JP2014034354A - ステアリングホイールの位置調節装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】設計の自由度を確保しつつ、ステアリングホイールを調節後の位置に保持する力を大きくできる構造を実現する。
【解決手段】変位ブラケット12aと共に変位するアウタコラム14aの幅方向片側面に第一、第二両揺動摩擦板29、30を、揺動支持軸26aにより枢支する。そして、第一、第二両ガイド長孔32、33をそれぞれ設けた、前記第一、第二両揺動摩擦板29、30は、これら第一、第二両揺動摩擦板29、30同士を互いに重ね合わせた状態で、それぞれの前半部を、前記変位ブラケット12aの外側面と、支持ブラケット13aの支持板部20aの内側面との間に挟持する。前記第一、第二両揺動摩擦板29、30は、前記ステアリングホイールの前後方向の変位に伴い、何れか一方ずつ揺動し、同時には揺動しない。
【選択図】図1

Description

本発明は、運転者の体格や運転姿勢に応じてステアリングホイールの前後位置と上下位置とのうちの少なくとも一方を調節する為のステアリングホイールの位置調節装置の改良に関する。
自動車用の操舵装置は、図9に示す様に構成して、ステアリングホイール1の回転をステアリングギヤユニット2の入力軸3に伝達し、この入力軸3の回転に伴って左右1対のタイロッド4、4を押し引きして、前車輪に舵角を付与する様にしている。前記ステアリングホイール1は、ステアリングシャフト5の後端部に支持固定しており、このステアリングシャフト5は、円筒状のステアリングコラム6を軸方向に挿通した状態で、このステアリングコラム6に回転自在に支持している。又、前記ステアリングシャフト5の前端部は、自在継手7を介して中間シャフト8の後端部に接続し、この中間シャフト8の前端部を、別の自在継手9を介して、前記入力軸3に接続している。尚、本明細書及び特許請求の範囲全体で、前後方向、左右方向(幅方向)、及び上下方向は、特に断らない限り、車両の前後方向、左右方向(幅方向)、及び上下方向を言う。
上述の様な操舵装置で、運転者の体格や運転姿勢に応じて、前記ステアリングホイール1の上下位置を調節する為のチルト機構や、前後位置を調節する為のテレスコピック機構が、従来から広く知られている。このうちのチルト機構を構成する為に、前記ステアリングコラム6を車体10に対して、左右方向に設置した枢軸11を中心とする揺動変位を可能に支持している。又、前記ステアリングコラム6の後端寄り部分に固定した変位ブラケット12を、前記車体10に支持した支持ブラケット13に対して、上下方向及び前後方向の変位を可能に支持している。このうち、前後方向の変位を可能とするテレスコピック機構を構成する為に、前記ステアリングコラム6を、アウタコラム14とインナコラム15とをテレスコープ状に伸縮自在に組み合わせた構造とし、前記ステアリングシャフト5を、アウタシャフト16とインナシャフト17とを、スプライン係合等により、トルク伝達可能に、且つ、伸縮可能に組み合わせた構造としている。尚、図示の例は、電動モータ18を補助動力源として前記ステアリングホイール1を操作する為に要する力の低減を図る、電動式パワーステアリング装置も組み込んでいる。
チルト機構やテレスコピック機構で、電動式のものを除く手動式の構造の場合には、調節レバーの操作に基づいて、前記ステアリングホイール1の位置を調節可能な状態としたり、調節後の位置に固定できる様にしている。この様な手動式のチルト機構やテレスコピック機構の構造に就いては、従来から各種構造のものが広く知られており、且つ、実施されている。例えば、図9に示した構造の場合には、前記アウタコラム14に固設した変位ブラケット12に、前後位置調節方向であるこのアウタコラム14の軸方向に長い、テレスコ調節用長孔19を形成している。又、前記支持ブラケット13は、前記変位ブラケット12を左右両側から挟む、1対の支持板部20を備えており、これら両支持板部20の互いに整合する部分に、それぞれ上下方向に長い、チルト調節用長孔21を形成している。これら両チルト調節用長孔21は、一般的には、前記枢軸11を中心とする部分円弧状である。そして、これら両チルト調節用長孔21と前記テレスコ調節用長孔19とに、調節ロッド22を挿通している。この調節ロッド22には、前記両支持板部20を左右方向両側から挟む状態で1対の押圧部を設けており、調節レバー23(例えば、後述する図10参照)の操作に基づいて作動する拡縮装置により、前記両押圧部同士の間隔を拡縮可能としている。
前記ステアリングホイール1の上下位置又は前後位置を調節する際には、前記調節レバー23を所定方向(一般的には下方)に揺動させる事により、前記両押圧部同士の間隔を拡げる。これにより、前記両支持板部20の内側面と前記変位ブラケット12の両外側面との間に作用している摩擦力を小さくする。そして、この状態で、前記調節ロッド22が、前記両チルト調節用長孔21及び前記テレスコ調節用長孔19内で変位できる範囲で、前記ステアリングホイール1の位置を調節する。調節後は、前記調節レバー23を前記所定方向とは逆方向(一般的には上方)に揺動させる事により、前記両押圧部同士の間隔を縮める。これにより、前記摩擦力を大きくして、前記ステアリングホイール1を調節後の位置に保持する。
又、上述したステアリング装置は、衝突事故の際に、運転者の身体が前記ステアリングホイール1にぶつかる、二次衝突が発生した場合に、運転者に加わる衝撃荷重を緩和すべく、このステアリングホイール1が前方に変位する事を許容する機能を備える。この為に、具体的には、前記支持ブラケット13を前記車体10に対し、二次衝突時の衝撃により前方への離脱を可能に支持する構造を採用している。この様な構造を備えたステアリング装置の場合、前記ステアリングホイール1を調節後の位置に保持する力、即ち、前記支持ブラケット13に対する前記アウタコラム14の保持力が弱いと、二次衝突の発生時に、このアウタコラム14が前記支持ブラケット13に対し不用意に移動する可能性がある。そして、移動した場合には、この支持ブラケット13に対する衝撃の加わり方が変化する為、この支持ブラケット13を前記車体10から離脱させる事に基づく衝撃吸収機構の設計が難しくなる可能性がある。
例えば、前記ステアリングホイール1の前後位置を調節するテレスコピック式ステアリング装置で、このステアリングホイール1の前後位置が中間乃至後端である状態で二次衝突が発生すると、このステアリングホイール1が調節可能範囲の前端位置まで、勢い良く移動する可能性がある。この様な状況下では、前記支持ブラケット13の前記車体10からの離脱は、前記ステアリングホイール1が前記前端位置まで変位した後に行われる。この状態では、このステアリングホイール1が前方に勢い良く変位する状態になっているので、前記支持ブラケット13を前記車体10から離脱させる為に要する離脱荷重のチューニングが難しくなる。
又、前記ステアリングホイール1の上下位置を調節するチルト式ステアリング装置で、このステアリングホイール1の上下位置が中間乃至下端である状態で二次衝突が発生すると、このステアリングホイール1が調節可能範囲の上端位置まで、勢い良く移動する(舞い上がる)可能性がある。この様な状況下では、前記ステアリングホイール1の後方で膨らんだエアバッグと運転者の身体との位置関係が、必ずしも運転者保護の面から適正でなくなる可能性がある。
一方、前記調節レバー23の操作量や操作力を大きくする事なく、前記支持ブラケット13に対する前記アウタコラム14の保持力を大きくする為には、この保持力を確保する為の摩擦面の数を増やす事が好ましい。この様な事情に鑑みて、特許文献1には、ステアリングコラムに支持した摩擦板と、支持ブラケットに支持した摩擦板とを、左右方向に重ね合わせる事により、前記摩擦面の数を増やす構造が記載されている。ところが、この特許文献1に記載された構造の場合には、前記各摩擦板を、前記ステアリングコラム又は前記支持ブラケットに対し、左右方向の変位のみを可能に支持する構成を採用している。この為、前記摩擦面の数を増やす為に必要となる摩擦板の枚数が多くなる。従って、前記摩擦面を増やす事に伴って生じる、左右方向寸法、部品点数及び重量の増大量が、それぞれ大きくなる。
[未公開の先発明に関する説明]
この様な事情に鑑みて考えられたステアリングホイールの位置調節装置として、特願2012−035139には、図10〜11に示す様な構造により、少ない摩擦板でステアリングホイールを調節後の位置に保持するのに寄与する摩擦面の数を増やす構造が開示されている。この先発明の構造では、支持ブラケット13aを構成する1対の支持板部20a、20aの内側面と、変位ブラケット12aの左右両外側面との間に、それぞれ揺動摩擦板24、24を挟持している。この変位ブラケット12aは、アウタコラム14aの前端部下側に、このアウタコラム14aと一体に設けられており、幅方向中央部に設けたスリット25の存在に基づき、幅寸法を、延いては前記アウタコラム14aの前端部の内径を、弾性的に拡縮可能としている。この様なアウタコラム14aの前端部にはインナコラム15aの後端部を内嵌して、テレスコピック式のステアリングコラム6aを構成している。
前記両揺動摩擦板24、24は、それぞれの後端部を、前記変位ブラケット12a若しくは前記アウタコラム14aの左右両外側面に、それぞれ揺動支持軸26を中心とする揺動変位を可能に支持している。又、前記両揺動摩擦板24、24の中間部乃至先端部に、ガイド長孔27を形成している。前記揺動支持軸26は、このガイド長孔27の延長線上から外れた位置に設けている。又、この揺動支持軸26の設置位置は、前記変位ブラケット12aに形成した、前後方向に長いテレスコ調節用長孔19aの延長線上、前記両支持板部20a、20aに形成した、上下方向に長いチルト調節用長孔21a、21aの延長線上の何れからも外れている。そして、これら各長孔27、19a、21aに、調節ロッド22aを挿通している。更に、この調節ロッド22aの両端部で、前記両支持板部20a、20aの外側面から突出した部分に、1対の押圧部28a、28bを設けている。そして、前記調節ロッド22aの一端部に設けられた調節レバー23を、この調節ロッド22aを中心として回転する事により、前記両押圧部28a、28b同士の間隔を拡縮可能としている。尚、前記調節レバー23の回動によりこれら両押圧部28a、28b同士の間隔を拡縮させる為の拡縮機構は、駆動側カムと被駆動側カムとから成るカム装置、ボルトとナットとから成るねじ装置等、従来から広く知られている各種構造を採用できる。
前記揺動支持軸26の設置位置と前記各長孔27、19a、21aの長さ方向とを上述の様に規制して、これら各長孔27、19a、21aに前記調節ロッド22aを挿通している為、ステアリングホイールを何れの方向に変位させる場合でも、前記両揺動摩擦板24、24が前記両揺動支持軸26を中心として揺動変位する。一方、前記ステアリングホイールを調節後の位置に保持すべく、前記両押圧部28a、28b同士の間隔を縮めた状態では、前記両揺動摩擦板24、24は、前記変位ブラケット12aの左右両外側面と、前記両支持板部20a、20aの内側面との間で強く挟持された状態となる。この状態から前記ステアリングホイールの前後位置や上下位置を動かそうとすると、前記両揺動摩擦板24、24のそれぞれの両側面と、前記変位ブラケット12aの左右両外側面及び前記両支持板部20a、20aの内側面とが強く擦れ合う事になる。
例えば、前記ステアリングホイールを調節可能な前端位置にまで移動させた状態では、前記揺動摩擦板24が図11の(A)に示す姿勢になり、同じく前後方向中間部に位置させた状態では図11の(B)に示す姿勢になる。図示は省略するが、前記ステアリングホイールを調節可能な後端位置にまで移動させると、前記揺動摩擦板24は、前記(B)の状態よりも更に上方に揺動する。要するに、前記ステアリングホイールを所望の位置に保持した状態から、このステアリングホイールを動かそうとした場合、前記両揺動摩擦板24、24毎に2面ずつの摩擦面を滑らせつつ、これら第一、第二両揺動摩擦板24、24を、前記揺動支持軸26を中心に揺動させる必要がある。この為、少ない揺動摩擦板24、24でも、前記ステアリングホイールを調節後の位置に保持する力を大きくできて、二次衝突時の運転者保護の充実を図り易くできる。
上述の様に、図10〜11に示した先発明の構造は優れたものではあるが、ステアリングホイールの位置調節に伴って、揺動摩擦板24が上下方向に大きく揺動変位する。従って、このステアリングホイールの位置に拘らず、この揺動摩擦板24が運転者の膝にぶつからない様にする事を考慮すると、設計の自由度が低下する。
特開平10−035511号公報
本発明は、上述の様な事情に鑑みて、設計の自由度を確保しつつ、ステアリングホイールを調節後の位置に保持する力を大きくできる構造を実現すべく発明したものである。
本発明のステアリングホイールの位置調節装置は、ステアリングコラムと、変位ブラケットと、コラム側貫通孔と、ステアリングシャフトと、支持ブラケットと、車体側貫通孔と、調節ロッドと、1対の押圧部と、調節レバーとを備える。
このうちのステアリングコラムは筒状である。
又、前記変位ブラケットは、このステアリングコラムの一部に固設している。
又、前記コラム側貫通孔は、前記変位ブラケットに、この変位ブラケットを幅方向に貫通する状態で設けている。
又、前記ステアリングシャフトは、前記ステアリングコラムの内側に回転自在に支持しており、このステアリングコラムの後端開口から突出した後端部にステアリングホイールを支持固定する。
又、前記支持ブラケットは、前記変位ブラケットを左右両側から挟む左右1対の支持板部を備え、車体に支持される。
又、前記車体側貫通孔は、前記両支持板部の互いに整合する部分に設けている。
又、前記調節ロッドは、前記コラム側貫通孔及び前記両車体側貫通孔を幅方向に挿通する状態で設けている。
又、前記両押圧部は、前記調節ロッドの両端部で、前記両支持板部の外側面から突出した部分に設けている。
更に、前記調節レバーは、前記調節ロッドの一端部に設けたもので、この調節ロッドを中心として回転する(調節ロッドと共に回転する場合も含む)事により、前記両押圧部同士の間隔を拡縮する。
そして、前記両車体側貫通孔と前記コラム側貫通孔とのうちの少なくとも一方の貫通孔を、前記ステアリングホイールの位置を調節可能とすべき方向に長い調節用長孔としている。
特に、本発明のステアリングホイールの位置調節装置の場合、前記両支持板部のうちの一方の支持板部の側面と、この一方の支持板部の側面と対向する相手部材との間部分に、第一、第二両揺動摩擦板を、これら第一、第二両揺動摩擦板同士を互いに重ね合わせた状態で狭持している。そして、前記ステアリングホイールの位置調節に伴って、これら第一、第二両揺動摩擦板が互いに異なる位相で揺動変位する。
上述の様な本発明のステアリングホイールの位置調節装置を実施する場合に好ましくは、請求項2に記載した発明の様に、前記一方の支持板部、或いは前記相手部材に、前記調節ロッドと平行な揺動支持軸を設ける。又、前記第一、第二両揺動摩擦板のそれぞれの基端部をこの揺動支持軸に枢支する。これと共に、前記一方の支持板部の側面と前記相手部材との間に狭持された、前記第一、第二両揺動摩擦板の先半部(先端部乃至中間部)に設けたガイド長孔に前記調節ロッドを、これら両ガイド長孔に沿った変位のみを可能に係合させる。そして、前記両押圧部同士の間隔を広げる事により、前記第一、第二両揺動摩擦板を狭持する前記一方の支持板部の側面と前記相手部材との当接部の面圧を低下乃至喪失させた状態で、前記調節ロッドを前記調節用長孔に沿って変位させた場合に、この調節ロッドが前記両ガイド長孔に沿って変位する様にしている。これにより、前記調節ロッドが前記調節用長孔内で変位できる(前記ステアリングホイールの位置調節ができる)範囲のうちの一部範囲で、前記調節ロッドの変位に伴い前記第一揺動摩擦板が前記揺動支持軸を中心として揺動し、前記第二揺動摩擦板が揺動しない。これに対し、同じく別の範囲で、前記調節ロッドの変位に伴い前記第一揺動摩擦板が揺動せず、前記第二揺動摩擦板が前記揺動支持軸を中心として揺動する。
又、上述の様な本発明のステアリングホイールの位置調節装置を実施する場合に、例えば請求項3に記載した発明の様に、前記ステアリングコラムを、インナコラムの後端部にアウタコラムの前端部を、軸方向に関する相対変位を可能に嵌合して成るテレスコピックステアリングコラムとする。又、前記変位ブラケットを前記アウタコラムに設け、前記コラム側貫通孔をこのアウタコラムの軸方向に長いテレスコ調節用長孔とする。又、前記揺動支持軸をこのアウタコラムの幅方向片側面に設ける。そして、前記調節ロッドが前記テレスコ調節用長孔内で変位できる範囲のうちの一部範囲で、前記第一揺動摩擦板のガイド長孔のうち、前記調節ロッドの係合する部分の長さ方向若しくは接線方向と、前記テレスコ調節用長孔の長さ方向とが一致せず、前記第二揺動摩擦板のガイド長孔のうち、前記調節ロッドの係合する部分の長さ方向若しくは接線方向と、前記テレスコ調節用長孔の長さ方向とが一致する。これに対し、同じく別の範囲で、前記第一揺動摩擦板のガイド長孔のうち、前記調節ロッドの係合する部分の長さ方向若しくは接線方向と、前記テレスコ調節用長孔の長さ方向とが一致し、前記第二揺動摩擦板のガイド長孔のうち、前記調節ロッドの係合する部分の長さ方向若しくは接線方向と、前記テレスコ調節用長孔の長さ方向とが一致しない。
或いは、請求項4に記載した発明の様に、前記ステアリングコラムの前端部を車体に対し、前記調節ロッドと平行な枢軸を中心とする揺動変位を可能に支持する。又、前記車体側貫通孔を、上下方向に長いチルト調節用長孔とし、前記揺動支持軸を前記一方の支持板部の側面に設ける。そして、前記調節ロッドが前記チルト調節用長孔内で変位できる範囲のうちの一部範囲で、前記第一揺動摩擦板のガイド長孔のうち、前記調節ロッドの係合する部分の長さ方向若しくは接線方向と、前記チルト調節用長孔の長さ方向若しくは接線方向とが一致せず、前記第二揺動摩擦板のガイド長孔のうち、前記調節ロッドの係合する部分の長さ方向若しくは接線方向と、前記チルト調節用長孔の長さ方向若しくは接線方向とが一致する。同じく他の範囲で、前記第一揺動摩擦板のガイド長孔のうち、前記調節ロッドの係合する部分の長さ方向若しくは接線方向と、前記チルト調節用長孔の長さ方向若しくは接線方向とが一致し、前記第二揺動摩擦板のガイド長孔のうち、前記調節ロッドの係合する部分の長さ方向若しくは接線方向と、前記チルト調節用長孔の長さ方向若しくは接線方向とが一致しない。
上述の様な本発明のステアリングホイールの位置調節装置を実施する場合に好ましくは、請求項5に記載した発明の様に、前記調節ロッドが前記調節用長孔内を変位できる範囲のうちで、前記第一、第二両揺動摩擦板が共に揺動しない範囲を設ける。
この様な請求項5に記載した発明を実施する場合に好ましくは、請求項6に記載した発明の様に、前記第一、第二両揺動摩擦板が共に揺動しない範囲を、前記ステアリングホイールが位置調節可能な範囲のうちの端部に位置する状態から、同じく中間部に位置する状態までの範囲とする。
上述の様に構成する本発明のステアリングホイールの位置調節装置によれば、設計の自由度を確保しつつ、二次衝突時にステアリングホイールに加わる衝撃的な荷重に拘らず、このステアリングホイールを調節後の位置に保持する力を大きくできる。
即ち、本発明の場合、ステアリングホイールの位置調節ができる範囲のうちの一部範囲では、第一揺動摩擦板のみが揺動して、第二揺動摩擦板は揺動しない。これに対し、同じく別の範囲では、この第一揺動摩擦板は揺動せず、この第二揺動摩擦板のみが揺動する。従って、これら第一、第二両揺動摩擦板が揺動する大きさ(揺動角度)を、前述した先発明の構造の場合と比較して小さく抑える事ができ、設計の自由度を確保できる。
本発明の実施の形態の第1例を示す側面図。 図1の拡大a−a断面図。 ステアリングホイールを調節可能範囲の後端位置に移動させた状態(A)と、中間位置に移動させた状態(B)と、(B)に示した状態から前方に移動させた状態(C)と、前端位置に移動させた状態(D)とで、それぞれ支持ブラケットを省略して示す、図1の中央部に相当する側面図。 本発明の実施の形態の第2例を示す、図3と同様の図。 同第3例を示す、図3と同様の図。 同第4例を示す、図2と同様の図。 同じく、ステアリングホイールを調節可能範囲の下端位置に移動させた状態(A)と、中間位置に移動させた状態(B)と、上端位置に移動させた状態(C)とで、それぞれステアリングコラムを省略した状態で示す、図1の中央部に相当する側面図。 本発明の実施の形態の第5例を示す、図2と同様の図。 従来から知られているステアリングホイールの位置調節装置の1例を示す、部分切断略側面図。 先発明に係る構造の1例を示す、図2と同様の図。 同じく、ステアリングホイールを調節可能範囲の前端位置に移動させた状態(A)と、中間位置に移動させた状態(B)とで、それぞれ支持ブラケットを省略して示す、図1の中央部に相当する側面図。
[実施の形態の第1例]
図1〜3は、請求項1〜3、5、6に対応する、本発明の実施の形態の第1例を示している。本例のステアリングホイールの位置調節装置は、前述した先発明に係る構造と同様に、ステアリングコラム6aと、変位ブラケット12aと、コラム側貫通孔であるテレスコ調節用長孔19aと、ステアリングシャフト5aと、支持ブラケット13aと、車体側貫通孔であるチルト調節用長孔21a、21aと、調節ロッド22aと、1対の押圧部28a、28bと、調節レバー23と、揺動支持軸26aと、第一、第二両揺動摩擦板29、30とを備える。
このうちのステアリングコラム6aは、前側に配置されたインナコラム15aの後端部と後側に配置されたアウタコラム14aの前端部とを軸方向の変位を可能に嵌合して成るテレスコピックステアリングコラムで、全体を円筒状としている。又、前記変位ブラケット12aは、アルミニウム系合金等の軽合金をダイキャスト成形する事により、前記アウタコラム14aと一体に構成している。前記変位ブラケット12aは、幅方向中央部に形成したスリット25により、全幅を弾性的に拡縮可能としている。前記テレスコ調節用長孔19aは、前記変位ブラケット12aの一部で、前記スリット25を挟んで互いに整合する位置に、この変位ブラケット12aを幅方向に貫通する状態で設けている。
又、前記ステアリングシャフト5aは、後側に配置したアウタシャフト16aの前端部と前側に配置したインナシャフト17aの後端部とを、スプライン係合等により、トルクの伝達を可能に、且つ、伸縮可能に組み合わせて成る。この様なステアリングシャフト5aは、前記アウタシャフト16aの中間部後端寄り部分を前記アウタコラム14aの後端部に、前記インナシャフト17aの中間部前端寄り部分を前記インナコラム15aの前端部に、それぞれ単列深溝型の玉軸受の如く、ラジアル荷重及びスラスト荷重を支障可能な転がり軸受により、回転自在に支持している。従って、前記ステアリングシャフト5aは、前記ステアリングコラム6aの伸縮と共に伸縮する。尚、前記アウタシャフト16aの後端部で前記アウタコラム14aの後端開口よりも後方に突出した部分には、ステアリングホイール1(図9参照)を支持固定する。
又、前記支持ブラケット13aは、鋼板等、必要とする強度及び剛性を確保できる金属板を曲げ形成して成るもので、車体に支持する為の取付板部31と、この取付板部31の下面から垂下された、互いに平行な1対の支持板部20a、20aとを備える。これら両支持板部20a、20aの内側面同士の間隔は、前記変位ブラケット12aの幅寸法と、前記第一、第二両揺動摩擦板29、30の板厚との和に、ほぼ一致する。又、前記チルト調節用長孔21aは、前記両支持板部20a、20aの互いに整合する部分に形成しており、前記ステアリングコラム6aの前端部に設けた枢軸11aを中心とする部分円弧状である。この様な構成を有する前記支持ブラケット13aは、車体に対して、二次衝突時に加わる衝撃荷重により前方への脱落を可能に、但し、通常時には前記ステアリングコラム6aを充分な剛性を確保できる状態で支持する。
又、前記調節ロッド22aは、前記テレスコ調節用長孔19a及び前記チルト調節用長孔21aを幅方向に挿通する状態で設けている。そして、この様な前記調節ロッド22aの両端部で、前記両支持板部20a、20aの外側面から突出した部分に、前記両押圧部28a、28bを設け、前記調節レバー23により、これら両押圧部28a、28b同士の間隔を拡縮可能としている。この調節レバー23によりこれら両押圧部28a、28b同士の間隔を拡縮する為の構造は特に問わない。従来から広く知られている、ねじ式或いはカム式の構造は、何れも採用できる。何れの構造を採用した場合でも、前記調節レバー23は前記調節ロッド22aの一端部に設け、この調節ロッド22aを中心として回転する事により、前記両押圧部28a、28b同士の間隔を拡縮する。
又、前記揺動支持軸26aは、前記変位ブラケット12aと共に変位する部分である、前記アウタコラム14aの幅方向片側面(図2の左側面)に、前記調節ロッド22aと平行に設けている。更に、前記揺動支持軸26aの設置位置は、前記テレスコ調節用長孔19a及び前記チルト調節用長孔21aの何れの長孔19a、21aの延長線上からも外れた位置としている。具体的には、前記揺動支持軸26aを、前記テレスコ調節用長孔19aの延長線よりも上方で、且つ、前記チルト調節用長孔21aの延長線よりも後方に設置している。
又、前記第一、第二両揺動摩擦板29、30は、鋼板等の、必要とする強度及び剛性を確保でき、且つ、相手面である、前記変位ブラケット12aの幅方向片側面、及び、前記両支持板部20a、20aのうちの一方(図2の左側)の支持板部20aの内側面との当接部の摩擦係数を大きくできる金属板により形成された、略楕円形の平板部材である。この様な前記第一、第二両揺動摩擦板29、30は、互いに重ね合わせた状態で、それぞれの基端部である後上部を、これら第一、第二両揺動摩擦板29、30同士の間で共通する(単一の)前記揺動支持軸26aを中心とする揺動変位を可能に支持している。又、これら第一、第二両揺動摩擦板29、30のうちの第一揺動摩擦板29は、その先端部乃至中間部にL字形の第一ガイド長孔32を、同じく第二揺動摩擦板30は、その先端部乃至中間部にクランク形の第二ガイド長孔33を、それぞれ有する。そして、これら第一、第二両揺動摩擦板29、30は、互いに重ね合わせた上で、それぞれの先半部である前半部を、前記変位ブラケット12aの幅方向片側面と前記一方の支持板部20aの内側面との間に狭持すると共に、前記第一、第二両ガイド長孔32、33に前記調節ロッド22aを挿通している。これら第一、第二両ガイド長孔32、33の形成方向は、前記揺動支持軸26a側の端部である基端部から、この揺動支持軸26aと反対側の端部である先端部まで、少しずつでも、この揺動支持軸26aからの距離が長くなる方向としている。即ち、前記ステアリングホイール1の前後方向の位置調節に伴い、前記調節ロッド22aが前記第一、第二両ガイド長孔32、33に沿って変位する過程で、この調節ロッド22aと前記揺動支持軸26aとの距離が変化する方向(伸長方向か短縮方向か)が逆転する事はない。この様に構成する事で、前記ステアリングコラム6aの伸縮時に、前記両揺動摩擦板29、30を揺動変位させられる様にしている。
本例の場合、前記ステアリングホイール1の前後位置又は上下位置を調節する際には、前記調節レバー23を所定方向に揺動させる事により、前記両押圧部28a、28b同士の間隔を拡げる。この結果、前記変位ブラケット12aのスリット25の存在に基づき、前記アウタコラム14aの前端部の内径が弾性的に拡がって、このアウタコラム14aの前端部内周面と前記インナコラム15aの後端部外周面との嵌合部の面圧が、低下乃至は喪失する。同時に、前記第一揺動摩擦板29の外側面と前記一方の支持板部20aの内側面との当接部、前記第二揺動摩擦板30の内側面と前記変位ブラケット12aの外側面との当接部、及び、前記第一揺動摩擦板29の内側面と前記第二揺動摩擦板30の外側面との当接部の面圧、並びに、前記両支持板部20a、20aの外側面と前記両押圧部28a、28bの内側面との当接部の面圧が、それぞれ低下乃至は喪失する。そこで、この状態で、前記調節杆22aが、前記両テレスコ調節用長孔19a及び前記両チルト調節用長孔21a、21a内で変位できる範囲で、前記ステアリングホイール1の位置を調節する。
上述の様な本例に於いて、このステアリングホイール1の前後位置を調節すべく、前記アウタコラム14aを前後方向に変位させた場合の、前記第一、第二両揺動摩擦板29、30の動きに就いて次に説明する。図3の(A)は、前記ステアリングホイール1を調節可能な後端位置まで移動させた状態を示している。この状態では、前記第一揺動摩擦板29の第一ガイド長孔32の長さ方向及び第二揺動摩擦板30の第二ガイド長孔33の長さ方向と、前記テレスコ調節用長孔19aの長さ方向とが、全て一致している。従って、この状態から前記アウタコラム14aを前方に変位させると、図3の(A)→(B)に示す様に、前記調節ロッド22aは前記各孔19a、32、33に沿って変位するのみで、前記第一、第二両揺動摩擦板29、30は揺動変位しない。前記図3の(B)に示す状態では、前記調節ロッド22aの移動方向である後方(実際には、この調節ロッド22aがそのままの位置に止まり、前記テレスコ調節用長孔19aを形成した変位ブラケット12aが前方に移動する)に関しこの調節ロッド22aが係合する部分で、前記第一ガイド長孔32の長さ方向と、前記テレスコ調節用長孔19aの長さ方向とが互いに一致するのに対し、同じく前記第二ガイド長孔33の長さ方向と、このテレスコ調節用長孔19aの長さ方向とは互いに一致しない。この為、前記図3の(B)に示した状態から、更に前記アウタコラム14aを前方に変位させると、同図の(B)→(C)に示す様に、前記第一揺動摩擦板29が揺動しないのに対して、前記第二揺動摩擦板30が、前記揺動支持軸26aを中心として揺動する。前記図3の(C)に示す状態では、前記調節ロッド22aの移動方向である後方に関しこの調節ロッド22aが係合する部分の、前記第一ガイド長孔32の長さ方向と、前記テレスコ調節用長孔19aの長さ方向とは互いに一致せず、同じく前記第二ガイド長孔33の長さ方向と、このテレスコ調節用長孔19aの長さ方向とが互いに一致する。従って、図3の(C)に示した状態から、更に前記アウタコラム14aを前方に変位させて前端位置まで移動させると、同図の(C)→(D)に示す様に、前記第一揺動摩擦板29が、前記揺動支持軸26aを中心として揺動するのに対し、前記第二揺動摩擦板30は揺動しない。これに対し、前記アウタコラム14aを、前端位置から後端位置まで後方に変位させる場合には、上述した前方に変位させる場合とは逆に、図3の(D)→(C)→(B)→(A)の順に、前記第一、第二両揺動摩擦板29、30が揺動する。
上述の様に構成する本例のステアリングホイールの位置調節装置によれば、設計の自由度を確保しつつ、二次衝突時に前記ステアリングホイール1に加わる衝撃荷重に拘らず、このステアリングホイール1を調節後の位置に保持する力を大きくできる。即ち、本例の場合、前述した先発明に係る構造と同様に、前記調節レバー23を操作し前記両押圧部28a、28b同士の間隔を縮めた状態で、前記変位ブラケット12aの幅方向片側面と、前記両支持板部20a、20aのうちの一方の支持板部20aの内側面との間に、前記第一、第二両揺動摩擦板29、30を強く狭持する。この結果、二次衝突時に前記ステアリングホイール1から前記アウタコラム14aに加わる前方に向いた衝撃荷重に拘らず、このステアリングホイール1を調節後の位置に保持する力(位置保持力)を大きくできる。
更に、本例の場合、前記ステアリングホイール1の前後方向の位置調節に伴い、前記第一、第二両揺動摩擦板29、30は、何れか一方ずつ揺動し、同時には揺動しない。この為、これら第一、第二両揺動摩擦板29、30の揺動角度を、前述した先発明に係る構造の場合と比較して小さく抑えられ、前記ステアリングホイールの位置調節装置の設計の自由度を確保できる。又、本例の場合、揺動変位する前記第一、第二両揺動摩擦板29、30を、前記ステアリングコラム6aの幅方向片側にのみ設けている。従って、この事に拠っても、前記ステアリングホイールの位置調節装置の設計の自由度を確保できる。尚、前記両揺動摩擦板29、30が、前記調節ロッド22aと前記両ガイド長孔32、33との係合に基づいて揺動変位する事に対する抵抗の大きさは、前記揺動支持軸26aを中心とする円弧に関する接線方向に対する、前記両ガイド長孔32、33の傾斜角度により調節できる。具体的には、この傾斜角度を小さくする程、抵抗を大きくできる。
尚、本例の場合、前記ステアリングホイール1の前後位置が、調節可能な後端位置{図3の(A)に示した状態}にある時に二次衝突時の前方に向いた衝撃荷重が加わっても、前記第一、第二両揺動摩擦板29、30が揺動する傾向とならない。この為、二次衝突発生の瞬間には、前述した図9に示した従来構造と比較して、前記ステアリングホイール1を調節後の位置に保持する力を大きくする事ができない(前記従来構造の場合と同じになる)。但し、この様な場合であっても、前記ステアリングホイール1が調節可能範囲の中間位置{図3の(B)に示す状態}まで移動した後、更にこのステアリングホイール1を前方に変位させるには、前記第二揺動摩擦板30を揺動させる必要があり、このステアリングホイール1を前方に変位させる事に対する抵抗が大きくなる。即ち、二次衝突発生の初期段階に於いて、前記ステアリングホイール1を前方に変位させる事に対する抵抗を小さく、前記二次衝突が或る程度進行した後にこの抵抗を大きくできる。従って、車種等、他の条件にも拠るが、前記ステアリングホイール1の前後位置が、調節可能な後端位置にあり、このステアリングホイール1と、運転者の身体との間の距離が近い場合でも、この運転者の身体の保護充実を図れる。
[実施の形態の第2例]
図4も、請求項1〜3、5、6に対応する、本発明の実施の形態の第2例を示している。本例の場合、第一、第二両揺動摩擦板29、30を枢支する揺動支持軸26bを、テレスコ調節用長孔19aの延長線よりも上方で、且つ、チルト調節用長孔21a(図1参照)の延長線よりも前方に設置している。
本例の場合、図4の(A)に示す様に、ステアリングホイール1(図9参照)を調節可能な後端位置まで移動させた状態では、前記第一揺動摩擦板29の第一ガイド長孔32の長さ方向と、前記テレスコ調節用長孔19aの長さ方向とが一致せず、前記第二揺動摩擦板30の第二ガイド長孔33の長さ方向と、このテレスコ調節用長孔19aの長さ方向とが一致する。従って、この状態からアウタコラム14aを前方に変位させると、図4の(A)→(B)に示す様に、前記第一揺動摩擦板29が、前記揺動支持軸26bを中心として揺動するのに対し、前記第二揺動摩擦板30は揺動しない。前記図4の(B)に示す状態では、調節ロッド22aの移動方向である後方に関しこの調節ロッド22aが係合する部分で、前記第一ガイド長孔32の長さ方向と、前記テレスコ調節用長孔19aの長さ方向とが互いに一致するのに対し、同じく第二ガイド長孔33の長さ方向と、このテレスコ調節用長孔19aの長さ方向とが互いに一致しない。この為、前記図4の(B)に示した状態から、更に前記アウタコラム14aを前方に変位させると、同図の(B)→(C)に示す様に、前記第一揺動摩擦板29が揺動しないのに対し、前記第二揺動摩擦板30が揺動する。前記図4の(C)に示す状態では、前記調節ロッド22aの移動方向である後方に関しこの調節ロッド22aが係合する部分の、前記第一ガイド長孔32及び前記第二ガイド長孔33の長さ方向と、前記テレスコ調節用長孔19aの長さ方向とが、全て一致している。従って、図4の(C)に示した状態から、更に前記アウタコラム14aを前方に変位させて前端位置まで移動させると、同図の(C)→(D)に示す様に、前記第一、第二両揺動摩擦板29、30は共に揺動変位しない。これに対し、前記アウタコラム14aを、前端位置から後端位置まで後方に変位させる場合には、上述した前方に変位させる場合とは逆に、図4の(D)→(C)→(B)→(A)の順に、前記第一、第二両揺動摩擦板29、30が揺動する。
この様な本例のステアリングホイールの位置調節装置の場合も、上述した実施の形態の第1例の場合と同様に、前記第一、第二両揺動摩擦板29、30は何れか一方ずつ揺動し、同時には揺動しない。この為、設計の自由度を確保しつつ、二次衝突時に前記ステアリングホイール1に加わる衝撃荷重に拘らず、このステアリングホイール1を調節後の位置に保持する力を大きくできる。
又、本例の場合、前記ステアリングホイール1の前後位置が、調節可能な後端位置{図4の(A)に示した状態}乃至中間位置{図4の(B)に示した状態}にある時に、前記ステアリングホイール1を調節後の位置に保持する力を大きくする事ができる。この為、やはり車種等にも拠るが、二次衝突発生の瞬間に、前記アウタコラム14aを保持した支持ブラケット13a(図1〜2参照)が車体10(図9参照)から離脱する為の離脱荷重のチューニングを容易にできる。
その他の部分の構成及び作用は、上述した実施の形態の第1例と同様であるから、重複する図示並びに説明は省略する。
[実施の形態の第3例]
図5も、請求項1〜3、5、6に対応する、本発明の実施の形態の第3例を示している。本例の場合、アウタコラム14bの上方に変位ブラケット12bを設けている。そして、第一、第二両揺動摩擦板29、30を枢支する揺動支持軸26cを、テレスコ調節用長孔19bの延長線上よりも下方で、且つ、チルト調節用長孔21a(図1参照)の延長線上よりも前方に設置している。
本例の場合、上述した実施の形態の第2例の場合と同様に、ステアリングホイール1(図9参照)を調節可能な後端位置まで移動させた状態{図5の(A)に示す状態}では、前記第一揺動摩擦板29の第一ガイド長孔32の長さ方向と、前記テレスコ調節用長孔19bの長さ方向とが一致せず、前記第二ガイド長孔33の長さ方向と、このテレスコ調節用長孔19bの長さ方向とが一致する。従って、この状態からアウタコラム14aを前方に変位させると、図5の(A)→(B)に示す様に、前記第一揺動摩擦板29が、前記揺動支持軸26bを中心として揺動するのに対し、前記第二揺動摩擦板30は揺動しない。前記図5の(B)に示す状態では、調節ロッド22aの移動方向である後方に関しこの調節ロッド22aが係合する部分で、前記第一ガイド長孔32の長さ方向と、前記テレスコ調節用長孔19bの長さ方向とが互いに一致するのに対し、同じく第二ガイド長孔33の長さ方向と、このテレスコ調節用長孔19bの長さ方向とが互いに一致しない。この為、前記図5の(B)に示した状態から、更に前記アウタコラム14aを前方に変位させると、同図の(B)→(C)に示す様に、前記第一揺動摩擦板29が揺動しないのに対し、前記第二揺動摩擦板30が揺動する。前記図5の(C)に示す状態では、前記調節ロッド22aの移動方向である後方に関しこの調節ロッド22aが係合する部分の、前記第一ガイド長孔32及び前記第二ガイド長孔33の長さ方向と、前記テレスコ調節用長孔19bの長さ方向とが、全て一致している。従って、図5の(C)に示した状態から、更に前記アウタコラム14aを前方に変位させて前端位置まで移動させると、同図の(C)→(D)に示す様に、前記第一、第二両揺動摩擦板29、30は共に揺動変位しない。これに対し、前記アウタコラム14aを、前端位置から後端位置まで後方に変位させる場合には、上述した前方に変位させる場合とは逆に、図5の(D)→(C)→(B)→(A)の順に、前記第一、第二両揺動摩擦板29、30が揺動する。
その他の部分の構成及び作用は、上述した実施の形態の第2例と同様であるから、重複する図示並びに説明は省略する。
[実施の形態の第4例]
図6〜7は、請求項1、2、4に対応する、本発明の実施の形態の第4例を示している。本例の場合、1対の押圧部28a、28bのうちの一方の押圧部28aの内側面と、1対の支持板部20a、20aのうちの一方(図6の左側)の支持板部20aの外側面との間に、第一、第二両揺動摩擦板29a、30aを、互いに重ね合わせた状態で狭持している。これら第一、第二両揺動摩擦板29a、30aの基端部(上端部)は、前記一方の支持板部20aの外側面に設けた揺動支持軸26dに枢支している。又、前記第一、第二両揺動摩擦板29a、30aの第一、第二両ガイド長孔32a、33aの形成方向は、ステアリングホイール1(図9参照)の上下方向の位置調節に伴い、これら両ガイド長孔32a、33aの上端から下端に向う程、前記揺動支持軸26dとの間の距離が長くなる方向としている。本例の場合、前記第一、第二両揺動摩擦板29a、30aは、ステアリングホイール1(図9参照)の上下位置の調節に伴い、同時には揺動せず、何れか一方ずつ揺動する。
即ち、本例の場合、図7の(A)に示す様に、前記ステアリングホイール1を調節可能な下端位置まで移動させた状態では、前記第一揺動摩擦板29aの第一ガイド長孔32aの接線方向と、チルト調節用長孔21aの接線方向とが一致するのに対し、前記第二揺動摩擦板30aの第二ガイド長孔33aの接線方向と、前記チルト調節用長孔21aの接線方向とが一致しない。従って、この状態からアウタコラム14a(図1参照)を上方に変位させ、調節ロッド22aを上昇させると、図7の(A)→(B)に示す様に、前記第一揺動摩擦板29aが揺動しないのに対し、前記第二揺動摩擦板30aが前記揺動支持軸26dを中心として揺動する。前記図7の(B)に示す状態では、前記調節ロッド22aの移動方向である上方に関しこの調節ロッド22aの係合する部分で、前記第一ガイド長孔32aの接線方向と、前記チルト調節用長孔21aの接線方向とが互いに一致せず、同じく前記第二ガイド長孔33aの接線方向と、このチルト調節用長孔21aの接線方向とが互いに一致する。この為、前記図7の(B)に示した状態から、更に前記アウタコラム14aを上方に変位させて上端位置まで移動させると、図7の(B)→(C)に示す様に、前記第一揺動摩擦板29aが揺動し、前記第二揺動摩擦板30aが揺動する。これに対し、前記アウタコラム14aを、上端位置から下端位置まで後方に変位させる場合には、上述した上方に変位させる場合とは逆に、図7の(C)→(B)→(A)の順に、前記第一、第二両揺動摩擦板29a、30aが揺動する。
上述の様に、本例の場合、前記ステアリングホイール1の上下位置調節に伴い、前記第一、第二両揺動摩擦板29a、30aは、これら第一、第二両揺動摩擦板29a、30aのうちの何れか一方ずつ揺動し、同時には揺動しない。この為、設計の自由度を確保しつつ、二次衝突時に前記ステアリングホイール1に加わる衝撃荷重に拘らず、このステアリングホイール1を調節後の位置に保持する力を大きくできる。
その他の部分の構成及び作用は、前述した実施の形態の第1例と同様であるから、重複する図示並びに説明は省略する。
[実施の形態の第5例]
図8は、請求項1〜6に対応する、本発明の実施の形態の第5例を示している。本例の場合、変位ブラケット12aの幅方向片側面(図8の左側面)と、1対の支持板部20a、20aのうちの一方(図8の左側)の支持板部20aの内側面との間に、第一、第二両揺動摩擦板29、30を、1対の押圧部28a、28bのうちの一方の押圧部28aの内側面と、前記一方の支持板部20aの外側面との間に、第一、第二両揺動摩擦板29a、30aを、それぞれ互いに重ね合わせた状態で狭持している。
その他の部分の構成及び作用は、前述した実施の形態の第1例及び上述した実施の形態の第4例と同様であるから、重複する図示並びに説明は省略する。
本発明は、図示の実施の形態の様な、ステアリングホイールの前後位置及び上下位置を調節可能な、チルト・テレスコピックステアリング装置としてだけでなく、前後位置のみを調節可能なテレスコピックステアリング装置としても、或いは、上下位置のみを調節可能なチルトステアリング装置としても実施できる。
又、本発明と、前述した先発明に係る構造とを組み合わせて実施する事もできる。要するに、例えば前述した実施の形態の第1例の構造に於いて、一方の支持板部20aの外側面と、押圧部28aの内側面との間に、ステアリングホイール1(図9参照)の上下方向の位置調節に伴い、この位置調節の全範囲で揺動する揺動摩擦板を狭持しても良い。但し、この全範囲で揺動する揺動摩擦板に関しては、ガイド長孔の傾斜角度を適切に規制して、揺動角度を小さく抑える事が好ましい。
1 ステアリングホイール
2 ステアリングギヤユニット
3 入力軸
4 タイロッド
5、5a ステアリングシャフト
6、6a ステアリングコラム
7 自在継手
8 中間シャフト
9 自在継手
10 車体
11、11a 枢軸
12、12a 変位ブラケット
13、13a 支持ブラケット
14、14a、14b アウタコラム
15、15a、15b インナコラム
16、16a アウタシャフト
17、17a インナシャフト
18 電動モータ
19、19a、19b テレスコ調節用長孔
20、20a 支持板部
21、21a チルト調節用長孔
22、22a 調節ロッド
23 調節レバー
24 揺動摩擦板
25 スリット
26、26a〜26d 揺動支持軸
27 ガイド長孔
28a、28b 押圧部
29、29a 第一揺動摩擦板
30、30a 第二揺動摩擦板
31 取付板部
32、32a 第一ガイド長孔
33、33a 第二ガイド長孔

Claims (6)

  1. 筒状のステアリングコラムと、
    このステアリングコラムの一部に固設された変位ブラケットと、
    この変位ブラケットに、この変位ブラケットを幅方向に貫通する状態で設けられたコラム側貫通孔と、
    前記ステアリングコラムの内側に回転自在に支持された状態で、このステアリングコラムの後端開口から突出した後端部にステアリングホイールを支持固定するステアリングシャフトと、
    前記変位ブラケットを左右両側から挟む左右1対の支持板部を備え、車体に支持される支持ブラケットと、
    これら両支持板部の互いに整合する部分に設けられた車体側貫通孔と、
    これら両車体側貫通孔及び前記コラム側貫通孔を幅方向に挿通する状態で設けられた調節ロッドと、
    この調節ロッドの両端部で、前記両支持板部の外側面から突出した部分に設けられた1対の押圧部と、
    この調節ロッドの一端部に設けられ、この調節ロッドを中心として回転する事により前記両押圧部同士の間隔を拡縮する調節レバーとを備え、
    前記両車体側貫通孔と前記コラム側貫通孔とのうちの少なくとも一方の貫通孔を、前記ステアリングホイールの位置を調節可能とすべき方向に長い調節用長孔としたステアリングホイールの位置調節装置に於いて、
    前記両支持板部のうちの一方の支持板部の側面と、この一方の支持板部の側面と対向する相手部材との間部分に、第一、第二両揺動摩擦板を、これら第一、第二両揺動摩擦板同士を互いに重ね合わせた状態で狭持しており、前記ステアリングホイールの位置調節に伴って、これら第一、第二両揺動摩擦板が互いに異なる位相で揺動変位する事を特徴とするステアリングホイールの位置調節装置。
  2. 前記一方の支持板部、或いは前記相手部材に、前記調節ロッドと平行な揺動支持軸を設けており、前記第一、第二両揺動摩擦板は、それぞれの基端部をこの揺動支持軸に枢支すると共に、前記一方の支持板部の側面と前記相手部材との間に狭持された、それぞれの先半部に設けたガイド長孔に前記調節ロッドを、これら両ガイド長孔に沿った変位のみを可能に係合させており、前記両押圧部同士の間隔を広げる事により、前記第一、第二両揺動摩擦板を狭持する前記一方の支持板部の側面と前記相手部材との当接部の面圧を低下乃至喪失させた状態で、前記調節ロッドを前記調節用長孔に沿って変位させた場合に、この調節ロッドが前記両ガイド長孔に沿って変位するものであり、前記調節ロッドが前記調節用長孔内で変位できる範囲のうちの一部範囲で、この調節ロッドの変位に伴い前記第一揺動摩擦板が前記揺動支持軸を中心として揺動するのに対し、前記第二揺動摩擦板が揺動せず、同じく別の範囲で、前記調節ロッドの変位に伴い前記第一揺動摩擦板が揺動せず、前記第二揺動摩擦板が揺動する、請求項1に記載したステアリングホイールの位置調節装置。
  3. 前記ステアリングコラムが、インナコラムの後端部にアウタコラムの前端部を、軸方向に関する相対変位を可能に嵌合して成るテレスコピックステアリングコラムであり、前記変位ブラケットが前記アウタコラムに設けられており、前記コラム側貫通孔がこのアウタコラムの軸方向に長いテレスコ調節用長孔であって、前記揺動支持軸がこのアウタコラムの幅方向片側面に設けられており、
    前記調節ロッドが前記テレスコ調節用長孔内で変位できる範囲のうちの一部範囲で、前記第一揺動摩擦板のガイド長孔のうち、前記調節ロッドの係合する部分の長さ方向若しくは接線方向と、前記テレスコ調節用長孔の長さ方向とを一致させず、前記第二揺動摩擦板のガイド長孔のうち、前記調節ロッドの係合する部分の長さ方向若しくは接線方向と、前記テレスコ調節用長孔の長さ方向とを一致させる事により、前記第一、第二両揺動摩擦板のうちの第一揺動摩擦板のみが揺動変位し、
    同じく別の範囲で、前記第一揺動摩擦板のガイド長孔のうち、前記調節ロッドの係合する部分の長さ方向若しくは接線方向と、前記テレスコ調節用長孔の長さ方向とを一致させ、前記第二揺動摩擦板のガイド長孔のうち、前記調節ロッドの係合する部分の長さ方向若しくは接線方向と、前記テレスコ調節用長孔の長さ方向とを一致させない事により、前記第一、第二両揺動摩擦板のうちの第二揺動摩擦板のみが揺動変位する、請求項2に記載したステアリングホイールの位置調節装置。
  4. 前記ステアリングコラムの前端部が車体に対し、前記調節ロッドと平行な枢軸を中心とする揺動変位を可能に支持されており、前記車体側貫通孔が、上下方向に長いチルト調節用長孔であって、前記揺動支持軸が前記一方の支持板部の側面に設けられており、
    前記調節ロッドが前記チルト調節用長孔内で変位できる範囲のうちの一部範囲で、前記第一揺動摩擦板のガイド長孔のうち、前記調節ロッドの係合する部分の長さ方向若しくは接線方向と、前記チルト調節用長孔の長さ方向若しくは接線方向とを一致させず、前記第二揺動摩擦板のガイド長孔のうち、前記調節ロッドの係合する部分の長さ方向若しくは接線方向と、前記チルト調節用長孔の長さ方向若しくは接線方向を一致させる事により、前記第一、第二両揺動摩擦板のうちの第一揺動摩擦板のみが揺動変位し、
    同じく別の範囲で、前記第一揺動摩擦板のガイド長孔のうち、前記調節ロッドの係合する部分の長さ方向若しくは接線方向と、前記チルト調節用長孔の長さ方向若しくは接線方向とを一致させ、前記第二揺動摩擦板のガイド長孔のうち、前記調節ロッドの係合する部分の長さ方向若しくは接線方向と、前記チルト調節用長孔の長さ方向若しくは接線方向とを一致させない事により、前記第一、第二両揺動摩擦板のうちの第二揺動摩擦板のみが揺動変位する、請求項2〜3のうちの何れか1項に記載したステアリングホイールの位置調節装置。
  5. 前記調節ロッドが前記調節用長孔内で変位できる範囲のうちで、前記第一、第二両揺動摩擦板が共に揺動しない範囲を設けている、請求項1〜4のうちの何れか1項に記載したステアリングホイールの位置調節装置。
  6. 前記第一、第二両揺動摩擦板が共に揺動しない範囲が、前記ステアリングホイールが位置調節可能な範囲のうちの端部に位置する状態から、同じく中間部に位置する状態までの範囲である、請求項5に記載したステアリングホイールの位置調節装置。
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