JP2014050931A - 切断ラベル排出システム - Google Patents

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Abstract

【課題】長手方向カッタにおいてウエブを切断することにより生成される切断ラベルが、飛散して次工程のウエブ中に混入することのない切断ラベル排出システムを提供する。
【解決手段】切断ラベル排出システム20Aは連続的に供給される細長状ウエブ1の両側縁を切断する長手方向カッタ20と、長手方向カッタ20の側方に配置され、長手方向カッタ20によりウエブ1を切断した際生成される切断ラベル2cを案内して排出するラベル案内機構23Aとを備えている。長手方向カッタ20は下刃21と、上刃22とを有している。ラベル案内機構23Aは、下刃21と、下刃21上に設けられ下刃21との間で切断ラベル2cを挟持する案内ローラ23とを有している。
【選択図】図7

Description

本発明は、欠陥表示ラベルを有し、連続的に供給される細長状ウエブの側縁を切断し、切断により生成された切断ラベルを排出する切断ラベル排出システムに関する。
従来より、例えば紙容器等を作製するため印刷済ブランクが製造される。このようなブランクは後工程において、折罫に沿って折畳まれる。
このような印刷済ブランクは、次のようにして作製される。まずシート状の細長状ウエブに印刷を施し、この印刷済のシート状の細長状ウエブを連続的に供給する。その後、細長状ウエブの側縁を長手方向カッタにより切断し、次に細長状ウエブを幅方向カッタにより幅方向に切断することにより、枚葉状ブランクが作製される。次に枚葉状ブランクが製品毎に打抜かれて各製品毎の印刷済ブランクが得られる。
一般に、シート状の細長状ウエブには、印刷欠陥の場所を特定するため、欠陥表示ラベルが貼付されており、このような欠陥表示ラベルは細長状のウエブの側縁に貼付されている。そして細長状ウエブの側縁に貼付された欠陥表示ラベルは、長手方向カッタによりウエブの側縁を切断する際、同時に切断されることになる。
実開平7−17494 実開平1−138593 実開昭63−31696
上述のように、長手方向カッタにより細長状ウエブの側縁を切断する際、欠陥表示ラベルも同時に切断されるが、このとき生じる切断ラベルが周辺環境(気流)により舞い上がり、ウエブに巻込まれて、製品となる印刷済ブランク上に付着することがある。
本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、連続的に供給される細長状ウエブの側縁を切断する際、欠陥表示ラベルが同時に切断されて切断ラベルが生成されるが、このように生成された切断ラベルが舞い上がってウエブに巻込まれることがない切断ラベル排出システムを提供することを目的とする。
本発明は、側縁に欠陥表示ラベルが貼付された細長状ウエブを巻取ってなる巻体からウエブを連続的に供給する給紙部の下流側に設置された切断ラベル排出システムにおいて、給紙部からウエブの供給ラインを介して供給されるウエブの側縁および欠陥表示ラベルを長手方向に切断して、切断ウエブおよび切断ラベルを生成するとともに切断ウエブをウエブの搬送ラインを介して下流側へ搬送する長手方向カッタと、長手方向カッタの側方に配置され、切断ラベルを案内して排出するラベル案内機構とを備え、ラベル案内機構は、切断ラベルを一方側および他方側から挟持する複数のニップローラからなり、切断ラベルを挟持してウエブの搬送ラインから離れた位置に排出するよう設置されることを特徴とする切断ラベル排出システムである。
本発明は、一方側のニップローラとの間で切断ラベルを狭持する他方側のニップローラは、複数の案内ローラからなり、複数の案内ローラは一方側のニップローラの外周面に沿って、一方側のニップローラとウエブとの設置面から下流に向かって設置されることを特徴とする切断ラベル排出システムである。
本発明は、複数の案内ローラの水平方向における間隔が欠陥表示ラベルの搬送方向における長さよりも狭いことを特徴とする切断ラベル排出システムである。
本発明は、複数の案内ローラは幅方向に多列に配置されていることを特徴とする切断ラベル排出システムである。
本発明は、ラベル案内機構の下流側に、切断ラベルを集積する切断ラベル集積部を設けたことを特徴とする切断ラベル排出システムである。
本発明は、ラベル案内機構の下流側に、切断ラベルを集積する切断ラベル集積部を設けたことを特徴とする切断ラベル排出システムである。
以上のように本発明によれば、長手方向カッタによりウエブの側縁を長手方向に切断する際生成された切断ラベルは、ラベル案内機構の複数のニップローラにより挟持して案内され、さらに切断ラベルはウエブの搬送ラインから離れた位置に排出される。このため長手方向カッタにおいて生成された切断ラベルが飛散してウエブの搬送ラインにより搬送される切断ウエブ中に混入したり、切断ラベルが製品となる印刷済ブランクに付着することはない。
図1は本発明による切断ラベル排出システムが組込まれたブランク製造システム全体を示す側面図である。 図2はブランク製造システム全体を示す平面図である。 図3(a)はウエブに欠陥表示ラベルが貼付された状態を示す平面図であり、図3(b)はウエブに欠陥表示ラベルが貼付された状態を示す側面図であり、図3(c)は欠陥表示ラベルを示す拡大図である。 図4は欠陥表示ラベルが貼付されたウエブを長手方向カッタにより長手方向に切断する状態を示す平面図である。 図5は欠陥表示ラベルが貼付されたウエブを長手方向カッタにより長手方向に切断する状態を示す側面図である。 図6は欠陥表示ラベルが貼付されたウエブを長手方向カッタにより長手方向に切断する状態を示す正面図である。 図7(a)はウエブの側縁を長手方向カッタにより長手方向に切断する状態を示す平面図であり、図7(b)はその側面図である。 図8(a)はウエブに貼付された欠陥表示ラベルを長手方向カッタにより長手方向に切断する状態を示す平面図であり、図8(b)はその側面図である。 図9は本発明の変形例を示す図である。 図10は本発明の変形例を示す図である。 図11(a)(b)は本発明の変形例を示す図である。
発明の実施の形態
発明の実施の形態
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1乃至図8は、本発明による切断ラベル排出システムの第1の実施の形態を示す図である。
まず図1および図2により、例えば紙容器等を作製するための印刷済の枚葉状ブランクを製造するブランク製造システム全体について説明する。
図1および図2に示すように、ブランク製造システム10には、本発明による切断ラベル排出システム20Aが組込まれている。このようなブランク製造システム10は一方の側縁に印刷欠陥を表示する欠陥表示ラベル2が貼付された印刷済の細長状ウエブ1(図3(a)(b)(c)参照)を巻取ってなる巻体11からウエブ1を連続的に供給する給紙部11Aと、給紙部11Aから巻出されたウエブ1を供給するウエブの供給ライン12と、ウエブの供給ライン12の下流側に設けられウエブ1の両側縁を長手方向に切断して切断ウエブ1c(図4参照)を生成する長手方向カッタ20と、長手方向カッタ20の下流側にウエブの搬送ライン12Aを介して設けられ両側縁が切断されたウエブ1を幅方向に切断して印刷済の枚葉状ブランク3を作製する幅方向カッタ13とを備えている。なお、ウエブ1は水平方向に搬送され、搬送速度は80〜200m/minである。
幅方向カッタ13によりウエブ1を幅方向に切断して得られた印刷済の枚葉状ブランク3は、その後ブランク搬送部14に送られ、次に印刷済の枚葉状ブランク3はブランク搬送部14からブランク排出部15へ移載される。ブランク排出部15へ移載された印刷済の枚葉状ブランク3は、その後、ブランク排出部15によってブランク集積部16内へ送られ、このブランク集積部16内で集積される。
ブランク集積部16内に集積された印刷済の枚葉状ブランク3は、その後後工程に送られ、各製品毎のブランクに打抜かれた後、紙容器として使用される。
上記各構成部のうち、長手方向カッタ20と、後述するラベル案内機構23Aとにより、本発明による切断ラベル排出システム20Aが構成される。
なお、給紙部11Aに配置され巻体11は、印刷済の細長状ウエブ1を巻取ってなるが、このウエブ1の一方の側縁には印刷欠陥を表示して欠陥箇所を特定するための欠陥表示ラベル2が貼付されている。
次に図3(a)(b)(c)により、ウエブ1の一方の側縁に貼付された欠陥表示ラベル2について述べる。図3(a)(b)(c)に示すように、欠陥表示ラベル2は、ウエブ1に接着される長さ25mmの接着領域2aと、接着されない長さ15mmの非接着領域2bとを有し、全長は40mm、幅は25mmとなっている。また、接着領域2aには粘着剤が塗布されている。このうち接着領域2a側がウエブ1に接着され、非接着領域2bはウエブ1の側縁から10mmだけ外方へ突出している。
この欠陥表示ラベル2は、例えば印刷欠陥、あるいはウエブ1の欠陥等の欠陥を表示するものであり、後工程において、欠陥表示ラベル2が貼付された印刷済の枚葉状ブランク3は不良品として外部へ排出される。
なお、欠陥表示ラベル2は後述のように長手方向カッタ20により切断されて切断ラベル2cが生成されるが、図4に示すように、切断ラベル2cと枚葉状ブランク3上に残る欠陥表示ラベル2dに双方に共通する認識番号nを付すようにしてもよい。このようにすると、後工程において、不良品の枚葉状ブランク3に貼付された欠陥表示ラベル2dの認識番号と切断ラベル2cの認識番号をつき合わせて、不良品が排出されているか確認することができるため、不良品が良品として流出することを確実に防止することができる。
上述のように長手方向カッタ20において、ウエブ1の両側縁が長手方向に切断されて切断ウエブ1cが生成される。この長手方向カッタ20によってウエブ1を切断して生成される切断ウエブ1cは、その後、ウエブ1の搬送ライン12Aの下方に設置された集積部25内に導びかれて集積されるが、長手方向カッタ20によってウエブ1の両側縁を長手方向に切断する際、同時に欠陥表示ラベル2も切断されて切断ラベル2cが生成される。
この場合、長手方向カッタ20に欠陥表示ラベル2の粘着剤が付着しないように、ウエブ1の両側縁は、端部から2〜5mm程度内側の部分が切断されるため、切断ラベル2cは非接着領域2bのみからなり、接着領域2aは切断されることはないが、もちろんこれに限定されるわけではなく、切断ラベル2cが非接着触領域2bと、接着領域2aとを含んでいてもよい。
次に図4乃至図8により、長手方向カッタ20について説明する。図4乃至図8に示すように、長手方向カッタ20は、ウエブ1の両側縁に各々設けられた側面視において円形状の下刃21と、下刃21との間でウエブ1の側縁を切断する側面視において円形状の上刃22とを有している。
この場合、ウエブ1の各側縁は、各々対応する下刃21の内側端21aと、上刃22との間で切断される。
また各下刃21は、各々円周面21bを有し、欠陥表示ラベル2が貼付された側の側縁を切断する下刃21上には、円周面21bとの間で切断ラベル2cを挟持する案内ローラ23が設けられている。
図7(a)(b)に示すように、下刃21上には円周面21bとの間で切断ラベル2cを挟持する複数、例えば3個の案内ローラ23が、下刃21の円周面21bに沿って、下刃21とウエブ1との設置面から下流に向かって設けられている。なお、案内ローラ23は、少なくとも2個以上設けるようにする。この場合、各案内ローラ23は、直径20mm、幅6mmとなっており、水平方向における案内ローラ23間の間隔D1は、中心間の距離で20mm、最も上流側の案内ローラ23と最も下流側の案内ローラ23の高さ方向における案内ローラ23間の間隔D2は、中心間の距離で8.5mmとなっている。
他方、切断ラベル2cの排出方向の長さは25mmとなっているため、3個の案内ローラ23によって切断ラベル2cを確実に挟持して案内することができる。つまり、切断ラベル2cは下刃21に沿って下方に搬送されるとともに、最も下流側の案内ローラ23から排出されるため、ウエブ1の搬送ライン12Aから離れた位置で切断ラベル2cを排出することができ、切断ラベル2cが次工程のウエブに混入したり、切断ラベルが製品となる印刷済ブランクに付着したりすることを防止することができる。なお、切断ラベル2cをウエブ1の搬送方向と異なる方向に搬送できるのであれば、下刃21は側面視において円形状でなくてもよい。更に、水平方向における案内ローラ23間の間隔D1を切断ラベル2cの排出方向の長さよりも狭くすることにより、本発明の効果を向上させることができる。また、ウエブ1の搬送速度を80〜200m/minとした場合は、切断ラベル2cがウエブ1の搬送方向に引っ張られやすくなるため、本実施の形態の切断ラベル排出システムは好適である。
長手方向カッタ20の下刃21と上刃22との間でウエブ1の両側縁を長手方向に沿って切断する場合、ウエブ1から切断ウエブ1cが生成されるとともに欠陥表示ラベル2から切断ラベル2cも生成される。
このように生成された切断ウエブ1cは、集積部25内へ連続的に導びかれるが、切断ラベル2cは切断ウエブ1cから剥れて飛散し、次工程のウエブ1に混入して製品となる印刷済ブランク3に付着することも考えられる。
本実施の形態においては、切断ラベル2cの飛散を防ぐため、下刃21の円周面21bと3個の案内ローラ23との間で、切断ラベル2cを挟持するとともに、切断ウエブ1cを挟持する。そして下刃21の円周面21cと案内ローラ23との間で切断ラベル2cを挟持し、切断ラベル2cをウエブ1の搬送ライン12Aから離れた位置に導くことにより、切断ラベル2cが飛散して次工程のウエブ1に混入することを未然に防ぐことができる。このとき、バキューム等で吸うようにして、切断ラベル2cも集積部(切断ラベル集積部)25内へ導くようにしてもよい。このようにすると、不良品の枚葉状ブランク3に貼付された欠陥表示ラベル2dの認識番号と切断ラベル2cの認識番号をつき合わせる作業をしやすくすることができる。あるいは、バキューム等で吸うようにして、集積部25とは別の集積部(図示せず)に切断ラベル2cを導くようにしてもよい。このようにすると、別の集積部には切断ラベル2cしか存在しないため、不良品の枚葉状ブランク3に貼付された欠陥表示ラベル2dの認識番号と切断ラベル2cの認識番号をつき合わせる作業を更にしやすくすることができる。
このように長手方向カッタ20において生成された切断ラベル2cを挟持する下刃21の円周面21bと案内ローラ23とにより、切断ラベル2cを案内して排出するラベル案内機構23Aが構成される。この場合、切断ラベル2cは下刃21と案内ローラ23との間で挟持され、下刃21が切断ラベル2cの下面側のニップローラ(一方側のニップローラ)となり、案内ローラ23が切断ラベル2cの上面側のニップローラ(他方側のニップローラ)となる。また本発明による切断ラベル排出システム20Aは、上述のように長手方向カッタ20と、ラベル案内機構23Aとからなっている。
次にこのような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
まず図1および図2により、例えば紙容器等を作製するための印刷済の枚葉状ブランクを製造するブランク製造システム全体の作用について説明する。
図1および図2に示すように、ブランク製造システム10の給紙部11Aにおいて、一方の側縁に印刷欠陥を表示する欠陥表示ラベル2が貼付された印刷済の細長状ウエブ1(図3(a)(b)(c)参照)を巻取ってなる巻体11からウエブ1が連続的に供給される。
この場合、ウエブ1としては紙製ウエブあるいは紙層を含む積層体ウエブが用いられるが、プラスチック製ウエブを用いてもよい。
給紙部11Aから巻出されたウエブ1は次にウエブの供給ライン12により搬送され、ウエブ1はウエブの供給ライン12の下流側に設けられた長手方向カッタ20に達し、この長手方向カッタ20において、ウエブ1の両側縁が長手方向に切断されて切断ウエブ1c(図4参照)が生成される。
次に両側縁が切断されたウエブ1は長手方向カッタ20の下流側にウエブの搬送ライン12Aを介して設けられた幅方向カッタ13に達し、ウエブ1は幅方向カッタ13により幅方向に切断されて印刷済の枚葉状ブランク3が得られる。
幅方向カッタ13によりウエブ1を幅方向に切断して得られた印刷済の枚葉状ブランク3は、その後ブランク搬送部14に送られ、次に印刷済の枚葉状ブランク3はブランク搬送部14からブランク排出部15へ移載される。ブランク排出部15へ移載された印刷済の枚葉状ブランク3は、その後、ブランク排出部15によってブランク集積部16内へ送られ、このブランク集積部16内で集積される。
ブランク集積部16内に集積された印刷済の枚葉状ブランク3は、その後後工程に送られ、各製品毎のブランクに打抜かれた後、紙容器として使用される。
この間、図4および図5に示すように、長手方向カッタ20において、ウエブ1の両側縁が長手方向に切断されて切断ウエブ1cが生成され、この切断ウエブ1cは、その後、集積部25内に導びかれて集積される。また長手方向カッタ20によってウエブ1の両側縁を長手方向に切断する際、同時に欠陥表示ラベル2も切断されて切断ラベル2cが生成される。
なお、図4および図5において、案内ローラ23が取除かれて長手方向カッタ20が示されている。
図4および図5に示すように、長手方向カッタ20によりウエブ1を切断して生成された切断ウエブ1cは、集積部(以下切断ラベル集積部ともいう)25側へ排出される。このとき、切断ラベル2cも集積部(切断ラベル集積部)25内へ導くようにしてもよい。あるいは、集積部25とは別の集積部に切断ラベル2cを導くようにしてもよい。
次に図7および図8により、長手方向カッタ20の作用について詳述する。まず図7(a)(b)に示すように、ウエブ1が長手方向カッタ20に達すると、長手方向カッタ20の下刃21と上刃22との間でウエブ1の両側縁が長手方向に切断されて切断ウエブ1cが生成され、この切断ウエブ1cは下刃21の円周面21bと案内ローラ23との間で挟持されて集積部25内へ導びかれる。
次に図8(a)(b)に示すようにウエブ1に貼付された欠陥表示ラベル2が長手方向カッタ20に達すると、欠陥表示ラベル2がウエブ1の側縁とともに下刃21と上刃22との間で長手方向に切断されて切断ラベル2cと切断ウエブ1cが同時に生成される。
この切断ラベル2cは、下刃21の円周面21bと案内ローラ23との間で挟持されてウエブ1の搬送ライン12Aから離れた位置に排出される。
このように本実施の形態によれば、長手方向カッタ20においてウエブ1と欠陥表示ラベル2とを長手方向に切断することにより生成された切断ラベル2cを長手方向カッタ20の下刃21の円周面21bと案内ローラ23との間で挟持して案内し、これら切断ラベル2cをウエブ1の搬送ライン12Aから離れた位置に導くことができる。このため、長手方向カッタ20において生成された切断ラベル2cが飛散して次工程のウエブ1に混入することはなく、製品となる印刷ブランク3に切断ラベルが異物として付着することはない。
変形例
次に本発明の変形例について図9乃至図11により説明する。
図1乃至図8に示す実施の形態において、長手方向カッタ20が下刃21と上刃22とを有し、下刃21と3個の案内ローラ23とによって切断ラベル2cを案内して排出するラベル案内機構23Aを構成した例を示した。しかしながらこれに限らず、図9に示すように、長手方向カッタ20は上刃22と、上刃22との間でウエブ1を押えてウエブ1の両側縁を長手方向に切断する円筒状の刃受け体26とを有していてもよい。
図9において、円筒状の刃受け体26の上方に、刃受け体26との間で切断ラベル2cおよび切断ウエブ1cを挟持して案内する案内ローラ23が設けられている。この場合、刃受け体26が一方側のニップロールとなり、案内ローラ23が他方側のニップローラとなる。
そして図9において、側面視において円形状の案内ローラ23が、側面視において円形状の刃受け体26の円周面に沿って、受けローラ27とウエブ1との設置面から下流に向かって設けられることにより、切断ラベル2cを案内して排出するラベル案内機構23Aが構成されている。
あるいは、図10に示すように長手方向カッタ20は下刃21を有することなく、上刃22のみを有していてもよい。図10において、ウエブ1は長手方向カッタ20の上刃22により両側縁が長手方向に切断され、切断ラベル2cと切断ウエブ1cが同時に生成される。
各上刃22の外方に案内ローラ23が設けられ、各案内ローラ23の下方に案内ローラ23との間で切断ラベル2cと切断ウエブ1cを挟持する受けローラ27が設けられている。この場合、受けローラ27が一方側のニップロールとなり、案内ローラ23が他方側のニップローラとなる。そして側面視において円形状の案内ローラ23が、側面視において円形状の受けローラ27の円周面に沿って、受けローラ27とウエブ1との設置面から下流に向かって設けられることにより、切断ラベル2cを案内して排出するラベル案内機構23Aが構成されている。
次に図11により本発明の更なる変形例について説明する。
図1乃至図8に示す実施の形態において、長手方向カッタ20の下刃21と、下刃21上に設けられた3個の案内ローラ23によって切断ラベル2cを案内して排出するラベル案内機構23Aを構成した例を示したが、これに限らず図11(a)(b)に示すようにラベル案内機構23Aは側面視において円形状の下刃21と、下刃21上に幅方向に多列に設けられた側面視において円形状の案内ローラ23とから切断ラベル2cを案内して排出するラベル案内機構23Aを構成してもよい。
すなわち、図7に示す実施の形態において、下刃21上に切断ラベル2cおよび切断ウエブ1cの排出方向に沿って3個の案内ローラ23が一列に配置されている。
これに対し、図11(a)(b)に示すように、下刃21上に2列の案内ローラ23a、23bをオーバーラップするように設けてもよい。図11(a)(b)において、内側の列には4個の案内ローラ23aが設けられ、外側の列には3個の案内ローラ23bが設けられている。
そして内側の列の案内ローラ23aと外側の列の案内ローラ23bは切断ラベル2cの排出方向に沿って互い違いに配置されている。
なお、図11(a)(b)(c)において、各案内ローラ23aは幅6mm、直径20mmとなっており、水平方向における各案内ローラ23a間の間隔D3は中心間の距離で20mm、最も上流側の案内ローラ23aと最も下流側の案内ローラ23aの高さ方向における案内ローラ23間の間隔D4は、中心間の距離で18mmとなっている。
また各案内ローラ23bは幅6mm、直径20mmとなっており、ウエブ1の搬送方向における各案内ローラ23b間の間隔D5は中心間の距離で20mm、最も上流側の案内ローラ23bと最も下流側の案内ローラ23bの高さ方向における案内ローラ23間の間隔D6は、中心間の距離で12mmとなっている。
またウエブ1の搬送方向における各案内ローラ23aと案内ローラ23b間の間隔D7は中心間の距離で10mmとなっている。
このように、案内ローラを幅方向に多列に配置することにより、本発明の効果を向上させることができる。また、一方の列の案内ローラと他方の列の案内ローラの間隔を切断ラベルの排出方向の長さの半分以下とすることにより、更に本発明の効果を向上させることができる。
1 細長状ウエブ
1c 切断ウエブ
2 欠陥表示ラベル
2c 切断ラベル
3 印刷済の枚葉状ブランク
10 ブランク製造システム
11 巻体
11A 給紙部
12 ウエブの供給ライン
12A ウエブの搬送ライン
13 幅方向カッタ
14 ブランク搬送部
15 ブランク排出部
16 ブランク集積部
20 長手方向カッタ
20A 切断ラベル排出システム
21 下刃
22 上刃
23 案内ローラ
23a 案内ローラ
23b 案内ローラ
23A ラベル案内機構
25 切断ラベル集積部
26 刃受け体
27 受けローラ

Claims (5)

  1. 側縁に欠陥表示ラベルが貼付された細長状ウエブを巻取ってなる巻体からウエブを連続的に供給する給紙部の下流側に設置された切断ラベル排出システムにおいて、
    給紙部からウエブの供給ラインを介して供給されるウエブの側縁および欠陥表示ラベルを長手方向に切断して、切断ウエブおよび切断ラベルを生成するとともに、側縁が切断されたウエブをウエブの搬送ラインを介して下流側へ搬送する長手方向カッタと、
    長手方向カッタの側方に配置され、切断ラベルを案内して排出するラベル案内機構とを備え、
    ラベル案内機構は、切断ラベルを一方側および他方側から挟持する複数のニップローラからなり、切断ラベルを挟持してウエブの搬送ラインから離れた位置に排出するよう設置されることを特徴とする切断ラベル排出システム。
  2. 一方側のニップローラとの間で切断ラベルを狭持する他方側のニップローラは、複数の案内ローラからなり、
    複数の案内ローラは一方側のニップローラの外周面に沿って、一方側のニップローラとウエブとの設置面から下流に向かって設置されることを特徴とする請求項1に記載の切断ラベル排出システム。
  3. 複数の案内ローラの水平方向における間隔が欠陥表示ラベルの搬送方向における長さよりも狭いことを特徴とする請求項1または2に記載の切断ラベル排出システム。
  4. 複数の案内ローラは幅方向に多列に配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか記載の切断ラベル排出システム。
  5. ラベル案内機構の下流側に、切断ラベルを集積する切断ラベル集積部を設けたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか記載の切断ラベル排出システム。
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