JP2014022166A - バッテリ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】隣接するバッテリセルの側面を対向させて複数のバッテリセルを並べる構造をとる場合に冷却性能を向上する。
【解決手段】バッテリ装置は、バッテリセル群、スペーサおよびバインド部材を有する。前記バッテリセル群は電極を有する上面と、前記上面と対向する下面と、前記上面と前記下面の縁を結んで外壁を構成する側面とを有する複数のバッテリセルを、前記側面どうしを対向させるように並べて配置している。前記スペーサは前記側面どうしの間に配置されている。前記スペーサは前記側面に平行な方向に開口した通気孔を有する。前記バインド部材は前記バッテリセル群を外側から拘束する角環状のものである。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、バッテリ装置に関する。
一般に、電気自動車や家庭用の電源には、例えばリチウムイオン電池などのバッテリセルを複数繋げたバッテリ装置が用いられている。
従来のバッテリ装置は、複数のバッテリセルを並べたバッテリセルの集合体(バッテリセル群またはバッテリユニット)を樹脂ケース等の容器に収容して大容量化および高出力化を図っている。
特開平07−320794号公報
ところで、電気自動車等に用いるバッテリ装置は、振動対策および発熱対策が必要であり、複数のバッテリセルを並べて一体化する構造であるため、従来のように樹脂ケースなどの容器に複数のバッテリセルを並べて収めた場合は一旦上がった温度がなかなか下がらないという問題がある。
本発明が解決しようとする課題は、複数のバッテリセルを並べる構造をとる場合に冷却性能を向上することができるバッテリ装置を提供することにある。
実施形態のバッテリ装置は、バッテリセル群、スペーサおよびバインド部材を有する。前記バッテリセル群は電極を有する上面と、前記上面と対向する下面と、前記上面と前記下面の縁を結んで外壁を構成する側面とを有する複数のバッテリセルを、前記側面どうしを対向させるように並べて配置している。前記スペーサは前記側面どうしの間に配置されている。前記スペーサは前記側面に平行な方向に開口した通気孔を有する。前記バインド部材は前記バッテリセル群を外側から拘束する角環状のものである。
第1実施形態のバッテリ装置の分解斜視図である。 第1実施形態のバッテリ装置の上面図である。 図2のバッテリ装置を矢印Aの方向から見た図である。 第2実施形態のバッテリ装置の分解斜視図である。 第2実施形態のバッテリ装置の上面図である。 図5のバッテリ装置を矢印Bの方向から見た図である。 第3実施形態のバッテリ装置の上面図である。 図7のバッテリ装置を矢印Bの方向から見た図である。 第4実施形態のバッテリ装置の側面図である。 図9のバッテリ装置を矢印Bの方向から見た図である。
以下、図面を参照して、実施形態を詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は実施形態のバッテリ装置の構成を示す分解斜視図である。
図1乃至図3に示すように、この第1実施形態のバッテリ装置は、複数のバッテリセル1を並べて直列および/または並列に電気的に接続したバッテリセル群2、幅方向間隔保持部材としてのスペーサ9a、拘束部材またはバインド部材としての金属プレート4,6などを有している。
バッテリセル1は、例えばリチウムイオン電池などであり、上部に端子8およびガス放出安全弁10などが設けられている。端子8はバッテリセル1毎に2つあり、2つのうち一つがプラス電極、他の1つがマイナス電極である。
個々のバッテリセル1は、厚さ、幅、高さを有するほぼ直方体の形状のものであり、それぞれの方向を厚さ方向T、幅方向W、高さ方向Hとする。
個々のバッテリセル1は、電極8が突設された矩形の上面1aと、この上面1aと対向する矩形の下面1bと、上面1aと下面1bの間に矩形の上面1aおよび下面1bの対向する2辺から垂直に設けられた一対の第1側面1cと、上記2辺とは異なる他の2辺から垂直に設けられた一対の第2側面1dと、上面1aに設けられたガス放出安全弁10とを有している。
換言すると、個々のバッテリセル1は、電極を有する上面1aと、上面1aと対向する下面1bと、上面1aと下面1bの縁を結んで外壁を構成する側面1c,1dとを有する。
なお、側面1cはバッテリセル1の幅方向Wに平行に配置された一対の側面であり第1側面という。側面1dはバッテリセル1の厚さ方向Tに平行に配置された一対の側面であり第2側面という。
バッテリセル群2は、複数のバッテリセル1の隣り合う側面1cどうしを対向させるようにして複数のバッテリセル1を並べて配置したものである。すなわちバッテリセル群2は、複数のバッテリセル1をその幅方向Wおよび厚さ方向Tに列設したものである。
この例では、9個のバッテリセル1を1つのユニットとし、そのうち3個を幅方向Wに並べて配置し、その3個の組を厚さ方向Tに3列配置しバッテリセル群2としている。
スペーサ9aは、複数のバッテリセル1の隣り合う側面1cどうしの間に介挿されている。スペーサ9aは、側面1cに平行な方向に開口した複数の通気孔11を有している。
この例では、通気孔11として、小径の角孔を縦に複数(4つ)並べて設けているが、縦長の孔を1つか2つか3つ設けてもよい。スペーサ9aの素材は、不燃性で硬質の断熱材および/または例えばセラミックス系絶縁材などの絶縁材料が用いられる。
またこの例では、通気孔11は、バッテリセル1の上面1aと下面1bを垂直に結ぶ高さ方向Hの軸と直交する方向、つまり厚さ方向Tに開口(通気経路を形成)するように配置されている。
金属プレート4,6は、平な金属板をバッテリセル群2の外形に合わせて横長の矩形枠環状(または角環状)に屈曲させてバッテリセル群2の周囲に巻き付けて角環状にし、オーバーラップした部分を溶接して拘束する。つまり金属プレート4,6は、バッテリセル群2を外側から付勢するように拘束(バインド)するバインド部材である。金属プレート4,6には、通気孔11の開口方向にスロット12が設けられている。
列設されたバッテリセル1の、スペーサ9aが未挿入のカ所(側面1dどうしの間、金属プレート6とバッテリセル1との間、バッテリセル群2の両端縁など)には絶縁フィルムなどの絶縁部材7が介挿されている。
絶縁部材7は、介挿部位に合わせて厚さの異なるものを配置する。絶縁部材7は、各バッテリセル1の間に配置する他、バッテリセル1の上方、バッテリセル1の底などに比較的厚みが薄いものを配置しているが、フィルムの厚みについては、セラミックス系絶縁材などの材料を適切に選択して使用することでその効果は変わらないため、他の素材のものも利用可能である。
バッテリセル群2は、個々のバッテリセル1の端子8をバスバー(図示せず)にて直列または並列に接続して高出力化および大容量化を図ったものである。バッテリセル群2の両端(先端と後端)には、絶縁部材7が配設されている。この絶縁部材7は十分な曲げ剛性を有するものであり、バッテリセル群2を外力(外圧)から保護するものである。
金属プレート4,6は、例えば薄鋼板(例えばSPHC:熱間圧延軟鋼板(JIS G 3131)、SPCC:冷間圧延軟鋼板(JIS G 3141))などの板状の部材である。金属プレート4,6は、バッテリセル群2の厚さ方向T(第1方向)、幅方向W(第2方向)、高さ方向H(第3方向)の軸のうち少なくとも2つの軸周りを、それぞれのプレートを屈曲させてバッテリセル群2を包むように拘束(バインド)している。
各金属プレート4,6は、バッテリセル群2のそれぞれ方向の周囲よりも長く形成されており、バッテリセル群2をバインドしたときに重なり部分(オーバーラップ部分4c、6a)ができる。この重なり部分(オーバーラップ部分4c、6a)を溶接して固着(固定、結合)している。金属プレート4,6を溶接する際には、治具などで拘束力が強く(高く)なる方向に圧力を加えて、つまり付勢して重なり部分(オーバーラップ部分4c、6a)を溶接している。
この他、拘束力を高める方法としては、例えば金属プレート4,6の重なる部分の一端を引っ張る(張力を加える)ようにしてもよい。
なお、図1乃至3では、構造を簡素化するために、幅方向Wの軸周りをバインドするための金属プレート5をバインドしていないが、さらに剛性を高める必要がある場合はバインドしてもよい。
金属プレート4は、個々のバッテリセル1の端子8、ガス放出安全弁10等の突出部の上に絶縁部材7を介して巻き付ける。
金属プレート6は、板状の部材を屈曲させてバッテリセル群2を高さ方向Hの軸周りに包むようにバインドする第2のバインド部材である。
これら金属プレート4,6は、樹脂などの可燃性材料で構成されたバッテリケースとは異なり、バッテリセル1を金属プレートで包み込むことで、ケースと同等の筐体機能としており、金属であることから燃えないため、過充電時などの影響で、あるバッテリセル1から発火しても近接するバッテリセル群2への延焼を抑えることができる。
この他、図示はしていないが、バッテリセル群2の上部には、各バッテリセル1を充放電制御するための回路基板を収容した基板ユニットが配置されている。
この第1実施形態のバッテリ装置の製造方法を説明する。
この第1実施形態の場合、複数のバッテリセル1をその幅方向Wに3個並べて配置し、それぞれのバッテリセル1の間にスペーサ9aを介挿し、そのバッテリセル1の組を厚さ方向Tに3列並べ、バッテリセル群2とする。
そして、そのバッテリセル群2を、まず金属プレート6で高さ方向Hの軸周りに包んで拘束(バインド)し、オーバーラップ部分6aを溶接して固着(固定、結合)する。
この際、スペーサ9aの通気孔11が開口する方向に金属プレート6のスロット12が位置するようにする。
続いて、バッテリセル群2の上部に絶縁部材7をあてがった上で、個々のバッテリセル1の端子8をバスバーなどで接続し、その上に基板ユニットを取り付ける。
最後に、基板ユニットを取り付けたバッテリセル群2を金属プレート4で厚さ方向Tの軸周りに包んで拘束(バインド)し、オーバーラップ部分4cを溶接して固着(固定、結合)する。
このようにこの第1実施形態によれば、複数のバッテリセル1を幅方向Wに並べて隣り合うそれぞれの側面1cの間にスペーサ9aを介挿したことで、隣接するバッテリセル1間で熱が伝わり難くなり、バッテリ装置の冷却性能を向上することができる。
また、スペーサ9aの通気孔11が開口する方向の金属プレート6にスロット12(通気窓)を設けたことで、バッテリ装置内部の熱が外部へ放熱されるようになり、バッテリ装置の冷却性能を向上することができる。
さらに、バッテリセル群2を、バッテリセル1の厚さ方向Tおよび高さ方向Hの2軸周りに金属プレート4,6で包むようにバインドして溶接する構造としたことで、バッテリセル群2を収容する容器の収容場所の確保が不要になり、またバッテリセル1どうしを固着するための接着剤とその塗布作業および乾燥時間などが不要になる。
この結果、隣接するバッテリセル1の側面どうしを対向させて複数のバッテリセル1を並べる構造をとる場合に冷却性能を向上することができるバッテリ装置を提供することができる。
なお、この第1実施形態の例ではバッテリセル群2の周囲には、金属プレート4,6をバインドしたが、金属プレート5に通気口11へ対向するスロットを設ければ、さらに幅方向Wの軸周りに金属プレート5(図4参照)をバインドすることにより、バッテリ厚さ方向Tへの倒れに対する剛性を向上することができる。これにより加振されてバッテリ装置が倒れたときのがたつきや個々のバッテリセル1の並びのズレなどを抑えることができる。
この他、例えば温度によるバッテリ厚さ方向Tの伸び縮み、経年によるバッテリ膨張、過充電時などの発火に対応できる。
なお、この第1実施形態では、金属プレート4,6にてバッテリセル1の2つの方向(厚さ方向T、高さ方向H)それぞれの軸周りでバッテリセル群2を拘束したが、金属プレート5に通気口11へ対向するスロットを設ければ、金属プレート5,6または金属プレート4,5でバインドしてもよく、少なくとも2つの方向の軸周りでバッテリセル群2を拘束すればよい。
(第2実施形態)
次に、図4〜図6を参照して第2実施形態を説明する。
上記第1実施形態では、複数のバッテリセル1を厚さ方向Tと幅方向Wに並べて、幅方向Wの隣り合うそれぞれの側面1cの間にスペーサ9aを介挿したが、この第2実施形態では、複数のバッテリセル1の厚さ方向Tの隣り合う側面1dの間にスペーサ9bを介挿した例を示す。
また、上記第1実施形態では、厚さ、幅、高さ方向などといった3軸周りにバインドする金属プレート4,5,6のうち、金属プレート4,6を用いてバッテリセル群2をバインドする例を説明したが、この第2実施形態では、金属プレート5,6を用いてバッテリセル群2をバインドした例を説明する。
すなわち、図4〜図6に示すように、この第2実施形態の場合、複数のバッテリセル1の厚さ方向Tの隣り合う側面1dの間にスペーサ9bが介挿されている。スペーサ9bには通気孔11が設けられているが、通気孔11は、側面1dと平行でかつ幅方向Wに向けて開口されている。通気孔11は、バッテリセル1の上面1aと下面1bを垂直に結ぶ軸と直交する方向に開口されている。
そして、この例では、厚さ方向Tおよび幅方向Wにそれぞれ列設した複数のバッテリセル1から構成されるバッテリセル群2に対して、バッテリセル1の高さ方向Hの軸周りに金属プレート6がバインドされ、端部どうしの重なったオーバーラップ部分6aが溶接により結合されて、角環状(角枠状)とされている。
また、この例では、バッテリセル群2に対して、バッテリセル1の幅方向Wの軸周りに金属プレート5がバインドされている。ここで、金属プレート5は金属プレート5a,5bの2ピース構造であり、金属プレート5a,5bどうしが重なったオーバーラップ部分5cに溶接が施されて、角環状(角枠状)とされている。
なお、列設されたバッテリセル1の、スペーサ9bが未挿入のカ所(側面1cどうしの間、金属プレート6とバッテリセル1との間、バッテリセル群2の両端縁など)には絶縁フィルムなどの絶縁部材7が介挿されている。
このようにこの第2実施形態によれば、複数のバッテリセル1を幅方向Wおよび厚さ方向Tに並べて、厚さ方向Tの隣り合うそれぞれの側面1dの間にスペーサ9bを介挿したことと、スペーサ9bの通気孔11が開口する方向の金属プレート6の側面にスロット12(通気窓)を設けたことで、通気孔11が設けられているスペーサ9bを介してバッテリセル1から放熱し、バッテリ装置の冷却性能を向上することができる。
また、バッテリセル群2の周囲最直近の位置にバッテリ高さ方向Hの軸周りに金属プレート6をバインドすることにより、低温から高温まで広い温度レンジでの動作が求められ、低温でバッテリセル1が厚さ方向に縮んだ場合でも、圧力(張力)を加えつつ金属プレート6をバインドしておけばバッテリセル1の相互間、バッテリセル1と金属プレート6との間に空間(隙間)ができることがなく、加振時にガタガタするようなことなく振動値を低く抑えることができる。
また、経年変化によって個々のバッテリセル1が厚み方向Tに膨張したとしても、バインドするにあたり十分な断面積を有する金属プレート6を用いること、また十分な曲げ剛性を有した絶縁部材7をバッテリセル群2の端部(先端と後端)と金属プレート6との間に配置すること、などにより、バッテリのケースの機能としての剛性が高まり、外形の変形を抑えることができる。
(第3実施形態)
次に、図7,図8を参照して第3実施形態を説明する。
上記第2実施形態では、複数のバッテリセル1を厚さ方向Tと幅方向Wに並べて、厚さ幅方向Tの隣り合うそれぞれの側面1dの間にスペーサ9bを介挿したが、この第3実施形態では、高さ方向Hに開口した通気孔11を有するスペーサ9cを側面1dの間に介挿した例を示す。
また上記第2実施形態では、厚さ、幅、高さ方向などといった3軸周りにバインドする金属プレート4,5,6のうち、金属プレート5,6を用いてバッテリセル群2をバインドする例を説明したが、この第3実施形態についても第2実施形態と同様とする。
すなわち、図7,図8に示すように、この第3実施形態は、複数のバッテリセル1の厚さ方向Tの隣り合う側面1dの間にスペーサ9cが介挿されている。スペーサ9cには通気孔11が設けられているが、通気孔11は、側面1dと平行でかつ高さ方向Hに向けて開口されている。通気孔11は、バッテリセル1の上面1aと下面1bを垂直に結ぶ軸の方向に開口されている。
なお、この例の場合、金属プレート6ではなく、金属プレート5の上面および下面にスロット12を設ける。スロット12は、通気孔11の開口方向に設けられている。
そして、この例では、バッテリセル群2に対して、第2実施形態と同様に、バッテリセル1の高さ方向Hの軸周りに金属プレート6がバインドされ、バッテリセル1の幅方向Wの軸周りに金属プレート5がバインドされる。
なお、列設されたバッテリセル1の、スペーサ9cが未挿入のカ所(側面1cどうしの間、金属プレート6とバッテリセル1との間、バッテリセル群2の両端縁など)には絶縁フィルムなどの絶縁部材7が介挿されている。
このようにこの第3実施形態によれば、複数のバッテリセル1を幅方向Wおよび厚さ方向Tに並べて、厚さ方向Tの隣り合うそれぞれの側面1dの間に、スペーサ9cを介挿したことと、スペーサ9cの通気孔11が開口する方向の金属プレート5の側面にスロット12(通気窓)を設けたことで、通気孔11が設けられているスペーサ9cを介してバッテリセル1から放熱し、バッテリ装置の冷却性能を向上することができる。
(第4実施形態)
次に、図9,図10を参照して第4実施形態を説明する。
この第4実施形態は、第2実施形態(図4の例)と第3実施形態の応用例であり、同じ構成には同一の符号を付しその説明は省略する。
図9,図10に示すように、この第4実施形態は、第2実施形態(図4の例)のように金属プレート6の側面にスロット12を設ける以外に、第3実施形態のように、金属プレート5の下面にもスロット12を設け、バッテリセル1の側面1d間には円柱状の細いスペーサ9dを点在配置する。なお、この場合、金属プレート5の上面にはスロット12は設けない。
すなわち、この第4実施形態の場合、複数のバッテリセル1の厚さ方向Tの隣り合う側面1dの間に複数のスペーサ9dが介挿されている。これらのスペーサ9dは円柱状をなす細いものである。したがって側面1d間にできた隙間では側面1dと平行な方向であれば、さまざまな方向へ通気できる。
また、この例では、バッテリセル1の高さ方向Hの軸周りにバインドした金属プレート6の前面(矢印Bの位置)と背面の、スペーサ9dの介挿により生じた隙間に対応する位置にスロット12(図4参照)を設けると共に、バッテリセル1の幅方向Wの軸周りにバインドした金属プレート5の下面(バッテリ底部)にもスロット12を設けている。
この他、列設されたバッテリセル1の、スペーサ9dが未挿入のカ所(側面1cどうしの間、金属プレート6とバッテリセル1との間、バッテリセル群2の両端縁など)には絶縁フィルムなどの絶縁部材7が介挿されている。
このようにこの第4実施形態によれば、バッテリセル1の側面1dに円柱状のスペーサ9dを複数点在させるように配置し、金属プレート5の底面(バッテリ底部)と金属プレート6の側面にそれぞれスロット12を設けたことで、気流がバッテリ底部から高さH方向に通風し、幅方向Wに流出するようになるので、バッテリセル1の側面1dの表面から直接、気流へ放熱できるようになり、冷却性能を向上することができ、バッテリ装置の温度を下げることができる。
なお、金属プレート5と金属プレート6とが交差する部分を溶接することでプレート間の相対的な動きを封じることができ、バッテリセル群2がソリッドのようになり、曲げ剛性などをさらに向上することができる。これにより加振時に曲がりを含めたさまざまな状況での振動によるがたつきや並びのズレなどを抑えることができる。
以上のように本発明の実施形態を説明したが、上記の実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…バッテリセル、2…バッテリセル群、4,5,6…金属プレート、7…絶縁部材、8…端子、9a,9b,9c,9d…スペーサ、10…ガス放出安全弁、11…通気孔、12…スロット(通気窓)。

Claims (6)

  1. 電極を有する上面と、前記上面と対向する下面と、前記上面と前記下面の縁を結んで外壁を構成する側面とを有する複数のバッテリセルを、前記側面どうしを対向させるように並べて配置したバッテリセル群と、
    前記側面どうしの間に配置され、前記側面に平行な方向に開口した通気孔を有するスペーサと、
    前記バッテリセル群を外側から拘束する角環状のバインド部材と
    を具備するバッテリ装置。
  2. 前記バインド部材は、
    前記通気孔の開口方向に設けられた通気窓を備える請求項1記載のバッテリ装置。
  3. 前記通気孔が、前記バッテリセルの前記上面と前記下面を垂直に結ぶ軸の方向に開口されている請求項1記載のバッテリ装置。
  4. 前記通気孔が、前記バッテリセルの前記上面と前記下面を垂直に結ぶ軸と直交する方向に開口されている請求項1記載のバッテリ装置。
  5. 前記スペーサが、断熱性および/または絶縁性の部材である請求項1記載のバッテリ装置。
  6. 前記バインド部材は、
    平な金属板を屈曲させて前記バッテリセル群の周囲に巻き付けて角環状にし、オーバーラップした部分を溶接して前記バッテリセル群を拘束する請求項1記載のバッテリ装置。
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