JP2014063040A - 遠赤外線レンズ用テレコンバーターレンズ - Google Patents

遠赤外線レンズ用テレコンバーターレンズ Download PDF

Info

Publication number
JP2014063040A
JP2014063040A JP2012208289A JP2012208289A JP2014063040A JP 2014063040 A JP2014063040 A JP 2014063040A JP 2012208289 A JP2012208289 A JP 2012208289A JP 2012208289 A JP2012208289 A JP 2012208289A JP 2014063040 A JP2014063040 A JP 2014063040A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
far
diagram
infrared
wavelength
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012208289A
Other languages
English (en)
Inventor
Shingo Fuse
慎吾 布施
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tamron Co Ltd
Original Assignee
Tamron Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tamron Co Ltd filed Critical Tamron Co Ltd
Priority to JP2012208289A priority Critical patent/JP2014063040A/ja
Publication of JP2014063040A publication Critical patent/JP2014063040A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Lenses (AREA)

Abstract

【課題】高価な光学硝材を加工した遠赤外線レンズを有効に使用することができ、広画角像を鮮明に結像できる遠赤外線レンズ用テレコンバーターレンズを提供すること。
【解決手段】全系で2枚からなり、正の屈折力を有した第1レンズと、負の屈折力を有した第2レンズとからなる,全体としてアフォーカル系となる遠赤外線用テレコンバーターレンズ。
【選択図】図1

Description

本発明は、遠赤外線レンズ用テレコンバーターレンズ、さらに詳しくは、波長が8μm〜14μmの遠赤外線を使用する遠赤外線サーモグラフィ用レンズ、遠赤外線監視カメラ用レンズ等の物体側に装着して焦点距離を長くし、画角を縮小する遠赤外線レンズ用テレコンバーターレンズに関する。
従来より、環境や人体の温度分布の測定や暗所での侵入監視等に、波長8μm〜14μmの遠赤外線撮像素子と赤外線用レンズを組み合わせた遠赤外線カメラが使用されてきた。赤外線用レンズは、単焦点レンズやズームレンズであり、ユーザーが撮像目的、撮像範囲、撮像環境等を勘案して選択していた。通常、広範囲の被写体を撮像したい場合には焦点距離の短い広角単焦点レンズを、遠方を拡大して撮影したい場合には焦点距離の長い望遠単焦点レンズを選択し、あるいは広角から望遠を1本で撮影可能なズームレンズが選択されている。
近年、遠赤外線撮像素子の解像度が上がり、被写体をより細かく細部を潰すことなく撮影できるようになり、遠赤外線カメラでも一撮像画面に遠方の被写体を拡大して目視を超えた多くの情報を含めたいという要望をより満たせるようになってきている。
先行技術文献においては、赤外線用レンズ及び遠赤外線用レンズのコンバーターレンズに関する提案は見当たらない。
ズームレンズにおいては、最も物体側のレンズは広い画角を取り込むために外径が大きくなる。ズームレンズではまた、これに加えて望遠状態では、広角状態に比較して入射光束が太くなることにより構成レンズの外径が大きくなる。
他方、遠赤外線レンズに使用される光学硝材は、ゲルマニウムやカルコゲナイド等の希少金属を含むものである。これらの光学硝材は、世界的に流通量や使用量が少なく、採掘・生産場所も限られているため、非常に高価である。そのため、遠赤外線用光学系に使用するレンズ製品自体の価格が非常に高い。
環境や人体の温度分布の測定や暗所での侵入監視等のために撮像領域(画角)を頻繁に変更することが有効な装置においては、ズームレンズを採用して効率的に使用できる。しかし、撮像装置等を一度設定してしまえば設定された固定的な撮像領域(画角)で必要な撮像ができる場合は、ズームレンズのズーム性能は無駄である。また、ズームレンズは、非常に多数のレンズを有し、その各レンズが非常に高価であることから、製造コストに大きな問題がある。
(発明の目的)
本発明は、波長が8μm〜14μmの遠赤外線を使用する遠赤外線サーモグラフィ用レンズ,遠赤外線監視カメラ用レンズ等赤外線用光学系に関する上述した問題点に鑑みてなされたものであって、高価な光学硝材を研磨・切削・研削・モールド加工した遠赤外線レンズを有効に使用することができ、望遠像を鮮明に結像できる遠赤外線レンズ用テレコンバーターレンズを提供することを目的とする。
本発明は、
全系で2枚からなり,
正の屈折力を有した第1レンズ
負の屈折力を有した第2レンズからなる,全体としてアフォーカル系となることを特徴とする遠赤外線用テレコンバーターレンズ
である。
本発明の遠赤外線用テレコンバーターレンズによれば、波長が8μm〜14μmの遠赤外線を使用する遠赤外線サーモグラフィ用レンズ,遠赤外線監視カメラ用レンズ等赤外線用光学系に関する上述した問題点に鑑みてなされたものであって、高価な光学硝材を研磨・切削・研削・モールド加工した遠赤外線レンズを有効に使用することができる遠赤外線レンズ用テレコンバーターレンズを形成することができる。
本発明の遠赤外線レンズ用テレコンバーターレンズは、遠赤外線監視装置、サーモグラフィー、そして太陽光発電素子、配電盤、建物等の全体・局部温度測定等に優れたコストパフォーマンスで実施できる。
本発明の実施態様及びその効果は以下の通りである。
(実施態様1)
前記遠赤外線用テレコンバーターレンズにおいて、
(f1/f2)/d12 ≦ 6.08・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(1)
f1 :第1レンズ焦点距離
f2 :第2レンズ焦点距離
d12:コンバーターの全長
を満足することを特徴とする。
遠赤外線用レンズは、強い曲率にすると製造上非常にコスト高になる。第1実施形態は、構成レンズの外径・全長を短くし、かつ強い曲率を有しない条件である。上述した小型化を達成するためには、第1レンズと第2レンズの間隔を決める要因の一つである第1レンズの像側主点位置と第2レンズの物体側主点の間隔を、第1レンズの焦点距離と第2レンズの焦点距離の差に近付け、第1レンズと第2レンズを大きく離さないことが求められる。従って、第1レンズと第2レンズの間隔が第1レンズ第2レンズ焦点距離の差に近い場合、遠赤外線用テレコンバーターレンズ全長を最も短くでき、かつ曲率も弱く、全長・外径が小さくなり、製造コストの安いレンズを形成することができる。
(実施態様2)
上述した本発明において、以下の条件式(2)を満足することを特徴とする。
80 ≦ ν ≦ 1010 ・・・・・・・・・・・(2)
ν:第1レンズ,第2レンズの各アッベ数(8-14μm)
ν={(波長10μmでの屈折率)-1} / {(波長14μmでの屈折率)-
(波長8μmでの屈折率)}
条件式(2)は、遠赤外線における軸上色収差、倍率色収差、軸外色収差等の光学性能を良好にするための条件である。該当光学ガラスとしては、Ge(ν=942)、カルコゲナイド(ν=84.6〜120)、ZnS(ν=22.8),ZnSe(ν=57.8)等が挙げられる。
条件式(2)の範囲を超えた場合、軸上色収差、倍率色収差、軸外色収差等の光学性能が悪化し、解像力の悪いレンズ光学系になる。
(実施態様3)
上述した本発明において、以下の条件式(3)を満足することを特徴とする。
-2.068 ≦ f1/f2 ≦ -1.4 ・・・・・・・・・(3)
f1 : 第1レンズ焦点距離
f2 : 第2レンズ焦点距離
条件式(3)は、遠赤外線レンズ用テレコンバーターレンズのテレタイプの特性の程度を限定する。
条件式(3)の下限を超えた場合、過度にテレタイプの特性が強くなり過ぎてしまい、本体レンズ系に装着後の光学性能が劣化し、また第1レンズ外径及び第2レンズ外径が大きくなり過ぎてしまう。
条件式(3)の下限を超えた場合、テレタイプの特性が少なく、テレコンバーターの本質であるテレ化の作用が乏しくなる。
(実施態様4)
上述した本発明において、少なくとも1面が非球面であることを特徴とする。
正の屈折力を有する物体側の第1レンズと、負の屈折力を有する像側の第2レンズからアフォーカル光学系を形成する場合、球面レンズのみで構成すると歪曲収差の劣化、非点収差の悪化等の問題が発生し、解決することが困難である。少なくとも1面を非球面とすることにより、少ないレンズ枚数で、特に歪曲収差及び非点収差を有効に補正することができる。
(実施態様5)
上述した本発明において、少なくとも1面が回折面であることを特徴とする。
本体の遠赤外線レンズは望遠側で色収差が大きくなる傾向がる。少なくとも1面を回折とすることにより、これを装着する本体の遠赤外線レンズは望遠側で色収差も補正することができる。
本発明の第1実施形態の遠赤外線レンズ用テレコンバーターレンズの光学図である。 本発明の第1実施形態の遠赤外線レンズ用テレコンバーターレンズ装着レンズ系のワイド端の収差図であり、(a)は球面収差図、(b)は非点収差図、(c)は歪曲収差図である。非点収差図(b)において、Sは波長10μmのサジタル方向の非点収差を示し、Tは波長10μmのタンジェンシャル方向の非点収差を示す。歪曲収差図(c)は、波長10μmの歪曲収差を示す。 本発明の第1実施形態の遠赤外線レンズ用テレコンバーターレンズ装着レンズ系のテレ端の収差図であり、(a)は球面収差図、(b)は非点収差図、(c)は歪曲収差図である。非点収差図(b)において、Sは波長10μmのサジタル方向の非点収差を示し、Tは波長10μmのタンジェンシャル方向の非点収差を示す。歪曲収差図(c)は、波長10μmの歪曲収差を示す。 本発明の第2実施形態の遠赤外線レンズ用テレコンバーターレンズの光学図である。 本発明の第2実施形態の遠赤外線レンズ用テレコンバーターレンズ装着レンズ系のワイド端の収差図であり、(a)は球面収差図、(b)は非点収差図、(c)は歪曲収差図である。非点収差図(b)において、Sは波長10μmのサジタル方向の非点収差を示し、Tは波長10μmのタンジェンシャル方向の非点収差を示す。歪曲収差図(c)は、波長10μmの歪曲収差を示す。 本発明の第2実施形態の遠赤外線レンズ用テレコンバーターレンズ装着レンズ系のテレ端の収差図であり、(a)は球面収差図、(b)は非点収差図、(c)は歪曲収差図である。非点収差図(b)において、Sは波長10μmのサジタル方向の非点収差を示し、Tは波長10μmのタンジェンシャル方向の非点収差を示す。歪曲収差図(c)は、波長10μmの歪曲収差を示す。 本発明の第3実施形態の遠赤外線レンズ用テレコンバーターレンズの光学図である。 本発明の第3実施形態の遠赤外線レンズ用テレコンバーターレンズ装着レンズ系のワイド端の収差図であり、(a)は球面収差図、(b)は非点収差図、(c)は歪曲収差図である。非点収差図(b)において、Sは波長10μmのサジタル方向の非点収差を示し、Tは波長10μmのタンジェンシャル方向の非点収差を示す。歪曲収差図(c)は、波長10μmの歪曲収差を示す。 本発明の第3実施形態の遠赤外線レンズ用テレコンバーターレンズ装着レンズ系のテレ端の収差図であり、(a)は球面収差図、(b)は非点収差図、(c)は歪曲収差図である。非点収差図(b)において、Sは波長10μmのサジタル方向の非点収差を示し、Tは波長10μmのタンジェンシャル方向の非点収差を示す。歪曲収差図(c)は、波長10μmの歪曲収差を示す。 本発明の第4実施形態の遠赤外線レンズ用テレコンバーターレンズの光学図である。 本発明の第4実施形態の遠赤外線レンズ用テレコンバーターレンズ装着レンズ系のワイド端の収差図であり、(a)は球面収差図、(b)は非点収差図、(c)は歪曲収差図である。非点収差図(b)において、Sは波長10μmのサジタル方向の非点収差を示し、Tは波長10μmのタンジェンシャル方向の非点収差を示す。歪曲収差図(c)は、波長10μmの歪曲収差を示す。 本発明の第4実施形態の遠赤外線レンズ用テレコンバーターレンズ装着レンズ系のテレ端の収差図であり、(a)は球面収差図、(b)は非点収差図、(c)は歪曲収差図である。非点収差図(b)において、Sは波長10μmのサジタル方向の非点収差を示し、Tは波長10μmのタンジェンシャル方向の非点収差を示す。歪曲収差図(c)は、波長10μmの歪曲収差を示す。 本発明の第5実施形態の遠赤外線レンズ用テレコンバーターレンズの光学図である。 本発明の第5実施形態の遠赤外線レンズ用テレコンバーターレンズ装着レンズ系のワイド端の収差図であり、(a)は球面収差図、(b)は非点収差図、(c)は歪曲収差図である。非点収差図(b)において、Sは波長10μmのサジタル方向の非点収差を示し、Tは波長10μmのタンジェンシャル方向の非点収差を示す。歪曲収差図(c)は、波長10μmの歪曲収差を示す。 本発明の第5実施形態の遠赤外線レンズ用テレコンバーターレンズ装着レンズ系のテレ端の収差図であり、(a)は球面収差図、(b)は非点収差図、(c)は歪曲収差図である。非点収差図(b)において、Sは波長10μmのサジタル方向の非点収差を示し、Tは波長10μmのタンジェンシャル方向の非点収差を示す。歪曲収差図(c)は、波長10μmの歪曲収差を示す。 本発明の第6実施形態の遠赤外線レンズ用テレコンバーターレンズの光学図である。 本発明の第6実施形態の遠赤外線レンズ用テレコンバーターレンズ装着レンズ系のワイド端の収差図であり、(a)は球面収差図、(b)は非点収差図、(c)は歪曲収差図である。非点収差図(b)において、Sは波長10μmのサジタル方向の非点収差を示し、Tは波長10μmのタンジェンシャル方向の非点収差を示す。歪曲収差図(c)は、波長10μmの歪曲収差を示す。 本発明の第6実施形態の遠赤外線レンズ用テレコンバーターレンズ装着レンズ系のテレ端の収差図であり、(a)は球面収差図、(b)は非点収差図、(c)は歪曲収差図である。非点収差図(b)において、Sは波長10μmのサジタル方向の非点収差を示し、Tは波長10μmのタンジェンシャル方向の非点収差を示す。歪曲収差図(c)は、波長10μmの歪曲収差を示す。 本発明の第7実施形態の遠赤外線レンズ用テレコンバーターレンズの光学図である。 本発明の第7実施形態の遠赤外線レンズ用テレコンバーターレンズ装着レンズ系のワイド端の収差図であり、(a)は球面収差図、(b)は非点収差図、(c)は歪曲収差図である。非点収差図(b)において、Sは波長10μmのサジタル方向の非点収差を示し、Tは波長10μmのタンジェンシャル方向の非点収差を示す。歪曲収差図(c)は、波長10μmの歪曲収差を示す。 本発明の第7実施形態の遠赤外線レンズ用テレコンバーターレンズ装着レンズ系のテレ端の収差図であり、(a)は球面収差図、(b)は非点収差図、(c)は歪曲収差図である。非点収差図(b)において、Sは波長10μmのサジタル方向の非点収差を示し、Tは波長10μmのタンジェンシャル方向の非点収差を示す。歪曲収差図(c)は、波長10μmの歪曲収差を示す。 本発明の第8実施形態の遠赤外線レンズ用テレコンバーターレンズの光学図である。 本発明の第8実施形態の遠赤外線レンズ用テレコンバーターレンズ装着レンズ系のワイド端の収差図であり、(a)は球面収差図、(b)は非点収差図、(c)は歪曲収差図である。非点収差図(b)において、Sは波長10μmのサジタル方向の非点収差を示し、Tは波長10μmのタンジェンシャル方向の非点収差を示す。歪曲収差図(c)は、波長10μmの歪曲収差を示す。 本発明の第8実施形態の遠赤外線レンズ用テレコンバーターレンズ装着レンズ系のテレ端の収差図であり、(a)は球面収差図、(b)は非点収差図、(c)は歪曲収差図である。非点収差図(b)において、Sは波長10μmのサジタル方向の非点収差を示し、Tは波長10μmのタンジェンシャル方向の非点収差を示す。歪曲収差図(c)は、波長10μmの歪曲収差を示す。 本発明の前記実施形態の遠赤外線レンズ用テレコンバーターレンズを装着する遠赤外線ズームレンズのワイド端の光学図である。 本発明の前記実施形態の遠赤外線レンズ用テレコンバーターレンズのワイド端の収差図であり、(a)は球面収差図、(b)は非点収差図、(c)は歪曲収差図である。非点収差図(b)において、Sは波長10μmのサジタル方向の非点収差を示し、Tは波長10μmのタンジェンシャル方向の非点収差を示す。歪曲収差図(c)は、波長10μmの歪曲収差を示す。 本発明の前記実施形態の遠赤外線レンズ用テレコンバーターレンズを装着する遠赤外線ズームレンズのテレ端の光学図である。 本発明の前記実施形態の遠赤外線レンズ用テレコンバーターレンズのテレ端の収差図であり、(a)は球面収差図、(b)は非点収差図、(c)は歪曲収差図である。非点収差図(b)において、Sは波長10μmのサジタル方向の非点収差を示し、Tは波長10μmのタンジェンシャル方向の非点収差を示す。歪曲収差図(c)は、波長10μmの歪曲収差を示す。
以下に、本発明の遠赤外線用テレコンバーターレンズの実施形態のレンズデータ等を示す。波長は、10μmである。以下のレンズデータ等の面番号でASPHを付したものは非球面である。非球面形状を表す式は,光軸に垂直な高さをH,面頂を原点としたときの高さHにおける光軸方向の変位量をX(H),近軸曲率半径をR,円錐係数をε,2次の非球面係数A,4次の非球面係数B,6次の非球面係数C,8次の非球面係数D,10次の非球面係数Eとしたとき、次の式で表される。
Figure 2014063040
焦点距離の変動に伴いレンズ間隔が変動する箇所は、D(i)(i=面番号)で示す。
以下のレンズデータ等の面番号でDIFFを付したものは回折面である。回折面の位相差を表す式は

Φ(H)=α2H2 + α4H4 + α6H6 + α8H8 + α10H10

である。α2〜α10は、回折次数を示す。
(第1実施形態)
面番号 曲率半径R 面間隔厚さD 材料
1 76.829 9.0 GELMANIUM
2ASPH 112.8763 17.7226
3ASPH 55.9063 3.5 GELMANIUM
4ASPH 36.4607 13.7
非球面係数
面 ε A B C D E
2 3.4781 0.00E+00 -7.41E-08 -9.31E-11 6.54E-15 -6.44E-18
3 -0.1864 0.00E+00 -8.78E-07 -7.00E-10 -1.87E-12 8.42E-16
4 0.6197 0.00E+00 -1.99E-06 -7.57E-10 -5.83E-12 3.07E-15
条件式の値
条件式(1) (f1/f2)/d12=6.08
条件式(2) ν=942
条件式(3) f1/f2=-1.67
(第2実施形態)
面番号 曲率半径R 面間隔厚さD 材料
1 76.3114 8.6586 GELMANIUM
2ASPH 108.3393 16.5351
3ASPH 42.4085 3.5 GELMANIUM
4ASPH 30.2759 13.7
非球面係数
面 ε A B C D E
2 3.4541 0.00E+00 -3.15E-08 -9.86E-11 -2.40E-15 -4.35E-18
3 0.1361 0.00E+00 -6.03E-07 -4.32E-10 -1.99E-12 1.12E-15
4 0.5908 0.00E+00 -2.07E-06 -8.08E-10 -5.98E-12 3.12E-15
条件式の値
条件式(1) (f1/f2)/d12=2.56
条件式(2) ν=942
条件式(3) f1/f2=-1.59
(第3実施形態)
面番号 曲率半径R 面間隔厚さD 材料
1 74.6909 9.0677 GELMANIUM
2ASPH 112.6396 14.1419
3ASPH 48.1347 3.5 GELMANIUM
4ASPH 32.3998 13.7
非球面係数
面 ε A B C D E
2 3.282 0.00E+00 4.92E-08 -1.06E-10 1.32E-15 -9.26E-19
3 -0.12 0.00E+00 -1.01E-06 1.15E-10 -9.87E-13 5.16E-16
4 0.544 0.00E+00 -2.43E-06 -2.44E-10 -2.03E-12 6.74E-15
条件式の値
条件式(1) (f1/f2)/d12=2.53
条件式(2) ν=942
条件式(3) f1/f2=-1.58
(第4実施形態)
面番号 曲率半径R 面間隔厚さD 材料
1 71.7018 9.3915 GELMANIUM
2ASPH 113.0925 12.4108
3ASPH 49.9394 3.5 GELMANIUM
4ASPH 32.0722 13.7
非球面係数
面 ε A B C D E
2 3.3938 0.00E+00 8.42E-08 -1.06E-10 -3.79E-15 -1.51E-20
3 -0.1622 0.00E+00 -1.03E-06 2.45E-10 -9.66E-13 5.32E-16
4 0.5504 0.00E+00 -2.34E-06 -3.66E-10 -1.92E-12 8.75E-16
条件式の値
条件式(1) (f1/f2)/d12=2.33
条件式(2) ν=942
条件式(3) f1/f2=-1.59
(第5実施形態)
面番号 曲率半径R 面間隔厚さD 材料
1 82.06374 9.0 GELMANIUM
2ASPH 116.553 20.14273
3ASPH 52.20931 3.5 GELMANIUM
4ASPH/DIFF 36.6892 13.7
非球面係数
面 ε A B C D E
2 3.304 0.00E+00 -9.78E-08 -8.38E-11 1.46E-14 -4.90E-18
3 -0.745 0.00E+00 -6.93E-07 -1.21E-09 -6.94E-13 1.06E-15
4 0.695 0.00E+00 -2.53E-06 -1.17E-09 -4.25E-12 4.07E-15
回折面係数
面 α2 α4 α6 α8 α10
4 -7.641 -3.376 -3.960 0.014 -2.462
条件式の値
条件式(1) (f1/f2)/d12=3.18
条件式(2) ν=942
条件式(3) f1/f2=-1.65
(第6実施形態)
面番号 曲率半径R 面間隔厚さD 材料
1 92.7793 10.0 GELMANIUM
2ASPH 116.4292 40.669
3ASPH 36 4.2 GELMANIUM
4ASPH 27.0452 13.7
非球面係数
面 ε A B C D E
2 2.4564 0.00E+00 -6.49E-08 -3.00E-11 4.38E-15 -1.49E-18
3 0.0456 0.00E+00 1.44E-06 -8.76E-10 -1.63E-12 -2.67E-16
4 0.441 0.00E+00 7.13E-07 3.48E-10 -9.14E-12 9.02E-16
条件式の値
条件式(1) (f1/f2)/d12=4.21
条件式(2) ν=942
条件式(3) f1/f2=-2.07
(第7実施形態)
面番号 曲率半径R 面間隔厚さD 材料
1 65.0245 10.0 GELMANIUM
2ASPH 99.3019 12.3091
3ASPH 43.2739 3.5 GELMANIUM
4ASPH 27.5566 13.7
非球面係数
面 ε A B C D E
2 2.9685 0.00E+00 1.17E-07 -1.44E-10 3.00E-16 -3.70E-18
3 0.1467 0.00E+00 -9.92E-07 1.42E-10 -1.35E-12 8.40E-16
4 0.5254 0.00E+00 -2.00E-06 -9.49E-10 -1.64E-12 1.21E-17
条件式の値
条件式(1) (f1/f2)/d12=3.21
条件式(2) ν=942
条件式(3) f1/f2=-1.70
(第8実施形態)
面番号 曲率半径R 面間隔厚さD 材料
1 65.5155 10.0 GELMANIUM
2ASPH 97.8244 6.8053
3ASPH 52.6865 3.5 GELMANIUM
4ASPH 34.7131 13.7
非球面係数
面 ε A B C D E
2 2.9001 0.00E+00 1.35E-07 -2.19E-10 -1.88E-14 1.01E-17
3 0.146 0.00E+00 -1.11E-06 8.41E-11 -1.19E-12 5.60E-16
4 0.5301 0.00E+00 -1.96E-06 5.03E-10 -2.40E-12 8.18E-16
条件式の値
条件式(1) (f1/f2)/d12=2.81
条件式(2) ν=942
条件式(3) f1/f2=-1.40
上述した本発明の実施形態の遠赤外線レンズ用テレコンバーターレンズを装着した本体ズームレンズ系のレンズデータ等は以下の通りである。
面番号 曲率半径R 面間隔D 材料 レンズ半径
1 50.325 5 CHALCOGENIDE 16.2
*2 63.906 D(2) 15.1
*3 -100.000 2 GELMANIUM 11.1
*4 250.000 D(4) 10.4
*5 44.075 3 GELMANIUM 7.8
*6 51.207 D(6) 8.1
7 55.215 3 GELMANIUM 11.7
*8 250.000 D(8) 11.5
9 INF 1 GELMANIUM 9.8
10 INF 18 9.7
IMAGE 5.0
非球面係数
面 ε A B C D
2 -3.4941E+00 1.8829E-06 3.1948E-10 5.0948E-12 -1.6133E-14
3 -3.0636E+02 7.7601E-05 -3.5613E-07 7.1843E-10 6.5777E-13
4 4.5511E+02 1.0780E-04 -6.1701E-07 2.1689E-09 -4.4618E-12
5 -2.8059E+01 -3.1559E-05 -6.3669E-07 2.6800E-09 -1.4342E-11
6 -2.6812E+01 -6.0196E-05 -4.4360E-07 2.9057E-09 -1.0992E-11
8 2.8468E+02 1.0684E-06 -1.7327E-08 1.0831E-10 -5.2025E-13
焦点距離 Fno D(2) D(4) D(6) D(8)
WIDE 14.00 1.58 2.00 26.41 22.49 7.49
TELE 40.00 1.89 27.31 1.10 13.17 16.81
L1 第1レンズ
L2 第2レンズ
ML 本体レンズ
IMG 結像

Claims (6)

  1. 全系で2枚からなり,
    正の屈折力を有した第1レンズ
    負の屈折力を有した第2レンズからなる,全体としてアフォーカル系となることを特徴とする遠赤外線用テレコンバーターレンズ。
  2. (f1/f2)/d12 ≦ 6.08・・・・・・・・・(1)
    f1 :第1レンズ焦点距離
    f2 :第2レンズ焦点距離
    d12:コンバーターの全長
    を満足することを特徴とする請求項1に記載の遠赤外線用テレコンバーターレンズ。
  3. 80 < ν < 1010 ・・・・・・・・・・・(2)
    ν:第1,第2レンズの各アッベ数(8-14um)
    ν={(波長10umでの屈折率)-1} / {(波長14umでの屈折率)-(波長8umでの屈折率)}
    を満足することを特徴とする請求項1に記載の遠赤外線用テレコンバーターレンズ。
  4. -2.068 ≦ f1/f2 ≦ -1.4・・・・・・・・(3)
    を満足することを特徴とする請求項1に記載の遠赤外線用テレコンバーターレンズ。
  5. 少なくとも1面が非球面であることを特徴とする請求項1に記載の遠赤外線用コンバーターレンズ。
  6. 少なくとも1面が回折面であることを特徴とする請求項1に記載の線赤外用コンバータレンズ。
JP2012208289A 2012-09-21 2012-09-21 遠赤外線レンズ用テレコンバーターレンズ Pending JP2014063040A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012208289A JP2014063040A (ja) 2012-09-21 2012-09-21 遠赤外線レンズ用テレコンバーターレンズ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012208289A JP2014063040A (ja) 2012-09-21 2012-09-21 遠赤外線レンズ用テレコンバーターレンズ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014063040A true JP2014063040A (ja) 2014-04-10

Family

ID=50618340

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012208289A Pending JP2014063040A (ja) 2012-09-21 2012-09-21 遠赤外線レンズ用テレコンバーターレンズ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014063040A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113176653A (zh) * 2021-04-28 2021-07-27 天津欧菲光电有限公司 光学***、镜头模组和电子设备
CN114136464A (zh) * 2021-10-26 2022-03-04 深圳市思码逻辑技术有限公司 红外传感器的性能测试方法、装置、设备和***
TWI792214B (zh) * 2021-03-10 2023-02-11 群光電子股份有限公司 溫度感測模組與電子裝置
WO2023166815A1 (ja) * 2022-03-04 2023-09-07 キヤノン株式会社 ズームレンズ及び撮像装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI792214B (zh) * 2021-03-10 2023-02-11 群光電子股份有限公司 溫度感測模組與電子裝置
CN113176653A (zh) * 2021-04-28 2021-07-27 天津欧菲光电有限公司 光学***、镜头模组和电子设备
CN113176653B (zh) * 2021-04-28 2022-07-01 天津欧菲光电有限公司 光学***、镜头模组和电子设备
CN114136464A (zh) * 2021-10-26 2022-03-04 深圳市思码逻辑技术有限公司 红外传感器的性能测试方法、装置、设备和***
WO2023166815A1 (ja) * 2022-03-04 2023-09-07 キヤノン株式会社 ズームレンズ及び撮像装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5663082B2 (ja) 変倍光学系および撮像装置
JP5330760B2 (ja) ズームレンズ
JP2016194653A (ja) 撮像光学系及びそれを有する撮像装置
JP5417218B2 (ja) ズームレンズ
WO2013153792A1 (ja) 撮像レンズおよび撮像装置
JP2015190999A (ja) 結像光学系
JP6302397B2 (ja) 広角ズームレンズ
JP6128387B2 (ja) ズームレンズおよび撮像装置
US9229202B2 (en) Variable magnification optical system and imaging apparatus
JP6405757B2 (ja) 遠赤外線レンズ及び遠赤外線撮像装置
JP2015011050A (ja) 撮像レンズおよび撮像装置
JP2011053526A (ja) ズームレンズ
JP2016018162A5 (ja)
WO2013157658A1 (ja) 赤外線ズームレンズ
JP6234784B2 (ja) ズームレンズおよび撮像装置
JP2011237669A (ja) 赤外線用結像レンズおよび撮像装置
US9116334B2 (en) Variable magnification optical system and imaging apparatus
JP2016161701A (ja) 赤外線レンズ
JP2011128210A (ja) 撮像レンズおよび撮像装置
JP2014109638A (ja) 遠赤外線レンズ
JP6698923B2 (ja) 撮像レンズおよび撮像装置
JP2014063040A (ja) 遠赤外線レンズ用テレコンバーターレンズ
JP5591027B2 (ja) 電子ビューファインダー
JP2014137483A (ja) ズームレンズ及び撮像装置
JP2012093761A (ja) ズームレンズ