JP2009091097A - エレベータの運転制御装置 - Google Patents

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Masusane Kaseda
増実 加世田
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Abstract

【課題】エレベータにおける利用者のセキュリティの向上とエレベータ全体の輸送効率の向上とを図る。
【解決手段】建屋1のエレベータを複数のエレベータ群(高速エレベータ2、低速エレベータ4、各階停止エレベータ6)にグループ分けるとともに、利用者9のセキュリティを複数レベル(大、中、低)に分けている。また、選択された各エレベータに対して複数種類の運転制御(専用23、相乗り24、一般25)を設定している。
そして、セキュリティレベルに応じて、エレベータ群と運転制御とを適宜組合せることによって、必要なセキュリティを十分確保した上で、エレベータの輸送効率を向上する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、建屋に複数のエレベータが組込まれたエレベータシステムにおける各エレベータを運転制御するエレベータの運転制御装置に関する。
最近の建築技術の発展により、より高い建築物が増加している。この高層建築においては各階の狭い床面積をより有効に使用する必要があるので、エレベータの設計者は、この高層建築の施工主から、各階のエレベータの専有面積をできるだけ狭くするように求められている。したがって、少ないエレベータでもって効率の良い輸送力を実現する必要がある。
これを実現するために様々な方法が提案されている。例えば、高速かつ大容量を有し停止階(階床)の少ない複数の高速エレベータを設置する。さらに、低速かつ小容量を有し、建屋の全部の階における特定の範囲内の各階に停止する複数の低速エレベータを適宜組合わせて、建屋の各階を上下に貫通する1つの昇降路に複数の低速エレベータを配設する。そして、利用者は目的階へ移動するには、高速エレベータで目的階の近傍の停止階(乗換階)まで行き、この乗換階で低速エレベータに乗換えて、目的階に移動する。
この場合のエレベータの運用方法として、前述したように、任意の目的階に行くためにはエレベータの乗換を行う必要があるため、特許文献1に記載されているように、乗換を行なう低速エレベータに予め乗換階への呼びを割当て、その乗換の低速エレベータの号機をアナウンスすることが提唱されている。
特許文献2には、複数台のエレベータの運行を管理するに際して、エレベータを利用する利用者に対して、目的階を含む属性を所持させ、この属性を読取って、この属性に含まれる目的階の呼びを最適エレベータに自動的に割付ける技術が開示されている。
また、近年、エレベータの利用時における利用者に対する防犯に対するセキュリティ(安全性)の要求が高まっている。このエレベータに対するセキュリティ対策として、許可されていない不特定者(不審者)をエレベータに乗せない、また、許可されている者しか特定の階にエレベータから降ろさないなどの方法が考えられる。
特許第2889004号公報 特許第3454601号公報
しかしながら、上述した、少ないエレベータで多数の利用者を効率的に目的階へ輸送することと、エレベータの利用者のセキュリティを向上することとは、相反することである。
すなわち、高速、大量輸送を実施したいエレベータでセキュリティを実施したい場合には、前述したように、不特定多数の一般の利用者に対して、建屋に入れなくする事を目的とし、エレベータに乗せないための乗車制限、又は、予め登録された特定の者しか特定階へ降りる事を許可しない降車制限を行なう必要が生じる。しかし、この手法は、不特定多数の利用者が使いたい時にエレベータが使えない事を意味し、結果として輸送効率が低下する。
また、セキュリティをより高めたい場合には、同一エレベータにおけるVIP等の要人に対する不審者が相乗りする問題を回避する必要が生じるため、エレベータに許可されていない利用者を乗せないための対策が必要になる。これも輸送効率を低下させる要因となる。このように、エレベータの運転制御において、セキュリティ向上と輸送効率向上とは相反する結果となる。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、利用者が必要とするセキュリティのレベルに応じて、当該利用者に割付けるエレベータの種別、及び当該エレベータに対する運転制御を選択実施することによって、必要なセキュリティを十分確保した上で、輸送効率を向上できるエレベータの運転制御装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、建屋に設けられた複数のエレベータを運転制御するエレベータの運転制御装置において、
複数のエレベータを、建屋における停止階の組合せが異なる複数のエレベータ群にグループ分けするグループ分け手段と、エレベータの利用者の識別情報、セキュリティレベル及び許可された目的階を記憶する利用者テーブルと、エレベータを利用しようとする利用者の識別情報を読取る識別情報読取手段と、この識別情報読取手段における識別情報の読取に応じて、この読取った識別情報の利用者のセキュリティレベル及び目的階に対応した一つ又は複数のエレベータ群から目的階までの当該利用者が利用する一つ又は複数のエレベータを選択するエレベータ選択手段と、このエレベータ選択手段で選択したエレベータに対して、セキュリティレベルに応じて、専用運転制御、相乗り運転制御、一般運転制御から一つの運転制御を選択して実施する運転制御手段とを備えている。
このように構成されたエレベータの運転制御装置においては、建屋に設けられた複数のエレベータは、停止階の組合せが異なる複数のエレベータ群にグループ分けされている。そして、利用者は自己に割当られているセキュリティレベルを有する。利用者が自己の目的階に行く場合には、自己のセキュリティレベル及び目的階に対応したエレベータ群のエレベータが指定され、さらに、このエレベータが自己のセキュリティレベルに対応した運転制御が実施される。
例えば、高いセキュリティレベルの場合は専用運転制御が実施される。この場合、セキュリティが優先される。また、低いセキュリティレベルの場合は一般運転制御が実施される。この場合、輸送効率が優先される。したがって、必要なセキュリティを十分確保した上で、輸送効率を向上できる。
また、別の発明は、建屋に設けられた複数のエレベータを運転制御するエレベータの運転制御装置において、
複数のエレベータを、建屋の基準階及び予め定められた複数の乗換階のみに停止する高速エレベータ群と、建屋の連続する一部の階に停止する低速エレベータ群と、建屋の全ての階に停止する各階停止エレベータ群とにグループ分けするグループ分け手段と、エレベータの利用者の識別情報、セキュリティレベル及び許可された目的階を記憶する利用者テーブルと、エレベータを利用しようとする利用者の識別情報を読取る識別情報読取手段と、この識別情報読取手段における識別情報の読取に応じて、この読取られた識別情報が指定する利用者のセキュリティレベルが高レベルのとき、各階停止エレベータ群の一つのエレベータを当該利用者の専用機として運転する専用運転制御手段と、読取られた識別情報が指定する利用者のセキュリティレベルが中レベルのときでかつ目的階までの経路に乗換階が含まれる場合、高速エレベータ群の一つのエレベータを乗換階まで一般機として運転制御し、乗換階から目的階まで低速エレベータ群の一つのエレベータを当該利用者の専用機として運転制御する部分専用運転制御手段と、読取られた識別情報が指定する利用者のセキュリティレベルが低レベルのときでかつ目的階までの経路に乗換階が含まれる場合、高速エレベータ群の一つのエレベータを乗換階まで一般機として運転制御し、乗換階から目的階まで低速エレベータ群の一つのエレベータを同一低レベルの利用者との相乗り機として運転制御する部分相乗り運転制御手段とを備えている。
このように構成されたエレベータの運転制御装置においては、エレベータは、高速エレベータと、低速エレベータと、各階停止エレベータとにグループ分けされている。そして、高セキュリティレベルの利用者に対して、各階停止エレベータが目的階まで、乗換なしの専用機として運転制御される。中セキュリティレベルの利用者は、一般運転状態の高速エレベータで乗換階まで行く。そして、この乗換階で自己専用に運転制御される低速エレベータに乗換えて目的階に行く。さらに、低セキュリティレベルの利用者は、一般運転状態の高速エレベータで乗換階まで行く。そして、この乗換階で同一低セキュリティレベルの利用者と相乗りで低速エレベータに乗換えて目的階に行く。
したがって、先の発明と同様に、必要なセキュリティを十分確保した上で、輸送効率を向上できる。
また、別の発明においては、前述した発明のエレベータの運転制御装置における部分専用運転制御手段及び部分相乗り運転制御手段において、乗換階から目的階までの運転に選択されたエレベータを、乗換階にて戸閉状態で待機させる待機制御手段を備えている。
このように、目的階へ向かう低速エレベータを、乗換階にて戸閉状態で待機させることによって、セキュリティが設定されている利用者は乗換階で待つことなく、次の低速エレベータに乗り込むことができる。この場合、低速エレベータは戸閉状態で待機しているので、セキュリティが設定されていない一般利用者が当該エレベータに誤って乗込むことが防止され、セキュリティが設定されている利用者の安全性が一層向上する。
また、別の発明においては、前述した発明のエレベータの運転制御装置における部分専用運転制御手段は、乗換階に設置された識別情報読取手段における同一識別情報の読取に応じて、当該乗換階にて戸閉状態で待機しているエレベータを戸開する。
すなわち、利用者が乗換階に設置された識別情報読取手段で自己の識別情報を取らせない限りは、待機しているエレベータは戸開しないので、一般利用者が当該エレベータに誤って乗込むことがより確実に防止される。
また、別の発明においては、前述した発明のエレベータの運転制御装置における専用運転制御手段、部分専用運転制御手段及び部分相乗り運転制御手段にて運転に選択されたエレベータへの乗車案内を当該利用者に報知する報知手段を備えている。したがって、セキュリティが設定されている利用者に対するサービスをより一層向上できる。
また、別の発明においては、前述した発明のエレベータの運転制御装置における識別情報読取手段は、基準階及び各乗換階に配設され、利用者が所持するカードに記憶された識別情報を読取るカードリーダである。さらに、報知手段は、選択されたエレベータへの乗車案内をカードリーダに設けられた表示器に表示する。
したがって、利用者は、カードリーダに自己のカードをかざすと、その場で、自己が乗り込むエレベータを確認できる。
また、別の発明においては、前述した発明のエレベータの運転制御装置の部分相乗り運転制御手段は、乗換階から目的階までの運転に選択されたエレベータに相乗りする利用者数が所定数を超えると、乗換階から目的階までの運転に複数のエレベータを選択する。よって、エレベータ全体をさらに効率的に運転できる。
また、別の発明においては、前述した発明のエレベータの運転制御装置における部分専用運転制御手段及び部分相乗り運転制御手段は、目的階方向の利用者数が所定数を超えると、前記識別情報読取手段で読取った識別情報の目的階に達するまでに高速エレベータから低速エレベータに乗換える乗換階を、目的階を通り過ぎた階に設置された乗換階に変更する乗換階変更手段を備えている。よって、エレベータ全体をさらに効率的に運転できる。
本発明においては、エレベータを複数のエレベータ群にグループ分けるとともに、利用者のセキュリティを複数レベルに分けている。また、選択された各エレベータに対して複数種類の運転制御を設定し、セキュリティレベルに応じて、エレベータ群と運転制御とを混み合わせることによって、必要なセキュリティを十分確保した上で、エレベータの輸送効率を向上できる。
以下、本発明の一実施形態を図面を用いて説明する。図1は本発明の一実施形態に係わるエレベータの運転制御装置を示す模式図であり、図2はこのエレベータが組込まれた建屋を示す図である。
図2において、建屋1は例えば、B4階〜20階までの例を示しているが、特に階床数に制限はない。この建屋1には多数のエレベータが設置されているが、このエレベータは、大きく3つのグループに分類することができる。各グループは1台のエレベータの場合もあれば、それぞれが、複数台の場合もある。
高速エレベータ群2aに所属する各エレベータ(高速エレベータ2と称する)は、この建屋の出入口が設けられた1階等の基準階3と、後述する低速エレベータ群4aの各エレベータ(低速エレベータ4と称する)に乗換えるための階(乗換階5)のみに停止し、大量・高速な移動を可能とするエレベータである。
また、低速エレベータ群4aの各低速エレベータ4は、建屋1の連続する一部の階に停止するエレベータで構成されている。すなわち、この例では、低階層用エレベータと中階層用エレベータと高階層用エレベータとに分離され、低階層用エレベータと高階層用エレベータとを一つの昇降路に収納する事によって建屋1の各階の床面積を有効的に使用できる。そして、この建屋1の利用者は、高速エレベータ2で乗換階5までいき、この乗換階5で低速エレベータ4に乗換えて目的階へいく。
各階停止エレベータ群6aの各階停止エレベータ6は建屋1の全ての階に停止する。すなわち、建築基準法で一定階床以上の高さのエレベータには義務付けられている非常用の各階停止するエレベータである。なお、非常用でなくても各階に停止する荷物用のエレベータの場合もある。
また、建屋1の構造上、又はこの建屋1に入居している会社や団体の意向に基づいて、一般の利用者7には開放されていなくて、図3(b)に示すIDカード8を所持した特定の利用者9のみが利用可能な階がある。この例では、7階〜12階、13階〜20階が相当する。これらの階を不停止階と呼ぶ。これらの階へ行くには、利用者9は自己が所持している図3(b)に示すIDカード8を基準階3及び各乗換階5に設置された識別情報読取手段としての図3(a)に示すカードリーダ10にかざして、識別情報読としてのIDを読取らせる。
このカードリーダ10の表面には、IDカード8に記憶されたIDを読取る読取り部10aと、このIDカード8の利用者9に各種案内を報知する表示器10bが設けられている。
図1において、セキュリティ制御部11は、各カードリーダ10で読込まれたIDカード8のデータを受信し、エレベータの呼びの情報を生成し、各エレベータ群2a,4a,の群管理部12に呼びの情報を渡す。群管理部12は、呼びをどのエレベータ2、4に割付けるかを決定し、そのエレベータ(号機)を制御するエレベータ制御部13に呼びを通知すると共に、セキュリティ制御装置11に割付エレベータを通知する。エレベータ制御部13は呼びの状態に応じてエレベータ2,4のかご14を移動制御する。
なお、この例では、各階停止エレベータ群6aは1台のエレベータ6で構成されているので、セキュリティ制御部11は、直接エレベータ制御部13に呼びの割付を実施する。
また、各階には、主に、IDカード8を所持しないセキュリティ対象外の一般の利用者7が操作する乗場呼び登録装置15が設置されており、一般呼び割付部16は各乗場呼び登録装置15で発生した各乗場呼びを各群管理部12へ送出する。
例えばコンピュータ等で構成されたセキュリティ制御部11内には、利用者テーブル17が設けられている。この利用者テーブル17内には、図4に示すように、IDカード8を所持したセキュリティ対象の利用者9のID(識別情報)に対して、当該カードの利用の可否情報、セキュリティのレベルを示すA(高レベル)ランク、B(中レベル)ランク、及びC(低レベル)レベル、及び当該利用者9が行くことが許可された目的階が設定されている。
ランク目的階検出部18は、各カードリーダ10で読取った利用者9のセキュリティのランクと目的階とを検出する。そして、検出されたランクがAランクの場合はランクA選択制御部19を起動する。また、検出されたランクがBランクの場合はランクB選択制御部20を起動する。さらに、検出されたランクがCランクの場合はランクC選択制御部21を起動する。
また、運転制御モードメモリ22内には、各ランク制御部19,20、21で目的階への呼びが割付けられた1台又は2台のエレベータ2、4、6に対する運転制御モードが記憶されている。
専用運転制御モード23は、当該エレベータ2、4、6のかご14に割付けられている目的階へ向かう1人の利用者9ののみしか乗せない。具体的には、他のIDを指定した呼び、及び一般の利用者7が操作する乗場呼び登録装置15からの呼びを受付けない。
相乗り運転制御モード23は、当該エレベータ2、4、6のかご14に割付けられている目的階へ向かう同一セキュリティランク(具体的にはCランクのみ)の複数の利用者9を乗せることが可能である。
さらに、一般運転制御モード24は、当該エレベータ2、4、6には、IDカード8を所持する利用者9のカードリーダ10からの呼び、及び一般の利用者7が操作する乗場呼び登録装置15からの呼びを受付け、かご14を目的階へ向かう。すなわち、一般運転制御モード24に設定されると、不特定多数の利用者7も当該エレベータに乗せる。
ランクA選択制御部19は、ランク目的階検出部18から、IDカード8を読取ったカードリーダ10の設置階(利用者9の現在位置している階)、利用者9のIDが付加されたAランク、目的階が入力すると、各階停止エレベータ群6の各階停止エレベータ6を当該利用者9の専用機として運転する。
具体的には、各階停止エレベータ6のエレベータ制御部13に、各階停止エレベータ6に、利用者9の位置している階への呼びを割り付ける。該当階に各階停止エレベータ6が到着して、利用者9がこの各階停止エレベータ6に乗り込むと、この乗込んだ各階停止エレベータ6に目的階を自動的に割付ける。そして、この各階停止エレベータ6の運転制御モードを専用運転制御モード23に設定する。各階停止エレベータ6が目的階に到着して、利用者9が降りると、専用運転制御モード23は解除される。
ランクB選択制御部20は、ランク目的階検出部18から、IDカード8を読取ったカードリーダ10の設置階(利用者9の現在位置している階)、利用者9のIDが付加されたBランク、目的階が入力すると、利用者9の現在位置(階)から目的階までの経路に乗換階5が存在すると、高速エレベータ2と低速エレベータ4とを使用する。
この場合、高速エレベータ群2aの群管理部12を介して1台の高速エレベータ2に当該利用者9の乗換階5を割付ける。同時に低速エレベータ群4aの群管理部12を介して現時点で呼びが割付けられていない1台の低速エレベータ4に乗換階5から当該利用者9の目的階までの呼びを割付ける。さらに、この低速エレベータ4の運転制御モードを専用運転制御モード23に設定する。
この結果、呼びが割付られた高速エレベータ2が、利用者9の位置している階へ移動して、利用者9がこの高速エレベータ2に乗り込むと、この高速エレベータ2は乗換階5へ移動する。高速エレベータ2の運転制御は常時「一般運転制御モード25」であるので、利用者9は、一般の利用客と同時に乗り込む。
また、低速エレベータ4は、呼びで指定された乗換階5へ直ちに移動して、戸閉状態で待機する。
乗換階5で高速エレベータ2を降りた利用者9は、この乗換階5のカードリーダ10に自己のICカード8を再度かざすと、この乗換階5に待機している低速エレベータ4が戸開する。利用者9がこの低速エレベータ4に乗り込むと、この乗込んだ低速エレベータ4は目的階へ移動する。そして、専用運転制御モード23に設定されている低速エレベータ4が目的階に到着して、利用者9が降りると、専用運転制御モード23は解除される。
また、ランクB選択制御部20は、利用者9の現在位置(階)から目的階までの経路に乗換階5が存在しないと、低速エレベータ群4aの群管理部12を介して1台の低速エレベータ4に当該利用者9の目的階の呼びを割り付ける。さらに、この低速エレベータ4の運転制御モードを専用運転制御モード23に設定する。そして、利用者9がこの低速エレベータ4に乗り込むと、この乗込んだ低速エレベータ4は目的階へ移動する。そして、専用運転制御モード23に設定されている低速エレベータ4が目的階に到着して、利用者9が降りると、専用運転制御モード23は解除される。
ランクC選択制御部21は、ランク目的階検出部18から、IDカード8を読取ったカードリーダ10の設置階(利用者9の位置している階)、利用者9のIDが付加されたCランク、目的階が入力すると、利用者9の現在位置(階)から目的階までの経路に乗換階5が存在すると、高速エレベータ2と低速エレベータ4とを使用する。
この場合、高速エレベータ群2aの群管理部12を介して1台の高速エレベータ2に当該利用者9の乗換階を割付ける。同時に低速エレベータ群4aの群管理部12を介して現時点で呼びが割付けられていない1台の低速エレベータ4に乗換階5から当該利用者9の目的階までの呼びを割り付ける。さらに、この低速エレベータ4の運転制御モードを相乗り運転制御モード24に設定する。
この結果、呼びが割付られた高速エレベータ2が、利用者9の位置している階へ移動して、利用者9を乗車させて乗換階5へ移動する。また、低速エレベータ4は、呼びで指定された乗換階5へ直ちに移動して、戸閉状態で待機し、乗換階5へ高速エレベータ2が到着すると、戸開する。
乗換階5で高速エレベータ2を降りた利用者9は、この乗換階5に待機している低速エレベータ4に、同一Cランクのセキュリティが指定された他の利用者9と同時に乗り込む(相乗り)と、この相乗りした状態の低速エレベータ4は各目的階へ移動する。そして、相乗り運転制御モード24に設定されている低速エレベータ4が目的階に到着して、利用者9が降りると、相乗り運転制御モード24は解除される。
また、ランクC選択制御部21は、利用者9の現在位置(階)から目的階までの経路に乗換階5が存在しないと、低速エレベータ群4aの群管理部12を介して1台の低速エレベータ4に当該利用者9の目的階の呼びを割り付ける。さらに、この低速エレベータ4の運転制御モードを相乗り運転制御モード24に設定する。そして、利用者9が同一Cランクのセキュリティが指定された他の利用者9と共にこの低速エレベータ4に乗り込むと、この乗込んだ低速エレベータ4は各目的階へ順番に移動する。そして、相乗り運転制御モード24に設定されている低速エレベータ4が最終目的階に到着して、利用者9が降りると、相乗り運転制御モード24は解除される。
すなわち、BランクのセキュリティとCランクのセキュリティとの最も大きな差異は、Bランクにおいては、自己の目的階へ行く低速エレベータ4は自己以外は乗っていない専用運転されているのに対して、Cランクにおいては、自己の目的階へ行く低速エレベータ4は自己以外にも同一Cランクのセキュリティが指定された他の利用者9との相乗り運転される。
図5、図6、図7はセキュリティ制御部11の全体動作を示す流れ図である。各カードリーダ10からID等のカード情報が入力されると、利用者テーブル17から、利用者9のID、ランク、目標階を読出す(ステップS1)。基準階3のカードリーダ(C/R)10からのカード情報の場合(S2)で、かつカード情報がAランクの場合には(S3)、ステップS4において、各階停止エレベータ6にカード情報で特定される利用者9の目的階の呼びを割付けると共に、当該各階停止エレベータ6を専用運転制御モード23に設定する(S4)。そして、カードリーダ10の表示部10bに図3(a)に示すように、各階停止エレベータ6(13号機)に向かうことの案内表示を行う(S5)。
カード情報がAランクでなくて(S3)、Bランクの場合は(S6)、目標階までの乗換階5の有無を判定し(S7)、存在する場合はその乗換階5を特定し(S8)、乗換階5までの高速エレベータ2に、当該乗換階5の呼びを割付ける(S9)。同時に、乗換階5から目標階までの呼びを低速エレベータ4に割り付ける(S10)。そして、当該低速エレベータ4を専用運転制御モード23に設定する(S11)。そして、カードリーダ10の表示部10bに、割り付けた高速エレベータ2の号機、及び乗換階5の案内表示を行う(S12)。
目標階までに乗換階5が存在しない場合(S7)、低速エレベータ4に当該利用者9の目的階の呼びを割り付ける。さらに、当該レベータ4を専用運転制御モード23に設定する(S13)。そして、割り付けた低速エレベータ4の号機の案内表示を行う(S14)。
S6でBランクでなくて、図6のS15でCランクの場合、目標階までの乗換階5の有無を判定し(S16)、存在する場合はその乗換階5を特定し(S17)、乗換階5までの高速エレベータ2に、当該乗換階5の呼びを割付ける(S18)。同時に、乗換階5から目標階までの呼びを低速エレベータ4に割り付ける(S19)。そして、当該低速エレベータ4を相乗り運転制御モード24に設定する(S20)。そして、カードリーダ10の表示部10bに、割り付けた高速エレベータ2の号機、及び乗換階5の案内表示を行う(S21)。
目標階までに乗換階5が存在しない場合(S16)、低速エレベータ4に当該利用者9の目的階の呼びを割付ける。さらに、当該低速エレベータ4を相乗り運転制御モード24に設定する(S22)。そして、割り付けた低速エレベータ4の号機の案内表示を行う(S23)。
図5のS2にて基準階3のカードリーダ10でなく、乗換階5のカードリーダ10からのカード情報の場合(S24)、図7のS25にてBランクであれば、Bランクのセキュリティレベルの利用者9が、高速エレベータ2を乗換階5で降りて、この乗換階5で戸閉状態で待機している低速エレベータ4に乗換えるために自己のIDカード8をかざしたと見ななして、同一IDの確認ののちに、待機している低速エレベータ4への案内表示をカードリーダ10の表示部10bに行う(S30)。そして、この待機している低速エレベータ4を戸開する(S31)。
また、S32にて、Aランクの場合、Aランクのセキュリティレベルの利用者9が、乗換階5で新たにエレベータに乗ろうとしたと判断して、各階停止エレベータ6にカード情報で特定される利用者9の目的階の呼びを割付けると共に、当該各階停止エレベータ6を専用運転制御モード23に設定する(S33)。そして、カードリーダ10の表示部10bに図3(a)に示すように、各階停止エレベータ6(13号機)に向かうことの案内表示を行う(S34)。
図8は高速エレベータ2を制御するエレベータ制御部13の動作を示す流れ図である。呼びが割付られると(Q1)、この呼びがカードリーダ10からの呼び割付の場合(Q2)、この呼びが指定する乗換階5へこの高速エレベータ2を移動開始する(Q3)。そして、指定された乗換階5の近傍に達すると(Q4)、該当呼びに低速エレベータ4への乗換指示がある場合は(Q5)、高速エレベータ2のかご14内に乗換号機(乗換先の低速エレベータ)の案内表示を行う(Q6)。そして、乗換号機に対して自己が乗換階5に接近したことを伝える(Q7)。乗換階5に到着すると(Q8)、戸開して(Q9)、利用者9が降りると、戸閉する(Q10)。
Q11にて、一般呼び割付け部16からの、一般の利用客7による、各階に設けられた乗場呼び登録装置15からの乗場呼びで、かつこの乗場呼びに続くかご14内の行き先ボタン操作が入力された場合は、指定された乗換階5へ移動する(Q12)。そして、到着すると戸開して(Q13)、利用者7が降りると、戸閉する(Q14)。
図9は低速エレベータ4を制御するエレベータ制御部13の動作を示す流れ図である。呼びが割付られると(P1)、この呼びがカードリーダ10からの呼び割付で、専用運転(専用機)指定の場合(P2)、この低速エレベータ4の運転制御モードを専用運転制御モード23に設定する(P3)。呼びが指定した待機階(乗換階5)へ移動開始する(P4)。待機階(乗換階5)へ到着し(P5)、この待機階(乗換階5)に設定されたカードリーダ10から、カード情報が入力されると(P6)、先の呼びのカード情報と同一であることを確認する(P7)。そして、戸開する(P8)。
利用者9が乗り込み、利用者9がかご14内の閉ボタンを押すと(P9)、先の呼びにて登録されている目的階へ移動開始する(P10)。そして、目的階に到着すると(P11)、戸開して(P12)、利用者9が降りると、戸閉する(P13)。そして、専用運転制御モード23を解除する(P14)。
また、この呼びがカードリーダ10からの呼び割付で、相乗り運転(相乗り機)指定の場合(P15)、この低速エレベータ4の運転制御モードを相乗り運転制御モード24に設定する(P16)。呼びが指定した待機階(乗換階5)へ移動開始する(P17)。待機階(乗換階5)へ到着し(P18)、戸閉状態で待機する。高速エレベータ2のエレベータ制御部13から、高速エレベータ2が乗換階5に到着したことの通知を受け取ると(P19)、戸開する(P20)。同一Cランクの複数の利用者7が乗り込み、利用者7がかご14内の閉ボタンを押すと(P21)、先の呼びにて登録されている各利用者7の各目的階へ移動開始する(P22)。そして、最初の目的階に到着し、戸開して(P23)、一人の利用者9が降りると、戸閉する(P24)。そして、他に未到着の目的階があれば(P25)、その目的階へ移動する(P22)。全部の目的階への移動が終了すると(P25)、この低速エレベータ4に対する相乗り運転制御モード24を解除する(P26)。
なお、P15にて、相乗り指定でなければ、P27にて、セキュリティ対応でない、一般呼び対応を実施する。
このように構成されたエレベータの運転制御装置においては、建屋1のエレベータは、高速エレベータ2と、低速エレベータ4と、各階停止エレベータ6とにグループ分けされている。そして、Aランクのセキュリティを有した利用者9は、自己の目的階へ行く場合は、建屋1の1階等の基準階3に設けられたカードリーダ10に自己が所持するIDカード8をかざす。すると、各階停止エレベータ6が自己の専用機に自動的に設定される。利用者9がこの各階停止エレベータ6に乗り込むと、この各階停止エレベータ6は途中階には停止せずに、目的階まで直行する。したがって、多少時間は掛かるが、Aランクのセキュリティを有した利用者9は、エレベータのかご14内で、他人と同乗することなく目的階へ行くことが可能であるので、高いセキュリティを確保できる。
Bランクのセキュリティを有した利用者9は、自己の目的階へ行く場合は、建屋1の1階等の基準階3に設けられたカードリーダ10に自己が所持するIDカード8をかざす。すると、目的階までに乗換階5が存在する場合、一般の利用者7も利用する一般運転制御状態の高速エレベータ2で乗換階5まで行く。そして、この乗換階5で自己専用に運転制御される低速エレベータ4に乗換えて目的階に行く。このように、乗換階まで、一般運転制御状態の高速エレベータ2を利用することによって、利用者9のセキュリティを一定水準に確保した上で、エレベータ全体の効率的輸送を図ることが可能である。
Cランクのセキュリティを有した利用者9は、自己の目的階へ行く場合は、建屋1の1階等の基準階3に設けられたカードリーダ10に自己が所持するIDカード8をかざす。すると、目的階までに乗換階5が存在する場合、一般の利用者7も利用する一般運転制御状態の高速エレベータ2で乗換階5まで行く。そして、この乗換階5で、自己と同一のCランクの利用者9と相乗りに運転制御される低速エレベータ4に乗換えて目的階に行く。このように、乗換階まで、一般運転制御状態の高速エレベータ2を利用し、残りは自己と同一のCランクの利用者9と相乗りることによって、利用者9のセキュリティを一定水準に確保した上で、エレベータ全体の効率的輸送を図ることが可能である。
さらに、低速エレベータ4を乗換階5に待機させる場合に、戸閉状態で待機させているので、セキュリティが設定されていない一般の利用者7が、誤って、専用運転制御モード23、又は相乗り運転制御モード24に設定されている低速エレベータ4に誤って乗り込むことを大幅に抑制でき、セキュリティをより一層向上できる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。乗換階5から目的階までの運転に選択された低速エレベータ4に相乗りする利用者9の数が所定数を超えると、乗換階から目的階までの運転に複数の低速エレベータ4を割付けることによって、エレベータ全体をさらに効率的に運転できる。
さらに、目的階方向の利用者数が所定数を超えると、カードリーダ10で読取った利用者9の目的階に達するまでに高速エレベータ2から低速エレベータ4に乗換える乗換階5を、目的階を通り過ぎた階に設置された乗換階5に変更する。この場合、乗換階5から目的階方向へ戻る低速エレベータ4の利用者数は少ないので、この方向に移動する低速エレベータ4に専用運転制御、又は相乗り運転制御を設定したとしても、エレベータ全体の運転効率が大幅に低下することはない。
本発明の一実施形態に係わるエレベータの運転制御装置の概略構成を示すブロック図 同実施形態のエレベータの運転制御装置が適用される建屋の模式図 同エレベータの運転制御装置に設けられたカードリーダ及びIDカードを示す図 同エレベータの運転制御装置内に設けられた利用者テーブルの記憶内容を示す図 同エレベータの運転制御装置におけるセキュリティ制御部の動作を示す流れ図 同じくエレベータの運転制御装置におけるセキュリティ制御部の動作を示す流れ図 同じくエレベータの運転制御装置におけるセキュリティ制御部の動作を示す流れ図 同エレベータの運転制御装置における高速エレベータ制御部の動作を示す流れ図 同エレベータの運転制御装置における低速エレベータ制御部の動作を示す流れ図
符号の説明
1…建屋、2…高速エレベータ、3…基準階、4…低速エレベータ、5…乗換階、6…各階停止エレベータ、7,9…利用者、8…IDカード、10…カードリーダ、11…セキュリティ制御部、12…群管理部、13…エレベータ制御部、14…かご、15…乗場呼び登録装置、16…一般呼び割付部、17…利用者テーブル、18…ランク目的階検出部、19…ランクA選択制御部、20…ランクB選択制御部、21…ランクC選択制御部、22…運転制御モードメモリ、23…専用運転制御モード、24…相乗り運転制御モード、25…一般運転制御モード

Claims (8)

  1. 建屋に設けられた複数のエレベータを運転制御するエレベータの運転制御装置において、
    前記複数のエレベータを、建屋における停止階の組合せが異なる複数のエレベータ群にグループ分けするグループ分け手段と、
    前記エレベータの利用者の識別情報、セキュリティレベル及び許可された目的階を記憶する利用者テーブルと、
    前記エレベータを利用しようとする利用者の識別情報を読取る識別情報読取手段と、
    この識別情報読取手段における識別情報の読取に応じて、この読取った識別情報の利用者のセキュリティレベル及び目的階に対応した一つ又は複数のエレベータ群から目的階までの当該利用者が利用する一つ又は複数のエレベータを選択するエレベータ選択手段と、
    このエレベータ選択手段で選択したエレベータに対して、前記セキュリティレベルに応じて、専用運転制御、相乗り運転制御、一般運転制御から一つの運転制御を選択して実施する運転制御手段と
    を備えたエレベータの運転制御装置。
  2. 建屋に設けられた複数のエレベータを運転制御するエレベータの運転制御装置において、
    前記複数のエレベータを、建屋の基準階及び予め定められた複数の乗換階のみに停止する高速エレベータ群と、前記建屋の連続する一部の階に停止する低速エレベータ群と、前記建屋の全ての階に停止する各階停止エレベータ群とにグループ分けするグループ分け手段と、
    前記エレベータの利用者の識別情報、セキュリティレベル及び許可された目的階を記憶する利用者テーブルと、
    前記エレベータを利用しようとする利用者の識別情報を読取る識別情報読取手段と、
    この識別情報読取手段における識別情報の読取に応じて、この読取られた識別情報が指定する利用者のセキュリティレベルが高レベルのとき、前記各階停止エレベータ群の一つのエレベータを当該利用者の専用機として運転する専用運転制御手段と、
    前記読取られた識別情報が指定する利用者のセキュリティレベルが中レベルのときでかつ目的階までの経路に乗換階が含まれる場合、前記高速エレベータ群の一つのエレベータを乗換階まで一般機として一般運転制御し、乗換階から目的階まで前記低速エレベータ群の一つのエレベータを当該利用者の専用機として運転する部分専用運転制御手段と、
    前記読取られた識別情報が指定する利用者のセキュリティレベルが低レベルのときでかつ目的階までの経路に乗換階が含まれる場合、前記高速エレベータ群の一つのエレベータを乗換階まで一般機として運転制御し、乗換階から目的階まで前記低速エレベータ群の一つのエレベータを同一低レベルの利用者との相乗り機として運転制御する部分相乗り運転制御手段と
    を備えたことを特徴とするエレベータの運転制御装置。
  3. 前記部分専用運転制御手段及び部分相乗り運転制御手段において、乗換階から目的階までの運転に選択されたエレベータを、前記乗換階にて戸閉状態で待機させる待機制御手段を備えたことを特徴とする請求項2記載のエレベータの運転制御装置。
  4. 前記部分専用運転制御手段は、前記乗換階に設置された識別情報読取手段における同一識別情報の読取に応じて、当該乗換階にて戸閉状態で待機しているエレベータを戸開することを特徴とする請求項3記載のエレベータの運転制御装置。
  5. 前記専用運転制御手段、部分専用運転制御手段及び部分相乗り運転制御手段にて運転に選択されたエレベータへの乗車案内を当該利用者に報知する報知手段を備えたことを特徴とする請求項2から4のいずれか1項記載のエレベータの運転制御装置。
  6. 前記識別情報読取手段は、基準階及び各乗換階に配設され、前記利用者が所持するカードに記憶された識別情報を読取るカードリーダであり、
    前記報知手段は、前記選択されたエレベータへの乗車案内を前記カードリーダに設けられた表示器に表示する
    ことを特徴とする請求項5記載のエレベータの運転制御装置。
  7. 前記部分相乗り運転制御手段は、乗換階から目的階までの運転に選択されたエレベータに相乗りする利用者数が所定数を超えると、乗換階から目的階までの運転に複数のエレベータを選択することを特徴とする請求項2から6のいずれか1項記載のエレベータの運転制御装置。
  8. 部分専用運転制御手段及び部分相乗り運転制御手段は、目的階方向の利用者数が所定数を超えると、前記識別情報読取手段で読取った識別情報の目的階に達するまでに高速エレベータから低速エレベータに乗換える乗換階を、目的階を通り過ぎた階に設置された乗換階に変更する乗換階変更手段を備えたことを特徴とする請求項2記載のエレベータの運転制御装置。
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