JP2014044257A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】トナー定着後の記録媒体の下地とトナーとのコントラスト差を抑制する。
【解決手段】定着装置100は、定着ベルト112と、加圧ロール106と、定着ニップNFにおいて、記録用紙Pの出口側のピーク圧力(ピーク荷重N2)が入口側のピーク圧力(ピーク荷重N1)以下となるように定着ベルト112を支持するパッド部材114と、を有している。ここで、パッド部材114によって、定着ニップNFにおける記録用紙Pの出口側のピーク圧力が入口側のピーク圧力以下となるので、溶融されたトナーTを有する記録用紙Pが定着ニップNFの出口側から排出されるとき、トナーTに作用する摩擦力μN2が小さくなる。そして、溶融したトナーTが記録用紙P上で広がることが抑制されるので、記録用紙Pの下地の露出が抑制され、トナーT定着後の記録用紙Pの下地とトナーTとのコントラスト差を抑制することができる。
【選択図】図6

Description

本発明は、定着装置及び画像形成装置に関する。
特許文献1の定着装置は、加熱ローラに対する第1押圧ローラ及び第2押圧ローラの単位面積あたりの押圧力を通常モードと封筒モードとで切り換えるための押圧切換機構部を有している。そして、封筒モードでは、加熱ローラに対する第1押圧ローラ及び第2押圧ローラの単位面積あたりの押圧力を通常モードに比べて小さくしている。
特許文献2の画像形成装置は、出力画像光沢度検出機構が、定着装置と排紙部との間で記録媒体上に定着された現像剤像表面の光沢度を検出する。そして、CPUが、該出力画像光沢度の検出結果に応じて、現像剤像形成機構により形成されるドットの面積を画像形成中に変更する。
特許文献3の定着装置は、加圧ローラと加熱ローラとの後段であって、ニップ領域から記録媒体の搬送方向の長さ以下の距離に搬送ローラ対が設けられている。そして、搬送ローラ対は、周面の線速度が加圧ローラ及び加熱ローラの周面の線速度よりも速くなるように駆動される。
特開2004−279702号公報 特開2002−031921号公報 特開2010−145620号公報
本発明は、トナー定着後の記録媒体の下地とトナーとのコントラスト差を抑制することができる定着装置及び画像形成装置を得ることを目的とする。
本発明の請求項1に係る定着装置は、回転しつつトナーを加熱して記録媒体に定着する無端状の定着回転体と、前記定着回転体とで前記トナー及び前記記録媒体を挟んで加圧する加圧回転体と、前記定着回転体と前記加圧回転体とが接触する接触部において、記録媒体の出口側のピーク圧力が入口側のピーク圧力以下となるように前記定着回転体を内側から支持する支持部と、を有する。
本発明の請求項2に係る定着装置は、前記支持部は、前記接触部において、記録媒体の出口側の圧力の積分値が入口側の圧力の積分値以下となるように前記定着回転体を内側から支持する。
本発明の請求項3に係る定着装置は、前記トナーは、粒径が4.5[μm]以下で軟化点が100[℃]以上140[℃]以下とされ、前記記録媒体は、表面状態を表す平滑度が740[sec]以上2000[sec]以下とされ、前記入口側のピーク圧力が392[kPa]以上589[kPa]以下、前記出口側のピーク圧力が294[kPa]以上392[kPa]以下である。
本発明の請求項4に係る定着装置は、前記支持部は、前記定着回転体の内側で前記定着回転体が摺動するように固定されている。
本発明の請求項5に係る画像形成装置は、潜像を保持する像保持部材と、前記像保持部材の潜像をトナーで現像してトナー像を形成し、該トナー像を記録媒体に転写して画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部で形成されたトナー像を記録媒体に定着する請求項1、請求項2、及び請求項4のいずれか1項に記載の定着装置と、を有し、前記トナーは、粒径が4.5[μm]以下で軟化点が100[℃]以上140[℃]以下とされ、前記記録媒体は、表面状態を表す平滑度が740[sec]以上2000[sec]以下とされ、前記入口側のピーク圧力が392[kPa]以上589[kPa]以下、前記出口側のピーク圧力が294[kPa]以上392[kPa]以下である。
請求項1の発明は、定着回転体と加圧回転体とが接触する接触部において、記録媒体の出口側の圧力が入口側の圧力よりも高い構成に比べて、トナー定着後の記録媒体の下地とトナーとのコントラスト差を抑制することができる。
請求項2の発明は、接触部における記録媒体の出口側の圧力の積分値と入口側の圧力の積分値とを比較しない構成に比べて、出口側の圧力と入口側の圧力との差を精度良く得ることができる。
請求項3の発明は、トナーの粒径、トナーの軟化点、記録媒体の平滑度、及び入口側と出口側の圧力を組合せて規定しない構成に比べて、画像と記録媒体とのコントラスト差をさらに抑制することができる。
請求項4の発明は、接触部における入口側に圧力を付与する手段と出口側に圧力を付与する手段とが別々に設けられた構成に比べて、簡単な構成で入口側と出口側の摩擦力の差を小さくすることができる。
請求項5の発明は、定着回転体と加圧回転体とが接触する接触部において、記録媒体の出口側の圧力が入口側の圧力よりも高い定着装置を有する構成に比べて、画像と記録媒体とのコントラスト差を抑制することができる。
本実施形態に係る画像形成装置の全体構成を示す概略図である。 本実施形態に係る画像形成部の構成を示す概略図である。 本実施形態に係るトナー画像形成部の構成を示す概略図である。 本実施形態に係る定着装置の構成を示す概略図である。 本実施形態に係る定着装置における加圧ロールの位置切替機構による定着ベルトへの接触状態を示す概略図である。 (A)本実施形態に係るニップ部の入口側と出口側に作用する力を示す模式図である。(B)本実施形態に係るニップ部内の圧力分布を示すグラフである。 (A)本実施形態に係るニップ部の入口側に記録用紙が進入し、出口側から排出される状態を示す説明図である。(B)比較例に係るニップ部の入口側に記録用紙が進入し、出口側から排出される状態を示す説明図である。 比較例に係るニップ部の入口側と出口側に作用する力を示す模式図である。
以下、本発明の実施形態の一例を図面に基づき説明する。先ず、画像形成装置の全体構成及び動作を説明し、次いで、定着装置の構成及び動作を説明し、その後、本実施形態の要部について説明することとする。なお、以下の説明では、図1に矢印Hで示す方向を装置高さ方向、図1に矢印Wで示す方向を装置幅方向とする。また、装置高さ方向及び装置幅方向のそれぞれに直交する方向(Dで示す)を装置奥行き方向とする。
[画像形成装置の全体構成]
図1は、本実施形態に係る画像形成装置10を正面側から見た全体構成を示す概略図である。この図に示される如く、画像形成装置10は、電子写真方式により記録媒体の一例としての記録用紙Pに画像を形成する画像形成部12と、記録用紙Pを搬送する媒体搬送部50と、画像が形成された記録用紙Pに対する後処理等を行う後処理部60とを含んで構成されている。さらに、画像形成装置10は、上記各部の制御を行う制御部70、並びに制御部70を含む上記各部に電力を供給する電源部80を含んで構成されている。
<画像形成部の構成>
図2に示すように、画像形成部12は、トナー画像を形成するトナー画像形成部20と、トナー画像形成部20で形成された画像を記録用紙Pに転写する転写装置30と、記録用紙Pに転写されたトナー画像を記録用紙Pに定着する定着装置100とを含んで構成されている。トナー画像形成部20は、潜像(静電潜像)を保持する像保持部材の一例である感光体21と、帯電器22と、露光装置23と、現像装置24と、清掃装置25とを含んで構成されている。
また、トナー画像形成部20は、一例として、色ごとにトナー画像を形成するように複数備えられている。本実施形態では、第1特別色(V)、第2特別色(W)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の計6色のトナー画像形成部20が設けられている。図1に示す(V)、(W)、(Y)、(M)、(C)、(K)は、上記各色を示している。転写装置30は、6色分のトナー画像が重畳して1次転写された転写ベルト31から、転写ニップNTにおいて記録用紙Pに6色分のトナー画像を転写するようになっている。
(感光体)
感光体21は、円筒状に形成され、図示しない駆動手段によって自軸周りに回転駆動されるようになっている。感光体21の外周面には、一例として負の帯電極性を呈する感光層(図示省略)が形成されている。なお、感光体21の外周面にオーバコート層を形成した構成としても良い。各色の感光体21は、正面視で装置幅方向に沿って直線状に並べて配置されている。
(帯電器)
帯電器22は、感光体21の外周面(感光層)を負極性に帯電させるようになっている。本実施形態では、帯電器22は、コロナ放電方式(非接触帯電方式)のスコロトロン帯電器とされている。
(露光装置)
露光装置23は、感光体21の外周面に静電潜像を形成するようになっている。具体的には、制御部70を構成する画像信号処理部(図示省略)から受け取った画像データに応じて、変調した露光光L(図3参照)を帯電器22により帯電された感光体21の外周面に照射するようになっている。この露光装置23による露光光Lの照射によって、感光体21の外周面には静電潜像が形成される。本実施形態では、露光装置23は、光源から照射された光ビームをポリゴンミラーやFθレンズを含む光走査手段(光学系)で走査しつつ感光体21の表面を露光する構成とされている。また、本実施形態では、露光装置23は、色ごとに設けられている。
(現像装置)
現像装置24は、トナーTを含む現像剤Gで感光体21の外周面に形成された静電潜像を現像することで、該感光体21の外周面にトナー画像(トナー像)を形成するようになっている。詳細は省略するが、現像装置24は、現像剤Gを収容する容器24A(図3参照)と、容器24Aに収容された現像剤Gを回転しながら感光体21に供給する現像ロール24B(図3参照)とを少なくとも含んで構成されている。容器24Aには、現像剤Gを補給するためのトナーカートリッジ27が図示しない補給路を介してつながっている。各色のトナーカートリッジ27は、感光体21、露光装置23に対する上方に正面視で装置幅方向に並べて配置されており、個別に交換可能とされている。
(トナー)
トナーTは、粒径が4.5[μm]以下とされたものである。本実施形態では、一例として、粒径が3.8[μm]となっている。なお、本実施形態におけるトナーTの粒径とは、体積平均粒子径D50vである。トナーTの体積平均粒径D50vの測定法として、まず、分散剤として界面活性剤(望ましくはアルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム)の5重量[%]水溶液2[ml]中に、測定試料を0.5[mg]以上50[mg]以下加え、これを電解液100[ml]以上150[ml]以下中に添加する。この測定試料を懸濁させた電解液について、超音波分散器で約1分間分散処理を行い、コールターマルチサイザーII型(ベックマン−コールター社製)により、アパーチャー径が100[μm]のアパーチャーを用いて、粒径が2.0[μm]以上60[μm]以下の範囲の粒子の粒度分布を測定する。測定する粒子数は50,000とする。そして、得られた粒度分布を分割された粒度範囲(チャンネル)に対し、小粒径側から体積累積分布を引いて、累積50%となる粒径を体積平均粒径D50vとする。
詳細には、トナーTは、例えば、結着樹脂、着色剤、及び必要に応じて離型剤などの他の添加剤を含むトナー粒子と、必要に応じて外添剤と、を含んで構成される。なお、本実施形態では、一例として、現像剤GがトナーT及びキャリア(図示省略)を含む2成分現像剤を用いているが、キャリアは現像工程で回収され定着工程で用いられないので、キャリアについての説明を省略する。
結着樹脂としては、特に制限はないが、スチレン類(例えばスチレン、クロロスチレンなど)、モノオレフィン類(例えばエチレン、プロピレン、ブチレン、イソプレンなど)、ビニルエステル類(例えば酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、安息香酸ビニル、酪酸ビニルなど)、α−メチレン脂肪族モノカルボン酸エステル類(例えばアクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸オクチル、アクリル酸フェニル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸ドデシルなど)、ビニルエーテル類(例えばビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル、ビニルブチルエーテルなど)、ビニルケトン類(例えばビニルメチルケトン、ビニルヘキシルケトン、ビニルイソプロペニルケトン)などの単独重合体および共重合体、ジカルボン酸類とジオール類との共重合によるポリエステル樹脂などが挙げられる。
特に代表的な結着樹脂としては、ポリスチレン、スチレン−アクリル酸アルキル共重合体、スチレン−メタクリル酸アルキル共重合体、スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合体、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエステル樹脂などが挙げられる。また、代表的な結着樹脂としては、ポリウレタン、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、ポリアミド、変性ロジン、パラフィンワックスなども挙げられる。
着色剤としては、磁性粉(例えばマグネタイト、フェライトなど)、カーボンブラック、アニリンブルー、カルイルブルー、クロムイエロー、ウルトラマリンブルー、デュポンオイルレッド、キノリンイエロー、メチレンブルークロリド、フタロシアニンブルー、マラカイトグリーンオキサレート、ランプブラック、ローズベンガル、C.I.ピグメント・レッド48:1、C.I.ピグメント・レッド122、C.I.ピグメント・レッド57:1、C.I.ピグメント・イエロー97、C.I.ピグメント・イエロー17、C.I.ピグメント・ブルー15:1、C.I.ピグメント・ブルー15:3などが代表的なものとして挙げられる。
外添剤としては、例えば、無機粒子が挙げられ、該無機粒子として、SiO、TiO、Al、CuO、ZnO、SnO、CeO、Fe、MgO、BaO、CaO、KO、NaO、ZrO、CaO・SiO、KO・(TiO、Al・2SiO、CaCO、MgCO、BaSO、MgSOなどが挙げられる。
その他の添加剤としては、例えば、離型剤、磁性体、帯電制御剤、無機粉体などが挙げられる。離型剤としては、例えば、炭化水素系ワックス;カルナウバワックス、ライスワックス、キャンデリラワックスなどの天然ワックス;モンタンワックスなどの合成或いは鉱物・石油系ワックス;脂肪酸エステル、モンタン酸エステルなどのエステル系ワックス;などが挙げられるが、これに限定されるものではない。
次に、トナーT(トナー粒子)の特性について説明する。トナーTは、平均形状係数(形状係数=(ML/A)×(π/4)×100で表される形状係数の個数平均、ここでMLは粒子の最大長を表し、Aは粒子の投影面積を表す)が、100以上150以下であることが望ましく、105以上145以下であることがより望ましく、110以上140以下であることがさらに望ましい。また、トナーTは、既述のように、粒径(体積平均粒子径D50v)が4.0[μm]以下であることが望ましい。
また、本実施形態では、トナーTの軟化点が100[℃]以上140[℃]以下とされている。ここでは、フローテスター:CFT500(島津製作所社製)を用い、ダイス細孔径0.5[mm]、加圧加重0.98[MPa]、昇温速度1[℃/min]の条件で測定した1/2降下温度(トナーサンプルを溶融流出させた時の流出開始点から終了点の高さの1/2に相当する温度)をトナーTの軟化点としている。
ここで、トナーTの粘弾性特性は、使用する樹脂の粘弾性特性と樹脂同士のイオン架橋量との組合せで決まり、本実施形態では、トナー軟化点を目標値として粘弾性特性を制御している。詳細には、本実施形態では、一例として、トナーTの分子量とアルミ架橋量を調整することで、トナー軟化点が109[℃]前後の低粘弾性トナー、トナー軟化点が125[℃]前後の中粘弾性トナー、トナー軟化点が140[℃]前後の高粘弾性トナーを得ている。
(記録用紙)
記録用紙Pは、一例として、紙パルプ技術協会の紙パルプ試験方法No.5−2:2000(紙及び板紙−平滑度及び透気度試験方法−)により測定された平滑度[sec]が、740[sec]以上2000[sec]以下のものを用いている。なお、平滑度の設定は、後述する各種評価結果に基づいて設定している。
(清掃装置)
清掃装置25は、転写装置30へのトナー画像の転写後に感光体21の表面に残留したトナーTを該感光体21の表面から掻き取るブレード25Aを備えている。図示は省略するが、清掃装置25は、ブレード25Aが掻き取ったトナーTを回収するハウジング、及びハウジング内のトナーTを排トナーボックスに搬送する搬送装置をさらに備えて構成されている。
(転写装置)
転写装置30は、各色の感光体21のトナー画像を転写ベルト31に重畳して1次転写し、該重畳されたトナー画像を記録用紙Pに2次転写するようになっている。
具体的には、転写ベルト31は、無端状を成し、複数のロール32に巻き掛けられて姿勢が決められている。本実施形態では、転写ベルト31は、正面視で装置幅方向に長い逆鈍角三角形状の姿勢とされている。複数のロール32のうち、図2に示すロール32Dは、図示しないモータの動力により転写ベルト31を矢印A方向に周回させる駆動ロールとして機能する。また、複数のロール32のうち、図2に示すロール32Tは、転写ベルト31に張力を付与する張力付与ロールとして機能する。複数のロール32のうち、図2に示すロール32Bは、2次転写ロール34の対向ロールとして機能する。
さらに、転写ベルト31は、上記した姿勢で装置幅方向に延びる上辺部において、各色の感光体21に下方から接触しており、各感光体21の画像が1次転写ロール33からの転写バイアス電圧の印加を受けて転写されるようになっている。また、転写ベルト31は、鈍角を成す下端側の頂部において2次転写ロール34が接触されて転写ニップNTを形成しており、2次転写ロール34からの転写バイアス電圧の印加を受けて該転写ニップNTを通過する記録用紙Pにトナー画像を転写する。
(定着装置)
定着装置100は、転写装置30においてトナー画像が転写された記録用紙Pに、該トナー画像を定着させるようになっている。本実施形態では、定着装置100は、後述する定着ニップNFにおいてトナー画像を加熱しつつ加圧することで、該トナー画像を記録用紙Pに定着する構成とされている。なお、定着装置100の詳細については後述する。
<媒体搬送部>
図1に示すように、媒体搬送部50は、画像形成部12に記録用紙Pを供給する媒体供給部52と、画像が形成された記録用紙Pを排出する媒体排出部54とを含んで構成されている。また、媒体搬送部50は、記録用紙Pの両面に画像を形成させる際に用いられる媒体戻し部56と、転写装置30から定着装置100まで記録用紙Pを搬送する中間搬送部58とを含んで構成されている。
媒体供給部52は、画像形成部12の転写ニップNTに対し、転写タイミングに合わせて記録用紙Pを1枚ずつ供給するようになっている。媒体排出部54は、定着装置100にてトナー画像が定着された(画像が形成された)記録用紙Pを装置外に排出するようになっている。媒体戻し部56は、一方の面にトナー画像が定着された記録用紙Pの他方の面に画像を形成する際に、該記録用紙Pを表裏反転して画像形成部12(媒体供給部52)に戻すようになっている。
<後処理部>
後処理部60は、画像形成部12で画像が形成された記録用紙Pを冷却する媒体冷却部62と、記録用紙Pの湾曲を矯正する矯正装置64と、記録用紙Pに形成された画像を検査する画像検査部66とを含んで構成されている。後処理部60を構成する各部は、媒体搬送部50の媒体排出部54中に配置されている。
後処理部60を構成する媒体冷却部62、矯正装置64、及び画像検査部66は、媒体排出部54における記録用紙Pの排出方向の上流側からこの順で配置されており、媒体排出部54による排出過程の記録用紙Pに対して上記後処理を施すようになっている。
[画像形成動作]
次に、画像形成装置10による記録用紙Pへの画像形成工程、及び、その後処理工程の概要を説明する。
図1に示すように、画像形成指令を受けた制御部70は、トナー画像形成部20、転写装置30、定着装置100を作動させる。これにより、感光体21、現像ロール24B(図3参照)が回転され、転写ベルト31が周回される。また、後述する加圧ロール106が回転されると共に定着ベルト112が周回(従動)される。さらに、これらの動作に同期して、制御部70は、媒体搬送部50などを作動させる。
これにより、各色の感光体21は、回転されながら帯電器22によって帯電される。また、制御部70は、画像信号処理部で画像処理が施された画像データを、各露光装置23に送る。各露光装置23は、画像データに応じて各露光光Lを出射して、帯電した各感光体21に露光する。すると、各感光体21の外周面に静電潜像が形成される。各感光体21に形成された静電潜像は、現像装置24から供給される現像剤(トナー)によって現像される。これにより、各色の感光体21には、第1特別色(V)、第2特別色(W)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のうち、対応する色のトナー画像が形成される。
各色の感光体21に形成された各色のトナー画像は、各色の1次転写ロール33を通じた転写バイアス電圧の印加によって、周回する転写ベルト31に順次転写される。これにより、転写ベルト31には、6色分のトナー画像が重畳された重畳トナー画像が形成される。この重畳トナー画像は、転写ベルト31の周回によって転写ニップNTに搬送される。この転写ニップNTには、媒体供給部52によって重畳トナー画像の搬送にタイミングを合わせて記録用紙Pが供給される。そして、転写ニップNTにおいて転写バイアス電圧が印加されることで、転写ベルト31から重畳トナー画像が記録用紙Pに転写される。
トナー画像が転写された記録用紙Pは、中間搬送部58によって転写装置30の転写ニップNTから定着装置100の定着ニップNFに向けて、負圧吸引されながら搬送される。定着装置100は、定着ニップNFを通過する記録用紙Pに熱及び加圧力(定着エネルギ)を付与する。これにより、記録用紙Pに転写されたトナー画像が該記録用紙Pに定着される。
定着装置100から排出された記録用紙Pは、媒体排出部54によって装置外の排出媒体受け部に向けて搬送されつつ、後処理部60により処理が施される。定着工程により加熱された記録用紙Pは、先ず媒体冷却部62において冷却される。次いで、記録用紙Pは、矯正装置64によって湾曲が矯正される。さらに、記録用紙Pに定着されたトナー画像は、画像検査部66によって、トナー濃度欠陥、画像欠陥、画像位置欠陥等の有無や程度が検出される。そして、記録用紙Pは、媒体排出部54に搬送される。
一方、記録用紙Pの画像が形成されていない非画像面に画像を形成させる場合(両面印刷の場合)、制御部70は、画像検査部66の通過後の記録用紙Pの搬送経路を、媒体排出部54から媒体戻し部56に切り替える。これにより記録用紙Pは、表裏反転されて媒体供給部52に送り込まれる。この記録媒体の裏面には、上記した表面への画像形成工程と同様の工程で画像が形成(定着)される。この記録用紙Pは、上記した表面への画像形成後の後処理工程と同様の工程を経て、媒体排出部54によって装置外に排出される。
[要部構成]
図4に示すように、定着装置100は、後述する定着回転体の一例としての定着ベルト112を有する定着ベルトモジュール102と、定着ベルト112の外側に設けられた外部ロール104と、定着ベルト112とでトナーT及び記録用紙Pを挟んで加圧する加圧回転体の一例としての加圧ロール106と、記録用紙Pの出口側の圧力が入口側の圧力以下となるように定着ベルト112を内側から支持する支持部の一例としてのパッド部材114とを含んで構成されている。
また、定着装置100は、定着ベルト112と加圧ロール106とが接触して、接触部の一例としての定着ニップNFを形成している。本実施形態では、定着ニップNFは、作用する圧力(加圧力)が0[Pa]よりも大きい範囲である。そして、定着ニップNFにおける入口から出口までの幅はW(図5参照)となっている。さらに、定着装置100は、定着ベルト112を加熱するハロゲンランプ108と、定着ニップNFを通過した記録用紙Pの先端を定着ベルト112から剥がすための剥離パッド機構109とを含んで構成されている。
図5に示すように、加圧ロール106は、切替機構140によって、定着ベルト112及びパッド部材114へ向けて加圧されている。なお、切替機構140の詳細については後述する。
図4に示すように、定着ベルトモジュール102は、トナーTを加熱して記録用紙Pに定着する定着ベルト112、装置奥行き方向に長手とされたパッド部材114、及び、それぞれ装置奥行き方向が回転軸方向とされた複数のロール116を備える。
定着ベルト112は、記録用紙Pの搬送方向に直交する装置奥行き方向の両側に開口する環状(無端状)を成している。そして、定着ベルト112は、パッド部材114、複数のロール116、及び外部ロール104に巻き掛けられて定められた姿勢とされ、該姿勢を維持したまま(該姿勢に沿った周回軌道上を)図4に示す矢印R方向に周回する。なお、定着ベルト112と記録用紙Pの画像形成面との摩擦係数をμとする。
パッド部材114は、本体114Aと、本体114Aの下面に固定され定着ベルト112と接触するパッド114Bとを含んで構成されており、定着ベルト112がパッド114Bの下面に接触すると共に摺動するように、定着ベルト112の内側に固定(配置)されている。そして、パッド部材114は、パッド114Bの定着ベルト112側の面を構成するニップ形成面114Cにおいて、加圧ロール106からの押付(ニップ)荷重を受けることで、定着ベルト112と加圧ロール106との間に既述の定着ニップNFを形成させる。なお、本体114Aが装置フレーム130(図5参照)に固定されているため、パッド部材114は、定着ベルト112の周回には追従しない。即ち、既述のように、定着ベルト112がパッド部材114に対して摺動する。
パッド部材114のニップ形成面114Cは、装置奥行き方向から見て、加圧ロール106側に円弧状に凹とされた曲面とされている。この形状により、パッド部材114は、定着ベルト112と加圧ロール106との間に該パッド部材114に代えてニップ荷重を支持するロールを設けた構成と比較して、記録用紙Pの搬送方向に長い定着ニップNFを形成している。
定着ベルト112とパッド部材114のニップ形成面114Cとの間には、摺動シート118が介在されている。摺動シート118は、少なくとも定着ベルト112と接する側の表面が、例えばフッ素系樹脂などの低摩擦材にて構成されている。これにより、定着ベルト112の周回に対する摩擦抵抗が低減される構成である。
また、パッド部材114の本体114A内には、加熱源の一例であるハロゲンランプ122が設けられている。パッド部材114は、ハロゲンランプ122が発した熱を、ニップ形成面114Cを経由して定着ベルト112に伝達する熱伝達部材としても機能する。
複数のロール116のうち、パッド部材114に対する定着ベルト112の周回方向の上下流両側に位置するロール116A、116Bは、姿勢矯正ロールとして機能する。具体的には、各ロール116A、116Bは、定着ニップNF前後での定着ベルト112の周回方向の変化を抑える(定着ニップNFの両端での定着ベルト112の曲げ角度を鈍角とする)ようになっている。
複数のロール116のうち、パッド部材114から最も離れて位置するロール116Cは、定着ベルト112を内周側から加熱する内部加熱ロールとして機能する。具体的には、ロール116Cは、定着ベルト112が内周側から巻き掛けられており、その内部に設けられたハロゲンランプ108が発した熱を定着ベルト112に伝達する。本実施形態では、ロール116Cは、軸線を装置奥行き方向に対し傾けることで、定着ベルト112の幅方向(装置奥行方向)の位置を調整し得るステアリングロールとしても機能する。
加圧ロール106は、一例として、アルミニウム製の円柱状のロール本体106Aの外周に、シリコーンゴム製の弾性体層106Bが被覆されて構成されている。図示は省略するが、弾性体層106Bの外周には、その外周面に膜厚100μmのフッ素系樹脂などより成る剥離層が形成されている。そして、加圧ロール106は、図示しない駆動源によって回転されることで、定着ベルト112に周回のための駆動力F(図6(A)参照)を付与する駆動ロールとして機能する。
また、定着装置100は、定着ベルト112が外周側から巻き掛けられた既述の外部ロール104を備えている。外部ロール104は、定着ベルト112の周回方向において、パッド部材114の下流側のロール116Bとロール116Cとの間に配置されている。この外部ロール104は、定着ベルト112を外周側から加熱する外部加熱ロールとして機能する。具体的には、外部ロール104は、その内部に設けられたハロゲンランプ105が発した熱を定着ベルト112に伝達する。また、外部ロール104は、図示しない駆動源によって回転することで、定着ベルト112に周回のための駆動力を付与する駆動ロールとして機能する。本実施形態では、加圧ロール106が定着ベルト112に主に駆動力を付与する主駆動ロールとされており、外部ロール104は、補助駆動ロールと位置付けられる。
また、定着ベルトモジュール102は、定着ベルト112を内周側から外部ロール104に押し付ける押付ロール125を備える。押付ロール125は、スプリング127の付勢を受けて定められた荷重で定着ベルト112を外部ロール104に押し付けている。これにより、押付ロール125を備えない構成と比較して、外部ロール104から定着ベルト112への駆動力の伝達に寄与する摩擦力が増す構成である。
剥離パッド機構109は、記録用紙Pの搬送方向において定着ニップNFの下流に配置された剥離パッド128を有しており、該剥離パッド128の先端を定着ニップNFに近接させている。
定着ベルトモジュール102は、装置フレーム130(図5参照)に対して、定着ベルト112、パッド部材114、各ロール116などで構成されたモジュールとして一体に着脱可能とされている。
<定着装置の基本動作>
定着装置100は、画像形成部12における記録用紙Pへの画像形成(転写)の動作に先立って、制御部70からの指令により動作準備される。具体的には、加圧ロール106及び外部ロール104の駆動により、定着ベルト112が定められた軌道を周回する。また、ハロゲンランプ105、108、122の発熱により、定着ベルト112が定められた温度範囲に昇温され、該温度範囲に維持される。定着ベルト112は、周回しながら加熱されることで、各部の温度が定められた範囲内とされる。
続いて、転写装置30にてトナー画像が転写された記録用紙Pが、中間搬送部58によって、図4に示される如く定着ニップNFに導入されると、定着装置100は、記録用紙Pを搬送しながら該記録用紙Pに圧力及び熱(定着エネルギ)を付加する。これにより、トナー画像が記録用紙Pに定着される。
また、定着ニップNFを通過した記録用紙Pの先端が剥離パッド機構109の剥離パッド128と加圧ロール106との間に進入する。具体的には、定着ベルト112は、パッド部材114のニップ形成面114Cにおける記録用紙Pの搬送方向の下流側端部に形成されたアール形状(及び下流側のロール116Bとで成す周回軌道)に沿って、記録用紙Pの搬送経路から離れるように周回する。このため、記録用紙Pの先端は、その腰(復元性)により定着ベルト112から離れて(定着ベルト112軌道に追従せずに)、剥離パッド機構109の剥離パッド128と加圧ロール106との間に進入する。そして、記録用紙Pは、搬送されるのに伴って定着ベルト112から剥離される。このようにして定着装置100から送り出された記録用紙Pは、下流側(後処理部60(図1参照)側)に搬送される。
<加圧ロールの位置切替機構>
上記構成の定着装置100は、後述する切替機構140によって、定着ベルトモジュール102に対して加圧ロール106が接触、離間可能に構成されている。具体的には、加圧ロール106は、図5に示される如く定着ベルト112に接触して定着ニップNFを形成する接触位置と、図示を省略するが、定着ベルト112から離間する離間位置とを切り替え得る構成とされている。
定着装置100は、装置フレーム130を備えている。装置フレーム130は、固定側フレーム132と、該固定側フレーム132に対し相対変位される可動フレーム134とを含んで構成されている。本実施形態では、可動フレーム134は、固定側フレーム132に対し、装置奥行き方向を軸方向とする支軸136周りに相対回転可能とされている。
固定側フレーム132は、定着ベルトモジュール102を構成するパッド部材114を固定的に支持すると共に、各ロール116をそれぞれの軸周りに回転可能に支持している。これにより、定着ベルトモジュール102は、定着ベルト112の周回の動作及び各ロール116の回転動作を除いて、固定側フレーム132に対して相対変位しない構成とされている。
一方、加圧ロール106は、可動フレーム134に回転可能に支持されている。そして、加圧ロール106は、可動フレーム134が固定側フレーム132に対し支軸136回りに回転することで、その位置が図5に示される接触位置と、離間位置(図示省略)との何れかに切り替えられるようになっている。
より具体的には、可動フレーム134は、装置長手方向において加圧ロール106を挟んで支軸136に対する反対側に配置された荷重入力部138を有する。そして、荷重入力部138に対して上向きの荷重を付加することで、加圧ロール106が接触位置に保持されるようになっている。この保持荷重は、パッド部材114を介して固定側フレーム132に支持される。また、荷重入力部138への上向きの荷重を除去すると、加圧ロール106は、自重で可動フレーム134と共に支軸136回りの下向きに回転し、離間位置側に移動される構成である。なお、図示しない弾性部材の復元力にて加圧ロール106が離間位置側に移動される構成としても良い。
切替機構140は、可動フレーム134の荷重入力部138に上向きの荷重を付与する状態と、該荷重を除去する状態とを切り替える構成とされている。以下、具体的に説明する。
切替機構140は、押アーム142を備えている。押アーム142は、可動フレーム134と共に固定側フレーム132に対し支軸136回りに回転可能に支持されている。押アーム142の他端部142Aは、可動フレーム134の荷重入力部138の下側に配置されており、該荷重入力部138との間に圧縮コイルばね144を介在させている。
また、押アーム142における支軸136と圧縮コイルばね144との間には、カムフォロアとして機能するベアリング146の内輪が固定されている。そして、切替機構140は、ベアリング146の外輪に接触しつつ押アーム142を下方から支持するカム148を備えている。カム148は、固定側フレーム132に回転可能に支持されており、図示しないモータによって回転駆動されるようになっている。
ここで、カム148の長径部がベアリング146の外輪に接触する状態では、図5に示される如く押アーム142が水平に近い姿勢とされ、加圧ロール106は接触位置とされる。この状態では、圧縮コイルばね144の圧縮量に応じた上向きの荷重が可動フレーム134の荷重入力部138に付加されている。すなわち、加圧ロール106が定められた範囲内のニップ圧で定着ベルト112に接触するようになっている。
一方、カム148の短径部がベアリング146の外輪に接触する状態では、図示を省略するが、押アーム142は、他端部142Aが下がる方向に傾斜した姿勢とされ、圧縮コイルばね144の伸長は図示しないストッパにて制限されている。このため、加圧ロール106は、自重で定着ベルト112から離間され、可動フレーム134の荷重入力部138からは上向きの荷重が除去される。この状態で、加圧ロール106及び可動フレーム134は、押アーム142及びカム148を介して離間位置(下側の移動限)に保持されるようになっている。
以上についてまとめると、定着装置100では、切替機構140のカム148の回転位置に応じて、加圧ロール106の定着ベルト112に対する位置が、接触位置及び離間位置の何れかに選択的に切り替えられるようになっている。そして、本実施形態では、画像形成装置10の停止時や定着装置100のウォームアップ時などに、制御部70の制御によって、加圧ロール106が離間位置に位置されるようになっている。
また、定着装置100では、可動フレーム134の荷重入力部138側が支軸136回りに上方に回転されることにより、加圧ロール106が、パッド114Bに対して定着ニップNFの入口側、出口側の順で接触する。これにより、加圧ロール106の弾性体層106B(図4参照)が弾性変形し、定着ニップNFにおける記録用紙Pの出口側の圧力が入口側の圧力以下となっている。
2つのロール116A、116Bのうち、定着ニップNFでの定着ベルト112の周回方向の上流側に位置するロール116Aは、定着ベルト112の内側で、パッド部材114に対して、定着ニップNFへの記録用紙Pの搬送方向の上流側に隣り合うように配置されている。このロール116Aに巻き掛けられた定着ベルト112は、定着ニップNFまでの周回軌道が記録用紙Pの搬送経路に沿う(平行に近づけられた)軌道とされている。このため、定着ベルト112の定着ニップNF前後での曲げ角度(軌道)が鈍角とされている。
<定着ニップ内の圧力分布>
図6(A)に示すように、パッド114Bの定着ベルト112(摺動シート118)側には、加圧ロール106に向けて凸状とされた第1凸部114D、第2凸部114Eが形成されている。即ち、既述したニップ形成面114Cには、第1凸部114Dの表面及び第2凸部114Eの表面が含まれている。
第1凸部114Dは、定着ニップNFの入口側(図示の左側であり、記録用紙Pの進入側)に形成されている。また、第2凸部114Eは、定着ニップNFの出口側(図示の右側であり、記録用紙Pの排出側)に形成されている。そして、第1凸部114Dと第2凸部114Eの間は、本体114A側に窪んだ凹部114Fとされている。
ここで、切替機構140(図5参照)によって、加圧ロール106がパッド114Bに対して、定着ニップNFの入口側、出口側の順で接触する。これにより、加圧ロール106の弾性体層106B(図4参照)が弾性変形し、パッド114Bに作用する荷重N(加圧ロール106との接触により作用する力に対する反力)が、定着ニップNFの第1凸部114Dと対向する部位にピーク荷重N1、第2凸部114Eと対向する部位にピーク荷重N2として作用している。そして、ピーク荷重N1>ピーク荷重N2となる。
図6(B)には、幅Wの定着ニップNF(図6(A)参照)内の各位置における圧力(単位面積当たりの荷重)が、圧力分布として、グラフGAで示されている。定着ニップNF内では、位置X1(第1凸部114Dのほぼ中央位置)におけるピーク圧力がP1[Pa]、位置X2(第2凸部114Eのほぼ中央位置)におけるピーク圧力がP2[Pa]となっている。なお、ピーク圧力P1、P2は、定着ニップNF内において、記録用紙Pの搬送方向における基準幅d(一例として27[mm])におけるピーク値である。
本実施形態では、一例として、第1凸部114Dの頂部と対向する位置で記録用紙Pに作用する入口側の圧力(ピーク圧力P1)が392[kPa]以上589[kPa]以下、第2凸部114Eの頂部と対向する位置で記録用紙Pに作用する出口側の圧力(ピーク圧力P2に相当)が294[Pa]以上392[Pa]以下となっている。即ち、出口側圧力が入口側圧力よりも低く(又は入口側圧力以下と)なっている。なお、定着ニップNFの入口側、出口側の各圧力の設定は、後述する各種評価結果に基づいて設定している。
また、本実施形態では、一例として、定着ニップNF(図6(A)参照)内における位置0(圧力=0[Pa])から位置X1(圧力=P1[Pa])までの圧力(グラフGA)の積分値(斜線の領域に相当)がNA(荷重)となっている。さらに、位置X2(圧力=P2[Pa])から位置X3(圧力=0[Pa])までの圧力(グラフGA)の積分値(斜線の領域に相当)がNB(荷重)となっている。そして、NA>NBとなっている。
[各種評価結果]
トナーTの軟化点[℃]、記録用紙Pの平滑度[sec]、定着ニップNFの入口側圧力、定着ニップNFの出口側圧力を変更したときの溶融ムラ(記録用紙Pの下地とトナーTとのコントラスト差)の評価結果を表1から表4までに示す。なお、変更するパラメータはそれぞれ1種類であり、変更するパラメータを除く他のパラメータは同じ設定となっている。また、溶融ムラの評価は、定着後の記録用紙P(トナー画像含む)について、目視で行い、ムラがかなり目立つものを××、部分的にムラがあるものを×、目視でムラが気にならない程度のものを△、ほとんどムラが見られないものを○、ムラが全く見られないものを◎、の5段階で評価した。
以下の表1から表4までの評価結果に基づいて、本実施形態では、トナーTの軟化点を100[℃]以上140[℃]以下、記録用紙Pの表面状態を表す平滑度を740[sec]以上2000[sec]以下、定着ニップNFの入口側の圧力を392[kPa]以上589[kPa]以下、出口側の圧力を294[kPa]以上392[kPa]以下としている。



[比較例の構成]
次に、比較例について説明する。
図8には、本実施形態の定着装置100(図6(A)参照)に対する比較例としての定着装置200が示されている。なお、本実施形態と同様の構成である部材については、本実施形態と同じ符号を付与して説明を省略する。
定着装置200は、定着ベルト112と、定着ベルト112と接触して定着ニップNRを形成する加圧ロール206とを有している。定着ベルト112の内側には、定着ニップNRの入口側にヒートロール202が設けられており、出口側に剥離パッド204が設けられている。そして、定着ベルト112はヒートロール202によって駆動され、加圧ロール206は従動回転する。
ヒートロール202は、定着ベルト112の軸方向に沿った回転軸を有しており、加圧ロール206と共に定着ベルト112を挟んでいる。また、剥離パッド204は、ヒートロール202と定着ベルト112との間で且つ定着ニップNRの出口側に配置されており、定着ベルト112の軸方向に見た下部の断面形状が、ヒートロール202側で鋭角、定着ニップNRの出口側で鈍角の形状となっている。さらに、剥離パッド204の下面と定着ベルト112との間には、摺動シート118が設けられている。そして、剥離パッド204(摺動シート118)は、加圧ロール106と共に定着ベルト112を挟んでいる。
また、ヒートロール202、定着ベルト112、剥離パッド204、及び加圧ロール206は、ヒートロール202の回転軸方向の長さ(幅)が、記録用紙Pの幅よりも長くなっている。これにより、定着装置200では、記録用紙Pを挟んだ状態であっても、定着ニップNRの入口側、出口側に限らず、ヒートロール202の駆動力F1が加圧ロール206へ伝わるようになっている。
ここで、比較例の定着装置200では、記録用紙Pに定着を行っているとき、定着ニップNRにおいて、記録用紙Pにヒートロール202の駆動力F1が作用する。そして、ヒートロール202と加圧ロール206とが定着ベルト112を挟んで対向する範囲(定着ニップNRの入口側含む)では、加圧ロール206、ヒートロール202共に同方向に回転するため、定着ベルト112と記録用紙Pとの接触による摩擦力の影響は少なく、記録用紙Pに作用する駆動力がほぼF1のままとなる。
続いて、剥離パッド204と加圧ロール206とが定着ベルト112を挟んで対向する範囲(定着ニップNRの出口側含む)では、加圧ロール206が移動するものの、剥離パッド204が固定されているため、定着ベルト112と記録用紙Pとの間に摩擦力が作用する。具体的には、定着ニップNRに作用する荷重がN3であったとすると、既述の摩擦係数μを用いて、記録用紙Pには、駆動力F1の作用方向とは反対方向に摩擦力μN3が作用する。これにより、定着ニップNRの入口側では記録用紙Pの駆動力がF1、出口側では記録用紙Pの駆動力がF2(=F1−μN3)となり、出口側で記録用紙Pの移動速度が低下する。
次に、図7(B)の模式図を用いて、比較例の定着装置200におけるトナーTの定着について説明する。比較例の定着装置200では、定着ニップNRに記録用紙P及びトナーT(丸で図示する)が、駆動力F1を受けて進入する。なお、トナーTの記録用紙P上の厚みをt1とする。そして、トナーTが熱及び圧力を受けることにより溶融してトナーTM(網がけで図示する)となる。
続いて、定着ニップNRを移動する定着ベルト112は、剥離パッド204の部位(出口側)で摩擦力μN3(図8参照)を受けるため、駆動力F1が駆動力F2に低下する。一方、定着ニップNRを移動する記録用紙Pは、加圧ロール106の駆動力F1によって移動しようとする。これにより、記録用紙Pに対して定着ベルト112が後方に滑ると共にトナーTMが滑る(トナーTMがせん断力を受ける)。
このようにして記録用紙P上に定着されたトナーTMは、厚みがt3(<t1)となり、元の位置(転写時の位置)からのずれ量がΔd2となる。即ち、比較例の定着装置200では、定着後、記録用紙Pの地肌が露出すると共に画像面(トナーTMの表面)が滑らかとなるので、用紙の地肌(トナーTMが載っていない部位)とトナーTMとのコントラスト差が大きくなる。
[作用]
次に、本実施形態の作用について説明する。
図6(A)に示すように、本実施形態の定着装置100では、記録用紙Pに定着を行っているとき、定着ニップNFにおいて、記録用紙Pに加圧ロール106の駆動力Fが作用する。そして、定着ニップNFの入口側では、定着ベルト112と記録用紙Pとの接触面において、ピーク荷重N1による摩擦力μN1が作用するため、記録用紙Pを駆動する駆動力FAは、F−μN1となる。
続いて、定着ニップNFの出口側では、定着ベルト112と記録用紙Pとの接触面において、ピーク荷重N2(<N1)による摩擦力μN2が作用するため、記録用紙Pを駆動する駆動力FBは、F−μN2となり、入口側の駆動力FAよりも大きくなる。これにより、定着ニップNFの入口側よりも出口側で記録用紙Pの移動速度が低下することが抑制される。なお、パッド114Bの形状及び加圧ロール106の押圧状態を調整して、ピーク荷重N1=N2とし、駆動力FA=FBとしてもよい。
次に、図7(A)の模式図を用いて、本実施形態の定着装置100におけるトナーTの定着について説明する。定着装置100では、定着ニップNFに記録用紙P及びトナーT(丸で図示する)が、駆動力F(図6(A)参照)を受けて進入する。なお、トナーTの記録用紙P上の厚みをt1とする。そして、トナーTが熱及び圧力を受けることにより溶融してトナーTM(網がけで図示する)となる。
定着ニップNFの入口側では、定着ベルト112が、ピーク荷重N1による摩擦力μN1を受けるため、駆動力がFAとなる。なお、入口側ではトナーT全体が溶融している訳ではないので、ピーク荷重N1によるトナー画像のずれはほとんど無い。そして、定着ニップNFの出口側では、定着ベルト112が、ピーク荷重N1よりも低いピーク荷重N2による摩擦力μN2を受けるため、駆動力がFAよりも大きいFBとなる。ここで、定着ニップNR内を移動する記録用紙Pは、加圧ロール106の駆動力Fによって移動しようとするが、駆動力はFA<FB<Fの大小関係であり、駆動力Fと駆動力FBとの差が小さいため、定着ニップNFの出口側で溶融したトナーTMが後方に滑ること(画像ずれ)が抑制される。
このようにして記録用紙P上に定着されたトナーTMは、画像ずれが抑制されているので、元の位置(転写時の位置)からのずれ量がΔd1(実際はほぼ0)となる。また、定着ニップNFの出口側でトナーTMに作用している荷重がN2となっており、比較例の荷重N3(図7(B)参照)よりも低いので、厚みがt2(比較例の厚みt3(図7(B)参照)よりも厚く、厚みt1よりも薄い)となる。
即ち、本実施形態の定着装置100では、定着後、記録用紙Pの地肌が露出することが抑制されると共に、画像面(トナーTMの表面)が必要以上に滑らかになることが抑制されるので、用紙の地肌(トナーTMが載っていない部位)とトナーTMとのコントラスト差が小さくなる。
以上説明したように、定着装置100では、定着ニップNFにおいて、入口側のピーク荷重N1(ピーク圧力P1)よりも出口側のピーク荷重N2(ピーク圧力P2)が低く、出口側で記録用紙Pの移動が規制されることが抑制されているので、出口側のピーク圧力(荷重)が入口側のピーク圧力(荷重)よりも高い構成に比べて、トナーT定着後の記録用紙Pの下地とトナーTとのコントラスト差が抑制される。
また、定着装置100では、定着ニップNFにおいて、入口側の圧力の積分値(図6(B)の荷重NA)に比べて、出口側の圧力の積分値(図6(B)の荷重NB)が低くなっている。このように、圧力の積分値を比較しているので、圧力の積分値を比較しない構成に比べて、入口側と出口側の面積の差も含めて比較が可能となり、定着ニップNFの出口側の圧力と入口側の圧力との差を精度良く得られる。
さらに、定着装置100では、第1凸部114D及び第2凸部114Eが形成された1つのパッド部材114を定着ベルト112の内側に固定(配置)し、切替機構140で圧力付与(加圧)してピーク荷重N1、N2を作用させるので、定着ニップNFの入口側と出口側に別々に圧力を付与する構成に比べて、簡単な構成で入口側と出口側の摩擦力の差が小さくなる。
一方、画像形成装置10では、定着装置100による記録用紙PへのトナーTの定着によって、記録用紙Pの下地とトナーTとのコントラスト差が抑制されるので、排出された記録用紙Pにおいて、画像と記録用紙Pとのコントラスト差が抑制される。
また、画像形成装置10では、トナーTの粒径、トナーTの軟化点、記録用紙Pの平滑度、及び入口側と出口側の圧力(荷重)を組合せて規定しているので、画像と記録用紙Pとのコントラスト差がさらに抑制される。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されない。
圧力付与手段は、加圧ロール106をパッド部材114側に近づける構成に限らず、パッド部材114を加圧ロール106側に押し付ける構成であってもよい。この構成の一例として、定着ニップNFの入口に近い側に荷重Nを作用させて、入口側に作用する荷重よりも出口側に作用する荷重の方が低くなるように構成すればよい。また、荷重を作用させる手段として、弾性部材(ばねを含む)や駆動されるカム部材を用いてもよい。
圧力の積分値は、位置0から位置X1までの積分値と、位置X2から位置X3までの積分値とで比較するものに限らず、例えば、定着ニップNFの中央位置をXAとして、位置0から位置XAまでの積分値と、位置XAから位置X3までの積分値とで比較してもよい。
10 画像形成装置
12 画像形成部
21 感光体(像保持部材の一例)
100 定着装置
106 加圧ロール(加圧回転体の一例)
112 定着ベルト(定着回転体の一例)
114 パッド部材(支持部の一例)
NF 定着ニップ(接触部の一例)
T トナー

Claims (5)

  1. 回転しつつトナーを加熱して記録媒体に定着する無端状の定着回転体と、
    前記定着回転体とで前記トナー及び前記記録媒体を挟んで加圧する加圧回転体と、
    前記定着回転体と前記加圧回転体とが接触する接触部において、記録媒体の出口側のピーク圧力が入口側のピーク圧力以下となるように前記定着回転体を内側から支持する支持部と、
    を有する定着装置。
  2. 前記支持部は、前記接触部において、記録媒体の出口側の圧力の積分値が入口側の圧力の積分値以下となるように前記定着回転体を内側から支持する請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記トナーは、粒径が4.5[μm]以下で軟化点が100[℃]以上140[℃]以下とされ、
    前記記録媒体は、表面状態を表す平滑度が740[sec]以上2000[sec]以下とされ、
    前記入口側のピーク圧力が392[kPa]以上589[kPa]以下、前記出口側のピーク圧力が294[kPa]以上392[kPa]以下である請求項1又は請求項2に記載の定着装置。
  4. 前記支持部は、前記定着回転体の内側で前記定着回転体が摺動するように固定されている請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の定着装置。
  5. 潜像を保持する像保持部材と、
    前記像保持部材の潜像をトナーで現像してトナー像を形成し、該トナー像を記録媒体に転写して画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部で形成されたトナー像を記録媒体に定着する請求項1、請求項2、及び請求項4のいずれか1項に記載の定着装置と、
    を有し、
    前記トナーは、粒径が4.5[μm]以下で軟化点が100[℃]以上140[℃]以下とされ、
    前記記録媒体は、表面状態を表す平滑度が740[sec]以上2000[sec]以下とされ、
    前記入口側のピーク圧力が392[kPa]以上589[kPa]以下、前記出口側のピーク圧力が294[kPa]以上392[kPa]以下である画像形成装置。
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