JP2014040293A - 記録装置、搬送装置及び制御方法 - Google Patents

記録装置、搬送装置及び制御方法 Download PDF

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勇樹 五十嵐
Haruhiko Tanami
治彦 田波
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亮哉 新庄
Ryohei Maruyama
遼平 丸山
Shin Genta
心 現田
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Abstract

【課題】ロール体のイナーシャの変動に対応した張力調整を可能とすること。
【解決手段】記録媒体が巻き回されたロール体から前記記録媒体を引き出し、前記記録媒体に画像を記録する記録装置であって、前記記録媒体に画像を記録する記録手段と、前記記録媒体を搬送する搬送ローラと、前記搬送ローラを回転させる第1駆動手段と、前記ロール体を回転させて、前記記録媒体を前記搬送ローラ側へ送り出す第2駆動手段と、前記第1及び第2駆動手段を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記ロール体のイナーシャを演算し、前記イナーシャの演算値が所定値以上の場合は前記第1駆動手段に対する制御量を補正する一方、前記演算値が前記所定値未満の場合は前記第2駆動手段に対する制御量を補正することで、前記記録媒体の張力を調整することを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明はシートの搬送技術に関する。
記録装置に用いられる記録媒体の1つとして、ロール紙に代表されるように、シートが巻き回されたロール体が知られている。ロール体と搬送ローラとの間で、ロール体から引き出されたシートに一定の張力を付与することで、シート搬送に関連する印字品質への悪影響を低減できる。例えば、シートの弛み、斜行、巻き癖、ロール体装着時に生じ得る位置ずれ等を改善できる。
特許文献1乃至3にはシートに一定の張力を付与するための装置が開示されている。特許文献1には、ロール紙の重量を測定し、測定結果に基づいて搬送ローラの駆動量を変更するものが提案されている。特許文献2にはロール紙を回転させるモータによって、搬送ローラ停止後に弛みが解消するまでロール紙を巻き取るものが提案されている。特許文献3には搬送ローラの送り速度よりもロール紙の回転速度が大きくなった時に、ロール紙の回転を制動するものが提案されている。
特開2007−245545 特開2009−280398 特開2009−242047
ロール体を回転駆動する構成の場合、ロール体を回転させてシートを送り出すことで搬送ローラの引き出しによるシートの張力が過大となる事態を回避し易くなる。しかし、ロール体はシートが引き出されることにより、そのイナーシャが変動する。ロール体を回転駆動するモータ等の駆動源の性能によっては、ロール体のイナーシャが大きい段階ではトルクが不足してシートの張力を好適に維持できない場合がある。
本発明の目的は、ロール体のイナーシャの変動に対応した張力調整を可能とすることにある。
本発明によれば、記録媒体が巻き回されたロール体から前記記録媒体を引き出し、前記記録媒体に画像を記録する記録装置であって、前記記録媒体に画像を記録する記録手段と、前記記録媒体を搬送する搬送ローラと、前記搬送ローラを回転させる第1駆動手段と、前記ロール体を回転させて、前記記録媒体を前記搬送ローラ側へ送り出す第2駆動手段と、前記第1及び第2駆動手段を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記ロール体のイナーシャを演算し、前記イナーシャの演算値が所定値以上の場合は前記第1駆動手段に対する制御量を補正する一方、前記演算値が前記所定値未満の場合は前記第2駆動手段に対する制御量を補正することで、前記記録媒体の張力を調整することを特徴とする記録装置が提供される。
本発明によれば、ロール体のイナーシャの変動に対応した張力調整を可能とすることができる。
本発明の一実施形態に係る記録装置の概略図。 (A)は図1の記録装置が備える2つの駆動機構の説明図、(B)はスリット円板の斜視図。 図1の記録装置の制御部のブロック図。 記録媒体の張力調整制御に関するブロック線図。 図3の制御部の処理例を示すフローチャート。
図1は本発明の一実施形態に係る記録装置Aの概略図である。本実施形態では、インクジェット記録装置に本発明を適用した場合について説明するが、本発明は他の形式の記録装置にも適用可能である。
なお、「記録」には、文字、図形等有意の情報を形成する場合のみならず、有意無意を問わず、広く記録媒体上に画像、模様、パターン等を形成する、又は媒体の加工を行う場合も含まれ、人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否かを問わない。また、本実施形態では「記録媒体」としてシート状の紙を想定するが、布、プラスチック・フィルム等であってもよい。
<記録装置Aの構成>
図1において、記録装置Aは記録媒体Mが巻き回されたロール体(ロール紙)Rから記録媒体Mを引き出し、記録媒体Mに画像を記録する。ロール体Rはスプール1に回転可能に保持されている。
プリント部4は記録媒体Mに画像を記録する。プリント部4は、例えば、インクタンク、記録ヘッド及びこれらを搭載したキャリッジを備える。記録ヘッドはインクを記録媒体Mに吐出して画像を記録する。記録ヘッドが吐出するインクはインクタンクから供給される。プリント部4の下方には、例えば、記録媒体Mを吸引して保持するプラテン(不図示)が配置される。
プリント部4はガイド部材5に案内されて、不図示の駆動機構によって主走査方向Hに往復移動可能となっている。プリント部4の位置は不図示のセンサにより検知される。このようなセンサとしては、例えば、主走査方向Hに延設されたエンコーダスケールと、プリント部4に搭載され、エンコーダスケールを読み取るエンコーダセンサと、から構成される。
副走査方向Fで、プリント部4の下流側には搬送ローラ2が設けられている。搬送ローラ2は記録媒体Mを副走査方向Fに間欠的に搬送する。複数のピンチローラ3は搬送ローラ2に対向するように配置され、搬送ローラ2の回転に従動して回転する。記録媒体Mは搬送ローラ2とピンチローラ3との間に挟まれるようにして副走査方向Fに搬送される。
係る構成からなる記録装置Aでは、記録の際、記録媒体M上をプリント部4が移動(走査)する。プリント部4は、その移動中にインク滴を吐出する。プリント部4が記録媒体Mの側端まで移動すると、搬送ローラ2により記録媒体Mが一定量搬送される。この動作の繰り返しにより記録媒体Mに画像が記録されることになる。
次に、搬送ローラ2、ロール体Rをそれぞれ回転させる駆動機構について図2(A)を参照して説明する。図2(A)は記録装置Aが備える第1駆動機構10、第2駆動機構20の説明図である。
駆動機構10は搬送ローラ2を回転させて記録媒体Mをロール体Rから引き出し、副走査方向Fに搬送する。駆動機構10は、搬送ローラ2の軸部に同軸に固定されたプーリ11と、駆動源としての搬送モータ12と、を備える。搬送モータ12の出力軸にはプーリ12が固定されており、プーリ11とプーリ12とのには、無端の歯付きベルト13が巻き回されている。搬送モータ12の駆動力は歯付きベルト13を介して搬送ローラ2に伝達される。本実施形態では駆動機構10の動力伝達機構としてベルト伝動機構を採用したが、他の種類の機構であってもよい。
駆動機構20はロール体Rを回転させて記録媒体Mを搬送ローラ側へ送り出す。駆動機構20は、スプール1の軸部に同軸に固定された歯車21と、駆動源としての給紙モータ22と、を備える。給紙モータ22の出力軸には歯車22が固定されている。歯車21と歯車22とは互いに噛み合っている。給紙モータ22の駆動力は歯車21及び22を介してスプール1に伝達される。本実施形態では駆動機構20の動力伝達機構として歯車機構を採用したが、他の種類の機構であってもよい。
次に、記録装置Aは第1検出ユニット6及び第2検出ユニット7を備える。検出ユニット6は搬送ローラ2のの回転量を検出し、検出ユニット7はロール体Rの回転量を検出する。本実施形態の場合、検出ユニット6及び7は共にロータリエンコーダであるが、搬送ローラ2やロール体Rの回転量を検出可能であれば、他の種類のセンサであってもよい。
検出ユニット6及び7は、スリット円板DCと光センサSRとを備える。スリット円板DCは図2(B)に示すように、その周縁部に複数のスリットSLが設けられた円板である。検出ユニット6のスリット円板DCは搬送ローラ2に設けられ、検出ユニット7のスリット円板DCはスプール1に設けられている。光センサSRは、互いに対向した受光素子と発光素子とを備えた透過型の光センサであり、スリットSLの有無を検出するように配設される。
<制御部>
図3は記録装置Aの制御部30のブロック図である。制御部30はCPU等の処理部31と、外部デバイスとのデータのやり取りを行うインタフェース部32と、ROMやRAM等の記憶部33と、を含む。処理部31は記憶部33に記憶されているプログラムを読み込み、実行する。処理部31が行う演算処理には、例えば、画像処理、インタフェース部32を介したホストコンピュータ100との通信処理が含まれる。また、例えば、各種センサ34の検出結果に基づいて行われる、プリント部4が備える記録ヘッド35の吐出制御や各種モータ36の駆動制御も含まれる。各種センサ34には、プリント部4の位置検出用センサや、光センサSR等が含まれる。各種モータ36には、プリント部4の移動機構用のモータや、搬送モータ12及び給紙モータ22等が含まれる。
記憶部33には例えば記録装置Aを制御するための制御プログラムや、制御プログラムの実行に必要なデータ等が記憶されている。また、例えばホストコンピュータ100から送信された記録データを保存するようにしてもよい。
<記録媒体の張力調整制御>
次に、制御部30による記録媒体Mの張力調整制御について説明する。本実施形態では、記録媒体Mの搬送の際、搬送ローラ2の回転駆動に加えてロール体Rの回転駆動を行うことで、記録媒体Mを送り出しながら搬送する。そして、搬送モータ12の制御と給紙モータ22の制御とを協調して行うことで、記録媒体Mの張力を調整する。図4は記録媒体Mの張力調整制御に関するブロック線図である。
制御系LP1は搬送ローラ2の回転による記録媒体Mの搬送量制御及び搬送速度制御の制御系であり、これらを位置指令値(搬送量指令値)x及び速度指令値(搬送速度指令値)vに追従させる制御系である。概説すると、位置指令値xと、制御結果である実際の位置X1との偏差が、ブロックCxによって速度値に変換される。速度値と速度指令値vとが加算され、加算値と実際の速度Vとの偏差がブロックCvにより搬送モータ12の駆動電流の指令値i1に変換される。搬送システムP1は、搬送ローラ2及び駆動機構10から構成され、搬送モータ12が電流指令値i1で駆動される。これにより、記録媒体Mが速度Vで、位置X1だけ搬送される。速度V及び位置X1は検出ユニット6で検出される。
制御系LP2はロール体Rの回転による記録媒体Mの送り出しの制御系であり、給紙モータ22のトルク制御の制御系である。概説すると、電流指令値i2は給紙モータ22の駆動電流の指令値である。給紙システムP2は、ロール体R、スプール1及び駆動機構20から構成され、給紙送モータ12が電流指令値i2で駆動される。これにより、記録媒体Mが位置X2だけ送り出される。位置X2は検出ユニット7で検出される。
イナーシャ演算部4はロール体Rのイナーシャを演算する。張力調整部P3は搬送ローラ2−ロール体R間での記録媒体Mの張力を調整する。張力調整部P3はイナーシャ演算部4によるイナーシャの演算値が所定値以上(所定値Iref以上)の場合は、駆動機構10に対する制御量(ここでは速度指令値v)を補正する。一方、演算値が所定値未満(所定値Iref未満)の場合は駆動機構20に対する制御量(ここでは電流指令値i2)を補正する。これにより、記録媒体Mの張力を調整する。まず、イナーシャ演算部4による演算例について説明する。
ロール体Rは記録媒体Mが送り出されることで、そのイナーシャが変動する。そこで、一例として以下の演算方法が挙げられる。搬送ローラ2を所定量搬送した時に検出ユニット7で検出したスプール1の回転角度(ロール体Rの回転角度)をθ1、検出ユニット6で検出した搬送ローラ2の回転角度をθ2とする。この時、記録媒体Mには弛みが無いようにしておく。そのためには、例えば、搬送ローラ2を事前に所定量回転しておいてもよい。
搬送ローラ2の半径をR2とすると、ロール体Rの巻径R1はR1=R2×θ2÷θ1となる。ロール体RのイナーシャIneは巻径R1を用いて次の式で表される。
Ine=π÷32×ρ×L×(R1^4−D^4)
ここで、R1^4、D^4とは、それぞれ、R1の4乗、Dの4乗を表している。ρは記憶媒体Mの密度、Lは記憶媒体Mの幅、Dはロール体Rの内径である。これらの情報は、例えば、記憶媒体Mの種類毎に予め記憶部33に記憶しておき、ユーザに記憶媒体Mの種類を選択させることで特定することができる。
また、別の演算方法として、以下の方法がある。まず、給紙モータ22を図4の例とは異なり、加速度ωを指令値とする。検出ユニット7の検出結果から実加速度を演算して、フィードバック制御を行う。また、給紙モータ22のコイルに流れる電流を検出する電流センサを設ける。給紙モータ22のトルク定数をKとすると、ある加速度ωでロール体Rを揺動させた時の給紙モータ22の電流値の検出結果がiであるとすると、ロール体RのイナーシャIneはIne=K×i÷ωとなる。このようにして、ロール体Rのイナーシャを推定できる。
次に、張力調整部P3による制御量の補正方法について説明する。張力調整部P3は位置X1と位置X2との位置偏差を演算する。ここで、搬送ローラ2の半径が既知であるので、位置X1は検出ユニット6で検出した搬送ローラ2の回転角度θ2から演算できる。位置X2は、ロール体Rの巻径は変動するが、イナーシャの演算について上述した方法(R1=R2×θ2÷θ1)で得られるので、位置X2も検出ユニット7で検出したスプール1の回転角度(ロール体Rの回転角度)θ1から演算できる。
位置偏差=位置X1−位置X2とすると、位置偏差が正の場合は記録媒体Mが張っている状態にあり、負の場合は弛んでいることになる。そこで、位置偏差が解消するように制御量を補正する。
イナーシャ演算部4によるイナーシャの演算値が所定値Iref以上の場合は、位置偏差をブロックC1で補正値に変換することで補正値を決定し、速度指令値vを補正する。補正値は、位置偏差に所定値を加算した値としてもよいし、位置偏差に所定値を乗算した値としてもよい。本実施形態の場合、速度指令値vから補正値が差し引かれる。このため、記録媒体Mが張っている場合は、搬送速度が減少する。この結果、張りが軽減される。記録媒体Mが、弛んでいる場合は搬送速度が増大される。この結果、弛みが軽減される。
イナーシャ演算部4によるイナーシャの演算値が所定値Iref未満の場合は、位置偏差をブロックC2で補正値に変換することで補正値を決定し、電流指令値i2を補正する。補正値は、位置偏差に所定値を加算した値としてもよいし、位置偏差に所定値を乗算した値としてもよい。本実施形態の場合、電流指令値i2に補正値が加算される。このため、記録媒体Mが張っている場合は、給紙モータ22の供給電流が増大し、送り出し速度が増大する。この結果、張りが軽減される。記録媒体Mが、弛んでいる場合は給紙モータ22の供給電流が減少し、送り出し速度が減少する。この結果、弛みが軽減される。
以上述べた通り、本実施形態では、ロール体Rのイナーシャに応じて、補正対象の制御量を切り替えることで、ロール体Rのイナーシャの変動に対応した張力調整を行うことができる。ここで、本実施形態では、特に、給紙モータ22の発生トルクが小さい場合、つまり、低出力のモータを用いた場合に有効である。その理由は以下の通りである。
給紙モータ22として、高出力のモータを用いた場合は、ロール体Rのイナーシャの変動に関わらず、給紙モータ22に対する制御量の補正で張力調整が可能である。しかし、高出力のモータは高価である。給紙モータ22として、低出力のモータを用いた場合は、コストダウンを図れる。しかし、ロール体Rのイナーシャが大きい段階(ロール体Rの使用し始めの段階)ではトルクが不足して記録媒体Mの張力を調整できない場合がある。例えば、記録媒体Mが張っている場合に、給紙モータ22の供給電流を増大補正しても、送り出し速度が増大せず、記録媒体Mの張りを解消できない場合がある。
本実施形態では、上記の通り、ロール体Rのイナーシャが所定値Iref以上の場合は、給紙モータ22では対応困難なので、搬送モータ12の制御量を補正する。記録媒体Mが張っている場合は搬送速度が減少して張りを軽減できる。所定値Irefは給紙モータ22の定格トルク等に応じて定めることができる。
ロール体Rのイナーシャが所定値Iref未満の場合は、必要なトルクも相対的に小さく、したがって、給紙モータ22の制御量を補正して給紙モータ22で対応する。ロール体Rのイナーシャが所定値Iref以上の場合と同様に搬送モータ12の制御量を補正することで対応するとなると、搬送速度の減少によってスループットが悪化する場合がある。給紙モータ22で対応することでスループットの悪化を抑制できる。
以上の通り、本実施形態では、給紙モータ22として低出力のモータを用いた場合であっても、ロール体Rのイナーシャの変動に応じて、張力調整が可能な範囲で、より速い搬送速度を実現できることになる。
<制御部の処理例>
図5は、上述した張力調整制御に基づく制御部30の制御例を示す。同図の例では、1頁分の画像を記録する度にロール体Rのイナーシャを演算する例を示しているが、複数ページ単位でイナーシャを演算してもよい。
S1ではホストコンピュータ100から送られてきた印刷ジョブを受け付ける。S2ではロール体のイナーシャを演算する。演算方法は上記の通りである。S3ではS2で演算したイナーシャに基づき、制御量の補正対象を搬送モータ12(速度指令値v)とするか、給紙モータ22(電流指令値i2)とするかを設定する。
S4では、搬送ローラ2及びロール体1を回転させて記録媒体Mを搬送する。このとき、S3で設定した制御対象に対して、制御量の補正を行って記録媒体Mの張りを調整しながら記録媒体Mを搬送する。所定量だけ記録媒体Mを搬送すると搬送を停止する。
S5ではプリント部4を主走査方向Hに移動しながら記録媒体Mに画像を記録する。S6では1頁分の画像を記録したか否かを判定する。該当する場合はS7へ進み、該当しない場合はS4へ戻って同様の処理を繰り返す。
S7では次頁があるか否か(全頁の画像記録が完了したか)を判定する。次頁がある場合はS2へ戻ってロール体Rのイナーシャを演算して同様の処理を繰り返す。次頁が無い場合は1単位の処理を終了する。
<他の実施形態>
上記実施形態では、記録装置を対象としたが本発明の適用分野はこれに限られず、シートが巻き回されたロール体からシートを引き出して搬送する各種の搬送装置に適用可能である。

Claims (9)

  1. 記録媒体が巻き回されたロール体から前記記録媒体を引き出し、前記記録媒体に画像を記録する記録装置であって、
    前記記録媒体に画像を記録する記録手段と、
    前記記録媒体を搬送する搬送ローラと、
    前記搬送ローラを回転させる第1駆動手段と、
    前記ロール体を回転させて、前記記録媒体を前記搬送ローラ側へ送り出す第2駆動手段と、
    前記第1及び第2駆動手段を制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、
    前記ロール体のイナーシャを演算し、
    前記イナーシャの演算値が所定値以上の場合は前記第1駆動手段に対する制御量を補正する一方、前記演算値が前記所定値未満の場合は前記第2駆動手段に対する制御量を補正することで、前記記録媒体の張力を調整することを特徴とする記録装置。
  2. 前記第1及び第2駆動手段が、それぞれ駆動源としてモータを備え、
    前記制御手段は、
    前記第1駆動手段の前記モータについて速度制御を行い、
    前記第2駆動手段の前記モータについてトルク制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記制御手段は、
    前記演算値が前記所定値以上である場合、前記第1駆動手段の前記モータを、前記記録媒体が張っている場合は速度が減少するように制御する一方、前記記録媒体が弛んでいる場合は速度が増大するように制御し、
    前記演算値が前記所定値未満である場合、前記第2駆動手段の前記モータを、前記記録媒体が張っている場合は電流が増大するように制御する一方、前記記録媒体が弛んでいる場合は電流が減少するように制御することを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
  4. 前記搬送ローラの回転量を検出する第1検出手段と、
    前記ロール体の回転量を検出する第2検出手段と、を備え、
    前記制御手段は、
    前記第1及び第2検出手段の検出結果に基づいて前記イナーシャを演算することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  5. 前記第2駆動手段が、駆動源としてモータを備え、
    前記モータへの供給電流を検出する検出手段を備え、
    前記制御手段は、
    前記ロール体を所定の加速度で揺動したときの前記検出手段の検出結果に基づいて前記イナーシャを演算することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  6. 前記搬送ローラの回転量を検出する第1検出手段と、
    前記ロール体の回転量を検出する第2検出手段と、を備え、
    前記制御手段は、
    前記第1及び第2検出手段の検出結果に基づいて、前記制御量の補正値を決定することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  7. 前記制御手段は、前記第1駆動手段を制御することで前記記録媒体の搬送量を制御することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  8. シートが巻き回されたロール体から前記シートを引き出して搬送する搬送装置であって、
    前記シートを搬送する搬送ローラと、
    前記搬送ローラを回転させる第1駆動手段と、
    前記ロール体を回転させて、前記シートを前記搬送ローラ側へ送り出す第2駆動手段と、
    前記第1及び第2駆動手段を制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、
    前記ロール体のイナーシャを演算し、
    前記イナーシャの演算値が所定値以上の場合は前記第1駆動手段に対する制御量を補正する一方、前記演算値が前記所定値未満の場合は前記第2駆動手段に対する制御量を補正することで、前記シートの張力を調整することを特徴とする搬送装置。
  9. シートが巻き回されたロール体から前記シートを引き出して搬送する搬送装置の制御方法であって、
    前記搬送装置は、
    前記シートを搬送する搬送ローラと、
    前記搬送ローラを回転させる第1駆動手段と、
    前記ロール体を回転させて、前記シートを前記搬送ローラ側へ送り出す第2駆動手段と、を備え、
    前記制御方法は、
    前記ロール体のイナーシャを演算する工程と、
    前記イナーシャの演算値が所定値以上の場合は前記第1駆動手段に対する制御量を補正する一方、前記演算値が前記所定値未満の場合は前記第2駆動手段に対する制御量を補正することで、前記シートの張力を調整する工程と、
    を含む制御方法。
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