JP2014011512A - 電子機器、制御方法、及び制御プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】気導音及び振動音を出力する場合の使い勝手を向上させること。
【解決手段】電子機器(携帯電話)1Aは、筐体40と、筐体40の第1面に設けられる操作部(タッチスクリーン22)と、圧電素子7と、圧電素子7の変形に基づいて、気導音と、人体の一部を振動させて伝わる振動音とを筐体40の第2面から発生させると共に、操作部が操作されると、気導音および振動音として出力される情報を他の情報に切り替えるコントローラとを備える。
【選択図】図3

Description

本出願は、電子機器、制御方法、及び制御プログラムに関する。
特許文献1には、気導音と振動音とを利用者に伝える電子機器が記載されている。特許文献1には、電子機器の筐体の外面に配置される振動体の圧電素子に電圧が印加されると、圧電素子が伸縮することにより振動体が屈曲振動することが記載されている。また、特許文献1には、利用者が屈曲振動する振動体を耳介に接触させると、気導音と振動音とが利用者に伝えられることが記載されている。気導音とは、物体の振動に起因する空気の振動が外耳道を通って鼓膜に伝わり、鼓膜が振動することによって利用者の聴覚神経に伝わる音である。振動音とは、振動する物体に接触する利用者の体の一部(例えば外耳の軟骨)を介して利用者の聴覚神経に伝わる音である。
特開2005−348193号公報
気導音及び振動音を出力する上記の電子機器には、使い勝手の観点において改善の余地がある。このような理由から、気導音及び振動音を出力する場合の使い勝手を向上させることができる電子機器、制御方法、及び制御プログラムに対するニーズがある。
1つの態様に係る電子機器は、筐体と、前記筐体の第1面に設けられる操作部と、圧電素子と、前記圧電素子の変形に基づいて、気導音と、人体の一部を振動させて伝わる振動音とを前記筐体の第2面から発生させると共に、前記操作部が操作されると、前記気導音および前記振動音として出力される情報を他の情報に切り替える制御部とを備える。
1つの態様に係る制御方法は、電子機器の制御方法であって、圧電素子を変形させることにより、気導音と、人体の一部を振動させて伝わる振動音とを筺体の一の面から発生させるステップと、前記筐体の他の面に設けられる操作部が操作されると、前記気導音および前記振動音として出力される情報を他の情報に切り替えるステップとを含む。
1つの態様に係る制御プログラムは、電子機器に、圧電素子を変形させることにより、気導音と、人体の一部を振動させて伝わる振動音とを筺体の一の面から発生させるステップと、前記筐体の他の面に設けられる操作部が操作されると、前記気導音および前記振動音として出力される情報を他の情報に切り替えるステップとを実行させる。
図1は、実施形態に係る携帯電話の正面図である。 図2は、実施形態に係る携帯電話の背面図である。 図3は、実施形態に係る携帯電話の断面図である。 図4は、パネルの形状の例を示す図である。 図5は、パネルの振動の例を示す図である。 図6は、実施形態に係る携帯電話のブロック図である。 図7は、ディスプレイに表示されるホーム画面の例を示す図である。 図8は、ホーム画面の表示中に耳の接触が検出された場合に出力される情報の例を示す図である。 図9は、ホーム画面の表示中に耳の接触が検出された場合に出力される情報の他の例を示す図である。 図10は、耳の位置の検出について説明するための図である。 図11は、耳の位置の検出について説明するための図である。 図12は、耳の位置の検出について説明するための図である。 図13は、携帯電話の使用形態の例を示す図である。 図14は、背面側のタッチスクリーンの検出結果に基づく制御の例を示す図である。 図15は、背面でのスワイプの検出に応じて、出力する情報を切り替える制御の例を示す図である。 図16は、背面での複数のスワイプの検出に応じて、出力する情報を切り替える制御の他の例を示す図である。 図17は、背面側のタッチスクリーンの検出結果に基づく制御の他の例を示す図である。 図18は、気導音及び振動音として出力される情報を切り替える制御の処理手順の例を示すフローチャートである。 図19は、第1の変形例に係る携帯電話の断面図である。 図20は、背面側のディスプレイに表示される画面の例を示す図である。 図21は、第2の変形例に係る携帯電話の正面図である。 図22は、第2の変形例に係る携帯電話の側面図である。 図23は、第3の変形例に係る携帯電話の断面図である。
本発明を実施するための実施形態を、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下では、気導音と振動音とを利用者に伝える電子機器の例として、携帯電話について説明する。
(実施形態)
図1から図3を参照しながら、実施形態に係る携帯電話1Aの全体的な構成について説明する。図1は、携帯電話1Aの正面図である。図2は、携帯電話1Aの背面図である。図3は、携帯電話1Aのa−a断面を模式的に示す断面図である。図1から図3に示すように、携帯電話1Aは、ディスプレイ2と、ボタン3と、照度センサ4と、近接センサ5と、圧電素子7と、マイク8と、カメラ12と、パネル(音発生部)20と、タッチスクリーン21と、タッチスクリーン22と、筐体40とを備える。
ディスプレイ2は、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)、有機ELディスプレイ(OELD:Organic Electro−Luminescence Display)、又は無機ELディスプレイ(IELD:Inorganic Electro−Luminescence Display)等の表示デバイスを備える。ディスプレイ2は、文字、画像、記号、及び図形等を表示する。
ボタン3は、利用者からの操作入力を受け付ける。ボタン3の数は、図1及び図2に示す例に限定されない。
照度センサ4は、携帯電話1Aの周囲光の照度を検出する。照度は、光の強さ、明るさ、又は輝度を示す。照度センサ4は、例えば、ディスプレイ2の輝度の調整に用いられる。近接センサ5は、近隣の物体の存在を非接触で検出する。近接センサ5は、赤外線の強度或いは磁界等の物理量の変化又は超音波の反射波の帰還時間の変化等に基づいて物体の存在を検出する。近接センサ5は、例えば、ディスプレイ2が顔に近づけられたことを検出する。照度センサ4及び近接センサ5は、一つのセンサとして構成されていてもよい。照度センサ4は、近接センサとして用いられてもよい。
圧電素子7は、電気信号(音信号に応じた電圧)が印加されると、構成材料の電気機械結合係数に従い伸縮又は屈曲する。すなわち、圧電素子7は、電気信号が印加されると変形する。圧電素子7は、パネル20に取り付けられ、パネル20を振動させるための振動源として用いられる。圧電素子7は、例えば、セラミック又は水晶を用いて形成される。圧電素子7は、ユニモルフ、バイモルフ、又は積層型圧電素子であってよい。積層型圧電素子には、バイモルフを積層した(例えば16層又は24層積層した)積層型バイモルフ素子が含まれる。積層型の圧電素子は、例えば、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)からなる複数の誘電体層と、該複数の誘電体層間に配設された電極層との積層構造体から構成される。ユニモルフは、電気信号(電圧)が印加されると伸縮する。バイモルフは、電気信号(電圧)が印加されると屈曲する。
マイク8は、音入力部である。マイク8は、入力される音を電気信号へ変換する。スピーカ11は、気導方式で音を出力する音出力部である。スピーカ11は、例えば、ダイナミックスピーカであり、電気信号を変換した音を、耳を携帯電話1Aに接触させていない人へも伝えることができる。スピーカ11は、例えば、音楽を出力するために用いられる。
カメラ12は、ディスプレイ2に面している物体を撮影するインカメラである。カメラ12は、撮影した画像を電気信号へ変換する。携帯電話1Aは、カメラ12に加えて、ディスプレイ2の反対側の面に面している物体を撮影するアウトカメラを備えてもよい。
パネル20は、圧電素子7の変形(伸縮又は屈曲)にともなって振動し、利用者がパネル20に接触させる耳の軟骨(耳介軟骨)等にその振動を伝える。パネル20は、ディスプレイ2及び圧電素子7等を外力から保護する機能も有する。パネル20は、例えば、ガラス、又はアクリル等の合成樹脂により形成される。パネル20の形状は、例えば、板状である。パネル20は、平板であってよい。パネル20は、表面が滑らかに湾曲する曲面パネルであってもよい。パネル20は、バッテリリッドであってもよい。バッテリリッドは、筐体40に取り付けられ、バッテリを覆う部材である。圧電素子7が筺体40の角部(例えば四隅の少なくとも一か所)を振動させる構成であっても良い。この場合、圧電素子7は、筺体40の角部の内面に取り付けられる構成でもよいし、中間部材をさらに備え、圧電素子7の振動が中間部材を介して筺体40の角部に伝達される構成でもよい。この構成によれば、振動する範囲を比較的狭くできるため、振動により発生する気導音が周囲に漏れにくい。また、この構成によれば、例えば利用者が筺体の角部を外耳道に挿入した状態で気導音と振動音とが利用者に伝わるため、周囲のノイズが利用者の外耳道に入りにくい。そのため、利用者に伝わる音の品質を向上することができる。
パネル20の背面には、接合部材30により、ディスプレイ2と、圧電素子7とが取り付けられる。圧電素子7は、パネル20の背面に配置された状態で、筐体40の内表面と所定の距離だけ離間している。圧電素子7は、伸縮または屈曲した状態でも、筐体40の内表面と離間しているとよい。すなわち、圧電素子7と筐体40の内表面との間の距離は、圧電素子7の最大変形量よりも大きいとよい。圧電素子7は、補強部材(例えば、板金又はガラス繊維強化樹脂)を介してパネル20に取り付けられてもよい。接合部材30は、例えば、両面テープ、又は熱硬化性あるいは紫外線硬化性等を有する接着剤である。接合部材30は、無色透明のアクリル系紫外線硬化型接着剤である光学弾性樹脂でもよい。
ディスプレイ2は、パネル20の短手方向における略中央に配設される。圧電素子7は、パネル20の長手方向の端部から所定の距離だけ離間した近傍に、圧電素子7の長手方向がパネル20の短手方向と平行になるように配設される。ディスプレイ2及び圧電素子7は、パネル20の内側の面に、平行に並べて配設される。
パネル20の外側の面の略全面には、タッチスクリーン(タッチセンサ)21が配設される。タッチスクリーン21は、パネル20に対する接触を検出する。タッチスクリーン21の検出結果は、指、ペン、又はスタイラスペン等による利用者の接触操作を検出するために用いられる。タッチスクリーン21を用いて検出される接触に基づいて判定される操作(ジェスチャ)は、例えば、タッチ、ロングタッチ、リリース、スワイプ、タップ、ダブルタップ、ロングタップ、ドラッグ、フリック、ピンチイン、及びピンチアウトを含むがこれらに限定されない。タッチスクリーン21の検出方式は、静電容量方式、抵抗膜方式、表面弾性波方式(又は超音波方式)、赤外線方式、電磁誘導方式、及び荷重検出方式等の任意の方式でよい。以下の説明では、説明を簡単にするために、「タッチスクリーンが接触を検出し、その接触に基づいて、ジェスチャの種別をスマートフォン1がXと判別すること」を、「スマートフォン1がXを検出する」、「コントローラがXを検出する」、又は「タッチスクリーンがXを検出する」と記載することがある。コントローラについては後述する。
「タッチ」は、タッチスクリーンに指が触れるジェスチャである。携帯電話1Aは、タッチスクリーンに指が接触するジェスチャをタッチとして判別する。「ロングタッチ」は、タッチスクリーンに指が一定時間より長く触れるジェスチャである。携帯電話1Aは、タッチスクリーンに指が一定時間より長く接触するジェスチャをロングタッチとして判別する。
「リリース」は、指がタッチスクリーンから離れるジェスチャである。携帯電話1Aは、指がタッチスクリーンから離れるジェスチャをリリースとして判別する。「スワイプ」は、指がタッチスクリーンに接触したままで移動するジェスチャである。携帯電話1Aは、指がタッチスクリーンに接触したままで移動するジェスチャをスワイプとして判別する。
「タップ」は、タッチに続いてリリースをするジェスチャである。携帯電話1Aは、タッチに続いてリリースをするジェスチャをタップとして判別する。「ダブルタップ」は、タッチに続いてリリースをするジェスチャが2回連続するジェスチャである。携帯電話1Aは、タッチに続いてリリースをするジェスチャが2回連続するジェスチャをダブルタップとして判別する。
「ロングタップ」は、ロングタッチに続いてリリースをするジェスチャである。携帯電話1Aは、ロングタッチに続いてリリースをするジェスチャをロングタップとして判別する。「ドラッグ」は、移動可能なオブジェクトが表示されている領域を始点としてスワイプをするジェスチャである。携帯電話1Aは、移動可能なオブジェクトが表示されている領域を始点としてスワイプをするジェスチャをドラッグとして判別する。
「フリック」は、指が、タッチスクリーンに触れた後移動しながらタッチスクリーンから離れるジェスチャである。すなわち、「フリック」は、タッチに続いて指が移動しながらリリースが行われるジェスチャである。携帯電話1Aは、指が、タッチスクリーンに触れた後移動しながらタッチスクリーンから離れるジェスチャをフリックとして判別する。フリックは、指が一方方向へ移動しながら行われることが多い。フリックは、指が画面の上方向へ移動する「上フリック」、指が画面の下方向へ移動する「下フリック」、指が画面の右方向へ移動する「右フリック」、指が画面の左方向へ移動する「左フリック」等を含む。フリックにおける指の移動は、スワイプにおける指の移動よりも素早いことが多い。
「ピンチイン」は、複数の指が互いに近付く方向にスワイプするジェスチャである。携帯電話1Aは、タッチスクリーンにより検出されるある指の位置と他の指の位置との間の距離が短くなるジェスチャをピンチインとして判別する。「ピンチアウト」は、複数の指が互いに遠ざかる方向にスワイプするジェスチャである。携帯電話1Aは、タッチスクリーンにより検出されるある指の位置と他の指の位置との間の距離が長くなるジェスチャをピンチアウトとして判別する。
タッチスクリーン21は、音を聞くためにパネル20に接触する耳介軟骨等を検出するためにも用いられる。
タッチスクリーン22は、ディスプレイ2が配設される面の反対側の面に配設される。以下の説明では、筐体40が有する面のうち、ディスプレイ2が配設される面を「正面」と呼び、その反対側の面を「背面」と呼ぶことがある。本実施形態において、タッチスクリーン22は、タッチスクリーン21と略同じ大きさを有し、タッチスクリーン21と略重なるように配設される。すなわち、タッチスクリーン22の4角を通るタッチスクリーン22と垂直な直線は、それぞれ、タッチスクリーン21の4角を通るタッチスクリーン21と垂直な直線と略一致する。
タッチスクリーン22は、背面に対する接触を検出する。タッチスクリーン22の検出結果は、指、ペン、又はスタイラスペン等による利用者の接触操作を検出するために用いられる。タッチスクリーン22用いて検出される接触に基づいて判定される操作(ジェスチャ)は、例えば、タッチ、ロングタッチ、リリース、スワイプ、タップ、ダブルタップ、ロングタップ、ドラッグ、フリック、ピンチイン、及びピンチアウトを含むがこれらに限定されない。タッチスクリーン22の検出方式は、静電容量方式、抵抗膜方式、表面弾性波方式(又は超音波方式)、赤外線方式、電磁誘導方式、及び荷重検出方式等の任意の方式でよい。タッチスクリーン22の検出方式は、タッチスクリーン21の検出方式と異なってもよい。
筐体40は、樹脂又は金属を用いて形成される。筐体40は、ボタン3、照度センサ4、近接センサ5、マイク8、スピーカ11、カメラ12、及びパネル20等を支持する。
図1から図5を参照しながら、実施形態に係る携帯電話1Aによる音の出力についてより詳細に説明する。図4は、パネル20の形状の例を示す図である。図5は、パネル20の振動の例を示す図である。
圧電素子7には、出力する音に応じた電気信号が印加される。圧電素子7には、例えば、外耳道を介する気導音によって音を伝える所謂パネルスピーカの印加電圧である±5Vよりも高い、±15Vが印加されてもよい。これにより、利用者が、例えば、3N以上の力(5N〜10Nの力)でパネル20に自身の体の一部を押し付けた場合であっても、パネル20に十分な振動を発生させ、利用者の体の一部を介して伝わる振動音を発生させることができる。圧電素子7に印加される電圧は、パネル20の筐体40に対する固定強度、又は圧電素子7の性能等に応じて適宜調整可能である。
電気信号が印加されると、圧電素子7は長手方向に伸縮又は屈曲する。圧電素子7が取り付けられたパネル20は、圧電素子7の伸縮又は屈曲に合わせて変形する。これにより、パネル20は、振動し、気導音を発生させる。さらに、利用者が体の一部(例えば、耳介軟骨)をパネル20に接触させた場合、パネル20は、体の一部を介して利用者に伝導する振動音を発生させる。すなわち、パネル20は、圧電素子7の変形にともなって、パネル20に接触する物体に対して振動音として知覚される周波数で振動する。
例えば、圧電素子7に、通話の相手の音声、又は着信音、音楽等の音データに応じた電気信号が印加されると、パネル20は、電気信号に対応する気導音及び振動音を発生させる。圧電素子7及びパネル20を介して出力される音信号は、後述するストレージ9に記憶されている音データに基づくものであってよい。圧電素子7及びパネル20を介して出力される音信号は、外部のサーバ等に記憶され、後述する通信ユニット6によりネットワークを介して取得される音データに基づくものであってもよい。
本実施形態において、パネル20は、利用者の耳と略同じ大きさであってよい。また、パネル20は、図4に示すように、利用者の耳よりも大きなサイズであってもよい。この場合、利用者は、音を聞くときに耳の外周部の略全体をパネル20に接触させることができる。このようにして音を聞くことにより、周囲音(ノイズ)が外耳道に入り難くなる。本実施形態では、少なくとも、パネル20は、人間の対耳輪下脚(下対輪脚)から対耳珠までの間の距離に相当する長手方向(又は短手方向)の長さと、耳珠から対耳輪までの間の距離に相当する短手方向(又は長手方向)の長さとを有する領域よりも広い領域が振動する。パネル20は、耳輪における対耳輪上脚(上対輪脚)近傍の部位から耳垂までの間の距離に相当する長手方向(又は短手方向)の長さと、耳珠から耳輪における対耳輪近傍の部位までの間の距離に相当する短手方向(又は長手方向)の長さを有する領域が振動してもよい。上記の長さ及び幅を有する領域は、長方形状の領域であってもよいし、上記の長手方向の長さを長径、上記の短手方向の長さを短径とする楕円形状であってもよい。人間の耳の平均的な大きさは、例えば、社団法人 人間生活工学研究センター(HQL)作成の日本人の人体寸法データベース(1992−1994)等を参照すれば知ることができる。
図5に示すように、パネル20は、圧電素子7が取り付けられた取付領域20aだけでなく、取付領域20aから離れた領域も振動する。パネル20は、振動する領域において、当該パネル20の主面と交差する方向に振動する箇所を複数有し、当該複数の箇所の各々において、振動の振幅の値が、時間とともにプラスからマイナスに、あるいはその逆に変化する。パネル20は、それぞれの瞬間において、振動の振幅が相対的に大きい部分と振動の振幅が相対的に小さい部分とがパネル20の略全体に一見ランダム又は規則的に分布した振動をする。すなわち、パネル20全域にわたって、複数の波の振動が検出される。上記のように圧電素子7に対して印加される電圧が±15Vであれば、利用者が例えば5N〜10Nの力で自身の体にパネル20を押し付けた場合であっても、パネル20の上述した振動は減衰しにくい。このため、利用者は、パネル20上の取付領域20aから離れた領域に耳を接触させても、振動音を聞くことができる。
本実施形態では、ディスプレイ2がパネル20に取り付けられている。このため、パネル20の下部(ディスプレイ2が取り付けられている側)は、剛性が上がり、パネル20の上部(圧電素子7が取り付けられている側)と比べて、振動が小さい。このため、パネル20の下部において、パネル20が振動することによる気導音の音漏れが低減される。
携帯電話1Aは、パネル20の振動により、気導音と、利用者の体の一部(例えば耳介軟骨)を介する振動音とを利用者に伝えることができる。そのため、携帯電話1Aは、ダイナミックレシーバと同等の音量の音を出力する場合、空気の振動により携帯電話1Aの周囲へ伝わる音を、ダイナミックスピーカのみを有する電子機器と比較して、少なくすることができる。このような特徴は、例えば、録音されたメッセージを電車内のような近くに他人がいる場所で聞く場合等に好適である。
さらに、携帯電話1Aは、パネル20の振動により利用者に振動音を伝える。そのため、利用者は、イヤホン又はヘッドホンを身につけていても、それらに携帯電話1Aを接触させることで、イヤホン又はヘッドホン及び体の一部を介して、パネル20の振動による振動音を聞くことができる。
さらに、携帯電話1Aは、パネル20の振動により音を伝える。そのため、携帯電話1Aが別途ダイナミックレシーバを備えない場合、パネル20が発する音を外部に伝えるための開口部(放音口)を筐体40に形成する必要がない。このため、防水構造を実現する場合に、構造を簡略化することができる。携帯電話1Aは、ダイナミックスピーカの放音口等の開口部を筐体40に形成する必要がある場合、防水構造を実現するために、気体は通すが液体は通さない部材によって開口部を閉塞する構造を採用してもよい。気体は通すが液体は通さない部材は、例えば、ゴアテックス(登録商標)である。
以下の説明では、圧電素子7及びパネル20の組み合わせを振動レシーバと呼ぶことがある。
図6を参照しながら、携帯電話1Aの機能的な構成について説明する。図6は、携帯電話1Aのブロック図である。図6に示すように、携帯電話1Aは、ディスプレイ2と、ボタン3と、照度センサ4と、近接センサ5と、通信ユニット6と、マイク8と、ストレージ9と、コントローラ10と、スピーカ11と、カメラ12と、圧電素子7及びパネル20を含む振動レシーバ13と、姿勢検出ユニット15と、バイブレータ18と、タッチスクリーン21と、タッチスクリーン22とを備える。
通信ユニット6は、無線により通信する。通信ユニット6によってサポートされる通信方式は、無線通信規格である。無線通信規格として、例えば、2G、3G、4G等のセルラーフォンの通信規格がある。セルラーフォンの通信規格として、例えば、LTE(Long Term Evolution)、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)、CDMA2000、PDC(Personal Digital Cellular)、GSM(登録商標)(Global System for Mobile Communications)、PHS(Personal Handy−phone System)等がある。無線通信規格として、さらに、例えば、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)、IEEE802.11、Bluetooth(登録商標)、IrDA(Infrared Data Association)、NFC(Near Field Communication)等がある。通信ユニット6は、上述した通信規格の1つ又は複数をサポートしていてもよい。
ストレージ9は、プログラム及びデータを記憶する。ストレージ9は、コントローラ10の処理結果を一時的に記憶する作業領域としても利用される。ストレージ9は、半導体記憶媒体、及び磁気記憶媒体等の任意の非一過的(non−transitory)な記憶媒体を含んでよい。ストレージ9は、複数の種類の記憶媒体を含んでよい。ストレージ9は、メモリカード、光ディスク、又は光磁気ディスク等の可搬の記憶媒体と、記憶媒体の読み取り装置との組み合わせを含んでよい。ストレージ9は、RAM(Random Access Memory)等の一時的な記憶領域として利用される記憶デバイスを含んでよい。
ストレージ9に記憶されるプログラムには、フォアグランド又はバックグランドで実行されるアプリケーションと、アプリケーションの動作を支援する制御プログラムとが含まれる。アプリケーションは、例えば、ディスプレイ2に画面を表示させ、タッチスクリーン21によって検出されるジェスチャに応じた処理をコントローラ10に実行させる。制御プログラムは、例えば、OSである。アプリケーション及び制御プログラムは、通信ユニット6による無線通信又は非一過的な記憶媒体を介してストレージ9にインストールされてもよい。
ストレージ9は、例えば、制御プログラム9A、読み上げアプリケーション9B、ニュースアプリケーション9C、メールアプリケーション9D、音楽再生アプリケーション9E、スケジュールアプリケーション9F、及び設定データ9Zを記憶する。読み上げアプリケーション9Bは、テキストデータを、あたかも人が読み上げたような音声データへ変換する読み上げ機能を提供する。読み上げアプリケーション9Bによる読み上げ機能は、他の機能と組み合わせて利用されることがある。ニュースアプリケーション9Cは、ニュースの記事データを取得し、表示する機能を提供する。メールアプリケーション9Dは、電子メールの作成、送信、受信、及び表示等のための電子メール機能を提供する。音楽再生アプリケーション9Eは、音楽データから音を再生するための音楽再生機能を提供する。スケジュールアプリケーション9Fは、スケジュール管理機能を提供する。設定データ9Zは、携帯電話1Aの動作に関連する各種の設定に関する情報を含む。
制御プログラム9Aは、携帯電話1Aを稼働させるための各種制御に関する機能を提供する。制御プログラム9Aは、例えば、通信ユニット6、圧電素子7、及びマイク8等を制御することによって、通話を実現させる。制御プログラム9Aが提供する機能には、タッチスクリーン21又はタッチスクリーン22の検出結果に基づいて、気導音及び振動音として出力される情報を切り替える機能が含まれる。
コントローラ10は、演算処理装置である。演算処理装置は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、SoC(System−on−a−chip)、MCU(Micro Control Unit)、及びFPGA(Field−Programmable Gate Array)を含むが、これらに限定されない。コントローラ10は、携帯電話1Aの動作を統括的に制御して各種の機能を実現する。
具体的には、コントローラ10は、ストレージ9に記憶されているデータを必要に応じて参照しつつ、ストレージ9に記憶されているプログラムに含まれる命令を実行する。そして、コントローラ10は、データ及び命令に応じて機能部を制御し、それによって各種機能を実現する。機能部は、例えば、ディスプレイ2、通信ユニット6、圧電素子7、マイク8、スピーカ11、及びバイブレータ18を含むが、これらに限定されない。コントローラ10は、検出部の検出結果に応じて、制御を変更することがある。検出部は、例えば、ボタン3、照度センサ4、近接センサ5、カメラ12、姿勢検出ユニット15、タッチスクリーン21、及びタッチスクリーン22を含むが、これらに限定されない。
コントローラ10は、例えば、制御プログラム9Aを実行することにより、タッチスクリーン21又はタッチスクリーン22の検出結果に基づいて、気導音及び振動音として出力される情報を切り替える。
姿勢検出ユニット15は、携帯電話1Aの姿勢を検出する。姿勢検出ユニット15は、姿勢を検出するために、加速度センサ、方位センサ、及びジャイロスコープの少なくとも1つを備える。バイブレータ18は、携帯電話1Aの一部又は全体を振動させる。バイブレータ18は、振動を発生させるために、例えば、圧電素子、又は偏心モータを有する。バイブレータ18による振動は、音を伝えるためではなく、着信等の各種のイベントを利用者に報知するために用いられる。
図6においてストレージ9が記憶するプログラム及びデータの一部又は全部は、通信ユニット6による無線通信で他の装置からダウンロードされてもよい。図6においてストレージ9が記憶するプログラム及びデータの一部又は全部は、ストレージ9に含まれる読み取り装置が読み取り可能な非一過的な記憶媒体に記憶されていてもよい。非一過的な記憶媒体は、例えば、CD(登録商標)、DVD(登録商標)、Blu−ray(登録商標)等の光ディスク、光磁気ディスク、磁気記憶媒体、メモリカード、及びソリッドステート記憶媒体を含むが、これらに限定されない。
図6に示した携帯電話1Aの構成は例であり、本発明の要旨を損なわない範囲において適宜変更してよい。例えば、携帯電話1Aは、操作のためのボタンとして、テンキー配列又はQWERTY配列等のボタンを備えていてもよい。
図7から図9を参照しながら、タッチスクリーン21の検出結果に基づいて、気導音及び振動音として出力される情報を切り替える制御について説明する。図7は、ディスプレイ2に表示されるホーム画面の例を示す図である。ホーム画面は、ディスプレイ2に表示される。ホーム画面は、携帯電話1Aにインストールされているアプリケーションのうち、どのアプリケーションを実行するかを利用者に選択させる画面である。ホーム画面は、デスクトップ、待受画面、アイドル画面又は標準画面と呼ばれることもある。
ホーム画面上には、アイコン及びウィジェット等のオブジェクトが配置される。アイコンは、実行されるアプリケーションに対応する画像を含む。携帯電話1Aは、アイコンへのタップが検出された場合、アイコンに対応するアプリケーションを実行する。ウィジェットは、動的に変化する画像を含む。ウィジェットに含まれる画像は、対応するアプリケーションが提供する機能によって更新される。
図7に示す例では、ホーム画面上に、ウィジェット41aと、アイコン42aと、アイコン43aと、ウィジェット44aとが配置されている。ウィジェット41aは、ニュースアプリケーション9Cの提供する機能によって取得された記事データを表示する。具体的には、ウィジェット41aは、割り当てられた領域内で、複数の記事データのテキストが次々とスクロールするように構成される。
アイコン42aは、メールアプリケーション9Dに対応する。携帯電話1Aは、アイコン42aへのタップを検出すると、メールアプリケーション9Dを実行する。アイコン42aの右上には、未読メールの件数が表示される。アイコン43aは、スケジュールアプリケーション9Fに対応する。携帯電話1Aは、アイコン43aへのタップを検出すると、スケジュールアプリケーション9Fを実行する。
ウィジェット44aは、音楽再生アプリケーション9Eによって再生される楽曲を識別するための情報を表示する。識別するための情報は、例えば、アルバムアート、楽曲名、奏者名である。ウィジェット44aに割り当てられた領域には、音楽再生アプリケーション9Eの機能による音楽再生を制御するためのボタンが配置される。音楽再生を制御するためのボタンは、例えば、早送りボタン、巻き戻しボタン、再生開始・一時停止ボタンを含む。
携帯電話1Aは、ホーム画面を表示しているときに、人体のうち、振動音を聴覚神経へ伝達可能な部分の接触がタッチスクリーン21によって検出された場合、接触が検出された位置又は領域に基づいて特定されるオブジェクトに関する情報を気導音および振動音として出力する。振動音を聴覚神経へ伝達可能な部分は、例えば、頭部の一部である。以下の説明では、説明を簡単にするため、振動音を聴覚神経へ伝達可能な部分は、耳であるものとする。さらに、以下の説明では、説明を簡単にするため、パネル20の振動によって生じる気導音についての記載を省略することがある。
図8及び図9は、ホーム画面の表示中に耳の接触が検出された場合に出力される情報の例を示す図である。図8に示すように、ウィジェット41aの表示領域を含む領域61への耳の接触がタッチスクリーン21によって検出された場合、携帯電話1Aは、ウィジェット41aに対応する情報を振動音として出力する。具体的には、携帯電話1Aは、ウィジェット41a内でスクロールしている記事データのテキストを、読み上げアプリケーション9Bによって提供される読み上げ機能によって、音声データへ変換する。そして、携帯電話1Aは、音声データに応じた信号を圧電素子7に印加し、パネル20を振動させる。
図9に示すように、アイコン42aの表示領域を含む領域62への耳の接触がタッチスクリーン21によって検出された場合、携帯電話1Aは、アイコン42aに対応する情報を振動音として出力する。具体的には、携帯電話1Aは、未読メールの送信元、受信時刻、件名等の属性情報(ヘッダ情報)を、読み上げアプリケーション9Bによって提供される読み上げ機能によって、音声データへ変換する。そして、携帯電話1Aは、音声データに応じた信号を圧電素子7に印加し、パネル20を振動させる。携帯電話1Aは、未読メールの属性情報だけでなく、本文を振動音として出力してもよい。携帯電話1Aは、未読メールがない場合は、その旨を振動音として出力してもよい。
同様に、アイコン43a又はウィジェット44aの表示領域への耳の接触がタッチスクリーン21によって検出された場合、携帯電話1Aは、それぞれに対応する情報を振動音として出力する。アイコン43aに対応する情報は、例えば、登録されている当日の予定の件名及び開始時刻である。ウィジェット44aに対応する情報は、例えば、再生される楽曲の曲名および奏者名、又は楽曲そのものである。
このように、携帯電話1Aは、タッチスクリーン21によって耳の接触が検出された場合に、接触が検出された位置又は領域に基づいて特定されるオブジェクトに関する情報を振動音として出力する。このため、利用者は、聞きたい情報に対応する位置へ耳を接触させるだけで、余分な操作をすることなく、聞きたい情報を振動音として聞くことができる。さらに、耳がパネル20に接触している状態で振動音の出力が開始されるため、情報を聞き漏らす可能性が低い。
耳の接触が検出された領域に基づいてオブジェクトを特定する場合、各オブジェクトの表示領域のうち、耳の接触が検出された領域と重なる部分の面積が算出される。そして、耳の接触が検出された領域と表示領域とが重なる面積が最も広いオブジェクトが、対応する位置に配置されているオブジェクトと決定されてもよい。あるいは、表示領域に対して耳の接触が検出された領域と重なる部分が占める割合が最も高いオブジェクトが、対応する位置に配置されているオブジェクトと決定されてもよい。
耳の接触が検出された位置に基づいてオブジェクトを特定する場合、耳の接触が検出された位置から、ホーム画面上に配置されている各オブジェクトまでの距離が算出される。そして、距離が最も短いオブジェクトが、関連する情報が振動音として出力されるオブジェクトとして特定される。耳の接触が検出された位置は、例えば、耳の接触が検出された領域の重心、耳の接触が検出された領域を含む最小矩形の中心または頂点の一つ、耳の所定の部位に対応する位置、又は耳の接触が検出された領域のうち最初に接触が検出された位置である。耳の接触が検出された位置からオブジェクトまでの距離は、耳の接触が検出された位置から、オブジェクトの中心までの距離であってもよい。耳の接触が検出された位置からオブジェクトまでの距離は、耳の接触が検出された位置から、オブジェクトの外周のうち、耳の接触が検出された位置に最も近い部分までの距離であってもよい。
図10から図12を算出しながら、携帯電話1Aによる耳の位置の検出の例について説明する。携帯電話1Aは、パネル20に接触する耳の位置を、タッチスクリーン21を用いて検出する。例えば、携帯電話1Aは、図10に示すように、タッチスクリーン21によって耳の接触が検出される領域71に基づいて決定される位置72を、耳の位置として検出する。位置72は、例えば、領域71の中心(重心)である。位置72は、領域71を含む最小矩形の頂点のいずれかであってもよい。位置72は、耳の所定の部位に対応する位置であってもよい。この場合、耳におけるその部位の一般的な位置に関する情報に基づいて、領域71との相対的な位置関係から位置72が算出される。
この方式は、複雑な演算を行うことなく、パネル20に接触する耳の位置を検出することを可能にする。さらに、この方式は、タッチスクリーン21がパネル20に対する接触を同時に検出できる点の数が少ない場合にも適用できる。この方式では、例えば、領域71の大きさ及び形状に基づいて、パネル20に接触する物体が耳であるか否かを判定することもできる。
あるいは、携帯電話1Aは、図11に示すように、物体の接触時にタッチスクリーン21の検出結果に基づいて得られる像73と、予め用意される標本74とのパターンマッチングによって、耳の位置を検出する。像73は、タッチスクリーン21の検出領域を格子状に分割し、分割されたそれぞれの領域における物体の接触の検出状態を、対応する画素の状態に変換することにより得られる。それぞれの領域においてタッチスクリーン21が検出する値が、例えば、タッチスクリーン21と物体の距離、物体がタッチスクリーン21を圧迫する押圧等によって変動する場合、像73は、多階調の画像となってもよい。
標本74は、耳の接触時に耳が接触している領域で像73と同様のやり方で得られるはずの像である。標本74は、携帯電話1Aの利用者の耳の接触時に得られるはずの像であってもよいし、一般的な人の耳の接触時に得られるとはずの像であってもよい。標本74は、右耳の像、左耳の像というように複数枚用意されてもよい。
標本74は、耳の所定の部位に対応する基準位置74aを含む。基準位置74aは、標本74の左上を基準として、(x1,y1)に位置している。基準位置74aは、一般的な人の耳におけるその部位の位置に関する情報に基づいて設定されてもよい。標本74が携帯電話1Aの利用者の耳の接触時に実際に得られた像である場合、基準位置74aは、像を解析して設定されてもよい。
携帯電話1Aは、像73が得られると、パターンマッチングによって、像73と標本74とが最もマッチする際の両者の相対位置を得る。パターンマッチングによって、像73と標本74とがマッチしないと判定された場合(例えば、一致度が閾値よりも低い場合)には、携帯電話1Aは、耳の接触は検出されていないと判定してもよい。相対位置が得られると、携帯電話1Aは、相対位置と、基準位置74aとに基づいて、耳の位置を算出する。図11の例の場合、像73の左上を基準として、標本74をX軸方向にx2、Y軸方向にy2だけシフトした場合に両者が最もマッチする。この場合、耳の位置は、(x1+x2,y1+y2)と算出される。
この方式は、パネル20に接触する耳の位置を精度よく検出することを可能にする。さらに、この方式は、標本とのマッチングによって、パネル20に接触する物体が耳であるか否か、あるいは、パネル20に接触する物体が予め登録されている人物の耳であるかを判定することを可能にする。さらに、この方式は、耳の向き及び傾き等の、耳の接触に関する詳細な情報を検出することを可能にする。
パターンマッチングによって耳の位置を検出する場合、標本は、基準位置を含まなくてもよい。図12に示す例では、像73は、基準位置を含まない標本75とパターンマッチングされている。図12の例の場合、像73の左上を基準として、標本75をX軸方向にx3、Y軸方向にy3だけシフトした場合に両者が最もマッチする。この場合、耳の位置は、例えば、(x3,y3)と算出される。
この方式は、基準位置を含まないため、標本の作成を容易にする。例えば、耳の位置の移動量及び移動方向が必要で、耳の特定の部位の位置を特定する必要がない場合、標本に基準位置を設定しなくても、この方式によって必要な情報を得ることができる。
パネル20に接触する耳の位置を、タッチスクリーン21を用いて検出する方式は、上記の方式に限定されず、他の方式を採用してもよい。
携帯電話1Aは、消費電力を抑制するために、パネル20への耳の接触が検出された場合、又はパネル20への耳の接近が検出された場合、ディスプレイ2を消灯してもよい。この場合でも、消灯前に表示されていたホーム画面上に配置されていたオブジェクトは、消灯後もそのままの位置に配置されているものとして制御が行われる。
図13から図17を参照しながら、タッチスクリーン22の検出結果に基づいて、気導音及び振動音として出力される情報を切り替える制御について説明する。図13は、携帯電話1Aの使用形態の例を示す図である。図13に示すように、オブジェクトに関する情報が振動音として出力されているとき、利用者は、振動音を聞くためにディスプレイ2及びタッチスクリーン21が設けられている正面に耳E1を接触させる。この状態では、利用者がディスプレイ2に表示されている画面を見ながらタッチスクリーン21に対して操作を行うことは難しい。
しかしながら、図13に示す状態であっても、利用者は、背面に設けられているタッチスクリーン22に対して操作を行うことはできる。利用者は、図13に示すように、携帯電話1Aをもつ手H1の指F1を用いてタッチスクリーン22を操作することができる。利用者は、もう一方の手の指を用いてタッチスクリーン22を操作することもできる。
携帯電話1Aは、オブジェクトに関する情報を振動音として出力しているときにタッチスクリーン22が操作(ジェスチャ)を検出した場合、検出された操作に応じて、振動音として出力される情報を別のオブジェクトに関する情報へ変更する。
図14は、背面側のタッチスクリーン22の検出結果に基づく制御の例を示す図である。この例において、ディスプレイ2には、図7と同様のホーム画面が表示されているものとする。さらに、位置P1の反対側の位置で利用者の耳がパネル20に接触しているものとする。すなわち、位置P1を通過するパネル20と垂直な直線は、利用者の耳を通過する。
図14に示すステップS11において、携帯電話1Aは、ウィジェット41aに関する情報を振動音として出力している。点線で示される領域41b〜44bは、それぞれ、ウィジェット41a、アイコン42a、アイコン43a、及びウィジェット44aの表示領域に対応する。領域41b〜44bの位置および大きさは、対応する表示領域を、正面と垂直な光を用いて背面に投影した場合の位置および大きさと一致する。例えば、ウィジェット41aの表示領域の右上の頂点を通過するパネル20と垂直な直線は、領域41bの左上の頂点を通過する。アイコン43aの表示領域の左下の頂点を通過するパネル20と垂直な直線は、領域43bの右下の頂点を通過する。
ステップS12に示すように、ウィジェット41aに関する情報を振動音として出力しされているときに、利用者がタッチスクリーン22をタップしたものとする。タッチスクリーン22によってタップが検出されると、携帯電話1Aは、タップされた位置に対応するオブジェクトを判定する。図14に示す例では、領域42b内でタップが検出されているため、携帯電話1Aは、アイコン42aを、タップされた位置に対応するオブジェクトとして判定する。
そして、携帯電話1Aは、現在出力している情報に代えて、タップされた位置に対応するオブジェクトに関する情報を振動音として出力する。図14に示す例では、携帯電話1Aは、ウィジェット41aに関する情報に代えて、アイコン42aに関する情報を振動音として出力する。
ホーム画面は、携帯電話1Aの利用時にしばしば参照されるので、利用者は、ホーム画面上のオブジェクトの配置を覚えていることが多い。このため、利用者は、配置の記憶に基づいて、所望のオブジェクトに対応する位置を背面でタップすることができる。
このように、携帯電話1Aは、背面への操作に応じて、振動音として出力する情報を他の情報へ変更する。このため、利用者は、耳をパネル20に接触させたままで、振動音として出力する情報を切り替えることができる。すなわち、利用者は、簡単な動作で、振動音として出力する情報を切り替えることができる。さらに、振動音として出力される情報の聞き漏らしが発生する可能性が低い。
タップされた位置が、領域41b〜44bのいずれの内側でもない場合、携帯電話1Aは、領域41b〜44bのうち、タップされた位置と最も近い領域に対応するオブジェクトを、タップされた位置に対応するオブジェクトとして判定してもよい。タップが検出された位置から領域までの距離は、タップが検出された位置から、領域の中心までの距離であってもよい。タップが検出された位置から領域までの距離は、タップが検出された位置から、領域の外周のうち、タップが検出された位置に最も近い部分までの距離であってもよい。携帯電話1Aは、タップされた位置とそこに最も近い領域との距離が閾値よりも長い場合には、タップを無視して、出力中の情報を振動音として出力し続けてもよい。
携帯電話1Aは、領域41b〜44bのいずれかの内部でのタッチがタッチスクリーン22によって検出された場合に、音又は振動の少なくとも一方を用いて、タッチが検出された位置がいずれかの領域内であることを利用者に報知してもよい。このような報知により、利用者は、振動音として出力される情報を変更するためにタップすべき場所を確認することができる。音による報知は、スピーカ11及び振動レシーバ13のいずれを用いて実行してもよい。振動による報知は、圧電素子7及びバイブレータ18のいずれを用いて実行してもよい。携帯電話1Aは、利用者が領域を識別できるように、領域ごとに報知の態様を変更してもよい。
携帯電話1Aは、ジェスチャが検出された位置を指定された位置又は領域と比較する場合に、マージンを設けてもよい。この場合、タッチスクリーン22によってジェスチャが検出された位置を指定された位置又は領域と比較するために用いられるマージンは、タッチスクリーン21用のマージンよりも大きくてもよい。すなわち、携帯電話1Aは、タッチスクリーン22によってジェスチャが検出された位置と指定された位置のズレが比較的大きい場合でも、検出された位置と指定された位置とが一致すると判定してもよい。携帯電話1Aは、タッチスクリーン22によってジェスチャが検出された位置の指定された領域の外側へのズレが比較的大きい場合でも、検出された位置が指定された領域に含まれると判定してもよい。このようにマージンを設定することにより、ブラインドで行われる背面でのジェスチャが、利用者の意図に沿うように携帯電話1Aによって判定される可能性が高くなる。
図14では、背面でタップが検出された場合に、振動音として出力する情報を他の情報へ変更する例を示した。しかしながら、出力する情報の切り替えのために背面で検出するジェスチャは、タップに限定されない。背面で検出するジェスチャは、例えば、ロングタップ、ダブルタップ、フリック、スワイプ、ピンチイン、又はピンチアウトでもよい。
図15は、背面でのスワイプの検出に応じて、出力する情報を切り替える制御の例を示す図である。図15に示すステップS21では、図14に示したステップS11と同様に、携帯電話1Aは、ウィジェット41aに関する情報を振動音として出力している。
ステップS22に示すように、利用者が領域42bの内部で指F1を用いてタッチスクリーン22をタッチしたものとする。タッチスクリーン22によって領域41b〜44bのいずれかの内部でタッチが検出されると、携帯電話1Aは、音を用いて、タッチが検出された位置がいずれかの領域内であることを利用者に報知する。携帯電話1Aは、振動を用いて報知を行ってもよい。
その後、ステップS23に示すように、利用者が、領域42bに対応するアイコン42aを耳の位置まで移動させるかのように、指F1を位置P1までスワイプしたものとする。オブジェクトの1つに対応する領域からスワイプを開始した指F1が位置P1まで到達したことがタッチスクリーン22によって検出されると、携帯電話1Aは、音を用いて、指F1が位置P1まで到達したことを利用者に報知する。携帯電話1Aは、振動を用いて報知を行ってもよい。このときの報知の態様は、タッチが検出された位置がいずれかの領域内であることを報知する場合の態様と異なっていてもよい。
その後、利用者が、位置P1において指F1をタッチスクリーン22からリリースしたものとする。オブジェクトに対応する領域から開始されたスワイプが位置P1で終了すると、携帯電話1Aは、現在出力している情報に代えて、スワイプが開始された位置に対応するオブジェクトに関する情報を振動音として出力する。図15に示す例では、携帯電話1Aは、ウィジェット41aに関する情報に代えて、アイコン42aに関する情報を振動音として出力する(ステップS24)。
このように、携帯電話1Aは、背面において、いずれかのオブジェクトに対応する領域から耳が接触している位置の裏側へのスワイプが検出された場合に、振動音として出力する情報を、スワイプの開始位置に対応するオブジェクトに関する情報へ変更する。このような操作は、ホーム画面上でのドラッグ&ドロップによりオブジェクトを移動させることによってオブジェクトに関する処理を実行させる操作と類似しているので、利用者にとって習得しやすい。
図16は、背面での複数のスワイプの検出に応じて、出力する情報を切り替える制御の他の例を示す図である。図16に示すステップS31では、図14に示したステップS11と同様に、携帯電話1Aは、ウィジェット41aに関する情報を振動音として出力している。
ステップS32に示すように、利用者が、指F1を用いてタッチスクリーン22に対して左上の方向への1回目のスワイプを行ったものとする。タッチスクリーン22によってスワイプが検出されると、携帯電話1Aは、検出されたスワイプの方向及び距離に応じて、前面における位置と背面における位置との関係を相対的に変化させる。この場面では、1回目のスワイプの始点から終点までのベクトルV1の分だけ、領域41b〜44bがスライドしたように、前面における位置と背面における位置との関係が変化する。
続いて、ステップS33に示すように、利用者が、指F1を用いてタッチスクリーン22に対して左上の方向への2回目のスワイプを行ったものとする。タッチスクリーン22によって2回目のスワイプが検出されると、携帯電話1Aは、検出されたスワイプの方向及び距離に応じて、前面における位置と背面における位置との関係をさらに変化させる。この場面では、2回目のスワイプの始点から終点までのベクトルV2の分だけ、領域41b〜44bがさらにスライドしたように、前面における位置と背面における位置との関係が変化する。
図16に示す例では、ステップS33でのスライドにより、領域42bが位置P1と重なる位置まで移動している。このように、領域41b〜44bのいずれかが位置P1と重なるように前面における位置と背面における位置との関係が変化した場合、携帯電話1Aは、音を用いて、その旨を利用者に報知する。携帯電話1Aは、振動を用いて報知を行ってもよい。
この状態で、利用者が、指F1をタッチスクリーン22からリリースしたものとする。こうしてスワイプが終了すると、携帯電話1Aは、それまでのスワイプの移動の方向及び距離を示すベクトルを合成して、前面における位置と背面における位置との関係が変化した方向及び距離を算出する。そして、携帯電話1Aは、領域41b〜44bを、算出した方向へ算出した距離だけ移動させた場合に、いずれかが位置P1と重なるかを判定する。いずれかの領域が位置P1と重なる場合、携帯電話1Aは、現在出力している情報に代えて、位置P1と重なる領域に対応するオブジェクトに関する情報を振動音として出力する。図16に示す例では、携帯電話1Aは、ウィジェット41aに関する情報に代えて、アイコン42aに関する情報を振動音として出力する。
このように、携帯電話1Aは、背面において検出される1ないし複数回のスワイプによる移動の方向及び距離を算出する。そして、携帯電話1Aは、算出された方向及び距離が、いずれかのオブジェクトに対応する領域から耳の接触している位置又は領域までの方向及び距離と略一致する場合に、振動音として出力する情報を、当該オブジェクトに関する情報へ変更する(ステップS34)。
このように制御することにより、利用者は、振動音として出力する情報を所望の情報へ変更するための操作を、複数回のスワイプを組み合わせて実行することができる。このような操作は、振動音として出力したい情報に対応するオブジェクトが耳の接触している位置から遠くに位置していても容易に行うことができる。さらに、スワイプをタッチスクリーン22上のどこで開始してもよいので、操作に求められる正確性を比較的低くすることができる。
図16では、スワイプを組み合わせる操作の例を示したが、組み合わされる操作はフリックでもよい。フリックを組み合わせる場合、フリックによる移動の方向は、フリックの方向に応じて決定され、フリックによる移動の距離は、フリックの速度又は加速度に応じた慣性を考慮して決定される。
図17は、背面側のタッチスクリーン22の検出結果に基づく制御の他の例を示す図である。この例においては、ホーム画面に配置されているオブジェクトに関する情報を振動音として出力する順番が予め決められているものとする。この順序は、例えば、ホーム画面でのオブジェクトの配置順に基づいて決定される。
図17に示すステップS41では、図14に示したステップS11と同様に、携帯電話1Aは、ウィジェット41aに関する情報を振動音として出力している。この状態で、ステップS41に示すように、利用者が、指F1を用いてタッチスクリーン22に対して右方向へのフリックを行ったものとする。
タッチスクリーン22によって右方向へのフリックが検出されると、携帯電話1Aは、予め決められた順番に従って、次のオブジェクトに関する情報を振動音として出力する。図15に示す例では、携帯電話1Aは、ステップS42に示すように、ウィジェット41aに関する情報に代えて、アイコン42aに関する情報を振動音として出力する。
続いて、ステップS43に示すように、利用者が、指F1を用いてタッチスクリーン22に対して右方向へのフリックを再び行ったものとする。タッチスクリーン22によって右方向へのフリックが検出されると、携帯電話1Aは、予め決められた順番に従って、次のオブジェクトに関する情報を振動音として出力する。図15に示す例では、携帯電話1Aは、ステップS44に示すように、アイコン42aに関する情報に代えて、アイコン43aに関する情報を振動音として出力する。
このように、携帯電話1Aは、背面においてフリックが検出されるたびに、予め決められた順番に従って、振動音として出力する情報を他の情報へ変更する。このような制御によれば、利用者は、タッチスクリーン22に対する操作を行う位置を意識しなくてよいので、振動音として出力される情報を容易に切り替えることができる。
図17では、振動音として出力される情報を切り替えるためにタッチスクリーン22に対してフリックを行う例を示した。しかしながら、振動音として出力される情報を切り替えるためのジェスチャは、フリックに限定されない。振動音として出力される情報を切り替えるためのジェスチャは、例えば、タップ、ダブルタップ、ロングタップ、スワイプ、ピンチイン、又はピンチアウトであってもよい。
携帯電話1Aは、タッチスクリーン22によって検出されるジェスチャの種類、方向、又は回数に応じて、振動音として出力される情報の切り替え方を変更するように構成されてもよい。携帯電話1Aは、タッチスクリーン22によって検出されるジェスチャの組み合わせに応じて、振動音として出力される情報の切り替え方を変更するように構成されてもよい。例えば、携帯電話1Aは、第1の種類のジェスチャが検出された場合には、振動音として出力する情報を次の情報へ変更し、第2の種類のジェスチャが検出された場合には、振動音として出力する情報を前の情報へ変更してもよい。例えば、携帯電話1Aは、第1の方向へのフリックが検出された場合には、振動音として出力する情報を次の情報へ変更し、第2の方向のフリックが検出された場合には、振動音として出力する情報を前の情報へ変更してもよい。
図18を参照しながら、タッチスクリーン21又はタッチスクリーン22の検出結果に基づいて、気導音及び振動音として出力される情報を切り替える制御の処理手順の例について説明する。図18は、気導音及び振動音として出力される情報を切り替える制御の処理手順の例を示すフローチャートである。図18に示す処理手順は、コントローラ10が制御プログラム9Aを実行することによって実現される。
コントローラ10は、ステップS101として、パネル20に接触している物体があるかをタッチスクリーン21の検出結果に基づいて判定する。パネル20に接触している物体がない場合(ステップS101,No)、コントローラ10は、ステップS101へ戻る。パネル20に接触している物体がある場合(ステップS101,Yes)、コントローラ10は、ステップS102へ進む。
ステップS102として、コントローラ10は、パネル20に接触している物体が耳であるかを判定する。パネル20に接触している物体が耳でない場合(ステップS102,No)、コントローラ10は、ステップS101へ戻る。パネル20に接触している物体が耳である場合(ステップS102,Yes)、コントローラ10は、ステップS103へ進む。
ステップS103として、コントローラ10は、パネル20に接触している耳の位置を算出する。ステップS104として、コントローラ10は、耳の位置に対応するオブジェクトを特定する。ステップS105として、コントローラ10は、特定したオブジェクトに関連する情報を気導音及び振動音として振動レシーバ13から出力し始める。
続いて、コントローラ10は、ステップS106として、タッチスクリーン22によって背面に対するジェスチャが検出されたかを判定する。背面に対するジェスチャが検出されていない場合(ステップS106,No)、コントローラ10は、ステップS108へ進む。背面に対するジェスチャが検出された場合(ステップS106,Yes)、コントローラ10は、ステップS107として、関連する情報を気導音及び振動音として振動レシーバ13から出力するオブジェクトをジェスチャに応じて変更する。その後、コントローラ10は、ステップS108へ進む。
ステップS108として、コントローラ10は、振動レシーバ13による音の出力を終了するかを判定する。音の出力を終了する場合には、例えば、利用者による音の出力を終了するための操作が検出された場合と、情報の出力が完了した場合とが含まれる。
音の出力を終了しない場合(ステップS108,No)、コントローラ10は、ステップS106へ戻る。音の出力を終了する場合(ステップS108,Yes)、コントローラ10は、ステップS109へ進む。コントローラ10は、ステップS109として、振動レシーバ13からの気導音及び振動音の出力を終了する。
本出願の開示する実施形態は、当業者に明らかな事項を含むことができ、発明の要旨及び範囲を逸脱しない範囲で変形することができる。さらに、本出願の開示する実施形態及びその変形例は、適宜組み合わせることができる。例えば、上記の実施形態は、以下のように変形してもよい。
例えば、図6に示した各プログラムは、複数のモジュールに分割されていてもよいし、他のプログラムと結合されていてもよい。
上記の実施形態では、ホーム画面を表示しているときにパネル20への耳の接触が検出された場合に気導音及び振動音の出力を開始する例を示した。しかしながら、携帯電話1Aは、ホーム画面以外の画面を表示しているときにパネル20への耳の接触が検出された場合に気導音及び振動音の出力を開始してもよい。例えば、携帯電話1Aは、再生可能な楽曲の一覧を含む画面が表示されているときにパネル20への耳の接触が検出された場合に、耳が接触された位置に対応する楽曲を気導音及び振動音として出力してもよい。そして、携帯電話1Aは、背面で検出した操作に応じて、気導音及び振動音として出力する楽曲を変更してもよい。
上記の実施形態では、気導音及び振動音を出力するパネル20がディスプレイ2と重ねて正面に設けられ、パネル20の略全面を覆うようにタッチスクリーン21が配設される。さらに、背面には、タッチスクリーン21と略重なるように、気導音及び振動音として出力される情報を切り替えるための操作を検出するタッチスクリーン22が配設される。しかしながら、上述した制御方法を実行する電子機器の構成は、これに限定されない。上述した制御方法を実行する電子機器は、気導音及び振動音を出力するパネルを1つの面に有し、気導音及び振動音として出力される情報を切り替えるための操作を受け付ける操作部を他の面に有していればよい。操作部は、タッチスクリーンに限定されず、他のセンサ、又はボタンであってもよい。
図19から図23を参照しながら、上述した制御方法を実行する電子機器の構成の変形例について説明する。図19は、第1の変形例に係る携帯電話1Bの断面図である。図19に示すように、携帯電話1Bは、背面にディスプレイ23をさらに有する点において、携帯電話1Aと相違する。タッチスクリーン22は、ディスプレイ23の任意の位置に対する操作を検出できるように、ディスプレイ23の全面を覆うように配設される。
携帯電話1Bは、図18に示した処理手順のステップS105で正面への耳の接触に反応して気導音及び振動音の出力を開始するときに、ディスプレイ2に表示されている画面を左右反転させた画面をディスプレイ23に表示する。例えば、気導音及び振動音の出力を開始するときに図7に示したホーム画面がディスプレイ2に表示されている場合、携帯電話1Bは、図20に示すような画面をディスプレイ23に表示する。図20に示す例では、文字は左右反転されていないが、携帯電話1Bは、文字を左右反転してもよい。携帯電話1Bは、耳の位置を示す記号又は図形等をさらにディスプレイ23に表示してもよい。
このように左右反転させた画面をディスプレイ23に表示することにより、利用者は、図14から図16に示したような操作をタッチスクリーン22に対して行う場合に、画面を鏡に写して操作すべき位置を正確に把握することができる。
図21は、第2の変形例に係る携帯電話1Cの正面図である。図22は、携帯電話1Cの側面図である。携帯電話1Cは、筐体51と、筐体52と、ヒンジ部53とを有する。筐体51は、ディスプレイ2と、圧電素子7と、パネル20と、タッチスクリーン21とを有する。圧電素子7は、パネル20を振動させることができるようにパネル20よりも内側に配設される。タッチスクリーン21は、パネル20の略全面を覆うように配設される。ディスプレイ2は、パネル20と同じ面に配設される。筐体52は、タッチスクリーン22と、ディスプレイ23とを有する。タッチスクリーン22は、ディスプレイ23を覆うように配設される。
ヒンジ部53は、筐体51と筐体52とを開閉可能に連結する。すなわち、携帯電話1Cは、ヒンジ部53を回転軸として、筐体51と筐体52とが相対的に回動するように構成されている。
図21に示す開状態において、ディスプレイ2及びディスプレイ23は、略同一平面に並ぶ。この状態において、携帯電話1Cは、ディスプレイ2及びディスプレイ23に、それぞれ異なる画面を表示することができる。さらに、携帯電話1Cは、ディスプレイ2及びディスプレイ23が連結された1つのディスプレイであるかのように、ディスプレイ2及びディスプレイ23にまたがって1つの画面を表示することができる。
開状態にある携帯電話1Cの筐体51を図22のR1の方向に180度回動させると、携帯電話1Cは、閉状態となる。閉状態において、タッチスクリーン22は、気導音及び振動音を出力するパネル20の反対側の面に配置される。すなわち、閉状態における携帯電話1Cにおいては、ディスプレイ2、パネル20、タッチスクリーン21、タッチスクリーン22、及びディスプレイ23が、図19に示した携帯電話1Bと同様に配置される。このため、閉状態の携帯電話1Cは、携帯電話1Bと同様に利用することができる。
このように、携帯電話1Cは、形態の変化に応じて多様な利用が可能なように構成されている。
図23は、第3の変形例に係る携帯電話1Dの断面図である。図23に示すように、携帯電話1Dは、ディスプレイ2及びタッチスクリーン21を正面に有する。タッチスクリーン21は、ディスプレイ2の略前面を覆うように配設される。すなわち、携帯電話1Dは、いわゆるタッチパネルを正面に有する。
携帯電話1Dは、パネル20を背面に有する。パネル20の内側の面の略中央には、接合部材30により、圧電素子7が取り付けられる。パネル20と圧電素子7との間には、補強部材31が配設される。すなわち、携帯電話1Cにおいては、圧電素子7と補強部材31とが接合部材30により接着され、さらに補強部材31とパネル20とが接合部材30で接着される。
補強部材31は、例えばゴムまたはシリコン等の弾性部材である。補強部材31は、例えばある程度の弾性を有するアルミニウム等から成る金属板であってもよい。補強部材31は、例えばSUS304等のステンレス板であってもよい。ステンレス板等の金属板の厚さは、圧電素子7に印加される電圧値等に応じて、例えば0.2mm〜0.8mmのものが適宜用いられる。補強部材31は、例えば樹脂製の板であってもよい。ここでいう樹脂製の板を形成する樹脂としては、例えばポリアミド系樹脂が挙げられる。ポリアミド系樹脂には、例えば、メタキシリレンジアミンとアジピン酸とから得られる結晶性の熱可塑性樹脂から成り、強度及び弾性に富むレニー(登録商標)がある。このようなポリアミド系樹脂は、それ自体をベースポリマーとして、ガラス繊維、金属繊維または炭素繊維等により強化された強化樹脂であってもよい。強化樹脂は、ポリアミド系樹脂に対するガラス繊維、金属繊維または炭素繊維等の付加量に応じて、強度及び弾性が適宜調整される。強化樹脂は、例えば、ガラス繊維、金属繊維または炭素繊維等を編みこんで形成された基材に樹脂を含浸させ、硬化させて形成される。強化樹脂は、液状の樹脂に細かく切断された繊維片を混入させたのちに硬化させて形成されるものであってもよい。強化樹脂は、繊維を編みこんだ基材と樹脂層とを積層したものであってもよい。
圧電素子7とパネル20との間に補強部材31を配設することにより、以下の効果が得られる。パネル20に外力が加わった場合に、その外力が圧電素子7に伝わって圧電素子7が破損する可能性を低減することができる。例えば携帯電話1Dが地面に落下することでパネル20に対して外力が加わると、当該外力はまず補強部材31に伝わる。補強部材31は、所定の弾性を有しているため、パネル20から伝わる外力により弾性変形する。そのため、パネル20に対して加わった外力は補強部材31により少なくとも一部が吸収され、圧電素子7に伝達される外力が低減される。結果、圧電素子7の破損を低減することができる。補強部材31が圧電素子7と筐体40との間に配置される場合、例えば携帯電話1Dが地面に落下することで筐体40が変形し、変形した筐体40が圧電素子7に衝突して圧電素子7が破損する可能性を低減できる。
圧電素子7の伸縮または屈曲による振動は、まず補強部材31に伝達され、さらにパネル20に伝達される。すなわち、圧電素子7は、まず圧電素子7よりも大きな弾性係数を有する補強部材31を振動させ、さらにパネル20を振動させることになる。したがって、携帯電話1Dは、補強部材31を備えず、圧電素子7が接合部材30によりパネル20に接合される構造と比較して、圧電素子7の変形が過剰になりにくくすることができる。これにより、パネル20の変形量(変形の程度)を調節することができる。この構造は、圧電素子7の変形を阻害しにくいパネル20の場合に特に有効である。
さらに、圧電素子7とパネル20との間に補強部材31を配設することにより、パネル20の共振周波数が下がり、低周波帯域の音響特性が向上する。補強部材31に換えて、板状の錘を接合部材30により圧電素子7に取り付けてもよい。
このように圧電素子7をパネル20の内側の面に取り付ける構造は、携帯電話1A〜1Cにも適用することができる。
利用者は、パネル20の振動によって発生する振動音を聞く場合、耳をパネル20に接触させる。このとき、タッチスクリーン21は、耳とは反対側に露出するため、気導音及び振動音として出力される情報を切り替えるための操作を受け付けることができる。すなわち、この変形例では、気導音及び振動音として情報が出力されているときに、タッチスクリーン21が、携帯電話1A〜1Cにおけるタッチスクリーン22と同様に機能する。携帯電話1Dは、例えば、気導音及び振動音として情報が出力されている場合、タッチスクリーン22によってジェスチャが検出される度に、予め決められた順序に従って、気導音及び振動音として出力する情報を変更する。
上記の実施形態では、パネル20に接触する物体の位置を、タッチスクリーン21を用いて検出する例を示したが、物体の位置を検出する検出部は、タッチスクリーン21に限定されない。例えば、物体の位置を検出する検出部は、カメラ12であってもよい。この場合、物体の位置は、カメラ12が取得する画像に基づいて検出される。
上記の実施形態では、ディスプレイ2が接合部材30を用いてパネル20の内側の面に取り付けられる例を示したが、電子機器は、パネル20とディスプレイ2の間に空間ができるように構成されてもよい。パネル20とディスプレイ2の間に空間を設けることにより、パネル20が振動しやすくなり、パネル20上において振動音を聞きやすい範囲が広くなる。
上記の実施形態では、圧電素子7をパネル20に取り付ける例を示したが、他の場所に取り付けられてもよい。例えば、圧電素子7は、バッテリリッドに取り付けられてもよい。バッテリリッドは、筐体40に取り付けられ、バッテリを覆う部材である。バッテリリッドは、携帯電話等の携帯電子機器においてディスプレイ2と異なる面に取り付けられることが多いため、そのような構成によれば、利用者はディスプレイ2と異なる面に体の一部(例えば耳)を接触させて音を聞くことができる。
上記の実施形態では、補強部材31は板状部材であるが、補強部材31の形状はこれに限られない。補強部材31は、例えば、圧電素子7より大きく、かつその端部が圧電素子7側に湾曲し圧電素子7の側部を覆う形状を有していてもよい。また、補強部材31は、例えば、板状部と、当該板状部から延設されて圧電素子7の側部を覆う延設部とを有する形状であってもよい。この場合、延設部と圧電素子7の側部とが、所定の距離だけ離間しているとよい。これにより、延設部が圧電素子の変形を阻害しにくくなる。
また、パネル20は、表示パネル、操作パネル、カバーパネル、充電池を取り外し可能とするためのリッドパネルのいずれかの一部または全部を構成することができる。特に、パネル20が表示パネルのとき、圧電素子7は、表示機能のための表示領域の外側に配置される。これにより、表示を阻害しにくいという利点がある。操作パネルは、タッチパネルを含む。また、操作パネルは、例えば折畳型携帯電話において操作キーのキートップが一体に形成され操作部側筐体の一面を構成する部材であるシートキーを含む。
なお、パネル20と圧電素子7とを接着する接合部材及びパネル20と筐体40とを接着する接合部材等を同一の符号を有する接合部材30として説明した。しかしながら、接合部材は、接合する対象である部材に応じて適宜異なるものが用いられてよい。
上記の実施形態では、背面のタッチスクリーン22が正面のタッチスクリーン21とほぼ重なるように配設される例を示した。しかしながら、タッチスクリーン22の配設の仕方は、これに限定されない。タッチスクリーン22の大きさは、タッチスクリーン21の大きさと異なっていてもよい。タッチスクリーン22が配置される位置は、正面から見た場合に、タッチスクリーン21が配置される位置からシフトしていてもよい。さらに、正面に表示されているオブジェクトに対応する操作が検出される背面の領域は、タッチスクリーン22の大きさ又は配置のシフトに応じて、大きさ又は配置が変更されてもよい。
上記の実施形態では、添付の請求項に係る装置の例として、携帯電話について説明したが、添付の請求項に係る装置は、携帯電話に限定されない。添付の請求項に係る装置は、携帯電話以外の電子機器であってもよい。電子機器は、例えば、タブレット、携帯型パソコン、デジタルカメラ、メディアプレイヤ、電子書籍リーダ、ナビゲータ、及びゲーム機を含むが、これらに限定されない。
添付の請求項に係る技術を完全かつ明瞭に開示するために特徴的な実施形態に関し記載してきた。しかし、添付の請求項は、上記実施形態に限定されるべきものでなく、本明細書に示した基礎的事項の範囲内で当該技術分野の当業者が創作しうるすべての変形例及び代替可能な構成を具現化するように構成されるべきである。
1A〜1D 携帯電話
2 ディスプレイ
3 ボタン
4 照度センサ
5 近接センサ
6 通信ユニット
7 圧電素子
8 マイク
9 ストレージ
9A 制御プログラム
9B 読み上げアプリケーション
9C ニュースアプリケーション
9D メールアプリケーション
9E 音楽再生アプリケーション
9F スケジュールアプリケーション
9Z 設定データ
10 コントローラ
11 スピーカ
12 カメラ
13 振動レシーバ
15 姿勢検出ユニット
18 バイブレータ
20 パネル
21、22 タッチスクリーン
23 ディスプレイ
30 接合部材
31 補強部材
40、51、52 筐体
53 ヒンジ部

Claims (8)

  1. 筐体と、
    前記筐体の第1面に設けられる操作部と、
    圧電素子と、
    前記圧電素子の変形に基づいて、気導音と、人体の一部を振動させて伝わる振動音とを前記筐体の第2面から発生させると共に、前記操作部が操作されると、前記気導音および前記振動音として出力される情報を他の情報に切り替える制御部と
    を備える電子機器。
  2. 前記第2面に設けられ、複数のオブジェクトを表示するディスプレイと、
    前記第2面に設けられ、前記ディスプレイへの前記人体の一部の接触を検出する検出部とをさらに備え、
    前記制御部は、前記ディスプレイに前記人体の一部が接触した場合に、前記複数のオブジェクトのうち、前記接触の位置又は領域に基づいて特定されるオブジェクトに関する情報を前記気導音および前記振動音として出力させる請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記操作部は、前記第1面に対するジェスチャを検出し、
    前記制御部は、前記第1面に対するジェスチャに応じて、前記気導音および前記振動音として出力される情報を他の情報に切り替える請求項1または2に記載の電子機器。
  4. 前記操作部は、前記第1面において操作が行われた位置を検出し、
    前記制御部は、前記操作部が操作されると、前記気導音および前記振動音として出力される情報を、前記複数のオブジェクトのうち、前記操作が行われた位置に対応する位置に配置されているオブジェクトに関する情報に切り替える請求項2に記載の電子機器。
  5. 前記操作部は、前記第1面において操作が行われた位置を検出し、
    前記制御部は、前記複数のオブジェクトのうちの一のオブジェクトに対応する位置から前記接触の位置又は領域に対応する位置へ移動する操作が前記操作部に行われると、前記気導音および前記振動音として出力される情報を、当該一のオブジェクトに関する情報に切り替える請求項2に記載の電子機器。
  6. 前記操作部は、前記第1面において操作が行われた位置を検出し、
    前記制御部は、一ないし複数の操作が前記操作部に行われ、それぞれの操作の始点から終点までのベクトルを合成することによって得られるベクトルの方向及び長さが、前記複数のオブジェクトのうちの一のオブジェクトから前記接触の位置又は領域までのベクトルの方向及び長さと略一致する場合に、前記気導音および前記振動音として出力される情報を、当該一のオブジェクトに関する情報に切り替える請求項2に記載の電子機器。
  7. 電子機器の制御方法であって、
    圧電素子を変形させることにより、気導音と、人体の一部を振動させて伝わる振動音とを筺体の一の面から発生させるステップと、
    前記筐体の他の面に設けられる操作部が操作されると、前記気導音および前記振動音として出力される情報を他の情報に切り替えるステップと
    を含む制御方法。
  8. 電子機器に、
    圧電素子を変形させることにより、気導音と、人体の一部を振動させて伝わる振動音とを筺体の一の面から発生させるステップと、
    前記筐体の他の面に設けられる操作部が操作されると、前記気導音および前記振動音として出力される情報を他の情報に切り替えるステップと
    を実行させる制御プログラム。
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