JP2014032632A - 電子機器、方法、およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】手書き文書を容易に扱うことができる電子機器を実現する。
【解決手段】プロセッサ101は、タッチスクリーンディスプレイ17の画面上に表示される1以上のストロークを指定するための第1ストロークと、処理を特定するための第2ストロークとが入力される場合に、第1ストロークによって指定されるストロークに対して、第2ストロークで特定される処理を実行する。プロセッサ101は、ストローク、すなわち手書き文書にかかるデータに対して、検索処理を実行でき、その他任意の処理を実行できる。
【選択図】 図5

Description

本発明の実施形態は、手書き文書に関する。
近年、タブレット、PDA、スマートフォンといった種々の電子機器が開発されている。この種の電子機器の多くは、ユーザによる入力操作を容易にするために、タッチスクリーンディスプレイを備えている。
ユーザは、タッチスクリーンディスプレイ上に表示されるメニューまたはオブジェクトを指などでタッチすることにより、これらメニューまたはオブジェクトに関連づけられた機能の実行を電子機器に指示することができる。
しかし、タッチスクリーンディスプレイを備える既存の電子機器の多くは、会議、商談、商品開発などのビジネスシーンにおける利用については必ずしも適していない場合がある。このため、ビジネスシーンにおいては、いまなお、紙の手帳が広く利用されている。
特開平3−6664号公報
紙の手帳の代わりに、タッチスクリーンディスプレイに対して手書き入力されるストロークに関する筆跡情報を保存するタブレットを用いることが考えられる。保存された筆跡情報に対する検索処理も考えられる。
本発明の一実施形態では、手書き文書を容易に扱うことができる電子機器、検索方法および検索プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の実施形態に係る電子機器は、タッチスクリーンディスプレイと、プロセッサとを備える。プロセッサは、タッチスクリーンディスプレイの画面上に表示される1以上のストロークを指定するための第1ストロークと、処理を特定するための第2ストロークとが入力される場合に、第1ストロークによって指定されるストロークに対して、第2ストロークで特定される処理を実行する。
一実施形態に係る電子機器の外観を示す斜視図。 一実施形態の電子機器と外部装置との連携動作を示す図。 一実施形態の電子機器に手書きされる手書き文書の例を示す図。 一実施形態の電子機器に保存される時系列情報の例を示す図。 一実施形態の電子機器の構成例を示すブロック図。 デジタルノートブックアプリケーションプログラムの機能構成例を示すブロック図。 デジタルノートブックアプリケーションプログラムのユーザインターフェース例を示す図。
以下、本発明の実施形態について説明する。
(実施形態)
図1は、一実施形態に係る電子機器の外観を示す斜視図である。この電子機器は、例えば、ペンまたは指によって手書き入力可能である。この電子機器は、タブレット、ノートブック型パーソナルコンピュータ、スマートフォン、PDA、ホワイトボード代替の大型ディスプレイ等である。以下では、この電子機器がタブレット10である場合を仮定して説明する。タブレット10は、タブレットコンピュータまたはスレートコンピュータとも称される電子機器である。タブレット10は、本体11とタッチスクリーンディスプレイ17とを備える。タッチスクリーンディスプレイ17は、本体11の上面に重ね合わせて取り付けられる。
本体11は、薄い箱形の筐体を有する。タッチスクリーンディスプレイ17は、カラー又はモノクロで電子データを表示可能なディスプレイと、ペンまたは指による画面(表面)への接触部位の位置を検出可能な入力装置とを兼ねるものであればどのようなものであっても良い。タッチスクリーンディスプレイ17は、たとえば、フラットパネルディスプレイと、フラットパネルディスプレイの画面上のペンまたは指の接触位置を検出するセンサとを有する。フラットパネルディスプレイは、例えば、液晶表示装置(LCD)、有機ELであってもよい。センサは、例えば、静電容量方式のタッチパネル、電磁誘導方式のデジタイザなどである。以下では、デジタイザとタッチパネルの2種類のセンサの双方がタッチスクリーンディスプレイ17に組み込まれている場合を仮定する。デジタイザおよびタッチパネルは、フラットパネルディスプレイの画面を覆うように設けられる。
タッチスクリーンディスプレイ17は、指を使用した画面に対するタッチ操作のみならず、ペン100を使用した画面に対するタッチ操作も検出できる。ペン100は例えば電磁誘導ペンであってもよい。ユーザは、外部オブジェクト(ペン100又は指)を使用してタッチスクリーンディスプレイ17上に手書きで文字、図形等を入力できる。ストロークとは、手書きで入力される軌跡(筆跡)であればどのようなものであってもよく、たとえば、外部オブジェクトによってタッチスクリーンディスプレイ17上で入力される軌跡(筆跡)、またはその他のユーザインターフェースによって手書き入力される軌跡(筆跡)である。たとえば、外部オブジェクトが画面に接触されている間の外部オブジェクトの動きの軌跡が1ストロークに相当する。タッチスクリーンディスプレイ17は、画面上の外部オブジェクトの動きの軌跡、つまり手書きされるストロークをリアルタイムに画面上に表示する。
手書き文書の電子データ(以下、手書き文書)とは、手書きされた文字または図形などに対応する多数のストロークの情報の集合である。手書き文書は、タブレット10に内蔵される記録媒体、ユーザの持つ他の電子機器、サーバ、またはクラウドに保存される。本実施形態では、この手書き文書は、イメージデータではなく、各ストローク(軌跡)の座標列とストローク間の順序関係を示す時系列情報として記憶媒体に保存される。時系列情報とは、複数のストロークが手書きされた順番(筆順)が識別可能であって、且つ各ストローク(軌跡)を特定可能なデータ(以下、ストロークデータと呼ぶ)であればどのようなものであっても良い。時系列情報の詳細は図4を参照して後述する。1つのストロークデータは、ある一つ(一画)のストロークに対応し、このストロークの軌跡上の点それぞれに対応する座標データを含む。時系列情報に含まれるストロークデータの並びの順序は、ストロークそれぞれが手書きされた順序つまり筆順を示しても良い。時系列情報は、各ストロークデータに対応するストロークが手書きされた順序(筆順)の情報をさらに含むものでもよく、各ストロークデータに対応するストロークが手書きされた時刻をさらに含むものでもよい。以下、手書き文書は、時系列情報として保存される例で説明するが、複数のストロークが手書きされた順番(筆順)が識別不可能な形態にて保存されても良い。
タブレット10は、時系列情報によって示される複数のストロークを画面上に表示できる。タブレット10は編集機能を有する。この編集機能は、「消しゴム」ツール、範囲指定ツール、および他の各種ツール等を用いたユーザによる操作に応じて、表示中の手書き文書内の任意のストロークまたは任意の手書き文字等を削除または移動すること、幾つかの手書き操作の履歴を取り消す機能を含んでも良い。
時系列情報(手書き文書)は、1つまたは複数のページとして管理されうる。時系列情報(手書き文書)は、1つの画面に収まる面積単位(ページ)で区切られて記録されてもよい。ページのサイズは可変でよい。ページのサイズは1つの画面のサイズよりも大きい面積に広げることができるので、画面のサイズよりも大きな面積の手書き文書を一つのページとして扱うことができる。1つのページ全体をディスプレイに同時に表示できない場合は、そのページを縮小してするようにしてもよいし、縦横スクロールによってページ内の表示対象部分を移動するようにしてもよい。
図2は、タブレット10と外部装置との連携動作の例を示す。タブレット10は、パーソナルコンピュータ1やクラウドと連携できる。タブレット10は、有線LANや、無線LAN、セルラー(3G、LTE、LTE−advanced)などの通信デバイスを備えており、パーソナルコンピュータ1、またはサーバ2と通信できる。サーバ2はオンラインストレージサービス、他の各種クラウドコンピューティングサービスを実行するサーバであってもよい。
パーソナルコンピュータ1は、ハードディスクドライブ(HDD)、半導体メモリ(NANDメモリ、NORメモリ)等のストレージデバイスを備える。タブレット10は、時系列情報(手書き文書)をネットワーク越しにパーソナルコンピュータ1へ送信して、パーソナルコンピュータ1のストレージデバイスに時系列情報を記録することができる(アップロード)。タブレット10とパーソナルコンピュータ1との間のセキュアな通信を確保するために、通信開始時には、パーソナルコンピュータ1とタブレット10との認証処理がなされてもよい。これにより、タブレット10内のストレージの容量が少ない場合でも、タブレット10が多数の時系列情報(手書き文書)あるいは大容量の時系列情報(手書き文書)を扱うことが可能となる。タブレット10は、パーソナルコンピュータ1のストレージデバイスに記録されている任意の1以上の時系列情報を読み出し(ダウンロード)、その読み出した時系列情報によって示されるストロークをディスプレイ17の画面に表示できる。
タブレット10が通信する先は、ストレージサービスなどを提供するクラウド上のサーバ2であってよい。タブレット10は、時系列情報(手書き文書)をネットワーク越しにサーバ2に送信して、サーバ2のストレージデバイス2Aに記録することができる(アップロード)。タブレット10は、サーバ2のストレージデバイス2Aに記録されている任意の時系列情報を読み出して(ダウンロード)、その時系列情報によって示されるストロークそれぞれの軌跡をタブレット10のディスプレイ17の画面に表示できる。
このように、本実施形態では、時系列情報(手書き文書)が格納される記憶媒体は、タブレット10からアクセス可能なストレージデバイスであればどのようなものであっても良く、タブレット10内のストレージデバイス、パーソナルコンピュータ1内のストレージデバイス、サーバ2のストレージデバイス等のいずれであってもよい。
図3および図4を参照して、ユーザによって手書きされたストローク(文字、マーク、図形、表など)と時系列情報との関係について説明する。図3は、ペン100などを使用してタッチスクリーンディスプレイ17上に手書きされる手書き文書の例を示す。手書き文書では、一旦手書きされた文字や図形などの上に、さらに別の文字や図形などが手書きされてもよい。図3においては、「ABC」の手書き文字列が「A」、「B」、「C」の順番で手書きされ、この後に、「矢印」が、手書き文字「A」のすぐ近くに手書きされた場合が想定されている。
図4は、図3の手書き文書に対応する時系列情報200を示す。時系列情報は、複数のストロークデータSD1、SD2、…、SD7を含む。図4で示す時系列情報200の例では、ストロークの筆跡順(時系列順)に、ストロークデータSD1、SD2、…、SD7が並べられている。
手書き文字「A」は、ペン100などを使用して手書きされる2つのストローク(「∧」形状の軌跡、「−」形状の軌跡)によって、つまり2つの軌跡によって表現される。最初に手書きされる「∧」形状のペン100の軌跡は例えば等時間間隔でリアルタイムにサンプリングされ、これによって「∧」形状のストロークデータSD1(時系列座標SD11、SD12、…SD1n)が得られる。同様に、次に手書きされる「−」形状のペン100の軌跡もサンプリングされ、これによって「−」形状のストロークデータSD2(時系列座標SD21、SD22、…SD2n)が得られる。手書き文字「B」は、2つのストロークデータSD3、SD4(時系列座標SD31…SD3n、SD41…SD4n)によって表現される。手書き文字「C」は、1つのストロークデータSD5(時系列座標SD51…SD5n)によって表現される。手書きの「矢印」は、2つのストロークデータSD6、SD7(時系列座標SD61…SD6n、SD71…SD7n)によって表現される。
各ストロークデータは、一つのストロークに対応する座標データ系列(時系列座標)、つまり一つのストロークの軌跡上の複数の点それぞれに対応する複数の座標を含む。例えば、手書き文字「A」に関しては、ストロークデータSD1は、手書き文字「A」の「∧」形状のストロークの軌跡上の点それぞれに対応する座標データ系列(時系列座標)、つまりn個の座標データSD11、SD12、…SD1nを含む。ストロークデータSD2は、手書き文字「A」の「−」形状のストロークの軌跡上の点それぞれに対応する座標データ系列、つまりn個の座標データSD21、SD22、…SD2nを含む。なお、座標データの数(n)はストロークデータ毎に異なっていてもよい。
各座標データは、対応する軌跡内のある1点に対応するX座標およびY座標を示す。例えば、座標データSD11は、「∧」形状のストロークの始点のX座標(X11)およびY座標(Y11)を示す。SD1nは、「∧」形状のストロークの終点のX座標(X1n)およびY座標(Y1n)を示す。
さらに、各座標データは、その座標に対応する点が手書きされた時刻に対応するタイムスタンプ情報Tを含むことができる。手書きされた時刻は、絶対時刻(例えば、年月日時分秒)またはある時点を基準とした相対時刻のいずれであってもよい。例えば、各ストロークデータに、ストロークが書き始められた絶対時刻(例えば、年月日時分秒)をタイムスタンプ情報として付加し、さらに、ストロークデータ内の各座標データに、絶対時刻との差分を示す相対時刻をタイムスタンプ情報Tとして付加してもよい。タイムスタンプ情報Tを含む各座標データ(時系列情報)により、ストローク間の時間的関係をより精度よく表すことができる。
さらに、各座標データは、筆圧を示す情報(Z)を含むことができる。筆圧を示す情報(Z)を含む各座標データ(時系列情報)は、手書き入力されたストロークについての個人の癖を精度よく表し、各ストロークの手書き入力者を精度よく特定できる。
各ストロークの順序(筆順)を使用することによって、図3に示すように、手書き「矢印」の先端部が手書き文字「A」上に重ねてまたは手書き文字「A」に近接して書かれたとしても、手書き文字「A」と手書き「矢印」の先端部とが異なる文字または図形として区別可能となる。
例えば、タブレット10のCPUは、時系列情報200から、手書き文字「A」の2つのストローク(ストロークデータSD1、SD2)については連続的に手書きされたものと判定し、さらに、手書き「矢印」の先端部(ストロークデータSD7)の手書きタイミングは、手書き文字「B」、「C」の後であって、手書き文字「A」の手書きタイミングと不連続であると判定できる。これより、タブレット10のCPUは、手書き文字「A」の2つのストロークと、手書き「矢印」の先端部とが異なる文字または図形として区別できる。
また、例えば、タブレット10のCPUは、上述のタイムスタンプ情報Tを使用して、ストロークデータSD1、SD2に対応するストロークが手書きされた時刻と、ストロークデータSD7に対応するストロークが手書きされた時刻との差異が閾値以上である場合に、ストロークデータSD7の書き込みタイミングがストロークデータSD1、SD2の書き込みタイミングと不連続であり、異なる文字または図形と判定できる。
いま、図3に示す通り、ユーザによって、実線(太線)の手書きの丸(ストローク)が入力され、手書きの丸(ストローク)によって、画面上に表示されるストロークが指定される場合を想定する。手書きの丸(ストローク)に囲まれた範囲(指定範囲)には、手書き文字「A」の2つのストロークと、手書き「矢印」の先端部に対応する1つのストロークが含まれている。この場合、タブレット10のCPUは、手書き「A」の2つのストローク(ストロークデータSD1、SD2)と、手書き「矢印」の先端部(ストロークデータSD7)とが別個のものであることが区別できるため、ユーザに対して、どちらか一方を選択可能とするインタフェースを表示することができる。
時系列情報200は、ストロークデータSD1、SD2、…、SD7の並びは手書き文字の筆順を示す。例えば、ストロークデータSD1およびSD2の並びは、最初に「∧」形状のストロークが手書きされ、次に「−」形状のストロークが手書きされたことを表す。したがって、たとえ2つの手書き文字の筆跡同士が互いに類似していても、それら2つの手書き文字の筆順が互いに異なる場合には、それら2つの手書き文字を異なる文字として区別することができる。
手書き文書が時系列のストロークデータの集合から構成される時系列情報200として記憶されることで、手書き文字の言語に依存せずに手書き文字を扱うことができ、使用言語の異なる世界中の様々な国で共通に使用できる。
図5は、タブレット10のシステム構成の一例を示す図である。タブレット10は、図5に示されるように、CPU101、システムコントローラ102、主メモリ103、グラフィクスコントローラ105、BIOS−ROM105、不揮発性メモリ106、無線通信デバイス107、エンベデッドコントローラ(EC)108等を備える。
CPU101は、タブレット10内の各種モジュールの動作を制御するプロセッサである。CPU101は、ストレージデバイスである不揮発性メモリ106から主メモリ103にロードされる各種ソフトウェアを実行する。これらソフトウェアには、オペレーティングシステム(OS)201、および各種アプリケーションプログラムが含まれている。アプリケーションプログラムには、デジタルノートブックアプリケーションプログラム202が含まれている。このデジタルノートブックアプリケーションプログラム202は、上述の手書き文書を作成および表示する機能、手書き文書を編集する機能、筆跡検索機能、および文字・図表認識機能等を実現するためのものである。CPU101は、BIOS−ROM105に格納された基本入出力システム(BIOS)も実行する。BIOSは、ハードウェア制御のためのプログラムである。
システムコントローラ102は、CPU101のローカルバスと各種コンポーネントとの間を接続するデバイスである。システムコントローラ102は、主メモリ103をアクセス制御するメモリコントローラを内蔵する。システムコントローラ102は、PCI EXPRESS規格のシリアルバスなどを介してグラフィクスコントローラ104との通信を実行する機能も有する。
グラフィクスコントローラ104は、本タブレット10のディスプレイモニタとして使用されるLCD17Aを制御する表示コントローラである。このグラフィクスコントローラ104によって生成される表示信号はLCD17Aに送られる。LCD17Aは、表示信号に基づいて画面イメージを表示する。このLCD17A上にはタッチパネル17Bおよびデジタイザ17Cが配置されている。タッチパネル17Bは、LCD17Aの画面上で入力を行うための静電容量式のポインティングデバイスである。指が接触される画面上の接触位置および接触位置の動き等はタッチパネル17Bによって検出される。デジタイザ17CはLCD17Aの画面上で入力を行うための電磁誘導式のポインティングデバイスである。ペン100が接触される画面上の接触位置および接触位置の動き等はデジタイザ17Cによって検出される。
無線通信デバイス107は、無線LANまたはセルラー通信などの無線通信を実行する。EC108は、電力管理のためのエンベデッドコントローラを含むワンチップマイクロコンピュータである。EC108は、ユーザによるパワーボタンの操作に応じて本タブレット10を電源オンまたは電源オフする機能を有している。
次に、図6を参照して、デジタルノートブックアプリケーションプログラム202の機能構成について説明する。デジタルノートブックアプリケーションプログラム202は、ペン軌跡表示処理部301、時系列情報生成部302、編集処理部303、ページ保存処理部304、ページ取得処理部305、手書き文書表示処理部306、処理対象ブロック選択部307、および処理部308等を備える。これらの機能ブロックは、デジタルノートブックアプリケーションプログラム202を実行するCPU101により実現される。
デジタルノートブックアプリケーションプログラム202は、タッチスクリーンディスプレイ17を介して入力されるイベント情報等を使用して、手書き文書の作成、表示、編集等を行う。タッチスクリーンディスプレイ17は、「タッチ」、「移動(スライド)」、「リリース」等のイベントの発生を検出する。「タッチ」は、画面上に外部オブジェクトが接触したことを示すイベントである。「移動(スライド)」は、画面上に外部オブジェクトが接触されている間に接触位置が移動されたことを示すイベントである。「リリース」は、画面から外部オブジェクトが離されたことを示すイベントである。
ペン軌跡表示処理部301および時系列情報生成部302は、タッチスクリーンディスプレイ17によって発生される「タッチ」または「移動(スライド)」のイベントを受信し、これによって手書き入力操作を検出する。「タッチ」イベントには、接触位置の座標が含まれる。「移動(スライド)」イベントには、移動元、移動中、および移動先の接触位置の座標が含まれる。ペン軌跡表示処理部301および時系列情報生成部302は、タッチスクリーンディスプレイ17から、接触位置の動きの軌跡に対応する座標列を受信する。
ペン軌跡表示処理部301は、タッチスクリーンディスプレイ17から受信した座標列に基づいて、各ストロークの軌跡をタッチスクリーンディスプレイ17内のLCD17Aの画面上に表示する。ペン軌跡表示処理部301は、画面にペン100が接触している間のペン100の軌跡、つまり各ストロークの軌跡をLCD17Aの画面上へ表示する。
時系列情報生成部302は、タッチスクリーンディスプレイ17から受信した座標列に基づいて、図4で詳述したような構造を有する上述の時系列情報を生成する。時系列情報生成部302は、時系列情報、つまりストロークの各点に対応する座標およびタイムスタンプ情報を作業メモリ401に一時保存してもよい。
ページ保存処理部304は、生成された時系列情報を手書き文書(手書きページ)として記憶媒体402に保存する。記憶媒体402は、上述したように、タブレット10内のストレージデバイス、パーソナルコンピュータ1内のストレージデバイス、サーバ2のストレージデバイスのいずれであってもよい。
ページ取得処理部305は、記憶媒体402に格納されている任意の時系列情報を読み出し、手書き文書表示処理部306に送る。手書き文書表示処理部306は、時系列情報に基づいて、各ストロークの軌跡を画面上に手書きページとして表示する。
編集処理部303は現在表示中の手書きページを編集するための処理を実行する。編集処理部303は、タッチスクリーンディスプレイ17上でユーザによって行われる編集操作に応じて、表示されている複数のストローク内の1以上のストロークを削除または移動等するための編集処理を実行する。編集処理部303は、例えば、ユーザによって編集メニューから「削除」または「移動」等のメニューが選択された場合、処理対象ブロック選択部307によって選択されているストロークに対する削除、移動等の処理を実行する。ユーザは、例えば、「消しゴム」ツール、ペン100の逆側の端部、ペン100によるタップ等を使用して、表示されている複数のストローク内の任意のストロークを削除できる。ユーザは、処理対象ブロック選択部307によって選択されているストロークを、外部オブジェクトによりドラッグアンドドロップ等することによって、表示されている複数のストローク内の任意のストロークを移動できる。編集処理部303は、編集処理の結果を表示中の時系列情報に反映するためにこの時系列情報を更新する。時系列情報においては、移動された各ストロークデータの時系列座標は、移動先位置に応じて自動的に変更されてもよい。移動された各ストロークデータの時系列座標を変更したことを表す操作履歴が時系列情報に追加されてもよい。削除された各ストロークデータは、時系列座標から必ずしも削除しなくてもよく、これら各ストロークデータを削除したことを表す操作履歴が時系列情報に追加されてもよい。
処理対象ブロック選択部307は、ユーザの範囲指定操作、ストローク選択操作に応じて、処理対象の時系列情報部分、つまり処理対象のストローク(ストロークデータ)を選択する。ユーザは、画面上の任意の部分を丸または四角によって囲むための「範囲指定」ツールを使用して、表示中の時系列情報(手書きページ)内の任意の部分を範囲指定できる。ユーザは、外部オブジェクトを使用して、画面上の任意の部分に特定のストロークを入力することにより、表示中の時系列情報の任意の部分(ストロークの少なくとも1つ)を選択できる。処理対象ブロック選択部307により選択されたストロークは、他のストロークと異なる形態、例えば、反転、異なる色、太字、アンダーライン等によって表示される。
表示中の時系列情報の任意の部分(ストロークの少なくとも1つ)を選択するための特定のストローク(以下、選択用ストローク)とは、予め定められた1以上のストロークあればどのようなものであってもよく、丸、四角等の周回形状、直線、波線等の線状形状等である。処理対象ブロック選択部307は、ユーザにより入力されたストロークが選択用ストロークであるか否かを、パターンマッチング、ストロークの類似度等を用いて判別できる。処理対象ブロック選択部307は、ユーザにより入力されたストロークが選択用ストロークであると判定した場合に、選択用ストロークを他のストロークと異なる形態で表示することができる。丸、四角等の周回形状のストロークは、そのストロークで囲まれる領域にすべてが含まれるストロークを選択しても良く、そのストロークで囲まれる領域に少なくとも一部が含まれるストロークを選択してもよく、そのストロークで囲まれる領域に含まれるストロークに加えてそれと同一の文字又は図形とされるストロークを選択してもよく、そのストロークで囲まれる領域に含まれるストロークから筆順が不連続なストロークを除いたストロークを選択しても良い。丸、四角等の周回形状は、閉じたストロークであっても良く、一部閉じていないストロークであっても良い。一部閉じていないストロークでは、開始端と終了端とをつなぐ線があるものと仮定等することで、そのストロークで囲まれる領域を特定できる。直線、波線等の線状形状のストロークは、そのストロークと交差するストロークを選択しても良く、そのストロークの近傍領域に含まれるストロークを選択してもよく、そのストロークの上側又は下側の近傍領域に含まれるストロークを選択してもよく、そのストロークと交差する又は近傍領域に含まれるストロークに加えてそれと同一の文字又は図形とみなされるストロークを選択してもよく、そのストロークと交差する又は近傍領域に含まれるストロークから筆順が不連続なストロークを除いたストロークを選択しても良い。
処理部308は、処理対象ブロック選択部307により選択された処理対象の時系列情報に対して、様々な処理、例えば、筆跡検索処理、認識処理、削除処理、移動処理、コピー処理、切り取り(カット)処理等を実行できる。図6の例では、検索処理部309が筆跡検索処理を実行し、認識処理部310が文字認識処理を実行する。
処理部308は、ユーザのメニュー指定操作、ストローク操作に応じて、処理対象の時系列情報部分に対して、様々な処理を実行する。ユーザは、画面上に表示されるメニューバー、ブルダウンメニュー、アイコンを選択、指定して、処理の内容を指定できる。ユーザは、外部オブジェクトを使用して、画面上の任意の部分に特定のストロークを入力することにより、処理の内容を指定できる。
処理の内容を指定するための特定のストローク(以下、処理指定用ストローク)とは、予め定められた1以上のストロークあればどのようなものであってもよく、記号、はてな(?)、星、二重丸、渦巻き、アルファベット、ギリシャ文字、平仮名、片仮名、漢字等である。処理指定用ストロークの各種類ごとに、1つの処理が対応づけられる。処理部308は、ユーザにより入力されたストロークが処理指定用ストロークであるか否かを、パターンマッチング、ストロークの類似度等を用いて判定できる。処理部308は、ユーザにより入力されたストロークが処理指定用ストロークであると判定した場合に、処理指定用ストロークを他のストロークと異なる形態で表示することができる。
処理部308は、選択用ストロークの入力後に処理指定用ストロークが入力された場合、処理指定用ストロークの入力後に選択用ストロークが入力された場合、選択用ストロークの入力と処理指定用ストロークの入力が連続して行われた場合、選択用ストロークの入力と処理指定用ストロークの入力との時間差が閾値以内である場合、選択用ストロークと処理指定用ストロークとが少なくとも一部重複する場合、選択用ストロークに処理指定用ストロークが包含される場合、選択用ストロークと処理指定用ストロークとの距離が閾値以内である場合等、一定の場合に限って、選択用ストロークで選択された1つ以上のストロークに対して、処理指定用ストロークで指定された処理を実行することができる。
検索処理部309は、処理対象ブロック選択部307により選択された時系列情報部分を検索キー(検索クエリ)として用いて、記憶媒体402に格納されている複数の時系列情報(複数の手書きページ)を検索する。検索処理部309は、複数の時系列情報の各々から、特定の時系列情報部分に対応するストロークの軌跡との類似度が基準値以上であるストロークをLCD17Aの画面上に視認可能に表示する。
検索処理部309によって実行される検索処理は筆跡検索であり、すでに記録されている複数の手書きページの中から、検索クエリである手書き文字列と類似する筆跡を有する手書き文字列を検索する。なお、現在表示中のある一つの手書きページのみを対象に筆跡検索を行ってもよい。
手書き文字間の類似度の計算方法としては、様々な方法を使用することができる。例えば各ストロークの座標列をベクトルとして扱ってもよい。この場合、比較対象のベクトル同士の類似度を計算するために、それら比較対象のベクトル間の内積を比較対象のベクトル間の類似度として算出してもよい。また他の例としては、各ストロークの軌跡を画像として扱い、比較対象の軌跡間の画像の重なりがもっとも多くなる部分の面積の大きさを上述の類似度として計算してもよい。さらに計算処理量を減らすための任意の工夫をしてもよい。また、手書き文字間の類似度の計算方法として、DP(Dynamic Programming)マッチングを使用してもよい。
認識処理部310は、処理対象ブロック選択部307により選択された時系列情報部分に対して、手書き文字認識、手書き図形認識、手書き表認識などの認識処理を実行する。認識処理部310は、手書きページ(時系列情報)を、文書作成ソフト、表計算ソフト、プレゼンテーションソフト等が扱うことが可能な構造を有するアプリケーションデータに変換する。
手書き文字認識処理は、認識処理対象の時系列情報によって示される複数のストロークデータをグループ分けして、グループごとに文字認識して、文字コードに変換する処理である。手書き図形認識処理は、認識処理対象の時系列情報によって示される複数のストロークデータをグループ分けして、グループごとに類似度が最も高い図形オブジェクトを特定し、複数の図形オブジェクトへ変換する処理である。手書き表認識処理は、認識処理対象の時系列情報によって示される複数のストロークデータから縦横の線の組み合わせ(表形状)を認識し、認識された表形状の縦横の要素数と同じ縦横の要素数を有するテーブルオブジェクトに変換する処理である。
処理部308は、選択用ストロークで選択された1つ以上のストロークに対して処理指定用ストロークで指定された処理を開始した後、選択用ストロークと処理指定用ストロークとの双方を削除してもよく、処理指定用ストロークのみを削除してもよく、選択用ストロークのみを削除しても良い。処理部308は、選択用ストロークで選択された1つ以上のストロークに対して処理指定用ストロークで指定された処理を終了した後、選択用ストロークと処理指定用ストロークとの双方を削除してもよく、処理指定用ストロークのみを削除してもよく、選択用ストロークのみを削除しても良い。処理部308は、選択用ストローク及び処理指定用ストローク以外のストロークが入力された場合に、選択用ストロークと処理指定用ストロークとの双方を削除してもよく、処理指定用ストロークのみを削除してもよく、選択用ストロークのみを削除しても良い。処理部308は、ユーザに対するダイアログボックスによって選択用ストローク又は処理指定用ストロークの削除が指定された場合に、ユーザの指定に応じたストロークを削除しても良い。処理部308は、選択用ストロークによって選択されたストロークが他のストロークと異なる形態で表示された場合に選択用ストロークを削除してもよい。選択用ストローク又は処理指定用ストロークは、他のストロークと同様に、「消しゴム」ツール、ペン100の逆側の端部、ペン100によるタップ等により削除されても良い。
デジタルノートブックアプリケーションプログラム202並びに各機能ブロックは、CPU101により実行されるものとして説明したが、これに限られない。処理部308全体、検索処理部309、認識処理部310の少なくとも1つが、パーソナルコンピュータ1内のプロセッサ、サーバ2のプロセッサによって実行されることによって実現されてもよい。この場合、タブレット10は、パーソナルコンピュータ1又はサーバ2に対して、処理(例えば、検索)を実行するファイル(複数のページを含む)内の時系列情報すべて、ユーザが閲覧中のページ内の時系列情報、処理対象ブロック選択部307により選択された時系列情報のいずれかと、当該時系列情報に対する処理の種類を送付しても良い。
ペン軌跡表示処理部301、時系列情報生成部302、編集処理部303、ページ保存処理部304、ページ取得処理部305、手書き文書表示処理部306、処理対象ブロック選択部307、および処理部308等のすべてが、パーソナルコンピュータ1内のプロセッサ、サーバ2のプロセッサによって実行されることによって実現されてもよい。この場合、タブレット10は、パーソナルコンピュータ1又はサーバ2に対して、タッチスクリーンディスプレイ17により検出されるイベント等の情報、ユーザによる編集メニューの操作等の情報を送信しても良く、最終的な処理結果を示す画像情報を受信してもよい。
時系列情報生成部302、手書き文書表示処理部306以外のデジタルノートブックアプリケーションプログラム202の各機能ブロックが、パーソナルコンピュータ1内のプロセッサ、サーバ2のプロセッサによって実行されることによって実現されてもよい。この場合、タブレット10は、パーソナルコンピュータ1又はサーバ2に対して、ユーザにより入力される時系列情報、編集メニューの操作等の情報を送信しても良い。
このように、デジタルノートブックアプリケーションプログラム202の少なくとも1つの機能ブロックが、パーソナルコンピュータ1内のプロセッサ、サーバ2のプロセッサによって実行されることによって実現される場合には、作業メモリ401、記憶媒体402は、タブレット10内のストレージデバイス、パーソナルコンピュータ1内のストレージデバイス、サーバ2のストレージデバイスの少なくとも1つ以上のストレージによって実現される。
図7は、デジタルノートブックアプリケーションプログラム202がCPU101によって実行された場合に、タッチスクリーンディスプレイ17に表示されるユーザインターフェース画面の例示である。
図7(a)は、手書き文書に対して、“丸”の選択用ストロークが記入された場合の画面を示す。処理対象ブロック選択部307は、“丸”の選択用ストロークが記入された場合、丸に囲まれたストローク、すなわち「還元」を構成するストロークを選択する。
図7(b)は、選択用ストロークが記入された手書き文書に対して、“はてな(?)”の処理指定用ストロークが記入された場合の画面を示す。ここで、“はてな(?)”の処理指定用ストロークは、検索処理を指定するものとする。処理部308は、選択用ストロークと処理指定用ストロークとが入力されたため、処理指定用ストロークで指定される処理、すなわち検索処理を実行する。
図7(c)、(d)は、検索結果を表示する画面を示す。図7(c)、(d)において、検索クエリ「還元」と類似度の高いストローク群(“還元”の文字)が“四角”で囲まれて表示される。図7(c)では、検索の前後において、選択用ストローク及び処理指定用ストロークが入力されたページは、大きさを同一のまま表示が継続される。図7(d)では、検索の前後において、選択用ストローク及び処理指定用ストロークが入力されたページは、大きさが縮小されるものの表示が継続される。図7(d)では、選択用ストローク及び処理指定用ストロークが入力されたページ以外のページで、検索クエリと類似度の高いストローク群を有するページのサムネイルを表示する。図7(d)の例では、サムネイルが3つ表示されているが、スクロールバー等により、他のサムネイルが表示可能であっても良い。
このように、第1の実施形態に係る電子機器によれば、選択用ストロークと処理指定用ストロークの入力に応じて、様々な処理を実行できるため、手書き文書を容易に扱えることとなり、ユーザの利便性を向上できる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。また、例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
1…パーソナルコンピュータ、2…サーバ、2A…記憶装置、10…タブレットコンピュータ、11…本体、17…タッチスクリーンディスプレイ、17A…LCD、17B…タッチパネル、17C…デジタイザ、100…ペン、101…CPU、102…システムコントローラ、103…主メモリ、104…グラフィクスコントローラ、105…BIOS−ROM、106…不揮発性メモリ、107…無線通信デバイス、108…EC、200…時系列情報、201…OS、202…デジタルノートブックAPL、301…ペン軌跡表示処理部、302…時系列情報生成部、303…編集処理部、304…ページ保存処理部、305…ページ取得処理部、306…手書き文書表示処理部、307…処理対象ブロック選択部、308…処理部、309…検索処理部、310…認識処理部、401…作業メモリ、402…記憶媒体

Claims (12)

  1. タッチスクリーンディスプレイと、
    プロセッサとを備え、
    前記プロセッサは、前記タッチスクリーンディスプレイへの手書きによって入力される複数のストロークを、前記タッチスクリーンディスプレイの画面上に表示するために出力し、
    前記プロセッサは、前記タッチスクリーンディスプレイの画面上に表示される1以上のストロークを指定するための第1ストロークと、検索処理を実行するための第2ストロークとが入力される場合に、前記第1ストロークによって指定されるストロークとの類似度が閾値以上であるストロークを、前記タッチスクリーンディスプレイの画面上に表示するために出力することを特徴とする電子機器。
  2. 前記プロセッサは、前記第1ストロークによって指定されるストロークとの類似度が閾値以上であるストロークを、前記タッチスクリーンディスプレイの画面上に表示するために出力する場合、少なくとも前記第2ストロークを削除することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記プロセッサは、前記第1手書き入力操作によって指定されるストロークとの類似度が閾値以上であるストロークを、前記タッチスクリーンディスプレイの画面上に表示する期間が終了した後、少なくとも前記第1ストロークを削除することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記プロセッサは、前記第1ストロークが入力される時刻と、前記第2ストロークが入力される時刻との差が第1期間以上である場合、前記第1手書き入力操作によって指定されるストロークとの類似度が閾値以上であるストロークの検索処理を行わないことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の電子機器。
  5. 前記プロセッサは、前記第1ストロークの位置と、前記第2ストロークの位置との距離が第1値以上である場合、前記第1手書き入力操作によって指定されるストロークとの類似度が閾値以上であるストロークの検索処理を行わないことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の電子機器。
  6. 前記プロセッサは、前記第2ストロークの入力後、前記第1ストロークによって指定されるストロークとの類似度が閾値以上であるストロークの検索処理が実行可能であることをユーザへ通知することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の電子機器。
  7. 前記プロセッサは、前記第1ストロークが一筆書きの閉じた周回形状である場合に、その周回形状内の領域に、すべて含まれるストローク、または少なくとも一部含まれるストロークを、前記第1ストロークによって指定されるストロークと判断することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の電子機器。
  8. 前記第1ストロークの後、前記タッチスクリーンディスプレイの画面上に表示される1以上のストロークの指定を解除するための第3ストロークが入力される場合に、前記プロセッサは、前記第1ストロークによって指定されるストロークのうち、前記第3ストロークによって指定されるストロークを除いたストロークを、指定されるストロークと判断することを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の電子機器。
  9. 前記タッチスクリーンディスプレイの画面上に表示される1以上のストロークのうち、前記第1ストロークによって指定されるストロークとの類似度が閾値以上であるストロークを第1形態で表示するために出力し、前記第1ストロークによって指定されるストロークとの類似度が閾値未満であるストロークを前記第1形態とは異なる第2形態で表示するために出力することを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の電子機器。
  10. タッチスクリーンディスプレイと、
    プロセッサとを備え、
    前記プロセッサは、前記タッチスクリーンディスプレイへの手書きによって入力される複数のストロークを、前記タッチスクリーンディスプレイの画面上に表示するために出力し、
    前記プロセッサは、前記タッチスクリーンディスプレイの画面上に表示される1以上のストロークを指定するための第1ストロークと、処理を特定するための第2ストロークとが入力される場合に、前記第1ストロークによって指定されるストロークに対して、前記第2ストロークで特定される処理を実行することを特徴とする電子機器。
  11. タッチスクリーンディスプレイと、プロセッサとを用いる方法であって、
    前記タッチスクリーンディスプレイへの手書きによって入力される複数のストロークを、前記タッチスクリーンディスプレイの画面上に表示し、
    前記タッチスクリーンディスプレイの画面上に表示される1以上のストロークを指定するための第1ストロークと、検索処理を実行するための第2ストロークとが入力される場合に、前記第1ストロークによって指定されるストロークとの類似度が閾値以上であるストロークを、前記タッチスクリーンディスプレイの画面上に表示することを特徴とする方法。
  12. コンピュータにより実行されるプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    タッチスクリーンディスプレイへの手書きによって入力される複数のストロークを、前記タッチスクリーンディスプレイの画面上に表示させるための機能と、
    前記タッチスクリーンディスプレイの画面上に表示される1以上のストロークを指定するための第1ストロークと、検索処理を実行するための第2ストロークとが入力される場合に、前記第1ストロークによって指定されるストロークとの類似度が閾値以上であるストロークを、前記タッチスクリーンディスプレイの画面上に表示させるための機能とを、実現させうることを特徴とするプログラム。
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