JP2014066705A - 基板の外位置分析システムおよび方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】外位置TEM、SEMまたはSTEM手順で使用する非対称薄片を製作する方法およびシステムを提供すること。
【解決手段】この薄片の非対称の形状は、TEM、SEMまたはSTEM化学分析手順中の炭素フィルムによる光学干渉および分光干渉を最小化する炭素フィルムの穴の上に薄片内の関心領域を配置することができるような態様の容易な配向を実現する。
【選択図】図12

Description

本発明は、電子顕微鏡によって分析する試料の準備および試料の取扱い方法に関する。
集積回路の製造などの半導体製造は一般にフォトリソグラフィの使用を伴う。回路をその表面に形成する半導体基板、通常はシリコン・ウェーハを、放射で露光すると溶解性が変化する材料、例えばフォトレジストで覆う。放射源と半導体基板の間に配置されたマスク、レチクルなどのリソグラフィ・ツールが、基板のどのエリアを放射で露光するのかを制御する陰を作る。露光後、露光したエリアまたは露光しなかったエリアからフォトレジストを除去して、後続のエッチング・プロセスまたは拡散プロセスの間、ウェーハの部分を保護するパターン形成されたフォトレジスト層をウェーハの表面に残す。
このフォトリソグラフィ・プロセスは、それぞれのウェーハの表面に、しばしば「チップ」と呼ばれる多数の集積回路デバイスまたはエレクトロメカニカル・デバイスを形成することを可能にする。次いで、そのウェーハを切断して、単一の集積回路デバイスまたは単一のエレクトロメカニカル・デバイスをそれぞれが含む個々のダイを得る。最後に、これらのダイを追加の処理にかけ、パッケージングして、個々の集積回路チップまたはエレクトロメカニカル・デバイスにする。
露光および焦点は変動するため、この製造プロセス中には、リソグラフィ・プロセスによって現像されるパターンを絶えず監視または測定して、パターンの寸法が許容範囲内にあるかどうかを判定する必要がある。パターン・サイズが小さくなるにつれて、特に、そのリソグラフィ・プロセスが使用可能な分解能の限界に特徴部分の最小サイズが近づくにつれて、しばしばプロセス制御と呼ばれるこのような監視の重要性は相当に増す。デバイス密度を絶えず高くしていくためには、特徴部分のサイズを絶えず小さくしていく必要がある。特徴部分のサイズには、相互接続メタライゼーション・ラインの幅および間隔、コンタクト・ホールおよびバイアの間隔および直径、ならびにさまざまな特徴部分のコーナ、エッジなどの表面形状などが含まれる。ウェーハ上の特徴部分は3次元構造物であり、特徴部分の特徴を完全に記述するためには、ラインまたはトレンチの上面における幅などの表面寸法だけでなく、特徴部分の完全な3次元プロファイルを記述しなければならない。製造プロセスを微調整し、所望のデバイスの形状を保証するために、プロセス・エンジニアは、このような表面特徴部分の限界寸法(critical dimension)(CD)を正確に測定することができなければならない。
CDの測定は一般に、走査電子顕微鏡(SEM)などの機器を使用して実施される。走査電子顕微鏡(SEM)では、1次電子ビームを微小なスポットに集束させ、観察しようとする表面をそのスポットで走査する。表面に1次ビームが衝突すると、その表面から2次電子が放出される。その2次電子を検出し、画像を形成する。このとき、画像のそれぞれの点の輝度は、その表面の対応するスポットにビームが衝突したときに検出された2次電子の数によって決定される。しかしながら、特徴部分が小さくなり続けると、ある時点で、測定する特徴部分が小さすぎて、通常のSEMが提供する分解能によっては分解できなくなる。
透過型電子顕微鏡(TEM)では、数ナノメートル程度の極めて小さな特徴部分を見ることができる。材料の表面だけを画像化するSEMとは対照的に、TEMは、試料の内部構造をも分析する追加の能力を可能にする。TEMでは、幅の広いビームが試料に衝突し、試料を透過した電子を集束させて試料の画像を形成する。1次ビーム中の電子の多くが試料を透過し、反対側から出てくることを可能にするため、試料は十分に薄くなければならない。試料の厚さは一般に100nm未満である。
透過型走査電子顕微鏡(STEM)では、1次電子ビームを微小なスポットに集束させ、そのスポットで試料表面を走査する。基板を透過した電子を、試料の向こう側に置かれた電子検出器によって集める。画像のそれぞれの点の強度は、その表面の対応する点に1次ビームが衝突したときに集められた電子の数に対応する。
半導体の形状が縮小し続けるにつれ、製造業者は、プロセスを監視し、欠陥を分析し、界面層の形態を調べるのに、透過型電子顕微鏡(TEM)にますます依存する。本明細書で使用する用語「TEM」はTEMまたはSTEMを指し、TEM用の試料を準備すると言うときには、STEMで観察するための試料を準備することも含まれると理解される。透過型電子顕微鏡(TEMまたはSTEM)で観察するためには試料が非常に薄くなければならないため、試料の準備は、繊細で時間のかかる作業である。
バルク試料材料から切り取った薄いTEM試料は「薄片(lamella)」として知られている。薄片の厚さは一般に100nm未満であるが、用途によっては、薄片をそれよりもかなり薄くしなければならないことがある。30nm以下の先進の半導体製造プロセスでは、小規模な構造体の重なりを回避するために、薄片の厚さが20nm未満である必要がある。現在、30nmよりも薄くすることは難しく、堅牢ではない。試料の厚さに変動があると、薄片が曲がったり、過剰にミリング(milling)してしまったり、または他の致命的な欠陥が生じたりする。このような薄い試料に関して、薄片の準備は、構造の特性評価の質および最も小さく最も決定的な構造体の分析を有意に決定するTEM分析の決定的に重要なステップである。
TEM試料を準備するいくつかの技法が知られている。これらの技法には例えば、劈開、化学研磨、機械研磨、もしくはブロード・ビーム低エネルギー・イオン・ミリング(broad beam low energy ion milling)、または以上のうちの1つまたは複数の組合せなどが含まれる。これらの技法の欠点は、これらの技法が、特定の部位だけを処理する(site−specific)のではなく、しばしば、出発材料を次第に小さな材料片に切断していく必要があり、それによって原試料の多くの部分を破壊することである。
他の技法は一般に「リフトアウト(lift−out)」技法と呼ばれ、この技法は、集束イオン・ビームを使用して、基板の周囲の部分を破壊または損傷することなく基板またはバルク試料から試料を切り出す。このような技法は、集積回路の製造で使用されるプロセスの結果の分析および物理科学または生物科学の一般的な材料の分析に有用である。これらの技法を使用して、任意の向きの試料(例えば断面または平面)を分析することができる。いくつかの技法は、直接にTEMで使用するのに十分な薄さを有する試料を抜き取り、他の技法は、観察する前にさらに薄くする必要がある「塊(chunk)」または大きな試料を抜き取る。さらに、TEM以外の他の分析ツールによって、これらの「リフトアウト」試料を直接に分析することもできる。集束イオン・ビーム(「FIB」)システムの真空室内で基板から試料を抜き取る技法は普通、「原位置(in−situ)」技法と呼ばれ、(ウェーハ全体を別のツールに移してから試料を取り出すときのように)真空室外で試料を取り出す技法は「外位置(ex−situ)」技法と呼ばれる。
抜き取る前に十分に薄くされた試料はしばしば、電子透過性の薄いフィルムで覆われた金属グリッド(grid)へ移送され、その上に載せられて観察される。図1は、先行技術のTEMグリッド13上に載せられた試料を示す。一般的なTEMグリッド13は銅、ニッケルまたは金製である。寸法はさまざまであるが、ある一般的なグリッドは例えば3.05mmの直径を有し、サイズ90×90μm2のセル14および幅35μmのバー17からなる中央部分12を有する。入射電子ビーム中の電子はセル14を通り抜けることができるが、バー17によって遮断される。中央部分12の周囲には縁部分16がある。縁部分の幅は0.225mmである。オリエンテーション・マーク18を除き、縁部分16にセルはない。この電子透過性の薄い支持フィルムの厚さ15は試料支持体全体にわたって均一であり、その値は約20nmである。TEMグリッド13の底面には薄い炭素フィルム19が張り付けられている。分析するTEM試料は、セル14内の炭素フィルム19の上に配置または載置される。
一般的に使用されている1つの外位置試料作成技法では、図2に示すように、試料表面21の関心領域の上に、タングステンなどの材料からなる保護層22を、電子ビーム堆積またはイオン・ビーム堆積を使用して堆積させる。次に、図3〜4に示すように、大きなビーム電流を使用し、それに対応した大きなビーム・サイズを有する集束イオン・ビームを使用して、関心領域の前側部分および後ろ側部分から大量の材料をミリングによって除去する。ミリングされた2つの長方形トレンチ24と25の間に残された材料は、関心領域を含む垂直な薄い試料切片20を形成する。このミリングで使用されるFIB(図示せず)の角度は一般に試料表面21から90°である。これにより、FIBは、垂直方向下方へミリングすることができる。関心領域の後面にミリングされるトレンチ25は前面トレンチ24よりも小さい。後面トレンチをより小さくするのは主に時間を節約するためであるが、より小さなトレンチはさらに、完成した試料が、ミリングされたより大きなトレンチの中に水平に倒れ込むことを防ぐ。試料がトレンチの中に水平に倒れると、顕微操作中に試料を取り出すことが困難になることがある。最終的に抜き取られると、試料切片20は、TEM/STEM装置上に水平に置かれ、TEM垂直観察面(normal viewing side)23を露出する。
図5に示すように、試料が所望の厚さに達した後、ステージを傾け、試料切片20の周界の一部に沿ってある角度でU字形の切れ目26を入れ、試料の上面の両側のタブ28によって吊り下がった試料を残す。切り抜かれた試料切片20は、長方形のTEM垂直観察面23を有する。小さなタブ28は、試料を完全にFIB研磨した後にミリングによって除去する材料の量を最小化することを可能にし、この薄い試料の表面に再堆積物が蓄積する可能性を低下させる。次いで、ビーム・サイズを次第に細くしながら試料切片をさらに薄くする。最後に、タブ28を切断して、薄くなった薄片27を完全に切り離す。薄片27が切り取られ、水平に置かれたとき、薄片27の形状は一般に長方形である。最後の材料タブが切り離された後、薄片27が移動したり、またはトレンチ内にわずかに倒れ込んだりしていることが、観察されることがある。
外位置プロセスでは、薄片27を含むウェーハをFIBを含む真空室から取り出し、マイクロマニピュレータを備えた光学顕微鏡下に置く。マイクロマニピュレータに取り付けられたプローブを薄片の上に配置し、プローブを注意深く下ろして薄片と接触させる。静電力によって薄片27をプローブ先端29(図6に示されている)に引き付ける。あるいは、薄片を固定するために、マイクロマニピュレータが、プローブ先端の内部に真空を生み出すことができる中空の中心を有することもできる。次いで、一般に、図7に示すように、薄片27が付着した先端29をTEMグリッド10へ移動させ、グリッド上のバー17間の1つのセル14の中に薄片27が置かれるまで先端29を下ろす。図8は、従来の炭素グリッド上の薄片27の写真である。図8に示すように、炭素フィルム19上に薄片27をうまく移送することができた場合であっても、薄片27の向きを決定するのは困難である。薄片の形状は概して長方形であるため、薄片27を真空室から炭素グリッド13へ移動させる工程中に薄片27が180°回転したかどうか、または薄片27が裏返しになったかどうかを判定することは難しい。
従来の炭素グリッド13の使用には技術的な問題がある。炭素グリッド13は、EDS、EELSなどの化学分析に影響を与えうる炭素フィルム19を含む。電子エネルギー損失分光法(elctron energy loss spectroscopy)(EELS)は、既知の狭い範囲の運動エネルギーを有する電子ビームに材料をさらす分光法の一型である。この分光法は、エネルギー損失量を測定することによって、所与の試料中の原子のタイプ、およびそれぞれの原子タイプの原子数を決定することができる。EELSは、多くの電子顕微鏡で使用可能な別の一般的な分光法であるエネルギー分散型X線分光法(energy−dispersive x−ray spectroscopy)(EDX、EDS、XEDSなどさまざまに呼ばれている)を補足する技法である。EDXは、より重い元素に対して感受性の材料の原子組成を同定する能力を有する。化学分析における炭素バックグラウンドの影響を低減させるため、さまざまな分析技法が、炭素フィルムのバックグラウンド干渉を差し引く。
薄片を研究する他の一般的な手順は原位置分析を使用する。一般的な原位置抜取り技法が、Mooreの米国特許第6,570,170号明細書に記載されている。この特許は、「U」字形の切れ目を入れ、次いで「U」字の欠けている側からある角度で試料を切削して試料の下部を削り、切り離すことによって試料を抜き取ることを記載している。試料を切り離した後、FIB誘起化学蒸着によって試料にプローブ42を接着し、試料を持ち上げ、取り出す。この工程の結果、一般に、概してくさび形でサイズが約10×5×5μmの塊型の試料30が得られる。この一連の工程が図9から図10に示されている。
TEM試料準備の原位置法および外位置法にはそれぞれ利点があるが、それぞれに短所もある。原位置法では、それぞれの薄片を個別に切削し、マイクロプローブに付着させ、試料保持器に取り付ける。薄片を個々に操作するため、薄片の向きの認知に関して高い信頼度が得られる。しかしながら、原位置法は一般に、非常に時間のかかる労働集約的な方法である。さらに、真空室内で試料をTEMグリッドに溶接または接着する必要があり、それには多くの貴重なFIB時間が必要となる。さらに、このプロセスは炭素フィルムの上で実行されるため、薄片の外側の炭素フィルム・エリアをサンプリングすることによって炭素バックグラウンド情報を差し引く分析技法が必要になる。さらに、CD測定は、特定のプロセスの特性および質を十分に評価するためにしばしば、ウェーハ上の異なる位置からの複数の試料を必要とする。例えば、いくつかの状況では、所与のウェーハからの15から50個のTEM試料を分析することが望ましい。このような多くの試料を知られている方法を使用して抜き取り、測定しなければならないときには、1枚のウェーハからの試料を処理するのにかかる総時間が数日または数週間にもなることがある。TEM分析によって知りうる情報が非常に貴重であることがあるしても、TEM試料を製作し測定する全体プロセスは歴史的に非常に労働集約的で時間がかかり、そのため、製造プロセスの制御にこのタイプの分析を使用することは実際的ではない。
外位置法は、労働集約的で時間のかかる真空室内での操作を必要としないが、外位置法の信頼性は低く、オペレータが多くの経験を積んでいる必要がある。経験を積んだオペレータであっても成功率は約90%でしかない。薄片の部位を見つける操作も時間がかかり、困難であることがあり、また、試料またはプローブ先端の損傷を防ぐために、抜取りプローブを所定の位置まで非常に注意深く移動させなければならない。薄片を完全に切り離した後、薄片が予測不可能な態様で動くことがある。薄片がトレンチの中に倒れ込むことがあり、または静電力によって薄片が実際に上方へ押し出され、トレンチの外に出ることもある。この動きが、薄片の位置を突き止め、かつ/または抜取りプローブで薄片を拾い上げるのを困難にすることがある。プローブと試料の間の静電引力もやや予測不可能である。プローブ先端に薄片がとどまっていないことがある。プローブ先端にとどまらずに、薄片が、プローブの異なる部分へ跳び移ることがある。移動させている間に薄片が落下することもある。薄片をTEMグリッドへうまく移送できた場合でも、薄片を、プローブ先端ではなくグリッドの支持フィルムに接着することが難しいことがある。薄片はしばしばプローブ先端にまといつき、実質上ぬぐい落とすようにフィルム上へ移さなければならない。その結果、薄片をTEMグリッドへ移送するときに薄片の正確な配置または向きを制御することは困難である。薄片は一般に、画像化することが意図された関心領域を有する。薄片27がバー17の近くにある場合、炭素グリッドの上に関心領域が適正に配置されているかどうか、および関心領域が炭素フィルムの穴と適正に整列しているかどうかを判定することはしばしば難しい。
TEM薄片分析で使用される一部の炭素フィルムは、穴のあいた炭素グリッドである。Quantifoil(商標)2:1グリッドなどの穴あき炭素グリッドは、炭素との光学干渉および分光干渉がより小さくなるように関心領域を穴の上に配置する能力を提供する。この特性を有する一般的な炭素グリッドの穴のサイズは2μmである。残念ながら、薄片の関心領域の長さはしばしば2μmを超え、一般的な穴あき炭素グリッドは、関心領域を完全には収容することができない。優れたTEMシステムであっても、光学チェーンおよび機械モーション制御(optical chain and mechanical motion control)は配置中に少なくとも1μmの誤差を生じる。その結果、ほぼ80%のケースで関心領域を適正に配置することに失敗する。
外位置でのプラッキング(plucking)の経験を積んだユーザは、標準ガラス棒マイクロマニピュレータを使用して、光学画像化システムに基づいて薄片27を移動させ、薄片27の向きを定めることができるが、プラッキングおよび配置工程中の薄片27上の思いがけない運動は、向きの信頼度を排除する。この工程中の思いがけない運動は約25%の時間で起こる。さらに、試料を非常に特異的な関心領域にセットすることができることによって、不確実性が大きくなる。
求められているのは、化学分析中に炭素フィルムからの干渉を一切またはほとんど受けることなく薄片の関心領域を適正に画像化することができるように、薄片の向きを容易に識別することができる試料を製作する能力を含む、改良されたTEM試料分析方法である。
米国特許第6,570,170号明細書
したがって、本発明の目的は、改良されたTEM試料分析方法を提供することにある。本発明の好ましい実施形態は、向きを容易に識別することができる薄片を製作し使用する改良された方法を提供する。本発明の好ましいいくつかの実施形態は、薄片試料の向きに関して高い信頼度で炭素グリッド上に薄片試料を配置すること、および現行の先行技術の原位置プロセスよりも迅速に薄片の全体処理を実行することを可能にする外位置プロセスでのこの薄片の使用を提供する。
本発明の好ましいいくつかの実施形態は、非対称形の薄片を製作する方法であって、薄片上の関心領域のより高度な向き認識およびより容易な識別を可能にする方法を提供する。本発明の好ましいいくつかの実施形態は、試料のTEM画像化および化学分析の結果、炭素からの干渉がほとんどまたは全く生じないよう1つの穴の上に関心領域が直接に置かれるように、複数の穴を含む炭素グリッドの上に薄片を適正に配置する方法を提供する。
以上では、以下の本発明の詳細な説明をより十分に理解できるように、本発明の特徴および技術上の利点をかなり広く概説した。以下では、本発明の追加の特徴および利点を説明する。開示される着想および特定の実施形態を、本発明の同じ目的を達成するために他の構造を変更しまたは設計するベースとして容易に利用することができることを当業者は理解すべきである。さらに、このような等価の構造は、添付の特許請求の範囲に記載された本発明の趣旨および範囲を逸脱しないことを当業者は理解すべきである。
次に、本発明および本発明の利点のより完全な理解のため、添付図面に関して書かれた以下の説明を参照する。
一般的なTEMグリッドを示す図である。 外位置試料作成技法の先行技術の諸ステップを示す図である。 外位置試料作成技法の先行技術の諸ステップを示す図である。 外位置試料作成技法の先行技術の諸ステップを示す図である。 外位置試料作成技法の先行技術の諸ステップを示す図である。 プローブおよび静電引力を使用した先行技術に基づく薄片の移送を示す図である。 プローブおよび静電引力を使用した先行技術に基づく薄片の移送を示す図である。 炭素フィルム上に薄片を含む炭素グリッドの大写し写真である。 接着することが意図された試料の先行技術の原位置除去を示す図である。 接着することが意図された試料の先行技術の原位置除去を示す図である。 5×5μmの穴(一様な尺度では描かれていない)を有する本発明の好ましい実施形態に基づく炭素グリッドを示す図である。 穴の上に関心領域が置かれている炭素グリッドの上に置かれた薄片の写真である。 炭素グリッドの穴の上の薄片を示す本発明の好ましい実施形態に基づく略図である。 マイクロプローブ・ガラス棒を使用した薄片の配置を示す図である。 本発明の好ましい実施形態に基づく非対称薄片の形成を示す写真である。 炭素グリッド上に置かれた非対称薄片の写真である。 薄片を製作している好ましい実施形態に基づくFIBシステムを示す図である。 非対称薄片を切り取るための切れ目を入れている好ましい実施形態に基づくFIBシステムを示す図である。 2つのFIBを有する本発明の他の実施形態に基づくFIBシステムを示す図である。 三角形の非対称薄片を示す図である。 上辺と下辺が非対称の非対称性を有する薄片を示す図である。
本発明の好ましい実施形態は、ウェーハから薄片を製作し、その薄片を、外位置プロセスで使用する改良された方法を提供する。より具体的には、好ましい実施形態は、非対称形の薄片を製作し、その後に薄片を抜き取り、その薄片を、相当の大きさの(sizeable)穴を有する炭素フィルムを含む指定された炭素グリッド上に配置する。本発明に従って製作されたS/TEM試料は、S/TEM画像化および化学分析を、試料の向きを識別する際の高い信頼度で実施することを可能にする。このような配向、および外位置プロセスを使用する方法は、関心領域が、炭素フィルムの多くの相当の大きさの穴のうちの1つの穴の上に置かれ、その結果、炭素からの光学干渉および分光干渉がほとんどまたは全く生じないように、炭素グリッドの正確な位置に試料を適正に配置することを可能にする。全体として、試料の向きが分かっていることにより誤りの可能性がより低いことは、外位置プロセスでの試料のより迅速な処理および炭素フィルムからのより低い干渉と相まって、TEM薄片製作のスループットを増大させ、費用を低減させる。
本発明の好ましい1つの実施形態は、5×5μmの穴を含む炭素フィルムを使用するが、同様の相当の大きさの穴を含む「Multi」グリッド、「Auto Loader」グリッドなどのFEIによって製造されている3mmTEMグリッドを含む他のタイプの炭素グリッドが適当である。従来の炭素グリッドは、相当の大きさの穴を持たない。薄片の一般的な関心領域の長さは少なくとも2μmである。寸法2μm以下の穴を有する炭素グリッドは、関心領域の全体を収容することができない。本発明の好ましい実施形態に従って相当の大きさの1つの穴の上に試料を適正に配置すれば、薄片の関心領域が1つの穴の上に配置され、それによって炭素フィルムによって生じる分光干渉および光学干渉が低減するであろう。図7によれば、ガラス棒29または他のある形態の機械式マニピュレータが、セル14間の炭素フィルム19の上面に薄片27を配置する。従来のTEM分析方法の下では、幅の広い電子ビームが投射され、薄片27および炭素フィルム19を透過する。次いで、薄片27および炭素フィルム19を透過した電子を集束させて、試料の画像を形成する。炭素フィルム19は、化学分析に対して不必要な分光干渉および光学干渉を生み出す。そのため一般に、薄片27のない近くの炭素フィルム19のTEM測定を実施することによって炭素フィルム19に起因する干渉を測定し、その干渉を最終的な画像から差し引く。
炭素フィルム19の干渉を差し引くことに関連した問題の1つは、炭素フィルム19の一貫性のレベルが低いことである。炭素フィルム19のさまざまなエリアはさまざまな厚さおよび欠陥を有する。近くの炭素フィルム19のTEM読みが、画像化中の薄片27の後ろの炭素フィルムのそれと正確に一致するとは限らず、その結果、干渉測定値の差し引きは不正確になるであろう。したがって、本発明の好ましい実施形態は、5×5μmの穴などの相当の大きさの1つの穴の上に関心領域の全体が配置されるように、薄片27を炭素グリッド13に取り付けることを可能にする。図11Aは、本発明の実施形態に基づく炭素グリッドを示す。炭素グリッド13は5×5μmの穴81を含む。穴81はランダムに配置されており、一律の尺度では描かれていない。図11Bは、炭素フィルム19上への薄片27の配置を示す実際の写真であり、本発明の実施形態に従って相当の大きさの穴81の上に関心領域82が直接に置かれている。
図12は、本発明の好ましい実施形態に基づく炭素グリッド13上での薄片の配置の略図を示す。薄片27は関心領域82を有する。薄片27が適正に配置された結果、関心領域82の後ろには炭素フィルムが存在しない。関心領域82の後ろに炭素フィルムが存在しない結果、TEM処理および化学分析による光学干渉および分光干渉はほとんどまたは全く生じない。
図13は、穴81の上に薄片27を配置する様子を示す略図である。ガラス棒29、他の機械式マニピュレータなどの試料ホルダを使用して、関心領域82が穴81の上にくるように、薄片27を穴81の上に注意深く配置する。関心領域82の長さは2から5μmの間である。この方法において関心領域82を適正に整列させるのに必要な精度レベルは高く、いくつかのケースではこの精度レベルが1μmの配置誤差になる。静電力に起因する不確実性のため、薄片27の適正な向きおよび関心領域82の正確な位置が分かれば、適正な配置における誤差は低減するであろう。
一般的な薄片は、長方形、正方形などの対称の形状を有する。FIBおよび電子ビームによるミリングおよび処理は一般に、ウェーハの表面およびウェーハの試料表面21から90°の角度で実行される。長方形または正方形は一般に、薄片製作中のFIBミリングまたは電子ビーム・ミリングの量が最も少なくてすむ、製造が最も容易な形状である。図5は、大ビーム電流を使用した試料表面21からの角度が90°の集束イオン・ビームによってミリングされた大きなトレンチ24および25の略図を示す。この直角のビーム電流は、長方形のTEM垂直観察面23を含む試料切片20を残す。試料を保持した試料ステージを回転させた後、FIBを使用してU字形の切れ目26を入れ、長方形の対称薄片を形成する。一般に、薄片27のTEM垂直観察面23の幅と高さの比は通常、1に近く、一般に1.0から2.0の範囲にある。
薄片27のアスペクト比が限定されていることおよび薄片27の形状が対称形であることにより、炭素グリッド13上に薄片27が配置されたときに薄片27の向きを視覚的に示すものはごくわずかである。ガラス棒29を薄片27に付着させる静電力は強いが、この力はランダムであるため、意図せずに薄片27が裏返しになったりまたは180°度回転したりすることがあり、その結果、関心領域82の識別が不適正になることがある。全体サイズが小さいことは、アスペクト比が限定されていることと相まって、穴81の上に薄片27を配置する手順を困難な手順にする。
本発明の実施形態によれば、非対称薄片を製造する方法が開示される。薄片27の向きが視覚的に明らかな非対称薄片は、関心領域82の位置検出および識別に関する混乱を解決する。図14は、本発明のいくつかの実施形態に基づく非対称薄片の製造プロセスからの写真を示す。非対称薄片27の形状は、1つの垂直な辺40と1つの鈍角の辺41とを含む凸四辺形である。より具体的には、この凸四辺形は、平行な2つの辺を有する直角台形である。図15は、炭素グリッド13およびグリッド上に置かれたいくつかの薄片の写真である。炭素グリッド13上に非対称薄片27が置かれたとき、薄片27の向きおよび関心領域82の位置は間違えようがない。炭素フィルム19の穴81の上に薄片27が置かれたときに、ユーザは、関心領域82の位置を迅速に識別することができ、その結果、効率が高まる。
薄片の従来のミリングは、FIB60に対する試料表面21の向きを調整し、試料表面21に対して実質的に直角のトレンチ24および25をミリングすることを含む。従来のミリング角度によって箱形のトレンチがミリングされ、その結果、長方形のTEM垂直観察面を有する薄片が形成される。図16および17は、本発明の好ましい実施形態に基づく非対称薄片27の製造に関連した略図を示す。図17に示すように、試料ステージはX−Y平面上で回転することができる。本発明のいくつかの実施形態では、試料表面21の角度がFIB60に対して45°である。FIB60の角度が正確に45°である必要はない。他の斜角も考えられ、それらの角度も必要なミリングを実行することができる。側面トレンチ24および25のミリングは45°の角度で実行される。したがって、トレンチ24および25は、側面図ではトレンチの形状が平行四辺形になるようにミリングされる。トレンチ24および25をミリングした後、試料ステージをX−Y平面上で回転させて、FIB60が薄片27の一方の側面を指すようにする。FIB60は別個の2つの切れ目を入れる。第1の切れ目92の角度は、ミリングされたトレンチと同じ45°である。第2の切れ目93の角度は、試料表面21に対して直角である。その結果生じる薄片27の形状は、本発明の実施形態に基づく非対称形である直角台形である。
本発明の他の実施形態によれば、図18に示すように、追加のFIB61を試料表面21に対して直角に配置することが可能である。この実施形態では、FIB60とFIB61の両方を使用して、試料ステージをX−Y平面上で回転させる必要なしに、薄片27に切れ目92および93を入れる。追加のFIBを配置する際に45°以外のさまざまな角度を使用することも企図される。さまざまな斜角を使用し、一方の辺とは異なるもう一方の辺を形成することができる。試料ステージのX−Y回転の柔軟性は、1つまたは複数のFIB位置の汎用性(および/またはデュアル・ビームまたはレーザ・ビームの使用)と相まって、他の非対称薄片の製作を可能にする。図19に示すように、非対称三角形も、関心領域63のある程度の向き、および関心領域63の適正な識別を提供することができる。薄片が、外位置処理を可能にする十分な大きさの断面積および有限サイズのプラッキング接触面積を有する限りにおいて、5つ以上の辺を有する薄片(図示せず)も本発明の実施形態に含まれる。残りの全ての縁は、除去するFIB体積を最小化し、同時に非対称形成の要件を満たすような寸法を有するように選択すべきである。薄片のもろさおよびFIBミリングに必要なさまざまな角度を考慮すれば、他の非対称形状を生み出す際には、関連する課題があることに留意すべきである。
本発明の目的上、非対称という用語は、分割する線、平面、中心または軸の両側に関して対応関係がないことと定義される。全体として、非対称形状を使用した薄片27のより高い度合いの向きは、関心領域の適正な識別を可能にする。完全な非対称性を有する薄片が最も高度な向き認識を可能にするが、上辺と下辺が非対称の上下非対称性(top to bottom bilateral asymmetry)を有することも可能である。図20は、本発明の他の実施形態を示す。左辺と右辺は対称であるが、上辺と下辺が非対称であることが、従来的な長方形の薄片よりも向上した配向レベルを提供する。たとえ低分解能拡大下であっても、この上下非対称薄片内の関心領域64も、より識別しやすいであろう。
本発明のいくつかの実施形態によれば、外位置TEM/STEM/SEM分析方法は、真空室内で、非対称のTEM垂直観察面を有する試料を、集束イオン・ビームを使用して製作するステップを含み、その試料は、TEM/STEM/SEM分析するための関心領域を有し、この方法はさらに、真空室からその試料を取り出し、炭素フィルムを含む炭素グリッド上に置くステップを含み、その炭素フィルムは複数の穴を含み、試料は炭素グリッド上に置かれ、非対称のTEM垂直観察面は、関心領域をそれら複数の穴のうちの1つの穴の上に実質的に配置するために、試料内の関心領域の向きを適正に識別することを可能にする。
いくつかの実施形態では、この方法が、電子源を備えるTEMまたはSEMまたはSTEMを使用して試料を処理するステップをさらに含み、炭素フィルムからの光学干渉または分光干渉がほとんどまたは全く生じない。いくつかの実施形態では、TEMまたはSEMまたはSTEMを使用して試料を処理するステップが、EDSまたはEELSを使用した化学分析を含む。いくつかの実施形態では、非対称の形状が、平行な2つの辺を含む凸四辺形である。いくつかの実施形態では、非対称の形状が直角台形である。
いくつかの実施形態では、炭素グリッドの複数の穴が少なくとも5×5μmである。いくつかの実施形態では、関心領域の長さが少なくとも2μmである。いくつかの実施形態では、真空室から試料を取り出し、その試料を炭素グリッド上に置くステップが、ガラス棒を使用して実行される。いくつかの実施形態では、非対称試料を製作するステップが、集束イオン・ビームと電子ビームとを含むデュアル集束ビーム・システムによって実行される。
いくつかの実施形態によれば、実質的に非対称の基板を製作する方法は、第1の集束イオン・ビームを基板の第1の表面に、ある斜角で導くステップと、第1の集束イオン・ビームが、斜角を有する2つのトレンチをミリングするステップであり、それらのトレンチ間のエリアが、斜角をなす辺を有する薄片を残すステップと、集束イオン・ビームを使用して薄片の第1の辺を切削するステップと、集束イオン・ビームを使用して薄片の第2の辺を切削するステップであり、第1の辺と第2の辺が平行でなく、それによって非対称の形状を有する薄片を製作するステップとを含む。
いくつかの実施形態では、薄片の第1の辺の角度が直角であり、第2の辺の角度が直角でない。いくつかの実施形態では、薄片の前記第1の辺および薄片の前記第2の辺が、試料ステージをX−Y方向に回転させることによって形成される。いくつかの実施形態では、非対称薄片の形状が非対称三角形である。いくつかの実施形態では、非対称薄片の形状が、5つ以上の辺を有する非対称形である。いくつかの実施形態では、非対称薄片の形状が、薄片の上辺と下辺が相互に非対称である。いくつかの実施形態では、この方法が、2つの集束イオン・ビームを使用して薄片の辺を形成する。
本発明のいくつかの実施形態によれば、TEMまたはSEMまたはSTEM分析で使用する薄片は、厚さ1μm以下の基板を含み、基板は、幅が少なくとも2μm、幅と長さの比が1から2の間の関心領域を有し、炭素フィルム上の小さな穴の上に関心領域を置くことができ、関心領域のTEMまたはSEMまたはSTEM分析の結果、光学干渉または分光干渉がほとんどまたは全く生じず、基板は、ガラス棒によって拾い上げるのに十分な大きさのエリアを有し、基板は非対称の形状を有し、非対称の形状は、平行な2つの辺および平行でない2つの辺を有する。
本発明のいくつかの実施形態によれば、TEM/SEM/STEM分析で使用するシステムは、少なくとも1つの集束イオン・ビームを含む真空室と、試料を置くためのステージであり、試料を処理するとその試料が非対称形になるように、ステージと集束イオン・ビームとを互いに対して傾けることでできるステージと、炭素フィルムを有する炭素グリッドであり、前記炭素フィルムが、前記試料の関心領域に実質的に適合しうる複数の穴を有し、関心領域の前記TEMまたはSEMまたはSTEM分析を実行すると光学干渉および分光干渉が実質的に最小になる炭素グリッドとを含む。
いくつかの実施形態では、真空室が電子ビームをさらに含む。いくつかの実施形態では、真空室が2つの集束イオン・ビームを含む。
本発明および本発明の利点を詳細に説明したが、添付の特許請求の範囲によって定義された本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく、本明細書に、さまざまな変更、置換および改変を加えることができることを理解すべきである。さらに、本出願の範囲が、本明細書に記載されたプロセス、機械、製造、組成物、手段、方法およびステップの特定の実施形態に限定されることは意図されていない。当業者なら本発明の開示から容易に理解するように、本明細書に記載された対応する実施形態と実質的に同じ機能を実行し、または実質的に同じ結果を達成する既存のまたは今後開発されるプロセス、機械、製造、組成物、手段、方法またはステップを、本発明に従って利用することができる。したがって、添付の特許請求の範囲は、その範囲内に、このようなプロセス、機械、製造、組成物、手段、方法またはステップを含むことが意図されている。
14 セル
19 炭素フィルム
27 薄片
29 プローブ先端
81 穴
82 関心領域

Claims (20)

  1. 外位置TEM/STEM/SEM分析方法であって、
    真空室内で、非対称のTEM垂直観察面を有する試料を、集束イオン・ビームを使用して製作するステップを含み、
    前記試料が、TEM/STEM/SEM分析するための関心領域を有し、
    前記方法がさらに、
    前記真空室から前記試料を取り出し、前記試料を、炭素フィルムを含む炭素グリッド上に置くステップを含み、
    前記炭素フィルムが複数の穴を含み、
    前記試料が前記炭素グリッド上に置かれ、前記非対称のTEM垂直観察面が、前記関心領域を前記穴のうちの1つの穴の上に実質的に配置するために、前記試料内の関心領域の向きを適正に識別することを可能にする方法。
  2. 電子源を備えるTEMまたはSEMまたはSTEMを使用して前記試料を処理するステップをさらに含み、前記炭素フィルムからの光学干渉または分光干渉がほとんどまたは全く生じない、請求項1に記載の方法。
  3. 前記非対称の形状が、平行な2つの辺を含む凸四辺形である、請求項1または請求項2に記載の方法。
  4. 前記非対称の形状が直角台形である、請求項3に記載の方法。
  5. 前記炭素グリッドの前記穴が少なくとも5×5μmである、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記関心領域の長さが少なくとも2μmである、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記真空室から前記試料を取り出し、前記試料を前記炭素グリッド上に置く前記ステップが、ガラス棒を使用して実行される、請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記非対称試料を製作する前記ステップが、集束イオン・ビームと電子ビームとを含むデュアル集束ビーム・システムによって実行される、請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。
  9. TEMまたはSEMまたはSTEMを使用して前記試料を処理する前記ステップが、EDSまたはEELSを使用した化学分析を含む、請求項2に記載の方法。
  10. 実質的に非対称の基板を製作する方法であって、
    第1の集束イオン・ビームを基板の第1の表面に、ある斜角で導くステップと、
    前記第1の集束イオン・ビームが、斜角を有する2つのトレンチをミリングするステップであり、前記トレンチ間のエリアが、斜角をなす辺を有する薄片を残すステップと、
    前記集束イオン・ビームを使用して前記薄片の第1の辺を切削するステップと、
    前記集束イオン・ビームを使用して前記薄片の第2の辺を切削するステップであり、前記第1の辺と前記第2の辺が平行でなく、それによって非対称の形状を有する薄片を製作するステップと、を含む方法。
  11. 前記薄片の前記第1の辺の角度が直角であり、前記第2の辺の角度が直角でない、請求項10に記載の方法。
  12. 前記薄片の前記第1の辺および前記薄片の前記第2の辺が、試料ステージをX−Y方向に回転させることによって形成される、請求項10または請求項11に記載の方法。
  13. 前記非対称薄片の形状が非対称三角形である、請求項10〜12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 前記非対称薄片の形状が、5つ以上の辺を有する非対称形である、請求項10〜12のいずれか一項に記載の方法。
  15. 前記非対称薄片の形状が、前記薄片の上辺と下辺が非対称である、請求項10〜14のいずれか一項に記載の方法。
  16. 2つの集束イオン・ビームを使用して前記薄片の前記辺を形成する、請求項10〜15のいずれか一項に記載の方法。
  17. TEMまたはSEMまたはSTEM分析で使用する薄片であって、
    厚さ1μm以下の基板を含み、
    前記基板が、幅が少なくとも2μm、幅と長さの比が1から2の間の関心領域を有し、
    炭素フィルム上の小さな穴の上に前記関心領域を置くことができ、前記関心領域のTEMまたはSEMまたはSTEM分析の結果、光学干渉または分光干渉がほとんどまたは全く生じず、
    前記基板が、ガラス棒によって拾い上げるのに十分な大きさのエリアを有し、
    前記基板が非対称の形状を有し、前記非対称の形状が、平行な2つの辺および平行でない2つの辺を有する薄片。
  18. TEM/SEM/STEM分析で使用するシステムであって、
    少なくとも1つの集束イオン・ビームを含む真空室と、
    試料を置くためのステージであり、前記試料を処理すると前記試料が非対称形になるように、前記ステージと前記集束イオン・ビームとを互いに対して傾けることでできるステージと、
    炭素フィルムを有する炭素グリッドであり、前記炭素フィルムが、前記試料の関心領域に実質的に適合しうる穴を有し、前記関心領域の前記TEMまたはSEMまたはSTEM分析を実行すると光学干渉および分光干渉が実質的に最小になる炭素グリッドと、を含むシステム。
  19. 前記真空室が電子ビームをさらに含む、請求項18に記載のシステム。
  20. 前記真空室が2つの集束イオン・ビームを含む、請求項18または請求項19に記載のシステム。
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