JP2014063603A - 車両用前照灯 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の車両用前照灯では、光軸調整が面倒であるということにある。
【解決手段】この発明は、ランプハウジング2およびランプレンズ3と、ハイビーム用ランプユニット4およびロービーム用ランプユニット5と、第1取付部材6と、第2取付部材7と、第1上下方向の光軸調整機構8、第1左右方向の光軸調整機構9および第1ピボット機構10と、第2上下方向の光軸調整機構11、第2左右方向の光軸調整機構12および第2ピボット機構13と、を備える。この結果、この発明は、光軸調整が容易である。
【選択図】 図1

Description

この発明は、ハイビーム用ランプユニットとロービーム用ランプユニットとを光軸調整可能に備える車両用前照灯に関するものである。
この種の車両用前照灯は、従来からある(たとえば、特許文献1)。以下、従来の車両用前照灯について説明する。従来の車両用前照灯は、ハウジングおよびアウターレンズカバーと、プロジェクタ型の複数の投光器からなる第1投光ユニットと、反射タイプの複数の投光器からなる第2投光ユニットと、第1投光ユニットをハウジングに光軸調整可能に取り付ける第1光軸調子機構と、第2投光ユニットをハウジングに光軸調整可能に取り付ける第2光軸調整機構と、を備えるものである。従来の車両用前照灯は、第1光軸調整機構により第1投光ユニットの光軸がハウジングに対して調整され、また、第2光軸調整機構により第2投光ユニットの光軸がハウジングに対して調整される。
特開2009−259654号公報
ところが、従来の車両用前照灯は、第1投光ユニットの光軸調整と第2投光ユニットの光軸調整とが第1光軸調整機構と第2光軸調整機構とによりそれぞれ別個に行われるものである。このために、第1投光ユニットにより得られる配光パターンと第2投光ユニットにより得られる配光パターンとの相対位置(相関位置)を一度合わせても、第1投光ユニット、第2投光ユニットのいずれか一方の光軸調整を行うと、配光パターンの相対位置を合わせるために、他方の光軸調整を行う必要がある。このように、従来の車両用前照灯は、光軸調整が面倒である。
この発明が解決しようとする課題は、従来の車両用前照灯では、光軸調整が面倒であるということにある。
この発明(請求項1にかかる発明)は、灯室を区画するランプハウジングおよびランプレンズと、灯室内にそれぞれ光軸調整可能に配置されていて、かつ、それぞれ半導体型光源を光源とするハイビーム用ランプユニットおよびロービーム用ランプユニットと、ハイビーム用ランプユニットが取り付けられている第1取付部材と、ロービーム用ランプユニットが取り付けられている第2取付部材と、第1取付部材と第2取付部材との間に設けられていて、ハイビーム用ランプユニットの光軸を調整する第1光軸調整機構および第1ピボット機構と、第2取付部材とランプハウジングとの間に設けられていて、ハイビーム用ランプユニットの光軸およびロービーム用ランプユニットの光軸を同時に調整する第2光軸調整機構および第2ピボット機構と、を備える、ことを特徴とする。
この発明(請求項2にかかる発明)は、ハイビーム用ランプユニットが、半導体型光源と、半導体型光源が取り付けられているヒートシンク部材と、を備え、ヒートシンク部材と第1取付部材とが一体構造である、ことを特徴とする。
この発明(請求項3にかかる発明)は、ロービーム用ランプユニットが、半導体型光源と、半導体型光源が取り付けられているヒートシンク部材と、を備え、ヒートシンク部材と第2取付部材とが一体構造である、ことを特徴とする。
この発明(請求項4にかかる発明)は、第1光軸調整機構が、上下方向の光軸調整機構であって、第1光軸調整機構および第1ピボット機構が、ハイビーム用ランプユニットの光軸を通る垂直線上もしくは垂直線近傍に位置する、ことを特徴とする。
この発明(請求項1にかかる発明)の車両用前照灯は、第1光軸調整機構により、ハイビーム用ランプユニットの光軸を、ロービーム用ランプユニットが取り付けられている第2取付部材に対して調整することができる。このために、ハイビーム用ランプユニットにより得られるハイビーム用(走行用)配光パターンを、ロービーム用ランプユニットにより得られるロービーム用(すれ違い用)配光パターンに、合わせることができる。また、この発明(請求項1にかかる発明)の車両用前照灯は、第2光軸調整機構により、ハイビーム用ランプユニットの光軸およびロービーム用ランプユニットの光軸を、ランプハウジングに対して調整することができる。このために、ハイビーム用ランプユニットにより得られるハイビーム用配光パターンとロービーム用ランプユニットにより得られるロービーム用配光パターンとの相対位置を一度合わせれば、その相対位置を維持することができ、従来の車両用前照灯と比較して、光軸調整が容易となる。
図1は、この発明にかかる車両用前照灯の実施形態1を示す縦断面図(垂直断面図)である。 図2は、ランプレンズを除いた状態の車両用前照灯を示す正面図(図1におけるII矢視図)である。 図3は、ハイビーム用配光パターンとロービーム用配光パターンとを示す説明図である。 図4は、この発明にかかる車両用前照灯の実施形態2を示すランプレンズを除いた状態の車両用前照灯の一部正面図である。 図5は、この発明にかかる車両用前照灯の実施形態3を示す縦断面図(垂直断面図)である。 図6は、ランプレンズを除いた状態の車両用前照灯を示す正面図(図5におけるVI矢視図)である。 図7は、この発明にかかる車両用前照灯の実施形態4を示す縦断面図(垂直断面図)である。 図8は、ランプレンズを除いた状態の車両用前照灯を示す正面図(図7におけるVIII矢視図)である。
以下、この発明にかかる車両用前照灯の実施形態(実施例)のうちの4例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。この明細書、特許請求の範囲において、前、後、上、下、左、右は、この発明にかかる車両用前照灯を車両に装備した際の前、後、上、下、左、右である。また、符号「VU−VD」は、スクリーンの上下の垂直線を示す。符号「HL−HR」は、スクリーンの左右の水平線を示す。
(実施形態1の構成の説明)
図1〜図3は、この発明にかかる車両用前照灯の実施形態1を示す。以下、この実施形態1における車両用前照灯の構成について説明する。図中、符号1は、この実施例における車両用前照灯(たとえば、ヘッドランプなど)である。前記車両用前照灯1は、車両の前部の左右両端部に搭載されている。
前記車両用前照灯1は、図1、図2に示すように、ランプハウジング2およびランプレンズ3と、ハイビーム用ランプユニット4およびロービーム用ランプユニット5と、第1取付部材6と、第2取付部材7と、第1光軸調整機構8、9および第1ピボット機構10と、第2光軸調整機構11、12および第2ピボット機構13と、を備えるものである。
前記ランプハウジング2および前記ランプレンズ3は、灯室14を画成する。前記灯室14内には、前記ハイビーム用ランプユニット4および前記ロービーム用ランプユニット5が、前記第1取付部材6と、前記第2取付部材7と、前記第1光軸調整機構8、9および前記第1ピボット機構10と、前記第2光軸調整機構11、12および前記第2ピボット機構13と、を介して光軸調整可能にそれぞれ配置されている。
前記ハイビーム用ランプユニット4は、図1、図2に示すように、リフレクタタイプのランプユニットであって、半導体型光源15と、リフレクタ16と、ヒートシンク部材17と、を備えるものである。前記ハイビーム用ランプユニット4は、前記第1取付部材6に取り付けられている。前記ハイビーム用ランプユニット4は、図3に示すように、ハイビーム用配光パターンHPを車両の前方に照射するものである。前記ハイビーム用配光パターンHPは、中央部にホットゾーン(高光度帯)HZを有する。
前記半導体型光源15は、この例では、たとえば、LED、EL(有機EL)などの自発光半導体型光源、すなわち、半導体型光源(この実施例ではLED)を使用する。前記半導体型光源15は、基板18と、前記基板18に適宜に配置されて設けられている1個もしくは複数個の発光チップ(発光部)19と、前記発光チップ19を封止する封止樹脂部材(図示せず)と、から構成されている。前記半導体型光源15は、前記ヒートシンク部材17に取り付けられている。前記半導体型光源15の前記発光チップ19の発光面は、下側に鉛直方向に向いている。
前記リフレクタ16は、光不透過性の部材、この例では、樹脂部材から構成されている。前記リフレクタ16は、前記ヒートシンク部材17に取り付けられている。前記リフレクタ16は、上側および前側が開口し、かつ、後側および下側および左側および右側が閉塞した中空形状をなす。後側および下側および左側および右側の閉塞部は、回転放物線形状をほぼ2分の1とした湾曲板形状をなす。
前記リフレクタ16の前記閉塞部の内面には、パラボラ系の自由曲面(NURBS曲面)からなる反射面20が設けられている。前記反射面20は、前記発光面に対向する側、すなわち、前記半導体型光源15の下側の空間に設けられている。前記反射面20は、前記半導体型光源15からの光をハイビーム用配光パターンHP(図3を参照)として反射させて照射する反射面である。前記反射面20は、この例では、左右に8個のセグメントからなる。
前記ヒートシンク部材17は、水平板部21の一面(上側の面)に複数のフィン部22を一体に設けてなるものである。前記ヒートシンク部材17の前記水平板部21の他面(下側の面)には、前記半導体型光源15が取り付けられている。
この例では、前記ヒートシンク部材17と前記第1取付部材6とは、一体構造をなす。すなわち、前記ヒートシンク部材17の前記水平板部21の一端(後側の端)から前記第1取付部材6の垂直板部を垂直に一体に設けてなるものである。なお、前記ヒートシンク部材17と前記第1取付部材6とをそれぞれ別個として、一体に固定もしくは組み付けたものであっても良い。
前記ロービーム用ランプユニット5は、図1、図2に示すように、前記ハイビーム用ランプユニット4と同様にリフレクタタイプのランプユニットであって、半導体型光源23と、リフレクタ24と、ヒートシンク部材25と、を備えるものである。前記ロービーム用ランプユニット5は、前記第2取付部材7に取り付けられている。前記ロービーム用ランプユニット5は、図3に示すように、ロービーム用配光パターンLPを車両の前方に照射するものである。前記ロービーム用配光パターンLPは、下水平カットオフラインCL、斜めカットオフラインCL、上水平カットオフラインCL、エルボー点Eを有する。
前記半導体型光源23は、前記ハイビーム用ランプユニット4の前記半導体型光源15と同様に、この例では、たとえば、LED、EL(有機EL)などの自発光半導体型光源、すなわち、半導体型光源(この実施例ではLED)を使用する。前記半導体型光源23は、基板26と、前記基板26に適宜に配置されて設けられている1個もしくは複数個の発光チップ(発光部)27と、前記発光チップ27を封止する封止樹脂部材(図示せず)と、から構成されている。前記半導体型光源23は、前記ヒートシンク部材25に取り付けられている。前記半導体型光源23の前記発光チップ27の発光面は、下側に鉛直方向に向いている。
前記リフレクタ24は、光不透過性の部材、この例では、樹脂部材から構成されている。前記リフレクタ24は、前記ヒートシンク部材25に取り付けられている。前記リフレクタ24は、上側および前側が開口し、かつ、後側および下側および左側および右側が閉塞した中空形状をなす。後側および下側および左側および右側の閉塞部は、回転放物線形状をほぼ2分の1とした湾曲板形状をなす。
前記リフレクタ24の前記閉塞部の内面には、パラボラ系の自由曲面(NURBS曲面)からなる反射面28が設けられている。前記反射面28は、前記発光面に対向する側、すなわち、前記半導体型光源23の下側の空間に設けられている。前記反射面28は、前記半導体型光源23からの光をロービーム用配光パターンLP(図3を参照)として反射させて照射する反射面である。前記反射面28は、この例では、左右に8個のセグメントからなる。
前記ヒートシンク部材25は、水平板部29の一面(上側の面)に複数のフィン部30を一体に設けてなるものである。前記ヒートシンク部材25の前記水平板部29の他面(下側の面)には、前記半導体型光源23が取り付けられている。
この例では、前記ヒートシンク部材25と前記第2取付部材7とは、一体構造をなす。すなわち、前記ヒートシンク部材25の前記水平板部29の一端(後側の端)から前記第2取付部材7の垂直板部を垂直に一体に設けてなるものである。なお、前記ヒートシンク部材25と前記第2取付部材7とをそれぞれ別個として、一体に固定もしくは組み付けたものであっても良い。
前記第1取付部材6と前記第2取付部材7との間には、前記第1光軸調整機構すなわち第1上下方向の光軸調整機構8と第1左右方向の光軸調整機構9、および、前記第1ピボット機構10が、それぞれ設けられている。
前記第1上下方向の光軸調整機構8は、図2の正面から見て、前記第1取付部材6の左上に配置されている。前記第1左右方向の光軸調整機構9は、図2の正面から見て、前記第1取付部材6の右下に配置されている。前記第1ピボット機構10は、図2の正面から見て、前記第1取付部材6の左下に配置されている。
前記第1上下方向の光軸調整機構8と前記第1左右方向の光軸調整機構9とは、それぞれ、図1、図2に示すように、前記第2取付部材7に装備されたエーミングスクリュー31と、前記第1取付部材6に装備され前記エーミングスクリュー31がねじ込まれたマウント32とから構成されている。前記第1ピボット機構10は、前記第2取付部材7に装備された球部33と、前記第1取付部材6にねじ込まれたネジ部34とから構成されている。
前記第1上下方向の光軸調整機構8は、手動的に調整して、前記ハイビーム用ランプユニット4を前記第1左右方向の光軸調整機構9の中心と前記第1ピボット機構10の中心とを結ぶほぼ水平軸(図示せず)回りに上下方向に回転させて、前記ハイビーム用ランプユニット4の光軸を手動的に調整するものである。一方、前記第1左右方向の光軸調整機構9は、手動的に調整して、前記ハイビーム用ランプユニット4を前記第1上下方向の光軸調整機構8の中心と前記第1ピボット機構10の中心とを結ぶほぼ垂直軸(図示せず)回りに左右方向に回転させて、前記ハイビーム用ランプユニット4の光軸を手動的に調整するものである。
前記第2取付部材7と前記ランプハウジング2との間には、前記第2光軸調整機構すなわち第2上下方向の光軸調整機構11と第2左右方向の光軸調整機構12、および、前記第2ピボット機構13が、それぞれ設けられている。
前記第2上下方向の光軸調整機構11は、図2の正面から見て、前記第2取付部材7の左上に配置されている。前記第2左右方向の光軸調整機構12は、図2の正面から見て、前記第2取付部材7の右下に配置されている。前記第2ピボット機構13は、図2の正面から見て、前記第2取付部材7の左下に配置されている。
前記第2上下方向の光軸調整機構11と前記第2左右方向の光軸調整機構12とは、それぞれ、図1、図2に示すように、前記ランプハウジング2に装備されたエーミングスクリュー35と、前記第2取付部材7に装備され前記エーミングスクリュー35がねじ込まれたマウント36とから構成されている。前記第2ピボット機構13は、前記ランプハウジング2に装備された球部37と、前記第2取付部材7にねじ込まれたネジ部38とから構成されている。
前記第2上下方向の光軸調整機構11は、手動的に調整して、前記ハイビーム用ランプユニット4と前記ロービーム用ランプユニット5とを、同時に、前記第2左右方向の光軸調整機構12の中心と前記第2ピボット機構13の中心とを結ぶほぼ水平軸(図示せず)回りに上下方向に回転させて、前記ハイビーム用ランプユニット4の光軸と前記ロービーム用ランプユニット5の光軸とを、同時に、手動的に調整するものである。一方、前記第2左右方向の光軸調整機構12は、手動的に調整して、前記ハイビーム用ランプユニット4と前記ロービーム用ランプユニット5とを、同時に、前記第2上下方向の光軸調整機構11の中心と前記第2ピボット機構13の中心とを結ぶほぼ垂直軸(図示せず)回りに左右方向に回転させて、前記ハイビーム用ランプユニット4の光軸と前記ロービーム用ランプユニット5の光軸とを、同時に、手動的に調整するものである。なお、前記第2上下方向の光軸調整機構11を自動光軸調整機構(オートレベラー)としても良い。
(実施形態1の作用の説明)
この実施形態1における車両用前照灯1は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。
まず、第1上下方向の光軸調整機構8のエーミングスクリュー31を時計方向あるいは反時計方向に回転させる。すると、第1上下方向の光軸調整機構8のマウント32がエーミングスクリュー31のネジ送り作用により前進あるいは後退する。それに伴って、ハイビーム用ランプユニット4が、第2取付部材7に対して、第1左右方向の光軸調整機構9の中心と第1ピボット機構10の中心とを結ぶほぼ水平軸(図示せず)回りに上下方向に回転する。すなわち、ハイビーム用ランプユニット4の光軸が上下方向に調整される。その結果、図3中の上下方向の実線矢印に示すように、ハイビーム用ランプユニット4から放射されるハイビーム用配光パターンHPが上下方向に調整される。
また、第1左右方向の光軸調整機構9のエーミングスクリュー31を時計方向あるいは反時計方向に回転させる。すると、第1左右方向の光軸調整機構9のマウント32がエーミングスクリュー31のネジ送り作用により前進あるいは後退する。それに伴って、ハイビーム用ランプユニット4が、第2取付部材7に対して、第1上下方向の光軸調整機構8の中心と第1ピボット機構10の中心とを結ぶほぼ垂直軸(図示せず)回りに左右方向に回転する。すなわち、ハイビーム用ランプユニット4の光軸が左右方向に調整される。その結果、図3中の左右方向の実線矢印に示すように、ハイビーム用ランプユニット4から放射されるハイビーム用配光パターンHPが左右方向に調整される。
このとき、ロービーム用ランプユニット5は、第2取付部材7に固定されている。このために、ハイビーム用ランプユニット4から放射されるハイビーム用配光パターンHPは、固定状態にあるロービーム用ランプユニット5から放射されるロービーム用配光パターンLPに対して、上下方向、左右方向に調整される。これにより、ハイビーム用配光パターンHPのホットゾーンHZの位置とロービーム用配光パターンLPのカットオフラインCL、エルボー点Eの位置、すなわち、相対位置が合わせられる。
つぎに、第2上下方向の光軸調整機構11のエーミングスクリュー35を時計方向あるいは反時計方向に回転させる。すると、第2上下方向の光軸調整機構11のマウント36がエーミングスクリュー35のネジ送り作用により前進あるいは後退する。それに伴って、ハイビーム用ランプユニット4およびロービーム用ランプユニット5および第2取付部材7がランプハウジング2に対して、第2左右方向の光軸調整機構12の中心と第2ピボット機構13の中心とを結ぶほぼ水平軸(図示せず)回りに上下方向に回転する。すなわち、ハイビーム用ランプユニット4の光軸およびロービーム用ランプユニット5の光軸が同時に上下方向に調整される。その結果、ハイビーム用ランプユニット4から放射されるハイビーム用配光パターンHPとロービーム用ランプユニット5から放射されるロービーム用配光パターンLPとが同時に上下方向に調整される。
また、第2左右方向の光軸調整機構12のエーミングスクリュー35を時計方向あるいは反時計方向に回転させる。すると、第2左右方向の光軸調整機構12のマウント36がエーミングスクリュー35のネジ送り作用により前進あるいは後退する。それに伴って、ハイビーム用ランプユニット4およびロービーム用ランプユニット5および第2取付部材7がランプハウジング2に対して、第2上下方向の光軸調整機構11の中心と第2ピボット機構13の中心とを結ぶほぼ垂直軸(図示せず)回りに左右方向に回転する。すなわち、ハイビーム用ランプユニット4の光軸およびロービーム用ランプユニット5の光軸が同時に左右方向に調整される。その結果、ハイビーム用ランプユニット4から放射されるハイビーム用配光パターンHPとロービーム用ランプユニット5から放射されるロービーム用配光パターンLPとが同時に左右方向に調整される。
(実施形態1の効果の説明)
この実施形態1における車両用前照灯1は、以上のごとき構成および作用からなり、以下、その効果について説明する。
この実施形態1における車両用前照灯1は、第1上下方向の光軸調整機構8、第1左右方向の光軸調整機構9により、ハイビーム用ランプユニット4の光軸を、ロービーム用ランプユニット5が取り付けられている第2取付部材7に対して上下、左右に調整することができる。このために、ハイビーム用ランプユニット4により得られるハイビーム用配光パターンHPを、ロービーム用ランプユニット5により得られるロービーム用配光パターンLPに、合わせることができる。
この実施形態1における車両用前照灯1は、第2上下方向の光軸調整機構11、第2左右方向の光軸調整機構12により、ハイビーム用ランプユニット4の光軸およびロービーム用ランプユニット5の光軸を、ランプハウジング2に対して上下、左右に調整することができる。このために、ハイビーム用ランプユニット4により得られるハイビーム用配光パターンHPとロービーム用ランプユニット5により得られるロービーム用配光パターンLPとの相対位置を一度合わせれば、その相対位置を維持することができ、従来の車両用前照灯と比較して、光軸調整が容易となる。
この実施形態1における車両用前照灯1は、ハイビーム用ランプユニット4のヒートシンク部材17と第1取付部材6とが一体構造をなす。このために、部品点数が軽減されて製造コストを安価にすることができる。
この実施形態1における車両用前照灯1は、ロービーム用ランプユニット5のヒートシンク部材25と第2取付部材7とが一体構造をなす。このために、部品点数が軽減されて製造コストを安価にすることができる。
(実施形態2の構成の説明)
図4は、この発明にかかる車両用前照灯の実施形態2を示す。以下、この実施形態2における車両用前照灯について説明する。図中、図1〜図3と同符号は、同一のものを示す。
前記の実施形態1の車両用前照灯1は、第1上下方向の光軸調整機構8および第1左右方向の光軸調整機構9により、ハイビーム用ランプユニット4の光軸を、ロービーム用ランプユニット5が取り付けられている第2取付部材7に対して上下および左右に調整するものである。これに対して、この実施形態2の車両用前照灯は、第1上下方向の光軸調整機構8により、ハイビーム用ランプユニット4の光軸を、ロービーム用ランプユニット5が取り付けられている第2取付部材7に対して上下にのみ調整するものである。
この実施形態2の車両用前照灯は、第1上下方向の光軸調整機構8と第1ピボット機構10とを、ハイビーム用ランプユニット4の光軸を通る垂直線V上もしくは垂直線V近傍に位置させる。
(実施形態2の作用効果の説明)
この実施形態2における車両用前照灯は、前記の実施形態1における車両用前照灯1とほぼ同様の作用効果を達成することができる。特に、この実施形態2の車両用前照灯は、第1上下方向の光軸調整機構8と第1ピボット機構10とを、ハイビーム用ランプユニット4の光軸を通る垂直線V上もしくは垂直線V近傍に位置させるものである。このために、ハイビーム用ランプユニット4の光軸を上下方向に高精度に調整することができる。
(実施形態3の構成の説明)
図5、図6は、この発明にかかる車両用前照灯の実施形態3を示す。以下、この実施形態3における車両用前照灯1Aについて説明する。図中、図1〜図4と同符号は、同一のものを示す。
前記の実施形態1、2の車両用前照灯1は、ハイビーム用ランプユニット4およびロービーム用ランプユニット5がリフレクタタイプのランプユニットから構成されているものである。この実施形態3の車両用前照灯1Aは、ハイビーム用ランプユニット4Aおよびロービーム用ランプユニット5Aがプロジェクタタイプのランプユニットから構成されているものである。
プロジェクタタイプの前記ハイビーム用ランプユニット4Aは、半導体型光源39と、前記半導体型光源39が取り付けられているヒートシンク部材40と、楕円を基調とする反射面41を有するリフレクタ42と、投影レンズ43と、を備えるものである。前記リフレクタ42、前記投影レンズ43は、ホルダを介して前記ヒートシンク部材40に取り付けられている。前記ヒートシンク部材40は、第1取付部材6と一体構造をなす。前記半導体型光源39は、前記反射面41の第1焦点もしくはその近傍に位置する。
プロジェクタタイプの前記ロービーム用ランプユニット5Aは、半導体型光源(図示せず)と、前記半導体型光源が取り付けられているヒートシンク部材44と、楕円を基調とする反射面(図示せず)を有するリフレクタ(図示せず)と、投影レンズ45と、シェード46(図5中の二点鎖線を参照)と、を備えるものである。前記リフレクタ、前記投影レンズ45、前記シェード46は、ホルダを介して前記ヒートシンク部材44に取り付けられている。前記ヒートシンク部材44は、第2取付部材7と一体構造をなす。前記半導体型光源は、前記反射面の第1焦点もしくはその近傍に位置する。前記シェード46は、前記反射面の第2焦点(第2焦線)もしくはその近傍に位置する。
(実施形態3の作用の説明)
ハイビーム用ランプユニット4Aの半導体型光源39を点灯する。すると、半導体型光源39からの光は、反射面41で反射されて反射面41の第2焦点(もしくは第2焦線)を通過して投影レンズ43に入射して投影レンズ43からハイビーム用配光パターンとして車両の前方に照射される。
ロービーム用ランプユニット5Aの半導体型光源を点灯する。すると、半導体型光源からの光は、反射面で反射されてシェード46により一部が遮蔽されて、残りが投影レンズ45に入射して投影レンズ45からロービーム用配光パターンとして車両の前方に照射される。
(実施形態3の効果の説明)
この実施形態3の車両用前照灯1Aは、以上のごとき構成、作用からなるので、前記の実施形態1、2における車両用前照灯1とほぼ同様の作用効果を達成することができる。
(実施形態4の構成の説明)
図7、図8は、この発明にかかる車両用前照灯の実施形態4を示す。以下、この実施形態4における車両用前照灯1Bについて説明する。図中、図1〜図6と同符号は、同一のものを示す。
前記の実施形態1、2の車両用前照灯1は、ハイビーム用ランプユニット4およびロービーム用ランプユニット5がリフレクタタイプのランプユニットから構成されているものであり、前記の実施形態3の車両用前照灯1Aは、ハイビーム用ランプユニット4Aおよびロービーム用ランプユニット5Aがプロジェクタタイプのランプユニットから構成されているものである。この実施形態4の車両用前照灯1Bは、ハイビーム用ランプユニット4Bおよびロービーム用ランプユニット5Bがレンズ直射タイプのランプユニットから構成されているものである。
レンズ直射タイプの前記ハイビーム用ランプユニット4Bは、半導体型光源47と、前記半導体型光源47が取り付けられているヒートシンク部材48と、レンズ49と、を備えるものである。前記レンズ49は、ホルダを介して前記ヒートシンク部材48に取り付けられている。前記ヒートシンク部材48は、第1取付部材6と一体構造をなす。
レンズ直射タイプの前記ロービーム用ランプユニット5Bは、半導体型光源(図示せず)と、前記半導体型光源が取り付けられているヒートシンク部材50と、レンズ51と、を備えるものである。前記レンズ51は、ホルダを介して前記ヒートシンク部材50に取り付けられている。前記ヒートシンク部材50は、第2取付部材7と一体構造をなす。
(実施形態4の作用の説明)
ハイビーム用ランプユニット4Bの半導体型光源47を点灯する。すると、半導体型光源47からの光は、レンズ49に入射してレンズ49からハイビーム用配光パターンとして車両の前方に照射される。
ロービーム用ランプユニット5Aの半導体型光源を点灯する。すると、半導体型光源からの光は、レンズ51に入射してレンズ51からロービーム用配光パターンとして車両の前方に照射される。
(実施形態4の効果の説明)
この実施形態4の車両用前照灯1Bは、以上のごとき構成、作用からなるので、前記の実施形態1、2における車両用前照灯1、前記の実施形態3における車両用前照灯1Aとほぼ同様の作用効果を達成することができる。
1 車両用前照灯
2 ランプハウジング
3 ランプレンズ
4 ハイビーム用ランプユニット
5 ロービーム用ランプユニット
6 第1取付部材
7 第2取付部材
8 第1上下方向の光軸調整機構
9 第1左右方向の光軸調整機構
10 第1ピボット機構
11 第2上下方向の光軸調整機構
12 第2左右方向の光軸調整機構
13 第2ピボット機構
14 灯室
15、23、39、47 半導体型光源
16、24、42 リフレクタ
17、25、40、44、48、50 ヒートシンク部材
18、26 基板
19、27 発光チップ
20、28 反射面
21、29 水平板部
22、30 フィン部
31、35 エーミングスクリュー
32、36 マウント
33、37 球部
34、38 ネジ部
41 反射面
43、45 投影レンズ
46 シェード
49、51 レンズ
HL−HR スクリーンの左右の水平線
VU−VD スクリーンの上下の垂直線
LP ロービーム用配光パターン
CL カットオフライン
E エルボー点
HP ハイビーム用配光パターン
HZ ホットゾーン
V 垂直線

Claims (4)

  1. 灯室を区画するランプハウジングおよびランプレンズと、
    前記灯室内にそれぞれ光軸調整可能に配置されていて、かつ、それぞれ半導体型光源を光源とするハイビーム用ランプユニットおよびロービーム用ランプユニットと、
    前記ハイビーム用ランプユニットが取り付けられている第1取付部材と、
    前記ロービーム用ランプユニットが取り付けられている第2取付部材と、
    前記第1取付部材と前記第2取付部材との間に設けられていて、前記ハイビーム用ランプユニットの光軸を調整する第1光軸調整機構および第1ピボット機構と、
    前記第2取付部材と前記ランプハウジングとの間に設けられていて、前記ハイビーム用ランプユニットの光軸および前記ロービーム用ランプユニットの光軸を同時に調整する第2光軸調整機構および第2ピボット機構と、
    を備える、ことを特徴とする車両用前照灯。
  2. 前記ハイビーム用ランプユニットは、前記半導体型光源と、前記半導体型光源が取り付けられているヒートシンク部材と、を備え、
    前記ヒートシンク部材と前記第1取付部材とが一体構造である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用前照灯。
  3. 前記ロービーム用ランプユニットは、前記半導体型光源と、前記半導体型光源が取り付けられているヒートシンク部材と、を備え、
    前記ヒートシンク部材と前記第2取付部材とが一体構造である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用前照灯。
  4. 前記第1光軸調整機構は、上下方向の光軸調整機構であって、
    前記第1光軸調整機構および前記第1ピボット機構は、前記ハイビーム用ランプユニットの光軸を通る垂直線上もしくは前記垂直線近傍に位置する、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用前照灯。
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