JP2014059460A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】カブリの発生を抑える画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置は、像担持体2と、現像部16と、トナー供給部6と、現像バイアス印加部100と、制御部110と、を備える。像担持体2は、表面が帯電可能である。現像部16は、現像バイアスが印加されることにより、像担持体2にトナーを供給する。トナー供給部6は、トナー収容部5に収容されるトナーを現像部16に供給する。現像バイアス印加部100は、現像バイアスを現像部16に印加する。制御部110は、トナー供給部6によって現像部16に供給されるトナーの単位時間当たりの量が所定量以上の場合に、現像バイアスの面積中心電圧と最大電圧とを維持したまま、現像バイアスのデューティーを小さくすると共に、現像バイアスのピーク間電圧を小さくするよう現像バイアス印加部100を制御する。
【選択図】図2

Description

本発明は、トナーを利用して被転写材としての用紙に画像を形成することが可能な画像形成装置に関する。
画像形成装置には、感光体ドラムと、その感光体ドラムにトナーを供給する現像器と、現像器に供給されるトナーを収容するトナーカートリッジとを備えるタイプがある。その画像形成装置では、トナーカートリッジから現像器に多量のトナー(新しいトナー)が供給された場合、現像器に既に収容されていたトナー(古いトナー)と新しいトナーとが接触することにより、未帯電のトナー及び逆帯電のトナーが通常時よりも発生しやすくなる。この場合、画像形成装置では、用紙に画像を形成すると、本来白抜きとなる非画像形成領域にトナーが付着して、非画像形成領域の濃度が濃くなるという現象(以下、「カブリ」という)が発生する。
そこで、カブリの発生を抑えるために、画像形成装置には、トナーカートリッジから現像器にトナーを供給する場合に、単位時間当たりのトナーの供給量が一定量以上であると、感光体ドラムの表面電位を基準電位よりも低くする又は高くするタイプがある(特許文献1参照)。
特開2010−60829号公報
近年は、他の方法により、カブリの発生を抑えることができる画像形成装置も望まれている。
本発明は、カブリの発生を抑える画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、像担持体と、現像部と、トナー供給部と、現像バイアス印加部と、制御部と、を備える画像形成装置に関する。前記像担持体は、表面が帯電可能である。前記現像部は、現像バイアスが印加されることにより、前記像担持体にトナーを供給する。前記トナー供給部は、トナー収容部に収容されるトナーを前記現像部に供給する。前記現像バイアス印加部は、現像バイアスを前記現像部に印加する。前記制御部は、前記トナー供給部によって前記現像部に供給されるトナーの単位時間当たりの量が所定量以上の場合に、現像バイアスの面積中心電圧と最大電圧とを維持したまま、現像バイアスのデューティーを小さくすると共に、現像バイアスのピーク間電圧を小さくするよう前記現像バイアス印加部を制御する。
本発明によれば、カブリの発生を抑える画像形成装置を提供することができる。
プリンターの各構成要素の配置を説明するための図である。 本実施形態のプリンターの特徴部分について説明するための図である。 通常時の現像バイアスについて説明するための図である。 本実施形態の特徴的な動作が行われる場合の現像バイアスについて説明するための図である。 プリンターの特徴的な動作について説明するフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1により、本実施形態における画像形成装置としてのプリンター1における全体構造を説明する。図1は、プリンター1の各構成要素の配置を説明するための図である。
図1に示すように、画像形成装置としてのプリンター1は、装置本体Mと、所定の画像情報に基づいてシート状の被転写材としての用紙Tに所定のトナー画像を形成する画像形成部GKと、用紙Tを画像形成部GKに給紙すると共にトナー画像が形成された用紙Tを排紙する給排紙部KHとを有する。
装置本体Mにおける外形は、筐体としてのケース体BDにより構成される。
図1に示すように、画像形成部GKは、像担持体(感光体)としての感光体ドラム2と、帯電部10と、露光ユニットとしてのレーザースキャナーユニット4と、現像部としての現像器16と、トナー収容部としてのトナーカートリッジ5と、トナー供給部6と、ドラムクリーニング部11と、除電器12と、転写ローラー8と、定着部9とを備える。
図1に示すように、給排紙部KHは、給紙カセット52と、手差し給紙部64と、用紙Tの搬送路Lと、レジストローラー対80と、排紙部50とを備える。
以下、画像形成部GK及び給排紙部KHの各構成について詳細に説明する。
まず、画像形成部GKについて説明する。
画像形成部GKにおいては、感光体ドラム2の表面に沿って順に、上流側から下流側に順に、帯電部10による帯電、レーザースキャナーユニット4による露光、現像器16による現像、転写ローラー8による転写、除電器12による除電、及びドラムクリーニング部11によるクリーニングが行われる。
感光体ドラム2は、円筒形状の部材からなり、感光体又は像担持体として機能する。感光体ドラム2は、搬送路Lにおける用紙Tの搬送方向に対して直交する方向に延びる回転軸を中心に、矢印の方向に回転可能に配置される。感光体ドラム2は、表面が帯電可能になっている。感光体ドラム2の表面には、静電潜像が形成され得る。
帯電部10は、感光体ドラム2の表面に対向して配置される。帯電部10は、感光体ドラム2の表面を一様に負(マイナス極性)又は正(プラス極性)に帯電させる。
レーザースキャナーユニット4は、露光ユニットとして機能するものであり、感光体ドラム2の表面から離間して配置される。レーザースキャナーユニット4は、不図示のレーザ光源、ポリゴンミラー、ポリゴンミラー駆動用モータ等を有して構成される。
レーザースキャナーユニット4は、PC(パーソナルコンピュータ)等の外部機器から入力された画像情報に基づいて、感光体ドラム2の表面を走査露光する。レーザースキャナーユニット4により走査露光されることで、感光体ドラム2の表面の露光された部分の電荷が除去される。これにより、感光体ドラム2の表面に静電潜像が形成される。
現像器16は、感光体ドラム2に対応して設けられ、感光体ドラム2の表面に対向して配置される。現像器16は、現像バイアスが印加されることにより、感光体ドラム2にトナーを供給する。現像器16は、感光体ドラム2に形成された静電潜像に単色(通常はブラック)のトナーを付着させて、単色のトナー画像を感光体ドラム2の表面に形成する。現像器16は、感光体ドラム2の表面に対向配置された現像ローラー17、トナー攪拌用の攪拌ローラー18等を有して構成される。
トナーカートリッジ5は、現像器16に対応して設けられており、現像器16に対して供給されるトナーを収容する。ここで、本実施形態のプリンターは、トナーのみからなる磁性一成分現像剤を用いることが好ましい。
トナー供給部6は、トナーカートリッジ5及び現像器16に対応して設けられており、トナーカートリッジ5に収容されたトナーを現像器16に対して供給する。トナー供給部6と現像器16とは、不図示のトナー供給路により結ばれている。
転写ローラー8は、感光体ドラム2の表面に現像されたトナー画像を用紙Tに転写させる。転写ローラー8には、不図示の転写バイアス印加部により、感光体ドラム2に形成されたトナー画像を用紙Tに転写させるための転写バイアスが印加される。転写ローラー8は、感光体ドラム2に対して当接した状態で回転可能に構成される。
感光体ドラム2と転写ローラー8との間で、搬送路Lを搬送される用紙Tが挟み込まれる。挟み込まれた用紙Tは、感光体ドラム2の表面に押し当てられる。感光体ドラム2と転写ローラー8との間で、転写ニップNが形成される。転写ニップNにおいて、感光体ドラム2に現像されたトナー画像が用紙Tに転写される。
除電器12は、感光体ドラム2の表面に対向して配置される。除電器12は、感光体ドラム2の表面に光を照射することにより、転写が行われた後の感光体ドラム2の表面を除電する(電荷を除去する)。
ドラムクリーニング部11は、感光体ドラム2の表面に対向して配置される。ドラムクリーニング部11は、感光体ドラム2の表面に残存したトナーや付着物を除去すると共に、除去されたトナー等を所定の回収機構へ搬送して、回収させる。
定着部9は、用紙Tに転写されたトナー画像を構成するトナーを溶融及び加圧して、用紙Tに定着させる。定着部9は、ヒータにより加熱される加熱回転体9aと、加熱回転体9aに圧接される加圧回転体9bと、を備える。加熱回転体9aと加圧回転体9bとは、トナー画像が転写された用紙Tを挟み込んで加圧すると共に、搬送する。加熱回転体9aと加圧回転体9bとの間に挟み込まれた状態で用紙Tが搬送されることで、用紙Tに転写されたトナーは、溶融及び加圧され、用紙Tに定着される。
次に、給排紙部KHについて説明する。
図1に示すように、装置本体Mの下部には、用紙Tを収容する1個の給紙カセット52が配置される。給紙カセット52は、装置本体Mの右側(図1における右側)から水平方向に引き出し可能に構成される。給紙カセット52には、用紙Tが載置される載置板60が配置される。給紙カセット52には、用紙Tが載置板60の上に積層された状態で収容される。載置板60に載置された用紙Tは、給紙カセット52における用紙送り出し側の端部(図1において右側の端部)に配置されるカセット給紙部51により搬送路Lに送り出される。カセット給紙部51は、載置板60上の用紙Tを取り出すための前送りコロ61と、用紙Tを1枚ずつ搬送路Lに送り出すための給紙ローラー対63とからなる重送防止機構を備える。
装置本体Mの右側(図1において右側)には、手差し給紙部64が設けられる。手差し給紙部64は、給紙カセット52にセットされる用紙Tとは異なる大きさや種類の用紙Tを装置本体Mに供給することを主目的として設けられる。手差し給紙部64は、閉状態において装置本体Mの前面の一部を構成する手差しトレイ65と、給紙コロ66とを備える。手差しトレイ65は、その下端が給紙コロ66の近傍の装置本体Mに回動自在(開閉自在)に取り付けられる。開状態の手差しトレイ65には、用紙Tが載置される。給紙コロ66は、開状態の手差しトレイ65に載置された用紙Tを手差し搬送路Laに給紙する。
装置本体Mにおける上方側には、排紙部50が設けられる。排紙部50は、第3ローラー対53により用紙Tを装置本体Mの外部に排紙する。排紙部50の詳細については後述する。
用紙Tを搬送する搬送路Lは、カセット給紙部51から転写ニップNまでの第1搬送路L1と、転写ニップNから定着部9までの第2搬送路L2と、定着部9から排紙部50までの第3搬送路L3と、手差し給紙部64から供給される用紙を第1搬送路L1に合流させる手差し搬送路Laと、第3搬送路L3を下流側から上流側へ搬送する用紙を、表裏反転させて第1搬送路L1に戻す戻り搬送路Lbとを備える。
また、第1搬送路L1の途中には、第1合流部P1及び第2合流部P2が設けられている。第3搬送路L3の途中には、第1分岐部Q1が設けられている。
第1合流部P1は、手差し搬送路Laが第1搬送路L1に合流する合流部である。第2合流部P2は、戻り搬送路Lbが第1搬送路L1に合流する合流部である。
第1分岐部Q1は、戻り搬送路Lbが第3搬送路L3から分岐する分岐部で、第1ローラー対54a及び第2ローラー対54bを有する。第1ローラー対54aの一方のローラーと第2ローラー対54bの一方のローラーとは兼用される。
第1搬送路L1の途中(詳細には、第2合流部P2と転写ローラー8との間)には、用紙Tを検出するためのセンサと、用紙Tのスキュー(斜め給紙)補正や画像形成部GKにおけるトナー画像の形成と用紙Tの搬送のタイミングを合わせるためのレジストローラー対80とが配置される。センサは、用紙Tの搬送方向におけるレジストローラー対80の直前(搬送方向における上流側)に配置される。レジストローラー対80は、センサからの検出信号情報に基づいて上述の補正やタイミング調整をして用紙Tを搬送する。
戻し搬送路Lbは、用紙Tに両面印刷を行う際に、既に印刷されている面とは反対面(未印刷面)を感光体ドラム2に対向させるために設けられる搬送路である。
戻し搬送路Lbによれば、第1分岐部Q1から第1ローラー対54aにより排紙部50側に搬送された用紙Tを表裏反転させて第2ローラー対54bにより第1搬送路L1に戻して、転写ローラー8の上流側に配置されたレジストローラー対80の上流側に搬送させることができる。戻し搬送路Lbにより表裏反転された用紙Tには、転写ニップNにおいて未印刷面に対して所定のトナー画像が転写される。
第3搬送路L3における端部には、排紙部50が形成される。排紙部50は、装置本体Mにおける上方側に配置される。排紙部50は、装置本体Mの右側(図1において右側、手差し給紙部64側)に向けて開口している。排紙部50は、第3搬送路L3を搬送される用紙Tを第3ローラー対53により装置本体Mの外部に排紙する。
排紙部50における開口側には、排紙集積部M1が形成される。排紙集積部M1は、装置本体Mにおける上面(外面)に形成される。排紙集積部M1は、装置本体Mにおける上面が下方に窪んで形成された部分である。排紙集積部M1の底面は、装置本体Mにおける上面の一部を構成する。排紙集積部M1には、所定のトナー画像が形成され排紙部50から排紙された用紙Tが積層して集積される。
なお、各搬送路の所定位置には用紙検出用のセンサが配置される。
次に、本実施形態のプリンター1の特徴部分について説明する。図2は、本実施形態のプリンター1の特徴部分について説明するための図である。図3は、通常時の現像バイアスについて説明するための図である。図4は、本実施形態の特徴的な動作が行われる場合の現像バイアスについて説明するための図である。
図2に示すように、プリンター1は、上述した構成要素に加えて、現像バイアス印加部100と、制御部110と、をさらに備える。
現像バイアス印加部100は、現像バイアスを現像器16に印加する。具体的には、現像バイアス印加部100は、現像バイアスを現像ローラー17に印加する。現像バイアス印加部100は、制御部110の制御に基づいて、現像バイアスを調整する。現像バイアスは、直流バイアスに交流バイアスを重畳させたバイアスである。
一例として、通常時の現像バイアスV1は、図3に示すようなバイアスである。現像バイアスV1における直流バイアスの条件は、180V(面積中心電圧(VDC))である。交流バイアスの条件は、ピークトゥピーク電圧(Vpp)が1.7kV、デューティーが50%、周波数(Vf)が2.7kHz、である。したがって、現像バイアスV1の電圧最大値(Vmax)は、1030Vである。また、現像バイアスV1の電圧最小値(Vmin)が−670Vである。
ここで、通常時とは、トナー供給部6によってトナーカートリッジ5から現像器16に供給されるトナーの単位時間当たりの量が、所定量未満の場合である。所定量は、予め実験等が行われることにより、適宜決定される量である。
制御部110は、トナー供給部6によって現像器16に供給されるトナーの単位時間当たりの量が所定量以上の場合に、次のように現像バイアス印加部100を制御する。すなわち、制御部110は、現像バイアスの面積中心電圧と最大電圧とを維持したまま、現像バイアスのデューティーを小さくすると共に、現像バイアスのピーク間電圧を小さくするよう現像バイアス印加部100を制御する。面積中心電圧は、正極性側に立ち上がる現像バイアスの波形の面積と、負極性側に立ち上がる現像バイアスの波形の面積とが等しくなる電圧である。
この場合に、現像バイアス印加部100から現像ローラー17に印加される現像バイアスV2の一例は、図4に示すようなバイアスである。すなわち、現像バイアスV2の交流バイアスの条件は、ピークトゥピーク電圧(Vpp)が1.42kV、デューティーが40%、周波数(Vf)が2.7kHz、である。現像バイアスV2における直流バイアスの条件は、180V(面積中心電圧(VDC))である。したがって、現像バイアスV2の電圧最大値(Vmax)は、1030Vである。また、現像バイアスV2の電圧最小値(Vmin)は、−386Vである。このように、現像バイアスV2の電圧最小値(Vmin)を上げたため、現像バイアスV2のピークトゥピーク電圧(Vpp)は小さくなる。
現像器16に対して単位時間当たりに供給されるトナーの量は、例えば、トナー供給部6におけるトナーモーター(図示せず)の回転数等に基づいて算出される。
制御部110は、上記のように現像バイアス印加部100を制御する場合、第1の差が第2の差よりも小さくなるように、現像バイアスのデューティーとピーク間電圧とを小さくする。第1の差は、感光体ドラム2の表面電位V0と、現像バイアスの最小電圧(電圧最小値Vmin)との差である。第2の差は、現像器16から感光体ドラム2に逆チャージトナーが移動するときの、感光体ドラム2の表面電位V0と、現像バイアスのバイアス値との差である。
通常時の場合では、感光体ドラム2の表面電位V0と、現像バイアスの電圧最小値Vminとの差Vaは、第2の差Vcよりも大きくなる(図3参照)。仮に、このような状態で、現像器に所定量以上のトナーが供給される場合には、現像器内のトナーは、逆帯電する。この場合に、用紙Tに画像を形成すると、差Vaが第2の差Vcよりも大きいために、逆帯電のトナーが現像ローラーから感光体ドラムに移動する。よって、用紙には、カブリが発生する。
一方、本実施形態の特徴的な動作が行われる場合、第1の差Vbは、第2の差Vcよりも小さい(図4参照)。逆帯電のトナーが現像器16に収容される場合でも、第1の差Vbが第2の差Vcよりも小さいために、逆帯電のトナーは、現像ローラー17から感光体ドラム2に移動しない。よって、プリンター1は、用紙Tにカブリが発生することを抑えることが可能になる。
ここで、感光体ドラム2は、単層の有機感光体層が形成された有機感光体ドラムであることが好ましい。また、帯電部10は、感光体ドラム2の表面に接触して又は近接して配置され、感光体ドラム2の表面を帯電させる帯電部材10aを備えることが好ましい。帯電部材10aは、例えば、帯電ローラー又は帯電ブラシである。また、帯電部材10aが感光体ドラム2の表面に近接して配置される場合、帯電部材10aと感光体ドラム2とは、おおよそ50〜100μm離れる。
有機感光体ドラムと、有機感光体ドラムに接触し又は近接する帯電部材とをプリンターが備える場合、有機感光体ドラムの表面電位は、シリコンを利用した感光体ドラムの表面電位よりも高く設定される。よって、有機感光体ドラムの表面電位と現像バイアスの電圧最小値との差が大きくなるため、現像器に逆帯電のトナーが収容されると、用紙にカブリが発生しやすくなる。
本実施形態のプリンター1は、上述した特徴的な動作を行うため、有機感光体ドラム(感光体ドラム2)の表面電位と現像バイアスの電圧最小値との差を上記の場合よりも小さくすることができる。すなわち、プリンター1は、カブリの発生を抑えることが可能になる。
次に、プリンター1の特徴的な動作について説明する。図5は、プリンター1の特徴的な動作について説明するフローチャートである。
ステップST1において、制御部110は、トナーカートリッジ5から現像器16にトナーが供給される場合、トナーの供給量が所定量以上であるか否かを判断する。現像器16に供給されるトナーの量が所定量以上の場合(YES)、制御部110は、処理をステップST2に進ませる。現像器16に供給されるトナーの量が所定量以上ではない場合(NO)、制御部110は、ステップST1の判断を再度行う。
ステップST2において、制御部110は、現像バイアスの面積中心電圧(VDC)及び電圧最大値(Vmax)を維持したまま、デューティー及びピークトゥピーク電圧(Vpp)を小さくする。ステップST2の処理を行った場合、制御部110は、デューティー及びピークトゥピーク電圧(Vpp)を一定時間毎に段階的に元に戻すよう現像バイアス印加部100を制御する。
以上説明したように、本実施形態のプリンター1によれば、以下の効果が奏される。
すなわち、本実施形態のプリンター1は、トナー供給部6によって現像器16に供給されるトナーの単位時間当たりの量が所定量以上の場合に、現像バイアスの面積中心電圧と最大電圧とを維持したまま、現像バイアスのデューティーを小さくすると共に、現像バイアスのピーク間電圧を小さくする。これにより、プリンター1は、カブリの発生を抑えることができる。
ここで、常時、現像バイアスのデューティーを小さくすると共に、現像バイアスのピーク間電圧を小さくしておかない理由は、次の通りである。すなわち、平常時は、感光体ドラムからのトナーの回収性を高めておかないと、トナーの外添剤の一例としての酸化チタン等が感光体ドラム側へ偏在してしまい、現像ローラー側のトナーの帯電性に悪影響を及ぼすためである。酸化チタンを含む抵抗調整微粒子は、現像剤の抵抗を調整している。このため、現像剤中には、酸化チタンが所定の範囲で安定して存在することが好ましい。現像ローラー等の現像剤帯電手段との摩擦によりトナーと同極性に帯電する抵抗調整微粒子は、特に粒子径が50nm以上あるとトナーとの付着が十分ではなく、遊離して存在する場合もある。また、抵抗調整微粒子は、粒子径及び感光体ドラムの表面との付着力との関係から、現像時にトナー共に感光体ドラムの表面に移動して、一旦感光体ドラムの表面に付着する。感光体ドラムの表面に付着した抵抗調整微粒子は、現像ローラーに印加される交流バイアスの引き戻し側成分により、現像ローラー側に十分に引き戻されない。このため、現像ローラーにはトナーのみが引き戻されてしまい、現像器における抵抗調整微粒子とトナーとの比率が変動してしまう可能性がある。この場合、現像ローラー側のトナーの帯電性は、悪影響を受ける。
プリンター1は、上記の場合、現像バイアス印加部100を制御する場合、感光体ドラム2の表面電位と現像バイアスの最小電圧との差が、逆チャージトナーが現像器16から感光体ドラム2に移動するときの感光体ドラム2の表面電位と現像バイアスのバイアス値との差よりも小さくなるように、現像バイアスのデューティーとピーク間電圧とを小さくする。プリンター1は、現像バイアスを上記のデューティーとピーク間電圧とに設定するため、カブリの発生を抑えることができる。
プリンター1は、感光体ドラム2としての単層の有機感光体層が形成された有機感光体ドラムと、その感光体ドラム2の表面に接触して又は近接して配置される帯電部材10aと、を備える。プリンター1がそのような感光体ドラム2と帯電部材10aとを備える場合、有機感光体ドラム(感光体ドラム2)の表面電位は、シリコンを利用した感光体ドラム2の表面電位よりも高く設定される。しかし、プリンター1は、現像バイアスの面積中心電圧と最大電圧とを維持したまま、現像バイアスのデューティーとピーク間電圧とを小さくするので、カブリの発生を抑えることができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されることはなく、種々の形態で実施することができる。
本実施形態で説明したプリンター1はモノクロプリンターであるが、本発明は、この形態に限定されることはなく、カラープリンターであってもよい。
また、本実施形態で説明したプリンター1は、感光体ドラム2に形成されたトナー画像を直接に用紙Tに転写する形態(直接転写方式)であるが、本発明は、この形態に限定されることはなく、中間転写ベルトを介して用紙にトナー画像を転写する形態(間接転写方式)であってもよい。
また、本実施形態で説明したプリンター1は用紙Tの両面を印刷可能な形態であるが、本発明は、この形態に限定されることはなく、用紙の片面のみを印刷する形態であってもよい。
また、本発明の画像形成装置は、上述したプリンター1に限定されることはない。すなわち、本発明の画像形成装置は、コピー機能を備えるコピー機であってもよく、コピー機能、ファクシミリ機能、プリンター機能及びスキャナ機能を備える複合機であってもよく、ファクシミリであってもよい。
また、本発明の画像形成装置によってトナー画像が定着される被転写材は用紙Tに限定されることはなく、例えば、OHP(オーバーヘッドプロジェクター)シート等のフィルムシートであってもよい。また、被転写材は、シート状のものに限定されることはなく、ロール状のものであってもよい。
1…プリンター(画像形成装置)、2…感光体ドラム(像担持体)、6…トナー供給部、10…a帯電部材、16…現像器(現像部)、100…現像バイアス印加部、110…制御部

Claims (3)

  1. 表面が帯電可能な像担持体と、
    現像バイアスが印加されることにより、前記像担持体にトナーを供給する現像部と、
    トナー収容部に収容されるトナーを前記現像部に供給するトナー供給部と、
    現像バイアスを前記現像部に印加する現像バイアス印加部と、
    前記トナー供給部によって前記現像部に供給されるトナーの単位時間当たりの量が所定量以上の場合に、現像バイアスの面積中心電圧と最大電圧とを維持したまま、現像バイアスのデューティーを小さくすると共に、現像バイアスのピーク間電圧を小さくするよう前記現像バイアス印加部を制御する制御部と、
    を備える画像形成装置。
  2. 前記制御部は、前記現像バイアス印加部を制御する場合、前記像担持体の表面電位と現像バイアスの最小電圧との差が、前記現像部から前記像担持体に逆チャージトナーが移動するときの前記像担持体の表面電位と現像バイアスのバイアス値との差よりも小さくなるように、現像バイアスのデューティーとピーク間電圧とを小さくする
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記像担持体の表面に接触して又は近接して配置され、前記像担持体の表面を帯電させる帯電部材を備え、
    前記像担持体は、単層の有機感光体層が形成された有機感光体ドラムである
    請求項1又は2に記載の画像形成装置。
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JP2016157090A (ja) * 2015-02-26 2016-09-01 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置

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