JP2014056302A - 商品又はサービスの推薦システム並びに商品又はサービスの推薦方法 - Google Patents

商品又はサービスの推薦システム並びに商品又はサービスの推薦方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
小規模な商店でも利用者の多様なリクエストを的確に知ることが出来る、商品及びサービスの推薦システム及び案内システムを実現することである。
【解決手段】
提供者が提供する商品又はサービスを利用者に推薦するシステムである。利用者が望む商品又はサービスを記述したリクエストをネットワークを介して管理センターに送信する利用者側端末と、 利用者側端末から送信されたリクエストに基づき、推薦する商品等に関するデータを、ネットワークを介して利用者端末に送信し、リクエストを提供者に送信する管理センターと、管理センターから送信されたリクエストに対する提供者の個別提案をネットワークを介して管理センターに送信する提供者側端末と、を含んでいる。リクエストは提供者にも知らされ、提供者は個別提案をリアルタイムに行うことができる。利用者は個別提案という推薦を得ることができ、高い満足度が得られる。
【選択図】図1

Description

本発明は、観光地や商店街で、商品又はサービスの推薦を行うシステムに関する。特に、利用者の嗜好に合致した商品・サービスをリアルタイムに推薦可能なシステムに関する。
近年、大手企業(コンビニ、スーパー、飲食店など)の進出やネットショップのサービス拡大により、既存の小規模な商店はビジネス的に大きな影響を被る場合もある。その結果、規模の縮小や事業からの撤退等が行われるケースも目立ってきている。地方においては、各地の商店街がいわゆるシャッター街と呼ばれる状態に陥いる場合も想定される。
大量生産品やサービスは、大手企業が大量調達により、安価で提供するため、既存の小規模小売店や各種商店でのビジネスが大きな影響を受けている。したがって、既存の小規模な商店は、これまでにない特色のある商品・サービスの提供が必要となっている
そこで、利用者の嗜好・ニーズを的確につかむシステムが望まれている。近年は、データベース技術や、ネットワーク技術が広く利用されており、利用者の嗜好やニーズを取り込むシステムも種々提案されている。
先行特許文献
例えば、下記特許文献1には、利用者からの検索リクエストを受信して、検索キーワードに基づいた通常検索を行うとともに、利用者の嗜好データに基づいた嗜好検索をも行う技術が開示されている。通常検索と嗜好検索とを組み合わせれば、より利用者の嗜好に合わせた検索結果を取得し、利用者に提供できるとされている。
また、下記特許文献2には、
通信回線を経由して顧客のリクエストを得て、そのリクエストに応じた店舗のサービスを検索し、得られたサービスの情報を、顧客とその店舗の双方に送信する事業体が開示されている。
特開2009−140306号公報 特開2001−357278号公報
このように、従来から知られている種々のシステムでは、顧客のリクエストに合致したサービスや商品を検索し、その検索結果を提供するという仕組みが主に採用されている。しかし、顧客のリクエストがいわゆる定番のリクエストである場合は、検索も容易であるが、やや趣の異なるリクエストである場合は、検索が困難になることが想定される。さらには、そのような趣の異なるリクエストに対する商品・サービスがデータベースに存在しないことも考えられる。
例えば、「名物の肉料理が食べたい」という一般的な定番のリクエストであれば、対応するレストランの情報を提供すればよいであろう。しかし、「コスプレをしながら聖地巡礼を行いたい」という個性の強いリクエストの場合は、検索そのものが困難であり、そもそもデータベースに存在しない場合も多い。
その結果、既存の一般的なシステムでは、顧客の多様のリクエストに応えることは一般に困難であった。このようなリクエストに応えるためには、各種の分野に精通した人員を各店舗に配置する必要があり、いわゆる大企業でのみ実現が可能であった。
これに対して、小規模な商店では、結局、各種リクエストに応えるべく人員を準備すること等が困難であり、上述した既存の一般的なサービスを検索するシステムを利用せざるを得なかった。
しかし、上述したように、既存の一般的なシステムでは、多様化する利用者のリクエストを的確に掴むことは一般に困難であるため、提供する商品やサービス内容を利用者の嗜好に合わせた物に転換する作業が円滑に図れない事が多く、事業の縮小等を招いていることが現状である。
本発明は、上記のような課題に鑑みなされた物であり、その目的は、小規模な商店でも利用者の多様なリクエストを的確に知ることが出来る、商品及びサービスの推薦システム及び案内システムを実現することである。
(A)本発明における用語
本発明において「送信」とは、所定のネットワーク(通信回線)を介して、所定のデータやメッセージ、コマンド等を送信することを言うが、下記の事項も含む。
・所定のセンターにデータやメッセージ等を記憶させて、外部からの要求に応じて、それらデータ等を相手先に配信すること。本発明においては、このような配信動作も、「送信」の好適な一態様である。同様に、いわゆる「掲示板」と呼ばれるサービスや、ダウンロードと呼ばれる動作も、「送信」の一態様である。
・なお、外部からの要求がない場合に、データやメッセージを送りつけることも「送信」の一態様である。いわゆるショートメッセージや、ツィッター(商標)のような動作、も、本発明における「送信」の一態様である。
・また、電子メールによって、上記データ等を送信することや、ブログへのデータやメッセージの記載も、上記「送信」の一態様である。
(B)本発明は、上で述べた課題を解決するために、具体的には、以下の手段を採用する。
(1)本発明は、上記課題を解決するために、提供者が提供する商品又はサービスを利用者に推薦するシステムにおいて、ネットワークと、前記利用者が望む商品又はサービスを記述したリクエストを前記ネットワークを介して管理センターに送信する利用者側端末と、前記利用者側端末から送信された前記リクエストに基づき、推薦する商品又はサービスに関するデータを、前記ネットワークを介して前記利用者端末に送信するとともに、前記リクエストを、前記提供者に送信する管理センターと、前記管理センターから送信された前記リクエストに対する前記提供者の個別提案を前記ネットワークを介して前記管理センターに送信する提供者側端末と、を含み、前記管理センターは、前記提供者がおすすめするおすすめの商品又はサービスに関するデータを登録したおすすめデータベースと、前記利用者側端末から送信された前記リクエストに基づき、前記おすすめデータベースを検索し、前記リクエストに合致する商品又はサービスのデータを抽出して、抽出した前記商品又はサービスに関するデータを前記利用者側端末に送信し、さらに、前記リクエストを前記提供者側端末に送信する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記提供者側端末から送信されてきた、前記リクエストに対する商品又はサービスの個別の提案である個別提案を、前記利用者側端末に送信することを特徴とする商品又はサービスの推薦システムである。
(2)また、本発明は、上記(1)記載の商品又はサービスの推薦システムにおいて、前記利用者側端末は、所定の記憶手段に記憶された前記利用者のIDを読み取る読み取り手段と、前記読み取った前記IDを含む前記リクエストを前記ネットワークを介して前記管理センターに送信する送信手段と、を含むことを特徴とする商品又はサービスの推薦システムである。
(3)また、本発明は、上記(1)記載の商品又はサービスの推薦システムにおいて、前記管理センターは、利用者データベースと、掲示板データベースと、を備え、前記制御手段は、前記リクエストを、前記利用者データベースと、前記掲示板データベースと、に登録し、前記おすすめデータベースから抽出した商品又はサービスのデータを前記利用者データベースに登録し、さらに、前記制御手段は、前記提供者側端末からの要求に応じて、前記掲示板データベースに登録されている前記リクエストを掲示板として前記提供者側端末に送信し、前記利用者側端末からの要求に応じて、前記利用者データベースに登録されている前記おすすめデータベースから抽出した商品又はサービスのデータを、前記利用者側端末に送信することを特徴とする商品又はサービスの推薦システムである。
(4)また、本発明は、上記(3)に記載の商品又はサービスの推薦システムにおいて、前記管理センターは、さらに、提供者側データベース、を備え、前記制御手段は、前記提供者側端末から送信されてきた前記個別提案のデータを、前記提供者データベースに登録するとともに、前記個別提案の相手先である前記利用者の前記利用者データベースにも登録し、前記利用者側端末からの要求に応じて、前記利用者データベースに登録されている前記おすすめデータベースから抽出した商品又はサービスのデータ、及び、前記個別提案のデータを、前記利用者側端末に送信することを特徴とする商品又はサービスの推薦システムである。
(5)また、本発明は、上記(1)記載の商品又はサービスの推薦システムにおいて用いられる管理センターであって、前記提供者がおすすめするおすすめの商品又はサービスに関するデータを登録したおすすめデータベースと、前記利用者側端末から送信された前記リクエストに基づき、前記おすすめデータベースを検索し、前記リクエストに合致する商品又はサービスのデータを抽出して、抽出した前記商品又はサービスに関するデータを前記利用者側端末に送信し、さらに、前記リクエストを前記提供者側端末に送信する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記提供者側端末から送信されてきた、前記リクエストに対する商品又はサービスの個別の提案である個別提案を、前記利用者側端末に送信することを特徴とする管理センターである。
(6)また、本発明は、上記(5)記載の管理センターにおいて、利用者データベースと、掲示板データベースと、を備え、前記制御手段は、前記リクエストを、前記利用者データベースと、前記掲示板データベースと、に登録し、前記おすすめデータベースから抽出した商品又はサービスのデータを前記利用者データベースに登録し、さらに、前記制御手段は、前記提供者側端末からの要求に応じて、前記掲示板データベースに登録されている前記リクエストを掲示板として前記提供者側端末に送信し、前記利用者側端末からの要求に応じて、前記利用者データベースに登録されている前記おすすめデータベースから抽出した商品又はサービスのデータを、前記利用者側端末に送信することを特徴とする管理センターである。
(7)また、本発明は、上記(6)記載の管理センターにおいて、提供者側データベース、を備え、前記制御手段は、前記提供者側端末から送信されてきた前記個別提案のデータを、前記提供者データベースに登録するとともに、前記個別提案の相手先である前記利用者の前記利用者データベースにも登録し、前記利用者側端末からの要求に応じて、前記利用者データベースに登録されている前記おすすめデータベースから抽出した商品又はサービスのデータ、及び、前記個別提案のデータを、前記利用者側端末に送信することを特徴とする管理センターである。
(8)また、本発明は、上記課題を解決するために、所定の地域において、上記(2)記載の商品又はサービスの推薦システムを用いて、おすすめの商品又はサービスを旅行者である前記利用者に推薦する方法において、前記記憶手段は、ICカードであり、前記旅行者に、前記ICカードを引き渡すステップと、前記旅行者が、前記利用者側端末を用いて商品またはサービスの推薦を受けるステップと、を含み、前記旅行者が、前記ICカードに記録されているIDを無期限に使用することが可能な商品又はサービスの推薦方法である。
このような、本発明によれば、利用者のリクエストに対し、共通おすすめ品だけでなく、各提供者が個別提案もすることができるので、利用者のリクエストにより対応した商品・サービスを提供することができる。また、提供者も、利用者のリクエストをリアルタイムに知ることができるので、利用者のニーズをより正確に知ることが可能となる。
本実施の形態にかかる商品・サービスの推薦システムの構成を示す構成概念図である。 本実施の形態にかかる商品・サービスの推薦システムが利用される観光街の概念図である。 管理センターの構成ブロック図である。 リクエストを入力する画面の説明図である。 掲示板を閲覧した場合の画面の説明図である。 自分のリクエストに対してその結果である共通おすすめ品と、個別提案と、が示されているスマホの画面(結果画面)の様子を示す図である。 利用者データベースの登録内容を表す概念図である。
以下、本発明の好適な実施の形態を図面に基づき説明する。
図1には、本発明の好適な実施の形態である商品・サービス推薦システム10の構成概念図が示されている。
用語
「利用者」:本実施の形態にかかるシステムを利用する者であり、旅行者や、その地域の住民等が該当する。自己が欲する商品やサービスを、本システムに対して「リクエスト」する者である。
「提供者」:商品やサービスを上記利用者に提供する者であり、一般には事業者を意味するが、利用者からの視点でいえば「店舗」や、「レストラン」等がこの提供者の好適な一例に相当する。
「一押し品」:その提供者が、標準でおすすめする商品・サービスを「一押し」または「一押し品」「一押しサービス」、等と呼ぶ。また、「共通おすすめ品」とも呼ぶ。
「リクエスト」:利用者が、システムに対して、自己が欲する商品またはサービスの内容・条件を提示すること。例えば、「野菜ソースの料理が食べたい」等がこれに相当する。おおざっぱな「13時に肉料理を食べたい」等のリクエストの一形態であり、より細かい「13時に吉野で、200gのA5肉を食べたい」等の比較的細かい条件を付したリクエストもある。リクエストは、一般的には、文章で表されるので、テキストデータや、メールのデータ等で実現される。
また、リクエストは、時間、場所、食事かアクティビティか、人数、等の要素に分解されたデータから構成されていてもよい。また、リクエストは「要求」や「要望」と呼ぶこともある。
1.基本的な考え方
1.1 基本的な概要
さて、図1に示されている商品・サービス推薦システム10は、観光地におけるシステムであり、このシステムのターゲットである利用者12は、旅行者、日乗客、を想定している。そして、この商品・サービス推薦システム10は、上記利用者12がリクエストする観光スポット、料理、お酒、お土産などに対して、提供者14は一押し(店舗で一つ)の商品やサービスを推薦するものである。利用者12は、この推薦されたものから選択して、所望の商品やサービスを得ることができる。
また、後述するように、あらかじめ決められた一押しの商品又はサービスだけでなく、リクエストに応じてお店側が個別提案をすることも好ましい。利用者12はこの個別提案も得られるので、より自分の嗜好にあった商品又はサービスを得ることができる可能性が大きい。
1.2 基本的な効果
本システムの利用者12は、自分自身の要望(リクエスト)に近い商品・サービスを得ることができ、満足度が高まる。その結果、リピーターとなる可能性が高まり、地元商店街の営業的にも好ましい結果を得られることが期待される。
また、商品やサービスの提供者14は、通常は得ることができない利用者12の要望情報を知ることができるので、その情報を新たな商品・サービス開発に役立てることが可能となる。その結果、提供者14の店の特徴を強化することが可能となる。また、売り上げや利益の向上も図れる。さらに、自社ブランドの商品やサービスの開発につなげることも可能である。
1.2.1 基本的な効果その2(サービスの価値)
提供者14の商売(事業)において、顧客の要望を的確に得ることは非常に重要な事項である。しかし、従来、利用可能な統計情報は、現実的にはアンケート調査などしか知られていないので、実質的に生きた情報であって実際に利用可能な情報は非常に少なかったのが実情である。
本実施の形態におけるシステムでは、旅行者等の利用者が、自分自身で行動する上でのリクエストを出すので、提供者14は、非常に信頼性の高いリクエスト情報を積み重ねることができる。つまり、旅行者が何を目的として観光に来ているのかを、提供者14は知ることができる。
1.3 システムの使用料・課金について
提供者14は、商品・サービスの推薦システム10が利用者12によって利用された場合に、その実績に応じてサービス利用料を商品・サービスの推薦サービスの運営者に対して支払うように構成することが好ましい。
1.4 システムに対してあることが望ましい条件
・本システムは、利用者12が、不特定多数の提供者14に対して「要望」を開示し、提供者14から「提案」を受け取ることを特徴とする。したがって、「要望」に対しては、個人情報を含まない形態での開示が必要となる。
・旅行者の要望と、推薦された商品・サービスとのマッチング精度が高いこと。ここで、旅行者は、利用者12の好適な一例に相当する。
・推薦された商品・サービスの採用結果のトレースが可能なこと。つまり、推薦された商品・サービスが実際に購入されたか否かを、記録しておき、後にその追跡が可能なこと。
・個人情報とID情報をひも付けしていないこと。これは個人情報とプライバシー保護のためである。
2.基本構成
利用者
ここでは、利用者12として、ある観光地を訪れた旅行者の例を説明する。
ある観光地を訪れた利用者12は、まず観光案内所を訪れて、スマホ16aと、ICカード18aとを受け取る。この観光地には、商品・サービス推薦システム10がもうけられており、利用者12は、旅行中、この商品・サービス推薦システム10を用いて旅行を楽しむことができる。
図1に示すように、この商品・サービス推薦システム10は、主として以下の構成を有する。
・管理センター20と、
・管理センター20と所定のネットワークを介して接続しうるスマホ16aと、
・このスマホ16aがIDを読み取るためのICカード18aと、
・管理センター20と所定のネットワークを介して接続しうるスマホ16bと、
・このスマホ16bがIDを読み取るためのICカード18bと、
を含む。このうちスマホ16a、16b及びICカード18a、18bは、複数組存在しうる。ネットワークは、典型的にはインターネットであり、通信は全てインターネットを介して行われる。
上述した、管理センター20、スマホ16a、16b、ICカード18a、18bそれぞれの具体的な構成は、順次説明していく。
まず、利用者12は、スマホ16aを用いて、リクエストを入力する。この入力したリクエストは、管理センター20において記憶・蓄積される。なお、スマホ16aは、ICカード18aからIDを読み取り、このIDをリクエストに付して管理センター20に送信する。
なお、スマホとは、スマートホン(または、スマートフォン)の略称である。スマートホンとは、インターネットとの親和性が高く、パソコンの機能をベースとして作られた多機能携帯電話・PHSのことを言う。一般に、スマホは、ICカードを読み取る手段を備えており、本実施の形態では、そのような手段を備えたスマホを前提として説明を行う。
但し、スマホがICカードを読み取る手段を有しない場合でも、外付けのICカードリーダーをスマホに接続することは一般に容易であるので、そのように以下の実施の形態を読み替えられたい。
本実施の形態では、利用者12は、スマホ16aを用いて、リクエストを管理センター290に送信したが、そのほかの端末を用いてもよい。例えばいわゆるタブレット型PCを用いることも好適である。
利用者12は、観光案内所等で、このスマホ16aとICカード18aとを受け取り、旅行中、このスマホ16aとICカード18aとを用いて、自己のリクエストを管理センター20に送信することができる。このように、観光案内所は、ICカード18aや、スマホ16aを利用者に引き渡す。
なお、利用者12は、観光案内所で、ICカード18aのみを受け取り、自己が所有するスマホ16aを用いることも好適である。観光案内所は、このように、ICカード18aのみを引き渡すことも好適である。
ここで、ICカード18aは、利用者12の観光が終了した後、返却してもらうことが好ましいが、用途によっては、そのまま引き渡したままにしておくことも好適である。この場合はIDの有効期限を無期限(つまり、永久に使用できる)として、次回の旅行の際、そのまま利用できるように構成することも好ましい。
本実施の形態において特徴的なことは、リクエストの入力が、IDカード18aが記憶しているIDで行われることである。この結果、利用者18aは、個人情報を開示することなく、自己のリクエストを送信することができる。
このようにして、利用者18は、図1に示すように、「13時に肉料理が食べたい」「14時にアニメ役をやりたい」等のリクエストを入力するのである。
管理センター
管理センター20の構成ブロック図が図3に示されている。送信されてきたリクエストは、まず制御手段20aが受信する。制御手段20aは、リクエストを利用者データベース20bに登録するとともに、掲示板データベース20dにも登録する。
制御手段20aは、利用者データベース20bに登録されたリクエストの内容と、おすすめデータベース20cの内容とを比較し、リクエスト中のキーワードと一致する共通おすすめ品を検索する。もし、キーワードが一致する、共通おすすめ品がおすすめデータベース20c中に存在すれば、その該当する共通おすすめ品を利用者12に推薦するために、利用者データベース20bに登録する。
「データの登録」の語について
なお、本実施の形態では、データベースには、おすすめ品のデータを登録することを、単に「おすすめ品を登録」のように省略した記述をしている。また、データベースからおすすめ品のデータを検索することを、単に「おすすめ品を検索する」等のように、省略した記述をしている。
また、本文では、「管理センター」と呼ぶが、それはインターネットなどのネットワークに接続するコンピュータシステムであり、一般的には管理サーバ等と呼ばれることもある。
さて、上記おすすめデータベース20cには、あらかじめ、各提供者14が提示する共通おすすめ品を、検索キーワードとともに登録しておく。制御手段20aは、そのキーワードを含むリクエストが利用者データベース20bに登録された場合に、その共通おすすめ品を利用者データベース20bに登録するのである。
この共通おすすめ品は、各提供者14が標準的におすすめする商品・サービスであり、各提供者14ごとに一般には1種である。その理由は、後述するように、基本的には大企業・中小企業とを公平に扱うためである。しかし、業種によっては、複数種類のおすすめ品を出さないと意味がない業種もあるので、業種ごとに1提供者14あたり提示できる共通おすすめ品の数を決めるのも好適である。
利用者12は、この利用者データベース20bにいつでもアクセスすることができ、自分のリクエストに対して、共通おすすめ品が登録されているかどうかを確認することができる。利用者12は、その共通おすすめ品が気に入った場合は、その共通おすすめ品に従って、レストランや各種店舗にいくことになる。
共通おすすめ品としては、例えば、「名物XX定食3000円」「アニメの聖地巡礼ツアー800円」等、各種の商品・サービスがあり、あらかじめおすすめデータベース20cに登録されている。
提供者
一方、掲示板データベース12bは、いわゆる掲示板に掲示する内容が登録される。上述のように、利用者12からのリクエストは、この掲示板データベース20dに登録される。そして、この掲示板データベース20dの内容に基づき、制御手段20aが外部に掲示板を提供(表示)する。提供者14は、いつでもこの掲示板を閲覧することができ、どのようなリクエストが利用者12から出されているのかをリアルタイムに知ることができる。
この結果、提供者14は、掲示板の内容に基づき、リクエストに応じた新しい個別提案をリアルタイムにすることが可能となる。例えば、図1に示すように「A5肉のXX料理、旬の野菜ソース!」のような新しいメニューの提案をすることができる。この提案は、提供者14が備えているスマホ16b等を用いて行われる。
提供者14は、図1に示すように、利用者12と同様にスマホ16bとICカード18bを備えている。このICカード18bは、利用者12のICカード18aと同様に、IDを備えており、このIDで、各提供者を識別することができる。提供者14は、このスマホ16bを用いて、個別提案を、利用者データベース20dに登録することができる。この個別提案は、「A5肉のXX料理、旬の野菜ソース!」のようなテキストデータが好適であるが、写真等の画像データ、そのレストランまでの地図データ等を含むことも好適である。この個別提案の登録の際には、利用者12の場合と同様に、提供者側のIDを伴った登録が行われる。さらに、この個別提案には、相手先である利用者12のIDも含められる。結果として、個別提案の提供者データベース20eへの登録は、
・提供者側のID、
・利用者側のID、
・個別提案の内容:例えば「A5肉のXX料理、旬の野菜ソース!」
の少なくとも三種類のデータで行われる。
制御手段20aは、提供者データベース20eに個別提案が新たに登録された場合、これを利用者データベース20bに転送する。上述のように個別提案の登録内容には、利用者側のIDが含まれているので、このIDから、どの利用者宛の個別提案かがわかり、その相手である利用者12のデータベース20bに登録される。また、個別提案の登録内容には、提供者側のIDが含まれているので、このIDから、提供者側の個別の情報を知ることができる。例えば、
住所:神奈川県横浜市123−456番地
名称:横浜ミート
種別:レストラン
電話番号:012−234−5678
等の情報を、制御手段20aは、IDから知ることができる。制御手段20aは、この個別情報も含めて個別提案を、利用者データベース20bに登録する。
このような提供者14の個別情報とIDとのリストは、図3の提供者データベース20eの中に含めておくことが好ましいが、提供者データベース20eとは独立して別途データベースを準備しておくことも好適である。
制御手段20aは、以上のようにして、個別提案を、利用者データベース20bに転送・登録するする。その結果、利用者データベース20bには、
・提供者側のID、
・提供者側の個別情報(上記住所、名称、種別、電話番号等)
・個別提案の内容:例えば「A5肉のXX料理、旬の野菜ソース!」
という情報が登録される。
上述したように、利用者12は、自分の利用者データベース20bを、スマホ16aを介して、いつで閲覧することができる。この閲覧の際にもICカード18aに記録されているIDが利用され、そのIDに対応する利用者データベース20b(つまり自分のデータベース)のみを閲覧することができる。このような制御は、制御手段20aが実行する。
このようにして、利用者12は、リクエストを出した後、随時、自分の利用者データベース20bを閲覧して、上述した個別提案が登録されていることを見つける。そして、その個別提案の内容が気に入れば、そのレストラン(提供者14の店舗)に電話で予約を入れて、「A5肉のXX料理、旬の野菜ソース!」を楽しむことが可能となるのである。
以上のようにして、本実施の形態商品・サービス推薦システム10は、単に利用者12のリクエストに合致した商品を、単にデータベースから探して提示するだけでなく、そのリクエストを提供者14側にも提供している。その結果、提供者14は利用者12の生の要望をリアルタイムに知ることができるとともに、そのリクエストに対してリアルタイムに個別の提案が可能なのである。
3.本実施の形態における商品・サービス推奨システムの地理的な配置、端末の配置
本実施の形態における商品・サービス推薦システム10は、観光街で用いられる例を説明する。しかし、もちろん、どのような地域でも利用可能であることは言うまでもない。
図2には、利用される観光街の概念図が図2に示されている。図2に示すように、この観光街30は、エリアA、エリアB、エリアCに分けられている。エリアAには、観光案内所が設けられており、そこには、本商品・サービス推薦システム10にアクセスする端末40が設けられている。この端末40は、図2では、エリアAの観光案内所内に設けられている例が示されているが、エリアB・エリアCにもそれぞれ設けておくことも好適である。
この端末40も、これまで述べてきた利用者12のスマホ16aと同様の機能を有している端末であるが、大型のタッチスクリーンを備えたディスプレイを有しており、観光案内所に立ち寄った観光客・旅行者等が使いやすい大きさ・形状を有している。また、図2では示されていないが、キーボードやマウス等を備えさせ、マウス等で操作が可能に構成することも好適である。
例えば、この端末40としては、いわゆるパソコンを利用して構成することが好適であるが、利用者12が用いているようなスマホ16に、外部の大型のディスプレイやマウス等を接続して端末40を構成することも好適であろう。この端末40は外部にICカードリーダー40bを備えており、上述した利用者12と同様に、ICカード18cに記録されているIDを読み取ることができる(図2参照)。そしてそのIDを用いて管理センター20にアセスすることができる。管理センター20から見れば、この端末40は、そのICカード18cに記録されたIDで識別される利用者12として認識される。
利用者12は、観光案内所でまず、IDが記録されたICカード18を受け取る。このICカード18は、旅行期間中使用することができる。基本的には、旅行が終われば返却するように構成しているが、記念品としてそのまま旅行者に譲渡されてもよい。また、それぞれのIDには、使用期限を設けることが一般には好適であるが、無期限としてもかまわない。
利用者12はICカード中のIDを利用して本商品・サービスの推薦システム10を利用することができる。もし自分が個人所有のスマホ16を保有している場合には、自分が保有するスマホ16でこのICカード中のIDを読み取り、そのIDを利用して商品・サービスの推薦システム10を利用することができる。すなわち、利用者12は管理センター20にアクセスすることができるのである。
さて、利用者12は、上述のようにリクエストを出すことができる。この際、その観光街30中のエリアを指定することも好適である。例えば、図2に示すようなエリアC中のレストランを希望する等のリクエストを出すことが可能である。「エリアCで、ステーキランチを食べたい」等のリクエストが考えられる。
エリアだけでなく、図2に示すように、「料理」「お土産」「アニメスポット」等種々のジャンルでリクエストを出すことも可能である。そのような、属性情報を増やすことは、データベースの項目を増やすことで容易に対応可能である。
利用者12は、「共通おすすめ品」や、「個別提案」を採用する場合、その提供者14の店舗に行く。その店舗には、提供者側のスマホ16bが備えられており、このスマホ16bを用いて、利用者12のICカード18aを読み込み、その利用者12のIDを確認することができる。その結果、提供者14側は、利用者12が出したリクエストの内容を知ることができ、その利用者12に対する商品やサービスの提供を円滑に行うことができる。
本実施の形態においては、このようにシステムを利用する利用者等をIDで識別しているので、利用者12のプライバシー・個人情報を保護することが可能である。
4.具体的な処理動作の流れ
以下、具体的な処理動作の流れを、表1に基づき説明する。
まず、本実施の形態では、主として、以下の2種のおすすめ品(共通おすすめ品と、個別提案)を利用者12に対して推薦・提案するシステムを説明している。
(1)「共通おすすめ品」:あらかじめおすすめデータベース20cに記録しておき、該当するリクエストが送信されてきた場合に、その利用者12の利用者データベースに登録される商品またはサービスである。この「共通おすすめ品」の場合は、おすすめリクエスト中の検索キーワード(単に、キーワードと呼ぶこともある)を用いておすすめデータベース20cを検索して見いだされた場合に、利用者12におすすめされるのである。したがって、共通おすすめ品は、その検索キーワードとともに、おすすめデータベースに登録されている。
例えば、「A5肉ランチ、旬のソース」という食事サービスの場合は、「A5」、「ランチ」、「旬」「ソース」等が検索キーワードとして用いられるであろう。
この共通おすすめ品は、「一押し」「一押し品」等と呼ぶこともある。
(1b)なお、共通おすすめ品名称そのものに、このような検索に用いることができるキーワードが十分に含まれている場合は、特に検索キーワードを設定しないことも考えられる。
(1c)また、検索キーワードではなく、その代わりに、その商品・サービスの説明文を同時に登録することも好適である。この場合は、この説明文の中の各単語が、検索用のキーワード(検索キーワード)として用いられる。
(2)「個別提案」:利用者12リクエストを見てから、提供者14が特に個別に提案する商品・サービスである。
表1には、共通おすすめ品の提案から、一押しレコメンドフロー(共通おすすめ品と個別提案の流れ)の処理動作の流れを示す表が示されている。ここでは、便宜上、共通おすすめ品と個別提案の流れを一押しレコメンドフローと呼ぶ。
もちろん、実際には、「共通おすすめ品」だけ推薦されて、「個別提案」が出ない場合もありえる。また、場合によっては、「共通おすすめ品」が推薦されずに、「個別提案」のみが出される場合もある。検索キーワードで、共通おすすめ品がヒットしない場合である。また、残念ながら、共通おすすめ品が推薦されず(検索で見つからず)、「個別提案」も出ないことも想定される。
しかし、以下の例では、説明の都合上、「共通おすすめ品」も推薦され、また「個別提案」も出される場合を例として説明していく。
ステップ1:リクエスト入力(表1:ステップ1)
まず、ステップ1においては、利用者12がリクエストを入力する。まず、利用者12は、スマホ16aを用いて、管理センター20にアクセスする。本実施の形態では、管理センター20中の制御手段20aが、WEBサーバー機能を有しており、利用者12に対して、サービス画面を送る。スマホ16aは、このサービス画面を表示して、利用者12はこの画面上でリクエストに関する種々のデータを入力する。データとしては、ID情報、リクエスト事項(リクエストの本体)、属性情報、の3種が挙げられる。ID情報は、ICカード18aに記録されているIDを、スマホ16aが読み取って自動的に管理センター20に送信する。
図4には、利用者12がリクエストを入力する画面の説明図が記載されている。図4に示すように、この入力画面50は、属性情報表示部52と、本文入力部54と、から構成されている。属性表示部52は、利用者12の属性、サービスを受けたいエリア等の属性情報が表示される。また、利用者12のIDも表示される(例えば、000123)が、このIDは、利用者12が保持しているICカード18aからスマホ16aが読み込んで表示している。
利用者12は、属性情報を確認しながら、リクエストの本文を入力する。この入力動作自体は、従来のスマホ16a上の動作と同様である。リクエストのデータを入力し終わった後、利用者12は、送信ボタン56をタッチし、リクエストを管理センター20に送信するのである。このようなウェブ画面上でのデータの入力は、従来から広く知られているので従来の種々の手法を用いることが可能である。
また、属性情報についても、属性情報「表示部」52に「表示」されているが、内容を修正・追加することも可能である。このようなデータの修正や追加動作等をWEBページ上で行う手法は従来からよく知られているので、当業者であれば容易に実現することができる。
リクエストの記述方法、入力の方法
利用者12は、自分の求めるリクエストを入力する。例えば、「XX地点から歩いて回れる範囲の江戸時代にゆかりのある観光スポットの、レコメンドリクエスト」を入力することなどが考えられる。また、「XX地点付近の地元産食材を利用した食事」等も好適なリクエストである。利用者12は、このようなリクエストを、ID情報を持つデバイス(ICカード18a)が記録しているID情報とともに、スマホ16aを用いて、管理センター20に対して送信する(図4参照)。
属性情報としては、年齢または年齢帯、性別、目的(観光、買い物etc.)いつ必要か、どこで必要か(エリアの指定)、等を利用者12が入力する(図4参照)。ただし、IDについては、上述のようにICカード18aから読み取られて表示される。
なお、上記観光スポットとは、歴史上の人物にゆかりの場所、ドラマやアニメの舞台や登場人物の生家などを言う。
ステップ2:リクエストの受付(表1:ステップ2)
このようにして利用者12が入力したリクエストは、管理センター20に送信される。管理センター20では、制御手段20aが、リクエストを、その利用者12の利用者データベースにID情報等の属性情報とともに登録するとともに、掲示板データベース20dにも登録する。掲示板データベース20dに登録されることによって、提供者14にもリクエストがあったことを伝えるのである。
共通おすすめ品
制御手段20aは、利用者データベース20bに登録されたリクエストと、おすすめデータベース20C中にあらかじめ登録された共通おすすめ品と、を比較してマッチングをとる。このマッチングにおいては、リクエストの本文中に現れるキーワードや、属性情報を用いて、おすすめデータベース20cを検索し、一致する検索キーワードが付されている共通おすすめ品を見つけ出します。このような動作はデータベースの一般的な動作であるので、当業者であれば容易に実施することが可能である。
このマッチングで見いだされた共通おすすめ品があれば、それは利用者12に提示される(つまり、推薦される)。この様子は次ステップで説明する。
リクエストの掲示板での表示
制御手段20aは、提供者14に対して、上述した掲示板を提供している。この掲示板は、提供者14向けの掲示板(提供者14向けの専用サイト)であり、利用者12からのリクエストが掲載される。制御手段20aは、この掲示板の提供において、上述した掲示板データベース20dの内容に基づき、掲示板を提供している。この掲示板もWEBページとして提供されており、制御手段20aが、掲示板データベース20dの内容に基づきHTML等でWEBページを構成して、提供者14に提示するのである。提供者14側のスマホ16bでは、いわゆるウェブブラウザを用いてこのWEBページの閲覧を行う。
提供者14が、この掲示板を閲覧した場合の画面の説明図が図5に示されている。図5に示すように、この掲示板60では、リクエストの一覧が表示される。表示する内容としては、リクエスト本文と、上述した属性情報を表示される。また、時刻等を表示することも好ましい。なお、図5では表示していないが、属性情報として、人数や、購入したい個数、服のサイズ、等、種々の条件を入れることも好ましい。また、属性情報としてあらかじめ準備されていない場合は、リクエストの本文中に記入することも好適である。例えば、「ステーキランチ、男性四人、大盛りができるレストランを希望」等のリクエストを出すことも好ましい。
なお、本実施の形態では、掲示板を用いて提供者14にリクエストを提示したが、いわゆるメール(電子メール)を用いてリクエストを提供者14に提示することも好適である。いわゆるスマホ16bは一般にメール機能を有しているからである。
ステップ3:推薦内容の確認(表1のステップ3)
上述したステップ2でマッチング(キーワードによる検索)によって見いだされた共通おすすめ品は、利用者12に提示される。その様子が図6に示されている。図6には、利用者データベース中20bに格納されている共通おすすめ品と、個別提案と、が示されているスマホ16aの画面の様子が示されている。この画面は結果画面70と呼ばれ、制御手段20aが、利用者データベース20bに登録されているデータに基づき、WEBページとして作成して、利用者12のスマホ16aに送信する画面である。スマホ16aは、いわゆるウェブブラウザと呼ばれるプログラムを用いて、このWEBページを利用者12に対して表示するのである。
図7には、この利用者データベース20bの登録内容を表す概念図が示されている。この図に示すように、利用者データベース12中の1レコードには、利用者12のIDを含む各種属性情報の項目と、利用者12が出したリクエストのフィールドと、を含んでいる。さらに、1レコードには、マッチングで得られた共通おすすめ品が登録されたフィールドと、個別提案された商品・サービスが登録された個別提案のフィールドが存在する。制御手段20aは、この共通おすすめ品が登録されたフィールドから、共通おすすめ品を取り出して、図6の画面を構成して、利用者12に提示するのである。このマッチングにおいては、エリアを利用した検索も行いうることはすでに述べたとおりである。この図6の画面を見て、利用者12は、その共通おすすめ品のお店に行くことが可能となる。もちろん、共通おすすめ品は複数店舗の共通おすすめ品がマッチングする可能性があり、その場合は複数の共通おすすめ品が図6の画面に表示される。その場合は、利用者12のお好みによって、妥当な共通おすすめ品の店舗に行くことができる。
ここで、利用者データベース20bの1レコードとは、原則として、一個のIDに対応しており、これは一人の利用者12に対応する。ただし、一個のIDが一人ではなく、複数人(例えば一家族)に対応しているような使用方法を採用してもかまわない。図7では一個のIDのレコードのみが示されているが、全てのIDについて図7のような内容が登録されている。
ステップ4:個別提案の内容(表1のステップ4)
ステップ4(表1参照)では、提供者14がリクエスト内容を検討し、個別提案を行う。提供者14は、リクエストの内容を見て、もっとリクエストにあった提案ができると考えた場合、より利用者12にとって魅力的であると思われる個別提案を行う。例えば、「A5肉のXX料理、旬の野菜ソース!」等である。
提供者14は、利用者12のリクエストに対してあらかじめ登録してある商品・サービス(共通おすすめ品)を推薦することもできるが、利用者12のリクエストを見て、特定の利用者12向けに別の商品・サービスを推薦することも可能である。このような商品・サービスの推薦を「個別提案」という。
本実施の形態において特徴的な点の一つが、提供者14がこのような個別提案を行うことができる点である。この個別提案によって、より利用者12が好む商品・サービスを提供することができる可能性が増大すると考えられる。
提供者14は、この個別提案を、管理センター20に対して行う。この場合の個別提案の入力から送信までの流れは、利用者12がリクエストを送信する場合とほぼ同様である。すなわち、図4のような入力画面が提供者14用に設けられており、この画面で個別提案を入力して送信することによって、提供者データベース20eに個別提案が登録されるのである。登録される内容は、個別提案の本体(例えば、「A5肉のXX料理、旬の野菜ソース!」)と、それに付随する属性情報である。属性情報としては、提供者14のIDと、店舗住所、電話番号、それに相手先である利用者ID等を含めておくことが一般的には好ましい。属性情報には、他の様々な情報を含めることができる。例えば、サービス提供の場所、商品販売の場所等が好ましい。さらに、店舗以外での提供が可能な場合は、配達サービスの利用も可能である等の情報も含めることが好ましい。
また、個別提案が提供者データベース20eに登録された場合、制御手段20eは、この個別提案を、そこに含まれている利用者IDに基づき、対応する利用者データベース20b中の個別提案のフィールドに格納する。この個別提案のフィールドに登録された個別提案は、利用者12がいつでも見ることができる。このような個別提案が表示された画面の例が図6に示されている。図6については次節で詳細に説明する。
ステップ5:個別提案の選択(表1のステップ5)
利用者12は、スマホ16aを利用して、自分のリクエストに対する結果の画面(これを、結果画面70と呼ぶ)をいつでも見ることができる。この結果画面70は、スマホ16aの画面に表示される。図6には、この結果画面70の様子を示す説明図が示されている。結果画面70中には、共通おすすめ品を示す領域72が含まれている。また、結果画面70中には、個別提案を示す領域74も含まれている。
なお、利用者12は、このような結果画面を閲覧する場合、スマホ16aを用いて、管理センター20に対して、結果画面の要求を行う。この要求に従って、管理センター20内の制御手段20aが、結果画面をWEBページとしてスマホ16aに送信してくるのである。
なお、結果画面の要求を行う場合、スマホ16aは、ICカード18aからその利用者12のIDを読み込み、このIDを含んだ要求を管理センター20に送信する。管理センター20内の制御手段20aは、このIDを参照することによって、どの利用者12の結果画面70を送信するべきかを決定することができる。
また、利用者12はこのような結果画面を、スマホ16aだけでなく、観光案内所設けられている端末40(図2参照)で閲覧することも可能である。
利用者12がこのような結果画面70を閲覧したいと管理センター20に要求した場合、制御手段20aは、利用者データベース20b中のその利用者12のレコードから、共通おすすめ品、個別提案、を取り出して、結果画面70のようなWEBページを構成して、利用者12が保有するスマホ16aに提供(送信)する。
スマホ16aは、スマホ16aにインストールされているいわゆるWEBブラウザ等を用いて、送信されてきたWEBページを、表示手段に表示する。これによって、利用者12は、結果画面70を閲覧することができる。この結果画面に含まれる個別提案、共通おすすめ品は、「レコメンド」と呼ぶ場合もある。
このようにして、利用者12は、共通おすすめ品と同様に、個別提案の内容をも確認することができる。その中に自分の欲する商品・サービスが存在した場合には、その個別提案の内容に従って、対応する店舗に行くことができる。
ステップ6:利用者12の店舗への訪問(表1のステップ6)
利用者12は、「共通おすすめ品」または「個別提案」の中から利用したい商品またはサービスを見いだした場合、その店舗に行き、商品の購入またはサービスの提供を受けることになる。これは、要するに、利用者12がレコメンドから所望の商品・サービスを選択して提供者14の場所に行くということである。
例えば、利用者12は、所望のランチを見つけた場合、そのランチを食べるために提供者14の店舗を訪問する。その際には、以下のような処理・動作が行われる。
まず、店舗の入り口には、提供者端末と、利用者IDを読み取るICカードリーダーが備えられている。提供者端末は、所定の通信回線で管理センター20と接続しうる装置である。
この提供者端末は、利用者IDを読み取るICカードリーダーと、表示手段と、を備えている。そして、この提供者端末は、ICカードリーダーで利用者IDが読み取られた場合、そのIDと、提供者IDとを伴った、リクエスト問い合わせコマンドを管理センター20に送信する。管理センター20では、制御手段20aが、このリクエスト問い合わせコマンドを受信し、その利用者IDを用いて、利用者データベース20bから、その提供者IDが含まれる「共通おすすめ品」及び「個別提案」を抽出して、提供者端末に送信する。
このような動作によって、提供者端末は、その提供者14が利用者12に推薦(提示)した「個別提案」及びあらかじめ推薦(提示)してある「共通おすすめ品」を知ることができ、表示手段にこれらを表示する。この表示手段を見ることによって、提供者14は、利用者12に推薦した「共通おすすめ品」及び「個別提案」を知ることができ、円滑にサービスの提供・商品の販売等を行うことができる。なお、推薦しているものがなければ、当然、表示はされない。個別提案のみが推薦(提示)されている場合は、個別提案のみが表示され、共通おすすめ品のみが推薦(提示)されている場合は、共通おすすめ品のみが表示される。
このように、提供者14は、ICカードリーダーで利用者IDを読み込ませるだけで、自分が提供できる商品・サービスのうち、利用者12が望む商品・サービスを知ることができる。たとえば、それが「A5肉のXX料理、旬の野菜ソース!」であることを知ることができるのである。
言い換えれば、利用者12は、商品・サービスを提供する場所へ行き、ID情報を持つデバイス(ICカード18a)を提供者14側に提示することによって、提供者14側に、自分のリクエストに対して推薦された商品・サービスを伝えるのである。
また、利用者12が、特定の場所に商品の配達を希望(要求)する場合は、ID情報と、配達・決済に必要な情報とをひも付けたリクエストを提供者14の指定する方法で送付する。
システムとして認知
なお、制御手段20aは、上記リクエスト問い合わせコマンドを受信した場合、上述の通り「個別提案」「共通おすすめ品」をお知らせするとともに、その提案が採用されたことをシステム的に記録する。
上記おすすめデータベース20c中の各「共通おすすめ品」には、採用されたか否かのフラグカウンタが設けられている。制御手段20aは、上記リクエスト問い合わせコマンドを受信した場合、その「共通おすすめ品」の上記フラグカウンタの数値を+1する。このような動作によって、その「共通おすすめ品」が何回採用されたかを、後に知ることが可能となる。
また、同様に、上記提供者データベース20c中の各「個別提案」には、採用されたか否かのフラグカウンタが設けられている。制御手段20aは、上記リクエスト問い合わせコマンドを受信した場合、その「個別提案」の上記フラグカウンタの数値を+1する。このような動作によって、その「個別提案」が何回採用されたかを、後に知ることが可能となる。実際には、個別提案はその利用者限りの提案であるので、回数というよりはむしろ、採用された/採用されなかった、のフラグとしての役割を果たす。
このようなフラグカウンタを設けておくことによって、
・その商品・サービスが(何回)採用されているか
・利用者12がどのような商品・サービスを採用したのか
を知ることができ、今後の商品開発、サービスの開発等に資することができる。

ステップ7:提供者14が商品やサービスを提供(表1におけるステップ7)
次に、提供者14は、利用者12が選択した「個別提案」または「共通おすすめ品」であるメニューを利用者12に提供する。これによって、利用者12は自分が望むサービスを受けることができ、また、自分を望む商品を購入することができる。また、提供者14は、本実施の形態にかかる商品・サービスの推薦システム10によって、自己の店舗の商品・サービスを利用者12に宣伝することができ、かつ、業績の向上にも寄与することができたのである。
また、本実施の形態では、提供者14もまた、自分が出したレコマンドをいつでも確認することができる。このためには、提供者14は、自己のIDを含む要求を、管理センター20に送信する。これを実現するため、提供者14側のスマホ16bは、ICカード18bからIDを読み込んで、このIDを含む要求を管理センター20に送信するのである。この要求はレコマンドの要求である。
管理センター20内の制御手段20aは、上記要求中のIDに基づき、提供者14を特定して、その提供者がだしているレコマンド(個別提案や、共通おすすめ品)を、おすすめデータベース20c、及び、提供者データベース20eから抽出して、提供者14のスマホ16bに送信する。提供者14のスマホ16bに返送する。その後、スマホ16bは、返送されてきたレコマンドをスマホ16bの表示画面に表示する。
このような動作によって、提供者14は、いつでも自分が出したレコマンドを確認することが可能である。
管理センター20の制御手段20a、データベース20b、20c、20d、20eの構成
本実施の形態における管理センターは、いわゆるコンピュータで構成することが好ましく、実際には、WEBサーバの機能を含むサーバで構成することが好ましい。
制御手段20aは、CPUと、そのCPUが実行するプログラムを格納したメモリ手段とから構成することが好ましい。このメモリ手段は、ハードディスクや半導体記憶装置で構成される。また、上述した各種のデータベース20b、20c、20d、20eは、所定の記憶手段、例えばハードディスクで構成することが好ましいが、各種半導体記憶手段や、光学式記憶手段、等を利用して構成することも好適である。
このようなサーバの構成は、従来から広く知られており、本実施の形態で説明したような動作を行うサーバを構成することは当業者であれば容易である。
5.変形例・他の実施手法
(1)上述した例では、スマホ16や、管理センター20の間の通信は、インターネットを用いて行うことが好適である。しかし、他の通信ネットワークを用いても好適であり、例えば、地域IP網でもよいし、携帯電話のネットワークでもよいし、ケーブルテレビのネットワークを用いてもかまわない。
(2)ICカード18a、18b、18cは、スマホ16a、16bや、ICカードリーダー40bによって読み取られる例を上で説明した。この読み取りの仕組みは従来から知られている種々の仕組みを利用することが可能である。例えば、いわゆる非接触ICカードの技術を用いることが好ましいし、RFIDの技術を利用してもよい。例えば、いわゆるフェリカ(Felica)カードの技術を用いてもよいし、NFC技術を利用してもよい。
(3)また、IDを格納できれば他の媒体でもかまわない。例えばUSBメモリ等を用いてもよいし、磁気カード、またはバーコードが記載されたカードでもよい。
(4)上述した例では、スマホ16を用いる例を主として説明したが、通信を行うことができれば、どのような端末でもかまわない。いわゆるタブレット型コンピュータや、ノート型のコンピュータを用いてもかまわない。
さらに、スマホ16等の端末は、観光街30から貸与された端末でもよいし、個人所有の端末でもよい。
(5)また、上記の例では、スマホ16と、ICカード18とが分離している例を示したが、両者が一体となった端末構成を採用することも好適である。すなわち、スマホ16内にIDを記憶する構成を採用してもよい。また、IDを記憶するデバイスがスマホ16にいわゆる内蔵されているような構成を採用することも好適である。
(6)また、上記の例では、スマホ16がICカードを読み取る手段を備えていることを前提として説明を行ったが、もしICカード読み取り手段を備えていない場合でも外付けのICカードリーダーをスマホ16に接続することは容易であるので、そのようなICカードリーダーを備えさせて上記実施の形態を構成することも好適である。例えば、観光案会所で、スマホ16とともに、ICカードリーダー、ICカードを組で貸与する仕組みを採用することも好適である。
(7)利用者12からのリクエストは、掲示板を通じて提供者14に伝えられたが、他の手段、電子メールや、種々のメッセンジャーツールや、種々のSNS(ツイッター(商標)等)を用いることも好適である。
(8)上述した例では、提供者14は個別提案を提供者データベース20dに登録することによって行ったが、メール等によって提案を行ってもよい。
(9)上述した例では、利用者データベース20b中に、おすすめデータベース20cから抽出した共通おすすめ品を登録することを説明したが、共通おすすめ品のデータそのものではなく、おすすめデータベース20c中へのリンクを登録することも好適である。
同様に、利用者データベース20b中に、提供者データベース20eから抽出した個別提案を登録することを説明したが、個別提案そのものではなく、提供者データベース20e中へのリンクを登録することも好適である。
リンクを張っておけば、一般のWEBブラウザの技術で、その部分にリンク先のデータを表示することは従来から可能である。
(10)また、上述した例では、共通おすすめ品は、原則として、各提供者14ごとに一品であるが、例えば、日替わりで共通おすすめ品を切り替えることは好適である。このように各提供者14ごとに一品であるとしたのは、大企業も中小企業も同様の条件で取り扱うことが公平の観点から好ましいからである。
ただし、観光街によっては、各提供者ごとに二品までとしてもよいし、三品以上としてもよい場合もあろう。また、業種ごとに変えてもよい。お土産店なら一品まで、レストランなら二品まで、とすることも好適である。
(11)なお、本実施の形態ではインターネットを用いて通信を行い、利用者がリクエストを「送信」している。この送信は、上述のようにWEBページの上で文章を入力する方式で「送信」を行うことが好適であるが、他の手段、例えば電子メールや、各種SNSの仕組み、ツイッター(商標)のような手法を採用することが可能である。また、掲示板やブログのような仕組みや、自己の端末に定期的に管理センターがアクセスして、リクエストを取り出していく等、現在知られている種々の方法を採用することが可能である。
(12)同様に、リクエストは、掲示板で提供者に知らされるが、他の種々の方法でリクエストを提供者に送信することが可能である。電子メールや、各種のダウンロードの仕組み等を採用することが可能である。
(13)また、同様に、提供者が送信する個別提案も、管理センターを介して利用者に送信されるが、他の種々の送信の手法が採用可能であり、例えば、電子メール等でもかまわない。また、上の例では、個別提案の「データ」をそのまま送信する例を示したが、自分のお店のHP(ホームページ)上のURLを送り、そのURLで示されている個別提案を利用者に閲覧してもらう等の手法を採用することも好適である。本発明では、このような手法も「送信」の好適な一態様である。
(14)また、上記の例では、観光街を例にして説明した。つまり、旅行者・訪問者が利用者である例を好適なビジネスモデルの例として説明した。
しかし、所定の地域において、その地域を訪れる訪問者を利用者とみなして、本システムを利用することも好適である。例えば、東京都を訪問する訪問者に対して、東京駅などで、ICカードを無料で渡す等のビジネスモデルが考えられる。また、日本を訪問する外国人に対して、ICカードを配布することも好適な観光ビジネスモデルといえる。
また、上で説明した例では、ICカードの代わりに、二次元バーコード等で、IDを、スマホやタブレット型端末に読み込ませてしまうことも好適である。この場合は、IDはいわゆる使い捨てにするか、有効期限を無制限にするか、等のビジネスモデルが好適である。
さらに、ショッピングモール(ショッピングセンター)を訪れる買い物客にICカードを貸与する等のビジネスモデルも好適である。

6.まとめ
以上述べたように、本実施の形態によれば、小規模な商店でも利用者12の多様なリクエストを的確に知ることが出来る、商品及びサービスの推薦システム及び案内システムを実現することが可能である。さらに、大手企業では提供の難しい個性ある商品・サービスを提供することが可能となる。さらには、独自(オリジナルブランド)の競争力の高い商品・サービスを開発し継続可能なビジネス化をも実現することが可能性が向上する。
10 商品・サービス推薦システム
16、16a、16b スマホ
18、18a、18b、18c ICカード
20 管理センター
20a 制御手段
20b 利用者データベース
20c おすすめデータベース
20d 掲示板データベース
20e 提供者データベース
30 観光街
40 観光案内所の端末
40b:ICカードリーダー
50 入力画面
52 属性情報表示部
54 本文入力部
56 送信ボタン
60 掲示板
70 結果画面
72 共通おすすめ品を示す領域
74 個別提案を示す領域

Claims (8)

  1. 提供者が提供する商品又はサービスを利用者に推薦するシステムにおいて、
    ネットワークと、
    前記利用者が望む商品又はサービスを記述したリクエストを前記ネットワークを介して管理センターに送信する利用者側端末と、
    前記利用者側端末から送信された前記リクエストに基づき、推薦する商品又はサービスに関するデータを、前記ネットワークを介して前記利用者端末に送信するとともに、前記リクエストを、前記提供者に送信する管理センターと、
    前記管理センターから送信された前記リクエストに対する前記提供者の個別提案を前記ネットワークを介して前記管理センターに送信する提供者側端末と、
    を含み、
    前記管理センターは、
    前記提供者がおすすめするおすすめの商品又はサービスに関するデータを登録したおすすめデータベースと、
    前記利用者側端末から送信された前記リクエストに基づき、前記おすすめデータベースを検索し、前記リクエストに合致する商品又はサービスのデータを抽出して、抽出した前記商品又はサービスに関するデータを前記利用者側端末に送信し、さらに、前記リクエストを前記提供者側端末に送信する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記提供者側端末から送信されてきた、前記リクエストに対する商品又はサービスの個別の提案である個別提案を、前記利用者側端末に送信することを特徴とする商品又はサービスの推薦システム。
  2. 請求項1記載の商品又はサービスの推薦システムにおいて、
    前記利用者側端末は、
    所定の記憶手段に記憶された前記利用者のIDを読み取る読み取り手段と、
    前記読み取った前記IDを含む前記リクエストを前記ネットワークを介して前記管理センターに送信する送信手段と、
    を含むことを特徴とする商品又はサービスの推薦システム。
  3. 請求項1記載の商品又はサービスの推薦システムにおいて、
    前記管理センターは、
    利用者データベースと、
    掲示板データベースと、
    を備え、
    前記制御手段は、
    前記リクエストを、前記利用者データベースと、前記掲示板データベースと、に登録し、前記おすすめデータベースから抽出した商品又はサービスのデータを前記利用者データベースに登録し、
    さらに、前記制御手段は、
    前記提供者側端末からの要求に応じて、前記掲示板データベースに登録されている前記リクエストを掲示板として前記提供者側端末に送信し、
    前記利用者側端末からの要求に応じて、前記利用者データベースに登録されている前記おすすめデータベースから抽出した商品又はサービスのデータを、前記利用者側端末に送信することを特徴とする商品又はサービスの推薦システム。
  4. 請求項3に記載の商品又はサービスの推薦システムにおいて、
    前記管理センターは、さらに、
    提供者側データベース、
    を備え、
    前記制御手段は、
    前記提供者側端末から送信されてきた前記個別提案のデータを、前記提供者データベースに登録するとともに、前記個別提案の相手先である前記利用者の前記利用者データベースにも登録し、
    前記利用者側端末からの要求に応じて、前記利用者データベースに登録されている前記おすすめデータベースから抽出した商品又はサービスのデータ、及び、前記個別提案のデータを、前記利用者側端末に送信することを特徴とする商品又はサービスの推薦システム。
  5. 請求項1記載の商品又はサービスの提供システムにおいて用いられる管理センターであって、
    前記提供者がおすすめするおすすめの商品又はサービスに関するデータを登録したおすすめデータベースと、
    前記利用者側端末から送信された前記リクエストに基づき、前記おすすめデータベースを検索し、前記リクエストに合致する商品又はサービスのデータを抽出して、抽出した前記商品又はサービスに関するデータを前記利用者側端末に送信し、さらに、前記リクエストを前記提供者側端末に送信する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記提供者側端末から送信されてきた、前記リクエストに対する商品又はサービスの個別の提案である個別提案を、前記利用者側端末に送信することを特徴とする管理センター。
  6. 請求項5記載の管理センターにおいて、
    利用者データベースと、
    掲示板データベースと、
    を備え、
    前記制御手段は、
    前記リクエストを、前記利用者データベースと、前記掲示板データベースと、に登録し、前記おすすめデータベースから抽出した商品又はサービスのデータを前記利用者データベースに登録し、
    さらに、前記制御手段は、
    前記提供者側端末からの要求に応じて、前記掲示板データベースに登録されている前記リクエストを掲示板として前記提供者側端末に送信し、
    前記利用者側端末からの要求に応じて、前記利用者データベースに登録されている前記おすすめデータベースから抽出した商品又はサービスのデータを、前記利用者側端末に送信することを特徴とする管理センター。
  7. 請求項6記載の管理センターにおいて、
    提供者側データベース、
    を備え、
    前記制御手段は、
    前記提供者側端末から送信されてきた前記個別提案のデータを、前記提供者データベースに登録するとともに、前記個別提案の相手先である前記利用者の前記利用者データベースにも登録し、
    前記利用者側端末からの要求に応じて、前記利用者データベースに登録されている前記おすすめデータベースから抽出した商品又はサービスのデータ、及び、前記個別提案のデータを、前記利用者側端末に送信することを特徴とする管理センター。
  8. 所定の地域において、請求項2記載の商品又はサービスの推薦システムを用いて、おすすめの商品又はサービスを旅行者である前記利用者に推薦する方法において、
    前記記憶手段は、ICカードであり、
    前記旅行者に、前記ICカードを引き渡すステップと、
    前記旅行者が、前記利用者側端末を用いて商品またはサービスの推薦を受けるステップと、
    を含み、前記旅行者が、前記ICカードに記録されているIDを無期限に使用することが可能な商品又はサービスの推薦方法。
JP2012199295A 2012-09-11 2012-09-11 商品又はサービスの推薦システム並びに商品又はサービスの推薦方法 Pending JP2014056302A (ja)

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JP2016024631A (ja) * 2014-07-18 2016-02-08 ヤフー株式会社 提示装置、提示方法及び提示プログラム
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