に接続される。第2の入力トランジスタM2のドレイン又はコレクタと、電流ミラーの第2のトランジスタM4のドレイン又はコレクタとの接続は、非線形増幅器−比較器の出力を定義する。一般に、出力信号は入力増幅器のデュアルスロープ利得適応化電流IOUT又は電圧であってよい。
電流ミラーの第2のトランジスタM4のゲート又はベースは、電流ミラーの第1のダイオード接続トランジスタM3のゲート又はベースに接続され、これにより、第1のトランジスタM3へと流れる電流を第2のトランジスタM4において複製する。好ましくは、電流ミラーの第1のトランジスタM3及び第2のトランジスタM4は同一寸法であり、これにより、通常の安定動作時において、第1のトランジスタM3の電流は第2のトランジスタM4において複製された電流と同一となる。
第2の分極トランジスタM6のゲート又はベースは、第1の分極トランジスタM5のゲート又はベースに直接接続され、これにより、分極電圧VBによって制御される。この分極電圧VBは、第2の分極トランジスタM6が第2の分岐において第2の電流源として作用するよう定義される。好ましくは、分極トランジスタM5、M6は等しい寸法であり、これによって第1の電流源の電流は第2の電流源の電流と等しくなる。
入力増幅器の利得のデュアルスロープアナログ及び動的適応化のための出力信号を出力するために、非線形増幅器−比較器は非線形相互コンダクタンスRNLを有する少なくとも1つのインピーダンス要素も含む。この非線形相互コンダクタンスユニット又は要素は、非線形増幅器−比較器の2つの分岐を接続する。一般に、この非線形相互コンダクタンス要素RNLは、第1の入力トランジスタM1のソース又はエミッタを第2の入力トランジスタM2のソース又はエミッタに接続する。この非線形相互コンダクタンス要素は、1つ又は複数のトランジスタを含むよう定義され、これらは1つ又は複数の抵抗と組み合わせてよいことにも留意されたい。
2つの分岐に関してごく僅かな影響しか有さないようにするために、正入力電圧VRと負入力電圧VPとの間の電圧の偏移を小さくするよう、この要素は低い相互コンダクタンス要素を有し、これは即ち高い抵抗値を有することを意味する。従って出力電流IOUTは緩やかな勾配でしか変化しない。しかしながら、所定の閾値を超えた有意な電圧偏移のために、この要素の相互コンダクタンスは極めて高くなり、これは即ち、非線形相互コンダクタンス要素を通過する、分岐のうちの1つの電流の一部を有する低い抵抗値を有すること意味する。この場合の出力電流IOUTはより急峻な勾配で変化し、デュアルスロープ適応化を定義する。例えば、負入力電圧VPが特定の基準電圧VRから5又は10%以上異なる場合、所定の閾値を超過し、入力増幅器の利得の迅速な適応化のために非線形相互コンダクタンス要素に関して高い相互コンダクタンスが設定される。
図6は、負入力電圧VPと特定の基準電圧VRとの間の偏移に対応するエラー信号に関して適応された入力増幅器の利得のグラフである。負入力電圧VPと特定の基準電圧VRとの間の偏移絶対値ΔVが小さい領域では、AGCループの利得は緩やかに減衰又は増大して、所期値Gm0付近での安定した動作を達成する。しかしながら、所定の閾値を超えると、所期の入力増幅器の利得に適応した利得への迅速な回帰のために入力増幅器に極めて高い又は極めて低い利得が付与される。
図2に示すように、第1の入力トランジスタM1及び第2の入力トランジスタM2は、供給電圧源の負端子VSSに接続される第1の分極トランジスタM5及び第2の分極トランジスタM6と同様に、好ましくはNMOSトランジスタであってよい。しかしながら、電流ミラーの第1のトランジスタM3及び第2のトランジスタM4は、供給電圧源の正端子VDDに接続されるPMOSトランジスタであってよい。非線形増幅器−比較器の適切な動作のために、非線形増幅器−比較器の各入力信号VP、VRは、これが制御するNMOSトランジスタの閾値電圧と、供給電圧源の高い電位VDDとの間のレベルであってよい。
図2に示す配置とは反対に、逆の構成として、トランジスタM1、M2、M5、M6としてPMOSトランジスタを、トランジスタM3、M4としてNMOSトランジスタを用いることも想定できることに留意されたい。従って、トランジスタM5、M6は正端子VDDに接続され、トランジスタM3、M4は負端子VSSに接続される。同様に、全てのPMOSトランジスタをPNPトランジスタに置き換え、全てのNMOSトランジスタをNPNトランジスタに置き換えることにより、バイポーラトランジスタを用いる設計も想定できる。非線形増幅器−比較器のために、例えばトランジスタM1、M2としてNPN又はPNPトランジスタを、その他のトランジスタM3〜M6としてMOSトランジスタを有することにより、バイポーラトランジスタとMOSトランジスタを組み合わせることも想定できる。
図3に、非線形増幅器−比較器の非線形相互コンダクタンス要素の第1の実施形態を示す。図3のこれらの要素のうち、上述した図2の要素と同一のものは、同一の参照番号を有していることに留意されたい。従って簡略化のために、これらの要素全てについての説明は繰り返さない。
非線形相互コンダクタンス要素は、第1の入力トランジスタM1のソース又はエミッタと第2の入力トランジスタのソース又はエミッタとの間に直列接続されている、第1のタイプの伝導性を有する2対のトランジスタM7、M8、M9、M10から形成される。第1の対の2つのトランジスタM7、M8のソース又はエミッタは、第1の入力トランジスタM1のソース又はエミッタに接続される。第1の対の2つのトランジスタM7、M8のドレイン又はコレクタは、第2の対の2つのトランジスタM9、M10のソース又はエミッタに接続される。第2の対の2つのトランジスタM9、M10のドレイン又はコレクタは、第2の入力トランジスタM2のソース又はエミッタに接続される。
第1の対の第1のトランジスタM7のゲート又はベース及び第2の対の第1のトランジスタM9のゲート又はベースは、第1の入力トランジスタM1のゲート又はベースに接続される。第1の対の第2のトランジスタM8のゲート又はベース及び第2の対の第2のトランジスタM10のゲート又はベースは、第2の入力トランジスタM2のゲート又はベースに接続される。
好ましくは及び図3に示すように、非線形相互コンダクタンス要素のトランジスタの第1及び第2の対のトランジスタは、NMOSトランジスタである。トランジスタの対のこれらのトランジスタM7〜M10は、NMOS入力トランジスタM1、M2に接続される。当然のことであるが、図2を参照して説明したように、非線形増幅器−比較器のトランジスタは、図3に示すものと異なるタイプのものであってもよい。トランジスタの2つの対をPMOSトランジスタで形成すること、又はPNP若しくはNPNバイポーラトランジスタで形成することさえも想定できる。上述のように、負整流電圧VPと基準電圧VRとの間の偏移が小さく、所定の閾値未満である場合、トランジスタの対の抵抗は極めて高い。しかしながら、負整流電圧VPと基準電圧VRとの間の偏移が所定の閾値より高い場合、これらのトランジスタの対の抵抗は低くなる。
図3に示す実施形態は、ソースデジェネレーションアーキテクチャに基づいており、これは公知である。NMOSトランジスタM7〜M10の寸法は、これらが呈する抵抗が入力トランジスタM1、M2の相互コンダクタンスよりも大いに高くなるよう選択してよい。この特性から、転移特徴は図6に示す非線形自動利得制御ループに必要な転移特徴と同等である。相互コンダクタンスを調整できるようにするために、トランジスタの対の中のトランジスタの数を増加させるか、その長さを長くすることができる。使用する技術に応じて、線形性能の改善を考慮しなければならないが、これは、トランジスタM7〜M10の抵抗を極めて注意深く、かつ入力トランジスタM1、M2の相互コンダクタンス要素に極めて近くなるよう選択することを意味している。
非限定的な例として、入力トランジスタM1、M2の相互コンダクタンスGmに関して、相互コンダクタンス要素の総等価抵抗は1/Gmより大きくなければならない。従って、入力トランジスタM1、M2はゲート長0.35μm、ゲート幅10μmで作製してよく、トランジスタの対の各トランジスタM7〜M10に関しては、ゲート長は0.35μmであってよく、ゲート幅は1μmであってよい。
図4に、非線形増幅器−比較器の非線形相互コンダクタンス要素の第2の実施形態を示す。図4のこれらの要素のうち、上述した図2、3の要素と同一のものは、同一の参照番号を有していることに留意されたい。従って簡略化のために、これらの要素全てについての説明は繰り返さない。
非線形相互コンダクタンス要素は、第2のタイプの伝導性を有する2つのダイオード接続トランジスタM17、M18及び抵抗RSSで形成され、これらは全て並列に接続され、入力トランジスタM1、M2のソース又はエミッタに接続される。第1のダイオード接続トランジスタM17のソース又はエミッタは第2の入力トランジスタM2のソース又はエミッタに接続され、第1のダイオード接続トランジスタM17のゲート又はベース及びドレイン又はコレクタは第1の入力トランジスタM1のソース又はエミッタに接続される。第2のダイオード接続トランジスタM18のソース又はエミッタは第1の入力トランジスタM1のソース又はエミッタに接続され、第2のダイオード接続トランジスタM18のゲート又はベース及びドレイン又はコレクタは第2の入力トランジスタM2のソース又はエミッタに接続される。第1のダイオード接続トランジスタM17は、第2のダイオード接続トランジスタM18と逆に接続される。
非限定的な例として、抵抗RSSは1MΩ又はMΩ又はそれ以上の抵抗値を有してよく、好ましくはPMOSトランジスタである2つのダイオード接続トランジスタM17、M18は、図4に示すように、図3に示すトランジスタの対のNMOSトランジスタM7〜M10と同様の寸法を有してよい。抵抗RSSの抵抗値は、入力トランジスタM1、M2の等価信号源抵抗より大いに高くなるよう選択される。この高い抵抗値RSSのために、入力増幅器の所期の利得Gm0付近の、図6の非線形増幅器−比較器の低利得領域を定義することができる。
負入力電圧VPと正入力電圧VRとの間の差異が、所定のエラー閾値である所定の偏移より大きい場合、ダイオード接続トランジスタM17、M18は動作状態となり、入力トランジスタM1、M2のソース又はエミッタの等価抵抗を低減する。しかしながら、負入力電圧VPが正入力電圧VRに近い場合、ダイオード接続トランジスタM17、M18は非伝導性であり、相互コンダクタンスGmは1/RSSとなる。従って、入力電圧が互いに比較的近い場合、高い安定性を維持したまま所望のかつ図6のグラフに示すような非線形相互コンダクタンスを達成することができる。
図5に、非線形増幅器−比較器の非線形相互コンダクタンス要素の第3の実施形態を示す。図5のこれらの要素のうち、図2〜4の要素と同一のものは、同一の参照番号を有していることに留意されたい。従って簡略化のために、これらの要素全てについての説明は繰り返さない。
非線形相互コンダクタンス要素は、入力トランジスタM1、M2のソース又はエミッタに接続された抵抗RSS、第1のタイプの伝導性を有する第1の適応化トランジスタM13、及び第1のタイプの伝導性を有する第2の適応化トランジスタM14から形成される。第1のトランジスタM13のソース又はエミッタは第1の入力トランジスタM1のソース又はエミッタに接続され、第1のトランジスタM13のドレイン又はコレクタは第2の入力トランジスタM2のドレイン又はコレクタに接続される。第2のトランジスタM14のソース又はエミッタは第2の入力トランジスタM2のソース又はエミッタに接続され、第2のトランジスタM14のドレイン又はコレクタは第1の入力トランジスタM1のドレイン又はコレクタに接続される。
非線形相互コンダクタンス要素の第1のトランジスタM13及び第2のトランジスタM14のゲート又はベースは、非線形相互コンダクタンス要素のための相互コンダクタンス閾値適応化電圧VCLIPを受信するために相互に接続される。入力増幅器の利得の所期値付近の緩やかな適応化領域内にあるべき、2つの入力電圧の間の許容誤差は、第1のトランジスタM13及び第2のトランジスタM14のゲート又はベースにわたって印加される電圧VCLIPの値に応じて定義してよい。この電圧VCLIPの値は、使用する技術及び動作温度にも左右されることは明らかである。
図5に示すように、非線形相互コンダクタンス要素の第1のトランジスタM13及び第2のトランジスタM14は好ましくは、入力トランジスタM1、M2及び供給電圧源の負端子VSSに接続された分極トランジスタM5、M6と同様に、NMOSトランジスタである。しかしながら、電流ミラートランジスタM3、M4は、供給電圧源の正端子VDDに接続されたPMOSトランジスタである。図4の第2の実施形態に関して、抵抗RSSは、例えば1MΩ又は10MΩ又はそれ以上の高い抵抗値に定義してよい。この抵抗RSSは所期の相互コンダクタンス1/Gm0を定義することができる。これは、入力電圧VPとVRの間の差が比較的小さい場合、低い利得領域を定義する。しかしながら、入力電圧間の差が+VCLIPより大きいか又は−VCLIPより小さい場合、第1のトランジスタM13及び第2のトランジスタM14は動作可能である。このような状況において、電流は入力電圧間の差が正か負かに応じて、第1のトランジスタM13及び第2のトランジスタM14のうちの一方のみに排他的に流れる。従って相互コンダクタンスは、図6に示す2つの勾配を定義するために大きく増大する。
従って図6は、電子回路の非線形増幅器−比較器のエラー信号に基づく、入力増幅器に関する利得適応化グラフを示す。この利得適応化グラフは、非線形増幅器−比較器のNMOS又はPMOS構成に関するものと同様である。自動利得制御は少なくとも2つの勾配を有する。
入力電圧間の絶対値偏移ΔVが、−Vgと+Vgとの間のエラー領域内の所定の閾値を超える場合、所期の入力増幅器利得値への迅速な回帰のために、非線形増幅器−比較器によって入力増幅器に極めて高い利得又は極めて低い利得が印加される。非線形増幅器−比較器の負入力電圧が正入力電圧より低い場合、これは利得が不十分であることを意味する。このような状況では、非線形増幅器−比較器は入力増幅器においてより高い利得を強制する。しかしながら、非線形増幅器−比較器の正入力における電圧が負入力における電圧より低い場合、利得は高くなりすぎる。このような状況では、非線形増幅器−比較器は入力増幅器における利得を低減させる。
図6には3つの利得カーブa、b、cを示し、これらは図5の第1のトランジスタM13及び第2のトランジスタM14にわたって印加される電圧VCLIPの値に左右される。電圧VCLIPが低くなると、カーブbが示すように、低い入力電圧偏移においてより急峻な利得適応化勾配が発生する。電圧VCLIPが高くなると、カーブcが示すように、高い入力電圧偏移においてより急峻な利得適応化勾配が発生する。エラー領域の電圧−Vgと+Vg又はノイズマージンを適合させるために、この電圧VCLIPを電子回路の動作中に変化させてよい。
当業者は以上の説明から、請求項に定義された本発明の範囲から逸脱することなく、入力増幅器のための自動利得制御電子回路の複数の変形例を考案することができる。第1の基準信号を増幅器−比較器の第2の入力トランジスタのゲート又はベースに送達してもよく、その一方で入力増幅器出力信号のレベルに応じた第2の信号を第1の入力トランジスタに送達することができる。このような状況では、第1の信号が第2の信号より高い場合、インバータを増幅器−比較器の出力に設置して利得増大を制御することもできる。電流ミラートランジスタ又は分極トランジスタを線形化するために、非線形増幅器−比較器の各分岐において抵抗を直列に接続することも想定できる。

Claims (11)

  1. 入力増幅器(2)の自動利得制御のための電子回路(1)であって、
    前記電子回路は自動利得制御ループ内に、第1の基準信号(VR)を、前記入力増幅器の出力信号の振幅レベルに関係する第2の信号(VP)と比較するための非線形増幅器-比較器(4)を含み、
    前記非線形増幅器-比較器(4)によって前記入力増幅器の利得の動的、アナログ、デュアルスロープ適応化を行うことができ、
    前記非線形増幅器-比較器(4)は、第1のタイプの伝導性を有する第1の入力トランジスタ(M1)を有する第1の分岐を含み、前記第1の入力トランジスタ(M1)は、供給電圧源の負端子(VSS)と正端子(VDD)の間の、第1のタイプの伝導性を有する第1の分極トランジスタ(M5)と、電流ミラーの第2のタイプの伝導性を有する第1のダイオード接続トランジスタ(M3)との間に直列に配設され、前記第1の入力トランジスタ(M1)のゲート又はベースは前記第1の信号(VR)又は前記第2の信号(VP)を受信することができること、
    前記非線形増幅器-比較器(4)は、第1のタイプの伝導性を有する第2の入力トランジスタ(M2)を有する第2の分岐を含み、前記第2の入力トランジスタ(M2)は、前記供給電圧源の前記負端子(VSS)と前記正端子(VDD)との間の、第1のタイプの伝導性を有する第2の分極トランジスタ(M6)と、前記電流ミラーの第2のタイプの伝導性を有する第2のトランジスタ(M4)との間に直列に配設され、前記第2の分極トランジスタ(M6)のゲート又はベースは前記第1の分極トランジスタ(M5)のゲート又はベースに接続されて分極電圧(VB)によって給電され、前記電流ミラーの前記第2のトランジスタ(M4)のゲート又はベースは前記電流ミラーの前記第1のダイオード接続トランジスタ(M3)のゲート又はベースに接続され、前記第2の入力トランジスタ(M2)のゲート又はベースは、前記第2の基準信号(VP)又は前記第1の信号(VR)のうち前記第1の入力トランジスタ(M1)が受信するものとは異なるものを受信することができること、並びに
    前記非線形増幅器-比較器(4)は、前記第1の入力トランジスタ(M1)のソース又はエミッタを前記第2の入力トランジスタ(M2)のソース又はエミッタに接続して、前記第1の入力信号(VR)と前記第2の入力信号(VP)との間の偏移が所定の閾値より大きい又は小さい場合に、前記増幅器-比較器が、前記第2の入力トランジスタ(M2)のドレイン又はコレクタを介して、デュアルスロープ利得調整信号(IOUT)を出力できるようにする、少なくとも1つの非線形相互コンダクタンス要素(RNL)を含むこと
    を特徴とする、電子回路(1)。
  2. 前記第1の入力トランジスタ(M1)及び前記第2の入力トランジスタ(M2)は、NMOSトランジスタであること、
    前記第1の分極トランジスタ(M5)及び前記第2の分極トランジスタ(M6)は、NMOSトランジスタであること、並びに
    前記第1の電流ミラートランジスタ(M3)及び前記第2の電流ミラートランジスタ(M4)は、PMOSトランジスタであること
    を特徴とする、請求項1に記載の電子回路(1)。
  3. 前記第1の分極トランジスタ(M5)及び前記第2の分極トランジスタ(M6)のソースは、前記供給電圧源の前記負端子(VSS)に直接接続されること、並びに
    前記電流ミラーの前記第1のトランジスタ(M3)及び前記第2のトランジスタ(M4)のソースは、は、前記供給電圧源の前記正端子(VDD)に直接接続されること
    を特徴とする、請求項2に記載の電子回路(1)。
  4. 前記第1の入力トランジスタ(M1)及び前記第2の入力トランジスタ(M2)は、PMOSトランジスタであること、
    前記第1の分極トランジスタ(M5)及び前記第2の分極トランジスタ(M6)は、PMOSトランジスタであること、並びに
    前記第1の電流ミラートランジスタ(M3)及び前記第2の電流ミラートランジスタ(M4)は、NMOSトランジスタであること
    を特徴とする、請求項1に記載の電子回路(1)。
  5. 前記第1の分極トランジスタ(M5)及び前記第2の分極トランジスタ(M6)の前記ソースは、前記供給電圧源の前記正端子(VDD)に直接接続されること、並びに
    前記電流ミラーの前記第1のトランジスタ(M3)及び前記第2のトランジスタ(M4)の前記ソースは、前記供給電圧源の前記負端子(VSS)に直接接続されること
    を特徴とする、請求項4に記載の電子回路(1)。
  6. 前記非線形相互コンダクタンス要素は、前記第1の入力トランジスタ(M1)の前記ソース又は前記エミッタと前記第2の入力トランジスタ(M2)の前記ソース又は前記エミッタとの間に直列接続されている、同一のタイプの伝導性を有する2対のトランジスタ(M7、M8、M9、M10)から形成されることを特徴とする、請求項1に記載の電子回路(1)。
  7. 前記2つのトランジスタの対(M7、M8、M9、M10)はNMOSトランジスタから形成されること、
    第1のトランジスタの対の2つの前記トランジスタ(M7、M8)のソースは、前記第1の入力トランジスタ(M1)の前記ソース又は前記エミッタに接続されること、
    前記第1のトランジスタの対の2つの前記トランジスタ(M7、M8)のドレインは、第2のトランジスタ(M9、M10)の対の2つの前記トランジスタ(M9、M10)のソースに接続されること、
    前記第2のトランジスタ対の2つの前記トランジスタ(M9、M10)のドレインは、前記第2の入力トランジスタ(M2)の前記ソース又は前記エミッタに接続されること、
    前記第1のトランジスタの対の第1の前記トランジスタ(M7)のゲート及び前記第2のトランジスタの対の第1の前記トランジスタ(M9)のゲートは、前記第1の入力トランジスタ(M1)のゲート又はベースに接続されること、並びに
    前記第1のトランジスタの対の第2の前記トランジスタ(M8)のゲート及び前記第2のトランジスタの対の第2の前記トランジスタ(M10)のゲートは、前記第2の入力トランジスタ(M2)の前記ゲート又は前記ベースに接続されること
    を特徴とする、請求項6に記載の電子回路(1)。
  8. 前記非線形相互コンダクタンス要素は、第1のダイオード接続トランジスタ(M17)、前記第1のダイオード接続トランジスタ(M17)とは反対の第2のダイオード接続トランジスタ(M18)、及び抵抗(RSS)で形成され、
    前記第1のダイオード接続トランジスタ(M17)、前記第2のダイオード接続トランジスタ(M18)、及び前記抵抗(RSS)は全て並列に接続され、前記第1の入力トランジスタ(M1)及び前記第2の入力トランジスタ(M2)の前記ソース又は前記エミッタに接続される
    ことを特徴とする、請求項1に記載の電子回路(1)。
  9. 前記第1のダイオード接続トランジスタ(M17)及び前記第2のダイオード接続トランジスタ(M18)は、PMOSトランジスタであること、
    前記第1のダイオード接続トランジスタ(M17)のソースは、前記第2の入力トランジスタ(M2)の前記ソース又は前記エミッタに接続されること、
    前記第1のダイオード接続トランジスタ(M17)のゲート及びドレインは、前記第1の入力トランジスタ(M1)の前記ソース又は前記エミッタに接続されること、
    前記第2のダイオード接続トランジスタ(M18)のソースは、前記第1の入力トランジスタ(M1)の前記ソース又は前記エミッタに接続されること、並びに
    前記第2のダイオード接続トランジスタ(M18)のゲート及びドレインは、前記第2の入力トランジスタ(M2)の前記ソース又は前記エミッタに接続されること
    を特徴とする、請求項8に記載の電子回路(1)。
  10. 前記非線形相互コンダクタンス要素は、前記第1の入力トランジスタ(M1)及び前記第2の入力トランジスタ(M2)の前記ソース又は前記エミッタに接続された抵抗(RSS)、第1のタイプの伝導性を有する第1の適応化トランジスタ(M13)、及び第1のタイプの伝導性を有する第2の適応化トランジスタ(M14)から形成されること、
    前記第1の適応化トランジスタ(M13)のソース又はエミッタは、前記第1の入力トランジスタ(M1)の前記ソース又は前記エミッタに接続されること、
    前記第1の適応化トランジスタ(M13)のドレイン又はコレクタは、前記第2の入力トランジスタ(M2)の前記ドレイン又は前記コレクタに接続されること、
    前記第2の適応化トランジスタ(M14)のソース又はエミッタは、前記第2の入力トランジスタ(M2)の前記ソース又は前記エミッタに接続されること、
    前記第2の適応化トランジスタ(M14)のドレイン又はコレクタは、前記第1の入力トランジスタ(M1)のドレイン又はコレクタに接続されること、並びに
    前記第1の適応化トランジスタ(M13)及び前記第2の適応化トランジスタ(M14)のゲート又はベースは、前記非線形増幅器-比較器(4)の前記デュアルスロープ利得適応化閾値を適応化するための適応化電圧(VCLIP)を受信するために、相互に接続されること
    を特徴とする、請求項1に記載の電子回路(1)。
  11. 前記非線形増幅器-比較器(4)の所定の前記デュアルスロープ利得適応化閾値は、基準電圧である前記第1の基準信号(VR)と、前記入力増幅器(2)の出力に接続されるピーク検出器(3)の出力において送達されるピーク電圧である前記第2の基準信号(VP)との間の偏移に応じて設定され、
    前記ピーク電圧(VP)が前記基準電圧(VR)から5又は10%以上異なる場合、急峻な勾配での利得適応化について前記所定の閾値は超過され、一方で、前記所定の閾値未満の電圧偏移について、前記利得適応化は緩やかな勾配で実行される
    ことを特徴とする、請求項1〜10のいずれか1項に記載の電子回路(1)。
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