JP2014025669A

JP2014025669A - ショーケース

Info

Publication number: JP2014025669A
Application number: JP2012167950A
Authority: JP
Inventors: Mutsumi Yoshimoto; 睦吉本
Original assignee: Mitsubishi Electric Corp; Mitsubishi Electric Applied Refrigeration Systems Co Ltd
Current assignee: Mitsubishi Electric Corp; Mitsubishi Electric Applied Refrigeration Systems Co Ltd
Priority date: 2012-07-30
Filing date: 2012-07-30
Publication date: 2014-02-06

Abstract

【課題】背高圧縮機を配設するのに、ショーケース本体内の断熱壁の下方の機械室に配設でき、商品収納庫の高さを縮小することがないので収容商品を減らすことがない、省エネ性に優れたショーケースを提供する。
【解決手段】前面に商品出し入れ用の開口２を有し、断面略コ字状の断熱壁１ａで形成されるショーケース本体１の内部をダクト板３で商品収納庫４と冷気循環ダクト５とに区画し、該冷気循環ダクト５内に冷却器９を配設し、冷気循環ダクト５の下端を空気の吸込口６に、上端を冷気の吹出口７に形成し、該吹出口７から吹き出す冷気で開口２に冷気エアカーテンを形成し商品収納庫４内を冷却するとともに、庫内への外気の侵入を防ぐショーケースにおいて、断熱壁１ａ下部に形成する機械室１３は冷気循環ダクト５があるショーケース本体背面側が一部高くなるように断熱壁１ａを底上げし、ここに背高の圧縮機１４を設置する。
【選択図】図１

Description

本発明は、ショーケース本体下部に圧縮機や凝縮器、凝縮器用送風機などを設置する機械室を構成して成るショーケースに関するものである。

ショーケースの代表例として多段型のオープンショーケースは、下記特許文献で記載されているように周知のごとく、例えば図２に示すように、前面に商品出し入れ用の開口２を有し、断面略コ字状の断熱壁１ａで形成されるショーケース本体１の内部をダクト板３で商品収納庫４と冷気循環ダクト５とに区画し、該冷気循環ダクト５内に冷却器９を配設し、冷気循環ダクト５の下端を空気の吸込口６に、上端を冷気の吹出口７に形成し、該吹出口７から吹き出す冷気で開口２に冷気エアカーテンを形成し商品収納庫４内を冷却するとともに、庫内への外気の侵入を防いでいる。
特開２００４−１０１１３１号公報

商品収納庫４内には陳列棚１０が上下方向に複数段設けられており、デックパン１１の下方には冷機循環ダクト５に連通してその冷機循環ダクト５の一部を構成する下部ダクト１２が構成されている。そして、この下部ダクト１２にはデックパン１１の下側に位置して冷気循環用の庫内送風機８が設置される。

一方、ショーケース本体１で断熱壁１ａの下方には機械室１３が構成され、前記冷却器９と共に冷却装置の冷媒回路の一部を構成する圧縮機１４と凝縮器１５及び凝縮器用送風機１６などが設置されると共に、アキュムレータ及びショーケースの運転を制御するための電装ボックスなども設置されている。

また、さらに、圧縮機１４と凝縮器用送風機１６間には冷却器９から滴下したドレン水を蒸発させるため、複数の蒸発板１７ａを有する蒸発皿１７ｂによるドレン蒸発装置１７も設置される。

そして、凝縮器用送風機１６が運転されると機械室１３前側に設けられた外気吸込口から外気が機械室１３内に吸引され、凝縮器１５に通風され、凝縮器１５を経てそれを空冷した空気は、蒸発皿１７ｂを経た後、圧縮機１４に通風され、その後、機械室１３外に排出される。

近年、ＣＯＰ(Coefficient Of Performance)［成績係数（動作係数）とも呼ばれる冷暖房器具のエネルギー消費効率をチェックするための係数、消費電力１ｋＷに対しての冷却能力、暖房（加熱）能力を示す値］が叫ばれ、省エネ法にも採用されている。

高ＣＯＰの圧縮機としては、自然冷媒であるＣＯ_２を用いる圧縮機が好適であるが、従来のフロン系や炭化水素系冷媒の同等性能の圧縮機と比べて、冷媒が超臨界圧に到達するため、耐圧性や密封性が一段と要求され、必然として全般的に装置が大きくなり、背高圧縮機となる。

前記のように機械室１３には冷却装置の冷媒回路の一部を構成する圧縮機１４と凝縮器１５及び凝縮器用送風機１６などが設置されるが、圧縮機１４を設置する場合、圧縮機の高さは商品収納庫４の高さとトレードオフの関係にある。

従って、採用しようとする高ＣＯＰのＣＯ_２圧縮機は、背高圧縮機のため、搭載にあたっては、機械室内のスペースが奪われてしまうが、圧縮機１４を横置きに寝かせて搭載したり、商品収納庫４の高さを縮小したり、ショーケース天井に圧縮機ユニットを配置するなどの必要があった。

本発明の目的は前記従来例の不都合を解消し、商品収納庫の高さを縮小することなく、ショーケース本体で断熱壁の下方の機械室に背高圧縮機を配設でき、収容商品を減らすことなく省エネ性に優れたショーケースを提供することにある。

前記目的を達成するため請求項１記載の本発明は、前面に商品出し入れ用の開口を有し、断面略コ字状の断熱壁で形成されるショーケース本体の内部をダクト板で商品収納庫と冷気循環ダクトとに区画し、該冷気循環ダクト内に冷却器を配設し、冷気循環ダクトの下端を空気の吸込口に、上端を冷気の吹出口に形成し、該吹出口から吹き出す冷気で開口に冷気エアカーテンを形成し商品収納庫内を冷却するとともに、庫内への外気の侵入を防ぐショーケースにおいて、断熱壁下部に形成する機械室は冷気循環ダクトがあるショーケース本体背面側が一部高くなるように断熱壁を底上げし、ここに背高圧縮機を設置することを要旨とするものである。

請求項１記載の本発明によれば、ショーケースの商品収納庫を構成する断熱壁の箱体において、機械室は冷気循環ダクトがあるショーケース本体背面側が一部高くなるように断熱壁を底上げして搭載する背高圧縮機の直上部を高さ方向で確保する箱体構造としたので、商品収納庫の商品収容容積を減じることなく、背高圧縮機を配設することができる。

請求項２記載の本発明は、機械室内に設置する送風機、凝縮器、蒸発装置は、前後方向にスライド可能なベース板の上に配置し、背高圧縮機を残して引出可能とすることを要旨とするものである。

請求項２記載の本発明によれば、機械室内に設置する送風機、凝縮器、蒸発装置は、背高圧縮機を残して引出可能となるので、蒸発皿にドレン水が溜まり、その量が一定の水位になって水位センサが作動した場合に、引き出して排水でき、蒸発装置のメンテナンス性も確保することができる。

以上述べたように本発明のショーケースは、背高圧縮機を配設するのに、ショーケース本体内の断熱壁の下方の機械室に配設でき、商品収納庫の高さを縮小することがないので収容商品を減らすことがない、省エネ性に優れたものである。

以下、図面について本発明の実施の形態を詳細に説明する。図１は本発明のショーケースの１実施形態を示す縦断側面図で、前面に商品出し入れ用の開口２を有し、断面略コ字状の断熱壁１ａで形成されるショーケース本体１の内部をダクト板３で商品収納庫４と冷気循環ダクト５とに区画し、該冷気循環ダクト５内に冷却器９を配設し、冷気循環ダクト５の下端を空気の吸込口６に、上端を冷気の吹出口７に形成し、該吹出口７から吹き出す冷気で開口２に冷気エアカーテンを形成し商品収納庫４内を冷却するとともに、庫内への外気の侵入を防ぐ。

商品収納庫４内に陳列棚１０を上下方向に複数段設け、商品収納庫４の底部に敷くデックパン（すのこ）１１の下方は、冷気循環ダクト５に連通してその冷気循環ダクト５の一部を構成する下部ダクト１２として構成し、冷気循環用の庫内送風機８をここに設置した。

一方、ショーケース本体１で断熱壁の下方には機械室１３を構成して前記冷却器９と共に冷却装置の冷媒回路の一部を構成する圧縮機１４と凝縮器１５及び凝縮器用送風機１６などが設置する共に、アキュムレータ及びショーケースの運転を制御するための電装ボックスなども設置した。さらに、圧縮機１４と凝縮器用送風機１６間には冷却器９から滴下したドレン水を蒸発させるため、複数の蒸発板１７ａを有する蒸発皿１７ｂによるドレン蒸発装置１７も設置する。

以上の構成は従来例と同じであるが、本発明は圧縮機１４には高ＣＯＰのＣＯ_２圧縮機として背高圧縮機を選択し、これを機械室１３に設置するのに、断熱壁１ａ奥隅下部を底上げ１ｂとし、この分機械室１３は冷気循環ダクト５があるショーケース本体背面側が一部高くなるようにして、この中に設置した。

この底上げ１ｂの部分は、冷気循環ダクト５の下部と、商品収納庫４の底板であるデックパン（すのこ）１１の下方の下部ダクト１２の部分に行うものであり、商品収納庫４の形状は変化しないものとする。

また、機械室１３は前記圧縮機１４を設置する固定基部１３ａと、引出可能基部１３ｂを配置し、該引出可能基部１３ｂは前後方向にスライド可能なベース板で形成し、その上に前記凝縮器１５及び凝縮器用送風機１６およびドレン蒸発装置１７を設置した。

凝縮器１５と圧縮機１４を接続する冷媒配管１８は、凝縮器１５の引出に対応できるように、伸縮可能な形状に形成した。一例として冷媒配管１８は、可撓性を有する銅パイプからなる。冷媒配管１８は、前記凝縮器１５等を設置した引出可能基部１３ｂを機械室１３の前方に引き出すように伸縮可能であれば、コイル状に巻回形成することや、蛇腹状や蛇行状に形成してもよい。

また、本実施の形態では、凝縮器１５等を設置した引出可能基部１３ｂを機械室１３の前方に引き出すように構成したが、機械室１３の側方や後方に引き出すように構成してもよい。

本発明のショーケースの実施形態を示す縦断側面図である。ショーケースの従来例を示す縦断側面図である。

１…ショーケース本体１ａ…断熱壁
１ｂ…底上げ２…開口
３…ダクト板４…商品収納庫
５…冷気循環ダクト６…吸込口
７…吹出口８…庫内送風機
９…冷却器１０…陳列棚
１１…デックパン（すのこ）１２…下部ダクト
１３…機械室１３ａ…固定基部
１３ｂ…引出可能基部１４…圧縮機
１５…凝縮器１６…凝縮器用送風機
１７…ドレン蒸発装置１７ａ…蒸発板
１７ｂ…蒸発皿１８…冷媒配管

Claims

前面に商品出し入れ用の開口を有し、断面略コ字状の断熱壁で形成されるショーケース本体の内部をダクト板で商品収納庫と冷気循環ダクトとに区画し、該冷気循環ダクト内に冷却器を配設し、冷気循環ダクトの下端を空気の吸込口に、上端を冷気の吹出口に形成し、該吹出口から吹き出す冷気で開口に冷気エアカーテンを形成し商品収納庫内を冷却するとともに、庫内への外気の侵入を防ぐショーケースにおいて、断熱壁下部に形成する機械室は冷気循環ダクトがあるショーケース本体背面側が一部高くなるように断熱壁を底上げし、ここに背高圧縮機を設置することを特徴としたショーケース。
機械室内に設置する送風機、凝縮器、蒸発装置は、前後方向にスライド可能なベース板の上に配置し、背高圧縮機を残して引出可能とする請求項１記載のショーケース。