JP2014077434A - 弁開閉時期制御装置 - Google Patents

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Masaki Kobayashi
昌樹 小林
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    • F01L1/3442Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift changing the angular relationship between crankshaft and camshaft, e.g. using helicoidal gear using hydraulic chambers with variable volume to transmit the rotating force
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Abstract

【課題】駆動側回転部材に対する従動側回転部材の回転位相を最遅角位相又は最進角位相に迅速にロックすることができる弁開閉時期制御装置を提供する。
【解決手段】ロック機構62が、回転位相を最遅角位相にロック可能であり、最遅角位相におけるロック凹部60は、最遅角位相となった時にロック部材92bが入り込むロック用凹部60aと、最遅角位相となる前にロック部材92bが入り込み可能な、ロック用凹部60aよりも浅い案内用凹部60bとを備えた階段状に形成されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、内燃機関のクランクシャフトと同期回転する駆動側回転部材と、前記駆動側回転部材と同軸芯で配置され、前記内燃機関の弁開閉用のカムシャフトと一体回転する従動側回転部材と、前記駆動側回転部材と前記従動側回転部材との間に形成される流体圧室を進角室及び遅角室に仕切るように、前記駆動側回転部材及び前記従動側回転部材の少なくとも一方に設けられた仕切部と、加圧流体を前記進角室及び前記遅角室に給排して、前記駆動側回転部材に対する前記従動側回転部材の回転位相を制御する位相制御部と、前記回転位相を所定位相にロックするように、前記駆動側回転部材及び前記従動側回転部材に振り分けて配置され、互いに挿入係合・離脱可能なロック部材及びロック凹部を有するロック機構と、加圧流体を前記ロック凹部に給排して、前記ロック機構をロック状態とロック解除状態とに切り換えるロック制御部と、を備えた弁開閉時期制御装置に関する。
弁開閉時期制御装置は、加圧流体を進角室及び遅角室に給排して駆動側回転部材に対する従動側回転部材の回転位相を制御する。
また、ロック制御部は、駆動側回転部材に対する従動側回転部材の回転位相を所定位相にロックするロック機構を、加圧流体をロック凹部に給排してロック状態とロック解除状態とに切り換える。
駆動側回転部材に対する従動側回転部材の回転位相は、流体圧室を進角室と遅角室に仕切る仕切部が進角室の容積が最大となる位置に移動したときに最進角位相となり、仕切部が遅角室の容積が最大となる位置に移動したときに最遅角位相となる。
特許文献1には、回転位相を最進角位相にロックする最進角ロック機構を備えた排気弁の開閉時期を制御する弁開閉時期制御装置が開示されている。
この最進角ロック機構は、回転位相が最進角位相の時にのみ互いに挿入係合・離脱可能なロック部材及びロック凹部を有する。
したがって、回転位相が最進角位相になる前、つまり、ロック部材がロック凹部に入り込む前においては、駆動側回転部材と従動側回転部材との相対回転が規制されない。
特開2010−84756号公報(図2)
このため、駆動側回転部材に対する従動側回転部材の回転位相を最進角位相に迅速にロックすることができない可能性がある。
すなわち、排気弁開閉用のカムシャフトと一体回転する従動側回転部材には、例えばカムシャフトを介してカムの反トルクが作用している。
従動側回転部材が駆動側回転部材に対して最進角位相の側とは逆の側に回転するように反トルクが作用していると、従動側回転部材が最進角位相となる位置に移動した途端、従動側回転部材がカムトルクによって最進角位相の側とは逆の側に回転する「ばた付き」が生じることが考えられる。
したがって、従動側回転部材が最進角位相となる位置に移動しても、ロック部材がロック凹部に入り込むタイミングを失い易く、最進角位相に迅速にロックできない可能性がある。
このような「ばた付き」は、回転位相が最遅角位相の時にのみ互いに挿入係合・離脱可能なロック部材及びロック凹部を有する最遅角ロック機構を備えている弁開閉時期制御装置でも同様に生じ得る。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、駆動側回転部材に対する従動側回転部材の回転位相を最遅角位相又は最進角位相に迅速にロックすることができる弁開閉時期制御装置を提供することを目的とする。
本発明による弁開閉時期制御装置の第1の特徴構成は、内燃機関のクランクシャフトと同期回転する駆動側回転部材と、前記駆動側回転部材と同軸芯で配置され、前記内燃機関の弁開閉用のカムシャフトと一体回転する従動側回転部材と、前記駆動側回転部材と前記従動側回転部材との間に形成される流体圧室を進角室及び遅角室に仕切るように、前記駆動側回転部材及び前記従動側回転部材の少なくとも一方に設けられた仕切部と、加圧流体を前記進角室及び前記遅角室に給排して、前記駆動側回転部材に対する前記従動側回転部材の回転位相を制御する位相制御部と、前記回転位相を所定位相にロックするように、前記駆動側回転部材及び前記従動側回転部材に振り分けて配置され、互いに挿入係合・離脱可能なロック部材及びロック凹部を有するロック機構と、加圧流体を前記ロック凹部に給排して、前記ロック機構をロック状態とロック解除状態とに切り換えるロック制御部と、を備え、前記ロック機構が、前記回転位相を最遅角位相にロック可能であり、前記最遅角位相における前記ロック凹部は、前記最遅角位相となった時に前記ロック部材が入り込むロック用凹部と、前記最遅角位相となる前に前記ロック部材が入り込み可能な、前記ロック用凹部よりも浅い案内用凹部とを備えた階段状に形成されている点にある。
本構成の弁開閉時期制御装置は、前記ロック機構が、前記回転位相を最遅角位相にロック可能であり、前記最遅角位相における前記ロック凹部は、前記最遅角位相となった時に前記ロック部材が入り込むロック用凹部と、前記最遅角位相となる前に前記ロック部材が入り込み可能な、前記ロック用凹部よりも浅い案内用凹部とを備えた階段状に形成されている。
このため、従動側回転部材が最遅角位相となる位置に移動した途端、従動側回転部材が最遅角位相の側とは逆の側に回転しても、ロック部材を案内用凹部に入り込ませて、駆動側回転部材に対する従動側回転部材の回転範囲を規制することができる。
ロック用凹部と案内用凹部は、案内用凹部がロック用凹部よりも浅い階段状に形成されているので、案内用凹部に入り込んだロック部材はロック用凹部に移行し易い。
したがって、本構成の弁開閉時期制御装置であれば、駆動側回転部材に対する従動側回転部材の回転位相を最遅角位相に迅速にロックすることができる。
本発明による弁開閉時期制御装置の第2の特徴構成は、内燃機関のクランクシャフトと同期回転する駆動側回転部材と、前記駆動側回転部材と同軸芯で配置され、前記内燃機関の弁開閉用のカムシャフトと一体回転する従動側回転部材と、前記駆動側回転部材と前記従動側回転部材との間に形成される流体圧室を進角室及び遅角室に仕切るように、前記駆動側回転部材及び前記従動側回転部材の少なくとも一方に設けられた仕切部と、加圧流体を前記進角室及び前記遅角室に給排して、前記駆動側回転部材に対する前記従動側回転部材の回転位相を制御する位相制御部と、前記回転位相を所定位相にロックするように、前記駆動側回転部材及び前記従動側回転部材に振り分けて配置され、互いに挿入係合・離脱可能なロック部材及びロック凹部を有するロック機構と、加圧流体を前記ロック凹部に給排して、前記ロック機構をロック状態とロック解除状態とに切り換えるロック制御部と、を備え、前記ロック機構が、前記回転位相を最進角位相にロック可能であり、前記最進角位相における前記ロック凹部は、前記最進角位相となった時に前記ロック部材が入り込むロック用凹部と、前記最進角位相となる前に前記ロック部材が入り込み可能な、前記ロック用凹部よりも浅い案内用凹部とを備えた階段状に形成されている点にある。
本構成の弁開閉時期制御装置は、前記ロック機構が、前記回転位相を最進角位相にロックする最進角ロック機構で構成され、前記ロック凹部は、前記最進角位相となった時に前記ロック部材が入り込むロック用凹部と、前記最進角位相となる前に前記ロック部材が入り込み可能な、前記ロック用凹部よりも浅い案内用凹部とを備えた階段状に形成されている。
このため、従動側回転部材が最進角位相となる位置に移動した途端、従動側回転部材が最進角位相の側とは逆の側に回転しても、ロック部材を案内用凹部に入り込ませて、駆動側回転部材に対する従動側回転部材の回転範囲を規制することができる。
ロック用凹部と案内用凹部は、案内用凹部がロック用凹部よりも浅い階段状に形成されているので、案内用凹部に入り込んだロック部材はロック用凹部に移行し易い。
したがって、本構成の弁開閉時期制御装置であれば、駆動側回転部材に対する従動側回転部材の回転位相を最進角位相に迅速にロックすることができる。
本発明の他の特徴構成は、前記加圧流体を前記進角室及び前記遅角室に供給する位相制御用供給路と、前記加圧流体を前記ロック凹部に供給するロック制御用供給路とを、加圧流体を各別に供給可能に備えている点にある。
本構成であれば、加圧流体の進角室又は遅角室への供給の有無にかかわらず、加圧流体をロック凹部に供給して、ロック機構を迅速に作動させることができる。
本発明の他の特徴構成は、前記ロック制御用供給路は、当該ロック制御用供給路に供給された加圧流体の前記位相制御用供給路への流通を阻止する一方向弁を備えている点にある。
本構成であれば、加圧流体の位相制御用供給路への供給の有無にかかわらず、ロック制御用供給路に供給された加圧流体の流体圧を維持して、ロック機構を円滑に作動させることができる。
第1実施形態の流体制御弁部側における弁開閉時期制御装置の回転軸芯に沿う断面図である。 第1実施形態のロック制御弁部側における弁開閉時期制御装置の回転軸芯に沿う断面図である。 中間ロック状態における図1のIII−III線断面図である。 最遅角ロック凹部を示す拡大断面図である。 最遅角ロック直前状態における図1のV−V線断面図である。 最遅角ロック状態における図1のVI−VI線断面図である。 図1,図2におけるVII−VII線断面図である。 ロック状態(ロック位置)におけるロック制御弁部の断面図である。 ロック解除状態(ロック解除位置)におけるロック制御弁部の断面図である。 ロック解除状態において位相変更用加圧流体の流体圧が低下した場合を示すロック制御弁部の断面図である。 第2実施形態の中間ロック状態における回転軸芯に直交する断面図である。 最進角ロック凹部を示す拡大断面図である。 第2実施形態の最遅角ロック直前状態における回転軸芯に直交する断面図である。 第2実施形態の最遅角ロック状態における回転軸芯に直交する断面図である。
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
〔第1実施形態〕
〔全体構成〕
図1〜図10は、本発明に係る弁開閉時期制御装置1を示す。
弁開閉時期制御装置1は、図1〜図6に示すように、自動車用エンジン(内燃機関)EのクランクシャフトE1と同期回転する「駆動側回転部材」としての外部ロータ3と、外部ロータ3に対して同軸芯Xで配置され、エンジンの弁開閉用のカムシャフト8と一体回転する「従動側回転部材」としての内部ロータ5と、「加圧流体」としての作動油(エンジンオイル)を吐出する流体ポンプとしてのオイルポンプPと備えている。
本実施形態の弁開閉時期制御装置1は、吸気弁の開閉時期を制御する。
内部ロータ5は、エンジンEの吸気弁を開閉作動させるカム(図示せず)の回転軸を構成するカムシャフト8の先端部に一体的に組付けられている。内部ロータ5の内径側には凹部14を設けてあり、その底面にはカムシャフト8の側に貫通した固定用穴12を開けてある。この固定用穴12にボルト13を挿通して、内部ロータ5をカムシャフト8に固定してある。このカムシャフト8は、エンジンEのシリンダヘッド(図示せず)に回転自在に支持してある。
外部ロータ3は、前方側のフロントプレート4と後方側のリアプレート11との間にボルト3aで一体に連結して、内部ロータ5に対して所定の角度範囲内で相対回転可能に外装してある。リアプレート11の外周側にはスプロケット部11aを形成してある。スプロケット部11aと、クランクシャフトE1に取り付けられたスプロケットE2とに亘って、タイミングチェーンやタイミングベルト等の動力伝達部材E3を架設してある。
クランクシャフトE1を回転駆動させると、動力伝達部材E3を介してスプロケット部11aに回転動力が伝達され、外部ロータ3が矢印Sで示す方向に回転駆動する。外部ロータ3の回転駆動に伴って内部ロータ5が従動回転してカムシャフト8が回転し、カムシャフト8に設けられたカムがエンジンEの吸気弁を押し下げて開弁させる。
図3〜図6に示すように、外部ロータ3には、径内方向に向けて突出する複数個の凸部を回転方向に沿って互いに離間して形成して、外部ロータ3と内部ロータ5との間にこれらの凸部で区画された四つの流体圧室6を形成してある。
内部ロータ5の外周部の各流体圧室6に対面する箇所には溝を形成してあり、この溝に、「仕切部」としてのベーン7を挿入してある。流体圧室6は、このベーン7によって回転方向で進角室6aと遅角室6bとに仕切られている。
内部ロータ5には、進角室連通孔17と遅角室連通孔18とを形成してある。進角室連通孔17は凹部14と進角室6aとを連通する。遅角室連通孔18は、凹部14と遅角室6bとを連通する。
オイルポンプPから吐出された作動油を、進角室6a及び遅角室6bに対して供給・排出(給排)して、外部ロータ3に対する内部ロータ5の回転位相を、矢印S1で示す進角方向又は矢印S2で示す遅角方向に変位するように制御する位相制御部2を設けてある。
進角方向は進角室6aの容積が増大する方向であり、遅角方向は遅角室6bの容積が増大する方向である。
進角室6aに作動油を供給した場合は、回転位相は進角方向S1に変位し、遅角室6bに作動油を供給した場合は、回転位相は遅角方向S2に変位する。
内部ロータ5の外部ロータ3に対する回転位相を変更可能な角度範囲は、流体圧室6の内部でベーン7が変位可能な角度範囲であり、遅角室6bの容積が最大となる最遅角位相と、進角室6aの容積が最大となる最進角位相との間の範囲に相当する。
〔位相制御部〕
位相制御部2は流体制御弁部を設けて構成してある。
位相制御部2は、作動油を進角室6aに供給して、外部ロータ3に対する内部ロータ5の回転位相を矢印S1で示す進角方向に変位させる進角制御と、作動油を遅角室6bに供給して、外部ロータ3に対する内部ロータ5の回転位相を矢印S2で示す遅角方向に変位させる遅角制御とを択一的に実行する。
流体制御弁部(位相制御部)2は、オイルポンプPから吐出された作動油を進角室6a又は遅角室6bに対して供給・排出して、外部ロータ3に対する内部ロータ5の回転位相を制御する。流体制御弁部2は、内部ロータ5の凹部14に相対回転可能に装着されており、エンジンEのフロントカバー等の静止部位に固定してある。即ち、流体制御弁部2は静止したままであって、内部ロータ5の回転には追従しない。
流体制御弁部2は、図1,図7に示すように、ソレノイド21、ハウジング23、及び中空のスプール25などを備えている。スプール25は有底の円筒形状を有する。ハウジング23はスプール25を収納する第1スプール収納部23aと、凹部14に挿入される凸部23bとを備える。
第1スプール収納部23aには、スプール25を収納する中空部24が形成され、中空部24は一方に開口する有底の円筒形状を有する。凸部23bは、凹部14の形状に対応した円柱形状を有する。第1スプール収納部23aの中空部24と凸部23bとは互いの延在方向が直交するように配設されている。中空部24には、スプール25が、カムシャフト8の回転軸芯Xに垂直な方向に直線移動可能に収納される。
図1に示すように、内部ロータ5の凹部14に凸部23bが相対回転可能に挿入されると共に、ハウジング23がエンジンEのフロントカバー等に固定されている。これにより内部ロータ5が凸部23bにより相対回転可能に支持されている。
スプール25と中空部24の底面との間に亘ってスプリング26が装着されている。このため、スプール25は中空部24の開口側に向けて付勢されている。第1スプール収納部23aの開口側端部にはソレノイド21が設置されており、カムシャフト8の回転軸芯Xに対して垂直方向にスプール25を往復運動させる。ソレノイド21の出退ロッド22がスプール25の底部に当接されている。
ソレノイド21に通電すると、ロッド22が突出移動してスプール25の底部を押圧し、スプール25は図1において下向きに移動する。通電を停止すると、ロッド22はソレノイド21の側に引退し、スプール25はスプリング26の付勢力によりロッド22の動きに追従してソレノイド21の側に移動する。ソレノイド21,ロッド22,スプール25,スプリング26などが、流体制御弁部2を構成する。
凸部23bの外周面には、円環状の周溝の四つが互いに平行に形成され、夫々の周溝には作動油漏れ防止用のシールリング27を装着してある。隣り合う周溝どうしの間には、進角用外周溝31及び遅角用外周溝32と、進角用外周溝31と遅角用外周溝32との間に配置したロック用外周溝96とを形成してある。シールリング27によって、進角用外周溝31,遅角用外周溝32及びロック用外周溝96からの作動油の漏れを防止する。
凸部23bの内部には、進角側流路42と遅角側流路43、及び、ロック流路99を形成してある。進角側流路42が進角用外周溝31に連通し、遅角側流路43が遅角用外周溝32に連通し、ロック流路99がロック用外周溝96に連通している。
進角室6aは進角室連通孔17を介して進角用外周溝31に常時連通し、遅角室6bは遅角室連通孔18を介して遅角用外周溝32に常時連通している。
また、後述する中間ロック凹部93の底部が中間ロック流路95を介してロック用外周溝96に常時連通し、後述する最遅角ロック凹部60の底部が最遅角ロック流路61を介してロック用外周溝96に常時連通している。
図1,図7に示すように、第1スプール収納部23aにはスプール25に対して垂直な方向に沿った供給側流路47が形成されている。供給側流路47は、一端側が第1スプール収納部23aの中空部24に連通し、オイルポンプPからの作動油が他端側から供給される。
図7に示すように、供給側流路47の途中箇所には、第1スプール収納部23aの中空部24に供給した作動油のオイルポンプPの側への逆流を防止する第1逆止弁15を装着してある。第1逆止弁15は、供給側流路47に内嵌するスリーブ15aと、スリーブ15aの内側空間に装着した球形弁体15bと、球形弁体15bを供給側流路47の上流側に向けて付勢するスプリング15cとを備えている。
進角側流路42は、一端側が中空部24に開口していると共に他端側が進角用外周溝31に開口している。遅角側流路43は、一端側が中空部24に開口していると共に他端側が遅角用外周溝32に開口している。
スプール25の外周側には、図1に示すように、円環状の排出用外周溝53a,53b及び供給用外周溝54を形成してある。排出用外周溝53a,53bには、中空部24に連通する貫通孔55a,55bを夫々設けてある。
排出用外周溝53a、53b及び供給用外周溝54の位置関係は、次の通りである。
ソレノイド21の非通電時には、図1に示すように、供給用外周溝54が供給側流路47と進角側流路42とに連通すると共に、排出用外周溝53bが遅角側流路43に連通するように設けてある。ソレノイド21の通電時には、供給用外周溝54が供給側流路47と遅角側流路43に連通すると共に、排出用外周溝53aが進角側流路42に連通するように設けてある。
進角室連通孔17と進角側流路42、及び、遅角室連通孔18と遅角側流路43が、作動油を進角室6a及び遅角室6bに供給する位相制御用供給路70を構成している。
〔ロック機構〕
外部ロータ3と内部ロータ5との間には、図3〜図6に示すように、外部ロータ3に対する内部ロータ5の回転位相を最遅角位相と最進角位相との間の図3に示す中間ロック位相にロックする中間ロック機構9と、外部ロータ3に対する内部ロータ5の回転位相を図5,図6に示す最遅角位相にロックする最遅角ロック機構62とを設けてある。
中間ロック機構9と最遅角ロック機構62は、回転軸芯Xに直交する方向に沿って突出端が内部ロータ5に向けて接近・離間できるように、外部ロータ3に出退自在に装着した第1ロック部材92b及び第2ロック部材92aと、第1ロック部材92b及び第2ロック部材92aを突出方向に付勢する付勢機構としての第1ロックスプリング94b及び第2ロックスプリング94aとを備えている。
中間ロック機構9は、第1ロック部材92bと第2ロック部材92aとを同時に挿入係合させるために、内部ロータ5の外周側に周方向に沿った溝状に形成された中間ロック凹部93を備えている。
したがって、中間ロック機構9は、外部ロータ3及び内部ロータ5に振り分けて配置されて、互いに挿入係合・離脱可能なロック部材92a,92bおよび中間ロック凹部93を有している。
最遅角ロック機構62は、第1ロック部材92bが挿入係入する最遅角ロック凹部60を内部ロータ5に備えている。
最遅角ロック機構62は、図6に示すように第1ロック部材92bを最遅角ロック凹部60に入り込ませて、外部ロータ3に対する内部ロータ5の回転位相を、吸気圧縮比を低下させて内燃機関の始動負荷を低減させることができる最遅角位相に変更することができる。
最遅角ロック凹部60は、矢印S1で示す方向で段階的に深くなる階段状に形成して、内部ロータ5が外部ロータ3に対して矢印S2で示す遅角方向に移動するに伴って、第1ロック部材92bが段階的に係合するラチェット機構66を構成してある。
すなわち、図4に示すように、最遅角位相における最遅角ロック凹部60は、最遅角位相となった時に第1ロック部材92bが入り込む最遅角ロック用凹部60aと、最遅角位相となる前に第1ロック部材92bが入り込み可能な、最遅角ロック用凹部60aよりも浅い案内用凹部60bとを備えた階段状に形成されている。
〔ロック制御部〕
ロック制御部は、ロック制御弁部100を設けて構成してある。
ロック制御弁部100は、図2,図7に示すように、流体制御弁部2と共にハウジング23に並設してあり、中間ロック流路95及び最遅角ロック流路61に対する流体の供給または排出の制御を行う。
流体制御弁部2とロック制御弁部100は、互いに隣り合った状態で一体に備えるようにモジュール化してある。
ロック制御弁部100は、オイルポンプPから吐出された作動油を、ロック流路99から中間ロック流路95及び最遅角ロック流路61を介して中間ロック凹部93及び最遅角ロック凹部60に供給・排出(給排)して、中間ロック機構9及び最遅角ロック機構62をロック状態とロック解除状態とに切り換える。
ロック流路99、中間ロック流路95及び最遅角ロック流路61が、作動油を中間ロック凹部93及び最遅角ロック凹部60に供給するロック制御用供給路71を構成している。
位相制御用供給路70への作動油の供給は流体制御弁部2により制御され、ロック制御用供給路71への作動油の供給は、流体制御弁部2とは別のロック制御弁部100により制御される。
したがって、位相制御用供給路70とロック制御用供給路71は、作動油を各別に供給可能に備えている。
ロック制御弁部100は、ソレノイド101,ハウジング23、及び、スプール105を備え、スプール105は有底の円筒形状を有する。ハウジング23はスプール105を収納する第2スプール収納部23cを備える。
第2スプール収納部23cには、スプール105を収納する中空部104が形成されている。中空部104は円筒形状を有する。中空部104には、スプール105が、カムシャフト8の回転軸芯Xに垂直な方向に直線移動可能に収納される。
スプール105と中空部104の底面との間に亘ってスプリング106が設置されている。スプリング106によってスプール105は中空部104のソレノイド101の側に付勢されている。
ソレノイド101は第2スプール収納部23cの開口側端部に設置してあり、カムシャフト8の回転軸芯Xに垂直な方向にスプール25を往復運動させる。ソレノイド101の先端部のロッド102がスプール105の底部に当接されている。ソレノイド101に通電すると、ロッド102がソレノイド101から突出してスプール105の底部を押圧し、スプール105は図2において下向きに移動する。
ソレノイド101への通電を停止すると、ロッド102はソレノイド101の側に引退し、スプリング106の付勢力により、スプール105はロッド102の動きに追従してソレノイド101の側に移動する。ソレノイド101,ロッド102,スプール105、及び、スプリング106などがロック制御弁部100を構成する。
なお、第2スプール収納部23cの開口側には、外部と繋がり空気を流通させてスプール105の高速での往復運動を可能にする貫通孔103が形成されている。この貫通孔103は、漏出した作動油を外部に排出することもできる。
図1,図2,図7に示すように、ハウジング23はスプール25を収納する第1スプール収納部23aと、凹部14に挿入される凸部23bとに加えて、ロック制御弁部100のスプール105を収納する第2スプール収納部23cを備える。
第2スプール収納部23cは、凸部23bの延在方向に垂直な方向、すなわち、カムシャフト8の延在方向に垂直な方向において、第1スプール収納部23aと並設されている。図7に示すように、凸部23bの延在方向、すなわち、カムシャフト8の延在方向において、第1スプール収納部23aと第2スプール収納部23cとが略同一平面上に位置するように設けられている。
図2に示すように、ロック流路99は、一端が中空部104に開口し、他端がロック用外周溝96に常時連通している。
図7に示すように、供給側流路47と中空部104との間にはオイルポンプPから吐出された作動油のロック制御弁部100に対する供給流路48が形成されている。
供給流路48は、オイルポンプPから吐出された作動油を、中間ロック凹部93及び最遅角ロック凹部60に供給して、中間ロック機構9及び最遅角ロック機構62をロック解除状態に保持しているときに、オイルポンプPから吐出された作動油の圧力がロック制御用供給路71に供給されたロック解除用作動油の圧力よりも低下すると、ロック解除用作動油の位相制御用供給路70への流通を阻止する第2逆止弁(一方向弁)63を備えている。
供給流路48は、オイルポンプPから吐出された作動油が流体制御弁部2を経由してロック制御弁部(ロック制御部)100に至るように、流体制御弁部2とロック制御弁部100との仕切部分64に貫通形成してある。
第2逆止弁63は、供給側流路47と同芯に形成した供給流路48に内嵌するスリーブ48aと、スリーブ48aの内側空間に装着した球形弁体48bと、球形弁体48bを供給流路48の上流側に向けて付勢するスプリング48cとを備え、供給側流路47を通して供給流路48に装着してある。
〔ロック制御部の動作〕
ロック制御弁部(ロック制御部)100の動作を図8〜図10に基づいて説明する。
ロック制御弁部100は、スプール105を、中間ロック機構9及び最遅角ロック機構62をロック状態に切り換えるロック位置(図8参照)と、エンジンEの始動時及びエンジンEの駆動中に中間ロック機構9及び最遅角ロック機構62をロック解除状態に切り換えるロック解除位置(デューティー位置)(図9参照)とに切り換え可能に設けて構成してある。
図8は、エンジンEの停止時においてスプール105がロック位置に切り換えられた状態を示す。この状態では、ソレノイド101は通電されておらず、スプール105の位置が最もソレノイド101の側に位置する。
ロック位置では、オイルポンプPから吐出された作動油は、その油圧が所定油圧以上に達していると第2逆止弁63を開弁して、供給側流路47から供給流路48を介して、スプール105に形成された流入ポートP1からスプール105内に流入するものの、スプール105に別途形成された流出ポートP2はロック流路99との連通が遮断されているので、ロック流路99には流入しない。一方、ロック流路99はドレン流路P3に連通していて、中間ロック凹部93及び最遅角ロック凹部60の作動油が中間ロック流路95及び最遅角ロック流路61を介してロック流路99からドレン流路P3を通して排出可能である。
したがって、エンジンEの停止時に、第1ロック部材92bと第2ロック部材92aとを中間ロック凹部93に入り込ませて、外部ロータ3にする内部ロータ5の回転位相を中間ロック位相にロックするロック状態に切り換えることができる。この状態でのスプール105の位置が中間ロック位置となる。
図9は、エンジンEの始動時又はエンジンEの駆動中においてスプール105がロック解除位置に切り換えられた状態を示す。
ロック解除位置では、流入ポートP1とロック流路99とが流出ポートP2を介して連通され、オイルポンプPから吐出された作動油は、その油圧が所定油圧以上に達していると第2逆止弁63を開弁して、供給流路48から流入ポートP1を通してスプール105の内側に流入し、流出ポートP2を介してロック流路99を通して中間ロック凹部93及び最遅角ロック凹部60に供給される。
その結果、中間ロック機構9及び最遅角ロック機構62がロック解除状態に切り換えらて、外部ロータ3に対する内部ロータ5の回転位相を所望の回転位相に変位させることができるようになる。
中間ロック機構9及び最遅角ロック機構62は、ロック解除用作動油を中間ロック凹部93及び最遅角ロック凹部60に供給することにより、ロック解除用作動油の油圧で第1ロック部材92bと第2ロック部材92aとを中間ロック凹部93及び最遅角ロック凹部60から引退させて、ロック解除状態に保持している。
図10は、中間ロック機構9及び最遅角ロック機構62をロック解除状態に保持しながら、外部ロータ3に対する内部ロータ5の回転位相を変更するために、位相変更用作動油を進角室6a又は遅角室6bに供給した結果、オイルポンプPから吐出された作動油の油圧が低下した状態を示す。
この状態では、位相変更用作動油の油圧が所定圧に上昇するまでの間、ロック解除用作動油の油圧により2逆止弁63が閉動作しているので、ロック解除用作動油の油圧低下が防止され、中間ロック機構9及び最遅角ロック機構62はロック解除状態に維持される。
そして、スプール105をロック位置(図8)に切り換えて、中間ロック凹部93へのロック解除用作動油の供給を停止し、中間ロック凹部93をロック流路99を介してドレン流路P3に連通することにより、最遅角ロック機構62によるロックが可能になる。
これにより、ラチェット機構66によるラチェット作用を利用して、図5,図6に示すように、第1ロック部材92bを最遅角ロック凹部60に段階的に入り込ませ、外部ロータ3に対する内部ロータ5の回転位相を、吸気圧縮比を低下させて内燃機関の始動負荷を低減させることができる最遅角位相に変更することができる。
〔第2実施形態〕
図11〜図14は、本発明の別実施形態を示す。
本実施形態の弁開閉時期制御装置1は、排気弁の開閉時期を制御する。
本実施形態では、第1実施形態で示した最遅角ロック機構62に代えて、外部ロータ3に対する内部ロータ5の回転位相を図13,図14に示す最進角位相にロックする最進角ロック機構80を備えている。
最進角ロック機構80は、第2ロック部材92aが挿入係入する最進角ロック凹部81を内部ロータ5に備えている。
最進角ロック凹部81は、最進角ロック流路82に連通している。
最進角ロック機構80は、図13,図14に示すように第2ロック部材92aを最進角ロック凹部81に段階的に入り込ませて、外部ロータ3に対する内部ロータ5の回転位相を、吸気圧縮比を低下させて、例えばアイドリングストップ後の内燃機関の再始動負荷を低減させることができる最進角位相にロックすることができる。
最進角ロック凹部81は、矢印S2で示す方向で段階的に深くなる階段状に形成して、内部ロータ5が外部ロータ3に対して矢印S1で示す進角方向に移動するに伴って、第2ロック部材92aが段階的に係合するラチェット機構83を構成してある。
すなわち、図12に示すように、最進角位相における最進角ロック凹部81は、最進角位相となった時に第2ロック部材92aが入り込む最進角ロック用凹部81aと、最進角位相となる前に第2ロック部材92aが入り込み可能な、最進角ロック用凹部81aよりも浅い案内用凹部81bとを備えた階段状に形成されている。
ロック流路99、中間ロック流路95及び最進角ロック流路82が、作動油を中間ロック凹部93及び最進角ロック凹部81に供給するロック制御用供給路71を構成している。
第1実施形態と同様に、位相制御用供給路70への作動油の供給は流体制御弁部2により制御され、ロック制御用供給路71への作動油の供給は、流体制御弁部2とは別のロック制御弁部100により制御される。
したがって、位相制御用供給路70とロック制御用供給路71は、作動油を各別に供給可能に備えている。
最進角ロック機構80及びロック制御弁部100のその他の構成は、第1実施形態における「最遅角」の文言を「最進角」に読み替えることにより理解できるので、その詳細な説明は省略する。
その他の構成は第1実施形態と同様である。
〔その他の実施形態〕
本発明による弁開閉時期制御装置は、流体制御弁部2とロック制御弁部100とを構成するハウジング23を、フロント給油カバーなどに一体に設けてあってもよい。
本発明は、自動車その他の内燃機関の弁開閉時期制御装置に利用可能である。
2 位相制御部
3 駆動側回転部材
5 従動側回転部材
6 流体圧室
6a 進角室
6b 遅角室
7 仕切部
8 カムシャフト
62,80ロック機構
48 供給流路
60,81 ロック凹部
60a,81a ロック用凹部
60b,81b 案内用凹部
63 一方向弁
70 位相制御用供給路
71 ロック制御用供給路
92a,92b ロック部材
100 ロック制御部
E 内燃機関
E1 クランクシャフト
X 軸芯

Claims (4)

  1. 内燃機関のクランクシャフトと同期回転する駆動側回転部材と、
    前記駆動側回転部材と同軸芯で配置され、前記内燃機関の弁開閉用のカムシャフトと一体回転する従動側回転部材と、
    前記駆動側回転部材と前記従動側回転部材との間に形成される流体圧室を進角室及び遅角室に仕切るように、前記駆動側回転部材及び前記従動側回転部材の少なくとも一方に設けられた仕切部と、
    加圧流体を前記進角室及び前記遅角室に給排して、前記駆動側回転部材に対する前記従動側回転部材の回転位相を制御する位相制御部と、
    前記回転位相を所定位相にロックするように、前記駆動側回転部材及び前記従動側回転部材に振り分けて配置され、互いに挿入係合・離脱可能なロック部材及びロック凹部を有するロック機構と、
    加圧流体を前記ロック凹部に給排して、前記ロック機構をロック状態とロック解除状態とに切り換えるロック制御部と、を備え、
    前記ロック機構が、前記回転位相を最遅角位相にロック可能であり、
    前記最遅角位相における前記ロック凹部は、前記最遅角位相となった時に前記ロック部材が入り込むロック用凹部と、前記最遅角位相となる前に前記ロック部材が入り込み可能な、前記ロック用凹部よりも浅い案内用凹部とを備えた階段状に形成されている弁開閉時期制御装置。
  2. 内燃機関のクランクシャフトと同期回転する駆動側回転部材と、
    前記駆動側回転部材と同軸芯で配置され、前記内燃機関の弁開閉用のカムシャフトと一体回転する従動側回転部材と、
    前記駆動側回転部材と前記従動側回転部材との間に形成される流体圧室を進角室及び遅角室に仕切るように、前記駆動側回転部材及び前記従動側回転部材の少なくとも一方に設けられた仕切部と、
    加圧流体を前記進角室及び前記遅角室に給排して、前記駆動側回転部材に対する前記従動側回転部材の回転位相を制御する位相制御部と、
    前記回転位相を所定位相にロックするように、前記駆動側回転部材及び前記従動側回転部材に振り分けて配置され、互いに挿入係合・離脱可能なロック部材及びロック凹部を有するロック機構と、
    加圧流体を前記ロック凹部に給排して、前記ロック機構をロック状態とロック解除状態とに切り換えるロック制御部と、を備え、
    前記ロック機構が、前記回転位相を最進角位相にロック可能であり、
    前記最進角位相における前記ロック凹部は、前記最進角位相となった時に前記ロック部材が入り込むロック用凹部と、前記最進角位相となる前に前記ロック部材が入り込み可能な、前記ロック用凹部よりも浅い案内用凹部とを備えた階段状に形成されている弁開閉時期制御装置。
  3. 前記加圧流体を前記進角室及び前記遅角室に供給する位相制御用供給路と、前記加圧流体を前記ロック凹部に供給するロック制御用供給路とを、加圧流体を各別に供給可能に備えている請求項1又は2記載の弁開閉時期制御装置。
  4. 前記ロック制御用供給路は、当該ロック制御用供給路に供給された加圧流体の前記位相制御用供給路への流通を阻止する一方向弁を備えている請求項3記載の弁開閉時期制御装置。
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