JP2014018768A - 排ガス浄化システム - Google Patents

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【課題】 耐熱信頼性に優れた排ガス浄化システムを提供すること。
【解決手段】 排ガス中の粒子状物質を捕集するハニカムフィルタと、排ガス中のNOを浄化するハニカム触媒体とを備える排ガス浄化システムであって、ハニカムフィルタが、複数の流路を形成する隔壁を備え、複数の流路が、ハニカムフィルタの一方の端面側の端部が封口された複数の第1の流路と、他方の端面側の端部が封口された複数の第2の流路とを有し、ハニカム触媒体が、複数の流路を形成する隔壁を備えるハニカム構造体と、複数の流路内の隔壁表面に形成されたゼオライトを含む触媒層とを備え、ハニカムフィルタ及びハニカム触媒体の隔壁の双方が、Mg、Ca、Sr、Y、Ba、ランタノイド及びBiから選択される少なくとも一種の元素を含有するチタン酸アルミニウム系セラミックスを含む、排ガス浄化システム。
【選択図】 図6

Description

本発明は、排ガス浄化システムに関する。
ハニカムフィルタは、被捕集物を含む流体から当該被捕集物を除去するために用いられ、例えば、ディーゼルエンジンなどの内燃機関から排出される排ガスに含まれるカーボン粒子等の粒子状物質(PM:Particulate Matter)を捕集するためのセラミックスフィルタ(ディーゼルパティキュレートフィルタ:Diesel Particulate Filter)として用いられている。ハニカムフィルタは、隔壁に仕切られた互いに平行な複数の流路を有しており、複数の流路のうちの一部の一端及び複数の流路のうちの残部の他端が封口されている。このようなハニカムフィルタを構成するハニカム構造体としては、例えば、下記特許文献1,2に記載の構造体が知られている。
また、排ガスに含まれるNOを分解する方法として、アンモニアにより下記式(2)〜(4)のような反応によりNOを分解する方法が知られている。この方法は、アンモニアによりNOを選択的に還元することから、SCR(Selective Catalytic Reduction:選択的触媒還元)と呼ばれている。アンモニアは、下記式(1)に示すように、尿素水を高温で加水分解することにより生成することができる。尿素から生成するアンモニアを用いて排ガス中のNOを分解する方式は、尿素SCRと呼ばれている。
CO(NH+HO→2NH+CO (1)
4NH+4NO+O→4N+6HO (2)
2NH+NO+NO→2N+3HO (3)
8NH+6NO→7N+12HO (4)
ディーゼル車においては、SCRによるNOの還元を効率的に行うために、例えば、アンモニアを吸着しやすいゼオライトを含む触媒をハニカム構造体に担持させたハニカム触媒体が用いられている。このハニカム触媒体にも、上記ハニカムフィルタに用いられるものと同様のハニカム構造体が用いられている。このハニカム触媒体と、ディーゼルパティキュレートフィルタとは、直列的に配置されて排ガス浄化システムを構築する。
特開2006−239603号公報 特開2001−46886号公報
ディーゼルパティキュレートフィルタ及びハニカム触媒体を構成するハニカム構造体には、特許文献1,2に示されるように、コージェライトが広く用いられている。しかしながら、コージェライトを用いたディーゼルパティキュレートフィルタ及びハニカム触媒体では、高温に曝された場合に溶損や亀裂等が生じる場合があり、耐熱信頼性が十分ではないという問題がある。
本発明は、耐熱信頼性に優れた排ガス浄化システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、排ガスに含まれる粒子状物質を捕集するハニカムフィルタと、排ガスに含まれるNOを浄化するハニカム触媒体と、を備える排ガス浄化システムであって、上記ハニカムフィルタが、互いに平行な複数の流路を形成する隔壁を備え、上記複数の流路が、上記ハニカムフィルタの一方の端面側の端部が封口された複数の第1の流路と、他方の端面側の端部が封口された複数の第2の流路と、を有し、
上記ハニカム触媒体が、互いに平行な複数の流路を形成する隔壁を備えるハニカム構造体と、上記複数の流路内の隔壁表面に形成されたゼオライトを含む触媒層と、を備え、
上記ハニカムフィルタの上記隔壁及び上記ハニカム触媒体の上記隔壁の双方が、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、イットリウム、バリウム、ランタノイド及びビスマスからなる群より選択される少なくとも一種の元素を含有するチタン酸アルミニウム系セラミックスを含む、排ガス浄化システムを提供する。
上記排ガス浄化システムは、ハニカムフィルタ及びハニカム触媒体の双方の隔壁が、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、イットリウム、バリウム、ランタノイド及びビスマスからなる群より選択される少なくとも一種の元素を含有するチタン酸アルミニウム系セラミックスで構成されていることにより、ハニカムフィルタ及びハニカム触媒体が高温に曝された場合であっても溶損や亀裂等の発生が抑制され、優れた耐熱信頼性を得ることができる。
上記排ガス浄化システムにおいて、上記ハニカムフィルタの上記隔壁及び上記ハニカム触媒体の上記隔壁の一方又は双方が、更に二酸化ケイ素を含有することが好ましい。隔壁が二酸化ケイ素を含有することで、チタン酸アルミニウム系結晶間にガラス相が形成される。このガラス相の存在により、ハニカムフィルタ及びハニカム触媒体の機械的強度を大きく向上することができる。
上記排ガス浄化システムにおいて、上記触媒層が、チタン、バナジウム、クロム、マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、銅、ロジウム、パラジウム、銀及び白金からなる群より選択される少なくとも一種の金属元素を更に含むことが好ましい。触媒層がこれらの金属元素を含むことにより、NOの還元をより効率的に行うことが可能となる。また、これらの金属元素が触媒層に含まれる場合、触媒層を担持するハニカム構造体中のセラミックスは熱分解が生じやすくなる。これは、触媒層中の金属元素がチタン酸アルミニウム系セラミックス中のアルミニウム原子及びチタニウム原子の移動を促進し、チタン酸アルミニウム系結晶のアルミナ及びチタニアへの熱分解を引き起こすためである。しかし、チタン酸アルミニウム系セラミックスが上記特定の元素を含有することにより、含有した元素がチタン酸アルミニウム系結晶の格子位置あるいは格子間位置に存在し、当該元素がアルミニウム原子及びチタニウム原子の移動を阻害し、チタン酸アルミニウム系結晶の熱分解を抑制することができる。そのため、ハニカム触媒体の耐熱信頼性を維持しつつ、NOの還元性を向上させることができる。
本発明によれば、耐熱信頼性に優れた排ガス浄化システムを提供することができる。
第1実施形態に係るハニカムフィルタを模式的に示す図である。 図1のII−II矢視図である。 第2実施形態に係るハニカムフィルタを模式的に示す図である。 図3のIV−IV矢視図である。 ハニカム触媒体の一実施形態を模式的に示す図である。 本発明の一実施形態に係る排ガス浄化システムの概略図である。
以下、場合により図面を参照しつつ本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面中、同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。また、図面の寸法比率は図示の比率に限られるものではない。
<ハニカムフィルタ>
図1は、第1実施形態に係るハニカムフィルタを模式的に示す図であり、図1(b)は、図1(a)における領域R1の拡大図である。図2は、図1のII−II矢視図である。ハニカムフィルタ100は、一方の端面(第1の端面)100aと、端面100aの反対側に位置する他方の端面(第2の端面)100bと、を有している。
ハニカムフィルタ100は、互いに平行に伸びる複数の流路110を有する円柱体である。複数の流路110は、ハニカムフィルタ100の中心軸に平行に伸びる隔壁120により仕切られている。複数の流路110は、複数の流路(第1の流路)110aと、流路110aに隣接する複数の流路(第2の流路)110bとを有している。流路110a及び流路110bは、端面100a,100bに対して垂直に、端面100aから端面100bまで伸びている。
流路110のうちの一部を構成する流路110aの一端は、端面100aにおいて開口しており、流路110aの他端は、端面100bにおいて封口部130により封口されている。複数の流路110のうちの残部を構成する流路110bの一端は、端面100aにおいて封口部130により封口されており、流路110bの他端は、端面100bにおいて開口している。ハニカムフィルタ100において、例えば、流路110aにおける端面100a側の端部はガス流入口として開口しており、流路110bにおける端面100b側の端部はガス流出口として開口している。
流路110a及び流路110bにおける当該流路の軸方向に垂直な断面は、六角形状である。流路110bの断面は、例えば、当該断面を形成する辺140の長さが互いに略等しい正六角形状であるが、扁平六角形状であってもよい。流路110aの断面は、例えば扁平六角形状であるが、正六角形状であってもよい。流路110aの断面において互いに対向する辺の長さは、互いに略等しい。流路110aの断面は、当該断面を形成する辺150として、互いに長さの略等しい二つ(一対)の長辺150aと、互いに長さの略等しい四つ(二対)の短辺150bと、を有している。短辺150bは、長辺150aの両側にそれぞれ配置されている。長辺150a同士は、互いに平行に対向しており、短辺150b同士は、互いに平行に対向している。
隔壁120は、流路110a及び流路110bを仕切る部分として隔壁120aを有している。すなわち、流路110a及び流路110bは、隔壁120aを介して互いに隣接している。隣接する流路110bの間に一つの流路110aが配置されることにより、流路110bは、流路110bの配列方向(辺140に略直交する方向)において流路110aと交互に配置されている。
流路110bの辺140のそれぞれは、複数の流路110aのいずれか一つの流路の長辺150aと平行に対向している。すなわち、流路110bを形成する壁面のそれぞれは、流路110a及び流路110bの間に位置する隔壁120aにおいて、流路110aを形成する一壁面と平行に対向している。また、流路110は、1つの流路110bと、当該流路110bを囲む6つの流路110aとを含む構成単位を有しており、当該構成単位において、流路110bの辺140の全てが流路110aの長辺150aと対向している。ハニカムフィルタ100では、流路110bの辺140の少なくとも一つの長さが、対向する長辺150aの長さと略等しくてもよく、辺140のそれぞれの長さが、対向する長辺150aの長さと略等しくてもよい。
隔壁120は、互いに隣接する流路110a同士を仕切る部分として隔壁120bを有している。すなわち、流路110bを囲む流路110a同士は、隔壁120bを介して互いに隣接している。
流路110aの短辺150bのそれぞれは、隣接する流路110aの短辺150bと平行に対向している。すなわち、流路110aを形成する壁面は、隣接する流路110aの間に位置する隔壁120bにおいて互いに平行に対向している。ハニカムフィルタ100では、隣接する流路110aの間において、流路110aの短辺150bの少なくとも一つの長さが、対向する短辺150bの長さと略等しくてもよく、短辺150bのそれぞれの長さが、対向する短辺150bの長さと略等しくてもよい。
図3は、第2実施形態に係るハニカムフィルタを模式的に示す図であり、図3(b)は、図3(a)における領域R2の拡大図である。図4は、図3のIV−IV矢視図である。ハニカムフィルタ200は、一方の端面(第1の端面)200aと、端面200aの反対側に位置する他方の端面(第2の端面)200bと、を有している。
ハニカムフィルタ200は、互いに平行に伸びる複数の流路210を有する円柱体である。複数の流路210は、ハニカムフィルタ200の中心軸に平行に伸びる隔壁220により仕切られている。複数の流路210は、複数の流路(第1の流路)210aと、流路210aに隣接する複数の流路(第2の流路)210bとを有している。流路210a及び流路210bは、端面200a,200bに対して垂直に、端面200aから端面200bまで伸びている。
流路210のうちの一部を形成する流路210aの一端は、端面200aにおいて開口しており、流路210aの他端は、端面200bにおいて封口部230により封口されている。複数の流路210のうちの残部を形成する流路210bの一端は、端面200aにおいて封口部230により封口されており、流路210bの他端は、端面200bにおいて開口している。ハニカムフィルタ200において、例えば、流路210aにおける端面200a側の端部はガス流入口として開口しており、流路210bにおける端面200b側の端部はガス流出口として開口している。
流路210a及び流路210bにおける当該流路の軸方向に垂直な断面は、六角形状である。流路210bの断面は、例えば、当該断面を形成する辺240の長さが互いに略等しい正六角形状であるが、扁平六角形状であってもよい。流路210aの断面は、例えば扁平六角形状であるが、正六角形状であってもよい。流路210aの断面において互いに対向する辺の長さは、互いに異なっている。流路210aの断面は、当該断面を形成する辺250として、互いに長さの略等しい三つの長辺250aと、互いに長さの略等しい三つの短辺250bと、を有している。長辺250a及び短辺250bは、互いに平行に対向しており、短辺250bは、長辺250aの両側にそれぞれ配置されている。
隔壁220は、流路210a及び流路210bを仕切る部分として隔壁220aを有している。すなわち、流路210a及び流路210bは、隔壁220aを介して互いに隣接している。隣接する流路210bの間には、当該流路210bの配列方向に略直交する方向に隣接する二つの流路210aが配置されており、当該隣接する二つの流路210aは、隣接する流路210bの断面の中心同士を結ぶ線を挟んで対称に配置されている。
流路210bの辺240のそれぞれは、複数の流路210aのいずれか一つの流路の長辺250aと平行に対向している。すなわち、流路210bを形成する壁面のそれぞれは、流路210a及び流路210bの間に位置する隔壁220aにおいて、流路210aを形成する一壁面と平行に対向している。また、流路210は、1つの流路210bと、当該流路210bを囲む6つの流路210aとを含む構成単位を有しており、当該構成単位において、流路210bの辺240の全てが流路210aの長辺250aと対向している。流路210bの断面の各頂点は、隣接する流路210bの頂点と流路210bの配列方向に対向している。ハニカムフィルタ200では、流路210bの辺240の少なくとも一つの長さが、対向する長辺250aの長さと略等しくてもよく、辺240のそれぞれの長さが、対向する長辺250aの長さと略等しくてもよい。
隔壁220は、互いに隣接する流路210a同士を仕切る部分として隔壁220bを有している。すなわち、流路210bを囲む流路210a同士は、隔壁220bを介して互いに隣接している。
流路210aの短辺250bのそれぞれは、隣接する流路210aの短辺250bと平行に対向している。すなわち、流路210aを形成する壁面は、隣接する流路210aの間に位置する隔壁220bにおいて互いに平行に対向している。また、1つの流路210aは、3つの流路210bに囲まれている。ハニカムフィルタ200では、隣接する流路210aの間において、流路210aの短辺250bの少なくとも一つの長さが、対向する短辺250bの長さと略等しくてもよく、短辺250bのそれぞれの長さが、対向する短辺250bの長さと略等しくてもよい。
流路の軸方向におけるハニカムフィルタ100,200の長さは、例えば50〜300mmである。ハニカムフィルタ100,200の外径は、例えば50〜250mmである。ハニカムフィルタ100において、辺140の長さは、例えば0.4〜2.0mmである。長辺150aの長さは、例えば0.4〜2.0mmであり、短辺150bの長さは、例えば0.3〜2.0mmである。ハニカムフィルタ200において、辺240の長さは、例えば0.4〜2.0mmである。長辺250aの長さは、例えば0.4〜2.0mmであり、短辺250bの長さは、例えば0.3〜2.0mmである。隔壁120,220の厚み(セル壁厚)は、例えば0.1〜0.8mmである。ハニカムフィルタ100,200におけるセル密度(例えば、ハニカムフィルタ100において、端面100aにおける流路110a及び流路110bの密度の合計)は、50〜600cpsiが好ましく、100〜500cpsiがより好ましい。
ハニカムフィルタ100において、端面100aにおける複数の流路110aの開口面積の合計は、端面100bにおける流路110bの開口面積の合計よりも大きいことが好ましい。ハニカムフィルタ200において、端面200aにおける複数の流路210aの開口面積の合計は、端面200bにおける流路210bの開口面積の合計よりも大きいことが好ましい。
端面100a,200aにおける流路110a,210aの水力直径は、被捕集物の堆積量に応じて圧力損失が変化し易くなる観点から、1.4mm以下であることが好ましい。流路110a,210aの水力直径は、流路内における端面側の領域に被捕集物が堆積することを更に抑制する観点から、0.5mm以上が好ましく、0.7mm以上がより好ましい。
端面100b,200bにおける流路110b,210bの水力直径は、端面100a,200aにおける流路110a,210aの水力直径よりも大きいことが好ましい。端面100b,200bにおける流路110b,210bの水力直径は、被捕集物の堆積量に応じて圧力損失が更に変化し易くなる観点から、1.7mm以下が好ましく、1.6mm以下がより好ましい。流路110b,210bの水力直径は、流路内における端面側の領域に被捕集物が堆積することを更に抑制する観点から、0.5mm以上が好ましく、0.7mm以上がより好ましく、0.9mm以上が更に好ましい。
なお、ハニカムフィルタの形状は、上記のハニカムフィルタ100,200のように、第1の流路(流路110a,210a)の軸方向に垂直な第1の流路の断面が、第1の辺(長辺150a,250a)と、当該第1の辺の両側にそれぞれ配置された第2の辺(短辺150b,250b)とを有しており、第2の流路(流路110b,210b)の軸方向に垂直な第2の流路の断面を形成する辺(辺140,240)のそれぞれが、第1の流路の第1の辺と対向しており、第1の流路の第2の辺のそれぞれが、隣接する第1の流路の第2の辺と対向している形態であってもよいが、必ずしも上述した形状に限定されるものではない。
また、ハニカムフィルタにおける流路の軸方向に垂直な当該流路の断面は、六角形状であることに限定されず、三角形状、矩形状、八角形状、円形状、楕円形状等であってもよい。また、流路には、径の異なるものが混在していてもよく、断面形状の異なるものが混在していてもよい。また、流路の配置は特に限定されるものではなく、流路の中心軸の配置は、正三角形の頂点に配置される正三角形配置、千鳥配置等であってもよい。さらに、ハニカムフィルタは円柱体であることに限られず、楕円柱、三角柱、四角柱、六角柱、八角柱等であってもよい。
上記ハニカムフィルタ100,200において隔壁120,220は、多孔質であり、例えば多孔質セラミックス焼結体を含んでいる。隔壁120,220は、流体が透過できるような構造を有している。具体的には、流体が通過し得る多数の連通孔(流通経路)が隔壁内に形成されている。
隔壁120,220の気孔率は、ハニカムフィルタの捕集効率及び圧力損失を更に向上させる観点から、20体積%以上が好ましく、30体積%以上がより好ましい。隔壁120,220の気孔率は、70体積%以下が好ましく、60体積%以下がより好ましい。隔壁120,220の平均気孔径は、ハニカムフィルタの捕集効率及び圧力損失を更に向上させる観点から、5μm以上が好ましく、10μm以上がより好ましい。隔壁120,220の平均気孔径は、35μm以下が好ましく、30μm以下がより好ましい。隔壁120,220の気孔率及び平均気孔径は、原料の粒子径、造孔剤の添加量、造孔剤の種類、焼成条件により調整可能であり、水銀圧入法により測定することができる。
隔壁120,220は、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、イットリウム、バリウム、ランタノイド及びビスマスからなる群より選択される少なくとも一種の元素を含有するチタン酸アルミニウム系セラミックスを含む。当該チタン酸アルミニウム系セラミックスは、ハニカムフィルタの耐熱信頼性をより向上させる観点から、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、バリウム及びランタンからなる群より選択される少なくとも一種の元素を含有することが好ましく、マグネシウムを含有することが特に好ましい。ハニカムフィルタが高温に曝された場合、チタン酸アルミニウム系セラミックス中のアルミニウム原子及びチタニウム原子の移動が促進されて熱分解が生じる場合があるが、例えばチタン酸アルミニウムマグネシウムでは、マグネシアが結晶構造の格子位置に存在するため、アルミニウム原子及びチタニウム原子の移動を阻害し、熱分解を抑制することができる。マグネシウム以外の上述した特定の元素を含む場合にも、同様にアルミニウム原子及びチタニウム原子の移動を阻害して、熱分解を抑制することができる。
隔壁120,220中のマグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、イットリウム、バリウム、ランタノイド及びビスマスからなる群より選択される少なくとも一種の元素の酸化物換算での含有量は、アルミニウム及びチタンを酸化物に換算したAl及びTiOの総量100質量部に対して、0.1〜20質量部であることが好ましく、1.0〜15質量部であることがより好ましく、4.0〜10質量部であることが特に好ましい。上記特定の元素の含有量が上記下限値以上であることにより、ハニカムフィルタの耐熱信頼性をより向上できる傾向があり、上記上限値以下であることにより、機械的強度を十分に保つことができる傾向がある。
チタン酸アルミニウム系セラミックスにおいて、Alに換算したアルミニウムと、TiOに換算したチタンとのモル比(アルミニウム:チタン)は、35:65〜45:55が好ましく、40:60〜45:55がより好ましい。隔壁120,220がチタン酸アルミニウムマグネシウムを含有する場合、チタン酸アルミニウムマグネシウムの組成式は、例えばAl2(1−x)MgTi(1+x)であり、xの値は、0.03以上が好ましく、0.03〜0.20がより好ましく、0.03〜0.18が更に好ましい。
チタン酸アルミニウム系セラミックスを含有する隔壁120,220は、例えば、主にチタン酸アルミニウム系結晶からなる多孔性セラミックスから形成されている。「主にチタン酸アルミニウム系結晶からなる」とは、セラミックス焼成体を構成する主結晶相がチタン酸アルミニウム系結晶相であることを意味する。なお、チタン酸アルミニウム系結晶相は、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、イットリウム、バリウム、ランタノイド及びビスマスからなる群より選択される少なくとも一種の元素を含有する。
チタン酸アルミニウム系セラミックスを含有する隔壁120,220は、ケイ素源粉末由来のガラス相を含んでいてもよい。ガラス相は、SiOが主要成分である非晶質相を指す。また、チタン酸アルミニウム系セラミックスを含有する隔壁120,220は、チタン酸アルミニウム系結晶相やガラス相以外の結晶相を含んでいてもよい。このような結晶相としては、セラミックス焼成体の作製に用いる原料由来の相等を挙げることができる。原料由来の相は、例えば、ハニカムフィルタの製造に際してチタン酸アルミニウム系結晶相を形成することなく残存したアルミニウム源粉末、チタン源粉末、マグネシウム源粉末等に由来する相であり、アルミナ、チタニア、マグネシア等の相が挙げられる。隔壁120,220を形成する結晶相は、X線回折スペクトルにより確認することができる。
隔壁120,220がSiOを含有する場合、その含有量は、隔壁全量を基準として0.5〜30質量%であることが好ましく、1.0〜25質量%であることがより好ましく、2.0〜20質量%であることが特に好ましい。SiOの含有量が上記下限値未満の場合、焼結後の機械的強度が低く、容易に崩れやすくなる傾向があり、上記上限値を超える場合、焼結ハニカムの熱膨張係数が大きくなる傾向がある。
ハニカムフィルタ100,200は、例えば、ディーゼルエンジン、ガソリンエンジン等の内燃機関からの排ガス中に含まれるすす等の粒子状物質(被捕集物)を捕集するパティキュレートフィルタとして適する。例えば、ハニカムフィルタ100では、図2に示すように、端面100aから流路110aに供給されたガスGが、隔壁120内の連通孔を通過して隣の流路110bに到達し、端面100bから排出される。このとき、ガスG中の被捕集物が隔壁120の表面や連通孔内に捕集されてガスGから除去されることにより、ハニカムフィルタ100はフィルタとして機能する。ハニカムフィルタ200についても、同様にフィルタとして機能する。
<ハニカム触媒体>
図5は、ハニカム触媒体の一実施形態を模式的に示す図である。ハニカム触媒体300は、互いに平行な複数の流路310を形成する隔壁320を備えるハニカム構造体330と、複数の流路310内の隔壁表面に形成されたゼオライトを含む触媒層360と、を備える円柱体である。複数の流路310は、ハニカム触媒体300の中心軸に平行に伸びる隔壁320により仕切られている。複数の流路310は、ハニカム触媒体300の両端面に対して垂直に、一方の端面から他方の端面まで伸びている。複数の流路310は、封口部のない貫通孔である。
流路310における当該流路の軸方向に垂直な断面は、当該断面を形成する辺340の長さが互いに略等しい正六角形状である。
流路の軸方向におけるハニカム触媒体300の長さは、例えば50〜300mmである。ハニカム触媒体300の外径は、例えば30〜270mmである。ハニカム触媒体300において、辺340の長さは、例えば0.4〜2.0mmである。隔壁320の厚み(セル壁厚)は、例えば0.1〜0.8mmである。ハニカム触媒体300におけるセル密度は、50〜600cpsiが好ましく、100〜500cpsiがより好ましい。
ハニカム触媒体300の単位体積当たりの触媒層360の担持量は、排ガス通過時の圧力損失を抑制しつつ、優れたNO分解能を得る観点から、20〜300mg/cmであることが好ましく、50〜200mg/cmであることがより好ましい。
流路310の水力直径は、排ガス通過時の圧力損失を抑制しつつ、優れたNO分解能を得る観点から、1.7mm以下であることが好ましく、1.6mm以下であることがより好ましく、1.4mm以下であることが更に好ましい。流路310の水力直径は、排ガス通過時の圧力損失を抑制する観点から、0.5mm以上であることが好ましく、0.7mm以上であることがより好ましい。
なお、ハニカム触媒体における流路の軸方向に垂直な当該流路の断面は、正六角形状であることに限定されず、扁平六角形状や、図1及び図3に示したような扁平六角形状と正六角形状との組み合わせ等であってもよい。また、流路の断面は、六角形状であることに限定されず、三角形状、矩形状、八角形状、円形状、楕円形状等であってもよい。また、流路には、径の異なるものが混在していてもよく、断面形状の異なるものが混在していてもよい。また、流路の配置は特に限定されるものではなく、流路の中心軸の配置は、正三角形の頂点に配置される正三角形配置、千鳥配置等であってもよい。さらに、ハニカム触媒体は円柱体であることに限られず、楕円柱、三角柱、四角柱、六角柱、八角柱等であってもよい。
上記ハニカム触媒体300において隔壁320は、上述したハニカムフィルタ100,200の隔壁120,220と同様の材質からなる。なお、隔壁320の気孔率は、上述したハニカムフィルタ100,200の隔壁120,220の気孔率と比べ、機械的強度を向上させる観点から、より小さい気孔率であってもよく、ライトオフ温度(触媒が活性になる温度)への早期到達の観点から、同様の気孔率であってもよい。隔壁320は、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、イットリウム、バリウム、ランタノイド及びビスマスからなる群より選択される少なくとも一種の元素を含有するチタン酸アルミニウム系セラミックスを含む。当該チタン酸アルミニウム系セラミックスは、ハニカム触媒体の耐熱信頼性をより向上させる観点から、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、バリウム及びランタンからなる群より選択される少なくとも一種の元素を含有することが好ましく、マグネシウムを含有することが特に好ましい。ハニカム触媒体が高温に曝された場合、チタン酸アルミニウム系セラミックス中のアルミニウム原子及びチタニウム原子の移動が促進されて熱分解が生じる場合があるが、例えばチタン酸アルミニウムマグネシウムでは、マグネシアが結晶構造の格子位置に存在するため、アルミニウム原子及びチタニウム原子の移動を阻害し、熱分解を抑制することができる。マグネシウム以外の上述した特定の元素を含む場合にも、同様にアルミニウム原子及びチタニウム原子の移動を阻害して、熱分解を抑制することができる。
隔壁320中のマグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、イットリウム、バリウム、ランタノイド及びビスマスからなる群より選択される少なくとも一種の元素の酸化物換算での含有量は、アルミニウム及びチタンを酸化物に換算したAl及びTiOの総量100質量部に対して、0.1〜20質量部であることが好ましく、1.0〜15質量部であることがより好ましく、4.0〜10質量部であることが特に好ましい。上記特定の元素の含有量が上記下限値以上であることにより、ハニカム触媒体の耐熱信頼性をより向上できる傾向があり、上記上限値以下であることにより、機械的強度を十分に保つことができる傾向がある。
チタン酸アルミニウム系セラミックスにおいて、Alに換算したアルミニウムと、TiOに換算したチタンとのモル比(アルミニウム:チタン)は、35:65〜45:55が好ましく、40:60〜45:55がより好ましい。隔壁320がチタン酸アルミニウムマグネシウムを含有する場合、チタン酸アルミニウムマグネシウムの組成式は、例えばAl2(1−x)MgTi(1+x)であり、xの値は、0.03以上が好ましく、0.03〜0.20がより好ましく、0.03〜0.18が更に好ましい。
チタン酸アルミニウム系セラミックスを含有する隔壁320は、例えば、主にチタン酸アルミニウム系結晶からなる多孔性セラミックスから形成されている。「主にチタン酸アルミニウム系結晶からなる」とは、セラミックス焼成体を構成する主結晶相がチタン酸アルミニウム系結晶相であることを意味する。なお、チタン酸アルミニウム系結晶相は、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、イットリウム、バリウム、ランタノイド及びビスマスからなる群より選択される少なくとも一種の元素を含有する。
チタン酸アルミニウム系セラミックスを含有する隔壁320は、ケイ素源粉末由来のガラス相を含んでいてもよい。ガラス相は、SiOが主要成分である非晶質相を指す。また、チタン酸アルミニウム系セラミックスを含有する隔壁320は、チタン酸アルミニウム系結晶相やガラス相以外の結晶相を含んでいてもよい。このような結晶相としては、セラミックス焼成体の作製に用いる原料由来の相等を挙げることができる。原料由来の相は、例えば、ハニカム触媒体の製造に際してチタン酸アルミニウム系結晶相を形成することなく残存したアルミニウム源粉末、チタン源粉末、マグネシウム源粉末等に由来する相であり、アルミナ、チタニア、マグネシア等の相が挙げられる。隔壁320を形成する結晶相は、X線回折スペクトルにより確認することができる。
隔壁320がSiOを含有する場合、その含有量は、隔壁全量を基準として0.5〜30質量%であることが好ましく、1.0〜25質量%であることがより好ましく、2.0〜20質量%であることが特に好ましい。SiOの含有量が上記下限値未満の場合、焼結後の機械的強度が低く、容易に崩れやすくなる傾向があり、上記上限値を超える場合、焼結ハニカムの熱膨張係数が大きくなる傾向がある。
触媒層360は、多孔質のゼオライトを主成分とする層である。触媒層360は、更に、チタン、バナジウム、クロム、マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、銅、ロジウム、パラジウム、銀及び白金からなる群より選択される少なくとも一種の金属元素を含有することが好ましい。ゼオライトは、上記金属元素のイオンとイオン交換された金属イオン交換ゼオライトであることにより、NO還元性が向上する。金属イオン交換ゼオライトは、ゼオライトが含んでいるナトリウムイオン等の陽イオンが他の金属イオンに置き換わったものである。NO還元性の向上効果が大きいことから、上記金属元素は、銅、鉄、バナジウム、コバルト、ニッケル及び銀からなる群より選択される少なくとも一種であることが好ましく、銅であることが特に好ましい。ゼオライトの種類としては、ZSM−5、βゼオライト、モルデナイト、フェリエライト、チャバサイト、A型、X型、Y型ゼオライト、MCM−22を例示することができる。これらの中でも、ゼオライトは、NO還元性に優れることからZSM−5又はチャバサイトを含むものが好ましい。
触媒層360は、流体が透過できるような構造を有している。具体的には、流体が通過し得る多数の連通孔(流通経路)が触媒層内に形成されている。触媒層360は、流体が触媒層360及び隔壁320の双方を通過できるように、隔壁320の連通孔(流通経路)を塞がないように設けられている。
触媒層360の気孔率は、優れたNO還元能を得る観点から、20体積%以上が好ましく、30体積%以上がより好ましい。触媒層の気孔率は、優れたアンモニア吸着量及びNO還元能を得る観点から、70体積%以下が好ましく、60体積%以下がより好ましい。触媒層の平均気孔径は、優れたNO還元能を得る観点から、5μm以上が好ましく、8μm以上がより好ましい。触媒層の平均気孔径は、優れたNO還元能を得る観点から、30μm以下が好ましく、25μm以下がより好ましい。触媒層の気孔率及び平均気孔径は、使用するゼオライトの種類、ゼオライト粉末の造粒により調整可能であり、水銀圧入法により測定することができる。
触媒層360中のチタン、バナジウム、クロム、マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、銅、ロジウム、パラジウム、銀及び白金からなる群より選択される少なくとも一種の金属元素の含有量は、チタン酸アルミニウム系セラミックスの熱分解を抑制しつつ、優れたNO還元能を得る観点から、触媒層全量を基準として0.01〜1.0質量%であることが好ましく、0.05〜0.5質量%であることがより好ましい。
触媒層360中のゼオライトのシリカ(SiO)とアルミナ(Al)とのモル比(シリカ/アルミナ)は、チタン酸アルミニウム系セラミックスの熱分解を抑制しつつ、優れたNO還元能を得る観点から、10〜10000であることが好ましく、20〜5000であることがより好ましい。
ハニカム触媒体300は、例えば、ディーゼルエンジン、ガソリンエンジン等の内燃機関からの排ガス中に含まれるNOを浄化する、NO浄化触媒として適する。特に、ハニカム触媒体300は、尿素SCR用の触媒として適する。例えば、ハニカム触媒体300では、排ガスがハニカム触媒体300の一方の端面から流路310内に供給され、他方の端面から排出されるまでの間に、排ガス中のNOがN及びHOに分解される。
<排ガス浄化システム>
図6は、排ガス浄化システムの一実施形態を示す概略図である。本実施形態の排ガス浄化システムは、上述したハニカムフィルタ100と、ハニカム触媒体300と、を備える。排ガス浄化システムは、ハニカムフィルタ100に代えて、ハニカムフィルタ200を備えてもよい。
図6に示した排ガス浄化システムにおいて、ディーゼルエンジン、ガソリンエンジン等の内燃機関500から排出されたガスGは、先ず酸化触媒(DOC:Diesel Oxidation Catalyst)510に供給される。酸化触媒510には、例えば、白金、パラジウム等の貴金属触媒が用いられる。これら貴金属触媒は、例えばハニカム構造体に担持させて用いられる。酸化触媒510により、ガスGに含まれる炭化水素、一酸化炭素等が除去される。また、酸化触媒510により、NOのNOへの変換も生じる。NOは強い酸化剤として機能するため、後段のハニカムフィルタ100に溜まったすすを燃焼する際には、NOの存在により、すすの酸化(燃焼)を効率的に行うことが可能となる。
次いで、ガスGは、ハニカムフィルタ100に供給され、すす等の粒子状物質(被捕集物)の除去が行われる。続いて、ガスGは、ハニカム触媒体300に供給され、NOの浄化が行われる。NOを浄化するための還元剤であるアンモニアは、尿素水供給装置520から尿素水UをガスG中に噴射することで生成される。これにより、上記式(1)〜(4)に示したように、ガスG中のNOはNとHOに分解される。
排ガス浄化システムは、ハニカム触媒体300の後段に、さらに酸化触媒(DOC)を備えていてもよい。ハニカム触媒体300の後段に設けられる酸化触媒は、残存するアンモニアの除去に有効である。
図6に示した排ガス浄化システムにおいて、ハニカムフィルタ100とハニカム触媒体300の配置は逆であってもよい。すなわち、ハニカム触媒体300を上流側に配置し、ハニカムフィルタ100を下流側に配置してもよい。この場合、ハニカム触媒体300によりアンモニアの存在下でNOの浄化が行われた後、ハニカムフィルタ100によりガスG中のすす等の粒子状物質(被捕集物)が除去される。このとき、尿素水Uの供給は、ハニカム触媒体300よりも上流側で行われる。
排ガス浄化システムにおいては、ハニカムフィルタ100及びハニカム触媒体300の双方に高い耐熱性が要求される。例えば、図6に示した排ガス浄化システムにおいて、内燃機関500に近いハニカムフィルタ100には、800℃以上の高温のガスGが流入する場合があるため、上記温度で溶損や亀裂等が発生しない高い耐熱性が要求される。また、ハニカムフィルタ100の出口付近であっても、ガスGの温度が800℃以上の高温となる場合がある。そのため、ハニカム触媒体300にも上記温度で溶損や亀裂等が発生しない高い耐熱性が要求される。本発明の排ガス浄化システムによれば、ハニカムフィルタ100及びハニカム触媒体300の双方の隔壁が、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、イットリウム、バリウム、ランタノイド及びビスマスからなる群より選択される少なくとも一種の元素を含有するチタン酸アルミニウム系セラミックスを含むことにより、溶損や亀裂等の発生が抑制され、優れた耐熱信頼性を得ることができる。
<ハニカムフィルタの製造方法>
次に、ハニカムフィルタの製造方法について説明する。ハニカムフィルタの製造方法は、例えば、無機化合物粉末や添加剤を含む原料混合物を調製する原料調製工程と、原料混合物を成形して、流路を有する成形体を得る成形工程と、成形体を焼成する焼成工程と、を備え、成形工程と焼成工程の間、又は、焼成工程の後に、各流路の一端を封口する封口工程を更に備える。以下、各工程について説明する。
[原料調製工程]
原料調製工程では、無機化合物粉末と添加剤とを混合した後に混練して原料混合物を調製する。無機化合物粉末は、例えば、α−アルミナ粉末等のアルミニウム源粉末、アナターゼ型やルチル型のチタニア粉末等のチタン源粉末(チタニウム源粉末)、並びに、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、イットリウム、バリウム、ランタノイド及びビスマスからなる群より選択される少なくとも一種の元素の原料粉末を含み、必要に応じて、酸化ケイ素粉末やガラスフリット等のケイ素源粉末を更に含むことができる。マグネシウム源粉末としては、例えば、マグネシア粉末やマグネシアスピネル粉末等が挙げられる。カルシウム源粉末としては、例えば、カルシア粉末や炭酸カルシウム粉末、灰長石等が挙げられる。ストロンチウム源粉末としては、例えば、酸化ストロンチウム粉末、炭酸ストロンチウム粉末等が挙げられる。イットリウム源粉末としては、例えば、酸化イットリウム粉末等が挙げられる。バリウム源粉末としては、例えば、酸化バリウム粉末、炭酸バリウム粉末、長石等が挙げられる。ビスマス源粉末としては、例えば、酸化ビスマス粉末等が挙げられる。各原料粉末は、1種又は2種以上のいずれでもよい。各原料粉末は、その原料由来又は製造工程において不可避的に含まれる微量成分を含有し得る。
各原料粉末について、レーザ回折法により測定される体積基準の累積百分率50%相当粒径(中心粒径、D50)は下記の範囲が好ましい。アルミニウム源粉末のD50は、例えば20〜60μmである。チタン源粉末のD50は、例えば0.1〜25μmである。マグネシウム源粉末のD50は、例えば0.5〜30μmである。ケイ素源粉末のD50は、例えば0.5〜30μmである。
原料混合物には、チタン酸アルミニウムやチタン酸アルミニウムマグネシウムが含まれていてもよい。例えば、原料混合物の構成成分としてチタン酸アルミニウムマグネシウムを使用する場合、チタン酸アルミニウムマグネシウムは、アルミニウム源、チタン源及びマグネシウム源を兼ね備えた原料混合物に相当する。
添加剤としては、例えば、造孔剤(孔形成剤)、バインダ、可塑剤、分散剤、溶媒が挙げられる。
造孔剤としては、焼成工程において成形体を脱脂・焼成する温度以下で消失する素材によって形成されたものを使用することができる。脱脂や焼成において、造孔剤を含有する成形体が加熱されると、造孔剤は燃焼等によって消滅する。これにより、造孔剤が存在していた箇所に空間ができると共に、この空間同士の間に位置する無機化合物粉末が焼成の際に収縮することにより、流体を流すことができる連通孔を隔壁内に形成することができる。
造孔剤は、例えば、トウモロコシ澱粉、大麦澱粉、小麦澱粉、タピオカ澱粉、豆澱粉、米澱粉、エンドウ澱粉、サンゴヤシ澱粉、カンナ澱粉、ポテト澱粉(馬鈴薯デンプン)である。造孔剤において、レーザ回折法により測定される体積基準の累積百分率50%相当粒径(D50)は、例えば5〜50μmである。原料混合物が造孔剤を含有する場合、造孔剤の含有量は、例えば、無機化合物粉末100質量部に対して1〜25質量部である。
バインダは、例えば、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシルメチルセルロース、ナトリウムカルボキシルメチルセルロース等のセルロース類;ポリビニルアルコール等のアルコール類;リグニンスルホン酸塩等の塩;パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス等のワックスである。原料混合物におけるバインダの含有量は、例えば、無機化合物粉末100質量部に対して20質量部以下である。
可塑剤は、例えばグリセリン等のアルコール類;カプリル酸、ラウリン酸、パルミチン酸、アラギン酸、オレイン酸、ステアリン酸等の高級脂肪酸;ステアリン酸Al等のステアリン酸金属塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル(例えばポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブチルエーテル)である。原料混合物における可塑剤の含有量は、例えば、無機化合物粉末100質量部に対して10質量部以下である。
分散剤は、例えば、硝酸、塩酸、硫酸等の無機酸;シュウ酸、クエン酸、酢酸、リンゴ酸、乳酸等の有機酸;メタノール、エタノール、プロパノール等のアルコール類;ポリカルボン酸アンモニウムである。原料混合物における分散剤の含有量は、例えば、無機化合物粉末100質量部に対して20質量部以下である。
溶媒は、例えば水であり、不純物が少ない点で、イオン交換水が好ましい。原料混合物が溶媒を含有する場合、溶媒の含有量は、例えば、無機化合物粉末100質量部に対して10〜100質量部である。
[成形工程]
成形工程では、ハニカム構造を有するグリーンハニカム成形体を得る。成形工程では、例えば、一軸押出機により原料混合物を混練しながらダイから押出す、いわゆる押出成形法を採用することができる。
[焼成工程]
焼成工程では、成形工程において得られたハニカム構造のグリーンハニカム成形体を焼成してハニカム焼成体を得る。焼成工程では、成形体の焼成前に、成形体中(原料混合物中)に含まれるバインダ等を除去するための仮焼(脱脂)が行われてもよい。成形体の焼成において、焼成温度は、通常1300℃以上であり、好ましくは1400℃以上である。また、焼成温度は、通常1650℃以下であり、好ましくは1550℃以下である。昇温速度は特に限定されるものではないが、通常1〜500℃/時間である。焼成時間は、無機化合物粉末がチタン酸アルミニウム系結晶に遷移するのに充分な時間であればよく、原料の量、焼成炉の形式、焼成温度、焼成雰囲気等により異なるが、通常は10分〜24時間である。
[封口工程]
封口工程は、成形工程と焼成工程の間、又は、焼成工程の後に行われる。成形工程と焼成工程の間に封口工程を行う場合、成形工程において得られた未焼成のグリーンハニカム成形体の各流路の一方の端部を封口材で封口した後、焼成工程においてグリーンハニカム成形体と共に封口材を焼成することにより、流路の一方の端部を封口する封口部を備えるハニカム構造体が得られる。焼成工程の後に封口工程を行う場合、焼成工程において得られたハニカム焼成体の各流路の一方の端部を封口材で封口した後、ハニカム焼成体と共に封口材を焼成することにより、流路の一方の端部を封口する封口部を備えるハニカム構造体が得られる。封口材としては、上記グリーンハニカム成形体を得るための原料混合物と同様の混合物を用いることができる。
<ハニカム触媒体の製造方法>
次に、ハニカム触媒体の製造方法について説明する。ハニカム触媒体の製造方法は、例えば、無機化合物粉末や添加剤を含む原料混合物を調製する原料調製工程と、原料混合物を成形して、流路を有する成形体を得る成形工程と、成形体を焼成する焼成工程と、触媒層を形成する触媒層形成工程と、を備える。このうち、焼成後であって未封口のハニカム構造体を得るまでの工程は、上述したハニカムフィルタの製造方法と同様の方法で行うことができる。
[触媒層形成工程]
触媒層形成工程は、焼成工程の後に行われる。まず、ゼオライトと、チタン、バナジウム、クロム、マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、銅、ロジウム、パラジウム、銀及び白金からなる群より選択される少なくとも一種の金属元素とを湿式混合し、乾燥及び粉砕を行った後、これをシリカゾルやアルミナゾル、水と混ぜ合わせてスラリーを作製する。例えば、上記金属元素のうち、銅は酢酸銅、鉄はアンミン錯体にすることでゼオライトの細孔中にイオン交換することができる。次に、作製したスラリーを、ハニカム構造体の流路の内部に吸引させて、隔壁表面に塗布する。塗布後、600℃〜700℃で約4時間乾燥させ、水分を取り除く。このようにして、ゼオライト及び上記特定の金属元素を含む触媒層を作製する。触媒層は、隔壁の連通孔内部には入り込まず、隔壁の表面に形成されている。以上のようにして、流路の隔壁表面に触媒層を備えたハニカム触媒体を得ることができる。
<排ガス浄化システムの製造方法>
排ガス浄化システムは、図6に示したように、内燃機関500から排出されるガスGが流通する排気ガス流路の途中に、ハニカムフィルタ100及びハニカム触媒体300を直列に配置することで構築することができる。更に、ハニカムフィルタ100及びハニカム触媒体300の上流側に、或いは、上流側及び下流側の両方に酸化触媒510を配置し、ハニカム触媒体300よりも上流側で尿素水を噴射できるように尿素水供給装置520を配置することで、排ガス浄化システムを構築することができる。
100,200…ハニカムフィルタ、100a,200a…一方の端面(第1の端面)、100b,200b…他方の端面(第2の端面)、110,210…流路、110a,210a…流路(第1の流路)、110b,210b…流路(第2の流路)、120,220…隔壁、300…ハニカム触媒体、310…流路、320…隔壁、330…ハニカム構造体、360…触媒層、500…内燃機関、510…酸化触媒(DOC)、520…尿素水供給装置。

Claims (3)

  1. 排ガスに含まれる粒子状物質を捕集するハニカムフィルタと、排ガスに含まれるNOを浄化するハニカム触媒体と、を備える排ガス浄化システムであって、
    前記ハニカムフィルタが、互いに平行な複数の流路を形成する隔壁を備え、前記複数の流路が、前記ハニカムフィルタの一方の端面側の端部が封口された複数の第1の流路と、他方の端面側の端部が封口された複数の第2の流路と、を有し、
    前記ハニカム触媒体が、互いに平行な複数の流路を形成する隔壁を備えるハニカム構造体と、前記複数の流路内の隔壁表面に形成されたゼオライトを含む触媒層と、を備え、
    前記ハニカムフィルタの前記隔壁及び前記ハニカム触媒体の前記隔壁の双方が、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、イットリウム、バリウム、ランタノイド及びビスマスからなる群より選択される少なくとも一種の元素を含有するチタン酸アルミニウム系セラミックスを含む、排ガス浄化システム。
  2. 前記ハニカムフィルタの前記隔壁及び前記ハニカム触媒体の前記隔壁の一方又は双方が、更に二酸化ケイ素を含有する、請求項1記載の排ガス浄化システム。
  3. 前記触媒層が、チタン、バナジウム、クロム、マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、銅、ロジウム、パラジウム、銀及び白金からなる群より選択される少なくとも一種の金属元素を更に含む、請求項1又は2記載の排ガス浄化システム。
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