JP2014068844A - テーピングテープ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】テーピングテープを、裏面に粘着剤を塗布した帯体22によって構成する。帯体22の両側縁には、ほぼ円形状の凸部25と凹部26とを交互に連続して形成する。
【選択図】図1
Description
従って、このテーピングテープにおいては、身体の膝や腰等の部位に対して湾曲して貼着した場合、その湾曲部の外側の部分では各凹部が拡げられるとともに、凹部間の凸部も円形状をなしているため、伸長及び変形しやすく、内側の部分では各凹部が狭められる。このため、湾曲部の外側の部分で皮膚に引きつりが生じたり、内側の部分で皮膚が弛んだりすることを抑制することができて、テープを身体に対して皮膚を拘束することなく適切に貼着して剥離しにくくすることができる。また、皮膚の近接する2箇所に引きつりや緩みが作用することはないため、使用者に不自然な違和感や不快感が生じたり、筋肉や関節にストレスが生じたり、血行に悪影響が与えられたり、あるいは使用状態のテープの外観が低下したりすることを回避できる。従って、皮膚やその下部の筋膜の動きに柔軟に対応できて、運動機能のアップに有効である。
以下に、テーピングテープの第1実施形態を図1〜図4に従って説明する。
図1及び図2に示すように、この第1実施形態のテーピングテープ21は、所定幅で所定長さの帯体22によって構成されている。この帯体22は、伸縮可能な合成樹脂繊維糸あるいは天然繊維糸よりなる経糸及び緯糸を織成して構成され、全体として直線状をなすように形成されている。帯体22の裏面には、粘着剤23が塗布されている。この粘着剤23としては、身体の皮膚に刺激を与えないものが好ましい。また、粘着剤23には、筋肉の疲労を回復する成分を含んだものや、筋肉の張りを防止する成分を含んだものを用いてもよい。また、粘着剤23や帯体22は、爽快感を与える香料を含んでいてもよい。
図1に示すように、前記帯体22の両側縁を含む縁部には、円形状の凸部25と凹部26とが交互に連続して形成されている。この実施形態においては、6個の凸部25が連続し、その凸部25の曲率半径251は、凹部26の曲率半径261よりも大きくなるように形成されている。従って、この円形状の凸部25及び凹部26により、帯体22の両側縁は角部が存在しない連続した波形状をなすように形成されている。また、帯体22の両端部においては、両側縁の凸部25が繋がって円形をなすように形成されている。
このテーピングテープ21を使用する場合には、粘着剤23の表面から保護紙24を剥離した状態で、その粘着剤23により帯体22を身体の膝や腰等の部位に貼着する。この場合、帯体22は直線状を維持したまま貼着されるだけではなく、図3及び図4に示すように、テーピングテープ21を複数枚使用して、膝や腰等の部位においては同部位の曲面等に沿ったり、所要部分を包囲したりするように、必要に応じて湾曲形状に貼着される。なお、図3は、下肢110の膝111部分を示す。図4は、背中120の腰椎121部分を示す。
(1) このテーピングテープにおいては、両側縁にほぼ円形状の凸部25と凹部26とを交互に連続して形成してなる帯体22によって構成されている。このため、このテーピングテープ21を身体の膝や腰等の凹凸部位や屈曲部位に対して無理なく湾曲させて貼着できる。そして、この場合、その湾曲部の外側の部分では各凹部26が拡げられるとともに、凸部25が伸長方向等に無理なく変形し、しかも内側の部分では各凹部26が狭められる。このため、湾曲部の外側の部分で引きつりが生じたり、内側の部分で皺が生じたりするのを抑制することができて、テープ21を身体に対して剥離することなく適切に貼着することができる。このため、身体に対するテープ21の貼着状態において、違和感が少なくなるとともに、筋肉が動きやすくなり、しかも、血行が促進される。このため、使用者の運動を好適に補助できて、有効な運動機能のアップ作用を得ることができるとともに、故障を防ぐことができる。
次に、テーピングテープの第2実施形態を前記第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
(4) このテーピングテープにおいては、帯体22が一体に並設されている。このため、複数枚のテーピングテープを要することなく、1枚のテーピングテープ21を用いることにより、実質的に複数枚のテープを身体の広い面積の部分を覆うようにテーピングを施すことになる。
なお、前記実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 前記第2実施形態において、3条以上の帯体22を同第2実施形態と同様に並設状態で一端部において一体に連結して、多股状に形成すること。
・ 図9に示すように、帯体22を屈曲状に一体形成すること。このように構成すれば、肘や膝等の人体の屈曲部に貼着する場合に適する。
・ 前記第1実施形態,第2実施形態,図7〜図10に示す各変更例において、帯体22の両側縁に形成される凸部25の数を2以上6未満あるいは7以上に変更すること。帯体22の両側縁の凸部25がそれぞれ2箇所の場合、凹部26は帯体22の両側縁にそれぞれ1箇所ずつ形成される。
・ 図10に示す変更例において、帯体22をY字状等の異なった放射形状となるように形成すること。
・ 前記各実施形態及び変更例において、凸部25や凹部26を隣接する凸部25や凹部26の外形と交差する形状に形成すること。
さらに、上記実施形態により把握される技術的思想について、以下にそれらの効果とともに記載する。
この構成によれば、複数枚のテーピングテープを用いることなく、1枚のテーピングテープによりテーピングを施すことができる。
この構成によれば、複数枚のテーピングテープを用いることなく、1枚のテーピングテープにより身体の複数箇所に対してテーピングを施すことができる。
この構成によれば、1枚のテーピングテープにより、そのテープを湾曲させることなく、身体の膝等の部位に対して環状にテーピングを施すことができる。
この構成によれば、1枚のテーピングテープにより、そのテープを湾曲させることなく、身体に対して湾曲状にテーピングを施すことができる。
この構成によれば、複数枚のテーピングテープを用いることなく、1枚のテーピングテープにより身体に対して屈曲状にテーピングを施すことができる。
この構成によれば、複数枚のテーピングテープを用いることなく、1枚のテーピングテープにより身体の広い面積の部分に対してテーピングを施すことができる。
Claims (3)
- 両側縁に円形状の凸部と凹部とを交互に連続して形成してなる帯体によって構成したことを特徴とするテーピングテープ。
- 前記凸部の曲率半径を凹部の曲率半径より大きくしたことを特徴とする請求項1に記載のテーピングテープ。
- 前記帯体が全体として直線状をなすことを特徴とする請求項1または2に記載のテーピングテープ。
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