JP2014038441A - ドライブレコーダ - Google Patents

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Abstract

【課題】車両の走行状況を判定する精度を向上することができるドライブレコーダを提供することである。
【解決手段】ドライブレコーダ1は、カメラ15により撮影された画像データ41を一時的に保存する。ドライブレコーダ1は、GPSを用いて車両50の位置を取得し、取得した位置を用いて車両50の速度を計算する。加速度センサ14により計測された計測加速度が第1判定テーブル43に設定された危険範囲内にある場合、ドライブレコーダ41は、計測加速度が危険範囲内にある時刻(基準時刻)から所定時間を経過するまでの期間における車両50の加速度(算出加速度)を計算する。算出加速度が第2判定テーブル44に設定されたしきい値よりも大きい場合、ドライブレコーダ1は、基準時刻を含む保存期間に撮影された画像データ41を送信対象に指定する。
【選択図】図5

Description

本発明は、ドライブレコーダに関し、さらに詳しくは、車両の加速度を取得するドライブレコーダに関する。
ドライブレコーダは、自動車などの車両の前方の景色を撮影した画像データなどを記録する装置である。ドライブレコーダにより記録されたデータを用いることにより、交通事故の原因の特定が容易となる。ドライブレコーダを車両に搭載することにより、安全運転に対する運転者の意識が向上するというメリットもある。
ドライブレコーダが撮影した画像データを全て保存した場合、ドライブレコーダに内蔵された記憶装置の容量が圧迫される。ドライブレコーダが、撮影した画像データを全てサーバなどへ送信する場合、通信帯域が圧迫される。そこで、ドライブレコーダは、所定のしきい値を超える加速度を検出したとき、車両が危険な状況にあると判断して、その時刻を含む期間に撮影された画像データを保存又は送信する。
しかし、車両が道路上の段差を単に通過した場合に、所定のしきい値を超える加速度が検出される場合がある。この場合、ドライブレコーダは、検出された加速度が交通事故又は危険な運転を原因とした衝撃であると誤って判定する。このように、ドライブレコーダが車両の走行状況を誤って判定することにより、交通事故あるいは危険な運転とは関係のない画像データが保存される。
特許文献1には、衝撃が検出された場合、検出された衝撃が路面の段差により発生したか否かを判定するドライブレコーダが記載されている。
特許文献1において、ドライブレコーダは、道路の段差の位置を記録した路面衝撃位置情報を保持する。ドライブレコーダは、衝撃を検出した場合、衝撃を検出した位置が路面衝撃位置情報に登録された位置から所定の範囲内であるか否かを確認する。衝撃を検出した位置が所定の範囲内でない場合、ドライブレコーダは、衝撃を検出した時刻における映像情報などを保存する。一方、衝撃を検出した位置が所定の範囲内にある場合、ドライブレコーダは、衝撃を検出した時刻における映像情報などを保存しない。しかし、車両が路面衝撃位置情報に登録されていない段差を通過した場合、車両の走行状況が誤って判定される。
特開2009−87274号公報 特開2010−61881号公報
本発明の目的は、車両の走行状況を判定する精度を向上することができるドライブレコーダを提供することである。
課題を解決するための手段及び効果
本発明のドライブレコーダは、収集部と、加速度取得部と、位置取得部と、速度計算部と、第1加速度判定部と、加速度計算部と、第2加速度判定部と、対象指定部とを備える。収集部は、車両の外部又は内部の景色を撮影した画像データを収集する。加速度取得部は、加速度センサにより計測された車両の第1加速度を取得する。第1加速度判定部は、加速度取得部により取得された第1加速度の大きさが第1しきい値よりも大きいか否かを判定する。位置取得部は、衛星測位システムを用いて車両の位置を取得する。速度計算部は、位置取得部により車両の位置が新たに取得された場合、新たに取得された車両の位置及び位置取得部により直前に取得された車両の位置を用いて、車両の速度を計算する。加速度計算部は、取得された第1加速度の大きさが第1しきい値よりも大きいと第1加速度判定部により判定されたとき、その時刻後の所定時間における第2加速度を、速度計算部により計算された速度に基づいて計算する。第2加速度判定部は、加速度計算部により計算された第2加速度が第2しきい値よりも大きいか否かを判定する。具体的には、第2加速度の大きさ及び方向の少なくとも一方が、第2しきい値よりも大きいか否かが判定される。対象指定部は、第2加速度が第2しきい値よりも大きいと第2加速度判定部により判定された場合、収集部により収集された画像データのうち、時刻を含む所定の保存期間に撮影された画像データを保存対象に指定する。
本発明によれば、ドライブレコーダは、衛星測位システムを用いて取得された車両の位置を用いて、車両の速度を計算する。加速度センサにより計測された第1加速度が第1しきい値よりも大きい場合、ドライブレコーダは、車両の速度を用いて、その時刻を含む所定期間における車両の第2加速度を計算し、第2加速度が第2しきい値よりも大きいか否かを判定する。加速度センサにより計測された第1加速度だけでなく、車両の位置に基づいて計算された第2加速度を用いて保存対象の画像データを指定するため、本発明のドライブレコーダは、車両の走行状況の判定精度を向上させることができる。
好ましくは、第2しきい値は、加速度の大きさの基準を示す大きさしきい値を含む。第2加速度判定部は、第2加速度の大きさが大きさしきい値よりも大きいか否かを判定する。対象指定部は、第2加速度の大きさが大きさしきい値よりも大きいと第2加速度判定部により判定された場合、保存対象の画像データを指定する。
本発明によれば、ドライブレコーダは、第2加速度の大きさが大きさしきい値よりも大きいと判定された場合、保存対象の画像データを指定する。これにより、車両の速さ(速度の大きさ)が急激に変化したときに撮影された画像データを保存することができる。
好ましくは、第2しきい値は、加速度の方向の基準を示す方向しきい値を含む。第2加速度判定部は、第2加速度の方向が方向しきい値よりも大きいか否かを判定する。対象指定部は、第2加速度の方向が方向しきい値よりも大きいと第2加速度判定部により判定された場合、保存対象の画像データを指定する。
本発明によれば、ドライブレコーダは、第2加速度の方向が方向しきい値よりも大きいと判定された場合、保存対象の画像データを指定する。これにより、車両の速度の方向が急激に変化したときに撮影された画像データを保存することができる。
好ましくは、本発明のドライブレコーダは、さらに、方位計測部と、差分判定部とを含む。方位計測部は、車両の前方向の方位を計測する。差分判定部は、加速度計算部により計算された第2加速度が第2しきい値よりも小さいと第2加速度判定部により判定された場合、方位計測部により計測された方位と速度計算部により計算された速度の方向との差分が所定の角度よりも大きいか否かを判定する。対象指定部は、差分が所定の角度よりも大きいと差分判定部により判定された場合、保存対象の画像データを指定する。
本発明によれば、ドライブレコーダは、車両の前方向と位置取得部により取得された位置から計算された車両の速度の方向との差分が所定角度よりも大きい場合、保存対象の画像データを指定する。これにより、車両がスリップするなどして、車両の移動方向が車両の前方向と大きくずれたときに撮影された画像データを保存することができる。
本発明のプログラムは、本発明のドライブレコーダに用いられる。
本発明の車両走行データの保存方法は、本発明のドライブレコーダ及びプログラムに用いられる。
本発明の実施の形態に係るドライブレコーダの構成を示す機能ブロック図である。 図1に示すドライブレコーダの取り付け方法を説明する図である。 図1に示す加速度センサにより計測される加速度の方向を示す図である。 図1に示すレコーダプログラムにより実行される記録処理のフローチャートである。 図1に示すレコーダプログラムにより実行される画像送信処理のフローチャートである。 図1に示すレコーダプログラムによる速度の計算方法を説明する図である。 図1に示す第1判定テーブルを示す図である。 図1に示す加速度センサにより計測される加速度の時間変化を示すグラフである。 図5に示す算出加速度判定処理のフローチャートである。 図1に示すドライブレコーダが設置される車両の速度の推移を示す図である。 図10に示す速度の大きさの変化を示すグラフである。 図10に示す速度の方向の変化を示す図である。
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態を詳しく説明する。図中同一又は相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
{全体構成}
図1は、本発明の実施の形態に係るドライブレコーダ1の機能ブロック図である。図1を参照して、ドライブレコーダ1は、スマートフォン、携帯電話、タブレット型端末などのコンピュータである。ドライブレコーダ1は、携帯電話通信網又は無線LAN(Local Area Network)などを介してインターネット2にアクセスすることにより、管理サーバ3と通信することができる。
ドライブレコーダ1は、車両の前方の景色を撮影して画像データ41を生成し、送信対象期間に撮影された画像データ41を管理サーバ3に保存する保存対象として指定する。ドライブレコーダ1は、送信対象期間に撮影された画像データ41を管理サーバ3へ送信する。管理サーバ3は、送信された画像データ41を記憶装置31に保存する。送信対象期間の設定については後述する。
以下、ドライブレコーダ1の構成を説明する。図1を参照して、ドライブレコーダ1は、CPU(Central Processing Unit)10と、RAM(Random Access Memory)11と、表示パネル12と、タッチパネル13と、加速度センサ14と、カメラ15と、電子コンパス16と、GPS(Global Positioning System)アンテナ17と、メモリ18と、無線通信部19とを備える。
CPU10は、RAM11にロードされたプログラムを実行して、ドライブレコーダ1を制御する。RAM11は、ドライブレコーダ1のメインメモリである。
表示パネル12は、液晶パネルなどであり、カメラ15により撮影された映像を表示する。タッチパネル13は、表示パネル12の上に設置され、ユーザが触れた位置を操作情報として出力する。
加速度センサ14は、ドライブレコーダ1の加速度を計測する。つまり、加速度センサ14は、ドライブレコーダ1が設置された車両の加速度を計測する。カメラ15は、車両の外側又は内側の状況を撮影して画像データ41を作成する。電子コンパス16は、車両の前方向の方位を計測する。GPSアンテナ17は、GPS衛星から送信される信号を受信する。
メモリ18は、不揮発性のフラッシュメモリである。メモリ18は、レコーダプログラム40と、画像データ41と、数値データ42と、第1判定テーブル43と、第2判定テーブル44とを記憶する。
レコーダプログラム40は、コンピュータをドライブレコーダとして機能させるためのプログラムである。ユーザは、レコーダプログラム40をスマートフォンなどのコンピュータにインストールすることにより、コンピュータをドライブレコーダ1として使用することができる。レコーダプログラム40の動作の詳細は、後述する。
画像データ41は、カメラ15により撮影されたデータであり、メモリ18に一時的に記憶される。数値データ42は、車両の位置、速度及び加速度などの数値を時系列で記録した情報である。画像データ41は、車両の走行状況を示す車両走行データである。車両走行データは、数値データ42を含んでもよい。
第1判定テーブル43及び第2判定テーブル44は、メモリ18に一時的に記憶された画像データ41を管理サーバ3に送信するか否かを判定するために用いられる。第1判定テーブル43及び第2判定テーブル44の詳細は、後述する。
{ドライブレコーダ1の動作の概略}
以下、レコーダプログラム40の動作の概略を説明する。
レコーダプログラム40は、カメラ15により撮影された画像データ41を収集し、収集した画像データ41をメモリ18に一時的に保存する。レコーダプログラム40は、加速度センサ14により計測された車両の加速度(計測加速度)を取得し、GPSアンテナ17により受信された信号を用いて、車両の位置を取得する。レコーダプログラム40は、車両の位置を新たに取得した場合、新た取得した車両の位置及び直前に取得した車両の位置を用いて、車両の速度を計算する。計測加速度、車両の位置及び速度は、数値データ42に時系列に記録される。
レコーダプログラム40は、計測加速度が第1判定テーブル43に記録された加速度の範囲(危険範囲)内にあるか否かを判定する。レコーダプログラム40は、計測加速度が危険範囲内にあると判定した場合、計測加速度が危険範囲内にある時刻(基準時刻)から所定時間を経過するまでの期間における加速度(算出加速度)を、車両の速度を用いて計算する。つまり、算出加速度は、GPSに基づく車両の位置から計算される。
レコーダプログラム40は、算出加速度が第2判定テーブル44に設定されたしきい値よりも大きいか否かを判定する。第2判定テーブル44には、加速度の大きさの基準を示す大きさしきい値と、加速度の方向の基準を示す方向しきい値が設定されている。算出加速度の大きさ及び方向の少なくとも一方が第2判定テーブル44に設定されたしきい値よりも大きい場合、レコーダプログラム40は、交通事故が発生したか、あるいは、危険な運転が行われたと判断する。レコーダプログラム40は、メモリ18に一時的に記憶された画像データ41のうち、基準時刻を含む送信対象期間に撮影された画像データ41を送信対象に指定する。本実施の形態では、送信対象期間に撮影された画像データ41が送信対象に指定されることにより、送信対象に指定された画像データ41が管理サーバ3に保存される。
レコーダプログラム40は、加速度センサ14により計測された計測加速度及び車両の位置から計算された算出加速度を用いることにより、車両の走行状況の判定精度を向上させることができる。したがって、レコーダプログラム40は、車両が関与する交通事故が発生したとき、あるいは、ユーザが危険な運転をしたときに撮影された画像データ41を、選択的に管理サーバ3に送信できる。
{ドライブレコーダ1の詳細}
以下、ドライブレコーダ1の取り付け及び動作について詳しく説明する。
{ドライブレコーダ1の取り付け}
図2は、車両50に固定されたドライブレコーダ1を示す図である。ユーザは、車両50を運転する前に、ドライブレコーダ1を車両50に取り付ける。
図2を参照して、クレードル52は、車両50のダッシュボード51上に固定される。クレードル52が固定される位置は、ドライブレコーダ1及びクレードル52が運転手の視界の妨げとならない位置である。ユーザは、ドライブレコーダ1を、ダッシュボード51上に固定されたクレードル52にはめ込む。これにより、ドライブレコーダ1が車両50に取り付けられる。このとき、ドライブレコーダ1は、カメラ15が車両50の前方を撮影できるようにクレードル52にはめ込まれる。
カメラ15は、ドライブレコーダ1の筺体100において表示パネル12が配置される面と反対側の面に取り付けられる。これにより、運転手は、シート53に座りながら、ドライブレコーダ1が動作していることを容易に確認することができる。
なお、車両50の後部座席及び車両50の後方の景色を撮影するために、カメラ15を車両50の後方に向けるようにして、ドライブレコーダ1を車両50に取り付けてもよい。つまり、ドライブレコーダ1は、カメラ15が車両50の外側又は内側の状況を撮影できるように、車両50に設置されればよい。
図3は、カメラ15が車両50の前方を撮影するように設置されたときにおける、ドライブレコーダ1の加速度の検出方向を示す図である。図3を参照して、計測加速度Ax,Ay,Azが、加速度センサ14により計測される。計測加速度Axは、車両50の前方向の加速度を示す。計測加速度Ayは、車両50の旋回方向の加速度を示す。計測加速度Azは、車両50の重力方向の加速度を示す。以下、計測加速度Ax,Ay,Azを総称するとき、これらの加速度を単に「計測加速度」と呼ぶ。
電子コンパス16は、車両50の前方向の方位を計測する。電子コンパス16は、前方向の方位を、北を基準として右回りの角度として出力する。
{レコーダプログラム40の動作}
図4は、レコーダプログラム40により実行される記録処理のフローチャートである。図5は、レコーダプログラム40により実行される画像送信処理のフローチャートである。最初に、運転手が、車両50に取り付けられたドライブレコーダ1を操作して、レコーダプログラム40を起動させる。起動したレコーダプログラム40は、カメラ15を起動し、記録処理と画像送信処理とを並行して実行する。
{記録処理}
以下、図4を参照して、記録処理について説明する。記録処理は、カメラ15により撮影された画像データを収集するとともに、車両50の位置及び速度などを数値データ42に記録する処理である。
レコーダプログラム40は、カメラ15により撮影された画像データ41を取得した場合(ステップS201においてYes)、取得した画像データ41を現在時刻に対応付けて、メモリ18に一時的に記憶する(ステップS202)。一方、レコーダプログラム40は、画像データ41を取得しない場合(ステップS201においてNo)、ステップS203に進む。
レコーダプログラム40は、GPSアンテナ17により受信された信号から位置を新たに取得した場合(ステップS203においてYes)、新たに取得した位置及び直前に取得した位置を用いて車両50の速度Vを計算する(ステップS204)。直前に取得した位置は、数値データ42に記録されている。
図6は、車両の速度Vの計算方法を説明する図である。車両50の位置は、緯度、経度の座標で表わされる。時刻t1における車両50の位置をp1(x1,y1)と仮定する。時刻t2における車両50の位置をp2(x2,y2)と仮定する。x1,x2は、経度である。y1,y2は、緯度である。レコーダプログラム40は、位置p1から見た位置p2の相対位置を求めることにより、位置ベクトルPを計算する。レコーダプログラム40は、位置ベクトルPを、位置p1を取得した時刻から位置p2を取得するまでの時間Δtで割ることにより、時刻t2における車両50の速度Vを計算する。速度Vの大きさが車両50の速さに相当し、速度Vの向きが車両50の移動方向に相当する。速度Vの向きは、電子コンパス16により示される前方向の方位と同様に、北を基準として右回りの角度で表わされる。
レコーダプログラム40は、位置p2と速度Vとを時刻t2に対応付けて、数値データ42に記録する(ステップS205)。一方、レコーダプログラム40は、位置を取得しない場合(ステップS203においてNo)、ステップS206に進む。
レコーダプログラム40は、電子コンパス16から前方向の方位を取得した場合(ステップS206においてYes)、取得した方位を現在時刻に対応付けて数値データ42に記録する(ステップS207)。一方、レコーダプログラム40は、方位を取得しない場合(ステップS206においてNo)、ステップS208に進む。
レコーダプログラム40は、計測加速度を加速度センサ14から取得した場合(ステップS208においてYes)、取得した計測加速度を現在時刻に対応付けて数値データ42に記録する(ステップS209)。一方、レコーダプログラム40は、計測加速度を取得しない場合(ステップS208においてNo)、ステップS210に進む。
レコーダプログラム40は、終了が指示されるまで(ステップS210においてYes)、ステップS201〜S209を繰り返し実行する。
{画像送信処理}
以下、図5、図7及び図8を参照して、画像送信処理について説明する。画像送信処理は、カメラ15により撮影された画像データ41の中から、交通事故あるいは危険運転に関連する画像データ41を管理サーバ3に送信するための送信対象に指定し、指定した画像データ41を管理サーバ3に送信する処理である。これにより、送信対象に指定された画像データ41が、管理サーバ3に保存される。
図7は、第1判定テーブル43を示す図である。図8は、計測加速度Axの時間変化を示すグラフである。レコーダプログラム40は、画像送信処理において、ユーザにより終了を指示されるまで(ステップS1においてYes)、ステップS2〜S8の処理を繰り返し実行する。
レコーダプログラム40は、計測加速度を加速度センサ14から取得した場合(ステップS2においてYes)、取得された計測加速度が第1判定テーブル43に設定された危険範囲内にあるか否かを判定する(ステップS3)。
第1判定テーブル43において、危険範囲が、前方向、旋回方向及び重力方向のそれぞれに設定されている。交通事故が発生したとき、あるいは、危険な運転(急ハンドル、急ブレーキなど)が行われたときに検出されると想定される加速度が、危険範囲として設定されている。
なお、図7では、各方向の危険範囲のしきい値が同じとなっているが、各方向の危険範囲がそれぞれ異なっていてもよい。あるいは、第1判定テーブル43において、前方向、先行方向及び重力方向の加速度を合成した合成加速度に対応する危険範囲を設定してもよい。この場合、レコーダプログラム40は、計測加速度Ax,Ay,Azを合成した加速度を危険範囲と比較すればよい。
レコーダプログラム40は、計測加速度Ax,Ay,Azのいずれかが危険範囲内にある場合(ステップS3においてYes)、車両が強い衝撃を受けたと判定して、算出加速度判定処理(ステップS4)を実行する。算出加速度判定処理(ステップS4)は、基準時刻から所定時間(例えば、10秒)を経過するまでの期間(確認期間)における算出加速度が、第2判定テーブル44に設定されたしきい値よりも大きいか否かを判定する処理である。レコーダプログラム40は、算出加速度が第2判定テーブル44に設定されたしきい値よりも大きい場合、車両が危険な状況にある可能性が高いと判定して、送信対象期間を設定する。算出加速度判定処理(ステップS4)の詳細は、後述する。
図8を参照して、基準時刻と、確認期間と、送信対象期間との関係を説明する。レコーダプログラム40が、時刻Tpで計測された計測加速度Axが危険範囲内にあると判定したと仮定する。時刻Tqは、時刻Tpから10秒後の時刻である。時刻Trは、時刻Tpより5秒前の時刻である。時刻Tsは、時刻Tpから5秒後の時刻である。この場合、時刻Tpが基準時刻となり、時刻Tpから時刻Tqまでの期間が、確認期間となる。確認期間における算出加速度が、第2判定テーブル44に設定されたしきい値よりも大きい場合、時刻Trから時刻Tsまでの期間が、送信対象期間に設定される。なお、送信対象期間の開始時刻(時刻Tr)及び終了時刻(時刻Ts)を変更できるようにしてもよい。確認期間の終了時刻(時刻Tq)を変更できるようにしてもよい。つまり、送信対象期間及び確認期間の長さは、それぞれ10秒に限定されない。
一方、レコーダプログラム40は、計測加速度Ax,Ay,Azのいずれかもが危険範囲内にない場合(ステップS3においてNo)、ステップS1に戻る。
レコーダプログラム40は、送信対象期間が算出加速度判定処理(ステップS4)により設定されたか否かを判定する(ステップS5)。
送信対象期間が設定されている場合(ステップS5においてYes)、レコーダプログラム40は、確認期間が経過したか否かを判定する(ステップS6)。確認期間を経過した場合(ステップS6においてYes),レコーダプログラム40は、メモリ18に一時的に記憶されている画像データ41のうち、送信対象期間に撮影された画像データ41を送信対象に指定する(ステップS7)。レコーダプログラム40は、送信対象に指定された画像データ41を管理サーバ3に送信する(ステップS8)。
一方、ステップS5において、送信対象期間が設定されていない場合(ステップS5においてNo)、レコーダプログラム40は、時刻Tpに計測された計測加速度が、交通事故あるいは危険運転と無関係であると判定して、ステップS1に戻る。
{算出加速度判定処理(ステップS4)}
以下、算出加速度判定処理(ステップS4)について詳しく説明する。上述のように、加速度センサ14により計測された計測加速度が危険範囲内にある場合(ステップS3においてYes)、算出加速度判定処理(ステップS4)が開始される。
図9は、算出加速度判定処理(ステップS4)のフローチャートである。図9を参照して、レコーダプログラム40は、GPSアンテナ17により受信された信号を用いて、基準時刻Tpにおける車両50の位置を取得する(ステップS401)。レコーダプログラム40は、基準時刻Tpにおける位置と直前に取得された位置とを用いて、基準時刻Tpにおける速度を計算する(ステップS402)。速度の計算は、ステップS204(図4参照)と同じである。
レコーダプログラム40は、確認期間を経過したか否かを判定する(ステップS403)。確認期間を経過していた場合(ステップS403においてYes)、レコーダプログラム40は、算出加速度判定処理(ステップS4)を終了する。
一方、確認期間を経過していない場合(ステップS403においてNo)、レコーダプログラム40は、車両50の位置を新たに取得したか否かを確認する(ステップS404)。レコーダプログラム40は、車両50の位置を新たに取得していない場合(ステップS404におてNo)、ステップS403に戻る。
レコーダプログラム40は、車両50の位置を新たに取得した場合(ステップS404においてYes)、新たに取得した位置と、直前に取得した位置とを用いて、車両50の速度を計算する(ステップS405)。レコーダプログラム40は、新たに計算された速度と、直前に計算された速度とを用いて、算出加速度を計算する(ステップS406)。具体的には、レコーダプログラム40は、単位時間当たりの速さの変化と、単位時間当たりの速度の方向の変化を、算出加速度として計算する。
図10は、車両50の速度の推移を示す図である。図10を参照して、基準時刻(時刻Tp)における速度を速度V0と仮定する。時刻Ta,Tbにおける速度を、それぞれ速度Va,Vbと仮定する。時刻Ta,Tbは、確認期間内の時刻である。レコーダプログラム40は、速度V0,Va,Vb,・・・の順に計算する。ベクトルFは、基準時刻Tpにおける車両50の前方向を示し、大きさは特に限定されない。
図11は、速さの変化を示すグラフである。図12は、速度Vの方向の変化を示すグラフである。図9〜図12を参照して、ステップS406において、レコーダプログラム40は、速度V0を速度Vaから引いた値の絶対値を、速さの変化ΔVaとして計算する。レコーダプログラム40は、速度V0の方位を速度Vaの方位から引くことにより、速さの方向の変化Δθaを計算する。ここで、方位は、北を基準にした場合における右回りの角度を示す。
レコーダプログラム40が車両50の位置を1秒ごとに取得すると仮定した場合、速さの変化ΔVaが算出加速度の大きさに対応し、方向の変化Δθaが算出加速度の方向に対応する。速さの変化ΔVaが、第2判定テーブル44に設定されている大きさしきい値以下であり、方向の変化Δθaが、第2判定テーブル44に設定されている方向しきい値以下であると仮定する。
レコーダプログラム40は、第2判定テーブル44を参照して、速さの変化ΔVaが大きさしきい値よりも大きく、方向の変化Δθaが方向しきい値よりも大きいか否かを確認する(ステップS407)。速さの変化ΔVaが大きさしきい値以下であり、方向の変化Δθaが方向しきい値以下であるため(ステップS407においてNo)、レコーダプログラム40は、ステップS408に進む。
レコーダプログラム40は、速さの変化ΔVaが大きさしきい値よりも大きく、かつ、方向の変化Δθaが方向しきい値以下であるか否かを確認する(ステップS408)。速さの変化ΔVaが大きさしきい値以下であるため(ステップS408においてNo)、レコーダプログラム40は、ステップS409に進む。
レコーダプログラム40は、速さの変化ΔVaが大きさしきい値以下であり、かつ、方向の変化Δθaが方向しきい値よりも大きいか否かを確認する(ステップS409)。方向の変化Δθaが方向しきい値以下であるため(ステップS409においてNo)、レコーダプログラム40は、時刻Taの時点で、車両50の挙動が時刻Tpで計測された計測加速度によって、大きく変化していないと判定し、ステップS410に進む。
図9及び図10を参照して、レコーダプログラム40は、車両50の前方向(ベクトルFの方向)と速度Vaの方向との差分ΔθFを計算する(ステップS410)。レコーダプログラム40は、差分ΔθFが、予め設定された所定角度よりも大きい場合(ステップS411においてYes)、送信対象期間を設定し(ステップS412)、算出加速度判定処理(ステップS4)を終了する。
ステップS411において、差分ΔθFを所定角度と比較する理由について説明する。車両50が雪道を走行しているときに、車両50が、スリップすることがある。このとき、車両50の実際の移動方向(速度Vの方向)が、車両50の前方向(ベクトルFの方向)と大きくずれる場合がある。しかし、雪道において、車両50は、低速で走行することが多いため、速さの変化及び方向の変化を用いたステップS407〜S409の処理では、スリップを検出できないおそれがある。このため、ステップS410,S411において、差分ΔθFを所定角度と比較することにより、車両50のスリップを検出することが可能となる。たとえば、所定角度は、45度に設定される。
一方、ステップS411において、時刻TaにおけるΔθFが所定角度以下である場合(ステップS411においてNo)、レコーダプログラム40は、スリップによって車両50の前方向と実際の移動方向とのずれが生じていないと判断し、ステップS403に戻る。
続いて、レコーダプログラム40は、時刻Tbにおける速度Vbを計算する(ステップS405)。図9〜図12を参照して、ステップS406において、レコーダプログラム40は、速度Vaを速度Vbから引いた値の絶対値を、速さの変化ΔVbとして計算する。レコーダプログラム40は、速度Vaの方位を速度Vbの方位から引くことにより、速さの方向の変化Δθbを計算する。速さの変化ΔVbが大きさしきい値よりも大きく、方向の変化Δθbが方向しきい値よりも大きいと仮定する。
レコーダプログラム40は、速さの変化ΔVbが大きさしきい値よりも大きく、方向の変化Δθbが方向しきい値よりも大きいため(ステップS407においてYes)、送信対象期間を設定する(ステップS412)。危険範囲内にある計測加速度が検出された後に、速さの変化ΔVb及び方向の変化Δθbが、大きく変化しているため、基準時刻Tpにおいて、車両50が関与する交通事故が発生したか、あるいは、危険な運転が行われた可能性が高いと考えられる。このため、レコーダプログラム40は、管理サーバ3へ画像データ41を送信するために、送信対象期間を設定する(ステップS412)。
レコーダプログラム40は、速さの変化ΔVbが大きさしきい値よりも大きく、方向の変化Δθbが方向しきい値以下である場合においても(ステップS408においてYes)、送信対象期間を設定する(ステップS412)。この場合、運転手が急ブレーキをかけるか、車両50を急発進させたと考えられるため、レコーダプログラム40は、車両50の走行状況を後で確認することができるように、送信対象期間を設定する。
レコーダプログラム40は、速さの変化ΔVbが大きさしきい値以下であり、方向の変化Δθbが方向しきい値より大きい場合においても(ステップS409においてYes)、送信対象期間を設定する(ステップS412)。この場合、運転手が急ハンドルをしたと考えられるため、レコーダプログラム40は、送信対象期間を設定する。
上述のように、算出加速度判定処理(ステップS4)において送信対象期間が設定された場合、レコーダプログラム40は、図4に示すように、カメラ15により撮影された画像データ41のうち、送信対象期間に撮影された画像データ41指定する(ステップS7,S8)。
以上説明したように、時刻Tpにおいて、計測加速度が危険範囲にあると判定した場合、レコーダプログラム40は、確認期間における算出加速度の大きさ及び方向の少なくとも一方が、第2判定テーブル44に設定されたしきい値を上回るか否かを確認する。つまり、レコーダプログラム40は、異なる2つの方法により取得した加速度を用いることにより、車両50の走行状況の判定精度を向上させることができる。この結果、交通事故や危険運転に関係のない画像データ41が管理サーバ3に送信されることを防止できる。
上記実施の形態では、レコーダプログラム40が、車両50の位置を1秒ごとに取得する例を説明した。しかし、車両の位置を取得する間隔は、定期的でなくてもよい。この場合、レコーダプログラム40は、ステップSS406(図9参照)において、単位時間当たりの速度の変化を求めることにより、算出加速度を取得すればよい。例えば、時刻Ta,Tbの間隔が2秒である場合、レコーダプログラム40は、時刻Tbにおける算出加速度を、ΔVbを2で割ることにより、取得することができる。つまり、レコーダプログラム40は、ステップS406において、GPSを用いて取得した車両の位置を用いて加速度を計算すればよい。
上記実施の形態では、レコーダプログラム40が、計測加速度が危険範囲内にあるか否かを判定する例を説明した(ステップS3、図5参照)。レコーダプログラム40は、ステップS3において、計測加速度の大きさが第1判定テーブル43に設定されたしきい値よりも大きいか否かを判定すればよい。
上記実施の形態では、レコーダプログラム40が、送信対象期間に撮影された画像データ41を管理サーバ3に送信する例を指定する例を説明した(ステップS8、図5参照)。しかし、レコーダプログラム40は、送信対象期間に撮影された画像データ41を管理サーバ3に送信せずに、メモリ18から削除されないように管理してもよい。つまり、レコーダプログラム40は、算出加速度が第2判定テーブル44に設定されたしきい値よりも大きい場合、メモリ18又は管理サーバ3に保存される画像データ41を指定するための保存期間を設定し、保存期間に撮影された画像データ41を保存対象に指定すればよい。
上記実施の形態では、レコーダプログラム40が、記録処理(ステップS4、ず9参照)において、速さの変化及び方向の変化の少なくとも一方が第2判定テーブルに設定されたしきい値よりも大きいか否かを判定する例を説明した(ステップS407〜S409)。しかし、レコーダプログラム40は、ステップS407〜S409において、速さの変化及び方向の変化の少なくとも一方が第2判定テーブルに設定されたしきい値以上であるか否かを判定してもよい。レコーダプログラム40は、速さの変化及び方向の変化の少なくとも一方が第2判定テーブルに設定されたしきい値よりも小さい場合、ステップS410を実行すればよい。
上記実施の形態では、レコーダプログラム40がスマートフォンなどの持ち運び可能なコンピュータにインストールされている例を説明したが、これに限られない。ドライブレコーダ1は、スマートフォンなどの汎用機器ではなく、専用機器であってもよい。
上記実施の形態において、レコーダプログラム40がスマートフォンなどにインストールされている例を説明した。レコーダプログラム40をインストールする方法は、特に限定されない。例えば、レコーダプログラム40は、ネットワークに接続されたサーバからダウンロードされ、スマートフォンなどにインストールされてもよい。あるいは、レコーダプログラム40を記録したコンピュータ読み取り可能な媒体(例えば、光ディスク、USB(Universal Serial Bus)メモリ、フレキシブルディスクなど)が配布されている場合、レコーダプログラム40は、その媒体からタブレット型端末にインストールされてもよい。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上述した実施の形態は本発明を実施するための例示に過ぎない。よって、本発明は上述した実施の形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で上述した実施の形態を適宜変形して実施することが可能である。
1 ドライブレコーダ
10 CPU
11 RAM
14 加速度センサ
15 カメラ
16 電子コンパス
17 GPSアンテナ
40 レコーダプログラム
41 画像データ
42 数値データ
43 第1判定テーブル
44 第2判定テーブル
50 車両

Claims (6)

  1. 車両の外部又は内部の景色を撮影した画像データを収集する収集部と、
    加速度センサにより計測された前記車両の第1加速度を取得する加速度取得部と、
    前記加速度取得部により取得された第1加速度の大きさが第1しきい値よりも大きいか否かを判定する第1加速度判定部と、
    衛星測位システムを用いて前記車両の位置を取得する位置取得部と、
    前記位置取得部により前記車両の位置が新たに取得された場合、新たに取得された前記車両の位置及び前記位置取得部により直前に取得された前記車両の位置に基づいて、前記車両の速度を計算する速度計算部と、
    前記取得された第1加速度の大きさが前記第1しきい値よりも大きいと前記第1加速度判定部により判定されたとき、その時刻後の所定時間における第2加速度を、前記速度計算部により計算された速度に基づいて計算する加速度計算部と、
    前記加速度計算部により計算された第2加速度が第2しきい値よりも大きいか否かを判定する第2加速度判定部と、
    前記第2加速度が前記第2しきい値よりも大きいと前記第2加速度判定部により判定された場合、前記収集部により収集された画像データのうち、前記時刻を含む所定の保存期間に撮影された画像データを保存対象に指定する対象指定部とを備える、ドライブレコーダ。
  2. 請求項1に記載のドライブレコーダであって、
    前記第2しきい値は、加速度の大きさの基準を示す大きさしきい値を含み、
    前記第2加速度判定部は、前記第2加速度の大きさが前記大きさしきい値よりも大きいか否かを判定し、
    前記対象指定部は、前記第2加速度の大きさが前記大きさしきい値よりも大きいと前記第2加速度判定部により判定された場合、保存対象の画像データを指定する、ドライブレコーダ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のドライブレコーダであって、
    前記第2しきい値は、加速度の方向の基準を示す方向しきい値を含み、
    前記第2加速度判定部は、前記第2加速度の方向が前記方向しきい値よりも大きいか否かを判定し、
    前記対象指定部は、前記第2加速度の方向が前記方向しきい値よりも大きいと前記第2加速度判定部により判定された場合、保存対象の画像データを指定する、ドライブレコーダ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のドライブレコーダであって、さらに、
    前記車両の前方向の方位を計測する方位計測部と、
    前記第2加速度が前記第2しきい値よりも小さいと前記第2加速度判定部により判定された場合、前記方位計測部により計測された方位と前記速度計算部により計算された速度の方向との差分が所定の角度よりも大きいか否かを判定する差分判定部とを備え、
    前記対象指定部は、前記差分が前記所定の角度よりも大きいと前記差分判定部により判定された場合、保存対象の画像データを指定する、ドライブレコーダ。
  5. ドライブレコーダに搭載されるコンピュータに、
    車両の外部又は内部の景色を撮影した画像データを収集するステップと、
    加速度センサにより計測された前記車両の第1加速度を取得するステップと、
    前記取得された第1加速度の大きさが第1しきい値よりも大きいか否かを判定するステップと、
    衛星測位システムを用いて前記車両の位置を取得するステップと、
    前記車両の位置が新たに取得された場合、新たに取得された前記車両の位置及び直前に取得された前記車両の位置に基づいて、前記車両の速度を計算するステップと、
    前記取得された第1加速度の大きさが前記第1しきい値よりも大きいと判定されたとき、その時刻後の所定時間における第2加速度を、前記計算された速度に基づいて計算するステップと、
    前記計算された第2加速度が第2しきい値よりも大きいか否かを判定するステップと、
    前記第2加速度が前記第2しきい値よりも大きいと判定された場合、前記収集された画像データのうち、前記時刻を含む所定の保存期間に撮影された画像データを保存対象に指定するステップとを実行させるためのプログラム。
  6. 車両の外部又は内部の景色を撮影した画像データを収集するステップと、
    加速度センサにより計測された前記車両の第1加速度を取得するステップと、
    前記取得された第1加速度の大きさが第1しきい値よりも大きいか否かを判定するステップと、
    衛星測位システムを用いて前記車両の位置を取得するステップと、
    前記車両の位置が新たに取得された場合、新たに取得された前記車両の位置及び直前に取得された前記車両の位置に基づいて、前記車両の速度を計算するステップと、
    前記取得された第1加速度の大きさが前記第1しきい値よりも大きいと判定されたとき、その時刻後の所定時間における第2加速度を、前記計算された速度に基づいて計算するステップと、
    前記計算された第2加速度が第2しきい値よりも大きいか否かを判定するステップと、
    前記第2加速度が前記第2しきい値よりも大きいと判定された場合、前記収集された画像データのうち、前記時刻を含む所定の保存期間に撮影された画像データを保存対象に指定するステップとを備える、車両走行データの保存方法。
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