JP2014035107A - 送気システム - Google Patents

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Abstract

【課題】効率良く多風量の送気を行うとともに、設置スペースの増大を抑制できる送気システムを提供する。
【解決手段】空調システム1は、空気を供給する空調機2と、空調機2から供給される空気を搬送するためのダクト3と、ダクト3内の空気を加圧する加圧ファン4と、ダクト3の延在方向に沿って複数設けられ、ダクト3内の空気の噴射によりダクト3外の空気を誘引し、ダクト3内の空気を誘引されたダクト3外の空気とともに吹き出する誘引吹出口機構5とを備える。そして、誘引吹出口機構5は、ダクト3を貫通して配置される筒部を有し、筒部は、ダクト3内の空気を筒部51内に噴射させるための開口部を有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、送気システムに関し、特に、空気供給装置から供給される空気をダクトにより搬送して吹き出す送気システムに関する。
空気供給装置としての空調機から供給される調和空気をダクトにより搬送して被空調空間である室内に吹き出す場合、室温との温度差が大きい例えば低温の調和空気を室内に吹き出すと局所的に低温となるおそれがある。これを防止するため、室温との温度差が小さい空気を室内に供給する技術が提案されている。
例えば、室温との温度差が大きい低温の空気を室内からの還気と混合させて室温との温度差が小さい空気とし、混合後の空気を室内に供給する技術がある。しかし、この技術では、混合後の大量の空気を搬送しなければならないため、空気搬送動力の大きい大型の設備が必要となる。
一方、特許文献1には、「外部から送り込まれた供給空気で被空調空間Sの空気を誘引混合してその混合空気を被空調空間Sへ吹出す本体1を、備える」誘引吹出口が開示されている(段落0011参照)。
特開2012−63079号公報
特許文献1に記載の技術によれば、供給空気量よりも多い風量の送気が可能となる。
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、誘引吹出口はダクトの末端に接続される構成となっているため、誘引吹出口の占有スペースの分だけ設備の設置スペースが増大するという課題がある。しかも、誘引吹出口を複数設置する場合には、複数に分岐したダクトの末端にそれぞれ誘引吹出口を設置する必要があり、設置数が増すにしたがって設置スペースのさらなる増大を招く。
本発明は前記事情に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、効率良く多風量の送気を行うとともに、設置スペースの増大を抑制できる送気システムを提供することにある。
前記した目的を達成するために、本発明の送気システムは、空気を供給する空気供給装置と、前記空気供給装置から供給される空気を搬送するためのダクトと、前記ダクト内の空気を加圧する加圧ファンと、前記ダクトの延在方向に沿って複数設けられ、前記ダクト内の空気の噴射により前記ダクト外の空気を誘引し、前記ダクト内の空気を誘引された前記ダクト外の空気とともに吹き出す誘引吹出口機構と、を備え、前記誘引吹出口機構は、前記ダクトを貫通して配置される筒部を有し、前記筒部は、前記ダクト内の空気を前記筒部内に噴射させるための開口部を有することを特徴とする。
本発明によれば、効率良く多風量の送気を行うとともに、設置スペースの増大を抑制できる送気システムを提供することができる。
本発明の送気システムの第1実施形態に係る空調システムの概略斜視図である。 図1に示される空調システムの正面図である。 図1に示される空調システムの左側面図である。 図2のIV−IV線に沿う要部の断面図である。 誘引吹出口機構の要部の概略分解斜視図である。 加圧ファンの制御に関するブロック図である。 本発明の送気システムの第2実施形態に係る空調システムの概略斜視図である。 本発明の送気システムの第3実施形態に係る空調システムの概略斜視図である。 (a)(b)は、図8に示されるダクトボックス間の接続構造の例を示す断面図である。 (a)〜(c)は誘引吹出口機構の軸直角断面形状の変形例を示し、(d)は誘引吹出口機構の配置形態の変形例を示す。 筒部の上流側開口端にベルマウスを備えた変形例を示す図である。 ダクト内の調和空気を筒部の上流側から下流側に向けて噴出するノズルが設置された変形例を示す図である。
次に、本発明の実施形態について適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図において、共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を適宜省略する。
≪第1実施形態≫
まず、図1〜図6を参照しながら本発明の第1実施形態について説明する。
図1は、本発明の送気システムの第1実施形態に係る空調システムの概略斜視図である。図2は、図1に示される空調システムの正面図である。図3は、図1に示される空調システムの左側面図である。
図1〜図3に示すように、本発明の送気システムの第1実施形態に係る空調システム1は、空気を供給する空気供給装置としての空調機2と、空調機2から供給される空気を搬送するためのダクト3と、ダクト3内の空気を加圧する加圧ファン4と、ダクト3の延在方向に沿って複数設けられる誘引吹出口機構5とを備えている。
空調システム1は、空調機2から供給される空気をダクト3により搬送して誘引吹出口機構5から被空調空間である室内Rに吹き出すことができるように構成されている。室内Rとしては、例えば、室温との温度差が小さい空気の送風を必要とする恒温室内が挙げられるが、これに限定されるものではなく、工場内や倉庫内等も挙げられる。
空調機2は、室内Rの空気を吸込口21から取り入れ、取り入れた空気を調整して供給する。ここでは、空調機2は、取り入れた空気を冷却して、所定の低温となった調和空気を供給する冷房運転を行う場合について説明する。
空調機2は、蛇腹管22を介して、ダクト入口部31に接続されており、このダクト入口部31の内部に、加圧ファン4が配置されている。但し、加圧ファン4は、ダクト3内の空気を加圧することができれば、任意の部位に配置され得る。なお、ダクト入口部31は、内部風速を穏やかにして低騒音化した風路32が形成された消音ボックスとして機能する。
ダクト入口部31の両側には、ダクト3が接続されており、ダクト入口部31とダクト3内とは連通している。したがって、加圧ファン4が作動すると、ダクト3内の空気が加圧され、ダクト3内は所定の高静圧に維持され得る。ダクト3、およびダクト入口部31は、吊り部材18により梁部材(図示せず)から吊り下げられて支持されている。なお、図2および図3では、吊り部材18の図示を省略している。
ダクト3は、四角管形状のダクトユニット34が適宜の個数ねじ締結等により接続されて構成されている。なお、図1〜図3に示すダクト3の長さは、一例であり、ダクトユニット34を複数継ぎ足すことにより、適宜変更することができる。また、ここでは、一つのダクトユニット34に、3つの誘引吹出口機構5が設けられている。
図4は、図2のIV−IV線に沿う要部の断面図である。図5は、誘引吹出口機構の要部の概略分解斜視図である。
図4に示すように、誘引吹出口機構5は、ダクト3内の空気A1の筒部51内への噴射によりダクト3外の空気A2を誘引し、ダクト3内の空気A1を誘引されたダクト3外の空気A2とともに、図4中の矢印B方向に混合空気として吹き出すものである。
図4および図5に示すように、誘引吹出口機構5は、ダクト3の延在方向と略直交する方向にダクト3を貫通して配置される筒部51を有している。ダクト3には、筒部51を装着するための取付孔35,36が形成されている。そして、筒部51は、ダクト3内の空気A1を、筒部51内の空気の流れ方向下流側に向けて筒部51の内面に沿うように筒部51内に噴射させるための開口部54を有している。
筒部51は、筒部51の軸方向の一方の側である筒部51内の空気の流れ方向の上流側に位置される第1筒52と、筒部51の軸方向の他方の側である筒部51内の空気の流れ方向の下流側に位置される第2筒53とを有している。そして、前記した開口部54は、第1筒52と第2筒53との隙間に形成されている。
筒部51の第1筒52は、円筒形状を呈する円管部56と、円管部56の筒部51内の空気の流れ方向の下流側に接続される接続管部58と、円管部56の筒部51内の空気の流れ方向の上流側に形成される円盤状の第1フランジ部59とを有している。
筒部51は、前記した開口部54よりも筒部51内の空気の流れ方向の上流側に、ダクト3内の空気A1を筒部51内に噴射させるための第2開口部55を有している。第2開口部55は、具体的には、第1筒52の円管部56の外周面において、筒部51内の空気の流れ方向の上流側に形成された複数の貫通孔から構成される。貫通孔の形状は、ここでは円形であるが、長円、矩形等の他の形状であってもよい。
また、誘引吹出口機構5は、第2開口部55の開口面積を調整する調整部65を有している。この調整部65は、円筒形状を呈するスライド部材66と、筒部51の軸方向におけるスライド部材66の位置を調整する調整ねじ67とを備えている。スライド部材66の外周面上には、円周方向の複数個所にL字形状の金具68が溶接等により固定されており、金具68には、調整ねじ67の先端部が挿通される貫通孔69(図5参照)が形成されている。調整ねじ67は、後記する気流ガイド部材60の取付フランジ部62の端面に形成された貫通孔(図示せず)の同軸位置に溶接等により固定されたナット70に螺合され、第1フランジ部59に形成された貫通孔74(図5参照)を挿通して延伸している。そして、調整ねじ67の先端部に固定された一対の鍔付きのカラー部材71の間に、金具68の貫通孔69が形成された部分が位置されている。これにより、調整ねじ67の先端部と金具68とは、相対的に回転自在である一方、軸方向の相対位置が規制されるように係合される。したがって、調整ねじ67を回転させることにより、ねじ送り作用によって調整ねじ67がその軸方向に移動する結果、スライド部材66が筒部51の軸方向に移動して第2開口部55の開口面積を調整することができる。なお、前記した調整部65の構成は一例であり、これに限定されるものではない。
さらに、誘引吹出口機構5は、第2開口部55から噴出されたダクト3内の空気A1を、筒部51内の空気の流れ方向下流側に向けて筒部51の内面に沿うように案内する気流ガイド部材60を備えている。気流ガイド部材60は、第2開口部55の内方の対向する位置に配置される円筒形状を呈するガイド部61と、ガイド部61の筒部51内の空気の流れ方向の上流側に形成される円盤状の取付フランジ部62とを有している。
気流ガイド部材60と第1筒52とは、ねじ部材73(図4参照)を取付フランジ部62の貫通孔75(図5参照)と第1フランジ部59の貫通孔76(図5参照)とに挿通させ断熱シート72を介してダクト3に形成された例えば下孔にねじ込むことにより、ダクト3に固定されている。なお、図4中の符号37はグラスウール等の断熱材を示す。
第1筒52の接続管部58は、ねじ部材57(図4参照)を円管部56の筒部51内の空気の流れ方向の下流側端部に形成された貫通孔77(図5参照)に挿通させ接続管部58に形成された例えば下孔にねじ込むことにより、円管部56に固定されている。なお、ねじ部材57による接続管部58の円管部56への固定は、第1筒52の円管部56と第2筒53とをダクト3に設置した後に行われるようになっており、組立作業が容易となっている。
一方、筒部51の第2筒53は、テーパ形状(円錐形状)を呈し筒部51内の空気の流れ方向の下流側に向かって拡径する拡管部81と、拡管部81の筒部51内の空気の流れ方向の下流側に形成される円盤状の第2フランジ部82とを有している。拡管部81のテーパ角度αは、適宜設定され得る。
第2筒53は、ねじ部材83(図4参照)を第2フランジ部82の貫通孔84(図5参照)に挿通させ断熱シート72を介してダクト3に形成された例えば下孔にねじ込むことにより、ダクト3に固定されている。
第1筒52の接続管部58の外周面と第2筒53の拡管部81の内周面との間には、セパレータ85が配置されている。セパレータ85は、例えば直径が開口部54の半径方向の隙間寸法に等しい円柱形状を呈しており、円周方向の複数個所に設置される。これにより、開口部54の半径方向の隙間寸法が正確に設定される。但し、セパレータ85の形状は、円柱形状に限定されるものではなく、例えば帯板形状等の他の形状であってもよい。
図6は、加圧ファンの制御に関するブロック図である。
図6に示すように、ファン制御部10は、室内R(図3参照)の所定の位置に設置された室温センサ11と接続されている。また、ファン制御部10は、モータドライバ42を介して、加圧ファン4(図1参照)を回転させるファンモータ41と接続されている。ここで、ファン制御部10は、室温が目標温度となるように、室温センサ11の検出値に応じて加圧ファン4の回転速度(回転数)を制御できる構成とされている。なお、ファン制御部10は、例えば空調機2の内部に設置されている。
次に、前記のように構成された第1実施形態の作用について説明する。
図1に示すように、空調システム1が起動されると、空調機2は、吸込口21から取り入れた室内Rの空気を冷却して低温の調和空気をダクト入口部31に向けて供給する。また、加圧ファン4は、空調機2から供給された調和空気をダクト3内に送り込むとともに、ダクト3内の空気を加圧してダクト3内を所定の高静圧に設定する。
すなわち、図4に示すように、ダクト3の延在方向と略直交する方向にダクト3を貫通して配置される誘引吹出口機構5の筒部51の外周面側の周囲は高静圧となる。高静圧となったダクト3内の空気A1は、開口部54を通過して、筒部51内に噴射される。この開口部54からのダクト3内の空気A1の噴射により、筒部51の上流側開口端からダクト3外の空気A2である室内空気が筒部51内に誘引され、ダクト3内の空気A1である調和空気は、誘引されたダクト3外の空気A2とともに、図4中の矢印B方向に筒部51の下流側開口端から混合空気として吹き出される。このようにして、調和空気の供給量よりも多い風量の混合空気の送気が行われる。
そして、開口部54よりも上流側に位置する第2開口部55からも、高静圧となったダクト3内の空気A1が筒部51内に噴射され、気流ガイド部材60により下流側に向かうように案内される。この第2開口部55からの噴射によっても、ダクト3外の空気A2である室内空気が筒部51内に誘引されて、ダクト3内の空気A1である調和空気は、誘引されたダクト3外の空気A2とともに混合空気として吹き出される。これにより、混合空気の風量がさらに増大する。
また、ファン制御部10は、室温センサ11の検出値に基づいて、室温が目標温度となるように加圧ファン4の回転速度を制御する。これにより、ダクト3内の空気A1の開口部54および第2開口部55からの噴射速度が制御されるため、ダクト3を介して搬送される調和空気の風量である空調風量、およびダクト3内の空気A1の噴射により誘引されるダクト3外の空気A2の風量である誘引風量が制御される。したがって、室温に見合った風量の送気を行って、室内Rの顕熱負荷を効率的に除去することが可能となり、省エネルギ化が図られる。
前記したように第1実施形態に係る空調システム1は、空気を供給する空調機2と、空調機2から供給される空気を搬送するためのダクト3と、ダクト3内の空気を加圧する加圧ファン4と、ダクト3の延在方向に沿って複数設けられ、ダクト3内の空気の噴射によりダクト3外の空気を誘引し、ダクト3内の空気を誘引されたダクト3外の空気とともに吹き出す誘引吹出口機構5とを備える。そして、誘引吹出口機構5は、ダクト3を貫通して配置される筒部51を有し、筒部51は、ダクト3内の空気A1を筒部51内に噴射させるための開口部54を有している。
このような第1実施形態によれば、空調機2からダクト3を介して供給される調和空気の噴射力を利用して、筒部51の上流側開口端からダクト3外の空気A2である室内空気を誘引し、ダクト3内の空気A1である調和空気を、誘引された室内空気とともに筒部51の下流側開口端から吹き出すことができる。これにより、空調機2からの調和空気の供給量よりも多い風量の送気が可能となり、空気搬送動力が低減される。したがって、効率良く多風量の送気を行って容易に所望の空調環境を構築できる。
また、誘引吹出口機構5の筒部51はダクト3を貫通して配置されているため、誘引吹出口機構5はダクト3の占有スペースの内部に配置されることになる。したがって、誘引吹出口機構5のための特別な設置スペースは不要である。
すなわち、効率良く多風量の送気を行うとともに、設置スペースの増大を抑制できる空調システム1を提供することができる。
また、第1実施形態では、筒部51は、筒部51の軸方向の一方の側に位置される第1筒52と、筒部51の軸方向の他方の側に位置される第2筒53とを有し、開口部54は、第1筒52と第2筒53との隙間に形成されている。このような構成によれば、ダクト3の延在方向と略直交する方向の両側からダクト3を挟み込むようにして、第1筒52と第2筒53とをダクト3の取付孔35,36にそれぞれ設置しつつ開口部54を形成することができる。したがって、誘引吹出口機構5のダクト3への取付作業が容易となる。
また、第1実施形態では、筒部51は、開口部54よりも筒部51内の空気の流れ方向の上流側に、ダクト3内の空気A1を筒部51内に噴射させるための第2開口部55を有している。このような構成によれば、開口部54のみならず第2開口部55からの噴射によっても、ダクト3外の空気A2である室内空気を筒部51内に誘引することができ、混合空気の風量をさらに増大させることができる。
また、第1実施形態では、誘引吹出口機構5は、第2開口部55の開口面積を調整する調整部65を有している。このような構成によれば、第2開口部55からのダクト3内の空気A1の噴射量を調整することができ、これにより、混合空気の風量を調節することが可能となる。
≪第2実施形態≫
次に、図7を参照しながら本発明の第2実施形態について説明する。
図7は、本発明の送気システムの第2実施形態に係る空調システムの概略斜視図である。図1〜図6に示した第1実施形態と同様の構成及び作用は、第2実施形態に取り込まれるものとして詳細な説明を適宜省略する。
図7に示すように、第2実施形態に係る空調システム1aでは、ダクト3の外表面33(ここでは上面)に、ダクト3内の調和空気を噴出するノズル12が設置されている点で第1実施形態と相違しており、他は第1実施形態と同様である。なお、ノズル12の設置位置は、ダクト3の下面であってもよく、設置個数は適宜設定され得る。ノズル12としては、空気を広角に噴出する拡散ノズル、周囲の空気を誘引して噴出する誘引ノズル等、各種のノズルが使用され得る。
このような第2実施形態によれば、前記した第1実施形態と同様の作用効果を奏することができることに加えて、ノズル12により室内Rの空気を良好に掻き混ぜることが可能となる。これにより、より均一な空調環境を速やかに構築することができる。なお、ノズル12による空気の噴出方向は、室内Rの状況に応じて調整されることが望ましい。
≪第3実施形態≫
次に、図8および図9を参照しながら本発明の第3実施形態について説明する。
図8は、本発明の送気システムの第3実施形態に係る空調システムの概略斜視図である。図9(a)(b)は、図8に示されるダクトボックス間の接続構造の例を示す断面図である。図1〜図6に示した第1実施形態と同様の構成及び作用は、第3実施形態に取り込まれるものとして詳細な説明を適宜省略する。
図8に示すように、第3実施形態に係る空調システム1bでは、ダクト3aは、該ダクト3aの延在方向に沿って並んだ外観が立方体形状を呈する複数のダクトボックス(短部分)38を有している。一つのダクトボックス38には、誘引吹出口機構5がここでは一つ設けられているが、これに限定されるものではなく、2つ以上設けられていてもよい。また、ダクトボックス38の外観は、立方体形状に限定されるものではなく、例えば直方体形状などの他の立体形状を呈していてもよい。
ダクトボックス38は、ダクト3aの延在方向に沿う軸Cのまわりで回転させられて軸Cのまわりの円周方向の角度位置が変更可能に構成されている。なお、誘引吹出口機構5からの空気の噴出方向が水平に対して角度を持つように傾けられたダクトボックス38は、横バー17から吊り部材18aにより吊り下げられて支持されている。
図9(a)に示すように、隣接するダクトボックス38,38間の接続構造13は、相互に接続される2つのダクトボックス38,38の対向する面にそれぞれ形成された開口38a,38aの外側において同軸位置に溶接等によりそれぞれ固定された略円筒形状を呈する一対の継手内筒14,14と、一対の継手内筒14,14の外周面側に配置される略円筒形状を呈する継手外筒15とを備えている。継手内筒14と継手外筒15との間にはシール部材16が装着されており、これにより、気密性が保持される。
なお、隣接するダクトボックス38,38間の接続構造は、図9(a)に示した構造に限定されるものではない。例えば、図9(b)に示すように、隣接するダクトボックス38,38間の接続構造13aは、相互に接続される2つのダクトボックス38,38の対向する面にそれぞれ形成された開口38a,38aの内側において同軸位置に溶接等によりそれぞれ固定された略円筒形状を呈する一対の継手外筒15a,15aと、一対の継手外筒15a,15aの内周面側に配置される略円筒形状を呈する継手内筒14aとを備えるように構成されてもよい。
このような第3実施形態によれば、前記した第1実施形態と同様の作用効果を奏することができることに加えて、ダクトボックス38の軸Cのまわりの円周方向の角度位置を適宜変更することにより、室内Rの空気を良好に掻き混ぜることが可能となる。これにより、より均一な空調環境を速やかに構築することができる。なお、ダクトボックス38の誘引吹出口機構5からの空気の噴出方向は、室内Rの状況に応じて調整されることが望ましい。
以上、本発明について実施形態に基づいて説明したが、本発明は前記した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、前記した実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
例えば、前記した実施形態では、誘引吹出口機構5は、その軸直角断面形状が円形を呈しているが、これに限定されるものではない。例えば図10(a)〜(c)に示すように、少なくとも一部の誘引吹出口機構5aは、その軸直角断面形状が長円、楕円等の他の形状を呈していてもよい。
また、前記した実施形態では、誘引吹出口機構5は、ダクト3の延在方向に沿って一列に並んで複数配置されているが、これに限定されるものではなく、例えば図10(d)に示すように、例えば二列に並んで複数配置されていてもよい。この場合、ダクト3の延在方向における誘引吹出口機構5の位置は、列同士でずれていてもよいし(図10(d)参照、千鳥状配置)、ずれがなくてもよい。
また、図11に示すように、誘引吹出口機構5は、ダクト3外の空気を筒部51の上流側から筒部51内に導入するための案内面を有するベルマウス86を、筒部51の上流側開口端に備えていてもよい。ベルマウス86は、例えば断面が半円形状で全体としてリング状を呈している。このように構成すれば、ダクト3外の空気を筒部51内に誘引する際の通気抵抗を低減することができる。
また、図12に示すように、ダクト3の外表面33に、ダクト3内の調和空気を筒部51の上流側から下流側に向けて噴出する噴出ノズル87が設置されてもよい。このように構成すれば、ダクト3外の空気を筒部51内にさらに誘引することができ、混合空気の風量をより一層増大させることができる。
また、前記した実施形態では、ダクト3の延在方向に沿う軸は、直線であるが、本発明はこれに限定されるものではなく、曲線であってもよく、屈曲していてもよい。
また、前記した実施形態では、空気供給装置としての空調機2が冷房運転を行う場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明は、空気供給装置が暖房運転、除湿運転、送風運転等を行う場合にも適用可能である。ここで、空気供給装置として、例えば既製のPAC(Package Air Conditioner)、AHU(Air Handling Unit)等の空調・換気システムを利用することができる。
1,1a,1b 空調システム(送気システム)
2 空調機(空気供給装置)
3,3a ダクト
4 加圧ファン
5,5a 誘引吹出口機構
12 ノズル
33 外表面
38 ダクトボックス(短部分)
51 筒部
52 第1筒
53 第2筒
54 開口部
55 第2開口部
65 調整部
A1 ダクト内の空気
A2 ダクト外の空気
C 軸

Claims (7)

  1. 空気を供給する空気供給装置と、
    前記空気供給装置から供給される空気を搬送するためのダクトと、
    前記ダクト内の空気を加圧する加圧ファンと、
    前記ダクトの延在方向に沿って複数設けられ、前記ダクト内の空気の噴射により前記ダクト外の空気を誘引し、前記ダクト内の空気を誘引された前記ダクト外の空気とともに吹き出す誘引吹出口機構と、を備え、
    前記誘引吹出口機構は、前記ダクトを貫通して配置される筒部を有し、
    前記筒部は、前記ダクト内の空気を前記筒部内に噴射させるための開口部を有する
    ことを特徴とする送気システム。
  2. 前記筒部は、前記筒部の軸方向の一方の側に位置される第1筒と、前記筒部の軸方向の他方の側に位置される第2筒とを有し、
    前記開口部は、前記第1筒と前記第2筒との隙間に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の送気システム。
  3. 前記筒部は、前記開口部よりも前記筒部内の空気の流れ方向の上流側に、前記ダクト内の空気を前記筒部内に噴射させるための第2開口部を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の送気システム。
  4. 前記誘引吹出口機構は、前記第2開口部の開口面積を調整する調整部を有することを特徴とする請求項3に記載の送気システム。
  5. 前記ダクトは、該ダクトの延在方向に沿って並んだ複数の短部分を有し、
    前記短部分には、前記誘引吹出口機構が少なくとも一つ設けられており、
    前記短部分は、前記ダクトの延在方向に沿う軸のまわりで回転させられて前記軸のまわりの円周方向の角度位置が変更可能に構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の送気システム。
  6. 前記ダクトの外表面に、当該ダクト内の空気を噴出するノズルが設置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の送気システム。
  7. 前記空気供給装置は、取り入れた空気を調整して供給する空調機であることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の送気システム。
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