JP2010154656A - 直流電源回路、及びled照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】効率が高く、かつ受電電圧の変動に対し出力電圧が調整可能な直流電源回路、及びこの直流電源を用いた高効率でLED発光品質が高いLED照明装置を提供する。
【解決手段】交流電源5に接続される整流器6と、整流器6の出力に接続された平滑コンデンサC1備え、出力端子に接続される負荷4に電力を供給するコンデンサインプット方式の直流電源回路において、平滑コンデンサC1の電荷を前記負荷に放電する方向に平滑コンデンサC1と出力端子間に接続された第1半導体スイッチSCR1と、前記交流電源5が第1所定値を超えて大きくなるにしたがって第1半導体スイッチSCR1の点弧位相が遅れるように第1半導体スイッチSCR1のゲートにゲート信号を供給する第1半導体スイッチSCR1の点弧回路を備えた直流電源回路。
【選択図】図1

Description

本発明は、直流電源回路、及びLED照明装置に係り、特に効率が高く、かつ受電電圧の変動に対し出力電圧が調整可能な直流電源回路、及びこれを用いたLED照明装置に関する。
従来、照明装置として、蛍光灯や白熱電灯が一般に使用されてきたが、近年、LEDを多数直列にしたLEDユニットをスイッチング電源で駆動するようにしたLED照明装置も使用されるようになって来た。例えば、特開平11−135274号公報(特許文献1)などにその例をみることができる。
特開平11−135274号公報
従来の上記LED照明装置は、出力電圧調整をスイッチング電源の電圧調整機能で行って、LEDユニットに供給される負荷電力を一定にするようになされている。しかし、LEDユニットを駆動しているスイッチング電源が数10kHzの高周波で動作する回路を含むため、この回路の損失により効率が約90%程度止まりになっているのが現状である。
これに対し、高周波で動作する回路を含まない整流回路と直流平滑コンデンサとで構成されたコンデンサインプット形の直流電源回路であれば、効率を97%〜98%程度に向上させることができる。しかしながらコンデンサインプット形の直流電源回路は出力電圧が調整できず、受電電圧が変動した場合出力電圧が変動し、LEDの明るさが不安定になるという問題があった。
本発明の目的は、上記問題点に鑑み、効率が高く、かつ受電電圧の変動に対し出力電圧が調整可能な直流電源回路、及びこの直流電源を用いた高効率でLED発光品質が高いLED照明装置を提供することにある。
本発明の直流電源回路は、交流電源に接続される整流器と、前記整流器の出力に接続された平滑コンデンサを備え、出力端子に接続される負荷に電力を供給するコンデンサインプット方式の直流電源回路において、前記平滑コンデンサの電荷を前記負荷に放電する方向に前記平滑コンデンサと前記出力端子間に接続された第1半導体スイッチと、前記交流電源が第1所定値を超えて大きくなるにしたがって前記第1半導体スイッチの点弧位相が遅れるように前記第1半導体スイッチのゲートにゲート信号を供給する前記第1半導体スイッチの点弧回路を備えたことを特徴とする。
また、本発明の直流電源回路は、前記点弧回路が、前記交流電源の電源ピーク電圧が前記第1所定値を超えて大きくなるにしたがって低下する基準電圧を生成する基準電圧生成回路と、前記基準電圧と前記出力端子の電圧を比較し前記基準電圧が前記出力端子の電圧に対し第2所定値を超えたとき前記第1半導体スイッチのゲートにゲート信号を供給する電圧比較回路を備えたことを特徴とする。
また、本発明の直流電源回路は、前記基準電圧生成回路が、前記交流電源の電源ピーク電圧が同じ値に対し前記基準電圧を可変する基準電圧可変手段を備えたことを特徴とする。
また、本発明の直流電源回路は、前記基準電圧が前記第2所定値より大きくなるようにクランプするクランプ回路を設けたことを特徴とする。
また、本発明の直流電源回路は、前記基準電圧は前記平滑コンデンサの電圧を入力して生成されることを特徴とする。
また、本発明の直流電源回路は、前記基準電圧生成回路が、前記平滑コンデンサと、前記平滑コンデンサの正極端子にカソード端子が接続され、アノード端子に第1抵抗の一方の端子が接続された第1ツェナーダイオードと、前記第1のツェナーダイオードのアノード端子に一方の端子が接続され、他方の端子が可変抵抗の一方の端子に接続された前記第1抵抗と、前記第1抵抗の他方の端子に一方の端子が接続され、他方の端子が前記平滑コンデンサの負極端子に接続された可変抵抗と、前記平滑コンデンサの正極端子と前記第1ツェナーダイオードの一方の端子が接続された接続点に一方の端子が接続され、他方の端子が前記第2半導体スイッチのドレイン端子に接続された第2抵抗と、前記第2抵抗の一方の端子にドレイン端子が接続され、ソース端子が前記平滑コンデンサの負極端子に接続され、ゲート端子が前記第1抵抗の他方の端子と前記可変抵抗の一方の端子が接続された接続点に接続された前記第2半導体スイッチと、を備え、前記第2抵抗の他方の端子と前記第2半導体スイッチのドレイン端子の接続点の電圧を前記基準電圧として出力することを特徴とする。
また、本発明の直流電源回路は、前記基準電圧が、前記平滑コンデンサとは異なる第2コンデンサであって、前記整流器の出力端子の負極出力端子と前記交流電源の出力端子に全波整流可能にダイオードを介して接続された前記第2コンデンサの電圧を入力して生成されることを特徴とする。
また、本発明の直流電源回路は、前記基準電圧生成回路が、前記第2コンデンサと、前記第2コンデンサの一方の端子にカソード端子が接続され、アノード端子に第1抵抗の一方の端子が接続された第1のツェナーダイオードと、前記第1ツェナーダイオードのアノード端子に一方の端子が接続され、他方の端子が可変抵抗の一方の端子に接続された前記第1抵抗と、前記第1抵抗の他方の端子に一方の端子が接続され、他方の端子が前記第2コンデンサの他方の端子に接続された可変抵抗と、前記平滑コンデンサの一方の正極端子に一方の端子が接続され、他方の端子が第2半導体スイッチのドレイン端子に接続された第2抵抗と、前記第2抵抗の他方の端子にドレイン端子が接続され、ソース端子が前記平滑コンデンサの負極端子に接続され、ゲート端子が前記第1抵抗の他方の端子と前記可変抵抗の一方の端子が接続された接続点に接続された前記第2半導体スイッチと、を備え、前記第2抵抗の他方の端子と前記第2半導体スイッチのドレイン端子の接続点の電圧を前記基準電圧として出力することを特徴とする。
また、本発明の直流電源回路は、前記第1半導体スイッチがサイリスタ、GTO、トライアックのいずれかであることを特徴とする。
また、本発明の直流電源回路は、前記第2半導体スイッチはMOSトランジスタ、又はバイポーラトランジスタであることを特徴とする。
また、本発明のLED照明装置は、上記直流電源回路の出力端子にLED照明ユニットが接続されたことを特徴とする。
本発明によれば、効率が高く、かつ受電電圧の変動に対し出力電圧が調整可能な直流電源回路、及びこの直流電源を用いた高効率でLED発光品質が高いLED照明装置を提供できる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照して具体的に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態であるLED照明装置1の回路構成を示したものである。図1に示した本実施の形態のLED照明装置1は整流回路2、直流平滑回路3、LED照明ユニット4などから構成され、整流回路2は商用電源などの交流電源5に接続される。
整流回路2はダイオードをブリッジ構成した全波整流器6で構成され、図示はしていないが、保護用に電源ヒューズ、ノイズ抑制用コンデンサ、減流インピーダンスなどが接続されてもよい。
また、直流平滑回路3はダイオードD1、D2、平滑コンデンサC1、抵抗R1、R2、可変抵抗VR1、サイリスタSCR1、ツェナーダイオードZD1、ZD2、半導体スイッチMOS1などから構成されている。
半導体スイッチMOS1にはNチャンネルMOSトランジスタ(N-Channel Metal Oxide Semiconductor Field Effect
Transistor)を使用することができるが、これに限るものではなく例えばバイポーラトランジスタを使用することもできる。また、平滑コンデンサC1はアルミ電解コンデンサを使用することができるがこれに限るものではない。また、ツェナーダイオードZD1はツェナー電圧が7Vのツェナーダイオード、ツェナーダイオードZD2はツェナー電圧が130Vのツェナーダイオードである。ツェナーダイオードZD1、ZD2のツェナー電圧も7V、130Vに限定する主旨ではなく、一例を示したもので、本発明の主旨の範囲で適宜変更することができる。また、サイリスタSCR1は平滑コンデンサC1の放電用スイッチ素子として用いられるもので、これもサイリスタに限定されず、GTO(Gate
Turn-Off thyristor)、トライアックなどを代わりに使用することができる。
LED照明ユニット4は、複数のLED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)と電流制限用の抵抗R0が直列接続された直列体が、複数個並列接続されて構成されているが、この直列体は単体で使用することもできる。
直流平滑回路3における抵抗R1、R2、可変抵抗VR1、ダイオードD2、ツェナーダイオードZD1、ZD2、半導体スイッチMOS1はサイリスタSCR1の点弧回路を構成し、この点弧回路における、抵抗R1、R2、可変抵抗VR1、ツェナーダイオードZD2、半導体スイッチMOS1は後述のように平滑コンデンサC1の電圧を受けて基準電圧Vs1を生成する基準電圧生成回路7を構成している。
次に、本実施の形態であるLED照明装置1の各構成要素の接続関係を説明する。
全波整流器6はその入力端子が交流電源5に接続され、正極出力端子と負極出力端子を直流平滑回路3とLED照明ユニット4に接続されている。
全波整流器6の正極出力端子にはダイオードD1のアノード端子とサイリスタSCR1のカソード端子が接続され、ダイオードD1のカソード端子とサイリスタSCR1のアノード端子は共通に平滑コンデンサC1の正極端子に接続されている。そして平滑コンデンサC1の負極端子は整流ブリッジ6の負極出力端子に接続されている。この構成から分かるように、ダイオードD1は平滑コンデンサC1の充電用として用いられ、サイリスタSCR1は平滑コンデンサC1の放電用として用いられるものである。
基準電圧生成回路7の構成を更に説明する。平滑コンデンサC1の正極端子にはツェナーダイオードZD2のカソード端子が接続され、ツェナーダイオードZD2のアノード端子には抵抗R2の一方の端子が接続されている。抵抗R2の他方の端子には可変抵抗VR1の一方の端子が接続され、可変抵抗VR1の他方の端子は平滑コンデンサC1の負極端子に接続されている。また、平滑コンデンサC1の正極端子には抵抗R1の一方の端子が接続され、抵抗R1の他方の端子は半導体スイッチMOS1のドレイン端子が接続されている。また、半導体スイッチMOS1のソース端子は平滑コンデンサC1の負極端子に接続されている。そして半導体スイッチMOS1のゲート端子は、抵抗R2の他方の端子と可変抵抗VR1の一方の端子との接続点に接続されている。ここで、抵抗R1の他方の端子と半導体スイッチMOS1のドレイン端子が接続された接続点の電圧は基準電圧Vs1となる。
抵抗R1の他方の端子と半導体スイッチMOS1のドレイン端子が接続された接続点(基準電圧Vs1発生点)にはツェナーダイオードZD1のカソード端子が接続され、ツェナーダイオードZD1のアノード端子はダイオードD2のアノードに接続されている。そして、ダイオードD2のカソード端子はサイリスタSCR1のゲート端子に接続されている。
ここで、交流電源5の定格電圧が100V、定格周波数が50HzであるLED照明装置1における、上記構成の各部品の具体的値を挙げると(例示であって、適宜変更可能で、本発明を限定するものではない)、抵抗R1の抵抗値=120kΩ、抵抗R2の抵抗値=120kΩ、可変抵抗VR1の抵抗値=50kΩ、平滑コンデンサC1の容量値=10μF、ツェナーダイオードZD1=ツェナー電圧130V、ツェナーダイオードZD2=ツェナー電圧7Vとすることができる。ただし、交流電源5の受電電圧は後述するように変動すると考える。以下の説明ではこれらの値を例として説明する。
本実施の形態は、サイリスタSCR1のゲート端子電圧(出力電圧V0にほぼ等しい)に対し、基準電圧生成回路7で生成された基準電圧Vs1が、ツェナーダイオードZD1のツェナー電圧7Vより高くなったとき、サイリスタSCR1がオンして平滑コンデンサC1が放電し、平滑コンデンサC1から負荷に電力を供給するようになっている。
次に、基準電圧生成回路7で生成される基準電圧Vs1について、図2を参照して説明する。図2は、交流電源5からの電源ピーク電圧(=全波整流器6の整流電圧ピーク値)に対し、平滑コンデンサC1の充電電圧であるC1電圧Vc1と、基準電圧生成回路7で生成される基準電圧Vs1の特性を示している。図2のC1電圧Vc1特性は、平滑コンデンサC1が電源ピーク電圧(全波整流器6の整流電圧ピーク値)で充電されるとしている。したがって、C1電圧Vc1は電源ピーク電圧に対して直線的な特性となる。C1電圧Vc1が上昇しツェナーダイオードZD2のツェナー電圧130Vの点に達するとツェナーダイオードZD2がオンし、ツェナーダイオードZD2、抵抗R2、可変抵抗VR1を通して電流が流れるようになる。半導体スイッチMOS1のゲート端子が抵抗R2の他方の端子と可変抵抗VR1の一方の端子との接続点に接続されているので、ツェナーダイオードZD2がオンした130Vの点から半導体スイッチMOS1は130Vを超えた電圧に比例してドレイン電圧(即ち基準電圧Vs1)が低下していく。図2の一点鎖線はこのときの基準電圧Vs1の特性を示したものである。図2に示したように、電源ピーク電圧が160V弱(約157V)で基準電圧Vs1はほぼ0Vになる。
図3〜図5は交流電源5の電源電圧が変動したときのC1電圧Vc1、基準電圧Vs1、出力電圧V0の波形を示したもので、図3は電源ピーク電圧が130V以下の場合、図4は電源ピーク電圧が150Vの場合、図5は電源ピーク電圧が160Vの場合を示している。
図3を参照して、電源ピーク電圧が130V以下の場合についてLED照明装置1の動作を説明する。電源ピーク電圧が130V以下の場合、ツェナー電圧が130VのツェナーダイオードZD2はオフ状態なので、ツェナーダイオードZD2、抵抗R2、可変抵抗VR1が直列接続された直列体には電流が流れず、したがって半導体スイッチMOS1のゲート電圧は0Vの状態である。したがってこのとき半導体スイッチMOS1はオフとなっており、ドレイン端子電圧(即ち基準電圧Vs1)は平滑コンデンサC1の電圧に等しくなっている。
時間t1時点において、平滑コンデンサC1は全波整流器6からの整流電圧により電源ピーク電圧(130V以下)でピーク充電され、サイリスタSCR1が時間t2でオンされるまではこの電圧が維持される。電源電圧の瞬時値がC1電圧Vc1より7V低下した時間t2においてツェナーダイオードZD1に印加されている電圧が7Vとなり、この時点からツェナーダイオードZD1がオンするようになる。ツェナーダイオードZD1がオンし、サイリスタSCR1のゲート端子に入力されている電圧がサイリスタSCR1のオン閾値を超えるとサイリスタSCR1はオンする。したがって平滑コンデンサC1はサイリスタSCR1を通して負荷であるLED照明ユニット4に電力を供給するようになる。このとき出力電圧V0はほぼC1電圧Vc1(サイリスタSCR1のオン電圧だけ小さい電圧)までステップ的に増加する。以後平滑コンデンサC1は負荷に電流を供給するので徐々に電圧が低下し、この状態は全波整流器6の整流電圧瞬時値がC1電圧Vc1まで増加する時間t3まで続く。時間t3を経過すると全波整流器6の整流電圧瞬時値がC1電圧Vc1を上回るようになるのでサイリスタSCR1に逆電圧が印加されオフ状態となる。以後平滑コンデンサC1は全波整流器6の整流電圧により電源ピーク電圧までピーク充電される。以後この繰り返しとなる。
図4を参照して、電源ピーク電圧が150Vの場合について、LED照明装置1の動作を説明する。電源ピーク電圧が150Vの場合、ツェナー電圧が130VのツェナーダイオードZD2はオン状態となるので、ツェナーダイオードZD2、抵抗R2、可変抵抗VR1が直列接続された直列体に電流が流れ、したがって半導体スイッチMOS1のゲート電圧には抵抗R2と可変抵抗VR1の抵抗比で分圧された電圧が印加される。すると半導体スイッチMOS1はオンし、半導体スイッチMOS1のドレイン電圧(即ち基準電圧Vs1)は、この分圧された電圧にほぼ比例して低下する。平滑コンデンサC1が電源ピーク電圧150Vでピーク充電されているときは、ほぼ40Vとなっている。
時間t4時点において、平滑コンデンサC1は全波整流器6からの電源電圧により電源ピーク電圧(150V)でピーク充電され、サイリスタSCR1が時間t5でオンされるまではこの電圧が維持される。全波整流器6の整流電圧瞬時値が基準電圧Vs1(この電圧は電源ピーク電圧により図2のように変化するが図4の例では40Vとなった場合を示している)より7V低下した時間t5においてツェナーダイオードZD1に印加されている電圧が7Vとなり、この時点からツェナーダイオードZD1がオンするようになる。ツェナーダイオードZD1がオンし、サイリスタSCR1のゲート端子に入力されている電圧がサイリスタSCR1のオン閾値を超えるとサイリスタSCR1はオンする。したがって平滑コンデンサC1はサイリスタSCR1を通して負荷であるLED照明ユニット4に電力を供給するようになり、このとき出力電圧V0はほぼC1電圧Vc1(サイリスタSCR1のオン電圧だけ小さい電圧)まで階段状に増加する。以後平滑コンデンサC1は負荷に電流を供給するので徐々に電圧が低下し、この状態は電源電圧の瞬時値がC1電圧Vc1に達する時間t6まで続く。時間t5〜t6の間に平滑コンデンサC1が徐々に低下するに伴って、半導体スイッチMOS1のゲート電圧も徐々に低下しドレイン電圧が徐々に増加していく。時間t6を経過すると全波整流器6の整流電圧瞬時値がC1電圧Vc1を上回るようになるのでサイリスタSCR1に逆電圧が印加されオフ状態となる。以後平滑コンデンサC1は全波整流器6からの整流電圧により電源ピーク電圧までピーク充電される。このとき半導体スイッチMOS1のゲート電圧は増加するので、基準電圧Vs1も低下し時間t7(t4)時点でほぼ40Vになる。以後この繰り返しとなる。
図5を参照して、電源ピーク電圧が160Vの場合について、LED照明装置1の動作を説明する。電源ピーク電圧が160Vの場合、ツェナー電圧が130VのツェナーダイオードZD2はオン状態となっており、ツェナーダイオードZD2、抵抗R2、可変抵抗VR1が直列接続された直列体に電流が流れ、したがって半導体スイッチMOS1のゲート電圧には抵抗R2と可変抵抗VR1の抵抗比で分圧された電圧が印加される。このときの半導体スイッチMOS1はドレイン電圧(即ち基準電圧Vs1)はほぼ0Vにまで低下する。これは図2にも約160V以上で基準電圧Vs1が0Vとなる特性で示されている。
電源ピーク電圧が160Vの場合、上記のように基準電圧Vs1が0Vとなるので、全波整流器6の整流電圧瞬時値が0Vになっても基準電圧Vs1との差を7Vまでにすることができない。したがって、サイリスタSCR1は全期間に渡ってオフのままである。この状態は図5に示されるように、出力電圧V0は全波整流器6の整流電圧そのものとなり、平滑コンデンサC1は全波整流器6のピーク電圧で充電された状態を維持し、また、基準電圧Vs1はほぼ0Vを維持した状態となる。
以上の説明から分かるように、本実施の形態によれば、電源電圧が大きくなるにしたがって電源電圧の位相90度〜180度の範囲において、サイリスタSCR1がオンするタイミング(即ち、平滑コンデンサC1の放電タイミング)を遅延させることができるので出力電圧の上昇を抑制することができ、負荷に供給する電力を安定化させる作用効果がある。
図6は、本実施の形態の直流平滑回路3の出力電圧V0を可変抵抗VR1で調節し、負荷に供給する電力を調節する電力調節機能を説明する図である。図6は、横軸に電源電圧のAC入力電圧(実効値V)、縦軸に直流平滑回路3からLED照明ユニット4に供給される出力電力をとった特性を示したものである。図6は可変抵抗VR1を調節することにより出力電力が調整できることを示している。可変抵抗VR1の値3点について例示してあるが、VR1の値が連続的に変化するときは抵抗値が大きくなるに従い特性も矢印方向に連続して変化する。
特性1は電源ピーク電圧がツェナーダイオードZD2のツェナー電圧130Vより低い領域の出力電力特性で、ツェナーダイオードZD2がオフ状態のときの特性である。このとき出力電圧V0は図3に示した波形となっている。
点a1、点a2、点a3はツェナーダイオードZD2が導通し、半導体スイッチMOS1がオンし始める点を示している。点a1〜b1、点a2〜b2、点a3〜b3は基準電圧Vs1が130Vから0Vに向かって下降しているときの特性で、出力電圧V0は図4のような波形となる。点a1、点a2、点a3は半導体スイッチMOS1がオンし始める点であるが、可変抵抗VR1の値が大きくなるに従いAC入力電圧の低圧側にシフトしている。これは可変抵抗VR1の値が大きくなると抵抗R2と可変抵抗VR1で分圧された半導体スイッチMOS1のゲート電圧が大きくなり、早く半導体スイッチMOS1がオンし始めるためである。
点b1、点b2、点b3は図4における基準電圧Vs1が7Vまで達してこれ以上低下するとサイリスタSCR1をオンできなくなる点を示している。これ以上電源ピーク電圧が上昇し基準電圧Vs1が7V以下になるとサイリスタSCR1がオンしなくなり、時間t5〜t6でサイリスタSCR1がオンして出力電圧に貢献していた平滑コンデンサC1の電圧分が無くなり、ステップ的に全波整流器6の出力電圧のみのときの特性2へ移る。このとき出力電圧V0は図5に示した波形となっている。
また、可変抵抗VR1の値が大きくなるほど同じ平滑コンデンサC1の同じ電圧値に対し半導体スイッチMOS1のゲート電圧が大きくなるので、平滑コンデンサC1の電圧値上昇に対し基準電圧Vs1の下降の程度が大きくなる。すなわち、可変抵抗VR1の値が大きくなるほど、図4で示す時刻t4〜t5間の時間が長くなり、サイリスタSCR1のオンするタイミングが遅延し、平滑コンデンサC1の放電が少なくなる。図6の矢印は可変抵抗VR1の抵抗値を拡大していった特性変化を示している。
このように、本実施の形態によれば、可変抵抗VR1で出力電力を調節でき、電源電圧が所定以上の過電圧状態になったとき出力電圧を抑制し、更に電圧が上昇すると出力電圧をステップ的に低下させることができる。
(第2の実施の形態)
図7は、本発明の第2の実施例であるLED照明装置11の直流平滑回路部分の構成を示したもので、本実施の形態は、第1の実施の形態であるLED照明装置1の直流平滑回路3において、半導体スイッチMOS1のドレイン端子にツェナーダイオードZD3を追加接続したものである。このツェナーダイオードZD3はアノード端子が半導体スイッチMOS1のドレイン端子に接続され、カソード端子が抵抗R1とツェナーダイオードZD1のカソード端子の接続点に接続されている。このツェナーダイオードZD3のツェナー電圧は、ツェナーダイオードZD1のツェナー電圧7Vよりやや大きい12Vに設定されている(ツェナー電圧12Vは例示であって、ツェナーダイオードZD1のツェナー電圧よりやや大きい値に設定されればよい)。ツェナーダイオードZD3は、交流電源5の電源ピーク電圧が大きくなって行き基準電圧Vs2が0Vに向かって低下して行っても、ツェナーダイオードZD1のツェナー電圧より大きな電圧でクランプするクランプ回路となる。本実施の形態における直流平滑回路を直流平滑回路13とする。その他の構成は第1の実施の形態と同じである。
直流平滑回路13における抵抗R1、R2、可変抵抗VR1、ダイオードD2、ツェナーダイオードZD1、ZD2、ZD3、半導体スイッチMOS1はサイリスタSCR1の点弧回路を構成し、この点弧回路における抵抗R1、R2、可変抵抗VR1、ツェナーダイオードZD2、ZD3、半導体スイッチMOS1は基準電圧Vs2を生成する基準電圧生成回路17を構成している。
次に、基準電圧生成回路17で生成される基準電圧Vs2について、図8を参照して説明する。図8は、交流電源5からの電源ピーク電圧(全波整流器6の整流電圧ピーク値)に対し、平滑コンデンサC1の充電電圧であるC1電圧Vc1と、基準電圧生成回路17で生成される基準電圧Vs2の特性を示している。図8のC1電圧Vc1特性は、平滑コンデンサC1が電源ピーク電圧で充電されるとしている。したがって、C1電圧Vc1は電源ピーク電圧に対して直線的な特性となる。C1電圧Vc1が上昇しツェナーダイオードZD2のツェナー電圧130Vの点に達するとツェナーダイオードZD2がオンし、ツェナーダイオードZD2、抵抗R2、可変抵抗VR1を通して電流が流れるようになる。半導体スイッチMOS1のゲート端子が抵抗R2の他方の端子と可変抵抗VR1の一方の端子との接続点に接続されているので、ツェナーダイオードZD2がオンした130Vの点から半導体スイッチMOS1は130Vを超えた電圧に比例してドレイン電圧(即ち基準電圧Vs2)が低下していく。図8の一点鎖線はこのときの基準電圧Vs2の特性を示したものである。第1の実施の形態における基準電圧Vs1は電源ピーク電圧が160V弱(約157V)で基準電圧Vs1はほぼ0Vになったが、本実施の形態における基準電圧Vs2はツェナーダイオードZD3のツェナー電圧12Vが存在するため、約155Vで12Vになり、これ以上電源ピーク電圧が上昇してもそれ以後は12V以下には低下しない。
電源ピーク電圧が130V以下の場合、基準電圧Vs2の波形は第1の実施の形態における図3における基準電圧Vs1の波形と同じであり、したがって動作は第1の実施の形態と同じである。本実施の形態においても、電源ピーク電圧が130V以下の場合、半導体スイッチMOS1はオフ状態でありツェナーダイオードZD3は何ら動作に影響を与えない。したがって、第1の実施の形態の図3の動作と同じなので説明を省略する。
また、電源ピーク電圧が150Vの場合、基準電圧Vs2の波形は第1の実施の形態における図4における基準電圧Vs1の波形と同じであり、したがって動作は第1の実施の形態とほぼ同じである。更に詳しく言えば、電源ピーク電圧が150Vの場合、半導体スイッチMOS1がオン状態にあるとき、基準電圧Vs1は半導体スイッチMOS1のドレイン電圧に対しツェナーダイオードZD3のツェナー電圧12V分だけ高い状態になるので、後述の図10に示した点e1、e2、e3は第1の実施の形態で示した図6の点a1、a2、a3をAC入力電圧の高圧側にシフトしたものとなる。しかしながら、基本的な動作は第1の実施の形態における動作と同じになるので、ここでの説明は省略する。
電源ピーク電圧が160Vの場合、基準電圧Vs2が12V以下に下がらないので第1の実施の形態における図5とは異なり、図9に示したように動作する。図9を参照して、電源ピーク電圧が160Vの場合について、LED照明装置11の動作を説明する。電源ピーク電圧が160Vの場合、ツェナー電圧が130VのツェナーダイオードZD2はオン状態となるので、ツェナーダイオードZD2、抵抗R2、可変抵抗VR1が直列接続された直列体に電流が流れ、したがって半導体スイッチMOS1のゲート電圧には抵抗R2と可変抵抗VR1の抵抗比で分圧された電圧が印加される。半導体スイッチMOS1はオンし、抵抗R1を介して印加されている半導体スイッチMOS1のドレイン電圧(即ち基準電圧Vs2)は、この分圧された電圧にほぼ比例して低下する。
図9に示すように、時間t8時点において、平滑コンデンサC1は全波整流器6からの電源電圧により電源ピーク電圧(160V)でピーク充電され、サイリスタSCR1が時間t9でオンされるまではこの電圧が維持される。電源ピーク電圧が160Vの場合、ツェナー電圧が130VのツェナーダイオードZD2はオン状態となっており、ツェナーダイオードZD2、抵抗R2、可変抵抗VR1が直列接続された直列体に電流が流れ、したがって半導体スイッチMOS1のゲート電圧には抵抗R2と可変抵抗VR1の抵抗比で分圧された電圧が印加される。このときの半導体スイッチMOS1のドレイン電圧はほぼ0Vにまで低下する。半導体スイッチMOS1のドレイン端子にはツェナーダイオードZD3が接続されているので、このとき抵抗R1とツェナーダイオードZD3のカソード端子の接続点の電圧(即ち基準電圧Vs2)は約12Vとなる。
電源電圧の瞬時値が基準電圧Vs2(12V)より7V低下した時間t9においてツェナーダイオードZD1に印加されている電圧が7Vとなり、この時点からツェナーダイオードZD1がオンするようになる。ツェナーダイオードZD1がオンし、サイリスタSCR1のゲート端子に入力されている電圧がサイリスタSCR1のオン閾値を超えるとサイリスタSCR1はオンする。したがって平滑コンデンサC1はサイリスタSCR1を通して負荷であるLED照明ユニット4に電力を供給するようになり、このとき出力電圧V0はほぼC1電圧Vc1(サイリスタSCR1のオン電圧だけ小さい電圧)まで階段状に増加する。以後平滑コンデンサC1は負荷に電流を供給するので徐々に電圧が低下し、この状態は電源電圧の瞬時値がC1電圧Vc1まで増加する時間t10まで続く。時間t9〜t10に平滑コンデンサC1が徐々に低下するに伴って、半導体スイッチMOS1のゲート電圧も徐々に低下しドレイン電圧が徐々に増加していく。時間t10を経過すると電源電圧の瞬時値がC1電圧Vc1を上回るようになるのでサイリスタSCR1に逆電圧が印加されオフ状態となる。以後平滑コンデンサC1は全波整流器6からの電源電圧により電源ピーク電圧までピーク充電される。このとき半導体スイッチMOS1のゲート電圧は増加するので、基準電圧Vs1も低下し時間t11(t8)時点でほぼ12Vになる。以後この繰り返しとなる。
このように、本実施の形態では、電源電圧の瞬時値が5V(=12V−7V)以下に低下する時間t9時点でツェナーダイオードZD1には7V以上の電圧が印加されるようになりツェナーダイオードZD1は必ずオンする。これによりサイリスタSCR1は必ずオンする。したがって、第1の実施例の図5で示したように、電源電圧の位相180度以降でサイリスタSCR1がオンしないというようなことがなくなり、図6で示したようなb1→d1、b2→d2、b3→d3で示したようなステップ状に出力電圧が変化することもなくなる。
以上の説明から分かるように、本実施の形態によれば、平滑コンデンサC1の放電タイミングを電源電圧が大きくなるにしたがって遅延することができるので出力電圧の上昇を抑制することができ、負荷に供給する電力を安定化させる作用がある。
図10は本実施の形態の電圧を可変抵抗VR1で調節し、負荷に供給する電力を調節する電力調節機能の説明図である。図10において横軸は電源電圧のAC入力電圧(実効値V)、縦軸はLED照明装置4が接続されたときの直流平滑回路13の出力電力特性を示したものである。図10は可変抵抗VR1を調節することにより出力電力が調整できることを示している。第1の実施の形態の図6と同様、可変抵抗VR1の値3点について例示してあるがVR1の値が連続的に変化するときは、抵抗値を大きくするに従い、特性も矢印方向に連続して変化する。特性1は電源ピーク電圧がツェナーダイオードZD2のツェナー電圧より低い領域で、ツェナーダイオードZD2がオフ状態のときの特性である。出力電圧V0は第1の実施の形態と同様に図3に示した波形となっている。
点e1、点e2、点e3はツェナーダイオードZD2が導通し始める点を示している。点e1〜g1、点e2〜g2、点e3〜g3は基準電圧Vs2(出力電圧V0はツェナーダイオードZD3のツェナー電圧12V分の差はあるが)が130Vから0Vに向かって下降しているときの特性で、第1の実施の形態と同様に図4のような波形となる。点g1、点g2、点g3は図4において基準電圧Vs1を基準電圧Vs2としたときの基準電圧Vs2が12Vとなり、更に電源電圧の瞬時値が5Vに達した点を示している。これ以下電源電圧の瞬時値が下降するとサイリスタSCR1がオンする。特性3は図9のように時間t8〜t10でサイリスタSCR1がオンを維持したときの出力電圧特性である。出力電圧V0は図9に示した波形となっている。なお、上述したように、点e1、点e2、点e3は、ツェナーダイオードZD3の影響により第1の実施の形態で示した図6の点a1、a2、a3をAC入力電圧の高圧側にシフトしたものとなる。
このように、本実施の形態によれば、可変抵抗VR1で出力電力を調節でき、電源電圧が所定以上の過電圧状態になったとき出力電圧を抑制し、第1の実施の形態の図6におけるb1→d1、b2→d2、b3→d3で示したようなステップ状に出力電圧が変化するようなことがなくなる。
(第3の実施の形態)
図11は、本発明の第3の実施例であるLED照明装置21の構成を示したものである。本実施の形態では、第1の実施の形態の基準電圧生成回路7に代えて、構成の異なる基準電圧生成回路27が使用されている。その他は第1の実施の形態と同じ構成である。以下、第1の実施の形態と異なる基準電圧生成回路27の構成を重点的に説明し、その他は適宜説明する。
基準電圧生成回路27は、平滑コンデンサC1、ダイオードD3、D4、抵抗R1〜R3、ツェナー電圧が130VのツェナーダイオードZD2、ツェナー電圧が150VのツェナーダイオードZD4(ツェナー電圧150Vは例示であって、ツェナーダイオードZD2のツェナー電圧よりやや大きい値に設定されればよい)、可変抵抗VR1、半導体スイッチMOS1、コンデンサCtから構成されている。
電源回路5の交流出力両端子(及び全波整流器6の交流入力端子)にダイオードD3、D4のアノード端子がそれぞれ接続され、ダイオードD3、D4のカソード端子は共通に抵抗R3の一方の端子に接続されている。抵抗R3の他方の端子はツェナーダイオードZD2のカソード端子、ツェナーダイオードZD4のカソード端子、コンデンサCtの一方の端子が共通に接続された接続点に接続されている。コンデンサCtの他方の端子とツェナーダイオードZD4のアノード端子は全波整流器6の負極端子に接続され、ツェナーダイオードZD2のアノード端子は抵抗R2の一方の端子に接続されている。抵抗R2の他方の端子には可変抵抗VR1の一方の端子が接続され、可変抵抗VR1の他方の端子は平滑コンデンサC1の負極端子に接続されている。また、平滑コンデンサC1の正極端子には抵抗R1の一方の端子が接続され、抵抗R1の他方の端子は半導体スイッチMOS1のドレイン端子が接続されている。また、半導体スイッチMOS1のソース端子は平滑コンデンサC1の負極端子に接続されている。そして半導体スイッチMOS1のゲート端子は、抵抗R2の他方の端子と可変抵抗VR1の一方の端子との接続点に接続されている。ここで、抵抗R1の他方の端子と半導体スイッチMOS1のドレイン端子が接続された接続点の電圧は基準電圧Vs3となる。
基準電圧生成回路27で生成される基準電圧Vs3は第1の実施の形態の図2で説明した特性と同じになる。即ち、コンデンサCtはダイオードD3、D4を通して全波整流器6の電源ピーク電圧と同じ電圧で充電される。コンデンサCtはツェナーダイオードZD4で150Vにクランプされるが、コンデンサCtの電圧と基準電圧Vs3の関係は、第1の実施の形態における平滑コンデンサC1の電圧と基準電圧Vs1の関係と同じになる。
電源ピーク電圧が130V以下の場合、図3における基準電圧Vs1の波形を基準電圧Vs2の波形としたものと同じであり、LED照明装置21の動作は第1の実施の形態と同じである。したがって、電源ピーク電圧が130V以下の場合の動作説明は省略する。
図12を参照して、電源ピーク電圧が150Vの場合について、LED照明装置21の動作を説明する。電源ピーク電圧が150Vの場合、コンデンサCtの電圧はツェナーダイオードZD4ではクランプされず150Vまで上昇する。このときツェナー電圧が130VのツェナーダイオードZD2はオン状態となるので、ツェナーダイオードZD2、抵抗R2、可変抵抗VR1が直列接続された直列体に電流が流れ、したがって半導体スイッチMOS1のゲート電圧には抵抗R2と可変抵抗VR1の抵抗比で分圧された電圧が印加される。半導体スイッチMOS1はオンし、半導体スイッチMOS1のドレイン電圧(即ち基準電圧Vs1)は、この分圧された電圧にほぼ比例して低下する。コンデンサCtが電源ピーク電圧150Vでピーク充電されているとき、基準電圧Vs3はほぼ40V(この電圧は電源ピーク電圧により図2のように変化するが図12の例では40Vとなった場合を示している)となっている。
時間t12時点において、平滑コンデンサC1は全波整流器6からの整流電圧により電源ピーク電圧(150V)でピーク充電され、サイリスタSCR1が時間t14でオンされるまではこの電圧が維持される。電源電圧の瞬時値が基準電圧Vs3(図12の例では約40V)は、時間t13までほぼ一定に保たれるが、時間t13付近から上昇を始める。これは、コンデンサCtの容量が平滑コンデンサC1の容量より小さく、したがって平滑コンデンサC1より早く放電するためである。したがって時間t13付近から半導体スイッチMOS1のゲート電圧が低下し、基準電圧Vs3が上昇するものである。
時間t14において、基準電圧Vs3が電源電圧の瞬時値より7V高い状態になると、ツェナーダイオードZD1に印加されている電圧が7Vとなり、この時点でツェナーダイオードZD1がオンする。ツェナーダイオードZD1がオンし、サイリスタSCR1のゲート端子に入力されている電圧がサイリスタSCR1のオン閾値を超えるとサイリスタSCR1はオンする。したがって平滑コンデンサC1はサイリスタSCR1を通して負荷であるLED照明ユニット4に電力を供給するようになり、このとき出力電圧V0はほぼC1電圧Vc1(サイリスタSCR1のオン電圧だけ小さい電圧)まで階段状に増加する。以後平滑コンデンサC1は負荷に電流を供給するので徐々に電圧が低下し、この状態は全波整流器6の整流電圧瞬時値がC1電圧Vc1まで増加する時間t15まで続く。時間t14〜t15に、コンデンサCtの電圧が徐々に低下するに伴って、半導体スイッチMOS1のゲート電圧も徐々に低下し、更に平滑コンデンサC1の電圧も低下し、これに伴い基準電圧Vs3は曲線的に変化する。
時間t15を経過すると電源電圧の瞬時値がC1電圧Vc1を上回るようになるのでサイリスタSCR1に逆電圧が印加されオフ状態となる。以後コンデンサCt及び平滑コンデンサC1は全波整流器6からの整流電圧により電源ピーク電圧までピーク充電される。このとき半導体スイッチMOS1のゲート電圧は増加し、これにより基準電圧Vs1も低下し時間t16時点でほぼ40Vになる。以後この繰り返しとなる。
図13を参照して、電源ピーク電圧が160Vの場合について、動作を説明する。
時間t17時点において、平滑コンデンサC1は全波整流器6からの電源電圧により電源ピーク電圧(160V)でピーク充電され、サイリスタSCR1が時間t20でオンされるまではこの電圧が維持される。また、電源ピーク電圧が160Vの場合、電源ピーク電圧がツェナーダイオードZD4のツェナー電圧150Vを超えるので、コンデンサCtの電圧はツェナーダイオードZD4でクランプされる(ツェナーダイオードZD4のツェナー特性により、電源ピーク電圧が150Vを超える程度が大きくなると、それに応じてツェナー電圧が150Vでクランプするように変化する)。ツェナー電圧が130VのツェナーダイオードZD2はオン状態となっており、ツェナーダイオードZD2、抵抗R2、可変抵抗VR1が直列接続された直列体に電流が流れ、したがって半導体スイッチMOS1のゲート電圧には抵抗R2と可変抵抗VR1の抵抗比で分圧された電圧が印加される。このときの半導体スイッチMOS1のドレイン電圧(基準電圧Vs3)はほぼ0Vにまで低下する。
時間t17以後、コンデンサCtの電荷は、コンデンサCt→ツェナーダイオードZD2→抵抗R2→可変抵抗VR1で放電していくが、電源電圧の位相が180度の時間t18時点ではまだ基準電圧Vs3は7Vより小さい約0Vの状態を保った状態である。したがって、全波整流器6からの整流電圧の位相が180度の時間t18ではサイリスタSCR1はまだオンしない。
コンデンサCtの電圧が時間t18を経過した時間t19になるとコンデンサCtの放電が進み、これにより基準電圧Vs3が上昇を始める。時間t19を経過した全波整流器6からの整流電圧の位相が180度以上の領域では、全波整流器6からの整流電圧が上昇し基準電圧Vs3も上昇するが、時間t20の時点で基準電圧Vs3が全波整流器6からの整流電圧を7V上回る。するとこの時間t20の時点でツェナーダイオードZD1がオンし、サイリスタSCR1がオンする。したがって平滑コンデンサC1はサイリスタSCR1を通して負荷であるLED照明ユニット4に電力を供給するようになり、このとき出力電圧V0はほぼC1電圧Vc1(サイリスタSCR1のオン電圧だけ小さい電圧)まで階段状に増加する。以後平滑コンデンサC1は負荷に電流を供給するので徐々に電圧が低下し、この状態は全波整流器6からの整流電圧瞬時値がC1電圧Vc1まで増加する時間t21まで続く。
時間t21を経過すると全波整流器6からの整流電圧瞬時値がC1電圧Vc1を上回るようになるのでサイリスタSCR1に逆電圧が印加されオフ状態となる。以後平滑コンデンサC1は全波整流器6からの電源電圧により電源ピーク電圧までピーク充電される。このとき半導体スイッチMOS1のゲート電圧は増加するので、基準電圧Vs1も低下し時間t21時点までにほぼ0Vになる。以後この繰り返しとなる。
以上の説明から分かるように、本実施の形態によれば、電源電圧の位相が180度以上の領域(時間t18を経過した領域)で、サイリスタSCR1をオンさせ出力電圧V0を調節することができるので、電源電圧の広い位相範囲で出力電圧の上昇を抑制することができ、負荷に供給する電力を安定化させる作用がある。本実施の形態でも可変抵抗VR1を調節することにより図10に示したのと同様な出力電力の調節を行うことができる。
(その他の実施の形態1)
上記実施の形態では、サイリスタSCR1をオンさせるタイミングを直流平滑回路3(又は13、23)の1つで行っているが、直流平滑回路3(又は13、23)を複数並列接続し、それぞれのサイリスタSCR1をオンさせるタイミングを異ならしめるようにすることができる。サイリスタSCR1をオンさせるタイミングをそれぞれの直流平滑回路で異ならしめるには、それぞれに備わる可変抵抗VR1の値を異ならしめるようにすればよい。あるいはツェナーダイオードZD1、ZD2のツェナー電圧を変えることによりサイリスタSCR1をオンさせるタイミングを異ならしめることができる。このようにすると出力電圧の脈動を小さく抑えることができる。
以上、説明したように、本発明によれば、コンデンサインプット形の直流電源において、簡単な回路で出力電圧を調節でき、負荷に供給する電力を安定化させることができる。
以上、実施の形態によって具体的に説明したが、これらは例示であって、これらの実施の形態には限定されないことは勿論である。
本発明の直流電源装置は、LED照明装置に電力を供給する直流電源装置として好適であるが、負荷としてはLED照明装置に限らず適用することができる。
本発明による第1の実施の形態であるLED照明装置の回路構成を示す図である。 本発明による第1の実施の形態であるLED照明装置の基準電圧特性を示した図である。 本発明による第1の実施の形態であるLED照明装置の各部電圧波形(電源ピーク電圧=130V以下の場合)を示した図である。 本発明による第1の実施の形態であるLED照明装置の各部電圧波形(電源ピーク電圧=150Vの場合)を示した図である。 本発明による第1の実施の形態であるLED照明装置の各部電圧波形(電源ピーク電圧=160Vの場合)を示した図である。 本発明による第1の実施の形態であるLED照明装置の出力電力特性を示した図である。 本発明による第2の実施の形態であるLED照明装置の直流平滑回路の構成を示した図である。 本発明による第2の実施の形態であるLED照明装置の基準電圧特性を示した図である。 本発明による第2の実施の形態である直流電源装置の動作波形を示す図である。 本発明による第2の実施の形態であるLED照明装置の各部電圧波形(電源ピーク電圧=160Vの場合)を示した図である。 本発明による第3の実施の形態であるLED照明装置の回路構成を示す図である。 本発明による第3の実施の形態であるLED照明装置の各部電圧波形(電源ピーク電圧=150Vの場合)を示した図である。 本発明による第3の実施の形態であるLED照明装置の各部電圧波形(電源ピーク電圧=160Vの場合)を示した図である。
符号の説明
1、21・・・LED照明装置
2・・・整流回路
3、13、23・・・直流平滑回路
4・・・LED照明ユニット
5・・・交流電源
6・・・全波整流器
7、17、27・・・基準電圧生成回路
D1〜D4・・・ダイオード
C1・・・平滑コンデンサ
Ct・・・コンデンサ
R0〜R3・・・抵抗
VR1・・・可変抵抗
SCR1・・・サイリスタ
ZD1〜ZD4・・・ツェナーダイオード
MOS1・・・半導体スイッチ
LED・・・発光ダイオード
Vs1〜Vs3・・・基準電圧

Claims (11)

  1. 交流電源に接続される整流器と、前記整流器の出力に接続された平滑コンデンサを備え、出力端子に接続される負荷に電力を供給するコンデンサインプット方式の直流電源回路において、
    前記平滑コンデンサの電荷を前記負荷に放電する方向に前記平滑コンデンサと前記出力端子間に接続された第1半導体スイッチと、
    前記交流電源が第1所定値を超えて大きくなるにしたがって前記第1半導体スイッチの点弧位相が遅れるように前記第1半導体スイッチのゲートにゲート信号を供給する前記第1半導体スイッチの点弧回路を備えたことを特徴とする直流電源回路。
  2. 前記点弧回路は、
    前記交流電源の電源ピーク電圧が前記第1所定値を超えて大きくなるにしたがって低下する基準電圧を生成する基準電圧生成回路と、
    前記基準電圧と前記出力端子の電圧を比較し前記基準電圧が前記出力端子の電圧に対し第2所定値を超えたとき前記第1半導体スイッチのゲートにゲート信号を供給する電圧比較回路を備えたことを特徴とする請求項1に記載の直流電源回路。
  3. 前記基準電圧生成回路は、前記交流電源の電源ピーク電圧が同じ値に対し前記基準電圧を可変する基準電圧可変手段を備えたことを特徴とする請求項2に記載の直流電源回路。
  4. 前記基準電圧が前記第2所定値より大きくなるようにクランプするクランプ回路を設けたことを特徴とする請求項2又は請求項3のいずれか一項に記載の直流電源回路。
  5. 前記基準電圧は前記平滑コンデンサの電圧を入力して生成されることを特徴とした請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の直流電源回路。
  6. 前記基準電圧生成回路は、
    前記平滑コンデンサと、
    前記平滑コンデンサの正極端子にカソード端子が接続され、アノード端子に第1抵抗の一方の端子が接続された第1ツェナーダイオードと、
    前記第1のツェナーダイオードのアノード端子に一方の端子が接続され、他方の端子が可変抵抗の一方の端子に接続された前記第1抵抗と、
    前記第1抵抗の他方の端子に一方の端子が接続され、他方の端子が前記平滑コンデンサの負極端子に接続された可変抵抗と、
    前記平滑コンデンサの正極端子と前記第1ツェナーダイオードの一方の端子が接続された接続点に一方の端子が接続され、他方の端子が第2半導体スイッチのドレイン端子に接続された第2抵抗と、
    前記第2抵抗の一方の端子にドレイン端子が接続され、ソース端子が前記平滑コンデンサの負極端子に接続され、ゲート端子が前記第1抵抗の他方の端子と前記可変抵抗の一方の端子が接続された接続点に接続された前記第2半導体スイッチと、
    を備え、
    前記第2抵抗の他方の端子と前記第2半導体スイッチのドレイン端子の接続点の電圧を前記基準電圧として出力することを特徴とする請求項2から請求項5のいずれか一項に記載の直流電源回路。
  7. 前記基準電圧は、
    前記平滑コンデンサとは異なる第2コンデンサであって、前記整流器の出力端子の負極出力端子と前記交流電源の出力端子に全波整流可能にダイオードを介して接続された前記第2コンデンサの電圧を入力して生成されることを特徴とした請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の直流電源回路。
  8. 前記基準電圧生成回路は、
    前記第2コンデンサと、
    前記第2コンデンサの一方の端子にカソード端子が接続され、アノード端子に第1抵抗の一方の端子が接続された第1のツェナーダイオードと、
    前記第1ツェナーダイオードのアノード端子に一方の端子が接続され、他方の端子が可変抵抗の一方の端子に接続された前記第1抵抗と、
    前記第1抵抗の他方の端子に一方の端子が接続され、他方の端子が前記第2コンデンサの他方の端子に接続された可変抵抗と、
    前記平滑コンデンサの一方の正極端子に一方の端子が接続され、他方の端子が第2半導体スイッチのドレイン端子に接続された第2抵抗と、
    前記第2抵抗の他方の端子にドレイン端子が接続され、ソース端子が前記平滑コンデンサの負極端子に接続され、ゲート端子が前記第1抵抗の他方の端子と前記可変抵抗の一方の端子が接続された接続点に接続された前記第2半導体スイッチと、
    を備え、
    前記第2抵抗の他方の端子と前記第2半導体スイッチのドレイン端子の接続点の電圧を前記基準電圧として出力することを特徴とする請求項2から請求項4、及び請求項7のいずれか一項に記載の直流電源回路。
  9. 前記第1半導体スイッチはサイリスタ、GTO、トライアックのいずれかであることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の直流電源回路。
  10. 前記第2半導体スイッチはMOSトランジスタ、又はバイポーラトランジスタであることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の直流電源回路。
  11. 請求項1から請求項10に記載の直流電源回路の出力端子にLED照明ユニットが接続されたことを特徴とするLED照明装置。
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