JP2014078329A - 照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】天井面に設置された状態において効率的に放熱が行なえるとともに、鳥類の侵入を防止することで糞害の発生が未然に防止できる照明装置を提供する。
【解決手段】照明装置1は、設置状態において天井面から下方に離れた位置に配置される光源ユニットと、光源ユニットを天井面に固定するための固定部とを備える。光源ユニットは、放熱フィン20を含み、固定部は、設置状態において天井面に沿うように配置される取付部材60A,60Bと、取付部材60A,60Bと光源ユニットとを連結する連結部11b,12bとを有する。連結部11b,12bは、設置状態において光源ユニットと天井面との間に形成される空間を外部に対して開放する開放部を規定する。放熱フィン20は、当該空間に面するように光源ユニットの上面に配置される。連結部11b,12bには、開放部に跨るように架設部材95が架設される。
【選択図】図1

Description

本発明は、照明装置に関し、より特定的には、天井面に設置される照明装置に関する。
近年、光源として発光ダイオード(LED:Light-Emitting Diode)を具備した照明装置が普及している。一般に、照明装置においては、光源にて生じる熱を外部に効率的に放熱することが重要である。特に、LEDを具備した照明装置にあっては、LEDの温度が一定温度以上の高温に達すると発光効率が大幅に低下するとともにLED自体にも劣化が生じ、製品性能および製品寿命に悪影響を与えてしまうことが知られている。
このような傾向は、特に、出力の大きい高輝度LEDを具備する屋外照明装置において顕著にみられ、LED光源および光源駆動部から発生する熱を効率的に放熱させることが要求される。
放熱性が考慮された構成を有する屋外照明装置の一例として、特開2011−154785号公報(特許文献1)には、光源ユニットの外表面において外部に露出するように放熱フィンが設置された構成のものが開示されている。
当該特許文献1に開示の屋外照明装置は、もっぱら街路灯として使用されることが想定されたものであり、光源ユニットの周側面の所定位置から側方に向けて突設された取付軸を有し、当該取付軸を介して光源ユニットが支柱等によって支持されるように構成されている。
特開2011−154785号公報
ところで、照明装置の設置形態としては、上記特許文献1に開示された如くの設置態様の他にも、室内の天井や室外の軒下といった天井面に対して光源ユニットが固定される設置態様がある。
天井面に設置される設置態様が採用された照明装置にあっては、光源ユニットの上面が天井面によって覆われることになるため、放熱部を光源ユニットの上面に露出して設けた場合にも、当該部分において熱がこもりやすくなってしまい、何ら対策を施していない場合には、放熱が十分に効率的に行なわれないことになり兼ねない。そのため、この種の照明装置にあっては、光源ユニットが天井面から距離をもって配置されるように構成することが好ましい。
しかしながら、光源ユニットが軒下等の屋外の天井面から離れた状態で設置される照明装置にあっては、光源ユニットと天井面との間に形成される空間に鳥類が飛来する可能性がある。
鳥類が照明装置に飛来した場合には、糞害により照明装置の外観が悪化することに加え、照明装置を構成する構成部材が糞によって腐食されてしまい、構成部材の耐久性が低下することで照明装置の製品寿命が短くなることが懸念される。したがって、この種の照明装置にあっては、上述した放熱性に加え、鳥類による糞害を回避するための防鳥性を考慮した構成とすることがさらに要求される。
本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、天井面に設置された状態において効率的に放熱が行なえるとともに、鳥類の侵入を防止することで糞害の発生を未然に防止できる照明装置を提供することにある。
本発明に基づく照明装置は、天井面に設置されるものであって、光源を含み、設置状態において天井面から下方に離れた位置に配置される光源ユニットと、上記光源ユニットを天井面に固定するための固定部とを備える。上記光源ユニットは、上記光源の点灯時において生じる熱を放熱するための放熱部を含み、上記固定部は、設置状態において天井面に沿うように配置される取付部と、上記取付部と上記光源ユニットとを連結する連結部とを有する。上記連結部は、設置状態において上記光源ユニットと天井面との間に形成される空間を外部に対して開放する開放部を規定する。上記放熱部は、上記空間に面することとなるように上記光源ユニットの上面に配置される。上記本発明に基づく照明装置は、上記開放部に跨るように架設された架設部材をさらに備える。
上記本発明に基づく照明装置にあっては、上記架設部材が、線状部材であり、上記線状部材が、上記光源ユニットの周側面に沿って架設されることが好ましい。
上記本発明に基づく照明装置にあっては、上記架設部材が、線状部材であり、上記連結部が、上記線状部材を支持する板状の支持具を有し、上記支持具が、上記線状部材を固定するためのバーリングタップを有し、上記バーリングタップにネジが螺合することにより、当該ネジと前記支持具との間に前記線状部材が挟み込まれて固定されることが好ましい。
上記本発明に基づく照明装置にあっては、上記架設部材は、線状部材であり、上記線状部材は、その延伸方向の少なくとも一部に変形を許容する変形許容部を含み、上記変形許容部は、弾性体にて構成され、上記弾性体に外力が負荷されることで上記線状部材が弾性変形可能に弛緩することが好ましい。
上記本発明に基づく照明装置にあっては、上記架設部材は、線状部材であり、上記線状部材は、その延伸方向の少なくとも一部に変形を許容する変形許容部を含み、上記変形許容部は、温度によって形状が変化する形状記憶体にて構成され、上記形状記憶体は、上記光源の点灯時において上記線状部材の延伸方向に沿って収縮し、上記光源の消灯時において上記線状部材の延伸方向に沿って膨張することで上記線状部材が弛緩することが好ましい。
上記本発明に基づく照明装置にあっては、上記架設部材が、網状部材であることが好ましい。
本発明によれば、天井面に設置された状態において効率的に放熱が行なえるとともに、鳥類の侵入を防止することで糞害の発生が未然に防止できる照明装置を提供することができる。
本発明の実施の形態1における照明装置の斜視図である。 本発明の実施の形態1における照明装置の正面図である。 本発明の実施の形態1における照明装置の右側面図である。 本発明の実施の形態1における照明装置の底面図である。 本発明の実施の形態1における照明装置の一部分解斜視図である。 本発明の実施の形態1における照明装置の内部構造および設置状態を示す横断面図である。 本発明の実施の形態2における照明装置の正面図である。 本発明の実施の形態3における照明装置の正面図である。 本発明の実施の形態4における照明装置の正面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図を参照して詳細に説明する。なお、以下に示す実施の形態においては、同一のまたは共通する部分について図中同一の符号を付し、その説明は繰り返さない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における照明装置の斜視図であり、図2ないし図4は、図1に示す照明装置の正面図、右側面図および底面図である。また、図5は、図1に示す照明装置の一部分解斜視図であり、図6は、図1に示す照明装置の内部構造および設置状態を示す、図1中におけるVI−VI線に沿った横断面図である。まず、これら図1ないし図6を参照して、本実施の形態における照明装置1の構造およびその設置態様について説明する。
図1ないし図6に示すように、照明装置1は、LED31(特に図4および図6参照)と、駆動部50A,50B(特に図6参照)と、筺体10と、放熱フィン20と、取付部材60A,60Bと、鳥類侵入防止手段90とを主として備えている。照明装置1は、図示するように、全体として略直方体形状を有しているが、当該照明装置1が占める空間は、取付部材60A,60Bおよび鳥類侵入防止手段90が主として配置された上段部分70と、筺体10が主として配置された下段部分80とに大別される(特に図6参照)。
筺体10は、照明装置1の外殻を構成する部位であり、内部に各種構成部品が収容された空間を有している。ここで、筺体10に収容された各種構成部品には、上述したLED31および駆動部50A,50Bが主として含まれる。なお、筺体10および筺体10に収容された各種構成部品を総称して光源ユニットと称する。
筺体10は、扁平な箱状の形状を有しており、設置状態において水平面内における直交二軸のうちの一方(すなわち前後方向)に合致することとなるX軸方向に対して直交して配置された前面および後面と、設置状態において水平面内における直交二軸のうちの他方(すなわち左右方向)に合致することとなるY軸方向に対して直交して配置された右側面および左側面と、設置状態において鉛直方向(すなわち上下方向)に合致することとなるZ軸方向に対して直交して配置された上面および下面とを含んでいる。
筺体10の上面には、X軸方向に沿って溝状に延びる凹部19が設けられており、当該凹部19は、X軸方向に沿った筺体10の両端にまで達している。そのため、筺体10の上面は、Z軸方向において段差を有することになるが、当該段差を構成する凹部19の内側面についても、ここでは筺体10の上面の一部に含めることとする。これにより、筺体10は、Y軸方向に沿った中央部において高さ(すなわちZ軸方向の長さ)が低い部位を有することになるとともに、Y軸方向に沿った両側部において高さが高い部位を有することになる。
より具体的には、筺体10は、前面を覆う前カバー11の一部と、後面を覆う後カバー12の一部と、左側面、右側面および下面の一部を覆う下カバー13と、下面の残る部分を覆う透光カバー16(特に図4および図6参照)と、上面を覆う右上カバー14、左上カバー15および放熱フィン20とによって構成されている。なお、本実施の形態においては、下カバー13が、複数の部材を組み合わせることで構成されており(特に図4および図5参照)、放熱フィン20に関しては、そのうちの後述する基部21(特に図1および図6参照)が、筺体10の上面の一部を兼ねている。
筺体10の前面は、前カバー11のうちの上述した下段部分80に対応する部分によって覆われている。前カバー11は、平面視略U字状の形状を有する平板状の部材にて構成されており、上部の中央位置に切欠き部11a(特に図1および図2参照)を有している。当該切欠き部11aは、上述した筺体10の上面に設けられた凹部19に対応した形状とされており、これにより当該凹部19は、X軸方向に沿った前端において外部に対して開放されている。
筺体10の後面は、後カバー12のうちの上述した下段部分80に対応する部分によって覆われている。後カバー12は、平面視略U字状の形状を有する平板状の部材にて構成されており、上部の中央位置に切欠き部12a(特に図1および図6参照)を有している。当該切欠き部12aは、上述した筺体10の上面に設けられた凹部19に対応した形状とされており、これにより当該凹部19は、X軸方向に沿った後端において外部に対して開放されている。
筺体10の右側面および左側面は、いずれも下カバー13によって覆われている。すなわち、下カバー13は、筺体10の下面を覆う部分から立設された一対の側板部を有しており、当該側板部が、筺体10の右側面および左側面を覆っている。
筺体10の下面は、照明光が下方に向けて照射される照射面を含んでいる。筺体10の下面の周縁部は、下カバー13の上述した側板部を除く部分である底板部によって額縁状に覆われており、筺体10の下面の上記周縁部を除く部分である中心部は、透光カバー16によって覆われている。なお、当該透光カバー16の露出面が、照明光を下方に向けて照射するための上述した照射面に該当することになる。
筺体10の上面のうち、上述したY軸方向に沿った両側部のうちの右側部に対応する部分は、右上カバー14によって覆われている。右上カバー14は、断面視略L字状の形状を有する板状の部材にて構成されており、右側部の上面と、上述した凹部19の右側に位置する内側面とを覆っている。
筺体10の上面のうち、上述したY軸方向に沿った両側部のうちの左側部に対応する部分は、左上カバー15によって覆われている。左上カバー15は、断面視略L字状の形状を有する板状の部材にて構成されており、左側部の上面と、上述した凹部19の左側に位置する内側面とを覆っている。
筺体10の上面のうち、上述したY軸方向に沿った中央部に位置する凹部19の底面は、放熱部としての放熱フィン20によって覆われている。放熱フィン20は、LED31にて発生する熱を外部に対して放熱するためのものであり、筺体10の上面に設けられた凹部19の底面を覆う部分である平板状の基部21と、当該基部21の上面から上方に向けて突設された複数のフィン部22とを有している(特に図1および図6参照)。
放熱フィン20は、筺体10の上面において外部に対して露出するように配設されており、より特定的には、複数のフィン部22が、筺体10の上面に設けられた凹部19内に位置するように配設されている。
これら複数のフィン部22は、互いに並行するようにX軸方向に沿って延びるように設けられており、これにより複数のフィン部22の間には、複数の溝状の通気路23が位置している(特に図6参照)。複数の通気路23は、X軸方向に沿ってその両端が外部に対して開放された状態されている。
放熱フィン20は、高熱伝導性の部材にて構成され、好適にはアルミニウムまたはその合金に代表される金属製の部材にて構成される。放熱フィン20は、ダイキャスト品であってもよいし、押し出し成形品であってもよい。
一方、上述した前カバー11、後カバー12、下カバー13、右上カバー14および左上カバー15の各々は、好ましくは高熱伝導性の部材にて構成され、好適には金属製または樹脂製の部材にて構成され、さらに好適には、アルミニウムまたはその合金等からなるダイキャスト品あるいは押し出し成形品にて構成される。また、透光カバー16は、照明光が透過する光透過性の部材にて構成され、好適には樹脂製またはガラス製の部材にて構成される。
前カバー11のうちの上述した上段部分70に対応する部分は、筺体10を天井面100(図6参照)に固定するための固定部の一部を構成しており、特に固定部のうちの連結部11b(特に図1ないし図3参照)を構成している。連結部11bは、前カバー11の筺体10の前面を構成する部分から上方に向けて立設されており、Y軸方向に沿って上述した前カバー11の上部の中央位置に設けられた切欠き部11aを挟み込むように一対設けられている。
また、後カバー12のうちの上述した上段部分70に対応する部分は、筺体10を天井面100に固定するための固定部の一部を構成しており、特に固定部のうちの連結部12b(特に図1、図3および図6参照)を構成している。連結部12bは、後カバー12の筺体10の後面を構成する部分から上方に向けて立設されており、Y軸方向に沿って上述した後カバー12の上部の中央位置に設けられた切欠き部12aを挟み込むように一対設けられている。
すなわち、前カバー11の連結部11bおよび後カバー12の連結部12bは、筺体10を天井面100から距離をもって配置させるためのスペーサとなるものであり、取付部材60A,60Bと筺体10とを連結する部位である。これら連結部11b,12bは、Z軸方向に沿って見た場合における筺体10の四隅およびその近傍に配置されている。
より詳細には、連結部11b,12bの各々は、筺体10の上述したY軸方向に沿った両側部に対応する部分(当該部分は、筺体10の後述する駆動部50A,50Bが収容された部分に該当する)のうちのX軸方向に沿った両端部からそれぞれ上方に向けて立設されている。なお、これら連結部11b,12bの各々は、上述したように前カバー11または後カバー12の一部にて構成されているため、いずれも平板状の形状を有しており、その厚み方向がX軸方向と合致するように配置されることで筺体10の前面および後面と同一平面上に位置するように連続して配設されている。
取付部材60A,60Bは、筺体10を天井面100に固定するための固定部の一部を構成するものであり、特に固定部のうちの天井面100に取付けられる取付部を構成している。取付部材60A,60Bは、いずれもX軸方向に沿って延びる平板状の部材にて構成されており、その中央位置に天井面100に固定するための取付用孔61(特に図1参照)が設けられている。
取付部材60Aは、右上カバー14の上方に位置しており、Z軸方向に沿って見た場合に右上カバー14の上面と略同一の大きさおよび形状を有している。また、取付部材60Bは、左上カバー15の上方に位置しており、Z軸方向に沿って見た場合に左上カバー15の上面と略同一の大きさおよび形状を有している。
取付部材60A,60Bの各々は、そのX軸方向に沿った前端が前カバー11の連結部11bの上端に接続されており、そのX軸方向に沿った後端が後カバー12の連結部12bの上端に接続されている。
このように、取付部材60A,60Bの各々が前カバー11および後カバー12に接続されることにより、上段部分70の右側においては、取付部材60A、前カバー11の連結部11b、後カバー12の連結部12bおよび右上カバー14によって、Y軸方向に沿って外部に対して開放された開放空間72A(図1および図6参照)が規定され、上段部分70の左側においては、取付部材60B、前カバー11の連結部11b、後カバー12の連結部12bおよび左上カバー15によって、Y軸方向に沿って外部に対して開放された開放空間72B(図1および図6参照)が規定されることになる。
なお、一対の取付部材が設置される向きは、上述したようにX軸方向に沿って延びる向きに限定されるものではない。たとえば、一方の取付部材が、前カバー11のY軸方向に沿った両端に位置する連結部11bの各々の上端を接続することでY軸方向に沿って延びるように設けられるとともに、他方の取付部材が、後カバー12のY軸方向に沿った両端に位置する連結部12bの各々の上端を接続することでY軸方向に沿って延びるように設けられてもよい。
また、取付部材を分割することなく、単一の取付部材にてこれを構成してもよい。その場合には、単一の取付部材に連結部11b,12bの上端のそれぞれが接続されることになる。さらには、連結部11b,12bの数に応じて取付部材を4分割して構成してもよい。その場合には、連結部11b,12bの各々の上端に取付部材のそれぞれが対応づけて接続されることになる。
これにより、上述した上段部分70に連結部11b,12bおよび取付部材60A,60Bからなる固定部が配設されることになり、このうちの取付部材60A,60Bが取付用孔61を用いて図示しない金具等によって天井面100に沿うように固定されることにより、照明装置1が天井面100に設置されることになる(図6参照)。
上述した筺体10および固定部を構成する前カバー11、後カバー12、下カバー13、右上カバー14、左上カバー15、放熱フィン20、取付部材60A,60Bは、相互にネジ留めされることで一体化されている。ここで、筺体10の内部の空間は、外部に対して水密に構成されていることが必要であるため、これら部材間には、必要に応じて適宜の位置にパッキン等によるシール処理が施されている。
一例を挙げると、図3ないし図5に示すように、前カバー11と、下カバー13、右上カバー14および左上カバー15との間には、当該部分と略同一形状でかつ略同じ大きさの前パッキン41が介装されており、後カバー12と、下カバー13、右上カバー14および左上カバー15との間には、当該部分と略同一形状でかつ略同じ大きさの後パッキン42が介装されている。
このように構成することにより、筺体10の内部の空間が外部から水密に封止されることになり、筺体10の内部への湿気や雨水等に代表される水分の浸入が防止可能となり、屋外への設置が可能となる。
図1ないし図6に示すように、鳥類侵入防止手段90は、照明装置1の上段部分70に配置されており、光源ユニットの周側面に沿って架設された架設部材95と、支持具91A,91B,92A,92Bとによって構成されている。架設部材95は、たとえば線状部材にて構成されており、支持具91A,91B,92A,92Bは、たとえば略L字状の形状を有する板状部材にて構成されている。
支持具91Aは、前カバー11の上段部分70に対応する部分の右側(右側の連結部11b)にネジによって固定されている。支持具91Aは、前カバー11に固定されることにより、前カバー11の右側端部からX軸方向に沿って延在することで前カバー11から露出する部分と、Y軸方向に沿って前カバー11の切欠き部11a内に延在することで前カバー11から露出する部分とを有している。
支持具91Bは、前カバー11の上段部分70に対応する部分の左側(左側の連結部11b)にネジによって固定されている。支持具91Bは、前カバー11に固定されることにより、前カバー11の左側端部からX軸方向に沿って延在することで前カバー11から露出する部分と、Y軸方向に沿って前カバー11の切欠き部11a内に延在することで前カバー11から露出する部分とを有している。
支持具92Aは、後カバー12の上段部分70に対応する部分の右側(右側の連結部12b)にネジによって固定されている。支持具92Bは、後カバー12に固定されることにより、後カバー12の右側端部からX軸方向に沿って延在することで後カバー12から露出する部分と、Y軸方向に沿って後カバー12の切欠き部12a内に延在することで後カバー12から露出する部分とを有している。
支持具92Bは、後カバー12の上段部分70に対応する部分の左側(左側の連結部12b)にネジによって固定されている。支持具92Bは、後カバー12に固定されることにより、後カバー12の左側端部からX軸方向に沿って延在することで後カバー12から露出する部分と、Y軸方向に沿って後カバー12の切欠き部12a内に延在することで後カバー12から露出する部分とを有している。
支持具91A,91B,92A,92Bには、架設部材95を架設するための複数の架設用孔93が設けられている。複数の架設用孔93は、上述した支持具91A,91B,92A,92Bの前カバー11または後カバー12から露出した部分にそれぞれ設けられている。
架設用孔93の各々は、たとえば、支持具91A,91B,92A,92Bにバーリング加工およびタップ加工を施すことによって形成されたバーリングタップにて構成されている。当該バーリングタップは、天井面100に照明装置1が設置された状態において、開放空間72A側または開放空間72B側に突出するように形成されている。
架設部材95を構成する線状部材の両端には、架設用孔93に対応するようにリング状の部分が形成されている。当該リング状の部分にネジ94が挿通され、この状態においてネジ94が架設用孔93に螺合することにより、架設部材95がネジ94と支持具91A,91B,92A,92Bとによって挟み込まれて固定されることになる。
ここで、照明装置1の前部においては、支持具91A,91Bを橋渡すようにY軸方向に沿って架設部材95が取付けられることにより、切欠き部11aを跨ぐように架設部材95が架設されている。また、照明装置1の後部においては、支持具92A,92Bを橋渡すようにY軸方向に沿って架設部材95が取付けられることにより、切欠き部12aを跨ぐように架設部材95が架設されている。
また、照明装置1の右側部においては、支持具91A,92Aを橋渡すようにX軸方向に沿って架設部材95が取付けられることにより、開放空間72Aを跨ぐように架設部材95が架設されている。また、照明装置1の左側部において、支持具91B,92Bを橋渡すようにX軸方向に沿って架設部材95が取付けられることにより、開放空間72Bを跨ぐように架設部材95が架設されている。
このように構成することにより、ネジ94を取付けたり取外したりすることで架設部材95を容易に支持具91A,91B,92A,92Bに着脱することができるため、照明装置1を天井面100に取付けた後に架設部材95を照明装置1に取付けることができるとともに、架設部材95を照明装置1から取外すことで照明装置1を天井面100から取外すことができる。これにより、照明装置1の天井面100への取付けおよび取外しを容易に行なうことができる。
図6に示すように、筺体10の内部の空間は、上述した放熱フィン20の直下に位置する空間と、上述した右上カバー14の上面の直下に位置する空間と、上述した左上カバー15の上面の直下に位置する空間との3つの空間を含んでいる。
このうちの放熱フィン20の直下に位置する空間は、上述した筺体10の高さの低い部位に対応するものであり、当該空間は、LED31を含む光出射部が収容された光出射部収容室17に該当する。一方、このうちの右上カバー14の上面の直下に位置する空間と左上カバー15の上面の直下に位置する空間とは、上述した筺体10の高さの高い部位に対応するものであり、LED31を駆動するための駆動回路が設けられた駆動部50A,50Bが収容された駆動部収容室18A,18Bに該当する。
図4および図6に示すように、光出射部は、光源としての複数のLED31と、当該複数のLED31が実装された基板であるLED実装基板30とを含んでいる。LED実装基板30は、たとえば筺体10の形状に合わせて平面視略矩形状とされたプリント配線基板にて構成され、放熱フィン20の基部21の下面にたとえばネジ留め等によって固定されている。なお、上記複数のLED31は、LED実装基板30の下面(すなわち、放熱フィン20と対面しない方の主面)に実装されている。
ここで、本実施の形態においては、フィン部22が設けられた部分に対応する部分の基部21に、ネジが取付けられた構成とされている。このように構成することにより、放熱性の向上および軽量化のために、放熱フィン20の基部21を薄く構成した場合にも、LED実装基板30の放熱フィン20への組付強度を高く維持することが可能になる。
LED実装基板30と放熱フィン20の基部21との間には、図示しない高熱伝導性のシートまたは/およびグリス等が介在されている。これにより、LED31にて発生した熱は、効率的に放熱フィン20に伝熱されることになり、LED31の温度が一定温度以上の高温に達してしまうことが防止されている。
LED31としては、低消費電力でかつ高寿命の高輝度LEDが使用される。LED31は、LED実装基板30の下面上にたとえばアレイ状または千鳥状等のレイアウトにて実装される。なお、LED31としては、好適には白色発光ダイオードが使用される。
図6に示すように、LED実装基板30の下面に対向する位置には、上述した透光カバー16が配設されている。透光カバー16は、複数のLED31から出射された光に適切に絞りをかけたりあるいは拡散させたりするためのレンズを含んでいてもよい。複数のLED31から出射された光は、当該透光カバー16を介して下方に向けて放射状に照射されることになり、当該光が照明光200となる。
駆動部50A,50Bは、上述したように複数のLED31を駆動するための駆動回路を含んでおり、駆動回路としては、たとえば交流電力を直流電力に変換するコンバータ回路や、電圧を降圧させる降圧回路、電圧を平滑化させる平滑回路等、商用電源等の外部電源から供給される交流電力を複数のLED31を駆動するのに適した直流電力に変換、調整する各種の回路が含まれる。
なお、駆動部50A,50Bは、筺体10の内部に配設された図示しないハーネスによってLED実装基板30に結線されており、さらには当該LED実装基板30に設けられた配線パターンを介して複数のLED31のそれぞれに電気的に接続されている。また、駆動部50A,50Bは、筺体10の内部に配設された図示しないハーネスを介して筺体10の右上カバー14の上面の所定位置に設けられた接続端子40に結線されており、これにより当該駆動部50A,50Bには、当該接続端子40を介して外部から交流電力が供給される。
ここで、駆動部50A,50Bは、放熱フィン20のフィン部22が延びる方向であるX軸方向に沿って延在した形状を有しており、放熱フィン20のフィン部22が並ぶ方向であるY軸方に沿って放熱フィン20に隣り合う位置に配設されている。より具体的には、駆動部50A,50Bは、それぞれ右上カバー14の上面を規定する部分および左上カバー15の上面を規定する部分に固定されている。特に、本実施の形態においては、一対の駆動部50A,50Bが、Y軸方向に沿って放熱フィン20を挟み込むように、上述した駆動部収容室18A,18Bにそれぞれ配設されており、これにより放熱フィン20は、Y軸方向に沿って一対の駆動部50A,50Bの間に位置することになる。
図5および図6に示すように、上述した光出射部収容室17と駆動部収容室18A,18Bとは、筺体10の下カバー13から上方に向けて立設された隔壁部13aによって実質的に区画されている。当該隔壁部13aは、放熱フィン20のフィン部22が延びる方向であるX軸方向に沿って延びており、その上端が放熱フィン20のY軸方向に沿った基部21の両端に当接することで、これら光出射部収容室17と駆動部収容室18A,18Bとを区画している。
このように構成することにより、光出射部収容室17と駆動部収容室18A,18Bとが熱的に独立した状態に近づくことになるため、LED31にて発生する熱と、駆動部50A,50Bにて発生する熱との相互干渉が抑制できることになり、放熱性能を高めることが可能になる。
なお、本実施の形態においては、LED31および駆動部50A,50Bを単一の筺体10に収容した構成とした場合を例示したが、上述した光出射部収容室17と、駆動部収容室18A,18Bとがそれぞれ別体の筺体の内部空間にて構成されるように筺体を分割して構成し、これら分割して構成した筺体を連結具等を用いて一体化させることとしてもよい。このように構成した場合にも、上述した熱の相互干渉が抑制できることになり、放熱性能を高めることができる。
以上により、本実施の形態における照明装置1が天井面100に設置された状態においては、図6に示すように、天井面100に寄り近い位置に照明装置1の占める空間のうちの上段部分70が位置することになり、その下方に下段部分80が位置することになる。
当該設置状態においては、光出射部収容室17の直上に位置する放熱フィン20が天井面100から距離をもって配置されることになるため、これら放熱フィン20と天井面100との間の位置に、通気空間71が構成されることになる。
天井面100に設置された照明装置1の前部および後部には、前カバー11の切欠き部11aおよび後カバー12の切欠き部12aに対応する空間のうちの上段部分70に対応した部分が位置することなり、当該部分と通気空間71とが連通することになる。これにより、通気空間71が、そのX軸方向に沿った両端において当該部分を介して外部に対して開放された状態となる。
一方、天井面100に設置された照明装置1の右側部および左側部には、上述したように、右上カバー14、左上カバー15、取付部材60A,60Bおよび連結部11b,12bによって規定された開放空間72A,72Bが位置することとなり、当該開放空間72A,72Bと通気空間71とが連通することになる。これにより、通気空間71が、そのY軸方向に沿った両端において開放空間72A,72Bを介して外部に対して開放された状態となる。
すなわち、これら切欠き部11a,12aに対応する空間のうちの上段部分70に対応した部分と開放空間72A,72Bとが、光源ユニットと天井面100との間に形成される空間を外部に対して開放する開放部として機能することになる。
なお、切欠き部11a,12aに対応する空間のうちの上段部分70に対応した部分のY軸方向に沿った両端の外側には、連結部11b,12bが位置しており、開放空間72A,72BのX軸方向に沿った両端の外側には、連結部11b,12bが位置している。そのため、開放部は、これら連結部11b,12bによって主として規定されることになる。
これにより、本実施の形態における照明装置1は、その点灯時において、切欠き部11a,12aに対応する空間のうちの下段部分80に対応した部分(すなわち、放熱フィン20のフィン部22によって規定される通気路23のX軸方向における端部)から外気が導入され、これが通気路23を通過する際に放熱フィン20の熱を奪うことで加熱されて上昇気流となり、上記通気空間71に流入して向きを変え、切欠き部11a,12aに対応する空間のうちの上段部分70に対応した部分および開放空間72A,72Bを介して外部に導出されることになる。そのため、放熱フィン20の熱が効果的に外部に放熱されることになる。
ここで、上述した開放部は、鳥類が飛来した場合の侵入経路となり得るが、本実施の形態における照明装置1にあっては、上述した鳥類侵入防止手段90が設けられることにより、その侵入が防止可能とされている。すなわち、本実施の形態における照明装置1にあっては、開放部である切欠き部11a,12aに対応する空間のうちの上段部分70に対応した部分および開放空間72A,72Bを跨ぐように架設部材95が架設されているため、これによって鳥類の侵入が阻害されることになる。
したがって、以上において説明した本実施の形態における照明装置1とすることにより、天井面に設置された状態において効率的に放熱が行なえるとともに、鳥類の侵入を防止することで糞害の発生が未然に防止できることになる。
なお、本実施の形態においては、光源等から生じる熱を放熱する放熱部として放熱フィン20を用いた場合を例示して説明したが、これに限定されず、ヒートシンク等の熱伝導性の高い放熱部材を用いてこれを構成することとしてもよい。
(実施の形態2)
図7は、本発明の実施の形態2における照明装置の正面図である。図7を参照して、本実施の形態における照明装置1Aについて説明する。
図7に示すように、本実施の形態における照明装置1Aは、実施の形態1における照明装置1と比較した場合に、構成の異なる鳥類侵入防止手段90Aを備えている点においてのみ相違している。具体的には、鳥類侵入防止手段90Aは、架設部材95Aと、支持具91A,91B,92A,92Bとによって構成されている。
架設部材95Aは、線状部材にて構成されており、その両端が、変形を許容する変形許容部としての弾性体95aによって構成されている。弾性体95aは、たとえばコイルバネにて構成されており、架設用孔93側に位置する端部に架設用孔93に対応するようにリング状の部分を有している。当該リング状の部分にネジ94が挿通され、この状態においてネジ94が架設用孔93に螺合することにより、架設部材95Aがネジ94と支持具91A,91B,92A,92Bとによって挟み込まれて固定されることになる。
このような構成においては、架設部材95Aに外力が負荷された場合に、弾性体95aが弾性変形することで図中において矢印に示す方向に架設部材95Aが移動することが許容されることになり、これに伴って架設部材95Aが弛緩した状態となる。一方、架設部材95Aに付加されている外力が取り除かれた場合には、弾性体95aが元の形状に復帰することになり、これに伴って架設部材95Aが図中において二点鎖線で示すように緊張した状態に戻ることになる。
これにより、本実施の形態における照明装置1Aにおいては、上述した実施の形態1における照明装置1に比べて、より容易に天井面100への取付けおよび取り外しが行なえるようになる。すなわち、本実施の形態における照明装置1Aにあっては、架設部材95Aが架設された状態のまま、照明装置1Aを天井面100に取付けまたは取外しすることができる。
具体的には、照明装置1Aの取付け時または取外し時において、切欠き部11a,12aまたは開放空間72A,72Bに手を差し入れることにより、手が架設部材95Aに接触することになって弾性体95aに外力が負荷される。これにより、弾性体95aが弾性変形することになり、架設部材95Aが弛緩した状態となる。
一方、切欠き部11a,12aまたは開放空間72A,72Bから手を引き抜いた場合には、弾性体95aに負荷されていた外力が取り除かれることになるため、架設部材95Aが緊張することで防鳥性が発揮される。
したがって、架設部材95Aを取外したり取付けたりする手間が省け、照明装置1Aの取付けおよび取外しがより容易に行なえることになる。
なお、本実施の形態においては、架設部材95Aの両端が弾性体としてのコイルバネにて構成された場合を例示して説明したが、これに限定されず、弾性体がゴム等にて構成されていてもよく、また架設部材95Aの全ての部分が弾性体にて構成されていてもよい。
(実施の形態3)
図8は、本発明の実施の形態3における照明装置の正面図である。図8を参照して、本実施の形態における照明装置1Bについて説明する。
図8に示すように、本実施の形態における照明装置1Bは、実施の形態1における照明装置1と比較した場合に、構成の異なる鳥類侵入防止手段90Bを備える点においてのみ相違している。具体的には、鳥類侵入防止手段90Bは、架設部材95Bと、支持具91A,91B,92A,92Bとによって構成されている。
架設部材95Bは、線状部材で構成されており、その両端が、変形を許容する変形許容部としての形状記憶体95bによって構成されている。形状記憶体95bは、たとえばNi−TiやCu−Zn−Al等の形状記憶合金からなるワイヤによって構成されており、架設用孔93側に位置する端部に架設用孔93に対応するようにリング状の部分を有している。当該リング状の部分にネジ94が挿通され、この状態においてネジ94が架設用孔93に螺合することにより、架設部材95がネジ94と支持具91A,91B,92A,92Bとによって挟み込まれて固定されることになる。
ここで、形状記憶体95bとしては、たとえば所定の変態点温度よりも高い温度にある場合にその延伸方向に沿って収縮し、所定の変態点温度よりも低い温度にある場合にその延伸方向に沿って伸長するものが用いられる。
したがって、照明装置1Bの点灯時においては、光源ユニット内の光源等から発生した熱が光源ユニットの周辺雰囲気を介して形状記憶体95bに伝達されることにより、形状記憶体95bの温度が上記変態点温度よりも高くなることで形状記憶体95bが収縮する。また、照明装置1Bの消灯時においては、形状記憶体95bの熱が光源ユニットの周辺雰囲気に放熱されることにより、形状記憶体95bの温度が上記変態点温度よりも低くなることで形状記憶体95bが伸長する。
このような構成においては、照明装置1Bの消灯時において、形状記憶体95bが伸長することで架設部材95Bが弛緩した状態となり、照明装置1Bの点灯時において、形状記憶体95bが収縮することで架設部材95Bが図中において二点鎖線で示すように緊張した状態に戻ることになる。
これにより、本実施の形態における照明装置1Bにおいては、上述した実施の形態1における照明装置1に比べて、より容易に天井面100への取付けおよび取り外しが行なえるようになる。すなわち、本実施の形態における照明装置1Bにあっては、架設部材95Bが架設された状態のまま、照明装置1Bを天井面100に取付けまたは取外しすることができる。
具体的には、照明装置1Bが消灯している状態においては、架設部材95Bが弛緩しているため、切欠き部11a,12aまたは開放空間72A,72Bに手を差し入れることができることとなり、容易に照明装置1Bの取付けおよび取外しを行なうことができる。
一方、照明装置1Bの点灯時においては、架設部材95Bが緊張しているため、防鳥性が発揮される。なお、形状記憶体95bの弛緩具合を適切に設定すれば、消灯時においても相当程度の防鳥性が発揮されるようにすることができる。
したがって、架設部材95Bを取外したり取付けたりする手間が省け、照明装置1Bの取付けおよび取外しがより容易に行なえることになる。
なお、本実施の形態においては、架設部材95Bの両端が形状記憶体からなるワイヤにて構成された場合を例示して説明したが、これに限定されず、形状記憶体が板状部材やコイル状部材にて構成されていてもよく、その形状は適宜選択することができ、また、架設部材95Bの全ての部分が形状記憶体にて構成されていてもよい。
(実施の形態4)
図9は、本発明の実施の形態4における照明装置の正面図である。図9を参照して、本実施の形態における照明装置1Cについて説明する。
図9に示すように本実施の形態における照明装置1Cは、実施の形態1における照明装置1と比較した場合に、構成の異なる鳥類侵入防止手段90Cを備える点においてのみ相違している。具体的には、鳥類侵入防止手段90Cは、架設部材95Cと、支持具91A,91B,92A,92Bとによって構成されている。
架設部材95Cは、平面視した状態において略矩形形状を有し、Y軸方向およびZ軸方向に延在する複数の線状体を交差させて網目状に形成した平板状の網状部材で構成されており、その両端には、支持具91A,91Bに対応する大きさの板状部分95cが形成されている。
板状部分95cには、架設用孔93に対応する位置に別途ネジ留め孔が設けられている。当該ネジ留め孔にネジ94が挿通され、この状態においてネジ94が架設用孔93に螺合することにより、架設部材95Cがネジ94と支持具91A,91B,92A,92Bとによって挟み込まれて固定されることになる。
このように、網状部材からなる架設部材95Cを用いることにより、当該架設部材95CがY軸方向に沿って延在する線状体だけでなくZ軸方向に沿って延在する線状体をも有することになるため、鳥類の侵入経路が狭まった構成となる。したがって、上記構成を採用することにより、本実施の形態における照明装置1Cにおいては、上述した実施の形態1における照明装置1に比べて、より防鳥性に優れることになる。
以上において示した実施の形態1ないし4においては、架設部材がいずれも支持具にネジ留め固定されている場合を例示して説明したが、これに限定されず、架設部材が支持具に係止することで固定されてもよいし、溶接等によって固定されてもよく、その固定方法は任意に選択することができる。
また、架設部材としての線状部材の本数やその配置間隔等あるいは架設部材としての網状部材に含まれる各線状体の本数やその配置間隔等は、いずれも任意に設定することができ、飛来する可能性のある鳥類の種類や開放部の大きさ等に合わせてこれらを適宜設定すればよい。
このように、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
1,1A,1B,1C 照明装置、10 筺体、11 前カバー、11a,12a 切欠き部、11b,12b 連結部、12 後カバー、13 下カバー、14 右上カバー、15 左上カバー、16 透光カバー、17 光出射部収容室、18A,18B 駆動部収容室、19 凹部、20 放熱フィン、21 基部、22 フィン部、23 通気路、30 実装基板、40 接続端子、41 前パッキン、42 後パッキン、50A,50B 駆動部、60A,60B 取付部材、61 取付用孔、70 上段部分、71 通気空間、72A,72B 開放空間、80 下段部分、90,90A,90B,90C 鳥類侵入防止手段、91A,91B,92A,92B 支持具、93 架設用孔、94 ネジ、95,95A,95B,95C 架設部材、95a 弾性体、95b 形状記憶体、95c 板状部分、100 天井面、200 照明光。

Claims (5)

  1. 天井面に設置される照明装置であって、
    光源を含み、設置状態において天井面から下方に離れた位置に配置される光源ユニットと、
    前記光源ユニットを天井面に固定するための固定部とを備え、
    前記光源ユニットは、前記光源の点灯時において生じる熱を放熱するための放熱部を含み、
    前記固定部は、設置状態において天井面に沿うように配置される取付部と、前記取付部と前記光源ユニットとを連結する連結部とを有し、
    前記連結部は、設置状態において前記光源ユニットと天井面との間に形成される空間を外部に対して開放する開放部を規定し、
    前記放熱部は、前記空間に面することとなるように前記光源ユニットの上面に配置され、
    前記開放部に跨るように架設された架設部材をさらに備える、照明装置。
  2. 前記架設部材は、線状部材であり、
    前記線状部材は、前記光源ユニットの周側面に沿って架設される、請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記架設部材は、線状部材であり、
    前記線状部材は、その延伸方向の少なくとも一部に変形を許容する変形許容部を含み、
    前記変形許容部は、弾性体にて構成され、
    前記弾性体に外力が負荷されることで前記線状部材が弾性変形可能に弛緩する、請求項1または2に記載の照明装置。
  4. 前記架設部材は、線状部材であり、
    前記線状部材は、その延伸方向の少なくとも一部に変形を許容する変形許容部を含み、
    前記変形許容部は、温度によって形状が変化する形状記憶体にて構成され、
    前記形状記憶体は、前記光源の点灯時において前記線状部材の延伸方向に沿って収縮し、前記光源の消灯時において前記線状部材の延伸方向に沿って膨張することで前記線状部材が弛緩する、請求項1または2に記載の照明装置。
  5. 前記架設部材は、網状部材である、請求項1に記載の照明装置。
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