JP2014022439A - プリント配線板及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 半導体素子の実装歩留まりの向上
【解決手段】 半導体素子搭載エリア内の中心側の第1バンプ76FIの融点は、外周に位置する第2バンプ76FOの融点よりも低い。このため、リフローの際に、まず、中心側の低融点の第1バンプ76FIが溶けて半導体素子の該CC側と対応するパッド92と接触し、更に、半導体素子92が沈み込む。そして、外側の高融点の第2バンプ76FOが溶け始め、該第2バンプと該CC外側と対応するパッド92とが接触する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、半導体素子の実装性を向上させるプリント配線板及びその製造方法に関する。
プリント配線板に実装される半導体素子は、小型化、薄型化及び高集積度化が急速に進み、半導体素子の電極端子は狭ピッチ、多端子化の傾向がある。その結果、半導体素子を実装するプリント配線板も、薄型化が要求されている。プリント配線板を薄くするためには、コア基板の厚みを薄くすることが考えられる。特許文献1には、コア基板の厚みを500μm以下にすることが開示されている。
特開2002−198650号公報
しかしながら、コア基板の厚みが薄くなるに従ってプリント配線板の剛性が低下し、ビルドアップ層の形成時、バンプ形成時などの際に加わる熱履歴によりプリント配線板が反り易くなる。通常、半導体素子は半田バンプを介してプリント配線板上に実装される。このとき、半導体素子が薄いと半導体素子側にも反りが発生すると推察される。半導体素子をプリント配線板上に搭載する際、仮にプリント配線板が半導体素子と逆方向に沿っていると、半導体素子とプリント配線板とで未接続が発生すると考えられる。このような未接続は、例えば、プリント配線板が上に凸の方向へ反っている場合には、外側のバンプ領域で特に生じ易い。
本発明の目的は、半導体素子を高い歩留まりで実装可能なプリント配線板及びその製造方法を提供することである。別の目的は、半導体素子とプリント配線板間の接続信頼性を高くすることである。
本願発明は、第1面と該第1面とは反対側の第2面とを有する絶縁基板と、
該絶縁基板の第1面上に形成され、層間樹脂絶縁層と第1導体層とが交互に積層されている第1ビルドアップ層と、
該絶縁基板の第2面上に形成され、層間樹脂絶縁層と第2導体層とが交互に積層されている第2ビルドアップ層と、
前記第1ビルドアップ層を形成する最外層の第1導体層に設けられているパッドと、
該パッド上に設けられて半導体素子を接続するバンプと、
を有するプリント配線板であって、
前記パッドは、前記半導体素子直下の部品搭載エリア内の中心側に位置する第1パッド群と、該第1パッド群の外周に位置する第2パッド群とを備え、
前記第1パッド上に設けられる第1バンプを形成する材料の融点は、前記第2パッド上に設けられる第2バンプを形成する材料の融点よりも低いことを技術的特徴とする。
本願発明は、第1面と該第1面とは反対側の第2面とを有する絶縁基板と、
該絶縁基板の第1面上に形成され、層間樹脂絶縁層と第1導体層とが交互に積層されている第1ビルドアップ層と、
該絶縁基板の第2面上に形成され、層間樹脂絶縁層と第2導体層とが交互に積層されている第2ビルドアップ層と、
前記第1ビルドアップ層を形成する最外層の第1導体層に設けられているパッドと、
該パッド上に設けられて半導体素子を接続するバンプと、
を有するプリント配線板の製造方法であって、
前記パッドは、前記半導体素子直下の部品搭載エリア内の中心側に位置する第1パッド群と、該第1パッド群の外周に位置する第2パッド群とを備え、
前記第1パッド上に設けられる第1バンプを形成する材料の融点を、前記第2パッド上に設けられる第2バンプを形成する材料の融点よりも低くすることを技術的特徴とする。
請求項1のプリント配線板では、半導体素子直下の部品搭載エリア内の中心側(C4エリア)の第1バンプの融点は、第1バンプの外周に位置する第2バンプの融点よりも低い。通常、プリント配線板は上に凸の状態に反りやすい。この場合、第1バンプの高さ(頂点の位置)が、第2バンプの高さ(頂点の位置)よりも高くなる。この状態において、半導体素子をプリント配線板に実装する場合、まず第1バンプが溶けて半導体素子が沈み込む。次いで、まだ溶けていない第2バンプ(第1バンプの外周に位置する第2バンプ)と半導体素子の端子とが接触し、全てのバンプで接続が取られる。
このため、プリント配線板に反りがあり、半導体素子側の端子とプリント配線板のパッドとの距離が、C4エリア中心と外周エリアとで違っていても、高い信頼性で実装でき、実装歩留まりも高まる。
請求項12のプリント配線板では、半導体素子をプリント配線板に実装する際、半導体素子に最初に接触する、高さの高い第1バンプの融点を相対的に低くしている。このため、半導体素子をプリント配線板に実装する場合、まず第1バンプが溶けて半導体素子が沈み込む。次いで、まだ溶けていない第2バンプ(第1バンプの外周に位置する第2バンプ)と半導体素子の端子とが接触し、全てのバンプで接続が取られる。
請求項13のプリント配線板では、半導体素子に対してのパッドの距離が相対的に小さい箇所に、融点の低いバンプが設けられる。すなわち、半導体素子をプリント配線板に実装する際、半導体素子に最初に接触する、高さの高い第1バンプの融点を相対的に低くしている。このため、半導体素子をプリント配線板に実装する場合、まず第1バンプが溶けて半導体素子が沈み込む。次いで、まだ溶けていない第2バンプ(第1バンプの外周に位置する第2バンプ)と半導体素子の端子とが接触し、全てのバンプで接続が取られる。
本発明の第1実施形態に係るプリント配線板の製造方法を示す工程図。 第1実施形態のプリント配線板の製造方法を示す工程図。 第1実施形態のプリント配線板の製造方法を示す工程図。 第1実施形態のプリント配線板の製造方法を示す工程図。 半導体素子と第1実施形態に係るプリント配線板の断面図。 リフロー温度での第1実施形態に係るプリント配線板の反りを示す模式図。 第1実施形態に係るプリント配線板に内蔵されるインダクタンスを示す模式図。 第2実施形態に係るプリント配線板の断面図。 第1実施形態の第1改変例に係るプリント配線板の断面図。 第1実施形態に係るプリント配線板の上側のソルダーレジスト層の開口を示す平面図。 図11(A)、図11(B)は第1実施形態のプリント配線板の半田ボール搭載用マスクの平面図、図11(C)はプリント配線板の平面図。 第1実施形態の改変例に係るプリント配線板の平面図。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態に係るプリント配線板が図5に示されている。
第1実施形態のプリント配線板10は、コア基板30を有する。そのコア基板は第1面Fとその第1面と反対側の第2面Sとを有する絶縁基板20zと絶縁基板の第1面F上に形成されている導体パターン34Fと絶縁基板の第2面上に形成されている導体パターン34Sを有する。第1面上の導体パターン34Fには、電源用又はグランド用のベタ状のプレーン層34FEが含まれる。第2面上の導体パターン34Sには、インダクタを構成するベタ状のプレーン層34SLが含まれる。コア基板はさらに導体パターン34Fと導体パターン34Sとを接続しているスルーホール導体36を有する。スルーホール導体は絶縁基板を貫通している貫通孔28に形成されている。貫通孔28の形状やスルーホール導体の形状は砂時計形状である。図5に示されているコア基板は例えば、US7786390に開示されている方法で製造される。コア基板の導体層は複数の導体回路やスルーホール導体の周りに形成されているスルーホールランドを含む。コア基板の第1面と絶縁基板の第1面は同じ面であり、コア基板の第2面と絶縁基板の第2面は同じ面である。
コア基板30の第1面F上には第1ビルドアップ層55Fが形成されている。第1ビルドアップ層55Fは、第1層間樹脂絶縁層50F、150F、250Fと、各第1層間樹脂絶縁層上に形成されている第1導体層58F、158F、258Fとを有する。さらに、第1ビルドアップ層55Fは、導体パターン34Fと第1導体層58Fとを接続する第1ビア導体60Fと、第1導体層58Fと第1導体層158Fとを接続する第1ビア導体160Fと、第1導体層158Fと第1導体層258Fとを接続する第1ビア導体260Fとを有している。
コア基板30の第2面S上には第2ビルドアップ層55Sが形成されている。第2ビルドアップ層55Sは、第2層間樹脂絶縁層50F、150F、250Fと、各第2層間樹脂絶縁層上に形成されている第2導体層58S、58SL、158S、158SL、258Sとを有する。
さらに、第2層間樹脂絶縁層50Sの内部には、プレーン層34SLと第2導体層58SLとを接続する第2ビア導体60Sと、スルーホール導体36と第2導体層58Sとを接続する第2ビア導体60Sが設けられている。
第2層間樹脂絶縁層150Sの内部には、第2導体層58SLと第2導体層158SLとを接続する第2ビア導体(図示は省略)と、第2導体層58Sと第2導体層158Sとを接続する第2ビア導体160Sとが設けられている。第2層間樹脂絶縁層250Sの内部には、第2導体層158Sと第2導体層258Sとを接続する第2ビア導体260Sが設けられている。
この第2ビルドアップ層55Sには、プレーン層34SLと、第2導体層58SL,158SLと、これら第2導体層58SL,158SL同士を接続する第2ビア導体(図示は省略)とから形成されるインダクタLが設けられている。
インダクタLは、半導体素子の直下の領域に形成されている。
インダクタLを構成する第2導体層58SL,158SLは、それぞれ図7に示すように、渦巻き状に形成されている。これら第2導体層58SL,158SL同士が第2ビア導体160Sにより接続されている。なお、本実施形態では、このように第2ビア導体160Sにより接続されている第2導体層58SL、158SLの群をインダクタパターンLn(n=1,2・・・・)と称する。インダクタパターンLnの数は特に限定されないが、本実施形態では、インダクタパターンは8つ形成されている。
上述した複数のインダクタパターンLnは、それぞれプレーン層34SLに接続されている。すなわち、複数のインダクタパターンLnは並列に接続されている。これにより、各インダクタパターンLnに流れる電流が分散されるため、インダクタLの抵抗が低減され、Q値が向上しやすくなると考えられる。
上側の第1ビルドアップ層55F上に上側のソルダーレジスト層70Fが形成され、下側の第2ビルドアップ層55S上に下側のソルダーレジスト層70Sが形成されている。ソルダーレジスト層70Fは、導体層やビア導体の上面を露出する開口71Fを有する。ソルダーレジスト層70Sは、導体層やビア導体の上面を露出する開口71Sを有する。
上側の第1ビルドアップ層55Fのソルダーレジスト層70Fの開口71Fから露出している部分はC4パッドとして機能する第1パッド71FIと第2パッドFOとが設けられている。図11(C)は、プリント配線板の平面図である。半導体素子直下の部品搭載エリア内の中心CC内に第1パッド71FIが配置され、該第1パッド71FIには第1バンプ76FIが形成されている。第1バンプ76FIは、融点220℃程度のSn−Ag−Cuから成る。中心CCの外側に第2パッド71FOが配置され、該第2パッド71FOには第2バンプ76FOが形成されている。第2バンプは融点230℃程度のSn−Cuから成る。第1バンプ76FIの融点は、第2バンプ76FOの融点よりも低く、第1バンプ76FI、第2バンプ76FOの体積はほぼ等しい。体積が等しいことで、バンプの高さに差が生じ、バンプの接続信頼性改善との効果を得ることができる。
下側のビルドアップ層のソルダーレジスト層70Sの開口71Sから露出している部分はBGAパッド71SPを構成する。BGAパッド71SPには、第3バンプ(BGAバンプ)76Sが形成されている。
第1実施形態のプリント配線板の用途が図6に示されている。第1実施形態のプリント配線板10は半導体素子90を搭載することができる。一般的に半導体素子はリフローでC4バンプを介してプリント配線板に実装される。
半導体素子90はシリコンから成る。シリコンは剛性が高いのでリフロー温度で半導体素子は反らないと考えられる。もしくは、実装温度での半導体素子の反り量は小さいと考えられる。また、半導体素子はプリント配線板と接続するための電極92を有する。
第1実施形態のプリント配線板では、半導体素子直下の部品搭載エリア内の中心CC側の第1バンプ76FIの融点は、第1バンプの外周に位置する第2バンプ76FOの融点よりも低い。このため、リフローの際に、まず、半導体素子90のリフロー中に中心CC側の低融点の第1バンプ76FIが溶けて半導体素子の該CC側と対応するパッド92と接触し、更に、半導体素子92が沈み込む。そして、中心CC外側の高融点の第2バンプ76FOが溶け始め、該第2バンプと、該CC外側と対応するパッド92とが接触し、全てのバンプで接続が取られる。このため、プリント配線板に反りがあり、半導体素子側の端子とプリント配線板のパッドとの距離が、C4エリアの中心と外周エリアとで違っていても、高い信頼性で実装でき、実装歩留まりも高まる。
第1実施形態のプリント配線板では、第1ビルドアップ層の導体層の面積が、インダクタンスパターンを備える。第2ビルドアップ層の面積よりも大きい。第2ビルドアップ層における樹脂(層間樹脂絶縁層)の割合が第1ビルドアップ層に対して大きくなる。この場合、プリント配線板が上に凸の状態に反りやすくなるが、第1実施形態ではバンプの接続信頼性が低下し難い。
第1バンプ76FIの融点と第2バンプ76FOの融点との差は10℃以上であることが望ましい。バンプの融点の差を利用し、バンプの接続信頼性改善との効果を得ることができる。
第1実施形態のプリント配線板は、0.05mmから0.15mmの厚さを有する半導体素子を搭載するためのプリント配線板に適する。半導体素子の厚さが0.05mm未満であると、リフロー温度(実装温度)で半導体素子の反りが問題となる。半導体素子とプリント配線板間で未接続が発生しやすい。図6に示すように、半導体素子の中央部が相対的に上がり、周辺部が相対的に下がる反りが生じても、該半導体素子90の端子92と、プリント配線板側の第1バンプ76FI、第2バンプ76FOと接触を取ることができる。
[第1実施形態のプリント配線板の製造方法]
第1実施形態のプリント配線板10の製造方法が図1〜図4に示される。
(1)第1面Fとその第1面と反対側の第2面Sを有する絶縁基板20zとその両面に積層されている金属箔22、22からなる両面銅張積層板20が準備される(図1(A))。両面銅張積層板として住友ベークライト社製のELC4785TH−Gを用いることができる。絶縁基板の第1面F及び第2面S上に銅箔22,22がそれぞれラミネートされている。
絶縁基板は樹脂と補強材で形成されていて、その補強材として例えばガラスクロス、アラミド繊維、ガラス繊維などが挙げられる。樹脂としてエポキシ樹脂、BT(ビスマレイミドトリアジン)樹脂などが挙げられる。さらに、樹脂中に水酸化物からなる粒子が含有されてもよい。水酸化物からなる粒子として水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、水酸化バリウム等の金属水酸化物が挙げられる。熱で分解されることで水酸化物から水が生成する。このため、水酸化物は、コア基板30を構成する材料から熱を奪うことが可能であると考えられる。すなわち、絶縁基板20zが水酸化物を含むことで、レーザの加工性が向上すると推測される。
(2)両面銅張積層板が加工され、スルーホール導体36、導体パターン34F、プレーン層34FE、導体パターン34S、プレーン層34SLを備えるコア基板30が完成する(図1(B))。コア基板の第1面と絶縁基板の第1面は同じ面であり、コア基板の第2面と絶縁基板の第2面は同じ面である。コア基板30はUS7786390に開示されている方法で製造される。導体パターン34F、プレーン層34FE、導体パターン34S、プレーン層34SLは、コア基板30の第2面S上の銅箔22と、銅箔上の無電解めっき膜31と、無電解めっき膜31上の電解めっき膜32とから形成されている。
(3)コア基板30の第1面F上に厚さ約30μmの第1層間樹脂絶縁層50Fを形成するとともに、コア基板30の第2面S上に厚さ約30μmの第2層間樹脂絶縁層50Sを形成する。(図1(C))。
(4)CO2ガスレーザにて各層間樹脂絶縁層50F、50Sに直径約50μmのビア導体用の開口51F、51Sが設けられる(図1(D))。酸化剤等によって、各層間樹脂絶縁層50F、50Sの表面が粗化される(図示せず)。
(5)予め、各層間樹脂絶縁層50F、50Sの表層にパラジウムなどの触媒が付与され、無電解めっき液に5〜60分間浸漬され、無電解めっき膜52が設けられる(図1(D))。
(6)上記処理を終えた基板30に、所定パターンのめっきレジスト54が設けられる(図2(A))。
(7)次に、電解めっき処理により電解めっき膜56が形成される(図2(B))。
(8)めっきレジスト54が剥離除去され、そのめっきレジスト下の無電解めっき膜52が溶解除去される。これにより、第1層間樹脂絶縁層50F上に、無電解めっき膜52と電解めっき膜56とからなる第1導体層58Fが形成される。第1層間樹脂絶縁層50Fの内部には、第1ビア導体60Fが形成される。さらに、第2層間樹脂絶縁層50S上に、インダクタパターン(第2導体層)58SLが形成される(図2(C))。第2層間樹脂絶縁層50Sの内部には、導体パターン34Sとインダクタパターン(第2導体層)58SLとを接続する第2ビア導体60Sが形成される。
そして、エッチング液によって、インダクタパターン(第2導体層)58SLを含む各導体パターンの表面が粗化される(図示せず)。
(9)上記(3)〜(8)と同様にして、第1導体層158F、258F、第1ビア導体160F、260F、第1層間樹脂絶縁層150F、250Fを有する第1ビルドアップ層55Fと、インダクタパターン(第2導体層)158SL、第2導体層158S、258S、第2ビア導体160S、260S、第2層間樹脂絶縁層150S、250Sを有する第2ビルドアップ層55Sとが形成される(図3(A))。
(10)上側のビルドアップ層上に開口71Fを有する上側のソルダーレジスト層70Fが形成され、下側のビルドアップ層上に開口71Sを有する下側のソルダーレジスト層70Sが形成される(図3(B))。上側のソルダーレジスト層70Fの開口71Fから露出する導体層やビア導体の上面はC4パッドを構成する。図3(B)のプリント配線板の平面図が図10(A)に示される。半導体素子直下の部品搭載エリア内の中心CC内に第1パッド71FIが配置され、中心CC外側に第2パッド71FOが配置されている。一方、下側の層間樹脂絶縁層70Sの開口71Sから露出する導体層やビア導体の上面はBGAパッド71SPとして機能する。
(11)第1パッド71FI、第2パッド71FO、BGAパッド71SP上にニッケルめっき層72が形成され、さらにニッケルめっき層72上に金めっき層74が形成される(図3(C))。ニッケル−金層の代わりにニッケル−パラジウム−金層が形成されてもよい。
(12)図11(A)に平面図を示す部品搭載エリア内の中心CC内の第1パッドに対応する開口22iを備える半田ボール搭載用のマスク22Iを用いて、第1パッド71FIにSn−Ag−Cuから成る半田ボール76fIが搭載される(図4(A))。図4(A)のプリント配線板の平面図が図10(B)に示される。
(13)図11(B)に平面図を示す部品搭載エリア内の中心CC外の第2パッドに対応する開口22oを備える半田ボール搭載用のマスク22Oを用いて、第2パッド71FOにSn−Cuから成る半田ボール76fOが搭載される(図4(B))。図4(B)のプリント配線板の平面図が図10(C)に示される。更に、BGAパッド71SP上に半田ボール76sが搭載される。
(14)リフローにより、第1パッド71FIに第1バンプ76FIが、第2パッド71FOに第2バンプ76FOが、BGAパッド71S上にBGAバンプ76Sが形成される。第1バンプ76FI、第2バンプ76FO、BGAバンプ76Sが同時に形成されるので、製造工程の簡略化が図れる。プリント配線板10が完成する(図5)。
(15)C4バンプ(第1バンプ76FI、第2バンプ76FO)と半導体素子の電極92が位置合わせされ、リフローでプリント配線板10に半導体素子90が実装される(図6)。図6に示されているように、リフロー温度で、プリント配線板が反る。下側のソルダーレジスト層が下を向くようにプリント配線板が平坦な板上に置かれるとプリント配線板の中央が浮くようにプリント配線板は反る。このため、実施形態のプリント配線板によれば、リフロー温度でプリント配線板が反っても、外周の第2バンプ76FOが未接続に成らないので、半導体素子の実装歩留まりを高くすることができる。また、C4バンプの接続信頼性を改善することができる。
(16)その後、BGAバンプ76Sを介してプリント配線板がマザーボードに搭載される(図示せず)。
[第1実施形態の改変例]
図12は、第1実施形態の改変例に係るプリント配線板の平面図である。
第1実施形態の改変例では、第2パッド71FOが半導体素子の搭載エリアの内の角部に設けられている。
通常、プリント配線板は、部品搭載エリアから引き出される導体パターンのデザインに起因して、部品搭載エリアの角部の高さが低くなりやすい。少なくともそうした箇所に融点の高いバンプを設けることで、バンプの接続信頼性改善の効果が得られやすい。
[第2実施形態]
図8は、第2実施形態に係るプリント配線板の断面図を示す。
第2実施形態では、プリント配線板及び半導体素子が中央部が下がる方向に反る。半導体素子直下の部品搭載エリア内の中心内に第1パッド71FIが配置され、該第1パッド71FIには第3バンプ76Fiが形成されている。第3バンプ76Fiは融点230℃程度のSn−Cuから成る。中心CCの外側に第2パッド71FOが形成され、該第2パッド上に第4バンプ76Foが形成されている。第4バンプは融点210℃程度のSn−Ag−Cuから成る。第4バンプ76Foの融点は、第3バンプ76Fiの融点よりも低く、体積はほぼ等しい。
第2実施形態のプリント配線板では、半導体素子側の実装用の端子と距離が相対的に遠く(t2)なる第1パッドの第3バンプ76Fiと、距離が相対的に近く(t1)なる第2パッドの第4バンプ75Foとが、融点が異なり、遠くなる第3バンプ76Fiの融点が、近くなる第4バンプ75Foよりも高い。ここでいう「距離」とは、パッドと半導体素子との間の鉛直方向の距離のうち最長のものを意味する。このため、半導体素子をプリント配線板に実装する際、半導体素子に最初に接触する、高さの高い第4バンプ75Foの融点を相対的に低くしている。このため、半導体素子をプリント配線板に実装する場合、まず第4バンプ75Foが溶けて半導体素子が沈み込む。次いで、まだ溶けていない第3バンプと半導体素子の端子とが接触し、全てのバンプで接続が取られる。
[第2実施形態の改変例]
図9は、第2実施形態の改変例に係るプリント配線板の断面図を示す。
第2実施形態のでは、プリント配線板及び半導体素子が中央部が上がる方向に反る。
半導体素子側の実装用の端子と距離が相対的に遠く(t2)なる第2パッドの第2バンプ76FOと、距離が相対的に近く(t1)なる第1パッドの第1バンプ75FIとが、融点が異なり、遠くなる第2バンプ76FOの融点が、近くなる第1バンプ75FIよりも高い。
本発明の構成は、ビルドアッププリント配線板に限らず、種々のプリント配線板に適用可能である。また、融点異なる材質として、Sn−Ag−Cu、Sn−Cuを上げたが、Sn−Zn−Bi、SnAglnBi,鉛半田等の任意の材質を利用し得る。
10 プリント配線板
30 コア基板
34F 第1導体層
34S 第2導体層
36 スルーホール導体
50F、50S 層間樹脂絶縁層
70F、70S ソルダーレジスト層
71F、71S 開口
71FI 第1パッド
71FO 第1パッド
76FI 第1バンプ
76FO 第2バンプ

Claims (13)

  1. 第1面と該第1面とは反対側の第2面とを有する絶縁基板と、
    該絶縁基板の第1面上に形成され、層間樹脂絶縁層と第1導体層とが交互に積層されている第1ビルドアップ層と、
    該絶縁基板の第2面上に形成され、層間樹脂絶縁層と第2導体層とが交互に積層されている第2ビルドアップ層と、
    前記第1ビルドアップ層を形成する最外層の第1導体層に設けられているパッドと、
    該パッド上に設けられて半導体素子を接続するバンプと、
    を有するプリント配線板であって、
    前記パッドは、前記半導体素子直下の部品搭載エリア内の中心側に位置する第1パッド群と、該第1パッド群の外周に位置する第2パッド群とを備え、
    前記第1パッド上に設けられる第1バンプを形成する材料の融点は、前記第2パッド上に設けられる第2バンプを形成する材料の融点よりも低い。
  2. 請求項1のプリント配線板であって:
    前記第1バンプの頂点は、前記第2バンプの頂点よりも上方に位置する。
  3. 請求項1のプリント配線板であって:
    前記第2バンプは、部品搭載エリア内のうち少なくとも角部に設けられている。
  4. 請求項1のプリント配線板であって:
    前記第1ビルドアップ層における第1導体層の面積の和が、前記第2ビルドアップ層における第2導体層の面積の和よりも大きい。
  5. 請求項1のプリント配線板であって:
    前記第2導体層は、インダクタパターンを含んでいる。
  6. 請求項1のプリント配線板であって:
    前記第1バンプを形成する材料の融点と、前記第2バンプを形成する材料の融点との差は10℃以上である。
  7. 請求項1のプリント配線板であって:
    前記第1バンプはSn−Ag−Cuから成り、前記第2バンプはSn−Cuから成る。
  8. 請求項1のプリント配線板であって:
    前記第1バンプと前記第2バンプとは、ほぼ同じ体積の半田ボールから形成されている。
  9. 第1面と該第1面とは反対側の第2面とを有する絶縁基板と、
    該絶縁基板の第1面上に形成され、層間樹脂絶縁層と第1導体層とが交互に積層されている第1ビルドアップ層と、
    該絶縁基板の第2面上に形成され、層間樹脂絶縁層と第2導体層とが交互に積層されている第2ビルドアップ層と、
    前記第1ビルドアップ層を形成する最外層の第1導体層に設けられているパッドと、
    該パッド上に設けられて半導体素子を接続するバンプと、
    を有するプリント配線板の製造方法であって、
    前記パッドは、前記半導体素子直下の部品搭載エリア内の中心側に位置する第1パッド群と、該第1パッド群の外周に位置する第2パッド群とを備え、
    前記第1パッド上に設けられる第1バンプを形成する材料の融点を、前記第2パッド上に設けられる第2バンプを形成する材料の融点よりも低くする。
  10. 請求項9のプリント配線板の製造方法であって:
    前記第1バンプを形成する半田ボールと、前記第2バンプを形成する半田ボールとは、別々で搭載される。
  11. 請求項9のプリント配線板の製造方法であって:
    前記第1バンプと前記第2バンプとは、同じ工程で形成される。
  12. 第1面と該第1面とは反対側の第2面とを有する絶縁基板と、
    該絶縁基板の第1面上に形成され、層間樹脂絶縁層と第1導体層とが交互に積層されている第1ビルドアップ層と、
    該絶縁基板の第2面上に形成され、層間樹脂絶縁層と第2導体層とが交互に積層されている第2ビルドアップ層と、
    前記第1ビルドアップ層を形成する最外層の第1導体層に設けられているパッドと、
    該パッド上に設けられて半導体素子を接続するバンプと、
    を有するプリント配線板であって、
    前記パッドは、第1バンプが設けられる第1パッドと、前記第1バンプの頂点よりも低い位置に頂点を有する第2バンプが設けられる第2パッドとを備え、
    前記第1バンプを形成する材料の融点は、前記第2バンプを形成する材料の融点よりも低い。
  13. 第1面と該第1面とは反対側の第2面とを有する絶縁基板と、
    該絶縁基板の第1面上に形成され、層間樹脂絶縁層と第1導体層とが交互に積層されている第1ビルドアップ層と、
    該絶縁基板の第2面上に形成され、層間樹脂絶縁層と第2導体層とが交互に積層されている第2ビルドアップ層と、
    前記第1ビルドアップ層を形成する最外層の第1導体層に設けられているパッドと、
    該パッド上に設けられてバンプと、
    該バンプを介して前記パッド上に実装される半導体素子と、
    を有する半導体装置であって、
    前記パッドは、前記半導体素子との距離がt1である第1パッド群と、前記半導体素子との距離が前記t1より大きいt2である第2パッド群とを備え、
    前記第1パッド上に設けられる第1バンプを形成する材料の融点は、前記第2パッド上に設けられる第2バンプを形成する材料の融点よりも低い。
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JP2020184603A (ja) * 2019-04-29 2020-11-12 日月暘電子股▲ふん▼有限公司 埋め込み部品パッケージ構造およびその製造方法

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