JP2014046491A - 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及び、コンピュータプログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及び、コンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 ユーザが印刷を保留している印刷ジョブを緊急印刷したくなった際に、再度印刷デバイスに印刷ジョブを送信することにより、緊急印刷を行い、且つ過去に送信した印刷ジョブは削除することにより、二重に印刷出力されることを防止することが可能となる。
【解決手段】 印刷ジョブを受信すると、印刷保留している印刷ジョブの中に同じ印刷ジョブがないかを判定し、同じ印刷ジョブがある場合には、印刷保留している印刷ジョブを削除して、同じ印刷ジョブが二重に印刷されることを防止する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、印刷ジョブの印刷制御技術に関し、特に、印刷ジョブの印刷実行のタイミングを制御する技術に関する。
従来のプリンタ、複合機等の印刷デバイスには、当該印刷デバイスの消費電力を抑えるために、節電モードを備えるものが多い。これら印刷デバイスでは、印刷ジョブを一定の時間受信しない場合には、節電モードに移行し、印刷ジョブを受信し、その印刷ジョブの印刷出力を行う際に、通常モードに移行し、印刷出力を行う。なるべく長い時間節電モードにさせ、消費電力を抑えるために、印刷ジョブを受信した場合に直ちに通常モードに移行させ印刷出力を行わせるのではなく、複数の印刷ジョブをまとめて実行する印刷システムが近年考えられている。
例えば、特許文献1には、ユーザからの指示によって印刷ジョブをまとめて印刷する印刷システムが開示されている。この印刷システムにおいては、優先度の低い印刷ジョブは直ちに印刷出力を行わず、印刷デバイスの記憶装置に蓄積される。そして、ユーザが印刷実行の指示を入力した際に初めて節電モードから通常モードに移行させて印刷ジョブの印刷を実行する。この際に、記憶装置に記憶されている複数の印刷ジョブの印刷処理が行われることになる。
特開2004−284281号公報
しかし、特許文献1に記載の発明では、印刷デバイスの記憶装置に記憶された優先度の低い印刷ジョブを緊急に印刷する必要が生じた場合、それまでに溜まっている他の印刷ジョブの中から、優先度を変更して出力しなければならず、印刷ジョブが多く溜まっているほど印刷ジョブの優先度の変更がユーザにとって煩わしいものとなる。
また、上記緊急に印刷する必要が生じた印刷ジョブを優先度の高いジョブとして再度、印刷デバイスに送信し直して印刷出力する手段も考えられるが、この手段の場合、緊急に印刷する必要が生じた印刷ジョブを印刷出力した後で、過去に送信していた同じ印刷ジョブである優先度の低い印刷ジョブをも印刷出力してしまい、同じ印刷ジョブが二重に出力されてしまう。
本発明は、上記の問題点を鑑み、ユーザが過去に印刷デバイスへ送信した優先度の低い印刷ジョブを緊急印刷したくなった際に、再度印刷デバイスに印刷ジョブを送信し、且つ過去に印刷デバイスへ送信した優先度の低い印刷ジョブを削除することにより、緊急印刷を実現するとともに、二重に印刷出力されることを防ぐことを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、印刷ジョブの印刷出力を行う画像形成装置であって、情報処理装置より、直ちに印刷を実行するか、否かを示す印刷実行情報を含む印刷ジョブを取得する取得手段と、前記取得手段により、直ちに印刷を実行しない印刷ジョブを記憶装置に蓄積する蓄積手段と、前記取得手段により取得した印刷ジョブと同じ印刷ジョブが前記蓄積手段により蓄積された前記記憶装置に存在するかを判定する第1の判定手段と、前記第1の判定手段で、前記取得手段で取得した印刷ジョブと同じ印刷ジョブが前記記憶装置に存在すると判定された場合、前記第1の判定手段で存在すると判定された前記記憶装置の印刷ジョブを前記記憶装置から削除する削除手段と、を有することを特徴とする。
上記した目的を達成するために、本発明の画像形成装置の制御方法は、印刷ジョブの印刷出力を行う画像形成装置の制御方法であって、情報処理装置より、直ちに印刷を実行するか、否かを示す印刷実行情報を含む印刷ジョブを取得する取得工程と、前記取得工程により、直ちに印刷を実行しない印刷ジョブを記憶装置に蓄積する蓄積工程と、前記取得工程により取得した印刷ジョブと同じ印刷ジョブが前記蓄積工程により蓄積された前記記憶装置に存在するかを判定する第1の判定工程と、前記第1の判定工程で、前記取得工程で取得した印刷ジョブと同じ印刷ジョブが前記記憶装置に存在すると判定された場合、前記第1の判定工程で存在すると判定された前記記憶装置の印刷ジョブを前記記憶装置から削除する削除工程と、を有することを特徴とする。
上記した目的を達成するために、本発明のコンピュータプログラムは、印刷ジョブの印刷出力を行う画像形成装置を、情報処理装置より、直ちに印刷を実行するか、否かを示す印刷実行情報を含む印刷ジョブを取得する取得手段と、前記取得手段により、直ちに印刷を実行しない印刷ジョブを記憶装置に蓄積する蓄積手段と、前記取得手段により取得した印刷ジョブと同じ印刷ジョブが前記蓄積手段により蓄積された前記記憶装置に存在するかを判定する第1の判定手段と、前記第1の判定手段で、前記取得手段で取得した印刷ジョブと同じ印刷ジョブが前記記憶装置に存在すると判定された場合、前記第1の判定手段で存在すると判定された前記記憶装置の印刷ジョブを前記記憶装置から削除する削除手段、
として動作させることを特徴とする。
本発明によれば、ユーザが過去に印刷デバイスへ送信した優先度の低い印刷ジョブを緊急印刷したくなった際に、再度印刷デバイスに印刷ジョブを送信することにより、緊急印刷を行い、且つ過去に印刷デバイスへ送信した優先度の低い印刷ジョブを削除することにより、二重に印刷出力されることを防止することが可能となる。
本発明の実施の形態に係る印刷制御システムのシステム構成の一例を示す図である。 図1のクライアント端末102に適用可能なコンピュータのハードウェア構成の一例を示す図である。 図1の画像形成装置101のハードウェア構成の一例を示す図である。 クライアント端末102のCPU201によって行われる、印刷ジョブ作成処理を示すフローチャートである。 画像形成装置101のCPU301によって行われる、印刷制御処理を示すフローチャートである。 図5のステップS507の印刷ジョブ実行処理の詳細を示すフローチャートである。 図5のステップS516、図6のステップS607、図8のステップS803の蓄積印刷ジョブ実行処理の詳細を示すフローチャートである。 画像形成装置101のCPU301によって行われる最大待ち時間経過後の蓄積印刷ジョブ実行処理を示すフローチャートである。 クライアント端末102で作成される印刷ジョブのデータ構成の一例を示す図である。 画像形成装置101のHDD304に記憶、管理されているスリープ解除条件テーブルのデータ構成の一例を示す図である。 画像形成装置101のHDD304に記憶、管理されている蓄積印刷ジョブテーブルのデータ構成の一例を示す図である。 クライアント端末102のディスプレイ装置210に表示されるスリープ解除条件入力画面の構成の一例を示す図である。 クライアント端末102のディスプレイ装置210に表示される印刷設定受付画面の構成の一例を示す図である。 クライアント端末102のディスプレイ装置210に表示される警告画面の構成の一例を示す図である。 図5のステップS514の印刷ジョブ保存処理の詳細を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態の一例を説明する。図1は、本願発明の実施の形態における印刷システムのシステム構成の一例を示す図である。
図1に示す通り、本願発明の実施の形態における印刷システムは、複合機等の画像形成装置101、クライアント端末102、LAN103を備えて構成されている。
画像形成装置101は、クライアント装置102から送信された印刷ジョブを実行し、印刷データの出力を行う装置であり、印刷ジョブをいったん蓄積後、所定の条件に合致した場合に、当該印刷ジョブを実行する機能を有する。また、電子メールの送受信を行う機能を有している。さらには、一定期間印刷ジョブを実行しなかった場合に、印刷出力を直ちに実行可能な通常モードから、印刷を直ちに実行できないが、消費電力を抑制可能なスリープモードに移行させ、消費電力の抑制をする機能を有する。
クライアント端末102は、ユーザにより使用される端末であり、印刷ジョブを生成し、画像形成装置101に対して送信することで、印刷ジョブの実行指示を行う機能を有する。
LAN103は、上記の画像形成装置101、クライアント端末102を相互に通信可能に接続するためのネットワークである。尚、接続形態は有線/無線を問わない。以上が、本発明の実施の形態に係る印刷システムのシステム構成の一例である。
次に、図2を参照して、図1のクライアントPC102に適用可能な情報処理装置のハードウェア構成の一例について説明する。
図2において、201はCPUで、システムバス204に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。また、ROM203あるいは外部メモリ211には、CPU201の制御プログラムであるBIOS(Basic Input / Output System)やオペレーティングシステムプログラム(以下、OS)や、クライアント端末102が実行する機能を実現するために必要な後述する各種プログラム等が記憶されている。
202はRAMで、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。CPU201は、処理の実行に際して必要なプログラム等をROM203あるいは外部メモリ211からRAM202にロードして、該ロードしたプログラムを実行することで各種動作を実現するものである。
また、205は入力コントローラで、キーボードやポインティングデバイス等の入力装置209からの入力を制御する。206はビデオコントローラで、ディスプレイ装置210等の表示器への表示を制御する。これらは必要に応じて操作者が使用するものである。
207はメモリコントローラで、ブートプログラム,各種のアプリケーション,フォントデータ,ユーザファイル,編集ファイル,各種データ等を記憶するハードディスク(HD)や、フレキシブルディスク(FD)、或いはPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリ等の外部メモリ211へのアクセスを制御する。
208は通信I/F(インタフェース)コントローラで、ネットワーク(例えば、図1に示したLAN103)を介して外部機器と接続・通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。例えば、TCP/IPを用いた通信等が可能である。
なお、CPU201は、例えばRAM202内の表示情報用領域へアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行することにより、ディスプレイ装置210上での表示を可能としている。また、CPU201は、ディスプレイ装置210上の不図示のマウスカーソル等でのユーザ指示を可能とする。
本発明を実現するための後述するフローチャートに示す各ステップの処理は、コンピュータで読み取り実行可能なプログラムにより実行され、そのプログラムは外部メモリ211に記録されている。そして、必要に応じてRAM202にロードされることによりCPU201によって実行されるものである。さらに、上記プログラムの実行時に用いられる定義ファイル及び各種情報テーブル等も、外部メモリ211に格納されており、これらについての詳細な説明も後述する。
次に、図3を参照して、図1の画像形成装置101のハードウェア構成について説明する。図3は、図1の画像形成装置101のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図3において、316はコントローラユニットで、画像入力デバイスとして機能するスキャナ314や、画像出力デバイスとして機能するプリンタ部312と接続する一方、LAN(例えば、図1に示したLAN103)や公衆回線(WAN)(例えば、PSTNまたはISDN等)と接続することで、画像データやデバイス情報の入出力を行う。
コントローラユニット316において、301はCPUで、システム全体を制御するプロセッサである。302はRAMで、CPU301が動作するためのシステムワークメモリであり、プログラムを記録するためのプログラムメモリや、画像データを一時記録するための画像メモリでもある。
303はROMで、システムのブートプログラムや各種制御プログラムが格納されている。304はハードディスクドライブ(HDD)で、システムを制御するための各種プログラム,画像データ等を格納する。クライアントPC102から受信した印刷データもこのHDD304に記憶されることになる。
307は操作部インタフェース(操作部I/F)で、操作部308とのインタフェース部である。また、操作部I/F307は、操作部308から入力したキー情報(例えば、スタートボタンの押下)をCPU301に伝える役割をする。
305はネットワークインタフェース(ネットワークI/F)で、LAN103等のネットワークに接続し、データの入出力を行う。306はモデムで、公衆回線に接続し、FAXの送受信等のデータの入出力を行う。
318は外部インタフェース(外部I/F)で、USB、IEEE1394,プリンタポート,RS−232C等の外部入力を受け付けるI/F部であり、本実施形態においてはユーザの認証を行う際に必要となる非接触ICカード(記憶媒体)の読み取り用のカードリーダ319が外部I/F部318に接続されている。そして、CPU301は、この外部I/F318を介してカードリーダ319によるICカードからの情報読み取りを制御し、該ICカードから読み取られた情報を取得可能である。以上のデバイスがシステムバス309上に配置される。
320はイメージバスインタフェース(イメージバスI/F)であり、システムバス309と画像データを高速で転送する画像バス315とを接続し、データ構造を変換するバスブリッジである。画像バス315は、PCIバスまたはIEEE1394で構成される。画像バス315上には以下のデバイスが配置される。
310はラスタイメージプロセッサ(RIP)で、例えば、PDLコード等のベクトルデータをビットマップイメージに展開する。311はプリンタインタフェース(プリンタI/F)で、プリンタ312とコントローラユニット316を接続し、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。また、313はスキャナインタフェース(スキャナI/F)で、スキャナ314とコントローラユニット316を接続し、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。
317は画像処理部で、入力画像データに対し補正、加工、編集を行ったり、プリント出力画像データに対して、プリンタの補正、解像度変換等を行ったりする。また、これに加えて、画像処理部317は、画像データの回転や、多値画像データに対してはJPEG、2値画像データはJBIG、MMR、MH等の圧縮伸張処理を行う。そして、この画像処理部317は、スキャナ314を駆動して画像読み取りされた画像データを画像処理して、ファイル出力可能な形式(例えば、PDF形式ファイル)に変換し、CPU301と連携して、ネットワークI/F305を介して、外部装置に画像データのファイルを送信することができる。
スキャナ314は、原稿となる紙上の画像を照明し、CCDラインセンサで走査することで、ラスタイメージデータとして電気信号に変換する。原稿用紙は原稿フィーダのトレイにセットし、装置使用者が操作部308から読み取り起動指示することにより、CPU301がスキャナ314に指示を与え、フィーダは原稿用紙を1枚ずつフィードし原稿画像の読み取り動作を行う。
プリンタ312は、ラスタイメージデータを用紙上の画像に変換する部分であり、その方式は感光体ドラムや感光体ベルトを用いた電子写真方式、微少ノズルアレイからインクを吐出して用紙上に直接画像を印字するインクジェット方式等があるが、どの方式でも構わない。プリント動作の起動は、CPU301からの指示によって開始する。なお、プリンタ312には、異なる用紙サイズまたは異なる用紙向きを選択できるように複数の給紙段を持ち、それに対応した用紙カセットがある。
操作部308は、LCD表示部を有し、LCD上にタッチパネルシートが貼られており、システムの操作画面を表示するとともに、表示してあるキーが押されるとその位置情報を操作部I/F307を介してCPU301に伝える。また、操作部308は、各種操作キーとして、例えば、スタートキー、ストップキー、IDキー、リセットキー等を備える。
ここで、操作部308のスタートキーは、原稿画像の読み取り動作を開始する時などに用いる。スタートキーの中央部には、緑と赤の2色LEDがあり、その色によってスタートキーが使える状態にあるかどうかを示す。また、操作部308のストップキーは、稼働中の動作を止める働きをする。また、操作部308のIDキーは、使用者のユーザIDを入力する時、また手動でユーザのログアウト処理を行う時に用いる。リセットキーは、操作部からの設定を初期化する時に用いる。
カードリーダ319は、CPU301からの制御により、非接触ICカードに記憶されている情報を読み取り、該読み取った情報を外部I/F318を介してCPU301へ通知する。
以上のような構成によって、画像形成装置101は、スキャナ314から読み込んだ画像データをLAN103上に送信したり、LAN103から受信した印刷データをプリンタ312で印刷出力したりすることができる。
また、スキャナ314から読み込んだ画像データをモデム306により、公衆回線上にFAX送信したり、公衆回線からFAX受信した画像データをプリンタ312で印刷出力したりすることができる。
次に、図4を参照して、クライアント端末102によって行われる印刷ジョブ作成処理について説明する。本図に示す処理をクライアント端末102に実行させるためのプログラム(より具体的には、プリンタドライバ)は、外部メモリ211に記憶されており、本処理を実行するにあたって、CPU201は当該プログラムをRAM202にロードし、ロードしたプログラムによる制御に従って、本処理を実行することになる。
まず、クライアント端末102のCPU201は、外部メモリ211に記憶されている、アプリケーションプログラムを実行し、ユーザからの入力装置209を介しての入力指示に従って、文書編集処理を行う(ステップS401)。そして、編集された文書データに対する印刷要求を受け付けると(ステップS402でYES)、処理をステップS403に移行させ、図13に示す印刷設定受付画面1300をディスプレイ装置210に表示する。
ここで、図13を参照して、クライアント端末102のディスプレイ装置210に表示される印刷設定受付画面1300の構成の一例について説明する。
クライアント端末102は、この印刷設定受付画面1300を介して各種の印刷設定を受け付け可能である。そのために、原稿サイズ指定部1301、出力用紙サイズ指定部1302、印刷部数指定部1303、用紙向き指定部1304、印刷レイアウト指定部1305等を備えている。
また、画像形成装置101がスリープ状態である場合に、直ちに印刷出力を行うか、それとも他の印刷ジョブの実行時に合わせて印刷出力を行うかを指定するスリープ解除指定部1306、印刷出力を直ちに行わない場合(すなわちスリープ解除指定部1306にチェックがされていない場合)に、当該印刷ジョブが実行されるおおよその時刻を通知する印刷時刻通知部1307を備えている。
従って、緊急印刷を行う印刷ジョブの場合は、ユーザによりスリープ解除指定部1306にチェックが入力されている。
そして、OKボタン1308に対する押下指示を受け付けると、クライアント端末102のCPU201は、本図を介して指定された印刷設定に従って、印刷ジョブを生成することになる。以上が、図13の印刷設定受付画面の説明である。
図4の説明に戻る。クライアント端末102のCPU201は、ステップS403でディスプレイ装置210に表示した印刷設定受付画面1300を介して、印刷設定の入力を受け付ける(ステップS404)。
そして、印刷設定受付画面1300中のOKボタン1308に対する押下指示を受け付けることで入力される確定指示を受け付けると(ステップS405でYES)、処理をステップS406に進め、印刷設定受付画面1300を介して入力を受け付けた、原稿サイズ設定、出力サイズ設定、印刷部数設定、用紙向き設定、印刷レイアウト設定、スリープ解除設定を取得し、取得した各種印刷設定に従って、印刷ジョブを作成する(ステップS407)。そして、作成した印刷ジョブを指定された画像形成装置101に対して送信する(ステップS408)。
以上が、クライアント装置102のCPU201によって行われる印刷ジョブ作成処理の説明である。
ここで、図9を参照して、図4の印刷ジョブ作成処理を行うことにより、クライアント端末102のCPU201が作成する印刷ジョブのデータ構成について説明する。
図9に示す通り、印刷ジョブ900は、スリープ解除フラグ901、印刷ジョブ名902、印刷ジョブ送信日時903、ユーザ名904、メールアドレス905、印刷データ906等のデータ項目を備えて構成されている。
スリープ解除フラグ901は、画像形成装置101がスリープ状態であっても、印刷を直ちに行うか否かを示すフラグ情報が登録されるデータ項目である。スリープ解除フラグ901がFALSE(すなわち、直ちに印刷を行わない)と設定されている場合に、画像形成装置101がスリープ状態である際には、直ちに印刷出力が行われない。
印刷ジョブ名902は、当該印刷ジョブの作成のもととなった電子ファイルに基づき作成される印刷ジョブ名が登録されるデータ項目である。
印刷ジョブ送信日時903は、当該印刷ジョブが画像形成装置101に対して送信された日時を示す日時情報が登録されるデータ項目である。尚、印刷ジョブの送信日時でなく、印刷ジョブの作成日時等であっても良い。
ユーザ名904は、当該印刷ジョブを作成したクライアント端末102を操作するユーザのユーザ名が登録されるデータ項目である。メールアドレス905は、ユーザ名904に登録されているユーザが使用するメールアドレスが登録されるデータ項目である。
印刷データ906は、当該印刷ジョブを画像形成装置101が実行することにより印刷実行する印刷データが登録されるデータ項目である。以上がクライアント端末102で作成される印刷ジョブのデータ構成の一例の説明である。
次に、図5を参照して、画像形成装置101のCPU301によって行われる、印刷制御処理について説明する。画像形成装置101のCPU301に印刷制御処理を実行させるためのプログラムはHDD304に記憶されており、印刷制御処理実行に際し、画像形成装置のCPU301は、当該プログラムをRAM302にロードし、ロードしたプログラムの制御に従って、本処理を実行する。
画像形成装置101のCPU301は、クライアント端末102から送信された印刷ジョブを受信すると(ステップS501)、自機の状態(スリープモード、通常モード)を取得する(ステップS502)。
そして、自機の状態が通常モードであると判定した場合には(ステップS503でNO)、受信した印刷ジョブ中のスリープ解除フラグ901の設定に関わらず、処理をステップS507に進める。
一方、ステップS503の判定処理で、画像形成装置101のCPU301が自機の状態がスリープモードである(YES)と判定した場合には、処理をステップS504に進め、受信した印刷ジョブに含まれるスリープ解除フラグ901に設定されている情報を取得する。
そして、スリープ解除フラグ901の設定が、スリープを解除して直ちに印刷実行する設定である(YES)と判定した場合には、CPU301は処理をステップS506に進め、スリープ状態を解除し、通常モードに移行させ(ステップS506)、その後、処理をステップS507に進める。
ステップS503でNOと判定した場合、または、ステップS506の処理終了後、画像形成装置101のCPU301は、印刷ジョブ実行処理を行う(ステップS507)。この処理の詳細については、図6を参照して詳細に説明する。CPU301は、ステップS507の印刷ジョブ実行処理が終了後、本図に示す印刷制御処理を終了する。
一方、ステップS505の判定処理でNOと判定した場合には、画像形成装置101のCPU301は、処理をステップS508に進め、図11に示す蓄積印刷ジョブテーブル1100に登録されている蓄積印刷ジョブの件数を取得する。
ここで、図11を参照して、画像形成装置101のHDD304またはRAM302に記憶される蓄積印刷ジョブテーブル1100のデータ構成の一例について説明する。
図11に示すように、蓄積印刷ジョブテーブル1100は、印刷ジョブID1101、印刷ジョブ名1102、印刷ジョブ送信日時1103、ユーザ名1104、メールアドレス1105、印刷データ1106等を備えて構成されている。
印刷ジョブID1101は、この蓄積印刷ジョブテーブル1100に登録されている印刷ジョブを一意に識別するための識別情報が登録されるデータ項目である。
印刷ジョブ名1102は、印刷ジョブ900の印刷ジョブ名902に設定されているデータが登録されるデータ項目である。印刷ジョブ送信日時1103は、印刷ジョブ900の印刷ジョブ送信日時903に設定されている情報が登録されるデータ項目である。
ユーザ名1104は、印刷ジョブ900の印刷ジョブ送信日時904に設定されているデータが登録されるデータ項目である。メールアドレス1105は、印刷ジョブ900のメールアドレス905に設定されているデータが登録されるデータ項目である。印刷データ1106は、印刷ジョブ900の印刷データ906に登録されているデータ項目である。
以上が、蓄積印刷ジョブテーブル1100のデータ構成の一例の説明である。
図5の説明に戻る。ステップS508の処理終了後、蓄積ジョブテーブルの登録件数が0件であるかを判定する(ステップS509)。この判定処理で登録件数が0件である(YES)と判定した場合には、処理をステップS510に進め、図10に示すスリープ解除条件テーブル1000から最大待ち時間1001を取得し(ステップS510)、印刷ジョブに含まれる印刷ジョブ送信日時903と、ステップS510で取得した最大待ち時間とを用いて、ジョブ実行日時を算出し(ステップS511)、算出したジョブ実行日時にタイマーが切れるようにタイマーを起動する(ステップS512)。
ここで、図10を参照して、画像形成装置101のHDD304に記憶されているスリープ解除条件テーブル1000のデータ構成の一例について説明する。本発明では、スリープ状態である場合には、印刷出力を直ちに行わないと設定された印刷ジョブが、あまりに長時間実行されずにいることを防ぐために、最大待ち時間や、最大蓄積件数といった条件を設定しておき、その条件に合致した場合に、図11の蓄積印刷ジョブテーブル1100に蓄積されている印刷ジョブを実行する。このスリープ解除条件テーブル1000は、それら条件を登録しておくために用いられるテーブルである。
図10に示す通り、スリープ解除条件テーブル1000は、最大待ち時間1001、最大蓄積件数1102等のデータ項目を備えて構成されている。
最大待ち時間1001は、蓄積印刷ジョブテーブル1100に蓄積されている印刷ジョブを実行せずに待機する最大の待ち時間が登録されるデータ項目である。最大蓄積件数1002は、印刷ジョブ蓄積テーブル1100に蓄積可能な印刷ジョブの件数条件を登録するデータ項目である。尚、画像形成装置101のCPU301は、印刷ジョブ蓄積テーブル1100に蓄積した印刷ジョブの件数がこの最大蓄積件数1002に登録されている件数に達すると、印刷ジョブ蓄積テーブル1100に登録されている印刷ジョブを実行することになる。
最大蓄積件数1002を条件として設定している目的は、蓄積された印刷ジョブを実行するタイミングで、それらを実行するのに多くの時間がかかってしまうことにより、直ちに実行したい印刷ジョブの実行が遅れてしまうことを防ぐことにある。
以上が、図10のスリープ解除条件テーブル1000のデータ構成の一例である。尚、最大待ち時間や最大蓄積件数以外の条件をこのスリープ解除条件テーブル1000に設定するようにしてももちろん構わない。
次に、図12を参照して、スリープ解除条件入力画面1200について説明する。このスリープ解除条件入力画面1200は、スリープ解除テーブル1000に登録されている各種条件の登録、変更に用いられる画面である。
印刷制御システムの管理者が使用するクライアント端末102が、画像形成装置101に対して、スリープ解除条件変更要求を行うと、画像形成装置101は、本図を表示するための画面情報を生成し、当該クライアント端末102に対して送信する。そして、クライアント端末102のCPU201は、受信した画面情報に従って、図12に示すスリープ解除条件入力画面1200をディスプレイ装置210に表示する。
図12に示す通り、スリープ解除条件入力画面1200は、最大待ち時間入力欄1201、最大蓄積件数入力欄1202、設定ボタン1203等を備えて構成されている。
最大待ち時間入力欄1201は、蓄積印刷ジョブの最大待ち時間条件を入力する入力欄であって、この最大待ち時間入力欄1201に入力された情報が、スリープ解除条件テーブル1000の最大待ち時間1001に登録される。
最大蓄積件数入力欄1202は、蓄積印刷ジョブテーブル1100に登録可能な最大件数条件を入力する入力欄であって、この最大蓄積件数入力欄1202に入力された情報が、スリープ解除条件テーブル1000の最大蓄積件数1002に登録される。
以上が、図12のスリープ解除条件入力画面の構成の一例の説明である。
図5の説明に戻る。ステップS512で、ジョブ実行日時に切れるようタイマーを設定した後に、画像形成装置101のCPU301は、ステップS501で受信した印刷ジョブを蓄積印刷ジョブテーブル1100に保存し、本処理を終了する。
ステップS509の判定処理で、画像形成装置101のCPU301が蓄積ジョブテーブル1100に1件以上の印刷ジョブが蓄積されている(NO)と判定した場合には、処理をステップS514に進め、ステップS501で取得した印刷ジョブを蓄積印刷ジョブテーブル1100に蓄積する。ステップS514の処理の詳細については、図15を参照して詳細に説明する。
そして、ステップS514で新たに印刷ジョブを蓄積印刷ジョブテーブル1100に蓄積することにより、蓄積印刷ジョブテーブル1100に蓄積されている印刷ジョブの数が、印刷ジョブ条件テーブル1000の最大蓄積件数に達したかを判定する(ステップS515)。最大蓄積件数に達した(YES)と判定した場合には、処理をステップS516に進め、蓄積印刷ジョブ実行処理を行う。この処理の詳細については、図7を参照して後述することにする。
一方、ステップS515の判定処理で最大蓄積件数に達していない(NO)と判定した場合には、本図に示す処理を終了する。以上が、画像形成装置101のCPU301によって行われる印刷制御処理の説明である。
次に、図6を参照して、図5のステップS507の印刷ジョブ実行処理の詳細について説明する。
まず、画像形成装置101のCPU301は、図5のステップS501で受信した印刷ジョブを実行することで、印刷ジョブに含まれる印刷データの印刷出力を行う(ステップS601)。
その後、蓄積印刷ジョブテーブル1100に印刷ジョブが蓄積されているかを判定する(ステップS602)。この判定を行う目的としては、画像形成装置101の状態が、スリープモードから通常モードに移行したので、まだ実行されていない印刷ジョブが蓄積印刷ジョブテーブルに蓄積されているようであれば、このタイミングで印刷するほうが、電力の消費を抑えることが可能となるからである。
ステップS602の判定処理で、印刷ジョブが登録されていると判定した場合には、画像形成装置101のCPU301は処理をステップS603に移行し、一方、印刷ジョブが登録されていないと判定した場合は、印刷ジョブ実行処理を終了する。
次に、ステップS603において、画像形成装置101のCPU301は蓄積印刷ジョブテーブル1100内にステップS501で受信した印刷ジョブと同じ印刷ジョブが含まれているかどうかを判定する。ステップS603の判定処理で、蓄積印刷ジョブテーブル1100内にステップS501で受信した印刷ジョブと同じ印刷ジョブが含まれていれば、ステップS604へと処理を移行し、一方蓄積印刷ジョブテーブル1100内に受信した印刷ジョブと同じ印刷ジョブが含まれていなければ、ステップS607へと処理を移行する。
なお、蓄積印刷ジョブテーブル1100内に受信した印刷ジョブと同じ印刷ジョブかどうかの判断については、蓄積印刷ジョブテーブル1100内の印刷ジョブ名1102とユーザ名1104が、受信した印刷ジョブの印刷ジョブ名1102やユーザ名1104と一致していれば、同じ印刷ジョブと判定しても良いし、印刷データ1106とユーザ名1104とが、受信した印刷ジョブの印刷データ1106やユーザ名1104と一致していれば、同じ印刷ジョブと判定しても良い。
ステップS604において、画像形成装置101のCPU301は、蓄積印刷ジョブテーブル1100内に登録されている印刷ジョブを削除するかどうかの判定をユーザに知らせて判断させるために、図14に示す警告画面1400をディスプレイ装置210に表示する。
ここで、図14を参照して、クライアント端末102のディスプレイ装置210に表示される警告画面1400の構成の一例について説明する。
クライアント端末102は、この警告画面1400を介して、ユーザから蓄積印刷ジョブテーブル1100内に登録されている印刷ジョブを削除するかどうかの入力を受け付ける。そのために、印刷ジョブを削除する「はい(Y)」ボタン1401と印刷ジョブを削除しない「いいえ(N)」ボタン1402を備えている。
次に、ステップS605において、画像形成装置101のCPU301は、図14の1400の様な警告画面を介して、蓄積印刷ジョブテーブル1100内に登録されている印刷ジョブを削除するかどうかの入力を受け付ける。
ステップS605において、登録されている印刷ジョブを削除すると判定された場合、すなわち、図14の「はい(Y)」ボタン1401がユーザにより選択された場合は、ステップS606へと処理を移行し、一方登録されている印刷ジョブを削除しないと判定された場合、すなわち、図14の「いいえ(N)」ボタン1402がユーザにより選択された場合は、ステップS607へと処理を移行する。
ステップS606において、画像形成装置101のCPU301は、ステップS604で特定した蓄積印刷ジョブテーブル内の印刷ジョブを蓄積印刷ジョブテーブルから削除し、ステップS607へ処理を移行する。
次に、ステップS607において、画像形成装置101のCPU301は、蓄積印刷ジョブ実行処理を行う。尚、この蓄積印刷ジョブ実行処理の詳細については、図7を参照して説明する。
以上が、図5のステップS507の印刷ジョブ実行処理の詳細な説明である。
次に、図15を参照して、図5のステップS514の印刷ジョブ保存処理の詳細について説明する。
まず、画像形成装置101のCPU301は、ステップS1501において、図5のステップS501で受信した印刷ジョブと同じ印刷ジョブが蓄積印刷ジョブテーブルに登録されているかを判定する。
ステップS1501の判定処理で、蓄積印刷ジョブテーブル1100内にステップS501で受信した印刷ジョブと同じ印刷ジョブが含まれていれば、ステップS1502へと処理を移行し、一方蓄積印刷ジョブテーブル1100内にステップS501で受信した印刷ジョブと同じ印刷ジョブが含まれていなければ、ステップS1505へと処理を移行する。
なお、蓄積印刷ジョブテーブル1100内にステップS501で受信した印刷ジョブと同じ印刷ジョブかどうかの判断については、蓄積印刷ジョブテーブル1100内の印刷ジョブ名1102とユーザ名1104が、ステップS501で受信した印刷ジョブの印刷ジョブ名1102やユーザ名1104と一致しているかどうかで同じ印刷ジョブと判定する。
ステップS1501において、蓄積印刷ジョブテーブル1100内にステップS501で受信した印刷ジョブと同じ印刷ジョブが含まれており、ステップS1502へと処理を移行すると、画像形成装置101のCPU301は、蓄積印刷ジョブテーブル1100の印刷ジョブを削除するかの警告画面を警告画面1400をディスプレイ装置210に表示する。
クライアント端末102は、この警告画面1400を介して、ユーザから蓄積印刷ジョブテーブル1100内に登録されている印刷ジョブを削除するかどうかの入力を受け付ける。そのために、印刷ジョブを削除する「はい(Y)」ボタン1401と印刷ジョブを削除しない「いいえ(N)」ボタン1402を備えている。
次に、ステップS1503において、画像形成装置101のCPU301は、図14の1400の様な警告画面を介して、蓄積印刷ジョブテーブル1100内に登録されている印刷ジョブを削除するかどうかの入力を受け付ける。
これらステップS1501やステップS1503の判定を行う目的としては、過去に送信した印刷ジョブに誤りがあり、新たに印刷ジョブを修正して送信している場合、過去に送信した印刷ジョブを出力してよいかの判断をユーザに求めることにより、画像形成装置101のCPU301は、誤りのある印刷ジョブを自動的に削除することが可能となることである。
ステップS1503において、登録されている印刷ジョブを削除すると判定された場合、すなわち、図14の「はい(Y)」ボタン1401がユーザにより選択された場合は、ステップS1504へと処理を移行し、一方登録されている印刷ジョブを削除しないと判定された場合、すなわち、図14の「いいえ(N)」ボタン1402がユーザにより選択された場合は、ステップS1505へと処理を移行する。
ステップS1504へ処理を移行すると、画像形成装置101のCPU301は、ステップS1501で特定した蓄積印刷ジョブテーブル内の印刷ジョブを蓄積印刷ジョブテーブルから削除し、ステップS1505へと処理を移行する。
次に、ステップS1505において、画像形成装置101のCPU301は、ステップS501で受信した印刷ジョブを蓄積印刷ジョブテーブルに登録して、印刷ジョブ保存処理を終える。なお、蓄積印刷ジョブテーブルへ登録する順番としては、これまでに蓄積された印刷ジョブの直後に保存しても良いし、ステップS1501で特定された蓄積印刷ジョブテーブルの印刷ジョブ(すなわち、ステップS1504で削除された位置)に保存しても良い。
以上が、図5のステップS514の印刷ジョブ保存処理の詳細な説明である。図15の印刷ジョブ保存処理により、印刷ジョブの誤りなどによる印刷ジョブの再送信の際に、過去に送った誤りのある印刷ジョブを削除することが容易に可能となる効果を有する。
次に、図7を参照して、図5のステップS516、図6のステップS607、後述する図8のステップS803の蓄積印刷ジョブ実行処理の詳細について説明する。
まず、画像形成装置101のCPU301は、蓄積印刷ジョブテーブル1100に登録されている全てのレコードについて、ステップS701からステップS705に示す処理を行う。
ステップS701では、CPU301は、蓄積印刷ジョブテーブル1100に登録されている印刷ジョブを管理するレコードを取得する。そして、当該レコードで管理している印刷ジョブを実行することにより、印刷データの印刷出力処理を行う(ステップS702)。そして、そのレコードのメールアドレス1105に登録されているメールアドレスに対して、印刷完了通知を送信する(ステップS704)。これにより、当該印刷ジョブを作成したユーザは、印刷ジョブが実行されたことを認識することが可能となり、その印刷物が、画像形成装置の排紙トレイに長時間放置されてしまうことを防止することが可能となる。
ステップS704での電子メールによる印刷完了通知を行った後に、ステップS701で取得したレコードを蓄積印刷ジョブテーブル1100から削除する(ステップS705)。
ステップS701からステップS705の処理を、蓄積印刷ジョブテーブル1100に蓄積されている全てのレコードに対して実行した後に、CPU301は処理をステップS706に進め、タイマーがONの状態、即ち、タイマーが切れていないかを判定する。
このタイマーは、最初に蓄積印刷ジョブテーブル1100に印刷ジョブが蓄積されてから最大待ち時間が経過した場合に切れる設定になっている。このタイマーが切れると図8に示す処理が実行されることになる。このタイマーを設定する目的は、蓄積印刷ジョブテーブル1100に最初に蓄積された印刷ジョブをこのタイマーが切れるタイミングで印刷出力することにより、最大待ち時間以上、蓄積印刷ジョブを印刷待機状態にしないためである。
タイマーがONであると判定した場合には処理をステップS707に進め、タイマーを切る。この時には、図8に示す処理は行われない。例えば、スリープ解除フラグ901がTRUEである印刷ジョブ、即ち、当該印刷ジョブを蓄積印刷ジョブテーブル1100に蓄積せずに直ちに実行する印刷ジョブを受信した場合や、蓄積印刷ジョブテーブル1100に最大蓄積件数1002で示された件数が登録された場合などは、タイマーが切れることなく蓄積印刷ジョブ実行処理が行われることになるので、そのような場合に、CPU301はステップS706の判定処理でYESと判定することになる。
以上が、蓄積印刷ジョブ実行処理の詳細な説明である。
最後に、図8を参照して、画像形成装置101のCPU301によって行われる最大待ち時間経過後の蓄積印刷ジョブ実行処理について説明する。
この処理は、図5のステップS512で起動したタイマーが切れた際、即ち、蓄積印刷ジョブテーブル1100に最初に印刷ジョブが蓄積された後、スリープ解除条件テーブル1000の最大待ち時間1001に設定されている時間が経過するまで、印刷ジョブの実行がされることがなかった場合に行われる処理である。
まず、図5のステップS512で起動したタイマーが切れる時間(タイマー時間)に到達すると(ステップS801)、CPU301は、スリープモードを解除する(ステップS802)。
そして、その後、既に図7を参照して詳細を説明した蓄積印刷ジョブ実行処理を行うことになる。以上が、画像形成装置101のCPU301によって行われる最大待ち時間経過後の蓄積印刷ジョブ実行処理の説明である。
本願発明では、上記のように構成することで、画像形成装置101は印刷ジョブを受信する度に、スリープモードから通常モードに移行させてその印刷ジョブを実行する必要がなくなり、印刷出力に係る消費電力を抑制する等の効果を奏する。
また、直ちに印刷出力せずに、一旦画像形成装置101に蓄積した印刷ジョブが長時間実行されないという事態を好適に防ぐことも可能である。また、蓄積印刷ジョブの上限を設定可能であるので、蓄積印刷ジョブの実行に長時間要してしまうことによる、他の印刷ジョブの実行の遅れを防ぐことも可能となる。
本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラム若しくは記憶媒体等としての実
施形態も可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用してもよいし、また、1つの機器からなる装置に適用してもよい。
なお、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、システム或いは装置に直接、或いは遠隔から供給するものを含む。そして、そのシステム或いは装置のコンピュータが前記供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合も本発明に含まれる。
したがって、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、前記コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であってもよい。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RWなどがある。また、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などもある。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続する。そして、前記ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、若しくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。
また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせる。そして、ダウンロードした鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される。その他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
なお、前述した実施形態は、本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。即ち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
101 画像形成装置
102 クライアント端末
103 LAN
201 CPU
202 RAM
203 ROM
204 システムバス
205 入力コントローラ
206 ビデオコントローラ
207 メモリコントローラ
208 通信インタフェース(I/F)コントローラ
209 入力装置
210 ディスプレイ装置
211 外部メモリ
301 CPU
302 RAM
303 ROM
304 ハードディスクドライブ(HDD)
305 ネットワークインタフェース(I/F)
306 モデム
307 操作部インタフェース(I/F)
308 操作部
309 システムバス
310 RIP
311 プリンタインタフェース(I/F)
312 プリンタ
313 スキャナインタフェース(I/F)
314 スキャナ
315 画像バス
316 コントローラユニット
317 画像処理部
318 外部インタフェース(I/F)
319 カードリーダ
320 イメージバスインタフェース(I/F)

Claims (7)

  1. 印刷ジョブの印刷出力を行う画像形成装置であって、
    情報処理装置より、直ちに印刷を実行するか、否かを示す印刷実行情報を含む印刷ジョブを取得する取得手段と、
    前記取得手段により、直ちに印刷を実行しない印刷ジョブを記憶装置に蓄積する蓄積手段と、
    前記取得手段により取得した印刷ジョブと同じ印刷ジョブが前記蓄積手段により蓄積された前記記憶装置に存在するかを判定する第1の判定手段と、
    前記第1の判定手段で、前記取得手段で取得した印刷ジョブと同じ印刷ジョブが前記記憶装置に存在すると判定された場合、前記第1の判定手段で存在すると判定された前記記憶装置の印刷ジョブを前記記憶装置から削除する削除手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 自機の状態が印刷ジョブの出力を直ちに実行可能な状態である通常モードであるか、それとも実行可能な状態ではないスリープモードであるかを判定する第2の判定手段と、
    前記蓄積手段は、前記第2の判定手段で、自機の状態がスリープモードであると判定する場合に、前記取得手段で取得した印刷ジョブであって、印刷実行情報が直ちに印刷を実行しないものである当該印刷ジョブを記憶装置に蓄積し、
    前記第2の判定手段で、自機の状態がスリープモードであると判定する場合に、前記印刷実行情報が直ちに印刷を実行するものである印刷ジョブを取得した場合に、自機の状態を直ちに印刷可能な状態に移行させる機器制御手段と、
    前記機器制御手段により、通常モードに移行させた後に、前記取得手段で取得した印刷ジョブを印刷出力する印刷出力手段と、
    前記印刷出力手段は、前記取得手段で取得した印刷ジョブとともに、前記蓄積手段により前記記憶装置に蓄積された印刷ジョブを印刷出力すること
    を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記削除手段は、前記第1の判定手段において前記取得手段で取得した印刷ジョブと同じ印刷ジョブが前記蓄積手段に存在すると判定された場合、前記第1の判定手段で存在すると判定された前記蓄積手段の印刷ジョブを削除するかユーザからの入力を受け付けることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第1の判定手段で、前記取得手段により取得した印刷ジョブと同じ印刷ジョブが前記蓄積手段により蓄積された前記記憶装置に存在するかの判定は、前記取得手段に含まれる前記情報処理装置での印刷ユーザIDと該情報処理装置での印刷ジョブの生成元のファイル名が同じであるかによって判定することを特徴とする請求項1乃至3に記載の画像形成装置。
  5. 前記出力手段による印刷ジョブの印刷出力が一定時間行われなかった場合に、前記機器制御手段は、自機の状態を通常モードからスリープモードに移行させること
    を特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 印刷ジョブの印刷出力を行う画像形成装置の制御方法であって、
    情報処理装置より、直ちに印刷を実行するか、否かを示す印刷実行情報を含む印刷ジョブを取得する取得工程と、
    前記取得工程により、直ちに印刷を実行しない印刷ジョブを記憶装置に蓄積する蓄積工程と、
    前記取得工程により取得した印刷ジョブと同じ印刷ジョブが前記蓄積工程により蓄積された前記記憶装置に存在するかを判定する第1の判定工程と、
    前記第1の判定工程で、前記取得工程で取得した印刷ジョブと同じ印刷ジョブが前記記憶装置に存在すると判定された場合、前記第1の判定工程で存在すると判定された前記記憶装置の印刷ジョブを前記記憶装置から削除する削除工程と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  7. 印刷ジョブの印刷出力を行う画像形成装置を、
    情報処理装置より、直ちに印刷を実行するか、否かを示す印刷実行情報を含む印刷ジョブを取得する取得手段と、
    前記取得手段により、直ちに印刷を実行しない印刷ジョブを記憶装置に蓄積する蓄積手段と、
    前記取得手段により取得した印刷ジョブと同じ印刷ジョブが前記蓄積手段により蓄積された前記記憶装置に存在するかを判定する第1の判定手段と、
    前記第1の判定手段で、前記取得手段で取得した印刷ジョブと同じ印刷ジョブが前記記憶装置に存在すると判定された場合、前記第1の判定手段で存在すると判定された前記記憶装置の印刷ジョブを前記記憶装置から削除する削除手段、
    として動作させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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