JP2014020344A - 可変流量型ポンプの制御装置 - Google Patents

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【課題】可変流量型ポンプの制御装置に関し、冷却水温センサの応答遅れや故障の影響を受けることなく冷却水吐出量を最適に制御する。
【解決手段】冷却水吐出量を調整可能な可変流量型ポンプ14の制御装置であって、冷却水温度を検出する冷却水温センサ22と、吸気中の酸素濃度を検出する酸素濃度センサ35と、冷却水温センサ22の検出値に基づいて、可変流量型ポンプ14の冷却水吐出量を増減させる冷却水吐出量制御部51と、冷却水吐出量が減少された際に、冷却水温センサ22の検出値が上昇しない場合は故障と判定する冷却水温センサ故障判定部53と、冷却水吐出量が減少され、且つ冷却水温センサ22が故障と判定された際に、酸素濃度センサ35の検出値が目標酸素濃度よりも高い場合は、可変流量型ポンプ14の冷却水吐出量を増加させるフィードバック制御部54とを備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、可変流量型ポンプの制御装置に関し、特に、排気の一部を吸気系に再循環する排気再循環装置(以下、EGR装置という)を備えるエンジンの冷却水回路に設けられた可変流量型ポンプの制御装置に関する。
従来、エンジンの冷却水回路を流れる冷却水の吐出量をエンジンの運転状態に応じて調整可能な可変流量型ポンプが知られている。例えば、特許文献1には、冷却水温センサの検出値が所定値以上になると、冷却水吐出量を増加させる可変流量型ポンプの制御装置が開示されている。
特開平8−86284号公報
ところで、従来例の可変流量型ポンプの制御装置では、冷却水温センサの検出値に基づいて可変流量型ポンプの冷却水吐出量を増減させているため、冷却水温センサに故障や応答遅れが生じた場合にその吐出量を最適に制御できなくなる虞がある。
特に、再循環排気(以下、EGRガスという)と冷却水との熱交換を行うEGRクーラは高温の排気にさらされるため、エンジン構成部品の中でも単位時間当たりにおける冷却水温の上昇幅が大きい。そのため、冷却水温センサの故障等により可変流量型ポンプが適切に制御されず、冷却水吐出量を減少させた状態が長時間継続すると、EGRクーラの冷却効率が低下してEGRクーラ内の冷却水温を大幅に上昇させる。その結果、キャビテーション現象等により冷却水流路が破損して、排気ガス通路内に冷却水が漏出することで、エンジンの破損を招く可能性もある。
本発明はこのような点に鑑みてなされたもので、その目的は、冷却水温センサの応答遅れや故障の影響を受けることなく、可変流量型ポンプの冷却水吐出量をエンジンの運転状態に応じて最適に制御することにある。
上記目的を達成するため、本発明の可変流量型ポンプの制御装置は、排気の一部を吸気系に再循環する排気再循環装置を備えるエンジンの冷却水回路に設けられ、該冷却水回路を流れる冷却水の吐出量を調整可能な可変流量型ポンプの制御装置であって、前記冷却水の温度を検出する冷却水温センサと、前記エンジンに供給される吸気中の酸素濃度を検出する酸素濃度センサと、前記冷却水温センサの検出値を含む前記エンジンの運転状態に基づいて、前記可変流量型ポンプの冷却水吐出量を増減させる第1の吐出量制御部と、冷却水吐出量が減少された際に、前記冷却水温センサの検出値が上昇しない場合は、該冷却水温センサを故障と判定する故障判定部と、冷却水吐出量が減少され、且つ前記冷却水温センサが故障と判定された際に、前記酸素濃度センサの検出値が前記エンジンの運転状態に応じて予め定めた目標酸素濃度よりも高い場合は、前記可変流量型ポンプの冷却水吐出量を増加させる第2の吐出量制御部とを備えることを特徴とする。
また、前記第2の吐出量制御部は、前記可変流量型ポンプの冷却水吐出量を増加させる際に、前記酸素濃度センサの検出値が前記目標酸素濃度となるように前記可変流量型ポンプの冷却水吐出量をフィードバック制御してもよい。
また、前記排気再循環装置は、流通させる冷却水と吸気との熱交換を行う熱交換機を含み、前記冷却水温センサは、該熱交換機に流入する冷却水の温度を検出するものであってもよい。
本発明の可変流量型ポンプの制御装置によれば、冷却水温センサの応答遅れや故障の影響を受けることなく、可変流量型ポンプの冷却水吐出量をエンジンの運転状態に応じて最適に制御することができる。
本発明の一実施形態に係る冷却水回路を示す模式的な全体構成図である。 本発明の一実施形態に係るエンジンの吸排気系を示す模式的な全体構成図である。 本発明の一実施形態に係る電子制御ユニット(ECU)を示す機能構成図である。 本発明の一実施形態に係る可変流量型ポンプの制御装置による制御内容を示すフローチャートである。
以下、図面により、本発明の一実施形態に係る可変流量型ポンプの制御装置について説明する。同一の部品には同一の符号を付してあり、それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
まず、図1に基づいて、本実施形態の可変流量型ポンプの制御装置が適用されるディーゼルエンジン(以下、単にエンジンという)10の冷却水回路から説明する。
本実施形態の冷却水回路は、シリンダブロック11内の下部に形成されたオイルクーラ12と、シリンダブロック11内の上部に形成されたウォータジャケット13と、オイルクーラ12の冷却水入口側に設けられた可変流量型ポンプ14と、冷却水と外気との熱交換を行うラジエータ15と、ウォータジャケット13とラジエータ15とを連結するラジエータ上流側流路16と、ラジエータ15と可変流量型ポンプ14とを連結するラジエータ下流側流路17と、オイルクーラ12と詳細を後述するEGRクーラ43とを連結するEGR上流側流路18と、EGRクーラ43と可変流量型ポンプ14とを連結するEGR下流側流路19と、冷却水を貯留する冷却水タンク23とを備えている。
ラジエータ上流側流路16とEGR下流側流路19との分岐部20には、公知のサーモスタット21が設けられている。このサーモスタット21は、暖機完了時など冷却水温が所定温度(例えば70℃)よりも高くなると開弁して、冷却水をラジエータ上流側流路16に流通させる。
可変流量型ポンプ14は、公知の構造であって、エンジン10の図示しないクランクシャフトと機械的に接続されている。この可変流量型ポンプ14による冷却水吐出量は、詳細を後述する電子制御ユニット(以下、ECUという)50から入力される指示信号に応じて調整可能に構成されている。
冷却水温センサ22は、例えば公知の熱電対であって、EGRクーラ43に流入する冷却水の温度を検出する。このため、冷却水温センサ22は、EGRクーラ43の冷却水入口側近傍に位置するEGR上流側流路18の下流端に設けられている。この冷却水温センサ22の検出値(以下、冷却水温TC)は、電気的に接続されたECU50に入力される。
次に、図2に基づいて、本実施形態に係るエンジン10の吸排気系の構成を説明する。
エンジン10の吸気マニホールド10aには吸気通路30が接続され、排気マニホールド10bには排気通路31が接続されている。吸気通路30には上流側から順に、過給機32のコンプレッサ32aと、インタークーラ33とが設けられ、排気通路31には過給機32のタービン32bが設けられている。また、コンプレッサ32aよりも上流側の吸気通路30には吸気流量センサ34が設けられ、コンプレッサ32aよりも下流側の吸気通路30には酸素濃度センサ35が設けられている。これら吸気流量センサ34の検出値(以下、吸気流量IF)及び、酸素濃度センサ35の検出値(以下、酸素濃度O2)は、電気的に接続されたECU50に入力される。
EGR装置40は、タービン32bよりも排気上流側の排気通路31とコンプレッサ32aよりも吸気下流側の吸気通路30とを連通するEGR通路41と、EGRガスの流量を調整するEGRバルブ42と、EGRガスを冷却するEGRクーラ(熱交換機)43とを備えている。このEGR装置40によるEGRガスの流量は、ECU50から入力される指示信号に応じてEGRバルブ42の開度が制御されることで調整される。
エンジン回転センサ36は、エンジン10の図示しないクランクシャフトの回転数を検出するもので、検出値(以下、エンジン回転数N)は電気的に接続されたECU50に入力される。アクセルポジションセンサ37は、ドライバによる図示しないアクセルペダルの操作量を検出するもので、検出された操作量は電気的に接続されたECU50に入力される。
次に、図3に基づいて、本実施形態のECU50について説明する。
ECU50は、エンジン10の燃料噴射等の各種制御を行うもので、公知のCPUやROM、RAM、入力ポート、出力ポート等を備え構成されている。この各種制御を行うため、ECU50には、エンジン回転センサ36、アクセルポジションセンサ37、冷却水温センサ22、吸気流量センサ34、酸素濃度センサ35等の各種センサ類の出力信号が入力される。
また、ECU50は、冷却水吐出量制御部(第1の吐出量制御部)51と、EGR制御部52と、冷却水温センサ故障判定部53と、フィードバック制御部(第2の吐出量制御部)54とを一部の機能要素として有する。これら各機能要素は、本実施形態では一体のハードウェアであるECU50に含まれるものとして説明するが、これらのいずれか一部を別体のハードウェアに設けることもできる。
冷却水吐出量制御部51は、エンジン回転数N、アクセルペダルの操作量から換算した燃料噴射量Q、冷却水温TC、吸気流量IF等の各種センサからの入力値に基づいて可変流量型ポンプ14の冷却水吐出量を制御する。例えば、冷却水吐出量制御部51は、高負荷運転により冷却水温TCが上限温度TL(例えば70℃)まで上昇すると、冷却水温TCがこの上限温度TLよりも低くなるまで、可変流量型ポンプ14に冷却水吐出量を増加させる指示信号を出力する。また、冷却水吐出量制御部51は、低負荷運転により冷却水温TCが上限温度TLよりも低いときは、エンジン10のフリクションを低減すべく、可変流量型ポンプ14に冷却水吐出量を減少させる指示信号を出力する。
EGR制御部52は、エンジン10の運転状態に応じて、EGRバルブ42の開度を制御する。より詳しくは、ECU50には、エンジン回転数Nと燃料噴射量Qとをパラメータとするエンジン10への目標吸気流量IFTを定めた吸気流量マップ(不図示)が記憶されている。EGR制御部52は、吸気流量マップからその時のエンジン回転数Nと燃料噴射量Qとに対応する目標吸気流量IFTを読み取ると共に、吸気流量センサ34から入力される吸気流量IF(新気+EGRガス)が目標吸気流量IFTとなるようにEGRバルブ42の開度を制御する。
冷却水温センサ故障判定部53は、冷却水温センサ22の検出値に基づいて冷却水温センサ22の故障を判定する。なお、ここでいう故障には、冷却水温センサ22が温度を正確に検出できない場合のみならず、断線等によりセンサ値がECU50に入力されない場合も含まれる。可変流量型ポンプ14の冷却水吐出量が減少すると冷却水温度は上昇するため、冷却水温センサ22が正常な場合はその検出値も追従して上昇する。冷却水温センサ故障判定部53は、可変流量型ポンプ14の冷却水吐出量が減少した際に、冷却水温センサ22から入力される冷却水温TCが上昇しない場合は故障と判定する。
酸素濃度フィードバック制御部54は、冷却水温センサ22が故障と判定された場合に、酸素濃度センサ35から入力される酸素濃度O2に基づいて可変流量型ポンプ14の冷却水吐出量をフィードバック制御する。より詳しくは、ECU50には、エンジン回転数Nと燃料噴射量Qとをパラメータとするエンジン10への目標吸気酸素濃度O2Tを定めた酸素濃度マップ(不図示)が記憶されている。酸素濃度フィードバック制御部54は、冷却水温センサ22が故障した場合に、酸素濃度マップからその時のエンジン回転数Nと燃料噴射量Qとに対応する目標吸気酸素濃度O2Tを読み取る。そして、酸素濃度センサ34から入力される酸素濃度O2が目標吸気酸素濃度O2Tよりも低い場合(O2<O2T)、酸素濃度フィードバック制御部54は、酸素濃度センサ35の検出値が目標吸気酸素濃度O2Tとなるように可変流量型ポンプ14の冷却水吐出量をフィードバック制御する。
なお、本実施形態において、冷却水温センサ22の故障時に酸素濃度センサ35を用いる目的は以下の理由による。可変流量型ポンプ14の吐出量を減少させると、特に高温の排気にさらされるEGRクーラ43では冷却水温が大幅に上昇する。そして、EGRクーラ43の冷却効率が低下して、新気と高温状態のEGRガスとが合流することで、EGRガスの密度は小さくなる。そのため、必要な吸気量を確保するために、EGRバルブ42の開度は小さく制御され、結果としてEGRガス流量の減少により吸気中の酸素濃度が上昇することになる。すなわち、冷却水の吐出量減少時は、冷却水温の上昇と吸気酸素濃度の上昇との間に相関関係があり、冷却水温センサ22の故障時は酸素濃度センサ35を代用するこが可能と考えられるためである。
次に、図4に基づいて、本実施形態の可変流量型ポンプの制御装置による制御フローを説明する。なお、本制御はエンジン10の始動(イグニッションスイッチのキースイッチON)と同時にスタートする。
ステップ(以下、ステップを単にSと記載する)100では、冷却水吐出量制御部51により、可変流量型ポンプ14の冷却水吐出量が減少されたか否かが確認される。可変流量型ポンプ14の冷却水吐出量が減少されている場合はS110に進む。一方、可変流量型ポンプ14の冷却水吐出量が減少されていない場合(増加、又は一定の場合)はリターンされる。
S110では、冷却水温センサ故障判定部53により冷却水温センサ22の故障の有無が判定される。冷却水温センサ22から入力される冷却水温TCが上昇しない場合は故障と判定されてS120に進む一方、冷却水温センサ22から入力される冷却水温TCが上昇している場合は正常と判定されてS140に進む。
S120では、酸素濃度マップからその時のエンジン回転数Nと燃料噴射量Qとに対応する目標吸気酸素濃度O2Tが読み取れると共に、酸素濃度センサ35から入力される酸素濃度O2と目標吸気酸素濃度O2Tとが比較される。酸素濃度O2が目標吸気酸素濃度O2Tよりも低い場合(O2<O2T)は、S130に進む一方、酸素濃度O2が目標吸気酸素濃度O2T以上の場合(O2≧O2T)はリターンされる。
S130では、酸素濃度フィードバック制御部54により、酸素濃度センサ35から入力される酸素濃度O2が目標吸気酸素濃度O2Tとなるように可変流量型ポンプ14の冷却水吐出量を増加させるフィードバック制御が行われて本制御はリターンされる。
一方、前述のS110からS140に進んだ場合は、冷却水温センサ22から入力される冷却水温TCが上限温度TLを超えているか否かが確認される。冷却水温TCが上限温度TLを超えていない場合(TC≦TL)はリターンされる。一方、冷却水温TCが上限温度TLを超えている場合(TC>TL)は、S150で、冷却水温TCが上限温度TLよりも低くなるまで可変流量型ポンプ14の冷却水吐出量が増加されてリターンされる。その後、上述の制御フローは、エンジン10の停止(イグニッションスイッチのキースイッチOFF)まで繰り返し実行される。
次に、本実施形態に係る可変流量型ポンプの制御装置による作用効果を説明する。
従来の可変流量型ポンプの制御装置では、冷却水温センサの検出値に基づいて、センサ値が所定値以上になると可変流量型ポンプの吐出量を増加させている。そのため、冷却水温センサが故障した場合には、可変流量型ポンプの吐出量を最適に制御できなくなる虞がある。
特に、EGRクーラは高温の排気にさらされるため、冷却水温センサの故障等により冷却水吐出量を減少させた状態が長時間継続すると、EGRクーラの冷却効率が低下して、EGRクーラ内の冷却水温を上昇させる。その結果、キャビテーション現象等により冷却水流路が破損して、排気ガス通路内に冷却水が漏出することで、エンジンの破損を招く可能性もある。
また、EGRクーラの冷却効率低下によりEGRガスの温度が上昇すると、新気は高温のEGRガスと接して密度が小さくなるため、必要な吸気量を確保するためにEGRバルブの開度は小さく制御される。その結果、EGRガス密度が小さくなることと相まってEGRガス流量は減少し、吸気(新気+EGRガス)中の酸素濃度上昇により、排ガス性能の悪化を招く可能性もある。
これに対して、本実施形態の可変流量型ポンプの制御装置では、冷却水温センサ22が故障した場合は、酸素濃度センサ35の検出値に基づいて可変流量型ポンプ14の冷却水吐出量をエンジン10の運転状態に応じて制御している。
したがって、本実施形態の可変流量型ポンプの制御装置によれば、冷却水温センサ22が故障した場合においても、可変流量型ポンプ14の冷却水吐出量を安全に制御することが可能になり、EGRクーラ43やエンジン10の破損を防止することができると共に、排ガス悪化を効果的に抑制することもできる。
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変形して実施することが可能である。
例えば、冷却水温センサ22は、EGRクーラ43に流入する冷却水温度を検出するものとして説明したが、ラジエータ15に流入する冷却水温度を検出するもの等、エンジン10の他の部位に設けられる冷却水温センサ(不図示)に適用することも可能である。この場合も、上述の実施形態と同様の作用効果を奏することができる。また、EGR装置40のEGR通路41は、タービン32bよりも排気下流側の排気通路31とコンプレッサ32aよりも吸気上流側の吸気通路30とを連通するものであってもよい。
10 エンジン
14 可変流量型ポンプ
22 冷却水温センサ
35 酸素濃度センサ
40 EGR装置(排気再循環装置)
43 EGRクーラ(熱交換機)
50 ECU
51 冷却水吐出量制御部(第1の吐出量制御部)
53 冷却水温センサ故障判定部(故障判定部)
54 フィードバック制御部(第2の吐出量制御部)

Claims (3)

  1. 排気の一部を吸気系に再循環する排気再循環装置を備えるエンジンの冷却水回路に設けられ、該冷却水回路を流れる冷却水の吐出量を調整可能な可変流量型ポンプの制御装置であって、
    前記冷却水の温度を検出する冷却水温センサと、
    前記エンジンに供給される吸気中の酸素濃度を検出する酸素濃度センサと、
    前記冷却水温センサの検出値を含む前記エンジンの運転状態に基づいて、前記可変流量型ポンプの冷却水吐出量を増減させる第1の吐出量制御部と、
    冷却水吐出量が減少された際に、前記冷却水温センサの検出値が上昇しない場合は、該冷却水温センサを故障と判定する故障判定部と、
    冷却水吐出量が減少され、且つ前記冷却水温センサが故障と判定された際に、前記酸素濃度センサの検出値が前記エンジンの運転状態に応じて予め定めた目標酸素濃度よりも高い場合は、前記可変流量型ポンプの冷却水吐出量を増加させる第2の吐出量制御部とを、備えることを特徴とする可変流量型ポンプの制御装置。
  2. 前記第2の吐出量制御部は、前記可変流量型ポンプの冷却水吐出量を増加させる際に、前記酸素濃度センサの検出値が前記目標酸素濃度となるように前記可変流量型ポンプの冷却水吐出量をフィードバック制御する請求項1に記載の可変流量型ポンプの制御装置。
  3. 前記排気再循環装置は、流通させる冷却水と吸気との熱交換を行う熱交換機を含み、前記冷却水温センサは、該熱交換機に流入する冷却水の温度を検出する請求項1又は2に記載の可変流量型ポンプの制御装置。
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