JP2014073647A - タイヤ加硫用金型及び空気入りタイヤ - Google Patents

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【課題】気体排出性能を高度に維持しながら、スピューの発生を低減することを可能にしたタイヤ加硫用金型及び空気入りタイヤを提供する。
【解決手段】マーク成形用凹部10の底面11の周縁部にそって輪郭溝12が形成され、輪郭溝12のうちタイヤ加硫用金型の径方向に延在する径方向溝部分12aがサイドウォール成形面5,6の径方向内端から径方向外端に向かって溝深さが徐々に深くなると共に溝幅が徐々に狭くなる形状を有し、径方向溝部分12aの径方向内端における断面積S1に対する径方向外端における断面積S2の比率が50%〜150%であり、各径方向溝部分12aの溝深さが最深かつ溝幅が最狭である径方向外端部のみにベントホール20を設ける。
【選択図】図6

Description

本発明は、タイヤ加硫用金型及び空気入りタイヤに関し、更に詳しくは、気体排出性能を高度に維持しながら、スピューの発生を低減することを可能にしたタイヤ加硫用金型及び空気入りタイヤに関する。
タイヤ加硫用金型には、タイヤ加硫時に金型内に残留する気体を金型外に排出するため、ベントホールなどの気体抜き通路が多数設けられている。それに起因して、加硫後のタイヤにおいて、気体抜き通路内に押し出されたゴムがスピュー(髭状の突起)となってタイヤ表面に多数残存する。
そのため、加硫終了後にスピューを切断除去する作業が行われるが、スピューの切断跡がタイヤ表面に多数残るため、外観が悪化せざるを得ない。また、スピューが多い分だけ切断除去に要する時間がかかり、作業効率が悪い。しかも、除去したスピューは産業廃棄物として廃棄処理されるため、材料が無駄になり、かつスピューが多い分だけ産業廃棄物の増加につながる。
そこで、近年、上記対策として、タイヤ加硫用金型のタイヤ成形面に徐々に溝幅が狭くなるか溝深さが深くなる形状を有する気体抜き用の溝を形成し、その溝に集めた気体等を最狭部又は最深部に設けた気体抜き通路を介して外部に排出するようにした金型や、タイヤ表面に文字等の表示部を成形するための溝を徐々に溝幅が狭くなるか溝深さが深くなる形状に構成して最狭部又は最深部に気体抜き通路を設けて気体を外部に排出するようにした金型が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上記提案の金型であっても気体排出性能とスピューの減少とを両立する効果が必ずしも充分でなく、更なる改善が求められている。
特開2004−136617号公報
本発明の目的は、気体排出性能を高度に維持しながら、スピューの発生を低減することを可能にしたタイヤ加硫用金型及び空気入りタイヤを提供することにある。
上記目的を達成するための本発明のタイヤ加硫用金型は、サイドウォール成型面にマーク成形用凹部を有するタイヤ加硫用金型において、前記マーク成形用凹部の底面の周縁部にそって輪郭溝が形成され、該輪郭溝のうちタイヤ加硫用金型の径方向に延在する径方向溝部分がサイドウォール成形面の径方向内端から径方向外端に向かって溝深さが徐々に深くなると共に溝幅が徐々に狭くなる形状を有し、前記径方向溝部分の径方向内端における断面積に対する径方向外端における断面積の比率が50%〜150%であり、各径方向溝部分の溝深さが最深かつ溝幅が最狭である径方向外端部にベントホールを設けたことを特徴とする。
本発明のタイヤ加硫用金型は、上述のように、輪郭溝のうちタイヤ加硫用金型の径方向に延在する径方向溝部分がサイドウォール成形面の径方向内端から径方向外端に向かって溝深さが徐々に深くなると共に溝幅が徐々に狭くなる形状を有するので、残留気体を溝深さが浅く溝幅が広い側から溝深さが深く溝幅が狭い側へ向かって効率良く導き、各径方向溝部分の溝深さが最深かつ溝幅が最狭である径方向外端部に設けられたベントホールを介して金型外へ排出することが出来る。また、径方向輪郭部分の径方向内端における断面積に対する径方向外端における断面積の比率を50%〜150%の範囲内に収めて溝の断面積を略一定に保っているので気体を排出する性能をより高めることが出来る。そして、ベントホールが各径方向溝部分の溝深さが最深かつ溝幅が最狭である径方向外端部に設けられるので、ベントホールの数を低減し、スピューの発生を低減することが出来る。
本発明のタイヤ加硫用金型では、径方向溝部分の溝深さが0.3〜3.0mmの範囲内で変化することが好ましい。また、径方向溝部分の溝幅が0.6〜3.0mmの範囲内で変化することが好ましい。このように径方向溝部分の溝深さや溝幅を設定することで、タイヤ加硫時に未加硫ゴムが溝内を円滑に流れるようにして気体排出性能をより高めることが出来る。
本発明のタイヤ加硫用金型では、径方向溝部分の断面形状が三角形状、四角形状、又は半円形状のいずれかであることが好ましい。このような断面形状にすることで、効果的に残留気体を導くことが出来る。
本発明の空気入りタイヤは、上述のタイヤ加硫用金型を用いて製造されるので、空気が金型内に残留することによる加硫故障が発生せず、また、スピューの発生が低減するため、スピューの切断跡が減少し、外観を向上することが出来る。
本発明の実施形態からなるタイヤ加硫用金型の一例を示す断面図である。 本発明のマーク成形用凹部の一例を示す正面図である。 図2のマーク成形用凹部の斜視図である。 図2のマーク成形用凹部の輪郭溝を拡大して示す正面図である。 図4のA−A矢視断面図である。 図2のマーク成形用凹部の一部を切断して示す斜視図である。 本発明のタイヤ加硫用金型を用いて製造した空気入りタイヤの一例を示す断面 図である。 図7の空気入りタイヤに成形されたマークを拡大して示す斜視図である。 図8のマークの一部を切断して示す斜視図である。 本発明の輪郭溝の径方向溝部分の形状の例を示す模式図である。 本発明の輪郭溝の径方向溝部分の形状の例を示す模式図である。
以下、本発明について添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
図1に例示するように、本発明のタイヤ加硫用金型(以下、金型と言う)は、タイヤの一方のサイドウォールを成形する環状の上型1、他方のサイドウォールを成形する環状の下型2、及びトレッドを成形する複数のセクター3からなる環状の側型4を備えている。
上型1は下面側に、下型2は上面側に、それぞれサイドウォールを成形するサイドウォール成形面5,6を有している。側型4は、内周面側にトレッド(及び、サイドウォールの一部)を成形するトレッド成形部7を有している。サイドウォール成形面5,6には、マーク成形用凹部10が設けられると共に、このマーク成形用凹部10の金型径方向外端部にベントホール20が設けられている。
マーク成形用凹部10は、タイヤ表面に文字、記号、図形等の任意の形状のマークを成形するものであり、図2,3にV字状のマーク成形用凹部10を例示する。図2,3に例示するように、マーク成形用凹部10の底面11の周縁部に沿って輪郭溝12が形成されている。
輪郭溝12は、金型径方向(図2の上下方向)に延在する径方向溝部分12aと金型周方向(図2の左右方向)に延在する周方向溝部分12bとから構成される。尚、本発明では、金型径方向に対する傾斜角度が0°〜40°の溝部分を径方向溝部分12aと言い、金型径方向に対する傾斜角度が55°〜90°の溝部分を周方向溝部分12bと言う。
輪郭溝12のうち径方向溝部分12aは、図4に示すように、金型径方向内端(図4の左側)から金型径方向外端(図4の右側)に向かって溝幅が徐々に狭くなると共に、図5に示すように、金型径方向内端(図5の右側)から金型径方向外端(図5の左側)に向かって溝深さが徐々に深くなり、図6に示すような立体形状(図6の点線部分を参照)を有している。そして、図6に示される径方向溝部分12aの金型径方向内端における断面積S1と金型径方向外端における断面積S2との比率(断面積S1に対する断面積S2の比率)が50%〜150%の範囲に設定されている。また、図4〜6に示されるように、各径方向溝部分12aの溝深さが最深かつ溝幅が最狭である金型径方向外端部のみにベントホール20が設けられている。
図7〜9に本発明の金型を用いて製造された本発明の空気入りタイヤを例示する。
図7において、31はトレッド部、32はサイドウォール部、33はビード部である。左右一対のビード部33,33間にはカーカス層34が装架され、そのカーカス層34の端部がビードコア35の廻りにタイヤ内側から外側に折り返されている。トレッド部31におけるカーカス層34の外周側には複数層のベルト層36が埋設されている。但し、タイヤ内部構造は特に限定されるものではない。
このような空気入りタイヤにおいて、サイドウォール部32には、その表面から突出するマーク40が形成されている。このマーク40は、マーク成形用凹部10により成形されたものであり、文字、記号、図形等の任意の形状を有する。
図8,9にV字状のマーク40を例示する。図8,9に示すように、マーク40は、突出面41とその周縁部に沿って形成される輪郭部42とからなる。尚、突出面41は、金型のマーク成形用凹部10の底面11により成形され、輪郭部42は金型のマーク成形用凹部10の輪郭溝12によって成形される。
輪郭部42は、タイヤ径方向に延在する径方向輪郭部分42aとタイヤ周方向に延在する周方向輪郭部分42bとからなり、径方向輪郭部分42aは、上述の金型の径方向溝部分12aによって成形されるため、図9に示すように、タイヤ径方向内端からタイヤ径方向外端に向かって幅が徐々に狭くなると共に突出高さが徐々に高くなる形状を有している。そして、径方向輪郭部分42aのタイヤ径方向内端における断面積S1’とタイヤ径方向外端における断面積S2’との比率(断面積S1’に対する断面積S2’の比率)が50%〜150%の範囲に設定されている。また、本発明の空気入りタイヤでは、各径方向輪郭部分42aの突出高さが最大かつ幅が最狭であるタイヤ径方向外端部に金型のベントホール20に対応してスピュー又はスピューの切断跡(不図示)が存在する。
上述の本発明の金型で上述の本発明の空気入りタイヤを製造すると、金型内の残留気体が、溝深さが浅く溝幅が広い金型径方向内端側から溝深さが深く溝幅が狭い金型径方向外端側へ向かって効率良く導かれ、各径方向溝部分12aの溝深さが最深かつ溝幅が最狭である金型径方向外端部に設けられたベントホール20を介して金型外へ排出されるので、優れた気体排出性能を得ることが出来る。その結果、加硫故障のない空気入りタイヤを安定して製造することが出来る。また、断面積S1に対する断面積S2の比率を50%〜150%の範囲内に収めて径方向溝部分12a全体の溝断面積が略一定になるようにしているので気体排出性能をより高め、加硫故障のない空気入りタイヤをより安定して製造することが出来る。
更に、ベントホール20が各径方向溝部分12aの溝深さが最深かつ溝幅が最狭である径方向外端部のみに設けられるので、空気入りタイヤでは、各径方向輪郭部分42aの突出高さが最大かつ幅が最狭であるタイヤ径方向外端部のみにスピューが形成されることになり、スピューの数を減少することが出来る。その結果、スピューを切断除去する時間が減り、作業効率を改善することが出来、更に除去するスピューの量が減るので材料の無駄及び産業廃棄物の発生を低減することが出来る。また、スピューの数が少なくなりスピューを切断除去する回数が減少するので、スピューを切断除去する際に切断刃がサイドウォールに当たって疵(トリムカット)が生じる可能性を低減することが出来る。更に、製造された空気入りタイヤでは、各径方向輪郭部分42aの突出高さが最大かつ幅が最狭であるタイヤ径方向外端部のみにスピューの切断跡が存在することになるため、タイヤ外観を向上することが出来る。
径方向溝部分12aの溝深さは0.3〜3.0mmの範囲内で変化していることが好ましい。より好ましくは、金型径方向内端における溝深さD1が0.3mm〜1.5mmの範囲であり、金型径方向外端における溝深さD2が2.0mm〜3.0mmの範囲であると良い。径方向溝部分12aの溝深さが0.3mmより小さいと、タイヤ加硫時に未加硫ゴムが溝内を円滑に流れ難くなる。径方向溝部分12aの溝深さが3.0mmより大きいと、タイヤの外観が悪くなる。
径方向溝部分12aの溝幅は0.6〜3.0mmの範囲内で変化していることが好ましい。より好ましくは、金型径方向内端における溝幅W1が0.6mm〜1.0mmの範囲であり、金型径方向外端における溝幅W2が1.5mm〜3.0mmの範囲であると良い。径方向溝部分12aの溝幅が0.6mmより小さいとタイヤ加硫時に未加硫ゴムが溝内を円滑に流れ難くなる。径方向溝部分12aの溝幅が3.0mmより大きいと、タイヤの外観が悪くなる。
径方向溝部分12aの断面積は金型径方向内端における断面積S1と金型径方向内端における断面積S1とが前述の関係を満たしていれば良いが、好ましくは、径方向溝部分12aの断面積は0.6mm2〜3.0mm2の範囲内で変化していると良い。より好ましくは、金型径方向内端における断面積S1が0.6mm2〜1.0mm2の範囲であり、金型径方向外端における断面積S2が2.0mm2〜3.0mm2の範囲であると良い。
尚、この径方向溝部分12aにより成形される空気入りタイヤの径方向輪郭部分42aは、径方向溝部分12aに対応する寸法を有する。即ち、径方向輪郭部分42aの突出高さは0.3〜3.0mmの範囲内で変化することが好ましく、より好ましくは、タイヤ径方向内端における突出高さD1’が0.3mm〜1.5mmの範囲であり、タイヤ径方向外端における突出高さD2’が2.0mm〜3.0mmの範囲であると良く、径方向輪郭部分42aの幅は0.6〜3.0mmの範囲内で変化することが好ましく、より好ましくは、タイヤ径方向内端における幅W1’が0.6mm〜1.0mmの範囲であり、タイヤ径方向外端における幅W2’が1.5mm〜3.0mmの範囲であると良い。同様に、径方向輪郭部分42aの断面積は0.6mm2〜3.0mm2の範囲内で変化することが好ましく、より好ましくは、タイヤ径方向内端における断面積S1’が0.6mm2〜1.0mm2の範囲であり、タイヤ径方向外端における断面積S2’が2.0mm2〜3.0mm2の範囲であると良い。
径方向溝部分12aの断面形状は、図6に示すような四角形状の他、図10に示す三角形状や図11に示す半円形状にすることも出来る。このような四角形状、三角形状、半円形状の断面形状であれば、効果的に残留気体を導くことが出来る。これら断面形状の中でも、特に三角形状が好ましい。このとき、周方向溝部分12bの断面形状も同様の形状にすると良い。勿論、これら断面形状を有する径方向溝部分12a(及び周方向溝部分12b)により成形された空気入りタイヤのマーク40の輪郭部42は同様の断面形状を有する。尚、本発明において半円形状とは真円を二等分した形状に限らず、図11に示されるように楕円を二等分した形状や、真円又は楕円の一部を切り取った形状や、それらに近似した形状を含むものとする。
タイヤサイズ205/55R16の空気入りタイヤを製造するにあたり、タイヤ加硫用金型のマーク成形用凹部の仕様として、ベントホールの個数、径方向内端及び径方向外端における溝深さ、溝幅、溝の断面積、径方向内端と径方向外端との断面積の比率(S2/S1×100)、溝断面形状を表1,2のように異ならせて従来例1、比較例1〜2、実施例1〜13の16種類の試験タイヤを製作した。
尚、従来例1では、マーク成形用凹部の全体にベントホールを均等に配置し、比較例1〜2及び実施例1〜13では、マーク成形用凹部のうち径方向溝部分の金型径方向外端のみにベントホールを配置している。
これら16種類の試験タイヤについて、下記の評価方法によりライトサイド発生率、トリムカット発生率、ベント屑発生率、外観を評価し、その結果を表1,2に併せて示した。
ライトサイド発生率
各試験タイヤをそれぞれ1000本ずつ製造し、ライトサイド(エア溜まりによるタイヤ外表面の凹み)が発生した不良タイヤの数を測定した。評価結果は、各試験タイヤについて製造した1000本中に占める不良タイヤの割合にて示した。この値が小さいほどライトサイド発生率が小さく、残留空気の排出性能が高いことを意味する。
トリムカット発生率
各試験タイヤをそれぞれ1000本ずつ製造し、トリムカット(スピューを切断する刃がサイドウォールに当たって生じる疵)が発生した不良タイヤの数を測定した。評価結果は、各試験タイヤについて製造した1000本中に占める不良タイヤの割合にて示した。この値が小さいほどトリムカット発生率が小さいことを意味する。
ベント屑発生率
各試験タイヤをそれぞれ1000本ずつ製造し、切り落としたスピューの量を測定した。評価結果は、従来例1の値を100とする指数にて示した。この指数値が小さいほどベント屑発生率が小さいことを意味する。
外観
製造した各試験タイヤのマークの外観を目視にて5点法により評価した。この数値が大きいほど外観が優れていることを意味する。
Figure 2014073647
Figure 2014073647
表1,2から判るように、実施例1〜13はいずれも、ライトサイド発生率、トリムカット発生率、ベント屑発生率を低減すると共に、タイヤの外観を向上している。
一方、径方向内端と径方向外端との断面積比が本発明の規定する範囲から外れる比較例1,2は、充分な残留空気排出効果が得られず、ライトサイド発生率を低減することが出来なかった。
1 上型
2 下型
3 セクター
4 側型
5,6 サイドウォール成形面
7 トレッド成形部
10 マーク成形用凹部
11 底面
12 輪郭溝
20 ベントホール

Claims (5)

  1. サイドウォール成型面にマーク成形用凹部を有するタイヤ加硫用金型において、
    前記マーク成形用凹部の底面の周縁部に沿って輪郭溝が形成され、該輪郭溝のうちタイヤ加硫用金型の径方向に延在する径方向溝部分がサイドウォール成形面の径方向内端から径方向外端に向かって溝深さが徐々に深くなると共に溝幅が徐々に狭くなる形状を有し、前記径方向溝部分の径方向内端における断面積に対する径方向外端における断面積の比率が50%〜150%であり、各径方向溝部分の溝深さが最深かつ溝幅が最狭である径方向外端部にベントホールを設けたことを特徴とするタイヤ加硫用金型。
  2. 前記径方向溝部分の溝深さが0.3〜3.0mmの範囲内で変化することを特徴とする請求項1に記載のタイヤ加硫用金型。
  3. 前記径方向溝部分の溝幅が0.6〜3.0mmの範囲内で変化することを特徴とする請求項1又は2に記載のタイヤ加硫用金型。
  4. 前記径方向溝部分の断面形状が三角形状、四角形状、又は半円形状のいずれかであることを特徴とする請求項1,2又は3に記載のタイヤ加硫用金型。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載のタイヤ加硫用金型を用いて製造したことを特徴とする空気入りタイヤ。
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