JP5982636B2 - ヒートポンプ給湯装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ヒートポンプ給湯装置に関するものである。
従来、この種の給湯装置には、貯湯槽出口の入水配管の熱を蓄熱する機能を備えたもの
がある(例えば、特許文献1参照)。
図4は、特許文献1に記載された従来の給湯装置を示すものである。
図4に示すように、給湯装置100は貯湯槽101、ヒートポンプユニット102、暖房ユニット103、蓄熱部104、熱交換部107、熱媒体循環路108を備える。蓄熱部104は、貯湯槽101からヒートポンプユニット102への入水管105と外部水道から貯湯槽101への給水管106との双方に接するように配置されている。
この構成により、貯湯101からヒートポンプユニット102へ送られる中間的な温度の中温水は蓄熱部104によって熱を奪われて水温が低下する。
また、蓄熱部104に取り込まれた熱は、外部からの補給水が貯湯槽101へ給水される際に、給水管106で補給水の水温を上昇させる。
この結果、ヒートポンプユニット102において、冷媒と水との加熱温度差を大きくして、ヒートポンプユニット102の熱交換効率を高めるものである。
特開2011−7418号公報
しかしながら、前記従来の構成では、貯湯槽101に供給される補給水は、給水管106を通って蓄熱部104から吸熱した後、貯湯槽101に流入する。そして、この補給水が流入した貯湯槽101の水は、入水管105を通り、蓄熱部104に熱を吸収される。
よって、蓄熱部104は、給水管106で補給水に放出した熱を、入水管105で再度吸収することになるため、蓄熱した熱エネルギーを有効利用することができず、エネルギー効率が低下するという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、貯湯槽底部に蓄えられる水温を低く保つことで、ヒートポンプユニットへと供給される水温を低下させて、ヒートポンプの熱交換効率の向上を図るとともに、蓄熱した熱エネルギーを用いることで、沸き上げ湯量を低減させ、エネルギー効率の高いヒートポンプ給湯装置を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明のヒートポンプ給湯装置は、ヒートポンプユニットと、前記ヒートポンプユニットにて加熱した湯を蓄える貯湯槽と、前記貯湯槽の外部に配設され、前記貯湯槽内に蓄えられた湯水を高温側の熱媒体として用いる熱交換器と、前記貯湯槽から前記熱交換器へ湯水を供給する往き配管と、前記熱交換器から前記貯湯槽へ湯水を戻す戻り配管と、前記貯湯槽からお湯を出湯する出湯配管と、前記貯湯槽に水を給水する給水配管と、前記給水配管から分岐して前記出湯配管に接続するバイパス配管とを備え、前記戻り配管と前記バイパス配管との間で熱伝達する蓄熱ユニットが、前記戻り配管、前記バイパス配管のそれぞれの配管に継ぎ手を介して接続されており、かつ、前記戻り配管、前記バイパス配管のそれぞれの配管には、開閉弁と水抜き栓とが設けられていることを特徴とする。
これにより、蓄熱ユニットでの吸熱によって、貯湯槽底部に蓄えられる水温を低く保つ
ことができるので、ヒートポンプユニットへ供給される水の入水温度を低下させて、ヒートポンプユニットの熱交換効率を向上させ、また、蓄熱ユニットの熱エネルギーを用いて出湯配管に合流する水の加熱することで、沸き上げ湯量を低減させ、エネルギー効率を向上させることができる。
本発明は、エネルギー効率に優れたヒートポンプ給湯装置を提供することができる。
本発明の実施の形態1におけるヒートポンプ給湯装置の構成図 同蓄熱ユニット周辺の詳細図 本発明の実施の形態2におけるヒートポンプ給湯装置の構成図 従来の給湯装置の構成図
第1の発明は、ヒートポンプユニットと、前記ヒートポンプユニットにて加熱した湯を蓄える貯湯槽と、前記貯湯槽の外部に配設され、前記貯湯槽内に蓄えられた湯水を高温側の熱媒体として用いる熱交換器と、前記貯湯槽から前記熱交換器へ湯水を供給する往き配管と、前記熱交換器から前記貯湯槽へ湯水を戻す戻り配管と、前記貯湯槽からお湯を出湯する出湯配管と、前記貯湯槽に水を給水する給水配管と、前記給水配管から分岐して前記出湯配管に接続するバイパス配管とを備え、前記戻り配管と前記バイパス配管との間で熱伝達する蓄熱ユニットが、前記戻り配管、前記バイパス配管のそれぞれの配管に継ぎ手を介して接続されており、かつ、前記戻り配管、前記バイパス配管のそれぞれの配管には、開閉弁と水抜き栓とが設けられていることを特徴とするヒートポンプ給湯装置である。
これにより、蓄熱ユニットでの吸熱によって、貯湯槽底部に蓄えられる水温を低く保つことができるので、ヒートポンプユニットへ供給される水の入水温度を低下させて、ヒートポンプユニットの熱交換効率を向上させ、また、蓄熱ユニットの熱エネルギーを用いて出湯配管に合流する水の加熱することで、沸き上げ湯量を低減させ、エネルギー効率に優れたヒートポンプ給湯装置を提供することができる。
第2の発明は、特に、第1の発明において、前記貯湯槽から前記熱交換器を介して湯水を循環させ、前記水抜き栓を含む循環ポンプを備え、前記循環ポンプは、前記戻り配管の配管経路上で最も低い位置に配設されることを特徴とするヒートポンプ給湯装置である。
これにより、蓄熱ユニットの交換などのメンテナンスを行う場合に、一次側ポンプの水抜き栓から湯水を抜くことができる。よって、蓄熱ユニットに接続される配管のうち、循環ポンプが接続されていない側の配管に水抜き栓を1個設置するだけで、蓄熱ユニット内の湯水を抜くことが可能となり、ヒートポンプ給湯装置の低コスト化を実現できる。
第3の発明は、特に、第1または第2の発明において、前記蓄熱ユニットには、潜熱蓄熱材が充填されていることを特徴とするヒートポンプ給湯装置である。
これにより、ヒートポンプユニットへ入る入水温度が高い場合、この蓄熱材に放熱して、低温でかつ一定温度の水をヒートポンプユニットに供給し続けることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1におけるヒートポンプ給湯装置の構成図、図2は本発明の実施の形態1における蓄熱ユニット周辺の詳細図である。
図1において、本実施の形態におけるヒートポンプ給湯装置は、貯湯槽1と、この貯湯槽1の水を加熱する加熱手段としてのヒートポンプユニット2と、蓄熱ユニット4と、暖房ユニット10と、貯湯槽1内の湯水を高温側の熱媒体とし、暖房ユニット10の水と貯湯槽1の湯水とを熱交換するように構成された熱交換器である第1の熱交換器11を備える。
貯湯槽1の水は、入水配管5、入水配管5の配管経路上に配設された沸き上げポンプ12を介し、ヒートポンプユニット2で加熱され、沸き上げ配管13を通り、貯湯槽1に流入する。
貯湯槽1の下部にある給水配管14は、減圧弁15を介し、水道管等の水供給配管6に接続されている。貯湯槽1の上部にある出湯配管16は、混合弁17を介し、給湯配管18に接続されている。給水配管14から分岐したバイパス配管19は、第二の開閉弁27、蓄熱ユニット4を介し、混合弁17に接続されている。
なお、第二の開閉弁27は、蓄熱ユニット4の交換などのメンテナンスを行う場合に閉とし、通常は開状態を維持している。
貯湯槽1の上部にある往き配管20は、第1の熱交換器11に接続されている。また、戻り配管22は、第1の熱交換器11と貯湯槽1との間を接続し、戻り配管22と貯湯槽1との接続箇所は、往き配管20と貯湯槽1との接続箇所と比較して、貯湯槽1内に低温の湯水が存在する部分に設けられている。
さらに、戻り配管22の配管経路上には、貯湯槽1からの湯水を、第1の熱交換器11を介して循環させる循環ポンプである一次側ポンプ21、蓄熱ユニット4、第一の開閉弁26が、第1の熱交換器と貯湯槽1の間に、この順で配設されている。
なお、第一の開閉弁26は、蓄熱ユニット4の交換などのメンテナンスを行う場合に閉とし、通常は開状態を維持している。
また、一次側ポンプ21は、戻り配管22の最も低い位置に設置されている。
暖房ユニット10の出口配管23の配管経路上には、二次側ポンプ24が配設され、また、出口配管23は、第1の熱交換器11を介し、暖房ユニット10の入口配管25に接続されている。
以上のように構成された給湯装置について、以下にその動作、作用を説明する。
一般的な家庭での湯の利用における基本的な動作として、朝には貯湯槽1にその日使う分の湯が貯えられており、活動している時間帯に順次給湯に利用される。給湯利用中に貯湯量が不足する場合には必要に応じてヒートポンプユニット2を運転し、追加で貯湯運転を行うこともある。
まず、貯湯運転について説明する。貯湯槽1の水は、入水配管5を通り、沸き上げポンプ12へ導かれ、ヒートポンプユニット2で、65〜90℃に加熱され、沸き上げ配管13を通り、貯湯槽1に流入し、貯湯運転を行う。
次に、暖房運転について説明する。暖房運転指令が出されると、一次側ポンプ21が起動する。その後、二次側ポンプ24が起動し、第1の熱交換器11で熱交換を行い、暖房ユニット10は30℃程度に暖められる。この時、一次側ポンプ21の下流の戻り配管22内の水は35℃程度となり、その後、蓄熱ユニット4に入る。
例えば、蓄熱ユニット4内に、融点10〜20℃の潜熱蓄熱材が充填されている場合、35℃程度の戻り配管22内の水は、蓄熱ユニット4で20℃程度まで冷やされ、第一の開閉弁26を介し、貯湯槽1に戻ることとなる。この暖房運転が継続されると、貯湯槽1内の高温のお湯が減少し、前述したヒートポンプユニット2による貯湯運転を行うこととなる。このとき、貯湯槽1内底部の水温は、20℃程度になっている。
このように、第1の熱交換器11と貯湯槽1の間を接続する戻り配管22の配管経路上に蓄熱ユニット4を設置しているので、35℃程度の中温水ではなく、20℃程度の水が貯湯槽1内底部に戻ることなり、貯湯槽1の底部に蓄えられる水温を低く保つことができるので、ヒートポンプユニット2に供給される水温も低く保って加熱温度差を大きくでき、ヒートポンプユニット2の熱交換効率を高めることができる。
次に、給湯運転について説明する。給湯管18の下流にある蛇口(図示せず)を使用者が開くと、貯湯槽1の上部にある出湯配管16からのお湯とバイパス配管19からの水が、混合弁17で所望の温度になるように混合され、給湯される。ここで、前述の暖房運転で蓄熱ユニット4に蓄熱されている場合には、水供給配管6において9℃程度の低温水は、蓄熱ユニット4を通って、15℃程度にまで加熱され、バイパス配管19を通り混合弁17に導かれる。
このように、蓄熱ユニット4で蓄熱した熱エネルギーで、バイパス配管19を流通する水の温度を上昇させるため、所望の給湯温度を達成するために必要な、貯湯槽1からの湯量を減らすことができる。つまり、沸かす湯量を少なくすることができるので、ヒートポンプ給湯装置の効率を向上させることができる。
以上のように、本実施の形態においては、ヒートポンプユニットへ入る入水温度を低下させて、ヒートポンプユニットの熱交換効率を高めると共に、蓄熱した熱エネルギーでバイパス配管19を流通する水の温度を上昇させるため、所望の給湯温度を達成するために貯湯槽から使用するお湯の量を減らす、すなわち、沸き上げ湯量を低減することができるので、ヒートポンプ給湯装置としてのエネルギー効率を向上させることができる。
また、蓄熱ユニット4内には、融点10〜20℃の潜熱蓄熱材が充填されているとので、潜熱蓄熱材に蓄熱された熱エネルギーがなくなった場合の、水道水との温度差が小さくなる。よって蓄熱ユニット4の出口温度の過渡的な変化を小さくすることができるので、混合弁17を介しての給湯温度の変動を小さくできる。
なお、本実施の形態では、ヒートポンプ給湯装置として暖房ユニット10が接続されている場合で説明したが、暖房ユニット10の代わりに浴槽が接続されていても、同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、蓄熱ユニット4内に融点10〜20℃の潜熱蓄熱材が充填された場合について説明したが、貯湯槽に給水される水の温度によっては、融点が20〜30℃の潜熱蓄熱材を用いてもよい。
また、本実施の形態では、蓄熱ユニット4内に、1種類の潜熱蓄熱材が充填された場合で説明したが、融点の異なる複数の潜熱蓄熱材を用いてもよい。
また、本実施の形態では、ヒートポンプユニット2に封入されている冷媒に関して、特に触れていないが、二酸化炭素、R410AやHC冷媒などの冷媒を用いてもよい。
次に、蓄熱ユニット4および一次側ポンプ21の周辺構造について、その詳細を説明する。
図2において、一次側ポンプ21の下部には第一の水抜き栓28が取り付けられている。この第一の水抜き栓28は、戻り配管22の重力方向で最も下側に設置されている。また、第二の水抜き栓29は、バイパス配管19の重力方向で最も下側に取り付けられている。さらに、継ぎ手30は、第一の開閉弁26、第二の開閉弁27や継ぎ手30同士を接続している。
一般的に、蓄熱ユニット4の交換などのメンテナンスを行う場合、蓄熱ユニット4を構成している配管内の湯水を抜く必要があり、配管の下部に水抜き栓が2個必要となる。しかしながら、循環ポンプである一次側ポンプ21は戻り配管22の配管経路上で重力方向に最も低い位置に設置されているため、一次側ポンプ21の水抜き栓から湯水を抜くことができる。よって、新たにバイパス配管19に水抜き栓を1個設置するだけで、蓄熱ユニット4内の湯水を抜くことができるので、ヒートポンプ給湯装置の製造においてコストを下げることができる。
(実施の形態2)
図3は本発明の実施の形態2におけるヒートポンプ給湯装置の構成を示す図である。なお、本実施の形態では、実施の形態1と同一構成部分には同一符号を付して、その詳細な説明を省略する。
図3は、ヒートポンプ給湯装置において、暖房ユニットと浴槽の両方を使用する場合を示している。
本実施の形態におけるヒートポンプ給湯装置は、浴槽35と、浴槽35の水と貯湯槽1の水とを熱交換するように構成された熱交換器である第2の熱交換器31を備える。貯湯槽1の上部にある風呂往き配管32は、第2の熱交換器31に接続されている。また、風呂戻り配管34は、第2の熱交換器31と戻り配管22との間を接続し、風呂戻り配管34の配管経路上には貯湯槽1からの湯水を、第2の熱交換器31を介して循環させる循環ポンプである風呂一次側ポンプ33が配設されている。
浴槽35の出口配管41の配管経路上には、風呂二次側ポンプ40が配設され、また、出口配管41は、第2の熱交換器31を介し、浴槽35の入口配管39に接続されている。
また、浴槽水注湯回路38は、貯湯槽1の水を浴槽35へ注湯する回路で、給湯配管18から分岐した浴槽水注湯分岐管36、浴槽水注湯弁37を備えている。
以上のように構成された給湯装置について、以下その動作、作用を説明する。ここでは実施の形態1との相違点である浴槽追い焚き運転について説明する。
浴槽追い焚き運転指令が出されると、風呂一次側ポンプ40が起動する。その後、風呂二次側ポンプ33が起動し、第2の熱交換器31で熱交換を行い、浴槽35内の水は40℃程度に暖められる。このとき、風呂一次側ポンプ33の下流の風呂戻り配管34内の水は42℃程度となり、その後、蓄熱ユニット4に入る。
ここで例えば、蓄熱ユニット4内に、融点10〜20℃の潜熱蓄熱材が充填されている場合、42℃程度の風呂戻り配管34内の水は、20℃程度まで冷やされ、第一の開閉弁26を介し、貯湯槽1に戻ることとなる。この浴槽追い焚き運転が継続されると、貯湯槽1内の高温のお湯が減少し、ヒートポンプユニット2による貯湯運転を行う必要が生じる。このとき、貯湯槽1内底部の温度は、20℃程度になっており、水を沸き上げることとなる。
このように、風呂戻り配管34の下流に蓄熱ユニット4を設置しているので、42℃程度の中温水ではなく、20℃程度の水が貯湯槽1内底部に戻ることなり、貯湯槽1の底部に蓄えられる水温を低く保つことができるので、ヒートポンプユニット2に供給される水温も低く保って加熱温度差を大きくでき、ヒートポンプユニット2の熱交換効率を高めることができる。
次に、給湯運転について説明する。給湯管18の下流にある蛇口(図示せず)を使用者が開くと、貯湯槽1の上部にある出湯配管16からのお湯とバイパス配管19からの水が、混合弁17で所望の温度になるように混合され、給湯される。ここで、前述の暖房運転もしくは、浴槽追い焚き運転で蓄熱ユニット4に蓄熱されている場合には、水供給配管6において9℃程度の低温水は、蓄熱ユニット4を通って、15℃程度にまで加熱され、バイパス配管19を通り混合弁17に導かれる。
このように、蓄熱ユニット4で蓄熱した熱エネルギーで、バイパス配管19を流通する水の温度を上昇させるため、所望の給湯温度を達成するために必要な、貯湯槽1からの湯量を減らすことができる。つまり、沸き上げ湯量を少なくすることができるので、ヒートポンプ給湯装置の効率を向上させることができる。
以上のように、本実施の形態においては、ヒートポンプユニットへ入る入水温度を低下させて、ヒートポンプユニットの熱交換効率を高めると共に、蓄熱した熱エネルギーでバイパス配管19を流通する水の温度を上昇させるため、所望の給湯温度を達成するために貯湯槽から使用するお湯の量を減らす、すなわち、沸き上げ湯量を低減することができるので、ヒートポンプ給湯装置としてのエネルギー効率を向上させることができる。
以上のように、本発明にかかる給湯装置は、複数の熱源による貯湯槽への蓄熱によって、システムの効率を向上させることができるので、家庭用の給湯装置に適用できるほか、業務用などの規模の大きい給湯装置にも適用できる。
1 貯湯槽
2 ヒートポンプユニット
4 蓄熱ユニット
11 第1の熱交換器(熱交換器)
14 給水配管
16 出湯配管
19 バイパス配管
20 往き配管
21 一次側ポンプ(循環ポンプ)
22 戻り配管
31 第2の熱交換器(熱交換器)
32 風呂往き配管
34 風呂戻り配管

Claims (3)

  1. ヒートポンプユニットと、前記ヒートポンプユニットにて加熱した湯を蓄える貯湯槽と、前記貯湯槽の外部に配設され、前記貯湯槽内に蓄えられた湯水を高温側の熱媒体として用いる熱交換器と、前記貯湯槽から前記熱交換器へ湯水を供給する往き配管と、前記熱交換器から前記貯湯槽へ湯水を戻す戻り配管と、前記貯湯槽からお湯を出湯する出湯配管と、前記貯湯槽に水を給水する給水配管と、前記給水配管から分岐して前記出湯配管に接続するバイパス配管とを備え、前記戻り配管と前記バイパス配管との間で熱伝達する蓄熱ユニットが、前記戻り配管、前記バイパス配管のそれぞれの配管に継ぎ手を介して接続されており、かつ、前記戻り配管、前記バイパス配管のそれぞれの配管には、開閉弁と水抜き栓とが設けられていることを特徴とするヒートポンプ給湯装置。
  2. 前記貯湯槽から前記熱交換器を介して湯水を循環させ、前記水抜き栓を含む循環ポンプを備え、前記循環ポンプは、前記戻り配管の配管経路上で最も低い位置に配設されることを特徴とする請求項1に記載のヒートポンプ給湯装置。
  3. 前記蓄熱ユニットには、潜熱蓄熱材が充填されていることを特徴とする請求項1または2に記載のヒートポンプ給湯装置。
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