JP2014043286A - 媒体搬送装置及び記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】媒体を搬送するための移動体を移動する際の振動を抑制する。
【解決手段】複数のガイド軸4と、媒体Pを支持する支持部13と前記複数のガイド軸に支持される三つ以上の軸受8a、8b、8c、8dとを有し、該複数のガイド軸4上を移動する移動体15と、を備え、前記三つ以上の軸受8a、8b、8c、8dのうち他の軸受8b、8c、8dよりも前記移動体の重心Cから離れた位置に設けられた少なくとも一つの軸受8aは、重力方向Zにおいて、前記移動体15に対して移動可能であって、前記移動体15は、該移動体15に対して移動可能な軸受8aを前記ガイド軸4に押し付けることが可能な押し付け機構18を有することを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、媒体を搬送する媒体搬送装置及び該媒体に記録する記録装置に関する。
従来から、媒体を搬送する媒体搬送装置が使用されている。このうち、例えば、特許文献1及び2には、媒体を支持する支持部を有する移動体とその移動を案内するガイド軸とが設けられた媒体搬送装置が開示されている。
特開2009−53210号公報 特開2010−61434号公報
しかしながら、従来の媒体搬送装置は、移動体に設けられた軸受とガイド軸との接触不良により、移動体を移動する際に移動体が振動し、不具合を生じる場合があった。例えば、媒体搬送装置を備えた記録装置において、記録時における移動体の振動により記録位置にずれが生じ、所望の記録画像が得られない場合があった。特許文献1及び2には、ガイド軸と移動体に設けられた軸受との接触不良による移動体の振動に関する課題認識はなく、この課題を解決するための手段に関する記載もない。
そこで、本発明の目的は、媒体を搬送するための移動体を移動する際の振動を抑制することである。
上記課題を解決するための本発明の第1の態様の媒体搬送装置は、複数のガイド軸と、媒体を支持する支持部と前記複数のガイド軸に支持される三つ以上の軸受とを有し、該複数のガイド軸上を移動する移動体と、を備え、前記三つ以上の軸受のうち他の軸受よりも前記移動体の重心から離れた位置に設けられた少なくとも一つの軸受は、重力方向において、前記移動体に対して移動可能であって、前記移動体は、該移動体に対して移動可能な軸受を前記ガイド軸に押し付けることが可能な押し付け機構を有することを特徴とする。
ここで、「ガイド軸上を移動する」とは、ガイド軸の下方に移動体の重量が作用する状態で移動体が移動することを意味し、ガイド軸が水平面に対して斜めになっている場合も含まれる。また、「前記三つ以上の軸受のうち他の軸受よりも前記移動体の重心から離れた位置に設けられた少なくとも一つの軸受」とは、「全部で三つの軸受のうちの前記重心から最も離れた位置に設けられた一つの軸受」のみを意味しない。「全部で三つの軸受のうち他の軸受よりも前記重心から離れた位置に設けられた複数個の軸受」を含む。さらに、「全部で四つ以上の軸受のうちの前記重心から最も離れた位置に設けられた一つの軸受」及び「全部で四つ以上の軸受のうち他の軸受よりも前記重心から離れた位置に設けられた複数個の軸受」を含む。また、「重力方向」とは、厳密な意味での重力方向に限定されず、少なくとも重力方向のベクトル成分を含む方向を意味する。
前記移動体が前記複数のガイド軸に安定して支持されるためには、軸受を三つ以上備える必要がある。本態様によれば、前記三つ以上の軸受のうち他の軸受よりも前記移動体の重心から離れた位置に設けられた少なくとも一つの軸受を、重力方向において、前記移動体に対して移動可能となる。すなわち、前記複数のガイド軸に安定して支持されにくい傾向がある軸受を前記移動体に対して移動可能とする。このため、前記移動体の重心から離れた位置に設けられ、前記複数のガイド軸に安定して支持されにくい傾向がある、少なくとも一つの軸受を前記複数のガイド軸に安定して支持させることが可能となる。
特に、四つ以上の軸受を備えた媒体搬送装置では、通常、前記移動体の自重により、前記重心の位置から近い位置に設けられた三つの軸受は前記ガイド軸と接触する。そして、前記四つ以上の軸受のうちの該三つの軸受以外の軸受は、前記ガイド軸と接触しない場合がある。
しかしながら、このような場合であっても、本態様によれば、前記三つの軸受以外の軸受を重力方向において前記移動体に対して移動可能とし、該軸受を前記ガイド軸に押し付ける押し付け機構を設けているので、該軸受を前記ガイド軸と確実に接触させることが可能になる。すなわち、ガイド軸と軸受との接触不良を抑制し、移動体を移動する際の振動を抑制することが可能になる。
本発明の第2の態様の媒体搬送装置は、前記第1の態様において、前記三つ以上の軸受は、前記ガイド軸に対して重力と反対方向に移動可能であることを特徴とする。
本態様によれば、さらに、ガイド軸の直線性の精度が多少低下した場合でも移動体が移動できなくなるということを低減することができる。軸受がガイド軸に対して全方向に拘束されて支持される構成では、ガイド軸の直線性の精度が低下した場合、軸受とガイド軸との接触面に働く摩擦力が大きくなり移動体を移動させることができなくなることがあるためである。なお、「重力と反対方向」とは、厳密な意味での重力方向と反対の方向に限定されず、少なくとも重力と反対方向のベクトル成分を含む方向を意味する。
本発明の第3の態様の媒体搬送装置は、前記第2の態様において、前記三つ以上の軸受は、前記複数のガイド軸に対応して、一方のガイド軸に対して重力方向及び前記移動体の移動方向の両方向と交差する交差方向に拘束されて支持される第1軸受と、他方のガイド軸に対して前記交差方向に移動可能に支持される第2軸受と、を有し、前記移動体に対して移動可能な軸受は、前記第2軸受であることを特徴とする。
ここで、「拘束されて支持される」とは、該当する方向において、ガイド軸に対して移動可能な隙間がほとんどない状態で支持されることを意味する。
本態様によれば、前記三つ以上の軸受は、一方のガイド軸に対して重力方向及び前記移動体の移動方向の両方向と交差する方向に拘束されて支持される第1軸受と、他方のガイド軸に対して前記交差方向に移動可能に支持される第2軸受と、を有する。このため、前記ガイド軸に対する前記移動体の設置位置の自由度はさらに大きくなり、ガイド軸の直線性の精度が多少低下した場合でも移動体が移動できなくなるということをさらに低減する。
また、前記移動可能な軸受を前記第2軸受とすることにより、重力方向及び前記移動体の移動方向の両方向と交差する方向において大きな自由度でガイド軸と接触させることが可能になる。
本発明の第4の態様の媒体搬送装置は、前記第1から第3のいずれか1つの態様において、前記押し付け機構は、前記移動体に対して移動可能な軸受に当接する偏心軸と該偏心軸の回転機構とを有し、該偏心軸を回転させることにより該軸受を前記ガイド軸に押し付けることを特徴とする。
本態様によれば、簡単な構成で、前記移動体に対して移動可能な軸受を前記ガイド軸と確実に接触させることが可能になる。
本発明の第5の態様の媒体搬送装置は、前記第1から第4のいずれか1つの態様において、前記移動体は、前記移動のための移動力を受ける二つの作用点を有し、前記重心は、前記二つの作用点を結ぶ線分の中点を通る重力方向の直線と交差し且つ前記移動体の移動方向に沿う直線上に位置することを特徴とする。
ここで「中点」とは、中点付近を含む意味であり、厳密な意味での中点に限定されない。
本態様によれば、前記重心を中心とした回転方向に力が加わることによる前記移動体の振動を抑制できる。
本発明の第6の態様の媒体搬送装置は、前記第1から第5のいずれか1つの態様において、該媒体搬送装置は、三本のガイド軸を備え、前記移動体は、前記三本のガイド軸に対応して軸受を備え、前記重心及び前記三本のガイド軸のうちの中側のガイド軸に支持される軸受は、該三本のガイド軸のうちの一方の外側のガイド軸に支持される軸受と他方の外側のガイド軸に支持される軸受とを結ぶ線分の中点を通る重力方向の直線と交差し且つ前記移動体の移動方向に沿う直線上に位置することを特徴とする。
ここで「該三本のガイド軸のうちの一方の外側のガイド軸に支持される軸受と他方の外側のガイド軸に支持される軸受とを結ぶ線分の中点を通る重力方向の直線と交差し且つ前記移動体の移動方向に沿う直線上」とは、以下の意味である。一方のガイド軸に支持される軸受と他方のガイド軸に支持される軸受とが1つずつある場合は、これらを結ぶ線分の中点を通る重力方向の直線と交差し且つ前記移動体の移動方向に沿う直線上を意味する。また、一方のガイド軸に支持される軸受と他方のガイド軸に支持される軸受とが複数ずつある場合は、任意に選択した軸受同士を結ぶ線分の中点を通る重力方向の直線と交差し且つ前記移動体の移動方向に沿う直線上を意味する。ガイド軸は夫々平行に設けられるため、一方のガイド軸に支持される軸受と他方のガイド軸に支持される軸受を任意に選択しても、その中点は何れもこれらのガイド軸の中央に位置しこれらのガイド軸と平行な直線上に位置する。すなわち、どの軸受を選択してもここで規定される直線は同じである。
本態様によれば、前記移動体から前記三本のガイド軸にかかる重量を均衡させることができ、前記移動体の振動を抑制できる。
本発明の第7の態様の媒体搬送装置は、前記第1から第4のいずれか1つの態様において、該媒体搬送装置は、二本のガイド軸を備え、前記移動体は、前記二本のガイド軸に対応して軸受を備え、前記移動のための移動力を受ける作用点を有し、前記重心及び前記作用点は、前記二本のガイド軸のうちの一方に支持される軸受と他方に支持される軸受とを結ぶ線分の中点を通る重力方向の直線と交差し且つ前記移動体の移動方向に沿う直線上に位置することを特徴とする。
本態様によれば、前記重心を中心とした回転方向に力が加わることによる前記移動体の振動を抑制できる。
本発明の第8の態様の媒体搬送装置は、前記第1から第4及び第7のいずれか1つの態様において、該媒体搬送装置は、二本のガイド軸を備え、前記移動体は、前記二本のガイド軸に対応して該二本のガイド軸のうちの一方に支持される複数の軸受と他方に支持される軸受とを備え、前記他方に支持される軸受は、前記一方に支持される複数の軸受のうちの二つの軸受を結ぶ線分の中点を通る重力方向の直線と交差し且つ前記移動体の移動方向と交差する直線上に位置することを特徴とする。
本態様によれば、前記移動体の移動方向において前記移動体からガイド軸にかかる重量を均衡させることができ、前記移動体の振動を抑制できる。
本発明の第9の態様の媒体搬送装置は、前記第1から第4、第7及び第8のいずれか1つの態様において、該媒体搬送装置は、二本のガイド軸を備え、前記移動体は、前記二本のガイド軸に対応して該二本のガイド軸のうちの一方に支持される複数の軸受と他方に支持される軸受とを備え、前記移動のための移動力を受ける作用点を有し、前記重心及び前記作用点の少なくともいずれか1つは、前記一方に支持される複数の軸受のうちの二つの軸受を結ぶ線分の中点を通る重力方向の直線と交差し且つ前記移動体の移動方向と交差する直線上に位置することを特徴とする。
本態様によれば、前記移動体の移動の際に前記移動体の移動方向において前記移動体からガイド軸にかかる重量を均衡させることができ、前記移動体の振動を抑制できる。
本発明の第10の態様の記録装置は、被記録媒体に記録する記録部と、前記第1から第9のいずれか1つの態様の媒体搬送装置と、を備えることを特徴とする。
本態様によれば、被記録媒体を搬送するための移動体を移動する際の振動を抑制することができる。このため、移動体の振動を抑制した状態で記録することができる。
本発明の実施例1に係る記録装置の概略斜視図である。 本発明の実施例1に係る記録装置の概略側面図である。 本発明の実施例1に係る記録装置の要部平面図である。 本発明の被記録媒体の一例を示す斜視図である。 本発明の実施例1に係る記録装置の要部正面図である。 本発明の実施例1に係る記録装置の要部拡大図である。 本発明の実施例2に係る記録装置の要部平面図である。 本発明の実施例3に係る記録装置の要部平面図である。 本発明の実施例4に係る記録装置の要部平面図である。 本発明の実施例5に係る記録装置の要部平面図である。 本発明の実施例6に係る記録装置の要部平面図である。
以下に、本発明の実施例に係る媒体搬送装置について、該媒体搬送装置を備えた記録装置を用いて添付図面を参照して詳細に説明する。しかし、本発明の媒体搬送装置は記録装置に備えられた媒体搬送装置に限定されるわけではない。
また、下記の実施例では記録装置として記録ヘッドからインクを吐出して記録を行うインクジェット記録装置を用いて説明している。しかし、本発明の記録装置は、インクジェット記録装置に限定されるわけではない。例えば、本発明は転写式の記録装置なども含む。
また、下記の実施例では媒体(被記録媒体P)として布帛であるTシャツを使用したが(図4参照)、本発明で使用可能な媒体はTシャツに限定されず、また布帛に限定されるわけでもない。
[実施例1](図1〜図6)
最初に、本発明の実施例に係る記録装置について説明する。
図1は、本発明の実施例1に係る記録装置の概略斜視図である。
本実施例の記録装置1は、本発明の移動体15(図2参照)を構成するステージ7を備えている。なお、図1では、本発明の移動体15を構成する他の構成要素は省略されている。ステージ7は、搬送部3に設けられた一対のガイド軸4に沿ってガイド軸4上を移動方向Xに移動する。なお、二本のガイド軸4は同じ構成であり、これらのガイド軸4は、下方から支持部材20により支持されている。また、ステージ7は四隅にガイド軸4に支持される軸受8a、8b、8c、8dを備えている。軸受8aは、重力方向Zにおいて、ステージ7に対して移動可能である。なお、軸受8b、8c、8dは、重力方向Zにおいて、ステージ7に対して移動することはできない。軸受8aの外側には、軸受8aを重力方向Zに移動させることによってガイド軸4に押し付けることが可能な、押し付け機構18(図5参照)を構成する回転体12が設けられている。
ステージ7の内部にはベルト9から移動力を受ける作用点としてのベルトホルダー11が設けられている。記録装置1には、その正面手前側(図1中の左下側)と正面奥側(図1中の右上側)にプーリー10が設けられている。ベルト9は、前記正面手前側と正面奥側のプーリー10に架けられ、プーリー10を介して不図示のモーターの回転力が伝達されて回転する。
装置本体2には、記録部としての記録ヘッド6が備えられている。記録装置1は、キャリッジ5を介して移動方向Xと交差する走査方向Yに記録ヘッド6を往復移動させながら、記録ヘッド6から被記録媒体Pにインクを吐出させて所望の画像を形成する。
図2は、本発明の実施例1に係る記録装置の概略側面図である。
本発明の移動体15は、ステージ7と、被記録媒体Pを支持する支持部としてのトレイ13と、トレイ13の高さを調整する高さ調整機構を兼ねた支柱14とで構成されている。また、軸受8aは、軸受8b、8c、8dよりも移動体15の重心Cから離れた位置に設けられている。なお、トレイ13はステージ7に対して取り外し可能である。
次に、移動体15の重心Cの位置に対する軸受8a、8b、8c、8dの設けられている位置について説明する。
図3は、本発明の実施例1に係る記録装置の要部平面図である。
本実施例において、重心Cと軸受8aとの距離Laは、重心Cと軸受8bとの距離Lb、重心Cと軸受8cとの距離Lc、重心Cと軸受8dとの距離Ldのいずれよりも長い。別の表現をすると、軸受8b、8c、8dは軸受8aよりも重心Cに近い。このため、ガイド軸4に対する移動体15の重力方向Zにおいて極端に軸受8aが下方に位置していない限り、軸受8b、8c、8dは、常にガイド軸4と接触しこれに支持される。すなわち、重力方向Zにおける軸受8aの位置を調整してガイド軸4に接触させることにより、移動体15は、軸受8a、8b、8c、8dの四つによりガイド軸4に支持されることが可能になる。
軸受の数を増やすことで一つの軸受に対する荷重を減らすことができる。特に、移動体の重量が大きい場合は軸受の数を増やすことが求められる。しかしながら、四つ以上の軸受を有する媒体搬送装置において、軸受の数を増やしていくと、ガイド軸に接触しない軸受が発生する可能性が高くなる。通常、重心Cに近い三つの軸受はガイド軸に確実に接触するが、それ以外の軸受は重力方向Zの位置を正確に調整しないとガイド軸に接触しなくなるためである。ガイド軸に接触しない軸受が存在すると、当然、移動体15が移動した際に振動する可能性が高くなる。
このため、本発明は、重心Cに近い三つの軸受以外の軸受について、重力方向Zの位置を調整可能とし、ガイド軸に接触させることを可能にすることを目的としている。こうして、ガイド軸に接触しない軸受を低減し、移動体15が移動した際に振動することを抑制する。なお、本実施例の記録装置1は、全部で四つの軸受8a、8b、8c、8dを備えるが、四つに限定されない。また、本実施例の記録装置1では、重力方向Zの位置を調整可能な軸受は軸受8aのみであるが、他の軸受も重力方向Zの位置を調整可能な構成とすることもできる。
図4は、本発明の被記録媒体Pの一例を示す斜視図(A)と、該被記録媒体Pをトレイ13にセットした状態の斜視図(B)である。
図4(A)は本実施例の被記録媒体PとしてのTシャツである。この被記録媒体Pを図4(B)のように、トレイ13の上面にセットする。本実施例の記録装置1は、図2に示される位置にあるトレイ13にこのように被記録媒体Pをセットした後、記録を開始する。
次に、軸受8aをガイド軸4に押し付けることが可能な押し付け機構について説明する。
図5は、本発明の実施例1に係る記録装置の要部であるステージ7の正面図である。
本実施例の記録装置1は、同じ構成の二本のガイド軸4が平行に備えられている。ステージ7には、この二本のガイド軸4に対応して第1軸受としての軸受8c及び第2軸受としての軸受8aが備えられている。軸受8cは、二つの傾斜面により山形を成す切妻形状をしており、方向Yには拘束されて支持されているが重力方向Z(重力と反対方向Z1)には移動可能に支持している。また、軸受8aは、上部に一部水平面を有し下部を半分程欠いた半円筒状の形状をしており、ガイド軸4に対して水平方向に隙間Gがある。このため、方向Y及び重力方向Z(重力と反対方向Z1)に移動可能に支持されている。
ここで、「重力方向Z(重力と反対方向Z1)」とは、厳密な意味での重力方向(重力と反対方向)に限定されず、少なくとも重力方向(重力と反対方向)のベクトル成分を含む方向を意味する。また、重力方向Zとは、別の表現をすると、ステージ7の移動方向Xと記録ヘッド2の走査方向Yとで作られる面に交差する方向である。そして、重力と反対方向Z1とは、重力方向Zに沿って支持部材20がガイド軸4を支持する方向(支持部材20からガイド軸4に向かう方向)である。
なお、図5においては不図示であるが、軸受8bは、重力方向Zにおいて移動体15(ステージ7)に対して移動可能な構成とはなっていないが軸受8aと同様な形状をしている。また、軸受8dは、軸受8cと同様な形状をしている。
軸受8aをガイド軸4に押し付けることが可能な押し付け機構18は、偏心軸16と該偏心軸16を回転させることが可能な回転機構としての回転体12とから構成される。回転体12を回転させることで偏心軸16は回転する。また、偏心軸16は軸受8aに押し付けられており、偏心軸16を回転させることにより軸受8aを重力方向Zに移動可能である。なお、軸受8aにはピン17が設けられており、ステージ7にはピン17を嵌め込み可能な重力方向Zに延びる溝19が設けられている。このため、ステージ7に対して、移動体15の移動方向X及び方向Yへの軸受8aの移動は制限され、軸受8aは重力方向Zにのみ移動可能になっている。
本実施例の記録装置1において、軸受8a、8b、8c、8dがいずれも重力方向Zには移動可能に支持され、さらに、軸受8a、8bが方向Yにガイド軸4に対して隙間Gを有する構成しているのは以下の理由である。
軸受8a、8b、8c、8dがいずれもガイド軸4に対して全方向に拘束されていると、ガイド軸の直線性の精度が低下した場合、軸受とガイド軸との接触面に働く摩擦力が大きくなり移動体15を移動させることができなくなることがある。このため、ガイド軸の直線性の精度が多少低下した場合でも移動体が移動できなくなるということを低減するため、本発明の記録装置は軸受8a、8b、8c、8dがいずれも重力方向Z(重力と反対方向Z1)には移動可能に支持される構成としている。
また、本実施例の記録装置1において、軸受8a、8bは方向Yにガイド軸4に対して隙間Gを有する構成である。このような構成とすることにより、ガイド軸の直線性の精度が多少低下した場合でも移動体が移動できなくなるということをさらに低減することを可能にしている。ただし、本発明はこのような構成には限定されない。
なお、軸受8a、8bは方向Yに移動可能に支持されるが、軸受8c、8dは方向Yに拘束されて支持される。このため、移動体15を移動する際に方向Yに振動することやガイド機能が低下することは抑制される。
次に、軸受8aをガイド軸4に押し付けることが可能な押し付け機構18についてさらに詳細に説明する。
図6は、本発明の実施例1に係る記録装置の要部である押し付け機構18の拡大側面図である。なお、回転体12は省略している。
偏心軸16は、回転中心RCを回転軸として回転方向Rに回転可能である。偏心軸16は断面が円形であり、この円の中心の位置からずれた位置に回転中心RCを有している。このため、偏心軸16を回転方向Rに回転させると、該偏心軸16の位置が移動方向X及び重力方向Zに変化する。偏心軸16は軸受8aを重力方向Zに押し付けているので、偏心軸16を回転方向Rに回転させると、軸受8aは重力方向Zにおける位置が変化する。こうして、回転体12を回転させることで、偏心軸16を回転させ該偏心軸16の回転により軸受8aを重力方向Zに移動させ、軸受8aをガイド軸4に押し付けることが可能になる。
なお、本実施例の押し付け機構18は断面が円形の偏心軸16を備えているが、本発明はこのような押し付け機構に限定されない。例えば、偏心軸16の代わりに断面が楕円形の回転軸を使用することができる。
[実施例2](図7)
図7は、本発明の実施例2に係る記録装置の要部平面図である。なお、上記実施例と共通する構成部材は同じ符号で示しており、詳細な説明は省略する。
図7(A)で表される本実施例の記録装置は、ガイド軸をガイド軸4a、4b、4cと3本有している。ステージ7は、この3本のガイド軸4a、4b、4cに対応して軸受8e(ガイド軸4aに対応)、軸受8f(ガイド軸4bに対応)、軸受8g(ガイド軸4cに対応)を有している。軸受8eは、軸受8fと軸受8gとを結ぶ線分L1の中点M1を通る重力方向Zの直線と交差し且つステージ7の移動方向Xに沿う直線L2上に配置されている。また、重心Cも直線L2上に位置している。なお、本実施例では軸受8fと軸受8gとは方向Yに沿って設けられているので、別の表現をすると、軸受8eは、軸受8fと軸受8gとを結ぶ方向Yの線分L1の垂直2等分面上に配置されている。また、重心Cも該垂直2等分面上に位置している。このような構成とすることで、ステージ7からガイド軸4a、4b、4cにかかる重量を均衡させることができ、ステージ7の振動を抑制できる。
また、本実施例のステージ7はベルトホルダー11を二つ(ガイド軸4aとガイド軸4bとの間に一つとガイド軸4bとガイド軸4cとの間に一つ)備えている。そして、該二つのベルトホルダー11を結ぶ線分L3の中点M2を通る重力方向Zの直線と交差し且つステージ7の移動方向Xに沿う直線L2上に重心Cは位置している。なお、本実施例では該二つのベルトホルダー11は方向Yに沿って設けられているので、重心Cは、該二つのベルトホルダー11を結ぶ方向Yの線分の垂直2等分面L3上に位置している。このような構成とすることで、重心Cを中心とした回転方向に力が加わることによるステージ7の振動を抑制できる。
また、図7(B)で表される本実施例の記録装置において、重心Cから軸受8eまでの距離Leは、重心Cから軸受8fまでの距離Lf及び重心Cから軸受8gまでの距離Lgよりも長い。軸受8eの外側には、軸受8eを重力方向Zに移動させることによってガイド軸4aに押し付けることが可能な、押し付け機構18を構成する回転体12が設けられている。
[実施例3](図8)
図8は、本発明の実施例3に係る記録装置の要部平面図である。なお、上記実施例と共通する構成部材は同じ符号で示しており、詳細な説明は省略する。
図8(A)で表される本実施例の記録装置は、ガイド軸をガイド軸4a、4b、4cと3本有している。ステージ7は、この3本のガイド軸4a、4b、4cに対応して軸受8h、8j(ガイド軸4aに対応)、軸受8i(ガイド軸4bに対応)、軸受8k(ガイド軸4cに対応)を有している。軸受8h、8jは、軸受8iと軸受8kとを結ぶ線分L4の中点M3を通る重力方向Zの直線と交差し且つステージ7の移動方向Xに沿う直線L5上に配置されている。また、重心Cも直線L5上に位置している。なお、本実施例では軸受8iと軸受8kとは方向Yに沿って設けられているので、軸受8h、8jは、軸受8iと軸受8kとを結ぶ方向Yの線分L4の垂直2等分面上に配置されている。また、重心Cも該垂直2等分面上に位置している。このような構成とすることで、ステージ7からガイド軸4a、4b、4cにかかる重量を均衡させることができ、ステージ7の振動を抑制できる。
また、本実施例のステージ7はベルトホルダー11を二つ(ガイド軸4aとガイド軸4bとの間に一つとガイド軸4bとガイド軸4cとの間に一つ)備えている。そして、該二つのベルトホルダー11を結ぶ線分L6の中点M4を通る重力方向Zの直線と交差し且つステージ7の移動方向Xに沿う直線L5上に重心Cは位置している。なお、本実施例では該二つのベルトホルダー11は方向Yに沿って設けられているので、重心Cは、該二つのベルトホルダー11を結ぶ方向Yの線分L6の垂直2等分面上に位置している。このような構成とすることで、重心Cを中心とした回転方向に力が加わることによるステージ7の振動を抑制できる。
また、図8(B)で表される本実施例の記録装置において、重心Cから軸受8hまでの距離Lhは、重心Cから軸受8iまでの距離Li、重心Cから軸受8jまでの距離Lj及び重心Cから軸受8kまでの距離Lkよりも長い。軸受8hの外側には、軸受8hを重力方向Zに移動させることによってガイド軸4aに押し付けることが可能な、押し付け機構18を構成する回転体12が設けられている。
[実施例4](図9)
図9は、本発明の実施例4に係る記録装置の要部平面図である。なお、上記実施例と共通する構成部材は同じ符号で示しており、詳細な説明は省略する。
図9(A)で表される本実施例の記録装置は、ガイド軸をガイド軸4b、4cと2本有している。ステージ7は、この2本のガイド軸4b、4cに対応して軸受8l、8m(ガイド軸4bに対応)、軸受8n(ガイド軸4cに対応)を有している。ベルトホルダー11及び重心Cは、軸受8mと軸受8n(軸受8lと軸受8n)とを結ぶ線分L7の中点M5を通る重力方向Zの直線と交差し且つステージ7の移動方向Xに沿う直線L8上に位置している。なお、本実施例では軸受8mと軸受8nとは方向Yに沿って設けられているので、ベルトホルダー11及び重心Cは、軸受8mと軸受8nとを結ぶ方向Yの線分L7の垂直2等分面上に位置している。このような構成とすることで、重心Cを中心とした回転方向に力が加わることによるステージ7の振動を抑制できる。
また、図9(B)で表される本実施例の記録装置において、重心Cから軸受8lまでの距離Llは、重心Cから軸受8mまでの距離Lm及び重心Cから軸受8nまでの距離Lnよりも長い。軸受8lの外側には、軸受8lを重力方向Zに移動させることによってガイド軸4bに押し付けることが可能な、押し付け機構18を構成する回転体12が設けられている。
[実施例5](図10)
図10は、本発明の実施例5に係る記録装置の要部平面図である。なお、上記実施例と共通する構成部材は同じ符号で示しており、詳細な説明は省略する。
図10(A)で表される本実施例の記録装置は、ガイド軸をガイド軸4b、4cと2本有している。ステージ7は、この2本のガイド軸4b、4cに対応して軸受8o、8p(ガイド軸4bに対応)、軸受8q(ガイド軸4cに対応)を有している。また、重心C及び軸受8qは、軸受8oと軸受8pとを結ぶステージ7の移動方向Xの線分L9の垂直2等分面上(線分L9の中点M6を通る重力方向Zの直線と交差し且つ前記移動体の移動方向Xと交差する直線L10上)に位置している。このような構成とすることで、ステージ7の移動方向Xにおいてステージ7からガイド軸にかかる重量を均衡させることができ、ステージ7の振動を抑制できる。
また、重心C及びベルトホルダー11は、軸受8pと軸受8qとを結ぶ線分L11の中点M7を通る重力方向Zの直線と交差し且つステージ7の移動方向Xに沿う直線L12上に位置している。なお、軸受8oと軸受8qとを結ぶ線分の中点を通る重力方向Zの直線と交差し且つステージ7の移動方向Xに沿う直線も直線L12と同様になる。このような構成とすることで、重心Cを中心とした回転方向に力が加わることによるステージ7の振動を抑制できる。
また、図10(B)で表される本実施例の記録装置において、重心Cから軸受8oまでの距離Loは、重心Cから軸受8pまでの距離Lpと同じであり、重心Cから軸受8qまでの距離Lqより長い。軸受8oの外側には、軸受8oを重力方向Zに移動させることによってガイド軸4bに押し付けることが可能な、押し付け機構18を構成する回転体12が設けられている。
[実施例6](図11)
図11は、本発明の実施例6に係る記録装置の要部平面図である。なお、上記実施例と共通する構成部材は同じ符号で示しており、詳細な説明は省略する。
図11(A)で表される本実施例の記録装置は、ガイド軸をガイド軸4b、4cと2本有している。ステージ7は、この2本のガイド軸4b、4cに対応して軸受8s、8r(ガイド軸4bに対応)、軸受8t(ガイド軸4cに対応)を有している。また、ベルトホルダー11、重心C及び軸受8tは、軸受8rと軸受8sとを結ぶステージ7の移動方向Xの線分L13の垂直2等分面上(線分L13の中点M8を通る重力方向Zの直線と交差し且つ前記移動体の移動方向Xと交差する直線L14上)に位置している。このような構成とすることで、ステージ7の移動の際にステージ7の移動方向Xにおいてステージ7からガイド軸にかかる重量を均衡させることができ、ステージ7の振動を抑制できる。
また、図11(B)で表される本実施例の記録装置において、重心Cから軸受8tまでの距離Ltは、重心Cから軸受8rまでの距離Lr及び重心Cから軸受8sまでの距離Lsより長い。軸受8tの外側には、軸受8tを重力方向Zに移動させることによってガイド軸4に押し付けることが可能な、押し付け機構18を構成する回転体12が設けられている。
1 記録装置、2 装置本体、3 搬送部、4 ガイド軸、5 キャリッジ、
6 記録ヘッド、7 ステージ、8a、8b、8c、8d、 軸受、
8e、8f、8g、8h、8i、8j、8k、8l、8m、8n 軸受、
8o、8p、8q、8r、8s、8t 軸受、9 ベルト、
10 プーリー、11 ベルトホルダー、12 回転体、13 トレイ、
14 支柱、15 移動体、16 偏心軸、17 ピン、18 押し付け機構、
19 溝、20 支持部材、C 移動体15の重心、G 隙間、
La、Lb、Lc、Ld 重心Cから軸受8a、8b、8c、8dまでの距離、
Le、Lf、Lg 重心Cから軸受8e、8f、8gまでの距離、
Lh、Li、Lj、Lk 重心Cから軸受8h、8i、8j、8kまでの距離、
Ll、Lm、Ln 重心Cから軸受8l、8m、8nまでの距離、
Lo、Lp、Lq 重心Cから軸受8o、8p、8qまでの距離、
Lr、Ls、Lt 重心Cから軸受8r、8s、8tまでの距離、
P 被記録媒体、RC 偏心軸16の回転中心

Claims (10)

  1. 複数のガイド軸と、
    媒体を支持する支持部と前記複数のガイド軸に支持される三つ以上の軸受とを有し、該複数のガイド軸上を移動する移動体と、を備え、
    前記三つ以上の軸受のうち他の軸受よりも前記移動体の重心から離れた位置に設けられた少なくとも一つの軸受は、重力方向において、前記移動体に対して移動可能であって、
    前記移動体は、該移動体に対して移動可能な軸受を前記ガイド軸に押し付けることが可能な押し付け機構を有することを特徴とする媒体搬送装置。
  2. 請求項1に記載の媒体搬送装置において、
    前記三つ以上の軸受は、前記ガイド軸に対して重力と反対方向に移動可能であることを特徴とする媒体搬送装置。
  3. 請求項2に記載の媒体搬送装置において、
    前記三つ以上の軸受は、
    前記複数のガイド軸に対応して、
    一方のガイド軸に対して重力方向及び前記移動体の移動方向の両方向と交差する交差方向に拘束されて支持される第1軸受と、他方のガイド軸に対して前記交差方向に移動可能に支持される第2軸受と、を有し、
    前記移動体に対して移動可能な軸受は、
    前記第2軸受であることを特徴とする媒体搬送装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の媒体搬送装置において、
    前記押し付け機構は、
    前記移動体に対して移動可能な軸受に当接する偏心軸と該偏心軸の回転機構とを有し、該偏心軸を回転させることにより該軸受を前記ガイド軸に押し付けることを特徴とする媒体搬送装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の媒体搬送装置において、
    前記移動体は、前記移動のための移動力を受ける二つの作用点を有し、
    前記重心は、前記二つの作用点を結ぶ線分の中点を通る重力方向の直線と交差し且つ前記移動体の移動方向に沿う直線上に位置することを特徴とする媒体搬送装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の媒体搬送装置において、
    該媒体搬送装置は、三本のガイド軸を備え、
    前記移動体は、前記三本のガイド軸に対応して軸受を備え、
    前記重心及び前記三本のガイド軸のうちの中側のガイド軸に支持される軸受は、該三本のガイド軸のうちの一方の外側のガイド軸に支持される軸受と他方の外側のガイド軸に支持される軸受とを結ぶ線分の中点を通る重力方向の直線と交差し且つ前記移動体の移動方向に沿う直線上に位置することを特徴とする媒体搬送装置。
  7. 請求項1から4のいずれか1項に記載の媒体搬送装置において、
    該媒体搬送装置は、二本のガイド軸を備え、
    前記移動体は、
    前記二本のガイド軸に対応して軸受を備え、
    前記移動のための移動力を受ける作用点を有し、
    前記重心及び前記作用点は、前記二本のガイド軸のうちの一方に支持される軸受と他方に支持される軸受とを結ぶ線分の中点を通る重力方向の直線と交差し且つ前記移動体の移動方向に沿う直線上に位置することを特徴とする媒体搬送装置。
  8. 請求項1から4及び請求項7のいずれか1項に記載の媒体搬送装置において、
    該媒体搬送装置は、二本のガイド軸を備え、
    前記移動体は、前記二本のガイド軸に対応して該二本のガイド軸のうちの一方に支持される複数の軸受と他方に支持される軸受とを備え、
    前記他方に支持される軸受は、前記一方に支持される複数の軸受のうちの二つの軸受を結ぶ線分の中点を通る重力方向の直線と交差し且つ前記移動体の移動方向と交差する直線上に位置することを特徴とする媒体搬送装置。
  9. 請求項1から4、請求項7及び請求項8のいずれか1項に記載の媒体搬送装置において、
    該媒体搬送装置は、二本のガイド軸を備え、
    前記移動体は、
    前記二本のガイド軸に対応して該二本のガイド軸のうちの一方に支持される複数の軸受と他方に支持される軸受とを備え、
    前記移動のための移動力を受ける作用点を有し、
    前記重心及び前記作用点の少なくともいずれか1つは、前記一方に支持される複数の軸受のうちの二つの軸受を結ぶ線分の中点を通る重力方向の直線と交差し且つ前記移動体の移動方向と交差する直線上に位置することを特徴とする媒体搬送装置。
  10. 被記録媒体に記録する記録部と、
    請求項1から9のいずれか1項に記載の媒体搬送装置と、を備えることを特徴とする記録装置。
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