JP2014054777A - 筆記具 - Google Patents

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Abstract

【課題】インクカートリッジからペン先に適度な量のインクを供給する構成を堤供する。
【解決手段】インクカートリッジ2と、このインクカートリッジからインクの供給を受けるペン先5と、これらインクカートリッジとペン先との間に設けられる中綿6と、この中綿に挿入されインクカートリッジ内のインクをその中綿を介してペン先に供給するための供給管7とを備え、供給管本体71が、ペン先側端面に中綿に挿入されることによって中綿の繊維を圧縮させて繊維密度が高い部位を部分的に形成させるための突出部71aを有するとともに、供給路71cのペン先側の開口端が突出部から非突出部71bに亘って開口している構成とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、インクを内部に収納してなるインクカートリッジを備えた筆記具に関する。
従来、内部にインクを貯蔵可能なインクカートリッジと、このインクカートリッジからインクの供給を受けるペン先と、これらインクカートリッジとペン先との間に設けられる中綿とを備えた筆記具において、カートリッジ内部からペン先へのインクの供給手段、及びカートリッジ内部への空気の供給手段が種々知られている。例えば、カートリッジと中綿との間に、インクを中綿に供給するための大径管及び空気をカートリッジ内部に供給するための小径管を内部に有する供給管を配する態様が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
ところで、特許文献1記載の構成では、インクを中綿に供給するための大径管と空気をカートリッジ内部に供給するための小径管とを供給管の内部に設けているが、この小径管が何らかの原因で詰まると空気がカートリッジ内部に供給されず、空気と入れ替わってカートリッジ内部から新たなインクが供給されなくなるので、引き続き筆記を行うことができなくなるという不具合が発生しうる。
そこで、このような筆記具において、出願人は、供給管がペン先側が前記中綿に挿入される一本の供給管本体を有し、この供給管本体の内部にインク及び空気を流通させるための一本の供給路を有する構成を採用することを考案したが、このような構成を採用するにあたって、供給管のペン先側の形状により種々の不具合が発生していた。すなわち、供給管のペン先側端面がペン先の延伸方向に垂直な形状である場合、供給管を中綿に挿入しにくく、また、中綿の前記供給管が挿入された部位近傍では中綿と供給管とが接する部位の全域にわたって繊維が大幅に圧縮されて繊維の密度が高くなるため、インクがこの繊維の密度が高い部位に留まって中綿と供給管とが接する部位の全域にわたってインクだまりが形成され、このインクだまりにインクが留まりインクがペン先側に達しにくいという不具合が発生していた。一方、供給管を中綿に挿入しやすくすべく、供給管のペン先側端面がペン先の延伸方向に対して鋭角を形成する形状である場合、この種の筆記具に多く用いられる中綿は繊維がほぼペン先方向に向かって延伸するものであり、中綿の前記供給管が挿入された部位近傍でも繊維がほぼペン先方向に向かって延伸するので、インクが中綿に留まることなくペン先側に達し、インクと入れ替わりに空気がインクカートリッジに供給されるので、インクの消費が激しくなるという別の不具合が発生する。
実開昭58−192082号公報
本発明は以上の点に着目し、内部にインクを貯蔵可能なインクカートリッジと、このインクカートリッジからインクの供給を受けるペン先と、これらインクカートリッジとペン先との間に設けられる中綿と、この中綿に挿入され前記インクカートリッジ内のインクをその中綿を介して前記ペン先に供給するための供給管とを備え、この供給管が、ペン先側が前記中綿に挿入される一本の供給管本体を有する筆記具において、インクカートリッジからペン先に適度な量のインクを供給する構成を実現することを目的とする。
以上の課題を解決すべく、本発明に係る筆記具は、以下に述べるような構成を有する。すなわち本発明に係る筆記具は、内部にインクを貯蔵可能なインクカートリッジと、このインクカートリッジを内部に収納可能な胴部と、この胴部に支持されインクカートリッジからインクの供給を受けるペン先と、これらインクカートリッジとペン先との間に設けられる中綿と、この中綿に挿入され前記インクカートリッジ内のインクをその中綿を介して前記ペン先に供給するための供給管とを備え、この供給管が、ペン先側が前記中綿に挿入される一本の供給管本体を有し、この供給管本体が、ペン先側端面に中綿に挿入されることによって該中綿の繊維を圧縮させて繊維密度が高い部位を部分的に形成させるための突出部を有するとともに、内部にインク及び空気を流通させるための一本の供給路を有し、この供給路のペン先側の開口端が前記突出部から非突出部に亘って開口している。
このような構成によれば、インクが供給されると、繊維密度が高い部位を核としてインクだまりが形成され、供給路の開口端から空気が流入してインクカートリッジ内に導かれることが抑制される。そのため、無制限なインクの流出が抑制される。筆記によって中綿に浸透しているインクが消費されインクだまりが縮小すると、非突出部付近からの供給路内への空気の流入が可能となり、インクカートリッジから中綿に適度な量のインクが供給され、引き続いて筆記を行うことができる。
このような筆記具の供給管の具体的な形状の一例として、前記供給管のペン先側端部の幅方向中央に前記突出部を有するものが挙げられる。
また、このような筆記具において、中綿に供給管を挿入しやすくするためには、前記供給管のペン先側端部が、幅方向中央に向かうにつれペン先側に向かう傾斜を有するものが望ましい。
繊維が圧縮されてペン先方向に垂直な方向に延伸する成分の密度が高くなる部位を形成しやすくするためには、前記供給管が扁平な形状を有するものが望ましい。
外観を損なうことなくペン先側とインクカートリッジ内部との間の空気を流通させることができるようにするための構成の一例として、前記胴部の内周に、長手方向に延伸し前記ペン先を保持するペン先保持リブ、及び長手方向に延伸し前記中綿を保持する中綿保持リブを有し、前記胴部と前記ペン先保持リブとの間の空間及び前記胴部と前記中綿保持リブとの間の空間を空気が流通可能な空気流通路としているものが挙げられる。
カートリッジに設けた雄ねじを供給管に設けた雌ねじに螺合させることによりカートリッジと供給管とを接続するようにしているとともに、胴部に上述したような中綿保持リブを有する筆記具において、胴部と供給管との間の位置決めを行い、カートリッジの着脱を安定して行うことができるようにするための構成として、前記供給管が前記中綿保持リブと係合可能な回り止め凹部を有するものが挙げられる。
本発明によれば、インクカートリッジからペン先に適度な量のインクを供給する構成を実現することができる。
本発明の一実施形態に係る筆記具の全体斜視図。 同実施形態に係る筆記具の正面図。 同実施形態に係る筆記具の中央正断面図。 同実施形態に係る筆記具の中央平断面図。 図4におけるX−X断面図。 図4におけるY−Y断面図。 同実施形態に係る筆記具の分解斜視図。 同実施形態に係る筆記具の要部の分解斜視図。 同実施形態に係る筆記具の要部の分解平断面図。 同実施形態に係る筆記具の分解平断面図。 同実施形態に係る筆記具のインク及び空気の流通経路を示す図。 同実施形態に係る筆記具のインク及び空気の流通経路を示す図。 本発明の他の実施形態に係る供給管を示す概略図。
本発明の一実施形態について、図1〜図12を参照しつつ以下に示す。
本実施形態の筆記具1は、ホワイトボードマーカーとして好適に用いられるもので、図1〜図4及び図7に示すように、先端部にペン先5を支持させてなる筆記具本体と、この筆記具本体に螺着され内部にインクを貯蔵可能なインクカートリッジ2と、このインクカートリッジ2を被覆可能であり筆記具本体に螺着されるカバー3とを備えている。前記筆記具本体は、先端部にペン先5を支持させてなり前記インクカートリッジ2の一部を内部に収納可能な胴部4と、この胴部4の内部に収納してなり前記インクカートリッジ2と前記ペン先5との間に設けられる中綿6と、前記インクカートリッジ2内のインクをその中綿6を介して前記ペン先5に供給するための供給管7とを備えている。また、この筆記具1は、筆記具として使用しない際にペン先5を被覆しておくための胴部4に対して着脱可能なキャップ8も備えている。
前記インクカートリッジ2は、図3、図4、図8及び図10に示すように、内部にインクを貯蔵可能で先端側に向かって開口するカートリッジ本体21と、このカートリッジ本体21の開口を閉塞可能な蓋体22とを備えている。前記カートリッジ本体21は、ペン先5寄りの部位に鍔部211を有し、この鍔部211からペン先5と反対側に向かって駆動突起212を有する。また、このカートリッジ本体21には、前記供給管7に設けた雌ねじ74に螺合可能な雄ねじ213が設けられている。すなわち、供給管7に設けた雌ねじ74にインクカートリッジ2の雄ねじ213を螺合させることにより供給管7にインクカートリッジ2が螺着される。そして、このカートリッジ本体21の内部には、蓋体22を係止しておくための第1及び第2の蓋係止リブ214、215を設けている。これら第1及び第2の蓋係止リブ214、215は、いずれもカートリッジ本体21の内面においてそれぞれ周方向に延びるとともに間欠的に複数設けている。一方、前記蓋体22は、カートリッジ本体21内部にインクを満たした状態のインクカートリッジ2単体で流通している際には、図10に示すようにカートリッジ本体21の第1及び第2の蓋係止リブ214、215の間に配された状態で該カートリッジ本体21の開口を閉塞している。ここで、蓋体22と第1の蓋係止リブ214との間、及び蓋体22と第2の蓋係止リブ215との間には、クリアランスが設けられている。この蓋体22は、該カートリッジ本体21の前記雄ねじ213を前記供給管7に設けた雌ねじ74に螺合させて取り付ける際に、前記供給管7に設けた蓋開けリブ75に衝き当たって移動し、図3及び図4に示すように該カートリッジ本体21の開口を開放する。そして、このインクカートリッジ2は、筆記具1を使用する際にはカバー3により被覆されている。
前記カバー3は、図1〜図4、図7、図8及び図10に示すように、略円筒形をなし、先端側には胴部4に設けた雌ねじ44に螺合可能な雄ねじ31を有するとともに、基端部は半球状をなしている。すなわち、胴部4に設けた雌ねじ44にカバー3の雄ねじ31を螺合させることにより胴部4にカバー3が螺着される。また、このカバー3の先端面には、前記インクカートリッジ2の駆動突起212と凹凸係合可能な駆動凹部32を設けている。この駆動凹部32は、胴部4にカバー3を螺着させるべく胴部4に設けた雌ねじに前記雄ねじ31を螺合させる際に前記駆動突起212を押圧して螺着操作力をインクカートリッジ2に伝達するための起立面32aと、胴部4からカバー3を離脱させるべく胴部4に設けた雌ねじ44と前記雄ねじ213との螺合を解除させる際に離脱操作力をインクカートリッジ2に伝達せず前記駆動突起212から離間する方向に案内するためのカム面32bとを備えている。すなわち、前記駆動突起212と前記駆動凹部32とは、このカバー3を前記筆記具本体を構成する胴部4に螺着させる際にその螺着操作力を前記インクカートリッジ2に伝達して該インクカートリッジ2をも前記筆記具本体を構成する供給管7に螺着させ、前記カバー3を前記筆記具本体から離脱させるための離脱操作力は前記インクカートリッジ2に伝達しない機能を備えた連動機構を構成している。
前記ペン先5は、上述したように、また、図3〜図5に示すように、前記筆記具本体を構成する胴部4の先端部に内周に設けたペン先保持リブ42によって保持され、この種の筆記具1に用いられるペン先5として周知のものと同様の構成を有する。また、このペン先5と前記ペン先保持リブ42との間には、図5、図11及び図12に示すように、空気を流通可能にすべく空気流通路91を設けている。
前記胴部4は、図1〜図10に示すように、略円筒状をなし、一端部に前記ペン先5を支持するための他の部位と比較して小径なペン先支持部41を有する。このペン先支持部41の内面には、図3〜図5に示すように、それぞれ90°ずつ周方向に離間する4本のペン先保持リブ42を設けており、このペン先保持リブ42がペン先5を保持する。また、この胴部4の前記ペン先支持部41に隣接する部位の内面には、図3、図4及び図6に示すように、それぞれ45°ずつ周方向に離間する8本の中綿保持リブ43を設けており、この中綿保持リブ43が中綿6を保持する。これら中綿保持リブ43のうち4本は、前記ペン先保持リブ42と略連続しており、他の4本のリブと比較して長尺である。また、この胴部4のペン先支持部41と反対側の端部の内面には、図3、図4、図7、図8及び図10に示すように、前述したカバー3の雄ねじ31と螺合させてこのカバー3を胴部4に取り付けるための雌ねじ44を設けている。加えて、この胴部4と前記カバー3との間には、これらを位置決めするための位置決め部を設けている。この位置決め部は、胴部4の雌ねじ44のねじ山の一部を切り欠いて設けた位置決め凹部45と、カバー3の雄ねじ31のねじ山から連続させて設けられ前記位置決め凹部45に係合可能な位置決め突起33とを係合させてなる。
前記中綿6は、この種の筆記具1に用いられる中綿6として周知のものと同様の構成を有する。すなわち、図3、図4及び図6に示すように、この筆記具1の長手方向に延伸する多数の繊維からなる中綿本体61と、この中綿本体61を内部に収納する樹脂製の中綿カバー62とを備えている。この中綿6は、図6に示すように、胴部4の内部に挿入された状態で該胴部4の中綿保持リブ43によって保持されている。これら中綿6と中綿保持リブ43との間にも、図6、図11及び図12に示すように、空気を流通可能にすべく空気流通路92を設けている。前記中綿本体61は、ポリエステル繊維により構成していて、容積比で全体の約7.40%を繊維が占める、換言すれば容積比で全体の約92.60%を気孔が占める。また、前記中綿カバー62は、ポリプロピレンフィルムにより構成されていて、通気性を有さず、インクを内部から外部に通す機能も有さない。そして、この中綿6の長手方向両端から、ペン先5及び供給管7がそれぞれこの中綿6の内部に挿入される。
前記供給管7は、図2〜図4及び図7〜図10に示すように、ペン先5側が前記中綿6に挿入される一本の供給管本体71と、この供給管本体71の外方に設けられ該供給管本体71と前記インクカートリッジ2とを接続するための外筒体72とを備えている。この供給管本体71は、ペン先5側端面に中綿6に挿入されることによって該中綿6の繊維を圧縮させて繊維密度が高い部位を部分的に形成させるための突出部71aを有するとともに、内部にインク及び空気を流通させるための一本の供給路71cを有する。この供給路71cのペン先5側の開口端は、前記突出部71aから非突出部71bに亘って開口している。また、この供給管本体71は、横断面形状が楕円形をなしている。一方、前記外筒体72のペン先5側には、前記胴部4の長尺な中綿保持リブ43と係合してこの供給管7の回り止めを行うための回り止め凹部72aを設けている。さらに、前記外筒体72のペン先5と反対側の端部の内方には内壁73を設けていて、この内壁73と前記外筒体72との間に前記インクカートリッジ2の先端部を挿入するようにしている。また、この供給管7のペン先5と反対側の端部の内面には、前記インクカートリッジ2の雄ねじ213と螺合させてこのインクカートリッジ2を供給管7に取り付けるための雌ねじ74を設けているとともに、前記蓋体22に衝き当たって蓋体22を押圧して開放させるための蓋開けリブ75を設けている。そして、このペン先5と反対側の端部は隣接する部位と比較して小径となっており、この端部と前記胴部4に設けた突条46とが係り合うことによりこの供給管7の抜け止めを図るようにしている。
ここで、中綿6と供給管7の突出部71aとが接する箇所及びその近傍では中綿6の繊維が圧縮されており、上述したように、この箇所での中綿6の繊維の密度が高くなる。この状態でインクカートリッジ2を供給管7に取り付けると、インクはインクカートリッジ2から供給管7を経て中綿6に導かれ、図11に示すように中綿6と供給管7の突出部71aとが接し繊維の密度が高くなった箇所及びその近傍にインクがたまった箇所(以下、インクだまりXと称する)が形成される一方、このインクだまりXからペン先5にインクが導かれ、筆記具1として使用可能となる。この状態では、ペン先5側から前記空気流通路91、92及び中綿本体61の内部を経たインクカートリッジ2内への空気の流通は、図11の矢印Aに示すように、前記インクだまりXにより妨げられる。なお、本実施形態の構成では、ペン先5側を密封し500mmHgまで減圧しても、ペン先5からのインクの漏れは即座には発生しなかった。換言すれば、ペン先5側を密封し500mmHgまで減圧しても、前記インクだまりXを越えたペン先5側とインクカートリッジ2内との間の空気の流れは発生せず、又はこの空気の流れが制限された。その後、筆記を行うことにより前記インクだまりXからペン先5にインクが導かれてインクが消費されると、このインクだまりX中のインクが減少し、すなわちこのインクだまりXが縮小し、前記供給管7の非突出部71b、より具体的には該供給管7先端の幅方向両端部と中綿6とが接する部位に、図12の矢印Aに示すように、空気を流通させるための経路が形成される。この経路を経てインクカートリッジ2内に空気が供給され、この空気と入れ替わって新たなインクがインクカートリッジ2から供給されることにより、引き続き筆記が可能となる。
すなわち本実施形態によれば、供給管7に突出部71aを設けているので、この突出部71aが中綿6に挿入されることによって該中綿の圧縮密度を部位ごとに異ならせることができる。詳述すれば、中綿6と供給管7の前記突出部71aとが接する部位及びその近傍で繊維が圧縮されてペン先5方向に垂直な方向に延伸する成分の密度が高くなることにより前記インクだまりXが形成される一方、筆記が行われインクだまりXにたまったインクが消費されると、ペン先5側からこの部位を経由してインクカートリッジ2内に空気が流通可能となり、中綿6に適度な量のインクが新たに供給されて引き続いて筆記を行うことができる。
前記供給管7のペン先5側端部の幅方向中央に前記突出部71aを設けているので、前記インクだまりXをこの筆記具の長手方向と直交する方向に効果的に拡散させることができる。
前記供給管7のペン先5側端部が、幅方向中央に向かうにつれペン先5側に向かう傾斜を有するので、中綿6に供給管7を挿入しやすい。
前記供給管7が扁平な形状、より具体的には楕円形状を有するので、中綿6の繊維が圧縮されてペン先5方向に垂直な方向に延伸する成分の密度が高くなる部位すなわちインクだまりXとなるべき部位を形成しやすい。
前記胴部4の内周に、長手方向に延伸し前記ペン先5を保持するペン先保持リブ42及び長手方向に延伸し前記中綿6を保持する中綿保持リブ43を有し、前記胴部4と前記ペン先保持リブ42との間の空間及び前記胴部4と前記中綿保持リブ43との間の空間を空気が流通可能な空気流通路91、92としているので、外観を損なうことなくペン先5側とインクカートリッジ2内部との間の空気を流通させることができる。
インクカートリッジ2に設けた雄ねじ213を供給管7に設けた雌ねじ74に螺合させることによりインクカートリッジ2と供給管7とを接続するようにしており、前記供給管7が中綿保持リブ43と係合可能な回り止め凹部72aを有するので、これら胴部4と供給管7との間の周方向の位置決めを行うとともに、インクカートリッジ2の供給管7への着脱の際に供給管7がインクカートリッジ2につられて回動することがなく、着脱作業を安定して行うことができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限らない。
例えば、上述した実施形態では、供給管本体71を横断面視楕円形状とし、長径方向中央に突出部を設けているが、例えば、図13の(a)に示すように、供給管本体A71の中心軸を挟んで対称かつ長手方向中心に対して非対称な形状となるように2箇所に突出部A71aを設け、その他の部位を非突出部A71bとしてもよい。また、同図の(b)に示すように、供給管本体B71の長径方向一端部に突出部B71aを設け、他端部に非突出部B71bを設けてもよい。さらに、上述した実施形態では、供給管本体71のペン先5側の端面が突出部71aに向かうにつれペン先5側に向かう傾斜を有するが、同図の(c)に示すように、供給管本体C71のペン先側の端面の長手方向中央に突出部C71aを設け、この突出部C71aと非突出部C71bの間に段部C71cを有する形状を採用してもよい。加えて、同図の(d)に示すように、供給管本体D71の長径方向両端部に突出部D71aを設け、供給管本体D71の長径方向中央部に非突出部D71bを設けるようにしてもよい。さらに、同図の(e)に示すように、供給管本体E71の長径方向中央に突出部E71aを設け、長径方向両端部の非突出部E71bとの間を曲線的に接続するようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、供給管本体の横断面形状を楕円形状としているが、供給管本体の横断面形状は、楕円形以外に種々の形状を採用してもよい。供給管本体の横断面形状の例として、真円形状や多角形状等の形状が挙げられる。
その他、本発明の趣旨を損ねない範囲で種々に変形してよい。
1…筆記具
2…インクカートリッジ
4…胴部
5…ペン先
6…中綿
7…供給管
71a…突出部
71b…非突出部
71c…供給路

Claims (6)

  1. 内部にインクを貯蔵可能なインクカートリッジと、このインクカートリッジの一部を内部に収納可能な胴部と、この胴部に支持されインクカートリッジからインクの供給を受けるペン先と、これらインクカートリッジとペン先との間に設けられる中綿と、この中綿に挿入され前記インクカートリッジ内のインクをその中綿を介して前記ペン先に供給するための供給管とを備え、この供給管が、ペン先側が前記中綿に挿入される一本の供給管本体を有し、この供給管本体が、ペン先側端面に中綿に挿入されることによって該中綿の繊維を圧縮させて繊維密度が高い部位を部分的に形成させるための突出部を有するとともに、内部にインク及び空気を流通させるための一本の供給路を有し、この供給路のペン先側の開口端が前記突出部から非突出部に亘って開口していることを特徴とする筆記具。
  2. 前記供給管のペン先側端部の幅方向中央に前記突出部を有する請求項1記載の筆記具。
  3. 前記供給管のペン先側端部が、幅方向中央に向かうにつれペン先側に向かう傾斜を有する請求項2記載の筆記具。
  4. 前記供給管が扁平な形状を有する請求項1、2又は3記載の筆記具。
  5. 前記胴部の内周に、長手方向に延伸し前記ペン先を保持するペン先保持リブ、及び長手方向に延伸し前記中綿を保持する中綿保持リブを有し、前記胴部と前記ペン先保持リブとの間の空間及び前記胴部と前記中綿保持リブとの間の空間を空気が流通可能な空気流通路としている請求項1、2、3又は4記載の筆記具。
  6. インクカートリッジに設けた雄ねじを供給管に設けた雌ねじに螺合させることによりインクカートリッジと供給管とを接続するようにしている筆記具であって、前記供給管が前記中綿保持リブと係合可能な回り止め凹部を有する請求項5記載の筆記具。
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