JP2014083216A - フィルタの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】
通気性に優れると共に機能性粒子の機能を効率よく発揮でき、機能性粒子の担持量の多いフィルタを製造できる、フィルタの製造方法の提供を目的とする。
【解決手段】
ドット状の接着樹脂を主面上に備える多孔シートにおける、前記接着樹脂の表面に機能性粒子を担持させるため、多孔シートの備える開孔が閉塞するのを防いで、通気性に優れるフィルタを製造できる。更に、機能性粒子における大部分の表面が接着樹脂によって被覆されるのを防いで、機能性粒子の機能が効率よく発揮したフィルタを製造できる。
そして、機能性粒子を担持させた多孔シートを、圧着処理する工程を備えており、接着樹脂と機能性粒子との接触面積を増やして機能性粒子がフィルタから脱落するのを防いで、機能性粒子の担持量の多いフィルタを製造できる。
【選択図】なし
通気性に優れると共に機能性粒子の機能を効率よく発揮でき、機能性粒子の担持量の多いフィルタを製造できる、フィルタの製造方法の提供を目的とする。
【解決手段】
ドット状の接着樹脂を主面上に備える多孔シートにおける、前記接着樹脂の表面に機能性粒子を担持させるため、多孔シートの備える開孔が閉塞するのを防いで、通気性に優れるフィルタを製造できる。更に、機能性粒子における大部分の表面が接着樹脂によって被覆されるのを防いで、機能性粒子の機能が効率よく発揮したフィルタを製造できる。
そして、機能性粒子を担持させた多孔シートを、圧着処理する工程を備えており、接着樹脂と機能性粒子との接触面積を増やして機能性粒子がフィルタから脱落するのを防いで、機能性粒子の担持量の多いフィルタを製造できる。
【選択図】なし
Description
本発明は、自動車用や家庭用空気清浄機などの生活環境における空調機器のみならず、ビルや工場あるいは事務所などに設置される空気清浄装置に装着して使用される、気体中の不純物を除去するためのフィルタ、あるいは、液体中の不純物を除去するためのフィルタとして使用できる、フィルタの製造方法に関する。
従来から、家庭用空気清浄機用フィルタや、自動車車室内のエアコン内部に設置して外気及び内気を清浄化するキャビンフィルタ、あるいは、車室内の天井または後部座席の背後のパネル上などに設置して内気を清浄化する空気清浄機用のフィルタとして、例えばガス分解粒子またはガス吸着粒子などの機能性粒子を担持したフィルタが使用されている。
また、例えば浄水器用のフィルタとして、例えば液体中の不純物を分解または吸着できる粒子などの機能性粒子を担持したフィルタが使用されている。
また、例えば浄水器用のフィルタとして、例えば液体中の不純物を分解または吸着できる粒子などの機能性粒子を担持したフィルタが使用されている。
本発明者らは、上述したような機能性粒子を担持したフィルタの製造方法として、機能性粒子を接着剤と混練しておいてからフィルタの構成基材に付着させる方法を検討した。
しかし、前記製造方法を用いて製造されたフィルタにおいて、担持されている機能性粒子の大部分の表面が接着剤によって被覆された状態となり、機能性粒子の機能を効率よく発揮できるフィルタを製造することができなかった。また、構成基材に付着させる接着剤の量が多くなる傾向があるため、フィルタの構成基材の開孔が閉塞されやすくなり、通気性に優れるフィルタを製造することは困難であった。
そのため、通気性に優れると共に、機能性粒子の機能を効率よく発揮できるフィルタの製造方法が模索されていた。
しかし、前記製造方法を用いて製造されたフィルタにおいて、担持されている機能性粒子の大部分の表面が接着剤によって被覆された状態となり、機能性粒子の機能を効率よく発揮できるフィルタを製造することができなかった。また、構成基材に付着させる接着剤の量が多くなる傾向があるため、フィルタの構成基材の開孔が閉塞されやすくなり、通気性に優れるフィルタを製造することは困難であった。
そのため、通気性に優れると共に、機能性粒子の機能を効率よく発揮できるフィルタの製造方法が模索されていた。
機能性粒子の機能を効率よく発揮できるフィルタの製造方法として、例えば、実用新案登録第3032523号公報(以降、特許文献1と称する)には、点状や線状または網目状の接着剤を主面上に備える繊維基材に対し、前記接着剤上に粒状の殺菌剤を落下撒布して付着させる、殺菌シートの製造方法が開示されている。
このようにして製造される殺菌シートは、殺菌剤の露出面積を従来品に比べ大幅に増加できるため、殺菌剤の殺菌・抗菌作用を効率よく発揮でき、空気フィルタや浄水フィルタに有用であることが開示されている。
また、特許文献1の製造方法によれば、繊維基材に付着させる接着剤の量を少なくすることができるため、通気性に優れる空気フィルタや浄水フィルタを製造できると考えられた。
このようにして製造される殺菌シートは、殺菌剤の露出面積を従来品に比べ大幅に増加できるため、殺菌剤の殺菌・抗菌作用を効率よく発揮でき、空気フィルタや浄水フィルタに有用であることが開示されている。
また、特許文献1の製造方法によれば、繊維基材に付着させる接着剤の量を少なくすることができるため、通気性に優れる空気フィルタや浄水フィルタを製造できると考えられた。
また、機能性粒子の機能を効率よく発揮できる別のフィルタの製造方法として、例えば、特開平11−057467号公報(以降、特許文献2と称する)には、不織布などの支持体にホットメルト不織布を積層し、ホットメルト不織布の主面に脱臭粉粒体を散布した後、多孔シート側から水蒸気を処理することでホットメルト不織布を可塑化溶融して、ホットメルト不織布由来の接着樹脂を介して支持体へ脱臭粉粒体を担持する方法が開示されている。
このようにして製造される積層型脱臭濾材は、脱臭粉粒体の失活を防いで圧力損失との問題を同時に解決し得ることが開示されている。
このようにして製造される積層型脱臭濾材は、脱臭粉粒体の失活を防いで圧力損失との問題を同時に解決し得ることが開示されている。
本願発明者らは、機能性粒子の機能を効率よく発揮できると共に通気性に優れるフィルタを得るため、特許文献1と特許文献2が開示するフィルタの製造方法をもとにフィルタの製造を検討した。
しかし、機能性粒子の機能が効率よく発揮されたフィルタを製造するため、ドット状の接着樹脂を主面上に備える多孔シートに担持する機能性粒子の量を多くした場合、接着樹脂による多孔シートへの機能性粒子の担持が弱いため、多孔シートから機能性粒子が脱落し易く、機能性粒子の担持量の多いフィルタを製造するのが困難であった。
また、例えばホットメルト不織布のような、線状や網目状あるいは蜘蛛の巣状の接着樹脂を主面上に備える多孔シートを採用してフィルタを製造した場合、前記製造したフィルタは、ドット状の接着樹脂を主面上に備える多孔シートを採用して製造したフィルタよりも、初期の圧力損失が高くなった。
この理由として、線状や網目状あるいは蜘蛛の巣状に付与された接着樹脂はドット状に付与された接着樹脂よりも、多孔シートが備える開孔を閉塞し易い傾向があるため、製造されたフィルタの通気性が低下していると考えられた。
この理由として、線状や網目状あるいは蜘蛛の巣状に付与された接着樹脂はドット状に付与された接着樹脂よりも、多孔シートが備える開孔を閉塞し易い傾向があるため、製造されたフィルタの通気性が低下していると考えられた。
そのため、通気性に優れると共に機能性粒子の機能を効率よく発揮でき、機能性粒子の担持量の多いフィルタを製造できる、フィルタの製造方法が求められている。
本発明は、
「(1)ドット状の接着樹脂を主面上に備える、多孔シートを調製する工程、
(2)前記ドット状の接着樹脂の表面に機能性粒子を担持させて、前記多孔シートの主面上に機能性粒子を担持させる工程、
(3)前記機能性粒子を担持させた多孔シートを、圧着処理する工程、
を備える、フィルタの製造方法。」
である。
「(1)ドット状の接着樹脂を主面上に備える、多孔シートを調製する工程、
(2)前記ドット状の接着樹脂の表面に機能性粒子を担持させて、前記多孔シートの主面上に機能性粒子を担持させる工程、
(3)前記機能性粒子を担持させた多孔シートを、圧着処理する工程、
を備える、フィルタの製造方法。」
である。
本発明のフィルタの製造方法は、ドット状の接着樹脂を主面上に備える多孔シートにおける、前記接着樹脂の表面に機能性粒子を担持させるため、多孔シートの備える開孔が閉塞するのを防いで、通気性に優れるフィルタを製造できる。更に、機能性粒子における大部分の表面が接着樹脂によって被覆されるのを防いで、機能性粒子の機能が効率よく発揮したフィルタを製造できる。
そして、本発明のフィルタの製造方法は、機能性粒子を担持させた多孔シートを、圧着処理する工程を備えており、接着樹脂と機能性粒子との接触面積を増やして機能性粒子がフィルタから脱落するのを防いで、機能性粒子の担持量の多いフィルタを製造できる。
そして、本発明のフィルタの製造方法は、機能性粒子を担持させた多孔シートを、圧着処理する工程を備えており、接着樹脂と機能性粒子との接触面積を増やして機能性粒子がフィルタから脱落するのを防いで、機能性粒子の担持量の多いフィルタを製造できる。
まず、本発明の「(1)ドット状の接着樹脂を主面上に備える、多孔シートを調製する工程」について説明する。
本発明で用いる多孔シートは、例えば、不織布や織物あるいは編物などの布帛、通気性多孔フィルムや通気性発泡体などの素材(構成基材)から構成することができる。また、これらの素材は単体で多孔シートを構成できるが、複数の素材を積層するなど組み合わせて多孔シートを構成してもよい。
多孔シートを構成する成分は、例えば、ポリオレフィン系樹脂(ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメチルペンテン、炭化水素の一部をシアノ基またはフッ素或いは塩素といったハロゲンで置換した構造のポリオレフィン系樹脂など)、スチレン系樹脂、ポリエーテル系樹脂(ポリエーテルエーテルケトン、ポリアセタール、フェノール系樹脂、メラミン系樹脂、ユリア系樹脂、エポキシ系樹脂、変性ポリフェニレンエーテル、芳香族ポリエーテルケトンなど)、ポリエステル系樹脂(ポリエチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンナフタレート、ポリカーボネート、ポリアリレート、全芳香族ポリエステル樹脂、不飽和ポリエステル樹脂など)、ポリイミド系樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリアミド系樹脂(例えば、芳香族ポリアミド樹脂、芳香族ポリエーテルアミド樹脂、ナイロン樹脂など)、二トリル基を有する樹脂(例えば、ポリアクリロニトリルなど)、ウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリスルホン系樹脂(ポリスルホン、ポリエーテルスルホンなど)、フッ素系樹脂(ポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデンなど)、セルロース系樹脂、ポリベンゾイミダゾール樹脂、アクリル系樹脂(例えば、アクリル酸エステルあるいはメタクリル酸エステルなどを共重合したポリアクリロニトリル系樹脂、アクリロニトリルと塩化ビニルまたは塩化ビニリデンを共重合したモダアクリル系樹脂など)など、公知の有機ポリマーからなることができる。
なお、これらの有機ポリマーは、直鎖状ポリマーまたは分岐状ポリマーのいずれからなるものでも構わず、また有機ポリマーがブロック共重合体やランダム共重合体でも構わず、また有機ポリマーの立体構造や結晶性の有無がいかなるものでも、特に限定されるものではない。更には、有機ポリマーを混ぜ合わせたものでも良く、特に限定されるものではない。
多孔シートを構成する素材が布帛である場合、布帛を構成する繊維は、例えば、溶融紡糸法、乾式紡糸法、湿式紡糸法、直接紡糸法(メルトブロー法、スパンボンド法、静電紡糸法など)、複合繊維から一種類以上の樹脂成分を除去することで繊維径が細い繊維を抽出する方法、繊維を叩解して分割された繊維を得る方法など公知の方法により得ることができる。
布帛を構成する繊維は、一種類あるいは複数種類の樹脂成分から構成されてなるものでも構わない。複数種類の樹脂成分を含んでなる繊維として、一般的に複合繊維と称される、例えば、芯鞘型、海島型、サイドバイサイド型、オレンジ型などの複合繊維を使用することができる。
前記布帛が織物や編物である場合、上述のようにして調製した繊維を、織るあるいは編むことで調製した素材を用いて多孔シートを構成することができる。
布帛が不織布である場合、不織布を製造可能な繊維ウェブの調製方法として、例えば、乾式法、湿式法などを用いることができる。
繊維ウエブを構成する繊維同士を絡合および/または一体化して不織布にする方法として、例えば、ニードルや水流によって絡合する方法、繊維同士をバインダで一体化する方法、あるいは、繊維ウエブが熱可塑性樹脂を備える繊維を含んでいる場合には、繊維ウエブを加熱処理することで前記熱可塑性樹脂を溶融して、繊維同士を一体化する方法を挙げることができる。なお、繊維ウエブを加熱処理する方法として、例えば、カレンダーロールにより加熱加圧する方法、熱風乾燥機により加熱する方法、無圧下で赤外線を照射して熱可塑性樹脂繊維を溶融させる方法などを用いることができる。
また、直接紡糸法を用いて紡糸された繊維を捕集することで、不織布を調製してもよい。
繊維ウエブを構成する繊維同士を絡合および/または一体化して不織布にする方法として、例えば、ニードルや水流によって絡合する方法、繊維同士をバインダで一体化する方法、あるいは、繊維ウエブが熱可塑性樹脂を備える繊維を含んでいる場合には、繊維ウエブを加熱処理することで前記熱可塑性樹脂を溶融して、繊維同士を一体化する方法を挙げることができる。なお、繊維ウエブを加熱処理する方法として、例えば、カレンダーロールにより加熱加圧する方法、熱風乾燥機により加熱する方法、無圧下で赤外線を照射して熱可塑性樹脂繊維を溶融させる方法などを用いることができる。
また、直接紡糸法を用いて紡糸された繊維を捕集することで、不織布を調製してもよい。
多孔シートを構成する素材が、通気性多孔フィルムや通気性発泡体である場合、例えば、溶融状態の樹脂を型に流し込み成型、発泡処理するなど、公知の方法で調製した素材を用いて多孔シートを構成することができる。
多孔シートを構成する素材の目付、厚さなどの諸特性は、特に限定されるべきものではなく、適宜調整するのが好ましいが、多孔シートの目付は、5〜200g/m2であるのが好ましく、10〜100g/m2であるのがより好ましく、15〜50g/m2であるのが最も好ましい。多孔シートを構成する素材の厚さは、0.05〜1mmであるのが好ましく、0.08〜0.8mmであるのがより好ましく、0.1〜0.5mmであるのが最も好ましい。
なお、本発明では、目付とは主面における面積1m2あたりの質量をいい、本発明において主面とは、面積が広い部分の面をいう。また、本発明でいう「厚さ」は、高精度デジタル測定機(登録商標:ライトマチック(VL−50A) (株)ミツトヨ)により計測した、主面間方向に100gの荷重をかけた際の、5点で測定された各主面間の距離の算術平均値をいう。
本発明で用いる接着樹脂の種類は適宜選択するものであり、限定されるものではなく、多孔シートを構成する成分として挙げた、公知の有機ポリマーを使用することができる。
ドット状の接着樹脂を主面上に備える、多孔シートの調製方法は適宜選択するが、例えば、多孔シートを構成する素材の少なくとも一方の主面上に、溶融した接着樹脂、または、接着樹脂を溶媒に溶解させた接着樹脂溶液を、滴下あるいはスプレーする方法、多孔シートを構成する素材の主面上に接着樹脂の固体粒子を付与し、加熱することで前記接着樹脂の固体粒子を溶融させる方法などを挙げることができる。
このとき多孔シートが主面上に備えている接着樹脂の質量は、担持しようとする機能性粒子の量や、フィルタに求められる通気性などにより適宜調整するが、通気性に優れるフィルタを製造でき、そして、機能性粒子が脱落し難いフィルタを製造できるように、2〜50g/m2であるのが好ましく、3〜30g/m2であるのがより好ましく、5〜20g/m2であるのが最も好ましい。
また、多孔シートの主面上に担持されている接着樹脂のドット状の態様についても同様に適宜調整するが、通気性に優れるフィルタを製造でき、そして、機能性粒子が脱落し難いフィルタを製造できるように、多孔シートの主面上に担持されているドット状の接着樹脂の直径は、100〜600μmの範囲であるのが好ましく、120〜500μmの範囲であるのがより好ましく、150〜400μmの範囲であるのが最も好ましい。なお、各ドット状の接着樹脂は多孔シートの主面上に、均一(例えば、千鳥状)に分布して担持されていても不均一に担持されていてもよく、適宜選択する。
なお、本発明でいうドット状の接着樹脂の直径とは、ドット状の接着樹脂を主面上に備える多孔シートの、前記主面の電子顕微鏡写真を撮影し、ドット状の接着樹脂の直径を測定することで求めることができる。なお、電子顕微鏡写真に写るドット状の接着樹脂の形状が非円形である場合には、電子顕微鏡写真に写る前記形状の接着樹脂と同じ面積を有する円の直径をドットの直径とみなす。
次いで、本発明の「(2)前記ドット状の接着樹脂の表面に機能性粒子を担持させて、前記多孔シートの主面上に機能性粒子を担持させる工程」について説明する。
本発明で用いる機能性粒子の種類は、フィルタに求められている機能によって適宜選択することができるため、限定されるものではないが、例えば、抗菌剤粒子、抗ウイルス剤粒子、抗カビ剤粒子、酸化チタンなどの光触媒粒子、活性炭やカーボンブラックなどの脱臭粒子、色素粒子、リン酸系難燃剤や水酸化アルミニウムなどの難燃剤粒子、防虫剤粒子、殺菌剤粒子、芳香剤粒子、陽イオン交換樹脂、陰イオン交換樹脂などを挙げることができる。
また、ドット状の接着樹脂の表面に担持させる機能性粒子の形状や大きさは適宜調整するが、機能性粒子の形状として、例えば、球状(略球状や真球状)、繊維状、針状、平板状、不定形形状や多面体形状あるいは羽毛状やテトラポッド形状などから適宜選択することができ、機能性粒子は、直径(粒径)が0.1〜1.5mmの範囲のものを使用するのが好ましく、0.15〜1.2mmの範囲のものを使用するのがより好ましく、0.2〜1mmの範囲のものを使用するのが最も好ましい。
なお、本発明でいう機能性粒子の直径とは、機能性粒子の電子顕微鏡写真または機能性粒子を担持したフィルタの主面の電子顕微鏡写真を撮影し、機能性粒子の直径を測定することで求めることができる。なお、電子顕微鏡写真に写る機能性粒子の形状が非円形である場合には、電子顕微鏡写真に写る前記形状の機能性粒子と同じ面積を有する円の直径を、機能性粒子の直径とみなす。
ドット状の接着樹脂の表面に機能性粒子を担持させて、多孔シートの主面上に機能性粒子を担持させる方法は、適宜選択するものであり、限定されるものではないが、例えば、
1.溶融あるいは軟化していて熱変形性を備えているドット状の接着樹脂の表面に、機能性粒子を落下させるなどして接触させる方法、
2.ドット状の接着樹脂溶液の表面に、機能性粒子を落下させるなどして接触させた後、前記ドット状の接着樹脂溶液から溶媒を除去する方法、
などの方法を採用することができる。
1.溶融あるいは軟化していて熱変形性を備えているドット状の接着樹脂の表面に、機能性粒子を落下させるなどして接触させる方法、
2.ドット状の接着樹脂溶液の表面に、機能性粒子を落下させるなどして接触させた後、前記ドット状の接着樹脂溶液から溶媒を除去する方法、
などの方法を採用することができる。
なお、ドット状の接着樹脂の表面に機能性粒子を担持させる時の、雰囲気温度は適宜調整でき、例えば常温(25℃)環境下で担持させることができる。
このときドット状の接着樹脂の表面に担持させる機能性粒子の質量は、フィルタに求められる機能によって適宜調整するものであり限定されるものではないが、機能性粒子の存在によってフィルタの通気性が低下するのを防いで機能性に優れるフィルタを得ることができるように、30〜500g/m2であるのが好ましく、50〜400g/m2であるのがより好ましく、70〜300g/m2であるのが最も好ましい。
最後に、本発明の「(3)前記機能性粒子を担持させた多孔シートを、圧着処理する工程」について説明する。
本発明でいう圧着処理とは、上述のようにして製造した機能性粒子を担持させた多孔シートの厚さ方向(前記機能性粒子を担持させた多孔シートにおける、両主面を最短距離で結ぶ方向)に圧力を作用させる処理を意味する。
特に、圧着処理は、多孔シートに付与されているドット状の接着樹脂が溶融あるいは軟化していて熱変形性を備えている間、あるいは、多孔シートに付与されているドット状の接着樹脂溶液中に溶媒が存在している間に行われるのが好ましい。前記の間に機能性粒子を担持させた多孔シートを圧着処理することで、接着樹脂と機能性粒子との接触面積を増やして機能性粒子がフィルタから脱落するのをより防いで、機能性粒子の担持量の多いフィルタを製造できる。
圧着処理時に使用する装置の種類は適宜選択するが、例えば、リライアントプレス機などを例示することができる。圧力の大きさは適宜調整するが圧力が高すぎる場合には、担持された機能性粒子が多孔シートの主面上からしごかれて脱落する恐れがあるため、圧力は3kg/cm2以下であるのが好ましい。なお、本発明では、機能性粒子を担持させた多孔シートにおける機能性粒子が担持された側の主面に、圧着処理時に使用する装置の作用面が接触した状態も、機能性粒子を担持させた多孔シートの厚さ方向に圧力を作用させている状態とみなす。
また、接着樹脂が熱変形性を発揮している間に圧着処理を行い易くできるように、機能性粒子を担持させた多孔シートを、加熱して圧着する処理(加熱圧着処理)へ供するのがより好ましい。なお、加熱圧着処理は、機能性粒子を担持させた多孔シートを加熱してから厚さ方向に圧力を作用させても、あるいは、加熱すると同時に厚さ方向に圧力を作用させても良く、適宜調整できる。
このように、機能性粒子を担持させた多孔シートを加熱圧着処理に供することで、接着樹脂と機能性粒子との接触面積を増やして機能性粒子がフィルタから脱落するのを更に防いで、機能性粒子の担持量の多いフィルタを製造でき好ましい。
機能性粒子を担持させた多孔シートを、加熱する装置の種類は適宜選択するが、例えば、近赤外線ヒータ、遠赤外線ヒータ、ハロゲンヒータ、熱風乾燥炉、あるいは、加熱したリライアントプレス機などを例示することができる。
加熱温度は適宜調整するが、前記温度が多孔シートに担持されている接着樹脂のガラス転移温度あるいは融点温度よりも高すぎると、接着樹脂が必要以上に変形し易くなることで機能性粒子が接着樹脂から剥離し易くなり、担持されていた機能性粒子が多孔シートの主面上から脱落する恐れがあり、前記温度が多孔シートに担持されている接着樹脂のガラス転移温度あるいは融点温度よりも低すぎると、接着樹脂と機能性粒子との接触面積を増やして機能性粒子がフィルタから脱落するのを防ぐ効果が低下する恐れがある。
そのため、加熱温度は接着樹脂のガラス転移温度あるいは融点温度よりも30℃低い温度〜30℃高い温度の範囲であるのが好ましく、20℃低い温度〜20℃高い温度の範囲であるのが好ましく、10℃低い温度〜10℃高い温度の範囲であるのが最も好ましい。
また、圧着処理あるいは加熱圧着処理において、多孔シートに担持されている機能性粒子に前記装置の作用面を接触させて圧力を作用させると、効率よく接着樹脂と機能性粒子との接触面積を増やして機能性粒子がフィルタから脱落するのをより防いで、機能性粒子の担持量の多いフィルタを製造でき好ましい。
上述のようにして製造したフィルタの目付、厚さなどの諸特性は適宜調整するが、フィルタの目付は、70〜700g/m2であるのが好ましく、90〜600g/m2であるのがより好ましく、100〜500g/m2であるのが最も好ましい。フィルタの厚さは、0.3〜2mmであるのが好ましく、0.4〜1.8mmであるのがより好ましく、0.5〜1.5mmであるのが最も好ましい。
以上のようにして製造されたフィルタは、そのまま使用することができるが、製造したフィルタ同士を積層する、あるいは、前記製造したフィルタにカバー材として別途用意した、例えば、不織布や織物あるいは編物などの布帛、通気性多孔フィルムや通気性発泡体などの素材を積層しても良い。
積層方法は適宜調整することができ、前記製造したフィルタ同士や、前記製造したフィルタと前記別途用意した素材をただ重ね合わせただけで積層する方法、あるいは、製造したフィルタにおける機能性粒子側の主面上及び/又は積層対象の主面上に、ドット状、線状、網目状あるいは蜘蛛の巣状の接着樹脂の層を形成し、前記新たに設けた接着樹脂によって、前記製造したフィルタ同士や前記製造したフィルタと前記別途用意した素材を積層一体化してもよい。
また、以上のようにして製造されたフィルタを、例えば、プリーツ折り加工する、ロールフィルタ装置用のロールフィルタとして使用する場合には捲回するように加工するなど、後加工処理に供してもよい。そして、上述のようにして製造したフィルタは、例えば、額縁状のフィルタフレームやデプスフィルター用のカートリッジフレームに収納するなどして、フィルタユニットとして使用することができる。
以下、実施例によって本発明を具体的に説明するが、これらは本発明の範囲を限定するものではない。
(実施例1)
ポリエステル繊維からなるスパンボンド不織布(目付:30g/m2、厚さ:0.17mm)における一方の主面上に、溶融した熱可塑性ポリオレフィン系樹脂(軟化点:130℃)をドット状(直径の範囲:200〜400μm)に付与し、多孔シート(目付:45g/m2)を調製した。
続いて、熱可塑性ポリオレフィン系樹脂が溶融状態の間に、多孔シートにおける熱可塑性ポリオレフィン系樹脂が存在する側の主面上へ、活性炭粒子(粒径の範囲:0.25〜0.5mm、粒子形状:不定形形状、BET法による比表面積:1000m2/g、充填密度:0.5g/cm3)を散布して、溶融している熱可塑性ポリオレフィン系樹脂を介して、活性炭粒子を多孔シートの一方の主面上に担持させた。
そして、活性炭粒子を担持した多孔シートにおいて、前記熱可塑性ポリオレフィン系樹脂が熱変形性を備えている間に、活性炭を担持させた多孔シートをリライアントプレス機(JR−1600LTS‐E、加熱温度:130℃)へ10秒間供することで、活性炭を担持させた多孔シートを加熱すると同時にその厚さ方向に圧力を作用させた後、多孔シートの主面上に担持されていない活性炭を振り落とすことで、フィルタ(目付:205g/m2、厚さ:0.6mm)を製造した。
最後に、新たに設けた溶融した繊維状の熱可塑性ポリオレフィン系樹脂(軟化点:130℃)を介して、フィルタにおける活性炭側の主面上に、別途用意したポリエステル繊維からなるスパンボンド不織布(目付:22g/m2、厚さ:0.12mm)を積層してプレス処理(圧力:4kg/cm2、時間:2秒)へ供することで、複合フィルタ(目付:240g/m2、厚さ:0.8mm、活性炭担持質量:160g/m2)を製造した。
ポリエステル繊維からなるスパンボンド不織布(目付:30g/m2、厚さ:0.17mm)における一方の主面上に、溶融した熱可塑性ポリオレフィン系樹脂(軟化点:130℃)をドット状(直径の範囲:200〜400μm)に付与し、多孔シート(目付:45g/m2)を調製した。
続いて、熱可塑性ポリオレフィン系樹脂が溶融状態の間に、多孔シートにおける熱可塑性ポリオレフィン系樹脂が存在する側の主面上へ、活性炭粒子(粒径の範囲:0.25〜0.5mm、粒子形状:不定形形状、BET法による比表面積:1000m2/g、充填密度:0.5g/cm3)を散布して、溶融している熱可塑性ポリオレフィン系樹脂を介して、活性炭粒子を多孔シートの一方の主面上に担持させた。
そして、活性炭粒子を担持した多孔シートにおいて、前記熱可塑性ポリオレフィン系樹脂が熱変形性を備えている間に、活性炭を担持させた多孔シートをリライアントプレス機(JR−1600LTS‐E、加熱温度:130℃)へ10秒間供することで、活性炭を担持させた多孔シートを加熱すると同時にその厚さ方向に圧力を作用させた後、多孔シートの主面上に担持されていない活性炭を振り落とすことで、フィルタ(目付:205g/m2、厚さ:0.6mm)を製造した。
最後に、新たに設けた溶融した繊維状の熱可塑性ポリオレフィン系樹脂(軟化点:130℃)を介して、フィルタにおける活性炭側の主面上に、別途用意したポリエステル繊維からなるスパンボンド不織布(目付:22g/m2、厚さ:0.12mm)を積層してプレス処理(圧力:4kg/cm2、時間:2秒)へ供することで、複合フィルタ(目付:240g/m2、厚さ:0.8mm、活性炭担持質量:160g/m2)を製造した。
(比較例1)
活性炭粒子を担持した多孔シートにおいて、前記熱可塑性ポリオレフィン系樹脂が熱変形性を備えている間に、ポリエステル繊維からなるスパンボンド不織布側から、5kg/cm2の水蒸気を7秒間処理したこと以外は、実施例1と同様にして、複合フィルタ(目付:210g/m2、厚さ:0.75mm、活性炭担持質量:130g/m2)を製造した。
活性炭粒子を担持した多孔シートにおいて、前記熱可塑性ポリオレフィン系樹脂が熱変形性を備えている間に、ポリエステル繊維からなるスパンボンド不織布側から、5kg/cm2の水蒸気を7秒間処理したこと以外は、実施例1と同様にして、複合フィルタ(目付:210g/m2、厚さ:0.75mm、活性炭担持質量:130g/m2)を製造した。
(比較例2)
ポリエステル繊維からなるスパンボンド不織布(目付:30g/m2、厚さ:0.17mm)における一方の主面上に、溶融した熱可塑性ポリアミド系樹脂(融点:115℃)を蜘蛛の巣状に付与し、多孔シート(目付:45g/m2)を調製した。
このようにして調製した多孔シートを使用したこと以外は、実施例1と同様にして、複合フィルタ(目付:240g/m2、厚さ:0.65mm、活性炭担持質量:160g/m2)を製造した。
ポリエステル繊維からなるスパンボンド不織布(目付:30g/m2、厚さ:0.17mm)における一方の主面上に、溶融した熱可塑性ポリアミド系樹脂(融点:115℃)を蜘蛛の巣状に付与し、多孔シート(目付:45g/m2)を調製した。
このようにして調製した多孔シートを使用したこと以外は、実施例1と同様にして、複合フィルタ(目付:240g/m2、厚さ:0.65mm、活性炭担持質量:160g/m2)を製造した。
(比較例3)
ポリエステル繊維からなるスパンボンド不織布(目付:30g/m2、厚さ:0.17mm)における一方の主面上に、溶融した熱可塑性ポリアミド系樹脂(融点:115℃)を蜘蛛の巣状に付与し、多孔シート(目付:45g/m2)を調製した。
このようにして調製した多孔シートを使用したこと以外は、比較例1と同様にして、複合フィルタ(目付:210g/m2、厚さ:0.6mm、活性炭担持質量:130g/m2)を製造した。
ポリエステル繊維からなるスパンボンド不織布(目付:30g/m2、厚さ:0.17mm)における一方の主面上に、溶融した熱可塑性ポリアミド系樹脂(融点:115℃)を蜘蛛の巣状に付与し、多孔シート(目付:45g/m2)を調製した。
このようにして調製した多孔シートを使用したこと以外は、比較例1と同様にして、複合フィルタ(目付:210g/m2、厚さ:0.6mm、活性炭担持質量:130g/m2)を製造した。
以上のようにして調製した、実施例1及び比較例1−3の各複合フィルタを、以下に説明するフィルタ性能の測定に供した。
(フィルタ性能の測定)
実施例1及び比較例1−3の各複合フィルタを、ASHRAE standard52.1規格のエアフィルタ試験装置(風速:0.1m/sec)に供した。
なお、複合フィルタを測定へ供する際には、別途用意したポリエステル繊維からなるスパンボンド不織布側が、流入面側に面するように設置した。
そして、上述のエアフィルタ試験装置により、実施例1及び比較例1−3の各複合フィルタにおける、初期圧力損失(Pa)を各々測定した。
実施例1及び比較例1−3の各複合フィルタを、ASHRAE standard52.1規格のエアフィルタ試験装置(風速:0.1m/sec)に供した。
なお、複合フィルタを測定へ供する際には、別途用意したポリエステル繊維からなるスパンボンド不織布側が、流入面側に面するように設置した。
そして、上述のエアフィルタ試験装置により、実施例1及び比較例1−3の各複合フィルタにおける、初期圧力損失(Pa)を各々測定した。
以上の測定に供した結果を(表1)にまとめた。
実施例1の複合フィルタは比較例2および比較例3の複合フィルタに比べ、初期圧力損失(Pa)が低いことが判明した。この理由として、ドット状に付与された接着樹脂は、蜘蛛の巣状に付与された接着樹脂よりも、多孔シートの備える開孔が閉塞するのを防ぐことができたためだと考えられた。
そのため、本願発明に係るフィルタの製造方法によって、通気性に優れるフィルタを製造できることが判明した。
そのため、本願発明に係るフィルタの製造方法によって、通気性に優れるフィルタを製造できることが判明した。
そして、実施例1の複合フィルタは比較例1および比較例3の複合フィルタに比べ、機能性粒子である活性炭粒子の担持質量が多いことが判明した。この理由として、多孔シートの主面上に担持されていない活性炭粒子を振り落とす工程において、実施例1で製造したフィルタの方が比較例1および比較例3で製造したフィルタよりも、活性炭粒子が脱落するのを防ぐことができたためだと考えられた。
そのため、本願発明に係るフィルタの製造方法によって、機能性粒子の担持量が多く、機能性粒子の機能が効率よく発揮したフィルタを製造できる。
そのため、本願発明に係るフィルタの製造方法によって、機能性粒子の担持量が多く、機能性粒子の機能が効率よく発揮したフィルタを製造できる。
また、本発明のフィルタの製造方法は、ドット状の接着樹脂を主面上に備える多孔シートにおける、前記接着樹脂の表面に機能性粒子を担持させるため、機能性粒子における大部分の表面が接着樹脂によって被覆されるのを防ぐことができるため、機能性粒子の機能が効率よく発揮したフィルタを製造できる。
本発明のフィルタの製造方法は、通気性に優れると共に機能性粒子の機能を効率よく発揮できる、機能性粒子の担持量の多いフィルタを製造できる。そのため、本願発明に係るフィルタの製造方法は、例えば、食品や医療品の生産工場用のフィルタ、精密機器の製造工場用のフィルタ、農作物の室内栽培施設用のフィルタ、一般家庭用のフィルタあるいはオフィスビルなどの産業施設用のフィルタ、空気清浄機用フィルタやOA機器用フィルタなどの電化製品に備えるフィルタ、キャビンエアフィルタなどの製造方法として好適である。
Claims (1)
- (1)ドット状の接着樹脂を主面上に備える、多孔シートを調製する工程、
(2)前記ドット状の接着樹脂の表面に機能性粒子を担持させて、前記多孔シートの主面上に機能性粒子を担持させる工程、
(3)前記機能性粒子を担持させた多孔シートを、圧着処理する工程、
を備える、フィルタの製造方法。
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JP2012234316A JP2014083216A (ja) | 2012-10-24 | 2012-10-24 | フィルタの製造方法 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2016153062A1 (ja) * | 2015-03-26 | 2018-01-18 | 東レ株式会社 | エアフィルター用濾材 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3032523U (ja) * | 1996-06-17 | 1996-12-24 | サカイオーベックス株式会社 | 殺菌シート |
JP2004113433A (ja) * | 2002-09-26 | 2004-04-15 | Japan Vilene Co Ltd | 機能性粒子担持シート |
JP2008264522A (ja) * | 2007-03-29 | 2008-11-06 | Japan Vilene Co Ltd | 機能性粒子担持シート及びその製造方法 |
-
2012
- 2012-10-24 JP JP2012234316A patent/JP2014083216A/ja active Pending
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