JP2014039975A - オービタルサンダ - Google Patents
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Abstract
【課題】
偏心によるアンバランスを互いに打ち消すよう配置したオービタルサンダを提供する。
【解決手段】
本体ハウジング2内で下向きに設けた出力軸3を中心として、研削パッドを同心円の外側(13)と内側(14)に分割して、出力軸3に軸中心に対して対称な偏心方向を持つ偏心部(8、10)を出力軸の軸方向にずらして2個設け、それぞれの偏心部で各々研削パッドを支持することで、偏心によるアンバランスを互いに打ち消すよう構成した。また、外側パッド13と内側パッド12の間にある隙間26に研削により発生した粉塵を吸引するための吸引口18を設けて粉塵を吸引するようにした。
【選択図】 図1
偏心によるアンバランスを互いに打ち消すよう配置したオービタルサンダを提供する。
【解決手段】
本体ハウジング2内で下向きに設けた出力軸3を中心として、研削パッドを同心円の外側(13)と内側(14)に分割して、出力軸3に軸中心に対して対称な偏心方向を持つ偏心部(8、10)を出力軸の軸方向にずらして2個設け、それぞれの偏心部で各々研削パッドを支持することで、偏心によるアンバランスを互いに打ち消すよう構成した。また、外側パッド13と内側パッド12の間にある隙間26に研削により発生した粉塵を吸引するための吸引口18を設けて粉塵を吸引するようにした。
【選択図】 図1
Description
本発明は、本体ハウジングの下方にモータの出力軸を突出させ、その下方に偏心運動する研削パッドを備えたオービタルサンダに関する。
オービタルサンダは、本体ハウジングの下方にモータの出力軸(回転軸)を突出させ、その出力軸に出力軸の軸心から偏心した位置で研削パッドを直交状に連結して、モータの駆動に伴って研削パッドに偏心運動(オービタル運動)をさせることで被研削物を研削可能とした。このようなオービタルサンダは、研削パッドのオービタル運動に伴って振動が発生するため、振動低減のために偏心側と逆側にカウンタウェイト等を設けて、カウンタウェイト等を逆偏心させることによってバランスの調整を図っている。特許文献1には、モ−タの出力軸を中心として対称位置に少なくとも1対のスピンドルを出力軸と平行に軸支持して、両スピンドルの下端に一対のパッドを直交状に且つスピンドルの軸心に対して互いの逆側へ偏心するように設けたサンダが開示される。
特許文献1に開示された偏心構造では研削パッドを支持するスピンドルをモータ出力軸の他に駆動ギヤも含めて一対用意することでコストアップにつながるし、更には研削パッドが偏心運動ばかりでなく同時に自転運動もするランダムオービタルサンダでは、どうしても自転する円状の研削パッドが2個横並びになるため面積を工具に対して十分大きくできないという課題があった。
本発明は上記背景に鑑みてなされたもので、その目的は、スピンドルをモータ出力軸のみとして2個のパッドを互いに振動を打ち消す方向に配置してコストを下げ、更には研削パッドが偏心運動だけでなく自転運動をするランダムサンダにおいても研削パッドを横に並べないで効率的に配置できるようにすることにある。
本発明のオービタルサンダは、本体ハウジング内で下向きに設けた出力軸を中心として、研削パッドを同心円の外側と内側に分割して、出力軸に軸中心に対して対称な偏心方向を持つ偏心部を出力軸の軸方向にずらして2個設け、それぞれの偏心部で各々研削パッドを支持することで、偏心によるアンバランスを互いに打ち消すよう配置した。
請求項1の記載の発明によれば、本体ハウジング内で下向きに設けた出力軸を中心として、研削パッドを同心円の外側と内側に分割して、出力軸に軸中心に対して対称な偏心方向を持つ偏心部を出力軸の軸方向にずらして2個設け、それぞれの偏心部で各々パッドを支持することで、偏心によるアンバランスを互いに打ち消すよう配置するので、パッド支持のスピンドルを1個のみにすることができ、また、同心円の外側と内側に分割した研削パッドにより研削パッドが偏心運動だけでなく自転運動もするランダムオービタルサンダにおいては研削パッドを横に並べずにすむため研削パッド面積を工具に対して十分に大きくできる。
請求項2の記載の発明によれば、外側パッドは略円環状であり、内側パッドは略円形であるので、製造が容易で剛性感の高い研削パッドを実現できる。
請求項3の記載の発明によれば、研削パッドを同心円の外側と内側に分割するとき、外側パッドと内側パッドの間には隙間があるので、その隙間を研削パッド表面から本体内に設けた集塵ファンまで研削により発生した粉塵を運搬するための流路として使い、研削パッド表面の隙間は研削により生じた粉塵の吸引口とすることができる。
本発明の上記及び他の目的ならびに新規な特徴は、以下の明細書の記載及び図面から明らかになるであろう。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。なお、本明細書においては、前後、上下の方向は図中に示す方向であるとして説明する。図1は本発明の実施例にかかるオービタルサンダの縦断面図である。
オービタルサンダは、モータ4の出力軸3に接続された偏心部を介して研削パッドを非円形軌跡に、例えばオービタル状に移動させながら被研削材を研削する工具である。プラスチック等の高分子樹脂で形成される本体ハウジング2の内部には、研削面を水平方向としたときに出力軸3が鉛直方向に延びるようにモータ4が配置される。本体ハウジング2の上部には握り部6が形成され、握り部6の前方付近に設けたスイッチ5をオンにすることでモータ4が回転駆動する。出力軸3の下方には回り止め用カットが施されており、そこにモータ冷却及び吸塵用のファン7がはめ込まれることで出力軸3に固着される。ファン7の下面側には第1の偏心部8が設けられ、そこにボールベアリング9を介してパッドホルダ16が回動可能に取り付けられる。さらにボールベアリング11の内輪下面側を抑えるように、第2の偏心部10が出力軸3に設けられた回り止め用カット部に係合するようにはめこまれ出力軸3に固着される。そこに、ボールベアリング11を介してパッドホルダ12が回動可能に取り付けられる。
外周側のパッドホルダ16には、略円筒形の研削パッド13ネジ15aによって固定され、研削パッド13の下面には研磨剤が固着される。内周側のパッドホルダ12には研削パッド14が15bによって固定され、研削パッド14の下面には研磨剤が固着される。ファン7の下面側に設けられた第1の偏心部8とその下方に設けられた第2の偏心部10は出力軸3の回転中心に対して180°位相がずれており互いにアンバランスを打ち消しあう配置になっている。
本実施例においては、研削により発生した粉塵を吸引する集塵機構が設けられるが、その吸引口18が外側の研削パッド13と内側の研削パッド14の間にある隙間部分に開口するように配置される。研削パッド13、14およびパッドホルダ16、12の間には隙間26が形成されるため、研削パッド13、14の研磨剤で被削材を研削することで生じた粉塵を隙間26を流路として図中の矢印に示すようにファン7の吸引力により吸引し、本体ハウジング2の後側に連結した集塵バッグ17に排出する。
図2は本発明の実施例にかかるオービタルサンダの底面図である。外側の研削パッド13は内縁が円形、外縁が円形の円環状の形状であって、円周方向に等間隔位置において3つのネジ15aによってパッドホルダ16(図1参照)に固定される。同様にして内側の研削パッド14は円形であって、円周方向に等間隔位置において3つのネジ15bによってパッドホルダ12(図1参照)に固定される。本実施例のオービタルサンダ1は、研削パッド13、14はモータ4の回転によって偏心運動だけでなく自転もするものでランダムオービタルサンダと呼ばれる。尚、自転する研削パッド13、14をなんらかの方法で本体ハウジング2と連結し自転することを規制すれば一般的なオービタルサンダになる。ここで、図2から理解できるように、モータの回転軸に対して、研削パッド13の中心と研削パッド14の中心はそれぞれオフセットして配置され、出力軸(回転軸)の中心に対して対称な偏心方向になるように構成される。
以上、本発明を実施例に基づいて説明したが、本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。例えば上述の実施例では、研削パッド13、14は円形のパッドと円環状のパッドにて構成したがこれらの構成だけに限られずに、内周部のパッドの周囲を覆う環状のパッドまたは非環状のパッドと、外周部のパッドの内周に配置される任意形状のパッドによって構成しても良い。
1 オービタルサンダ 2 本体ハウジング
3 出力軸 4 モータ
5 スイッチ 6 握り部
7 ファン 8 第1の偏心部
9 ボールベアリング 10 第2の偏心部
11 ボールベアリング 12 パッドホルダ
13 研削パッド 14 研削パッド
15a、15b ネジ 16 パッドホルダ
17 集塵バッグ 18 吸引口
26 隙間
3 出力軸 4 モータ
5 スイッチ 6 握り部
7 ファン 8 第1の偏心部
9 ボールベアリング 10 第2の偏心部
11 ボールベアリング 12 パッドホルダ
13 研削パッド 14 研削パッド
15a、15b ネジ 16 パッドホルダ
17 集塵バッグ 18 吸引口
26 隙間
Claims (3)
- 出力軸が研磨面と垂直方向に延びるように配置されるモータと、前記モータを収容するハウジングと、前記出力軸に接続され前記出力軸の回転運動を偏心運動へと変換する偏心部と、前記偏心部に保持される研削パッドを有するオービタルサンダであって、
前記研削パッドを同心円の外側と内側に分割した2つのパッドで構成し、
前記偏心部を前記出力軸の軸中心に対して対称な偏心方向を持つように軸方向にずらして2個設け、それぞれの偏心部で外側パッドと内側パッドを各々支持することを特徴とするオービタルサンダ。 - 前記外側パッドは略円環状であり、前記内側パッドは略円形であることを特徴とする請求項1に記載のオービタルサンダ。
- 外側パッドと内側パッドの間にある隙間部分に研削により発生した粉塵を吸引するための吸引口を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載のオービタルサンダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012182799A JP2014039975A (ja) | 2012-08-21 | 2012-08-21 | オービタルサンダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012182799A JP2014039975A (ja) | 2012-08-21 | 2012-08-21 | オービタルサンダ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2014039975A true JP2014039975A (ja) | 2014-03-06 |
Family
ID=50392691
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2012182799A Pending JP2014039975A (ja) | 2012-08-21 | 2012-08-21 | オービタルサンダ |
Country Status (1)
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108247518A (zh) * | 2018-03-28 | 2018-07-06 | 广东科达洁能股份有限公司 | 一种偏心平动式抛光磨头及包括该磨头的抛光机 |
EP3421173A1 (en) | 2017-06-27 | 2019-01-02 | X'Pole Precision Tools Inc. | Grinding machine |
US10434628B2 (en) | 2017-06-26 | 2019-10-08 | X'pole Precision Tools Inc. | Grinding machine |
-
2012
- 2012-08-21 JP JP2012182799A patent/JP2014039975A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US10434628B2 (en) | 2017-06-26 | 2019-10-08 | X'pole Precision Tools Inc. | Grinding machine |
EP3421173A1 (en) | 2017-06-27 | 2019-01-02 | X'Pole Precision Tools Inc. | Grinding machine |
CN108247518A (zh) * | 2018-03-28 | 2018-07-06 | 广东科达洁能股份有限公司 | 一种偏心平动式抛光磨头及包括该磨头的抛光机 |
CN108247518B (zh) * | 2018-03-28 | 2020-08-07 | 广东科达洁能股份有限公司 | 一种偏心平动式抛光磨头及包括该磨头的抛光机 |
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