JP2014059678A - 画像出力装置、画像出力システム、画像出力プログラム - Google Patents

画像出力装置、画像出力システム、画像出力プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】投影面に対してどのような位置からでも、ユーザが所望する文字や図形の描画を行うことのできる画像出力装置を提供する。
【解決手段】画像出力装置は、描画装置により描画が指示された投影面上の位置の座標情報を取得する座標取得部と、描画装置による描画の歪みを補正するために、取得された座標情報を補正する歪み補正部と、補正された座標情報に基づいて、描画装置が描画する描画画像の画像データを生成する描画画像生成部と、生成された画像データを投影面に投影する投影部と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像出力装置、画像出力システム、画像出力プログラムに関する。
従来、プロジェクタから投影された画面上をポインティングデバイスで指し示したり、ポインティングデバイスによって描画した文字や、線、図形などを投影面にも反映させたりする技術が知られている。例えば、特許文献1に記載の技術においては、例えばポインティングデバイスで投影面上に図形を描画した場合、1×1画素の範囲で示される座標の明るさなどを取得することで、その位置情報を特定し、位置情報によって示される部位に、新たに描画した画像データを生成して、投影するといった方法が行われている。例えば、ポインティングデバイスで線を記載した場合、線を構成するそれぞれの画素の位置情報が取得され、各位置に対応する画像データがそれぞれ投影される。
しかしながら、上記従来の技術にあっては、ポインティングデバイスが投影面の正面以外の離れた位置にあると、ポインタが描く軌跡に基づいて投影される描画は、投影面から離れれば離れるほど、ユーザが意図した描画とは異なるものとなってしまう。このため、利用者が投影面に直接文字や図形を書くつもりでポインタを動かしても、結果として投影される描画も意図したものとは異なり、所望の形の文字や図形の描画を行うことが難しくなるという問題が生じる可能性があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、投影面に対してどのような位置からでも、ユーザが所望する文字や図形の描画を行うことのできる画像出力装置を提供することにある。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、描画装置により描画が指示された投影面上の位置の座標情報を取得する座標取得部と、前記描画装置による描画の歪みを補正するために、取得された前記座標情報を補正する歪み補正部と、補正された前記座標情報に基づいて、前記描画装置が描画する描画画像の画像データを生成する描画画像生成部と、生成された前記画像データを前記投影面に投影する投影部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、投影面に対してどのような位置からでも、ユーザが所望する文字や図形の描画を行うことができるという効果を奏する。
図1は、第1の実施形態におけるポインタ操作の状況を説明する図である。 図2は、第1の実施形態におけるポインタ操作の状況を説明する図である。 図3は、第1の実施形態における画像出力装置の機能構成を示すブロック図である。 図4は、第1の実施形態において描画した図形を補正した結果を示す図である。 図5は、第1の実施形態における描画にかかる処理の流れを示すシーケンス図である。 図6は、第1の実施形態におけるポインタ操作の投影位置を説明する図である。 図7は、第1の実施形態におけるポインタ操作の歪み具合の一例を示す図である。 図8は、第1の実施形態におけるユーザによる歪み補正の一例を示す図である。 図9は、第1の実施形態における歪み補正変更部の一例を示す図である。 図10は、第1の実施形態におけるユーザの立ち位置を示す図である。 図11は、第1の実施形態におけるユーザの立ち位置と歪み補正値のテーブルの一例を示す図である。 図12は、第2の実施形態における画像出力装置の機能構成を示すブロック図である。 図13は、第3の実施形態におけるキャリブレーション用画像の一例を示す図である。 図14は、第3の実施形態におけるポインタ操作の歪みの一例を示す図である。 図15は、第3の実施形態におけるポインタ操作の歪み補正の一例を示す図である。 図16は、第4の実施形態における画像出力装置の機能構成を示すブロック図である。 図17は、第4の実施形態における描画にかかる処理の流れを示すシーケンス図である。 図18は、第4の実施形態における撮影画像の一例を示す図である。 図19は、第4の実施形態における歪み補正の一例を示す図である。 図20は、歪み補正値の記憶態様の一例を示す図である。 図21は、歪み補正値の記憶態様の一例を示す図である。 図22は、歪み補正値の記憶態様の一例を示す図である。
以下に添付図面を参照して、本発明の画像出力装置の実施形態を詳細に説明する。以下の実施形態においては、画像出力装置をプロジェクタ、描画装置をポインティングデバイスとして実現した例を示すが、例えば画像出力装置は、以降で示す歪み補正などの各処理をPCにて実施するようにして、PCをプロジェクタと接続することにより実現してもよい。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態にかかるポインティングデバイス100の操作態様を示す上面図であり、図2は斜視図である。図1および図2に示されるように、ユーザはポインティングデバイス100を用いて文字や図などを書く場合、それが普段から書きなれたものであれば、実際に投影される画面において指示されるポインタの軌跡を見るよりも、手の感覚に従って書くほうが、便利な場合が存在する。しかしながら、ポインティングデバイス100が投影面の正面以外の離れた位置にある場合、上述のように描画した対象は、想定より歪んだ軌跡を描いてしまうため、所望の形状で描画することが困難である。そのため、以下において、ユーザが所望の形状で描画を行うことができる構成を開示する。なお、本発明における描画の歪みの補正とは、ポインティングデバイスが投影面の正面以外の離れた位置にあるポインティングデバイスのポインタの軌跡に基づいて生成された描画をユーザの所望の形状の描画に補正することである。
図3は、本発明の画像出力装置を具現化したプロジェクタ200と、ポインティングデバイス100の機能構成を示すブロック図である。図3に示されるように、ポインティングデバイス100は、描画指示部101と送信部102とを備えている。描画指示部101は、ポインタで指し示す位置に対する描画を指示する。描画指示部101からは、描画を指示した位置の座標情報(以下、位置情報という。)が取得される。なお、描画指示部101で位置情報の取得は行わずに、ポイントした位置の画像のみを取得し、送信したプロジェクタ200側で位置情報を取得するようにしてもよい。送信部102は、描画指示部101が取得した位置情報をプロジェクタ200へと送信する。
プロジェクタ200は、受信部201、座標取得部202、描画画像生成部203、歪み補正部204、記憶部205、投影部206を備えている。受信部201は、ポインティングデバイス100の送信部102から送信された位置情報などを受信する。なお、ポインティングデバイス100とプロジェクタ200は、Bloothooth(登録商標)や、赤外線通信などにより接続されている。
座標取得部202は、ポインティングデバイス100から送られてきたのが位置情報の場合は、そのまま位置情報を取得する。一方、ポインティングデバイス100から送られてきたのがポインタの指示する位置の画像である場合は、画像を投影中の画像と照らし合わせることで、座標取得部202は、位置情報を取得する。描画画像生成部203は、位置情報を用いて描画のあった軌跡から画像データを生成する。画像データを生成する際には、歪み補正部204が歪み補正した位置情報を用いて画像データが生成される。ここで、歪み補正部204における歪み補正手法としては、例えばプロジェクタに一般的に使われる台形補正の計算方法である射影変換を用いることができる。なお、本実施形態においては、位置情報を補正するための歪み補正値は、歪み補正部204により予め定められた固定補正値に設定される。この固定補正値は記憶部205に記憶されている。描画画像生成部203は、画像データを生成する際に記憶部205に記憶された固定補正値を取得する。
図4は、描画画像生成部203が生成した歪み補正された画像データの態様を示す図である。図4(a)は、実際にポインティングデバイス100が投影面上に描画した「A」という形状の図形を示しているが、左側部分が横に引き伸ばされて歪んだ形状となっている。本実施形態においては、描画画像生成部203は、取得した固定補正値に基づいてこの図形の歪みを補正した画像データを生成する。図4(b)に示されるように、歪み補正後の図形は、歪みのない「A」という図形である。生成された画像データは、記憶部205に記憶される。投影部206は、描画画像生成部203が生成した画像データを投影面207(図1参照)に向けて投影する。なお、固定補正値は、ユーザがポインティングデバイス100やプロジェクタ200の操作画面から変更することも可能であり、実際に歪み補正されて投影された画像データを見ながら、自らの意図する形状に近い補正となるように調整するようにすることが好適である。
以上に示した画像出力装置における描画した図形等を投影するまでの処理の流れを図5に示す。図5に示されるように、ユーザがポインティングデバイス100のポインタを操作すると(ステップS101)、描画指示部101はポインタが指示した際の位置における画像情報を取得する(ステップS102)。次いで、描画指示部101は、送信部102を通じて、画像情報をプロジェクタ200へと送信する(ステップS103)。
次いで、座標取得部202は、送られた画像情報から、その画像が投影された画像データにおけるどの位置のものであるかを解析し、ポインティングデバイス100により指定された位置の位置情報を取得する(ステップS104)。座標取得部202は、取得した位置情報を描画画像生成部203へと送信する(ステップS105)。描画画像生成部203は、受け取った位置情報から描画が指示された軌跡を算出し、投影する画像データを生成する(ステップS106)。次いで、歪み補正部204は、画像データを投影する際の歪みを補正したポインタ操作の投影位置を設定し(ステップS107)、描画画像生成部203へと返信する(ステップS108)。描画画像生成部203は、記憶部205を通じて、歪み補正部204から受信した歪みを補正したポインタ操作の投影位置を用いて生成した画像データを補正する(ステップS109)。そして、投影部206は、最終的に歪み補正処理がなされた画像データを投影する(ステップS110)。
以上の示した本実施形態の画像出力装置にあっては、利用者が描画した図形や文字などは、予め定められた固定補正値で歪み補正されるため、投影時にユーザの意図しない歪んだ形状で軌跡を描いたポインティングデバイス100の操作を、本来ユーザが描画しようと意図した形状に近い態様で描画することができるようになる。また、予め固定補正値をユーザがポインティングデバイス100を操作する位置を想定して定めることで、適切な歪み補正をすることができるようになる。
次に、本実施形態によるポインタ操作の歪み補正の具体例について図6〜図9を参照しながら説明する。ただし、プロジェクタ200はポインティングデバイス100による描画の縮小の倍率を決定する倍率決定部を備えており、描画画像生成部203は画像データを生成する際に、この倍率決定部が決定した倍率を用いて画像データを所望のサイズに縮小するものとして説明する。
図6に示すように、ユーザが基準投影面Fに対してR−Rの範囲にポインタ操作をした場合、投影面207に入力されるポインタ操作は歪んだものとなるが、歪み補正部204による歪み補正、および倍率決定部を介した倍率の縮小により、投影面207にはユーザが意図したR−Rの範囲にポインタ操作が投影されることになる。なお、基準投影面Fとは、ユーザが描画を行うことを想定して実際のポインティングデバイス100の操作した軌跡と近いサイズでの描画を行うことのできる距離における仮定の面である。倍率は、この基準投影面Fを基準とした大きさに描画した画像データが縮小されるように設定される。
ここで、投影面に対して右側からポインタ操作を行った場合、ポインタ操作の歪み具合は、図7に示すように台形のようなものとなる。そこで、図8に示すように、ユーザが入力した歪み補正値によってこのポインタ操作の歪み具合を、四角形のように補正する。この場合の歪み補正値の入力方法としては、例えば、ポインティングデバイス100に図9に示すようなスクロールバーによる歪み補正値の操作部を設け、ノブをマイナス側に動かすに連れて左側の歪みが補正されるようにしたり、プラス側に動かすに連れて右側の歪みが補正されるようにしてもよい。
次に、ポインタ操作の歪みをユーザの立つ位置をもとに補正する場合について図10および図11を参照しながら説明する。例えば、ユーザと投影面との位置関係が図10に示すようなものである場合、ユーザの立ち位置を投影面207までの垂直距離L1と、投影面207の中心までの横方向の距離L2とで表し、これら各距離をユーザがポインティングデバイス100やプロジェクタ200に入力するようにする。この場合の歪み補正方法としては、例えば図11に示すようなユーザの立ち位置とポインタ操作の歪み補正値を対応させたテーブルを用意しておいてマッピングを行い、テーブルの歪み補正値を用いて歪み補正するようにする。
(第2の実施形態)
次に、本発明の画像出力装置を具体化した第2の実施形態について説明する。第2の実施形態においては、歪み補正値を操作の態様に応じて変更する点が異なる。以下、図12および図6を用いて説明する。
図12に示すように、ポインティングデバイス100には、新たにセンサ103が設けられている。センサ103は、距離取得部の一例としてのレンジセンサ、および、角度取得部の一例としてのジャイロセンサである。レンジセンサは、ポインティングデバイス100と、投影面207との間の直線距離を検出する。また、ジャイロセンサは、ポインティングデバイス100の投影面207に対する変位角度を取得する。送信部102は、これらのセンサ103が取得した情報もプロジェクタ200に対して送信する。
歪み補正部204は、受信したセンサ103が検出した情報を用いて位置情報を歪み補正する。この場合の歪み補正の一例について図6を用いて説明する。ただし、プロジェクタ200はポインティングデバイス100による描画の縮小の倍率を決定する倍率決定部を備えており、描画画像生成部203は画像データを生成する際に、この倍率決定部が決定した倍率を用いて画像データを所望のサイズに縮小するものとして説明する。
図6に示すように、まず、レンジセンサにより取得した投影面207までの距離をもとに二等辺三角形を作る。次に、ジャイロセンサにより取得した変位角度をもとに補正したポインタ操作を投影する中心を決定する。この中心は変位角度の二等分線上に設定することができる。ユーザが基準投影面Fに対してR−Rの範囲にポインタ操作をした場合、投影面207に入力されるポインタ操作は歪んだものとなるが、歪み補正部204による歪み補正、および倍率決定部を介した倍率の縮小により、投影面207にはユーザが意図したR−Rの範囲にポインタ操作が投影されることになる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の画像出力装置を具体化した第3の実施形態について説明する。第3の実施形態においては、歪み補正値をキャリブレーションの結果に応じて決定する点が異なる。以下、図13〜図15を用いて説明する。
キャリブレーションの結果に応じて歪み補正を行うためには、例えば図13に示すように、投影面に四角形の4頂点からなるキャリブレーション用画像を生成して、この画像に対してユーザがポインタ操作を実施するようにする。キャリブレーションを行うためにユーザが画像上の点をポインタ操作で指し示そうとすると、図14に示すようなズレが発生する。このズレはポインタ操作の歪みに起因するものであるので、このズレ量をもとに歪み補正を行う。この場合、例えば図15に示すように、ユーザのポインタ操作をもとに台形を作成し、台形の各頂点をキャリブレーション用画像の四角形の4頂点に合わせる補正処理を行う。この補正処理方法としては、上述した射影変換による台形補正処理を用いることができる。本実施形態では、この歪み補正に使用した歪み補正値を用いて、以降のユーザのポインタ操作の歪みを補正するようにする。
(第4の実施形態)
次に、本発明の画像出力装置を具体化した第4の実施形態について説明する。第4の実施形態においては、歪み補正値をカメラなどの撮影デバイスの撮影画像に応じて決定する点が異なる。以下、図16〜図19を用いて説明する。
ユーザの立ち位置からカメラ等の撮影デバイスを用いて投影面を撮影すると、この撮影画像に基づいて投影面の歪みを検出することができる。本実施形態では、検出した投影面の歪みをもとにポインタ操作の歪み補正値を設定しておき、この歪み補正値を以後のポインタ操作の歪み補正に用いる。このように、一度投影面を撮影して歪み補正値を設定しておけば、以降はこの歪み補正値で自動でポインタ操作が補正されるので、快適なポインタ操作ができるようになる。
図16のブロック図に示されるように、本実施形態は第1の実施形態の構成に対して撮影デバイス300を更に備える。この撮影デバイス300は、ネットワーク機能とカメラ機能とを備えたデバイスであり、カメラ機能による撮影画像における歪みを検出すると同時に、これに基づいてポインタ操作の歪みを検出する歪み検出部301を備えている。撮影デバイス300としては、例えば携帯電話、スマートフォン、無線LAN機能を備えたカメラ等の携帯型デバイスを用いることができる。なお、ネットワーク機能を備える代わりに、USBケーブルやBloothooth(登録商標)や赤外線通信などにより接続する構成としてもよい。
本実施形態における描画した図形等を投影するまでの処理の流れを図17に示す。図17に示されるように、本実施形態の基本的な処理は、上記の第1の実施形態の基本的な処理(図5のステップS101〜S110を参照)と同じであるが、この基本的な処理の前に、ユーザが撮影デバイス300でプロジェクタ200の投影面207を撮影し、撮影した画像をプロジェクタ200に送信する処理を有する点が第1の実施形態とは大きく異なっている。より具体的には、まず、ユーザが投影面207を撮影すると(ステップS111)、歪み検出部301は撮影した画像に基づいてポインタ操作の歪みを検出すると同時に、この撮影画像および歪みの情報を撮影デバイス300のネットワーク機能を通じてプロジェクタ200の歪み補正部204に送信する(ステップS112)。歪み補正部204は、受信した撮影画像および歪みの情報に基づいてポインタ操作に関する歪み補正値を決定する(ステップS113)。決定された歪み補正値は、以降のポインタ操作の歪み補正における歪み補正値として用いられることになる(ステップS107)。
次に、本実施形態による歪み補正値の決定処理の具体例について図18および図19を参照しながら説明する。投影面の正面以外の離れた位置から撮影デバイス300で投影面207を撮影すると、例えば図18に示すような台形に歪んだ画像が得られる。プロジェクタの投影面207はポインタ操作の歪みとは逆に、ユーザから離れれば離れるほど小さくなることがわかる。この撮影画像をもとに投影面の歪みを検出し、検出した歪みに基づいてポインタ操作の歪み補正値を決定する。図19(a)は、歪み検出部301により検出される撮影した投影面の歪み形状の一例を示したものである。図19(b)は、検出した投影面の歪みに基づいて求められるポインタ操作の歪み形状の一例を示したものである。この例では、ポインタ操作の歪みは撮影した投影面とは逆の形状になるので、左右を反転したものをポインタ操作の歪みとして補正を行い、これにより歪み補正値を決定するようにする。本実施形態によれば、こうして決定した歪み補正値をもとに、以降のポインタ操作に対して歪み補正を自動で行うので、快適にポインタ操作ができるようになる。なお、補正処理手法としては、例えば上述した射影変換による台形補正処理を用いることができる。
なお、以上の各実施形態において歪み補正部204が設定した歪み補正値は、図20〜図22に示すように、予め設定された固有の変数の値として記憶部205に記憶することができる。例えば、図20においては、歪み補正値は、「DISTORTION_CORRECTION」というデータIDとして記憶され、このデータIDの設定値を変更することで、描画した画像データの歪み補正値を変更するようにすることができる。
また、図21に示すように、歪み補正値をデータID「USER_SPECIFIC_DISTORTION_CORRECTION」として記憶するようにすると、ユーザごとに異なる歪み補正値を設定するようにすることもできる。この場合、複数のユーザが同時に描画を行う場合などに、それぞれのユーザが操作するポインティングデバイス100ごとに、異なる歪み補正値を設定することができるようになる。
また、図22に示すように、歪み補正値をデータID「ROOM_SPECIFIC_DISTORTION_CORRECTION」として、プロジェクタ200が設置される会議室ごとに設定することも可能である。例えば、プロジェクタ200が設置される環境によっては、大きな空間で大きく投影を行う場合もあり、その場合は、ユーザが行うポインティングデバイス100による描画も、大きく歪みやすくなる傾向にあるため、歪み補正値を高くして、より歪み補正がなされるようにするといった、利用環境に応じた設定を行うことができるようになる。また、歪み補正値を記憶しておけば、プロジェクタ200を利用する会議室が変わった場合に、記憶されている歪み補正値のうち該当する会議室の値を選択すれば、適切な歪み補正値を容易に設定することができるようになる。
また、ポインティングデバイス100やプロジェクタ200に、歪み補正部204が設定した歪み補正値を手動で変更する歪み補正変更部を新たに設けることもできる。この場合、例えば、ポインティングデバイス100に歪み補正値アップボタンと、歪み補正値ダウンボタンを設け、ボタンを操作するごとに歪み補正値が反映された画像データがプロジェクタ200から投影されるようにすれば、ユーザは意図する歪み補正をしやすくなる。また、例えば、図9に示したように、ポインティングデバイス100にスクロールバーによる歪み補正値の操作部を設け、ノブをマイナス側に動かすに連れて左側の歪みが補正されるようにしたり、プラス側に動かすに連れて右側の歪みが補正されるようにしてもよい。
以上の各実施の形態の画像出力装置は、CPUなどの制御装置と、ROM(Read Only Memory)やRAMなどの記憶装置と、HDD、CDドライブ装置などの外部記憶装置と、ディスプレイ装置などの表示装置と、キーボードやマウスなどの入力装置を備えた、通常のコンピュータを利用したハードウェア構成を利用してもよい。
以上の各実施の形態の画像出力装置で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
また、以上の各実施の形態の画像出力装置で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、以上の各実施の形態の画像出力装置で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。
また、以上の各実施の形態の画像出力装置で実行されるプログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
以上の各実施の形態の画像出力装置で実行されるプログラムは、上述した各部を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上記記憶媒体からプログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ各部の機能が主記憶装置上に生成されるようになっている。
100 ポインティングデバイス
101 描画指示部
102 送信部
103 センサ
200 プロジェクタ
201 受信部
202 座標取得部
203 描画画像生成部
204 歪み補正部
205 記憶部
206 投影部
207 投影面
特開2008−065522号公報

Claims (11)

  1. 描画装置により描画が指示された投影面上の位置の座標情報を取得する座標取得部と、
    前記描画装置による描画の歪みを補正するために、取得された前記座標情報を補正する歪み補正部と、
    補正された前記座標情報に基づいて、前記描画装置が描画する描画画像の画像データを生成する描画画像生成部と、
    生成された前記画像データを前記投影面に投影する投影部と、
    を備えることを特徴とする画像出力装置。
  2. 前記歪み補正部は、固定補正値を用いて前記座標情報を補正する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像出力装置。
  3. 前記歪み補正部は、前記描画装置と前記投影面との間の離間距離に基づいて前記座標情報を補正する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像出力装置。
  4. 前記描画装置の前記投影面に対する変位角度を前記描画装置から取得する角度取得部と、
    前記描画装置と前記投影面との間の離間距離を前記描画装置から取得する距離取得部と、
    を更に備え、
    前記歪み補正部は、前記変位角度と前記離間距離とに基づいて前記座標情報を補正する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像出力装置。
  5. 前記歪み補正部は、キャリブレーションの結果に基づいて前記座標情報を補正する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像出力装置。
  6. 前記固定補正値を、前記描画装置ごとに設定して記憶する設定記憶部と、
    を更に備えることを特徴とする請求項2に記載の画像出力装置。
  7. 予め複数の前記固定補正値を設定して記憶する設定記憶部と、
    前記設定記憶部に記憶された前記固定補正値の選択を受け付ける選択受付部と、
    を更に備え、
    前記歪み補正部は、選択された前記固定補正値を用いて前記座標情報を補正する
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像出力装置。
  8. 前記歪み補正部により補正された前記座標情報に対する補正の変更の操作を受け付ける歪み補正変更部と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の画像出力装置。
  9. 前記描画装置による描画の歪みを検出する歪み検出部と、
    を更に備え、
    前記歪み補正部は、検出された歪みに基づいて前記座標情報を補正する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像出力装置。
  10. 描画装置と、画像出力装置とを備える画像出力システムであって、
    前記画像出力装置から投影された投影面における位置を指定して描画を指示する描画部と、
    前記描画装置により描画が指示された前記投影面上の位置の座標情報を取得する座標取得部と、
    前記描画装置による描画の歪みを補正するために、取得された前記座標情報を補正する歪み補正部と、
    補正された前記座標情報に基づいて、前記描画装置が描画する描画画像の画像データを生成する描画画像生成部と、
    生成された前記画像データを前記投影面に投影する投影部と、
    を備えることを特徴とする画像出力システム。
  11. 描画装置により描画が指示された投影面上の位置の座標情報を取得する座標取得ステップと、
    前記描画装置による描画の歪みを補正するために、取得された前記座標情報を補正する歪み補正ステップと、
    補正された前記座標情報に基づいて、前記描画装置が描画する描画画像の画像データを生成する描画画像生成ステップと、
    生成された前記画像データを前記投影面に投影する投影ステップと、
    をコンピュータに実行させるための画像出力プログラム。
JP2012203695A 2012-09-14 2012-09-14 画像出力装置、画像出力システム、画像出力プログラム Pending JP2014059678A (ja)

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