JP2014059969A - 燃料電池システム及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料ガス経路に残存する滞留水を、簡単且つ確実に排水することができ、所望の発電性能を維持することを可能にする。
【解決手段】燃料電池システム10を構成する燃料ガス供給装置16は、水素供給流路62に減圧弁64、遮断弁66及びインジェクタ68を設ける。燃料電池システム10を構成するコントローラ18は、燃料電池スタック12の負荷に基づいてインジェクタ68の駆動周期を設定する駆動周期設定部74と、前記燃料電池スタック12内の水分量が所定量以上となる水分過多状態にあるか否かを判定する水分状態判定部76と備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、酸化剤ガス及び燃料ガスの電気化学反応により発電する燃料電池、前記酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス供給装置、前記燃料ガスを供給する燃料ガス供給装置及び制御装置を備える燃料電池システム及びその制御方法に関する。
一般的に、燃料電池は、燃料ガス(主に水素を含有するガス、例えば、水素ガス)及び酸化剤ガス(主に酸素を含有するガス、例えば、空気)をアノード電極及びカソード電極に供給して電気化学的に反応させることにより、直流の電気エネルギを得るシステムである。このシステムは、定置用の他、車載用として燃料電池電気車両に組み込まれている。
例えば、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる電解質膜の両側に、それぞれアノード電極及びカソード電極を設けた電解質膜・電極構造体(MEA)を、一対のセパレータによって挟持する発電セルを有している。通常、燃料電池では、発電セルを所定の数だけ積層することにより、例えば、車載用燃料電池スタックとして使用されている。
ところで、燃料電池に燃料ガスを供給する燃料ガス供給装置として、インジェクタを備える燃料電池システムが採用されている。この種の技術として、例えば、特許文献1に開示されている「燃料電池システム及びインジェクタの作動方法」が知られている。
この作動方法は、燃料ガス及び酸化ガスの電気化学反応により電力を発生する燃料電池と、燃料供給源から前記燃料電池に供給される前記燃料ガスの圧力を調整する調圧弁と、前記調圧弁の下流側に並列に配置され、前記燃料電池に供給される前記燃料ガスの状態を調整し、燃圧の許容上限値がそれぞれ異なる複数のインジェクタと、前記調圧弁と前記インジェクタとの間における前記燃料ガスの圧力を検出する圧力センサと、を有する燃料電池システムに適用されている。
そして、この作動方法は、燃料電池システムの運転起動命令を受信したときに、圧力センサにより検出される燃料ガスの圧力が、所定圧力値以上である場合に、許容上限値が前記所定圧力値以上であるインジェクタのうち、少なくとも一の前記インジェクタを作動させる制御工程を、備えている。
これにより、複数のインジェクタのうち、作動する可能性の高いインジェクタのみを開弁させることが可能となり、燃圧の許容上限値が燃料ガスの圧力未満となる作動不能なインジェクタについては、作動を禁止させることができる、としている。
特開2009−146675号公報
上記の特許文献1では、検出された水素ガスの圧力が、所定圧力値以上である場合に、すなわち、低負荷運転時に、燃圧の許容上限値が高い方、すなわち、供給可能な水素ガスの供給流量が少量のインジェクタ(少流量インジェクタ)のみを作動させて開弁させている。
しかしながら、高負荷運転が継続された後、低負荷運転に移行した際には、多量の滞留水が存在している可能性が多い。従って、少流量インジェクタでは、水素ガスの噴射量が少なくなるため、排水性が低下し、多量の滞留水を排水することができないおそれがある。これにより、燃料電池の発電性能が低下し、所望の発電状態を維持することが困難になるという問題がある。
本発明は、この種の問題を解決するものであり、燃料ガス経路に残存する滞留水を簡単且つ確実に排水することができ、所望の発電性能を維持することが可能な燃料電池システム及びその制御方法を提供することを目的とする。
本発明は、カソード側に供給される酸化剤ガス及びアノード側に供給される燃料ガスの電気化学反応により発電する燃料電池と、前記燃料電池に前記酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス供給装置と、前記燃料電池に前記燃料ガスを供給する燃料ガス供給装置と、制御装置と、を備える燃料電池システム及びその制御方法に関するものである。
この燃料電池システムでは、燃料ガス供給装置は、燃料電池のアノード側に燃料ガスを供給する燃料ガス供給配管と、前記燃料電池の前記アノード側から前記燃料ガスを排出する燃料ガス排出配管と、前記燃料ガス供給配管に配設され、設定された駆動周期毎に前記燃料ガスを噴射する燃料ガス供給部と、を有している。
一方、制御装置は、燃料電池の負荷に基づいて燃料ガス供給部の駆動周期を設定する駆動周期設定部と、前記燃料電池内の水分量が所定量以上となる水分過多状態にあるか否かを判定する水分状態判定部と、備えている。そして、駆動周期設定部は、水分量が水分過多状態であると判定された際に、燃料ガスが噴射される駆動周期を、通常運転時の駆動周期よりも長く設定している。
また、この制御方法は、燃料ガス供給装置から燃料電池のアノード側に、前記燃料電池の負荷に基づいて設定された駆動周期毎に前記燃料ガスを噴射供給する工程と、前記燃料電池内の水分量が所定量以上となる水分過多状態にあるか否かを判定する工程と、前記水分量が前記水分過多状態にあると判定された際に、前記燃料ガスが噴射される駆動周期を、通常運転時の駆動周期より長く設定する工程と、を有している。
さらに、この制御方法では、燃料ガス供給装置は、燃料電池のアノード側から排出される燃料ガスをパージするパージ弁を備え、前記パージ弁は、前記燃料ガスが駆動周期毎に噴射されている間だけ開弁されることが好ましい。
さらにまた、この制御方法では、燃料ガス供給装置は、燃料電池のアノード側に燃料ガスを供給する燃料ガス供給配管と、前記燃料電池の前記アノード側から前記燃料ガスを排出する燃料ガス排出配管と、前記燃料ガス供給配管に配設され、設定された駆動周期毎に前記燃料ガスを噴射する第1燃料ガス供給部と、前記第1燃料ガス供給部の下流に配置されるエゼクタと、前記燃料ガス排出配管と前記エゼクタとを連通するリターン配管と、前記燃料ガス供給配管に、前記第1燃料ガス供給部及び前記エゼクタをバイパスして接続されるバイパス配管と、前記バイパス配管に配置される第2燃料ガス供給部と、を備えている。
この制御方法は、水分量が水分過多状態であると判定された際に、第2燃料ガス供給部を駆動して燃料ガスを噴射させる工程を有することが好ましい。
また、この制御方法では、第2燃料ガス供給部が駆動される際に、第1燃料ガス供給部の駆動周期及び駆動周期毎の燃料ガスの噴射量は、通常運転時の設定条件以下に制御されることが好ましい。
さらに、この制御方法では、第2燃料ガス供給部の噴射流量は、第1燃料ガス供給部の噴射流量よりも大流量であることが好ましい。
さらにまた、この制御方法では、予め設定された高負荷閾値である電流値以上の高負荷運転が所定時間以上継続された後、予め設定された低負荷閾値である電流値以下の低負荷運転に移行した際、水分量が水分過多状態にあると判定されることが好ましい。
さらにまた、この制御方法では、燃料電池システムの起動処理が開始されてからの経過時間が、所定時間以内である際、水分量が水分過多状態にあると判定されることが好ましい。
本発明では、燃料電池内の水分量が水分過多状態にある際、前記燃料電池に供給される燃料ガスを噴射する駆動周期が長く設定されるとともに、1回の噴射量を多く設定している。このため、燃料電池の燃料ガス経路に残存する滞留水を、簡単且つ確実に排水することができ、所望の発電性能を維持することが可能になる。
本発明の第1の実施形態に係る燃料電池システムの概略構成図である。 前記燃料電池システムの制御方法を説明するフローチャートである。 負荷電流、スタック温度及び滞留水量の関係説明図である。 通常運転時の水素ガス供給用インターバルと噴射時間との関係図である。 前記通常運転時のアノード圧力の説明図である。 滞留水排出運転時の水素ガス供給用インターバルと噴射時間との関係図である。 前記滞留水排出運転時のアノード圧力の説明図である。 インジェクタのON/OFF制御とパージ弁のON/OFF制御とを説明するタイミングチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る燃料電池システムの概略構成図である。 通常運転時における第1インジェクタ及び第2インジェクタの作動状態説明図である。 前記燃料電池システムの制御方法を説明するタイミングチャートである。 滞留水排出運転時における前記第1インジェクタ及び前記第2インジェクタの作動状態説明図である。
図1に示すように、本発明の第1の実施形態に係る燃料電池システム10は、燃料電池スタック12と、前記燃料電池スタック12に酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス供給装置14と、前記燃料電池スタック12に燃料ガスを供給する燃料ガス供給装置16と、前記燃料電池システム10全体の制御を行うコントローラ(制御装置)18とを備える。燃料電池システム10は、例えば、燃料電池電気自動車等の燃料電池車両(図示せず)に搭載される。
燃料電池スタック12は、複数の燃料電池20を積層して構成される。各燃料電池20は、例えば、フッ素系電解質膜又は炭化水素系電解質膜からなる固体高分子電解質膜22を、カソード電極24とアノード電極26とで挟持した電解質膜・電極構造体(MEA)28を備える。
カソード電極24及びアノード電極26は、カーボンペーパ等からなるガス拡散層と、白金合金(又はRu等)が表面に担持された多孔質カーボン粒子が前記ガス拡散層の表面に一様に塗布されて形成された電極触媒層とを有する。電極触媒層は、固体高分子電解質膜22の両面に形成される。
燃料電池20は、電解質膜・電極構造体28をカソード側セパレータ30及びアノード側セパレータ32で挟持する。カソード側セパレータ30及びアノード側セパレータ32は、例えば、カーボンセパレータ又は金属セパレータで構成される。
カソード側セパレータ30と電解質膜・電極構造体28との間には、酸化剤ガス流路34が設けられるとともに、アノード側セパレータ32と前記電解質膜・電極構造体28との間には、燃料ガス流路36が設けられる。
燃料電池スタック12は、複数の燃料電池20の積層方向両端にエンドプレート37a、37bを配置する。エンドプレート37a、37b間には、図示しないが、タイロッドを介して、又は、前記エンドプレート37a、37bを含むケーシング等を介して、積層方向に締め付け荷重が付与される。
エンドプレート37aには、各燃料電池20の積層方向に互いに連通して、酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガス(以下、空気ともいう)を供給する酸化剤ガス入口マニホールド38a、及び前記酸化剤ガスを排出する酸化剤ガス出口マニホールド38bが設けられる。
エンドプレート37bには、各燃料電池20の積層方向に互いに連通して、燃料ガス、例えば、水素含有ガス(以下、水素ガスともいう)を供給する燃料ガス入口マニホールド40a、及び前記燃料ガスを排出する燃料ガス出口マニホールド40bが設けられる。
酸化剤ガス供給装置14は、大気からの空気を圧縮して供給するエアポンプ50を備え、前記エアポンプ50が空気供給流路(酸化剤ガス供給流路)52に配設される。空気供給流路52には、供給ガス(供給酸化剤ガス)と排出ガス(排出酸化剤ガス)との間で水分と熱を交換する加湿器54が配設されるとともに、前記空気供給流路52は、燃料電池スタック12の酸化剤ガス入口マニホールド38aに連通する。
酸化剤ガス供給装置14は、酸化剤ガス出口マニホールド38bに連通する空気排出流路(酸化剤ガス排出流路)56を備える。空気排出流路56は、加湿器54の加湿媒体通路(図示せず)に連通する。この空気排出流路56には、エアポンプ50から空気供給流路52を通って燃料電池スタック12に供給される空気の圧力を調整するための開度調整可能な背圧制御弁58が設けられる。
燃料ガス供給装置16は、高圧水素を貯留する水素タンク60を備え、この水素タンク60は、水素供給流路(燃料ガス供給配管)62を介して燃料電池スタック12の燃料ガス入口マニホールド40aに連通する。
水素供給流路62には、減圧弁64、遮断弁66及び電子制御式のインジェクタ(燃料ガス供給部)68が設けられる。インジェクタ68は、水素タンク60から供給される水素ガスを周期的に噴射し、水素供給流路62を通って燃料電池スタック12に供給する。なお、燃料ガス供給部としては、インジェクタ68に限定されるものではなく、種々のデバイスが使用可能である。以下、第2の実施形態でも、同様である。
燃料ガス出口マニホールド40bには、オフガス流路(燃料ガス排出配管)70が連通するとともに、前記オフガス流路70の途上には、パージ弁72が接続される。
コントローラ18は、燃料電池スタック12の負荷に基づいてインジェクタ68の駆動周期を設定する駆動周期設定部74と、前記燃料電池スタック12内の水分量が所定量以上である水分過多状態にあるか否かを判定する水分状態判定部76と備える。
このように構成される燃料電池システム10の動作について、以下に説明する。
先ず、燃料電池システム10の運転時には、酸化剤ガス供給装置14を構成するエアポンプ50を介して、空気供給流路52に空気が送られる。この空気は、加湿器54を通って加湿された後、燃料電池スタック12の酸化剤ガス入口マニホールド38aに供給される。この空気は、燃料電池スタック12内の各燃料電池20に設けられている酸化剤ガス流路34に沿って移動することにより、カソード電極24に供給される。
使用済みの空気(排出空気)は、酸化剤ガス出口マニホールド38bから空気排出流路56に排出される。この排出空気は、加湿器54に送られることによって、水透過膜を介して新たに供給される空気を加湿した後、背圧制御弁58を介して排出される。
一方、燃料ガス供給装置16では、遮断弁66が開放されることにより、水素タンク60から減圧弁64により減圧された水素ガスが、インジェクタ68を介して周期的に水素供給流路62に噴射供給される。この水素ガスは、水素供給流路62を通って燃料電池スタック12の燃料ガス入口マニホールド40aに供給される。燃料電池スタック12内に供給された水素ガスは、各燃料電池20の燃料ガス流路36に沿って移動することにより、アノード電極26に供給される。
使用済みの水素ガスは、燃料ガス出口マニホールド40bからオフガス流路70に排出される。そして、パージ弁72が開放されることにより、使用済みの水素ガスは、例えば、希釈ボックス(図示せず)に導入される。
次いで、第1の実施形態に係る燃料電池システム10の制御方法について、図2に示すフローチャートに沿って、以下に説明する。
上記のように、燃料電池システム10の運転が行われる際、コントローラ18では、燃料電池スタック12内(FC内)の滞留水量が算出される(ステップS1)。
滞留水量の算出は、例えば、負荷電流と燃料電池スタック12内の温度とによる滞留水レートマップに基づく積算により求めることができる。滞留水レートマップは、図3に示すように、負荷電流の大きさに対応して滞留水量が増加するとともに、スタック温度の低下に沿って前記滞留水量が増加する関係を有し、この滞留水レートマップから滞留水が算出される。
また、滞留水レートマップに代えて、燃料電池20のインピーダンスを測定し、前記インピーダンスから滞留水量を推定してもよい。
次に、ステップS2に進んで、燃料電池スタック12内の滞留水が過多状態(水分過多状態)であるか否かが判定される。このステップS2では、算出された滞留水量が、予め設定された滞留水量閾値を超えているか否かを、水分状態判定部76により判断する。さらに、水分状態判定部76では、燃料電池スタック12の運転状態が、低負荷運転であるか否かの判断も、必要に応じて行われる。
そして、算出された滞留水が、滞留水量閾値を超えていると判断されると、滞留水過多状態であると判定し(ステップS2中、YES)、ステップS3に進む。
ステップS3では、アノード圧力が下限閾値を超え、且つ、上限閾値未満であると判断されると、すなわち、前記アノード圧力の圧力変動が容認し得る状態であると判断すると(ステップS3中、YES)、ステップS4に進む。
ステップS4では、滞留水排出モードによる制御が行われる。具体的には、通常モード制御では、負荷電流に対応する水素ガス噴射量が設定されている。例えば、図4に示すように、インジェクタ68は、所定のインターバルT1毎にオン時間T2だけONされることにより、インターバルT1毎の噴射量が設定される。その際、アノード圧力(アノード流路系内の圧力)は、図5に示すように、アノード差圧P1内で振幅している。
これに対して、滞留水排出モードでは、図6に示すように、通常運転時のインターバルT1よりも長いインターバルT3毎に、通常運転時の噴射量であるオン時間T2よりも長いオン時間T4に設定される。このため、1回の噴射量は、通常運転時の1回の噴射量よりも多くなるように設定される。従って、アノード圧では、図7に示すように、通常運転時のアノード差圧P1よりも大きな差圧であるアノード差圧P2で振幅し、さらに差圧のかかる時間が長くなる。
このように、滞留水排出モードでは、水素ガスを噴射する駆動周期(T3)が、通常運転時の駆動周期(T1)よりも長く、且つ、駆動周期毎に噴射される前記水素ガスの噴射量(オン時間T4)が、通常運転時の噴射量(オン時間T2)よりも多くなるように設定している。
これにより、滞留水排出モードでは、通常運転時よりも大きなアノード差圧P2が発生し、且つ、差圧のかかる時間が長くなるので、燃料電池スタック12内のアノード流路系に残存する滞留水を確実に排出することが可能になる。その際、アノード差圧に対する滞留水排出レートのマップを用いて、滞留水の排出処理を行うことができ、あるいは、インピーダンス値による推定水量によって、滞留水排出制御を行うこともできる。
一方、ステップS2において、滞留水過多状態ではないと判断された際(ステップS2中、NO)には、ステップS5に進んで、通常モード制御による水素ガスの供給が行われる。同様に、アノード圧力が、圧力変動を容認できない状態であると判断した際には(ステップS3中、NO)、ステップS5に進んで、通常モード制御に進む。
この場合、第1の実施形態では、燃料電池スタック12内の水分量(滞留水量)が、水分過多状態であると判断された際、前記燃料電池スタック12に供給される水素ガスを噴出する駆動周期が、通常運転時の駆動周期よりも長く設定されるとともに、駆動周期毎に噴射される水素ガスの噴射量が、通常運転時の噴射量よりも多く設定されている。
このため、アノード流路系内におけるアノード差圧が大きくなり、且つ、差圧のかかる時間が長くなるので、前記アノード流路系に残存する滞留水を簡単且つ確実に排水することができる。従って、燃料電池スタック12は、所望の発電性能を維持することが可能になるという効果が得られる。
さらに、滞留水過多状態の判断時(ステップS2)、燃料電池スタック12が低負荷運転であるか否かの判断条件を付加している。これにより、生成水の少ない低負荷運転時に、滞留水排出モードが適用されるため、排水処理が一層効率的に遂行されるという利点がある。
また、第1の実施形態では、滞留水排出モードにおいて、パージ弁72の開閉制御を、インジェクタ68の開放時(オン時間内)に同期して行うことができる。
図8に示すように、インジェクタ68がオンされている間に、パージ弁72が一時的にオンされる。このため、燃料電池スタック12の入口側と出口側との間に大きな差圧、すなわち、アノード差圧が発生する。従って、通常運転時に比べてアノード差圧が一層大きくなり、燃料電池スタック12からの排水性が一層迅速且つ確実に遂行されるという効果が得られる。
その際、パージ弁72が開放されることにより、インジェクタ68のオンによるアノード圧力の瞬間的な立ち上がりを抑えることができるので、前記アノード圧力が一時的に該アノード圧力の上限閾値を超えてしまうことを防止することが可能になる。なお、アノード圧力の上限閾値は、カソードとの極間差圧や燃料電池スタック12を構成するデバイスの耐久性に基づいて設定されるものである。
ところで、第1の実施形態では、燃料電池スタック12内の滞留水量を算出した後(ステップS1)、滞留水過多状態であるか否かの判断が行われている(ステップS2)。
これに代えて、本発明では、燃料電池システム10において、予め設定された閾値電流値以上の高負荷運転が、所定の時間以上に亘って継続された後、予め設定された閾値電流値以下の低負荷運転に移行した際、燃料電池スタック12内の滞留水が滞留水過多状態であると判断することができる。
これにより、水分状態判定部76は、高負荷運転によって水分が溜まっているか否かを判定する。このため、低負荷運転時であっても、滞留水の過多状態を精度よく検知することが可能になる。
また、本発明では、燃料電池システム10の起動処理が開始されてからの経過時間が、所定の時間以内である際、低負荷運転が所定の時間継続された際、インピーダンスから得られる水分量が所定値以上である際、燃料電池スタック12内の滞留水が滞留水過多状態であると判定することも可能である。その際、燃料電池システム10の起動温度を考慮することができる。
従って、水分状態判定部76は、起動開始後、所定の時間以内であって、システム温度が低く結露する状態であると判断された際、滞留水過多状態であると判定する。これにより、排水性の一層の向上が図られる。
図9は、本発明の第2の実施形態に係る燃料電池システム80の概略構成図である。なお、第1の実施形態に係る燃料電池システム10と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。
燃料電池システム80は、燃料ガス供給装置82を備える。燃料ガス供給装置82の水素供給流路62には、減圧弁64、遮断弁66、第1インジェクタ(第1燃料ガス供給部)84及びエゼクタ86が設けられる。
エゼクタ86は、水素タンク60から供給される水素ガスを、水素供給流路62を通って燃料電池スタック12に供給するとともに、前記燃料電池スタック12で使用されなかった未使用の水素ガスを含む排ガスを、水素循環路88から吸引して、再度、前記燃料電池スタック12に燃料ガスとして供給する。水素循環路88は、オフガス流路70にパージ弁72の上流に位置して連結される。
水素供給流路62には、第1インジェクタ84及びエゼクタ86をバイパスしてバイパス配管90の両端が接続される。バイパス配管90には、第2インジェクタ(第2燃料ガス供給部)92が配設される。第2インジェクタ92は、第1インジェクタ84よりも大流量を供給可能なデバイスとして構成される。
このように構成される燃料電池システム80では、図10に示すように、低負荷運転時には、小流量デバイスである第1インジェクタ84のみが使用されて、水素ガスの供給が行われる。そして、負荷電流が上昇して所定の閾値以上になると、第1インジェクタ84のオンオフ操作に加えて、第2インジェクタ92のオンオフ動作が開始される。
第1インジェクタ84及び第2インジェクタ92は、それぞれ所定のインターバルに、且つ、所定のオン時間に設定される。第1インジェクタ84及び第2インジェクタ92のそれぞれの噴射量は、図10に示す負荷電流と噴射量との関係を有するように設定される。
燃料電池システム80の制御方法は、実質的に、図2に示すフローチャートに沿って行われるとともに、図11に示すタイムチャートに沿って制御される。具体的には、負荷電流によって第1インジェクタ84と第2インジェクタ92とが併用され、又は、前記第1インジェクタ84のみが駆動されて、燃料電池スタック12の通常運転が行われる。すなわち、高負荷運転時には、第2インジェクタ92が駆動される一方、低負荷運転時には、前記第2インジェクタ92が駆動されない。
コントローラ18では、燃料電池スタック12内の滞留水量を推定し、この推定された滞留水量が閾値を超えると、すなわち、滞留水過多状態であると判断され、滞留水排出運転フラグが立てられる。このため、滞留水排出モードに移行し、高負荷運転時では、第2インジェクタ92のインターバルが延長されてアノード差圧を大きくする。その際、第1インジェクタ84のインターバルは、延長しなくてもよい(図11中、二点鎖線参照)。圧力変動の大きな第2インジェクタ92が使用されるため、第1インジェクタ84を通常制御とし、圧力変動幅を小さく制限することが好ましいからである。上記の制御時の状態は、図12に示されている。
一方、低負荷運転時では、駆動停止されていた第2インジェクタ92が駆動され、前記第2インジェクタ92により所定のインターバル(延長しなくてもよい)で、且つ、所定のオン時間だけ水素ガスを噴射する制御(オンオフ制御)が行われる。従って、アノード差圧及び水素ガス噴射量が大きくなり、滞留水を排出することできる。その際、第1インジェクタ84では、滞留水排出モードにおいて、オフ状態を維持されてもよく、また、噴射される水素ガス量を減量させてもよい。すなわち、第1インジェクタ84は、第2インジェクタ92が駆動される際に、駆動周期及び駆動周期毎の酸化剤ガスの噴射が通常運転時の設定条件以下に制御される。
従って、大流量デバイスである第2インジェクタ92からインターバル毎に噴射される水素ガス噴射量が増大する。これにより、アノード差圧が大きくなって、所望の排水性を得ることができる。しかも、下流にエゼクタ86を有さない第2インジェクタ92から水素ガスを供給するため、アノード差圧が大きくなって排水性が向上する。
さらに、滞留水排出モードでは、図11に示すように、第2インジェクタ92がオンされている間に、パージ弁72のオン動作が行われている。このため、第2の実施形態では、燃料電池スタック12のアノード流路系に残存する滞留水を、簡単且つ確実に排水することができ、所望の発電性能を維持することが可能になる等、上記の第1の実施形態と同様の効果が得られる。
10、80…燃料電池システム 12…燃料電池スタック
14…酸化剤ガス供給装置 16、82…燃料ガス供給装置
18…コントローラ 20…燃料電池
22…固体高分子電解質膜 24…カソード電極
26…アノード電極 28…電解質膜・電極構造体
30、32…セパレータ 34…酸化剤ガス流路
36…燃料ガス流路 37a、37b…エンドプレート
38a…酸化剤ガス入口マニホールド 38b…酸化剤ガス出口マニホールド
40a…燃料ガス入口マニホールド 40b…燃料ガス出口マニホールド
50…エアポンプ 52…空気供給流路
54…加湿器 56…空気排出流路
60…水素タンク 62…水素供給流路
64…減圧弁 66…遮断弁
68、84、92…インジェクタ 70…オフガス流路
72…パージ弁 74…駆動周期設定部
76…水分状態判定部 86…エゼクタ
88…水素循環路 90…バイパス配管

Claims (8)

  1. カソード側に供給される酸化剤ガス及びアノード側に供給される燃料ガスの電気化学反応により発電する燃料電池と、
    前記燃料電池に前記酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス供給装置と、
    前記燃料電池に前記燃料ガスを供給する燃料ガス供給装置と、
    制御装置と、
    を備える燃料電池システムであって、
    前記燃料ガス供給装置は、前記燃料電池の前記アノード側に前記燃料ガスを供給する燃料ガス供給配管と、
    前記燃料電池の前記アノード側から前記燃料ガスを排出する燃料ガス排出配管と、
    前記燃料ガス供給配管に配設され、設定された駆動周期毎に前記燃料ガスを噴射する燃料ガス供給部と、
    を有する一方、
    前記制御装置は、前記燃料電池の負荷に基づいて前記燃料ガス供給部の駆動周期を設定する駆動周期設定部と、
    前記燃料電池内の水分量が所定量以上となる水分過多状態にあるか否かを判定する水分状態判定部と、
    備えるとともに、
    前記駆動周期設定部は、前記水分量が前記水分過多状態であると判定された際に、前記燃料ガスが噴射される駆動周期を、通常運転時の駆動周期よりも長く設定することを特徴とする燃料電池システム。
  2. カソード側に供給される酸化剤ガス及びアノード側に供給される燃料ガスの電気化学反応により発電する燃料電池と、
    前記燃料電池に前記酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス供給装置と、
    前記燃料電池に前記燃料ガスを供給する燃料ガス供給装置と、
    制御装置と、
    を備える燃料電池システムの制御方法であって、
    前記燃料ガス供給装置から前記燃料電池の前記アノード側に、前記燃料電池の負荷に基づいて設定された駆動周期毎に前記燃料ガスを噴射供給する工程と、
    前記燃料電池内の水分量が所定量以上となる水分過多状態にあるか否かを判定する工程と、
    前記水分量が前記水分過多状態にあると判定された際に、前記燃料ガスが噴射される駆動周期を、通常運転時の駆動周期よりも長く設定する工程と、
    を有することを特徴とする燃料電池システムの制御方法。
  3. 請求項2記載の制御方法において、前記燃料ガス供給装置は、前記燃料電池の前記アノード側から排出される前記燃料ガスをパージするパージ弁を備え、
    前記パージ弁は、前記燃料ガスが前記駆動周期毎に噴射されている間だけ開弁されることを特徴とする燃料電池システムの制御方法。
  4. 請求項2又は3記載の制御方法において、前記燃料ガス供給装置は、前記燃料電池の前記アノード側に前記燃料ガスを供給する燃料ガス供給配管と、
    前記燃料電池の前記アノード側から前記燃料ガスを排出する燃料ガス排出配管と、
    前記燃料ガス供給配管に配設され、設定された駆動周期毎に前記燃料ガスを噴射する第1燃料ガス供給部と、
    前記第1燃料ガス供給部の下流に配置されるエゼクタと、
    前記燃料ガス排出配管と前記エゼクタとを連通するリターン配管と、
    前記燃料ガス供給配管に、前記第1燃料ガス供給部及び前記エゼクタをバイパスして接続されるバイパス配管と、
    前記バイパス配管に配置される第2燃料ガス供給部と、
    を備えるとともに、
    前記制御方法は、前記水分量が前記水分過多状態であると判定された際に、前記第2燃料ガス供給部を駆動して前記燃料ガスを噴射させる工程を有することを特徴とする燃料電池システムの制御方法。
  5. 請求項4記載の制御方法において、前記第2燃料ガス供給部が駆動される際に、前記第1燃料ガス供給部の駆動周期及び駆動周期毎の前記燃料ガスの噴射量は、通常運転時の設定条件以下に制御されることを特徴とする燃料電池システムの制御方法。
  6. 請求項4又は5記載の制御方法において、前記第2燃料ガス供給部の噴射流量は、前記第1燃料ガス供給部の噴射流量よりも大流量であることを特徴とする燃料電池システムの制御方法。
  7. 請求項2〜6のいずれか1項に記載の制御方法において、予め設定された高負荷閾値である電流値以上の高負荷運転が所定時間以上継続された後、予め設定された低負荷閾値である電流値以下の低負荷運転に移行した際、前記水分量が前記水分過多状態にあると判定されることを特徴とする燃料電池システムの制御方法。
  8. 請求項2〜7のいずれか1項に記載の制御方法において、前記燃料電池システムの起動処理が開始されてからの経過時間が、所定時間以内である際、前記水分量が前記水分過多状態にあると判定されることを特徴とする燃料電池システムの制御方法。
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