JP2014035584A - 道路ネットワークの正当性判定装置及びその方法、並びに道路ネットワークの正当性を判定するためのコンピュータプログラム及びコンピュータプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

道路ネットワークの正当性判定装置及びその方法、並びに道路ネットワークの正当性を判定するためのコンピュータプログラム及びコンピュータプログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】道路ネットワーク地図と非道路図形地図とを組み合わせて地図を作成等する際に生じる道路ネットワークと非道路図形との重なり部分について、当該重なり部分における道路ネットワークの正当性を判定する装置及びその方法を提供する。
【解決手段】地図上の道路ネットワークを表す道路ネットワークデータを格納する第1の格納部と、該道路ネットワーク以外の非道路図形を表す非道路図形データを格納する第2の格納部と、を備え、該道路ネットワークデータ及び該非道路図形データに基づいて、該非道路図形との重なり部分を有する道路ネットワークを抽出し、所定の条件に基づいて、該抽出された道路ネットワークの正当性を判定する。
【選択図】図3

Description

本発明は、道路ネットワーク地図と非道路図形地図とを組み合わせて地図を作成等する際に生じる道路ネットワークと非道路図形との重なり部分について、当該重なり部分における道路ネットワークの正当性を判定する装置及びその方法に関する。
近年、種々のデジタル地図の作成が行われるとともに、異なる複数のデジタル地図を対応付けて、目的に応じた新しい地図を作成する技術が開発されている。上記デジタル地図として、道路形状を表すことを目的として作成された地図や、水系、家屋等の道路以外の図形ポリゴンを表すことを目的として作成された地図等が挙げられる。
このような技術として特許文献1では、道路ネットワーク地図と住宅地図とを対応付け、当該対応付けの結果、道路と住宅とが重なっているとき、自動でそれらを対応付ける装置が開示されている。
本発明に関連する従来技術を開示する特許文献2又は3も参照されたい。
特開平8−305838号公報 特開平8−190619号公報 特開2001−307121号公報
上記従来技術によれば、重なり合う道路ネットワーク地図と非道路図形地図とを自動的に調整して合わせ込むことは可能となるものの、当該重なり合う部分が正当である場合、すなわち、実際に道路ネットワークと非道路図形とが重なっている場合にもその調整を行うこととなり、実際に即さない場合が生じ得る。そこで、本発明者は、道路ネットワーク地図と非道路図形との合わせ込みが、より実際に即したものとなるよう鋭意検討を重ねてきた。その結果、上記重なり合う部分を有する道路ネットワークが正当であるか否かについて、所定の条件に基づいて判定を行うことにより、上記課題を解決できることに想到した。
この発明は上述の課題に鑑みてなされたものであり、その第1の局面は次のように規定される。即ち、
地図上の道路ネットワークを表す道路ネットワークデータを格納する第1の格納部と、
前記道路ネットワーク以外の非道路図形を表す非道路図形データを格納する第2の格納部と、
前記道路ネットワークデータ及び前記非道路図形データに基づいて、前記道路ネットワーク及び前記非道路図形の重なり部分を抽出する重なり部分抽出部と、
所定の条件に基づいて、前記抽出された重なり部分における前記道路ネットワークの正当性を判定する正当性判定部と、
を備える道路ネットワークデータの正当性判定装置。
このように規定される第1の局面の正当性判定装置によれば、地図上の道路ネットワークを表す道路ネットワークデータと、当該道路ネットワーク以外の非道路図形を表す非道路図形データとに基づいて、当該道路ネットワーク及び当該非道路図形の重なり部分を抽出し、所定の条件に基づいて、当該抽出された重なり部分における当該道路ネットワークの正当性を判定する。このように、当該正当性の有無の判定を行うことにより、当該重なり部分の道路ネットワークが正当である場合には当該重なり部分を合わせ込み調整の対象から除外することが可能となる。したがって、不要な合わせ込みを排除できるため、より実際に即した地図データを作成することが可能となる。
ここで、前記重なり部分抽出部は、前記道路ネットワークデータの座標及び前記非道路図形データの座標に基づいて、該道路ネットワーク及び該非道路図形の重なり部分を抽出することとできる(第4の局面)。
また、前記非道路図形データは、地形図データ、住宅地図データを含むこととできる(第5の局面)。
この発明の第2の局面は次のように規定される。即ち、
第1の局面に規定の正当性判定装置において、前記正当性判定部は、以下の条件a〜条件eのうちの少なくとも一の条件に基づいて、前記抽出された重なり部分における前記道路ネットワークの正当性を判定する。
条件a:前記抽出された道路ネットワークが橋又はトンネルである、
条件b:前記抽出された道路ネットワークの高さ情報と、前記抽出された非道路図形の高さ情報との差が第1の閾値以上である、
条件c:前記抽出された道路ネットワークの端点が前記抽出された非道路図形内に存在しない、
条件d:前記抽出された道路ネットワークの前記抽出された非道路図形に対する入射角及び/又は出射角が第2の閾値以上である、
条件e:前記抽出された非道路図形における、前記抽出された道路ネットワークで分断される第1の領域及び第2の領域の面積比率が第3の閾値以上である。
このように規定される第2の局面の正当性判定装置によれば、上記正当性判定部は、条件a〜条件eのうち少なくとも一の条件に基づいて、上記重なり部分における道路ネットワークの正当性を判定する。
条件aによれば、上記重なり部分における道路ネットワークに橋又はトンネルの属性が付与されているとき、当該道路ネットワークが橋やトンネルである場合には、上記非道路図形との重なりは正当であると判定する。
条件bによれば、上記重なり部分において道路ネットワークの高さ情報と非道路図形の高さ情報とが異なるとき、当該道路ネットワークと非道路図形との重なりは正当であると判定する。すなわち、条件bでは、道路ネットワークに付与された高さ情報と、非道路図形に付与された高さ情報とに基づき、当該高さ情報の差が第1の閾値以上である場合には、当該重なりを正当であると判定する。
条件cによれば、上記抽出された道路ネットワークの端点が上記抽出された非道路図形内に存在しないとき、当該道路ネットワークと非道路図形との重なりを正当であると判定する。図1(A)に示すように、道路ネットワークとしてのリンクL1を含む道路ネットワーク地図と非道路図形としての湖S1を含む非道路図形地図とを組み合わせる場合において、実際にはリンクL1’の端点P’は湖S1の周縁に位置するべきところ、道路ネットワーク地図と非道路図形地図とがズレて組み合わされたときには、重なり部分A1を有し、リンクLの端点Pが湖S1内に位置することとなる。そこで、このような場合に該当しないとき、当該道路ネットワークと非道路図形との重なりを正当であると判定することとできる。上記重なり部分があるものの、当該重なり部分における道路ネットワークの端点がその非道路図形内に存在しない場合として、道路ネットワークが非道路図形を横断している場合等が挙げられる。
条件dによれば、上記抽出された道路ネットワークの上記抽出された非道路図形に対する入射角及び/又は出射角が第2の閾値以上であるとき、当該道路ネットワークと非道路図形との重なりを正当であると判定する。図1(B)に示すように、リンク2を含む道路ネットワーク地図と湖S2を含む非道路図形地図とを組み合わせた場合において、実際にはリンクL2’は湖S2と重なることなく位置すべきところ、道路ネットワーク地図と非道路図形地図とがズレて組み合わされたときには、リンクL2と湖S2とが緩やかな重なり部分A2を有することとなる。一方、図1(C)に示すように、重なり部分を有する場合であっても、道路の構造上、実際にリンクL3と湖S3とが極端な重なり部分A3を有するときもある。このようなリンクL3は正当であることに鑑み、条件dでは、リンクが湖に進入するときの入射角θin及びリンクが湖から退出するときの出射角θoutに基づいて、当該角度が第2の閾値以上であるときには、当該重なりを正当であると判定する。
条件eによれば、上記抽出された非道路図形における、上記抽出された道路ネットワークで分断される第1の領域及び第2の領域の面積比率が第3の閾値以上であるとき、当該道路ネットワークと非道路図形との重なりを正当であると判定する。図2(A)に示すように、実際にはリンクL4’は河S4と重なることなく位置すべきところ、道路ネットワーク地図と非道路図形地図とがズレて組み合わされた場合、リンクL4と河S4とが部分的に重なり部分A4を有することとなるときがある。この場合、当該重なり部分A4に基づいて、面責比率の対象となる領域B4を定め、当該B4において、リンクL4によって分断される第1の領域B4−1と第2の領域B4−2の面積比率を演算し、当該第1の領域B4−1の面責比率が第3の閾値未満であるとき、当該重なりを正当でないと判定する。一方、図2(B)に示すように、リンクと河とが重なり部分を有する場合であっても、道路の構造上、実際にリンクL5と河S5とが広範な重なり部分A5を有するときもある。このようなリンクL5は正当であることに鑑み、条件eでは、当該重なり部分A5に基づいて、面積比率の対象となる領域B5を定め、当該B5において、リンクL5によって分断される第1の領域B5−1と第2の領域B5−2の面積比率を演算し、当該第1の領域B5−1の面積比率が第3の閾値以上であるとき、当該重なりを正当であると判定する。
この発明の第3の局面は次のように規定される。即ち、
第2の局面に規定の正当性判定装置において、前記正当性判定部は、前記条件a〜条件eのうち少なくとも一の条件に基づいて、前記抽出された重なり部分の正当性を示すスコアを付与し、該付与されたスコアに基づいて前記抽出された重なり部分における前記道路ネットワークの正当性を判定する。
このように規定される第3の正当性判定装置によれば、上記重なり部分における道路ネットワークの正当性をスコアで示すため、正当性判定の際の処理の負荷が軽減される。また、二以上の条件を組み合わせて正当性を判定したスコアに基づけば、より精度の良い正当性判定が可能となる。
また、この発明の第6の局面は次のように規定される。即ち、
第1の格納部が、地図上の道路ネットワークを表す道路ネットワークデータを格納する第1の格納ステップと、
第2の格納部が、前記道路ネットワーク以外の非道路図形を表す非道路図形データを格納する第2の格納ステップと、
重なり部分抽出部が、前記道路ネットワークデータ及び前記非道路図形データに基づいて、前記非道路図形との重なり部分を有する道路ネットワークを抽出する重なり部分抽出ステップと、
正当性判定部が、所定の条件に基づいて、前記抽出された道路ネットワークの正当性を判定する正当性判定ステップと、
を備える道路ネットワークの正当性判定方法。
このように規定される第6の局面の発明によれば、第1の局面と同等の効果を奏する。
この発明の第7の局面は次のように規定される。即ち、
第6の局面に規定の方法において、前記正当性判定ステップは、以下の条件a〜条件eのうちの少なくとも一の条件に基づいて、前記抽出された道路ネットワークの正当性を判定する、
条件a:前記抽出された道路ネットワークが橋又はトンネルである、
条件b:前記抽出された道路ネットワークの高さ情報と、該道路ネットワークとの重なり部分を有する非道路図形の高さ情報との差が第1の閾値以上である、
条件c:前記抽出された道路ネットワークの端点が、該道路ネットワークとの重なり部分を有する非道路図形内に存在しない、
条件d:前記抽出された道路ネットワークの、該道路ネットワークとの重なり部分を有する非道路図形に対する入射角及び/又は出射角が第2の閾値以上である、
条件e:前記抽出された道路ネットワークとの重なり部分を有する非道路図形における、該道路ネットワークで分断される第1の領域及び第2の領域の面積比率が第3の閾値以上である。
このように規定される第7の局面の発明によれば、第2の局面と同等の効果を奏する。
この発明の第8の局面は次のように規定される。即ち、
第7の局面に規定の方法において、前記正当性判定ステップでは、前記条件a〜条件eのうちの少なくとも一の条件に基づいて、前記抽出された重なり部分の正当性を示すスコアを付与し、該付与されたスコアに基づいて前記抽出された重なり部分における前記道路ネットワークの正当性を判定する。
このように規定される第8の局面の発明によれば、第3の局面と同等の効果を奏する。
この発明の第9の局面は次のように規定される。即ち、
第6〜第8のいずれかの局面に規定の方法において、前記重なり部分抽出ステップでは、前記道路ネットワークデータの座標及び前記非道路図形データの座標に基づいて、該道路ネットワーク及び該非道路図形の重なり部分を抽出する。
このように規定される第9の局面の発明によれば、第4の局面と同等の効果を奏する。
この発明の第10の局面は次のように規定される。即ち、
第6〜第9のいずれかの局面に規定の方法において、前記非道路図形データは、地形図データ、住宅地図データを含む。
このように規定される第10の局面の発明によれば、第5の局面と同等の効果を奏する。
更に、この発明の第11の局面は次のように規定される。即ち、
道路ネットワークの正当性を判定するためのコンピュータプログラムであって、コンピュータを、
地図上の道路ネットワークを表す道路ネットワークデータを格納する第1の格納手段と、
前記道路ネットワーク以外の非道路図形を表す非道路図形データを格納する第2の格納手段と、
前記道路ネットワークデータ及び前記非道路図形データに基づいて、前記非道路図形との重なり部分を有する道路ネットワークを抽出する重なり部分抽出手段と、
所定の条件に基づいて、前記抽出された道路ネットワークの正当性を判定する正当性判定手段、
として機能させるコンピュータプログラム。
このように規定される第11の局面の発明によれば、第1の局面と同等の効果を奏する。
この発明の第12の局面は次のように規定される。即ち、
第11の局面に規定のコンピュータプログラムにおいて、前記正当性判定手段は、以下の条件a〜条件eのうちの少なくとも一の条件に基づいて、前記抽出された道路ネットワークの正当性を判定する、
条件a:前記抽出された道路ネットワークが橋又はトンネルである、
条件b:前記抽出された道路ネットワークの高さ情報と、該道路ネットワークとの重なり部分を有する非道路図形の高さ情報との差が第1の閾値以上である、
条件c:前記抽出された道路ネットワークの端点が、該道路ネットワークとの重なり部分を有する非道路図形内に存在しない、
条件d:前記抽出された道路ネットワークの、該道路ネットワークとの重なり部分を有する非道路図形に対する入射角及び/又は出射角が第2の閾値以上である、
条件e:前記抽出された道路ネットワークとの重なり部分を有する非道路図形における、該道路ネットワークで分断される第1の領域及び第2の領域の面積比率が第3の閾値以上である。
このように規定される第12の局面の発明によれば、第2の局面と同等の効果を奏する。
この発明の第13の局面は次のように規定される。即ち、
第12の局面に規定のコンピュータプログラムにおいて、前記正当性判定手段では、前記条件a〜条件eのうちの少なくとも一の条件に基づいて、前記抽出された重なり部分の正当性を示すスコアを付与し、該付与されたスコアに基づいて前記抽出された重なり部分における前記道路ネットワークの正当性を判定する。
このように規定される第13の局面の発明によれば、第3の局面と同等の効果を奏する。
この発明の第14の局面は次のように規定される。即ち、
第11〜第13のいずれかの局面に規定のコンピュータプログラムにおいて、前記重なり部分抽出手段は、前記道路ネットワークデータの座標及び前記非道路図形データの座標に基づいて、該道路ネットワーク及び該非道路図形の重なり部分を抽出する。
このように規定される第14の局面の発明によれば、第4の局面と同等の効果を奏する。
この発明の第15の局面は次のように規定される。即ち、
第11〜第14の局面に規定のコンピュータプログラムにおいて、前記非道路図形データは、地形図データ、住宅地図データを含む。
このように規定される第15の局面の発明によれば、第5の局面と同等の効果を奏する。
第11〜第15のいずれかの局面に規定されるコンピュータプログラムを記録する記録媒体が第16の局面として規定される。
(A)条件aに基づいて当該道路ネットワークが正当性ありと判定されない場合、(B)条件dに基づいて当該道路ネットワークが正当性ありと判定されない場合、及び(C)条件dに基づいて当該道路ネットワークが正当性ありと判定される場合一例を説明するための模式図である。 条件eに基づいて当該道路ネットワークが、(A)正当性ありと判定されない場合、(B)正当性ありと判定される場合の一例を説明するための模式図である。 本発明の実施の形態の正当性判定装置1の構成を示すブロック図である。 本発明の他の実施の形態の正当性判定装置21の構成を示すブロック図である。 本発明の他の実施の形態の正当性判定装置21の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態の正当性判定装置1を構成するコンピュータプログラムを示す。 本発明の正当性判定装置で正当と判定されなかった道路ネットワーク等の自動修正方法の一例を示す模式図である。
この発明の実施の形態の道路ネットワークの正当性判定装置を説明する。
図3に、正当性判定装置1の概略構成を示す。
図3に示すように、この正当性判定装置1は、第1の格納部3、第2の格納部5、重なり部分抽出部7及び正当性判定部9を備えている。
第1の格納部3には、地図上の道路ネットワークを表す道路ネットワークデータが格納される。当該道路ネットワークデータは、リンクの他、リンクとリンクとの接続点であるノードに関するデータを備えていても良い。これらのデータは、夫々座標と関連付けて格納されていることが好ましい。
第2の格納部5には、道路ネットワーク以外の非道路図形を表す非道路図形データが格納される。当該非道路図形データは、道路ネットワーク以外の領域を表す図形ポリゴンに関するデータであれば特に限定されない。このような非道路図形データとしては、例えば、海や河等の水系やその他の地形を表す地形図データ、家屋や住宅等の家形を表す住宅地図データ等が挙げられる。これらのデータは、夫々座標と関連付けて格納されていることが好ましい。
重なり部分抽出部7は、第1の格納部3及び第2の格納部5を参照して、上記道路ネットワークと上記非道路図形との重なり部分を抽出する。当該抽出方法は、特に限定されないが、例えば、上記道路ネットワークデータの座標及び上記非道路図形データの座標に基づいて、当該道路ネットワーク及び当該非道路図形の重なり部分を抽出することとできる。この重なり部分を抽出するに際し、重なり部分抽出部7は、例えば、自動的に設定される任意の範囲内において当該重なり部分を抽出することとできる。また、別の例として、オペレータの手動による当該範囲の設定を許容するよう設計することとしても良い。
正当性判定部9は、以下の条件a〜条件eについて判定を行う第1の判定部11〜第5の判定部15と第6の判定部16とを備え、当該条件に基づいて、上記重なり部分抽出部7で抽出された重なり部分における上記道路ネットワークの正当性を判定する。当該正当性の判定方法は、特に限定されないが、例えば、以下に掲げる条件a〜条件eに基づいて、その判定を行うこととできる。
条件a:前記抽出された道路ネットワークが橋又はトンネルであること
条件b:前記抽出された道路ネットワークの高さ情報と、前記抽出された非道路図形の高さ情報との差が第1の閾値以上であること
条件c:前記抽出された道路ネットワークの端点が前記抽出された非道路図形内に存在しないこと
条件d:前記抽出された道路ネットワークの前記抽出された非道路図形に対する入射角及び/又は出射角が第2の閾値以上であること
条件e:前記抽出された非道路図形における、前記抽出された道路ネットワークで分断される第1の領域及び第2の領域の面積比率が第3の閾値以上であること
上記条件aに基づいてその判定を行う場合にあっては、上記第1の判定部11は、上記抽出された重なり部分における道路ネットワークに付与された道路属性を参照する。そして、当該道路属性が、橋又はトンネルであるとき、当該重なり部分の道路ネットワークは正当であると判定する。当該第1の判定部11を備える場合、上記第1の格納部3に格納される道路ネットワークデータは、道路属性を備えているものとする。
上記条件bに基づいてその判定を行う場合にあっては、上記第2の判定部12は、上記抽出された重なり部分における道路ネットワーク及び非道路図形に付与された夫々の高さ情報を参照する。そして、当該道路ネットワークに付与された高さ情報と非道路図形に付与された高さ情報との差が第1の閾値以上であるとき、当該重なり部分の道路ネットワークは正当であると判定する。当該第1の閾値としては、例えば、5mとすることとできる。当該第2の判定部12を備える場合、上記第1の格納部3に格納される道路ネットワークデータ及び上記第2の格納部5に格納される非道路図形データは、高さ情報を備えているものとする。
上記条件cに基づいてその判定を行う場合にあっては、上記第3の判定部13は、上記重なり部分を有する道路ネットワークについて、端点を特定し、当該端点の位置と、同じく重なり部分を有する非道路図形の位置(領域)とを参照する。そして、当該道路ネットワークの端点が当該非道路図形内に存在していないとき、当該重なり部分の道路ネットワークは正当であると判定する。
上記条件dに基づいてその判定を行う場合にあっては、上記第4の判定部14は、当該重なり部分を有する道路ネットワークが非道路図形に進入する入射角θinと、当該道路ネットワークが非道路図形から退出する出射角θoutとを演算し、当該演算された角度が、第2の閾値以上であるとき、当該重なり部分の道路ネットワークは正当であると判定する。当該第2の閾値としては、例えば、45°とすることとできる。
上記条件eに基づいてその判定を行う場合にあっては、上記第5の判定部15は、重なり部分A5(図2(B)参照)に基づいて、面積比率の対象となる領域B5を定め、当該B5において、リンクL5によって分断される第1の領域B5−1と第2の領域B5−2の面積比率を演算し、当該第1の領域B5−1の面積比率が第3の閾値以上であるとき、当該重なりを正当であると判定する。当該第3の閾値として、好ましくは20%以下の値とすることとできる。具体的には、例えば、10%とすることとできる。
上記正当性判定部9は、上記条件a〜条件eのすべての条件を用いて上記判定を行っても良く、また、そのうちの少なくとも一の条件を用いることとしても良い。
この正当性判定装置1において、図示しないフラグ設定部を設けることとしても良い。当該フラグ設定部は、例えば、この正当性判定部9における判定結果に基づき、正当であると判定された道路ネットワークにフラグを設定することとできる。当該フラグを設定すれば、当該フラグが設定された道路ネットワークについては、例えば、その合わせ込み調整の対象から除外することとできる。
図4に、他の実施の形態の正当性判定装置21を示す。図4において、図3と同一の要素には同一の符号を付して、その説明を部分的に省略する。
図4に示すのは、条件a〜条件eに基づき設定されたコストを用いて、上記重なり部分における道路ネットワークの正当性を判定可能な正当性判定装置21である。すなわち、当該装置21は、図1に示す装置1において、正当性判定部9に代えて正当性判定部23を備えている。
正当性判定部23は、第1の判定部11〜第5の判定部15に加えて、夫々の判定部に対応する第1のコスト設定部31〜第5のコスト設定部35、コスト演算部36及び第7の判定部37を備えている。
第1のコスト設定部31は、第1の判定部11での判定結果に基づき、第1のコストを設定する。例えば、第1の判定部11において、正当である旨の判定結果が得られた場合、コスト1と設定する。第2〜第5のコスト設定部は、第1のコスト設定部と同様にして、夫々第2〜第5のコストを設定する。
コスト演算部36は、第1〜第5のコスト設定部で設定された第1〜第5のコストに基づき、コストの合計を演算する。コスト演算部36は、例えば、第1〜第5のコストを足してコストの合計とすることとできる。他の例としては、コスト演算部36は、第1〜第5のコストに予め定められた係数を乗じた値を用いることとしても良い。当該係数としては、当該条件において正当である旨の判定がなされた場合には、正当である可能性が高いとされるコストに、高い係数を用いることできる。
第7の判定部37は、上記コスト演算部36で演算されたコストに基づいて、上記重なり部分抽出部7で抽出された重なり部分における道路ネットワークが正当であるか否か判定する。当該判定の方法としては、当該コストの合計が、所定閾値以上であることとできる。
図5を用いて、図4に示す正当性判定装置21の動作の一例を説明する。以下の例において、正当性判定部23は、上記条件a〜条件eのすべての条件を正当性判定の対象とすることとしている。
ステップ1では、重なり部分抽出部7は、第1の格納部3及び第2の格納部5を参照し、上記道路ネットワークと上記非道路図形との重なり部分を抽出する。
ステップ3では、正当性判定部23は、ステップ1で抽出された重なり部分における道路ネットワークを特定する。
ステップ5では、正当性判定部23は、ステップ1で抽出された重なり部分における非道路図形を特定する。
ステップ7では、正当性判定部23内第1の判定部11は、ステップ3で特定された道路ネットワークが条件aを満たすか否か判定し、当該条件aを満たすとき(ステップ7:Yes)、当該道路ネットワークは正当であると判定する。ステップ7においてYesのとき、ステップ9へ進む。一方、ステップ7においてNoのとき、ステップ11へ進む。
ステップ9では、第1のコスト設定部31は、第1のコストを設定する。
ステップ11では、第2の判定部12は、ステップ3で特定された道路ネットワークとステップ5で特定された非道路図形とに基づき、当該道路ネットワークが条件bを満たすか否か判定する。当該条件bを満たすとき(ステップ11:Yes)、当該道路ネットワークは正当であると判定する。ステップ11においてYesのとき、ステップ13へ進む。一方、ステップ11においてNoのとき、ステップ15へ進む。
ステップ13では、第2のコスト設定部32は、第2のコストを設定する。
ステップ15では、第3の判定部13は、ステップ3で特定された道路ネットワークとステップ5で特定された非道路図形とに基づき、当該道路ネットワークが条件cを満たすか否か判定する。当該条件cを満たすとき(ステップ15:Yes)、当該道路ネットワークは正当であると判定する。ステップ15においてYesのとき、ステップ17へ進む。一方、ステップ15においてNoのとき、ステップ17へ進む。
ステップ17では、第3のコスト設定部33は、第3のコストを設定する。
ステップ19では、第4の判定部14は、ステップ3で特定された道路ネットワークとステップ5で特定された非道路図形とに基づき、当該道路ネットワークが条件dを満たすか否か判定する。当該条件dを満たすとき(ステップ19:Yes)、当該道路ネットワークは正当であると判定する。ステップ19においてYesのとき、ステップ21へ進む。一方、ステップ19においてNoのとき、ステップ23へ進む。
ステップ21では、第4のコスト設定部34は、第4のコストを設定する。
ステップ23では、第5の判定部15は、ステップ3で特定された道路ネットワークとステップ5で特定された非道路図形とに基づき、当該道路ネットワークが条件eを満たすか否か判定する。当該条件eを満たすとき(ステップ23:Yes)、当該道路ネットワークは正当であると判定する。ステップ23においてYesのとき、ステップ25へ進む。一方、ステップ23においてNoのとき、処理を終了する。
ステップ25では、第5のコスト設定部35は、第5のコストを設定する。
ステップ27では、コスト演算部36は、ステップ9、13、17、21、25で設定された第1〜第5のコストの合計を演算する。
ステップ29では、第7の判定部37は、ステップ27で演算された合計コストが所定閾値以上であるか否か判定する。ステップ29においてYesのとき、第7の判定部37は、ステップ3で特定された道路ネットワークを正当であると判定する。一方、ステップ29においてNoのときは、そのまま処理を終了することとできる。他の例としては、例えば、ステップ3で特定された道路ネットワークを正当でないと判定することとしても良い。
図6は正当性判定装置21のハード構成を示すブロック図である。
この装置21のハード構成は、一般的なコンピュータシステムと同様に中央制御装置221に対してシステムバス222を介して各種の要素が結合されたものである。
中央制御装置221は汎用的なCPU、メモリ制御装置、バス制御装置、割り込み制御装置更にはDMA(直接メモリアクセス)装置を含み、システムバス222もデータライン、アドレスライン、制御ラインを含む。システムバス222にはRAM(ランダムアクセスメモリ)223、不揮発メモリ(ROM224,CMOS−RAM225等)からなるメモリ回路が接続されている。RAM223に格納されるデータは中央制御装置221や他のハードウエア要素によって読み取られたり、書き換えられたりする。不揮発メモリのデータは読み取り専用であり、装置をオフとしたときにもそこのデータは喪失されない。このハードウエアを制御するシステムプログラムはハードディスク装置227に保存されており、また、RAM223に保存されており、ディスクドライブ制御装置226を介して適宜中央制御装置221に読みこまれて使用される。このハードディスク装置227には、汎用的な構成のコンピュータシステムを正当性判定装置21として動作させるためのコンピュータプログラムを保存する領域が確保される。
このハードディスク装置227の所定の領域が、重なり部分抽出部7及び正当性判定部9で抽出等された情報を保存する保存部用に割り付けられる。
ハードディスク装置227の他の領域が道路ネットワークデータ及び非道路図形データを保存する保存部3、5用に割り付けられる。
システムバス222には、フレキシブルディスク232に対してデータの読み込み及び書き込みを行うフレキシブルドライブ制御装置231、コンパクトディスク234に対してそれからデータの読み取りを行うCD/DVD制御装置233が接続されている。この例ではプリンタインターフェース237にプリンタ238を接続させている。
システムバス222にはキーボード・マウス制御装置241が接続され、キーボード242及びマウス243からのデータ入力を可能としている。モニタ245がモニタ制御装置244を介してシステムバス222に接続されている。モニタ245にはCRTタイプ、液晶タイプ、プラズマディスプレイタイプなどを利用することができる。
各種の要素(モデムなど)の増設を可能とするため空きのスロット251が準備されている。
このコンピュータシステムからなる対応付け装置1を稼動させるために必要なプログラム(OSプログラム、アプリケーションプログラム(本発明のものも含む))は、各種の記録媒体を介してシステムの中にインストールされる。例えば非書き込み記録媒体(CD−ROM、ROMカード等)、書き込み可能記録媒体(FD、DVD等)、更にはネットワークNを利用して通信媒体の形式でインストールすることも可能である。勿論、不揮発メモリ224、225やハードディスク装置227に予めこれらのプログラムを書きこんでおくこともできる。
上記正当性判定装置1又は21によって、重なり部分における道路ネットワークが正当であると判定されなかった道路ネットワークについて、道路ネットワークデータの自動修正の一例について図7を用いて説明する。
図7(A)及び(B)に示すのは、上記条件cに基づいて、正当であると判定されなかった道路ネットワークの自動修正方法の一例である。
図7(A)に示すように、道路ネットワークの端点P3が非道路図形S5内に存在するとき、当該道路ネットワークにおいてS5との重なり部分を除去し、当該道路ネットワークとS5との交点を当該道路ネットワークの端点P4とすることで自動修正を行うことができる。
図7(B)に示すように、道路ネットワークの端点P3が非道路図形S5内に存在するとき、当該道路ネットワークがS5と重ならないよう当該道路ネットワークを縮小して当該道路ネットワークの端点P3’とすることで自動修正を行うことができる。
図7(C)〜(E)に示すのは、上記条件d及びeに基づいて、正当であると判定されなかった道路ネットワークの自動修正方法の一例である。
図7(C)に示すように、S6が道路ネットワークL6で分割されているとき、S6とL6とが重ならないようL6を適宜ズラしてL6’とすることで自動修正を行うことができる。L6をズラす際には、S6においてL6で分割される面積が小さい方へ平行移動等することができる。また、当該重なり部分をなくすために、S6をズラすこととしても良い。
図7(D)に示すように、S6が道路ネットワークL6で分割されているとき、道路ネットワークにおいて、S6と重なる部分をS6に沿うようL7とすることで自動修正することとできる。
図7(E)に示すように、S6が道路ネットワークL6で分割されているとき、S7においてL6で分割される部分を除去してS8とすることで自動修正することとできる。
以上、本発明の実施の形態及び実施例について説明してきたが、これらのうち、2つ以上の実施の形態(実施例)を組み合わせて実施しても構わない。あるいは、これらのうち、1つの実施の形態(実施例)を部分的に実施しても構わない。さらには、これらのうち、2つ以上の実施の形態(実施例)を部分的に組み合わせて実施しても構わない。
この発明は、上記発明の実施の形態及び実施例の説明に何ら限定されるものではない。特許請求の範囲の記載を逸脱せず、当業者が容易に想到できる範囲で種々の変形態様もこの発明に含まれる。
1 21 正当性判定装置
7 重なり部分抽出部
9 23 正当性判定部

Claims (16)

  1. 地図上の道路ネットワークを表す道路ネットワークデータを格納する第1の格納部と、
    前記道路ネットワーク以外の非道路図形を表す非道路図形データを格納する第2の格納部と、
    前記道路ネットワークデータ及び前記非道路図形データに基づいて、前記非道路図形との重なり部分を有する道路ネットワークを抽出する重なり部分抽出部と、
    所定の条件に基づいて、前記抽出された道路ネットワークの正当性を判定する正当性判定部と、
    を備える道路ネットワークの正当性判定装置。
  2. 前記正当性判定部は、以下の条件a〜条件eのうちの少なくとも一の条件に基づいて、前記抽出された道路ネットワークの正当性を判定する、請求項1に記載の正当性判定装置、
    条件a:前記抽出された道路ネットワークが橋又はトンネルである、
    条件b:前記抽出された道路ネットワークの高さ情報と、該道路ネットワークとの重なり部分を有する非道路図形の高さ情報との差が第1の閾値以上である、
    条件c:前記抽出された道路ネットワークの端点が、該道路ネットワークとの重なり部分を有する非道路図形内に存在しない、
    条件d:前記抽出された道路ネットワークの、該道路ネットワークとの重なり部分を有する非道路図形に対する入射角及び/又は出射角が第2の閾値以上である、
    条件e:前記抽出された道路ネットワークとの重なり部分を有する非道路図形における、該道路ネットワークで分断される第1の領域及び第2の領域の面積比率が第3の閾値以上である。
  3. 前記正当性判定部は、前記条件a〜条件eのうちの少なくとも一の条件に基づいて、前記抽出された重なり部分の正当性を示すスコアを付与し、該付与されたスコアに基づいて前記抽出された重なり部分における前記道路ネットワークの正当性を判定する、
    請求項2に記載の正当性判定装置。
  4. 前記重なり部分抽出部は、前記道路ネットワークデータの座標及び前記非道路図形データの座標に基づいて、該道路ネットワーク及び該非道路図形の重なり部分を抽出する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の正当性判定装置。
  5. 前記非道路図形データは、地形図データ、住宅地図データを含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の正当性判定装置。
  6. 第1の格納部が、地図上の道路ネットワークを表す道路ネットワークデータを格納する第1の格納ステップと、
    第2の格納部が、前記道路ネットワーク以外の非道路図形を表す非道路図形データを格納する第2の格納ステップと、
    重なり部分抽出部が、前記道路ネットワークデータ及び前記非道路図形データに基づいて、前記非道路図形との重なり部分を有する道路ネットワークを抽出する重なり部分抽出ステップと、
    正当性判定部が、所定の条件に基づいて、前記抽出された道路ネットワークの正当性を判定する正当性判定ステップと、
    を備える道路ネットワークの正当性判定方法。
  7. 前記正当性判定ステップは、以下の条件a〜条件eのうちの少なくとも一の条件に基づいて、前記抽出された道路ネットワークの正当性を判定する、請求項6に記載の正当性判定方法、
    条件a:前記抽出された道路ネットワークが橋又はトンネルである、
    条件b:前記抽出された道路ネットワークの高さ情報と、該道路ネットワークとの重なり部分を有する非道路図形の高さ情報との差が第1の閾値以上である、
    条件c:前記抽出された道路ネットワークの端点が、該道路ネットワークとの重なり部分を有する非道路図形内に存在しない、
    条件d:前記抽出された道路ネットワークの、該道路ネットワークとの重なり部分を有する非道路図形に対する入射角及び/又は出射角が第2の閾値以上である、
    条件e:前記抽出された道路ネットワークとの重なり部分を有する非道路図形における、該道路ネットワークで分断される第1の領域及び第2の領域の面積比率が第3の閾値以上である。
  8. 前記正当性判定ステップでは、前記条件a〜条件eのうちの少なくとも一の条件に基づいて、前記抽出された重なり部分の正当性を示すスコアを付与し、該付与されたスコアに基づいて前記抽出された重なり部分における前記道路ネットワークの正当性を判定する、
    請求項7に記載の正当性判定方法。
  9. 前記重なり部分抽出ステップでは、前記道路ネットワークデータの座標及び前記非道路図形データの座標に基づいて、該道路ネットワーク及び該非道路図形の重なり部分を抽出する、請求項6〜8のいずれか一項に記載の正当性判定方法。
  10. 前記非道路図形データは、地形図データ、住宅地図データを含む、請求項6〜9のいずれか一項に記載の正当性判定方法。
  11. 道路ネットワークの正当性を判定するためのコンピュータプログラムであって、コンピュータを、
    地図上の道路ネットワークを表す道路ネットワークデータを格納する第1の格納手段と、
    前記道路ネットワーク以外の非道路図形を表す非道路図形データを格納する第2の格納手段と、
    前記道路ネットワークデータ及び前記非道路図形データに基づいて、前記非道路図形との重なり部分を有する道路ネットワークを抽出する重なり部分抽出手段と、
    所定の条件に基づいて、前記抽出された道路ネットワークの正当性を判定する正当性判定手段、
    として機能させるコンピュータプログラム。
  12. 前記正当性判定手段は、以下の条件a〜条件eのうちの少なくとも一の条件に基づいて、前記抽出された道路ネットワークの正当性を判定する、請求項11に記載のコンピュータプログラム、
    条件a:前記抽出された道路ネットワークが橋又はトンネルである、
    条件b:前記抽出された道路ネットワークの高さ情報と、該道路ネットワークとの重なり部分を有する非道路図形の高さ情報との差が第1の閾値以上である、
    条件c:前記抽出された道路ネットワークの端点が、該道路ネットワークとの重なり部分を有する非道路図形内に存在しない、
    条件d:前記抽出された道路ネットワークの、該道路ネットワークとの重なり部分を有する非道路図形に対する入射角及び/又は出射角が第2の閾値以上である、
    条件e:前記抽出された道路ネットワークとの重なり部分を有する非道路図形における、該道路ネットワークで分断される第1の領域及び第2の領域の面積比率が第3の閾値以上である。
  13. 前記正当性判定手段では、前記条件a〜条件eのうちの少なくとも一の条件に基づいて、前記抽出された重なり部分の正当性を示すスコアを付与し、該付与されたスコアに基づいて前記抽出された重なり部分における前記道路ネットワークの正当性を判定する、
    請求項12に記載のコンピュータプログラム。
  14. 前記重なり部分抽出手段は、前記道路ネットワークデータの座標及び前記非道路図形データの座標に基づいて、該道路ネットワーク及び該非道路図形の重なり部分を抽出する、請求項11〜13のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。
  15. 前記非道路図形データは、地形図データ、住宅地図データを含む、請求項11〜14のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。
  16. 請求項11〜請求項15のいずれかに記載のコンピュータプログラムに記録する記録媒体。
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