JP2014031989A - 浴槽気泡加熱装置及びこれを用いた給湯機 - Google Patents

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Shoji Miyashita
章志 宮下
Kei Yanagimoto
圭 柳本
Toshiyuki Sakuma
利幸 佐久間
Masayuki Sudo
真行 須藤
Akihiro Toda
明宏 戸田
Kazuki Ikeda
一樹 池田
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Abstract

【課題】本発明は、浴槽水に混入させる空気の温度を当該浴槽水と近い温度に保持する機能を備え、当該機能を安価に実現することを目的とする。
【解決手段】貯湯式給湯機は、追焚き熱交換器16、浴槽水流通配管18、浴槽アダプタ23、及び浴槽気泡加熱装置30を備える。追焚き運転時には、浴槽水流通配管18を介して追焚き熱交換器16と浴槽22との間で浴槽水を循環させ、浴槽水を加熱する。このとき、浴槽アダプタ23は、加熱された浴槽水に対して、空気配管24から吸込んだ空気を混入させ、微細気泡入りの浴槽水を浴槽22内に供給する。浴槽気泡加熱装置30は、浴槽水流通配管18を流れる浴槽水の熱を利用して、空気配管24から吸込まれる空気を浴槽水に近い温度まで加熱する。これにより、気泡の混入時に浴槽水の温度が低下するのを防止することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、浴槽水に供給される気泡を加熱する機能を備えた浴槽気泡加熱装置及びこれを用いた給湯機に関する。
従来技術として、例えば特許文献1に記載されているように、浴槽水に気泡を供給する機能を備えた給湯機が知られている。従来技術の給湯機には、浴槽水に空気を供給する空気ポンプが搭載されている。この空気ポンプは、浴槽アダプタ等を介して浴槽内に空気を供給することにより、浴槽水に気泡を発生させるように構成されている。しかし、空気の温度は浴槽水の温度よりも低いので、空気ポンプの作動時には、空気の混入により浴槽水の温度が低下し易い。
この温度低下を回避するための方法としては、例えば加熱された空気を吸込んで浴槽水に混入させたり、吸込んだ空気を加熱してから浴槽水に混入させる等の方法が提案されている。また、空気の加熱方法としては、高温水が貯湯された貯湯タンクの近傍の空気を吸込む方法や、吸込んだ空気を浴槽水に供給する配管を貯湯タンクや熱交換器の近傍に配置する方法、あるいは空気を吸込む管を加熱源により加熱する方法等が提案されている。
特開平5−118640号公報
上述の特許文献1に記載された従来技術では、例えば給湯機から浴槽に供給される浴槽水の湯量や外気温度が変化すると、浴槽水の供給量が一定であっても、その湯温が安定しないという問題がある。また、電気式の加熱源等を利用する場合には、温度制御用のセンサにより湯温を検出しつつ、加熱源に電力を供給する必要があるので、コストアップが生じるという問題がある。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、浴槽水に混入させる空気の温度を当該浴槽水と近い温度に保持する機能を備え、当該機能を安価に実現することが可能な浴槽気泡加熱装置及びこれを用いた給湯機を提供することを目的とする。
本発明に係る浴槽気泡加熱装置は、浴槽水を加熱するための加熱装置と浴槽との間に接続され、浴槽水が流通する浴槽水流通配管と、浴槽水に気泡として混入される空気が流通する空気配管と、浴槽水流通配管を流れる浴槽水の熱を空気配管に対して他の部位よりも集中的に伝達する熱伝達手段と、を備えている。
本発明によれば、浴槽水流通配管を流れる浴槽水を利用して、空気配管を流れる空気の温度を浴槽水とほぼ等しい温度まで加熱することができる。これにより、気泡の混入時に浴槽水の温度が低下するのを防止することができ、気泡入りの浴槽水を安定した温度で供給することができる。また、既存の浴槽水流通配管を利用することで、浴槽気泡加熱装置やこれを搭載した機器のコストを抑制することができる。
本発明の実施の形態1による浴槽気泡加熱装置が適用される貯湯式給湯機を示す全体構成図である。 本発明の実施の形態1による浴槽気泡加熱装置を示す斜視図である。 本発明の実施の形態2による浴槽気泡加熱装置が適用される貯湯式給湯機を示す全体構成図である。 本発明の実施の形態2による浴槽気泡加熱装置を示す斜視図である。 本発明の実施の形態3による浴槽気泡加熱装置が適用される貯湯式給湯機を示す全体構成図である。 本発明の実施の形態4による浴槽気泡加熱装置が適用される貯湯式給湯機を示す全体構成図である。 本発明の実施の形態5による浴槽気泡加熱装置が適用される貯湯式給湯機を示す全体構成図である。 本発明の実施の形態5において、プレート型の追焚き熱交換器を用いた場合における熱交換器の内部を模式的に示す斜視図である。 本発明の実施の形態5において、パイプ型の追焚き熱交換器を用いた場合の構成を変形例として示す斜視図である。
実施の形態1.
以下、図1及び図2を参照して、本発明の実施の形態1について説明する。なお、本明細書で使用する各図においては、共通する要素に同一の符号を付し、重複する説明を省略するものとする。図1は、本発明の実施の形態1による浴槽気泡加熱装置が適用される貯湯式給湯機を示す全体構成図である。この図に示すように、本実施の形態の給湯機は、ヒートポンプユニット1と、タンクユニット10とを備えている。ヒートポンプユニット1は、圧縮機2、水冷媒熱交換器3、膨張弁4及び空気冷媒熱交換器5を冷媒配管6により環状に接続したもので、冷凍サイクル(ヒートポンプサイクル)を搭載している。ヒートポンプユニット1は、冷媒配管6を流れる冷媒と、タンクユニット10から取出された低温水との間で熱交換することにより、低温水を加熱する(沸き上げる)ものである。ヒートポンプサイクルは、冷媒として二酸化炭素を用い、臨界圧を越える圧力で運転することが好ましい。
タンクユニット10には、貯湯タンク11を含む各種の部品や配管等が内蔵されている。貯湯タンク11は、湯水が貯留される密閉タンクにより構成され、下部流入口11A、下部流出口11B、上部流入口11C及び上部流出口11Dを有している。そして、下部流出口11Bと上部流入口11Cとは、循環配管12を介して互いに接続されている。循環配管12の途中には、湯水を循環させる沸き上げ循環ポンプ13と、前記水冷媒熱交換器3の2次側とが接続されている。また、下部流入口11Aには、貯湯タンク11内に市水を導入する給水配管14が接続されており、上部流出口11Dには、給湯栓、シャワー、浴槽、暖房機器等を含む各種の給湯対象に貯湯タンク11内の高温水を供給(給湯)するための給湯配管15が接続されている。
また、タンクユニット10には、追焚き熱交換器16、追焚き配管17、浴槽水流通配管18及び追焚き循環ポンプ21が搭載されると共に、浴槽22が付設されている。追焚き熱交換器16は、貯湯タンク11内に貯留された高温水(加熱流体)と浴槽水との間で熱交換することにより、浴槽水を加熱するもので、本実施の形態の加熱装置を構成している。追焚き熱交換器16の1次側は、追焚き配管17を介して貯湯タンク11の上部側及び下部側にそれぞれ接続されている。追焚き配管17は、貯湯タンク11の上部側から高温水を取出し、この高温水を追焚き熱交換器16の1次側を介して貯湯タンク11の下部側に戻すもので、図示しないポンプにより湯水を循環させる。
追焚き熱交換器16の2次側には、当該2次側と浴槽22との間に浴槽水を循環させるための浴槽水流通配管18が設けられている。浴槽水流通配管18は、追焚き熱交換器16の2次側流入口と浴槽22とを接続する追焚き往き配管19と、追焚き熱交換器16の2次側流出口と浴槽22とを接続する追焚き戻り配管20とにより構成されている。追焚き往き配管19は、浴槽22内に貯留された浴槽水を追焚き熱交換器16の2次側に流入させるもので、追焚き戻り配管20は、追焚き熱交換器16により加熱された浴槽水を浴槽22内に戻すものである。これらの配管19,20は、浴槽22の壁面部等に設置された浴槽アダプタ23を介して浴槽22に接続されている。
浴槽アダプタ23は、例えば追焚き戻り配管20を流れる浴槽水の水流を利用して、空気配管24から空気を吸込むエジェクタ機構等を備えている。このエジェクタ機構により浴槽アダプタ23内に吸込まれた空気は、浴槽水に混入されて水流中でせん断されることにより微細気泡となる。これにより、浴槽アダプタ23は、追焚き熱交換器16により加熱された浴槽水を微細気泡と共に浴槽22内に放出し、浴槽22内に微細気泡を発生させるものである。なお、空気配管24の吸込側は、タンクユニット10の内部に引込まれており、この部位には空気配管24を開閉する電磁弁25が設けられている。
また、追焚き往き配管19及び空気配管24には、浴槽水に混入させる気泡を加熱するための浴槽気泡加熱装置30が設けられている。図2には、本発明の実施の形態1による浴槽気泡加熱装置を示す斜視図である。浴槽気泡加熱装置30は、追焚き往き配管19の一部と空気配管24の一部とを熱伝達が可能となるように直接接触(好ましくは、面接触)させた配管接触部31と、配管接触部31の全周を径方向外側から取囲んで覆う略円筒状の断熱材32とを備えている。配管接触部31と断熱材32とは、追焚き往き配管19を流れる浴槽水の熱を空気配管24に対して他の部位よりも集中的に伝達する熱伝達手段を構成している。
なお、上記構成例では、追焚き往き配管19と空気配管24とを直接接触させる場合を例示したが、本発明において、両者は、熱的に接触していればよく、必ずしも直接接触させる必要はない。即ち、本発明では、追焚き往き配管19と空気配管24との間に熱伝導性が高い材料を介在させる構成としてもよい。また、本発明では、少なくとも追焚き往き配管19と空気配管24とが熱的に接触していればよく、断熱材32は採用しなくてもよい。さらに、上記構成例では、追焚き往き配管19を流れる浴槽水の熱を空気配管24に伝達する構成としたが、本発明はこれに限らず、追焚き往き配管19に代えて、追焚き戻り配管20を空気配管24と接触させる構成としてもよい。さらには、配管19,20の両方を空気配管24と接触させる構成としてもよい。
次に、本実施の形態による貯湯式給湯機の作動について説明する。まず、貯湯タンク11内の湯水を加熱する沸き上げ運転時には、ヒートポンプユニット1及び沸き上げ循環ポンプ13が作動する。これにより、貯湯タンク11の下部流出口11Bから循環配管12の下部側に取出された低温水が水冷媒熱交換器3に流入し、この低温水は、水冷媒熱交換器3により加熱されて高温水となる。水冷媒熱交換器3から流出した高温水は、循環配管12を介して貯湯タンク11の上部流入口11Cから当該タンク内に戻される。また、給湯運転時には、貯湯タンク11の上部側に貯留された高温水が上部流出口11Dから給湯配管15に取出され、この高温水が給湯対象に供給される。また、貯湯タンク11内が給湯により減少すると、給水配管14から貯湯タンク11の下部流入口11Aに市水が供給される。これらの運転により、貯湯タンク11内には、上部側に高温水が貯留されると共に下部側に低温水が貯留され、温度成層が形成される。
一方、浴槽水を加熱(追焚き)する追焚き運転時には、追焚き循環ポンプ21と、追焚き配管17に設けられたポンプ(図示せず)が作動する。これにより、貯湯タンク11内の高温水が追焚き配管17に取出され、追焚き熱交換器16の1次側を流通する。また、浴槽22から追焚き往き配管19に取出された浴槽水は、追焚き熱交換器16の2次側を流通し、1次側の高温水と熱交換することにより加熱される。加熱された浴槽水は、追焚き戻り配管20及び浴槽アダプタ23を介して浴槽22内に戻される。また、追焚き運転中に気泡浴を行う場合には、入浴者のリモコン操作等に応じて電磁弁25が開弁する。これにより、空気配管24から浴槽アダプタ23内に空気が吸込まれ、この空気は水流によりせん断されて微細気泡となった後に、浴槽22内に放出される。
また、浴槽アダプタ23により気泡を発生させるときには、浴槽気泡加熱装置30により暖められた空気が浴槽アダプタ23に供給される。詳しく述べると、空気配管24に吸込まれた空気は、配管接触部31を流通するときに、断熱材32に取囲まれた状態で追焚き往き配管19を流れる浴槽水から熱伝達を受ける。これにより、配管接触部31を通過した空気は、浴槽水と等しい温度か、これに近い温度まで加熱され、その後に浴槽水に混入される。
このように、浴槽気泡加熱装置30によれば、追焚き往き配管19を流れる浴槽水の熱を空気配管24に対して他の部位よりも集中的に伝達することができる。そして、追焚き往き配管19を流れる浴槽水を利用して空気の温度を浴槽水とほぼ等しい温度まで加熱しつつ、この加熱動作が外気温度の影響を受けるのを断熱材32により抑制することができる。従って、入浴者等により任意の追焚き温度が設定された場合でも、この追焚き温度に制御された浴槽水に対して温度がほぼ等しい空気を混入させることができ、気泡の混入時に浴槽水の温度が低下するのを防止することができる。これにより、微細気泡入りの浴槽水を安定した温度で供給することができ、気泡浴の性能が高い給湯機を実現することができる。また、既存の浴槽水流通配管18を利用することで、浴槽気泡加熱装置30やこれを搭載した給湯機のコストを抑制することができる。
なお、本発明では、追焚き往き配管19に代えて追焚き戻り配管20を用いた場合や、配管19,20の両方を用いた場合にも、上記効果を得ることができる。また、前記実施の形態1では、空気配管24がタンクユニット10の内部に開口している場合を例示したが、本発明はこれに限らず、空気配管24をタンクユニット10の外部に開口させる構成としてもよい。この場合にも、空気配管24に吸込まれる空気を追焚き往き配管19内の浴槽水により加熱することができるので、実施の形態1とほぼ同様の効果を得ることができる。
実施の形態2.
次に、図3及び図4を参照して、本発明の実施の形態2について説明する。本実施の形態は、浴槽水流通配管と空気配管のうち少なくとも一方の配管を他方の配管の周囲に巻装する構成としたことを特徴としている。図3は、本発明の実施の形態2による浴槽気泡加熱装置が適用される貯湯式給湯機を示す全体構成図であり、図4は、図3中の浴槽気泡加熱装置を示す斜視図である。
これらの図に示すように、本実施の形態の浴槽気泡加熱装置40は、追焚き往き配管19の一部である熱伝達部41と、空気配管24の一部を熱伝達部41の外周側に複数回巻き付けて形成した螺旋状の配管巻装部42とを備えている。配管巻装部42は、巻き付け回数に対応する配管長にわたって熱伝達部41と接触し、熱伝達部41の全周を一定の長さ範囲にわたって径方向外側から覆っている。
このように構成される本実施の形態でも、前記実施の形態1とほぼ同様の作用効果を得ることができる。そして、特に本実施の形態では、浴槽気泡加熱装置40として螺旋状の配管巻装部42を用いたので、浴槽気泡加熱装置40の一定の容積、または追焚き往き配管19の一定の軸方向長さに対する配管19,24の接触面積を増加させることができ、追焚き往き配管19から空気配管24への熱伝達を効率よく行うことができる。また、熱伝達の効率を一定とした場合には、浴槽気泡加熱装置40を小型化することができる。
しかも、追焚き往き配管19の全周に空気配管24を巻き付ける構成としたので、追焚き往き配管19から放出される熱を全周にわたって空気配管24により吸収することができ、追焚き往き配管19から空気配管24以外の部位に熱が逃げるのを抑制することができる。これにより、断熱材を使用しなくても、追焚き往き配管19から空気配管24への熱伝達効率を高め、装置の簡略化及びコストダウンを促進することができる。
なお、前記実施の形態2では、空気配管24の一部を追焚き往き配管19の外周側に巻装する構成とした。しかし、本発明はこれに限らず、追焚き往き配管19の一部を空気配管24の外周側に巻装する構成としてもよい。また、追焚き往き配管19と空気配管24とが螺旋状をなして相互に絡み合うように配置することにより、配管19,24の両方を相手方の配管の外周側に巻装する構成としてもよい。
実施の形態3.
次に、図5を参照して、本発明の実施の形態3について説明する。本実施の形態は、空気配管の少なくとも一部を浴槽アダプタに巻装する構成としたことを特徴としている。図5は、本発明の実施の形態3による浴槽気泡加熱装置が適用される貯湯式給湯機を示す全体構成図である。この図に示すように、本実施の形態の浴槽気泡加熱装置50は、略円筒状をなす浴槽アダプタ23と、浴槽アダプタ23の外周側に空気配管24の一部を複数回巻き付けて形成した螺旋状の浴槽アダプタ巻装部51とを備えている。浴槽アダプタ巻装部51は、巻き付け回数に対応する配管長にわたって浴槽アダプタ23と接触し、浴槽アダプタ23の全周を一定の長さ範囲にわたって径方向外側から覆っている。
このように構成される本実施の形態でも、前記実施の形態1とほぼ同様の作用効果を得ることができる。そして、特に本実施の形態では、浴槽アダプタ23の位置において、追焚き往き配管19及び追焚き戻り配管20の両方を流れる浴槽水の熱を空気配管24に対して他の部位よりも集中的に伝達することができる。従って、2つの配管19,20を流れる浴槽水により空気配管24内の空気を効率的に加熱することができ、当該空気の温度を浴槽水と等しい温度まで速やかに上昇させることができる。
実施の形態4.
次に、図6を参照して、本発明の実施の形態4について説明する。本実施の形態は、空気配管の少なくとも一部を浴槽の外郭と接触させる構成としたことを特徴としている。図6は、本発明の実施の形態4による浴槽気泡加熱装置が適用される貯湯式給湯機を示す全体構成図である。この図に示すように、本実施の形態の浴槽気泡加熱装置60は、浴槽22と、空気配管24の少なくとも一部を浴槽22の外郭と熱的に接触させて形成した浴槽接触部61とを備えている。
浴槽接触部61は、浴槽22の外側面に沿って蛇行するように複数回屈曲して延在し、その全長にわたって浴槽22の外側面と接触した状態に保持されている。なお、浴槽接触部61は、浴槽22の外側面に対して、直接接触する構成としてもよいし、熱伝導性が高い材料を介して間接的に接触させる構成としてもよい。また、浴槽接触部61は、上方からみて浴槽22を周回するように伸長させてもよい。
このように構成される本実施の形態でも、前記実施の形態1とほぼ同様の作用効果を得ることができる。そして、特に本実施の形態では、追焚き往き配管19及び追焚き戻り配管20を流れる浴槽水の熱量が集約される浴槽22全体の熱量を利用して、空気配管24内の空気を効率的に加熱することができ、当該空気の温度を浴槽水と等しい温度まで速やかに上昇させることができる。
実施の形態5.
次に、図7乃至図9を参照して、本発明の実施の形態5について説明する。本実施の形態は、空気配管の少なくとも一部を追焚き熱交換器の内部に配置したことを特徴としている。図7は、本発明の実施の形態5による浴槽気泡加熱装置が適用される貯湯式給湯機を示す全体構成図である。この図に示すように、本実施の形態の浴槽気泡加熱装置70は、追焚き熱交換器16と、空気配管24の少なくとも一部を追焚き熱交換器16内に配置して形成した受熱配管部71とを備えている。
図8は、本発明の実施の形態5において、プレート型の追焚き熱交換器を用いた場合における熱交換器の内部を模式的に示す斜視図である。追焚き熱交換器16の内部には、追焚き配管17に接続された1次側流路16Aと、上流側が追焚き往き配管19に接続されて下流側が追焚き戻り配管20に接続された2次側流路16Bと、受熱配管部71とが配置されている。受熱配管部71には、貯湯タンク11の上部から取出されて追焚き配管17を流れる高温水の熱と、配管19,20内を流れる浴槽水の熱とが伝達される。なお、2次側流路16Bは、浴槽水流通配管18の一部を構成するものである。
このように構成される本実施の形態でも、前記実施の形態1とほぼ同様の作用効果を得ることができる。そして、特に本実施の形態では、配管19,20内を流れる浴槽水の熱だけでなく、貯湯タンク11から取出された高温水の熱も、空気配管24内の空気に伝達することができる。これにより、空気配管24内の空気を効率的に加熱し、当該空気の温度を浴槽水と等しい温度まで速やかに上昇させることができる。
なお、前記実施の形態5では、プレート型の追焚き熱交換器を用いた場合の構成を例示したが、パイプ状の追焚き熱交換器を用いる場合には、図9に示す構成を採用してもよい。図9は、本発明の実施の形態5において、パイプ型の追焚き熱交換器16′を用いた場合の構成を変形例として示す斜視図である。この変形例において、浴槽気泡加熱装置70′の受熱配管部71′は、追焚き往き配管19のうち追焚き熱交換器16′の内部に配置された部位、即ち、2次側流路16B′の内周側に2重の筒状に配置されている。この構成によっても、図8に示す構成とほぼ同様の作用効果を得ることができる。
また、前記実施の形態1乃至5では、浴槽気泡加熱装置30,40,50,60,70,70′の構成をそれぞれ個別に例示した。しかし、本発明はこれに限らず、実施の形態1乃至5の構成のうち、組合わせが可能な1つまたは複数の構成を組合わせて浴槽気泡加熱装置を実現してもよい。一例を挙げると、本発明の浴槽気泡加熱装置は、配管接触部31、配管巻装部42、浴槽アダプタ巻装部51、浴槽接触部61及び受熱配管部71,71′のうち、1つまたは複数の部位を備える構成としてもよい。また、本発明では、実施の形態2乃至4において、配管巻装部42、浴槽アダプタ巻装部51及び浴槽接触部61を断熱材により覆う構成としてもよい。
また、前記実施の形態1,2,5では、追焚き往き配管19を流れる浴槽水の熱を空気配管24に伝達する構成とした。しかし、本発明はこれに限らず、実施の形態1,2,5では、追焚き往き配管19に代えて、追焚き戻り配管20を流れる浴槽水の熱、または配管19,20の両方を流れる浴槽水の熱を空気配管24に伝達する構成としてもよい。
また、前記実施の形態1乃至5では、浴槽気泡加熱装置30,40,50,60,70,70′を貯湯式給湯機に適用する場合を例示したが、本発明はこれに限らず、貯湯式やヒートポンプ式ではない各種の給湯機や、気泡浴装置等に適用することができる。
1 ヒートポンプユニット
10 タンクユニット
11 貯湯タンク
12 循環配管
13 沸き上げ循環ポンプ
14 給水配管
15 給湯配管
16,16′ 追焚き熱交換器(加熱装置)
16A 1次側流路
16B,16B′ 2次側流路
17 追焚き配管
18 浴槽水流通配管
19 追焚き往き配管
20 追焚き戻り配管
21 追焚き循環ポンプ
22 浴槽
23 浴槽アダプタ
24 空気配管
25 電磁弁
30,40,50,60,70,70′ 浴槽気泡加熱装置
31 配管接触部(熱伝達手段)
32 断熱材(熱伝達手段)
41 熱伝達部(熱伝達手段)
42 配管巻装部(熱伝達手段)
51 浴槽アダプタ巻装部(熱伝達手段)
61 浴槽接触部(熱伝達手段)
71,71′ 受熱配管部(熱伝達手段)

Claims (4)

  1. 浴槽水を加熱するための加熱装置と浴槽との間に接続され、浴槽水が流通する浴槽水流通配管と、
    浴槽水に気泡として混入される空気が流通する空気配管と、
    前記浴槽水流通配管を流れる浴槽水の熱を前記空気配管に対して他の部位よりも集中的に伝達する熱伝達手段と、
    を備えた浴槽気泡加熱装置。
  2. 前記熱伝達手段は、
    前記浴槽水流通配管と前記空気配管とを熱伝達が可能となるように熱的に接触させた配管接触部か、
    前記加熱装置により加熱されて前記浴槽水流通配管を流れる浴槽水を前記浴槽内に放出しつつ、前記空気配管から吸込んだ空気を当該浴槽水に混入して気泡を発生させる浴槽アダプタを備え、前記空気配管の少なくとも一部を前記浴槽アダプタに巻装して形成した浴槽アダプタ接触部か、
    前記空気配管の少なくとも一部を前記浴槽の外郭と熱的に接触させて形成した浴槽接触部か、
    前記空気配管の少なくとも一部を前記加熱装置内に配置して形成した受熱配管部か、
    の、少なくとも何れか1つを備えてなる請求項1に記載の浴槽気泡加熱装置。
  3. 前記浴槽水流通配管は、前記浴槽内に貯留された浴槽水を前記加熱装置に流入させる追焚き往き配管と、前記加熱装置により加熱された浴槽水を前記浴槽内に戻す追焚き戻り配管のうち、少なくとも一方の配管である請求項1または2に記載の浴槽気泡加熱装置。
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載の浴槽気泡加熱装置と、
    前記加熱装置により加熱された浴槽水を前記浴槽内に放出しつつ、前記空気配管から吸込んだ空気を当該浴槽水に混入して気泡を発生させる浴槽アダプタと、を備え、
    前記加熱装置により加熱した温水を前記浴槽を含む給湯対象に供給する構成とした給湯機。
JP2012173994A 2012-08-06 2012-08-06 浴槽気泡加熱装置及びこれを用いた給湯機 Pending JP2014031989A (ja)

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