JP2014048318A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014048318A
JP2014048318A JP2012188618A JP2012188618A JP2014048318A JP 2014048318 A JP2014048318 A JP 2014048318A JP 2012188618 A JP2012188618 A JP 2012188618A JP 2012188618 A JP2012188618 A JP 2012188618A JP 2014048318 A JP2014048318 A JP 2014048318A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
recovery
pages
determination method
page
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012188618A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Yakou
康博 八國生
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2012188618A priority Critical patent/JP2014048318A/ja
Priority to US14/010,746 priority patent/US9020372B2/en
Publication of JP2014048318A publication Critical patent/JP2014048318A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/50Machine control of apparatus for electrographic processes using a charge pattern, e.g. regulating differents parts of the machine, multimode copiers, microprocessor control
    • G03G15/5012Priority interrupt; Job recovery, e.g. after jamming or malfunction
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/01Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for producing multicoloured copies
    • G03G15/0105Details of unit
    • G03G15/0131Details of unit for transferring a pattern to a second base
    • G03G15/0136Details of unit for transferring a pattern to a second base transfer member separable from recording member or vice versa, mode switching

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

【課題】像担持体の摩耗抑制を抑制しつつ、リカバリプリントの時間を適切に短縮する。
【解決手段】全当接モードでは、4つ全ての感光体31に対して中間転写ベルト32が当接する。一部当接モードでは、ブラックトナー用感光体(31Bk)のみに対して中間転写ベルト32が当接する。画像形成モードの決定方式として、プリントジョブが中断される前までは第一の決定方式が選択される。リカバリプリントの際には、画像形成をすべきページにカラー画像が1つでも存在する場合は第二の決定方式が選択され、それ以外では第一の決定方式が選択される。第一の決定方式では、画像形成を行うページの画像がカラー画像/白黒画像であればそれぞれ全当接モード/一部当接モードとされる。第二の決定方式では、画像形成を行う全てのページについて全当接モードとされる。
【選択図】図9

Description

本発明は、複数色の画像形成を行う画像形成装置に関する。
従来、電子写真プロセスを用いたカラー画像形成装置において、感光体上に形成されたトナー像を中間転写ベルト上に一次転写した後、それを記録紙に二次転写する方式を採用するものが知られている。
例えば、タンデム方式のカラー画像形成装置において、イエロートナー用、マゼンタトナー用、シアントナー用の感光体とブラックトナー用の感光体の、合わせて4つの感光体が中間転写ベルトの回転方向に沿って配置される。各感光体と中間転写ベルトとは当接しながら回転することで、感光体上に形成されたトナー像が中間転写ベルト上に順次重畳転写され、中間転写ベル上にカラー画像が形成される。その後、中間転写ベルト上に形成されたカラー画像は回転方向下流において記録紙に転写される。
この種の装置の画像形成モードには、4つの感光体全てを駆動して4色の画像を形成するカラー画像形成モードと、ブラックトナー用の感光体のみを駆動して画像形成する白黒画像形成モードとがある。
カラー画像はイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナーを重畳して形成されるが、白黒画像はブラックトナーのみで形成可能である。すなわち、白黒画像の形成においてはイエロー、マゼンタ、シアンの3色のトナーは不要であるから、3つのカラートナー用の感光体に中間転写ベルトを当接させなくてもよい。従って通常、カラー画像形成モードでは、4つ全ての感光体に中間転写ベルトを当接させ、白黒画像形成モードでは、ブラックトナー用の感光体のみに中間転写ベルトに当接させる。
ただし、中間転写ベルトの位置をカラー画像形成モードにおける位置として白黒ページをプリントすることは可能である。例えば、カラーページと白黒ページとが混在する連続プリントにおいて、4つの感光体に中間転写ベルトを当接させて画像形成すれば、ページ間でのモード切り替えがなくなり、その分、全体のプリント時間は短縮されるという利点がある。しかし一方で、白黒画像の形成時にまでカラートナー用の感光体に中間転写ベルトを当接させた状態で回転させることになるため、カラートナー用の感光体の摩耗劣化が無駄に促進される点では好ましくない。
以上の状況に鑑みて、全体のプリント時間の短縮と感光体の無駄な摩耗劣化防止の2つの要求を満たすことを目指した画像形成モードの決定方式が提案されている(特許文献1)。特許文献1では、カラーページと白黒ページの混在の態様によって、一部の白黒ページをカラー画像形成モードでプリントする。それにより、画像形成モードの切り替え回数を減らして全体のプリント時間を短くすると同時に、カラー用の3つの感光体の無駄な摩耗劣化を極力抑えている。
特許第3848177号公報
しかしながら、特許文献1では、紙詰まり(ジャム)等によりプリントジョブが中断された場合において、ジャム処理後に残りのページをプリントするリカバリプリントにおいても、画像形成モードを決定する方式は、中断前と同じである。
そのため、ジョブ中断後のリカバリプリントにおける画像形成モードの切り替え回数は、ジョブ中断が無かったとした場合における残りのページをプリントする際の切り替え回数と同じになる。つまり、全体のモード切り替え時間としてはどちらの場合でも同じだけかかるため、ジャム等でジョブが中断したことによるロスタイムは、そのまま全体のプリント時間に上乗せされてしまう。
一般にユーザは、画像形成装置を使用してプリントする場合、使用する装置の生産性(1分間にプリントできる枚数)を基に、ページ数や、カラーページと白黒ページの混在具合等から、プリント終了までの時間をある程度経験的に予測する。その際、ユーザが予測する時間は、通常、途中でプリントが中断しないことを前提としたものである。例えば、会議で用いるためプリント出力が必要であり、予測時間が30分とした場合、ユーザは会議開始の30分以上前を目途にプリントを開始する。
しかしながら、特許文献1に示されるモードの決定方式では、ジョブが中断されるとジャム処理に要した時間がそのまま上乗せされるので、ユーザが予測した終了時刻に対してプリント終了が大きく遅れてしまう。その結果、予定されていた会議にプリント出力が間に合わない、というおそれもある。
このように、特許文献1の装置では、リカバリプリントの際にも画像形成モードを決定する方式は変わらない。そのため、状況に応じてリカバリプリントの時間を適切に短縮することができず、ジョブ中断によるロスタイムを挽回することができないという問題があった。
本発明は上記従来技術の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、像担持体の摩耗抑制を抑制しつつ、リカバリプリントの時間を適切に短縮することができる画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、複数の像担持体のうちプリントジョブに従って少なくとも1つの像担持体にトナー像を形成し、前記像担持体に形成されたトナー像をベルト部材に転写し、さらに前記ベルト部材に転写されたトナー像を記録紙に転写する、一連の画像形成処理を行う画像形成装置であって、前記ベルト部材を移動させて、前記複数の像担持体に対する前記ベルト部材の位置を切り替え、前記複数の像担持体の全てに対して前記ベルト部材が当接する全当接位置、または、前記複数の像担持体のうち一部の像担持体にのみ前記ベルト部材が当接する一部当接位置に位置させる移動手段と、プリントジョブに従って画像形成を行うページ毎に、形成する画像がカラー画像であるか白黒画像であるかを示す色情報を取得する第1の取得手段と、中断要因によってプリントジョブが中断された場合にリカバリプリントを行うリカバリ手段と、前記第1の取得手段により取得された色情報に基づいて、リカバリプリントにおいて画像形成をすべきページにカラー画像が存在するか否かを判定する判定手段と、前記移動手段により前記ベルト部材を前記全当接位置または前記一部当接位置のいずれに位置させるかを決定する方式として、プリントジョブが中断される前までは第一の決定方式を選択し、プリントジョブが中断された後のリカバリプリントの際には、前記判定手段の判定の結果に基づいて第一の決定方式または第二の決定方式のいずれかを選択する選択手段とを有し、前記第一の決定方式は、画像形成を行うページの画像がカラー画像であれば前記ベルト部材を前記全当接位置に位置させると共に、画像形成を行うページの画像が白黒画像であれば前記ベルト部材を前記一部当接位置に位置させる方式であり、前記第二の決定方式は、画像形成を行う全てのページについて、前記ベルト部材を前記全当接位置に位置させる方式であることを特徴とする。
本発明によれば、像担持体の摩耗抑制を抑制しつつ、リカバリプリントの時間を適切に短縮することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の断面図である。 本画像形成装置の制御ブロック図である。 画像形成部及び転写部の詳細な構成を示す模式図であり、全当接モード時の状態(図(a))、一部当接モード時の状態(図(b))を示している。 連続プリント中に定着部でジャムが発生し、プリントが中断され装置が停止した状態を示す図である。 画像読み取りから排紙までのシーケンスを示す図である。 画像読み取りから排紙までのシーケンスを示す図であり、排紙途中で記録紙のジャムが発生した場合を示す。 カラー画像と白黒画像とが混在するプリントジョブの時間経過に沿った処理の概念図である。 図7のプリントジョブを第一の決定方式のみを選択して処理した場合の、ジョブ中断の有無による処理時間の比較をするための時間的推移を示す図である。 図7のプリントジョブの処理において、リカバリプリント時に第二の決定方式を選択する場合の、ジョブ中断の有無による処理時間の比較をするための時間的推移を示す図である。 コピー処理のメインのフローチャートである。 画像読み取りタスクの処理(図(a))、画像送信タスクの処理(図(b))のフローチャートである。 ページ数の情報(図(a)、(c))、ページ毎の色情報(図(b)、(d))の概念図である。 エンジン制御部のメイン処理のフローチャートである。 図13(a)のステップS216で実行される、第一の決定方式によるモード切り替えの処理のフローチャートである。 図13(a)のステップS223で実行されるリカバリプリント時のモード切り替えの処理のフローチャートである。 第2の実施の形態における、カラー画像と白黒画像とが混在するプリントジョブの時間経過に沿った処理の概念図(図(a))、ジョブの最初の方、最後の方でジャムが発生し、リカバリプリントが実行される場合のそれぞれの時間的推移を表す図(図(b)、(c))である。 第2の実施の形態において図13(a)のステップS223で実行されるリカバリプリント時のモード切り替えの処理のフローチャートである。 第2の実施の形態における、カラー画像と白黒画像とが混在するプリントジョブの時間経過に沿った処理の概念図(図(a))、ジョブの初期の方でジャムが発生し、リカバリプリントが実行される場合の時間的推移(図(b))を表す図である。 第3の実施の形態において図13(a)のステップS223で実行されるリカバリプリント時のモード切り替えの処理のフローチャートである。 第4の実施の形態において図13(a)のステップS223で実行されるリカバリプリント時のモード切り替えの処理のフローチャートである。 図20のステップS703で実行される総切り替え時間(TotalChangeTime)の算出処理のフローチャートである。 図20のステップS704で実行される総リカバリ画像形成時間(TotalRecoverTime)の算出処理のフローチャート(図(a))、リカバリプリントにおけるTopToTopTimeとTotalRecoverTimeとの関係を示す図(図(b))である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の断面図である。
この画像形成装置は、電子写真プロセスを用いて複数色の画像形成を行うカラー画像形成装置である。まず本画像形成装置の構成及び動作を概説する。
記録紙Pは、給紙部2a〜2dからピックアップローラ1a〜1dによって給紙される。画像形成部4において、像担持体としての感光体31に形成されたトナー像がベルト部材である中間転写ベルト32に一次転写され、中間転写ベルト32に転写されたトナー像が、転写部3において記録紙Pに二次転写される。その後、記録紙Pに形成されたトナー像が定着部5において熱定着され、記録紙Pは排紙部6で排紙される。
画像形成部4には、4つの感光体31(31Y、31M、31C、31Bk)と、各感光体31に対応する転写部材としての転写ローラ34(34Y、34M、34C、34Bk)とが設けられる。各転写ローラ34は、対応する感光体31に対向する。感光体31Y、31M、31C、31Bkは、それぞれイエロートナー用感光体、マゼンタトナー用感光体、シアントナー用感光体、ブラックトナー用感光体である。画像形成部4において、各感光体31上に形成された静電潜像が現像器によって現像され、各々の色のトナー像が各感光体31の表面に形成される。
本画像形成装置はまた、ユーザIF(インターフェイス)として操作部7を備える。記録紙Pの搬送路において、記録紙Pを搬送する搬送ローラ10a〜10pのほか、記録紙Pの紙詰まり(以降、ジャムと呼ぶ)を検知するジャム検知センサ9(9a〜9j)が配置される。ジャム検知センサ9のうち、センサ9aは、排紙完了を検知するための記録紙排紙センサも兼ねている。また、センサ9eは、画像形成部4で形成された画像と記録紙Pの搬送方向の位置を合わせるための記録紙先端検知センサも兼ねている。
プリントジョブの処理がジャム発生等の中断要因で停止(装置の給紙、画像形成、定着、排紙の動作が停止)した場合、ユーザは、ジャム処理として、ドア8a〜8eを開け、装置内部に停止している記録紙Pを取り除く。その後ユーザがドア8a〜8eを閉めることで、ジャム処理が終了して中断要因から装置が復帰し、リカバリプリントが開始可能となる。ユーザによるドア8a〜8eの開閉はドア開閉検知センサ11a〜11eによって検知される。
本実施の形態において、トナーを用いて画像形成する元の画像は、シート状の原稿を1枚ずつ分離して画像読み取り部222(図2参照)で読み取られた画像であるとする。
図2は、本画像形成装置の制御ブロック図である。
本画像形成装置は、画像形成装置のエンジン部を制御するエンジン制御部21、プリントジョブを制御するコントローラ制御部22を備える。エンジン制御部21は、中央演算処理装置であるエンジンCPU211(以下、単に「CPU211」と記すこともある)を備える。CPU211が実行するプログラムを格納するROM212、プログラム実行に伴う各種のデータを格納するRAM213を備える。
コントローラ制御部22は、画像を読み取る画像読み取り部222、装置状態をユーザ向けに表示する表示部223、及び、これらを制御するコントローラCPU221(以下、単に「CPU221」と記すこともある)を備える。コントローラ制御部22はさらに、ユーザが装置を操作するための操作部7(図1参照)、CPU221が実行するプログラムを格納するROM224、同プログラムの実行に伴う各種データを格納するRAM225を備える。画像読み取り部222は、セットされた複数枚のシート状の原稿を1枚ずつ分離して読み取る機構を備えるものとする。
CPU221とCPU211との間には通信経路24が確立されている。CPU221からCPU211へのプリント動作を指示するコマンドの送信は、この通信経路24を介してなされる。また、CPU211からCPU221へのエンジン状態(プリント可能状態、ジャム等によるプリント不可能状態)を報知するステータス信号の送信も、この通信経路24を介してなされる。
また、プリントジョブに関する各種の情報、例えば、プリントするページ毎の色情報、ページ数の情報(いずれも後述する図12参照)も、この通信経路24を介してCPU221からCPU211に送られる。信号線23は、CPU221からCPU211へ画像データを送信する信号線である。また信号線231は、データ送信する画像の先端と記録紙Pの先端を合わせるための画像先端同期信号をCPU211からCPU221に送るための信号線である。CPU221は画像先端同期信号を監視しており、画像先端同期信号がONまたはOFFに切り替わると、それをCPU221が把握する。
エンジン制御部21、コントローラ制御部22において、本発明とは直接関係がないその他のデバイスについては図示及び説明を省略する。なお、中断要因によってプリントジョブが中断された場合に、CPU221及びCPU211は協働してリカバリプリントを行うリカバリ手段としての機能を果たす。
CPU211には、中間転写ベルト回転用モータM1、中間転写ベルト移動用モータM2、ドア開閉検知センサ11a〜11e、記録紙搬送用モータ25、記録紙給紙用ソレノイド26、画像形成回路29が接続される。さらにCPU211には、記録紙排紙センサ9a及び記録紙先端検知センサ9eを含むジャム検知センサ9a〜9eが接続される。さらにCPU211には、定着部5(図1)を制御する定着制御回路(不図示)が接続される。
記録紙搬送用モータ25の回転力は記録紙給紙用ソレノイド26を起動することでピックアップローラ1a〜1dに伝わり、給紙部2a〜2dから記録紙Pが装置内部に搬送される。
画像形成回路29は画像形成部4及び転写部3を制御する。画像形成回路29は、カラー用像担持体であるカラートナー用感光体(31Y、M、C)及び白黒用像担持体であるブラックトナー用感光体(31Bk)を駆動するモータ回路、電子写真の潜像を形成する帯電高圧回路、レーザースキャナ駆動回路を備える。画像形成回路29はさらに、潜像からトナー像を形成する現像高圧回路、トナー像を転写する転写高圧回路を備える。
記録紙先端検知センサ9eは、画像形成部4の入り口付近に配置され、搬送中の記録紙Pの先端を検知する。記録紙先端検知センサ9eが記録紙Pの先端の位置を検知すると、CPU211がCPU221へ信号線231を介して画像先端同期信号をONにする。CPU221は画像先端同期信号のONに同期して画像データをCPU211に送信し、送信画像と記録紙Pに記録される画像の先端を合わせる。
記録紙Pに転写された画像が定着部5で定着された後に排紙部6に排紙される際、記録紙Pの後端の通過を記録紙排紙センサ9aが検知することで記録紙Pの排紙が完了したと判定される。そして、CPU211からCPU221へ記録紙Pの排紙完了ステータスが送信される。
図3(a)、(b)は、画像形成部4及び転写部3の詳細な構成を示す模式図である。特に、図3(a)は全当接モード時の状態、図3(b)は一部当接モード時の状態を示している。
ここで、全当接モードと一部当接モードとでは、カラートナー用感光体(31Y、M、C)に対する中間転写ベルト32の位置が異なる。全当接モードは主としてカラー画像を形成するためのモードであり、一部当接モードは白黒画像を形成するためのモードである。カラー画像を形成するときには、必ず全当接モードとする。しかし、白黒画像を形成するときには、通常は一部当接モードとするが、全当接モードで白黒画像を形成することも可能である。全当接モードで白黒画像を形成する場合、カラートナー用感光体(31Y、M、C)については現像等の動作を行わない。
このように、全当接モード及び一部当接モードは、実際には画像形成時における中間転写ベルト32の位置を規定するモードである。しかし、本実施の形態では、通常(ジョブの中断がない限り)、カラー画像形成時には全当接モード、白黒画像形成時には一部当接モードが選択されるので、便宜上、これらを「画像形成モード」とも呼称する。
中間転写ベルト32は、支持ローラ33a、33b、及び転写部3の回転ローラ33cによって支持され、回転ローラ33cが中間転写ベルト回転用モータM1からの駆動を受けて中間転写ベルト32を矢印37の方向に回転させる。中間転写ベルト32は回転して転写ローラ34と感光体31との間を移動する。
カラー画像形成の際には、各感光体31上に形成されたイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナー像は、回転する中間転写ベルト32上に順次転写されて重ね合わされ、中間転写ベルト32にカラーのトナー像が形成される。中間転写ベルト32上に形成されたカラーのトナー像は、中間転写ベルト32の回転に伴い矢印37の方向に搬送され、給紙部2a〜2dから給紙され搬送されてきた記録紙Pの表面に、転写部3の転写ローラ35により転写される。
白黒画像形成の際には、感光体31Bk上に形成されるブラックのトナー像が中間転写ベルト32上に転写され、その後、中間転写ベルト32のトナー像が記録紙Pの表面に転写される。
このように、プリントジョブに従って少なくとも1つの感光体31にトナー像を形成し、感光体31に形成されたトナー像を中間転写ベルト32に一次転写し、さらに中間転写ベルト32に転写されたトナー像を記録紙Pに二次転写する処理がなされる。これらの処理を、一連の画像形成処理と称する。
カラー画像形成時(図3(a))には、ブラックトナー用感光体(31Bk)だけでなく、カラー用像担持体としての3つのカラートナー用感光体(31Y、M、C)にも、中間転写ベルト32が当接している。一方、白黒画像形成時(図3(b))には、イエロー、マゼンタ、シアンのトナーは画像形成に必要ない。そのため、ブラックトナー用感光体(31Bk)に中間転写ベルト32が当接しているが、カラートナー用感光体(31Y、M、C)には中間転写ベルト32は当接せず離間した状態となっている。
中間転写ベルト32をカラートナー用感光体(31Y、M、C)に当接/離間させるための構成及びその制御機構を説明する。
転写ローラ34Y、34M、34Cはフレーム40に連結され、フレーム40に対して各々が回転可能に設けられる。フレーム40は、回動軸39に連結され、回動軸39を中心に回動可能になっている。またカム44が、フレーム40に対して係合可能に配置される。
カム44にはギア43が同軸一体に取り付けられていて、ギア43はギア41と噛み合わされている。ギア41が移動手段としての中間転写ベルト移動用モータM2によって回転駆動されることでギア43が回転し、ギア43が回転するのに伴いカム44も回転する。フレーム40は、カム44によって突き上げ駆動されると図3の時計方向に回動して上昇し、カム44が退避方向に変位すると、自重または不図示の付勢部材の力によって図3の反時計方向に回動して下降する。
フレーム40の変位に伴って転写ローラ34Y、34M、34Cが変位する。すなわち、フレーム40の上昇/下降に伴い、フレーム40に連結されている転写ローラ34Y、34M、34Cが上昇/下降する。中間転写ベルト32のうち、転写ローラ34Y、34M、34Cと感光体31Y、31M、31Cとの間に挟まれた部分が、転写ローラ34Y、34M、34Cの上昇/下降によって感光体31Y、31M、31Cに当接/離間する。
全当接モード(図3(a))では、4つ全ての感光体31に対して中間転写ベルト32が当接し、中間転写ベルト32のこの位置を「全当接位置」と称する。一部当接モード(図3(b))では、一部の像担持体であるブラックトナー用感光体(31Bk)のみに対して中間転写ベルト32が当接し、中間転写ベルト32のこの位置を「一部当接位置」と称する。
ただし、中間転写ベルト32をカラートナー用感光体(31Y、M、C)に当接させたり離間させたりするための機構は、例示したカム機構に限定されるものではない。中間転写ベルト32を移動させて、カラートナー用感光体(31Y、M、C)対する中間転写ベルト32の位置を、全当接位置と一部当接位置とに切り替えることができる機構であればよい。
図3(a)、(b)からわかるように、画像形成モードを全当接モードと一部当接モードとの間で切り替えるには、中間転写ベルト32を移動させる必要があるため、相当の切り替え時間を要することになる。
図4は、連続プリント中に定着部5でジャムが発生し、プリントが中断され装置が停止した状態を示す図である。特に、装置停止時において画像形成部4及び転写部3が白黒画像の形成中で、定着部5でジャムが発生した記録紙P(ジャム紙P−f)の画像はカラー画像であった状態を示している。
白黒画像の形成中にジャム発生で装置が停止したので、中間転写ベルト32はカラートナー用感光体(31Y、M、C)から離間した一部当接位置で停止している。装置内に停止している記録紙Pがユーザにより取り除かれた後(ジャム処理)、各感光体31、中間転写ベルト32のクリーニング等が行われ、装置は再びプリント可能な状態に復帰する。装置がプリント可能な状態に復帰した後、リカバリプリントが実施される。
例えば図4の状態で装置が停止した場合に、ジャム紙P−fより先行している記録紙Pが全て正常に排紙されたとすると、リカバリプリントにおける最初のページは、ジャム紙P−fに転写されるべきであったページということになる。すなわち、リカバリプリントにおいて、最初に画像形成すべきページの画像はカラー画像となる。
図5は、画像読み取りから排紙までのシーケンスを示す図である。
コントローラ制御部22において、画像読み取り部222で読み取られた画像は、RAM225に確保される画像バッファに格納された後、エンジン制御部21に送られる。エンジン制御部21に送られた画像は、画像形成処理、定着処理により記録紙Pに形成され、記録紙Pが排紙される。
読み取られた画像はCPU221により順次、画像バッファに格納されるが、記録紙P上に画像形成された後に正常に排紙がなされると、その画像は、同じくCPU221により順次、画像バッファから消去されていく。
例えば、シートの1ページ目であるPage1(1101)の読み取りが終了すると、それがCPU221により画像P1(1106)として画像バッファに格納される。この画像P1がCPU221によりエンジン制御部21に送信され、Page1(1111)として画像形成される。
画像形成された画像(記録紙P上に乗った画像)は、Page1(1116)として排紙され、排紙が終了すると、画像バッファに格納されていた画像P1(1106)はCPU221により画像バッファから消去される。以降同様に、Page2〜Page5まで、画像読み取り、画像バッファへの格納、画像形成、排紙、画像の消去の各段階が進行する。
図6は、画像読み取りから排紙までのシーケンスを示す図であり、排紙途中で記録紙Pのジャムが発生した場合を示す。
図5と同様に、Page1(1101)が読み取られ、それが画像P1(1106)として画像バッファに格納され、エンジン制御部21に送信されて、Page1(1111)として画像形成される。
Page1(1111)の画像形成が終了した後、排紙に移行するが、排紙工程におけるPage1(1113)のタイミングでジャムが発生し、排紙動作は未完了となる。ここでは、具体的には記録紙排紙センサ9aの位置から記録紙Pが抜けなかった場合である。
ジャム発生で装置の画像形成部4は停止するが、コントローラ制御部22の画像読み取り部222は引き続き画像の読み取り動作を継続する。そのため、読み取られたPage2(1102)の画像がP2(1107)としてCPU221により画像バッファに格納される。その前に格納されていた画像P1(1106)については、画像形成した記録紙Pの排紙が完了していないので、画像バッファから消去されないで画像バッファに残っている。
その後、Page3(1103)、Page4(1104)、Page5(1105)のタイミングで画像が順次読み取られる。そしてこれらが画像バッファにP3(1108)、P4(1109)、P5(1110)としてCPU221により画像バッファに格納されていく。最後はP1〜P5全ての画像が画像バッファに残った状態となる。
本実施の形態では、画像形成時の中間転写ベルト32の位置を規定する画像形成モードを全当接モードまたは一部当接モードのいずれとするかを決定する方式が2つある。以下に説明するように、これら2つの決定方式のうち1つが、状況に応じてCPU211により選択される。
これら2つの決定方式には、第一の画像形成モード決定方式(第一の決定方式と略記することもある)と、第二の画像形成モード決定方式(第二の決定方式と略記することもある)とがある。
第一の決定方式は、画像形成を行うページの画像がカラー画像/白黒画像であればそれぞれ全当接モード/一部当接モードとする決定方式である。例えば、連続プリントの途中でジャム等の中断要因により画像形成が停止するまでは、この第一の決定方式が選択される。
第二の決定方式は、画像形成を行う全てのページについて、全当接モードとする決定方式である。ジャム処理後のリカバリプリントにおいては、第一の決定方式または第二の決定方式が選択され、例えば、画像形成をすべきページにカラー画像が存在するか否かによって選択の判断がされる。
第二の決定方式は、リカバリプリントの速度を速める効果があるので、第二の決定方式が選択されているときは、後述するリカバリ加速中フラグが“1”となっている。第一の決定方式が選択されているときは、リカバリ加速中フラグは“0”となっている。
図7は、カラー画像と白黒画像とが混在するプリントジョブの時間経過に沿った処理の概念図である。
図7に示す、Page1〜Page10の10ページをプリントするプリントジョブにおいては、Page1、2、3がそれぞれカラー、白黒、カラーのページという具合に、カラーと白黒のページが交互に現れる混在パターンとなっている。この内のPage4でジャムが発生したとする。すると、リカバリプリントの最初のページはPage4となる。
図8は、図7のプリントジョブを第一の決定方式のみを選択して処理した場合の、ジョブ中断の有無による処理時間の比較をするための時間的推移を示す図である。
図8の上段の図は、図7のプリントジョブがジャムによる中断なく終了した場合の時間的推移を表す。画像形成モードを決定する方式は、ジョブ中断がないので最後まで第一の決定方式となる。
図8において、「C4」は、全当接モードで画像形成を行うカラーページであることを表し、「Bk1」は、一部当接モードで画像形成を行う白黒ページであることを表す。図8の上段に示すように、C4からBk1へ画像形成モードが切り替わる際には、時間Tだけモード切り替え時間を要する。また、Bk1からC4へ画像形成モードが切り替わる際にも同様に時間Tだけモード切り替え時間を要する。このようにC4→Bk1、Bk1→C4へ移行する際のモード切り替え時間は同等と考えてよい。
図8の下段の図は、図7のプリントジョブのPage4でジャムが発生し、ユーザによるジャム処理後にPage4からリカバリプリントを開始した場合の時間的推移を表す。また、リカバリプリント時の画像形成モードの決定方式として第一の決定方式が選択されたとする。
図8の下段に示すように、Page1からPage4まではジャム発生の前なので第一の決定方式により画像形成モードが決定され、図8の上段のPage1からPage4までの推移と同じになる。従って、ジャム発生前におけるモード切り替え時間T1はモード切り替え時間Tと同じである。
Page4でジャムが発生し、ユーザによるジャム処理のためのジャム中断時間T2の経過後、Page4からリカバリプリントが開始される。ここではPage4からPage10までにおいても第一の決定方式が選択されると仮定したので、Page4からPage10までの時間的推移は、ジャムによる中断無くプリント終了した場合と同じである。従って、図8の下段のPage4からPage10までの時間的推移は上段のPage4からPage10までの時間的推移と同じになる。すなわち、図8の下段のPage4からPage5までのモード切り替え時間T3は、図8の上段のモード切り替え時間Tと同じである。従って、リカバリプリントにおけるモード切り替え時間の総和は、図8の上段のPage4からPage10までのモード切り替え時間の総和と同じになることがわかる。
図8の下段において、プリント開始から、ジャム中断によるロスタイム(ジャム中断時間T2)を経て、リカバリプリントが終了するまでに要する時間は、ジャム中断が無くプリントが終了した場合(上段)に比べて時間T4だけ長くなる。この時間T4はジャム中断によるロスタイム(ジャム中断時間T2)に等しいことがわかる。
すなわち、プリントジョブの最初から最後まで、第一の決定方式を選択した場合において、ジョブ中断があったとすると、その中断によるロスタイムの分だけプリントの最終的な終了時刻が遅延することがわかる。
図9は、図7のプリントジョブの処理において、リカバリプリント時に第二の決定方式を選択する場合の、ジョブ中断の有無による処理時間の比較をするための時間的推移を示す図である。図9において、「Bk4」は、全当接モードで画像形成を行う白黒ページであることを表す。
図9の上段は、図8の上段と同じで、ジョブ中断なく終了した場合の時間的推移を表す。画像形成モードを決定する方式は最後まで第一の決定方式である。
図9の下段は、リカバリプリント時の画像形成モードの決定方式として第二の決定方式を選択した場合の時間的推移を表す。ここでいう第二の決定方式では、具体的には、リカバリプリントを行うページ(Page4〜Page10)の中にカラーページが1枚でもあれば、リカバリプリントの最初から最後まで画像形成モードが全当接モードとされる。
図9の下段に示すように、Page1からPage4までの処理は、図8の下段の例と同じである。図9の例では、Page5、Page7、Page9がカラーページであり、カラー画像が存在する。そのため、ジャムによるジョブ中断後のリカバリプリントにおいては、第二の決定方式により、画像形成モードが全当接モードに決定される。従って、リカバリプリントの最初のPage4は、白黒ページでありながら、全当接モードで画像形成の処理がなされる(Bk4)。
Page4以降のページも全て、全当接モードで画像形成をするので、リカバリプリント中のモード切り替え時間は発生せず、“0”である。プリントジョブのプリント開始から終了までのTotal時間を比較すると、図9の上段の場合のTotal時間と比べて、図9の下段の時間は時間T5だけ長くなる。この超過する時間T5は、図8の下段の例(時間T4)と比べてかなり小さく、ジャム中断によるロスタイムを大きく挽回できていることがわかる。
具体的な挽回時間を考察する。図8の下段のリカバリプリント中のモード切り替え回数は6回である。1回あたりのモード切り替え時間Tは5秒であるとする。すると、図8の下段のリカバリプリント中のモード切り替え時間の総和は、T(5秒)×モード切り替え回数(6回)=30秒となる。また、このリカバリプリントの枚数を7枚でなく50ページと仮定した場合は、T(5秒)×モード切り替え回数(49回)=245秒となる。従って、実に4分以上の時間が挽回されることになる。
次に、以上説明してきたプリントジョブの制御処理のフローチャートを用いて詳細に説明する。
図10、図11(a)、図11(b)は、コントローラCPU221によって実行される制御フローチャートである。各制御フローチャートにおける各ステップの処理動作は、コントローラ制御部22内のROM224に格納されたプログラム(マルチタスク方式)に従ってCPU221が行う動作である。
図10は、コピー処理のメインのフローチャートであり、画像読み取りタスクの起動、画像送信タスクの起動、停止等が実行される。図11(a)は、画像読み取りタスクの処理のフローチャートであり、画像送信タスクの起動、画像読み取り制御等が実行される。図11(b)は、画像送信タスクの処理のフローチャートであり、エンジン制御部21への画像送信等が実行される。上記3つフローチャートの処理制御は各々独立に並行して行われる。以下順を追って説明する。
まず、図10のステップS101にて、CPU221は、図11(a)の画像読み取りタスクを起動する。画像読み取りタスクが起動されると、図11(a)のステップS107にて、CPU221は、図11(b)の画像送信タスクを起動する。画像送信タスクが起動されると、図11(b)のステップS118にて、CPU221は、次の画像が画像バッファにあるか否かを判別する。従って、CPU221は、画像バッファに1ページ分の画像が格納されるまで、すなわち、読み取り完了ページ数を表すレジスタReadPageが“0”でなくなるまで待機する。図12(a)に、レジスタReadPageを示す。
画像バッファへの画像の格納は、図11(a)の画像読み取りタスクでなされる。CPU221は、ステップS107で画像送信タスクを起動した後、ステップS108で、画像読み取りを開始し、ステップS109で、読み取った画像の画像バッファへの格納を開始する。
次に、CPU221は、ステップS110にて、1ページ分の読み取り終了まで待機し、1ページ分の画像読み取りが終了したら、ステップS111にて、レジスタReadPageの値を1だけ増加させる。レジスタReadPageの値は、ステップS111、S114で増減されて更新されることになる(図12(a)、(c))。次にCPU221は、ステップS112にて、読み取ったページの色情報(カラーページか白黒ページかの情報)をセットする。
この色情報をセットするレジスタは、図12(b)に示され、ページ番号(PageNum)とそれに対応付けられた色情報(ColorInfo)の2つの情報の組から構成されているレジスタである。色情報の具体的数値としては、カラー画像であれば“1”、白黒画像であれば“0”とする。
ReadPageに“1”が入ると、これを受けて、図11(b)の画像送信タスクにおいて、バッファに入っている画像をCPU221がエンジン制御部21に送信することになる。しかしその前に、CPU221は、ステップS119、S120にて、読み取りページ数(ReadPage)とページの色情報(PageNum,ColorInfo)をエンジン制御部21に送信する。ここで送信される読み取りページ数(ReadPage)は最新の情報である。また、ここで送られるページの色情報(PageNum,ColorInfo)は、今回送信されるべき画像に対応するページの色情報である。
次にステップS121にて、CPU221は、エンジン制御部21に給紙指示コマンドを送信して給紙を指示する。それに応答して給紙された記録紙Pの先端が記録紙先端検知センサ9eに到達すると、エンジン制御部21からの画像先端同期信号がONになるので、CPU221は、ステップS122にて画像先端同期信号がONになるのを待つ。そして、画像先端同期信号がONになったら、CPU221は、ステップS123にてエンジン制御部21への画像の送信を開始する。
次に、CPU221は、ステップS124にて、1ページ分の画像送信が終了まで待機し、画像送信が終了したら、ステップS125にて、最終ページフラグが“1”になっているかを判別する。最終ページフラグが“1”でない場合は、CPU221は、処理をステップS118に戻し、再び次の1ページ分の画像が画像バッファに格納されるまで待機する。この最終ページフラグは、後述する図11(a)のステップS117で“1”に設定されるフラグであり、“1”であることは、読み取るべき原稿の最後の原稿を読み取ったことを意味する。
図11(a)に説明は戻り、ステップS112の処理後、CPU221は、ステップS113にて、エンジン制御部21から送信されてくる排紙完了ステータスを受信したか否かを判別する。排紙完了ステータスを受信していない場合は、CPU221は、処理をステップS116に進める。一方、排紙完了ステータスを受信すると、1ページの排紙が完了したので、CPU221は、ステップS114にてレジスタReadPageの値を1だけ減じる。それと共に、CPU221は、ステップS115にて、排紙完了した画像を画像バッファから消去する。その際CPU221は、今回、プリントジョブにおける連続したページのうち何枚目のページが排紙されたのかをカウントし、RAM213に記憶させておく。
次に、ステップS116では、CPU221は、読み取るべき次の原稿があるか否かを判別し、次の原稿があれば処理をステップS108に戻して、再び画像読み取りの開始に移行する。一方、次の原稿が無い場合は、CPU221は、ステップS117にて、最終ページフラグに“1”をセットし、当該タスクを終了させる。
図11(b)のステップS125で、CPU221は、最終ページフラグが“1”になっていると判別すると、ステップS126にて、エンジン制御部21に最終ページコマンドを送信し、当該タスクを終了させる。
次に、図11(a)、(b)のタスクにより画像読み取りと画像送信が交互に行われている間に記録紙Pのジャムが発生した場合の、図10のステップS102以降の処理を説明する。
図10のステップS102にて、CPU221は、ジャム発生ステータス(図13(a)のステップS218でCPU211から送信されてくる)を受信したか否かによって、ジャムが発生したか否かを判別する。ジャムが発生していない場合は、CPU221は、処理をステップS106に進める。一方、ジャムが発生した場合は、CPU221は、ステップS103にて、図11(b)の画像送信タスクを停止させる。停止された画像送信タスクはそれ以降、画像の送信を行わない。
次に、ステップS104では、CPU221は、プリント可能ステータスを受信したか否かを判別する。プリント可能ステータスは、ユーザによるジャム処理が終了し、装置が再びプリント可能になったことを表す信号であり、エンジン制御部21から、後述する図13(a)のステップS220で送信されてくる。
CPU221は、プリント可能ステータスを受信すると、プリント可能となったので、ステップS105にて、停止していた画像送信タスク(図11(b))を再び起動する。この再起動後の画像送信タスクにより、リカバリプリントが開始されることになる。
ここで、ジャムでジョブが中断し装置が停止している間でも、画像読み取りタスク(図11(a))は動作を継続している。従って、CPU221は、図11(a)のフローチャートに従って、未読み取りの残りの原稿を読み込み、画像バッファに格納する処理を続ける。それが継続されることで、ステップS111、S112にて読み取りページ数と色情報も更新、蓄積されていく。
最終的な最新のページ数の情報は図12(c)に例示するものとなり、最終的に蓄積されたページ毎の色情報は図12(d)に例示するものとなる。これらの情報が、ジャム処理後にCPU221により図11(b)のステップS119、S120にてエンジン制御部21に送信されることになる。
次に、図10、図11で説明したコントローラ制御部22による制御を受けてエンジン制御部21がどのように動作制御を行うかについて、図13〜図15のフローチャートを用いて説明する。
図13〜図15のフローチャートは、いずれもエンジンCPU211により実行される制御フローチャートである。各制御フローチャートにおける各ステップの処理動作は、エンジン制御部21内のROM212に格納されたプログラム(マルチタスク方式)に従ってCPU211が行う動作である。
図13(a)は、エンジン制御部21のメイン処理のフローチャートである。
まず、ステップS201にて、CPU211は、コントローラ制御部22から(図11(b)のステップS120にて)送信される色情報の受信を待つ。色情報が受信されると、CPU211は、ステップS202にて、コントローラ制御部22から(図11(b)のステップS121にて)送信される給紙指示コマンドの受信を待つ。給紙指示コマンドを受信すると、CPU211は、ステップS203にて、リカバリ加速中フラグをクリアする(“0”に設定する)。リカバリ加速中フラグは、リカバリプリント中に“1”に設定され得るフラグであり、具体的には後述する図15のステップS408で“1”に設定される。
次に、CPU211は、ステップS204にて、初期の画像形成モードを設定する。ここでは、CPU211は、プリントジョブにおける最初のページの色情報に従って画像形成モードを設定し、色情報がカラー画像であれば全当接モードに設定し、白黒画像であれば一部当接モードに設定する。
次に、CPU211は、ステップS205にて、前回転と称される画像形成動作に必要な各種の動作を行う。その詳細説明は本発明には直接関係がないので省略する。前回転が終了すると、CPU211は、ステップS206にて記録紙Pを給紙する。給紙した記録紙Pの先端が記録紙先端検知センサ9eに到達したら、CPU211は、ステップS207にて画像先端同期信号をONにする。次に、CPU211は、ステップS208にて図13(b)の排紙タスクを起動する。
図13(b)は、排紙タスクのフローチャートである。この排紙タスクは、記録紙Pの排紙が完了したかを判定するタスクであり、図13(a)のメイン処理と並行して動作する。
CPU211は、ステップS224にて排紙完了を待ち、排紙が完了したら、ステップS225にて、コントローラ制御部22に排紙完了ステータスを送信する。そしてCPU211は、当該タスクを終了させる。
図13(a)に説明は戻り、CPU211は、ステップS209にて画像形成を開始する。ここでは各感光体31上にトナー像を形成するための各種の高電圧制御や、記録紙P上に転写されたトナー像を熱定着する定着部5の温度制御等が開始される。これらについては本発明と直接関係がないので詳細説明を省略する。
CPU211は、ステップS210にて、ジャム検知センサ9a〜9jの検知結果から、ジャムが発生したか否かを判別する。ジャム発生がなければ、CPU211は、ステップS211にて今回の1ページの画像形成の終了を待ち、ステップS210、S211の処理を繰り返す。そして、画像形成が終了したら、CPU211は、ステップS212にて画像先端同期信号をOFFにする。
次に、CPU211は、ステップS213にて、直前に終了した画像形成のページがプリントジョブにおける最終ページであるか否かを判別する。これは、前述したコントローラ制御部22から図11(b)のステップS126で送信される最終ページコマンドを受信したかどうかで判別される。最終ページの画像形成が終了したならば図13(a)の処理は終了となる。しかし、最終ページの画像形成が終了していない場合は、CPU211は、ステップS214にて、次ページの色情報の受信を待つ。
そして、色情報を受信したら、CPU211は、ステップS215にて、リカバリ加速中フラグが“1”に設定されているか否かを判別する。リカバリ加速中フラグが“1”に設定されていない場合は、少なくともリカバリプリント中ではないことを意味する。従って、CPU211は、ステップS216に処理を進め、第一の画像形成モード決定方式による画像形成モードの切り替え制御(図14)を実行する。
一方、ステップS215の判別の結果、リカバリ加速中フラグが“1”に設定されている場合は、リカバリプリント中において第二の決定方式が選択されているため、それを維持するべく、ステップS217に処理を進める。
図14は、図13(a)のステップS216で実行される、第一の決定方式によるモード切り替えの処理のフローチャートである。ジャムが発生する前は、必ず図14の処理が実行される。
まず、CPU211は、ステップS301で、次のページの色情報がカラー画像か白黒画像かを判別する。そして、次のページの色情報がカラー画像であれば、CPU211は、ステップS304、S305にて、カラートナー用感光体(31Y、M、C)に中間転写ベルト32を当接させるよう、中間転写ベルト移動用モータM2を駆動制御する。このようにステップS304、S305に移行した場合、画像形成モードとして全当接モードが決定されたことになる。
一方、ステップS301の判別の結果、次のページの色情報が白黒画像であれば、CPU211は、ステップS302、S303の処理を実行する。ステップS302、S303では、CPU211は、カラートナー用感光体(31Y、M、C)から中間転写ベルト32を離間させるよう、中間転写ベルト移動用モータM2を駆動制御する。このようにステップS302、S303に移行した場合、画像形成モードとして一部当接モードが決定されたことになる。
図14の処理後は、図13(a)のステップS217に処理が移行する。ステップS217では、CPU211は、給紙指示コマンドの受信を待ち、給紙指示コマンドを受信したら処理をステップS206に戻して、次の記録紙Pの給紙からの制御に移行する。
次に、プリントジョブがジャム発生により中断した場合の処理を説明する。
CPU211は、図13(a)のステップS210にて、記録紙Pのジャムが発生した場合は、ステップS218にて、コントローラ制御部22にジャム発生ステータスを送信し、モータ等を止めて装置を停止させる。
次に、CPU211は、ステップS219にて、ユーザによるジャム処理の終了を待つ。CPU211は、ドア開閉検知センサ11a〜11eから出力される信号からドア8a〜8e開閉動作を検知することで、ジャム処理が終了したか否かを判別する。
そして、ジャム処理が終了して装置が再び画像形成可能になると、CPU211は、ステップS220にて、コントローラ制御部22にプリント可能ステータスを送信する。
前述したように、コントローラ制御部22は、プリント可能ステータスを受信すると、再起動後の画像送信タスク(図11(b))によりリカバリプリントに移行する。そしてコントローラ制御部22は、ジャム処理中にも継続して読み取っていた、プリントが完了していない残りの画像のページ数及び色情報(図12(c)、(d))を全て送信してくる。これらは再起動後の画像送信タスク(図11(b))のステップS119、S120において、リカバリプリント開始の初めにコントローラ制御部22からエンジン制御部21に送信される情報である。
CPU211は、ステップS221、S222にて、上記プリントが完了していない残りのページ数及び色情報の受信を待ち、これら2つの情報が受信されると処理をステップS223に進める。ここで受信された図12(c)に例示される読み取りページ数(ReadPage)、及び、図12(d)に例示される色情報(PageNumとColorInfoとが対応付けられたもの)は、RAM213に格納される。この読み取りページ数(ReadPage)は最新の値となっている。また、読み取りページ数の値はジャム後における値であるので、読み取りページ数(ReadPage)がリカバリプリントページ数(RecoverPage)となる。
ステップS223では、後述する図15のリカバリプリント時のモード切り替えの処理を実行する(選択手段)。
リカバリプリント時のモード切り替えの態様はいくつか考えられるが、まず第1の実施の形態としてはそのうちの1つを説明し、他の態様は第2の実施の形態以降として説明する。
図15は、図13(a)のステップS223で実行されるリカバリプリント時のモード切り替えの処理のフローチャートである。
CPU211は、ステップS401にて、リカバリプリントページ数(RecoverPage)及び色情報(PageNum,ColorInfo)をRAM213から読み出す(第2の取得手段、第1の取得手段)。次に、CPU211は、ステップS402にて、Counterを“0””リセットする。Counterは、リカバリプリントページにおけるカラーページの数を計数するためのカウンタである。
続くステップS403〜S406においては、色情報から、リカバリプリントページの中にカラー画像が存在するかをチェックするための処理であり、ここではカラー画像のページ数をカウントする処理でもある。すなわちCPU211は、読み出した情報のページから1ページずつ順番に色情報を参照していき、次のページがカラー画像であるか否かを判別し(ステップS403)、カラー画像である場合にのみCounterを1だけカウントアップする(ステップS404)。そして、CPU211は、リカバリプリントページ数(RecoverPage)から1を引いた値を変数Aにセットし(ステップS405)、A=0となるまで、ステップS403〜S406の処理を繰り返す。
A=0となると、CPU211は、ステップS407にて、Counterの値が“0”であるか否かを判別する(判定手段)。Counter=0である場合は、リカバリプリントページは全て白黒画像ページであり、カラー画像は1枚も存在しないので、CPU211は、ステップS411にて、リカバリ加速中フラグに“0”を設定する。これにより、リカバリプリントにおける画像形成モードの決定方式として第一の決定方式が選択されたことになる。その後、CPU211は、処理をステップS412に進める。
一方、ステップS407の判別の結果、Counter=0でない場合は、リカバリプリントページの中にカラー画像が最低でも1ページ存在していたことになる。そこでCPU211は、ステップS408にて、リカバリ加速中フラグに“1”を設定する。これにより、リカバリプリントにおける画像形成モードの決定方式として第二の決定方式が選択されたことになる。第二の決定方式にて画像形成モードが決定されるから、全当接モードが画像形成モードとして決定されることになる。
従ってこの場合、全当接モードであるから、CPU211は、ステップS409、S410にて、カラートナー用感光体(31Y、M、C)に中間転写ベルト32を当接させるよう、中間転写ベルト移動用モータM2を駆動制御する。その後、CPU211は、処理をステップS412に進める。
ステップS412では、CPU211は、給紙指示コマンドの受信を待ち、給紙指示コマンドを受信すると、図13(a)のステップS205に処理を戻す。
図15の処理では、CPU211は、リカバリプリントにおいて画像形成をすべきページにカラー画像が1つでも存在する場合は第二の決定方式を選択し、それ以外では第一の決定方式を選択する。第二の決定方式が選択されれば、画像形成すべきページがカラーページか白黒ページかに依らずに画像形成モードを全当接モードにし、リカバリプリント中は画像形成モードを切り替えない。これにより、切り替え時間をなくし、リカバリプリント時間が短縮される(図9の下段参照)。一方、リカバリプリントにおいてカラー画像が1ページもない場合は、リカバリプリントにおいても、ジョブ中断前と同じ第一の決定方式のままである。
本実施の形態によれば、プリントジョブが中断される前までは第一の決定方式が選択され、リカバリプリントの際には、カラー画像の有/無によって第二の決定方式/第一の決定方式が選択される。そして、第二の決定方式では、画像形成を行う全てのページについて全当接モードが画像形成モードとして決定される。
従って、リカバリプリント時間の短縮効果が見込める場合は全当接モードとし、そうでない場合は、一部当接モードとしてカラートナー用感光体(31Y、M、C)の無駄な摩耗を回避する。従って、プリント時間短縮とカラートナー用感光体(31Y、M、C)の摩耗劣化防止の両立を実現しつつ、ジャム中断によるロスタイムを挽回することが可能である。よって、像担持体(感光体)の摩耗抑制を抑制しつつ、リカバリプリントの時間を適切に短縮することができる。
なお、本実施の形態では、図15において、リカバリプリントページにおけるカラー画像のページ数をカウントすることは必須でなく、カラー画像が1枚でも存在するかどうかを判断するだけの構成であってもよい。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態では、第1の実施の形態に対して、リカバリプリント時のモード切り替えの処理が異なる。従って、第1の実施の形態に対して、リカバリプリント時のモード切り替えの説明については図15に代えて図17を用い、さらに図9に代えて図16を用いて第2の実施の形態を説明する。
図16(a)は、第2の実施の形態における、カラー画像と白黒画像とが混在するプリントジョブの時間経過に沿った処理の概念図である。
図16(a)に示す例は、ジョブの最後の方にカラー画像(C4)が混在していて、ジャム中断が無くプリントが終了した場合の時間的推移を表す。画像形成モード決定方式は最初から最後まで第一の画像形成モード決定方式である。画像形成モードの切り替えは、Bk1(1601)とC4(1602)との間、及びC4(1602)とBk1(1603)との間で生じ、合計2回のみである。
図16(b)は、図16(a)に示すプリントジョブの処理において、ジョブの最初の方(1604)でジャムが発生し、リカバリプリントが実行される場合の時間的推移を表す。画像形成モード決定方式は最初から最後まで第一の画像形成モード決定方式である。図16(b)の例では、リカバリプリント中に画像形成モードの切り替えが発生するのは、図16(a)と同様に合計2回だけである。
図16(b)の例では、リカバリプリントのページ数が多い割に、モード切り替え回数が少ないので、仮に画像形成モードの決定方式を第二の決定方式にしたとしても、切り替え回数を2回しか減らすことができず、切り替え時間短縮の効果は大きくない。むしろ、第二の決定方式にすると、多くの白黒ページを全当接モードにて画像形成することになり、3つのカラートナー用感光体(31Y、M、C)の摩耗劣化が進むという不利が大きくなる。
以上の理由から、リカバリプリントページ数が多い場合は、カラートナー用感光体(31Y、M、C)の摩耗抑制を重視し、リカバリプリント時の画像形成モードの決定方式は第一の決定方式のままとするのがよいと判断できる。
図16(c)は、図16(a)に示すプリントジョブの処理において、ジョブの最後の方(1608)でジャムが発生し、リカバリプリントが実行される場合の時間的推移を表す。図16(c)の例では、図16(b)と異なり、リカバリプリントページ数が少ないため、リカバリプリントにおける画像形成モードの決定方式を変えて第二の決定方式としても、3つのカラートナー用感光体(31Y、M、C)の摩耗劣化はあまり進まない。一方、第二の決定方式にすることで、モード切り替え回数が減るという利益は得られる。そこで、図16(c)の例では、リカバリプリント時の画像形成モードの決定方式としては第二の決定方式を選択するのがよいと判断できる。
図17は、第2の実施の形態において図13(a)のステップS223で実行されるリカバリプリント時のモード切り替えの処理のフローチャートである。
図17において、ステップS501〜S507の処理は、図15のステップS401〜S407の処理と同様である。ステップS507の判別の結果、Counter=0である場合は、リカバリプリントページにカラー画像は1枚も存在しないので、CPU211は、ステップS512にて、図15のステップS411と同様の処理を実行する。これにより、リカバリプリントにおける画像形成モードの決定方式として第一の決定方式が選択されたことになる。その後、CPU211は、処理をステップS513に進める。
一方、ステップS507の判別の結果、Counter=0でない場合は、リカバリプリントページの中にカラー画像が最低でも1ページ存在していたことになる。そこでCPU211は、ステップS508にて、リカバリプリントページ数(RecoverPage)が所定ページ数(ThreshNum)を超えているか否かを判別する。
その判別の結果、所定ページ数(ThreshNum)≧リカバリプリントページ数(RecoverPage)である場合は、感光体31の摩耗抑制よりも切り替え時間短縮による利益が大きいと判断できる。そこでCPU211は、ステップS509〜S511で、図15のステップS408〜S410と同様の処理を実行する。すなわちリカバリ加速中フラグに“1”が設定され、リカバリプリントにおける画像形成モードの決定方式として第二の決定方式が選択されて全当接モードとされる。その後、CPU211は、処理をステップS513に進める。
一方、ステップS508の判別の結果、所定ページ数(ThreshNum)<リカバリプリントページ数(RecoverPage)である場合は、切り替え時間短縮による利益は小さく、感光体31の摩耗抑制を優先すべきと判断できる。そこでCPU211は、ステップS512にて、図15のステップS411と同様の処理を実行し、リカバリプリントにおける画像形成モードの決定方式として第一の決定方式を選択する。
その後、CPU211は、処理をステップS513に進める。ステップS513では、CPU211は、図15のステップS412と同様の処理を実行する。
本実施の形態によれば、リカバリプリントの際に、画像形成をすべきページにカラー画像が存在し、且つリカバリプリントページ数が所定ページ数以下である場合は、第二の決定方式が選択される。しかしそれ以外では第一の決定方式が選択される。すなわち、カラー画像が存在しても、リカバリプリントページ数が所定ページ数より多い場合は第一の決定方式が選択される。
これにより、切り替え時間短縮と感光体31の摩耗抑制とのバランスを適切に考慮して、像担持体(感光体)の摩耗抑制を抑制しつつ、リカバリプリントの時間を適切に短縮することができる。
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態では、第1の実施の形態に対して、リカバリプリント時のモード切り替えの処理が異なる。従って、第1の実施の形態に対して、リカバリプリント時のモード切り替えの説明については図15に代えて図19を用い、さらに図9に代えて図18を用いて第3の実施の形態を説明する。
図18(a)は、第2の実施の形態における、カラー画像と白黒画像とが混在するプリントジョブの時間経過に沿った処理の概念図である。
図18(a)に示す例は、混在するカラーページ数が多く、ジャム中断が無くプリントが終了した場合の時間的推移を表す。画像形成モード決定方式は最初から最後まで第一の決定方式である。C4→Bk1、またはBk1→C4へ移行する際のモード切り替えが、全部で12回発生する。
図18(b)は、図18(a)に示すプリントジョブの処理において、ジョブの初期(1720)の方でジャムが発生し、リカバリプリントが実行される場合の時間的推移を表す。図18(b)の例では、プリントジョブの初期にジャムが発生したので、リカバリプリント数は多くなる。また、仮に第一の決定方式を選択したとするとモード切り替え回数は12回となる。
特に、図16(a)の例に比べると、リカバリプリントのページ数に対するモード切り替え回数の割合が大きい。そのため、リカバリプリントにおける画像形成モードの決定方式を変えてモード切り替え回数を減らすことの効果が大きい。カラートナー用感光体(31Y、M、C)の摩耗劣化の抑制と比較考量して、第二の決定方式とすることによりモード切り替え回数を減らして時間を短縮する利益の方が大きい。そこで、図18(b)の例では、リカバリプリント時の画像形成モードの決定方式としては第二の決定方式を選択するのがよいと判断できる。
前述した図16(c)に例示するように、リカバリプリントページの中にカラーページが混在し、且つリカバリプリントページ数が少ない場合は、第二の決定方式に変える効果が大きい。しかし、図18(b)に例示するように、リカバリプリントページ数が多い場合でも、混在しているカラーページ数が多い場合は、やはり第二の決定方式に変える効果が大きい場合が多いと考えられる。
図19は、第3の実施の形態において図13(a)のステップS223で実行されるリカバリプリント時のモード切り替えの処理のフローチャートである。
図19において、ステップS601〜S607の処理は、図15のステップS401〜S407の処理と同様である。ステップS607の判別の結果、Counter=0である場合は、リカバリプリントページにカラー画像は1枚も存在しないので、CPU211は、ステップS614にて、図15のステップS411と同様の処理を実行する。これにより、リカバリプリントにおける画像形成モードの決定方式として第一の決定方式が選択されたことになる。その後、CPU211は、処理をステップS615に進める。
一方、ステップS607の判別の結果、Counter=0でない場合は、リカバリプリントページの中にカラー画像が最低でも1ページ存在していたことになる。そこでCPU211は、ステップS608にて、リカバリプリントページ数(RecoverPage)が所定ページ数(ThreshNum)を超えているか否かを判別する。
その判別の結果、所定ページ数(ThreshNum)≧リカバリプリントページ数(RecoverPage)である場合は、感光体31の摩耗抑制よりも切り替え時間短縮による利益が大きいと判断できる。そこでCPU211は、ステップS611〜S613で、図15のステップS408〜S410と同様の処理を実行する。すなわちリカバリ加速中フラグに“1”が設定され、リカバリプリントにおける画像形成モードの決定方式として第二の決定方式が選択されて全当接モードとされる。その後、CPU211は、処理をステップS615に進める。
一方、ステップS608の判別の結果、所定ページ数(ThreshNum)<リカバリプリントページ数(RecoverPage)である場合は、CPU211は、ステップS609に処理を進める。CPU211は、ステップS609(算出手段)で、リカバリプリントページ数に対するカラーページ数の比率をCounter/RecoverPageにより算出する。そしてCPU211は、その結果をカラー比率としてColorRatioというレジスタに代入する。
次にCPU211は、ステップS610にて、ColorRatioの値が所定比率ThreshRatio以上であるか否かを判別する。その判別の結果、ThreshRatio≦ColorRatioである場合は、モード切り替え回数を減らして時間を短縮する利益が大きい。そこでCPU211は、ステップS611〜S613を実行する。すなわちリカバリ加速中フラグに“1”が設定され、リカバリプリントにおける画像形成モードの決定方式として第二の決定方式が選択されて全当接モードとされる。
一方、ThreshRatio>ColorRatioである場合は、切り替え時間短縮による利益は小さく、感光体31の摩耗抑制を優先すべきと判断できる。そこでCPU211は、ステップS614を実行する。すなわち、リカバリプリントにおける画像形成モードの決定方式として第一の決定方式を選択する。
ステップS614の処理後、CPU211は、処理をステップS615に進める。ステップS615では、CPU211は、図15のステップS412と同様の処理を実行する。
本実施の形態によれば、リカバリプリントの際に、画像形成をすべきページにカラー画像が存在し、且つリカバリプリントページ数が所定ページ数以下である場合は第二の決定方式が選択される。また、画像形成をすべきページにカラー画像が存在し、且つリカバリプリントページ数が所定ページ数を超え、且つカラー比率が所定比率以上である場合も、第二の決定方式が選択される。しかし、それらの場合以外では第一の決定方式が選択される。従って、リカバリプリントページ数が所定ページ数より多くても、カラー比率が所定比率より低い場合は第一の決定方式が選択される。
これにより、切り替え時間短縮と感光体31の摩耗抑制とのバランスを一層適切に考慮して、像担持体(感光体)の摩耗抑制を抑制しつつ、リカバリプリントの時間を適切に短縮することができる。
(第4の実施の形態)
第3の実施の形態においてはカラー比率に着目した。しかし、単に混在するカラーページ数のみに依るのではなく、混在の仕方(混在パターン)によって画像形成モードの切り替え回数が変わり、モード切り替え回数が多いパター程、切り替えに要する総時間が長くなる。従って、この切り替えに要する総時間がリカバリプリントの開始から終了までの総時間に対して占める割合が大きい程、第二の決定方式を選択する効果は大きくなる。本第4の実施の形態では、このことを考慮して、画像形成モードの決定方式を選択する。
本発明の第4の実施の形態では、第1の実施の形態に対して、リカバリプリント時のモード切り替えの処理が異なる。従って、第1の実施の形態に対して、リカバリプリント時のモード切り替えの説明については図15に代えて図20を用いて第4の実施の形態を説明する。
図20は、第4の実施の形態において図13(a)のステップS223で実行されるリカバリプリント時のモード切り替えの処理のフローチャートである。
ステップS701の処理は、図15のステップS401の処理と同様である。ステップS702では、CPU211は、リカバリプリントページ数(RecoverPage)が所定ページ数(ThreshNum)を超えているか否かを判別する。
その判別の結果、所定ページ数(ThreshNum)≧リカバリプリントページ数(RecoverPage)である場合は、感光体31の摩耗抑制よりも切り替え時間短縮による利益が大きいと判断できる。そこでCPU211は、ステップS707〜S709で、図15のステップS408〜S410と同様の処理を実行する。すなわちリカバリ加速中フラグに“1”が設定され、リカバリプリントにおける画像形成モードの決定方式として第二の決定方式が選択されて全当接モードとされる。その後、CPU211は、処理をステップS711に進める。
一方、ステップS702の判別の結果、所定ページ数(ThreshNum)<リカバリプリントページ数(RecoverPage)である場合は、CPU211は、処理をステップS703に進める。ステップS703にて、CPU211は、後述する図21の総切り替え時間(TotalChangeTime)の算出処理を実行する。さらに、CPU211は、ステップS704にて、後述する図22(a)の総リカバリ画像形成時間(TotalRecoverTime)の算出処理を実行する。
図21は、図20のステップS703で実行される総切り替え時間(TotalChangeTime)の算出処理のフローチャートである。
この処理は、リカバリプリントにおいて仮に第一の決定方式に従って全てのページに画像形成を行う間において、画像形成モードの切り替えのために要する見積もりの切り替え時間の合計である総画像形成モード切り替え時間を推定する処理である。
まず、ステップS801にて、CPU211は、画像形成モード切り替え回数を示すカウンタChangeCounterに“0”を代入する。次にCPU211は、ステップS802にて、リカバリプリントページにおける最初のページから何ページ目かを表すページ数インデックスNに“1”を入れる。
次にCPU211は、ステップS803にて、色情報から、N番目のページの色を判別する。その判別の結果、N番目のページがカラーページである場合は、CPU211は、ステップS804にて、N+1番目のページの色を判別する。その判別の結果、N+1番目のページが同じくカラーページである場合は、CPU211は、処理をステップS807に進める。この場合、カウンタChangeCounterの値は変化しない。
一方、ステップS804の判別の結果、N+1番目のページが白黒ページであった場合は、モード切り替えが発生するので、CPU211は、ステップS806に処理を進め、カウンタChangeCounterを“1”だけ増加させる。
ステップS803の判別の結果、N番目のページが白黒ページである場合は、CPU211は、ステップS805にて、N+1番目のページの色を判別する。その判別の結果、N+1番目のページが同じく白黒ページである場合は、CPU211は、処理をステップS807に進める。この場合、カウンタChangeCounterの値は変化しない。
一方、ステップS805の判別の結果、N+1番目のページがカラーページであった場合は、モード切り替えが発生するので、CPU211は、ステップS806に処理を進め、カウンタChangeCounterを“1”だけ増加させる。
すなわち、前後で隣り合った画像の色が同じである場合は、画像形成モードが切り替わらないので、カウンタChangeCounterの値が維持される。前後で隣り合った画像の色が異なる場合は、画像形成モードが切り替わるので、カウンタChangeCounterの値が増加する。
CPU211は、ステップS806の処理後、ステップS807にて、N←N+1とし、ステップS808にて、ページ数インデックスNがリカバリプリントページ数(RecoverPage)に達したか否かを判別する。CPU211は、N=RecoverPageとなるまで、ステップS803〜S808の処理を繰り返す。N=RecoverPageとなると、その時点のカウンタChangeCounterが切り替え回数となる。するとCPU211は、ステップS809を実行する。このようしてリカバリプリントページにおける1ページ目から最終ページまでを調べて切り替わりの回数を計算する。
ステップS809では、CPU211は、カウンタChangeCounterに、1回当たりの切り替えに要する時間であるChangeTimeを乗じて、その結果を総切り替え時間(TotalChangeTime)に入れる。
図22(a)は、図20のステップS704で実行される総リカバリ画像形成時間(TotalRecoverTime)の算出処理のフローチャートである。この処理は、リカバリプリントにおいて仮に第一の決定方式に従って全てのページに画像形成を行うのに要する見積もりの時間である総リカバリ画像形成時間を推定する処理である。
ステップS901にて、CPU211は、前後して搬送される記録紙Pの先端同士の通過時間差を表すTopToTopTimeに、リカバリプリントページ数(RecoverPage)を乗じてその結果をTotalRecoverTimeに代入する。TopToTopTimeについては図22(b)にて説明する。
図22(b)は、リカバリプリントにおけるTopToTopTimeとTotalRecoverTimeとの関係を示す図である。
Page1(1901)とPage2(1902)との搬送される時間間隔がTopToTopTime(1907)である。Page2(1902)とPage3(1903)との時間間隔も同じTopToTopTime(1907)であるとし、以降のPage3(1903)とPage4(1904)との時間間隔も同じとする。従って、Page1からPage4までに搬送に要する総時間は、TopToTopTimeにページ数である4を乗じた時間となり、これが1906で示す総リカバリ画像形成時間(TotalRecoverTime)となる。
説明を図20に戻し、ステップS705にて、CPU211は、総リカバリ画像形成時間(TotalRecoverTime)に対するに対する総切り替え時間(TotalChangeTime)の比率である時間比率ChangeRatioを求める。すなわちCPU211は、TotalChangeTime/TotalRecoverTimeをChangeRatioに代入する。これによりCPU211は、推定値である時間比率ChangeRatioを算出する(推定手段)。
次にCPU211は、ステップS706にて、時間比率ChangeRatioが所定比率(ThreshTimeRatio)以上であるか否かを判別する。その判別の結果、ThreshTimeRatio≦ChangeRatioである場合は、モード切り替えに要する総時間がリカバリプリントの開始から終了までの総時間に対して占める割合が大きいと判断できる。そこでCPU211は、ステップS707〜S709で、図15のステップS408〜S410と同様の処理を実行する。すなわちリカバリ加速中フラグに“1”が設定され、リカバリプリントにおける画像形成モードの決定方式として第二の決定方式が選択されて全当接モードとされる。その後、CPU211は、処理をステップS711に進める。
一方、ステップS706の判別の結果、ThreshTimeRatio>ChangeRatioである場合は、モード切り替えに要する総時間がリカバリプリントの開始から終了までの総時間に対して占める割合が小さいと判断できる。そこでCPU211は、ステップS710にて、図15のステップS411と同様の処理を実行する。これにより、リカバリプリントにおける画像形成モードの決定方式として第一の決定方式が選択されたことになる。その後、CPU211は、処理をステップS711に進める。ステップS711では、CPU211は、図15のステップS412と同様の処理を実行する。
このように、実際の装置の性能(1回の切り替えに要する時間や記録紙の搬送速度)を考慮して、画像形成モードの決定方式を選択するので、正確な効果を推定した適切な選択が可能となる。
本実施の形態によれば、像担持体(感光体)の摩耗抑制を抑制しつつ、リカバリプリントの時間を適切に短縮することに関し、第2、第3の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
なお、第4の実施の形態において、総リカバリ画像形成時間の算出について、モード切り替え無しの場合の時間、あるいはモード切り替えを加味した時間のいずれを総リカバリ画像形成時間として算出するようにしてもよい。
ところで、上記各実施の形態では、プリントジョブの中断要因としてジャム発生を例示したが、他の中断要因(トナー無し、記録紙無し等)に関しても同様に本発明を適用可能である。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。
31 感光体
32 中間転写ベルト
34 転写ローラ
M2 中間転写ベルト移動用モータ
211 エンジンCPU
221 コントローラCPU

Claims (8)

  1. 複数の像担持体のうちプリントジョブに従って少なくとも1つの像担持体にトナー像を形成し、前記像担持体に形成されたトナー像をベルト部材に転写し、さらに前記ベルト部材に転写されたトナー像を記録紙に転写する、一連の画像形成処理を行う画像形成装置であって、
    前記ベルト部材を移動させて、前記複数の像担持体に対する前記ベルト部材の位置を切り替え、前記複数の像担持体の全てに対して前記ベルト部材が当接する全当接位置、または、前記複数の像担持体のうち一部の像担持体にのみ前記ベルト部材が当接する一部当接位置に位置させる移動手段と、
    プリントジョブに従って画像形成を行うページ毎に、形成する画像がカラー画像であるか白黒画像であるかを示す色情報を取得する第1の取得手段と、
    中断要因によってプリントジョブが中断された場合にリカバリプリントを行うリカバリ手段と、
    前記第1の取得手段により取得された色情報に基づいて、リカバリプリントにおいて画像形成をすべきページにカラー画像が存在するか否かを判定する判定手段と、
    前記移動手段により前記ベルト部材を前記全当接位置または前記一部当接位置のいずれに位置させるかを決定する方式として、プリントジョブが中断される前までは第一の決定方式を選択し、プリントジョブが中断された後のリカバリプリントの際には、前記判定手段の判定の結果に基づいて第一の決定方式または第二の決定方式のいずれかを選択する選択手段とを有し、
    前記第一の決定方式は、画像形成を行うページの画像がカラー画像であれば前記ベルト部材を前記全当接位置に位置させると共に、画像形成を行うページの画像が白黒画像であれば前記ベルト部材を前記一部当接位置に位置させる方式であり、
    前記第二の決定方式は、画像形成を行う全てのページについて、前記ベルト部材を前記全当接位置に位置させる方式であることを特徴とする画像形成装置。
  2. リカバリプリントの際に、前記選択手段は、前記判定手段の判定の結果により、リカバリプリントにおいて画像形成をすべきページにカラー画像が1つでも存在する場合は前記第二の決定方式を選択し、それ以外では前記第一の決定方式を選択することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. リカバリプリントにおいて画像形成を行うべきページ数の情報を取得する第2の取得手段を有し、
    リカバリプリントの際に、前記選択手段は、前記判定手段の判定の結果により、リカバリプリントにおいて画像形成をすべきページにカラー画像が存在し、且つ前記第2の取得手段により取得されたページ数が所定ページ数以下である場合は前記第二の決定方式を選択し、それ以外では前記第一の決定方式を選択することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. リカバリプリントにおいて画像形成を行うべきページ数の情報を取得する第2の取得手段と、リカバリプリントにおいて画像形成を行うべきページ数に対するカラー画像のページ数の比率であるカラー比率を算出する算出手段とを有し、
    リカバリプリントの際に、前記選択手段は、前記判定手段の判定の結果により、リカバリプリントにおいて画像形成をすべきページにカラー画像が存在し、且つ前記第2の取得手段により取得されたページ数が所定ページ数以下である場合は、前記第二の決定方式を選択し、リカバリプリントにおいて画像形成をすべきページにカラー画像が存在し、且つ前記第2の取得手段により取得されたページ数が所定ページ数を超え、且つ前記算出手段により算出されたカラー比率が所定比率以上である場合は、前記第二の決定方式を選択し、それらの場合以外では前記第一の決定方式を選択することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 複数の像担持体のうちプリントジョブに従って少なくとも1つの像担持体にトナー像を形成し、前記像担持体に形成されたトナー像をベルト部材に転写し、さらに前記ベルト部材に転写されたトナー像を記録紙に転写する、一連の画像形成処理を行う画像形成装置であって、
    前記ベルト部材を移動させて、前記複数の像担持体に対する前記ベルト部材の位置を切り替え、前記複数の像担持体の全てに対して前記ベルト部材が当接する全当接位置、または、前記複数の像担持体のうち一部の像担持体にのみ前記ベルト部材が当接する一部当接位置に位置させる移動手段と、
    プリントジョブに従って画像形成を行うページ毎に、形成する画像がカラー画像であるか白黒画像であるかを示す色情報を取得する第1の取得手段と、
    中断要因によってプリントジョブが中断された場合にリカバリプリントを行うリカバリ手段と、
    前記移動手段により前記ベルト部材を前記全当接位置または前記一部当接位置のいずれに位置させるかを決定する方式として、プリントジョブが中断される前までは第一の決定方式を選択し、プリントジョブが中断された後のリカバリプリントの際には第一の決定方式または第二の決定方式のいずれかを選択する選択手段と、
    リカバリプリントにおいて画像形成を行うべきページ数の情報を取得する第2の取得手段と、
    リカバリプリントにおいて前記第一の決定方式に従って全てのページに画像形成を行う間に前記移動手段が前記ベルト部材を前記全当接位置と前記一部当接位置とに切り替えるために要する見積もりの切り替え時間の合計である総切り替え時間を推定すると共に、リカバリプリントにおいて前記第一の決定方式に従って全てのページに画像形成を行うために要する見積もりの時間である総リカバリ画像形成時間を推定し、さらに前記総リカバリ画像形成時間に対する前記総切り替え時間の比率である時間比率を推定する推定手段とを有し、
    前記第一の決定方式は、画像形成を行うページの画像がカラー画像であれば前記ベルト部材を前記全当接位置に位置させると共に、画像形成を行うページの画像が白黒画像であれば前記ベルト部材を前記一部当接位置に位置させる方式であり、
    前記第二の決定方式は、画像形成を行う全てのページについて、前記ベルト部材を前記全当接位置に位置させる方式であり、
    リカバリプリントの際に、前記選択手段は、前記第2の取得手段により取得されたページ数が所定ページ数以下である場合は前記第二の決定方式を選択し、前記第2の取得手段により取得されたページ数が所定ページ数を超え、且つ前記推定手段により推定された時間比率が所定比率以上である場合は前記第二の決定方式を選択し、それらの場合以外では前記第一の決定方式を選択することを特徴とする画像形成装置。
  6. 前記複数の像担持体には、カラーのトナー像が形成される複数のカラー用像担持体と白黒のトナー像が形成される白黒用像担持体とが含まれ、前記一部の像担持体は、前記白黒用像担持体であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記移動手段は、前記複数のカラー用像担持体の各々に対応する転写部材を変位させることで前記ベルト部材を移動させることを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
  8. 前記中断要因は、記録紙のジャム、トナー無し及び記録紙無しの少なくともいずれかであることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
JP2012188618A 2012-08-29 2012-08-29 画像形成装置 Pending JP2014048318A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012188618A JP2014048318A (ja) 2012-08-29 2012-08-29 画像形成装置
US14/010,746 US9020372B2 (en) 2012-08-29 2013-08-27 Image forming apparatus capable of reducing recovery printing time

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012188618A JP2014048318A (ja) 2012-08-29 2012-08-29 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014048318A true JP2014048318A (ja) 2014-03-17

Family

ID=50187755

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012188618A Pending JP2014048318A (ja) 2012-08-29 2012-08-29 画像形成装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US9020372B2 (ja)
JP (1) JP2014048318A (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016133797A (ja) * 2015-01-22 2016-07-25 キヤノン株式会社 画像形成装置及びその制御方法
JP6496150B2 (ja) * 2015-01-23 2019-04-03 キヤノン株式会社 シート搬送装置及び画像形成装置
JP7123664B2 (ja) * 2018-06-29 2022-08-23 キヤノン株式会社 画像形成装置

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07120984A (ja) * 1993-10-21 1995-05-12 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置の用紙搬送装置
US5761567A (en) * 1995-03-06 1998-06-02 Mita Industrial Co., Ltd. Image forming apparatus with jam detection for permitting completion of a copy operation
US6011936A (en) * 1995-05-16 2000-01-04 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus having recovery process for jammed sheets
JP2003307981A (ja) * 2002-02-15 2003-10-31 Sharp Corp 画像形成装置
JP3848177B2 (ja) 2002-02-20 2006-11-22 キヤノン株式会社 印刷装置及びその制御方法
JP2004251977A (ja) * 2003-02-18 2004-09-09 Sharp Corp 画像形成装置
JP2006323271A (ja) * 2005-05-20 2006-11-30 Sharp Corp 画像形成装置
JP4985701B2 (ja) * 2009-04-30 2012-07-25 ブラザー工業株式会社 印刷装置
JP4751465B2 (ja) * 2009-07-01 2011-08-17 シャープ株式会社 画像処理装置及び画像処理システム

Also Published As

Publication number Publication date
US9020372B2 (en) 2015-04-28
US20140064748A1 (en) 2014-03-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20060222386A1 (en) Image forming apparatus
JP2010140016A (ja) 画像形成装置及びその制御方法
JP5842881B2 (ja) 画像形成装置
JP2008052257A (ja) 画像形成装置
JP2014048318A (ja) 画像形成装置
US9465337B2 (en) Image forming apparatus
JP4402083B2 (ja) 画像形成装置
US7835685B2 (en) Image forming apparatus and control method therefor
JP4698303B2 (ja) 画像形成装置
JP2001356556A (ja) 画像形成装置
JP2019184746A (ja) 画像形成装置
JP2010164775A (ja) 画像形成装置
JP4894886B2 (ja) 画像形成装置、画像形成システムおよびプログラム
JP2007057728A (ja) 停止動作時のモーター制御方法と、これを行なう画像形成装置
JP2014048317A (ja) 画像形成装置
JP5251946B2 (ja) 画像形成装置、画像形成装置の制御方法および画像形成装置の制御プログラム
US20230096743A1 (en) Image forming apparatus
JP4075401B2 (ja) 画像形成装置および方法
JP5241651B2 (ja) 画像形成装置
JP4785600B2 (ja) カラー画像形成装置と印刷モードの切り替え方法
JP4261974B2 (ja) シート搬送装置
JP5116284B2 (ja) 画像形成装置及びプリントジョブ処理装置
JP2006015515A (ja) 画像形成装置
JP2023162068A (ja) 画像形成装置
JP2005084307A (ja) 画像形成装置