JP2014043780A - 直列型軸流ファン - Google Patents

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潤傑 嚴
Honami Osawa
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Abstract

【課題】消費電力および負荷騒音を低減できる直列型軸流ファンを実現する。
【解決手段】回転駆動装置10の回転軸11の軸方向に、少なくとも、第1の軸流ファン21と第2の軸流ファン22を直列に配置する直列側軸流ファン100であって、第1の軸流ファン21の気体の吐出側に第1の整流格子31を、第2の軸流ファン22の気体の吐出側に第2の整流格子32を配置する。第1の整流格子31は、第1の軸流ファン21の静翼41の円弧形状に合わせて、緩い円弧の前縁形状33aを有し、気体の流れ方向に平行に向く後縁形状33bの静翼33を備え、第2の整流格子32は、第2の軸流ファン22の静翼42の円弧形状に合わせて、緩い円弧形状の静翼34を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、回転駆動装置の回転軸方向に複数の軸流ファンを直列に配した直列型軸流ファンに関する。
軸流ファンは、回転駆動装置の回転軸に取り付けられた複数の動翼を有する羽根車、当該羽根車とともに軸流を形成する円筒体状のケーシング、当該ケーシングの内周部に取り付けられた複数の静翼を備える。
軸流ファンは、一般に風量が大きく、静圧が小さいという送風特性を有する。軸流ファンの送風特性を改良するため、回転駆動装置の回転軸方向に複数の軸流ファンを直列に配した直列型軸流ファンが種々提案されている。
直列型軸流ファンに関する技術として、気流方向に対して上流側から、第1の軸流ファンと第1の整流格子と第2の軸流ファンと第2の整流格子が置かれた直列使用の軸流ファンが開示されている(たとえば、特許文献1参照)。特許文献1の軸流ファンは、第1の整流格子が第1の軸流ファンの回転方向に対して“く”の字型に反る形状を有する静翼を備え、第2の整流格子が気流方向に水平に向く後縁形状を有する静翼を備える。
特開2012−26291号公報
ところで、特許文献1の軸流ファンは、第1の整流格子が第1の軸流ファンの回転方向に対して“く”の字型に反る形状を有する静翼を備える。さらに、第2の整流格子が気流方向に水平に向く後縁形状を有する静翼を備える。
したがって、第1の軸流ファンの静翼と第1の整流格子の静翼との境界部、および第2の軸流ファンの静翼と第2の整流格子の静翼との境界部において、静翼形状が不連続となる。静翼形状が不連続となると、当該不連続部において乱流が生じて、消費電力および負荷騒音の低減に悪影響を及ぼす虞がある。
本発明は、上記の事情に鑑みて創案されたものであり、従来構造の直列型軸流ファンに比して、消費電力および負荷騒音を低減することができる直列型軸流ファンの提供を目的とする。
上記目的を達成するための直列型軸流ファンは、回転駆動装置の回転軸の軸方向に、少なくとも、第1の軸流ファンと第2の軸流ファンを直列に配置する直列側軸流ファンである。
上記第1の軸流ファンの気体の吐出側には第1の整流格子を、上記第2の軸流ファンの気体の吐出側には第2の整流格子を配置する。
上記第1の整流格子は、上記第1の軸流ファンの静翼の円弧形状に合わせて、緩い円弧の前縁形状を有し、気体の流れ方向と平行に向く後縁形状の静翼を備えている。
上記第2の整流格子は、上記第2の軸流ファンの静翼の円弧形状に合わせて、緩い円弧形状の静翼を備えている。
本発明に係る直列型軸流ファンによれば、第1の整流格子が、第1の軸流ファンの静翼の円弧形状に合わせて、緩い円弧の前縁形状を有し、気体の流れ方向に平行に向く後縁形状の静翼を備える。したがって、第1の軸流ファンの動翼で形成された気流が、円滑に第1の整流格子の静翼へと案内される。
また、第2の整流格子は、第2の軸流ファンの静翼の円弧形状に合わせて、緩い円弧形状の静翼を備えている。したがって、第1の整流格子の静翼を通過し、第2の軸流ファンの動翼32で加速された気流が、円滑に第2の整流格子の静翼へと案内される。
このため、本実施形態の直列型軸流ファンは、従来構造の直列型軸流ファンに比して、消費電力および負荷騒音を低減することができる。
本実施形態に係る直列型軸流ファンの断面図である。 本実施形態に係る直列型軸流ファンを構成する軸流ファンの内部構造の断面図である。 本実施形態に係る直列型軸流ファンの翼形状の概略断面図である。 従来構造の直列型軸流ファンの静翼形状の概略断面図である。 本実施品と従来品との消費電力特性比較の説明図である。 本実施品と従来品との負荷騒音特性比較の説明図である。
以下、図面を参照して、本実施形態に係る直列型軸流ファンについて説明する。
軸流ファンは、回転駆動装置の回転軸に取り付けられた羽根車の回転によって、回転軸の軸方向の一方から吸気し、軸方向の他方へと気流を吐出する送風装置である。本実施形態に係る直列型軸流ファンは、第1の整流格子および第2の整流格子の静翼形状を改良することにより、従来構造の直列型軸流ファンに比して、消費電力および負荷騒音の低減を実現できるようになる。
〔直列型軸流ファンの構成〕
まず図1および図2を参照して、本実施形態の直列型軸流ファンの構成について説明する。図1は本実施形態に係る直列型軸流ファンの断面図である。図2は本実施形態に係る直列型軸流ファンを構成する軸流ファンの内部構造の断面図である。
図1に示すように、本実施形態の直列型軸流ファン100は、回転駆動装置10の回転軸11の軸方向に、少なくとも、第1の軸流ファン21と第2の軸流ファン22が直列に配置される。さらに、第1の軸流ファン21の気体(以下、単に「空気」という)の吐出側に第1の整流格子41が配置され、第2の軸流ファン32の空気の吐出側に第2の整流格子42が配置される。
すなわち、本実施形態の直列型軸流ファン100は、円筒体状のベンチュリケーシング(以下、単に「ケーシング」という)50内に、第1の軸流ファン21、第1の整流格子41、第2の軸流ファン22および第2の整流格子42が、気流方向に沿って順次配置される。
ケーシング50は、気流を案内する風胴を区画形成するとともに、両端に空気の吸気口51および吐出口52を区画形成している。
第1の軸流ファン21と第2の軸流ファン22は同一の構造を有しており、二つの軸流ファン21,22は回転方向が同一となるように設定される。
各軸流ファン21,22は、回転駆動装置10の回転軸11に取り付けられた複数枚の動翼32,33を有する羽根車30と、当該羽根車30の径方向の外周を囲むケーシング50と、当該ケーシング50の内周部に取り付けられた複数の静翼34,35と、を備える。
羽根車30は、中央部にカップ状のハブ部31を有し、当該ハブ部31の周囲に複数の動翼32,33が放射線状に一体的に取り付けられている。各軸流ファン21,22の動翼32,33は、回転軸11の軸方向に対して傾斜させて設けられている。なお、各軸流ファン21,22の動翼32,33の断面形状については後述する。
図2に示すように、ハブ部31の内部には、羽根車30の回転駆動装置10としてのモータが設けられている。モータ10は、ほぼカップ状のロータヨーク12と、該ロータヨーク12の中心部に圧入された回転軸11と、コイル13が巻回されたステータコア14などを備える。
ロータヨーク12は、ハブ部31内に嵌入されている。このロータヨーク12の内周面には、マグネット15が固着されている。
回転軸11は、軸受16に回転可能に支承されている。軸受16は、筒体状の支持部17の内面に固定されている。支持部17は、カップ状のベース部18の中央に一体的に固着されている。
ステータコア14は、支持部17の外面に圧入固定されている。ステータコア14とロータヨーク12のマグネット15とは、隙間を隔てて対向している。
各軸流ファン21,22の静翼34,35は、カップ状のベース部18と円筒体状のケーシング50との間に、放射線状に複数枚設けられる。なお、各軸流ファン21,22の静翼34,35の断面形状については後述する。
第1の軸流ファン21と第2の軸流ファン22の間には、第1の整流格子41が介設される。第1の整流格子41は気流方向Fへ向けて横長に形成され、後述する断面形状の静翼43を複数枚備える。第1の整流格子41の静翼43によって、第1の軸流ファン21で生じる気流の旋回成分が取り除かれ、騒音の発生が抑制される。
第2の軸流ファン22の空気の吐出側には、第2の整流格子42が配置される。第2の整流格子42は、第1の整流格子41よりも短く形成され、後述する断面形状の静翼44を複数枚備える。第2の整流格子42の静翼44によって、第2の軸流ファン22で生じる気流の旋回成分が取り除かれ、騒音の発生が抑制される。
次に、図3を参照して、本実施形態に係る直列型軸流ファンの翼形状について説明する。本実施形態に係る直列型軸流ファン100は、第1および第2の整流格子41,42の静翼形状に特徴を有する。図3は本実施形態に係る直列型軸流ファンの静翼形状の概略断面図である。
図3に示すように、第1の軸流ファン21の動翼32は、たとえば、断面が翼形状を呈しているが、当該動翼32の形状は限定されない。第1の軸流ファン21の動翼32は、当該動翼32の運動方向Rへ向けて凹状となり、気流方向Fと反する方向へ向けて凸状となるように形成されている。
第1の軸流ファン21の動翼32の気流方向Fの後流側には、第1の軸流ファン21の静翼34が位置する。第1の軸流ファン21の静翼34は、断面が円弧形状を呈している。第1の軸流ファン21の静翼34は、径方向外方へ向けて凸状となるように形成されている。
第1の軸流ファン21の静翼34の気流方向Fの後流側には、第1の整流格子41の静翼43が位置する。第1の整流格子41の静翼43は、第1の軸流ファン21の静翼34の円弧形状に合わせて、緩い円弧の前縁形状43aを有し、気流方向Fと平行に向く後縁形状43bを有する。すなわち、第1の軸流ファン21の静翼34と、第1の整流格子41の静翼43の前縁形状43aとは、円弧形状の曲面があたかも連続するように形成されている。第1の整流格子41の静翼43の前縁形状43aに、当該静翼43の後縁形状43bは連続している。
第1の整流格子41の静翼43の気流方向Fの後流側には、第2の軸流ファン22の動翼33が位置する。第2の軸流ファン22の動翼33は、たとえば、第1の軸流ファン21の動翼32と同様に翼形状を呈しているが、当該動翼33の形状は限定されない。第2の軸流ファン22の動翼33は、当該動翼33の運動方向Rへ向けて凹状となり、気流方向Fと反する方向へ向けて凸状となるように形成されている。
第2の軸流ファン22の動翼33の気流方向Fの後流側には、第2の軸流ファン22の静翼35が位置する。第2の軸流ファン22の静翼35は、断面が円弧形状を呈している。第2の軸流ファン22の静翼35は、径方向外方へ向けて凸状となるように形成されている。
第2の軸流ファン22の静翼35の気流方向Fの後流側には、第2の整流格子42の静翼44が位置する。第2の整流格子42の静翼44は、第2の軸流ファン22の静翼35の円弧形状に合わせて、緩い円弧形状を呈している。すなわち、第2の軸流ファン22の静翼35と、第2の整流格子42の静翼44とは、円弧形状の曲面があたかも連続するように形成されている。
〔直列型軸流ファンの作用〕
次に、図1から図6を参照して、本実施形態に係る直列型軸流ファン100の作用について説明する。
図1および図2に示すように、本実施形態に係る直列型軸流ファン100は、電子機器の筐体などを介して、ケーシング50に設けられた不図示の吸気側フランジ部または吐出側フランジ部に取付ねじを螺合することにより、当該筐体などに取り付けられる。
たとえば、直列型軸流ファン100をサーバー用の冷却ファンとして用いる場合は、サーバーの筐体内面のファン取付部に吸気側フランジ部を取り付ける。
第1の軸流ファン21と第2の軸流ファン22は、同一の回転方向に回転させ、異なる方向には回転させない。第1の軸流ファン21および第2の軸流ファン22の羽根車30を回転させると、第1の軸流ファン21の吸気口51から空気が吸い込まれる。
図1および図3に示すように、第1の軸流ファン21の吸気口51から吸い込まれた空気は、第1の軸流ファン21の動翼32、第1の軸流ファン21の静翼34、第1の整流格子41の静翼43、第2の軸流ファン22の動翼33、第2の軸流ファン22の静翼35、および第2の整流格子42の静翼44を順に通過して、第2の整流格子42の吐出口から吐出される。
第1の軸流ファン21の静翼34と、第1の整流格子41の静翼43の前縁形状43aとは、円弧形状の曲面があたかも連続するように形成されている。第1の整流格子41の静翼43の前縁形状43aに、当該静翼43の後縁形状43bは連続している。したがって、第1の軸流ファン21の動翼32で形成された気流が、円滑に第1の整流格子41の静翼43へと案内される。
また、第2の軸流ファン22の静翼35と、第2の整流格子42の静翼44とは、円弧形状の曲面があたかも連続するように形成されている。したがって、第1の整流格子41の静翼43を通過し、第2の軸流ファン22の動翼32で加速された気流が、円滑に第2の整流格子42の静翼44へと案内され、ケーシング50の吐出口52から吐出されることになる。
次に図4から図6を参照して、本実施形態に係る直列型軸流ファン100の運転効果を従来構造の直列型軸流ファン200の運転効果と比較して説明する。図4は従来構造の直列型軸流ファンの静翼形状の概略断面図である。なお図4において、本実施形態に係る直列型軸流ファン100と同一構成の部材については、同一の符号を付して説明する。
図4に示すように、従来構造の直列型軸流ファン200は、本実施形態に係る直列型軸流ファン100と同一の順序で、第1の軸流ファン、第1の整流格子、第2の軸流ファン、および第2の整流格子を備える。さらに従来構造の直列型軸流ファン200は、本実施形態に係る直列型軸流ファン100と同一構成で第1の軸流ファンおよび第2の軸流ファンを備える。
すなわち、第1の軸流ファンの動翼32と静翼34、および第2の軸流ファンの動翼33と静翼35は、それぞれ同一の断面形状を有する。
従来構造の直列型軸流ファン200は、第1の整流格子の静翼63および第2の整流格子の静翼64の断面形状が、本実施形態に係る直列型軸流ファン100と異なる。
第1の整流格子の静翼63は、気流方向Fに横長で当該気流方向Fと平行に向いている。第1の整流格子の静翼63は、第1の軸流ファンの静翼34と“く”の字に屈曲している。
第2の整流格子の静翼64は、第1の整流格子の静翼63よりも短く、気流方向Fと平行に向いている。第2の整流格子の静翼64は、第1の軸流ファンの静翼34と“く”の字に屈曲している。
図5は本実施品と従来品との消費電力特性比較の説明図である。
図5のQhカーブに着目すると、風量が小さい段階では従来品の静圧が本実施品の静圧よりも高いが、風量が増加するにつれて従来品の静圧と本実施品の静圧はほぼ等しくなる。
一方、図5の消費電力カーブに着目すると、当該風量と静圧の関係において、本実施品の消費電力は、風量にかかわらず、従来品の消費電力よりも低減できることが判る。
図6は本実施品と従来品との負荷騒音特性比較の説明図である。
図6のQhカーブに着目すると、図5と同様に、風量が小さい段階では従来品の静圧が本実施品の静圧よりも高いが、風量が増加するにつれて従来品の静圧と本実施品の静圧はほぼ等しくなる。
一方、図6の負荷騒音カーブに着目すると、当該風量と静圧の関係において、本実施品の負荷騒音は、風量にかかわらず、従来品の負荷騒音よりも低減できることが判る。
従来構造の直列型軸流ファン200によれば、第1の整流格子の静翼63が第1の軸流ファンの静翼34と屈曲しており、第2の整流格子の静翼64が第1の軸流ファンの静翼34と屈曲している。したがって、第1の軸流ファンの静翼34と第1の整流格子41の静翼63との境界部、および第2の軸流ファンの静翼35と第2の整流格子42の静翼64との境界部において静翼形状が不連続となり、乱流が生じているものと考えられる。
これに対し、本実施形態の直列型軸流ファン100によれば、第1の整流格子41が、第1の軸流ファン21の静翼32の円弧形状に合わせて、緩い円弧の前縁形状43aを有し、気流方向Fに平行に向く後縁形状43bの静翼43を備える。したがって、第1の軸流ファン21の動翼32で形成された気流が、円滑に第1の整流格子41の静翼43へと案内される。
また、第2の整流格子42は、第2の軸流ファン22の静翼33の円弧形状に合わせて、緩い円弧形状の静翼44を備えている。したがって、第1の整流格子41の静翼43を通過し、第2の軸流ファン22の動翼32で加速された気流が、円滑に第2の整流格子42の静翼44へと案内され、ケーシング50の吐出口52から吐出される。
以上の理由から、本実施形態の直列型軸流ファン100は、従来構造の直列型軸流ファン200に比べて、消費電力および負荷騒音を低減できるものと考えられる。
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、これらは本発明の説明のための例示であり、本発明の範囲をこれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で、上記実施形態とは異なる種々の態様で実施することができる。
10 回転駆動装置、
11 回転軸、
21 第1の軸流ファン、
22 第2の軸流ファン、
41 第1の整流格子、
42 第2の整流格子、
34 第1の軸流ファンの静翼、
35 第2の軸流ファンの静翼、
43 第1の整流格子の静翼、
43a 前縁形状、
43b 後縁形状、
44 第2の整流格子の静翼、
100 直列型軸流ファン。
上記第1の整流格子は、上記第1の軸流ファンの気体の吐出側と上記第1の整流格子との間に位置する上記第1の軸流ファンの静翼の円弧形状に合わせて、緩い円弧の前縁形状を有し、気体の流れ方向と平行に向く後縁形状の静翼を備えている。
上記第2の整流格子は、上記第2の軸流ファンの気体の吐出側と上記第2の整流格子との間に位置する上記第2の軸流ファンの静翼の円弧形状に合わせて、緩い円弧形状の静翼を備えている。

Claims (5)

  1. 回転駆動装置の回転軸の軸方向に、少なくとも、第1の軸流ファンと第2の軸流ファンを直列に配置する直列型軸流ファンであって、
    前記第1の軸流ファンの気体の吐出側に第1の整流格子を、前記第2の軸流ファンの気体の吐出側に第2の整流格子を配置し、
    前記第1の整流格子は、前記第1の軸流ファンの静翼の円弧形状に合わせて、緩い円弧の前縁形状を有し、気体の流れ方向に平行に向く後縁形状の静翼を備え、
    前記第2の整流格子は、前記第2の軸流ファンの静翼の円弧形状に合わせて、緩い円弧形状の静翼を備えていることを特徴とする直列型軸流ファン。
  2. 前記第1の軸流ファンの静翼と、前記第1の整流格子の静翼の前縁形状とは、円弧形状の曲面があたかも連続するように形成され、前記第1の整流格子の静翼の前縁形状には、当該静翼の後縁形状が連続していることを特徴とする請求項1に記載の直列型軸流ファン。
  3. 前記第2の軸流ファンの静翼と、前記第2の整流格子の静翼の前縁形状とは、円弧形状の曲面があたかも連続するように形成され、前記第2の整流格子の静翼の前縁形状には、当該静翼の後縁形状が連続していることを特徴とする請求項1または2に記載の直列型軸流ファン。
  4. 前記第1の軸流ファンは動翼を備え、該動翼は、前記動翼の運動方向へ向けて凹状となり、気流方向と反する方向へ向けて凸状となるように形成され、前記動翼の気流方向の後流側には、前記第1の軸流ファンの静翼が位置され、前記静翼は、径方向外方へ向けて凸状となるように形成されることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の直列型軸流ファン。
  5. 前記第2の軸流ファンは動翼を備え、該動翼は、前記動翼の運動方向へ向けて凹状となり、気流方向と反する方向へ向けて凸状となるように形成され、前記動翼の気流方向の後流側には、前記第2の軸流ファンの静翼が位置され、前記静翼は、径方向外方へ向けて凸状となるように形成されることを特徴とする請求項1から4にいずれかに記載の直列型軸流ファン。
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