JP2005302838A - 位置決め装置 - Google Patents

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Nobuhito Saji
伸仁 佐治
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Abstract

【課題】 ステージの動剛性を高めることで、ステージ移動中のローリングやピッチングを抑制し、安定性を向上する。
【解決手段】 上記テンション部材61A及び61Bの働きにより、真直度誤差を軽減することができるが、反面、動剛性が低下する可能性がある。そこで、このテンション部材61A及び61Bが取り付けられた支持部材63を矩形枠状として、左右のリニアガイドベアリング31A、31Bを、支持部材63を介して連結した。この支持部材63により、リニアガイドベアリング31A、31Bの動きが支持部材63により互いに連動することになる。動剛性、すなわちリニアガイドベアリング31A、31Bの摺動時には、当該リニアガイドベアリング31A、31Bが、個々にローリング及びピッチングを発生する。しかし、これを支持部材63によって抑制し、ローリング及びピッチングの動きを軽減することができる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、半導体ウェハ、液晶パネル等の平板状基板にパターンを形成するための半導体露光装置、組立・検査装置、精密工作機械等に用いられる位置決め装置に関する。
従来、例えば、半導体露光装置、組立・検査装置、精密工作機械等に用いられる位置決め装置としては、下軸(例えば、第1の方向としてのX軸)上を移動するスライダ(テーブル)上に、下軸のスライダ(テーブル)をベースとした上軸(例えば、第2の方向としてのY軸)を構成したものがある。この種の位置決め装置は、下軸上を移動するスライダを駆動させる駆動装置に、上軸上を移動するスライダや、これを駆動させる駆動装置等も含めた重量がかかる構成となっている。したがって、スライダを十分に高速に動かすことが困難であった。
また、前記位置決め装置の下側の駆動装置や下軸にかかる負荷を低減させ、スライダを高速で動かす目的で、例えば、X軸スライダとY軸スライダを同一平面上に配置し、一方のスライダ(例えば、X軸スライダ)上に、これと直交する方向(この場合、Y軸方向)にスライド可能にステージを載置し、このステージと他方のスライダ(この場合、Y軸スライダ)とを、互いのX軸方向の相対移動は許容し、互いのY軸方向の相対移動は拘束するように接続した位置決め装置が提案されている。この構成を備えた位置決め装置は、一方のスライダの駆動装置が、他方のスライダを駆動させる駆動装置等も含めた重量を受け止める必要がなく、前記の例では、一方の駆動装置やスライダにかかっていた負荷を低減させることができる。
ところが、この位置決め装置は、平面的に2個のスライダを配置した構成をとるため、装置が大型化し、省スペース化を達成することが困難となる。
このため、下側の駆動装置や下軸にかかる負荷を低減させ、スライダを高速で動かすことが可能であり、かつ高精度で省スペース化が達成された寿命の長い位置決め装置が提案されている(特許文献1参照)。
この特許文献1では、ベースに対して第1のスライダを第1の駆動装置によりX軸方向に位置決めする第1の位置決め装置と、ベースに対して第2のスライダを第2の駆動装置によりY軸方向に位置決めする第2の位置決め装置とを備え、第1の駆動装置及び第2の駆動装置をベースに設け、第1のスライダ及び第2のスライダをZ軸方向に重ねて配置し、ステージを第1のスライダ及び第2のスライダの両者に係合させた位置決め装置を提供している。
また、特許文献1では、ステージが、第1のスライダに対して、テンション部材を介して連結されており、ステージと、第2のスライダからの負荷の変動をテンション部材によって吸収することができる。したがって、ステージと各スライダとの垂直方向真直度誤差の違いに起因するステージと各スライダとの間の前記負荷の変動を抑制することができ、位置決め精度を向上することができる。
特開2002−158274公報
しかしながら、ステージは、上記第1のスライダ及び第2のスライダに対して、それぞれ複数の摺動部材によって、点在的に支持された構造となっているため、テンション部材によって、負荷の変動を吸収することができるものの、摺動時に個々の摺動部材に、それぞれローリングやピッチングが発生し、動剛性の低下を招いている。
本発明は上記事実を考慮し、ステージの動剛性を高めることで、ステージ移動中のローリングやピッチングを抑制し、安定性を向上することができる位置決め装置を得ることが目的である。
本発明は、第1の方向に沿って互いに平行に設けられた複数の第1のレール部材と、前記第1の方向と直交する方向に沿って互いに平行に設けられた複数の第2のレール部とを備えた固定部と、前記第1のレール部材にそれぞれ摺動可能に支持された第1のスライダと、前記固定部に対して、前記第1のスライダを前記第1のレール部材に沿って摺動させ、かつ位置決めする第1の位置決め手段と、前記第2のレール部材にそれぞれ摺動可能に支持された第2のスライダと、前記固定部に対して、前記第2のスライダを前記第2のレール部材に沿って摺動させ、かつ位置決めする第2の位置決め手段と、を備え、前記第1のスライダに対して第2の方向に複数の第1の摺動部材を介して、並びに第2のスライダに対して第1の方向に複数の第2の摺動部材を介して、それぞれ独立に移動可能に支持されるステージを位置決めするとともに、前記第1のスライダ又は第2のスライダのいずれか一方が前記ステージとテンション部材を介して係合してなる位置決め装置であって、同一方向に摺動する複数の第1の摺動部材又は複数の第2の摺動部材の少なくとも一方に対して、三次元的な直線性を維持して摺動させるために連結された連結補強部材を有することを特徴としている。
本発明によれば、第1の位置決め手段及び第2の位置決め手段が共に固定部に設けられているため、一方の駆動装置に他方の駆動装置等の負荷がかかることを軽減することができる。
また、連結補強部材は、同一方向に摺動する複数の第1の摺動部材又は複数の第2の摺動部材の少なくとも一方に対して、三次元的な直線性を維持して摺動させるために連結されているため、摺動部材の個々の非直線的な移動が抑制でき、動剛性を高めることができる。
特に本発明では、第1のレールに支持される第1のスライダまたは第2のレールに支持される第2のスライダのいずれか一方は、同一方向へ摺動する摺動部材同士を連結補強部材で連結することで、テンション部材を介して支持されるために懸念される前記個々の摺動部材のローリングやピッチングの発生を抑制することができ、ステージの移動中も安定感を維持することができる。
前記三次元的な直線性の維持とは、前記摺動時のローリング及びピッチングの抑制することを意味する。
また、本発明において、前記ステージは、前記第1のスライダ及び第2のスライダの両者に係合されており、前記第1のスライダ及び第2のスライダは、前記第1の方向及び第2の方向の双方に直交する第3の方向に重なって配置されていることを特徴としている。
前記第1のスライダ及び第2のスライダは、前記第1の方向及び第2の方向と直交する第3の方向に重なって配置されているため、これらのスライダの配置面積を必要最低限に抑えることができる。
以上説明した如く本発明では、ステージの動剛性を高めることで、ステージ移動中のローリングやピッチングを抑制し、安定性を向上することができるという優れた効果を有する。
図1は、本実施の形態に係る位置決め装置を示す平面図、図2は、図1に示す位置決め装置の正面図、図3は、図1に示す位置決め装置の主要部分を示す概略斜視図である。
図1乃至図3に示すように、位置決め装置1は、ベース11と、ベース11上に設けられて第1のスライダ12をX軸方向(第1の方向)に位置決めする第1の位置決め装置10と、ベース11上に設けられて第2のスライダ13をY軸方向(第2の方向)に位置決めする第2の位置決め装置20と、第1の位置決め装置10及び第2の位置決め装置20によって、X軸方向及びY軸方向に位置決めされるステージ30と、を備えて構成されている。
第1の位置決め装置10は、ベース11に対し第1のスライダ12をX軸方向に移動させる第1の位置決め手段としての第1の駆動装置14を備えている。
第1の駆動装置14は、第1のスライダ12の下面(裏面)に固定されたX軸ボールネジナット15と、X軸ボールネジナット15に螺合し、かつ回転することによってX軸ボールネジナット15をX軸方向に移動させるX軸ボールネジ軸16と、X軸ボールネジ軸16を回転させるX軸モータ17と、を主構成要素としている。
X軸モータ17は、ベース11あるいは図示しない実質的に動くことがない部位に固定されている。X軸ボールネジ軸16とX軸モータ17との間には、X軸カップリング18が介在されている。
X軸ボールネジ軸16のX軸カップリング18近傍及び反対側には、X軸ボールネジ軸16を回転可能にベース11に支持するX軸ボールネジ軸支持部19及び21が設けられている。
第1のスライダ12は、Y軸方向に長い略長方形の面を有し、その略中央部には、開口部24が形成されている。
第1のスライダ12のY軸方向両端部下面には、ベース11にX軸方向に沿って設けられたX軸リニアガイドレール22A及び22Bに係合するX軸リニアガイドベアリング23A及び23Bが各々2つずつ設けられている。また、第1のスライダ12のX軸方向両端部上面には、開口部24の縁に沿って、後に詳述するステージ30の第1の摺動部材としてのリニアガイドベアリング31A及び31BをY軸方向に案内するリニアガイドレール25A及び25Bが各々形成されている。
第2の位置決め装置20は、ベース11に対し第2のスライダ13をY軸方向に移動させる第2の駆動装置34を備えている。第2の駆動装置34は、第2のスライダ13の下面(裏面)に固定されたY軸ボールネジナット35と、Y軸ボールネジナット35に螺合し、かつ回転することによってY軸ボールネジナット35をY軸方向に移動させるY軸ボールネジ軸36と、Y軸ボールネジ軸36を回転させるY軸モータ37と、を主構成要素としている。
Y軸モータ37は、ベース11あるいは図示しない実質的に動くことのない部位に固定されている。Y軸ボールネジ軸36とY軸モータ37との間には、Y軸カップリング38が介在されている。
Y軸ボールネジ軸36のY軸カップリング38近傍及び反対側には、Y軸ボールネジ軸36を回転可能にベース11に支持するY軸ボールネジ軸支持部39及び41が設けられている。
第2のスライダ13は、X軸方向に長い略長方形の面を有し、その略中央部には、開口部44が形成されている。第2のスライダ13のX軸方向両端部下面には、ベース11にY軸方向に沿って設けられたY軸リニアガイドレール42A及び42Bに係合するY軸リニアガイドベアリング43A及び43Bが各々2つずつ設けられている。
また、第2のスライダ13のY軸方向両端部上面には、開口部44の縁に沿って、後に詳述するステージ30の第2の摺動部材としてのリニアガイドベアリング32A及び32BをX軸方向に案内するリニアガイドレール45A及び45Bが各々形成されている。
なお、第2のスライダ13は、第1のスライダ12に対し、上方向、すなわちZ軸方向(X軸方向とY軸方向に直交する方向)に、互いに干渉することなく重なった状態で配置されている。
ステージ30は、略正方形の面を有し、その略中央部に開口部54が開成されている。ステージ30のY軸方向両端部下面には、第2のスライダ13に設けられたリニアガイドレール45A及び45Bと係合する、前述のリニアガイドベアリング32A及び32Bが各々2つずつ設けられている。
また、ステージ30のX軸方向両端部下面には、支持部材62A及び62Bが設けられている。この支持部材62A及び62Bの下端には、この支持部材62A、62B及び補強部材64A及び64Bに挟まれてテンション部材61A及び61Bの一端部が各々ボルト65により固定されて設けられている。なお、テンション部材61A及び61Bとして、水平方向に剛性があり、水平方向の真直度、ヨーイング精度を低下することが少ない、板バネを使用している。
このテンション部材61A、61Bの他端部は、連結補強部材としての矩形枠状の支持部材63に固定される板バネ受け部63E、63E、及び補強部材64A、64Bに挟まれてボルト65により固定され、支持部材63によって下から支持されている。
上記構成により、ステージ30は、第1のスライダ12に対して、テンション部材61A、61Bを介して連結されることになる。従って、ステージ30と、第2のスライダ13からの負荷の変動をテンション部材61A、61Bによって吸収することができる共に、ステージ30と各スライダ12及び13との垂直方向真直度誤差の違いに起因するステージ30と各スライダ12及び13との間の前記負荷の変動を抑制することができ、位置決め精度を向上することができる。
また、図4乃至図6に示される如く、前記支持部材63は、その一方の対辺の下面に、一対の脚部63Aが設けられている。
脚部63Aは、角柱状で最下部は拡幅されてフランジ部63Bとなっている。このフランジ部63Bには、円孔63C(図5参照)が設けられ、当該円孔63Cにボルト67を貫通させ、前記リニアガイドベアリング31A、31Bに螺合されている。これにより、支持部材63は、前記リニアガイドベアリング31A、31Bに支持されると共に、他方の対辺によって、この2個のリニアガイドベアリング31A、31Bとの間を連結することになる。
この支持部材63により、リニアガイドベアリング31A、31Bの動きが支持部材63により互いに連動することになり、摺動時に個々のリニアガイドベアリング31A、31Bがローリング及びピッチングが起こり得る要素が存在しても、これを制限し、結果として、ローリング及びピッチングを抑制することができる。
なお、支持部材63を枠状(中央部に開口63Dを形成)としたのは、ステージ30の形状に合わせたもので、これはステージ30に設置する装置がステージ30上面から下方に延出した形状のものである場合を想定し、これとの干渉を避けるためのものであり、このような必要がなければ開口63Dは必ずしも設けなくてもよい。
以下に、本実施の形態に係る位置決め装置1の具体的動作について説明する。
ステージ30のX軸方向の位置決めを行う場合、X軸モータ17を駆動させてX軸ボールネジ軸16を回転させると、この回転に従ってX軸ボールネジナット15がX軸ボールネジ軸16に沿って移動を開始する。この移動によってステージ30は、X軸方向(例えば、図1の右方向)に移動する。ステージ30が所定の位置に到達したら、X軸モータ17の駆動を停止し、ステージ30をその位置に停止させる。また、ステージ30を図1に示す左方向に移動させたい場合は、X軸モータ17を駆動させ、X軸ボールネジ軸16を前記とは逆の方向に回転させればよい。
一方、ステージ30をY軸方向に移動させる場合、Y軸モータ37を駆動させてY軸ボールネジ軸36を回転させると、前記と同様にY軸ボールネジナット35がY軸ボールネジ軸36に沿って移動を開始する。この移動によってステージ30は、Y軸方向(例えば、図1の上方向)に移動する。ステージ30が所定の位置に到達したら、Y軸モータ37の駆動を停止し、ステージ30をその位置に停止させる。また、ステージ30を図1に示す下方向に移動させたい場合は、Y軸モータ37を駆動させ、Y軸ボールネジ軸36を前記とは逆の方向に回転させればよい。
ここで、実施の形態1に係る位置決め装置1は、第1の駆動装置14及び第2の駆動装置34が、ベース11に固定されているため、これら駆動装置14及び34の重量や駆動させた際にかかる負荷が、下側に位置する第1のスライダ12にかかることがない。また、一方の駆動装置に他方の駆動装置の負荷がかかることを軽減することもできる。
また、第1の駆動装置を駆動し、ステージ30及び第1のスライダ12がX軸方向に移動する場合は、ステージ30は、リニアガイドレール45A及び45Bに、第1のスライダ12は、X軸リニアガイドレール22A及び22Bに、それぞれ案内されることになる。ここで、ステージ30及び第1のスライダ12の移動方向がいずれも正確にX軸方向に一致していれば問題はないが、実際にはそれぞれ真直度誤差等を含むため、両者の移動方向は完全には一致しない。特に、本発明の位置決め装置の構成の場合、垂直方向の真直度の誤差の割合が高くなる。すなわち、X軸方向に移動する際の両者の垂直方向の振れの違いが比較的大きくなる。テンション部材を介さずに両者を連結した場合、このような上下方向の真直度が相互に干渉し合い、両者間に余分な力が作用し、また、そのような両者間にかかる無駄な力が変動することにより、X軸方向の位置決め精度低下にも影響する可能性もある。
そこで、ステージ30と第1のスライダ12とをテンション部材61A及び61Bを介して連結することにより、ステージ30と第1のスライダ12の前記のような真直度誤差の差(特に垂直方向)をテンション部材61A及び61Bにより吸収するようにした。これにより、両者間にかかる余分な力は抑制され、両者がX軸方向に移動する際、そのような負荷が変動することによる位置決め精度低下も防止される。
同様に、ステージ30と第1のスライダ12とをテンション部材61A及び61Bを介して連結することにより、ステージ30と第2のスライダ13の真直度誤差の差もテンション部材61A及び61Bにより吸収される。これにより、ステージ30及び第2のスライダ13がY軸方向に移動する際にも、両者(ステージ30及び第2のスライダ13)間にかかる余分な力が抑制され、位置決め精度低下も防止される。
さらに、上記テンション部材61A及び61Bの働きにより、真直度誤差を軽減することができるが、反面、動剛性が低下する可能性がある。そこで、このテンション部材61A及び61Bが取り付けられた支持部材63を矩形枠状として、左右のリニアガイドベアリング31A、31Bを支持部材63を介して連結した。
この支持部材63により、リニアガイドベアリング31A、31Bの動きが支持部材63により互いに連動することになる。
すなわち、リニアガイドベアリング31A、31Bの摺動時には、当該リニアガイドベアリング31A、31Bが、個々にローリング及びピッチングを発生し、動剛性が低い。しかし、これを支持部材63によって抑制し、ローリング及びピッチングの動きを軽減することができる。
実験によれば、支持部材63を矩形枠状として、リニアガイドベアリング31A、31Bを連結することで、個々のリニアガイドベアリング31A、31Bのローリングに起因する固有振動数が格段に向上することがわかった。なお、実験上は、周波数41Hzが200Hz以上へ向上することが確認できている。
なお、本実施の形態では、第1の駆動装置14及び第2の駆動装置34に、モータ、ボールネジナット、ボールネジ軸を使用した場合について説明したが、これに限らず、例えば、モータとベルト及びプーリを組み合わせたもの等、あるいはモータとしてリニアモータを使用したもの等、種々の部材を採用することができる。また、電子ビームを使用する用途等、磁場変動を抑制したい場合は、第1の駆動装置14及び第2の駆動装置34に、ボールネジナットとボールネジ軸を使用する、あるいはベルト等を使用すること、すなわち、リニアモータではなく、モータ自体が移動しない回転式モータを使用することが望ましい。
さらに、ガイドレールやこれに係合するリニアガイドベアリングの数等も適宜変更可能である。
本発明の実施の形態に係る位置きめ装置を示す平面図である。 図1に示す位置きめ装置の正面図である。 図1に示す位置きめ装置の主要部分を示す概略斜視図である。 図1のIV−IV線断面図である。 本実施の形態に係る支持部材(連結補強部材)の平面図である。 本実施の形態に係る支持部材(連結補強部材)の斜視図である。
符号の説明
1 位置決め装置
11 ベース(固定部)
12 第1のスライダ
13 第2のスライダ
10 第1の位置決め装置(第1の位置決め手段)
20 第2の位置決め装置(第2の位置基め手段)
14 第1の駆動装置(第1の位置決め手段)
22A、22B X軸リニアガイドレール(第1のレール部材)
23A、23B X軸リニアガイドベアリング
30 ステージ30
31A、31B リニアガイドベアリング(第1の摺動部材)
25A、25B リニアガイドレール
34 第2の駆動装置(第2の位置決め手段)
42A、42B Y軸リニアガイドレール(第2のレール部材)
43A、43B Y軸リニアガイドベアリング
32A、32B リニアガイドベアリング(第2の摺動部材)
45A、45B リニアガイドレール
62A、62B 支持部材(連結補強部材)
64A、64B 補強部材
61A、61B テンション部材
63 支持部材
63A 脚部
63B フランジ部
63C 円孔
67 ボルト

Claims (3)

  1. 第1の方向に沿って互いに平行に設けられた複数の第1のレール部材と、前記第1の方向と直交する方向に沿って互いに平行に設けられた複数の第2のレール部とを備えた固定部と、
    前記第1のレール部材にそれぞれ摺動可能に支持された第1のスライダと、
    前記固定部に対して、前記第1のスライダを前記第1のレール部材に沿って摺動させ、かつ位置決めする第1の位置決め手段と、
    前記第2のレール部材にそれぞれ摺動可能に支持された第2のスライダと、
    前記固定部に対して、前記第2のスライダを前記第2のレール部材に沿って摺動させ、かつ位置決めする第2の位置決め手段と、を備え、
    前記第1のスライダに対して第2の方向に複数の第1の摺動部材を介して、並びに第2のスライダに対して第1の方向に複数の第2の摺動部材を介して、それぞれ独立に移動可能に支持されるステージを位置決めするとともに、前記第1のスライダ又は第2のスライダのいずれか一方が前記ステージとテンション部材を介して係合してなる位置決め装置であって、同一方向に摺動する複数の第1の摺動部材又は複数の第2の摺動部材の少なくとも一方に対して、三次元的な直線性を維持して摺動させるために連結された連結補強部材を有することを特徴とした位置決め装置。
  2. 前記三次元的な直線性の維持が、前記摺動時のローリング及びピッチングの抑制であることを特徴とする請求項1記載の位置決め装置。
  3. 前記ステージは、前記第1のスライダ及び第2のスライダの両者に係合されており、前記第1のスライダ及び第2のスライダは、前記第1の方向及び第2の方向の双方に直交する第3の方向に重なって配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の位置決め装置。

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