JP2014049251A - 照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】内部の光源から発せられてカバーを伝播する光が、外部の光を受ける受光部に入射されることを抑制できる照明装置を提供する。
【解決手段】レンズ9を一体的に形成してなる透光性のカバー2が、光源3、照度センサ7などを収納した状態で、ケース体に取り付けられる。カバー2の中央の矩形部分2aと一方の端部2bとの境界部分には、段差部2cが形成されている。段差部2cよりも更に端側に、照度センサ7が存在する。光源3(LEDモジュール3b)からの光の一部は、カバー2を導光し、全反射を繰り返しながら端部側へ伝播していく。伝播した光は、段差部2cでは全反射の条件が崩れるので、全反射されず、カバー2の外面で屈折して外部へ出射される。カバー2を伝播した光は照度センサ7に入射しない。
【選択図】図3

Description

本発明は、外部からの光を検知して、その検知結果に応じて光源の発光状態を制御する照明装置に関する。
外部の明るさの状態に応じて、内部に備えた光源の点灯・消灯を制御する照明装置が開発されている(例えば特許文献1)。特許文献1の照明装置は、路面を照明する放電灯と、放電灯で照明された路面の明るさを検知するセンサとを透光性のグローブで一体的に覆った構成をなしており、道路等に沿って設けられている。この照明装置では、センサにて検知された明るさが所定の明るさ未満である場合には放電灯を点灯させ、所定の明るさ以上である場合には放電灯を消灯させることにより、周囲の環境に応じて路面に適切な明るさを提供している。
特開2003−187987号公報
このような照明装置にあっては、自身の光源(放電灯)からの光をセンサにて受光してしまう場合には、周囲の明るさを正確に検知できないので、点灯・消灯の制御を適正に行えなくなる。そこで、特許文献1に記載の照明装置では、放電灯からの直射光及びグローブ内面からの反射光がセンサに入射することを遮断するための隔壁を設けている。
しかしながら、特許文献1に記載の照明装置の隔壁は、照明装置の構成部材外の空気中を伝播する光を遮断しているだけであるので、放電灯から構成部材内(特許文献1でのグローブ)を伝播した(導光した)光は、前記隔壁では遮断されずに、センサに入射されることになり、適正な点灯・消灯制御を行えないという問題がある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、光源から構成部材内を伝播する(導光する)光が、外部からの光を受ける受光部に入射されることを抑制できる照明装置を提供することを目的とする。
本発明に係る照明装置は、光源と、外部からの光を受光する受光部と、前記光源及び前記受光部を覆う透光性のカバーとを備えており、前記受光部での受光量に応じて前記光源の発光状態を制御する照明装置において、前記カバーは、該カバーにおける前記光源と前記受光部との間に段差部を有することを特徴とする。
本発明の照明装置にあっては、光源と外部からの光を受ける受光部との間のカバーの一部に段差部を形成している。光源から発せられた光の一部は、カバーの外面及び内面で全反射を繰り返しながら、カバー内部を伝播する(導光する)。カバーの段差部に到達した光は、段差部の形成によって全反射の条件が崩れているので、屈折してカバーの外部に出射される。この結果、カバー内部を伝播した光は、受光部に到達しない。よって、光源からの光が受光部に入射されない。
本発明に係る照明装置は、前記受光部は光を受ける受光面を有しており、該受光面は前記光源が位置する方向とは反対側を向くように設けられていることを特徴とする。
本発明の照明装置にあっては、受光部の受光面は光源と反対側(光源とは非対向側)に設けられている。よって、光源からカバー内部を伝播した光が受光部に入射される確率が低くなる。
本発明に係る照明装置は、前記光源に対して配光を行うレンズが前記カバーに一体的に形成されていることを特徴とする。
本発明の照明装置にあっては、光源に対して配光を行うレンズをカバーに一体的に形成しており、部品点数の削減及びコンパクト化を図れる。
本発明に係る照明装置は、前記段差部は凹凸をなしていることを特徴とする。
本発明の照明装置にあっては、段差部が凹凸をなしている。よって、段差部にて全反射の条件がより崩れ易くなり、光源からカバー内部を伝播した光の受光部への入射を、より確実に抑制できる。
本発明に係る照明装置は、前記段差部の外面には粗面処理が施されていることを特徴とする。
本発明の照明装置にあっては、段差部の外面に粗面処理が施されている。よって、段差部が形成された位置でのカバーの外面にて全反射の条件がより崩れ易くなり、カバー内部を伝播した光を、カバーの外面からより確実に外部へ出射できる。
本発明によれば、光源から発せられて透光性のカバー内部を伝播する(導光する)光が、受光部に入射されることを抑制することができる。
本発明の照明装置の全体斜視図である。 本発明の照明装置の分解斜視図である。 照度センサを収納した部分を示す断面図である。 照明装置の他の例を示す平面図である。 カバーの形状を示す模式図である。 照明装置の配光を示す模式図である。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面を参照して具体的に説明する。図1は本発明の照明装置の全体斜視図、図2は本発明の照明装置の分解斜視図である。
照明装置1は、カバー2と、光源3と、ヒートシンク4と、パッキン5と、ケース体6と、照度センサ7と、取付け体8とを備えている。なお、図2では取付け体8の図示を省略している。
カバー2は、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂などの透光性樹脂製の板状部材である。このカバー2は、ケース体6との間の空間に収納する光源3、照度センサ7などの表面に、外気からの塵埃または雨水が付着しないように保護している。
カバー2は、長手方向の中央に矩形部分2aを有し、該矩形部分2aに連なるカバー2の長手方向の両端部2bは平面視で半円状をなしている。矩形部分2aには、長手方向2列にわたって、各列に4個ずつのレンズ9が略等間隔で一体的に形成されている。レンズ9は、所望の配光が得られるように、その大きさ、曲率などが設定されている。レンズ9をカバー2に一体的に形成することにより、部品点数の削減を図っている。
また、一方の端部2bと矩形部分2aとの境界部分には、段差部2cが形成されている。この段差部2cよりも更にカバー2の長手方向の端側、つまり一方の端部2bに対向する位置に後述する照度センサ7が設けられている。段差部2cは平面視においてカバー2の長手方向に直交する方向の一方の端部から他方の端部まで連続的に形成されている。また、段差部2cにより、照度センサ7に対向する端部2bが光源3に対向する矩形部分2aよりも光源3からの光の出射方向側に位置するようになる。
照明装置1の光源3は、並設される2枚の長尺なLED基板3a,3aを有している。各LED基板3a上には、4個のLEDモジュール3bが、長手方向に列をなして略等間隔に実装されている。各LEDモジュール3bの実装位置は、カバー2における各レンズ9の形成位置に対応している。LEDモジュール3bは、例えば、青色系の光を発するLEDチップを、黄色系の蛍光体を含有した樹脂にてモールドした構成をなし、LEDチップからの青色光と、この青色光による励起によって蛍光体から生じた黄色光とが混合して、白色光が生じる。
ヒートシンク4は、平面視でカバー2と略同一の形状を有する板状をなしており、アルミニウムまたはアルミニウム合金からなる。ヒートシンク4は、両LED基板3aに接触しており、LEDモジュール3bの発光に伴う熱などをケース体6側に放熱する機能を有する。
各LED基板3aは、ビス11によって、ヒートシンク4に固定され、一体化された両LED基板3a及びヒートシンク4は、ビス12によりケース体6に固定される。
受光部としての照度センサ7は、フォトセンサであって、照明装置1の外部からの光を受光して検知するセンサ本体7aを基板7b上に設けて構成されている。センサ本体7aの受光面7cは、光源3が位置する方向とは反対側、言い換えると光源3の非対向側を向くように設けられている。照度センサ7は、ビス13によりケース体6に固定される。
平面視でカバー2と略同一の形状を有するケース体6の周縁部全域にはフランジ6aが形成されており、このフランジ6aとカバー2の周縁部との間に、可撓性を有する可撓性材としてのパッキン5が介装されている。パッキン5の装入によりカバー2とケース体6との間を密閉することができ、これにより照明装置1の防水性を高めている。パッキン5は、例えば発泡シリコーン製である。
光源3、ヒートシンク4、照度センサ7及びパッキン5を、カバー2とケース体6との空間内に収納した状態で、2個のビス14,14にてカバー2がケース体6に固定されて、カバー2がケース体6に取り付けられる。カバー2をケース体6へ取り付けるビス14により、カバー2を押圧して変形させることで、光源3に対するレンズ9の位置決めがなされる。また、この際、照度センサ7は、カバー2の一方の端部2bに覆われた状態で収納される。
さらに、ケース体6に取付け体8が設けられて、照明装置1が構成される。この取付け体8により、照明装置1は電柱に取り付けられる。
以上のような構成の照明装置1では、光源3に通電されてLED基板3a上に実装されたLEDモジュール3bが駆動されると、LEDモジュール3bから発せられた白色光は、カバー2に一体形成されたレンズ9を介して所望の配光にて外部に出射され、照明装置1の周囲がこの出射光で照らされる。
照明装置1は、路端の電柱に取り付けられて、防犯灯として機能する。照度センサ7にて照明装置1の外部から光を受けて照明装置1の周囲の明るさを検知する。そして、検知した明るさが所定の明るさ未満である場合には、光源3(LEDモジュール3b)を点灯させて、光源3からの光をレンズ9を介して外部に出射して周囲を照らす。一方、検知した明るさが所定の明るさ以上である場合には、光源3(LEDモジュール3b)を消灯させて、周囲を照らさない。すなわち、照明装置1は、昼間には消灯して周囲を照らさず、夜間には点灯して周囲を照らす。
このように照度センサ7にて検知した外部光の強度(外部の明るさ)に応じて、光源3を点灯、消灯あるいは調光することで発光状態を制御する構成にあっては、その制御の精度を高めるために、光源3からの光が照度センサ7に入射しないようにすることが望まれる。
光源3(LEDモジュール3b)から発せられた光の一部は、カバー2を導光する(伝播する)。よって、このカバー2を伝播する光が照度センサ7に入射しないようにする必要がある。本発明の照明装置1では、カバー2の形状を工夫することにより、カバー2を伝播する光が照度センサ7に入射しないようにしている。以下、この特徴について詳述する。
図3は、照度センサ7を収納した部分を示す断面図である。カバー2の一方の端部2bと矩形部分2aとの境界部分には、段差部2cが形成されている。この段差部2cによって、カバー2を伝播する光が照度センサ7へ入射することを抑制している。
図3に示した矢印は、カバー2を伝播する光の経路を示している。LEDモジュール3b(光源3)からの光の一部は、カバー2を導光する(伝播する)が、この光は、カバー2中央の矩形部分2aにおいては、その外面及び内面で全反射を繰り返しながらカバー2から外部へ出射されることなくカバー2の端部2b側へ伝播していく(図3のA)。
ところが、その伝播した光は、段差部2cに到達すると、そのカバー2の形状変化によって全反射の条件が崩れるので、全反射されず、カバー2の外面で屈折して、照度センサ7より手前でカバー2(照明装置1)の外部へ出射される(図3のB)。よって、カバー2を伝播した光が照度センサ7に入射されることはない。
段差部2cの形状に関して、凹凸をなしていること、または、外面に粗面処理を施しておくことが好ましい。段差部2cが凹凸をなしている場合には、この段差部2cでの全反射の条件がより崩れ易くなって、外部に光を取り出し易くなり、光源3からの光の照度センサ7への入射を、より確実に抑制できる。また、段差部2cの外面に粗面処理を施しておく場合にも、段差部2cが形成された位置でのカバー2の外面にて全反射の条件が崩れ易くなり、光源3からの光の照度センサ7への入射を、より確実に抑制できる。なお、段差部2cが形成された位置でのカバー2の内面は、反射を高めるために鏡面加工等の光を反射する反射加工を施しておくことが好ましい。段差部2cの内面、つまり光源3や照度センサ7が配置される側の面に上記反射加工を施すことで段差部2cで全反射条件が崩れカバー2から出射される光のうち照度センサ7側に出射される光を低減することができる。
また、段差部2cでの光路変更の影響を照度センサ7が受けないように、段差部2cを照度センサ7の近傍には形成しないことが好ましい。つまり、段差部2cより遠く離して照度センサ7を設けることが好ましい。
また、カバー2の面形状が変化するような部分(図3の部分Cのように形状が平面状から曲面状に変化する部分)では、導光した光が漏れやすいので、このような部分から照度センサ7を遠く離して設けることが好ましい。
照度センサ7の受光面7cは光源3と反対側に設けられているので、光源3からの光が照度センサ7に入射される確率がより低くなる。
本発明の照明装置1では、カバー2に段差部2cを形成して、カバー2の形状だけを変更することにより、カバー2を伝播する光が照度センサ7に入射されることを防止することができる。よって、単にカバー2の形状だけを変更するだけで良いので、特別な部材を設けることなく、つまり部品点数を多くすることなく、簡易に照度センサ7への入射を抑制することができる。
なお、段差部2cの形状は、上記した例に限らず、全反射の条件を崩して外部への光の屈折を行わせるような形状であれば、任意の形状であって良い。
図4は、このような段差部を設けた照明装置の他の例を示す平面図である。平面視で円状をなす照明装置であって、その中心近傍に照度センサ7が設けられ、その周縁部に複数のLEDモジュール3bが設けられており、これらを覆うようにカバー2が設けられている。このような構成では、照度センサ7とLEDモジュール3bとの間でのカバー2の領域(図4でハッチングを付した領域)に段差部2cを形成することにより、LEDモジュール3bからカバー2を伝播した(導光した)光が照度センサ7に入ることを抑制できる。
また、図3に示した実施形態では、照度センサ7に対向する端部2bが光源3に対向する矩形部分2aよりも光源3からの光の出射方向側に位置するように段差部2cが設けられているが、矩形部分2aが端部2bよりも光源3からの光の出射方向側になるように段差部2cを設けてもよい。
ところで前述したように、光源3などを内部に収納した状態で、取り付け部材としてのビス14にてカバー2をケース体6に取り付け固定する。この際、カバー2とケース体6との間に隙間があるので、ビス14での締めつけにより、可撓性を有するカバー2は、2個の複数のビス14を連ねる線に垂直な線を対称軸として、線対称に撓む。
特に、カバー2とケース体6のフランジ6aとの間にパッキン5が介在する場合、上記隙間がさらに大きくなるので、よりビス14の締めつけ時の押圧によるカバー2の変形量が大きくなる。つまり、パッキン5をカバー2とケース体6の間に介在させる場合は、ビス14の締めつけによりカバー2でパッキン5を押圧して変形させることでカバー2とケース体6の間を密閉するようにしているので、必然的にカバー2が押圧されて変形し、撓みが生じることになる。よって、この撓みによってレンズ9と光源3(LEDモジュール3b)との位置関係が変化して所望の配光を得られない可能性がある。
そこで、本発明の照明装置では、ビス14にて取り付ける前のカバー2と、ビス14にて取り付けた後のカバー2とで、その形状を異ならせている。図5はカバー2の形状を示す模式図であり、図5A、図5Bは、それぞれ取り付け前、取り付け後のカバー2の形状を示している。
具体的には、作製された照明装置1でのカバー2を水平にしようとする場合に、ビス14で固定する前ではカバー2の形状を、長手方向の中央部が長手方向の両端部より光源3の光出射方向側に高い「ハ字状」に形成しておく(図5A)。そうしておくと、ビス14で固定した際には、ビス14での締めつけによってカバー2が変形して略水平になる(図5B)。この際、事前にどの程度の「ハ字状」にしておくかは、カバー2の材質、ビス14での締めつけ量などに基づいて、適宜設定すれば良い。
なお、上述した例では、2個のビス14をカバー2の長手方向に離隔させる構成であるため、取り付け前のカバー2の形状を、カバー2の長手方向の中央部で幅方向にわたって光源3の光出射方向側に凸となる「ハ字状」としたが、2個のビス14をカバー2の幅方向に離隔させる構成である場合には、取り付け前のカバー2の形状を、カバー2の幅方向の中央部で長手方向にわたって山となる「ハ字状」とすれば、ビス14にてカバー2を取り付けた際に、カバー2は略水平となる。以上のように、ビス14を取り付ける際のカバー2への押圧によってカバー2を変形させることで、光源3に対するレンズ9の位置決めが適切になされ、所望の配光を得ることができる。
また、上述した例では、取り付け前のカバー2の形状が「ハ字状」であって、取り付け後のカバー2の形状が「水平」であるとしたが、これとは異なり、取り付け前のカバー2の形状を「V字状」、取り付け後のカバー2の形状を「水平」とすること、取り付け前のカバー2の形状を「ハ字状」、取り付け後のカバー2の形状を「V字状」とすることなど、所望する配光に応じて、取り付け前及び取り付け後のカバー2の任意の形状の組み合わせを選択することが可能である。
このように、取り付けに伴うカバー2の撓みを考慮して、取り付ける前のカバー2の形状を設定しておくことにより、取り付けられた後のカバー2の形状を所望の形状にすることができ、カバー2に一体形成されているレンズ9による所望の配光特性を実現することができる。
本発明の照明装置1では、ケース体6の周縁部のフランジ6aとカバー2の周縁部との間に、可撓性を有するパッキン5が介装されている。このパッキン5を利用して、カバー2の撓みの程度を変化させて配光を容易に制御することができる。以下、この制御例に関して説明する。
図6は照明装置1の配光を示す模式図であり、図6A、図6Bは、それぞれパッキン5が存在しない場合の配光、パッキン5が存在する場合の配光を示している。図6A,Bにおいて、図1、図2と同一部分には同一番号を付して説明を省略する。
パッキン5が存在しない場合、図6Aに示すように、ケース体6に取り付けられたカバー2は水平をなしており、レンズ9からの配光角は2αである。これに対して、パッキン5が存在する場合には、図6Bに示すように、パッキン5が存在しない場合(図6A)に比べて、ケース体6に取り付けられたカバー2の撓み量が大きくなり、この結果、レンズ9からの配光角は2βとなり、配光は狭くなる(2β<2α)。
カバー2の下に設けたパッキン5によってカバー2が撓むため、使用するパッキン5の大きさ、硬度に応じてカバー2の撓み量を調節できるので、そのパッキン5の大きさ、硬度に応じて配光制御を行える。
従来においては、所望の配光を得るために、複数のLEDモジュールそれぞれが異なる配光を有しており、それらのLEDモジュールの出力を制御して所望の配光を得ている。例えば、60度の配光角をなすLEDモジュールと120度の配光角をなすLEDモジュールとが存在して100度の配光角を得るためには、前者と後者との出力比を1:2としている。よって、複数のLEDモジュールの出力を異ならせて、所望の配光を実現しているため、複数のLEDモジュールに寿命のばらつきが生じる。
これに対して、本発明では、カバー2の撓み量、向き(「ハ字状」か「V字状」か)を変化させることにより、1つのレンズ9にて複数の配光を実現することができる。よって、すべてのLEDモジュール3bが同じ出力で使用されるので、寿命のばらつきは生じない。
なお、上述した実施の形態では、昼間に消灯して夜間に点灯する防犯灯として照明装置を使用する例について説明したが、本発明の照明装置はこのような例に限定されず、他の用途の照明装置、例えば、周囲の明るさが一定になるように光源の点灯状態の制御を行う照明装置にも適用可能である。
また、光源としてLEDを用いるようにしたが、これに限定されず、EL(Electro Luminescence)などを用いても良い。
また、ビスによってカバーをケース体に取り付けるようにしたが、ビス以外の取り付け部材、例えば樹脂製リベットを用いてカバーをケース体に取り付けるようにしても良い。
さらに、本発明は、その他、特許請求の範囲に記載した事項の範囲内において種々変更した形態にて実施することが可能であることは言うまでもない。
1 照明装置
2 カバー
2c 段差部
3 光源
3b LEDモジュール
5 パッキン
6 ケース体
7 照度センサ(受光部)
7c 受光面
9 レンズ
14 ビス

Claims (5)

  1. 光源と、外部からの光を受光する受光部と、前記光源及び前記受光部を覆う透光性のカバーとを備えており、前記受光部での受光量に応じて前記光源の発光状態を制御する照明装置において、
    前記カバーは、該カバーにおける前記光源と前記受光部との間に段差部を有することを特徴とする照明装置。
  2. 前記受光部は光を受ける受光面を有しており、該受光面は前記光源が位置する方向とは反対側を向くように設けられていることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記光源に対して配光を行うレンズが前記カバーに一体的に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の照明装置。
  4. 前記段差部は凹凸をなしていることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の照明装置。
  5. 前記段差部の外面には粗面処理が施されていることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の照明装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018137186A (ja) * 2017-02-23 2018-08-30 パナソニックIpマネジメント株式会社 照明器具

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