JP2014052210A - 三次元形状計測装置、三次元形状計測方法、プログラム、記憶媒体 - Google Patents

三次元形状計測装置、三次元形状計測方法、プログラム、記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 複数の色を用いるパターンを投影して被写体の形状計測を行う場合、被写体表面の色によっては計測精度が大幅に悪化する。
【解決手段】 被写体に投影パターンを投影する投影手段と、前記投影パターンが投影された画像を撮像する撮像手段と、前記撮像手段によって撮像された画像に基づいて、前記被写体の三次元形状を計算する三次元形状計算手段とを備え、前記投影手段は、周期的に繰り返し、かつ連続的に輝度変化を有する計測波形と、該計測波形の輝度値のピーク間の領域に、前記計測波形の対応付けを行うための、2値以上の情報が符号化された少なくとも2つ以上の符号シンボルからなる符号列とを重畳した投影パターンを投影することを特徴とする三次元形状計測装置。
【選択図】 図1

Description

本発明は、被写体に投影パターンを投影し、投影した投影パターンを撮影することによって被写体表面の3次元形状を計測する為の技術に関するものである。
縞パターンを被写体に投影して、その撮像画像から縞パターンの歪みを計算することで、被写体の三次元形状や、表面の歪み具合を計測するアクティブ方式の三次元形状計測が従来から実施されている。特に、正弦波状の輝度変化を有する縞パターンを投影し、縞パターンの位相をずらしながら複数枚撮像することで高密度かつ高精度に被写体の三次元形状や表面の歪み具合を計測できる位相シフト法が広く実施されている。
しかし、位相シフト法は被写体の形状が変わらない状態で複数枚撮像して位相計算を行う前提の手法であり、撮像する間に被写体が移動もしくは変形してしまうような条件下では、正確な計測を行えなくなる課題がある。
このような課題を解決するために、複数枚でなく1枚のみの撮像で位相計算を行う手法も実施されている。非特許文献1に示される方法では、特定順序で緑色、青色それぞれ一様に着色された縦横の線パターンを1枚だけ被写体に投影し、撮像する方式としている。より具体的には、投影された線パターンの順序と、撮像された線パターンの順序を対応付け、撮像された線パターンを、輝度変化を有する縞パターンとしてガボールフィルタを適用し、1枚の撮像画像から位相計算を行って高密度に三次元形状を計測している。
佐川立昌, 川崎洋, 古川亮, 清田祥太, 平行線投影を用いた連続領域の検出による高密度なワンショット形状復元, MIRU2011 画像の認識・理解シンポジウム論文集, pp. 416−423(2011)
しかしながら、非特許文献1の方法では、投影パターン内の線パターンに2色を使用しており、被写体表面の色によっては各色の線パターンの波形が大きく影響を受け、線パターンの順序の対応付けに失敗する。または、位相計算が正しく行えない等で計測精度が大幅に悪化する。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、複数の色を使用することなく、1枚の撮像画像から高密度かつ高精度に被写体の3次元形状を計測するための技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、例えば、本発明の三次元形状計測装置は、被写体に投影パターンを投影する投影手段と、前記投影パターンが投影された画像を撮像する撮像手段と、前記撮像手段によって撮像された画像に基づいて、前記被写体の三次元形状を計算する三次元形状計算手段とを備え、前記投影手段は、周期的に繰り返し、かつ連続的に輝度変化を有する計測波形と、該計測波形の輝度値のピーク間の領域に、前記計測波形の対応付けを行うための、2値以上の情報が符号化された少なくとも2つ以上の符号シンボルからなる符号列とを重畳した投影パターンを投影することを特徴とする。
本発明を適用することで、複数の色を使用することなく、1枚の撮像画像から高密度かつ高精度に被写体の三次元形状を計測することができる。
本発明の実施形態における装置の全体構成を示す図である。 第1の実施形態における投影パターンを示す図である。 第1の実施形態における投影パターンが投影された被写体を示す図である。 第1の実施形態における処理の手順を示すフローチャートである。 第1の実施形態のステップS404における詳細な処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施形態において使用するSobelフィルタを示す図である。 第1の実施形態のステップS502におけるSobelフィルタの走査方向を示す図である。 第1の実施形態のステップS502における、走査方向に対する縦Sobelフィルタ画像の値の変化の例を示す図である。 (a)撮像画像103内での位置をプロットした計測波形点群Cを示す図と、(b)ラベリングを行って抽出した計測波形ピーク曲線Lを示す図である。 第1の実施形態のステップS405における詳細な処理の手順を示すフローチャートである。 第1の実施形態のステップS408における詳細な処理の手順を示すフローチャートである。 カメラ104の光学系の主点位置1201を原点O(0,0)とするカメラ座標系1202を用いて、投影パターン投影パターンの縦位置YQpq上における任意の計測点1204の位置を計測する場合を示す模式図である。 第2の実施形態における投影パターンを示す図である。 第2の実施形態における投影パターンが投影された被写体を示す図である。 第2の実施形態における処理の手順を示すフローチャートである。 第2の実施形態における投影パターン内の符号シンボルを含む分割領域SXaLnの(a)輝度関数Bθ=F(θ)と、(b)輝度微分関数ΔBθ=F’(θ)を示す図である。 第3の実施形態における投影パターンを示す図である。 第3の実施形態における投影パターンが投影された被写体を示す図である。 第3の実施形態における処理の手順を示すフローチャートである。 第3の実施形態のステップS1905における詳細な処理の手順を示すフローチャートである。 第3の実施形態における撮像画像1801の符号シンボルを含む分割領域SXaLnにおける(a)符号シンボルが1本の場合の輝度微分関数ΔBと、(b)2本の場合の輝度微分関数ΔBを示す図である。
以下、添付図面を参照し、本発明の好適な実施形態について説明する。
[第1の実施形態]
本実施形態に係る三次元形状計測装置は、被写体の表面形状を計測するためのもので、図1に示す構成を有する。しかし、図1に示した構成は一例であり、いくつかの構成要件を1つの構成要件にまとめたり、1つの構成要件を複数の構成要件に分解したりするなど、様々な変形例が考え得る。
プロジェクタ102は、計測対象となる被写体101に対して、投影パターンを投影する投影部として機能する。この投影パターンはプロジェクタ102内のメモリに予め保存されているか、後述の投影パターン生成部によって作成されたものが供給されるか、若しくは不図示の外部装置からプロジェクタ102に対して供給されるものであるか、いずれの場合であってもよい。
本実施形態で用いる投影パターン201の構成を図2(a)に示す。本実施形態で用いる投影パターン201は、縦方向(第一の方向)に、周期的に繰り返し、かつ連続的に正弦波状の輝度変化を有する計測波形(第一の線分群)202が配置されている。そして、計測波形202の波間に、符号シンボル203(第二の線分群)を複数重畳した、単色のパターン(符号列)で構成される。すなわち、計測波形と符号シンボルは同一色である。なお、符号シンボル203は、後述する計測波形の対応付けに使用するための情報が符号化されている波形である。また、本実施形態および以降の実施形態において、「単色」には濃淡を有する場合も含まれる。
投影パターン生成部103は、後述する規則に従いプロジェクタ102で投影する投影パターンデータを生成する、投影パターン生成部として機能する。
カメラ104は、投影パターンが投影された被写体101を撮像して撮像画像を生成した撮像画像を後段の投影パターン抽出部105に対して送出する撮像部として機能する。なお、カメラ104とプロジェクタ102の光軸は並行をなしており、さらに各光軸は被写体に対してほぼ垂直をなした配置とする。
投影パターン抽出部105は、カメラ104から送出された撮像画像301を取得すると、取得した撮像画像中に写っている投影パターン201内における計測波形の山に相当する撮像画像上の計測波形ピーク曲線を選択的に抽出する。
計測波形対応部106は、撮像画像301から符号シンボルを復号して、後述する計測波形の対応付けに使用するための符号情報を取得する。この符号情報を使用して、投影パターン抽出部105で得られた撮像波形ピーク曲線と、撮像画像301内の各計測波形ピーク曲線との間で、波数の対応付けを行う。前記計測波形の前記撮像画像上の位置を特定する。
位相計算部107は、撮像画像301内における各計測波形ピーク位置の間の領域に対して、正弦波の位相を計算する。なお、符号シンボルが存在する領域では正弦波とは異なる波形を示すため、位相計算を行わない。
三次元形状計算部108は、撮像画像301中におけるカメラ104から被写体101への奥行き、すなわち三次元形状を計算する。具体的には、計測波形対応部106で得られた計測波形の対応付け結果と、位相計算部107で得られた位相と、事前に取得しているプロジェクタ102とカメラ104の位置関係とを用いて、計算する。
図4に、本実施形態における動作を説明するフローチャートを示す。以下で、フローチャートのステップに従って動作説明を行う。
(ステップS401)
図1における投影パターン生成部103が、図2(a)における投影パターン201の投影パターンデータを以下の規則に従い生成する。
投影パターン201は、縦方向に、周期的に繰り返し、かつ連続的に正弦波状の輝度変化を有する計測波形202の波間に、後述する計測波形の対応付けに使用するため情報が符号化されている符号シンボル203を複数重畳した、単色のパターンで構成される。計測波形202のピーク位置を横軸で位相0、一つ下のピーク位置を位相2πとして、符号シンボル203の存在する領域の輝度Bの変化を図2(b)に示す。
符号シンボルの配置は、図2(c)に示すように縦方向に領域Aa, Ab, Ba, Bb, Ca, Cb, Da, Db, Aa…と、隙間領域Eを挟みながらAa〜Dbまでの領域を繰り返すように区切られて構成されている。符号シンボルは、Aa〜Dbで分割された単位で、計測波形ピーク位置の中間に配置されており、符号シンボルの直上に位置する計測波形ピークの、計測波形上における波数W(0〜15)を符号情報として有している。
具体的には、Ax、Bx、Cx、Dx(x=a,b)で2進数4桁の数値を表しており、Xa(X=A, B, C, D)の領域に符号シンボルが存在する場合には0、Xb(X=A, B, C, D)の領域に存在する場合には1を表す。例として、図2(b)における領域204を観察した場合、符号シンボルはAa、Bb、Ca、Dbに存在するため、2進数4桁で表現すると0101となる。これを10進数に変換するとW=5となる。
なお、Ax, Bx, Cx, Dx(x=a,b)の間には隙間領域Eが配置されているが、これはノイズによる誤検出を防ぐために設けてあり、本領域には符号シンボルは存在しない。
(ステップS402)
プロジェクタ102は、ステップS401で生成した図2(a)における投影パターン201を被写体101に投影する。
(ステップS403)
カメラ104は、プロジェクタ102により投影された被写体101を撮像して撮像画像を生成し、生成した撮像画像を後段の投影パターン抽出部105に対して送出する。
(ステップS404)
投影パターン抽出部105は、カメラ104から送出された撮像画像中に写っている投影パターン201中の計測波形202を選択的に抽出する。ステップS304における処理の詳細を、図5のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS501)
投影パターン抽出部105は、ステップS403で取得した撮像画像301に対して縦方向に微分作用を持つSobelフィルタ処理を適用し、縦Sobelフィルタ画像を生成する。Sobelフィルタは畳み込みフィルタの一種であり、本実施形態においては、図6に示すように3×3のサイズからなるフィルタを使用する。
(ステップS502)
投影パターン抽出部105は、ステップS501で取得した縦Sobelフィルタ画像に対して走査を行い、値の符号が反転する位置を計測波形ピーク位置として検出する。以下に縦Sobelフィルタから、計測波形ピーク位置を求める具体的な手順について述べる。
最初に、縦線Sobelフィルタ画像をIとして、走査位置における値をI (x)とした時、走査方向を図7に示すように、計測波形に対してほぼ垂直に交わる方向として設定する。この走査方向に従って走査を行い、(1)式に示すように閾値Tを超える位置xを検出する。
図8に、走査方向に対する縦Sobelフィルタ画像の値の変化の例を示す。領域801で示した部分が計測波形の山が存在する位置に相当する。この閾値処理によって、ノイズや、横線パターンが被写体によって変形して生じた微小値802の影響を除去し、撮像画像301中から計測波形によって生じた立ち上がり部分803を正しく検出できる。
次に、xを起点として、以下の式(2)を満たす位置xの走査を行う。
ここで、式(2)を満たすxの位置は、図8に示すように計測波形の輝度が局所的にピークになる重心の位置を示している。このxの位置を、計測波形ピーク点c(m=1,2.3…mmax)として取得する。縦Sobelフィルタ画像I中の全ての位置xに対して、上記走査を繰り返し、縦Sobelフィルタ画像I中の全ての計測波形ピーク点cを、計測波形ピーク点群Cとして取得する。図9(a)に、撮像画像103内での位置をプロットした計測波形点群C901を示す。
(ステップS503)
投影パターン抽出部105が、ステップS403で取得した計測波形ピーク点群Cの近接点同士をグループ化して、それぞれを単一領域L(n=1,2,3…)としてラベル付けを行う。計測波形ピーク点c数が閾値N以下のグループは、ノイズとみなしてラベル付けを行わない。
以上のラベル付けを行うことで、ノイズや、符号シンボルの輝度変化によって生じた誤検出を良好に除去して、曲線状の領域である計測波形ピーク曲線Lを選択的に抽出することができる。図9(b)に、ラベリングを行って抽出した計測波形ピーク曲線L902を示す。
(ステップS405)
計測波形対応部106は、ステップS403で取得した撮像画像301と、ステップS404で抽出した計測波形から、符号情報を抽出する。さらに、この符号情報を使用して、ステップS404で抽出した計測波形ピーク曲線Lと、撮像画像301内の各計測波形ピーク曲線との間で、波数の対応付けを行う。
図10に、ステップS405において符号情報を抽出し、計測波形ピーク曲線Lの波数の対応付ける手順を説明するフローチャートを示す。以下で、フローチャートのステップ番号に従ってステップS405における動作説明を行う。
(ステップS1001)
計測波形対応部106は、ステップS403で取得した撮像画像301を以下の領域ごとに縦方向、横方向で分割する。
第一に、縦方向の分割を行う。先述のように、投影パターン201は、図2(b)に示すように予め縦方向に領域Aa, Ab, Ba, Bb, Ca, Cb, Da, Db, Aa…と、隙間領域Eを挟みながらAa〜Dbまでの領域を繰り返すように区切られている。また、本実施形態においてはカメラ104とプロジェクタ102の光軸は並行をなしており、各光軸は被写体に対してほぼ垂直をなした配置としている。この配置により、投影パターン201の分割領域は、撮像画像301においても被写体101の形状によらず常に一定となる。この撮像画像301における分割領域Aa〜Dbを計測前にあらかじめ記録しておき、撮像画像301を縦方向に分割する。
第二に、横方向の分割を行う。ステップS404で抽出した、任意の計測波形ピーク曲線をL、Lの下方向で最も近接した計測波形ピーク曲線Ln+1としたとき、LとLn+1で囲まれる領域を分割する。
第一と第二の分割を行った撮像画像301を、分割領域SXxLnと(Xx=Aa, Ab….Db, E)として取得する。計測波形ピーク曲線L、Ln+1のいずれかが途中で縦方向の分割単位の途中で途切れている領域は分割を行わず、以降の処理から除外する。
(ステップS1002)
計測波形対応部106は、ステップS503で取得した、撮像画像301中における全ての計測波形ピーク曲線Lを走査する。
(ステップS1003)
計測波形対応部106は、走査対象の計測波形ピーク曲線Lと計測波形ピーク曲線Ln+1とで囲まれる領域に、分割領域がSAaLn〜SDbLnまで全て存在するかどうかを判定する。先述の通り、領域Aa〜Dbは繰り返し出現するため、一度でも出現していれば存在すると判定する。存在する場合はステップS1004に進む。存在しない場合はステップS1002に戻る。
(ステップS1004)
計測波形対応部106は、計測波形ピーク曲線Lの投影画像301内における計測波形上における波数WLnを、0で初期化する。先に述べたように、この波数WLnが符号情報に相当する。
(ステップS1005)
計測波形対応部106は、撮像画像301における分割領域SAaLnとSAbLnの平均輝度を比較する。平均輝度が高い方に符号シンボルが存在すると判定し、SAaLnの平均輝度が高い場合はステップS1006に、それ以外はステップS1007に進む。
(ステップS1006)
計測波形対応部106は、波数WLnに2進数で1000に相当する8を加える。
(ステップS1007)
計測波形対応部106は、撮像画像301における分割領域SBaLnとSBbLnの平均輝度を比較する。平均輝度が高い方に符号シンボルが存在すると判定し、SBaLnの平均輝度が高い場合はステップS1008に、それ以外はステップS1009に進む。
(ステップS1008)
計測波形対応部106は、波数WLnに2進数で0100に相当する4を加える。
(ステップS1009)
計測波形対応部106は、撮像画像301における分割領域SCaLnとSCbLnの平均輝度を比較する。平均輝度が高い方に符号シンボルが存在すると判定し、SCaLnの平均輝度が高い場合はステップS1010に、それ以外はステップS1011に進む。
(ステップS1010)
計測波形対応部106は、波数WLnに2進数で0010に相当する2を加える。
(ステップS1011)
計測波形対応部106は、撮像画像301における分割領域SDaLnとSDbLnの平均輝度を比較する。平均輝度が高い方に符号シンボルが存在すると判定し、SDaLnの平均輝度が高い場合はステップS1012に、それ以外はステップS1013に進む。
(ステップS1012)
計測波形対応部106は、波数WLnに2進数で0001に相当する1を加える。
(ステップS1013)
計測波形対応部106は、撮像画像301内に存在する全ての計測波形ピーク曲線Lを走査完了したかどうかを判定する。走査完了していればステップS405における処理を終了する。走査完了していなければ、ステップS1002に戻り走査を繰り返し実施する。
以上の手順を行うことで、各計測波形ピーク曲線Lについて、符号シンボルから符号情報を抽出し、投影パターンにおける計測波形ピークに対応する波数WLnを取得することができる。
(ステップS406)
位相計算部107は、ステップS1001で取得した、撮像画像301中における全ての分割領域SXxLn(Xx=Aa, Ab….Db, E)を走査する。
(ステップS407)
位相計算部107は、走査対象となる分割領域SXxLn(Xx=Aa, Ab….Db)内に、符号シンボルが存在するかどうかを判定する。符号シンボルが存在するかどうかを判定するには、SXaLnの場合はSXbLnと平均輝度を比較して高ければ存在すると判定し、SXbLnの場合はSXaLnと比較して高ければ存在すると判定する。以上のように、分割領域の単位で符号シンボルの投影位置を同定し、符号シンボルが存在しない場合にはステップS408に、存在する場合には位相計算をせずに、ステップS409に進む。つまり、符号シンボルが存在する領域は、位相計算を行わないため、位相の値が不明となる。しかしながら、その周囲の領域で求められた位相により、補間することで、符号シンボルが存在する領域に対しても、位相の値を求めることができる。
(ステップS408)
位相計算部107は、走査対象となる分割領域SXaLn内の位相計算を行い、投影パターン201内における絶対位相に相当する縦位置YQpqを取得する。
図11に、ステップS408において分割領域内の位相計算を行う手順を説明するフローチャートを示す。以下で、フローチャートのステップ番号に従ってステップS408における動作説明を行う。
(ステップS1101)
位相計算部107は、分割領域SXaLnを縦方向のピクセル列に分解し、各々を走査線V(p=1,2,3…pmax)として走査する。ここで、pmaxは分割領域SXaLnの横方向のピクセル幅を示す。
(ステップS1102)
位相計算部107は、走査対象となる走査線V内の上端ピクセルQuppの輝度をBuppとする。下端ピクセルQdownpの輝度をBdownpとする。最低輝度ピクセルQminpの輝度をBminpとする。これらの値を用いて、下記の式(3)、(4)により走査線Vを構成するピクセルQpqの輝度Bpq (q=1,2,3….qmax)を正規化輝度Bnpqに変換する。ここで、qmaxは走査線Vのピクセル数を示す。
upp≦Qpq≦Qminpの場合
minp<Qpq≦Qdownpの場合
(ステップS1103)
位相計算部107は、走査対象となる走査線V内で、0〜π[rad]の相対位相を計算し、投影パターン201内における絶対位相に相当する縦位置YQpqを取得する。ステップS1102において得られた正規化輝度Bnpqは、被写体表面の色を走査線Vの範囲内で一定とすると、位相0〜πの範囲内では走査線V上端の位相を0としたときの余弦値による相対位相をそのまま示している。よって、走査線内の任意のピクセルQpq上の相対位相値θQpq[rad]は以下の式(5)で表わされる。
(0≦θQpq≦π)
上記の相対位相値θQpqと、走査線Vを含む分割領域SXaLnの直上に位置する、計測波形ピーク領域の端数WLnから、任意のピクセルQpqの投影パターン上における縦位置YQpqは以下の式(6)で表わされる。
ここで、Yは投影パターン201上における最上位に配置された計測波形ピークの縦位置、Yphaseは投影パターン201上における計測波形ピーク間の単位幅、πは円周率を示す。以上の計算を行うことで、走査線Vにおける0〜πの相対位相の範囲内で、任意のピクセルQpqの縦位置を取得することができる。
(ステップS1104)
位相計算部107は、走査対象となる走査線V内で、π〜2π[rad]の相対位相を計算し、投影パターン201内における絶対位相に相当する縦位置YQpqを取得する。投影パターンの被写体表面での反射率を走査線Vの範囲内で一定、走査線V下端の位相を2πとしたとき、走査線内の任意のピクセルQpq上の相対位相値θQpq[rad]は以下の式(7)で表わされる。
(π<θQpq≦2π)
上記の相対位相値θQpqと、走査線Vを含む分割領域SXaLnの直上に位置する、計測波形ピーク領域の端数WLnから、ステップS1103と同様に任意のピクセルQpqの投影パターン上における縦位置YQpqは式(6)で表わされる。以上の計算を行うことで、走査線Vにおけるπ〜2πの相対位相の範囲内で、任意のピクセルQpqの縦位置を取得することができる。
(ステップS1105)
位相計算部107は、分割領域SXaLn内に存在する全ての走査線Vを走査完了したかどうかを判定する。走査完了していればステップS408における処理を終了する。走査完了していなければ、ステップS1101に戻り走査を繰り返し実施する。
以上の手順を行うことで、走査対象となる分割領域SXaLn内の全ピクセルの位相計算を行い、投影パターン201内における絶対位相に相当する縦位置YQpqを取得することができる。
(ステップS409)
三次元形状計算部108は、各分割領域SXaLn内に存在するピクセルQpqの縦位置YQpqを用いて、被写体101の三次元形状を計算する。図12に、カメラ104の光学系の主点位置1201を原点O(0,0)とするカメラ座標系1202を用いて、投影パターンの縦位置YQpq上における任意の計測点1204の位置を計測する場合の模式図を示す。被写体101上における投影パターンの被写体上の縦位置1203は、投影パターンの縦位置YQpqが三次元空間上になす平面と被写体101との交線となる。ここで、投影パターンの縦位置がなす光切断平面1205は、カメラ座標系を用いて以下の式(8)で予め較正されているものとする。
ここで、αYpq、βYpq、γYpq、εYpqは、それぞれ三次元空間における光切断平面1205を表現するパラメータである。
また、投影パターンの被写体上の縦位置1203に存在する点1204の三次元位置は、図1におけるカメラ104による撮像画像1206上の投影点1207のピクセルQpq (Qx,Qy,−f)を用いて、以下の式(9)で表される直線1208上に存在する。ここで、図12における撮像画像1206は、図1におけるカメラ104をピンホールカメラと仮定したときの、撮像素子上における投影像と等しい実寸法としている。さらに、撮像画像1206はカメラ座標のxy平面に対して平行で、画像中心が原点位置からZ軸方向に焦点距離の−fだけ離れた位置に配置されているものとする。
tは任意の実数をとるパラメータである。 式(8)で示した光切断平面1205と、式(9)で示した直線1208の交点が計測点1204となるため、計測点1204の位置D(Dx, Dy, Dz)はカメラ座標系において以下の式(10)で表される。
(ステップS410)
三次元形状計算部108は、撮像画像301内に存在する全ての分割領域SXaLnを走査完了したかどうかを判定する。走査完了していれば本実施形態における処理を終了する。走査完了していなければ、ステップS406に戻り走査を繰り返し実施する。
上記のステップS402〜410の動作を実施することで、撮像画像301内で投影パターン上における縦位置YQpqを対応付けられたピクセルQpqに対して適用すれば、計測点1204の集合により被写体全体の三次元形状が求められる。
以上から、本実施形態によって単色のパターンが投影された1枚の撮像画像から、高密度かつ高精度に被写体の三次元形状を計測することができる。
なお、本実施形態における投影パターン201は、0、1を表現する4つの符号シンボルを用いて波数として符号情報を表現していたが、最小の領域で、ロバストに符号情報を表現できるようなその他の方法を用いてもよい。たとえば、多値を示す符号シンボルで疑似ランダムの数値列を示し、取得した符号シンボルの数値列と比較することで、取得した符号シンボルの数が変化しても、ロバストに対応付けが可能な符号情報を得ることができる。
[第2の実施形態]
次に、本発明を実施するに当たって、その他の好適な実施の形態について説明する。
本実施形態における画像情報処理装置の全体の構成は、図1に示す第1の実施形態における構成と基本的に同一である。
ただし、プロジェクタ102が計測対象となる被写体101に対して投影する投影パターンは、投影パターン201に代わって図13(a)に示す投影パターン1301を用いる。また、カメラ104は図14(a)に示す被写体101に対して、図14(b)に示す投影パターンが投影された撮像画像1401を取得する撮像部、として機能する。
図15に、本実施形態における動作を説明するフローチャートを示す。以下で、フローチャートのステップに従って動作説明を行う。
(ステップS1501)
投影パターン生成部103は、図13(a)における投影パターン1301の投影パターンデータを以下の規則に従い生成する。
投影パターン1301は、計測波形202と同様の輝度変化を有する計測波形1302の波間に、投影パターンの対応付けに使用する情報が符号化され、計測波形と同一の方向に輝度変化を有する符号シンボル1303を複数重畳した単色のパターンで構成される。
また、図13(b)に示すように縦方向に領域Aa, Ab, Ba, Bb, Ca, Cb, Da, Db, Aa…と、隙間領域Eを挟みながらAa〜Dbまでの領域を繰り返すように区切られて構成されている。符号シンボル1303は、第1の実施形態における投影パターン201の符号シンボル203と同様の形式で、符号シンボル1303の直上に位置する計測波形ピークの、計測波形上における波数W(0〜15)を符号情報として有している。
さらに、図13(c)に示すように、符号シンボル1303は、計測波形1302の単位波形よりも急峻な細いガウス関数状の連続的な輝度変化を有しており、この輝度変化を検出して後述する位相計算を可能としている。
プロジェクタ102は、ステップS1501で生成した図2(a)における投影パターン1301を被写体101に投影する。
(ステップS1502)
カメラ104は、投影パターン201が投影された被写体101を撮像し、図14における撮像画像1401を取得する。
(ステップS1503)
投影パターン抽出部105は、ステップS1503で取得した撮像画像1401から、計測波形を選択的に抽出する。本ステップS1504の手順は、第1の実施形態におけるステップS404と同様に行えばよい。
(ステップS1504)
投影パターン抽出部105は、ステップS1503で取得した撮像画像1401と、ステップS1503で抽出した計測波形から、符号情報を抽出する。さらに、この符号情報を使用して、ステップS1503で抽出した計測波形ピーク曲線Lと、撮像画像301内の各計測波形ピーク曲線との間で、波数の対応付けを行う。本ステップS1505の手順は、第1の実施形態におけるステップS405と同様に行えばよい。なお、本実施形態における符号シンボルは、ステップS405における符号シンボルに相当する。
ステップS405と同様の手順を行うことで、各計測波形ピーク曲線Lについて、符号シンボルから符号情報を抽出し、投影パターンにおける計測波形ピークに対応する波数WLnを取得することができる。
(ステップS1505)
位相計算部107は、ステップS1505で取得した、撮像画像301中における全ての分割領域SXxLn(Xx=Aa, Ab….Db, E)を走査する。
(ステップS1506)
位相計算部107は、走査対象となる分割領域SXxLn(Xx=Aa, Ab….Db)内に、符号シンボルが存在するかどうかを判定する。符号シンボルが存在するかどうかを判定するには、SXaLnの場合はSXbLnと平均輝度を比較して高ければ存在すると判定し、SXbLnの場合はSXaLnと比較して高ければ存在すると判定する。以上のように分割領域の単位で符号シンボルの投影位置を同定し、符号シンボルが存在しない場合にはステップS1507に、存在する場合にはステップS1508に進む。
(ステップS1507)
位相計算部107は、符号シンボルの存在しない分割領域SXaLn内の位相計算を行い、投影パターン1401内における絶対位相に相当する縦位置YQpqを取得する。本ステップS1508の手順は、第1の実施形態におけるステップS408と同様に行えばよい。
ステップS408と同様の手順を行うことで、走査対象となる分割領域SXaLn内の全ピクセルの位相計算を行い、投影パターン1401内における絶対位相に相当する縦位置YQpqを取得することができる。
(ステップS1508)
位相計算部107は、符号シンボルの存在する分割領域SXaLn内の位相計算を行い、投影パターン1401内における絶対位相に相当する縦位置YQpqを取得する。
ステップS1509において分割領域内の位相計算を行う手順を説明するフローチャートは、第1の実施形態における図11と同様である。以下で、フローチャートのステップ番号に従ってステップS1509における動作説明を行う。
(ステップS1101)
位相計算部107は、分割領域SXaLnを縦方向のピクセル列に分解し、各々を走査線V(p=1,2,3…pmax)として走査する。ここで、pmaxは分割領域SXaLnの横方向のピクセル幅を示す。
(ステップS1102)
位相計算部107は、走査対象となる走査線V内の上端ピクセルQuppの輝度をBuppとする。下端ピクセルQdownpの輝度をBdownpとする。符号シンボルの輝度ピークをピクセルQcodepとする。ピクセルQcodepよりも上側の最低輝度ピクセルQupminpの輝度をBupminp、下側の最低輝度ピクセルQdownminpの輝度をBdownminpとする。これらの値を用いて、下記の式(11)、(12)により走査線Vを構成するピクセルQpqの輝度Bpq (q=1,2,3….qmax)を正規化輝度Bnpqに変換する。ここで、qmaxは走査線Vのピクセル数を示す。
upp≦Qpq≦Qcodepの場合
codep<Qpq≦Qdownpの場合
(ステップS1103)
位相計算部107は、走査対象となる走査線V内で、0〜π[rad]の相対位相を計算し、投影パターン1401内における絶対位相に相当する縦位置YQpqを取得する。ステップS1102において得られた正規化輝度Bnpqは、被写体表面の色を走査線Vの範囲内で一定とすると、図16に示すような、投影パターン1401の符号シンボルを含む分割領域SXaLnの輝度関数B=F(θ)の輝度値と等しくなる。ゆえに、位相0〜πの範囲におけるQpq上の相対位相値θQpq[rad]は以下の式(13)で表わされる。
(0≦θQpq<π)
輝度関数B=F(θ)を予め投影パターンから取得して保持しておき、正規化輝度Bnpqに上記の式(13)を適用することで、θQpqを求めることができる。しかし、図16(a)に示すように、任意の輝度BsampleをBnpqとした時、解はθ、θの二つ候補があり、一意に定まらない。そこで、図16(b)に示すような輝度微分関数ΔB=F’(θ)を用いて、以下の式(14)により微分値の符号から位置の判別を行う。
ここでθupminは、投影パターン1301内に存在する符号シンボル1303の上方の計測波形1302と挟まれた領域において、最低輝度を取る相対位相値を示している。
図16(b)におけるθ、θに示すように、同じ輝度値でもΔBtの符号が異なるため、式(14)による判別を行うことで、相対位相値θQpqを一意に求めることができる。
上記で求めた相対位相値θQpqと、走査線Vを含む分割領域SXaLnの直上に位置する、計測波形ピーク領域の端数WLnから、任意のピクセルQpqの投影パターン上における縦位置YQpqは第1の実施形態における式(6)と同様に表わされる。
式(6)を適用した計算を行うことで、走査線Vにおける0〜πの相対位相の範囲内で、任意のピクセルQpqの縦位置を取得することができる。
(ステップS1104)
位相計算部107は、走査対象となる走査線V内で、π〜2π[rad]の相対位相を計算し、投影パターン201内における絶対位相に相当する縦位置YQpqを取得する。ステップS1102において得られた正規化輝度Bnpqは、ステップS1103と同様に分割領域SXaLnの輝度関数Bθ=F(θ)を用いて、式(15)で表わされる。
(π≦θQpq<2π)
本ステップにおいても、解は二つ候補があり、一意に定まらないため、図16(b)に示すような輝度微分関数ΔBθ=F’(θ)を用いて、以下の式(16)により微分値の符号から位置の判別を行う。
ここでθdownminは、投影パターン1301内に存在する符号シンボル1303の上方の計測波形1302と挟まれた領域において、最低輝度を取る相対位相値を示している。
式(16)による判別を行うことで、相対位相値θQpqを一意に求めることができる。
上記で求めた相対位相値θQpqと、走査線Vを含む分割領域SXaLnの直上に位置する、計測波形ピーク領域の端数WLnから、任意のピクセルQpqの投影パターン上における縦位置YQpqは第1の実施形態における式(6)と同様に表わされる。
式(6)を適用した計算を行うことで、走査線Vにおけるπ〜2πの相対位相の範囲内で、任意のピクセルQpqの縦位置を取得することができる。
(ステップS1105)
位相計算部107は、分割領域SXaLn内に存在する全ての走査線Vを走査完了したかどうかを判定する。走査完了していればステップS1509における処理を終了する。走査完了していなければ、ステップS1101に戻り走査を繰り返し実施する。
(ステップS1510)
三次元形状計算部108は、各分割領域SXaLn内に存在するピクセルQpqの縦位置YQpqを用いて、被写体101の三次元形状を計算する。本ステップS1510の手順は、第1の実施形態におけるステップS409と同様に行えばよい。
(ステップS1511)
三次元形状計算部108は、撮像画像1401内に存在する全ての分割領域SXaLnを走査完了したかどうかを判定する。走査完了していれば本実施形態における処理を終了する。走査完了していなければ、ステップS1506に戻り走査を繰り返し実施する。
上記のステップS1502〜1510の動作を実施することで、撮像画像1401内で投影パターン上における縦位置YQpqを対応付けられたピクセルQpqに対して適用すれば、計測点1204の集合により被写体全体の三次元形状が求められる。
以上から、本実施形態によって単色のパターンが投影された1枚の撮像画像から、符号シンボルが存在する領域も含めて高密度かつ高精度に被写体の三次元形状を計測することができる。
なお、本実施形態においては、符号シンボルは計測波形よりも細いガウス関数状の連続的な輝度変化を有しているが、これに限定されるものではない。その他、符号として容易かつ被写体の形状を受けにくいロバストな検出が可能で、位相計算を高精度に行えるその他の波形を用いてもよい。例えば、本実施形態よりさらに細く、直線上の輝度変化を持ち、計測波形よりも高い輝度ピークを持つノコギリ波を用いることで、被写体との距離変化によるボケが生じても、検出可能なコントラストを維持した符号シンボルとすることができる。
[第3の実施形態]
さらに、本発明を実施するに当たって、その他の好適な一実施の形態について説明する。
本実施形態における画像情報処理装置の全体の構成は、図1に示す第1の実施形態における構成と基本的に同一である。
ただし、プロジェクタ102が計測対象となる被写体101に対して投影する投影パターンは、投影パターン201に代わって図17(a)に示す投影パターン1701を用いる。
また、カメラ104は図18(a)に示す被写体101に対して、図18(b)に示す投影パターンが投影された撮像画像1801を取得する撮像部として作用する。
図19に、本実施形態における動作を説明するフローチャートを示す。以下で、フローチャートのステップに従って動作説明を行う。
(ステップS1901)
投影パターン生成部103は、図17(a)における投影パターン1701の投影パターンデータを以下の規則に従い生成する。
本実施形態における投影パターン1701は、計測波形202と同様の輝度変化を有する計測波形1702の波間に、投影パターンの波数の対応付けに使用する情報が符号化されている、短い横線状の符号シンボル1703を複数重畳した単色のパターンで構成される。
図17(b)に示すように横方向に領域A, B, C, D, A…と、隙間領域Eを挟みながらA〜Dまでの領域を繰り返すように区切られて構成されている。短い横線状の符号シンボル1703は、A〜Dで分割された単位で、計測波形ピーク位置の中間に配置されており、符号シンボル1703の直上に位置する計測波形ピークの、計測波形上における波数W(0〜15)を符号情報として有している。
具体的には、A、B、C、Dが、各2値ずつ、4つ合わせて2進数4桁の数値を表しており、X(X=A,B,C,D)の領域に符号シンボル1703が1本存在する場合には0、2本存在する場合には1を表す。図17(c)に計測波形1702のピーク位置を横軸で位相0、一つ下のピーク位置を位相2πとして、符号シンボル1703が1本存在する場合の輝度変化、図17(d)に2本する場合の輝度変化を示す。
また、例として図17(b)における領域1704を観察した場合、符号シンボル1703はA、B、C、Dに存在するため、2進数4桁で表現すると0101となる。これを10進数に変換するとW=5となる。
なお、A, B, C, Dの間には隙間領域Eが配置されているが、これはノイズによる誤検出を防ぐために設けてあり、本領域には符号シンボル1703は存在しない。
(ステップS1902)
プロジェクタ102は、ステップS1901で生成した図17(a)における投影パターン1801を被写体101に投影する。
(ステップS1903)
カメラ104は、投影パターン1801が投影された被写体101を撮像し、図18における撮像画像1801を取得する。
(ステップS1904)
投影パターン抽出部105は、ステップS1903で取得した撮像画像1801から、計測波形を選択的に抽出する。本ステップS1904の手順は、第1の実施形態におけるステップS404と同様に行えばよい。
(ステップS1905)
計測波形対応部106は、ステップS1903で取得した撮像画像1801と、ステップS1904で抽出した計測波形ピーク曲線Lから、符号情報を抽出する。さらに、この符号情報を使用して、ステップS1904で抽出した計測波形ピーク曲線Lと、撮像画像1801内の各計測波形ピーク曲線との間で、波数の対応付けを行う。
図20に、ステップS1905において符号情報を抽出し、撮像画像上の計測波形ピーク曲線Lの波数の対応付けを行う手順を説明するフローチャートを示す。以下で、フローチャートのステップ番号に従ってステップS1905における動作説明を行う。
(ステップS2001)
計測波形対応部106は、ステップS1903で取得した撮像画像1801を以下の領域ごとに縦方向、横方向で分割する。
第一に、縦方向の分割を行う。先述のように、投影パターン1801は、図2(b)に示すように予め縦方向に領域A, B, C, D, A…と、隙間領域Eを挟みながらA〜Dまでの領域を繰り返すように区切られている。また、本実施形態においてはカメラ104とプロジェクタ102の光軸は並行をなしており、各光軸は被写体に対してほぼ垂直をなした配置としている。この配置により、投影パターン1801の分割領域は、撮像画像1801においても被写体101の形状によらず常に一定となる。この撮像画像1801における分割領域A〜D, Eを計測前にあらかじめ記録しておき、撮像画像1801を縦方向に分割する。
第二に、横方向の分割を行う。ステップS1904で抽出した、任意の計測波形ピーク曲線をL、Lの下方向で最も近接した計測波形ピーク曲線Ln+1としたとき、LとLn+1で囲まれる領域を分割する。
第一と第二の分割を行った撮像画像1801を、分割領域SXLnと(X=A, B….D, E)として取得する。計測波形ピーク曲線L、Ln+1のいずれかが途中で縦方向の分割単位の途中で途切れている領域は分割を行わず、以降の処理から除外する。
(ステップS2002)
計測波形対応部106は、ステップS1904で取得した、撮像画像1801中における全ての計測波形ピーク曲線Lを走査する。
(ステップS2003)
計測波形対応部106は、走査対象の計測波形ピーク曲線Lと計測波形ピーク曲線Ln+1で囲まれる領域に、分割領域がSALn〜SDLnまで全て存在するかどうかを判定する。先述の通り、領域A〜Dは繰り返し出現するため、一度でも出現していれば存在すると判定する。存在する場合はステップS2004に進む。存在しない場合はステップS2002に戻る。
(ステップS2004)
計測波形対応部106は、計測波形ピーク曲線Lの投影画像1901内における計測波形上における波数WLnを、0で初期化する。先に述べたように、この波数WLnが符号情報に相当する。
(ステップS2005)
計測波形対応部106は、撮像画像1801における分割領域SALn内における符号シンボルの数をカウントする。符号シンボルの数をカウントするには、分割領域SALnの各ピクセルの輝度値Bを縦方向pで微分し、0点の数をカウントすればよい。図21(a)の輝度微分値ΔBに示すように0、点の数がZ〜Zで3点の時は符号シンボルが1本、図21(b)に示すようにZ〜Zで5点の時は符号シンボルが2本となる。以上から、符号シンボルが2本と判定した場合はステップS2006に、1本と判定した場合は3点の場合はステップS2007に進む。
(ステップS2006)
計測波形対応部106は、波数WLnに2進数で1000に相当する8を加える。
(ステップS2007)
計測波形対応部106は、撮像画像1801における分割領域SBLn内における符号シンボルの数をカウントする。本ステップS2007の手順は、先述のステップS2005における分割領域SALn内の符号シンボル数のカウントと同様に行えばよい。以上から、符号シンボルが2本と判定した場合はステップS2008に、1本と判定した場合は3点の場合はステップS2009に進む。
(ステップS2008)
計測波形対応部106は、波数WLnに2進数で0100に相当する4を加える。
(ステップS2009)
計測波形対応部106は、撮像画像1801における分割領域SCLn内における符号シンボルの数をカウントする。本ステップS2009の手順は、先述のステップS2005における分割領域SALn内の符号シンボル数のカウントと同様に行えばよい。以上から、符号シンボルが2本と判定した場合はステップS2010に、1本と判定した場合は3点の場合はステップS2011に進む。
(ステップS2010)
計測波形対応部106は、波数WLnに2進数で0010に相当する2を加える。
(ステップS2011)
計測波形対応部106は、撮像画像1801における分割領域SDLn内における符号シンボルの数をカウントする。本ステップS2011の手順は、先述のステップS2005における分割領域SALn内の符号シンボル数のカウントと同様に行えばよい。以上から、符号シンボルが2本と判定した場合はステップS2012に、1本と判定した場合は3点の場合はステップS2013に進む。
(ステップS2012)
計測波形対応部106は、波数WLnに2進数で0001に相当する1を加える。
(ステップS2013)
計測波形対応部106は、撮像画像1801内に存在する全ての計測波形ピーク曲線Lを走査完了したかどうかを判定する。走査完了していればステップS1905における処理を終了する。走査完了していなければ、ステップS2002に戻り走査を繰り返し実施する。
以上の手順を行うことで、各計測波形ピーク曲線Lについて、符号シンボルから符号情報を抽出し、投影パターンにおける計測波形ピークに対応する波数WLnを取得することができる。
(ステップS1906)
位相計算部107は、ステップS1902で取得した、撮像画像1801中における全ての分割領域SXLn(X=A, B….D, E)を走査する。
(ステップS1907)
位相計算部107は、走査対象となる分割領域SXLn(X=A, B….D, E)が、SELnかどうかを判定し、分割領域の単位で符号シンボルの投影位置を同定する。SELnの場合には符号シンボルは含まないと判定してステップS1908に、それ以外の場合には符号シンボルを含むと判定してステップS1910に進む。
(ステップS1908)
位相計算部107は、走査対象となる分割領域SELn内の位相計算を行い、投影パターン1901内における絶対位相に相当する縦位置YQpqを取得する。本ステップS1908の手順は、第1の実施形態のステップS408における分割領域SXxLn内の位相計算と同様に行えばよい。S407と同様の手順を行うことで、走査対象となる分割領域SELn内の全ピクセルの位相計算を行い、投影パターン1901内における絶対位相に相当する縦位置YQpqを取得することができる。
(ステップS1909)
三次元形状計算部108は、各分割領域SELn内に存在するピクセルQpqの縦位置YQpqを用いて、被写体101の三次元形状を計算する。本ステップS1909の手順は、第1の実施形態のステップS409における分割領域SXxLn内の三次元形状の計算と同様に行えばよい。
(ステップS1910)
三次元形状計算部108は、撮像画像1801内に存在する全ての分割領域SXLnを走査完了したかどうかを判定する。走査完了していれば本実施形態における処理を終了する。走査完了していなければ、ステップS1906に戻り走査を繰り返し実施する。
上記のステップS1902〜2009の動作を実施することで、撮像画像1801内で投影パターン上における縦位置YQpqを対応付けられたピクセルQpqに対して適用すれば、計測点1204の集合により被写体全体の三次元形状が求められる。
以上から、本実施形態によって単色のパターンが投影された1枚の撮像画像から、第1の実施形態よりも計測領域の穴が少なく、さらに高密度かつ高精度に被写体の三次元形状を計測することができる。
なお、本実施形態において符号シンボルは線状であり、その本数によって符号化を行っていたが、2値以上の少なくとも2つ以上からなる符号シンボルからなる符号列であれば、これに限定せず、識別が容易かつ被写体の形状に対して影響を受けにくいその他の符号化を行ってもよい。例えば、輝度の上下によって符号化を行った場合、常に符号シンボルの大きさを一定に保つことが可能になるため、被写体との距離変化によるボケで符号シンボルの本数が識別出来ないような場合にも有効に作用する。
[その他の実施形態]
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
101 被写体
102 プロジェクタ
103 投影パターン生成部
104 カメラ
105 投影パターン抽出部
106 計測波形対応部
107 位相計算部
108 三次元形状計算部

Claims (13)

  1. 被写体に投影パターンを投影する投影手段と、
    前記投影パターンが投影された画像を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段によって撮像された画像に基づいて、前記被写体の三次元形状を計算する三次元形状計算手段とを備え
    前記投影手段は、周期的に繰り返し、かつ連続的に輝度変化を有する計測波形と、該計測波形の輝度値のピーク間の領域に、前記計測波形の対応付けを行うための、2値以上の情報が符号化された少なくとも2つ以上の符号シンボルからなる符号列とを重畳した投影パターンを投影することを特徴とする三次元形状計測装置。
  2. 前記計測波形は、平行に並んでいる単色の第一の線分群であり、前記符号シンボルは、前記計測波形のピーク間の領域に存在し、前記第一の線分群と平行に並んでいる単色の第二の線分群であることを特徴とする請求項1に記載の三次元形状計測装置。
  3. 前記計測波形と前記符号シンボルは、同一色であることを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載の三次元形状計測装置。
  4. 前記三次元形状計測手段は、
    前記計測波形の前記撮像画像におけるピーク位置を抽出する抽出手段と、
    前記抽出された撮像画像上の計測波形のピーク位置と、前記符号シンボルを復号した符号情報とに基づいて、前記計測波形の波数の対応付けを行う計測波形対応手段と、
    前記計測波形のピーク位置と、前記符号シンボルの位置とに基づいて、前記計測波形のピーク間の領域に、前記符号シンボルが存在するか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により判定された結果に基づき、前記計測波形の位相計算の方法を選択し、前記波数が対応付けられた計測波形に基づいて、選択された位相計算の方法で位相計算を行う位相計算手段と、
    前記位相計算された結果に基づいて、前記被写体の三次元形状を計算する計算手段とを備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の三次元形状計測装置。
  5. 前記判定手段により、前記計測波形のピーク間の領域に、前記符号シンボルが存在しないと判定された領域について、前記計測波形の位相計算を行い、前記符号シンボルが存在すると判定された領域について、前記計測波形の位相計算を行わないことを特徴とする請求項4に記載の三次元形状計測装置。
  6. 前記三次元形状計算手段は、前記位相計算された結果から前記撮像画像中の投影パターンの位置を取得し、該位置と、前記撮像手段及び前記投影手段の位置関係とに基づいて、当該撮像手段から前記被写体への奥行きを計算することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の三次元形状計測装置。
  7. 前記計測波形は、正弦波状の輝度変化を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の三次元形状計測装置。
  8. 前記符号シンボルは、前記計測波形の単位波形と異なる輝度変化を有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の三次元形状計測装置。
  9. 前記符号シンボルは、前記計測波形の単位波形より急峻な輝度変化を有することを特徴する請求項1乃至7のいずれか1項に記載の三次元形状計測装置。
  10. 前記符号シンボルは、ガウス関数状の輝度変化を有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の三次元形状計測装置。
  11. 被写体に投影パターンを投影する投影工程と、
    前記投影パターンが投影された画像を撮像する撮像工程と、
    前記撮像手段によって撮像された画像に基づいて、前記被写体の三次元形状を計算する三次元形状計算工程とを有し、
    前記投影工程では、周期的に繰り返し、かつ連続的に輝度変化を有する計測波形と、該計測波形の輝度値のピーク間の領域に、前記計測波形の前記撮像画像上の位置を特定するための、2値以上の情報が符号化された、少なくとも2つ以上からなる符号シンボルからなる符号列とを重畳した投影パターンを投影することを特徴とする三次元形状計測方法。
  12. 請求項11に記載された方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  13. 請求項12に記載されたプログラムを記憶した、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
JP2012195086A 2012-09-05 2012-09-05 三次元形状計測装置、三次元形状計測方法、プログラム、記憶媒体 Active JP6172904B2 (ja)

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