JP2014012975A - 天井構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】上部構造体6から垂下する吊りボルト2と、吊りボルト2の近傍において上部構造体6から垂下する補助ボルト3と、吊りボルト2により吊持された下地材43と、吊りボルト2と交差するように配設された横つなぎ材7とを備える天井構造1であって、吊りボルト2および補助ボルト3は、下地材43の上方において横つなぎ材7を介して連結されており、横つなぎ材7には、ブレース8の上部が接続されている。
【選択図】図1
Description
吊りボルト102同士の間隔は、一般に900mm程度である。吊りボルト102は、天井構造100の重量等に応じてボルト径を大きくしたり、定着長を大きくしたり、間隔を短く設定する場合がある。
なお、吊りボルトおよび補助ボルトは、前記吊りボルトと交差するように配設され、かつ、ブレースや斜め補強材の上部が接続された横つなぎ材を介して連結されていてもよい。また、前記補助ボルトは、前記下地材を吊持していてもよい。
なお、上部構造体とは、天井構造の上方に配設されたスラブ(天井スラブや上階の床スラブ等)や梁等の構造体である。
また、せん断力に対しても、吊りボルト(補助ボルト)が複数本になることで、大きな力への対応ができるようになった。
吊りボルト2の断面形状等は、天井構造1の重量等に応じて適宜決定する。
本実施形態では、一対の補助ボルト3,3を、吊りボルト2を挟んで対向するように、10cm程度離した位置に配設している。なお、吊りボルト2と補助ボルト3との間隔は限定されるものではない。
なお、補助ボルト3は、図2に示すように、下端において取付手段31を介して天井4を吊持していてもよい。この場合には、補助ボルト3の中間部にも取付手段31を固定しておき、この取付手段31により補助ボルト3に横つなぎ材7を固定する。
ブレース8は、ウェブと一対のフランジとを備えた断面コ字状の鋼製形材(いわゆる軽量溝形鋼)からなる。ブレース8の上部は、横つなぎ材7に固定されており、ブレース8の下部は、天井4の野縁受け材43に固定されている。
また、ブレース8を構成する材料は限定されるものではなく、例えば、JIS A 6517に規定された野縁受け材を転用してもよいし、断面C字状のチャンネル材、L型鋼、板材等であってもよい。また、ブレース8の材質も限定されるものではなく、例えばアルミニウム合金やステンレス鋼等であってもよい。
なお、ブレース8は必要に応じて配設すればよく、省略してもよい。
野縁受け材43は、野縁42と交差する向きに配設されている。つまり、天井4は、野縁42と野縁受け材43により、格子状の下地材が形成されている。
なお、野縁受け材43と吊りボルト2との固定方法は限定されるものではない。
また、天井構造1の重量が大きい場合であっても、吊りボルト3と上部構造6との定着部の耐力不足を解消することが可能となる。
補助ボルト3の下端を横つなぎ材7に固定することで、横つなぎ材7の下方の空間を有効に活用することができる。
第二の実施形態では、建物外部からの騒音の遮音性および内部の音響効果を高める為の防音性が要求される建物について、図3に示すように、天井構造1を多重天井にする場合について説明する。
吊りボルト2の断面形状等は、天井構造1の重量等に応じて適宜決定する。
吊りボルト2には、上部構造体6と天井4との間に取付手段21が固定されているとともに、上段天井4および下段天井5,5の位置に対応する位置に取付手段21,21,21が固定されている。
この他の吊りボルト2の構成は、第一の実施形態で示した内容と同様なため詳細な説明は省略する。
本実施形態では、一対の補助ボルト3,3を、吊りボルト2を挟んで対向するように配設している。
補助ボルト3は、各取付手段31を利用して上段天井4(野縁受け材43)を吊持するとともに、横つなぎ材7を保持している。なお、補助ボルト3は、必ずしも野縁受け材43を吊持している必要はない。
なお、横つなぎ材7およびブレース8の構成は、第一の実施の形態で示した内容と同様なため、詳細な説明は省略する。
なお、天井板材41、野縁42、野縁受け材43の構成は、第一の実施形態で示した内容と同様なため、詳細な説明は省略する。
天井板材51、野縁52および野縁受け材53の構成は、それぞれ天井板材41、野縁42および野縁受け材43と同様なため、詳細な説明は省略する。
この他の第二の実施形態の天井構造1の作用効果は、第一の実施形態の天井構造1と同様なため、詳細な説明は省略する。
上段天井や下段天井の構成は前記のものに限定されるものではない。例えば、格子状の面材により下地材が構成されていてもよい。
さらに、遮音性能をより高めることを目的として、吊りボルト、補助ボルト、ブレース等に制振シートを貼設したり、制振塗料を塗るなどして、振動を抑える構成としてもよい。
2 吊りボルト
3 補助ボルト
4 上段天井
5 下段天井
6 上部構造体
7 横つなぎ材
8 ブレース
Claims (3)
- 上部構造体から垂下する吊りボルトと、
前記吊りボルトの近傍において前記上部構造体から垂下する補助ボルトと、
前記吊りボルトにより吊持された下地材と、を備える天井構造であって、
前記吊りボルトおよび前記補助ボルトは、前記下地材の上方において連結されていることを特徴とする、天井構造。 - 上部構造体から垂下する吊りボルトと、
前記吊りボルトの近傍において前記上部構造体から垂下する補助ボルトと、
前記吊りボルトにより吊持された下地材と、
前記吊りボルトと交差するように配設された横つなぎ材と、を備える天井構造であって、
前記吊りボルトおよび前記補助ボルトは、前記下地材の上方において前記横つなぎ材を介して連結されており、
前記横つなぎ材には、ブレースや斜め補強材の上部が接続されていることを特徴とする、天井構造。 - 前記補助ボルトが前記下地材を吊持していることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の天井構造。
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JPH07189404A (ja) * | 1993-09-14 | 1995-07-28 | Okujiyuu:Kk | 吊杆に対するチャンネル部材の連結金具並びにこれを用いた横架材への開口形成工法及び吊杆の振れ止め工法 |
JP2005350950A (ja) * | 2004-06-10 | 2005-12-22 | Taisei Corp | 吊り天井の制振構造 |
JP2010095868A (ja) * | 2008-10-14 | 2010-04-30 | Noju Seisakusho:Kk | 天井用補強ブレースの固定金具、および固定構造 |
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