JP2014033645A - 液体調味料濃縮方法。 - Google Patents

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Abstract

【課題】
簡便に液体調味料を濃縮することができる方法を提供する。
【解決手段】
通気性を有する膜状の支持基材の少なくとも一方の面に、ポリエチレンテレフタレートを押出しラミネートした積層体により液体調味料を密閉し、所定期間保存することによる液体調味料濃縮方法。また、当該積層体は押出しラミネート法によって製造され、溶融押出しのために溶融ポリエチレンテレフタレートをT-ダイから押出してラミネートする際に、T-ダイの開口部から支持基材までのエアギャップが25cm以下であるラミネート方法による。
【選択図】図1

Description

本発明は、醤油やソースのような液体調味料を濃縮するための方法に関するものである。
醤油やソースのような液体調味料は、食品の調理・味付け等の点であらゆる場面で必要とされている。
これらの液体調味料については、発酵・熟成等の工程を経て製造される場合が多いが、このような液体調味料を濃縮することができれば、より濃厚な風味を得ることができる。また、大量の液体調味料を輸送するのであれば、液体の調味料の原液を輸送するのではなく、濃縮をしたものを輸送し、消費地で当該濃縮醤油を希釈するという方法で輸送コストを削減することができる。
さらに、塩分を含む液体調味料の場合、濃縮の過程で塩分が析出してくることがあるが、このように析出した塩分を除くことで低塩タイプの液体調味料とすることもできる。
このように液体調味料を濃縮することができれば様々な場面で利用度が高く、現在まで種々の方法が開示されている例えば、特許文献1に記載の方法は、醤油を半透膜を介して親水性の有機溶媒と接触させ該醤油中の水分を親水性有機溶媒中に移行せしめて醤油を濃縮する方法が開示されている(特許文献1)。
この方法は、醤油中の有効成分の損失が少なく、また、加熱調理等の過酷な手段を用いることなく製造できる優れた方法である。しかし、有機溶媒を大量に用いることが必要であり、この点が問題となる。また、他に直火で加熱する方法等もあるが、加熱による醤油成分の変化や風味成分の揮散等の問題もある。
特公昭57−52028
そこで、本発明者はより簡便に醤油やソース等の液体調味料を濃縮することができる方法を開発することを目的とした。
本発明者は、別の目的で紙に溶融したポリエチレンテレフタレートをアンカーコート剤を用いることなく、直接押出しラミネートして積層体を得る方法を検討していた。
ここで、当該方法により得られた積層体を用いて種々の試験に供したところ、当該方法により得られたポリエチレンテレフタレートが押出しラミネートされた積層体を液体調味料の濃縮に利用できることを見出した。
すなわち、当該押出しラミネートされた積層体を用いて容器を作製し、当該内部に液体調味料を封入して密閉状態として、この状態で所定期間保存したところ、内部の水分のみが揮散し液体調味料が濃縮されることを見出した。
このようにして本発明者は本発明を完成するに至ったのである。
すなわち、本願第一の発明は、
通気性を有する膜状の支持基材の少なくとも一方の面に、ポリエチレンテレフタレートを押出しラミネートした積層体により液体調味料を密閉し、所定期間保持することによる液体調味料濃縮方法、
である。
次に、前記ポリエチレンテレフタレートがホモポリエチレンテレフタレートであることが好ましい。
すなわち、本願第二の発明は、
前記ポリエチレンテレフタレートがホモポリエチレンテレフタレートである請求項1に記載の液体調味料濃縮方法、
である。
次に、前記ポリエチレンテレフタレート層は当該面同士をヒートシールすることにより接着させることができる。
すなわち、本願第三の発明は、
前記ポリエチレンテレフタレートを押出しラミネートした積層体において当該ラミネート面がヒートシール性を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の液体調味料濃縮方法、である。
次に、前記支持基材は紙又は不織布であることが好ましい。
すなわち、本願第四の発明は、
前記支持基材が紙又は不織布である請求項1〜3のいずれかに記載の液体調味料濃縮方法、である。
次に、前記ポリエチレンテレフタレートの固有粘度が0.72ないし0.88dL/gであることが好ましいことが判明した。
すなわち、本願第五の発明は、
前記ポリエチレンテレフタレートの固有粘度が0.72ないし0.88dL/gである請求項1〜4のいずれかに記載の液体調味料濃縮方法、
である。
さらに、前記押出しラミネートにおいて、溶融押出しのために溶融ポリエチレンテレフタレートをT−ダイの開口部から支持基材層までのエアギャップが25cm以下であることが好ましいことが判明した。
すなわち、本願第六の発明は、
前記押出しラミネートが、溶融押出しのために溶融ポリエチレンテレフタレートをT-ダイから押出してラミネートする際に、T-ダイの開口部から支持基材までのエアギャップが25cm以下であるラミネート方法によるものである請求項1〜5のいずれかに記載の液体調味料濃縮方法、
である。
さらに本願は、請求項1〜6のいずれかの液体調味料の濃縮方法に使用するための積層体も意図している。
すなわち、本願第七の発明は、
請求項1〜6のいずれかの液体調味料の濃縮方法に使用するための積層体であって、該積層体が、通気性を有する膜状の支持基材の少なくとも一方の面に、ポリエチレンテレフタレートを押出しラミネートした積層体、である。
本発明の液体調味料濃縮方法を利用することにより、大規模なエネルギーや試薬や設備を必要とすることなく、低濃度の液体調味料でも簡便な方法で高濃度まで濃縮することができる。
本発明の積層体の製造方法に用いられる装置の一例の配置を示す概略図である。 保存試験における重量変化を示す。
1 Tダイ、2 リップ、3 チルロール、4 プレッシャーロール
以下に本発明の実施の形態について説明する。本発明はこれらの実施の形態に限定されるものではない。
(ポリエチレンテレフタレート)
ポリエチレンテレフタレートとは、ジオール成分としてエチレングリコール (HO-CH2-CH2-OH) とジカルボン酸成分としてテレフタル酸の脱水縮合により作られ、エステル結合が連なっているポリエステルを主成分とする。尚、このエステル結合の生成は、テレフタル酸ジメチルとのエステル交換反応でも可能である。
本発明の濃縮に利用する積層体においては、通気性を有する膜状の支持基材の少なくとも一方の面にポリエチレンテレフタレートが直接に被覆されていることが重要な特徴である。
(ホモポリエチレンテレフタレート)
本発明にいうホモポリエチレンテレフタレートとは、ジオール成分としてエチレングリコールとジカルボン酸成分としてテレフタル酸を重縮合してなるものであり、積極的に他の成分を含有しない、汎用のポリエチレンテレフタレートを意味するものであり、ポリエチレンテレフタレート調整の際に副生する不純物まで排除するものではない。
ここで、ホモポリエチレンテレフタレートにおける“ホモ”とは共重合ポリエステル樹脂やブレンド樹脂のような特別なポリエステル樹脂は除く趣旨である。
例えば、特別なポリエステル樹脂の例として特許第3749000号が挙げられる。尚、本発明の技術的範囲から外れようとするために意図的に微量の第三成分を混入するような場合においては、本発明にいう“ホモポリエチレンテレフタレート”に含まれることはいうまでもない。
また本発明の積層体に用いるホモポリエチレンテレフタレートは、固有粘度(IV)が0.72ないし0.88dL/g、特に0.80ないし0.83dL/gの範囲にあることが製膜性の点で重要であり、上記範囲よりも固有粘度が低い場合には製膜性に劣るようになり、一方上記範囲よりも固有粘度が高い場合には、押出性に劣るようになる。
更に、本発明の積層体に用いるホモポリエチレンテレフタレートは、それ自体公知のフィルム用配合剤、例えば、アンチブロッキング剤、帯電防止剤、滑剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤等を公知の処方に従って配合することもできる。
(通気性を有する膜状の基材)
本発明においては、膜状の基材に前記ポリエチレンテレフタレートを押出しラミネートした積層体を用いて液体調味料の濃縮を行う。膜状の基材にラミネートすることでポリエチレンテレフタレートを安定的に製膜することができ、ポリエチレンテレフタレート層の破損等を防ぐとともに取り扱いを容易にすることができる。
また、本基材にラミネートすることでポリエチレンテレフタレート層の保護基材にもなる。ここで、本発明においては、前記積層体によって密閉して液体調味料中の水分を揮散させるため、本膜状の基材は通気性を有することが必要になる。具体的には、紙、布や不織布等が挙げられるがこれに限定されるものではない。
(紙又は不織布)
本発明において通気性を有する膜状の基材として、紙や不織布がその例として挙げられる。積層体に用いる支持基材としての紙は、従来、紙器に使用されている板紙であれば、全て使用することができ、用途に応じて種々のものを採用することができる。例えば、これに限定されないが、アイボリー原紙、カップ原紙、マニラボール紙、カード紙等の他、合成紙等も使用することができる。
使用する原紙の坪量は、特に限定されないが、概ね180〜500g/m2の範囲であることが好適である。
上記範囲よりも坪量が小さい場合には、得られる容器の機械的強度が欠けるようになり、一方上記範囲よりも坪量が小さい場合には、得られる容器の機械的強度が欠けるようになり、一方上記範囲よりも坪量が大きい場合には、得られる容器が重くなり、取扱性や経済性に劣るだけでなく。成形性に劣るようになる。
また、紙製基材は、紙製基材表面の濡れ性を向上し、ポリエチレンテレフタレートとの接着性を向上させるために、コロナ放電処理、フレーム処理、プラズマ処理、オゾン処理等の表面処理が施されていてもよい。
次に、不織布についても種々の原料のタイプを用いることができる。例えば、スパンボンド法によるポリエチレンテレフタレート(PET)のようなポリエステル、ポリエチレンやポリプロピレンのようなポリオレフィン、ナイロンのようなポリアミド等の不織布が挙げられる。
尚、本発明においてはポリエチレンテレフタレートをラミネートするため、素材の同一化の観点から、不織布の原料もポリエチレンテレフタレート(PET)であることが好ましい。
また、これらの不織布の製造方法は種々の方法が利用できるが、性能、コスト及び生産性の面からスパンボンド法が好ましい。
(積層体)
本発明の積層体においては、上述したポリエチレンテレフタレートから成る被覆層(以下に、単に「PET層」ということがある)が支持基材の少なくとも一方の表面に形成されている。 尚、PET層は支持基材の両面に被膜されていることが好ましい。
PET層の厚みは、積層体の用途、積層体から成形する容器形状等によって一概に規定できないが、製膜性、耐熱性、耐水性、保香性、或いはヒートシール性等の点から10ないし60μmの範囲が好ましい。また、さらに好ましくは12〜50μmの範囲である。
これらの範囲であれば、後述するヒートシールとの関係においても十分なヒートシール性を有することができて密閉度を調整することが可能になる。
(通気性を有する膜状の支持基材の少なくとも一方の面)
本発明の液体調味料の濃縮方法においてはポリエチレンテレフタレートを押出しラミネートした積層体を用いるが、当該ラミネート面は通気性を有する膜状の支持基材少なくとも片面であればよい。また、両面であってもよいことはもちろんである。
尚、本発明に利用するポリエチレンテレフタレートをラミネートした積層体については、水蒸気透過性を維持する必要があるため、アルミ等の水蒸気バリアー製の高い層を設けることはできない。
(ヒートシール性)
本発明に利用するポリエチレンテレフタレートを押出しラミネートした積層体はヒートシール性を有することが必要となる。すなわち、後述するように本発明においては液体調味料を上述の積層体に収納した後、密閉して保存することが必要となる。
この場合、ポリエチレンテレフタレート面を液体調味料に接触させた状態で、密閉するには、ポリエチレンテレフタレート面同士をヒートシールすることができれば、簡単に密閉状態とすることができるため便利である。本発明における積層体は後述する製造方法によって調製することでヒートシール性を有するため、この点において便利である。
(積層体の製造方法)
本発明の積層体の製造方法においては、上述したポリエチレンテレフタレートについて一旦、延伸してフィルム化したものを接着剤等を用いて貼り付けるのではなく、ポリエチレンテレフタレートを溶融押出ししたものを直接に支持基材の表面に被膜(ラミネート)する。
尚、この場合、ポリエチレンテレフタレートをラミネートする膜状基材の面にアンカーコート剤を塗布しておかなくてもラミネートは可能である。本発明に利用する積層体の製造において押出しコート法によりポリエチレンテレフタレートの溶融樹脂を膜状の基材にラミネートする際には、加工条件の選択が重要である。
すなわち、特にT-ダイのリップ開口部と膜状の基材の距離が重要になる。すなわち、Tダイのリップ開口部と膜状の基材までの距離(エアギャップ)が25cm以下、好ましくは5ないし20cmの範囲に設定することが好適である。また、押出機から溶融樹脂の押出しに際して、押出される溶融樹脂の温度を、用いるポリエチレンテレフタレートの融点(Tm)を基準として、概ねTm+25以上、Tm+70℃未満の範囲に設定することが好ましい。
さらに、押出しの際の押出圧力を3.5ないし6.5MPa、特に4.0ないし6.0MPaとすることが好ましい。尚、各温度設定に対する実際の測定温度のずれは小さい方が好ましい。また、圧力調整についても精密に行うことが好ましい。
上記の範囲に設定することで、前述したように、膜揺れの発生が抑制され、膜厚の均一性、或いは被覆の密着性に優れた積層体を製造することが容易になる。このことは後述する実施例の結果からも明らかである。
すなわち、後述する実施例の結果から明らかなように、エアギャップが25cmよりも大きい場合には、膜の両端、すなわち耳が左右に揺れる耳揺れが4mm以上の幅で発生すると共に、膜厚の変動幅も目標とする厚みの±20%以上であり、均一な厚みの膜(PET層)を形成することが難しくなる(比較例1、表1)、また、ヒートシール性も充分でない(比較例1、表4)。
また溶融押出時のポリエチレンテレフタレートの押出温度が、Tm+25ないしTm+70℃の範囲を外れる場合には、やはり均一な膜厚の被覆を形成することが難しくなると共に、耳揺れ及び接着性の点でも上記範囲にある場合に比して劣っていることが明らかである(比較例2及び3、表2)。更に押出圧力が3.5ないし6.5MPaの範囲を外れる場合にも、この範囲にある場合に比して、耳揺れ及び膜厚の均一性の点で満足するものでないことが明らかである(比較例4及び5、表3)。
これに対して上記条件を全て満足する本発明の積層体の製造方法においては、耳揺れ幅が4mm未満に抑制されていると共に、膜厚の変動幅も目標とする膜厚の±20%未満と小さく、また接着性にも優れていることが明らかである(実施例1〜18)。
図1は、本発明の積層体の製造方法に用いる装置の一例の概略図であり、ポリエチレンテレフタレートは押出機(図示せず)で溶融混練され、Tダイ1のリップ2から溶融樹脂膜Pとして支持基材Bの表面に押出される。その後チルロール3及びプレッシャーロール4の間でニップされて、本発明の積層体が製造される。尚、エアギャップは、Tダイのリップ2から支持基材Bの表面までの距離Lで表わされている。
本発明においては、上述したように通気性を有する膜状の支持基材B上にPET溶融樹脂膜Pが押出された後、チルロール3とプレッシャーロール4でニップするが、この際チルロールでPET層を急冷することにより、ポリエチレンテレフタレートの結晶化を抑制しておくことが望ましい。これにより、PET層のヒートシール性を確保することが可能となる。チルロールの表面温度は、特に限定されないが、10ないし35℃の範囲にあることが好適である。
また溶融樹脂膜の押出圧力を一定に保持することも重要であり、図示していないが、押出機とTダイとの間にギアポンプを設けることも望ましい。
ポリエチレンテレフタレートを押出すためのダイとしては、樹脂の押出コートに一般に使用されているダイを用いることができ、ダイリップの開口幅が0.4ないし1.4mm、ダイの幅が、90ないし180cmの範囲にあることが好ましい。 更に本発明条件においては、50ないし100m/minのライン速度でラミネートすることが、均一な膜厚やPET層の接着性の点から好適である。
(液体調味料)
本発明にいう液体調味料とは、水分に調味料成分を含むものをいう。液体調味料の種類については特に限定されないが、水分と他に何らかの調味料成分(アミノ酸、核酸、タンパク質、塩分、糖類等)を含んでいればよい。具体的には、例えば、醤油やソース、麺つゆなどが挙げられる。
尚、本発明にいう液体調味料には塩分が含まれている場合が多い。通常、醤油やソースにおいては塩分が多く含まれており、当該塩分によって保存性を高めている場合が多いためである。
(液体調味料の濃度)
本発明の方法により濃縮する対象となる液体調味料の調味料の濃度のついては特に限定されない。すなわち、数%でも調味料成分が含まれていればこれを濃縮することができる。
(不純物の除去)
尚、濃縮前はもちろん濃縮中においても不純物について含まれていても問題はないが、特に固形物であれば濃縮前か濃縮中にろ過やデカンテーション等の手段により除去することができる。
(固形分の析出)
濃縮中においては、液体調味料に塩類やタンパク質等が含まれている場合には、ある程度まで濃縮することで固形物として析出してくる場合がある。そこで、これらを分離して、さらに、濃縮を続けることで不純物を減少させることができる。特に、本発明による液体調味料の濃縮においては、塩分の析出が起こる場合が多い。このような場合に析出した塩分については、上述必要に応じて遠心分離やろ過またはデカンテーション等の分離手段を用いればよい。
(液体調味料の密閉)
本発明においては、ポリエチレンテレフタレート層がヒートシール性を有するため、前記積層体を成形した後、内面をポリエチレンテレフタレートとして、内部に液体調味料を収納した後、当該ポリエチレンテレフタレート層面同士をヒートシールすることで液体調味料を密閉することができる。
このように比較的容易に液体調味料を密閉することができるため、密閉状態を簡単に調整することができる。
具体的には、前記積層体を用いて容器を作成し、ポリエチレンテレフタレート面同士に熱を付加することで当該積層体より作成した容器の開口部分をシールすることができる。
尚、ヒートシールする場合の温度は特定されないが、概ね160℃以上程度でよい。
ヒートシールはインパルスシーラー等を用いることができる。
また、上記の様に前記積層体を用いてヒートシール等により密閉する場合以外の方法として、金属やプラスチック製の容器等の剛性を有する容器内に濃縮対象となる液体調味料を入れてその開放上部に本発明の積層体を蓋として、容器開口部と積層体のポリエチテンテレフタレート部分を加熱によりシールするという方法も可能である。特に、本発明においてはポリエチレンテレフタレートであるため、ポリエチレンテレフタレート製のプラスチック容器を使うのが好ましい。
あるいは、ポリエチレンテレフタレート等の素材より製袋された袋に対し、液体調味料を収納した後、開口部を本発明の積層体でヒートシールしても良い。
(保存条件、保存温度及び保存期間)
本発明における保存条件としては特に限定されないが、常温程度〜70℃程度が好適である。また、特に30〜60℃程度がより好ましい。尚、保存温度が高いほど濃縮に要する時間は少なくなる。
尚、上記温度に保存するために、例えば、太陽光を吸収しやすい黒色等の箱内に液体調味料を密封した積層体を保存して、直射日光下に保持することで上記温度を達ししてもよい。
本発明においては上記の温度条件下で保存(静置)しておくだけで濃縮が可能となる。従って、その他の余計な操作等も必要とはならない。所定期間の保存後において、容器を開封して濃縮した液体調味料を回収することができる。
(濃縮後の液体調味料の利用)
本発明の方法により得られた濃縮された液体調味料は様々な利用方法が可能である。
例えば、輸送等の面においては、当該濃縮液体調味料を輸送し、消費地において再度希釈して使用することが可能である。また、上述のように塩分を析出させることができるため当該塩分を除去した濃縮液を使用時に再度希釈することで塩分を低減させつつ旨みはそのままの醤油とすることができる。
また、濃縮後の液体調味料を噴霧乾燥等の乾燥処理を施すことで粉末タイプの調味料を製造することも可能である。
以下に本発明の実施例として、ポリエチレンテレフタレートをラミネートした紙積層体の製造の実施例、及び不織布を用いた積層体を用いて液体調味料を保存・濃縮した実施例を示す。
1.ポリエチレンテレフタレートラミネート積層体の調製
(実施例1)
リップ開口巾を0.8mmに調整したダイ(幅約110cm)からエアギャップ(Tダイのリップ開口部からコーティングするカップ原紙までの距離)が10cmとなるように押出ラミネーターを調整し、前記ダイから押出温度300℃としたホモポリエチレンテレフタレートを押出圧力6.0MPaとしてカップ原紙(コロナ放電処理あり、坪量320g/m)上にコーティングした。尚、実施例1〜14及び比較例1〜5に用いたホモポリエチレンテレフタレートは、固有粘度0.83dL/g、融点250℃のもの(三菱化学株式会社製のNOVAPEX BK6180)を用いた。
ホモPETのコーティング厚みは25μm、コーティングライン速度は65m/minで行った。原紙へのコーティングと同時にチルロール(表面温度:22℃)とゴムロールの間を通して積層体を完成させた。これらの工程について押出しラミネートの状態について評価した。結果を表1に示す。
(実施例2)
エアギャップを5cmとしたこと以外は実施例1と同様に行った。押出しラミネートの状態について評価した。結果を表1に示す。
(実施例3)
エアギャップを15cmとしたこと以外は実施例1と同様に行った。押出しラミネートの状態について評価した。結果を表1に示す。
(実施例4)
エアギャップを20cmとしたこと以外は実施例1と同様に行った。押出しラミネートの状態について評価した。結果を表1に示す。
(実施例5)
エアギャップを25cmとしたこと以外は実施例1と同様に行った。押出しラミネートの状態について評価した。結果を表1に示す。
(実施例6)
エアギャップを15cmとしたこと、及びホモポリエチレンテレフタレートの押出温度を280℃とすること以外は実施例1と同様に行った。押出しラミネートの状態について評価した。結果を表2に示す。
(実施例7)
エアギャップを15cmとしたこと、及びホモポリエチレンテレフタレートの押出温度を290℃とすること以外は実施例1と同様に行った。押出しラミネートの状態について評価した。結果を表2に示す。
(実施例8)
エアギャップを15cmとしたこと、及びホモポリエチレンテレフタレートの押出温度を300℃とすること以外は実施例1と同様に行った。押出しラミネートの状態について評価した。結果を表2に示す。
(実施例9)
エアギャップを15cmとしたこと、及びホモポリエチレンテレフタレートの押出温度を310℃とすること以外は実施例1と同様に行った。結果を表2に示す。
(実施例10)
エアギャップを15cmとしたこと、及び押出圧力を4.0MPaとしたこと以外は実施例1と同様に行った。押出しラミネートの状態について評価した。結果を表3に示す。
(実施例11)
エアギャップを15cmとしたこと、及び押出圧力を4.5MPaとしたこと以外は実施例1と同様に行った。押出しラミネートの状態について評価した。結果を表3に示す。
(実施例12)
エアギャップを15cmとしたこと、及び押出圧力を5.0MPaとしたこと以外は実施例1と同様に行った。押出しラミネートの状態について評価した。結果を表3に示す。
(実施例13)
エアギャップを15cmとしたこと、及び押出圧力を5.5MPaとしたこと以外は実施例1と同様に行った。押出しラミネートの状態について評価した。結果を表3に示す。
(実施例14)
エアギャップを15cmとしたこと、及び押出圧力を6.0MPaとしたこと以外は実施例1と同様に行った。押出しラミネートの状態について評価した。結果を表3に示す。
(比較例1)
エアギャップを30cmとしたこと以外は実施例1と同様に行った。押出しラミネート状態について評価した。結果を表1に示す。押出しラミネートの状態について評価した。結果を表1に示す。
(比較例2)
エアギャップを15cmとしたこと、及びホモポリエチレンテレフタレートの押出温度を270℃とすること以外は実施例1と同様に行った。押出しラミネートの状態について評価した。結果を表2に示す。
(比較例3)
エアギャップを15cmとしたこと、及びホモポリエチレンテレフタレートの押出温度を320℃とすること以外は実施例1と同様に行った。押出しラミネートの状態について評価した。結果を表2に示す。
(比較例4)
エアギャップを15cmとしたこと、及び押出圧力を3.5MPaとしたこと以外は実施例1と同様に行った。押出しラミネートの状態について評価した。結果を表3に示す。
(比較例5)
エアギャップを15cmとしたこと、及び押出圧力を6.5MPaとしたこと以外は実施例1と同様に行った。押出しラミネートの状態について評価した。結果を表3に示す。
(評価方法)
1.ホモPET層の耳揺れ幅
○…耳揺れ幅2mm以内
△…耳揺れ幅4mm未満
×…耳揺れ幅4mm以上
耳揺れ幅4mm未満が実用可能
2.膜厚の均一性
○…ホモPET層の膜厚の変動幅が目標膜厚の±15%以内
△…ホモPET層の膜厚の変動幅が目標膜厚の±20%未満
×…ホモPET層の膜厚の変動幅が目標膜厚の±20%以上
変動幅が±20%未満のものが実用可能

3.接着性
○…ホモPET層と紙製基材の間に十分な接着性がある
△…ホモPET層と紙製基材の間に接着性がある
×…ホモPET層と紙製基材の間にやや剥がれる場合がある
ホモPET層と紙製基材の間に剥がれのないものが実用可能
4.ヒートシール性
ホモポリエチレンテレフタレートをラミネートした面同士を重ね合わせ、インパルスシーラーにより、160℃,170℃,190℃,220℃の各ヒートシール温度に調節された熱板を2秒間、圧力2kg/cmで保持することにより、ヒートシールを行った。
次いで、ヒートシールを行った積層体のヒートシール面を引き剥がし、紙製基材との破壊状態を観察した。評価基準は下記の通りである。
◎…紙製基材面での破壊が溶着面積の90%以上
○…紙製基材面での破壊が溶着面積の60%以上90%未満
△…紙製基材面での破壊が溶着面積の30%以上60%未満
×…紙製基材面での破壊が溶着面積の30%未満

(実施例15〜18)
用いるホモポリエチレンテレフタレートとして、固有粘度0.88dL/g及び融点250℃のホモポリエチレンテレフタレート(ユニチカ株式会社製NEH−2070)(実施例15)、固有粘度0.80dL/g及び融点236℃のホモポリエチレンテレフタレート(SKケミカル株式会社製BR8040)(実施例16)、固有粘度0.76dL/g及び融点252℃のホモポリエチレンテレフタレート(帝人化成株式会社製TRN−8550FF)(実施例17)、及び固有粘度0.72dL/g及び融点251℃のホモポリエチレンテレフタレート(ユニチカ株式会社製NES−2040)(実施例18)を用いた。また、押出し条件としては、SKケミカル株式会社製BR8040のみ押出温度を290℃とし、それ以外は、実施例1と同様にして積層体を作成し、実施例1と同様に評価を行った。表5及び6に結果を示す。
2.液体調味料の濃縮試験
(1)積層体を用いた保存試験
(実施例19)
上記の実施例1に示したカップ原紙(紙)へのコーティング条件(リップ開口巾、エアギャップ、樹脂押出温度、押出圧力等)を用いて、ポリエチレンテレフタレートを原料とした不織布に対して、その両面にホモポリエチレンテレフタレートをラミネートした。
使用した不織布はスパンボンド法によって製造されたもので、旭化成株式会社 製、製品名がE5070を用いた。
最終的な材質構成は三層であり、ホモPET(25μm)/不織布/ホモPET(40μm)とした。当該積層体を210mm×297mmのA4サイズにカットしてホモポリエチレンテレフタレート面(40μm側)同士を重ね合わせ、三方を200℃の温度に調節された熱板を2秒間、圧力2kg/cmでヒートシールをして簡易容器を調製した。
当該容器の内部に市販の醤油(キッコーマン社製のこいくち醤油 塩分13重量%)を100g程度入れてから残りの一辺を先と同様に200℃でヒートシールして、ホモポリエチレンテレフタレート面を内部とした容器内に上記醤油を封入し密閉状態とした。
当該ヒートシール後の液体調味料を収納した積層体を60℃中の恒温槽に入れた後に0、1、4、7、9、10、11、15、16、18、21、25、28日目に内部の風袋を含む重量を測定した。また、当該風袋の重量を除いた封入された醤油の重量の変化の結果を表7に示す。
(実施例20)
上述の実施例19において容器の内部に封入する醤油を50gとしたことを除いては実施例19と同様に処理した。
(比較例7)
実施例19の比較例として、実施例19において容器に水100gのみを封入したことを除いて実施例19と同様に処理した。
上記の保存試験の結果を表7に、及び重量変化のグラフを図2に示す。
液体調味料として醤油を用いた場合、60℃の保存温度で15日程度保持することで揮散させた水分量を試験開始時の全重量の半分程度となる位まで濃縮することができた。
また、比較例として水のみの場合には、16日程度で全て揮散することがわかった。

(2)アミノ酸組成分析
保存中に旨み成分の変化が無いかを調べるためにアミノ酸組成分析を行った。
上記実施例19の9日目(実施例21)と12日目(実施例22)における濃縮醤油について、底部に沈殿した結晶物(塩分)除いた液体回収し、当該液体をアミノ酸分析に供した。また、イニシャルの醤油(比較例8)及び当該醤油を完全密閉のガラス容器に封入し、60℃で12日保存した醤油サンプル(比較例9)についてもアミノ酸分析に供した。
アミノ酸分析について、各醤油サンプルを塩酸加水分解処理し、タンパク構成アミノ酸の定量を行った。使用機器は、島津LC/MS高速アミノ酸分析システムUF-Amino Stationを用いた。結果を表8に示す。各値は試料原液中の含有量(mg/100mL)を示す。尚、表中“-”は検出限界以下を示す。


表7の結果とも併せると、実施例21及び22のいずれも概ね濃縮率に従ってアミノ酸が濃縮されていることがわかった。また、特にアミノ酸が減少している等の問題は見られなかった。
また、実施例21及び22の濃縮後の醤油は官能評価すると、まろやかな優れた風味を有することが分かった。水分を揮散させる一方、醤油に微量に含まれているエタノール等の成分の揮発性成分が、60℃における濃縮時に揮散しないためであると推定される。

Claims (7)

  1. 通気性を有する膜状の支持基材の少なくとも一方の面に、ポリエチレンテレフタレートを押出しラミネートした積層体により液体調味料を密閉し、所定期間保存することによる液体調味料濃縮方法。
  2. 前記ポリエチレンテレフタレートがホモポリエチレンテレフタレートである請求項1に記載の液体調味料濃縮方法。
  3. 前記ポリエチレンテレフタレートを押出しラミネートした積層体において当該ラミネート面がヒートシール性を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の液体調味料濃縮方法。
  4. 前記支持基材が紙又は不織布である請求項1〜3のいずれかに記載の液体調味料濃縮方法。
  5. 前記ポリエチレンテレフタレートの固有粘度が0.72ないし0.88dL/gである請求項1〜4のいずれかに記載の液体調味料濃縮方法。
  6. 前記押出しラミネートが、溶融押出しのために溶融ポリエチレンテレフタレートをT-ダイから押出してラミネートする際に、T-ダイの開口部から支持基材までのエアギャップが25cm以下であるラミネート方法によるものである請求項1〜5のいずれかに記載の液体調味料濃縮方法。
  7. 請求項1〜6のいずれかの液体調味料濃縮方法に使用するための積層体であって、
    該積層体が、通気性を有する膜状の支持基材の少なくとも一方の面に、ポリエチレンテレフタレートを押出しラミネートした積層体。
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