JP2014031286A - 電子機器用カバーガラスのガラス基板の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ガラス素板を積層した素板積層体を簡単に固定して切断加工を行い、かつ容易に固定解除が可能な電子機器用カバーガラスのガラス基板の製造方法を提供する。
【解決手段】3枚以上のガラス素板を積層して接着した素板積層体120を形成する積層工程と、素板積層体120を切断して主表面の面積が小さい積層ブロックを形成する切断工程とを含む電子機器用カバーガラスのガラス基板の製造方法において、加工テーブル150の表面粗さ(Ra)が0.1〜25μmであって、切断工程では、真空吸着用の加工テーブル150の上に素板積層体120を載置して吸着固定させた状態で切断を行うことを特徴とする。
【選択図】図5
【解決手段】3枚以上のガラス素板を積層して接着した素板積層体120を形成する積層工程と、素板積層体120を切断して主表面の面積が小さい積層ブロックを形成する切断工程とを含む電子機器用カバーガラスのガラス基板の製造方法において、加工テーブル150の表面粗さ(Ra)が0.1〜25μmであって、切断工程では、真空吸着用の加工テーブル150の上に素板積層体120を載置して吸着固定させた状態で切断を行うことを特徴とする。
【選択図】図5
Description
本発明は、携帯機器(携帯型電子機器)の表示画面のカバー部材として用いられる携帯機器用カバーガラスと、例えばポインティングデバイス等のタッチセンサのカバー部材として用いられるタッチセンサ用カバーガラスとを含む電子機器用カバーガラスのガラス基板の製造方法に関する。
スマートフォンを含む携帯電話や、タブレット端末やスレートPC(Personal Computer)、PDA(Personal Digital Assistant)などの携帯機器では、液晶などの表示装置を保護するために、表示装置の外側にカバーガラスが配置される。また、ATMや券売機のような据置式の装置のタッチセンサ(ポインティングデバイス)においても、センサ基板やタッチパネル用の透明導電膜(ITO:Indium-tin-oxide)を保護するためにカバーガラスが配置される。
一般に、カバーガラスは、大きい一枚板のガラス素板から任意の形状のガラス基板を抜き出し、この抜き出されたガラス基板を加工することにより製造される。ガラス素板からガラス基板を抜き出す方法としては、機械的加工手段により加工する方法が知られている(例えば、特許文献1)。引用文献1においては、積み重ねた素材板ガラス(ガラス素板)を剥離可能な固着材によって固着して素材ガラスブロック(素板積層体)を形成し、これを円板カッターで切り分けることによって小面積の分割ガラスブロック(積層ブロック)を形成すると説明されている。
円板カッターで素板積層体を切断する際には、加工テーブルに固定する必要がある。加工テーブルに固定する方法として従来は、光硬化性や熱硬化性の樹脂、熱可塑性のワックスで接着するか、または真空吸着法によって固定していた。
特許文献2には、ガラスの切断加工に際し、加工テーブルに接着剤を用いて保護ガラス板をおよびガラスブロック(ガラス板)を積み重ねて固定することが記載されている。引用文献2において接着剤は低融点ワックスであって、ガラス板と薄板状のワックスを交互に積み重ねて、オーブンで加熱後徐冷することによって固定すると記載されている。
特許文献3には、ガラス板からガラス製ディスクを切り出すコアリング切断作業において、真空吸着法によって固定することが記載されている(段落0011−0013)。具体的には、ガラス板の裏面に紫外線硬化テープを貼着し、ガラス板は紫外線硬化テープを介して吸引エアーにより吸着台に固定される。なお、切断加工においては紫外線硬化テープが切断されないように寸止め加工を行い、切断後にテープに紫外線を照射して硬化させることにより、切り出したガラス製ディスクを取り外すと説明されている。ここで真空吸着とは負圧を利用してワーク(積層体)を加工テーブルに吸着固定することをいう。
上記のように切断加工を行う際には加工テーブルに固定する必要があるが、切断加工後は取り外す必要がある。しかしながら電子機器用のカバーガラスにおいては、大きな素板積層体から小さな積層ブロックに切り分けた後に、さらに積層ブロックの状態で外形形状加工を行う必要がある。
しかしながら引用文献2のように加工テーブルに接着剤によって素板積層体を固定した場合、これに溶剤や熱を加えたり、光照射処理などを行ったりして接着力を弱めることはできない。なぜなら、切り分けられた積層ブロックにおいても接着力が低下してしまい、外形形状加工を行う際にはがれてしまうためである。ヘラなどを用いて積層ブロックを加工テーブルから機械的に剥がすことも考えられるが、ガラス基板に傷が発生したり、積層ブロックにひずみが発生したりしてしまうため、これも採用することができない。
特許文献3のような真空吸着法を用いた場合、吸引力によって紫外線硬化テープと加工テーブルとの間に切断加工に使用するクーラントなどの液体が侵入し、摩擦係数を低下させてしまうという問題がある。その結果として切断中の積層体と加工テーブルの固定が不充分になり、切断中にずれが生じてしまうために、切断加工が困難になってしまう。
また、近年の携帯機器の需要増加に伴い、電子機器用のカバーガラスの需要も急増している。このような背景の下、電子機器用カバーガラスには、生産コストの低減が求められている。生産コストを低減するためには、工程の簡略化と材料の削減が挙げられる。
本発明は、上記の課題に鑑み、ガラス素板を積層した素板積層体を簡単に固定して切断加工を行い、かつ容易に固定解除が可能な電子機器用カバーガラスのガラス基板の製造方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明の代表的な構成は、複数枚のガラス素板を積層して接着した素板積層体を形成する積層工程と、素板積層体を切断して主表面の面積が小さい積層ブロックを形成する切断工程とを含む電子機器用カバーガラスのガラス基板の製造方法において、切断工程では、真空吸着用の加工テーブルの上に素板積層体を載置して吸着固定させた状態で切断を行うことを特徴とする。
加工テーブルは、切断領域に対応するように複数に区画されており、加工テーブルには、一区画あたり複数の吸引孔が設けられていることが好ましい。これにより、切断後の積層体を安定して吸引することができる。
加工テーブルは、多孔質材料によって形成されており、加工テーブルの上面全面が吸着可能領域であってもよい。この場合、加工テーブルの上面全面が吸着可能領域となるため、電子機器用カバーガラスの多種多様な大きさ・形状に対応して、素板積層体を吸着固定することができる。
加工テーブルの表面粗さ(Ra)が0.1〜25μmであることが好ましい。加工テーブルの表面粗さを上記の範囲としたことにより、ガラスの素板積層体を加工テーブル上に載置して吸着するだけで、極めて簡単かつ確実に固定し、切断加工を行うことができる。仮に加工テーブルが鏡面であると、クーラントが入り込んで滑りやすくなる。加工テーブルが上記範囲より粗いと真空度が低下して摩擦力が低下する。上記の範囲であれば、真空度を維持しながら接触面積を減らして垂直抗力を高めることができるため、簡単かつ確実に固定することが可能となる。ここで、加工テーブルを製作・維持するコストの点では表面粗さ(Ra)は1μm以上がより好ましく、また高い真空度を得ることによりワークずれの発生をより防止することができる点で表面粗さ(Ra)は10μm以下がより好ましい。
また真空吸着によって固定していることから、接着剤で加工テーブルに固定する場合と異なり、加工テーブルから剥離させる必要がない。したがって、熱や溶剤によって積層体自身の接着を損ねたり、ヘラで剥がして積層体最下層のガラス基板を傷めたりするおそれがない。また紫外線硬化テープと真空吸着法を用いて固定する場合と比較すれば、クーラントが入り込んで摩擦力が低下することがないため、切断加工の際にずれて寸法精度が低下するおそれがない。
また素板積層体を加工テーブル上に単に置くだけであるため、接着剤や紫外線硬化テープを取り付ける工程が必要なく、材料費も削減することができる。したがって、大幅な生産コストの低減も図ることができる。
また積層工程において、ガラス素板同士を接着する接着剤は光硬化性樹脂であり、積層工程では、素板積層体の積層方向の両側から同等の強度で素板積層体の厚さ中心領域に到達するように両方の主表面に光を照射することにより、接着剤の硬化を、素板積層体の両面から進行させることが好ましい。
上記構成によれば、素板積層体の両面から接着剤の硬化を同等に進行させることができるため、接着剤の収縮の際のひずみによる応力を表裏で均等にできるため、素板積層体の反りやうねりを低減することができ、素板積層体を平坦に形成することができる。この結果、真空吸着における真空度(吸着力)の低下を防止することができ、より確実に素板積層体を吸着固定することができる。また切断工程後の積層ブロック上下での寸法誤差、および各ガラス基板の端面の垂直度の低下を抑えることができる。なお、光を照射する際には、素板積層体を平置きにして上下両方から照射してもよいし、素板積層体を立てて支持した状態で左右両方から照射してもよい。
積層工程では、光を透過させる剛体のプレートの上にガラス素板と接着剤を交互に配置して積層すると共に、積層したガラス素板の上にプレートと光透過率が同じプレートを載せた状態で光を照射してもよい。
上記構成は、ガラス素板を水平に載置して積層する場合である。上記構成によれば、容易に両面の積算光量を一致させることができ、また重さと剛性によって機械的に変形を抑制するため、さらにひずみを低減することが可能となる。
積層工程では、光を透過させる2枚の剛体のプレートを素板積層体の両主表面に沿って配置し、素板積層体およびプレートを立てて配置した状態で、2枚のプレートによって素板積層体を挟むように圧力をかけながら光を照射してもよい。
上記構成はガラス素板を垂直に立てた状態で積層する場合である。上記構成によれば、容易に両面の積算光量を一致させることができ、また圧力と剛性によって機械的に変形を抑制するため、さらにひずみを低減することが可能となる。
本発明によれば、ガラス素板を積層した素板積層体を簡単に固定して切断加工を行い、かつ容易に固定解除が可能な電子機器用カバーガラスのガラス基板の製造方法を提供することができる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。かかる実施の形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
図1は電子機器用カバーガラスを説明する外観斜視図である。本発明にかかる製造方法によって製造される電子機器用カバーガラスは、スマートフォンを含む携帯電話や、タブレット端末やスレートPC(Personal Computer)、PDA(Personal Digital Assistant)などの携帯機器、もしくはポインティングデバイス、ATMや券売機、電子案内板のような据置式の装置のタッチセンサのカバーガラスとして利用可能である。ガラス基板100は、本実施形態では、携帯電話(携帯機器)用のカバーガラスを図示して説明する。
図1に示すように、ガラス基板100の外周部102はおおむね矩形状である。また、ガラス基板100には、例えばスピーカーやボタン、マイク用の開口104が設けられている。ガラス基板100の板厚は特に限定されないが、カバーガラスを利用する各種機器の重量増大の抑制や、機器の薄型化の観点から、通常は、1mm以下であることが好ましく、0.7mm以下であることがより好ましい。なお、板厚の下限値は、ガラス基板の機械的強度を確保する観点から、0.1mm以上とすることが好ましい。ガラス基板100の外形形状は、組み込み対象となる携帯機器に応じて適宜設定されうる。
ガラス基板100は、後述するように大判のガラス素板110から切り出される。ガラス素板110は、溶融ガラスから直接シート状に成型したもの、あるいは、ある厚さに成型されたガラス体を所定の厚さに成型し、主表面を研磨して所定の厚さに仕上げたものを使用することができる。特に、ガラス素板110として溶融ガラスから直接シート状に成型したものを用いる場合には、ガラス素板110の主表面がマイクロクラックのない表面状態を有するため好ましい。溶融ガラスから直接シート状に成型する方法としては、ダウンドロー法、フロート法などが挙げられる。
ガラス素板110は、アルミノシリケートガラス、ソーダライムガラス、ボロシリケートガラス、透明な結晶化ガラスなどで構成されていることが好ましい。中でも、SiO2、Al2O3、Li2O及び/又はNa2Oを含有したアルミノシリケートガラスであることが好ましい。Li2Oは、化学強化においてNa+イオンとLi+イオンを交換させるための成分である。Na2Oは、化学強化においてK+イオンとNa+イオンを交換させるための成分である。ZrO2は、機械的強度を高めるために有用である。ただしアルミノシリケートガラス以外の素材であっても、化学強化可能な材料であればよい(Li+イオン及びNa+イオンの少なくともいずれか一方を含有していればよい)。
図2は電子機器用カバーガラスのガラス基板の製造方法を説明するフローチャート、図3は積層工程を説明する図、図4は切断工程を説明する図である。以下、図2のフローチャートに沿って、図3および図4を参照しながら、電子機器用カバーガラスのガラス基板の製造方法について説明する。
ステップ200からステップ206はガラス素板110の積層工程である。
まず、光を透過させる剛体のプレート112を設置する(ステップ200、図3(a))。プレート112は光の透過率が高いものが好ましく、またガラス素板110と光の屈折率が近いものが好ましい。またプレート112は、接着剤の収縮の際の歪による応力によって反り等が生じない程度の剛性を有しているものが好ましい。例えば、プレート112はガラス素板110と同じ素材を用いて、剛性を得るに十分な厚みを有しているものとすることができる。
まず、光を透過させる剛体のプレート112を設置する(ステップ200、図3(a))。プレート112は光の透過率が高いものが好ましく、またガラス素板110と光の屈折率が近いものが好ましい。またプレート112は、接着剤の収縮の際の歪による応力によって反り等が生じない程度の剛性を有しているものが好ましい。例えば、プレート112はガラス素板110と同じ素材を用いて、剛性を得るに十分な厚みを有しているものとすることができる。
次に、プレート112の上に大判のガラス素板110と接着剤114を交互に積層して素板積層体120を形成する(ステップ202、図3(b))。ガラス素板110の積層枚数は3枚以上であって、例えば10〜100枚程度である。なお、プレート112と1枚目のガラス素板110との間には接着剤114を塗布しない。
接着剤114は、所定の波長の紫外線の照射で固化する光硬化性樹脂である。紫外線硬化樹脂として、温水、有機溶媒もしくは熱により接着したガラス素板110を容易に剥離させることができるものが好ましい。接着剤114は滴下式によって塗布しても良いし、スプレー式などで塗布してもよい。
所定の枚数のガラス素板110を積層した後に、2枚目のプレート116を積層したガラス素板110の上に載置する(ステップ204、図3(c))。一番上のガラス素板110と2枚目のプレート116の間には接着剤114を塗布せず、単に載せるだけである。2枚目のプレート116は、1枚面のプレート112と同じ組成、同じ厚みのものを用いる。
2枚のプレート112、116によって挟まれた状態で、その上下両側に紫外線の光源118を配置する。そして素板積層体120の積層方向の両側(例えば積層体の両方の主表面に垂直な方向)から光(紫外線)を照射して、接着剤114を硬化させる(ステップ206、図3(d))。
上記構成によれば、素板積層体120の両面から同等の強度で光が到達することから、接着剤114の硬化を、素板積層体120の両面から同時に進行させることができる。したがって接着剤114の収縮の際のひずみによる応力が表裏で均等になり、素板積層体120の反りやうねりを低減することができる。したがって切断工程後の積層ブロック上下での寸法誤差、および各ガラス基板の端面の垂直度の低下を防止することができる。
また、単に上下両側から光を照射するのではなく、ベースとなるプレート112と同じ2枚目のプレート116を素板積層体120の上に載せていることにより、さらにひずみの発生を防止することができる。2枚目のプレート116は2つの役割を有している。1つめは、上下共にプレート112、116を介して光を照射することにより、容易かつ確実に両面の積算光量を一致させることができ、両面から同時に硬化を進行させることができる。2つめは、2枚目のプレート116がその重さと剛性によって機械的に変形を抑制するため、硬化時のひずみを防止することができる。
ステップ210からステップ216は切断工程である。
上記のようにして硬化させた素板積層体120をプレート112、116の間から取り出し、真空吸着用の加工テーブル150の上に載置する(ステップ210、図4(a))。加工テーブル150には多数の吸引孔152が設けられていて、素板積層体120の下面を負圧にして真空吸着する。吸引孔152はエゼクタ式の真空ポンプ154に接続されている。真空ポンプ154をエゼクタ式としていることにより、切断加工時のクーラントが入り込んだときにも故障が生じることを防止している。
上記のようにして硬化させた素板積層体120をプレート112、116の間から取り出し、真空吸着用の加工テーブル150の上に載置する(ステップ210、図4(a))。加工テーブル150には多数の吸引孔152が設けられていて、素板積層体120の下面を負圧にして真空吸着する。吸引孔152はエゼクタ式の真空ポンプ154に接続されている。真空ポンプ154をエゼクタ式としていることにより、切断加工時のクーラントが入り込んだときにも故障が生じることを防止している。
そして真空ポンプ154によって吸引して素板積層体120を固定して(ステップ212)、クーラント(切削液)を切断部位に供給しながら円板カッター160によって切断を行う(ステップ214、図4(b))。これにより面積の大きな素板積層体120は小分けに分割され、面積の小さな積層ブロック130が形成される。真空ポンプ154による吸引を停止すると(ステップ216)、加工テーブル150から積層ブロック130を容易に取り上げて回収することができる。
積層ブロック130の大きさは、最終的に得られるガラス基板100(図1参照)よりも少し大きい程度である。切断工程によって得られた小片の積層ブロック130の斜視図を図4(c)に示す。積層ブロック130は、ガラス基板100と接着剤114が交互に積層された構造となっている。
図5は加工テーブル150を説明する図である。図5において素板積層体120を破線にて示している。加工テーブル150の上面には、素板積層体120の切断線に沿って溝150aが形成されていて、円板カッター160(ダイヤモンドディスク)の刃が加工テーブル150を切削しないように構成されている。
また加工テーブルは切断領域に対応するように溝150aによって複数に区画されており、一区画あたり複数の吸引孔152が設けられている。すなわち吸引孔152は、溝150aで区画された領域の内側に配置されている。これにより、素板積層体120を切断して積層ブロック130に分割された際にも外気を吸引することがなく、切断後の素板積層体120を安定して吸引することができる。
ここで、加工テーブル150の表面粗さ(Ra)は0.1〜25μmとなっている。加工テーブル150の表面粗さを上記の範囲としたことにより、素板積層体120を加工テーブル150上に載置して吸着するだけで、極めて簡単かつ確実に固定し、切断加工を行うことができる。仮に加工テーブル150が鏡面であると、クーラントが入り込んで滑りやすくなる。加工テーブル150が上記範囲より粗いと真空度(吸引力)が低下して摩擦力が低下する。すなわち上記の範囲であれば、真空度を維持しながら接触面積を減らして垂直抗力を高めることができるため、簡単かつ確実に固定することが可能となる。ここで加工テーブル150の表面粗さ(Ra)は、1〜10μmであることがより好ましい。
また真空吸着によって固定していることから、接着剤で加工テーブル150に固定する場合と異なり、加工テーブル150から剥離させる必要がない。したがって、熱や溶剤によって積層体自身の接着を損ねたり、ヘラで剥がして積層体最下層のガラス基板を傷めたりするおそれがない。また紫外線硬化テープと真空吸着法を用いて固定する場合と比較すれば、クーラントが入り込んで摩擦力が低下することがないため、切断加工の際にずれて寸法精度が低下するおそれがない。
また素板積層体120を加工テーブル150上に単に置くだけであるため、接着剤や紫外線硬化テープを取り付ける工程が必要なく、材料費も削減することができる。したがって、大幅な生産コストの低減も図ることができる。
なお、このように素板積層体120を加工テーブル150に接着せずとも所定の真空度を得られるのは、上記のようにして素板積層体120にひずみ(反り)が発生していないことにもよる。仮に素板積層体120にひずみが生じていると素板積層体120と加工テーブル150の間に隙間が生じるため、加工テーブル150の表面の粗さにかかわらず吸着することが困難になってしまうためである。
形状加工工程(ステップ220)では、積層ブロック130に対し、外形をカバーガラスの外形形状(設計上の形状)に沿ってグラインダ等を用いた機械加工によって切削、研磨する。またドリルなどを用いた機械加工によって、受話口(スピーカー)やボタン用の開口を形成する。
剥離工程(ステップ222)は、積層ブロック130の接着剤114を剥離し、個々のガラス基板100を分離する工程である。剥離工程における剥離方法は保護材の特性に依存するが、例えば、紫外線硬化樹脂からなる保護材の中には、温水(摂氏80〜90度)の環境下で剥離するタイプの保護材が存在する。そのような場合には、積層ブロック130を温水を含む容器内に浸漬させることで、積層ブロック130を1枚ごとのガラス基板100に剥離(分離)することができる。また、溶剤によって剥離する場合には、溶剤の薬液層に積層ブロック130を浸漬して揺動させることによってガラス基板100を剥離することができる。
化学強化工程(ステップ224)では、ガラス基板100に含まれる1種以上のアルカリ金属を、溶融塩のアルカリ金属との間でイオン交換処理を行い、ガラス基板100の表層部分に圧縮応力層を形成する。ガラス素板110の組成を上記のようなアルミノシリケートガラスとした場合には、化学強化処理液は、硝酸カリウム、または、硝酸カリウムと硝酸ナトリウムとの混塩とする。そして所定の温度(例えば320℃〜470℃)で所定の時間(例えば3分〜600分)浸漬することにより、Li+イオンがNa+イオンで置換され、Na+イオンがK+イオンで置換されて、化学強化が施される。
洗浄工程(ステップ226)は、例えば、化学強化後のガラス基板100をパレットに載せた状態で行われる酸洗浄、アルカリ洗浄、純水によるリンス洗浄、IPA(イソプロピルアルコール)による洗浄の少なくともいずれかを含む。
[他の実施形態]
図6は本発明にかかる電子機器用カバーガラスのガラス基板の製造方法の他の実施形態を説明する図である。上記実施形態においては、積層工程においてプレート112およびガラス素板110を水平に載置して積層するように説明した。しかし本発明は上記例に限定するものではなく、素板積層体120およびプレート112、116を垂直に立てて配置した状態で、2枚のプレート112、116によって素板積層体120を挟むように積層してもよい。
図6は本発明にかかる電子機器用カバーガラスのガラス基板の製造方法の他の実施形態を説明する図である。上記実施形態においては、積層工程においてプレート112およびガラス素板110を水平に載置して積層するように説明した。しかし本発明は上記例に限定するものではなく、素板積層体120およびプレート112、116を垂直に立てて配置した状態で、2枚のプレート112、116によって素板積層体120を挟むように積層してもよい。
このようにガラス素板110およびプレート112、116を立てて配置することから、図6(a)に示すようにガラス素板110を接着剤の槽にディップ(浸漬)することによってガラス素板110に接着剤を塗布することができる。ディップによる接着剤の塗布は、滴下式やスプレー式よりも容易に自動化(機械化)することができる。
積層するガラス素板110同士の間に接着剤114を塗布するためには、ガラス素板110を1枚おきにディップすればよい。またガラス素板110とプレート112、116は接着しないので、両端のガラス素板110はディップしない。そして2枚のプレート112、116によって圧力をかけることにより、接着剤の厚みを均一にすることができる。
そして図6(b)に示すように、両側の2枚のプレート112、116によって圧力をかけた状態で、その左右両側に紫外線の光源118を配置する。そして素板積層体120の積層方向の両側から光(紫外線)を照射して、接着剤114を硬化させる。
本実施形態において2枚のプレート112、116は、両面の積算光量を一致させる役割と、圧力と剛性によって硬化時のひずみを機械的に低減する役割を有している。したがってこのような構成によっても、素板積層体120のひずみを好適に低減することができる。
[実施例]
以下、本発明について実施例を説明する。ガラス素板(およびガラス基板)の組成として、64.5重量%のSiO2と、8.0重量%のAl2O3と、0.4重量%のLiO2と、16.0重量%のNa2Oと、1.0重量%のZrO2とを含むガラス材料を使用した。試験に使用した大判のガラス素板は、長辺450mm、短辺415mm、厚みが0.5mmのものを用いた。
以下、本発明について実施例を説明する。ガラス素板(およびガラス基板)の組成として、64.5重量%のSiO2と、8.0重量%のAl2O3と、0.4重量%のLiO2と、16.0重量%のNa2Oと、1.0重量%のZrO2とを含むガラス材料を使用した。試験に使用した大判のガラス素板は、長辺450mm、短辺415mm、厚みが0.5mmのものを用いた。
積層工程において、素板積層体の積層枚数は20枚とした。プレートには厚さ20mmの紫外線を透過するガラス板を用いた。ガラス素板同士を接着する光硬化性樹脂にはUV硬化樹脂を用いて、波長中心360nm(波長領域300−400nm)の紫外線を、強度100mWで照射して硬化させた。切断工程においては、素板積層体を切り分けて、長辺140mm、端辺90mmの積層ブロックを作成した。
表1は、素板積層体を硬化させる際に両面または片面から照射した場合の様子を調べた結果である。サンプル1、2として、素板積層体の上に2枚目のプレートを載せた状態で、素板積層体の積層方向の両側から紫外線を照射して硬化させた。サンプル1と2とでは、積層枚数をそれぞれ20枚、30枚と異ならせた。サンプル3、4として、素板積層体の上に2枚目のプレートを載せずに、上方からのみ紫外線を照射して硬化させた。サンプル3と4とでは、積層枚数をそれぞれ20枚、30枚と異ならせた。
表1には、硬化後の素板積層体の平面度と、真空吸着の可不可の結果を示している。ここで平面度は、JIS B 0621に従って、三次元測定機(ミツトヨ製、Coordinate measuring machine,型式FJ805)により測定した。また、「真空吸着の可不可」は、円板カッターで切断した際にずれが生じたか否かによって判断した。
表1を参照するとわかるように、片面照射によって硬化させたサンプル3、4では真空吸着が不可であるのに対し、両面照射によって硬化させたサンプル1、2では支障なく真空吸着できるという結果となった。また、サンプル1、2はサンプル3、4よりも約1/10の平面度を有していることがわかる。なお、積層枚数が多いほど平面度が低下しているが、両面照射で30枚を硬化させた場合であっても、片面照射で20枚を硬化させた場合の約1/7の平面度を有していて、真空吸着の可不可に明確な差が生じた理由が理解できる。
表2は、加工テーブルの表面粗さ(Ra)を変化させながら、素板積層体のずれの発生の有無と真空度とを調べた結果である。下記のサンプル11〜16を製作するにあたり、すべて上記サンプル1で作成した素板積層体を用いた。表2を参照すると、表面粗さが小さいほど真空度が高く(値が小さい)、表面粗さが大きいほど真空度が低い(値が大きい)ことがわかる。
表2においてサンプル15と16を参照すると、サンプル15ではずれが発生していないのに対し、サンプル16ではずれが発生している。このとき真空度も大きく低下しているため、大気による圧力(加工テーブルに対する垂直抗力)が低下し、摩擦力が低下してしまったためである。
一方、サンプル11と12を参照すると、サンプル11の方が真空度が高いにもかかわらず、ズレが発生していることがわかる。これは、表面粗さが小さく、加工テーブルが鏡面であるために、加工テーブルと素板積層体の間に入り込んだクーラントの逃げ場がなく、素板積層体が浮いた状態となるために、滑りやすくなったためである。
以上のことから、加工テーブルの表面粗さ(Ra)を0.1〜25μmとすることにより、ガラスの素板積層体を加工テーブル上に載置して吸着するだけで、極めて簡単かつ確実に固定し、切断加工を行うことができることが確認された。さらには、表面粗さ(Ra)1μmの加工テーブルを製作・維持するコストは、表面粗さ(Ra)0.05μmの加工テーブルと比較して大幅に削減することが可能となるので、コストの点で加工テーブルの表面粗さ(Ra)は1μm以上がより好ましい。また高い真空度を得るには加工テーブルの表面粗さ(Ra)は10um以下であることが、ずれの発生をよりよく防止することができるのでより好ましい。上記の結果、加工テーブルの表面粗さ(Ra)は0.1〜10umがより好ましい。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
なお、上記の実施の形態では、加工テーブルとして、図5に示すように切断領域に対応するように複数に区画されたものについて説明した。しかしながら、加工テーブルは、この例に限定するものではない。例えば、多孔質材料(多孔質セラミックスや多孔質樹脂等)によって形成された加工テーブルを用いてもよい。この場合、加工テーブルの上面全面が吸着可能領域となるため、電子機器用カバーガラスの多種多様な大きさ・形状に対応して、素板積層体を吸着固定することができる。
本発明は、携帯機器(携帯型電子機器)の表示画面のカバー部材として用いられる携帯機器用カバーガラスと、例えばポインティングデバイス等のタッチセンサのカバー部材として用いられるタッチセンサ用カバーガラスとを含む電子機器用カバーガラスのガラス基板の製造方法として利用することができる。
100…ガラス基板、102…外周部、104…開口、110…ガラス素板、112…プレート、114…接着剤、116…プレート、118…光源、120…素板積層体、130…積層ブロック、150…加工テーブル、150a…溝、152…吸引孔、154…真空ポンプ、160…円板カッター
Claims (7)
- 複数枚のガラス素板を積層して接着した素板積層体を形成する積層工程と、
前記素板積層体を切断して主表面の面積が小さい積層ブロックを形成する切断工程とを含む電子機器用カバーガラスのガラス基板の製造方法において、
前記切断工程では、真空吸着用の加工テーブルの上に前記素板積層体を載置して吸着固定させた状態で切断を行うことを特徴とする電子機器用カバーガラスのガラス基板の製造方法。 - 前記加工テーブルは、切断領域に対応するように複数に区画されており、
前記加工テーブルには、一区画あたり複数の吸引孔が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電子機器用カバーガラスのガラス基板の製造方法。 - 前記加工テーブルは、多孔質材料によって形成されており、前記加工テーブルの上面全面が吸着可能領域であることを特徴とする請求項1に記載の電子機器用カバーガラスのガラス基板の製造方法。
- 前記加工テーブルの表面粗さ(Ra)が0.1〜25μmであることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の電子機器用カバーガラスのガラス基板の製造方法。
- 前記積層工程において前記ガラス素板同士を接着する接着剤は光硬化性樹脂であり、
前記積層工程では、前記素板積層体の積層方向の両側から同等の強度で前記素板積層体の厚さ中心領域に到達するように前記両方の主表面に光を照射することにより、前記接着剤の硬化を、前記素板積層体の両面から進行させることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の電子機器用カバーガラスのガラス基板の製造方法。 - 前記積層工程では、光を透過させる剛体のプレートの上にガラス素板と接着剤を交互に配置して積層すると共に、積層したガラス素板の上に前記プレートと光透過率が同じプレートを載せた状態で光を照射することを特徴とする請求項5に記載の電子機器用カバーガラスのガラス基板の製造方法。
- 前記積層工程では、
光を透過させる2枚の剛体のプレートを前記素板積層体の両主表面に沿って配置し、
前記素板積層体およびプレートを立てて配置した状態で、
前記2枚のプレートによって前記素板積層体を挟むように圧力をかけながら光を照射することを特徴とする請求項5に記載の電子機器用カバーガラスのガラス基板の製造方法。
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2012
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