JP2014029763A - Led点灯装置 - Google Patents

Led点灯装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014029763A
JP2014029763A JP2012169068A JP2012169068A JP2014029763A JP 2014029763 A JP2014029763 A JP 2014029763A JP 2012169068 A JP2012169068 A JP 2012169068A JP 2012169068 A JP2012169068 A JP 2012169068A JP 2014029763 A JP2014029763 A JP 2014029763A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
voltage
lighting device
led lighting
resistor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012169068A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5975774B2 (ja
Inventor
Michihiro Kadota
充弘 門田
Hiroyuki Shoji
浩幸 庄司
Atsushi Hatakeyama
篤史 畠山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Appliances Inc
Original Assignee
Hitachi Appliances Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Appliances Inc filed Critical Hitachi Appliances Inc
Priority to JP2012169068A priority Critical patent/JP5975774B2/ja
Priority to TW102121542A priority patent/TW201419940A/zh
Priority to CN201310329742.4A priority patent/CN103582250A/zh
Publication of JP2014029763A publication Critical patent/JP2014029763A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5975774B2 publication Critical patent/JP5975774B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Circuit Arrangement For Electric Light Sources In General (AREA)

Abstract

【課題】調光器を接続した場合にちらつきの防止と突入電流の低減が可能であり、かつ、小型・高効率のLED点灯装置を実現する。
【解決手段】
交流電圧を整流電圧に変換する整流回路と、整流電圧をDCリンク電圧に変換する第1コンデンサと、DCリンク電圧を変換してLED負荷に給電するDC−DC変換回路と、整流電圧に基づいてDC−DC変換回路の電流設定値を出力する電流設定回路と、整流回路の直流出力端子間に接続され、抵抗とスイッチ素子の直列体を少なくとも1個備える分流回路と、直列体におけるスイッチ素子を制御する切替回路と、を備えたLED点灯装置であって、切替回路は、整流電圧が所望の基準電圧より低い期間と、整流電圧が所望の基準電圧より高くなる時点から所望の時間が経過する時点までの期間と、において、直列体のうち少なくとも1個の直列体におけるスイッチ素子をオンにすることを特徴とするLED点灯装置を構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、発光ダイオード(以下、LED:Light Emitting Diodeと記す)の点灯装置に関する。
LEDは、環境性に優れた光源として注目されており、LED照明として住宅やオフィスの照明として利用されるようになった。LED照明の中に、白熱電球と同様の口金を備え、白熱電球用の器具に取り付けて利用する電球形LED照明がある。その中には、白熱電球の調光手段として用いられてきた位相制御方式の調光器(以下、単に調光器と記す)に対応する製品もある。調光器の多くは、半導体素子のオン・オフによって、交流電源と負荷の間を導通・遮断する。調光器の半導体素子として、トライアック(TRIAC:Triode Alternating Current Switch、3端子双方向サイリスタ)などが利用される。以下では、半導体素子のことをトライアックと記すが、他種の半導体素子であってもよい。
トライアックは、ターンオン(点弧)した後、保持電流と呼ばれる所定の電流値より大きな電流を流し続けなければ、再びターンオフ(消弧)する。保持電流は調光器(トライアック)の機種によって異なるが、概ね5〜50mAと幅を持つ。調光器の多くは、負荷が白熱電球であることを前提に設計される。負荷が白熱電球であれば、トライアックがターンオンした時点から交流電源電圧(以下、Vacと記す場合がある)のゼロクロス近傍の時点まで、保持電流を上回る十分な電流が流れて、トライアックはオン状態を維持し、ゼロクロス近傍の時点でトライアックがターンオフする。
しかし、負荷がLED及びその点灯装置の場合では、負荷が白熱電球の場合に比べて消費電力が、ひいては、電流が小さいため、交流電源のゼロクロス近傍を迎える前にトライアックがターンオフしてしまう現象が起こり得る。以下では、この現象を誤消弧と記す。特に、誤消弧がランダム的または突発的に発生する状況、または、誤消弧するタイミングにばらつきがある状況では、LED点灯装置の動作が不安定となり、ちらつきが発生する。
誤消弧を防止し、ちらつきを防止するLED点灯装置として、例えば特許文献1に記載の装置がある。特許文献1に記載の装置では、ダンピング抵抗とスイッチ素子の直列体を利用して、トライアックのターンオンから所定期間だけ、調光器の雑音防止回路にダンピング抵抗を並列に接続する。これによって、トライアックのターンオンにおいて雑音防止回路が発生させる共振動作を制動し、電流が大きく振動してトライアックの保持電流より小さくなることを防止する。トライアックの誤消弧とこれによるちらつきを防止できる。
特開2012−023001号公報
特許文献1に記載の装置では、突入電流の低減を考慮していない。下記のようにコンデンサインプット方式の電源回路をベースとしてLED点灯装置を構成する場合、トライアックのターンオンにおいてコンデンサの電圧が急激に増大するため、コンデンサの充電に伴う突入電流が発生する。既存の調光器対応電球形LED照明の多くは、この突入電流を低減するために突入電流防止抵抗(以下、突防抵抗と略す)を備えている。しかし、突防抵抗の搭載による装置の大型化と損失増大が課題であった。また、突防抵抗を備えてもなお突入電流が大きく、コンデンサ、突防抵抗、入力フィルタ部品などの大型化と損失増大の恐れがあった。この突入電流については、下記の実施形態の項目において説明するため、ここでは説明を省略する。また、特許文献1に記載の装置では、ダンピング抵抗と、ダンピング抵抗を雑音防止回路に接続するか否かを制御するためのスイッチ素子と、スイッチ素子を制御する制御回路とを新たに外付けする必要があり、装置が大型化するという課題が考えられる。
本発明では、調光器を接続した場合にちらつきの防止と突入電流の低減が可能であり、かつ、小型・高効率のLED点灯装置の実現を目的とする。
上記の目的を達成するために本発明では、交流電圧を整流電圧に変換する整流回路と、第1ダイオードを介して前記整流回路の直流出力側に接続され、前記整流電圧をDCリンク電圧に変換する第1コンデンサと、前記DCリンク電圧を変換してLED負荷に給電するDC−DC変換回路と、前記整流電圧に基づいて前記DC−DC変換回路の電流設定値を出力する電流設定回路と、前記整流回路の直流出力端子間に接続され、抵抗とスイッチ素子の直列体を少なくとも1個備える分流回路と、前記直列体におけるスイッチ素子を制御する切替回路と、を備えたLED点灯装置であって、前記切替回路は、前記整流電圧が所望の基準電圧より低い期間と、前記整流電圧が前記基準電圧より高くなる時点から所望の時間が経過する時点までの期間とにおいて、前記直列体のうち少なくとも1個の直列体におけるスイッチ素子をオンにするようにした。
本発明のLED点灯装置によれば、調光器を接続した場合にちらつきの防止と突入電流の低減が可能であり、かつ、小型・高効率のLED点灯装置を実現できる。
本発明の第1実施形態におけるLED点灯装置の基本構成図である。 調光器の内部回路図である。 調光器の負荷として白熱電球を用いた場合の動作波形である。 従来の突入電流についての課題を示す動作波形である。 本発明の第1実施形態における分流回路と切替回路の構成例である。 本発明の第1実施形態における動作波形である。 分流回路の別例である。 切替回路の別例である。 分流回路と切替回路の別例である。 切替回路の別例である。 本発明の第1実施形態における動作波形の別例である。 分流回路と切替回路の別例である。 本発明の第1実施形態における動作波形の別例である。 本発明の第2実施形態におけるLED点灯装置の基本構成図である。 本発明の第2実施形態における分流回路と切替回路の構成例である。 本発明の第2実施形態における動作波形である。 本発明の第2実施形態におけるLED点灯装置の基本構成図の別例である。 本発明のLED点灯装置における整流回路とDC−DC変換回路の構成例である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
図1は、本発明の第1実施形態におけるLED点灯装置1の基本構成図である。図1において、交流電源100と調光器101とLED負荷106とはLED点灯装置1に含まれない。LED点灯装置1は、整流回路102と、ダイオード103と、コンデンサ104と、DC−DC変換回路105と、分流回路107と、切替回路108と、電流設定回路109と、から構成されている。
交流電源100の一端は調光器101の一端と接続され、調光器101の他端はLED点灯装置1内の整流回路102と接続される。交流電源100の他端は整流回路102と接続される。交流電源100は交流電源電圧(以下、Vacと記す)を生成する。整流回路102は、調光器101によって位相制御された交流電圧を整流して整流電圧(以下、Vdc1と記す場合がある)を生成する。整流回路102は、ダイオード103と、分流回路107と、切替回路108と、電流設定回路109と、に接続される。ダイオード103は、コンデンサ104と、DC−DC変換回路105に接続される。コンデンサ104は、整流電圧をDCリンク電圧(以下、Vdc2と記す場合がある)に変換する。例えば、コンデンサインプット方式の電源回路を利用する場合では、DCリンク電圧は整流電圧を平滑した電圧となる。整流電圧を平滑することによって、後段のDC−DC変換回路105にとってLED負荷106に流れる電流(以下、LED電流と記す)の脈動を抑え易くなる。DC−DC変換回路105は、DCリンク電圧を変換してLED負荷106に給電する。LED負荷106について、LEDの個数や接続形態は問わず、また、保護用素子などを内蔵したLEDモジュールを含んでもよい。
整流回路102の直流出力端子間に、分流回路107が接続される。図1には示していないが、分流回路107は抵抗とスイッチ素子の直列体を少なくとも1個備えており、分流回路107に流れる電流値、言い換えれば、分流回路107のインピーダンスを外部から制御できる。切替回路108は、整流電圧に基づいて分流回路107のスイッチ素子を制御するための切替信号を出力する。分流回路107と切替回路108は、調光器101におけるトライアックのオン・オフ状態を整流電圧に応じて制御する役割や、調光器101のタイマ回路をリセットしてトライアックを再びターンオンさせる役割も果たす。電流設定回路109は、整流電圧に基づいてDC−DC変換回路105の電流設定値を出力する。電流設定回路109によって、調光器101の操作に応じたLED電流の制御、すなわち調光が可能になる。電流設定回路109の具体的な動作として、整流電圧の平均値に応じた電流設定値を生成するものや、整流電圧から以下で説明する調光器101の点弧角を検出して、点弧角に応じた電流設定値を生成するものがある。以上の構成要素の一部が制御ICに内蔵されていても、または、マイコンなどの制御プログラムとして実装されていてもよい。以上の構成要素の他にも、ヒューズ、突防抵抗、入力フィルタ用のコイルやコンデンサなどを追加してよい。
具体的な動作を説明する前に、調光器101の動作について説明する。図2は、トライアック110を用いた調光器101の内部回路である。図2のように、トライアック110が交流電源100と負荷115の間に接続される。また、トライアック110と並列に、抵抗111と可変抵抗112とコンデンサ113の直列体であるタイマ回路が接続される。可変抵抗112とコンデンサ113の接続点は、ダイアック114を介してトライアック110のゲートに接続される。なお、雑音防止回路としてコイルやコンデンサが追加されることも多いが、図2では省略した。
図3は、負荷115として白熱電球を接続した場合の、トライアック110のオン・オフ状態と、負荷電圧、負荷電流の波形である。トライアック110のオン期間では、負荷電圧は交流電源100の電圧とほぼ同じになる。白熱電球はほぼ純抵抗であるため、負荷電流の波形は交流電圧と相似形になる。交流電源電圧のゼロクロス近傍において、負荷電流がトライアック110の保持電流より小さくなると、トライアック110がターンオフする。負荷115が白熱電球の場合、図3のように保持電流は負荷電流の振幅値に比べて十分に小さい。
トライアック110のオフ期間では、交流電源100から抵抗111、可変抵抗112、コンデンサ113、負荷115の経路に微小電流が流れ、コンデンサ113に電荷が蓄えられる。負荷115に比べて調光器101のインピーダンスが十分に大きいため、負荷電圧は略ゼロとなる。コンデンサ113の電圧が上昇し、ダイアック114がオンになると、トライアック110は再びターンオンする。調光器101の操作によって可変抵抗112の抵抗値が増大すると、トライアック110が再びターンオンするまでの時間が長くなる。これによって、負荷電力が減少し、白熱電球であれば光出力が減少する。なお、図3のように、交流電源電圧のゼロクロス点からトライアック110が点弧するまでの位相角度を、点弧角と定義する。点弧角を記号θで表わせば、その取り得る範囲は0≦θ≦180[deg]である。点弧角が大きいほど、光出力は小さくなる。
本発明において、図2における負荷115は、図1のLED点灯装置1であり、白熱電球とは負荷としての特性が異なる。具体的には、白熱電球と比べてインピーダンスが高く、かつ、白熱電球のように純抵抗であるとは限らない。したがって、動作波形も図3と同様になるとは限らない。
次に、本発明で着目する突入電流の問題について説明する。図4は、調光器101の負荷として、従来の(突入電流の対策を考慮していない)LED点灯装置を接続したときに、突入電流が特に大きくなる場合の動作波形である。このLED点灯装置では、本発明の装置と同様に整流回路102、ダイオード103、コンデンサ104、DC−DC変換回路105を備えており、整流回路102が整流電圧を、コンデンサ104が整流電圧を平滑してDCリンク電圧を生成する。図4において、整流電流とは整流回路102の直流出力電流である。図4では、交流電源100の半周期分の動作波形を示した。
コンデンサインプット方式の電源回路をベースとするLED点灯装置では、図4のように、トライアック110のターンオンにおいてDCリンク電圧が整流電圧より高い(Vdc2>Vdc1)状況が考えられる。このような状況は、トライアック110の点弧角が小さく、調光レベルが高い(明るい)場合や、DCリンク電圧を生成するコンデンサ104の容量が大きいときに起こり易い。このとき、トライアック110がオンであっても整流電流は流れないため、図4のようにトライアック110はすぐに誤消弧する。
誤消弧の後、ある程度時間が経過して、調光器101のタイマ回路のコンデンサ113が再充電されるまで、トライアック110は再度ターンオンしない。図4から、誤消弧の後、整流電圧とDCリンク電圧が等しくなる時点(Vdc1=Vdc2)が存在する。調光器101が接続されない場合、コンデンサインプット方式の電源回路では、この時点でコンデンサ104を充電する突入電流が、ひいては、整流電流が流れ始める。しかし、調光器101が接続されており、さらに、図4のようにトライアック110がオフになっていると、整流電流はほとんど流れない。
図4では、トライアック110が再度ターンオン(再点弧)する時点で、交流電源電圧(の絶対値)がDCリンク電圧より高くなっている(|Vac|>Vdc2)。このとき、コンデンサ104の電圧が急激に増大し、コンデンサ104を充電するために大きな突入電流が発生する。図4から、トライアック110が再点弧した時点で整流電流が急激に流れ始めており、これがコンデンサ104を充電する突入電流である。また、調光器101が接続されない場合に整流電流が流れ始める時点、すなわち、Vdc1=Vdc2となる時点より、さらに遅い(位相が進んだ)時点で整流電流が流れ始めるため、整流電流の実効値は大きくなる。なお、図4において、トライアック110が再点弧した後の動作については以下で説明するため、ここでは説明を省略する。
次に、本発明の第1実施形態におけるLED点灯装置の具体的構成と動作、及び、これによってちらつきを防止し、かつ、突入電流を低減できる理由を説明する。図5は、本発明の第1実施形態における分流回路107と切替回路108の構成例である。(ただし、図5には整流回路102など他の構成要素も示した。)また、図6は、図5のように分流回路107と切替回路108を構成することで得られるLED点灯装置の動作波形である。
図5の分流回路107は、抵抗126とスイッチ素子127の直列体である。図5では、スイッチ素子127をMOSFETとしたが、バイポーラトランジスタやIGBTなど他種の素子を用いてもよい。
切替回路108は、前処理回路116、比較回路(コンパレータ)117、立ち下がり遅延回路118から構成される。前処理回路116は、後段の比較回路117において整流電圧と基準電圧を比較するために、整流電圧を前処理する。図5において、前処理回路116は抵抗119と120から構成される分圧回路である。この他に、後で説明するレギュレータ回路、または、クランプ回路やスライス回路を用いてもよい。切替回路108が前処理回路116を備えるかどうかは任意であるが、分圧回路などで整流電圧のレベルを低くしておく、または、クランプ回路などによって整流電圧の最大値をクランプしておくことで、比較回路117において低耐圧のコンパレータを利用できる。
比較回路117は、コンパレータ121と基準電圧を発生させる電圧源122から構成され、整流電圧または前処理された整流電圧を基準電圧と比較する。図5では、整流電圧が基準電圧より高いときに、比較回路117がローレベル(以下、Lレベルと記す)を出力する論理を用いた。ただし、比較回路117の後段の構成によっては、逆の論理を用いてもよい。電圧源122の生成方法は任意であるが、DCリンク電圧からレギュレータ(ドロッパ)回路を用いて生成する方法や、制御ICを使うのであればその動作電圧を利用する方法がある。
立ち下がり遅延回路118は、抵抗123、ダイオード124、コンデンサ125から構成され、分流回路107のスイッチ素子127に切替信号を出力する。スイッチ素子127はMOSFETであり、切替信号はそのゲート電圧に相当する。立ち下がり遅延回路118では、比較回路117が出力する矩形波信号の立ち下がりに対して、抵抗123とコンデンサ125がRC(ローパス)フィルタとして働く。そのため、比較回路117の出力信号がLレベルになった後、コンデンサ125の電圧、すなわち切替信号はRCフィルタの時定数にしたがって徐々に低下する。すなわち、比較回路117の出力信号がLレベルになってから、スイッチ素子127がターンオフするまでに遅延が発生する。比較回路117の出力信号の立ち上がりについては、ダイオード124が抵抗123をバイパスする効果によって、上記のような遅延はほとんど発生しない。したがって、整流電圧が基準電圧より低くなって比較回路117の出力信号がハイレベル(以下、Hレベルと記す)になると、スイッチ素子127はすぐにターンオンする。なお、スイッチ素子127の寄生容量をコンデンサ125の代わりとして利用できるため、コンデンサ125の使用は任意である。
以上の構成によって、図6のように、整流電圧が基準電圧より低い期間と、整流電圧が基準電圧より高くなってから所望の遅延時間が経過するまでの期間において、分流回路107におけるスイッチ素子127はオンになる。
図6をもとに第1実施形態の動作を説明する。切替回路108は、整流電圧が基準電圧より低くなると、分流回路107のスイッチ素子127をオンにして、抵抗126を整流回路102の直流出力端子間に導通させる。また、このとき調光器101のトライアック110はオフになっている。交流電源100から、調光器101の抵抗111、可変抵抗112、コンデンサ113、抵抗126の経路に微小電流が流れることで、コンデンサ113が充電される。
コンデンサ113が充電されてトライアック110がターンオンすると、整流電圧は交流電源電圧(の絶対値)とほぼ同じ値まで増大する。整流電圧が基準電圧より高くなるが、このときすぐにスイッチ素子127をオフにするのではなく、上記のように所望の時間が経過するまではスイッチ素子127のオンを維持する。したがって、DCリンク電圧が整流電圧より高く(Vdc2>Vdc1)、コンデンサ104を充電する電流が流れなくとも、分流回路107に保持電流以上の整流電流が流れることによって、トライアック110は誤消弧せずオンを維持する。
トライアック110がオンを維持したまま、整流電流とDCリンク電圧が一致する(Vdc2=Vdc1)時点になると、コンデンサ104を充電する電流が流れる。そのため、図6のように整流電流が急に増大する。ただし、上記の理由から、従来の(突入電流の対策を考慮していない)LED点灯装置に比べて、このときの整流電流の増大分は小さくなり、結果として整流電流の実効値もまた小さくなる。整流電圧が基準電圧より高くなってから所望の時間が経過すると、スイッチ素子127はオフになる。その後も、コンデンサ104を充電する電流が保持電流より大きい限り、トライアック110はオンし続ける。
コンデンサ104の充電が進むにつれて、整流電流は減少する。DCリンク電圧がほぼピーク値に達し、整流電流が保持電流より小さくなった時点で、トライアック110はターンオフする。トライアック110がターンオフした後も、充電されたコンデンサ104の電圧、すなわちDCリンク電圧によって、DC−DC変換回路105は安定して動作する。また、トライアック110がターンオフするタイミング、すなわち、整流電流が保持電流以下まで減少するタイミングは、交流電源の各周期でほとんど変わらないため、ちらつきが発生することもない。
なお、図5に示した構成は、図6に示すスイッチ素子127のオン・オフ制御を簡単な回路で実現するための一例である。図6に示すスイッチ素子127のオン・オフ制御を実現できれば、分流回路107と切替回路108の構成は図5と異なっていてもよい。
図7は、分流回路107の別例である。図7では、抵抗129、ツェナーダイオード130、MOSFET131がレギュレータ回路128を構成し、その負荷として抵抗126とスイッチ素子(MOSFET)127の直列体が接続される。MOSFET131の代わりに、バイポーラトランジスタやIGBTなど他種の半導体素子を用いてもよい。
整流電圧がツェナー電圧より高いとき、抵抗126とスイッチ素子(MOSFET)127の直列体に印加される電圧は、ツェナーダイオード130のツェナー電圧とほぼ等しくなる。すなわち、レギュレータ回路は、整流電圧をクランプする役割を果たす。また、スイッチ素子127がオンのときに分流回路107に流れる電流は、整流電圧に依らず一定になり、抵抗126によって調整できる。図6の動作のうち、Vdc2=Vdc1となる時点までトライアック110のオンを維持する期間では、トライアック110の保持電流より大きい電流を流せばよい。図7の分流回路であれば、抵抗126の調整によって電流を必要最小限に抑えられるため、分流回路107の低損失化に有効である。
図7のように、抵抗126とスイッチ素子127の直列体と並列に抵抗132を接続して、分流回路107に流れる電流を調整してもよい。これは、本発明における全ての分流回路107の構成において言える。抵抗132の接続は任意である。
図8は、切替回路108の別例である。図8では、立ち下がり遅延回路118の後段に、コンパレータ134と電圧源135から構成される比較回路133を接続し、比較回路133が切替信号を出力する。立ち下がり遅延回路118の出力電圧が電圧源135の電圧より高いとき、切替信号はHレベルとなって分流回路107のスイッチ素子127をオンにする。すなわち、図6に示したスイッチ素子127のオン・オフ閾値が、電圧源135の電圧に置き換わったことになる。スイッチ素子127の駆動に必要な電力が大きい場合、比較回路133の後段に任意でドライバ回路を追加してもよい。
図8の構成を基本として、以下の変更も可能である。まず、比較回路117と133の出力論理を反転させる。具体的には、比較回路117は、前処理された整流電圧が電圧源122の電圧より高いときに、Hレベルを出力するようにする。比較回路133についても同様である。次に、立ち下がり遅延回路118を立ち上がり遅延回路に変更する。立ち上がり遅延回路は、比較回路117が出力する矩形波信号の立ち上がりに対してのみ、RCフィルタとして働く。具体的には、ダイオード124の向きを逆にして、アノードを比較回路117の出力端子に接続する。
図9は、分流回路107と切替回路108のもう1つの別例である。図9の分流回路では、抵抗136とスイッチ素子137の直列体を追加し、2組の抵抗とスイッチ素子の直列体を並列に接続する。また、切替回路108は、比較回路117の出力信号をスイッチ素子137の切替信号として出力する。すなわち、切替回路108は、オン・オフタイミングの異なる切替信号を2つ出力する。この構成によって、整流電圧が基準電圧より低い期間と、整流電圧が基準電圧より高くなってから所望の時間が経過するまでの期間とで、分流回路107に流れる電流の大きさを変えることができる。なお、図7のようにレギュレータ回路を追加し、2組の抵抗とスイッチ素子の直列体をレギュレータ回路の負荷として接続してもよい。この別例では、2組の直列体によって分流回路107の電流を調整し易くなり、また、2組の直列体に発熱を分散させる上でも有効である。
以上のように、本発明の第1実施形態では、調光器を安定に動作させてちらつきを抑えることが可能であり、かつ、突入電流を低減できる。突入電流の低減によって、突防抵抗、コンデンサ104、入力フィルタ部品の小型・低損失化が可能になる。また、本発明の第1実施形態は、ちらつき抑制と突入電流低減という2つの課題を、1つの構成で解決できるものであり、LED点灯装置の小型・低コスト化にも有効である。
図10は、切替回路108の別例であり、図11は、図10の切替回路108と図5の分流回路107を組み合わせた場合に得られる動作波形である。図10の切替回路108では、図8の立ち下がり遅延回路118が遅延回路149に変更されている。遅延回路149は、抵抗123とコンデンサ125から構成されるRCフィルタである。図11のように、比較回路117の出力の立ち上がりと立ち下がりの両方において、コンデンサ125の電圧はRCフィルタの時定数にしたがって増大または減少する。そのため、整流電圧が基準電圧より高くなってから分流回路107におけるスイッチ素子127がオフになるまでに遅延が発生するだけでなく、整流電圧が基準電圧より低くなってからスイッチ素子127がオンになるまでに遅延が発生する。ここで、図10の電圧源135の電圧値をLレベルに近い値とすることで、図11のように後者の遅延はほとんど無視できるほど小さくなる。これによって、スイッチ素子127のオン・オフタイミングは、図6に示したものとほぼ同様になる。
図12は、分流回路107と切替回路108のもう1つの別例である。図12の切替回路108では、図5に示した前処理回路116や比較回路117といった細分化は省略した。図12において、分流回路107は図7をベースとしており、MOSFET131などから構成されるレギュレータ回路の負荷として抵抗126とスイッチ素子127の直列体が接続される。ただし、図7との相違点として、レギュレータ回路のツェナーダイオード130と並列に抵抗150とコンデンサ151が接続される。このレギュレータ回路は切替回路108の一部でもあり、抵抗150とコンデンサ151、さらに抵抗129は図10におけるRCフィルタのように働く。
切替回路108では、レギュレータ回路の出力電圧と電圧源153の電圧がコンパレータ152によって比較される。レギュレータ回路の出力電圧が電圧源153の電圧より低いときに、コンパレータ152の出力である切替信号はHレベルとなり、分流回路107のスイッチ素子127はオンになる。
図13は、図12の分流回路107と切替回路108を用いた場合に得られる動作波形である。トライアック110がオンになって整流電圧が基準電圧より高くなってから、ツェナーダイオード130の電圧は、抵抗129と150、コンデンサ151によって決まる時定数にしたがって徐々に増大し、ツェナーダイオード130のブレーク電圧に達する。
このとき、レギュレータ回路の出力電圧は、ツェナーダイオード130の電圧にしたがって徐々に増大する。これによって、図13に示すように、整流電圧が基準電圧より高くなってから、レギュレータ回路の出力電圧が電圧源135の電圧より高くなって、スイッチ素子127がオフとなるまでに遅延を発生させることができる。スイッチ素子127のオン・オフタイミングは、図6に示したものとほぼ同様になる。
この別例では、分流回路107と切替回路108を少ない部品数で構成することができ、装置の小型・低コスト化に有効である。
図14は、本発明の第2実施形態におけるLED点灯装置の基本構成図である。図1に示した第1実施形態に対して、第2実施形態ではコンデンサ104に流れる電流を検出するための抵抗138を追加する。また、切替回路108は、整流電圧の他に、抵抗138によって検出される電流にしたがって切替信号を出力する。抵抗138は、コンデンサ104の電流を検出できる条件において、図14中の任意の位置に接続してよい。また、抵抗138の代わりに他種の電流センサによってコンデンサ104の電流を検出してもよい。
整流電流を検出することで、コンデンサ104の電流を間接的に検出してもよい。
図15は、本発明の第2実施形態における切替回路108の内部構成例である。図15には分流回路107など他の構成要素も示した。図16は、図15のように切替回路108を構成することで得られるLED点灯装置の動作波形である。図16では、上記のように整流電流を検出することで、コンデンサ104の電流を間接的に検出することを想定した。
図15の切替回路108では、図5に示した回路に対して、コンパレータ140と電圧源141から構成される比較回路139を追加する。ここで、コンパレータ140はオープンコレクタ出力とするが、他の構成次第でオープンコレクタ出力でないコンパレータを用いることもできる。比較回路139は、抵抗138によって検出した電流(以下、検出電流と記す)を、電圧源141の電圧値として表わされる基準電流と比較する。図15では、検出電流が基準電流より大きいときに、比較回路139がLレベルを出力する論理を用いた。これによって、検出電流が基準電流より大きいとき、切替信号は強制的にLレベルになり、分流回路107のスイッチ素子127はオフになる。切替回路108において、検出電流を直接比較回路139に入力するのではなく、図5の116などに示した前処理回路を介して入力してもよい。特に、前処理回路を積分回路またはローパスフィルタとする構成は、検出電流の高周波成分の除去に有効である。
図16をもとに第2実施形態の動作を説明する。図6に示した第1実施形態と同様に、整流電圧が基準電圧より高くなった後、すぐにスイッチ素子127をオフにするのではなく、所望の時間が経過するまではスイッチ素子127のオンを維持しようとする。整流電流とDCリンク電圧が一致する(Vdc1=Vdc2)時点になると、コンデンサ104を充電する電流が流れ、整流電流が急に増大する。これによって、検出電流が基準電流より大きくなるため、この時点でスイッチ素子127は強制的にオフになる。このように、第2実施形態では、第1実施形態における所定の遅延時間を「検出電流が基準電流より大きくなるまでの時間」として自動的に生成する。なお、検出電流が基準電流より小さい期間では、比較回路139の出力信号はオープンコレクタのHレベルとなるため、他の回路に影響することはなく、動作は第1実施形態と同じになる。
Vdc2=Vdc1となり、コンデンサ104を充電する電流が流れ始めれば、分流回路107に電流を流さずともトライアック110のオンを維持できる。第2実施形態では、分流回路107に電流を流す期間を最小限にすることができ、分流回路107の損失を低減できる。
なお、図15に示した構成は、図16に示すスイッチ素子127のオン・オフ制御を簡単な回路で実現するための一例である。図16に示すスイッチ素子127のオン・オフ制御を実現できれば、分流回路107と切替回路108の構成は図15と異なっていてもよい。図7〜9に示した分流回路107または切替回路108の別例を応用してもよい。
図17は、本発明の第2実施形態におけるLED点灯装置の基本構成図の別例である。図17では、図14においてコンデンサ104の電流を検出した代わりとして、DCリンク電圧を検出する。また、切替回路108は、整流電圧とDCリンク電圧にしたがって切替信号を出力する。図17における切替回路108の具体的な動作として、整流電圧とDCリンク電圧が一致する(Vdc1=Vdc2)時点を検出し、図15の切替回路と同様にスイッチ素子127をオフにすれば、図16に示した動作を実現できる。この別例における切替回路108の具体的構成については省略する。
図18は、図1に示したLED点灯装置のうち、整流回路102やDC−DC変換回路105の構成を具体的に示したものである。なお、図14や図17のLED点灯装置についても、同様の構成を適用できる。図18において、ダイオードブリッジ142による全波整流回路が、整流回路102に相当する。また、ダイオード143、MOSFET144、チョークコイル145、コンデンサ146、電流検出用の抵抗147、制御回路148から構成される降圧チョッパ回路が、DC−DC変換回路105に相当する。これらの他にも、ヒューズ、突防抵抗、入力フィルタ用のコイルやコンデンサなどを追加してもよい。LED負荷106の電圧によっては、降圧チョッパではなく昇降圧チョッパや昇圧チョッパを、また、絶縁が必要であればフライバックコンバータを用いてもよい。MOSFET144の代わりに、バイポーラトランジスタやIGBTなど他種の素子を用いてもよい。
図18において、制御回路148は、DC−DC変換回路105がLED負荷106に出力する電流を電流設定値にしたがって制御する。具体的には、MOSFET144に流れる電流が、電流設定値に達するまでMOSFET144をオンにする制御が考えられる。
MOSFET144に流れる電流を制御することによって、LED負荷106に流れる電流を間接的に制御できる。このような制御回路148は、市販されているLED用の制御ICを用いて簡単に構成できる。もちろん、制御ICを用いず、コンパレータなどのディスクリート部品を組み合わせて構成してもよいし、マイコンやデジタル・シグナル・プロセッサを利用してソフトウェアとして構成してもよい。
1 LED点灯装置
100 交流電源
101 調光器
102 整流回路
103 ダイオード(124も同様)
104 コンデンサ(113、125、146、151も同様)
105 DC−DC変換回路
106 LED負荷
107 分流回路
108 切替回路
109 電流設定回路
110 トライアック
111 抵抗(119、120、123、126、129、132、136、138、147、150も同様)
112 可変抵抗
114 ダイアック
115 白熱電球などの負荷
116 前処理回路
117 比較回路(133、139も同様)
118 立ち下がり遅延回路
121 コンパレータ(134、140、152も同様)
122 電圧源(135、141、153も同様)
127 MOSFET(131、137、144も同様)
128 レギュレータ回路
130 ツェナーダイオード
142 ダイオードブリッジ
145 チョークコイル
148 制御回路
149 遅延回路

Claims (10)

  1. 交流電圧を整流電圧に変換する整流回路と、第1ダイオードを介して前記整流回路の直流出力側に接続され、前記整流電圧をDCリンク電圧に変換する第1コンデンサと、前記DCリンク電圧を変換して発光ダイオード(以下、LEDと記す)負荷に給電するDC−DC変換回路と、前記整流電圧に基づいて前記DC−DC変換回路の電流設定値を出力する電流設定回路と、前記整流回路の直流出力端子間に接続され、抵抗とスイッチ素子の直列体を少なくとも1個備える分流回路と、前記直列体におけるスイッチ素子を制御する切替回路と、を備えたLED点灯装置であって、
    前記切替回路は、前記整流電圧が所望の基準電圧より低い期間と、前記整流電圧が前記所望の基準電圧より高くなる時点から所望の時間が経過する時点までの期間とにおいて、前記直列体のうち少なくとも1個の直列体におけるスイッチ素子をオンにすることを特徴とするLED点灯装置。
  2. 請求項1に記載のLED点灯装置において、
    前記切替回路は、前記整流電圧が前記所望の基準電圧より高くなる時点から前記第1コンデンサに流れる電流が所望の基準電流より大きくなる時点までを、請求項1における所望の時間として設定することを特徴とするLED点灯装置。
  3. 請求項1に記載のLED点灯装置において、
    前記切替回路は、前記整流電圧が前記所望の基準電圧より高くなる時点から前記整流電圧と前記DCリンク電圧が一致する時点までを、請求項1における所望の時間として設定することを特徴とするLED点灯装置。
  4. 請求項1乃至3の何れか1項に記載のLED点灯装置において、
    前記切替回路は、前記整流電圧が前記所望の基準電圧より高い期間においてローレベルとなる信号を出力する第1比較回路と、該第1比較回路の出力信号の立ち下がりに対して所望の時定数による遅延時間を与えた信号を出力する立ち下がり遅延回路とを備え、該立ち下がり遅延回路の出力信号によって前記スイッチ素子を制御することを特徴とするLED点灯装置。
  5. 請求項4に記載のLED点灯装置において、
    前記立ち下がり遅延回路は、前記第1比較回路の出力端子とグラウンド間に接続される第1抵抗と第2コンデンサとの直列体と、前記第1抵抗と並列に接続される第2ダイオードとを備え、前記抵抗の一端は前記第1比較回路の出力端子に接続され、前記第2コンデンサの一端はグラウンドに接続され、前記第2ダイオードのアノード端子は前記第1比較回路の出力端子に接続されることを特徴とするLED点灯装置。
  6. 請求項1乃至3の何れか1項に記載のLED点灯装置において、
    前記分流回路は、抵抗とスイッチ素子の直列体を2個以上備え、前記切替回路は、前記整流電圧が前記所望の基準電圧より低い期間と、前記整流電圧が前記所望の基準電圧より高くなる時点から所望の時間が経過する時点までの期間と、において、前記直列体のうち少なくとも1個の直列体におけるスイッチ素子をオンに制御するために第1切替信号を出力し、また、前記整流電圧が前記所望の基準電圧より低い期間において、前記直列体のうち少なくとも1個の直列体におけるスイッチ素子をオンに制御するために第2切替信号を出力することを特徴とするLED点灯装置。
  7. 請求項6に記載のLED点灯装置において、
    前記切替回路は、前記整流電圧が前記基準電圧より高い期間においてローレベルとなる信号を出力する第1比較回路と、該第1比較回路の出力信号の立ち下がりに対して所望の時定数による遅延時間を与えた信号を出力する立ち下がり遅延回路とを備え、該立ち下がり遅延回路の出力信号を前記第1切替信号とし、前記第1比較回路の出力信号を第2切替信号とすることを特徴とするLED点灯装置。
  8. 請求項1乃至7の何れか1項に記載のLED点灯装置において、
    前記分流回路が備える抵抗とスイッチ素子の直列体は、前記整流回路の直流出力端子間に接続されることを特徴とするLED点灯装置。
  9. 請求項1乃至7の何れか1項に記載のLED点灯装置において、
    前記分流回路は、前記整流電圧を前記所望の電圧値でクランプするレギュレータ回路を備え、前記分流回路が備える抵抗とスイッチ素子の直列体は、前記レギュレータ回路の負荷として接続されることを特徴とするLED点灯装置。
  10. 請求項1乃至3の何れか1項に記載のLED点灯装置において、
    前記分流回路は、前記整流回路の直流出力端子間に接続される第2抵抗とツェナーダイオードの直列体と、該ツェナーダイオードと並列に接続される第3抵抗と第3コンデンサと、前記第2抵抗と前記ツェナーダイオードの接続点にゲート端子が、整流回路の直流出力の正極側にドレイン端子がそれぞれ接続されるMOSFETと、該MOSFETのソース端子と整流回路の直流出力の負極側との間に接続される第4抵抗と、該第4抵抗と並列に接続される前記抵抗とスイッチ素子の直列体とを備え、
    前記切替回路は、前記分流回路が備える前記第2抵抗とツェナーダイオードと第3抵抗と第3コンデンサとMOSFETを、前記切替回路の構成要素として兼用し、前記MOSFETのソース端子電圧が基準値より高いときにローレベルとなる信号を出力する第2比較回路を備え、該第2切替回路の出力信号によって前記スイッチ素子を制御することを特徴とするLED点灯装置。
JP2012169068A 2012-07-31 2012-07-31 Led点灯装置 Expired - Fee Related JP5975774B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012169068A JP5975774B2 (ja) 2012-07-31 2012-07-31 Led点灯装置
TW102121542A TW201419940A (zh) 2012-07-31 2013-06-18 發光二極體點燈裝置
CN201310329742.4A CN103582250A (zh) 2012-07-31 2013-07-31 Led点灯装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012169068A JP5975774B2 (ja) 2012-07-31 2012-07-31 Led点灯装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014029763A true JP2014029763A (ja) 2014-02-13
JP5975774B2 JP5975774B2 (ja) 2016-08-23

Family

ID=50052864

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012169068A Expired - Fee Related JP5975774B2 (ja) 2012-07-31 2012-07-31 Led点灯装置

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP5975774B2 (ja)
CN (1) CN103582250A (ja)
TW (1) TW201419940A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016088401A (ja) * 2014-11-10 2016-05-23 株式会社今仙電機製作所 車両用方向指示器の駆動回路と装置及びその駆動方法
WO2016181513A1 (ja) * 2015-05-12 2016-11-17 俊蔵 大島 電源装置
JP2016201243A (ja) * 2015-04-09 2016-12-01 三菱電機株式会社 点灯装置及び照明器具
JP2020202630A (ja) * 2019-06-07 2020-12-17 ニチコン株式会社 照明用電源およびその保護回路

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10306732B2 (en) * 2015-06-08 2019-05-28 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Dimmer
CN105407573B (zh) * 2015-12-01 2017-12-12 上海新进芯微电子有限公司 一种led输出控制电路、方法和led照明***
CN113163556B (zh) * 2021-05-08 2023-04-25 深圳市必易微电子股份有限公司 一种负载驱动抑制电路及负载供电***

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007538378A (ja) * 2004-05-19 2007-12-27 ゲーケン・グループ・コーポレーション Led照明コンバータ用の動的緩衝
JP2011090990A (ja) * 2009-10-26 2011-05-06 Sharp Corp Led駆動回路、led照明灯具、led照明機器、及びled照明システム
JP2012134001A (ja) * 2010-12-21 2012-07-12 Sharp Corp Led駆動回路およびこれを用いたled照明灯具

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4776596B2 (ja) * 2007-08-01 2011-09-21 株式会社小糸製作所 車両用灯具の点灯制御装置
CN102187737B (zh) * 2008-10-22 2014-06-04 赤多尼科两合股份有限公司 用于驱动至少一个led的电路

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007538378A (ja) * 2004-05-19 2007-12-27 ゲーケン・グループ・コーポレーション Led照明コンバータ用の動的緩衝
JP2011090990A (ja) * 2009-10-26 2011-05-06 Sharp Corp Led駆動回路、led照明灯具、led照明機器、及びled照明システム
JP2012134001A (ja) * 2010-12-21 2012-07-12 Sharp Corp Led駆動回路およびこれを用いたled照明灯具

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016088401A (ja) * 2014-11-10 2016-05-23 株式会社今仙電機製作所 車両用方向指示器の駆動回路と装置及びその駆動方法
JP2016201243A (ja) * 2015-04-09 2016-12-01 三菱電機株式会社 点灯装置及び照明器具
WO2016181513A1 (ja) * 2015-05-12 2016-11-17 俊蔵 大島 電源装置
JP2020202630A (ja) * 2019-06-07 2020-12-17 ニチコン株式会社 照明用電源およびその保護回路
JP7256075B2 (ja) 2019-06-07 2023-04-11 ニチコン株式会社 照明用電源およびその保護回路

Also Published As

Publication number Publication date
CN103582250A (zh) 2014-02-12
JP5975774B2 (ja) 2016-08-23
TW201419940A (zh) 2014-05-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10433384B2 (en) LED driver with silicon controlled dimmer, apparatus and control method thereof
US11317483B2 (en) Apparatus, dimmable light emitting diode drive circuit and control method
RU2638958C2 (ru) Схемное устройство и сид лампа, содержащая это схемное устройство
JP5975774B2 (ja) Led点灯装置
US9408261B2 (en) Dimmer detector for bleeder circuit activation
US9124171B2 (en) Adaptive current limiter and dimmer system including the same
US8907577B2 (en) Feed forward imbalance corrector circuit
US9402293B2 (en) Multi-bleeder mode control for improved LED driver performance
JP5822670B2 (ja) Led点灯装置
EP2782423A1 (en) Power supply circuit and illumination apparatus
US20140300289A1 (en) Method and circuit for driving an led load with phase-cut dimmers
JP5342626B2 (ja) Led駆動回路及びこれを用いたled照明灯具
EP3128815B1 (en) Light-dimming device
JP5760184B2 (ja) 照明装置
WO2013108331A1 (ja) 2線式調光スイッチ
US9332614B2 (en) LED driver circuit with open load detection
EP2782422A1 (en) Power supply circuit and illumination apparatus
EP3319401B1 (en) Dimming device
JP6145980B2 (ja) 照明装置
AU2004211837B2 (en) Switch mode power converter
JP6653452B2 (ja) 調光装置の保護回路、及び調光装置
JP5967513B2 (ja) 調光器
JP2008181790A (ja) 位相制御装置
JP2012221991A (ja) 電源回路、照明用スイッチング電源装置および照明装置
JP2010154656A (ja) 直流電源回路、及びled照明装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150119

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150119

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151111

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151117

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160108

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160621

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160719

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5975774

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees