JP2014024839A - 有害生物防除組成物および有害生物の防除方法 - Google Patents

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JP2014024839A JP2013129321A JP2013129321A JP2014024839A JP 2014024839 A JP2014024839 A JP 2014024839A JP 2013129321 A JP2013129321 A JP 2013129321A JP 2013129321 A JP2013129321 A JP 2013129321A JP 2014024839 A JP2014024839 A JP 2014024839A
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Hiroshi Okamoto
央 岡本
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Abstract

【課題】有害生物に対して優れた防除効力を有する有害生物防除組成物を提供する。
【解決手段】下式(1)で示される化合物と、フェニトロチオン、ジクロルボス、プロポクスル、ビストリフルロン、ジフルベンズロン、ヘキサフルムロン、アミドフルメト、クロルフェナピル、シロマジン、ハイドロプレン、メトプレン、インドキサカルブ、メトキサジアゾン、エトキサゾール等の殺虫化合物とを含有する有害生物防除組成物。
Figure 2014024839

[式中、A1は−NH−、酸素原子又は硫黄原子を表し、A2は窒素原子又は=CH−を表し、R1、R2、R3およびR4は同一又は相異なり、水素原子、ハロゲン原子等を表し、R5はパーフルオロアルキル基、トリフルオロメチルチオ基等を表し、nは0、1又は2を表す。]
【選択図】なし

Description

本発明は、有害生物防除組成物および有害生物の防除方法に関する。
従来、有害生物防除組成物の有効成分として、多くの化合物が知られている(例えば、非特許文献1参照。)。
The Pesticide Manual − 15th edition(BCPC刊)ISBN 978−1−901396−18−8
本発明は、有害生物に対する優れた防除効力を有する有害生物防除組成物を提供することを課題とする。
本発明者等は、有害生物に対する優れた防除効力を有する有害生物防除組成物を見出すべく検討した結果、下記式(1)で示される化合物と、下記群(A)から選ばれる1種以上の殺虫化合物とを含有する組成物が、有害生物に対する優れた防除効力を有することを見出した。
本発明は、以下の通りである。
[1]
式(1)
Figure 2014024839
[式中、A1は−NR6−、酸素原子又は硫黄原子を表し、A2は窒素原子又は=CH−を表し、R1、R2、R3およびR4は同一又は相異なり、1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C3鎖式炭化水素基、群Zより選ばれる1個以上の原子もしくは基を有していてもよいフェニル基、群Zより選ばれる1個以上の原子もしくは基を有していてもよい6員複素環基、−OR7、−S(O)m7、ハロゲン原子、又は水素原子を表し(但し、R1、R2、R3およびR4のうち、少なくとも2つは水素原子を表す。)、R5は群Xより選ばれる1個以上の原子もしくは基を有していてもよいC1−C3鎖式炭化水素基、−OR7、−S(O)m7、又はハロゲン原子を表し、R6は群Wより選ばれる1個以上の原子もしくは基を有していてもよいC1−C3鎖式炭化水素基、群Wより選ばれる1個以上の原子もしくは基を有していてもよいC3−C6脂環式炭化水素基又は水素原子を表し、
7は1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C3鎖式炭化水素基又は水素原子を表し、mは0、1又は2を表し、nは0、1又は2を表す。
ここで、−S(O)m7において、mが1又は2の場合には、R7が水素原子を表すことはない。
群X:1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C3アルコキシ基、1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC2−C3アルケニルオキシ基、1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC2−C3アルキニルオキシ基、1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C3アルキルスルファニル基、1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C3アルキルスルフィニル基、1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C3アルキルスルホニル基、シアノ基、ヒドロキシ基およびハロゲン原子からなる群。
群Z:1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C3鎖式炭化水素基、1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C3アルコキシ基、1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C3アルキルスルファニル基、1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C3アルキルスルフィニル基、1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C3アルキルスルホニル基、シアノ基、ニトロ基およびハロゲン原子からなる群。
群W:1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C3アルコキシ基、1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC2−C3アルケニルオキシ基、1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC2−C3アルキニルオキシ基、ハロゲン原子およびヒドロキシ基からなる群。]
で示される化合物と、
化合物群(A)より選ばれる1種以上の殺虫化合物とを含有する有害生物防除組成物。
化合物群(A)
A−1(ピレスロイド系化合物):
ピレトリン、アレスリン、プラレトリン、イミプロトリン、レスメトリン、テトラメトリン、フェノトリン、シフェノトリン、フルメスリン、メトフルトリン、トランスフルトリン、プロフルトリン、ジメフルトリン、エンペントリン、フラメトリン、メパーフルトリン、2,3,5,6−テトラフルオロ−4−(メトキシメチル)ベンジル=2,2−ジメチル−3−(2−シアノ−1−プロペニル)−シクロプロパンカルボキシレート、2,3,5,6−テトラフルオロ−4−(メトキシメチル)ベンジル=2,2−ジメチル−3−(3,3,3−トリフルオロ−1−プロペニル)−シクロプロパンカルボキシレート、2,3,5,6−テトラフルオロ−4−プロパルギルベンジル=2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボキシレート;
A−2(その他の系統の化合物):
フェニトロチオン、ジクロルボス、プロポクスル、ビストリフルロン、ジフルベンズロン、ヘキサフルムロン、アミドフルメト、クロルフェナピル、シロマジン、ハイドロプレン、メトプレン、インドキサカルブ、メトキサジアゾン、エトキサゾール、ピペロニルブトキシド、N−(2−エチルヘキシル)−5−ノルボルネン−2,3−ジカルボキシイミド、下記式で示される化合物
Figure 2014024839
〔式中、Cyは群E1〜E2より選ばれる基で置換されていてもよいフェニル基、群E1〜E2より選ばれる基で置換されていてもよい5〜6員のヘテロアリール基、群E1〜E3より選ばれる基で置換されていてもよい3〜7員のシクロアルキル基又は群E1〜E3より選ばれる基で置換されていてもよい5〜7員のシクロアルケニル基を表し、Q1はハロゲン原子で置換されていてもよいC1〜C4鎖式炭化水素基、ハロゲン原子又は水素原子を表し、Q2はハロゲン原子で置換されていてもよいC1〜C4鎖式炭化水素基、-C(=G)Q4、シアノ基、ハロゲン原子又は水素原子を表し、Q3は少なくとも1つのフッ素原子を含むC1〜C5ハロアルキル基又はフッ素原子を表し、Gは酸素原子又は硫黄原子を表し、Q4はハロゲン原子で置換されていてもよいC1〜C4アルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1〜C4アルコキシ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC3〜C6アルケニルオキシ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC3〜C6アルキニルオキシ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1〜C4アルキルアミノ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいジ(C1〜C4アルキル)アミノ基、ヒドロキシル基、アミノ基、C2〜C5環状アミノ基又は水素原子を表し、kは0又は1を表し、hは0、1又は2を表し、群E1は、群Lから選ばれる基で置換されていてもよいC1〜C6鎖式炭化水素基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC3〜C6シクロアルキル基、-OQ5、-SQ5、-S(=O)Q5、-S(=O)25、-C(=O)Q6、-OC(=O)Q7、シアノ基、ニトロ基、ヒドロキシル基およびハロゲン原子からなる一価基の群を表し、群E2は、群Lから選ばれる基で置換されていてもよいC2−C6アルカンジイル基、群Lから選ばれる基で置換されていてもよい1,3−ブタジエン−1,4−ジイル基、-G-T-G-および-T-G-T-からなる二価基の群を表し、群E3は、=O、=NO-Q5、=C=CH2および=C(Q8)Q9からなる二価基の群を表し、Tはメチレン基又はエチレン基を表し、Q5は群Lから選ばれる基で置換されていてもよいC1〜C4鎖式炭化水素基又は群Lから選ばれる基で置換されていてもよいC3〜C6シクロアルキル基を表し、Q6はハロゲン原子で置換されていてもよいC1〜C4アルコキシ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC3〜C6アルケニルオキシ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC3〜C6アルキニルオキシ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1〜C4アルキルアミノ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいジ(C1〜C4アルキル)アミノ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1〜C4アルキル基、ヒドロキシル基、アミノ基、C2〜C5環状アミノ基又は水素原子を表し、Q7はハロゲン原子で置換されていてもよいC1〜C4アルコキシ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC3〜C6アルケニルオキシ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC3〜C6アルキニルオキシ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1〜C4アルキルアミノ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいジ(C1〜C4アルキル)アミノ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1〜C4アルキル基、アミノ基、C2〜C5環状アミノ基又は水素原子を表し、Q8およびQ9は同一または相異なり、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1〜C4アルコキシ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1〜C4鎖式炭化水素基、ハロゲン原子又は水素原子を表し、群Lは、ヒドロキシル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1〜C4アルコキシ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC3〜C6アルケニルオキシ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC3〜C6アルキニルオキシ基、アミノ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1〜C4アルキルアミノ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいジ(C1〜C4アルキル)アミノ基、C2〜C5環状アミノ基、-C(=O)Q6、-OC(=O)Q7
およびハロゲン原子からなる群を表す。〕、下記式で示される化合物
Figure 2014024839
〔式中、k、h、Q1、Q2およびQ3は前記と同じ意味を表し、Q11は少なくとも1個のフッ素原子を有するC1−C5ハロアルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC3−C5アルケニル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC3−C5アルケニルオキシ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC3−C5アルキニル基又はハロゲン原子で置換されていてもよいC3−C5アルキニルオキシ基を表し、Q12はハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルコキシ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルキルチオ基、ハロゲン原子又は水素原子を表し(但し、Q11がハロゲン原子で置換されていてもよいC3−C5アルケニルオキシ基又はハロゲン原子で置換されていてもよいC3−C5アルキニルオキシ基である場合、Q12はハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルキル基又は水素原子である。)、Q13はC1−C4アルキル基、ハロゲン原子又は水素原子を表す。〕、下記式で示される化合物
Figure 2014024839
〔式中、L3はフッ素原子、塩素原子、臭素原子、メチル基、エチル基又は水素原子を表し、L4はC1−C6アルキル基、C1−C6ハロアルキル基、C3−C6シクロアルキル基又はC1−C6アルコキシ基で置換されたC1−C6アルキル基を表し、L5およびL6は同一又は相異なり、メチル基又は水素原子を表す。〕、
下記式で示される化合物
Figure 2014024839
〔式中、X1は2−メチルプロピル基または2−メチル−1−プロペニル基を表し、X2はメチル基を表し、X3は2−メチル−1−プロペニル基を表し、X4はメチル基を表す。〕
[2] 式(1)で示される化合物と群(A)より選ばれる1種以上の殺虫化合物との含有量の比が、重量比で100:1〜1:100である[1]に記載の有害生物防除組成物。
[3] 式(1)で示される化合物と群(A)より選ばれる1種以上の殺虫化合物との含有量の比が、重量比で10:1〜1:10である[1]に記載の有害生物防除組成物。
[4] [1]〜[3]のいずれかに記載の有害生物防除組成物の有効量を、有害生物又は有害生物の生息場所に施用する工程を有する有害生物の防除方法。
本発明により、有害生物を防除することができる。
本発明の有害生物防除組成物は、式(1)
Figure 2014024839
[式中、A1は−NR6−、酸素原子又は硫黄原子を表し、A2は窒素原子又は=CH−を表し、R1、R2、R3およびR4は同一又は相異なり、1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C3鎖式炭化水素基、群Zより選ばれる1個以上の原子もしくは基を有していてもよいフェニル基、群Zより選ばれる1個以上の原子もしくは基を有していてもよい6員複素環基、−OR7、−S(O)m7、ハロゲン原子、又は水素原子を表し(但し、R1、R2、R3およびR4のうち、少なくとも2つは水素原子を表す。)、R5は、群Xより選ばれる1個以上の原子もしくは基を有していてもよいC1−C3鎖式炭化水素基、−OR7、−S(O)m7、又はハロゲン原子を表し、R6は群Wより選ばれる1個以上の原子もしくは基を有していてもよいC1−C3鎖式炭化水素基、群Wより選ばれる1個以上の原子もしくは基を有していてもよいC3−C6脂環式炭化水素基又は水素原子を表し、R7は、1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C3鎖式炭化水素基又は水素原子を表し、mは0、1又は2を表し、nは0、1又は2を表す。
ここで、−S(O)m7において、mが1又は2の場合には、R7が水素原子を表すことはない。
群X:1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C3アルコキシ基、1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC2−C3アルケニルオキシ基、1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC2−C3アルキニルオキシ基、1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C3アルキルスルファニル基、1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C3アルキルスルフィニル基、1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C3アルキルスルホニル基、シアノ基、ヒドロキシ基およびハロゲン原子からなる群。
群Z:1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C3鎖式炭化水素基、1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C3アルコキシ基、1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C3アルキルスルファニル基、1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C3アルキルスルフィニル基、1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C3アルキルスルホニル基、シアノ基、ニトロ基およびハロゲン原子からなる群。
群W:1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C3アルコキシ基、1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC2−C3アルケニルオキシ基、1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC2−C3アルキニルオキシ基、ハロゲン原子およびヒドロキシ基からなる群。]
で示される化合物(以下、本縮合複素環化合物と記す。)と、
(A−1)ピレトリン(CAS登録番号 121-21-1)、アレスリン(CAS登録番号 584-79-2)、プラレトリン(CAS登録番号 23031-36-9)、イミプロトリン(CAS登録番号 72963-72-5)、レスメトリン(CAS登録番号 10453-86-8)、テトラメトリン(CAS登録番号 7696-12-0)、フェノトリン(CAS登録番号 26002-80-2)、シフェノトリン(CAS登録番号 39515-40-7)、フルメスリン(CAS登録番号 69770-45-2)、メトフルトリン(CAS登録番号 7696-12-0)、トランスフルトリン(CAS登録番号 118712-89-3)、プロフルトリン(CAS登録番号 223419-20-3)、ジメフルトリン(CAS登録番号 271241-14-6)、エンペントリン(CAS登録番号 54406-48-3)、フラメトリン(CAS登録番号 23031-38-1)、メパーフルトリン(CAS登録番号 915288-13-0)、2,3,5,6−テトラフルオロ−4−(メトキシメチル)ベンジル=2,2−ジメチル−3−(2−シアノ−1−プロペニル)−シクロプロパンカルボキシレート、2,3,5,6−テトラフルオロ−4−(メトキシメチル)ベンジル=2,2−ジメチル−3−(3,3,3−トリフルオロ−1−プロペニル)−シクロプロパンカルボキシレート(CAS登録番号 1130296-65-9)および2,3,5,6−テトラフルオロ−4−プロパルギルベンジル=2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボキシレート;並びに(A−2)フェニトロチオン(CAS登録番号 122-14-5)、ジクロルボス(CAS登録番号 62-73-7)、プロポクスル(CAS登録番号 114-26-1)、ビストリフルロン(CAS登録番号 201593-84-2)、ジフルベンズロン(CAS登録番号 35367-38-5)、ヘキサフルムロン(CAS登録番号 86479-06-3)、アミドフルメト(CAS登録番号 84466-05-7)、クロルフェナピル(CAS登録番号 122453-73-0)、シロマジン(CAS登録番号 66215-27-8)、ハイドロプレン(CAS登録番号 41096-46-2)、メトプレン(CAS登録番号 40596-69-8)、インドキサカルブ(CAS登録番号 173584-44-6)、メトキサジアゾン(CAS登録番号 60589-06-2)、エトキサゾール(CAS登録番号 153233-91-1)、ピペロニルブトキシド(CAS登録番号 51-03-6)、N−(2−エチルヘキシル)−5−ノルボルネン−2,3−ジカルボキシイミド(CAS登録番号 113-48-4)、式(A)で示される化合物
Figure 2014024839

〔式中、Cyは群E1〜E2より選ばれる基で置換されていてもよいフェニル基、群E1〜E2より選ばれる基で置換されていてもよい5〜6員のヘテロアリール基、群E1〜E3より選ばれる基で置換されていてもよい3〜7員のシクロアルキル基又は群E1〜E3より選ばれる基で置換されていてもよい5〜7員のシクロアルケニル基を表し、Q1はハロゲン原子で置換されていてもよいC1〜C4鎖式炭化水素基、ハロゲン原子又は水素原子を表し、Q2はハロゲン原子で置換されていてもよいC1〜C4鎖式炭化水素基、-C(=G)Q4、シアノ基、ハロゲン原子又は水素原子を表し、Q3は少なくとも1つのフッ素原子を含むC1〜C5ハロアルキル基又はフッ素原子を表し、Gは酸素原子又は硫黄原子を表し、Q4はハロゲン原子で置換されていてもよいC1〜C4アルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1〜C4アルコキシ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC3〜C6アルケニルオキシ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC3〜C6アルキニルオキシ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1〜C4アルキルアミノ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいジ(C1〜C4アルキル)アミノ基、ヒドロキシル基、アミノ基、C2〜C5環状アミノ基又は水素原子を表し、kは0又は1を表し、hは0、1又は2を表し、群E1は、群Lから選ばれる基で置換されていてもよいC1〜C6鎖式炭化水素基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC3〜C6シクロアルキル基、-OQ5、-SQ5、-S(=O)Q5、-S(=O)25、-C(=O)Q6、-OC(=O)Q7、シアノ基、ニトロ基、ヒドロキシル基およびハロゲン原子からなる一価基の群を表し、群E2は、群Lから選ばれる基で置換されていてもよいC2−C6アルカンジイル基、群Lから選ばれる基で置換されていてもよい1,3−ブタジエン−1,4−ジイル基、-G-T-G-および-T-G-T-からなる二価基の群を表し、群E3は、=O、=NO-Q5、=C=CH2および=C(Q8)Q9からなる二価基の群を表し、Tはメチレン基又はエチレン基を表し、Q5は群Lから選ばれる基で置換されていてもよいC1〜C4鎖式炭化水素基又は群Lから選ばれる基で置換されていてもよいC3〜C6シクロアルキル基を表し、Q6はハロゲン原子で置換されていてもよいC1〜C4アルコキシ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC3〜C6アルケニルオキシ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC3〜C6アルキニルオキシ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1〜C4アルキルアミノ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいジ(C1〜C4アルキル)アミノ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1〜C4アルキル基、ヒドロキシル基、アミノ基、C2〜C5環状アミノ基又は水素原子を表し、Q7はハロゲン原子で置換されていてもよいC1〜C4アルコキシ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC3〜C6アルケニルオキシ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC3〜C6アルキニルオキシ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1〜C4アルキルアミノ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいジ(C1〜C4アルキル)アミノ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1〜C4アルキル基、アミノ基、C2〜C5環状アミノ基又は水素原子を表し、Q8およびQ9は同一または相異なり、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1〜C4アルコキシ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1〜C4鎖式炭化水素基、ハロゲン原子又は水素原子を表し、群Lは、ヒドロキシル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1〜C4アルコキシ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC3〜C6アルケニルオキシ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC3〜C6アルキニルオキシ基、アミノ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1〜C4アルキルアミノ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいジ(C1〜C4アルキル)アミノ基、C2〜C5環状アミノ基、-C(=O)Q6、-OC(=O)Q7
およびハロゲン原子からなる群を表す。〕、式(B)で示される化合物
Figure 2014024839

〔式中、k、h、Q1、Q2およびQ3は前記と同じ意味を表し、Q11は少なくとも1個のフッ素原子を有するC1−C5ハロアルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC3−C5アルケニル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC3−C5アルケニルオキシ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC3−C5アルキニル基又はハロゲン原子で置換されていてもよいC3−C5アルキニルオキシ基を表し、Q12はハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルコキシ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルキルチオ基、ハロゲン原子又は水素原子を表し(但し、Q11がハロゲン原子で置換されていてもよいC3−C5アルケニルオキシ基又はハロゲン原子で置換されていてもよいC3−C5アルキニルオキシ基である場合、Q12はハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルキル基又は水素原子である。)、Q13はC1−C4アルキル基、ハロゲン原子又は水素原子を表す。〕、式(C)で示される化合物
Figure 2014024839
〔式中、L3はフッ素原子、塩素原子、臭素原子、メチル基、エチル基又は水素原子を表し、L4はC1−C6アルキル基、C1−C6ハロアルキル基、C3−C6シクロアルキル基又はC1−C6アルコキシ基で置換されたC1−C6アルキル基を表し、L5およびL6は同一又は相異なり、メチル基又は水素原子を表す。〕、および式(D)で示される化合物
Figure 2014024839
〔式中、X1は2−メチルプロピル基または2−メチル−1−プロペニル基を表し、X2はメチル基を表し、X3は2−メチル−1−プロペニル基を表し、X4はメチル基を表す。〕からなる化合物群(A)より選ばれる1種以上の殺虫化合物(以下、本殺虫化合物と記す。)とを含有する。
本明細書の記載において用いられる置換基について、例を挙げて以下に説明する。
本明細書において「C1−C3鎖式炭化水素基」の表記は、炭素原子数が1〜3個よりなる直鎖状又は分岐鎖状の飽和又は不飽和炭化水素基を表し、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基等のC1−C3アルキル基;ビニル基、1−プロペニル基、2−プロペニル基、1−メチルビニル基等のC2−C3アルケニル基;エチニル基、プロパルギル基、2−ブチニル基等のC2−C3アルキニル基が挙げられる。「C1−C2鎖式炭化水素基」の表記は、メチル基、エチル基、ビニル基、エチニル基を表す。
本明細書において「C1−C3アルキル基」の表記は、炭素原子数が1〜3個よりなる直鎖状又は分岐鎖状の炭化水素基を表し、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基が挙げられる。「C1−C2アルキル基」の表記は、メチル基又はエチル基を表す。
本明細書において「C2−C3アルケニル基」の表記は、炭素原子数が2〜3個よりなる直鎖状又は分岐鎖状で、且つ分子内に1個又は2個以上の二重結合を有する不飽和炭化水素基を表し、例えばビニル基、1−プロペニル基、2−プロペニル基、1−メチルビニル基が挙げられる。
本明細書において「C2−C3アルキニル基」の表記は、炭素原子数が2〜3個よりなる直鎖状又は分岐鎖状で、且つ分子内に1個又は2個以上の三重結合を有する不飽和炭化水素基を表し、例えばエチニル基、プロパルギル基が挙げられる。
本明細書において「C1−C3アルコキシ基」の表記は、炭素原子数が1〜3個よりなる直鎖状又は分岐鎖状のアルキル−O−で示される基を表し、例えばメトキシ基、エトキシ基、プロピルオキシ基、イソプロピルオキシ基が挙げられる。
本明細書において「C2−C3アルケニルオキシ基」の表記は、炭素原子数が2〜3個よりなる直鎖状又は分岐鎖状で、且つ分子内に1個又は2個以上の二重結合を有するアルケニル−O−で示される基を表し、例えばビニルオキシ基、1−プロペニルオキシ基、2−プロペニルオキシ基、1−メチルビニルオキシ基が挙げられる。
本明細書において「C2−C3アルキニルオキシ基」の表記は、炭素原子数が2〜3個よりなる直鎖状又は分岐鎖状で、且つ分子内に1個又は2個以上の三重結合を有するアルキニル−O−で示される基を表し、例えばエチニルオキシ基、プロパルギルオキシ基が挙げられる。
本明細書において「C1−C3アルキルスルファニル基」の表記は、炭素原子数が1〜3個よりなる直鎖状又は分岐鎖状のアルキル−S−で示される基を表し、例えばメチルスルファニル基、エチルスルファニル基、プロピルスルファニル基、イソプロピルスルファニル基が挙げられる。
本明細書において「C1−C3アルキルスルフィニル基」の表記は、炭素原子数が1〜3個よりなる直鎖状又は分岐鎖状のアルキル−S(O)−で示される基を表し、例えばメチルスルフィニル基、エチルスルフィニル基、プロピルスルフィニル基、イソプロピルスルフィニル基が挙げられる。
本明細書において「C1−C3アルキルスルホニル基」の表記は、炭素原子数が1〜3個よりなる直鎖状又は分岐鎖状のアルキル−S(O)−で示される基を表し、例えばメチルスルホニル基、エチルスルホニル基、プロピルスルホニル基、イソプロピルスルホニル基が挙げられる。
本明細書において「C3−C6脂環式炭化水素基」としては、炭素原子数が3〜6個よりなる環状の非芳香族炭化水素基を表し、例えばシクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基等のC3−C6シクロアルキル基;シクロプロペニル基、シクロブテニル基、シクロペンテニル基、シクロヘキセニル基等のC3−C6シクロアルケニル基が挙げられる。
本明細書において「C3−C6シクロアルキル基」の表記は、炭素原子数が3〜6個よりなる環状のアルキル基を表し、例えばシクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基およびシクロヘキシル基が挙げられる。
本明細書において「群Xより選ばれる1個以上の原子もしくは基を有していてもよい」の表記は、群Xより選ばれる2個以上の原子もしくは基を有している場合、それらの群Xより選ばれる原子もしくは基は互いに同一でも、又は互いに相異なっていてもよい。
本明細書において「群Zより選ばれる1個以上の原子もしくは基を有していてもよい」の表記は、群Zより選ばれる2個以上の原子もしくは基を有している場合、それらの群Zより選ばれる原子もしくは基は互いに同一でも、又は互いに相異なっていてもよい。
本明細書において「群Wより選ばれる1個以上の原子もしくは基を有していてもよい」の表記は、群Wより選ばれる2個以上の原子もしくは基を有している場合、それらの群Wより選ばれる原子もしくは基は互いに同一でも、又は互いに相異なっていてもよい。
本明細書において「1個以上のハロゲン原子を有していてもよい」の表記は、2個以上のハロゲン原子を有している場合、それらのハロゲン原子は互いに同一でも、又は互いに相異なっていてもよい。
本明細書において「6員複素環基」の表記は、環構造において、炭素原子以外に、窒素原子、酸素原子および硫黄原子からなる群より選ばれる1個以上の原子を含む6員複素環化合物残基を表し、例えば、6員芳香族複素環基、6員非芳香族複素環基が挙げられる。
「6員芳香族複素環基」としては、例えばピラジニル基、ピリミジニル基、ピリジル基、ピリダジニル基が挙げられる。
「6員非芳香族複素環基」としては、例えばピペリジル基、モルフォリニル基、ピペラジニル基、チオモルフォリニル基が挙げられる。
本明細書において「ハロゲン原子」としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子およびヨウ素原子を意味する。
本縮合複素環化合物において「群Xより選ばれる1個以上の原子もしくは基を有していてもよいC1−C3鎖式炭化水素基」としては、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、メトキシメチル基、エトキシメチル基、プロピルオキシメチル基、イソプロピルオキシメチル基、2−メトキシエチル基、2−エトキシエチル基、2−プロピルオキシエチル基、2−イソプロピルオキシエチル基、ジフルオロメチル基、トリフルオロメチル基、トリクロロメチル基、2−フルオロエチル基、2,2−ジフルオロエチル基、1,2,2,2−テトラフルオロエチル基、2,2,2−トリフルオロエチル基、ペンタフルオロエチル基、2−クロロ−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル基(−C(Cl)(CF)、ヘプタフルオロプロピル基、ヘプタフルオロイソプロピル基、メチルスルファニルエチル基、エチルスルファニルエチル基、メチルスルフィニルエチル基、メチルスルホニルエチル基、メトキシカルボニルメチル基、シアノメチル基等の群Xより選ばれる1個以上の原子もしくは基を有していてもよいC1−C3アルキル基;
ビニル基、1−プロペニル基、2−プロペニル基、1−メチルビニル基、1,1−ジフルオロアリル基、ペンタフルオロアリル基等の群Xより選ばれる1個以上の原子もしくは基を有していてもよいC2−C3アルケニル基;
エチニル基、プロパルギル基等の群Xより選ばれる1個以上の原子もしくは基を有していてもよいC2−C3アルキニル基が挙げられる。
本縮合複素環化合物において「1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C3鎖式炭化水素基」としては、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、トリフルオロメチル基、トリクロロメチル基、2−フルオロエチル基、2,2−ジフルオロエチル基、2,2,2−トリフルオロエチル基、ペンタフルオロエチル基、ヘプタフルオロイソプロピル基等の1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C3アルキル基;
ビニル基、1−プロペニル基、2−プロペニル基、1−メチルビニル基、1,1−ジフルオロアリル基、ペンタフルオロアリル基等の1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC2−C3アルケニル基;
エチニル基およびプロパルギル基の1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC2−C3アルキニル基が挙げられる。
本縮合複素環化合物において「群Zより選ばれる1個以上の原子もしくは基を有していてもよいフェニル基」としては、例えばフェニル基、2−フルオロフェニル基、3−フルオロフェニル基、4−フルオロフェニル基、2,3−ジフルオロフェニル基、2,4−ジフルオロフェニル基、2,5−ジフルオロフェニル基、2,6−ジフルオロフェニル基、3,4−ジフルオロフェニル基、3,5−ジフルオロフェニル基、2,3,4,5,6−ペンタフルオロフェニル基、2−クロロフェニル基、3−クロロフェニル基、4−クロロフェニル基、2−ブロモフェニル基、3−ブロモフェニル基、4−ブロモフェニル基、2−ヨードフェニル基、3−ヨードフェニル基、4−ヨードフェニル基、2−トリフルオロメチルフェニル基、3−トリフルオロメチルフェニル基、4−トリフルオロメチルフェニル基、2−トリフルオロメトキシフェニル基、3−トリフルオロメトキシフェニル基、4−トリフルオロメトキシフェニル基、2−トリフルオロメチルスルファニルフェニル基、3−トリフルオロメチルスルファニルフェニル基、4−トリフルオロメチルスルファニルフェニル基、4−メトキシカルボニルフェニル基、4−ニトロフェニル基、4−シアノフェニル基、4−メチルアミノフェニル基、4−ジメチルアミノフェニル基、4−メチルスルフィニルフェニル基および4−メチルスルホニルフェニル基が挙げられる。
本縮合複素環化合物において「群Zより選ばれる1個以上の原子もしくは基を有していてもよい6員複素環基」としては、例えばピペリジル基、モルフォリル基およびチオモルフォリル基等の群Zより選ばれる1個以上の原子もしくは基を有していてもよい6員非芳香族複素環基;
ピラジニル基、2−ピリミジニル基、4−ピリミジニル基、5−ピリミジニル基、2−ピリジル基、3−ピリジル基、4−ピリジル基、3−フルオロ−2−ピリジル基、4−フルオロ−2−ピリジル基、5−フルオロ−2−ピリジル基、6−フルオロ−2−ピリジル基、2−ピリミジニル基、4−トリフルオロメチルピリジン−2−イル基、5−トリフルオロメチルピリジン−2−イル基等の群Zより選ばれる1個以上の原子もしくは基を有していてもよい6員芳香族複素環基が挙げられる。
本縮合複素環化合物において「群Wより選ばれる1個以上の原子もしくは基を有していてもよいC1−C3鎖式炭化水素基」としては、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、トリフルオロメチル基、トリクロロメチル基、2−フルオロエチル基、2,2−ジフルオロエチル基、2,2,2−トリフルオロエチル基、ペンタフルオロエチル基、メトキシメチル基、エトキシメチル基、プロピルオキシメチル基、イソプロピルオキシメチル基、メトキシエチル基、エトキシエチル基、プロピルオキシエチル基、イソプロピルオキシエチル基、メチルスルファニルエチル基、エチルスルファニルエチル基、メチルスルフィニルエチル基、およびメチルスルホニルエチル基等の群Wより選ばれる1個以上の原子もしくは基を有していてもよいC1−C3アルキル基;
ビニル基、1−プロペニル基、2−プロペニル基、1,1−ジフルオロアリル基、ペンタフルオロアリル基等の群Wより選ばれる1個以上の原子もしくは基を有していてもよいC2−C3アルケニル基;
エチニル基およびプロパルギル基等の群Wより選ばれる1個以上の原子もしくは基を有していてもよいC2−C3アルキニル基が挙げられる。
本縮合複素環化合物において「群Wより選ばれる1個以上の原子もしくは基を有していてもよいC3−C6脂環式炭化水素基」としては、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロプロペニル基、シクロブテニル基、シクロペンテニル基、1−シクロヘキセニル基、2−シクロヘキセニル基、3−シクロヘキセニル基が挙げられる。
本縮合複素環化合物において「1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C3アルキルスルファニル基」としては、例えばメチルスルファニル基、エチルスルファニル基、プロピルスルファニル基、イソプロピルスルファニル基、トリフルオロメチルスルファニル基、2,2,2−トリフルオロエチルスルファニル基およびペンタフルオロエチルスルファニル基が挙げられる。
本縮合複素環化合物において「1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C3アルキルスルフィニル基」としては、例えばメチルスルフィニル基、エチルスルフィニル基、プロピルスルフィニル基、イソプロピルスルフィニル基、トリフルオロメチルスルフィニル基、2,2,2−トリフルオロエチルスルフィニル基およびペンタフルオロエチルスルフィニル基が挙げられる。
本縮合複素環化合物において「1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C3アルキルスルホニル基」としては、例えばメチルスルホニル基、エチルスルホニル基、プロピルスルホニル基、イソプロピルスルホニル基、トリフルオロメチルスルホニル基、2,2,2−トリフルオロエチルスルホニル基およびペンタフルオロエチルスルホニル基が挙げられる。
本縮合複素環化合物において「1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C3アルコキシ基」としては、例えばメトキシ基、トリフルオロメトキシ基、エトキシ基、2,2,2−トリフルオロエトキシ基、プロピルオキシ基およびイソプロピルオキシ基が挙げられる。
本縮合複素環化合物において「1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC2−C3アルケニルオキシ基」としては、例えば2−プロペニルオキシ基、2−メチル−2−プロペニルオキシ基、3,3−ジフルオロアリルオキシ基および3,3−ジクロロアリルオキシ基が挙げられる。
本縮合複素環化合物において「1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC2−C3アルキニルオキシ基」としては、例えばプロパルギルオキシ基が挙げられる。
本縮合複素環化合物において「1個以上の」とは、特に断りのない限り、1個以上でありかつ原子もしくは基が結合し得る最大の個数以下を意味する。
本縮合複素環化合物としては、例えば、以下の化合物が挙げられる。
式(1)において、A1が−NR6−、酸素原子又は硫黄原子であり、R5が1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C3アルコキシ基を1個有しているC1−C3鎖式炭化水素基、1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C3鎖式炭化水素基である化合物;
式(1)において、A1が−NR6−又は硫黄原子であり、R5が1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C3鎖式炭化水素基である化合物;
式(1)において、A1が−NR6−、酸素原子又は硫黄原子であり、A2がNであり、R5が1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C3アルコキシ基を1個有しているC1−C3鎖式炭化水素基、1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C3鎖式炭化水素基である化合物;
式(1)において、A1が−NR6−又は硫黄原子であり、A2がNであり、R5が1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C3鎖式炭化水素基である化合物;
式(1)において、A1が−NR6−、酸素原子又は硫黄原子であり、R5が1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C3アルコキシ基を1個有しているC1−C3鎖式炭化水素基、1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C3鎖式炭化水素基であり、R6がメチル基である化合物;
式(1)において、A1が−NR6−又は硫黄原子であり、R5が1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C3鎖式炭化水素基であり、R6がメチル基である化合物;
式(1)において、A1が−NR6−、酸素原子又は硫黄原子であり、A2がNであり、R5が1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C3アルコキシ基を1個有しているC1−C3鎖式炭化水素基、1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C3鎖式炭化水素基であり、R6がメチル基である化合物;
式(1)において、A1が−NR6−又は硫黄原子であり、A2がNであり、R5が1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C3鎖式炭化水素基であり、R6がメチル基である化合物;
式(1)において、A1が−NR6−であり、A2がNであり、R5が1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C2鎖式炭化水素基であり、R6がメチル基である化合物;
式(1)において、A1が−NR6−又は硫黄原子であり、R5が−S(O)m7であり、R7がハロゲン原子を有していてもよいC1−C3鎖式炭化水素基である化合物;
式(1)において、A1が−NR6−又は硫黄原子であり、A2がNであり、R5が−S(O)m7であり、R7が1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C3鎖式炭化水素基である化合物;
式(1)において、A1が−NR6−又は硫黄原子であり、R5が−S(O)m7であり、R6がメチル基であり、R7が1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C3鎖式炭化水素基である化合物;
式(1)において、A1が−NR6−又は硫黄原子であり、A2がNであり、R5が−S(O)m7であり、R6がメチル基であり、R7が1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C3鎖式炭化水素基である化合物;
式(1)において、A1が硫黄原子であり、A2がNであり、R5が−S(O)m7であり、R6がメチル基であり、R7が1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C2鎖式炭化水素基である化合物;
式(1)において、R2、R3およびR4が同一又は相異なり、1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C3鎖式炭化水素基、−OR7、ハロゲン原子又は水素原子であり、R5が1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C3鎖式炭化水素基、−OR7、又はハロゲン原子である化合物;
式(1)において、R2、R3およびR4が同一又は相異なり、1個以上のハロゲン原子もしくは1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C2アルキル基を有していてもよい6員複素環基又は水素原子であり、R5が1個以上のハロゲン原子もしくは1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C2アルキル基を有していてもよい6員複素環基である化合物;
式(1)において、R2、R3およびR4が同一又は相異なり、メチル基、エチル基、トリフルオロメチル基、トリフルオロメトキシ基又は水素原子であり、R5がメチル基、エチル基、トリフルオロメチル基又はトリフルオロメトキシ基である化合物;
式(1)において、R2、R3およびR4が同一又は相異なり、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子又は水素原子であり、R5がフッ素原子、塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子である化合物;
式(1)において、R2、R3およびR4が同一又は相異なり、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、メチル基、トリフルオロメチル基、トリフルオロメトキシ基、ペンタフルオロエチル基又は水素原子であり、R5がフッ素原子、塩素原子、臭素原子、メチル基、トリフルオロメチル基、トリフルオロメトキシ基又はペンタフルオロエチル基である化合物;
式(1)において、A1が−NR6−である化合物;
式(1)において、A1が酸素原子である化合物;
式(1)において、A1が硫黄原子である化合物;
式(1)において、A2が窒素原子である化合物;
式(1)において、A2が=CH−である化合物;
式(1)において、R1、R3およびR4が同一又は相異なり、ハロゲン原子又は水素原子である化合物;
式(1)において、R2が1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C3アルキル基、1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C3アルコキシ基、1個以上のハロゲン原子を有するC1−C3アルキル基を有していてもよい6員芳香族複素環基、ハロゲン原子又は水素原子である化合物;
式(1)において、R1、R3およびR4が同一又は相異なり、ハロゲン原子又は水素原子であり、R2が1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C3アルキル基、1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C3アルコキシ基、1個以上のハロゲン原子を有するC1−C3アルキル基を有していてもよい6員芳香族複素環基、ハロゲン原子又は水素原子である化合物;
式(1A)
Figure 2014024839
[式中、
1Aは−NR6A−、酸素原子又は硫黄原子を表し、
2Aは窒素原子又は=CH−を表し、
1A、R3AおよびR4Aは同一又は相異なり、ハロゲン原子又は水素原子を表し(但し、R1A、R3AおよびR4Aのうち、少なくとも2つは水素原子を表す)、
2Aは1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C3アルキル基、1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C3アルコキシ基、1個以上のハロゲン原子を有するC1−C3アルキル基を有していてもよい6員芳香族複素環基、ハロゲン原子又は水素原子を表し、
5Aは1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C3アルキル基、又は−S(O)7Aを表し、
6AはC1−C3アルキル基又はC3−C6シクロアルキル基を表し、
7Aは1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C3アルキル基を表し、
mは0、1又は2を表し、nは0、1又は2を表す。]
で示される化合物;
式(1A)において、A1Aが−NR6A−である化合物;
式(1A)において、A1Aが酸素原子である化合物;
式(1A)において、A1Aが硫黄原子である化合物;
式(1A)において、A2Aが窒素原子である化合物;
式(1A)において、A2Aが=CH−である化合物;
式(1B)
Figure 2014024839
[式中、
1Bは−NR6B−、酸素原子又は硫黄原子を表し、
2Bは窒素原子又は=CH−を表し、
1B、R3BおよびR4Bは同一又は相異なり、フッ素原子、塩素原子又は水素原子を表し(但し、R1B、R3BおよびR4Bのうち、少なくとも2つは水素原子を表す)、
2BはC1−C3アルキル基(特に、メチル基、エチル基又はイソプロピル基)、1個以上のハロゲン原子を有するC1−C3アルキル基(特に、ジフルオロメチル基、トリフルオロメチル基、ペンタフルオロエチル基、ヘプタフルオロプロピル基等)、1個以上のハロゲン原子を有するC1−C3アルコキシ基(特に、トリフルオロメトキシ基等)、含窒素6員芳香族複素環基(特に、2−、3−又は4−ピリジル基、2−ピリミジニル基等)、ハロゲン原子(特に、フッ素原子、塩素原子、臭素原子等)又は水素原子を表し、
5Bは1個以上のハロゲン原子を有するC1−C3アルキル基(特に、ジフルオロメチル基、トリフルオロメチル基、ペンタフルオロエチル基、2−クロロ−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル基(−C(Cl)(CF)、ヘプタフルオロイソプロピル基等)、又は−S(O)7Bを表し、
6BはC1−C3アルキル基(メチル基、エチル基、プロピル基又はイソプロピル基、特にメチル基)を表し、
7Bは1個以上のハロゲン原子を有するC1−C3アルキル(トリフルオロメチル基、ペンタフルオロエチル基等、特にトリフルオロメチル基)を表し、
mは0、1又は2を表し、nは0、1又は2を表す。]
で示される化合物;
式(1B)において、A1Bが−NR6B−である化合物;
式(1B)において、A1Bが酸素原子である化合物;
式(1B)において、A1Bが硫黄原子である化合物;
式(1B)において、A2Bが窒素原子である化合物;
式(1B)において、A2Bが=CH−である化合物。
上記一般式(1A)および(1B)で示される化合物は、一般式(1)で示される化合物に包含される。
次に、本縮合複素環化合物の製造法について説明する。
本縮合複素環化合物は、例えば、以下の(製造法A)〜(製造法F)により製造することができる。
(製造法A)
本縮合複素環化合物(1)は、化合物(M1)と化合物(M2)とを反応させることにより製造できる。または化合物(M1)と化合物(M2)とを反応させることにより化合物(M3)を製造し、化合物(M3)を環化させることにより製造できる。
Figure 2014024839
[式中、R1、R2、R3、R4、R5、A1、A2およびnは前記と同じ意味を表す。]
(製造法B)
本縮合複素環化合物(1)は、化合物(M1)と化合物(M4)とを反応させることにより製造できる。または化合物(M1)と化合物(M4)とを反応させることにより化合物(M3)を製造し、化合物(M3)を環化させることにより製造できる。
Figure 2014024839
[式中、R1、R2、R3、R4、R5、A1、A2およびnは前記と同じ意味を表す。]
(製造法C)
本縮合複素環化合物(1)は、化合物(M1)と化合物(M5)とを反応させることにより製造できる。または化合物(M1)と化合物(M5)とを反応させることにより化合物(M6)を製造し、化合物(M6)を環化させることにより製造できる。
Figure 2014024839
[式中、R1、R2、R3、R4、R5、A1、A2およびnは前記と同じ意味を表す。]
(製造法D)
式(1)においてA1が硫黄原子である化合物(2)は、化合物(M7)と硫化剤とを反応させることにより製造することができる。
Figure 2014024839
[式中、R1、R2、R3、R4、R5、A2およびnは前記と同じ意味を表す。]
(製造法E)
式(1)においてnが0である化合物(3)は、例えば以下の方法により製造することができる。
Figure 2014024839
[式中、R1、R2、R3、R4、R5、A1およびA2は前記と同じ意味を表し、V2はフッ素原子又は塩素原子を表す。]
(製造法F)
式(1)においてnが0である化合物(3)は、例えば以下の方法により製造することができる。
Figure 2014024839
[式中、R1、R2、R3、R4、R5、A1、A2およびV2は前記と同じ意味を表す。]
本縮合複素環化合物の製造法(製造法A)〜(製造法F)について、以下さらに詳しく説明する。また本縮合複素環化合物から別の本縮合複素環化合物への製造法についても説明する。本縮合複素環化合物は、例えば、以下の(製造法1)〜(製造法23により製造することができる。
(製造法1)(工程(C−1))
式(1)においてA1が−NR6−である化合物(4)は、工程(C−1)に従い、化合物(M12)と化合物(M5)とを反応させることにより製造することができる。
Figure 2014024839
[式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、A2およびnは前記と同じ意味を表す。]
該反応は、通常塩基、酸、亜硫酸塩あるいは二亜硫酸塩の存在下で行われる。
該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
反応に用いられる塩基としては、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等の炭酸水素塩類、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の炭酸塩類およびこれらの混合物が挙げられる。
反応に用いられる酸としては、p−トルエンスルホン酸等のスルホン酸類、酢酸等のカルボン酸類が挙げられる。
反応に用いられる亜硫酸塩としては、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カリウム等が挙げられる。
反応に用いられる二亜硫酸塩としては、二亜硫酸ナトリウム、二亜硫酸カリウム等が挙げられる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばテトラヒドロフラン(以下、THFと記す。)、エチレングリコールジメチルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル、1,4−ジオキサン等のエーテル類、ヘキサン、ヘプタン、オクタン等の脂肪族炭化水素類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、アセトニトリル等のニトリル類、N,N−ジメチルホルムアミド(以下、DMFと記す。)、N−メチルピロリドン(以下、NMPと記す。)等の酸アミド類、ジメチルスルホキシド(以下、DMSOと記す。)等のスルホキシド類、ピリジン、キノリン等の含窒素芳香族化合物類およびこれらの混合物が挙げられる。
該反応は、必要に応じて酸化剤を加えて行うこともできる。
反応に用いられる酸化剤としては、例えば酸素、塩化銅(II)、2,3−ジクロロ−5,6−ジシアノ−p−ベンゾキノン等が挙げられる。
該反応には、化合物(M12)1モルに対して、化合物(M5)が通常1〜3モルの割合、塩基が通常1〜5モルの割合、酸が通常1〜5モルの割合、亜硫酸塩が通常1〜5モルの割合、二亜硫酸塩が通常1〜5モルの割合、酸化剤が通常1〜5モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常30〜200℃の範囲である。該反応の反応時間は通常0.1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物に水を注加した後、有機溶媒で抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(4)を単離することができる。単離された化合物(4)は、クロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
(製造法2)(工程A−1)
式(1)においてA1が−NR6−である化合物(4)は、工程(A−1)に従い、化合物(M12)と化合物(M2)とを、脱水縮合剤の存在下に反応させることにより製造することができる。
Figure 2014024839
[式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、A2およびnは前記と同じ意味を表す。]
該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばTHF、tert−ブチルメチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、1,4−ジオキサン等のエーテル類、ヘキサン、ヘプタン、オクタン等の脂肪族炭化水素類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、アセトニトリル等のニトリル類、DMF、NMP等の酸アミド類、DMSO等のスルホキシド類、ピリジン、キノリン等の含窒素芳香族化合物類およびこれらの混合物が挙げられる。
反応に用いられる脱水縮合剤としては、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(以下、WSCと記す。)、1,3−ジシクロヘキシルカルボジイミド等のカルボジイミド類、(ベンゾトリアゾール−1−イルオキシ)トリス(ジメチルアミノ)ホスホニウムヘキサフルオロリン酸塩(以下、BOP試薬と記す。)等が挙げられる。
該反応は、必要に応じて触媒を加えて行うこともできる。
反応に用いられる触媒としては、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(以下、HOBtと記す。)等が挙げられる。
該反応には、化合物(M12)1モルに対して、化合物(M2)が通常1〜3モルの割合、脱水縮合剤が通常1〜5モルの割合、触媒が通常0.01〜0.1モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常30〜200℃の範囲である。該反応の反応時間は通常0.1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物に水を注加した後、有機溶媒で抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(4)を単離することができる。単離された化合物(4)は、クロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
また、工程(B−1)に従い、化合物(M2)に代えて化合物(M4)を用い、上記方法に準じて化合物(4)を製造することもできる。
化合物(M4)を用いる場合は、通常脱水縮合剤を加えずに行われる。必要に応じて塩基を加えて行うこともできる。
塩基としては、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属炭酸塩類、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン等の第3級アミン類およびピリジン、4−ジメチルアミノピリジン等の含窒素芳香族化合物類等が挙げられる。
該反応には、化合物(M12)1モルに対して、化合物(M4)が通常1〜3モルの割合、塩基が通常1〜10モルの割合で用いられる。
(製造法3)(工程(A−3)、工程(B−3))
式(1)においてA1が−NR6−である化合物(4)は、工程(A−3)又は工程(B−3)に従い、化合物(M13)を脱水縮合することにより製造することができる。
Figure 2014024839
[式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、A2およびnは前記と同じ意味を表す。]
該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばTHF、エチレングリコールジメチルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル、1,4−ジオキサン等のエーテル類、ヘキサン、ヘプタン、オクタン等の脂肪族炭化水素類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、アセトニトリル等のニトリル類、DMF、NMP等の酸アミド類、DMSO等のスルホキシド類、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、ペンタノール等のアルコール類およびこれらの混合物が挙げられる。
該反応は必要に応じて、酸又は脱水剤を用いることができる。反応に用いられる酸としては、p−トルエンスルホン酸等のスルホン酸類、酢酸等のカルボン酸類が挙げられ、反応に用いられる脱水剤としては、オキシ塩化リン、無水酢酸、トリフルオロ酢酸無水物等が挙げられる。
該反応には、化合物(M13)1モルに対して、酸又は脱水剤が通常1モル〜10モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常30〜200℃の範囲である。該反応の反応時間は通常0.1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を有機溶媒で抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(4)を単離することができる。単離された化合物(4)は、クロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
(製造法4)(工程(A−3)、工程(B−3))
式(1)においてA1が−NR6−である化合物(4)は、工程(A−3)又は工程(B−3)に従い、化合物(M13)を塩基の存在下に反応させることにより製造することができる。
Figure 2014024839
[式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、A2およびnは前記と同じ意味を表す。]
該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばTHF、エチレングリコールジメチルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル、1,4−ジオキサン等のエーテル類、ヘキサン、ヘプタン、オクタン等の脂肪族炭化水素類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、アセトニトリル等のニトリル類、DMF、NMP等の酸アミド類、DMSO等のスルホキシド類、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、tert−ブタノール、ペンタノール等のアルコール類およびこれらの混合物が挙げられる。
反応に用いられる塩基としては、リン酸三カリウム等が挙げられる。
該反応には、化合物(M13)1モルに対して、塩基が通常1モル〜10モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常30〜200℃の範囲である。該反応の反応時間は通常0.1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を有機溶媒で抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(4)を単離することができる。単離された化合物(4)は、クロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
(製造法5)
式(1)においてA1が−NR6−である化合物(4)は、化合物(5)と化合物(M14)とを塩基の存在下に反応させることにより製造することができる。
Figure 2014024839
[式中、R1、R2、R3、R4、R5、A2およびnは前記と同じ意味を表し、Lは塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、トリフルオロメチルスルホニルオキシ基およびメチルスルホニルオキシ基等の脱離基を表し、ここでR6は群Wより選ばれる1個以上の原子もしくは基を有していてもよいC1−C3鎖式炭化水素基を表す。]
該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばTHF、エチレングリコールジメチルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル、1,4−ジオキサン等のエーテル類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、アセトニトリル等のニトリル類、DMF、NMP等の酸アミド類、DMSO等のスルホキシド類、およびこれらの混合物が挙げられる。
反応に用いられる塩基としては、例えば水素化ナトリウム、水素化カリウム、水素化カルシウム等のアルカリ金属もしくはアルカリ土類金属の水素化物、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の無機塩基、又はトリエチルアミン等の有機塩基等が挙げられる。
該反応には、化合物(5)1モルに対して、化合物(M14)が通常1〜5モルの割合で用いられる。
該反応には、化合物(5)1モルに対して、塩基が通常1〜3モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常0〜100℃の範囲である。該反応の反応時間は通常0.1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を有機溶媒で抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(4)を単離することができる。単離された化合物(4)は、クロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
(製造法6)(工程(A−1))
式(1)においてA1が酸素原子である化合物(6)は、工程(A−1)に従い、化合物(M15)と化合物(M2)とを、酸の存在下に反応させることにより製造することができる。
Figure 2014024839
[式中、R1、R2、R3、R4、R5、A2およびnは前記と同じ意味を表す。]
該反応は、通常溶媒の存在下または非存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばTHF、エチレングリコールジメチルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル、1,4−ジオキサン等のエーテル類、ヘキサン、ヘプタン、オクタン等の脂肪族炭化水素類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類およびこれらの混合物が挙げられる。
反応に用いられる酸としては、ポリリン酸やトリメチルシリルポリホスフェート等が挙げられる。
該反応は、酸としてポリリン酸を用いる場合は通常無溶媒で行うが、溶媒中で行ってもよい。
該反応には、化合物(M15)1モルに対して、化合物(M2)が通常1〜3モルの割合、酸が通常1〜10モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常50〜200℃の範囲である。該反応の反応時間は通常0.5〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を水に注加した後、有機溶媒で抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(6)を単離することができる。単離された化合物(6)は、クロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
また、化合物(M2)に代えて化合物(M4)を用い、工程(B−1)に従い、上記方法に準じて化合物(6)を製造することもできる。
化合物(M4)を用いる場合は、通常脱水縮合剤を加えずに行われる。必要に応じて塩基を加えて行うこともできる。
塩基としては、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属炭酸塩類、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン等の第3級アミン類およびピリジン、4−ジメチルアミノピリジン等の含窒素芳香族化合物類等が挙げられる。
該反応には、化合物(M15)1モルに対して、化合物(M4)が通常1〜3モルの割合、塩基が通常1〜10モルの割合で用いられる。
(製造法7)(工程(C−3))
式(1)においてA1が酸素原子である化合物(6)は、工程(C−3)に従い、化合物(M16)を酸化反応に付すことにより製造することができる。
Figure 2014024839
[式中、R1、R2、R3、R4、R5、A2およびnは前記と同じ意味を表す。]
該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばTHF、エチレングリコールジメチルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル、1,4−ジオキサン等のエーテル類、ヘキサン、ヘプタン、オクタン等の脂肪族炭化水素類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、ジクロロメタン、クロロホルム、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、メタノール、エタノール等のアルコール類、アセトニトリル等のニトリル類、DMF、NMP等の酸アミド類、DMSO等のスルホキシド類、酢酸およびこれらの混合物が挙げられる。
反応に用いられる酸化剤としては、酢酸鉛(IV)、酸化鉛(IV)等の金属酸化剤、ヨードベンゼンジアセタート等の超原子価ヨウ素化合物等が挙げられる。
該反応には、化合物(M16)1モルに対して、酸化剤が通常1〜3モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常0〜100℃の範囲である。該反応の反応時間は通常0.1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を有機溶媒で抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(6)を単離することができる。単離された化合物(6)は、クロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
(製造法8)(工程(A−3)、工程(B−3))
式(1)においてA1が酸素原子である化合物(6)は、工程(A−3)又は工程(B−3)に従い、化合物(M17)を脱水縮合剤の存在下に反応させることにより製造することができる。
Figure 2014024839
[式中、R1、R2、R3、R4、R5、A2およびnは前記と同じ意味を表す。]
該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばTHF、エチレングリコールジメチルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル、1,4−ジオキサン等のエーテル類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、アセトニトリル等のニトリル類およびこれらの混合物が挙げられる。このうち、四塩化炭素は、脱水縮合剤としても用いることができる。
反応に用いられる脱水縮合剤としては、トリフェニルホスフィンと塩基と四塩化炭素もしくは四臭化炭素との混合物、トリフェニルホスフィンとアゾジカルボン酸ジエチルエステル等のアゾジエステル類との混合物等が挙げられる。
反応に用いられる塩基としては、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン等の第3級アミン類等が挙げられる。
該反応には、化合物(M17)1モルに対して、脱水縮合剤が通常1〜3モルの割合で用いられる。塩基を用いる場合は、化合物(M17)1モルに対して、塩基が通常1〜5モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常−30〜100℃の範囲である。該反応の反応時間は通常0.5〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を有機溶媒で抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(6)を単離することができる。単離された化合物(6)は、クロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
(製造法9)(工程(A−3)、工程(B−3))
式(1)においてA1が酸素原子である化合物(6)は、工程(A−3)又は工程(B−3)に従い、化合物(M17)を酸の存在下に反応させることにより製造することができる。
Figure 2014024839
[式中、R1、R2、R3、R4、R5、A2およびnは前記と同じ意味を表す。]
該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばTHF、エチレングリコールジメチルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル、1,4−ジオキサン等のエーテル類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、ジクロロメタン、クロロホルム、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類およびこれらの混合物が挙げられる。
上記酸としては、p−トルエンスルホン酸等のスルホン酸類、ポリリン酸等が挙げられる。
該反応には、化合物(M17)1モルに対して、酸が通常0.1〜3モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常50〜200℃の範囲である。該反応の反応時間は通常1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を有機溶媒で抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(6)を単離することができる。単離された化合物(6)は、クロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
(製造法10)(工程(C−1))
式(1)においてA1が硫黄原子である化合物(2)は、工程(C−1)に従い、化合物(M18)と化合物(M5)とを反応させることにより製造することができる。
Figure 2014024839
[式中、R1、R2、R3、R4、R5、A2およびnは前記と同じ意味を表す。]
該反応は、通常塩基、酸、亜硫酸塩あるいは二亜硫酸塩の存在下で行われる。
反応に用いられる塩基としては、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等の炭酸水素塩類、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の炭酸塩類およびこれらの混合物が挙げられる。
反応に用いられる酸としては、p−トルエンスルホン酸等のスルホン酸類、酢酸等のカルボン酸類が挙げられる。
反応に用いられる亜硫酸塩としては、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カリウム等が挙げられる。
反応に用いられる二亜硫酸塩としては、二亜硫酸ナトリウム、二亜硫酸カリウム等が挙げられる。
該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えば、THF、エチレングリコールジメチルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル、1,4−ジオキサン等のエーテル類、ヘキサン、ヘプタン、オクタン等の脂肪族炭化水素類、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、アセトニトリル等のニトリル類、DMF、N−、NMP等の酸アミド類、DMSO等のスルホキシド類、トルエン、キシレン、ニトロベンゼン等の芳香族炭化水素類およびこれらの混合物が挙げられる。
該反応は、必要に応じて酸化剤を加えて行うこともできる。
反応に用いられる酸化剤としては、例えば酸素、塩化銅(II)、2,3−ジクロロ−5,6−ジシアノ−p−ベンゾキノン等が挙げられる。
該反応には、化合物(M18)1モルに対して、化合物(M5)が通常1〜3モルの割合、塩基が1〜5モルの割合、酸が通常1〜5モルの割合、亜硫酸塩が通常1〜5モルの割合、二亜硫酸塩が通常1〜5モルの割合、酸化剤が通常1〜5モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常50〜200℃の範囲である。該反応の反応時間は通常0.1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を水に加えた後、有機溶媒で抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(2)を単離することができる。単離された化合物(2)は、クロマトグラフィー、再結晶等により精製することもできる。
(製造法11)(工程(C−1))
式(1)においてA1が硫黄原子である化合物(2)は、工程(C−1)に従い、化合物(M18)の塩酸塩と化合物(M5)とを反応させることにより製造することができる。
Figure 2014024839
[式中、R1、R2、R3、R4、R5、A2およびnは前記と同じ意味を表す。]
該反応は、塩基の存在下、通常溶媒の存在下で行われる。
反応に用いられる塩基としては、例えばジイソプロピルエチルアミン、トリエチルアミン等の第三級アミンが挙げられる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばDMSO等のスルホキシド類、ニトロベンゼン等の芳香族炭化水素類およびこれらの混合物が挙げられる。
該反応には、化合物(M18)1モルに対して、化合物(M5)が通常0.5〜3モルの割合で用いられ、塩基が通常1〜2モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常50〜200℃の範囲である。該反応の反応時間は通常0.1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を水に加えた後、有機溶媒で抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(2)を単離することができる。単離された化合物(2)は、クロマトグラフィー、再結晶等により精製することもできる。
(製造法12)
式(1)においてR5がシアノ基又はC1−C3アルキル基である化合物(8)は、化合物(7)とシアノ化剤又はジ(C1−C3アルキル)亜鉛とを、パラジウム化合物の存在下に反応させることにより製造することができる。
Figure 2014024839
[式中、R1、R2、R3、R4、A1、A2およびnは前記と同じ意味を表し、V1は臭素原子又はヨウ素原子等の脱離基を表し、R5zはシアノ基又はC1−C3アルキル基を表す。]
該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばTHF、エチレングリコールジメチルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル、1,4−ジオキサン等のエーテル類、ヘキサン、ヘプタン、オクタン等の脂肪族炭化水素類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、メタノール、エタノール等のアルコール類、DMF、NMP等の酸アミド類、DMSO等のスルホキシド類およびこれらの混合物が挙げられる。
反応に用いられるシアノ化剤としては、例えばシアン化亜鉛が挙げられ、ジ(C1−C3アルキル)亜鉛としては、例えば、ジメチル亜鉛、ジエチル亜鉛、ジイソプロピル亜鉛が挙げられる。
反応に用いられるパラジウム化合物としては、テトラキス(トリフェニルフォスフィン)パラジウム等が挙げられる。
該反応には、化合物(7)1モルに対して、シアノ化剤又はジ(C1−C3アルキル)亜鉛が通常1〜5モルの割合、パラジウム化合物が通常0.01〜0.5モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常50〜200℃の範囲である。該反応の反応時間は通常0.5〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を有機溶媒で抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(8)を単離することができる。単離された化合物(8)は、クロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
(製造法13)
式(1)においてR5がC1−C3パーフルオロアルキル基である化合物(9)は、化合物(7)と化合物(M19)とを、ヨウ化銅の存在下に反応させることにより製造することができる。
Figure 2014024839
[式中、R1、R2、R3、R4、A1、A2、nおよびV1は前記と同じ意味を表し、RはC1−C3パーフルオロアルキル基を表す。]
該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばトルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、DMF、NMP等の酸アミド類およびこれらの混合物が挙げられる。
該反応には、化合物(7)1モルに対して、化合物(M19)が通常1〜10モルの割合、ヨウ化銅が通常1〜5モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常50〜200℃の範囲である。該反応の反応時間は通常0.5〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を有機溶媒で抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(9)を単離することができる。単離された化合物(9)は、クロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
(製造法14)(工程(E−4))
式(1)においてnが0である化合物(3)は、工程(E−4)に従い、化合物(M10)と化合物(M20)とを、塩基の存在下に反応させることにより製造することができる。
Figure 2014024839
[式中、R1、R2、R3、R4、R5、A1、A2およびV2は前記と同じ意味を表す。]
該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えば水、THF、エチレングリコールジメチルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル、1,4−ジオキサン等のエーテル類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、メタノール、エタノール等のアルコール類、アセトニトリル等のニトリル類、DMF、NMP等の酸アミド類、DMSO等のスルホキシド類およびこれらの混合物が挙げられる。
反応に用いられる塩基としては、例えば水素化ナトリウム等のアルカリ金属水素化物類が挙げられる。
該反応には、化合物(M10)1モルに対して、化合物(M20)が通常1〜10モルの割合、塩基が通常1〜10モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常0〜150℃の範囲である。該反応の反応時間は通常0.5〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を有機溶媒で抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(3)を単離することができる。単離された化合物(3)は、クロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
(製造法15)(工程(F−2))
式(1)においてnが0である化合物(3)は、工程(F−2)に従い、化合物(M11)と化合物(M21)とを塩基の存在下に反応させることにより製造することができる。
Figure 2014024839
[式中、R1、R2、R3、R4、R5、A1、A2およびLは前記と同じ意味を表す。]
該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばTHF、エチレングリコールジメチルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル、1,4−ジオキサン等のエーテル類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、アセトニトリル等のニトリル類、DMF、NMP等の酸アミド類、DMSO等のスルホキシド類、およびこれらの混合物が挙げられる。
反応に用いられる塩基としては、例えば水素化ナトリウム、水素化カリウム、水素化カルシウム等のアルカリ金属もしくはアルカリ土類金属の水素化物、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の無機塩基、又はトリエチルアミン等の有機塩基が挙げられる。
該反応には、化合物(M11)1モルに対して、塩基が通常1〜3モルの割合、化合物(M21)が通常1〜3モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常0〜100℃の範囲である。該反応の反応時間は通常0.1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を有機溶媒で抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(3)を単離することができる。単離された化合物(3)は、クロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
(製造法16)
式(1)においてnが1である化合物(10)は、化合物(3)を酸化反応に付すことにより製造することができる。
Figure 2014024839
[式中、R1、R2、R3、R4、R5、A1およびA2は前記と同じ意味を表す。]
該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばジクロロメタン、クロロホルム等のハロゲン化炭化水素類、メタノール、エタノール等のアルコール類、酢酸、水およびこれらの混合物が挙げられる。
反応に用いられる酸化剤としては、例えば過ヨウ素酸ナトリウム又はm−クロロ過安息香酸が挙げられる。
該反応には、化合物(3)1モルに対して、酸化剤が通常1〜3モルの割合で用いられる。好ましくは、化合物(3)1モルに対して、酸化剤が1〜1.2モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常−20〜80℃の範囲である。該反応の反応時間は通常0.1〜12時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を有機溶媒で抽出し、有機層を必要に応じて還元剤(例えば亜硫酸ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム)の水溶液、塩基(例えば炭酸水素ナトリウム)の水溶液で洗浄し、乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(10)を単離することができる。単離された化合物(10)は、クロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
(製造法17)
式(1)においてnが2である化合物(11)は、化合物(3)を酸化剤の存在下に反応させることにより製造することができる。
Figure 2014024839
[式中、R1、R2、R3、R4、R5、A1およびA2は前記と同じ意味を表す。]
該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばジクロロメタン、クロロホルム等のハロゲン化炭化水素類、メタノール、エタノール等のアルコール類、酢酸、水およびこれらの混合物が挙げられる。
反応に用いられる酸化剤としては、例えばm−クロロ過安息香酸又は過酸化水素水が挙げられる。
該反応には、化合物(3)1モルに対して、酸化剤が通常2〜5モルの割合で用いられる。好ましくは、化合物(3)1モルに対して、酸化剤が2〜3モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常−20〜120℃の範囲である。該反応の反応時間は通常0.1〜12時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を有機溶媒で抽出し、有機層を必要に応じて還元剤(例えば亜硫酸ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム)の水溶液、塩基(例えば炭酸水素ナトリウム)の水溶液で洗浄し、乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(11)を単離することができる。単離された化合物(11)は、クロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
(製造法18)
式(1)においてnが2である化合物(11)は、化合物(10)を酸化剤の存在下に反応させることにより製造することができる。
Figure 2014024839
[式中、R1、R2、R3、R4、R5、A1およびA2は前記と同じ意味を表す。]
該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばジクロロメタン、クロロホルム等のハロゲン化炭化水素類、メタノール、エタノール等のアルコール類、酢酸、水およびこれらの混合物が挙げられる。
反応に用いられる酸化剤としては、例えばm−クロロ過安息香酸又は過酸化水素水が挙げられる。
該反応には、化合物(10)1モルに対して、酸化剤が通常1〜4モルの割合で用いられる。好ましくは、化合物(10)1モルに対して、酸化剤が1〜2モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常−20〜120℃の範囲である。該反応の反応時間は通常0.1〜12時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を有機溶媒で抽出し、有機層を必要に応じて還元剤(例えば亜硫酸ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム)の水溶液、塩基(例えば炭酸水素ナトリウム)の水溶液で洗浄し、乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(11)を単離することができる。単離された化合物(11)は、クロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
(製造法19)(工程(A−3)、工程(B−3))
式(1)においてA1が硫黄原子である化合物(2)は、工程(A−3)又は工程(B−3)に従い、化合物(M22)を酸の存在下に反応させることにより製造することができる。
Figure 2014024839
[式中、R1、R2、R3、R4、R5、A2およびnは前記と同じ意味を表す。]
該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばTHF、エチレングリコールジメチルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル、1,4−ジオキサン等のエーテル類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、ジクロロメタン、クロロホルム、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類およびこれらの混合物が挙げられる。
反応に用いられる酸としては、例えばp−トルエンスルホン酸等のスルホン酸類、ポリリン酸が挙げられる。
該反応には、化合物(M22)1モルに対して、酸が通常0.1〜3モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常50〜200℃の範囲である。該反応の反応時間は通常1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を有機溶媒で抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(2)を単離することができる。単離された化合物(2)は、クロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
(製造法20)
式(1)において、R5が−SHで示される化合物(12−a)、化合物(12−a)のジスルフィド体化合物である化合物(12−b)、R5が−SR7で示される化合物(13)、R5が−S(O)mR7で示される化合物(14)は、例えば以下の方法により製造することができる。
Figure 2014024839
[式中、R1、R2、R3、R4、R7、A1、A2、n、m、V1およびLは前記と同じ意味を表す。]
工程(22−1)
化合物(12−a)および/又は化合物(12−b)は、化合物(7)とチオール化剤とを、触媒の存在下反応させることにより製造することができる。
該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばトルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、DMF、NMP等の酸アミド類、DMSO等のスルホキシド類、およびこれらの混合物が挙げられる。
反応に用いられるチオール化剤としては、例えば硫化ナトリウム、硫化ナトリウム9水和物、チオウレアが挙げられる。
反応に用いられる触媒としては、例えば塩化銅(I)、臭化銅(I)、ヨウ化銅(I)が挙げられる。
該反応は必要に応じて塩基の存在下で行うこともできる。
反応に用いられる塩基としては、例えば炭酸カリウム、炭酸セシウム、リン酸三カリウム、トリエチルアミンが挙げられる。
該反応には、化合物(7)1モルに対して、チオール化剤が通常1〜10モルの割合、触媒が通常0.1〜5モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常50〜200℃の範囲である。該反応の反応時間は通常0.5〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を有機溶媒で抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(12−a)および/又は化合物(12−b)を単離することができる。単離された化合物(12−a)および/又は化合物(12−b)は、クロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
工程(22−2)
化合物(13)は、化合物(12−a)および/又は化合物(12−b)と化合物(M23)とを塩基の存在下に反応させることにより製造することができる。
該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えば、メタノール、エタノール等のアルコール類、1,4−ジオキサン、ジエチルエーテル、THF、tert−ブチルメチルエーテル等のエーテル類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、トルエン、ベンゼン、キシレン等の芳香族炭化水素類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、アセトニトリル等のニトリル類、DMF、NMP、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、ジメチルスルホキシド等の非プロトン性極性溶媒、ピリジン、キノリン等の含窒素芳香族化合物類、水およびこれらの混合物が挙げられる。
反応に用いられる塩基としては、例えばピリジン、ピコリン、2,6−ルチジン、ジアザビシクロウンデセン(以下、DBUと記す。)、1,5−ジアザビシクロ〔4.3.0〕−5−ノネン等の含窒素複素環化合物、トリエチルアミン、N−エチルジイソプロピルアミン等の第3級アミン、リン酸三カリウム、炭酸カリウム、水素化ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の無機塩基が挙げられる。
該反応には、化合物(12−a)および/又は化合物(12−b)1モルに対して、化合物(M23)が通常1〜10モルの割合、塩基が通常1〜5モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常0〜120℃の範囲である。該反応の反応時間は通常0.5〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を有機溶媒で抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(13)を単離することができる。単離された化合物(13)は、クロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
工程(22−3)
化合物(14)において、mが1又は2である化合物は、化合物(13)を酸化反応に付すことにより製造することができる。
該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばジクロロメタン、クロロホルム等のハロゲン化炭化水素類、メタノール、エタノール等のアルコール類、酢酸、水およびこれらの混合物が挙げられる。
反応に用いられる酸化剤としては、例えばm−クロロ過安息香酸又は過酸化水素水が挙げられる。
該反応は必要に応じて触媒の存在下で行うこともできる。
反応に用いられる触媒としては、例えばタングステン酸ナトリウムが挙げられる。
該反応には、化合物(13)1モルに対して、酸化剤が通常1〜5モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常−20〜120℃の範囲である。該反応の反応時間は通常0.1〜12時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を有機溶媒で抽出し、有機層を必要に応じて還元剤(例えば亜硫酸ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム)の水溶液、塩基(例えば炭酸水素ナトリウム)の水溶液で洗浄し、乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(14)を単離することができる。単離された化合物(14)は、クロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
(製造法21)
式(1)において、R5が−OR7である化合物(15)は、例えば以下の方法により製造することができる。
Figure 2014024839

[式中、R1、R2、R3、R4、R7、A1、A2、V1およびnは前記と同じ意味を表す。]
反応に用いられる溶媒としては、例えばTHF、エチレングリコールジメチルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル、1,4−ジオキサン等のエーテル類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、アセトニトリル等のニトリル類、DMF、NMP等の酸アミド類、DMSO等のスルホキシド類、およびこれらの混合物が挙げられる。
反応に用いられる塩基としては、例えば水素化ナトリウム、水素化カリウム、水素化カルシウム等のアルカリ金属もしくはアルカリ土類金属の水素化物、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム等の無機塩基、又はトリエチルアミン等の有機塩基が挙げられる。
該反応は、必要に応じて銅化合物を加えて行うこともできる。
反応に用いられる銅化合物としては、例えば銅、ヨウ化銅(I)、臭化銅(I)、塩化銅(I)が挙げられる。
該反応には、化合物(7)1モルに対して、化合物(M24)が通常1〜5モルの割合で用いられ、塩基が通常1〜3モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常20〜250℃の範囲である。該反応の反応時間は通常0.1〜48時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を水に注加してから有機溶媒抽出し、有機層を濃縮する;反応混合物を水に注加して生じた固体を濾過により集める;または、反応混合物中に生成した固体を濾過により集めることにより化合物(15)を単離することができる。単離された化合物(15)は、再結晶、クロマトグラフィ−等により更に精製することもできる。
(製造法22)(工程(A−1))
式(1)においてA1が硫黄原子である化合物(2)は、工程(A−1)に従い、化合物(M18)と化合物(M2)とを反応させることにより製造することができる。
Figure 2014024839
[式中、R1、R2、R3、R4、R5、A2およびnは前記と同じ意味を表す。]
該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばTHF、tert−ブチルメチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、1,4−ジオキサン等のエーテル類、ヘキサン、ヘプタン、オクタン等の脂肪族炭化水素類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、アセトニトリル等のニトリル類、DMF、NMP等の酸アミド類、DMSO等のスルホキシド類、ピリジン、キノリン等の含窒素芳香族化合物類およびこれらの混合物が挙げられる。
反応に用いられる脱水縮合剤としては、WSC、1,3−ジシクロヘキシルカルボジイミド等のカルボジイミド類、BOP試薬等が挙げられる。
該反応は、必要に応じて触媒を加えて行うこともできる。
反応に用いられる触媒としては、HOBt等が挙げられる。
該反応には、化合物(M18)1モルに対して、化合物(M2)が通常1〜3モルの割合、脱水縮合剤が通常1〜5モルの割合、触媒が通常0.01〜0.1モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常30〜200℃の範囲である。該反応の反応時間は通常0.1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物に水を注加した後、有機溶媒で抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(2)を単離することができる。単離された化合物(2)は、クロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
また、化合物(M2)に代えて化合物(M4)を用い、工程(B−1)に従い、上記方法に準じて化合物(2)を製造することもできる。
化合物(M4)を用いる場合は、通常脱水縮合剤を加えずに行われる。必要に応じて塩基を加えて行うこともできる。
塩基としては、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属炭酸塩類、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン等の第3級アミン類およびピリジン、4−ジメチルアミノピリジン等の含窒素芳香族化合物類等が挙げられる。
該反応には、化合物(M18)1モルに対して、化合物(M4)が通常1〜3モルの割合、塩基が通常1〜10モルの割合で用いられる。
(製造法23)(製造法D)
式(1)においてA1が硫黄原子である化合物(2)は、(製造法D)に従い化合物(M7)と硫化剤とを反応させることにより製造することができる。
Figure 2014024839
[式中、R1、R2、R3、R4、R5、A2およびnは前記と同じ意味を表す。]
該反応は、溶媒の存在下または非存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えば1,4−ジオキサン、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、tert−ブチルメチルエーテル、ジグライム等のエーテル、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素、トルエン、ベンゼン、キシレン等の炭化水素、アセトニトリル等のニトリル、ピリジン、ピコリン、ルチジン等のピリジンおよびこれらの混合物が挙げられる。
該反応に用いられる硫化剤としては、五硫化ニリン、ローソン試薬(2,4−ビス−(4−メトキシフェニル)−1,3−ジチア−2,4−ジホスフェタン−2,4−ジスルフィド)等が挙げられる。
該反応に用いられる硫化剤の量は、化合物(M7)1モルに対して、通常1モル以上である。
該反応の反応温度は、通常、0℃〜200℃の範囲であり、反応時間は、通常、1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を水に注加してから有機溶媒抽出し、有機層を濃縮する;反応混合物を水に注加して生じた固体を濾過により集める;または、反応混合物中に生成した固体を濾過により集めることにより化合物(2)を単離することができる。単離された化合物(2)は、再結晶、クロマトグラフィ−等により更に精製することもできる。
本発明の中間体は、例えば下記の方法により製造することができる。
(中間体製造法1)
化合物(M12)は、以下の方法により製造することができる。
Figure 2014024839
[式中、R5、R6およびA2は前記と同じ意味を表す。]
(工程1)
化合物(M26)は、化合物(M25)をニトロ化剤の存在下で反応させることにより製造することができる。
該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばジクロロメタン、クロロホルム等のハロゲン化炭化水素類、酢酸、濃硫酸、濃硝酸、水およびこれらの混合物が挙げられる。
反応に用いられるニトロ化剤としては、例えば濃硝酸が挙げられる。
該反応には、化合物(M25)1モルに対して、ニトロ化剤が通常1〜3モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常−10〜100℃の範囲である。該反応の反応時間は通常0.1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を水に注加し、有機溶媒で抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(M26)を単離することができる。単離された化合物(M26)は、クロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
(工程2)
化合物(M12)は、化合物(M26)と水素とを、水素添加触媒の存在下に反応させることにより製造することができる。
該反応は、通常、1〜100気圧の水素雰囲気下、溶媒の存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばTHF、エチレングリコールジメチルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル、1,4−ジオキサン等のエーテル類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、メタノール、エタノール等のアルコール類、水およびこれらの混合物が挙げられる。
反応に用いられる水素添加触媒としては、例えばパラジウム炭素、水酸化パラジウム、ラネーニッケル、酸化白金等の遷移金属化合物が挙げられる。
該反応には、化合物(M26)1モルに対して、水素が通常3モルの割合、水素添加触媒が通常0.001〜0.5モルの割合で用いられる。
該反応は、必要に応じて酸(塩基等)を加えて行うこともできる。
該反応の反応温度は、通常−20〜100℃の範囲である。該反応の反応時間は通常0.1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物をろ過し、必要に応じて有機溶媒で抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(M12)を単離することができる。単離された化合物(M12)は、クロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
(中間体製造法2)(工程(A−2))
化合物(M13)は、化合物(M12)と化合物(M2)とを、工程(A−2)に従い、脱水縮合剤の存在下に反応させることにより製造することができる。
Figure 2014024839
[式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、A2およびnは前記と同じ意味を表す。]
該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばTHF、エチレングリコールジメチルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル、1,4−ジオキサン等のエーテル類、ヘキサン、ヘプタン、オクタン等の脂肪族炭化水素類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、アセトニトリル等のニトリル類、DMF、NMP等の酸アミド類、DMSO等のスルホキシド類、ピリジン、キノリン等の含窒素芳香族化合物類およびこれらの混合物が挙げられる。
反応に用いられる脱水縮合剤としては、例えばWSC、1,3−ジシクロヘキシルカルボジイミド等のカルボジイミド類、BOP試薬が挙げられる。
該反応には、化合物(M12)1モルに対して、化合物(M2)が通常1〜3モルの割合、脱水縮合剤が通常1〜5モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常0〜140℃の範囲である。該反応の反応時間は通常0.1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物に水を注加した後、有機溶媒で抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(M13)を単離することができる。単離された化合物(M13)は、クロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
(中間体製造法3)(工程(B−2))
化合物(M13)は、化合物(M12)と化合物(M4)とを、工程(B−2)に従い、塩基の存在下に反応させることにより製造することができる。
Figure 2014024839
[式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、A2およびnは前記と同じ意味を表す。]
該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばTHF、エチレングリコールジメチルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル、1,4−ジオキサン等のエーテル類、ヘキサン、ヘプタン、オクタン等の脂肪族炭化水素類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、アセトニトリル等のニトリル類、DMF、NMP等の酸アミド類、DMSO等のスルホキシド類およびこれらの混合物が挙げられる。
上記塩基としては、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属炭酸塩類、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン等の第3級アミン類およびピリジン、4−ジメチルアミノピリジン等の含窒素芳香族化合物類等が挙げられる。
該反応には、化合物(M12)1モルに対して、化合物(M4)が通常1〜3モルの割合、塩基が通常1〜10モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常−20〜100℃の範囲である。該反応の反応時間は通常0.1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物に水を注加した後、有機溶媒で抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(M13)を単離することができる。単離された化合物(M13)は、クロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
(中間体製造法4)
化合物(M15)は、以下の方法により製造することができる。
Figure 2014024839
[式中、R5およびA2は前記と同じ意味を表す。]
(工程1)
化合物(M28)は、化合物(M27)をニトロ化剤の存在下で反応させることにより製造することができる。
該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばクロロホルム等の脂肪族ハロゲン化炭化水素類、酢酸、濃硫酸、濃硝酸、水およびこれらの混合物が挙げられる。
反応に用いられるニトロ化剤としては、例えば濃硝酸が挙げられる。
該反応には、化合物(M27)1モルに対して、ニトロ化剤が通常1〜3モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常−10〜100℃の範囲である。該反応の反応時間は通常0.1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を水に注加し、有機溶媒で抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(M28)を単離することができる。単離された化合物(M28)は、クロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
(工程2)
化合物(M15)は、化合物(M28)と水素とを、水素添加触媒の存在下に反応させることにより製造することができる。
該反応は、通常1〜100気圧の水素雰囲気下、溶媒の存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばTHF、エチレングリコールジメチルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル、1,4−ジオキサン等のエーテル類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、メタノール、エタノール等のアルコール類、水およびこれらの混合物が挙げられる。
反応に用いられる水素添加触媒としては、例えばパラジウム炭素、水酸化パラジウム、ラネーニッケル、酸化白金等の遷移金属化合物が挙げられる。
該反応には、化合物(M28)1モルに対して、水素が通常3モルの割合、水素添加触媒が通常0.001〜0.5モルの割合で用いられる。
該反応は、必要に応じて酸(塩基等)を加えて行うこともできる。
該反応の反応温度は、通常−20〜100℃の範囲である。該反応の反応時間は通常0.1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物をろ過し、必要に応じて有機溶媒で抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(M15)を単離することができる。単離された化合物(M15)は、クロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
(中間体製造法5)(工程(C−2))
化合物(M16)は、化合物(M15)と化合物(M5)とを、工程(C−2)に従い、反応させることにより製造することができる。
Figure 2014024839
[式中、R1、R2、R3、R4、R5、A2およびnは前記と同じ意味を表す。]
該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばメタノール、エタノール等のアルコール類、THF、エチレングリコールジメチルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル、1,4−ジオキサン等のエーテル類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類およびこれらの混合物が挙げられる。
該反応には、化合物(M15)1モルに対して、化合物(M5)が通常1〜3モルの割合で用いられる。
該反応は、必要に応じて酸や塩基等を加えて行うこともできる。
該反応の反応温度は、通常0〜150℃の範囲である。該反応の反応時間は通常0.1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を有機溶媒で抽出し、乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(M16)を単離することができる。単離された化合物(M16)は、クロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
(中間体製造法6)(工程(A−2))
化合物(M17)は、化合物(M15)と化合物(M2)とを、工程(A−2)に従い、脱水縮合剤の存在下に反応させることにより製造することができる。
Figure 2014024839
[式中、R1、R2、R3、R4、R5、A2およびnは前記と同じ意味を表す。]
該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばTHF、エチレングリコールジメチルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル、1,4−ジオキサン等のエーテル類、ヘキサン、ヘプタン、オクタン等の脂肪族炭化水素類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、アセトニトリル等のニトリル類、DMF、NMP等の酸アミド類、DMSO等のスルホキシド類、ピリジン、キノリン等の含窒素芳香族化合物類およびこれらの混合物が挙げられる。
反応に用いられる脱水縮合剤としては、例えばWSC、1,3−ジシクロヘキシルカルボジイミド等のカルボジイミド類、BOP試薬が挙げられる。
該反応には、化合物(M15)1モルに対して、化合物(M2)が通常1〜3モルの割合、脱水縮合剤が通常1〜5モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常0〜140℃の範囲である。該反応の反応時間は通常0.1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物に水を注加した後、有機溶媒で抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(M17)を単離することができる。単離された化合物(M17)は、クロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
(中間体製造法7)(工程(B−2))
化合物(M17)は、化合物(M15)と化合物(M4)とを、工程(B−2)に従い、塩基の存在下に反応させることにより製造することができる。
Figure 2014024839
[式中、R1、R2、R3、R4、R5、A2およびnは前記と同じ意味を表す。]
該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばTHF、エチレングリコールジメチルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル、1,4−ジオキサン等のエーテル類、ヘキサン、ヘプタン、オクタン等の脂肪族炭化水素類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、アセトニトリル等のニトリル類、DMF、NMP等の酸アミド類、DMSO等のスルホキシド類およびこれらの混合物が挙げられる。
反応に用いられる塩基としては、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属炭酸塩類、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン等の第3級アミン類およびピリジン、4−ジメチルアミノピリジン等の含窒素芳香族化合物類等が挙げられる。
該反応には、化合物(M15)1モルに対して、化合物(M4)が通常1〜3モルの割合、塩基が通常1〜10モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常−20〜100℃の範囲である。該反応の反応時間は通常0.1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物に水を注加した後、有機溶媒で抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(M17)を単離することができる。単離された化合物(M17)は、クロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
(中間体製造法8)
化合物(M18)は、以下の方法により製造することができる。
Figure 2014024839
[式中、R5およびA2は前記と同じ意味を表す。]
(工程1)
化合物(M30)は、化合物(M29)とチオウレアとを塩基の存在下で反応させることにより製造することができる。
該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばメタノール、エタノール等のアルコール類、水およびこれらの混合物が挙げられる。
反応に用いられる塩基としては、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸化物が挙げられる。
該反応には、化合物(M29)1モルに対して、チオウレアが通常0.5〜3モルの割合、塩基が通常1〜10モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常0〜100℃の範囲である。該反応の反応時間は通常0.1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物に酸を加えた後、有機溶媒で抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(M30)を単離することができる。単離された化合物(M30)は、クロマトグラフィー、再結晶等により精製することもできる。
(工程2)
化合物(M18)は、化合物(M30)を還元反応に付すことにより製造することができる。
該還元反応は、例えば鉄粉、亜鉛粉等の還元剤;塩酸、酢酸等の酸;および水の存在下で行うことができる。
該反応は通常溶媒の存在下で行われる。
該反応に用いられる溶媒としては、例えばTHF、エチレングリコールジメチルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル、1,4−ジオキサン等のエーテル類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、メタノール、エタノール等のアルコール類、DMF、NMP等の酸アミド類およびこれらの混合物が挙げられる。

該反応には、化合物(M30)1モルに対して、還元剤が通常3〜10モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は通常0〜100℃の範囲である。該反応の反応時間は通常0.1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物に水を加えた後、有機溶媒で抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(M18)を単離することができる。単離された化合物(M18)は、クロマトグラフィー、再結晶等により精製することもできる。
(中間体製造法9)
化合物(M10)において、A1が−NR6−である化合物(M33)は、化合物(M12)と化合物(M31)とを塩基の存在下に反応させることにより製造することができる。
Figure 2014024839
[式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、A2およびV2は前記と同じ意味を表す。]
該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
反応に用いられる塩基としては、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等の炭酸水素塩類、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の炭酸塩類、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カリウム等の亜硫酸塩類およびこれらの混合物が挙げられる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばTHF、エチレングリコールジメチルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル、1,4−ジオキサン等のエーテル類、ヘキサン、ヘプタン、オクタン等の脂肪族炭化水素類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、アセトニトリル等のニトリル類、DMF、NMP等の酸アミド類、DMSO等のスルホキシド類、ピリジン、キノリン等の含窒素芳香族化合物類およびこれらの混合物が挙げられる。
該反応には、化合物(M12)1モルに対して、化合物(M31)が通常1〜3モルの割合、塩基が通常1〜5モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常30〜200℃の範囲である。該反応の反応時間は通常0.1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物に水を注加した後、有機溶媒で抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(M33)を単離することができる。単離された化合物(M33)は、クロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
(中間体製造法10)(工程(E−1))
化合物(M10)において、A1が−NR6−である化合物(M33)は、化合物(M12)と化合物(M8)とを、工程(E−1)に従い、脱水縮合剤の存在下に反応させることにより製造することができる。
Figure 2014024839
[式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、A2およびV2は前記と同じ意味を表す。]
該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばTHF、tert−ブチルメチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、1,4−ジオキサン等のエーテル類、ヘキサン、ヘプタン、オクタン等の脂肪族炭化水素類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、アセトニトリル等のニトリル類、DMF、NMP等の酸アミド類、DMSO等のスルホキシド類、ピリジン、キノリン等の含窒素芳香族化合物類およびこれらの混合物が挙げられる。
反応に用いられる脱水縮合剤としては、WSC、1,3−ジシクロヘキシルカルボジイミド等のカルボジイミド類、BOP試薬等が挙げられる。
該反応は、必要に応じて触媒を加えて行うこともできる。
反応に用いられる触媒としては、HOBt等が挙げられる。
該反応には、化合物(M12)1モルに対して、化合物(M8)が通常1〜3モルの割合、脱水縮合剤が通常1〜5モルの割合、触媒が通常0.01〜0.1モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常30〜200℃の範囲である。該反応の反応時間は通常0.1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物に水を注加した後、有機溶媒で抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(M33)を単離することができる。単離された化合物(M33)は、クロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
(中間体製造法11)(工程(E−3))
化合物(M10)において、A1が−NR6−である化合物(M33)は、工程(E−3)に従い、化合物(M32)を脱水縮合することにより製造することができる。
Figure 2014024839
[式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、A2およびV2は前記と同じ意味を表す。]
該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばTHF、エチレングリコールジメチルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル、1,4−ジオキサン等のエーテル類、ヘキサン、ヘプタン、オクタン等の脂肪族炭化水素類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、アセトニトリル等のニトリル類、DMF、NMP等の酸アミド類、DMSO等のスルホキシド類、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、ペンタノール等のアルコール類およびこれらの混合物が挙げられる。
該反応は必要に応じて、酸又は脱水剤を用いることができる。反応に用いられる酸としては、p−トルエンスルホン酸等のスルホン酸類、酢酸等のカルボン酸類が挙げられ、反応に用いられる脱水剤としては、オキシ塩化リン、無水酢酸、トリフルオロ酢酸無水物等が挙げられる。
該反応には、化合物(M32)1モルに対して、酸又は脱水剤が通常1モル〜10モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常30〜200℃の範囲である。該反応の反応時間は通常0.1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を有機溶媒で抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(M33)を単離することができる。単離された化合物(M33)は、クロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
(中間体製造法12)(工程(E−3))
化合物(M10)において、A1が−NR6−である化合物(M33)は、工程(E−3)に従い、化合物(M32)を塩基の存在下に反応させることにより製造することができる。
Figure 2014024839
[式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、A2およびV2は前記と同じ意味を表す。]
該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばTHF、エチレングリコールジメチルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル、1,4−ジオキサン等のエーテル類、ヘキサン、ヘプタン、オクタン等の脂肪族炭化水素類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、アセトニトリル等のニトリル類、DMF、NMP等の酸アミド類、DMSO等のスルホキシド類、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、tert−ブタノール、ペンタノール等のアルコール類およびこれらの混合物が挙げられる。
反応に用いられる塩基としては、リン酸三カリウム等が挙げられる。
該反応には、化合物(M32)1モルに対して、塩基が通常1モル〜10モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常30〜200℃の範囲である。該反応の反応時間は通常0.1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を有機溶媒で抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(M33)を単離することができる。単離された化合物(M33)は、クロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
(中間体製造法13)(工程(E−2))
化合物(M32)は、化合物(M12)と化合物(M8)とを、工程(E−2)に従い、脱水縮合剤の存在下に反応させることにより製造することができる。
Figure 2014024839
[式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、A2およびV2は前記と同じ意味を表す。]
該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばTHF、エチレングリコールジメチルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル、1,4−ジオキサン等のエーテル類、ヘキサン、ヘプタン、オクタン等の脂肪族炭化水素類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、アセトニトリル等のニトリル類、DMF、NMP等の酸アミド類、DMSO等のスルホキシド類、ピリジン、キノリン等の含窒素芳香族化合物類およびこれらの混合物が挙げられる。
反応に用いられる脱水縮合剤としては、例えばWSC、1,3−ジシクロヘキシルカルボジイミド等のカルボジイミド類、BOP試薬が挙げられる。
該反応には、化合物(M12)1モルに対して、化合物(M8)が通常1〜3モルの割合、脱水縮合剤が通常1〜5モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常0〜140℃の範囲である。該反応の反応時間は通常0.1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物に水を注加した後、有機溶媒で抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(M32)を単離することができる。単離された化合物(M32)は、クロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
(中間体製造法14)
化合物(M32)は、化合物(M12)と化合物(M34)とを、塩基の存在下に反応させることにより製造することができる。
Figure 2014024839
[式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、A2およびV2は前記と同じ意味を表す。]
該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばTHF、エチレングリコールジメチルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル、1,4−ジオキサン等のエーテル類、ヘキサン、ヘプタン、オクタン等の脂肪族炭化水素類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、アセトニトリル等のニトリル類、DMF、NMP等の酸アミド類、DMSO等のスルホキシド類およびこれらの混合物が挙げられる。
上記塩基としては、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属炭酸塩類、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン等の第3級アミン類およびピリジン、4−ジメチルアミノピリジン等の含窒素芳香族化合物類等が挙げられる。
該反応には、化合物(M12)1モルに対して、化合物(M34)が通常1〜3モルの割合、塩基が通常1〜10モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常−20〜100℃の範囲である。該反応の反応時間は通常0.1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物に水を注加した後、有機溶媒で抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(M32)を単離することができる。単離された化合物(M32)は、クロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
(中間体製造法15)
化合物(M5)のうち、nが0である化合物(M37)は、以下の方法により製造することができる。
Figure 2014024839
[式中、R1、R2、R3、R4およびV2は前記と同じ意味を表す。]
(工程I15−1)
化合物(M36)は、化合物(M35)と化合物(M20)とを、塩基の存在下に反応させることにより製造することができる。
該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばTHF、エチレングリコールジメチルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル、1,4−ジオキサン等のエーテル類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、アセトニトリル等のニトリル類、DMF、NMP等の酸アミド類、DMSO等のスルホキシド類およびこれらの混合物が挙げられる。
反応に用いられる塩基としては、例えば水素化ナトリウム等のアルカリ金属水素化物類が挙げられる。
該反応には、化合物(M35)1モルに対して、化合物(M20)が通常1〜10モルの割合、塩基が通常1〜10モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常0〜150℃の範囲である。該反応の反応時間は通常0.5〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を有機溶媒で抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(M36)を単離することができる。単離された化合物(M36)は、クロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
(工程I15−2)
化合物(M37)は、化合物(M36)を還元反応に付すことにより製造することができる。
該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばTHF、エチレングリコールジメチルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル、1,4−ジオキサン等のエーテル類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、ジクロロメタン、クロロホルム等のハロゲン化炭化水素類およびこれらの混合物が挙げられる。
反応に用いられる還元剤としては、例えば水素化ジイソブチルアルミニウムが挙げられる。
該反応には、化合物(M36)1モルに対して、還元剤が通常1〜2モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常−20〜100℃の範囲である。該反応の反応時間は通常0.5〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を有機溶媒で抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(M37)を単離することができる。単離された化合物(M37)は、クロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
(中間体製造法16)
化合物(M5)のうち、nが0である化合物(M37)は、化合物(M38)と化合物(M20)とを、塩基の存在下に反応させることにより製造することができる。
Figure 2014024839
[式中、R1、R2、R3、R4およびV2は前記と同じ意味を表す。]
該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばTHF、エチレングリコールジメチルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル、1,4−ジオキサン等のエーテル類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、アセトニトリル等のニトリル類、DMF、NMP等の酸アミド類、DMSO等のスルホキシド類およびこれらの混合物が挙げられる。
反応に用いられる塩基としては、例えば水素化ナトリウム等のアルカリ金属水素化物類等が挙げられる。
該反応には、化合物(M38)1モルに対して、化合物(M20)が通常1〜10モルの割合、塩基が通常1〜10モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常0〜150℃の範囲である。該反応の反応時間は通常0.5〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を有機溶媒で抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(M37)を単離することができる。単離された化合物(M37)は、クロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
(中間体製造法17)
化合物(M2)のうち、nが0である化合物(M39)は、化合物(M36)を塩基の存在下、加水分解反応させることにより製造することができ、nが1又は2である化合物(M41)は下記の方法で製造することができる。
Figure 2014024839
[式中、R1、R2、R3およびR4は前記と同じ意味を表し、rは1又は2を表す。]
(工程I17−1)
該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばTHF、エチレングリコールジメチルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル、1,4−ジオキサン等のエーテル類、メタノール、エタノール等のアルコール類、水およびこれらの混合物が挙げられる。
反応に用いられる塩基としては、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸化物が挙げられる。
該反応には、化合物(M36)1モルに対して、塩基が通常1〜10モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常0〜120℃の範囲である。該反応の反応時間は通常0.1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応液を酸性にした後、反応混合物を有機溶媒で抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(M39)を単離することができる。単離された化合物(M39)は、クロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
(工程I17−2)
該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばジクロロメタン、クロロホルム等のハロゲン化炭化水素類、メタノール、エタノール等のアルコール類、酢酸、水およびこれらの混合物が挙げられる。
反応に用いられる酸化剤としては、例えばm−クロロ過安息香酸又は過酸化水素水が挙げられる。
該反応は必要に応じて触媒の存在下で行うこともできる。
反応に用いられる触媒としては、例えばタングステン酸ナトリウムが挙げられる。
該反応には、化合物(M36)1モルに対して、酸化剤が通常1〜5モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常−20〜120℃の範囲である。該反応の反応時間は通常0.1〜12時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を有機溶媒で抽出し、有機層を必要に応じて還元剤(例えば亜硫酸ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム)の水溶液、塩基(例えば炭酸水素ナトリウム)の水溶液で洗浄し、乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(M40)を単離することができる。単離された化合物(M40)は、クロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
(工程I17−3)
該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばTHF、エチレングリコールジメチルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル、1,4−ジオキサン等のエーテル類、メタノール、エタノール等のアルコール類、水およびこれらの混合物が挙げられる。
反応に用いられる塩基としては、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸化物が挙げられる。
該反応には、化合物(M40)1モルに対して、塩基が通常1〜10モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常0〜120℃の範囲である。該反応の反応時間は通常0.1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応液を酸性にした後、反応混合物を有機溶媒で抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(M41)を単離することができる。単離された化合物(M41)は、クロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
(工程I17−4)
該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばジクロロメタン、クロロホルム等のハロゲン化炭化水素類、メタノール、エタノール等のアルコール類、酢酸、水およびこれらの混合物が挙げられる。
反応に用いられる酸化剤としては、例えばm−クロロ過安息香酸又は過酸化水素水が挙げられる。
該反応は必要に応じて触媒の存在下で行うこともできる。
反応に用いられる触媒としては、例えばタングステン酸ナトリウムが挙げられる。
該反応には、化合物(M39)1モルに対して、酸化剤が通常1〜5モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常−20〜120℃の範囲である。該反応の反応時間は通常0.1〜12時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を有機溶媒で抽出し、有機層を必要に応じて還元剤(例えば亜硫酸ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム)の水溶液、塩基(例えば炭酸水素ナトリウム)の水溶液で洗浄し、乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(M41)を単離することができる。単離された化合物(M41)は、クロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
(中間体製造法18)
化合物(M2)のうち、nが0である化合物(M39)は、化合物(M36)を酸の存在下、加水分解反応させることにより製造することができる。
Figure 2014024839
[式中、R1、R2、R3およびR4は前記と同じ意味を表す。]
該反応は、通常酸の水溶液を溶媒として行われる。
反応に用いられる酸としては、例えば塩酸、硝酸、リン酸、硫酸等の鉱酸類、酢酸、トリフルオロ酢酸等のカルボン酸類が挙げられる。
該反応の反応温度は、通常0〜100℃の範囲である。該反応の反応時間は通常0.1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を有機溶媒で抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(M39)を単離することができる。単離された化合物(M39)は、クロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
(中間体製造法19)
化合物(M4)は、化合物(M2)を塩素化剤の存在下、塩素化させることにより製造することができる。
Figure 2014024839
[式中、R1、R2、R3、R4およびnは前記と同じ意味を表す。]
該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばTHF、エチレングリコールジメチルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル、1,4−ジオキサン等のエーテル類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、ジクロロメタン、クロロホルム等のハロゲン化炭化水素類およびこれらの混合物が挙げられる。
反応に用いられる塩素化剤としては、塩化チオニル、二塩化オキサリル等が挙げられる。
該反応には、化合物(M2)1モルに対して、塩素化剤が通常1〜5モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常0〜100℃の範囲である。該反応の反応時間は通常0.1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、溶媒を留去することにより、化合物(M4)を単離することができる。
(中間体製造法20)
化合物(M12)のうち、A2が窒素原子である化合物(M45)は、例えば以下の方法により製造することができる。
Figure 2014024839
[式中、R5およびR6は前記と同じ意味を表し、Xは塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子等のハロゲン原子を表す。]
(工程I20−1)
化合物(M43)は、化合物(M42)と化合物(M46)とを反応させることにより製造することができる。
該反応は、通常溶媒の存在下あるいは非存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えば水、メタノール、エタノール等のアルコール類、1,4−ジオキサン、ジエチルエーテル、THF等のエーテル類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素、アセトニトリル等のニトリル、DMF、NMP、ジメチルスルホキシド等の非プロトン性極性溶媒、ピリジン、キノリン等の含窒素芳香族化合物類およびこれらの混合物が挙げられる。
該反応は、必要に応じて塩基を加えて行うこともできる。
反応に用いられる塩基としては、例えばピリジン、ピコリン、2,6−ルチジン、DBU、1,5−ジアザビシクロ〔4.3.0〕−5−ノネン等の含窒素複素環化合物、トリエチルアミン、N−エチルジイソプロピルアミン等の第3級アミン、炭酸カリウム、炭酸セシウム、水酸化ナトリウム等の無機塩基が挙げられる。
化合物(M42)1モルに対して、化合物(M46)が通常1〜5モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常0〜200℃の範囲であり、反応時間は通常0.1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を水に注加してから有機溶媒抽出し、有機層を濃縮する;反応混合物を水に注加して生じた固体を濾過により集める;または、反応混合物中に生成した固体を濾過により集めることにより化合物(M43)を単離することができる。単離された化合物(M43)は、再結晶、クロマトグラフィ−等により更に精製することもできる。
(工程I20−2)
化合物(M44)は、化合物(M43)とハロゲン化剤とを反応させることにより製造することができる。
該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えば水、酢酸、1,4−ジオキサン、ジエチルエーテル、THF等のエーテル類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素、アセトニトリル等のニトリル類、DMF、NMP等の非プロトン性極性溶媒およびこれらの混合物が挙げられる。
反応に用いられるハロゲン化剤としては、例えばN−クロロスクシンイミド、塩素等の塩素化剤、N−ブロモスクシンイミド、臭素等の臭素化剤、N−ヨードスクシンイミド、ヨウ素等の塩素化剤が挙げられる。
化合物(M43)1モルに対して、ハロゲン化剤が通常1〜3モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常−10〜100℃の範囲であり、反応時間は通常0.1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を水に注加してから有機溶媒抽出し、有機層を濃縮する;反応混合物を水に注加して生じた固体を濾過により集める;または、反応混合物中に生成した固体を濾過により集めることにより化合物(M44)を単離することができる。単離された化合物(M44)は、再結晶、クロマトグラフィ−等により更に精製することもできる。
(工程I20−3)
化合物(M45)は、化合物(M44)とアミノ化剤とを銅化合物の存在下で反応させることにより製造することができる。
該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えば水、メタノール、エタノール等のアルコール類、1,4−ジオキサン、ジエチルエーテル、THF等のエーテル類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素、アセトニトリル等のニトリル類、DMF、NMP、ジメチルスルホキシド等の非プロトン性極性溶媒、ピリジン、キノリン等の含窒素芳香族化合物類およびこれらの混合物が挙げられる。
反応に用いられるアミノ化剤としては、例えばアンモニア、アンモニア水、リチウムアミドが挙げられる。
反応に用いられる銅化合物としては、例えば銅、ヨウ化銅(I)、酸化銅(I)、酸化銅(II)、アセチルアセトン銅(II)、酢酸銅(II)、硫酸銅(II)が挙げられる。
該反応は、必要に応じて配位子を加えて行うこともできる。
反応に用いられる配位子としては、例えばアセチルアセトン、サレン、フェナントロリンが挙げられる。
該反応は、必要に応じて塩基を加えて行うこともできる。
反応に用いられる塩基としては、例えばピリジン、ピコリン、2,6−ルチジン、DBU、1,5−ジアザビシクロ〔4.3.0〕−5−ノネン等の含窒素複素環化合物、トリエチルアミン、N−エチルジイソプロピルアミン等の第3級アミン、りん酸三カリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム、水酸化ナトリウム等の無機塩基が挙げられる。
化合物(M44)1モルに対して、アミノ化剤が通常1〜5モルの割合で用いられ、銅化合物が通常0.02〜0.5モルの割合で用いられ、必要に応じて配位子が0.02〜2モルの割合で用いられ、必要に応じて塩基が1〜5モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常30〜200℃の範囲であり、反応時間は通常0.1〜48時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を水に注加してから有機溶媒抽出し、有機層を濃縮する;反応混合物を水に注加して生じた固体を濾過により集める;または、反応混合物中に生成した固体を濾過により集めることにより化合物(M45)を単離することができる。単離された化合物(M45)は、再結晶、クロマトグラフィ−等により更に精製することもできる。
(中間体製造法21)(工程(A−2))
化合物(M22)は、化合物(M18)と化合物(M2)とを、工程(A−2)に従い、脱水縮合剤の存在下に反応させることにより製造することができる。
Figure 2014024839
[式中、R1、R2、R3、R4、R5、A2およびnは前記と同じ意味を表す。]
該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばTHF、エチレングリコールジメチルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル、1,4−ジオキサン等のエーテル類、ヘキサン、ヘプタン、オクタン等の脂肪族炭化水素類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、アセトニトリル等のニトリル類、DMF、NMP等の酸アミド類、DMSO等のスルホキシド類、ピリジン、キノリン等の含窒素芳香族化合物類およびこれらの混合物が挙げられる。
反応に用いられる脱水縮合剤としては、例えばWSC、1,3−ジシクロヘキシルカルボジイミド等のカルボジイミド類、BOP試薬が挙げられる。
該反応には、化合物(M18)1モルに対して、化合物(M2)が通常1〜3モルの割合、脱水縮合剤が通常1〜5モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常0〜140℃の範囲である。該反応の反応時間は通常0.1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物に水を注加した後、有機溶媒で抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(M22)を単離することができる。単離された化合物(M22)は、クロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
(中間体製造法22)(工程(B−2))
化合物(M22)は、化合物(M18)と化合物(M4)とを、工程(B−2)に従い、塩基の存在下に反応させることにより製造することができる。
Figure 2014024839
[式中、R1、R2、R3、R4、R5、A2およびnは前記と同じ意味を表す。]
該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばTHF、エチレングリコールジメチルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル、1,4−ジオキサン等のエーテル類、ヘキサン、ヘプタン、オクタン等の脂肪族炭化水素類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、アセトニトリル等のニトリル類、DMF、NMP等の酸アミド類、DMSO等のスルホキシド類およびこれらの混合物が挙げられる。
反応に用いられる塩基としては、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属炭酸塩類、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン等の第3級アミン類およびピリジン、4−ジメチルアミノピリジン等の含窒素芳香族化合物類等が挙げられる。
該反応には、化合物(M18)1モルに対して、化合物(M4)が通常1〜3モルの割合、塩基が通常1〜10モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常−20〜100℃の範囲である。該反応の反応時間は通常0.1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物に水を注加した後、有機溶媒で抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(M22)を単離することができる。単離された化合物(M22)は、クロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
(中間体製造例23)(工程(E−1))
化合物(M10)においてA1が酸素原子である化合物(M47)は、工程(E−1)に従い、化合物(M15)と化合物(M8)とを反応させることにより製造することができる。
Figure 2014024839
[式中、R1、R2、R3、R4、R5、A2、nおよびV2は前記と同じ意味を表す。]
化合物(M2)に代えて化合物(M8)を用い、(製造法6)記載の方法に準じて、化合物(M47)を製造することができる。
(中間体製造例24)(工程(E−2))
化合物(M9)においてA1が酸素原子である化合物(M48)は、工程(E−2)に従い、化合物(M15)と化合物(M8)とを反応させることにより製造することができる。また化合物(M9)においてA1が硫黄原子である化合物(M49)は、化合物(M18)と化合物(M8)とを反応させることにより製造することができる。
Figure 2014024839
[式中、R1、R2、R3、R4、R5、A2およびV2は前記と同じ意味を表す。]
化合物(M2)に代えて化合物(M8)を用い、(中間体製造法6)記載の方法に準じて、化合物(M48)を製造することができる。
化合物(M2)に代えて化合物(M8)を用い、(中間体製造法21)記載の方法に準じて、化合物(M49)を製造することができる。
(中間体製造例25)(工程(E−3))
化合物(M10)においてA1が酸素原子である化合物(M47)は、工程(E−3)に従い、化合物(M48)を環化させることにより製造することができる。また化合物(M10)においてA1が硫黄原子である化合物(M50)は、工程(E−3)に従い、化合物(M49)を環化させることにより製造することができる。
Figure 2014024839
[式中、R1、R2、R3、R4、R5、A2およびV2は前記と同じ意味を表す。]
化合物(M17)に代えて化合物(M48)を用い、(製造法8)あるいは(製造法9)記載の方法に準じて、化合物(M47)を製造することができる。
化合物(M22)に代えて化合物(M49)を用い、(製造法21)記載の方法に準じて、化合物(M50)を製造することができる。
(中間体製造法26)(工程(F−1))
化合物(M11)は、工程(F−1)に従い、化合物(M10)と硫化ナトリウム、硫化水素ナトリウム又は硫化水素とを反応させることにより製造することができる。
Figure 2014024839
[式中、R1、R2、R3、R4、R5、A1、A2およびV2は前記と同じ意味を表す。]
化合物(M20)に代えて硫化ナトリウム、硫化水素ナトリウム又は硫化水素を用い、(製造法16)記載の方法に準じて、化合物(M11)を製造することができる。
硫化ナトリウム、硫化水素ナトリウムを用いる場合は、通常塩基を加えずに行われる。
(中間体製造法27)(製造法D)
化合物(M7)は、化合物(M51)と化合物(M2)とを反応させることにより製造することができる。
Figure 2014024839
[式中、R1、R2、R3、R4、R5、A2およびnは前記と同じ意味を表す。]
(工程I27−1)
化合物(M51)は、化合物(M29)を還元反応に付すことにより製造することができる。
該還元反応は、例えば鉄粉、亜鉛粉等の還元剤;塩酸、酢酸等の酸;および水の存在下で行うことができる。
該反応は通常溶媒の存在下で行われる。
該反応に用いられる溶媒としては、例えばTHF、エチレングリコールジメチルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル、1,4−ジオキサン等のエーテル類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、メタノール、エタノール等のアルコール類、DMF、NMP等の酸アミド類およびこれらの混合物が挙げられる。

該反応には、化合物(M29)1モルに対して、還元剤が通常3〜10モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は通常0〜100℃の範囲である。該反応の反応時間は通常0.1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物に水を加えた後、有機溶媒で抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(M51)を単離することができる。単離された化合物(M51)は、クロマトグラフィー、再結晶等により精製することもできる。
(工程I27−2)
該反応は、通常溶媒の存在下あるいは非存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばTHF、エチレングリコールジメチルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル、1,4−ジオキサン等のエーテル類、ヘキサン、ヘプタン、オクタン等の脂肪族炭化水素類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、アセトニトリル等のニトリル類、DMF、NMP等の酸アミド類、DMSO等のスルホキシド類、ピリジン、キノリン等の含窒素芳香族化合物類およびこれらの混合物が挙げられる。
反応に用いられる脱水縮合剤としては、例えばWSC、1,3−ジシクロヘキシルカルボジイミド等のカルボジイミド類、BOP試薬が挙げられる。
該反応には、化合物(M51)1モルに対して、化合物(M2)が通常1〜3モルの割合、脱水縮合剤が通常1〜5モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常0〜140℃の範囲である。該反応の反応時間は通常0.1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物に水を注加した後、有機溶媒で抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(M7)を単離することができる。単離された化合物(M7)は、クロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
また、化合物(M2)に代えて化合物(M4)を用い、上記方法に準じて化合物(M7)を製造することもできる。
化合物(M4)を用いる場合は、通常脱水縮合剤を加えずに行われる。必要に応じて塩基を加えて行うこともできる。
塩基としては、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属炭酸塩類、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン等の第3級アミン類およびピリジン、4−ジメチルアミノピリジン等の含窒素芳香族化合物類等が挙げられる。
該反応には、化合物(M51)1モルに対して、化合物(M4)が通常1〜3モルの割合、塩基が通常1〜10モルの割合で用いられる。
(中間体製造法28)
化合物(M1)は、化合物(M52)とアミノ化剤とを反応させることにより製造することができる。
Figure 2014024839
[式中、X、R5、A1およびA2は前記と同じ意味を表す。]
化合物(M44)に代えて化合物(M52)を用い、(中間体製造法20)の工程(I20−3)記載の方法に準じて、化合物(M1)を製造することができる。
次に、本縮合複素環化合物の具体例を以下に示す。表中、R1〜R5、A1、A2およびnは、式(1)で示される化合物中の記号を示す。
[表1]
Figure 2014024839
[表1の続き]
Figure 2014024839













[表1の続き]
Figure 2014024839















[表1の続き]
Figure 2014024839
(上記の[表1]において、Meはメチル基を表し、Etはエチル基を表し、iPrはイソプロピル基を表し、CycPrはシクロプロピル基を表す。)
本殺虫化合物の中、ピレトリン、アレスリン、プラレトリン、イミプロトリン、レスメトリン、テトラメトリン、フェノトリン、シフェノトリン、フルメスリン、メトフルトリン、トランスフルトリン、プロフルトリン、ジメフルトリン、エンペントリン、フラメトリン、メパーフルトリン、フェニトロチオン、ジクロルボス、プロポクスル、ビストリフルロン、ジフルベンズロン、ヘキサフルムロン、アミドフルメト、クロルフェナピル、シロマジン、ハイドロプレン、メトプレン、インドキサカルブ、メトキサジアゾン、エトキサゾール、ピペロニルブトキシドおよびN−(2−エチルヘキシル)−5−ノルボルネン−2,3−ジカルボキシイミドは公知の化合物であり、例えば「THE PESTICIDE MANUAL − 15th EDITION(BCPC刊)ISBN 978−1−901396−18−8」に記載されている。これらの化合物は市販の製剤から得るか、公知の方法により製造することにより得られる。
本殺虫化合物の中、2,3,5,6−テトラフルオロ−4−(メトキシメチル)ベンジル=2,2−ジメチル−3−(2−シアノ−1−プロペニル)−シクロプロパンカルボキシレートは、特開2004-2363号公開公報に記載された化合物であり、該公報に記載された方法により製造することができる。2,3,5,6−テトラフルオロ−4−(メトキシメチル)ベンジル=2,2−ジメチル−3−(3,3,3−トリフルオロ−1−プロペニル)−シクロプロパンカルボキシレートは、中国特許公開公報101367722号に記載された化合物であり、該公報に記載された方法により製造することができる。2,3,5,6−テトラフルオロ−4−プロパルギルベンジル=2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボキシレートは、特開2001-302591号公開公報に記載された化合物であり、該公報に記載された方法により製造することができる。
本殺虫化合物の中、式(A)で示される化合物は特開2010-150157号公開公報に記載された化合物であり、該公報に記載された方法により製造することができる。式(B)で示される化合物は、特開2010-116346号公開公報に記載された化合物であり、該公報に記載された方法により製造することができる。式(C)で示される化合物は、特開2012-36098号公開公報に記載された化合物であり、該公報に記載された方法により製造することができる。式(D)で示される化合物は国際公開番号WO2012/066690公開パンフレットに記載された化合物であり、該パンフレットに記載された方法により製造することができる。
本発明の有害生物防除組成物は、本縮合複素環化合物と本殺虫化合物とを単に混合したものでもよいが、通常は、本縮合複素環化合物と本殺虫化合物と不活性担体とを混合し、必要に応じて界面活性剤やその他の製剤用補助剤を添加するか、必要に応じて不活性基材に含浸させることにより、乳剤、油剤、粉剤、粒剤、水和剤、フロアブル剤、マイクロカプセル剤、エアゾール剤、燻煙剤、毒餌剤、樹脂製剤、シャンプー剤、ペースト状製剤、泡沫剤、炭酸ガス製剤、錠剤等に製剤化されてたものが用いられる。また更に、これらの製剤を蚊取り線香、電気蚊取りマット、液体蚊取り製剤、燻煙剤、燻蒸剤、シート製剤、スポットオン剤、経口処理剤等に加工されてたものが用いられる。
本発明の有害生物防除組成物における、本縮合複素環化合物と本殺虫化合物の合計量は、通常0.1%〜100重量%、好ましくは0.2〜90重量%、より好ましくは1〜80重量%の範囲である。
製剤化の際に用いられる不活性担体としては、固体担体、液体担体が挙げられる。前記の固体担体としては、例えば粘土類(カオリンクレー、珪藻土、ベントナイト、フバサミクレー、酸性白土等)、合成含水酸化珪素、タルク、セラミック、その他の無機鉱物(セリサイト、石英、硫黄、活性炭、炭酸カルシウム、水和シリカ等)、化学肥料(硫安、燐安、硝安、尿素、塩安等)等の微粉末および粒状物等、並びに合成樹脂(ポリプロピレン、ポリアクリロニトリル、ポリメタクリル酸メチル、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル樹脂、ナイロン−6、ナイロン−11、ナイロン−66等のナイロン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、塩化ビニル−プロピレン共重合体等)があげられる。
液体担体としては、例えば水、アルコール類(メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、ブタノール、ヘキサノール、ベンジルアルコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、フェノキシエタノール等)、ケトン類(アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン等)、芳香族炭化水素類(トルエン、キシレン、エチルベンゼン、ドデシルベンゼン、フェニルキシリルエタン、メチルナフタレン等)、脂肪族炭化水素類(ヘキサン、シクロヘキサン、灯油、軽油等)、エステル類(酢酸エチル、酢酸ブチル、ミリスチン酸イソプロピル、オレイン酸エチル、アジピン酸ジイソプロピル、アジピン酸ジイソブチル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート等)、ニトリル類(アセトニトリル、イソブチロニトリル等)、エーテル類(ジイソプロピルエーテル、1,4−ジオキサン、エチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール等)、酸アミド類(N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等)、ハロゲン化炭化水素類(ジクロロメタン、トリクロロエタン、四塩化炭素等)、スルホキシド類(ジメチルスルホキシド等)、炭酸プロピレンおよび植物油(大豆油、綿実油等)が挙げられる。
界面活性剤としては、例えばポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、等の非イオン界面活性剤、およびアルキルスルホン酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキル硫酸塩当の陰イオン界面活性剤が挙げられる。
その他の製剤用補助剤としては、固着剤、分散剤、着色剤および安定剤等、具体的には例えばカゼイン、ゼラチン、糖類(でんぷん、アラビアガム、セルロース誘導体、アルギン酸等)、リグニン誘導体、ベントナイト、合成水溶性高分子(ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸類等)、PAP(酸性りん酸イソプロピル)、BHT(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール)、BHA(2−tert−ブチル−4−メトキシフェノールと3−tert−ブチル−4−メトキシフェノールとの混合物)が挙げられる。
樹脂製剤の基材としては、例えば塩化ビニル系重合体、ポリウレタン等を挙げることができ、これらの基材には必要によりフタル酸エステル類(フタル酸ジメチル、フタル酸ジオクチル等)、アジピン酸エステル類、ステアリン酸等の可塑剤が添加されていてもよい。樹脂製剤は該基材中に化合物を通常の混練装置を用いて混練した後、射出成型、押出成型、プレス成型等により成型することにより得られ、必要により更に成型、裁断等の工程を経て、板状、フィルム状、テープ状、網状、ひも状等の樹脂製剤に加工できる。これらの樹脂製剤は、例えば動物用首輪、動物用イヤータッグ、シート製剤、誘引ひも、園芸用支柱として加工される。
毒餌の基材としては、例えば穀物粉、植物油、糖、結晶セルロース等が挙げられ、更に必要に応じて、ジブチルヒドロキシトルエン、ノルジヒドログアイアレチン酸等の酸化防止剤、デヒドロ酢酸等の保存料、トウガラシ末等の子供やペットによる誤食防止剤、チーズ香料、タマネギ香料ピーナッツオイル等の害虫誘引性香料等が添加される。
本発明の有害生物防除組成物における、本縮合複素環化合物と本殺虫化合物との含有割合は、特に限定されるものではないが、本縮合複素環化合物1000重量部に対して、本殺虫化合物が、通常10〜100000重量部、好ましくは100〜10000重量部である。即ち、本縮合複素環化合物と本殺虫化合物との含有量の比は、通常、重量比で100:1〜1:100であり、特に10:1〜1:10である。
本発明の有害生物防除組成物の有効量を、有害生物に直接、および/又は、有害生物の生息場所(植物、土壌、家屋内、動物体等)に施用することにより有害生物を防除することができる。
本発明組成物が効力を有する有害生物としては、例えば、有害昆虫類、有害ダニ類、植物寄生線虫類、病原性内部寄生虫等が挙げられる。かかる有害生物としては、具体的には例えば、以下のものが挙げられる。
半翅目害虫:ヒメトビウンカ(Laodelphax striatellus)、トビイロウンカ(Nilaparvata lugens)、セジロウンカ(Sogatella furcifera)等のウンカ類、ツマグロヨコバイ(Nephotettix cincticeps)、タイワンツマグロヨコバイ(Nephotettix virescens)、チャノミドリヒメヨコバイ(Empoasca onukii)等のヨコバイ類、ワタアブラムシ(Aphis gossypii)、モモアカアブラムシ(Myzus persicae)、ダイコンアブラムシ(Brevicoryne brassicae)、ユキヤナギアブラムシ(Aphis spiraecola)、チューリップヒゲナガアブラムシ(Macrosiphum euphorbiae)、ジャガイモヒゲナガアブラムシ(Aulacorthum solani)、ムギクビレアブラムシ(Rhopalosiphum padi)、ミカンクロアブラムシ(Toxoptera citricidus)、モモコフキアブラムシ(Hyalopterus pruni)等のアブラムシ類、アオクサカメムシ(Nezara antennata)、ホソヘリカメムシ(Riptortus clavetus)、クモヘリカメムシ(Leptocorisa chinensis)、トゲシラホシカメムシ(Eysarcoris parvus)、クサギカメムシ(Halyomorpha mista)等のカメムシ類、オンシツコナジラミ(Trialeurodes vaporariorum)、タバココナジラミ(Bemisia tabaci)、ミカンコナジラミ(Dialeurodes citri)、ミカントゲコナジラミ(Aleurocanthus spiniferus)等のコナジラミ類、トコジラミ(Cimex rectularius)、ネッタイトコジラミ(Cimex hemipterus)等のトコジラミ類、およびキジラミ類。
鱗翅目害虫:ニカメイガ(Chilo suppressalis)、サンカメイガ(Tryporyza incertulas)、コブノメイガ(Cnaphalocrocis medinalis)、ワタノメイガ(Notarcha derogata)、ノシメマダラメイガ(Plodia interpunctella)、アワノメイガ(Ostrinia furnacalis)、ハイマダラノメイガ(Hellula undalis)、シバツトガ(Pediasia teterrellus)等のメイガ類、ハスモンヨトウ(Spodoptera litura)、シロイチモジヨトウ(Spodoptera exigua)、アワヨトウ(Pseudaletia separata)、ヨトウガ(Mamestra brassicae)、タマナヤガ(Agrotis ipsilon),タマナギンウワバ(Plusia nigrisigna),トリコプルシア属、ヘリオティス属、ヘリコベルパ属等のヤガ類、モンシロチョウ(Pieris rapae)等のシロチョウ類、ナシヒメシンクイ(Grapholita molesta)、マメシンクイガ(Leguminivora glycinivorella),アズキサヤムシガ(Matsumuraeses azukivora)、リンゴコカクモンハマキ(Adoxophyes orana fasciata)、チャノコカクモンハマキ(Adoxophyes honmai.)、チャハマキ(Homona magnanima)、ミダレカクモンハマキ(Archips fuscocupreanus)、コドリンガ(Cydia pomonella)等のハマキガ類、チャノホソガ(Caloptilia theivora)、キンモンホソガ(Phyllonorycter ringoneella)のホソガ類、モモシンクイガ(Carposina niponensis)等のシンクイガ類、リオネティア属等のハモグリガ類、リマントリア属、ユープロクティス属等のドクガ類、コナガ(Plutella xylostella)等のスガ類、ワタアカミムシ(Pectinophora gossypiella)ジャガイモガ(Phthorimaea operculella)等のキバガ類、アメリカシロヒトリ(Hyphantria cunea)等のヒトリガ類、およびイガ(Tinea translucens)、コイガ(Tineola bisselliella)等のヒロズコガ類。
アザミウマ目害虫:ミカンキイロアザミウマ(Frankliniella occidentalis)、ミナミキイロアザミウマ(Thrips palmi)、チャノキイロアザミウマ(Scirtothrips dorsalis)、ネギアザミウマ(Thrips tabaci)、ヒラズハナアザミウマ(Frankliniella intonsa)等のアザミウマ類。
双翅目害虫:アカイエカ(Culex pipiens pallens)、コガタアカイエカ(Culex tritaeniorhynchus)、ネッタイイエカ(Culex quinquefasciatus)等のイエカ類、ネッタイシマカ(Aedes aegypti)、ヒトスジシマカ(Aedes albopictus)等のエーデス属、シナハマダラカ(Anopheles sinensis)等のアノフェレス属、ユスリカ類、イエバエ(Musca domestica)、オオイエバエ(Muscina stabulans)等のイエバエ類、クロバエ類、ニクバエ類、ヒメイエバエ類、タネバエ(Delia platura)、タマネギバエ(Delia antiqua)等のハナバエ類、イネハモグリバエ(Agromyza oryzae)、イネヒメハモグリバエ(Hydrellia griseola)、トマトハモグリバエ、(Liriomyza sativae)、マメハモグリバエ(Liriomyza trifolii)、ナモグリバエ(Chromatomyia horticola)等のハモグリバエ類、イネキモグリバエ(Chlorops oryzae)等のキモグリバエ類、ウリミバエ(Dacus cucurbitae)、チチュウカイミバエ(Ceratitis capitata)等のミバエ類、ショウジョウバエ類、オオキモンノミバエ(Megaselia spiracularis)等のノミバエ類、オオチョウバエ(Clogmia albipunctata)等のチョウバエ類、ブユ類、ウシアブ(Tabanus trigonus)等のアブ類、およびサシバエ類。
鞘翅目害虫:ウエスタンコーンルートワーム(Diabrotica virgifera virgifera)、サザンコーンルートワーム(Diabrotica undecimpunctata howardi)等のコーンルートワーム類、ドウガネブイブイ(Anomala cuprea)、ヒメコガネ(Anomala rufocuprea)、マメコガネ(Popillia japonica)等のコガネムシ類、メイズウィービル(Sitophilus zeamais)、イネミズゾウムシ(Lissorhoptrus oryzophilus)、イネゾウムシ(Echinocnemus squameus)、ワタミゾウムシ(Anthonomus grandis)、シバオサゾウムシ(Sphenophorus venatus)等のゾウムシ類、チャイロコメノゴミムシダマシ(Tenebrio molitor)、コクヌストモドキ(Tribolium castaneum)等のゴミムシダマシ類、
イネドロオイムシ(Oulema oryzae)、ウリハムシ(Aulacophora femoralis)、キスジノミハムシ(Phyllotreta striolata)、コロラドハムシ(Leptinotarsa decemlineata)等のハムシ類、ヒメマルカツオブシムシ(Anthrenus verbasci)、ハラジロカツオブシムシ(Dermestes maculates)等のカツオブシムシ類、タバコシバンムシ(Lasioderma serricorne)等のシバンムシ類、ニジュウヤホシテントウ(Epilachna vigintioctopunctata)等のエピラクナ類、ヒラタキクイムシ(Lyctus brunneus)、マツノキクイムシ(Tomicus piniperda)等のキクイムシ類、ナガシンクイムシ類、ヒョウホンムシ類、ゴマダラカミキリ(Anoplophora malasiaca)等のカミキリムシ類、コメツキムシ類(Agriotes spp.)、およびアオバアリガタハネカクシ(Paederus fuscipes)。
イネドロオイムシ(Oulema oryzae)、ウリハムシ(Aulacophora femoralis)、キスジノミハムシ(Phyllotreta striolata)、コロラドハムシ(Leptinotarsa decemlineata)等のハムシ類、ヒメマルカツオブシムシ(Anthrenus verbasci)、ハラジロカツオブシムシ(Dermestes maculates)等のカツオブシムシ類、タバコシバンムシ(Lasioderma serricorne)等のシバンムシ類、ニジュウヤホシテントウ(Epilachna vigintioctopunctata)等のエピラクナ類、ヒラタキクイムシ(Lyctus brunneus)、マツノキクイムシ(Tomicus piniperda)等のキクイムシ類、ナガシンクイムシ類、ヒョウホンムシ類、ゴマダラカミキリ(Anoplophora malasiaca)等のカミキリムシ類、コメツキムシ類(Agriotes spp.)、およびアオバアリガタハネカクシ(Paederus fuscipes)。
膜翅目害虫: イエヒメアリ(Monomorium pharaosis)、クロヤマアリ(Formica fusca japonica)、ルリアリ(Ochetellus glaber)、アミメアリ(Pristomyrmex pungens)、オオズアリ(Pheidole noda)、ハキリアリ(Acromyrmex spp.)、ファイヤーアント(Solenopsis spp.)、アルゼンチンアリ(Linepithema humile)等のアリ類、スズメバチ類、アリガタバチ類、およびカブラハバチ(Athalia rosae)、ニホンカブラバチ(Athalia japonica)等のハバチ類。
ゴキブリ目害虫:チャバネゴキブリ(Blattella germanica)、クロゴキブリ(Periplaneta fuliginosa)、ワモンゴキブリ(Periplaneta americana)、トビイロゴキブリ(Periplaneta brunnea)、トウヨウゴキブリ(Blatta orientalis)。
ダニ目害虫:ナミハダニ(Tetranychus urticae)、カンザワハダニ(Tetranychus kanzawai)、ミカンハダニ(Panonychus citri)リンゴハダニ(Panonychus ulmi)、オリゴニカス属等のハダニ類、ミカンサビダニ(Aculops pelekassi)、リュウキュウミカンサビダニ(Phyllocoptruta citri)、トマトサビダニ(Aculops lycopersici)、チャノサビダニ(Calacarus carinatus)、チャノナガサビダニ(Acaphylla theavagrans)、ニセナシサビダニ(Eriophyes chibaensis)、リンゴサビダニ(Aculus schlechtendali)等のフシダニ類、チャノホコリダニ(Polyphagotarsonemus latus)等のホコリダニ類、ミナミヒメハダニ(Brevipalpus phoenicis)等のヒメハダニ類、ケナガハダニ類、フタトゲチマダニ(Haemaphysalis longicornis)、ヤマトチマダニ(Haemaphysalis flava)、タイワンカクマダニ(Dermacentor taiwanicus)、ヤマトマダニ(Ixodes ovatus)、シュルツマダニ(Ixodes persulcatus)、ブラックレッグドチック(Ixodes scapularis)、オウシマダニ(Boophilus microplus)、クリイロコイタマダニ(Rhipicephalus sanguineus)等のマダニ類、ケナガコナダニ(Tyrophagus putrescentiae)、ホウレンソウケナガコナダニ(Tyrophagus similis)等のコナダニ類、コナヒョウヒダニ(Dermatophagoides farinae)、ヤケヒョウヒダニ(Dermatophagoides ptrenyssnus)等のヒョウヒダニ類、ホソツメダニ(Cheyletus eruditus)、クワガタツメダニ(Cheyletus malaccensis)、ミナミツメダニ(Cheyletus moorei)等のツメダニ類、イエダニ(Ornithonyssus bacoti)、トリサシダニ(Ornithonyssus sylvairum)、ワクモ(Dermanyssus gallinae)等のワクモ類、アオツツガムシ(Leptotrombidium akamushi)等のツツガムシ類、およびカバキコマチグモ(Chiracanthium japonicum)、セアカゴケグモ(Latrodectus hasseltii)等のクモ類等。
植物寄生線虫類:イネシンガレセンチュウ(Aphelenchoides besseyi)、イチゴメセンチュウ(Nothotylenchus acris)、サツマイモネコブセンチュウ(Meloidogyne incognita)、キタネコブセンチュウ(Meloidogyne hapla)、ジャワネコブセンチュウ(Meloidogyne javanica)、ダイズシストセンチュウ(Heterodera glycines)、ジャガイモシストセンチュウ(Globodera rostochiensis)、ミナミネグサレセンチュウ(Pratylenchus coffeae)、ムギネグサレセンチュウ(Pratylenchus neglectus)。
病原性内部寄生虫:ジフィロボスリウム亜属(裂頭条虫)(Diphyllobothrium spp.)、スピロメトラ亜属(Spirometra spp.)、シストセファルス亜属(住血吸虫属)(Schistocephalus spp.)、リグラ亜属(Ligula spp.)、ボスリジウム亜属(Bothridium spp.)、ジフロゴノポルス亜属(大複殖門条虫)(Diphlogonoporus spp.)等の擬葉目(Pseudophyllidea)寄生虫、
メソセストイデス亜属(Mesocestoides spp.)、アノホプロセファラ亜属(葉状条虫)(Anoplocephala spp.)、パラノプロセファラ亜属(Paranoplocephala spp.)、モニエジア亜属(拡張条虫)(Moniezia spp.)、チサノソムサ亜属(Thysanosomsa spp.)、チサニエジア亜属(Thysaniezia spp.)、アビテリナ亜属(Avitellina spp.)、スチレシア亜属(Stilesia spp.)、シットテニア亜属(Cittotaenia spp.)、アンディラ亜属(Andyra spp.)、ベリチエラ亜属(Bertiella spp.)、テニア亜属(Taenia spp.)、エキノコックス亜属(Echinococcus spp.)、ヒダチゲラ亜属(Hydatigera spp.)、ダバイネ亜属(Davainea spp.)、ライリエチナ亜属(Raillietina spp.)、ヒメノレプシス亜属(膜様条虫)(Hymenolepsis spp.)、エキノレピス亜属(Echinolepis spp.)、エキノコチレ亜属(Echinocotyle spp.)、ジオルキス亜属(Diorchis spp.)、ジピリジウム亜属(瓜実条虫)(Dipylidium spp.)、ジョイエキシエラ亜属(Joyeuxiella spp.)、ジプロピリジウム亜属(Diplopylidium spp.)等の円葉類目(Cyclophillidea)寄生虫、
ギロダクチルス亜属(三代虫)(Gyrodactylus spp.)、ダクチロギルス亜属(Dactylogyrus spp.)、ポリストーマ亜属(Polystoma spp.)等の単生類(Monogenea)亜綱寄生虫、
ジプロストムム亜属(Diplostomum spp.)、ポストジプロストムム亜属(Posthodiplostomum spp.)、シストソマ亜属(住血吸虫属)(Schistosoma spp.)、トリコビルハルジア亜属(Trichobilharzia spp.)、オルニソビルハルジア亜属(Ornithobilharzia spp.)、アウストロビルハルジア亜属(Austrobilharizia spp.)、ギガントビルハルジア亜属(Gigantobilharzia spp.)、ロイコクロリジウム亜属(Leucochloridium spp.)、ブラキライマ亜属(Brachylaima spp.)、エキノストマ亜属(棘口吸虫属)(Echinostoma spp.)、エキノパリフィウム亜属(Echinoparyphium spp.)、エキノカスムス亜属(Echinochasmus spp.)、ヒポデレウム亜属(Hypoderaeum spp.)、ファシオラ亜属(肝蛭)(Fasciola spp.)、ファシオリデス亜属(Fasciolides spp.)、ファシオロプシス亜属(肥大吸虫)(Fasciolopsis spp.)、シクロコエルム亜属(Cyclocoelum spp.)、チフロコエルム亜属(Typhlocoelum spp.)、パランフィストムム亜属(双口吸虫属)(Paramphistomum spp.)、カリコホロン亜属(Calicophoron spp.)、コチロホロン亜属(Cotylophoron spp.)、ギガントコチレ亜属(Gigantocotyle spp.)、フィスケデリウス亜属(Fischoederius spp.)、ガストロシラクス亜属(Gastrothylacus spp.)、ノトコチルス亜属(Notocotylus spp.)、カタトロピス亜属(Catatropis spp.)、プラギオルキス亜属(Plagiorchis spp.)、プロストゴニムス亜属(Prosthogonimus spp.)、ジクロケリウム亜属(槍形吸虫属)(Dicrocoelium spp.)、ユーリトレマ亜属(膵蛭)(Eurytrema spp.)、トログロトレマ亜属(Troglotrema spp.)、パラゴニムス亜属(肺吸虫属)(Paragonimus spp.)、コリリクルム亜属(吸虫属)(Collyriclum spp.)、ナノフィエタス亜属(Nanophyetus spp.)、オピストルキス亜属(Opisthorchis spp.)、クロノルキス亜属(肝ジストマ)(Clonorchis spp.)、メトルキス亜属(Metorchis spp.)、ヘテロフィエス亜属(異形吸虫属)(Heterophyes spp.)、メタゴニムス亜属(Metagonimus spp.)の亜綱等の、二世亜綱(Digenea)寄生虫。
本発明の有害生物防除剤を用いる場合、その施用量は10000m2あたりの本縮合複素環化合物量で通常1〜10000gである。本発明の有害生物防除剤が乳剤、水和剤、フロアブル剤等に製剤化されている場合は、通常、有効成分濃度が0.01〜10000ppmとなるように水で希釈して施用し、粒剤、粉剤等は、通常、そのまま施用する。
本発明の有害生物防除組成物を家屋内に生息する有害生物の防除に用いる場合、その施用量は、面上に処理する場合は処理面積1m2あたりの本縮合複素環化合物と本殺虫化合物の合計量で、通常、0.01〜1000mgであり、空間に処理する場合は処理空間1m3あたりの本縮合複素環化合物と本殺虫化合物の合計量で、通常、0.01〜500mgである。本発明の有害生物防除組成物が乳剤、水和剤、フロアブル剤等に製剤化されている場合は、通常有効成分濃度が0.1〜10000ppmとなるように水で希釈して施用し、油剤、エアゾール剤、燻煙剤、毒餌剤等はそのまま施用する。
これらの製剤や製剤の水希釈液は、有害生物又は有害生物から保護すべき作物等の植物に直接散布処理してもよく、また耕作地の土壌に生息する有害生物を防除するために、該土壌に処理してもよい。
本発明の有害生物防除剤をウシ、ウマ、ブタ、ヒツジ、ヤギ、ニワトリ用の家畜、イヌ、ネコ、ラット、マウス等の小動物の外部寄生虫防除に用いる場合は、獣医学的に公知の方法で動物に使用することができる。具体的な使用方法としては、全身抑制を目的にする場合には、例えば錠剤、飼料混入、坐薬、注射(筋肉内、皮下、静脈内、腹腔内等)により投与され、非全身的抑制を目的とする場合には、例えば油剤若しくは水性液剤を噴霧する、ポアオン処理若しくはスポットオン処理を行う、シャンプー製剤で動物を洗う又は樹脂製剤を首輪や耳札にして動物に付ける等の方法により用いられる。動物体に投与する場合の本発明化合物の量は、通常動物の体重1kgに対して、0.1〜1000mgの範囲である。
また内部寄生虫防除に用いる場合は、例えば経腸で、非経腸で、皮膚に、鼻腔に、動物が存在する環境を処理することにより、または、本発明化合物を含有する造形品(例えば、ストリップ(strip)、タブレット(tablet)、テープ、首輪、耳のタグ、四肢のバンド、マーキング装置等)を利用して投与する。
経腸投与は、経口で、例えば、散剤、坐剤、錠剤、カプセル剤、ペースト、飲料、顆粒剤、水薬、巨丸剤、薬物添加した飼料または飲用水の形態で実施する。具体的には、皮膚に、例えば、浸漬、噴霧、入浴、洗浄、ポアオン(pouring-on)およびスポットオン(spotting-on)および散布の形態で適用する。或いは、非経腸で、例えば、注射(筋肉内、皮下、静脈内、腹腔内)の形態で、または、インプラントにより投与する。
本発明の有害生物防除剤は、下記「作物」が栽培されている農地で使用することができる。
農作物:トウモロコシ、イネ、コムギ、オオムギ、ライムギ、エンバク、ソルガム、ワタ、ダイズ、ピーナッツ、ソバ、テンサイ、ナタネ、ヒマワリ、サトウキビ、タバコ等。
野菜;ナス科野菜(ナス、トマト、ピーマン、トウガラシ、ジャガイモ等)、ウリ科野菜(キュウリ、カボチャ、ズッキーニ、スイカ、メロン等)、アブラナ科野菜(ダイコン、カブ、セイヨウワサビ、コールラビ、ハクサイ、キャベツ、カラシナ、ブロッコリー、カリフラワー等)、キク科野菜(ゴボウ、シュンギク、アーティチョーク、レタス等)、ユリ科野菜(ネギ、タマネギ、ニンニク、アスパラガス)、セリ科野菜(ニンジン、パセリ、セロリ、アメリカボウフウ等)、アカザ科野菜(ホウレンソウ、フダンソウ等)、シソ科野菜(シソ、ミント、バジル等)、イチゴ、サツマイモ、ヤマノイモ、サトイモ等。
果樹:仁果類(リンゴ、セイヨウナシ、ニホンナシ、カリン、マルメロ等)、核果類(モモ、スモモ、ネクタリン、ウメ、オウトウ、アンズ、プルーン等)、カンキツ類(ウンシュウミカン、オレンジ、レモン、ライム、グレープフルーツ等)、堅果類(クリ、クルミ、ハシバミ、アーモンド、ピスタチオ、カシューナッツ、マカダミアナッツ等)、液果類(ブルーベリー、クランベリー、ブラックベリー、ラズベリー等)、ブドウ、カキ、オリーブ、ビワ、バナナ、コーヒー、ナツメヤシ、ココヤシ、アブラヤシ等。
果樹以外の樹木:チャ、クワ、花木類(サツキ、ツバキ、アジサイ、サザンカ、シキミ、サクラ、ユリノキ、サルスベリ、キンモクセイ等)、街路樹(トネリコ、カバノキ、ハナミズキ、ユーカリ、イチョウ、ライラック、カエデ、カシ、ポプラ、ハナズオウ、フウ、プラタナス、ケヤキ、クロベ、モミノキ、ツガ、ネズ、マツ、トウヒ、イチイ、ニレ、トチノキ等)、サンゴジュ、イヌマキ、スギ、ヒノキ、クロトン、マサキ、カナメモチ、等。
芝生:シバ類(ノシバ、コウライシバ等)、バミューダグラス類(ギョウギシバ等)、ベントグラス類(コヌカグサ、ハイコヌカグサ、イトコヌカグサ等)、ブルーグラス類(ナガハグサ、オオスズメノカタビラ等)、フェスク類(オニウシノケグサ、イトウシノケグサ、ハイウシノケグサ等)、ライグラス類(ネズミムギ、 ホソムギ等)、カモガヤ、オオアワガエリ等。
その他:花卉類(バラ、カーネーション、キク、トルコギキョウ、カスミソウ、ガーベラ、マリーゴールド、サルビア、ペチュニア、バーベナ、チューリップ、アスター、リンドウ、ユリ、パンジー、シクラメン、ラン、スズラン、ラベンダー、ストック、ハボタン、プリムラ、ポインセチア、グラジオラス、カトレア、デージー、シンビジューム、ベゴニア等)、観葉植物等。
「作物」には、遺伝子組換え作物も含まれる。
以下、本発明を製造例、参考製造例、製剤例および試験例等によりさらに詳しく説明するが、本発明はこれらの例のみに限定されるものではない。
まず、本縮合複素環化合物の製造について、製造例を示す。本縮合複素環化合物はこれらの例のみに限定されるものではない。
製造例1
2−メチル−5−トリフルオロメチルピリジン−2,3−ジアミン1.0g、2−エチルスルファニルベンズアルデヒド0.96g、亜硫酸水素ナトリウム1.80gおよびDMF10mlの混合物を、160℃で5時間加熱撹拌した。反応混合物を氷冷し、水を添加し析出した結晶をろ取し、水、次いでヘキサンで洗浄した。得られた結晶を、減圧下乾燥し、2−(2−エチルスルファニルフェニル)−3−メチル−6−トリフルオロメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン(以下、本縮合複素環化合物1と記す。)1.09gを得た。
本縮合複素環化合物1
Figure 2014024839
1H−NMR(CDCl3)δ:8.72−8.70(1H,m),8.33−8.31(1H,m),7.56−7.49(2H,m),7.47−7.43(1H,m),7.39−7.34(1H,m),3.77(3H,s),2.87(2H,q),1.24(3H,t)
製造例2
2−(2−エチルスルファニルフェニル)−3−メチル−6−トリフルオロメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン0.25g、過ヨウ素酸ナトリウム0.24g、メタノール6ml、水2mlおよびTHF0.8mlの混合物を室温で20分間撹拌した後、50℃まで昇温し、さらに1.5時間加熱撹拌した。氷冷した反応混合物に、水を添加した後、析出した結晶をろ取した。ろ取した結晶を酢酸エチルに溶解し、飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄後、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧下濃縮した。得られた残渣をヘキサンで洗浄し、2−(2−エチルスルフィニルフェニル)−3−メチル−6−トリフルオロメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン(以下、本縮合複素環化合物2と記す。)0.20gを得た。
本縮合複素環化合物2
Figure 2014024839
1H−NMR(CDCl3)δ:8.76−8.74(1H,m),8.32−8.30(1H,m),8.27−8.24(1H,m),7.86−7.81(1H,m),7.72−7.68(1H,m),7.62−7.59(1H,m),3.89(3H,s),3.42−3.31(1H,m),3.02−2.92(1H,m),1.31(3H,t)
製造例3
2−(2−エチルスルファニルフェニル)−3−メチル−6−トリフルオロメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン0.25gおよびクロロホルム3mlの混合物に、氷冷下3−クロロ過安息香酸(純度65%以上)0.43gを加えた後、室温まで昇温し、1時間撹拌した。氷冷下、反応混合物にクロロホルムを加えた後、飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液を注加し、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、次いで飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた後、減圧下濃縮した。得られた結晶をヘキサン、次いでメチル−tert−ブチルエーテルで洗浄し、2−(2−エチルスルホニルフェニル)−3−メチル−6−トリフルオロメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン(以下、本縮合複素環化合物3と記す。)0.27gを得た。
本縮合複素環化合物3
Figure 2014024839
1H−NMR(CDCl3)δ:8.75−8.73(1H,m),8.29−8.27(1H,m),8.25−8.21(1H,m),7.87−7.79(2H,m),7.58−7.55(1H,m),3.72(3H,s),3.42(2H,q),1.26(3H,t)
製造例4
2−エチル−5−トリフルオロメチルピリジン−2,3−ジアミン700mg、2−エチルスルファニル安息香酸690mgおよびピリジン20mlの混合物に、室温下、WSC720mgを加え、95℃に昇温した後に10時間加熱撹拌した。室温まで冷却した反応混合物に、飽和炭酸ナトリウム水溶液を注加し、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させた後、減圧下濃縮した。
得られた残渣をキシレン20mlに溶解し、p−トルエンスルホン酸一水和物1.6gを加えた。この混合物を170℃まで昇温し、9.5時間加熱撹拌した。室温まで冷却した反応混合物に、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注加し、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させた後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、3−エチル−2−(2−エチルスルファニルフェニル)−6−トリフルオロメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン(以下、本縮合複素環化合物4と記す。)295mgを得た。
本縮合複素環化合物4
Figure 2014024839
1H−NMR(CDCl3)δ:8.70(1H,s),8.32(1H,s),7.60−7.30(4H,m),4.25(2H,q),2.89(2H,q),1.35−1.30(3H,m),1.27−1.21(3H,m)
製造例5および6
2−(2−エチルスルファニル−4−フルオロフェニル)−3−メチル−6−トリフルオロメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジンに代えて3−エチル−2−(2−エチルスルファニルフェニル)−6−トリフルオロメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジンを用いて、製造例32および33記載の方法に準じて、2−(2−エチルスルフィニルフェニル)−3−エチル−6−トリフルオロメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン(以下、本縮合複素環化合物5と記す。)140mg、および2−(2−エチルスルホニルフェニル)−3−エチル−6−トリフルオロメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン(以下、本縮合複素環化合物6と記す。)60mgを得た。
本縮合複素環化合物5
Figure 2014024839
1H−NMR(CDCl3)δ:8.75(1H,d),8.31(1H,d),8.24(1H,dd),7.84(1H,dt),7.70(1H,dt),7.58(1H,dd),4.35(2H,q),3.43−3.30(1H,m),3.06−2.94(1H,m),1.41(3H,t),1.30(3H,t)
本縮合複素環化合物6
Figure 2014024839
1H−NMR(CDCl3)δ:8.71(1H,d),8.32(1H,d),7.56−7.47(2H,m),7.43(1H,dd),7.39−7.31(1H,m),4.25(2H,q),2.89(2H,q),1.32(3H,t),1.25(3H,t)
製造例7
2−エチル−5−トリフルオロメチル−ピリジン−2,3−ジアミンに代えてN2−イソプロピル−5−トリフルオロメチル−ピリジン−2,3−ジアミンを用い、製造例4記載の方法に準じて、2−(2−エチルスルファニルフェニル)−3−イソプロピル−6−トリフルオロメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン(以下、本縮合複素環化合物7と記す。)130mgを得た。
本縮合複素環化合物7
Figure 2014024839
1H−NMR(CDCl3)δ:8.68(1H,d),8.28(1H,d),7.55−7.47(2H,m),7.39−7.31(2H,m),4.40−4.33(1H,m),2.91(2H,q),1.77−1.66(6H,m),1.25(3H,t)
製造例8および9
2−(2−エチルスルファニル−4−フルオロフェニル)−3−メチル−6−トリフルオロメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジンに代えて2−(2−エチルスルファニルフェニル)−3−イソプロピル−6−トリフルオロメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジンを用い、製造例32および33記載の方法に準じて、2−(2−エチルスルフィニルフェニル)−3−イソプロピル−6−トリフルオロメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン(以下、本縮合複素環化合物8と記す。)60mg、および2−(2−エチルスルホニルフェニル)−3−イソプロピル−6−トリフルオロメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン(以下、本縮合複素環化合物9と記す。)55mgを得た。
本縮合複素環化合物8
Figure 2014024839
1H−NMR(CDCl3)δ:8.73(1H,d),8.28(1H,d),8.22(1H,dd),7.83(1H,td),7.69(1H,td),7.50(1H,dd),4.60−4.48(1H,m),3.38−3.26(1H,m),3.05−2.95(1H,m),1.77−1.71(6H,m),1.27(3H,t)
本縮合複素環化合物9
Figure 2014024839
1H−NMR(CDCl3)δ:8.71(1H,d),8.24−8.22(2H,m),7.85−7.78(2H,m),7.55−7.52(1H,m),4.33−4.26(1H,m),3.72−3.62(1H,m),3.44−3.34(1H,m),1.77−1.69(6H,m),1.28(3H,t)
製造例10
2−エチル−5−トリフルオロメチル−ピリジン−2,3−ジアミンに代えてN2−シクロプロピル−5−トリフルオロメチル−ピリジン−2,3−ジアミンを用い、製造例4記載の方法に準じて、3−シクロプロピル−2−(2−エチルスルファニルフェニル)−6−トリフルオロメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン(以下、本縮合複素環化合物10と記す。)280mgを得た。
本縮合複素環化合物10
Figure 2014024839
1H−NMR(CDCl3)δ:8.74(1H,s),8.31(1H,s),7.53−7.47(3H,m),7.39−7.31(1H,m),3.55−3.49(1H,m),2.90(2H,q),1.25(3H,t),1.01−0.94(2H,m),0.93−0.86(2H,m)
製造例11および12
2−(2−エチルスルファニル−4−フルオロフェニル)−3−メチル−6−トリフルオロメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジンに代えて3−シクロプロピル−2−(2−エチルスルファニルフェニル)−6−トリフルオロメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジンを用い、製造例32および33記載の方法に準じて、3−シクロプロピル−2−(2−エチルスルフィニルフェニル)−6−トリフルオロメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン(以下、本縮合複素環化合物11と記す。)114mg、および3−シクロプロピル−2−(2−エチルスルホニルフェニル)−6−トリフルオロメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン(以下、本縮合複素環化合物12と記す。)109mgを得た。
本縮合複素環化合物11
Figure 2014024839
1H−NMR(CDCl3)δ:8.77(1H,d),8.29−8.26(2H,m),7.85−7.79(2H,m),7.72−7.67(1H,m),3.57−3.51(1H,m),3.49−3.39(1H,m),3.09−2.95(1H,m),1.34(3H,t),1.29−1.16(1H,m),1.09−0.92(2H,m),0.80−0.65(1H,m)
本縮合複素環化合物12
Figure 2014024839
1H−NMR(CDCl3)δ:8.76(1H,s),8.27−8.22(2H,m),7.87−7.78(2H,m),7.65(1H,dd),3.60(2H,brs),3.39−3.33(1H,m),1.29(3H,t),1.11−1.11(2H,m),0.93(2H,brs).
製造例13
2−(2−エチルスルファニルフェニル)−3−メチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−6−カルバルデヒド122mg、クロロホルム3mlの混合物に、氷冷下、ビス(2−メトキシエチル)アミノサルファトリフルオリド700μlを加えた。室温まで昇温し、3時間撹拌した。反応混合物に、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注加し、クロロホルムおよび酢酸エチルで順次抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させた後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、6−ジフルオロメチル−2−(2−エチルスルファニルフェニル)−3−メチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン(以下、本縮合複素環化合物13と記す。)49mgを得た。
本縮合複素環化合物13
Figure 2014024839
1H−NMR(CDCl3)δ:8.59(1H,s),8.23(1H,s),7.56−7.43(3H,m),7.38−7.33(1H,m),6.88(1H,t),3.77(3H,s),2.87(2H,q),1.23(3H,t)
製造例14および15
2−(2−エチルスルファニル−4−フルオロフェニル)−3−メチル−6−トリフルオロメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジンに代えて6−ジフルオロメチル−2−(2−エチルスルファニルフェニル)−3−メチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジンを用い、製造例32および33記載の方法に準じて、6−ジフルオロメチル−2−(2−エチルスルフィニルフェニル)−3−メチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン(以下、本縮合複素環化合物14と記す。)110mgおよび6−ジフルオロメチル−2−(2−エチルスルホニルフェニル)−3−メチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン(以下、本縮合複素環化合物15と記す。)101mgを得た。
本縮合複素環化合物14
Figure 2014024839
1H−NMR(CDCl3)δ:8.62(1H,s),8.26−8.23(2H,m),7.83(1H,td),7.70(1H,td),7.62(1H,dd),6.90(1H,t),3.89(3H,s),3.42−3.32(1H,m),3.02−2.92(1H,m),1.30(3H,t)
本縮合複素環化合物15
Figure 2014024839
1H−NMR(CDCl3)δ:8.61(1H,s),8.24−8.19(2H,m),7.87−7.78(2H,m),7.58(1H,dd),6.89(1H,t),3.71(3H,s),3.43(2H,q),1.25(3H,t)
製造例16
6−ブロモ−2−(2−エチルスルファニルフェニル)−3−メチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン500mg、NMP24ml、キシレン10ml、ヨウ化銅1.1gおよびペンタフルオロプロピオン酸ナトリウム1.1gの混合物を170℃に加熱し、3日間加熱撹拌した。室温まで冷却した反応混合物に、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注加し、tert−ブチルメチルエ−テルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させた後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−(2−エチルスルファニルフェニル)−3−メチル−6−ペンタフルオロエチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン(以下、本縮合複素環化合物16と記す。)43mgを得た。
本縮合複素環化合物16
Figure 2014024839
1H−NMR(CDCl3)δ:8.66(1H,d),8.30(1H,d),7.56−7.49(2H,m),7.47−7.43(1H,m),7.38−7.34(1H,m),3.78(3H,s),2.88(2H,q),1.24(3H,t)
製造例17
2−エチルスルファニル−N−(2−メチルアミノ−5−トリフルオロメチルフェニル)−ベンズアミド1.64g、p−トルエンスルホン酸一水和物1.76gおよびキシレン50mlの混合物を150℃で1時間、加熱還流下撹拌した。室温まで冷却した反応混合物に、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注加し、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で洗浄した後、硫酸ナトリウムで乾燥させた後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−(2−エチルスルファニルフェニル)−1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−ベンズイミダゾール(以下、本縮合複素環化合物17と記す。)1.40gを得た。
本縮合複素環化合物17
Figure 2014024839
1H−NMR(CDCl3)δ:8.12−8.10(1H,m),7.61−7.58(1H,m),7.53−7.44(4H,m),7.38−7.32(1H,m),3.69(3H,s),2.84(2H,q),1.22(3H,t)
製造例18
2−(2−エチルスルファニルフェニル)−3−メチル−6−トリフルオロメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジンに代えて2−(2−エチルスルファニルフェニル)−1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−ベンズイミダゾールを用いて、製造例2記載の方法に準じて2−(2−エチルスルフィニルフェニル)−1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−ベンズイミダゾール(以下、本縮合複素環化合物18と記す。)0.30gを得た。
本縮合複素環化合物18
Figure 2014024839
1H−NMR(CDCl3)δ:8.24−8.20(1H,m),8.10−8.07(1H,m),7.83−7.78(1H,m),7.70−7.62(2H,m),7.57−7.51(2H,m),3.79(3H,s),3.36−3.26(1H,m),2.98−2.88(1H,m),1.26(3H,t)
製造例19
2−(2−エチルスルファニルフェニル)−3−メチル−6−トリフルオロメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジンに代えて2−(2−エチルスルファニルフェニル)−1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−ベンズイミダゾールを用いて、製造例3記載の方法に準じて2−(2−エチルスルホニルフェニル)−1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−ベンズイミダゾール(以下、本縮合複素環化合物19と記す。)0.24gを得た。
本縮合複素環化合物19
Figure 2014024839
1H−NMR(CDCl3)δ:8.24−8.20(1H,m),8.07−8.05(1H,m),7.84−7.77(2H,m),7.64−7.61(1H,m),7.57−7.54(1H,m),7.53−7.49(1H,m),3.63(3H,s),3.46−3.34(2H,m),1.23(3H,t)
製造例20
2−アミノ−4−トリフルオロメチル−フェノール0.97g、2−エチルスルファニル安息香酸1.10g、WSC1.27g、HOBt37mgおよびピリジン5mlの混合物を、115℃で2.5時間加熱還流下撹拌した。一晩静置した後、再び115℃で6時間加熱還流下撹拌した。室温まで冷却した反応混合物に、水を注加し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた後、減圧下濃縮した。
得られた残渣、p−トルエンスルホン酸一水和物2.09gおよびキシレン50mlの混合物を、153℃で2時間加熱還流下撹拌した。室温まで冷却した反応混合物に、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注加し、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水、10%クエン酸溶液、水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−(2−エチルスルファニルフェニル)−5−トリフルオロメチルベンズオキサゾール(以下、本縮合複素環化合物20と記す。)0.98gを得た。
本縮合複素環化合物20
Figure 2014024839
1H−NMR(CDCl3)δ:8.19−8.15(2H,m),7.71−7.67(1H,m),7.66−7.63(1H,m),7.52−7.47(1H,m),7.45−7.42(1H,m),7.31−7.27(1H,m),3.06(2H,q),1.44(3H,t)
製造例21
2−(2−エチルスルファニルフェニル)−3−メチル−6−トリフルオロメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジンに代えて2−(2−エチルスルファニルフェニル)−5−トリフルオロメチルベンズオキサゾールを用い、製造例2記載の方法に準じて、2−(2−エチルスルフィニルフェニル)−5−トリフルオロメチルベンズオキサゾール(以下、本縮合複素環化合物21と記す。)0.27gを得た。
本縮合複素環化合物21
Figure 2014024839
1H−NMR(CDCl3)δ:8.35−8.30(2H,m),8.12−8.10(1H,m),7.85−7.79(1H,m),7.75−7.66(3H,m),3.48−3.38(1H,m),3.00−2.90(1H,m),1.41(3H,t)
製造例22
2−(2−エチルスルファニルフェニル)−3−メチル−6−トリフルオロメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジンに代えて2−(2−エチルスルファニルフェニル)−5−トリフルオロメチルベンズオキサゾールを用い、製造例3記載の方法に準じて、2−(2−エチルスルホニルフェニル)−5−トリフルオロメチルベンズオキサゾール(以下、本縮合複素環化合物22と記す。)0.24gを得た。
本縮合複素環化合物22
Figure 2014024839
1H−NMR(CDCl3)δ:8.28−8.24(1H,m),8.11−8.09(1H,m),7.99−7.95(1H,m),7.85−7.77(2H,m),7.72−7.70(2H,m),3.82(2H,q),1.40(3H,t)
製造例23
2−エチルスルファニルフェニル−N−(2−ヒドロキシ−5−トリフルオロメチルピリジン−3−イル)−ベンズアミド0.92g、オキシ塩化リン5mlの混合物を120℃まで昇温し、加熱還流下撹拌した。室温まで冷却した反応混合物に、一晩静置した。再び120℃まで昇温し、2時間加熱還流下撹拌した。室温まで冷却した反応混合物に、水を注加し、析出した固体をろ取し、水およびヘキサンで洗浄した後、乾燥させ、2−(2−エチルスルファニルフェニル)−6−トリフルオロメチルオキサゾロ[5,4−b]ピリジン(以下、本縮合複素環化合物23と記す。)0.53gを得た。
本縮合複素環化合物23
Figure 2014024839
1H−NMR(CDCl3)δ:8.67(1H,s),8.40(1H,s),8.25(1H,d),7.53(1H,t),7.45(1H,d),7.32(1H,t),3.08(2H,q),1.45(3H,t)
製造例24
2−(2−エチルスルファニルフェニル)−3−メチル−6−トリフルオロメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジンに代えて2−(2−エチルスルファニルフェニル)−6−トリフルオロメチルオキサゾロ[5,4−b]ピリジンを用い、製造例2記載の方法に準じて、2−(2−エチルスルフィニルフェニル)−6−トリフルオロメチルオキサゾロ[5,4−b]ピリジン(以下、本縮合複素環化合物24と記す。)0.17gを得た。
本縮合複素環化合物24
Figure 2014024839
1H−NMR(CDCl3)δ:8.73−8.72(1H,m),8.41−8.38(2H,m),8.36−8.33(1H,m),7.90−7.84(1H,m),7.74−7.69(1H,m),3.45−3.35(1H,m),3.00−2.90(1H,m),1.40(3H,t)
製造例25
2−(2−エチルスルファニルフェニル)−3−メチル−6−トリフルオロメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジンに代えて2−(2−エチルスルファニルフェニル)−6−トリフルオロメチルオキサゾロ[5,4−b]ピリジンを用い、製造例3記載の方法に準じて、2−(2−エチルスルホニルフェニル)−6−トリフルオロメチルオキサゾロ[5,4−b]ピリジン(以下、本縮合複素環化合物25と記す。)0.19gを得た。
本縮合複素環化合物25
Figure 2014024839
1H−NMR(CDCl3)δ:8.75−8.73(1H,m),8.40−8.37(1H,m),8.29−8.26(1H,m),8.05−8.02(1H,m),7.89−7.81(2H,m),3.81(2H,q),1.43(3H,t)
製造例26
2−アミノ−4−トリフルオロメチルベンゼンチオール塩酸塩1.08g、2−エチルスルファニル安息香酸塩化物1.04gおよびTHF10mLの混合物を、室温で3時間攪拌した。反応混合物に炭酸水素ナトリウム0.43gを加え、室温で8時間攪拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注加し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−(2−エチルスルファニルフェニル)−5−トリフルオロメチルベンゾチアゾール(以下、本縮合複素環化合物26と記す。)0.50gを得た。
本縮合複素環化合物26
Figure 2014024839
1H−NMR(CDCl3)δ:8.41−8.39(1H,m),8.06−8.00(2H,m),7.66−7.62(1H,m),7.55−7.51(1H,m),7.48−7.42(1H,m),7.37−7.32(1H,m),2.96(2H,q),1.33(3H,t)
製造例27
2−(2−エチルスルファニルフェニル)−3−メチル−6−トリフルオロメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジンに代えて2−(2−エチルスルファニルフェニル)−5−トリフルオロメチルベンゾチアゾールを用い、製造例2記載の方法に準じて、2−(2−エチルスルフィニルフェニル)−5−トリフルオロメチルベンゾチアゾール(以下、本縮合複素環化合物27と記す。)0.25gを得た。
本縮合複素環化合物27
Figure 2014024839
1H−NMR(CDCl3)δ:8.36−8.32(1H,m),8.32−8.30(1H,m),8.08−8.05(1H,m),7.97−7.94(1H,m),7.80−7.75(1H,m),7.71−7.68(1H,m),7.66−7.61(1H,m),3.56−3.45(1H,m),3.02−2.93(1H,m),1.46(3H,t)
製造例28
2−(2−エチルスルファニルフェニル)−3−メチル−6−トリフルオロメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジンに代えて2−(2−エチルスルファニルフェニル)−5−トリフルオロメチルベンゾチアゾールを用い、製造例3記載の方法に準じて、2−(2−エチルスルホニルフェニル)−5−トリフルオロメチルベンゾチアゾール(以下、本縮合複素環化合物28と記す。)0.30gを得た。
本縮合複素環化合物28
Figure 2014024839
1H−NMR(CDCl3)δ:8.33−8.31(1H,m),8.26−8.23(1H,m),8.10−8.06(1H,m),7.81−7.69(4H,m),3.75(2H,q),1.36(3H,t)
製造例29および30
2−(2−エチルスルファニル−4−フルオロフェニル)−3−メチル−6−トリフルオロメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジンに代えて2−(2−エチルスルファニル−フェニル)−3−メチル−6−ペンタフルオロエチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジンを用い、製造例32および33記載の方法に準じて、2−(2−エチルスルフィニル−フェニル)−3−メチル−6−ペンタフルオロエチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン(以下、本縮合複素環化合物29と記す。)27mgおよび2−(2−エチルスルホニルフェニル)−3−メチル−6−ペンタフルオロエチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン(以下、本縮合複素環化合物30と記す。)31mgを得た。
本縮合複素環化合物29
Figure 2014024839
1H−NMR(CDCl3)δ:8.70(1H,d),8.29(1H,d),8.27(1H,d),7.84(1H,t),7.71(1H,t),7.60(1H,d),3.90(3H,s),3.43−3.33(1H,m),3.04−2.94(1H,m),1.31(3H,t)
本縮合複素環化合物30
Figure 2014024839
1H−NMR(CDCl3)δ:8.69(1H,s),8.25(1H,s),8.23−8.22(1H,m),7.88−7.79(2H,m),7.59−7.52(1H,m),3.72(3H,s),3.43(2H,q),1.26(3H,t)
製造例31
2−メチル−5−トリフルオロメチルピリジン−2,3−ジアミン1.14g、2−エチルスルファニル−4−フルオロ安息香酸1.44g、WSC1.02gおよびピリジン12mlの混合物を、120℃で1.5時間加熱撹拌した。室温まで冷却した反応混合物に、水を注加し、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧下濃縮した。
得られた残渣にp−トルエンスルホン酸3.42g、キシレン10mlおよびNMP2mlを加え、Dean−Stark装置を用いて水を除去しながら150℃で4.5時間加熱還流下撹拌した。室温まで冷却した反応混合物に水を注加し、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−(2−エチルスルファニル−4−フルオロフェニル)−3−メチル−6−トリフルオロメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン(以下、本縮合複素環化合物31と記す。)1.05gを得た。
本縮合複素環化合物31
Figure 2014024839
1H−NMR(CDCl3)δ:8.70−8.68(1H,m),8.31−8.28(1H,m),7.43−7.38(1H,m),7.17−7.13(1H,m),7.04−6.98(1H,m),3.75(3H,s),2.89(2H,q),1.26(3H,t)
製造例32および33
2−(2−エチルスルファニル−4−フルオロフェニル)−3−メチル−6−トリフルオロメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン0.85gおよびクロロホルム12mlの混合物に、氷冷下3−クロロ過安息香酸(純度65%以上)0.81gを添加した後、室温まで昇温し、30分間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液を注加し、クロロホルムで抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−(2−エチルスルフィニル−4−フルオロフェニル)−3−メチル−6−トリフルオロメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン(以下、本縮合複素環化合物32と記す。)0.33g、および2−(2−エチルスルホニル4−フルオロフェニル)−3−メチル−6−トリフルオロメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン(以下、本縮合複素環化合物33と記す。)0.52gを得た。
本縮合複素環化合物32
Figure 2014024839
1H−NMR(CDCl3)δ:8.76−8.75(1H,m),8.31−8.30(1H,m),8.01−7.98(1H,m),7.65−7.61(1H,m),7.41−7.36(1H,m),3.90(3H,s),3.47−3.37(1H,m),3.04−2.94(1H,m),1.33(3H,t)
本縮合複素環化合物33
Figure 2014024839
1H−NMR(CDCl3)δ:8.76−8.74(1H,m),8.29−8.27(1H,m),7.97−7.94(1H,m),7.60−7.51(2H,m),3.72(3H,s),3.44(2H,q),1.28(3H,t)
製造例34
エチルメルカプタンナトリウム塩(80%)0.35gおよびDMF9mlの混合物に、氷冷下、2−(2−フルオロ−4−トリフルオロメチルフェニル)−3−メチル−6−トリフルオロメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン1.0gのDMF溶液を滴下した後、室温まで昇温し、室温で30分間撹拌した。反応混合物に、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注加し、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−(2−エチルスルファニル−4−トリフルオロメチルフェニル)−3−メチル−6−トリフルオロメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン(以下、本縮合複素環化合物34と記す。)1.10gを得た。
本縮合複素環化合物34
Figure 2014024839
1H−NMR(CDCl3)δ:8.75−8.73(1H,m),8.35−8.33(1H,m),7.70−7.68(1H,m),7.62−7.56(2H,m),3.79(3H,s),2.95(2H,q),1.28(3H,t)
製造例35
2−(2−エチルスルファニル−フェニル)−6−ヨード−3−メチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン311mg、ヨウ化銅1.5g、ヘプタフルオロ酪酸ナトリウム1.8g、NMP5mLおよびキシレン25mLの混合物を、150℃にて12時間加熱撹拌した。室温まで冷却した反応混合物に、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および28%アンモニア水を注加し、tert−ブチルメチルエーテルで抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させた後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−(2−エチルスルファニル−フェニル)−6−ヘプタフルオロプロピル−3−メチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン(以下、本縮合複素環化合物35と記す。)118mgを得た。
本縮合複素環化合物35
Figure 2014024839
1H−NMR(CDCl3)δ:8.65(1H,d),8.29(1H,d),7.56−7.51(2H,m),7.48−7.43(1H,m),7.38−7.34(1H,m),3.78(3H,s),2.89(2H,q),1.25(3H,t)
製造例36および37
2−(2−エチルスルファニル−4−フルオロフェニル)−3−メチル−6−トリフルオロメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジンに代えて2−(2−エチルスルファニル−フェニル)−6−ヘプタフルオロプロピル−3−メチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジンを用い、製造例32および33記載の方法に準じて、2−(2−エチルスルフィニル−フェニル)−6−ヘプタフルオロプロピル−3−メチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン(以下、本縮合複素環化合物36と記す。)および2−(2−エチルスルホニルフェニル)−6−ヘプタフルオロプロピル−3−メチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン(以下、本縮合複素環化合物37と記す。)を得た。
本縮合複素環化合物36
Figure 2014024839
1H−NMR(CDCl3)δ:8.68(1H,d),8.29−8.24(2H,m),7.87−7.81(1H,m),7.74−7.68(1H,m),7.61(1H,dd),3.91(3H,s),3.43−3.32(1H,m),3.05−2.94(1H,m),1.31(3H,t)
本縮合複素環化合物37
Figure 2014024839
1H−NMR(CDCl3)δ:8.67(1H,d),8.26−8.22(2H,m),7.87−7.81(2H,m),7.59−7.55(1H,m),3.73(3H,s),3.43(2H,q),1.26(3H,t).
製造例38および39
2−(2−エチルスルファニル−4−フルオロフェニル)−3−メチル−6−トリフルオロメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジンに代えて2−(2−エチルスルファニル−4−トリフルオロメチルフェニル)−3−メチル−6−トリフルオロメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジンを用い、製造例32および33記載の方法に準じて、2−(2−エチルスルフィニル−4−トリフルオロメチルフェニル)−3−メチル−6−トリフルオロメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン(以下、本縮合複素環化合物38と記す。)0.51g、および2−(2−エチルスルホニル−4−トリフルオロメチルフェニル)−3−メチル−6−トリフルオロメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン(以下、本縮合複素環化合物39と記す。)0.26gを得た。
本縮合複素環化合物38
Figure 2014024839
1H−NMR(CDCl3)δ:8.79−8.78(1H,m),8.57−8.55(1H,m),8.35−8.34(1H,m),7.97−7.94(1H,m),7.77(1H,d),3.94(3H,s),3.53−3.43(1H,m),3.07−2.98(1H,m),1.36(3H,t)
本縮合複素環化合物39
Figure 2014024839
1H−NMR(CDCl3)δ:8.78−8.76(1H,m),8.51−8.49(1H,m),8.31−8.30(1H,m),8.12−8.09(1H,m),7.74(1H,d),3.74(3H,s),3.48(2H,q),1.29(3H,t)
製造例40
3−アミノ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−チオール0.56g、2−エチルスルファニル安息香酸0.52g、WSC0.80g、HOBt39mgおよびピリジン6mlの混合物を、60℃で2時間撹拌した。放冷した反応混合物に水を注加し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水洗した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下濃縮した。
得られた残渣、p−トルエンスルホン酸一水和物0.65gおよびN−メチルピロリジノン5mLの混合物を、150℃で2時間加熱撹拌した。放冷した反応混合物に水を注加し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水洗した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−(2−エチルスルファニルフェニル)−6−(トリフルオロメチル)チアゾロ[5,4−b]ピリジン(以下、本縮合複素環化合物40と記す。)0.38gを得た。
本縮合複素環化合物40
Figure 2014024839
1H−NMR(CDCl3)δ:8.86(1H,d),8.57(1H,d),8.03(1H,dd),7.55(1H,dd),7.48(1H,td),7.36(1H,td),2.98(2H,q),1.34(3H,t).
製造例41および42
2−(2−エチルスルファニル−4−フルオロフェニル)−3−メチル−6−トリフルオロメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジンに代えて2−(2−エチルスルファニルフェニル)−6−(トリフルオロメチル)チアゾロ[5,4−b]ピリジンを用い、製造例32および33記載の方法に準じて、2−(2−エチルスルフィニルフェニル)−6−(トリフルオロメチル)チアゾロ[5,4−b]ピリジン(以下、本縮合複素環化合物41と記す。)0.13g、および2−(2−エチルスルホニルフェニル)−6−(トリフルオロメチル)チアゾロ[5,4−b]ピリジン(以下、本縮合複素環化合物42と記す。)0.14gを得た。
本縮合複素環化合物41
Figure 2014024839
1H−NMR(CDCl3)δ:8.90(1H,d),8.49(1H,d),8.37(1H,dd),7.99(1H,dd),7.81(1H,td),7.67(1H,td),3.52−3.42(1H,m),3.01−2.92(1H,m),1.45(3H,t).
本縮合複素環化合物42
Figure 2014024839
1H−NMR(CDCl3)δ:8.92(1H,d),8.52(1H,d),8.25(1H,dd),7.84−7.71(3H,m),3.73(2H,q),1.37(3H,t).
製造例43および44
2−(2−エチルスルファニル−4−フルオロフェニル)−3−メチル−6−トリフルオロメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジンに代えて2−(2−エチルスルファニル−フェニル)−3−メチル−6−トリフルオロメチルスルファニル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジンを用い、製造例32および33記載の方法に準じて、2−(2−エチルスルホニルフェニル)−6−トリフルオロメチルスルファニル−3−メチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン(以下、本縮合複素環化合物43と記す。)および2−(2−エチルスルフィニル−フェニル)−6−トリフルオロメチルスルファニル−3−メチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン(以下、本縮合複素環化合物44と記す。)を得た。
本縮合複素環化合物43
Figure 2014024839
1H−NMR(CDCl3)δ:8.68(1H,d),8.36(1H,d),8.21(1H,dd),7.87−7.77(2H,m),7.59(1H,dd),3.71(3H,s),3.44(2H,q),1.24(3H,t)
本縮合複素環化合物44
Figure 2014024839
1H−NMR(CDCl3)δ:8.69(1H,d),8.38(1H,d),8.25(1H,dd),7.86−7.80(1H,m),7.72−7.67(1H,m),7.60(1H,dd),3.88(3H,s),3.43−3.31(1H,m),3.03−2.92(1H,m),1.31(3H,t)
製造例45および46
2−(2−エチルスルファニル−4−フルオロフェニル)−3−メチル−6−トリフルオロメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジンに代えて2−(2−エチルスルホニルフェニル)−6−トリフルオロメチルスルファニル−3−メチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジンを用い、製造例32および33記載の方法に準じて、2−(2−エチルスルホニルフェニル)−6−トリフルオロメチルスルフィニル−3−メチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン(以下、本縮合複素環化合物45と記す。)および2−(2−エチルスルホニルフェニル)−6−トリフルオロメチルスルホニル3−メチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン(以下、本縮合複素環化合物46と記す。)を得た。
本縮合複素環化合物45
Figure 2014024839
1H−NMR(CDCl3)δ:8.77(1H,d),8.55(1H,d),8.24(1H,dd),7.90−7.83(2H,m),7.61(1H,dd),3.75(3H,s),3.43(2H,q),1.26(3H,t)
本縮合複素環化合物46
Figure 2014024839
1H−NMR(CDCl3)δ:9.05(1H,d),8.65(1H,d),8.26−8.23(1H,m),7.90−7.85(2H,m),7.61−7.57(1H,m),3.77(3H,s),3.41(2H,q),1.27(3H,t)
製造例47
2−[2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]−6−(トリフルオロメチル)チアゾロ[5,4−b]ピリジン0.18gとDMF2mlの混合物に、氷冷下、ナトリウムチオメトキシド63mgを加え、室温で4時間攪拌した。反応混合物に水を注加し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水洗した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−[2−エチルスルファニル−4−(トリフルオロメチル)フェニル]−6−(トリフルオロメチル)チアゾロ[5,4−b]ピリジン(以下、本縮合複素環化合物47と記す。)0.11gを得た。
本縮合複素環化合物47
Figure 2014024839
1H−NMR(CDCl3)δ:8.90(1H,d),8.61(1H,d),8.14(1H,d),7.75(1H,s),7.58(1H,d),3.04(2H,q),1.38(3H,t).
製造例48
2−[2−エチルスルファニル−4−(トリフルオロメチル)フェニル]−6−(トリフルオロメチル)チアゾロ[5,4−b]ピリジン0.11gおよびクロロホルム3mlの混合物に、3−クロロ過安息香酸(純度65%以上)0.13gを添加した後、室温で12時間撹拌した。反応混合物をクロロホルムで希釈し、10%チオ硫酸ナトリウム水溶液および飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で順次洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−[2−エチルスルホニル4−(トリフルオロメチル)フェニル]−6−(トリフルオロメチル)チアゾロ[5,4−b]ピリジン(以下、本縮合複素環化合物48と記す。)0.11gを得た。
本縮合複素環化合物48
Figure 2014024839
1H−NMR(CDCl3)δ:8.95(1H,s),8.55(1H,s),8.52(1H,s),8.07(1H,d),7.88(1H,d),3.77(2H,q),1.40(3H,t).
製造例49
2−(2−エチルスルファニル−フェニル)−3−メチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−6−チオール535mg、ヨードメタン166μLおよびエタノール5mLの混合物に、室温下水酸化カリウム200mgを加え5時間撹拌した。この反応混合物に、飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させた後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−(2−エチルスルファニル−フェニル)−3−メチル−6−メチルスルファニル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン(以下、本縮合複素環化合物49と記す。)515mgを得た。
本縮合複素環化合物49
Figure 2014024839
1H−NMR(CDCl3)δ:8.46(1H,d),8.10(1H,d),7.52−7.42(3H,m),7.37−7.26(1H,m),3.73(3H,s),2.86(2H,q),2.54(3H,s),1.22(3H,t)
製造例50
2−(2−エチルスルファニル−フェニル)−3−メチル−6−メチルスルファニル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン363mg、クロロホルム5mLの混合物に、氷冷下69〜75%3−クロロ過安息香酸1.13gを加えた。混合物を室温まで昇温し、5時間攪拌した後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液を加注し、クロロホルムで抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させた後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−(2−エチルスルホニルフェニル)−6−メチルスルホニル3−メチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン(以下、本縮合複素環化合物50と記す。)356mgを得た。
本縮合複素環化合物50
Figure 2014024839
1H−NMR(CDCl3)δ:9.02(1H,d),8.58(1H,d),8.23(1H,dd),7.90−7.81(2H,m),7.59(1H,dd),3.74(3H,s),3.42(2H,q),3.19(3H,s),1.26(3H,t).
製造例51
2−(2−エチルスルファニル−フェニル)−6−ヨード−3−メチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジンに代えて2−(2−エチルスルファニルー4−トリフルオロメチルフェニル)−6−ヨード−3−メチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジンを用い、製造例103記載の方法に準じて、化合物301Aを得た。
化合物301Aを0.94g、DMF13mlの混合物を−50℃まで冷却し、CFIガスを過剰量バブリングし、DMFに溶解させた。内温が−40℃を超えない速度でテトラキスジメチルアミノエチレンジアミン1.2mlを滴下した。その後、1時間かけて−10℃まで昇温し、−10℃でさらに1時間撹拌した。反応混合物に水を注加し、室温まで昇温後、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−(2−エチルスルファニル−4−トリフルオロメチルフェニル)−3−メチル−6−トリフルオロメチルスルファニル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン(以下、本縮合複素環化合物51と記す。)0.68gを得た。
本縮合複素環化合物51
Figure 2014024839
1H−NMR(CDCl)δ:8.66(1H,d)8.39(1H,d),7.67−7.64(1H,m),7.59−7.52(2H,m),3.75(3H,s),2.94(2H,q),1.27(3H,t).
製造例52
2−(2−エチルスルファニル−4−トリフルオロメチルフェニル)−3−メチル−6−トリフルオロメチルスルファニル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジンおよびクロロホルム5mlの混合物に、氷冷下、69%3−クロロ過安息香酸1.05gを加えた後、室温まで昇温し、1.5時間撹拌した。その後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液を注加し、クロロホルムで抽出した。合わせた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−(2−エチルスルホニル−4−トリフルオロメチルフェニル)−3−メチル−6−トリフルオロメチルスルファニル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン(以下、本縮合複素環化合物52と記す。)0.20gを得た。
本縮合複素環化合物52
Figure 2014024839
1H−NMR(CDCl)δ:8.71−8.70(1H,m),8.50−8.49(1H,m),8.38−8.36(1H,m),8.12−8.08(1H,m),7.74−7.71(1H,m),3.72(3H,s),3.49(2H,q),1.29(3H,t).
製造例53
2−(2−エチルスルホニル−4−トリフルオロメチルフェニル)−3−メチル−6−トリフルオロメチルスルフィニル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン0.26g、タングステン酸ナトリウム二水和物36mg、30%過酸化水素水1mlおよびアセトニトリル5mlの混合物を、加熱還流下4.5時間撹拌した。室温まで冷却した反応混合物に水を注加し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−(2−エチルスルホニル−4−トリフルオロメチルフェニル)−3−メチル−6−トリフルオロメチルスルホニル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン(以下、本縮合複素環化合物53と記す。)0.24gを得た。
本縮合複素環化合物53
Figure 2014024839
1H−NMR(CDCl)δ:9.08−9.07(1H,m),8.68−8.66(1H,m),8.52−8.50(1H,m),8.16−8.12(1H,m),7.76−7.73(1H,m),3.78(3H,s),3.46(2H,q),1.30(3H,t)
製造例54
4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−ベンゼン−1,2−ジアミン552mg、2−エチルスルファニル安息香酸401mg、ピリジン27mLの混合物に、室温下1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩422mg、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール27mgを加えた。室温下5時間した後、この反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させた後、減圧下濃縮した。得られた残渣をDMF7.5mLとトルエン30mLの混合溶液に溶解し、室温下、p−トルエンスルホン酸837mgを加えた。この混合物を130℃にて8時間加熱撹拌した後、室温まで放冷した。この反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注加し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させた後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−(2−エチルスルファニル−フェニル)−5−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−1H−ベンゾイミダゾール(以下、本縮合複素環化合物54と記す。)97mgを得た。
本縮合複素環化合物54
Figure 2014024839
1H−NMR(CDCl)δ:12.08−11.87(1H,m),8.31(1H,s),8.12−7.44(4H,m),7.42−7.30(2H,m),2.86(2H,q),1.22(3H,t).
製造例55
エチルメルカプタンナトリウム塩(80%)0.63gおよびDMF10mlの混合物に、氷冷下、2−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−3−メチル−6−トリフルオロメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン2.08gのDMF溶液を滴下した後、室温まで昇温し、30分間撹拌した。反応混合物に、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注加し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−(4−ブロモ−2−エチルスルファニルフェニル)−3−メチル−6−トリフルオロメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン(以下、本縮合複素環化合物55と記す。)1.57gを得た。
本縮合複素環化合物55
Figure 2014024839
1H−NMR(CDCl3)δ:8.73−8.71(1H,m),8.33−8.32(1H,m),7.59(1H,d),7.50−7.47(1H,m),7.30(1H,d),3.77(3H,s),2.91(2H,q),1.27(3H,t).
製造例56および57
2−(4−ブロモ−2−エチルスルファニルフェニル)−3−メチル−6−トリフルオロメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン0.40gおよびクロロホルム5mlの混合物に、氷冷下3−クロロ過安息香酸(純度65%以上)0.29gを添加した後、室温まで昇温し、2時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液を注加し、クロロホルムで抽出した。合わせた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−(4−ブロモ−2−エチルスルフィニルフェニル)−3−メチル−6−トリフルオロメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン(以下、本縮合複素環化合物56と記す。)0.26g、および2−(4−ブロモ−2−エチルスルホニルフェニル)−3−メチル−6−トリフルオロメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン(以下、本縮合複素環化合物57と記す。)0.17gを得た。
本縮合複素環化合物56
Figure 2014024839
1H−NMR(CDCl3)δ:8.77−8.75(1H,m),8.39(1H,d),8.32−8.31(1H,m),7.84−7.81(1H,m),7.49(1H,d),3.91(3H,s),3.50−3.40(1H,m),3.06−2.96(1H,m),1.35(3H,t).
本縮合複素環化合物57
Figure 2014024839
1H−NMR(CDCl3)δ:8.77−8.75(1H,m),8.37(1H,d),8.31−8.29(1H,m),7.99−7.96(1H,m),7.44(1H,d),3.72(3H,s),3.44(2H,q),1.28(3H,t).
製造例58
2−(4−ブロモ−2−エチルスルホニルフェニル)−3−メチル−6−トリフルオロメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン0.20g、2−トリブチルスタンニルピリミジン0.17g、テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム27mgおよびトルエン5mlの混合物を、窒素雰囲気下、5.5時間加熱還流した。室温まで冷却した後、2−トリブチルスタンニルピリミジン0.17g、テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム27mgを添加し、加熱還流下さらに8時間撹拌した。室温まで冷却した後、水を注加し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−[2−エチルスルホニル−4−(ピリミジン−2−イル)−フェニル]−3−メチル−6−トリフルオロメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン(以下、本縮合複素環化合物58と記す。)0.20gを得た。
本縮合複素環化合物58
Figure 2014024839
1H−NMR(CDCl)δ:8.77−8.74(1H,m),8.38−8.36(1H,m),8.30−8.27(1H,m),8.00−7.95(1H,m),7.63−7.55(1H,m),7.43(1H,d),7.41−7.30(2H,m),3.72(3H,s),3.44(2H,q),1.28(3H,t).
製造例59−1
5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イルアミン65gおよびクロロホルム100mL混合物に、氷水冷却下N−ブロモスクシンイミド71gを5回に分けて加えた。室温まで昇温し1時間撹拌した後に、80℃まで加熱し30分間加熱撹拌した。室温まで放冷後、飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液および飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注加し、クロロホルムで抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、3−ブロモ−5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イルアミン96gを得た。
3−ブロモ−5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イルアミン
Figure 2014024839
1H−NMR(CDCl)δ:8.27(1H,d),7.86(1H,d),5.38(2H,brs).
製造例59−2
3−ブロモ−5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イルアミン40g、アセチルアセトン銅(II)2.2g、アセチルアセトン6.6g、炭酸セシウム59g、NMP105mLをオートクレーブ反応装置に加え、氷冷下28%アンモニア水溶液25mLを加えた。密封後、110℃まで昇温し、12時間加熱撹拌した。室温まで氷冷後、反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させた後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、5−トリフルオロメチル−ピリジン−2,3−ジアミン15gを得た。
5−トリフルオロメチル−ピリジン−2,3−ジアミン
Figure 2014024839
1H−NMR(CDCl)δ:7.93(1H,d),7.04(1H,d),4.71(2H,brs),3.46(2H,brs).
製造例59−3
2−フルオロー4−トリフルオロメチルベンズアルデヒド15.1gおよびDMF61mlの混合物に、氷冷下ナトリウムエタンチオラート(90%)7.35gを加え、室温で6時間攪拌した。反応混合物を水に注加し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−ホルミル−5−トリフルオロメチルフェニルエチルスルフィド11.8gを得た。
2−ホルミル−5−トリフルオロメチルフェニルエチルスルフィド
Figure 2014024839
1H−NMR(CDCl)δ:10.41(1H,s),7.94(1H,d),7.63(1H,s),7.53(1H,d),3.04(2H,q),1.41(3H,t).
製造例59−4
5−トリフルオロメチル−ピリジン−2,3−ジアミン8.6g、2−ホルミル−5−トリフルオロメチルフェニルエチルスルフィド11g、およびDMF67mLの混合物に、室温下にて亜硫酸水素ナトリウム6.1gを加えた。100℃にて3時間加熱撹拌した後、塩化銅(II)二水和物1gを加え、さらに100℃にて1時間加熱攪拌した。室温まで放冷後、この反応混合物を水に加え、酢酸エチル抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、黄色い粉末固体を得た。これを熱ヘキサンで洗浄することで2−(2−エチルスルファニル−4−トリフルオロメチル−フェニル)−6−トリフルオロメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン(以下、本縮合複素環化合物59と記す。)12gを得た。
本縮合複素環化合物59
Figure 2014024839
1H−NMR(CDCl)δ:12.79(1H,brs),8.72(1H,brs),8.49−8.34(2H,m),7.79(1H,s),7.64(1H,d),3.00(2H,q),1.31(3H,t).
製造例60
2−(2−エチルスルファニル−4−トリフルオロメチル−フェニル)−6−トリフルオロメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン12gおよびクロロホルム111mLの混合物に、氷冷下69〜75%3−クロロ過安息香酸8.0gを加えた。混合物を室温まで昇温し、0.5時間攪拌した後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液を注加し、クロロホルムで抽出した。合わせた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−(2−エチルスルホニル−4−トリフルオロメチル−フェニル)−6−トリフルオロメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン(以下、本縮合複素環化合物60と記す。)9.1gを得た。
本縮合複素環化合物60
Figure 2014024839
1H−NMR(DMSO−D)δ:14.15(1H,brs),8.83(1H,s),8.58(1H,s),8.41(1H,d),8.37(1H,s),8.19(1H,d),3.97(2H,q),1.23(3H,t).
製造例61
N−(2−アミノ−5−トリフルオロメチルピリジン−3−イル)−2−エチルスルファニル−ベンズアミド200mg、tert−ブチルアルコ−ル1mlおよびTHF9mlの混合物を80℃で加熱撹拌し、ここに、60%水素化ナトリウム(油性)56mgを加えた。この混合物を80℃で2時間加熱撹拌した後、60%水素化ナトリウム(油性)56mgを加えた。さらに同温で2時間加熱撹拌した後、60%水素化ナトリウム(油性)56mgを加え、同温で2時間加熱撹拌した。反応混合物を室温まで冷却した後、溶媒を留去し、飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させた後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−(2−エチルスルファニルフェニル)−6−トリフルオロメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン(以下、本縮合複素環化合物61と記す。)132mgを得た。
本縮合複素環化合物61
Figure 2014024839
1H−NMR(CDCl)δ:8.67(1H,d),8.51−8.48(1H,m),8.33(1H,d),7.66−7.61(1H,m),7.51−7.46(2H,m),2.93(2H,q),1.27(3H,t)
製造例62
2−(2−エチルスルファニルフェニル)−6−トリフルオロメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン2.28gおよびクロロホルム20mlの混合物に、、氷冷下69〜75%3−クロロ過安息香酸8.0gを加えた。混合物を室温まで昇温し、0.5時間攪拌した後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液を注加し、クロロホルムで抽出した。合わせた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、得られた結晶をヘキサンで洗浄することにより、2−(2−エチルスルホニル−フェニル)−6−トリフルオロメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン(以下、本縮合複素環化合物62と記す。)2.5gを得た。
本縮合複素環化合物62
Figure 2014024839
1H−NMR(CDCl)δ:8.63(1H,s),8.35(1H,s),8.24(1H,d),8.09(1H,d),7.83(1H,t),7.76(1H,t),3.33(2H,q),0.88(3H,t).
製造例63および64
エチルメルカプタンナトリウム塩(80%)0.31gおよびDMF9mlの混合物に、氷冷下、2−(2−フルオロ−4−トリフルオロメトキシフェニル)−3−メチル−6−トリフルオロメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン1.02gを添加した後、室温まで昇温し、2時間撹拌した。反応混合物に、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注加し、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−(2−エチルスルファニル−4−トリフルオロメトキシフェニル)−3−メチル−6−トリフルオロメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジンと2−(2−フルオロ−4−トリフルオロメトキシフェニル)−3−メチル−6−トリフルオロメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジンの混合物(約3:1)0.82gを得た。
得られた混合物およびクロロホルム4mlの混合物に、氷冷下3−クロロ過安息香酸(純度65%以上)0.45gを添加した後、室温まで昇温し、2時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液を注加し、クロロホルムで抽出した。合わせた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−(2−エチルスルフィニル−4−トリフルオロメトキシフェニル)−3−メチル−6−トリフルオロメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン(以下、本縮合複素環化合物63と記す。)0.47g、2−(2−エタンスルフォニル−4−トリフルオロメトキシフェニル)−3−メチル−6−トリフルオロメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン(以下、本縮合複素環化合物64と記す。)0.14gを得た。
本縮合複素環化合物63
Figure 2014024839
1H−NMR(CDCl3)δ:8.78−8.76(1H,m),8.33−8.31(1H,m),8.14−8.12(1H,m),7.68(1H,d),7.54−7.50(1H,m),3.93(3H,s),3.49−3.39(1H,m),3.06−2.96(1H,m),1.33(3H,t).
本縮合複素環化合物64
Figure 2014024839
1H−NMR(CDCl3)δ:8.77−8.75(1H,m),8.30−8.28(1H,m),8.09−8.07(1H,m),7.70−7.66(1H,m),7.63(1H,d),3.74(3H,s),3.46(2H,q),1.28(3H,t).
製造例65
2−(2−エチルスルフィニル−4−トリフルオロメトキシフェニル)−3−メチル−6−トリフルオロメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン0.34g、塩化ジルコニウム0.36g、ヨウ化ナトリウム0.47gおよびアセトニトリル8mlの混合物を2時間、加熱還流下撹拌した。室温まで冷却した後、反応混合物に、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注加し、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−(2−エチルスルファニル−4−トリフルオロメトキシフェニル)−3−メチル−6−トリフルオロメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン(以下、本縮合複素環化合物65と記す。)0.29gを得た。
本縮合複素環化合物65
Figure 2014024839
1H−NMR(CDCl3)δ:8.74−8.72(1H,m),8.33−8.32(1H,m),7.48(1H,d),7.29−7.27(1H, m),7.21−7.17(1H,m),3.79(3H,s),2.92(2H,q),1.29(3H,t).
製造例66―1
2−アミノ−4−トリフルオロメチルフェノール0.50g、2−エチルスルファニル−4−トリフルオロメチル安息香酸0.71g、WSC0.65g及びクロロホルム6mlの混合物を、室温で3時間半撹拌した。反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を注加し、クロロホルムで抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和塩水で水洗した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−エチルスルファニル−4−トリフルオロメチル−N−[2−ヒドロキシ−5−トリフルオロメチルフェニル]ベンズアミド0.57gを得た。
2−エチルスルファニル−4−トリフルオロメチル−N−[2−ヒドロキシ−5−トリフルオロメチルフェニル]ベンズアミド
Figure 2014024839
H−NMR(CDCl)δ:9.33(1H,brs),8.87(1H,s),8.03(1H,d),7.75(1H,s),7.62(1H,d),7.57(1H,s),7.44(1H,d),7.14(1H,d),3.05(2H,q),1.36(3H,t)
製造例66−2
2−エチルスルファニル−4−トリフルオロメチル−N−[2−ヒドロキシ−5−トリフルオロメチルフェニル]ベンズアミド0.56g、ジ−2−メトキシエチルアゾジカルボキシレート(以下、DMEADと記す)0.40g、トリフェニルホスフィン0.39g及びTHF15mlの混合物を、室温で30分間及び50℃で1時間攪拌した。室温まで放冷した反応混合物を減圧下濃縮した後に水を注加し、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和塩水で水洗した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−(2−エチルスルファニル−4−トリフルオロメチルフェニル)−5−トリフルオロメチルベンズオキサゾール0.52gを得た。
2−(2−エチルスルファニル−4−トリフルオロメチルフェニル)−5−トリフルオロメチルベンズオキサゾール
Figure 2014024839
H−NMR(CDCl)δ:8.29(1H,d),8.19(1H,d),7.75−7.66(2H,m),7.63(1H,s),7.51(1H,dd),3.10(2H,q),1.47(3H,t).
製造例66−3
2−(2−エチルスルファニル−4−トリフルオロメチルフェニル)−5−トリフルオロメチルベンズオキサゾール0.35g及びクロロホルム10mlの混合物に、氷冷下、m−クロロ過安息香酸(純度65%以上)0.46gを添加した後、室温で1時間半撹拌した。反応混合物に10%亜硫酸ナトリウム水溶液を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−(2−エチルスルホニル−4−トリフルオロメチルフェニル)−5−トリフルオロメチルベンズオキサゾール(以下、本縮合複素環化合物130と記す。)0.34gを得た。
本縮合複素環化合物130
Figure 2014024839
H−NMR(CDCl)δ:8.54(1H,s),8.18−8.12(2H,m),8.08(1H,dd),7.77−7.74(2H,m),3.90(2H,q),1.44(3H,t).
製造例67−1
2−エチルスルファニル安息香酸1.2g、クロロホルム10ml及びDMF0.1mlの混合物に、塩化オキサリル1.1mlを加え、室温で1時間攪拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、反応混合物にTHF10mlを加えた。これを2−アミノ−4−(トリフルオロメチルスルファニル)フェノール1.38g及びTHF15mlの混合物に氷冷下で加え、室温で2時間攪拌した。反応混合物に水を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和塩水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下濃縮することにより、2−エチルスルファニル−N−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチルスルファニル)フェニル]ベンズアミド1.78gを得た。
2−エチルスルファニル−N−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチルスルファニル)フェニル]ベンズアミド
Figure 2014024839
H−NMR(CDCl)δ:9.89(1H,s),9.71(1H,s),8.05(1H,dd),7.58(1H,dd),7.51(1H,ddd),7.48−7.41(3H,m),7.12(1H,d),2.99(2H,q),1.31(3H,t).
製造例67−2
2−エチルスルファニル−N−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチルスルファニル)フェニル]ベンズアミド1.78g、DMEAD1.79g、トリフェニルホスフィン1.88g及びTHF20mlの混合物を、室温で30分間及び50℃で1時間攪拌した。室温まで放冷した反応混合物を減圧下濃縮した後に水を注加し、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和塩水で水洗した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−(2−エチルスルファニルフェニル)−5−(トリフルオロメチルスルファニル)ベンズオキサゾール1.33gを得た。
2−(2−エチルスルファニルフェニル)−5−(トリフルオロメチルスルファニル)ベンズオキサゾール
Figure 2014024839
H−NMR(CDCl)δ:8.21(1H,d),8.17(1H,dd),7.67(1H,dd),7.64(1H,d),7.52−7.46(1H,m),7.43(1H,dd),7.31−7.27(1H,m),3.07(2H,q),1.45(3H,t).
製造例67−3
2−(2−エチルスルファニルフェニル)−5−(トリフルオロメチルスルファニル)ベンズオキサゾール1.15g及びクロロホルム25mlの混合物に、氷冷下、m−クロロ過安息香酸(純度65%以上)2.04gを添加した後、室温で1日間半撹拌した。反応混合物に10%亜硫酸ナトリウム水溶液を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−(2−エチルスルホニルフェニル)−5−(トリフルオロメチルスルファニル)ベンズオキサゾール0.38g及び2−(2−エチルスルホニルフェニル)−5−(トリフルオロメチルスルフィニル)ベンズオキサゾール(以下、本縮合複素環化合物131と記す。)0.55gを得た。
2−(2−エチルスルホニルフェニル)−5−(トリフルオロメチルスルファニル)ベンズオキサゾール
Figure 2014024839
H−NMR(CDCl)δ:8.28−8.24(1H,m),8.16−8.13(1H,m),7.99−7.95(1H,m),7.85−7.76(2H,m),7.73(1H,dd),7.66(1H,d),3.83(2H,q),1.40(3H,t).
本縮合複素環化合物131
Figure 2014024839
H−NMR(CDCl)δ:8.30−8.25(2H,m),8.01−7.97(1H,m),7.87−7.79(4H,m),3.82(2H,q),1.41(3H,t).
以下、表1に記載の本縮合複素環化合物の1H−NMRデータを示す。
本縮合複素環化合物66
1H−NMR(CDCl3)δ:8.51(1H,s),8.22(1H,s),7.55−7.50(2H,m),7.47−7.43(1H,m),7.38−7.32(1H,m),5.81(1H,dq),3.76(3H,s),2.88(2H,q),1.24(3H,t).
本縮合複素環化合物67
1H−NMR(CDCl3)δ:8.55(1H,d),8.26(1H,d),8.21(1H,d),7.83(1H,t),7.69(1H,t),7.60(1H,d),5.84(1H,dq),3.88(3H,s),3.42−3.30(1H,m),3.03−2.91(1H,m),1.33−1.25(3H,m).
本縮合複素環化合物68
1H−NMR(CDCl3)δ:8.53(1H,s),8.26−8.16(2H,m),7.88−7.78(2H,m),7.59−7.53(1H,m),5.82(1H,dq),3.70(3H,s),3.44(2H,q),1.26(3H,t).
本縮合複素環化合物69
1H−NMR(CDCl3)δ:8.68(1H,d),8.29(1H,d),7.74−7.68(1H,m),7.49−7.40(2H,m),3.73(3H,s),2.74(2H,q),1.06(3H,t).
本縮合複素環化合物70
1H−NMR(CDCl3)δ:8.64(1H,s),8.24(1H,s),7.65(1H,d),7.58(1H,t),7.39(1H,d),3.72(3H,s),3.63−3.47(1H,m),3.37−3.22(1H,m),1.38−1.30(3H,m).
本縮合複素環化合物71
1H−NMR(CDCl3)δ:8.74−8.72(1H,m),8.33−8.32(1H,m),7.52−7.49(1H,m),7.47−7.43(2H,m),3.79(3H,s),2.85(2H,q),1.23(3H,t).
本縮合複素環化合物72
1H−NMR(CDCl3)δ:8.78−8.76(1H,m),8.33−8.31(1H,m),8.20(1H,d),7.81−7.78(1H,m),7.60(1H,d),3.93(3H,s),3.42−3.32(1H,m),3.02−2.92(1H,m),1.31(3H,t).
本縮合複素環化合物73
1H−NMR(CDCl3)δ:8.76−8.75(1H,m),8.29−8.28(1H,m),8.16(1H,d),7.80−7.77(1H,m),7.57(1H,d),3.75(3H,s),3.40(2H,q),1.26(3H,t).
本縮合複素環化合物74
1H−NMR(CDCl3)δ:8.74−8.72(1H,m),8.33−8.31(1H,m),7.51−7.45(1H,m),7.36−7.31(2H,m),3.75(3H,s),2.78(2H,q),1.10(3H,t).
本縮合複素環化合物75
1H−NMR(CDCl3)δ:8.73−8.71(1H,m),8.29−8.27(1H,m),7.70−7.64(1H,m),7.44−7.38(1H,m),7.33(1H,d),3.81(3H,s),3.53−3.43(1H,m),3.42−3.31(1H,m),1.33(3H,t).
本縮合複素環化合物76
1H−NMR(CDCl3)δ:8.73−8.72(1H,m),8.28−8.26(1H,m),7.84−7.78(1H,m),7.55−7.49(1H,m),7.38−7.35(1H,m),3.77(3H,s),3.50−3.34(2H,m),1.34(3H,t).
本縮合複素環化合物77
1H−NMR(CDCl3)δ:8.74−8.72(1H,m),8.37−8.35(1H,m),7.54−7.48(1H,m),7.27−7.24(1H,m),7.09−7.03(1H,m),3.77(3H,d),2.93(2H,q),1.28(3H,t).
本縮合複素環化合物78
1H−NMR(CDCl3)δ:8.79−8.76(1H,m),8.35−8.32(1H,m),8.03(1H,d),7.87−7.80(1H,m),7.43(1H,t),3.84(3H,d),3.51−3.40(1H,m),3.13−3.02(1H,m),1.33(3H,t).
本縮合複素環化合物79
1H−NMR(CDCl3)δ:8.77−8.75(1H,m),8.32−8.30(1H,m),8.07−8.04(1H,m),7.86−7.80(1H,m),7.62−7.57(1H,m),3.76(3H,s),3.69−3.58(1H,m),3.41−3.31(1H,m),1.29(3H,t).
本縮合複素環化合物80
1H−NMR(CDCl3)δ:8.71−8.69(1H,m),8.31−8.30(1H,m),7.35−7.31(2H,m),7.19−7.15(1H,m),3.76(3H,s),2.85(2H,q),2.46(3H,s),1.22(3H,t).
本縮合複素環化合物81
1H−NMR(CDCl3)δ:8.74−8.73(1H,m),8.30−8.28(1H,m),8.06−8.05(1H,m),7.49−7.48(2H,m),3.88(3H,s),3.42−3.32(1H,m),3.00−2.90(1H,m),2.58(3H,s),1.32(3H,t).
本縮合複素環化合物82
1H−NMR(CDCl3)δ:8.74−8.72(1H,m),8.27−8.26(1H,m),8.03−8.02(1H,m),7.64−7.61(1H,m),7.44(1H,d),3.70(3H,s),3.41(2H,q),2.59(3H,s),1.26(3H,t).
本縮合複素環化合物83
1H−NMR(CDCl3)δ:8.75−8.74(1H,m),8.35−8.34(1H,m),7.66−7.65(1H,m),7.61−7.55(2H,m),3.80(3H,s),2.95(2H,q),1.28(3H,t).
本縮合複素環化合物84
1H−NMR(CDCl3)δ:8.80−8.78(1H,m),8.54−8.53(1H,m),8.35−8.34(1H,m),7.95−7.91(1H,m),7.79(1H,d),3.95(3H,s),3.52−3.41(1H,m),3.09−2.99(1H,m),1.33(3H,t).
本縮合複素環化合物85
1H−NMR(CDCl3)δ:8.78−8.76(1H,m),8.47−8.46(1H,m),8.31−8.30(1H,m),8.10−8.07(1H,m),7.76(1H,d),3.76(3H,s),3.48(2H,q),1.28(3H,t).
本縮合複素環化合物86
1H−NMR(CDCl3)δ:8.51(1H,d),8.19(1H,d),7.53−7.42(3H,m),7.38−7.29(1H,m),3.73(3H,s),2.97−2.83(4H,m),1.33−1.19(6H,m).
本縮合複素環化合物87
1H−NMR(CDCl3)δ:8.96(1H,d),8.54(1H,d),8.28−8.18(1H,m),7.91−7.80(2H,m),7.63−7.55(1H,m),3.74(3H,s),3.43(2H,q),3.24(2H,q),1.38(3H,t),1.26(3H,t).
本縮合複素環化合物88
1H−NMR(CDCl3)δ:8.53(1H,d),8.23(1H,d),7.54−7.42(3H,m),7.38−7.29(1H,m),3.74(3H,s),3.33−3.22(1H,m),2.87(2H,q),1.30(6H,d),1.24(3H,t).
本縮合複素環化合物89
1H−NMR(CDCl3)δ:8.92(1H,d),8.51(1H,d),8.22(1H,dd),7.92−7.81(2H,m),7.62(1H,dd),3.75(3H,s),3.43(2H,q),3.36−3.26(1H,m),1.38(6H,d),1.26(3H,t).
本縮合複素環化合物90
1H−NMR(CDCl)δ:8.69−8.68(1H,m),8.33−8.31(1H,m),7.70−7.68(1H,m),7.62−7.55(2H,m),3.79(3H,s),2.97(2H,q),1.29(3H,t).
本縮合複素環化合物91
1H−NMR(CDCl)δ:8.93(1H,d),8.52(1H,d),8.25(1H,d),7.78(1H,dd),7.67(1H,d),3.76(2H,q),1.40(3H,t).
本縮合複素環化合物92
1H−NMR(CDCl)δ:8.89(1H,d),8.56(1H,d),7.56−7.42(3H,m),7.39−7.33(1H,m),3.77(3H,s),2.89(2H,q),1.25(3H,t).
本縮合複素環化合物93
1H−NMR(CDCl)δ:8.93(1H,d),8.53(1H,d),8.26(1H,dd),7.84(1H,td),7.71(1H,td),7.60(1H,dd),3.89(3H,s),3.42−3.32(1H,m),3.05−2.96(1H,m),1.31(3H,t).
本縮合複素環化合物94
1H−NMR(CDCl)δ:8.91(1H,d),8.50(1H,d),8.23(1H,dd),7.87−7.80(2H,m),7.56(1H,dd),3.71(3H,s),3.45(2H,q),1.26(3H,t).
本縮合複素環化合物95
1H−NMR(CDCl)δ:8.72−8.70(1H,m),8.51−8.49(1H,m),8.29−8.27(1H,m),8.13−8.09(1H,m),7.74−7.71(1H,m),3.74(3H,s),3.49(2H,q),1.29(3H,t).
本縮合複素環化合物96
1H−NMR(CDCl)δ:8.09(1H,s),7.59−7.42(5H,m),7.37−7.31(1H,m),3.69(3H,s),2.85(2H,q),1.23(3H,t).
本縮合複素環化合物97
1H−NMR(CDCl)δ:8.22(1H,d),8.07(1H,s),7.80(1H,t),7.67(1H,t),7.62−7.52(3H,m),3.79(3H,s),3.37−3.26(1H,m),3.01−2.89(1H,m),1.27(3H,t).
本縮合複素環化合物98
1H−NMR(CDCl)δ:8.20−8.18(1H,m),8.06(1H,s),7.82−7.74(2H,m),7.59−7.52(3H,m),3.61(3H,s),3.43(2H,brs),1.22(3H,t).
本縮合複素環化合物99
1H−NMR(CDCl)δ:8.65−8.64(1H,m),8.29−8.28(1H,m),7.35−7.31(2H,m),7.18−7.15(1H,m),3.76(3H,s),2.86(2H,q),2.46(3H,s),1.23(3H,t).
本縮合複素環化合物100
1H−NMR(CDCl)δ:8.69−8.68(1H,m),8.28−8.26(1H,m),8.07−8.05(1H,m),7.50−7.48(2H,m),3.89(3H,s),3.44−3.33(1H,m),3.01−2.92(1H,m),2.58(3H,s),1.32(3H,t).
本縮合複素環化合物101
1H−NMR(CDCl)δ:8.68−8.66(1H,m),8.25−8.23(1H,m),8.04−8.02(1H,m),7.65−7.61(1H,m),7.45−7.42(1H,m),3.71(3H,s),3.47−3.38(2H,m),2.59(3H,s),1.26(3H,t).
本縮合複素環化合物102
1H−NMR(CDCl)δ:8.81(1H,d),8.55(1H,d),8.07−8.00(1H,m),7.59−7.53(1H,m),7.52−7.45(1H,m),7.41−7.33(1H,m),2.99(2H,q),1.35(3H,t).
本縮合複素環化合物103
1H−NMR(CDCl)δ:8.85(1H,d),8.59(1H,d),8.15(1H,d),7.75(1H,s),7.59(1H,d),3.05(2H,q),1.38(3H,t).
本縮合複素環化合物104
1H−NMR(CDCl)δ:8.87(1H,d),8.50(1H,d),8.28−8.22(1H,m),7.85−7.76(2H,m),7.74−7.70(1H,m),3.74(2H,q),1.37(3H,t).
本縮合複素環化合物105
1H−NMR(CDCl)δ:8.90(1H,s),8.57−8.49(2H,m),8.07(1H,d),7.88(1H,d),3.77(2H,q),1.40(3H,t).
本縮合複素環化合物106
1H−NMR(CDCl)δ:8.93(1H,d),8.61(1H,d),7.45−7.34(3H,m),2.91(2H,q),1.27(3H,t).
本縮合複素環化合物107
1H−NMR(CDCl)δ:8.95(1H,d),8.55(1H,d),8.14(1H,dd),7.86(1H,dd),7.73(1H,t),3.40(2H,q),1.28(3H,t).
本縮合複素環化合物108
1H−NMR(CDCl)δ:8.74−8.72(1H,m),8.28−8.26(1H,m),8.05−8.03(1H,m),7.67−7.64(1H,m),7.46(1H,d),3.71(3H,s),3.41(2H,q),2.88(2H,q),1.37(3H,t),1.26(3H,t).
本縮合複素環化合物109
1H−NMR(CDCl)δ:8.78−8.76(1H,m),8.46−8.44(1H,m),8.31−8.30(1H,m),8.09−8.05(1H,m),7.76(1H,d),3.75(3H,s),3.48(2H,q),1.27(3H,t).
本縮合複素環化合物110
1H−NMR(CDCl)δ:8.69(1H,s),8.33(1H,s),8.25(1H,dd),8.21(1H,dd),7.73−7.58(2H,m),3.47−3.36(1H,m),3.13−3.01(1H,m),1.57−0.71(3H,m).
本縮合複素環化合物111
1H−NMR(CDCl)δ:8.76(1H,d),8.51(1H,d),8.29(1H,d),8.10(1H,dd),7.74(1H,d),4.22(2H,q),3.55(2H,q),1.42(3H,t),1.30(3H,t).
本縮合複素環化合物112
1H−NMR(CDCl)δ:8.13(1H,s),7.67(1H,s),7.62(1H,d),7.59−7.57(2H,m),7.52(1H,d),3.70(3H,s),2.92(2H,q),1.27(3H,t).
本縮合複素環化合物113
1H−NMR(CDCl)δ:8.53(1H,s),8.10(1H,s),7.93(1H,d),7.75(1H,d),7.65(1H,d),7.57(1H,d),3.85(3H,s),3.52−3.41(1H,m),3.05−2.95(1H,m),1.32(3H,t).
本縮合複素環化合物114
1H−NMR(CDCl)δ:8.48(1H,s),8.10−8.05(2H,m),7.74(1H,d),7.62(1H,d),7.53(1H,d),3.63(3H,s),3.47(2H,q),1.25(3H,t).
本縮合複素環化合物115
1H−NMR(CDCl)δ:8.83−8.74(3H,m),8.54(1H,dd),8.31−8.29(1H,m),7.95−7.86(2H,m),7.68(1H,d),7.41−7.37(1H,m),3.75(3H,s),3.49(2H,q),1.30(3H,t).
本縮合複素環化合物116
1H−NMR(CDCl)δ:8.74−8.72(1H,m),8.28−8.25(1H,m),8.07−8.05(1H,m),7.69−7.66(1H,m),7.47(1H,d),3.72(3H,s),3.41(2H,q),3.18−3.10(1H,m),1.37(6H,d),1.26(3H,t).
本縮合複素環化合物117
1H−NMR(CDCl)δ:8.77−8.75(1H,m),8.38−8.36(1H,m),8.31−8.29(1H,m),8.02−7.99(1H,m),7.69(1H,d),6.85(1H,t),3.73(3H,s),3.54−3.33(2H,m),1.28(3H,t).
本縮合複素環化合物118
1H−NMR(CDCl)δ:8.68−8.66(1H,m),8.31−8.30(1H,m),7.48(1H,d),7.29−7.26(1H,m),7.21−7.17(1H,m),3.80(3H,s),2.93(2H,q),1.29(3H,t).
本縮合複素環化合物119
1H−NMR(CDCl)δ:8.72−8.71(1H,m),8.30−8.29(1H,m),8.14−8.12(1H,m),7.68(1H,d),7.55−7.51(1H,m),3.93(3H,s),3.50−3.40(1H,m),3.08−2.98(1H,m),1.33(3H,t).
本縮合複素環化合物120
1H−NMR(CDCl)δ:8.71−8.69(1H,m),8.27−8.26(1H,m),8.09−8.07(1H,m),7.70−7.66(1H,m),7.62(1H,d),3.74(3H,s),3.47(2H,q),1.28(3H,t).
本縮合複素環化合物121
1H−NMR(CDCl)δ:8.11(1H,s),7.67(1H,s),7.61−7.56(3H,m),7.53(1H,d),3.70(3H,s),2.93(2H,q),1.28(3H,t).
本縮合複素環化合物122
1H−NMR(CDCl)δ:8.53(1H,d),8.09(1H,s),7.93(1H,dd),7.74(1H,d),7.64(1H,d),7.59(1H,d),3.85(3H,s),3.51−3.40(1H,m),3.06−2.97(1H,m),1.32(3H,t).
本縮合複素環化合物123
1H−NMR(CDCl)δ:8.49(1H,d),8.10−8.04(2H,m),7.73(1H,d),7.60(1H,d),7.55(1H,d),3.64(3H,s),3.47(2H,q),1.25(3H,t).
本縮合複素環化合物124
1H−NMR(CDCl)δ:9.06−9.04(1H,m),8.87(1H,d),8.77−8.75(1H,m),8.59(1H,dd),8.31−8.30(1H,m),8.14−8.11(1H,m),8.07−8.04(1H,m),7.72(1H,d),3.76(3H,s),3.51(2H,q),1.31(3H,t).
本縮合複素環化合物125
1H−NMR(CDCl)δ:8.67−8.66(1H,m),8.40−8.39(1H,m),7.47(1H,d),7.29−7.26(1H,m),7.21−7.16(1H,m),3.78(3H,s),2.93(2H,q),1.29(3H,t).
本縮合複素環化合物126
1H−NMR(CDCl)δ:8.71(1H,d),8.39(1H,d),8.13−8.12(1H,m),7.67(1H,d),7.54−7.50(1H,m),3.91(3H,s),3.49−3.39(1H,m),3.06−2.96(1H,m),1.33(3H,t).
本縮合複素環化合物127
1H−NMR(CDCl)δ:8.70(1H,d),8.36(1H,d),8.09−8.07(1H,m),7.70−7.66(1H,m),7.62(1H,d),3.72(3H,s),3.46(2H,q),1.28(3H,t).
本縮合複素環化合物128
H−NMR(CDCl)δ:8.53(1H,s),8.19−8.13(2H,m),8.07(1H,dd),7.77(1H,dd),7.69(1H,d),3.91(2H,q),1.44(3H,t).
本縮合複素環化合物129
H−NMR(CDCl)δ:8.54(1H,s),8.33(1H,s),8.17(1H,d),8.10(1H,d),7.89(2H,s),3.91(2H,q),1.45(3H,t).
以下に、本発明の有害生物防除組成物の製剤例を示す。尚、以下の製剤例においては本殺虫化合物1〜119は下記のものを意味する。















[表2]
Figure 2014024839
[表2の続き]
Figure 2014024839






[表2の続き]
Figure 2014024839
[表2の続き]
Figure 2014024839



[表2の続き]
Figure 2014024839
[表2の続き]
Figure 2014024839



[表2の続き]
Figure 2014024839








[表2の続き]
Figure 2014024839








[表2の続き]
Figure 2014024839
尚、上記の構造式において、Meはメチル基、Etはエチル基を意味する。
製剤例1
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 5部および本殺虫化合物20 5部を、キシレン35部とN,N−ジメチルホルムアミド35部との混合物に溶解し、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル14部およびドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム6部を加え、混合して各々の乳剤を得る。
製剤例2
ラウリル硫酸ナトリウム4部、リグニンスルホン酸カルシウム2部、合成含水酸化珪素微粉末20部および珪藻土54部を混合し、更に本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 10部および本殺虫化合物21 10部を加え、混合して各々の水和剤を得る。
製剤例3
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 1部および本殺虫化合物22 1部に、合成含水酸化珪素微粉末1部、リグニンスルホン酸カルシウム2部、ベントナイト30部およびカオリンクレー65部を加え混合する。ついで、この混合物に適当量の水を加え、さらに攪拌し、造粒機で製粒し、通風乾燥して各々の粒剤を得る。
製剤例4
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 1部および本殺虫化合物23 1部を適当量のアセトンに溶解し、これに合成含水酸化珪素微粉末5部、PAP0.3部およびフバサミクレー92.7部を加え、充分攪拌混合し、アセトンを蒸発除去して各々の粉剤を得る。
製剤例5
ポリオキシエチレンアルキルエーテルサルフェートアンモニウム塩およびホワイトカーボンの混合物(重量比1:1)35部と、本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 5部と、本殺虫化合物24 5部と、水55部とを混合し、湿式粉砕法で微粉砕することにより、各々のフロアブル剤を得る。
製剤例6
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物1 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例7
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物2 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例8
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物3 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例9
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物4 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例10
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物5 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例11
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物6 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例12
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物7 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例13
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物8 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例14
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物9 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例15
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物10 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例16
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物11 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例17
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物12 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例18
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物13 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例19
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物14 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例20
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物15 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例21
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物16 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例22
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物17 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例23
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物18 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例24
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物19 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例25
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物20 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例26
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物21 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例27
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物22 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例28
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物23 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例29
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物24 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例30
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物25 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例31
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物26 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例32
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物27 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例33
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物28 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例34
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物29 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例35
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物30 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例36
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物31 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例37
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物32 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例38
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物33 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例39
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物34 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例40
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物35 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例41
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物36 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例42
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物37 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例43
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物38 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例44
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物39 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例45
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物40 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例46
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物41 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例47
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物42 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例48
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物43 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例49
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物44 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例50
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物45 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例51
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物46 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例52
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物47 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例53
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物48 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例54
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物49 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例55
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物50 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例56
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物51 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例57
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物52 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例58
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物53 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例59
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物54 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例60
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物55 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例61
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物56 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例62
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物57 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例63
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物58 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例64
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物59 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例65
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物60 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例66
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物61 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例67
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物62 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例68
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物63 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例69
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物64 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例70
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物65 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例71
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物66 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例72
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物67 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例73
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物68 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例74
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物69 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例75
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物70 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例76
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物71 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例77
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物72 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例78
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物73 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例79
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物74 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例80
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物75 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例81
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物76 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例82
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物77 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例83
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物78 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例84
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物79 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例85
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物80 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例86
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物81 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例87
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物82 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例88
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物83 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例89
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物84 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例90
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物85 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例91
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物86 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例92
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物87 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例93
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物88 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例94
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物89 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例95
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物90 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例96
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物91 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例97
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物92 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例98
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物93 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例99
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物94 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例100
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物95 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例101
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物96 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例102
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物97 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例103
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物98 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例104
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物99 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例105
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物100 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例106
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物101 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例107
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物102 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例108
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物103 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例109
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物104 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例110
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物105 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例111
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物106 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例112
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物107 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例113
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物108 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例114
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物109 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例115
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物110 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例116
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物111 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例117
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物112 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例118
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物113 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例119
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物114 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例120
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物115 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例121
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物116 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例122
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物117 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例123
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物118 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例124
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部および本殺虫化合物119 0.1部を、キシレン5部およびトリクロロエタン5部の混合溶媒に溶解し、これを脱臭灯油89.8部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例125
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 10mgおよび本殺虫化合物36 10mgをアセトン0.5mlに溶解し、この溶液を、動物用固形飼料粉末(飼育繁殖用固形飼料粉末CE−2、日本クレア株式会社商品)5gに処理し、均一に混合する。ついでアセトンを蒸発乾燥させて各々の毒餌剤を得る。
製剤例126
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1部、本殺虫化合物11 0.1部、ネオチオゾール(中央化成株式会社)49.8部をエアゾール缶に入れ、エアゾールバルブを装着する。その後、ジメチルエーテル25部、LPG25部を充填し振とうを加え、アクチュエータを装着することで油剤エアゾールを得る。
製剤例127
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.6部、本殺虫化合物12 0.6部、BHT(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール)0.01部、キシレン5部、脱臭灯油3.33部および乳化剤{アトモス300(アトモスケミカル社登録商標名)}1部を混合溶解したものと、蒸留水50部とをエアゾール容器に充填し、バルブを装着する。その後、該バルブを通じて噴射剤(LPG)40部を加圧充填して水性エアゾールを得る。
製剤例128
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.1gおよび本殺虫化合物13 0.1gを、プロピレングリコール2mlに溶解させ、4.0×4.0cm、厚さ1.2cmの多孔セラミック板に含浸させて、加熱式くん煙剤を得る。
製剤例129
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 2部と本殺虫化合物14 3部とエチレンーメタクリル酸メチル共重合体(共重合体中のメタクリル酸メチルの割合:10重量%、アクリフトWD301、住友化学製)95部を密閉式加圧ニーダー(森山製作所製)で溶融混練し、得られた混練物を押出し成型機から成型ダイスを介して押出し、長さ15cm、直径3mmの棒状成型体を得る。
製剤例130
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 2部と本殺虫化合物15 3部と軟質塩化ビニル樹脂95部を密閉式加圧ニーダー(森山製作所製)で溶融混練し、得られた混練物を押出し成型機から成型ダイスを介して押出し、長さ15cm、直径3mmの棒状成型体を得る。
製剤例131
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 100mg、本殺虫化合物16 100mg、ラクトース68.75mg、トウモロコシデンプン237.5mg、微結晶性セルロース43.75mg、ポリビニルピロリドン18.75mg、ナトリウムカルボキシメチルデンプン28.75mg、およびステアリン酸マグネシウム2.5mgを混合し、得られた混合物を適切な大きさに圧縮して、錠剤を得る。
製剤例132
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 25mg、本殺虫化合物17 50mg、ラクトース60mg、トウモロコシデンプン25mg、カルメロースカルシウム6mg、および5%ヒドロキシプロピルメチルセルロース適量を混合し、得られた混合物をハードシェルゼラチンカプセル又はヒドロキシプロピルメチルセルロースカプセルに充填し、カプセル剤を得る。
製剤例133
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 1000mg、本殺虫化合物18 1000mg、フマル酸500mg、塩化ナトリウム2000mg、メチルパラベン150mg、プロピルパラベン50mg、顆粒糖25000mg、ソルビトール(70%溶液)13000mg、VeegumK(VanderbiltCo.)100mg、香料35mg、および着色料500mgに、最終容量が100mlとなるよう蒸留水を加え、混合して、経口投与用サスペンジョンを得る。
製剤例134
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 2重量%および本殺虫化合物52 3重量%を、ポリソルベート85 5重量%、ベンジルアルコール3重量%、およびプロピレングリコール30重量%に溶解し、この溶液のpHが6.0〜6.5となるようにリン酸塩緩衝液を加えた後、最終容量となるまで水を加えて、経口投与用液剤を得る。
製剤例135
分留ヤシ油57重量%およびポリソルベート85 3重量%中にジステアリン酸アルミニウム5重量%を加熱により分散させる。これを室温に冷却し、その油状ビヒクル中のサッカリン25重量%を分散させる。これに本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 5重量%および本殺虫化合物56 5重量%、を配分し、経口投与用ペースト状製剤を得る。
製剤例136
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 5重量%および本殺虫化合物58 5重量%を石灰石粉90重量%と混合し、湿潤顆粒形成法を使用して経口投与用粒剤を得る。
製剤例137
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 5部および本殺虫化合物61 5部、をジエチレングリコールモノエチルエーテル75部に溶解し、これに炭酸プロピレン15部を混合して、スポットオン液剤を得る。
製剤例138
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 10部および本殺虫化合物67 10部、をジエチレングリコールモノエチルエーテル60部に溶解し、これに2−オクチルドデカノール20部を混合して、ポアオン液剤を得る。
製剤例139
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.5部および本殺虫化合物68 0.5部に、ニッコールTEALS-42(日光ケミカルズ・ラウリル硫酸トリエタノールアミンの42%水溶液)60部、プロピレングリコール20部を添加し、均一溶液になるまで充分撹拌混合した後、水19.0部を加えてさらに充分撹拌混合し、均一溶液のシャンプー剤を得る。
製剤例140
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 0.15重量%、本殺虫化合物69 0.15重量%、動物飼料95重量%、並びに、第2リン酸カルシウム、珪藻土、Aerosil、およびカーボネート(又はチョーク)からなる混合物4.85重量%を十分攪拌混合し、動物用飼料プレミックスを得る。
製剤例141
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種 3.6g、本殺虫化合物70 3.6g、およびホスコS−55(丸石製薬株式会社製)92.8gを100℃で溶解混和し、坐剤形に注いで、冷却固化して、坐剤を得る。
次に、本発明の有害生物防除組成物の有害生物防除効力は例えば、以下の試験法により確認することができる。
試験例1
本縮合複素環化合物1〜131をそれぞれ1mgあたり、容量比がそれぞれ4:4:1であるキシレン、ジメチルホルムアミドおよび界面活性剤(商品名:ソルポール 3005X、東邦化学工業製)の混合溶媒10μLで溶解した後、本縮合複素環化合物の濃度が500ppmになるよう展着剤(商品名:シンダイン、住友化学製)0.02容量%を含有する水で希釈する。
また本殺虫化合物1〜119をそれぞれ1mgあたり、容量比がそれぞれ4:4:1であるキシレン、ジメチルホルムアミドおよび界面活性剤(商品名:ソルポール 3005X、東邦化学工業製)の混合溶媒10μLで溶解した後、本殺虫化合物の濃度が500ppmになるよう展着剤(商品名:シンダイン、住友化学製)0.02容量%を含有する水で希釈する。
上記本縮合複素環化合物の水希釈液と、本殺虫化合物の水希釈液とを適宜混合し、試験用薬液を調製する。
キャベツ(Brassicae oleracea)リーフディスク(直径1.5cm)を24穴マイクロプレート(Becton Dickinson製)の各ウェルに収容し、1ウェルあたり該試験用薬液40μLを散布処理する。風乾後、1ウェルあたりコナガ2齢幼虫(Plutella xylostella)を5頭放飼し、ペーパータオルで各ウェルを覆った後、蓋をした。放飼2日後に、各ウェルの生存虫数を観察する。
試験例2
直径5.5cmのポリエチレンカップの底に同大の濾紙を敷き、試験例1に記載の方法で調製した試験用薬液0.7mlを濾紙上に滴下し、餌としてショ糖30mgを均一に入れる。該ポリエチレンカップ内にイエバエ(Musca domestica)雌成虫10頭を放ち、蓋をする。24時間後にイエバエの生死を調査し死虫率を求める。
試験例3
直径5.5cmのポリエチレンカップの底に同大の濾紙を敷き、試験例1に記載の方法で調製した試験用薬液0.7mlを濾紙上に滴下し、餌としてショ糖30mgを均一に入れる。該ポリエチレンカップ内にチャバネゴキブリ(Blattalla germanica)雄成虫2頭を放ち、蓋をする。6日後にチャバネゴキブリの生死を調査し死虫率を求める。
試験例4
試験例1に記載の方法で調製した試験用薬液0.7mlをイオン交換水100mlに加える(有効成分濃度3.5ppm)。該液中にアカイエカ(Culex pipiens pallens)終令幼虫20頭を放ち、1日後にその生死を調査し死虫率を求める。
試験例5
本縮合複素環化合物1〜131のいずれか1種と、本殺虫化合物1〜119のいずれか1種とを合計2mgとなるようにスクリュー管(マルエム No.5;27×55mm)に量り取り、アセトン0.2mLを加えて蓋をし溶解する。スクリュー管を回転・反転させ内壁全体に均一になるよう薬液をコーティングする。蓋を取り約2時間風乾させた後、フタトゲチマダニ(Haemaphysalis longicornis)未吸血若ダニ1群5頭を放し蓋をする。2日後に致死数を調査する。
本発明の有害生物防除組成物により、有害生物を防除することができる。

Claims (4)

  1. 式(1)
    Figure 2014024839
    [式中、
    1は−NR6−、酸素原子又は硫黄原子を表し、
    2は窒素原子又は=CH−を表し、
    1、R2、R3およびR4は同一又は相異なり、1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C3鎖式炭化水素基、群Zより選ばれる1個以上の原子もしくは基を有していてもよいフェニル基、群Zより選ばれる1個以上の原子もしくは基を有していてもよい6員複素環基、−OR7、−S(O)m7、ハロゲン原子、又は水素原子を表し(但し、R1、R2、R3およびR4のうち、少なくとも2つは水素原子を表す。)、
    5は、群Xより選ばれる1個以上の原子もしくは基を有していてもよいC1−C3鎖式炭化水素基、−OR7、−S(O)m7、又はハロゲン原子を表し、
    6は群Wより選ばれる1個以上の原子もしくは基を有していてもよいC1−C3鎖式炭化水素基、群Wより選ばれる1個以上の原子もしくは基を有していてもよいC3−C6脂環式炭化水素基又は水素原子を表し、
    7は、1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C3鎖式炭化水素基又は水素原子を表し、
    mは0、1又は2を表し、nは0、1又は2を表す。
    ここで、−S(O)m7において、mが1又は2の場合には、R7が水素原子を表すことはない。
    群X:1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C3アルコキシ基、1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC2−C3アルケニルオキシ基、1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC2−C3アルキニルオキシ基、1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C3アルキルスルファニル基、1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C3アルキルスルフィニル基、1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C3アルキルスルホニル基、シアノ基、ヒドロキシ基およびハロゲン原子からなる群。
    群Z:1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C3鎖式炭化水素基、1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C3アルコキシ基、1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C3アルキルスルファニル基、1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C3アルキルスルフィニル基、1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C3アルキルスルホニル基、シアノ基、ニトロ基およびハロゲン原子からなる群。
    群W:1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C3アルコキシ基、1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC2−C3アルケニルオキシ基、1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC2−C3アルキニルオキシ基、ハロゲン原子およびヒドロキシ基からなる群。]
    で示される化合物と、
    群(A)より選ばれる1種以上の殺虫化合物とを含有する有害生物防除組成物。
    群(A)
    A−1(ピレスロイド系化合物):
    ピレトリン、アレスリン、プラレトリン、イミプロトリン、レスメトリン、テトラメトリン、フェノトリン、シフェノトリン、フルメスリン、メトフルトリン、トランスフルトリン、プロフルトリン、ジメフルトリン、エンペントリン、フラメトリン、メパーフルトリン、2,3,5,6−テトラフルオロ−4−(メトキシメチル)ベンジル=2,2−ジメチル−3−(2−シアノ−1−プロペニル)−シクロプロパンカルボキシレート、2,3,5,6−テトラフルオロ−4−(メトキシメチル)ベンジル=2,2−ジメチル−3−(3,3,3−トリフルオロ−1−プロペニル)−シクロプロパンカルボキシレート、2,3,5,6−テトラフルオロ−4−プロパルギルベンジル=2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボキシレート;
    A−2(その他の系統の化合物):
    フェニトロチオン、ジクロルボス、プロポクスル、ビストリフルロン、ジフルベンズロン、ヘキサフルムロン、アミドフルメト、クロルフェナピル、シロマジン、ハイドロプレン、メトプレン、インドキサカルブ、メトキサジアゾン、エトキサゾール、ピペロニルブトキシド、N−(2−エチルヘキシル)−5−ノルボルネン−2,3−ジカルボキシイミド、下記式で示される化合物
    Figure 2014024839

    〔式中、Cyは群E1〜E2より選ばれる基で置換されていてもよいフェニル基、群E1〜E2より選ばれる基で置換されていてもよい5〜6員のヘテロアリール基、群E1〜E3より選ばれる基で置換されていてもよい3〜7員のシクロアルキル基又は群E1〜E3より選ばれる基で置換されていてもよい5〜7員のシクロアルケニル基を表し、Q1はハロゲン原子で置換されていてもよいC1〜C4鎖式炭化水素基、ハロゲン原子又は水素原子を表し、Q2はハロゲン原子で置換されていてもよいC1〜C4鎖式炭化水素基、-C(=G)Q4、シアノ基、ハロゲン原子又は水素原子を表し、Q3は少なくとも1つのフッ素原子を含むC1〜C5ハロアルキル基又はフッ素原子を表し、Gは酸素原子又は硫黄原子を表し、Q4はハロゲン原子で置換されていてもよいC1〜C4アルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1〜C4アルコキシ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC3〜C6アルケニルオキシ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC3〜C6アルキニルオキシ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1〜C4アルキルアミノ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいジ(C1〜C4アルキル)アミノ基、ヒドロキシル基、アミノ基、C2〜C5環状アミノ基又は水素原子を表し、kは0又は1を表し、hは0、1又は2を表し、群E1は、群Lから選ばれる基で置換されていてもよいC1〜C6鎖式炭化水素基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC3〜C6シクロアルキル基、-OQ5、-SQ5、-S(=O)Q5、-S(=O)25、-C(=O)Q6、-OC(=O)Q7、シアノ基、ニトロ基、ヒドロキシル基およびハロゲン原子からなる一価基の群を表し、群E2は、群Lから選ばれる基で置換されていてもよいC2−C6アルカンジイル基、群Lから選ばれる基で置換されていてもよい1,3−ブタジエン−1,4−ジイル基、-G-T-G-および-T-G-T-からなる二価基の群を表し、群E3は、=O、=NO-Q5、=C=CH2および=C(Q8)Q9からなる二価基の群を表し、Tはメチレン基又はエチレン基を表し、Q5は群Lから選ばれる基で置換されていてもよいC1〜C4鎖式炭化水素基又は群Lから選ばれる基で置換されていてもよいC3〜C6シクロアルキル基を表し、Q6はハロゲン原子で置換されていてもよいC1〜C4アルコキシ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC3〜C6アルケニルオキシ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC3〜C6アルキニルオキシ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1〜C4アルキルアミノ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいジ(C1〜C4アルキル)アミノ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1〜C4アルキル基、ヒドロキシル基、アミノ基、C2〜C5環状アミノ基又は水素原子を表し、Q7はハロゲン原子で置換されていてもよいC1〜C4アルコキシ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC3〜C6アルケニルオキシ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC3〜C6アルキニルオキシ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1〜C4アルキルアミノ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいジ(C1〜C4アルキル)アミノ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1〜C4アルキル基、アミノ基、C2〜C5環状アミノ基又は水素原子を表し、Q8およびQ9は同一または相異なり、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1〜C4アルコキシ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1〜C4鎖式炭化水素基、ハロゲン原子又は水素原子を表し、群Lは、ヒドロキシル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1〜C4アルコキシ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC3〜C6アルケニルオキシ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC3〜C6アルキニルオキシ基、アミノ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1〜C4アルキルアミノ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいジ(C1〜C4アルキル)アミノ基、C2〜C5環状アミノ基、-C(=O)Q6、-OC(=O)Q7
    およびハロゲン原子からなる群を表す。〕、下記式で示される化合物
    Figure 2014024839

    〔式中、k、h、Q1、Q2およびQ3は上記に同じ、Q11は少なくとも1個のフッ素原子を有するC1−C5ハロアルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC3−C5アルケニル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC3−C5アルケニルオキシ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC3−C5アルキニル基又はハロゲン原子で置換されていてもよいC3−C5アルキニルオキシ基を表し、Q12はハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルコキシ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルキルチオ基、ハロゲン原子又は水素原子を表し(但し、Q11がハロゲン原子で置換されていてもよいC3−C5アルケニルオキシ基又はハロゲン原子で置換されていてもよいC3−C5アルキニルオキシ基である場合、Q12はハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルキル基又は水素原子である。)、Q13はC1−C4アルキル基、ハロゲン原子又は水素原子を表す。〕、下記式で示される化合物
    Figure 2014024839
    〔式中、L3はフッ素原子、塩素原子、臭素原子、メチル基、エチル基又は水素原子を表し、L4はC1−C6アルキル基、C1−C6ハロアルキル基、C3−C6シクロアルキル基又はC1−C6アルコキシ基で置換されたC1−C6アルキル基を表し、L5およびL6は同一又は相異なり、メチル基又は水素原子を表す。〕、
    下記式で示される化合物
    Figure 2014024839
    〔式中、Xは2−メチルプロピル基または2−メチル−1−プロペニル基を表し、Xはメチル基を表し、Xは2−メチル−1−プロペニル基を表し、X4はメチル基を表す。〕
  2. 式(1)で示される化合物と群(A)より選ばれる1種以上の殺虫化合物との含有量の比が、重量比で100:1〜1:100である請求項1に記載の有害生物防除組成物。
  3. 式(1)で示される化合物と群(A)より選ばれる1種以上の殺虫化合物との含有量の比が、重量比で10:1〜1:10である請求項1に記載の有害生物防除組成物。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の有害生物防除組成物の有効量を、有害生物又は有害生物の生息場所に工程を有する有害生物の防除方法。
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