JP2014083105A - 塗布具 - Google Patents

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Abstract

【課題】複雑な曲面を形成する睫毛に対してマスカラ等を簡易且つ正確に塗布できるように複数の塗布部を有する塗布具を安価に、しかも簡易且つ確実に製造できるようにする。
【解決手段】軸部11と、該軸部11の軸本体部13に保持される柱状の第1塗布部であるブラシ16とから構成され、該軸部11をなす先端部12と軸本体部13とを折曲自在のヒンジ14を介して一体に形成するとともに、該先端部12に第2塗布部である櫛19を一体に形成するものであるので、複雑な曲面をなす睫毛に対して簡易且つ正確にマスカラ等を塗布するとともに、部品定数を削減することで作業効率を向上させて、安価に、しかも簡易且つ確実に製造することができるものである。
【選択図】図2

Description

本願発明は、マスカラや睫毛美容液等(以下、「マスカラ等」という。)を塗布する塗布具に関する。
従来、マスカラ等を塗布する塗布具は、折曲した金属線間に繊維を挟持するとともに、該金属線を巻回することで、巻回した金属線を中心に繊維を放射螺旋状に配置した円柱状のブラシとするものが一般的である。
ところで、マスカラ等を塗布することとなる睫毛は、睫毛自体の形状が湾曲している上、目頭から目尻にかけて配置される睫毛は複雑な曲面を形成しているものである。その結果、上記円柱状のブラシは該ブラシの繊維が長さ、密度及び間隔において均一であるので、上記複雑な曲面をなす睫毛に対して確実に密着させてマスカラ等を正確に塗布することができず、さらに修正等を目的としたマスカラ等の部分的な塗布は、たとえ円柱状のブラシの上下周縁を利用しても正確に行うことができないものである。
そこで、複雑な曲面をなす睫毛に対して正確に密着して確実に塗布し、さらに修正やマスカラ等の塗布量を違えるための部分的な塗布を簡易且つ確実に行えるように、軸部により保持されたブラシ部の先端側に櫛歯部を有するコーム部が設けられてなるマスカラ塗布具(特許文献1参照)、又は芯軸とブラシ毛を備えたブラシ本体の該芯軸の先端に、複数個の櫛歯と連結ボスを具える櫛ピースを該連結ボスを介して装着固定してなるマスカラブラシ(特許文献2参照)が提案されている。
そして、上記マスカラ塗布具又はマスカラブラシでは、ブラシ部やブラシ本体に対して設けられ、又は装着固定してなるコーム部又は櫛ピースによって複雑な曲面を形成する睫毛に対して部分的な塗布を正確に行うことができるものである。
しかしながら、ブラシ部やブラシ本体に対して設けられ、又は装着固定してなるコーム部又は櫛ピースにより部品点数が増加するものとなる。その結果、増加した部品の部品管理が必要になるとともに、製造工程の増加によって製造作業の作業効率は著しく低下してしまうので、その製造コストは上昇する恐れがある。
さらに、ブラシ部やブラシ本体に対して設けられ、又は装着固定してなるコーム部又は櫛ピースにおいて精度にバラツキが生じると、該コーム部又は櫛ピースに対して僅かな引張力が加わっただけで脱落する恐れもある。
特開2008−220742号公報 特開2009−254395号公報
解決しようとする問題点は、複雑な曲面を形成する睫毛に対して簡易且つ正確にマスカラ等を塗布できるように複数の塗布部を有する塗布具を、安価に、しかも簡易且つ確実に製造することができない点である。
第1の特徴として、
軸部と、該軸部に保持される第1塗布部とから構成され、
該軸部は、先端部と軸本体部とからなるものであって、該先端部と軸本体部とは折曲自在となるヒンジ部を介して一体に形成され、
該軸本体部は、先端面より軸方向に沿い、軸本体部横断面方向に凹陥する切り欠き部を形成し、
該先端部の端面と、該軸本体部の切り欠き部内における該先端部の端面と対向する端面とによって保持部を形成し、
該第1塗布部を保持部内に保持するものであって、
該軸部の先端部において第2塗布部を一体に形成するものである。
そのため、塗布具の軸部において形成される空間内において第1塗布部を保持し、軸本体部とともに軸部をなす先端部には第2塗布部が一体に形成されているものである。その結果、複雑な曲面を形成する睫毛に対しては第1塗布部が対応し、また該第1塗布部では対応できないようなマスカラ等の部分的な塗布には第2塗布部により対応することによって、複雑な曲面をなす睫毛に対して簡易且つ正確にマスカラ等を塗布することができるとともに、部品点数を削減して作業効率を向上させて製造コストを削減しつつ、簡易且つ確実に製造することができるものとなる。
また、第2塗布部を一体に形成される軸部の先端部は、該軸部をなす軸本体部とヒンジを介して一体に形成されているものである。その結果、該先端部に対して引張力が加わっても、第1塗布部は軸本体部の保持孔内において芯軸の後端が溶着又はカシメ等の固定手段により強固に固定されており、更に第2塗布部を形成する先端部は、前記第1塗布部の芯軸に対してカシメ等の固定手段により固定されるとともにヒンジによって軸本体部と一体に形成されているので、第1塗布部及び第2塗布部は決して脱落して周囲を汚損することなく、また容器本体内に詰まってしまうことがないものである。
第1の特徴を踏まえて、第2の特徴として、
上記軸部の先端部において一体に形成する第2塗布部を、複数の櫛歯からなる櫛、複数の突起からなるブラシ、又は静電植毛処理による植毛部としてなるものである。
そのため、特に睫毛に対して部分的にマスカラ等を塗布するにあたり櫛、ブラシ、又は植毛部である第2塗布部を使用することで、必要に応じて部分的にマスカラ等を塗布することができるものとなる。
本願発明は、軸部を構成し、互いにヒンジによって一体形成される先端部と軸本体部とにおいて、第1塗布部を軸本体部にカシメ又は溶着により強固に保持するとともに、該先端部において、例えば櫛又はブラシからなる第2塗布部を形成することによって、複雑な曲面を形成する睫毛に対してマスカラ等を簡易且つ正確に塗布できるとともに、部品点数を削減して作業効率を向上させて製造コストを削減しつつ、簡易且つ確実に製造することができる優れた効果を有するものである。
図1は、本願発明の実施例1である塗布具を具える塗布容器の拡大断面図である。 図2(イ)は、本願発明の実施例1である塗布具を具える塗布容器を構成し、本願発明の実施例1である塗布具を保持するキャップの拡大側面図、(ロ)は先端部の拡大正面図、及び(ハ)は、その断面図である。 図3(イ)は、本願発明の実施例1である塗布具を構成する軸部の側面図と先端部の正面図、(ロ)は、本願発明の実施例1である塗布具を構成する軸部の断面図、(ハ)は本願発明の実施例1である塗布具を構成する軸部の底面図と先端部の正面図である。 図4は、本願発明の実施例1である塗布具を構成する第1塗布部の側面図と底面図である。 図5(イ)は、本願発明の実施例1である塗布具の側面図、(ロ)は、本願発明の実施例1である塗布具の底面図、(ハ)は、本願発明の実施例1である塗布具の断面図である。 図6(イ)は、本願発明の実施例2である塗布具を構成する軸部の側面図と先端部の正面図、(ロ)は、本願発明の実施例2である塗布具を構成する軸部の断面図、(ハ)は本願発明の実施例2である塗布具を構成する軸部の底面図と先端部の正面図である。 図7は、本願発明の実施例2である塗布具を構成する第1塗布部の側面図と底面図である。 図8(イ)は、本願発明の実施例2である塗布具の側面図、(ロ)は、本願発明の実施例2である塗布具の底面図、(ハ)は、本願発明の実施例2である塗布具の断面図である。 図9(イ)は、本願発明の実施例3である塗布具を構成する軸部の側面図と先端部の正面図、(ロ)は、本願発明の実施例3である塗布具を構成する軸部の断面図、(ハ)は本願発明の実施例3である塗布具を構成する軸部の底面図と先端部の正面図である。 図10は、本願発明の実施例3である塗布具を構成する第1塗布部の側面図と底面図である。 図11(イ)は、本願発明の実施例3である塗布具の側面図、(ロ)は、本願発明の実施例3である塗布具の底面図、(ハ)は、本願発明の実施例3である塗布具の断面図である。 図12(イ)は、本願発明の実施例4である塗布具を構成する軸部の側面図と先端部の正面図、(ロ)は、本願発明の実施例4である塗布具を構成する軸部の断面図、(ハ)は本願発明の実施例4である塗布具を構成する軸部の底面図と先端部の正面図である。 図13は、本願発明の実施例4である塗布具を構成する第1塗布部の側面図と底面図である。 図14は、本願発明の実施例4である塗布具の側面図、(ロ)は、本願発明の実施例4である塗布具の底面図、(ハ)は、本願発明の実施例4である塗布具の断面図である。
複雑な曲面を形成する睫毛に対してマスカラ等を簡易且つ正確に塗布できるように複数の塗布部を有する塗布具を安価に、しかも簡易且つ確実に製造できるように、ヒンジを介して一体となる先端部と軸本体部とにおいて、軸本体部において第1塗布部を保持するとともに、該先端部において、例えば櫛又はブラシである第2塗布部を一体に形成することで実現した。
図1において示すのは、本願発明の実施例1である塗布具を具える塗布容器1である。そして、該塗布容器1は、その内部にマスカラや睫毛美容液(以下、「マスカラ等」という。)3を貯留し、その開口部4には後述する塗布具10表面に密着することで、その表面に過剰に付着したマスカラ等3を拭い去るシゴキ5を内装するとともに、その外周面には雄ネジ部6を螺設してなる塗布容器本体2と、その開口内周面8において前記塗布容器本体2の開口部4の外周面に螺設する雄ネジ部6と螺合して該開口部4を開閉自在としてなる雌ネジ部9を螺設し、後述する本願発明の実施例1である塗布具10の軸部11後端に形成される径大化された根元部13bを嵌合させて一体に固持してなるキャップ7とからなるものである(以下の実施例2〜4において共通するものである。)。
そして、図2に示すようにキャップ7に固持される本願発明の実施例1である塗布具10は、軸部11と、該軸部11に保持される第1塗布部のブラシ16とから構成されている。
まず、該軸部11は、先端部12と、後端において径大化された根元部13bを形成してなる軸本体部13とからなるものであって、該先端部12と軸本体部13とは折曲自在となるヒンジ14を介して一体に形成されているものである。
ここで、該先端部12の端面は、開口を有する保持スリット12aを配設しており、該軸本体部13は、先端面より軸方向に沿って、軸本体部横断面方向に凹陥する切り欠き部13aを形成し、該切り欠き部13a内の該先端部12の端面と対向する端面において保持孔13cを穿設してなるものである。
そして、先端部12の端面と、該軸本体部13の切り欠き部13a内の端面とによって空間である保持部15を形成するものである。
次に、該第1塗布部のブラシ16は、芯軸17と、該芯軸17を中心にして螺旋放射状に繊維を配置する柱状のブラシ部18とからなるものであり、該第1塗布部のブラシ16の芯軸17の先端17aと後端17bを、保持部15を形成する切り欠き部13aの端面の保持孔13cへ後端17bを挿嵌するとともにカシメ又は溶着により強固に固定した後、先端部12の端面の保持スリット12aへ先端17aを嵌合させてなるものである。
ここで、先端部12は、軸本体部13とヒンジ14を介して一体となり、しかも軸部11の軸本体部13に形成される切り欠き部13aとによって形成される保持部15内において保持される第1塗布部のブラシ16の芯軸17の先端17aを保持スリット12aと嵌合させ、先端部12の一部を変形させてカシメ部12bを形成するものである。
従って、第1塗布部のブラシ16及び第2塗布部の櫛19は各々強固に保持することができるものである。
さらに、該第1塗布部であるブラシ16は、次のようにして製造されるものである。すなわち、折曲した金属線間に繊維を挟持するとともに、該金属線を巻回して芯軸17を形成するとともに、該芯軸17を中心として繊維を螺旋放射状に配置して円柱状とするとともに、芯軸17に沿ってその一部を刈り込み断面略半円状の柱状のブラシ部18としてなるものである。その結果、前記軸部11において形成される保持部15内に第1塗布部のブラシ16を保持させるにあたっては、第1塗布部であるブラシ16の刈り込んだ面を保持部15の底面方向に位置させることにより、第1塗布部のブラシ16を簡易且つ正確に保持部15内に保持させることができるものとなる(図4参照)。
その上で、上記軸部11の先端部12において平板状の櫛歯19aを並設してなる第2塗布部の櫛19を一体に形成してなるものである(図5参照)。
本願発明の実施例1である塗布具10は以上の構成を具えるので、塗布容器本体2内に貯留するマスカラ等3の塗布は次のようにしてなるものである。
まず、マスカラ等3の塗布するために、キャップ7と塗布容器本体2との螺合を解くとともに引張して、軸部11及び該軸部11に保持される第一塗布部であるブラシ16はシゴキ5を通過して外部に取り出されるものである。
そして、該軸部11をなす先端部12と軸本体部13の切り欠き部13aとで形成される保持部15内に保持される断面略半円状である柱状の第1塗布部であるブラシ16を睫毛全体に沿って長手方向に密着させつつ摺動させることで、第1塗布部であるブラシ16に保持されるマスカラ等3を塗布することができるものである。
さらに、修正等のために睫毛に対して部分的にマスカラ等3を塗布する際には、軸本体部13とともに軸部11をなす先端部12に一体に形成されている平板状の櫛歯19aを並設してなる第2塗布部である櫛19を睫毛の必要部分に密着させつつ梳かすことで、第2塗布部である櫛19に保持されるマスカラ等3を必要に応じて部分的に塗布することができるものである。
図8において示すのは、実施例1の塗布具10と同様に、塗布容器1を塗布容器本体2とともに構成するキャップ7内に固持される本願発明の実施例2の塗布具10aである。
そして、本願発明の実施例2の塗布具10aは、実施例1の塗布具10と同様に、軸部11と、該軸部11に保持される第1塗布部であるブラシ16’とから構成されている。
まず、該軸部11は、先端部12と、後端において径大化された根元部13bを形成してなる軸本体部13とからなるものであって、該先端部12と軸本体部13とは折曲自在となるヒンジ14を介して一体に形成されるものである。
ここで、該先端部12の端面は、開口を有する保持スリット12aを配設しており、該軸本体部13は、先端面より軸方向に沿って、軸本体部横断面方向に凹陥する切り欠き部13aを形成し、該切り欠き部13a内の該先端部12の端面と対向する端面において保持孔13cを穿設してなるものである。
そして、先端部12の端面と、該軸本体部13の切り欠き部13a内の端面とによって空間である保持部15を形成するものである。
次に、該第1塗布部のブラシ16’は、芯軸17と、該芯軸17を中心にして螺旋放射状に繊維を配置する円柱状のブラシ部18’とからなるものであり、該第1塗布部のブラシ16’の芯軸17の先端17aと後端17bを、保持部15を形成する切り欠き部13aの端面の保持孔13cへ後端17bを挿嵌するとともにカシメ又は溶着により強固に固定した後、先端部12の端面の保持スリット12aへ先端17aを嵌合させてなるものである。
ここで、先端部12は、軸本体部13とヒンジ14を介して一体となり、しかも軸部11の軸本体部13に形成される切り欠き部13aとによって形成される保持部15内において保持される第1塗布部のブラシ16’の芯軸17の先端17aを保持スリット12aと嵌合させ、先端部12の一部を変形させてカシメ部12bを形成する。
従って、第1塗布部のブラシ16’及び第2塗布部のブラシ20を各々強固に保持することができるものである。
さらに、該第1塗布部であるブラシ16’は、次のようにして製造されるものである。すなわち、折曲した金属線間に繊維を挟持するとともに、該金属線を巻回して芯軸17を形成するとともに、該芯軸17を中心として繊維を螺旋放射状に配置する円柱状のブラシ部18’とするものである。その結果、前記軸部11において形成される保持部15内に第1塗布部のブラシ16’を保持させるにあたっては、第1塗布部であるブラシ16’の装着方向に指定がなくなり、より迅速に保持部15内への保持作業を進めることができるものとなる。
その上で、上記軸部11の先端部12において先端を鋭した円錐状の複数の突起20aからなる第2塗布部であるブラシ20を一体に形成してなるものである(図8参照)。
本願発明の実施例2である塗布具10aは以上の構成を具えるので、塗布容器本体2内に貯留するマスカラ等3の塗布は次のようにしてなるものである。
まず、該軸部11をなす先端部12と軸本体部13の切り欠き部13aとで形成される保持部15内に保持される第1塗布部の円柱状のブラシ16’を睫毛全体に沿って長手方向に密着させつつ摺動させることで、第1塗布部であるブラシ16’に保持されるマスカラ等3を塗布することができるものである。
さらに、修正等のために睫毛に対して部分的にマスカラ等3を塗布する際には、軸本体部13とともに軸部11をなす先端部12に一体に形成されている先端を鋭した円錐状の複数の突起20aからなる第2塗布部であるブラシ20を睫毛の必要部分に密着させつつ梳かすことで、第2塗布部であるブラシ20に保持されるマスカラ等3を必要に応じて部分的に塗布することができるものとなる。
図11において示すのは、実施例1の塗布具10と同様に、塗布容器1を塗布容器本体2とともに構成するキャップ7内に固持される本願発明の実施例3である塗布具10bである。そして、該塗布具10bは、実施例1及び2と同様に、軸部11と、該軸部11に保持される第1塗布部のブラシ16とから構成されている。
まず、該軸部11は、先端部12と、後端において径大化された根元部13bを形成してなる軸本体部13とからなるものであって、該先端部12と軸本体部13とは折曲自在となるヒンジ14を介して一体に形成されているものである。
ここで、該先端部12の端面は、開口を有する保持スリット12aを配設しており、該軸本体部13は、先端面より軸方向に沿って、軸本体部横断面方向に凹陥する切り欠き部13aを形成し、該切り欠き部13a内の該先端部12の端面と対向する端面において保持孔13cを穿設してなるものである。
そして、先端部12の端面と、該軸本体部13の切り欠き部13a内の端面とによって空間である保持部15を形成するものである。
次に、該第1塗布部のブラシ16は、芯軸17と、該芯軸17を中心にして螺旋放射状に繊維を配置する柱状のブラシ部18とからなるものであり、該第1塗布部のブラシ16の芯軸17の先端17aと後端17bを、保持部15を形成する切り欠き部13aの端面の保持孔13cへ後端17bを挿嵌するとともにカシメ又は溶着により強固に固定した後、先端部12の端面の保持スリット12aへ先端17aを嵌合させてなるものである。
ここで、先端部12は、軸本体部13とヒンジ14を介して一体となり、しかも軸部11の軸本体部13に形成される切り欠き部13aとによって形成される保持部15内において保持される第1塗布部のブラシ16の芯軸17の先端17aを保持スリット12aと嵌合させ、先端部12の一部を変形させてカシメ部12bを形成する。
従って、第1塗布部のブラシ16及び後述の第2塗布部の植毛部22を各々強固に保持することができるものである。
さらに、該第1塗布部であるブラシ16は、次のようにして製造されるものである。すなわち、折曲した金属線間に繊維を挟持するとともに、該金属線を巻回して芯軸17を形成するとともに、該芯軸17を中心として繊維を螺旋放射状に配置して円柱状とするとともに、芯軸17に沿ってその一部を刈り込み断面略半円状の柱状のブラシ部18としてなるものである。その結果、前記軸部11において形成される保持部15内に第1塗布部のブラシ16を保持させるにあたっては、第1塗布部であるブラシ16の刈り込んだ面を保持部15の底面方向に位置させることにより、第1塗布部のブラシ16を簡易且つ正確に保持部15内に保持させることができるものとなる(図10参照)。
その上で、上記軸部11の先端部12において静電植毛処理による第2塗布部である植毛部22を一体に形成してなるものである(図11参照)。
また、軸部11をなし、先端部12とともに保持部15を形成することとなる軸本体部13の切り欠き部13aの背面には、短い間隔で複数の溝部21aを並設してなる第3塗布部である櫛21が形成されているものである。
本願発明の実施例3である塗布具10bは以上の構成を具えるので、塗布容器本体2内に貯留するマスカラ等3の塗布は次のようにしてなるものである。
まず、該軸部11をなす先端部12と軸本体部13の切り欠き部13aとで形成される保持部15内に保持される断面略半円状である柱状の第1塗布部であるブラシ16を睫毛全体に沿って長手方向に密着させつつ摺動させることで、第1塗布部であるブラシ16に保持されるマスカラ等3を塗布することができるものである。
さらに、修正等のために睫毛に対して部分的にマスカラ等3を塗布する際には、軸本体部13とともに軸部11をなす先端部12に一体に形成されている第2塗布部である植毛部22を睫毛の必要部分に密着させることで、第2塗布部である植毛部22に保持されるマスカラ等3を必要に応じて部分的に塗布することができるものである。
また、軸部11をなし、先端部12とともに保持部15を形成する軸本体部13の切り欠き部13aの背面において形成される、複数の溝部21aを並設してなる第3塗布部の櫛21によって睫毛を梳かすことでマスカラ等3を厚く塗布することができるものである。
図14において示すのは、実施例1の塗布具と同様に、塗布容器1を塗布容器本体2とともに構成するキャップ7内に固持される本願発明の実施例4の塗布具10cである。
そして、本願発明の実施例4の塗布具10cは、実施例1〜3の塗布具10、10a、10bと同様に、軸部11と、該軸部11に保持される第1塗布部であるブラシ16’とから構成されている。
まず、該軸部11は、先端部12と、後端において径大化された根元部13bを形成してなる軸本体部13とからなるものであって、該先端部12と軸本体部13とは折曲自在となるヒンジ14を介して一体に形成されるものである。
ここで、該先端部12の端面は、開口を有する保持スリット12aを配設しており、該軸本体部13は、先端面より軸方向に沿って、軸本体部横断面方向に凹陥する切り欠き部13aを形成し、該切り欠き部13a内の該先端部12の端面と対向する端面において保持孔13cを穿設してなるものである。
そして、先端部12の端面と、該軸本体部13の切り欠き部13a内の端面とによって空間である保持部15を形成するものである。
次に、該第1塗布部のブラシ16’は、芯軸17と、該芯軸17を中心にして螺旋放射状に繊維を配置する円柱状のブラシ部18’とからなるものであり、該第1塗布部のブラシ16’の芯軸17の先端17aと後端17bを、保持部15を形成する切り欠き部13aの端面の保持孔13cへ後端を17bを挿嵌するとともにカシメ又は溶着により強固に固定した後、先端部12の端面の保持スリット12aへ先端17aを嵌合させてなるものである。
ここで、先端部12は、軸本体部13とヒンジ14を介して一体となり、しかも軸部11の軸本体部13に形成される切り欠き部13aとによって形成される保持部15内において保持される第1塗布部のブラシ16’の芯軸17の先端17aを保持スリット12aと嵌合させ、先端部12の一部を変形させてカシメ部12bを形成する。
従って、第1塗布部のブラシ16’及び第2塗布部の後述のブラシ20を各々強固に保持することができるものである。
さらに、該第1塗布部であるブラシ16’は、次のようにして製造されるものである。すなわち、折曲した金属線間に繊維を挟持するとともに、該金属線を巻回して芯軸17を形成するとともに、該芯軸17を中心として繊維を螺旋放射状に配置する円柱状のブラシ部18’とするものである。その結果、前記軸部11において形成される保持部15内に第1塗布部のブラシ16’を保持させるにあたっては、第1塗布部であるブラシ16’の装着方向に指定がなくなり、より迅速に保持部15内への保持作業を進めることができるものとなる。
その上で、上記軸部11の先端部12において先端を鋭した円錐状の複数の突起20aを列状に配置する第2塗布部であるブラシ20を一体に形成してなるものである(図14参照)。
また、軸部11をなし、先端部12とともに保持部15を形成することとなる軸本体部13の切り欠き部13aの背面には、短い間隔で複数の櫛歯21aを並設してなる第3塗布部である櫛21が形成されているものである。
本願発明の実施例4である塗布具10cは以上の構成を具えるので、塗布容器本体2内に貯留するマスカラ等3の塗布は次のようにしてなるものである。
まず、該軸部11をなす先端部12と軸本体部13の切り欠き部13aとで形成される保持部15内に保持される第1塗布部の円柱状のブラシ16’を睫毛全体に沿って長手方向に密着させつつ摺動させることで、第1塗布部であるブラシ16’に保持されるマスカラ等3を塗布することができるものである。
さらに、修正等のために睫毛に対して部分的にマスカラ等3を塗布する際には、軸本体部13とともに軸部11をなす先端部12に一体に形成されている先端を鋭した円錐状の複数の突起20aからなる第2塗布部であるブラシ20を睫毛の必要部分に密着させつつ梳かすことで、第2塗布部であるブラシ20に保持されるマスカラ等3を必要に応じて部分的に塗布することができるものとなる。
また、軸部11をなし、先端部12とともに保持部15を形成する軸本体部13の切り欠き部13aの背面において形成される、複数の櫛歯21aを並設してなる第3塗布部の櫛21によって睫毛を梳かすことでマスカラ等3を厚く塗布することができるものである。
1 塗布容器
2 塗布容器本体
3 マスカラ等
4 開口部
5 シゴキ
6 雄ネジ部
7 キャップ
8 開口内周面
9 雌ネジ部
10、10a、10b、10c 塗布具
11 軸部
12 先端部
12a 保持スリット
12b カシメ部
13 軸本体部
13a 切り欠き部
13b 根元部
13c 保持孔
14 ヒンジ
15 保持部
16、16’ (第1塗布部である)ブラシ
17 芯軸
17a 先端
17b 後端
18、18’ ブラシ部
19 (第2塗布部である)櫛
19a 櫛歯
20 (第2塗布部である)ブラシ
20a 突起
21 (第3塗布部である)櫛
21a 櫛歯
22 (第2塗布部である)植毛部

Claims (2)

  1. 軸部と、該軸部に保持される第1塗布部とから構成され、
    該軸部は、先端部と軸本体部とからなるものであって、該先端部と軸本体部とは折曲自在となるヒンジ部を介して一体に形成され、
    該軸本体部は、先端面より軸方向に沿い、軸本体部横断面方向に凹陥する切り欠き部を形成し、
    該先端部の端面と、該軸本体部の切り欠き部内における該先端部の端面と対向する端面とによって保持部を形成し、
    該第1塗布部を保持部内に保持するものであって、
    該軸部の先端部において第2塗布部を一体に形成する
    ことを特徴とする塗布具。
  2. 上記軸部の先端部において一体に形成する第2塗布部を、複数の櫛歯からなる櫛、複数の突起からなるブラシ、又は静電植毛処理による植毛部としてなる請求項1記載の塗布具。
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