JP2014037671A - ブース装置及びその天井部ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】音の放散抑止機能(遮音性)に優れつつスプリンクラーからの散水性を阻害しないブース装置を提供する。
【解決手段】ブース装置は、周壁1とその上部に設けた天井部2とを有する。天井部2は、帯板状の吸音材28,29を平面視で縦横に交叉させた格子形状になっており、多数の空所30を有する。内部空間3の平面積に対する空所30の総和の割合(空隙率)を70%以上に設定している。内部空間3で発生した音(例えば人の声)は、天井部2に衝突することで減衰される。天井部2の空隙率は70%以上あるため、スプリンクラー48から内部空間3への散水機能は確保できると共に、建物の天井47に設けた灯具49からの採光も可能となる。
【選択図】図2

Description

本願発明は、屋内又は屋外に設置して人が使用するクローズド方式のブース装置及びその天井部ユニットに関するものである。
オフィスやショールーム、展示会場等において、室内の空間を天井より低い高さのブース装置で仕切ってその内部で執務やミーティング、商談等を行うことは広く行われている。このブース装置の態様は様々であり、例えば高さで見ると、一般成人の身長より低い壁で仕切った低いタイプと、一般成人の身長よりも高い壁で仕切った高いタイプとに大別され、外部との遮蔽性で見ると、ドアを備えていないオープン方式とドアを備えた密閉方式(クローズド方式)とに大別される。低いタイプはオープン方式になっていることが多く、高いタイプは部屋や個室に近くなるため密閉方式になっていることが多い(例えば特許文献1)。
高いタイプのブース装置を密閉方式にしている1つの理由として、会話の漏洩を抑制する(ブライバシー性を高める)という目的があるが、ブース装置は周囲は壁で囲われているものの上方は天井に向けて開放されているため、会話や音が上方に放散して外部に漏れるという問題がある。すなわち、遮音性が低いという問題がある。例えば通信回線を使用したweb会議をブース装置内で行う場合、対人状態での会話に比べて声が大きくなる傾向があるため、声の漏れの問題は特に顕著に顕れている。逆に、外部からの音の入り込みも大して抑制できないため、静粛性がよくないという問題もある。
この遮音性については、内部空間の上部を仕切る天井を設けたらよいと考えられるが、完全に閉じた天井を設けると、建物の天井部にスプリンクラーを設置したビルでは、スプリンクラーの水がブース装置の内部に入らないという防火上の問題(すなわち消防法に抵触する問題)が発生する。また、天井に配置している照明から採光できないという問題もある。
他方、建物の天井や壁を吸音材で構成することが従来から提案・実施されており、その例として特許文献2には、多数枚の消音板を平面視で格子姿勢に吊り下げ配置することが記載されており、特許文献3には、多数の小孔が空けられた石膏ボードの上面にシートを貼って吸音材と成すことが開示されており、特許文献4には、天井部にパネル状の吸音材を敷き詰めてその下面に吸音クロスを貼ることが開示されている。
特開2003−336339号公報 特開平01−312139号公報 特開2001−132132号公報 特開2007−332619号公報
特許文献3,4の吸音材は通水機能がないため、建物の天井に配置することは可能であっても、スプリンクラーの水が内部に流下することを要請されているブース装置の天井部には使用できない。他方、特許文献2は吊り下げ方式であって隣り合った消音板の間に大きな空間が空いているのでスプリンクラーの散水機能を阻害することはないが、消音板は単に吊り下げているだけなので、例えば、空調の風で揺れ動くことで照明灯具の光の反射や透過が不規則に変化してチラチラするといった問題が懸念される。
本願発明は、このような現状を改善すべく成されたものである。
本願発明は、屋内又は屋外に設置されるブース装置とこれに使用する天井部ユニットとを含んでいる。このうちブース装置は、請求項1のとおり、床に設置されて上向き開放の内部空間を形成する周壁と、前記内部空間から上向きに放散する音を減衰させる吸音性天井部とを有しており、前記周壁には出入り口を設けている一方、前記天井部は安定した姿勢の吸音材を主要材として構成されていて上下に開口した空隙が存在するように平面視で格子状その他の多孔状の形態を成しており、平面視での空隙の総和を前記内部空間の平面積の半分以上に設定している。
本願発明に係るブース装置は様々に展開できる。その例を請求項2以下で例示している。このうち請求項2の発明は、請求項1において、前記天井部の空隙の平面積の総和が前記内部空間の平面積の70%以上になるように設定されている。
請求項3の発明は、請求項1又は2において、前記天井部は、帯板状の吸音材の群をその幅方向が高さ方向となる姿勢に配置することで構成されており、前記吸音材の配置ピッチを当該吸音材の高さより小さくすることにより、前記空隙は縦長形状になっている。
請求項4の発明は、請求項1〜3のうちのいずれかにおいて、前記吸音材は、金属板又は樹脂板又は木質系板又は無機系板の単層品若しくは積層品より成る芯板とその両面又は片面に重ね配置された吸音シートとの積層構造になっており、平面視で交叉した芯板のうち一方の芯板に重なった吸音シートは、交叉した芯板のうち他方の芯板に上から嵌め込まれて落下不能に保持されている。
天井部ユニットは請求項5で特定している。すなわち、本願発明の天井部ユニットは、ブース装置を構成する周壁の上端部に取り付られる外枠と、前記外枠の内側に配置された吸音部とを有しており、前記吸音部は、帯板状の吸音材の群をその幅方向が高さ方向となる姿勢で安定した状態に保持してなり、前記吸音材の群を、上下に開口した空隙が存在するように平面視で格子状その他の多孔状に配置されており、平面視での吸音部分の空隙率を半分以上に設定している。
本願発明では、天井部はブース装置の丙面積の半分以上の空隙率であるため、天井にスプリンクラーを設けている建物に設置しても、スプリンクラーの水がブース装置の内部に入ることは阻害されず、このため、会話等の音の放散を抑制できるものでありながら防火性に優れている。特に、請求項2のように空隙率を70%以上に設定すると高層ビルなどにも問題なく対応できて好適である。また、吸音材は姿勢が安定していて空調の風で揺れるようなことはないため、ブース装置内での照明等の環境は一定に保持されており、このため人に違和感を与えることもない。
ビルの場合、防火基準は階数が高くなるほど厳しくなるが、上記のとおり、空隙率を70%以上に設定すると、スプリンクラー作動時に水がブース装置の内部に迅速に入り込むため、高層・超高層の建物用としての高い防火性を確保できる。また、ブース装置の内部で火災や煙が発生した場合も、煙や熱を検知器で迅速に検知することができる。この面からも、高い防火性能を確保できる。
さて、ブース装置で発生した音は天井部が障害になって外部への放散が抑制されるが、高い空隙率の下で高い吸音性(遮音性)を確保するには、天井部の上下高さ(上下厚さ)をできるだけ大きくするのが好ましい。この点、請求項3のように空隙を縦長(上下に長い)状態に形成すると、音が空隙を通過するに際してエネルギを効率よく減衰させることができて、吸音性に優れている。また、吸音材は帯板状であるため、加工や組み立ても簡単である。
吸音材は天井部を構成するのである程度の強度が必要である。この点、例えば天井部を1つ又は複数の樹脂成形品で製造することも不可能ではないが、天井部はその性質上かなりの平面積があるため、樹脂の成形品を採用すると非常に大きな金型が必要になり、このためコストが著しく嵩む可能性が高い。また、音の吸収性に優れた樹脂を探すのも厄介であると推測される。
これに対して請求項4のように芯板に吸音シートを重ねた構成を採用すると、芯板は、例えば鋼板等の金属板を材料にして板金加工で製造したり、樹脂シートを素材にして打ち抜き加工する等して容易に製造できる一方、吸音シートはロール状等のものを素材として打ち抜きや切断等することで容易に製造することができるため、加工コストを低く抑えることができる。
また、請求項4では、芯板は主として強度メンバーとして機能させて、吸音シートに主として吸音機能を発揮させることができるため、吸音シートとしてスポンジ材やウレタン材や合板など各種のものを採用できると共に厚さの変更も簡単であり、このため融通性に優れている。また、複数種類の吸音シートからなる積層体を芯板に取り付けるといったことも可能である。
更に、請求項4は、吸音シートの取り付け構造にも特徴がある。すなわち、吸音シートを接着等で芯板の広幅面に固定するのではなくて、吸音シートが重なる芯板と交叉した芯板に上からの嵌め込みで取り付けているのであり、このため、吸音シートは、接着工程を要することなく簡単にかつ脱落不能に保持されている。
天井部は現場で組み付けていくことも可能であるが、請求項5のようにユニット化すると、周壁を組み立ててから1つ又は複数の天井ユニットを取り付ければ足りるため、吸音性ブース装置の組み立てを能率良く行えると共に、部材管理の手間も抑制できる。
(A)は第1実施形態のブース装置の外観斜視図、(B)は天井部の部分破断斜視図である。 図1の模式的なII-II 視断面図である。 (A)は周壁の概略平面図、(B)は周壁の正面図である。 天井部の分離斜視図である。 外枠と芯板群との分離斜視図である。 平面図である。 (A)は周壁のコーナーの平断面図、(B)は図5のB−B視断面図、(C)は図6のC−C視断面図である。 第1実施形態の吸音性能を示すグラフである。 (A)は第2実施形態の要部縦断面、(B)は第3実施形態の概略部分正面図である。 第4〜第8実施形態の要部部分正面図である。 (A)は第9実施形態の要部部分正面図、(B)は第10実施形態の部分平面図、(C)は第11実施形態の部分平面図である。
(1).第1実施形態の構造
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。まず、第1実施形態から説明する。本願実施形態のブース装置は、内部に人が1人又は数人入ることができる程度の大きさであり、建物の広いスペースに設置して商談やミーティング、通常の執務、web会議、仮眠などの各種の用途に使用できる。スモールオフィスとしても好適である。
ブース装置は、4つの側面を有して上向きに開放された平面視四角形の周壁1と、周壁1の上端部に取り付けた天井部2とを有しており、周壁1の内部空間3は天井部2で上から覆われている。周壁1を構成する1つの壁に出入り口4を設けており、出入り口4には水平回動式のドア5を配置している。なお、周壁1は本体部と呼ぶことも可能である。図1に示すように、周壁1を構成する各面のうち一部又は全部にガラス窓6を設けることも可能である。
図3及び図7(A)に示すように、周壁1は骨組みを有しており、骨組みは、4本のコーナー支柱7とこれに固定されたエンド支柱8、隣り合ったエンド支柱8の間に背中合わせに配置された中間支柱9、エンド支柱8と中間支柱9との上端に連結された水平姿勢の天枠体(笠木)10とを有している。従って、周壁1の上面は天枠体10で構成されている。コーナー支柱7とエンド支柱8と中間支柱9との下端を下枠体で連結することも可能である。
コーナー支柱7は四角形の角管構造になっている一方、エンド支柱8と中間支柱9とは幅広部8a,9aと幅狭部とを有する平面視略T形になっており、エンド支柱8の幅広部8aはコーナー支柱7に外面に溶接で固定されており、2本の中間支柱9はその幅広部9aが重なるように背中合わせに配置されていて、両者は溶接で固定されている。
周壁1は壁パネル(壁体)11を有していくる。壁パネル11は、鋼板等の金属板より成る表面板12の間に心材13を挟んだ構造になっている。心材13は、ロックウールや石膏等の無機材、或いはウレタン又はスポンジのような発泡樹脂など各種のものを採用できる。壁パネル11の外側のみを金属製表面板で構成して、その内面に吸音性の高い素材を貼り付けることも可能である。勿論、壁パネル11の外面と内面との両方をスポンジ材等の吸音材で構成することも可能である。ドア5は、ヒンジ(図示せず)を介して中間支柱9に取り付けられている。
図7(C)に示すように、天枠体10は中空の押し出し品を採用しており、その両端部はエンド支柱8及び中間支柱9に嵌まるように部分的に切除されている。天枠体10のうち内部空間3の側と外部空間の側とには、上向き開口溝14を形成している。
図1及び図6から理解できるように、天井部2は平面視長方形の2つの天井部ユニット16で構成されている。図4,5から容易に理解できるように、天井部ユニット16は、上下に開口した平面視長方形の外枠17と、外枠17の内部に縦横に整列して交叉姿勢に配置した第1芯板18及び第2芯板19の群と、第1芯板18に上から嵌め込まれた第1吸音シート20の群と、第1吸音シート20及び第1芯板18に上から嵌め込まれた第2吸音シート21の群とから成っている。
芯板18,19は樹脂板や金属板を採用している。金属板の場合は素材板を打ち抜き加工して製造されるが、樹脂板を採用する場合は、射出成形によって製造してもよいし、シート材を後加工して製造してもよい。吸音シート20,21は、スポンジ材やウレタンゴムのように表面に無数の微細穴を有する多孔材を使用している。吸音シート20,21としては、ゼオライト板のような無機材や異種材料の積層体など、各種のものを使用できる。
外枠17は、天井部2の外側を構成するアウターメンバー22と内部空間3の側に位置したインナーメンバー23とから成っている。インナーメンバー23は単なる平板構造であるが、図7(B)(C)のとおり、アウターメンバー22は周壁1を構成する天枠体10に上から重なる上水平片22aを有しており、上水平片22aがビス24で天枠体10に固定されている。また、アウターメンバー22の上水平片22aには、天枠体10の上向き開口溝14に嵌まる下向き片22bを折り曲げ形成している。下向き片22bが上向き開口溝14に嵌まることにより、天井部ユニット16は横向き脱落不能に保持される。このため、組み立てを安全に行うことができる。
下向き片22bはアウターメンバー22の略全長にわたって設けているが、部分的に設けることも可能である。また、下向き片22bを天枠体10の外側に露出させることも可能である。周壁1は天枠体10を備えていない構成とすることも可能であり、この場合は、パネル11の上端部にアウターメンバー22を被せて、アウターメンバー22をパネル11の上面にビスで固定したらよい。天井部2の取り付け手段としては、周壁1の上部に内向きのブラケットを設けて、このブラケットに外枠17を固定するといったことも可能である。
図6に示すように、天井部ユニット16は長方形なので、アウターメンバー22は長さの長いもの1本と長さが短いもの2本とがあり、、それぞれにビス穴25,26を設けているが、長さが短い1本のビス穴25は真円で、他の2本のビス穴26は長さが長いものの長手方向に長い長穴になっている。このため、天井部ユニット16の加工誤差や天枠体11の加工誤差を吸収しつつ、確実に固定することができる。
図1(B)図4から理解できるように、第1芯板18の表裏に第1吸音シート20を重ね配置することで第1吸音材28が構成されて、第2芯板19の表裏に第2吸音シート21を重ね配置することで第2吸音材29が構成されており、並列配置された第1吸音材28の群と同じく並列配置された第2吸音材29の群と格子状に噛み合わせることにより、吸音部が構成されている。
各吸音材28,29の群は帯状の形態であり、幅方向が上下方向になる姿勢(すなわち、広幅面が鉛直方向になる姿勢)で配置されている。このため、吸音部(天井部2)には、平面視四角形(正方形)で上下に開口した空所30の群が縦横に整列して形成されている。次に、吸音材28,29の構成を図4,5に基づいて説明する。
図5に明示するように、第1芯板18の群と第2芯板19の群とは、第1芯板18が上で第2芯板19の群が下になる状態で平面視で直交した姿勢に配置されている。第1芯板18の群の配置ピッチと第2芯板19の群の配置ピッチとは同じ寸法に設定している。また、各芯板18,19の端は外枠17に溶接されている。
芯板18,19の配置ピッチは約133mm、芯板18,19の板厚は0.8mm、吸音シート20,21の厚さは10mmであった。従って、空所30の1辺の幅寸法は約112mmであり、吸音材28,29の高さ(幅)を200mmとすると、空所30は縦長の形態になっている(なお、吸音材28,29の高さが200mmであると、空所30は対角線の箇所で見ても縦長の形態になっている。)。
第2芯板19には、第1芯板18が入り込む上向きスリット31が所定間隔で形成されている一方、第1芯板19には、上向きスリット31に対応した下向きスリット32が所定ピッチで形成されており、これらスリット31,32の箇所で各芯板18,19の群を嵌め合わせることにより、芯板18,19の群が格子状に組み合わさっている。上向きスリット31の深さ寸法H1は第1芯板18の幅寸法Wの半分よりも深い寸法に設定されており、下向きスリット32の深さ寸法H2は、芯板18,19の幅寸法から上向きスリット31の深さ寸法H1を引いた寸法である。敢えて述べるまでもないが、スリット31,32の溝幅は、芯板18,19の板厚と同じか極く僅かに大きい。
第2芯板19には、上向きスリット31に連通した上向き開口溝33が形成されている。また、第1芯板18にも、下向きスリット32に対応した位置に上向き開口溝33が形成されている。上向き開口溝33の深さ寸法H3は、上向きスリット31の深さ寸法H1の半分程度の寸法に設定されている。従って、第1芯板18のうち下向きスリット32と上向き開口溝33との間には間隔が空いている(そうでないと、帯状の形態を保持できない。)。上向き開口溝33の溝幅は、2枚の吸音シート20,21と1枚の第1芯板18,19とが嵌まる寸法になっている。
各芯板18,19の両端には、1枚の吸音シート20,21が嵌まる補助切欠き34を形成している。補助切欠き34は、上向き開口溝33と同じ深さになっている。各芯板18,19における上向き開口溝33の上端縁部と補助切欠き34の上端縁部とには、吸音シート20,21の嵌め込みをガイドするための傾斜面35を形成している。
図4のとおり、第2吸音シート21には、第1芯板18に上から嵌まり込む下向き切り込み37が形成されている。下向き切り込み37の深さ寸法H4は、第1芯板18における上向き開口溝33の下側の寸法Eと同じ寸法であり、第2吸音シート21に下向き切り込み37が存在することと、第1芯板18に上向き開口溝33が存在することとにより、第2吸音シート21は第2芯板19の片面にきっちり重なって落下不能に保持されている。外枠17の長手内側面にも1枚の第2吸音シート21が重なっている。
第2吸音シート21には、下向き切り込み37に対応した上向き切り開き溝38が形成されている一方、第1吸音シート20には、第2吸音シート21の上向き切り開き溝38に噛み合う下向き切り開き溝39が形成されている。切り開き溝38,39は、2枚の吸音シート20,21と1枚の芯板18,19が嵌まる溝幅に設定されている。
また、上向き切り開き溝38の深さ寸法H5は上向き開口溝33の深さ寸法H4より小さい寸法であり、下向き開き溝39の深さ寸法H6は、第2吸音シート21の幅寸法WからH5を引いた寸法と同じ寸法である。従って、第1吸音シート20の群と第2吸音シート21の群とは、上面同士及び下面同士が同一面を成す状態で噛み合っている。
第2吸音シート21の両端には、外枠17の短手内側面に重なった第1吸音シート20が嵌まる第2補助切欠き40を上方と側方とに開放するように形成しており、第1吸音シート20の両端には、外枠17の長手内側面に重なった第2吸音シート21に嵌まる第1補助切欠き41を下方と側方とに開放するように形成している。
外枠17で囲われた内側に芯板18,19と吸音シート20,21との群が存在することで開口面積が小さくなっているが、空所30の総和が内部空間3の平面積(又はブース装置の平面積)に占める割合である空隙率を70%以上に設定している(例えば70〜80%。)。なお、例えば図7(B)(C)に示すように、吸音シート20,21の上端面は外枠17の上面よりも若干高くなっているが、両者を同じ高さに揃えても良いし、逆に、吸音シート20,21の上端面を外枠17の上面より低くしてもよい。
(2).第1実施形態のまとめ
図2では、ブース装置の内部空間3に机42を設置した状態を描いており、使用者43は、モニター44を見ながらweb会議をすることができる。符号45はカメラ、符号46はマイクを示している。
使用者が会話すると、その声は天井部2を通ってブース装置の外部に放散されるが、天井部2に吸音材28,29の群が存在することにより、使用者から発せられた音(声)が天井部2を通過するに際して、音(音波)のエネルギは吸音材28,29に吸収されて減衰したり回折が抑制されたりする。すなわち、天井部が多数の空所30に仕切られていることによって空気の振動(音の伝播)が阻害され易くなっていることと、吸音材28,29が略均等に分散した状態(すなわち、吸音材28,29が天井部全体に分布した状態)で極めて広い総面積になっていて空気の振動が吸収され易くなっていることの相乗効果により、ブース装置の内部での会話が外部に漏洩することを効率的に抑制できると共に、ブース装置の内部に外部から進入する音のエネルギを減衰させて内部空間3の静粛性を向上できる。
また、天井部2の空隙率は70%以上であるため、建物の天井47に設けたスプリンクラー48から内部空間3への散水機能に障害はなくて高い防火性能を確保できると共に、天井に設けた灯具49からの採光も可能ならしめている。内部空間3で発生した音がどのように放散・減衰するかは、音源の位置や音の向き、内壁の材質、床の材質、内部空間3での家具類の配置態様等で異なってくる(音は家具類の表明で反射するので、家具類の材質やレイアウトも音の放散に影響している。)。図2では、実線矢印では、音源(人の口)が概ね内部空間3の中央部に位置している場合の放散態様を模式的に示し、点線矢印では、音源が内部空間3の端に位置している場合の放散態様を模式的に示している。
図8では、天井部2の効果を検証する測定結果を示している。音源は図2の実線の位置(内部空間3の中央部)に配置して、音の強さは音源から水平方向に2500mm離れて床から1700mmの高さ位置の点で測定した。Aの線は比較例の測定結果を示すものであり、これは、ブース装置が存在しない状態で250〜4000Hzの各周波数で音の強さを測定したものである。
Bの線も比較例を示すもので、これは、天井部2を備えていないブース装置の内部で音を発生させてブース外での音の強さを測定している。従って、Bは周壁1による音の減衰効果を示すものと言える。そして、AとBとの比較から、周壁1が相当の遮音機能を発揮していることが理解できる。また、AとBとの比較から、周壁1の遮音性は、1000Hz程度までは周波数に比例して高くなく、1000Hz程度を超えると遮音性にさほどの変化はみられないことも判る。
CとDの線は本実施形態を示しており、Cは天井部2の厚さを100mmに設定した場合、Dは天井部2の厚さを200mmに設定した場合である。空隙率はいずれも70%である。このCとDの線から、特に500Hz以上の高い周波数域で高い減衰効果を発揮していることが読み取れる。周波数が高くなるほど減衰効果が高くなっているが、これは、周波数が高くなるほど音波の直線性が強くなって回折がしにくくなり、天井部2が音波の伝播に対する障害として機能しているためと推測される。
また、厚さ200mmの線Dでは、250Hzにおいても他の場合より最も減衰しているが、これは、空所30の上下高さが高くなることで音が回折しにくくなっているためと推測される。
構造的な面から第1実施形態を見ると、まず、吸音シート20,21は上からの嵌め込み式になっているため、接着のような工程が不要で組み立てが容易である利点がある。吸音シート20,21が汚損した場合等の交換も簡単である。本実施形態のように吸音シート20,21を使用する場合は、不織布を使用することも可能である。本実施形態のように外枠構造を有する天井部ユニット16を採用すると、天井部ユニット16は堅牢な構造になるため、天井部ユニット16によって周壁1が補強されることになり、その結果、ブース装置が頑丈な構造になる利点がある。
(3).他の実施形態
次に、図9以下に示す他の実施形態を説明する。図9のうち(A)に示す第2実施形態では、帯板状の吸音材51を多数の穴52が存在する穴空き板で構成している。穴空き板としてパンチングメタルを使用することも可能であり、その場合、パンチングメタルを単体で使用してもよいし、片面又は両面に吸音シートを重ね配置してもよい。第1実施形態の吸音材28,29に多数の穴を空けることも可能である。
図9(B)に示す第3実施形態では、吸音材51はその上端部を中心にして回動可能な角度調節式となっており、図示しない操作手段によって姿勢を変えることができる。2つの群の吸音材51を交叉姿勢に配置している場合は、一方の群の吸音材51のみを姿勢変更式にしたらよい。
図10(A)に示す第4実施形態では吸音材51をく字形の側面形状としており、図10(B)に示す第5実施形態では吸音材51を円弧形の側面形状としている。また、図10(C)に示す第6実施形態では吸音材51を上下2カ所で曲がった形態にしている。これら第4〜第6実施形態では、音は空所30を通過しにくくなるので減衰効果が高くなると推測される。
図10(D)に示す第7実施形態では、上下に位置した吸音材51aと上下中間部に位置した吸音材51bとを交互に千鳥配列している。2種類の吸音材51a,51bのうち一方を鉛直線に対して傾斜させてもよい。或いは、上下中間部に位置した吸音材51bを水平姿勢にしてもよい。この場合も、空所30は上下に開口しているのでスプリンクラーの散水機能は阻害しない。
図10(E)に示す第8実施形態では、吸音材51の群を、中央部のものが最も高さが高くなるように、位置によって高さを異ならせている。吸音材51の群の高さを変える場合のパターンは、音の放散の解析結果に基づいて任意に変更できる。
図11(A)に示す第9実施形態では、周壁1のうち天井部2の直下部に送風部53と受風部54とを相対向するように配置している。音は空気を振動させて伝播するもので、遠くの音が風に乗って伝わる現象はよく知られているが、この実施形態では、内部空間3の空気を天井部2の真下で移動させることで空気の振動を強制的に減衰させんとしたものである。点線矢印で示すように、2つの送風機を対向して配置し、2つの風を衝突させてもよい。なお、送風は建物の空調を空気を取り込んだらよい。
図11(B)に示す第10実施形態と図11(C)に示す第11実施形態とは、吸音部(或いは天井部2)の平面視形状の別例である。このうち第10実施形態では、吸音材51の群を空所が三角形となるように配置しており、第11実施形態で、吸音材51を蜘蛛の巣状に配置している。図示していないが、空所30を正六角形としてハニカム構造も採用できる。
(4).その他
本願発明は、上記の実施形態の他にも様々に具体化できる。例えば、吸音材としては木板、合板、コルク板、ケイカル板、樹脂板などの各種材質の単体又は積層体を使用できる。天井部ユニットの全体又は一部を一体成形することも可能である。ブース装置は、複数の内部空間を有する多連式とすることも可能である。ブース装置の平面視形状は四角形である必然性はなく、円形や楕円形など様々の形態に展開できる。吸音材を平面視で渦巻き状に形成することも可能である。
ブース装置は空間を仕切る機能があれば足りるのであり、様々な構造や材料を使用できる。例えば支柱を備えていないパネル組み立て方式とすることも可能である。支柱を備えてタイプの場合、支柱を建物の天井面まで伸ばして、周壁と天井とを建物の天井より低くするといったことも可能である。また、天井部の一部を本願発明の吸音性天井部で構成して、残りの部分は開放させるかベタの天井板で塞ぐといったことも可能である。
本願発明は、オフィス等に設置するブース装置に具体化できる。したがって、産業上利用できる。
1 周壁(本体)
2 天井部
3 内部空間
4 出入り口
5 ドア
11 壁パネル
16 天井部ユニット
17 外枠
18,19 芯板
10,21 吸音シート
28,29,51 吸音材
30 空所
31,32 スリット
33 上向き開口溝
37 下向き切り込み
38 上向き切り開き溝
39 下向き切り開き溝
48 スプリンクラー
49 灯具

Claims (5)

  1. 屋内又は屋外に設置されるブース装置であって、
    床に設置されて上向き開放の内部空間を形成する周壁と、前記内部空間から上向きに放散する音を減衰させる吸音性天井部とを有しており、前記周壁には出入り口を設けている一方、前記天井部は安定した姿勢の吸音材を主要材として構成されていて上下に開口した空隙が存在するように平面視で格子状その他の多孔状の形態を成しており、平面視での空隙の総和を前記内部空間の平面積の半分以上に設定している、
    ブース装置。
  2. 前記天井部の空隙の平面積の総和が前記内部空間の平面積の70%以上になるように設定されている、
    請求項1に記載したブース装置。
  3. 前記天井部は、帯板状の吸音材の群をその幅方向が高さ方向となる姿勢に配置することで構成されており、前記吸音材の配置ピッチを当該吸音材の高さより小さくすることにより、前記空隙は縦長形状になっている、
    請求項1又は2に記載したブース装置。
  4. 前記吸音材は、金属板又は樹脂板又は木質系板又は無機系板の単層品若しくは積層品より成る芯板とその両面又は片面に重ね配置された吸音シートとの積層構造になっており、平面視で交叉した芯板のうち一方の芯板に重なった吸音シートは、交叉した芯板のうち他方の芯板に上から嵌め込まれて落下不能に保持されている、
    請求項1〜3のうちのいずれかに記載したブース装置。
  5. 屋内又は屋外に設置されるブース装置の天井部に配置される吸音ユニットであって、
    前記ブース装置を構成する周壁の上端部に取り付られる外枠と、前記外枠の内側に配置された吸音部とを有しており、前記吸音部は、帯板状の吸音材の群をその幅方向が高さ方向となる姿勢で安定した状態に保持してなり、前記吸音材の群を、上下に開口した空隙が存在するように平面視で格子状その他の多孔状に配置されており、平面視での吸音部分の空隙率を半分以上に設定している、
    ブース装置の天井部ユニット。
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