JP2014039978A - 把持装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】把持装置自体の構成が複雑化してしまうことを抑制しつつも、把持対象物が把持部によって正常に把持されているか否かを容易に把握することができる把持装置を提供すること。
【解決手段】把持装置10は、把持部12における把持位置から搬送開始位置までの移動経路において、把持部12及び把持部12に把持された把持対象物Hの通過を検出する多光軸センサ30を備えている。また、制御部20は、当該制御部20に基づく把持部12の位置情報と多光軸センサ30の検出情報とから、把持対象物Hの搬送時における把持部12による把持対象物Hの把持状態を推定する。
【選択図】図1
【解決手段】把持装置10は、把持部12における把持位置から搬送開始位置までの移動経路において、把持部12及び把持部12に把持された把持対象物Hの通過を検出する多光軸センサ30を備えている。また、制御部20は、当該制御部20に基づく把持部12の位置情報と多光軸センサ30の検出情報とから、把持対象物Hの搬送時における把持部12による把持対象物Hの把持状態を推定する。
【選択図】図1
Description
本発明は、把持対象物を把持して搬送する把持装置に関する。
把持対象物を保管位置から取り出して搬送位置まで搬送する、所謂、ピックアンドプレース方式の把持装置では、保管位置にある把持対象物を把持部が把持すると、その把持部を一旦搬送開始位置まで移動させ、その後、目標となる搬送位置へ移動させて把持対象物の搬送が行われる。このとき、把持対象物が異常に傾いた状態で把持されているなど、その把持状態が正常でないと、搬送開始位置から目標となる搬送位置へ把持対象物を搬送する際に近傍に位置する障害物等に当たって把持対象物が損傷したり、把持装置自体が損傷したりする虞がある。
そこで、把持対象物が正常に把持されているか否かを判別するための物品検知センサを把持装置に設けたものが、例えば特許文献1に開示されている。特許文献1の把持装置は、装置本体の両端部に開閉自在なチャック爪を備え、片方のチャック爪の近傍に把持対象物であるワークの一端部の有無を検知するセンサが取り付けられている。センサは、透過型の光学式検知器であり、光軸上にワークが存在するか否かを検知する機能を有している。そして、一対のチャック爪でワークを把持した後、ワークの有無をセンサによって検知し、ワークが無い場合にはその信号を出力することによりミスチャック状態を判別する。これにより、ワークがチャック爪に対して異常に傾いた状態で把持されたまま搬送されてしまうことが防止される。
しかしながら、特許文献1の把持装置では、センサが装置本体、即ち、把持部に取り付けられているため、センサ自体もチャック爪によるワークの把持動作に伴って移動する。センサには複数の配線が接続されているため、把持部の移動によってセンサの配線が絡まってしまうことが無いように配線の取り回しに工夫が必要となり、把持装置自体の構成が複雑化してしまうという問題がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、把持装置自体の構成が複雑化してしまうことを抑制しつつも、把持対象物が把持部によって正常に把持されているか否かを容易に把握することができる把持装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、把持対象物を把持する把持部を有し、前記把持部を、前記把持対象物を把持する把持位置から搬送開始位置まで移動させるとともに、前記搬送開始位置から搬送位置まで移動させて前記把持対象物の搬送を行う把持装置であって、前記把持部の位置を推定する位置推定手段と、前記把持部の前記把持位置から前記搬送開始位置までの移動経路において、前記把持部及び前記把持部に把持された前記把持対象物の通過を検出する遮光型検出手段と、前記位置推定手段に基づく前記把持部の位置情報と、前記遮光型検出手段の検出情報とから、前記把持対象物の搬送時における前記把持部による前記把持対象物の把持状態を推定する把持状態推定手段と、を備えたことを要旨とする。
この発明によれば、従来技術のようなセンサを把持部側に取り付けることなく、位置推定手段に基づく把持部の位置情報と、遮光型検出手段の検出情報とから、把持対象物の搬送時における把持部による把持対象物の把持状態を把持状態推定手段により推定することができる。よって、従来技術のように、センサの配線の取り回しに工夫が必要となる場合に比べると、把持装置自体の構成が複雑化してしまうことを抑制しつつも、把持対象物が把持部によって正常に把持されているか否かを容易に把握することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記遮光型検出手段は、互いに交差する少なくとも二つの光軸を有することを要旨とする。
この発明によれば、少なくとも二つの光軸が交差せずに互いに平行に延びている場合に比べると、把持部及び把持対象物が把持位置から搬送開始位置へ移動している際に、把持部及び把持対象物によって光軸を遮り易い。その結果、把持部及び把持対象物の通過を検出し易くすることができる。
この発明によれば、少なくとも二つの光軸が交差せずに互いに平行に延びている場合に比べると、把持部及び把持対象物が把持位置から搬送開始位置へ移動している際に、把持部及び把持対象物によって光軸を遮り易い。その結果、把持部及び把持対象物の通過を検出し易くすることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記把持対象物は長尺状であるとともに、前記遮光型検出手段は光軸が複数平行して延びる多光軸センサであり、前記把持部によって把持された前記把持対象物が前記光軸を通過する際に、前記把持対象物の長手方向が、前記光軸が延びる方向と交差する方向に沿って延びるように前記把持部の姿勢を制御する姿勢制御手段をさらに備えたことを要旨とする。
この発明によれば、把持部によって把持された把持対象物が光軸を通過する際に、把持対象物の長手方向が、光軸が延びる方向に沿って延びている場合に比べると、把持対象物によって遮られる光軸を多くすることができ、把持対象物の通過をさらに検出し易くすることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の発明において、前記把持位置から前記搬送開始位置まで前記把持対象物を移動させる途中で、前記把持状態推定手段により把持状態が正常ではないと推定されたときに、前記把持対象物の搬送動作を中止して、再度、前記把持部による前記把持対象物の把持を行うことを要旨とする。
この発明によれば、把持位置から搬送開始位置まで把持対象物を移動させる途中で、把持状態推定手段により推定された把持状態が正常ではないと推定されたにもかかわらず、把持対象物の搬送動作を継続して、把持対象物を搬送開始位置まで移動させる場合に比べると、把持対象物の搬送動作を効率良く行うことができる。
この発明によれば、把持装置自体の構成が複雑化してしまうことを抑制しつつも、把持対象物が把持部によって正常に把持されているか否かを容易に把握することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1及び図2にしたがって説明する。
図1(a)に示すように、把持装置10の装置本体11は、箱H1の中に収容された長尺状の把持対象物Hを把持する把持部12と、把持部12に連結される腕部13と、を有している。腕部13には、腕部13の角度を調節可能なモータ14が複数配設されている。そして、各モータ14の駆動により腕部13の角度が調節されるとともに、腕部13の角度が調節されることで、把持部12の位置が調節可能となっている。
図1(a)に示すように、把持装置10の装置本体11は、箱H1の中に収容された長尺状の把持対象物Hを把持する把持部12と、把持部12に連結される腕部13と、を有している。腕部13には、腕部13の角度を調節可能なモータ14が複数配設されている。そして、各モータ14の駆動により腕部13の角度が調節されるとともに、腕部13の角度が調節されることで、把持部12の位置が調節可能となっている。
具体的には、各モータ14の駆動により腕部13の角度を調節することで、把持部12が箱H1の中に挿入されて箱H1の中で把持対象物Hを把持する把持位置に位置するように、把持部12の位置を調節可能になっている。また、各モータ14の駆動により腕部13の角度を調節することで、把持部12を把持位置から箱H1の上方に設定された搬送開始位置へ移動させるとともに、把持部12が搬送開始位置に位置するように、把持部12の位置を調節可能になっている。さらに、各モータ14の駆動により腕部13の角度を調節することで、把持部12を搬送開始位置から目標となる搬送位置へ移動させるとともに、把持部12が搬送位置に位置するように、把持部12の位置を調節可能になっている。このようにして、箱H1の中に収容された把持対象物Hが把持部12に把持されて搬送位置まで搬送可能になっている。
把持装置10は、把持部12における把持位置から搬送開始位置までの移動経路において、把持部12及び把持部12に把持された把持対象物Hの通過を検出する遮光型検出手段としての多光軸センサ30を備えている。多光軸センサ30は、投光部31及び受光部32により構成されるとともに、投光部31と受光部32とは箱H1よりも上方で互いに対向配置された状態で、一対の支柱33を介して把持装置10の一部に支持されている。投光部31には投光素子31aが一直線上に複数配列されるとともに、受光部32には受光素子32aが一直線上に複数配列されている。そして、各投光素子31aから出射された複数の光軸が平行して延びて、それぞれ対向配置される各受光素子32aに受光可能になっている。多光軸センサ30は装置本体11とは別体である。
図1(b)に示すように、各モータ14は装置本体11に設けられた制御部20に接続されている。そして、制御部20からの指令により各モータ14が駆動制御されるとともに、腕部13の駆動が制御される。また、各モータ14には、各モータ14の回転角度を検出する回転角度検出部14aがそれぞれ設けられている。各回転角度検出部14aは制御部20に接続されている。そして、各回転角度検出部14aによって検出された回転角度検出情報が制御部20に送られるとともに、制御部20は、各回転角度検出部14aから送られた回転角度検出情報に基づいて、把持部12の位置を推定可能になっている。よって、本実施形態では、制御部20は、把持部12の位置を推定する位置推定手段として機能する。また、制御部20には受光部32が接続されるとともに、受光部32からの信号、即ち、多光軸センサ30の検出情報が制御部20に送られるようになっている。
次に、本実施形態の作用について説明する。
図2は、制御部20により推定される把持部12の位置と多光軸センサ30の検出情報とから推定される把持対象物Hの把持状態を示す一覧表である。なお、把持部12の位置は、各回転角度検出部14aから送られる回転角度検出情報に基づいて、制御部20により常に推定されている。
図2は、制御部20により推定される把持部12の位置と多光軸センサ30の検出情報とから推定される把持対象物Hの把持状態を示す一覧表である。なお、把持部12の位置は、各回転角度検出部14aから送られる回転角度検出情報に基づいて、制御部20により常に推定されている。
図2に示すように、把持部12が箱H1の中に挿入されて箱H1の中で把持対象物Hを把持する把持位置に位置するとき、投光部31から出射される光軸は、装置本体11によって遮られている。そして、把持部12が把持位置から多光軸センサ30が設けられた光軸位置の高さまで移動したときも、投光部31から出射される光軸は、把持部12によって遮られている。
続いて、把持部12が光軸位置を通過するときに、把持対象物Hにより投光部31から出射される光軸が遮られると、制御部20は、当該制御部20に基づく把持部12の位置情報と多光軸センサ30の検出情報とから、把持部12によって把持対象物Hが把持されているという把持状態を推定する。よって、制御部20は、把持対象物Hの搬送時における把持部12による把持対象物Hの把持状態を推定する把持状態推定手段として機能する。
なお、図1(a)に示すように、把持部12よって把持された把持対象物Hが光軸を通過する際に、把持対象物Hの長手方向が、光軸の延びる方向と直交する方向に沿って延びるように把持部12の姿勢が制御されている。具体的には、制御部20の指令により各モータ14の駆動が制御されることにより、把持部12の姿勢が制御されている。よって、制御部20は、把持部12の姿勢を制御する姿勢制御手段としても機能する。
一方で、図2に示すように、把持部12が光軸位置を通過するときに、把持対象物Hにより投光部31から出射される光軸が遮られない場合は、制御部20は、当該制御部20に基づく把持部12の位置情報と多光軸センサ30の検出情報とから、把持部12によって把持対象物Hが把持されていないという異常な把持状態を推定する。
また、把持部12が光軸通過位置に達したときに、投光部31から出射された光軸が、把持部12によって把持された把持対象物Hに遮られた後、投光部31から出射される光軸が、全て受光部32に受光されている旨の信号が受光部32から制御部20に送られたとする。すると、制御部20は、当該制御部20に基づく把持部12の位置情報と多光軸センサ30の検出情報とから、把持部12によって把持対象物Hが把持されていたが、把持部12が光軸通過位置に達した後に把持対象物Hが落下してしまったという異常な把持状態を推定する。
続いて、把持部12が搬送開始位置に到達したときに、把持対象物Hにより投光部31から出射される光軸が遮られると、制御部20は、当該制御部20に基づく把持部12の位置情報と多光軸センサ30の検出情報とから、把持部12によって把持された把持対象物Hが、把持部12に対して異常に傾いた状態で把持されているという異常な把持状態を推定する。
そして、制御部20は、把持部12によって把持された把持対象物Hが、把持部12に対して異常に傾いた状態で把持されているという異常な把持状態を推定すると、各モータ14の駆動を停止する。これにより、把持対象物Hが把持部12に対して異常に傾いた状態で把持されたまま搬送位置に向けて搬送されてしまうことが防止されている。その結果、搬送開始位置から搬送位置へ把持対象物Hを搬送する際に、箱H1や把持対象物Hの近傍に位置する障害物等に把持対象物Hが引っ掛かってしまうことが未然に防止されている。
一方、把持部12が搬送開始位置に到達したときに、把持対象物Hにより投光部31から出射される光軸が遮られていない場合は、制御部20は、当該制御部20に基づく把持部12の位置情報と多光軸センサ30の検出情報とから、把持部12によって把持された把持対象物Hが、把持部12に対して異常に傾いておらず正常に把持されているという正常な把持状態を推定する。
そして、制御部20は、把持部12によって把持された把持対象物Hが、把持部12に対して異常に傾いておらず正常に把持されているという正常な把持状態を推定すると、各モータ14を駆動制御して腕部13の駆動を制御し、把持部12を搬送位置まで移動させる。これにより、搬送開始位置から搬送位置へ把持対象物Hを搬送する際に、箱H1や把持対象物Hの近傍に位置する障害物等に把持対象物Hが引っ掛かってしまうことなく搬送位置まで搬送される。
上記実施形態では以下の効果を得ることができる。
(1)把持装置10は、把持部12における把持位置から搬送開始位置までの移動経路において、把持部12及び把持部12に把持された把持対象物Hの通過を検出する多光軸センサ30を備えている。また、制御部20は、当該制御部20に基づく把持部12の位置情報と多光軸センサ30の検出情報とから、把持対象物Hの搬送時における把持部12による把持対象物Hの把持状態を推定する。これによれば、従来技術のようなセンサを把持部12側に取り付ける必要が無いため、従来技術のように、センサの配線の取り回しに工夫が必要となる場合に比べると、把持装置10自体の構成が複雑化してしまうことを抑制しつつも、把持対象物Hが把持部12によって正常に把持されているか否かを容易に把握することができる。
(1)把持装置10は、把持部12における把持位置から搬送開始位置までの移動経路において、把持部12及び把持部12に把持された把持対象物Hの通過を検出する多光軸センサ30を備えている。また、制御部20は、当該制御部20に基づく把持部12の位置情報と多光軸センサ30の検出情報とから、把持対象物Hの搬送時における把持部12による把持対象物Hの把持状態を推定する。これによれば、従来技術のようなセンサを把持部12側に取り付ける必要が無いため、従来技術のように、センサの配線の取り回しに工夫が必要となる場合に比べると、把持装置10自体の構成が複雑化してしまうことを抑制しつつも、把持対象物Hが把持部12によって正常に把持されているか否かを容易に把握することができる。
(2)制御部20は、把持部12よって把持された把持対象物Hが光軸を通過する際に、把持対象物Hの長手方向が、光軸の延びる方向と直交する方向に沿って延びるように把持部12の姿勢を制御する。これによれば、把持部12によって把持された把持対象物Hが光軸を通過する際に、把持対象物Hの長手方向が、光軸が延びる方向に沿って延びている場合に比べると、把持対象物Hによって遮られる光軸を多くすることができ、把持対象物Hの通過をさらに検出し易くすることができる。
(3)本実施形態によれば、従来技術のようなセンサを把持部12側に取り付ける必要が無いため、把持部12により把持対象物Hを把持しようとする際に、センサが把持対象物Hや箱H1等の障害物に当たってしまい、センサ自体に不具合が生じてしまうという問題を回避することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 図3に示すように、多光軸センサ30の投光部31から出射される光軸の延びる方向に対して直交する方向に光軸が延びるように光軸が出射される遮光型検出手段としての多光軸センサ40をさらに設けてもよい。多光軸センサ40は、投光部41及び受光部42により構成されるとともに、投光部41と受光部42とは箱H1よりも上方で互いに対向配置された状態で、一対の支柱43を介して把持装置10の一部に支持されている。投光部41には投光素子41aが一直線上に複数配列されるとともに、受光部42には受光素子42aが一直線上に複数配列されている。そして、各投光素子41aから出射された複数の光軸が平行して延びて、それぞれ対向配置される各受光素子42aに受光可能になっている。多光軸センサ40は装置本体11とは別体である。これによれば、把持部12及び把持対象物Hが把持位置から搬送開始位置へ移動している際に、把持部12及び把持対象物Hによって光軸を遮り易い。その結果、把持部12及び把持対象物Hの通過を検出し易くすることができる。要は、多光軸センサ40を設けることで、互いに交差する少なくとも二つの光軸を有するようにしてもよい。
○ 図3に示すように、多光軸センサ30の投光部31から出射される光軸の延びる方向に対して直交する方向に光軸が延びるように光軸が出射される遮光型検出手段としての多光軸センサ40をさらに設けてもよい。多光軸センサ40は、投光部41及び受光部42により構成されるとともに、投光部41と受光部42とは箱H1よりも上方で互いに対向配置された状態で、一対の支柱43を介して把持装置10の一部に支持されている。投光部41には投光素子41aが一直線上に複数配列されるとともに、受光部42には受光素子42aが一直線上に複数配列されている。そして、各投光素子41aから出射された複数の光軸が平行して延びて、それぞれ対向配置される各受光素子42aに受光可能になっている。多光軸センサ40は装置本体11とは別体である。これによれば、把持部12及び把持対象物Hが把持位置から搬送開始位置へ移動している際に、把持部12及び把持対象物Hによって光軸を遮り易い。その結果、把持部12及び把持対象物Hの通過を検出し易くすることができる。要は、多光軸センサ40を設けることで、互いに交差する少なくとも二つの光軸を有するようにしてもよい。
○ 実施形態において、把持位置から搬送開始位置まで把持対象物Hを移動させる途中で、制御部20により推定された把持状態が正常でないと推定されたときに、把持対象物Hの搬送動作を中止して、再度、把持部12による把持対象物Hの把持を行うようにしてもよい。これによれば、把持位置から搬送開始位置まで把持対象物Hを移動させる途中で、制御部20により推定された把持状態が正常ではないと推定されたにもかかわらず、把持対象物Hの搬送動作を継続して、把持対象物Hを搬送開始位置まで移動させる場合に比べると、把持対象物Hの搬送動作を効率良く行うことができる。
○ 実施形態において、把持部12によって把持された把持対象物Hが光軸を通過する際に、把持対象物Hの長手方向が、光軸が延びる方向に沿って延びていてもよい。
○ 実施形態において、把持対象物Hの形状は特に限定されるものではない。
○ 実施形態において、把持対象物Hの形状は特に限定されるものではない。
○ 実施形態において、投光部から出射された光軸を、反射板(鏡)を用いて反射させ、反射板によって反射した光軸が受光部に受光される構成の多光軸センサを用いてもよい。
○ 実施形態において、遮光型検出手段として、例えば、投光部から出射される光軸が把持部12や把持対象物Hによって遮られることで、投光部と把持部12や把持対象物Hとの距離が測定可能な光学式の測距センサを用いてもよい。
○ 実施形態において、多光軸センサ30,40が、箱H1又は把持対象物Hに応じて、その設置位置を自由に変更可能とする構成であってもよい。
10…把持装置、12…把持部、20…位置推定手段、把持状態推定手段、及び姿勢制御手段として機能する制御部、30,40…遮光型検出手段としての多光軸センサ、H…把持対象物。
Claims (4)
- 把持対象物を把持する把持部を有し、
前記把持部を、前記把持対象物を把持する把持位置から搬送開始位置まで移動させるとともに、前記搬送開始位置から搬送位置まで移動させて前記把持対象物の搬送を行う把持装置であって、
前記把持部の位置を推定する位置推定手段と、
前記把持部の前記把持位置から前記搬送開始位置までの移動経路において、前記把持部及び前記把持部に把持された前記把持対象物の通過を検出する遮光型検出手段と、
前記位置推定手段に基づく前記把持部の位置情報と、前記遮光型検出手段の検出情報とから、前記把持対象物の搬送時における前記把持部による前記把持対象物の把持状態を推定する把持状態推定手段と、を備えたことを特徴とする把持装置。 - 前記遮光型検出手段は、互いに交差する少なくとも二つの光軸を有することを特徴とする請求項1に記載の把持装置。
- 前記把持対象物は長尺状であるとともに、
前記遮光型検出手段は光軸が複数平行して延びる多光軸センサであり、
前記把持部によって把持された前記把持対象物が前記光軸を通過する際に、前記把持対象物の長手方向が、前記光軸が延びる方向と交差する方向に沿って延びるように前記把持部の姿勢を制御する姿勢制御手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の把持装置。 - 前記把持位置から前記搬送開始位置まで前記把持対象物を移動させる途中で、前記把持状態推定手段により把持状態が正常ではないと推定されたときに、前記把持対象物の搬送動作を中止して、再度、前記把持部による前記把持対象物の把持を行うことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の把持装置。
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WO2024134783A1 (ja) * | 2022-12-20 | 2024-06-27 | 株式会社Fuji | 制御装置、異物除去装置、採取装置及び情報処理方法 |
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