JP2014008989A - 取出し容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】容器を倒立させたままで、内容物の定量的な取り出しを段階的に行うことができ、しかも、操作性に優れて使い勝手の良い新規の取出し容器を提供する。
【解決手段】容器1と、内容物を取り出す取出し装置2とを備え、取出し装置2は、口筒部1aに対して取り外し可能に螺合するとともに、その内側に前方を開放した凹空間S2が形成されたベース部3と、ベース部3の凹空間S2にスライド可能に配置される2つの計量部材4A,4Bと、計量部材4A,4Bを付勢するばね部材5とを有し、ベース部3は、計量部材4A,4Bが配置される凹空間S2を形作る上流側と下流側とにそれぞれ前後方向にずらして配置された取入口A1と取出し口A2を有し、2つの計量部材4A,4Bはそれぞれ、その内側に上流側から下流側に貫かれる計量室S3を有し、計量部材4Aに、計量部材4Bの前面に接触して当該計量部材4Bを計量部材4Aに連動させる係止部4wを設けた。
【選択図】図2

Description

本発明は、容器本体を倒立させた状態で、内容物を取り出すことができる取出し容器に関するものである。
従来の取出し容器には、蓋体で覆われた本体の内側に計量凹部を設け、容器本体を傾けつつ倒立させた後に再び正立(容器本体の口筒部を上向きに起立)させることで、錠剤等の内容物を計量凹部で保持し、蓋体を本体に対してスライドさせることで、内容物を定量的に取り出せるものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−166959号公報
しかしながら、従来の取出し容器では、容器を倒立させた後に再び正立させる必要があるため、取出し操作が煩雑となり、改善の余地がある。また、従来の取出し容器では、内容物を定量的に取り出せるものの、その定量的な取り出しを、数回に分けて行うなど、段階的に行うことができなかった。
本発明の目的とするところは、容器を倒立させたままで、内容物の定量的な取り出しを段階的に行うことができ、しかも、操作性に優れて使い勝手の良い新規の取出し容器を提供することにある。
本発明は、口筒部を有してその内側に内容物の充填空間に通じる通路が形成された容器本体と、容器本体からの内容物を取り出す取出し装置とを備え、
当該取出し装置は、口筒部に対して取り外し可能に螺合するとともに、その内側に前方を開放した凹空間が形成されたベース部と、ベース部に形成された凹空間にスライド可能に配置される複数の計量部材と、計量部材を付勢するばね部材とを有し、
ベース部は、計量部材が配置される凹空間を形作る上流側と下流側とにそれぞれ前後方向にずらして配置された取入口と取出し口を有し、
複数の計量部材はそれぞれ、その内側に上流側から下流側に貫かれる計量室を有し、当該計量室の取入口がそれぞれ、ベース部の取入口に整列するようにばね部材を介して付勢されるとともに、当該ばね部材に抗した押し込みで計量室の取出し口がそれぞれ、ベース部の取出し口に整列する部材であって、
当該計量部材をそれぞれ、軸方向に隣接して配置するとともに、
軸方向の末端側に配置された一の計量部材から順次、当該一の計量部材に隣接配置される他の計量部材の前面に接触して当該他の計量部材を一の計量部材に連動させる係止部を設けたことを特徴とするものである。
本発明では、計量部材の側壁に、突起を有する弾性舌片を設け、この突起をベース部の側壁に形成した長孔に通してスライド可能に係合させることが好ましい。
また、本発明では、ベース部の側壁に、長孔と平行にスリットを延在させ、このスリットと長孔との間に、変形及び復元が可能な弾性変形部を構成するとともに、当該弾性変形部に、前記弾性舌片の突起を係止する突起を設けることができる。
本発明では、取出し装置のベース部に、当該ベース部の前方が開放された凹空間を形成するとともに、この凹空間を形作る上流側と下流側とにそれぞれ取入口と取出し口とを前後方向にずらして配置し、更に、当該凹空間に、上流側から下流側に貫く計量室を有する複数の計量部材をスライド可能に配置するとともに、これらの計量室の取入口がそれぞれ、ベース部の取入口に整列するようにばね部材を介して付勢するため、容器本体を倒立させるだけの簡単な操作で、容器本体からの内容物を計量室に充填することができる。
加えて、本発明では、ばね部材に抗した押し込みで計量室の取出し口がそれぞれ、ベース部の取出し口に整列するように構成するとともに、複数の計量部材をそれぞれ、軸方向に隣接して配置し、更に、一の計量部材に設けた係止部によって他の計量部材を一の計量部材に連動させたことで、複数の計量部材のうち、係止部を設けていない他の計量部材から係止部が設けられた一の計量部材に向かって順次、計量部材を選択することで段階的に、又は、係止部が設けられた計量部材を選択して複数の計量部材を全て押し込むことで一度に、内容物を定量的に取り出すことができる。
従って、本発明によれば、容器を倒立させたままで、内容物の定量的な取り出しを段階的に行うことができ、しかも、操作性に優れて使い勝手の良い新規の取出し容器を提供することができる。なお、本発明によれば、計量部材は、少なくとも2つ存在すればよい。計量部材を3以上設ければ、より段階的に内容物を取り出すことができる。
本発明の一形態である、粉末洗剤用取出し容器を示す側面図及び、その一部拡大図である。 同形態を、その計量部材を要部として模式的に示した縦断面図である。 図1のX−X断面図である。 同形態を倒立させて、計量部材とともにベース部の筐体壁を把持した状態を示す斜視図である。 同形態において、2つの計量部材から選択した他の計量部材で定量した粉末洗剤を取り出すときの状態を示す要部縦断面図である。 同形態において、2つの計量部材から選択した一の計量部材で定量した粉末洗剤を取り出すときの状態を示す要部縦断面図である。 同形態に係る取出し装置を構成する、計量部材、ばね部材及びベース部をその平面図とともに示す分解図である。
以下、図面を参照して、本発明の一形態である、粉末洗剤用取出し容器を詳細に説明する。
符号1は、口筒部1a(図2参照)、肩部1b、胴部1c及び底部1dを有し、合成樹脂製のブロー成形品としてなるボトル形の容器本体である。口筒部1aの内側には、図2に示すように、内容物たる粉末洗剤の充填空間S1を外界に通じさせる通路Rが形成されている。
符号2は、容器本体1からの粉末洗剤を取り出す取出し装置である。
取出し装置2は、口筒部1aに固定されるベース部3を有する。ベース部3は、装着部3aを有し、この装着部3aの内側には、口筒部1aに形成されたねじ部1sに取り外し可能に螺合するねじ部3sが形成されている。また装着部3aの内側には、口筒部1aの上方に配置される隔壁3bが一体に形成されている。隔壁3bには、通路Rからの粉末洗剤を取り入れるための取入口A1が形成されている。加えて、装着部3aの内側には、口筒部1aの内周面を密封する環状の周壁3cが設けられている。
装着部3aからは、筐体壁3dが一体に起立する。この筐体壁3dは、図3に示すように、取入口A1が配置された側を前側とすると、この取入口A1よりも後側にあって、取入口A1を左右横(幅)方向(軸線O及び前後方向に直交する方向)に挟み込むように配置された2つの側壁3d1と、これら側壁3d1の相互間の後方に配置された後方壁3d2とからなる。
側壁3d1及び後方壁3d2は、図4に示すように、使用者が人差し指等の4指と親指とで挟み込むピンチ部として機能する。このため、本形態では、図3に示すように、後方壁3d2を湾曲面で構成することで、4指と親指との間でのフィット感を向上させている。
また、筐体壁3dの先端には、図2に示すように、蓋体としての、取出し壁3d3が設けられている。これにより、隔壁3bと取出し壁3d3との間には、前方が開口する凹空間S2が形成される。
加えて、取出し壁3d3には、通路Rからの粉末洗剤を取り出すための矩形の取出し口A2(図7参照)が形成されている。取出し口A2は、図2に示すように、取入口A1よりも後方に配置されることで、取入口A1と取出し口A2とが、前後方向に対して同一軸線上に配置されないように構成している。
符号4は、容器本体1からの粉末洗剤を計量するための計量部材である。本形態の取出し装置2は、図2に示すように、2つの計量部材4A,4Bを有し、軸O方向に隣接して配置されている。計量部材4A,4Bはそれぞれ、上流側の平坦面(以下、「上流側平坦面」)4bと、下流側の平坦面(以下、「下流側平坦面」)4cを有する。2つの計量部材4は、互いの上流側平坦面4b及び下流側平坦面4cを合せることで、摺動可能に隣接して配置することができる。
また、計量部材4A,4Bはそれぞれ、ベース部3の前方から凹空間S2内に収納されることで、ベース部3の隔壁3bと取出し壁3d3とによってスライド可能に保持されている。軸O方向の一の末端側(上流側)に配置された一の計量部材4Aは、その上流側平坦面4bと隔壁3bとを合せることで、摺動可能に配置することができる。また、軸O方向の他の末端側(下流側)に配置された他の計量部材4Bは、その下流側平坦面4cと取出し壁3d3とを合せることで、摺動可能に配置することができる。
計量部材4A,4Bはそれぞれ、計量部4aを有し、その内側に計量室S3が形成されている。計量室S3は、図2に示すように、上流側平坦面4bと、下流側平坦面4cとの間に形成された矩形の貫通孔で構成されている。
計量室S3は、図2に示すように、ベース部3の取入口A1と隣接する位置に配置された開口部が、粉末洗剤の取入口A3として機能し、この取入口A3から容器本体1の粉末洗剤を充填することができる。なお、ベース部3の取入口A1からの粉末洗剤は、ベース部3の隔壁3bに、取入口A1を取り囲むように環状の傾斜面を形成することにより、通路Rからの粉末洗剤を取入口A1に導くように構成することもできる。
加えて、計量部材4A,4Bには、ベース部3(筐体壁3d)とともに握って凹空間S2内に押し込むための膨出部4gが設けられている。本形態では、膨出部4gは、図3に示すように、計量部4aよりも横幅を狭くすることで、指先の引っ掛けが更に容易になるように構成されている。
ここで、計量部材4Aには、膨出部4gと一体に下流側平坦面4cから垂下する係止部4wが設けられている。係止部4wは、図2に示すように、上流側に配置された計量部材4Aの押し込みによって、計量部材4Bの膨出部4gの前面に接触する。これにより、計量部材4Aの押し込みに連動して下流側に配置された計量部材4Bも押し込むことができる。
また、膨出部4gには、図4に示すように、容器本体1とともに倒立させた状態で把持したとき、人差し指の内側部分に引っ掛かるフランジ部4fが一体に設けられている。
同様に、ベース部3には、図4に示すように、容器本体1とともに倒立させた状態で把持したとき、人差し指と親指との間の指股部分(いわゆる、水掻き部分)に引っ掛かるフランジ部3fが一体に設けられている。フランジ部3fは、図3に示すように、横方向に広がりつつ、後方に向かって延在する。
図2に示す符号5は、ベース部3と計量部材4A,4Bとの間に介在させたばね部材である。ばね部材5は、計量部4aの後方壁4eに設けたマウント部4mと、筐体壁3dの後方壁3d2に設けたマウント部3mとで保持されることで、図2に示すように、計量部4aの取入口A3が、ベース部3の取入口A1と同軸線上に位置するように、計量部材4を付勢する。
言い換えれば、本形態では、ベース部3は、図2に示すように、ばね部材5とともに計量部材4A,4Bを組み付けたとき、各計量部材4A,4Bの取入口A3がベース部3の取入口A1と一致するように、当該取入口A1を設けている。また、ベース部3は、各計量部材4A,4Bの取入口A3が取入口A1と整列するときには、計量部材4Bの取出し口A4が封止されるように取出し壁3d3を設けている。これにより、取入口A1が取入口A3と整列することで、粉末洗剤が充填されるときも、計量室S3に充填された粉末洗剤は、取出し口A4を通して取り出されることがない。
加えて、本形態では、ベース部3は、計量部材4A又は4Bをばね部材5の付勢力に抗して押し込んだとき、各計量部材4A,4Bの取出し口A4が取出し口A2と一致するように、当該取出し口A2を設けている。これにより、計量部材4A又は4Bを押し込んで計量部材4Bの取出し口A4が取出し口A2と整列すれば、取出し口A2を通して粉末洗剤を取り出すことができる。
容器本体1から粉末洗剤を取り出すときには、図1に示す正立状態から計量部材4A,4Bを押し込まないように取出し装置2(筐体壁3d)を逆手で掴んで、容器本体1を垂直に倒立させるように取出し装置2を反転させると、図4に示す状態に把持することができる。これにより、ベース部3の取入口A1から取入口A3を通して各計量室S3に、粉末洗剤を取り入れることができる(図2を逆さにした状態を参照)。
粉末洗剤が計量室S3に充填された後は、例えば、図5に示すように、計量部材4Bをばね部材5の付勢力に抗してベース部3内に押し込むと、計量部材4Bの取出し口A4(計量室S3)がベース部3の取出し口A2と一致することで、取出し口A2を通して、計量部材4Bの計量室S3内に充填された量だけ、内容物を定量的に取り出すことができる。
次いで、計量部材4Aを押し込むと、図6に示すように、当該計量部材4Aの計量室S3が計量部材4Bの計量室S3とともにベース部3の取出し口A2と一致することで、取出し口A2を通して、当該計量部材4Aの計量室S3内に充填された量だけ、粉末洗剤を取り出すことができる。
或いは、上流側に配置された計量部材4Aのみを押し込んだときは、下流側に配置された計量部材4Bは、計量部材4Aに設けた係止部4wによって、計量部材4Aの押し込みに連動して計量部材4Aとともに押し込まれる。この場合、図6に示すように、計量部材4A,4Bの計量室S3がベース部3の取出し口A2と一致することで、取出し口A2を通して、2つの計量室S3に充填された量の粉末洗剤を一度に、取り出すことができる。
これにより、容器本体1からの粉末洗剤は、容器本体1を倒立させることで、2つの計量室S3に充填された後には、計量部材4Bの押し込みによって、計量部材4Bの計量室S3の粉末洗剤のみを、次いで、計量部材4Aの押し込みによって、計量部材4Bの計量室S3の粉末洗剤に続いて計量部材4Aの計量室S3の粉末洗剤を順次、段階的に取り出し、又は、計量部材4Aの押し込みによって、2つの計量室S3に充填された量を一度に、取り出すことができる。
このように、本形態では、図2に示すように、取出し装置2のベース部3に、前方が開放された凹空間S2を形成するとともに、この凹空間S2を形作る上流側と下流側とにそれぞれ、取入口A1と取出し口A2とを前後方向にずらして配置し、更に、凹空間S2に、上流側から下流側に貫く計量室S3を有する2つの計量部材4A,4Bをスライド可能に配置するとともに、これらの計量室S3の取入口A3がそれぞれ、ベース部3の取入口A1に整列するようにばね部材5を介して付勢するため、容器本体1を倒立させるだけの簡単な操作で、計量室S3に粉末洗剤を充填することができる。
加えて、ばね部材5に抗した押し込みで計量室S3の取出し口A4がそれぞれ、ベース部3の取出し口A2に整列するように構成するとともに、2つの計量室S3をそれぞれ、軸O方向に隣接して配置し、更に、計量部材4Aに設けた係止部4wによって下流側に配置された計量部材4Bを上流側に配置された計量部材4Aに連動させたことで、容器本体1を再び正立させることなく、2つの計量部材4A,4Bのうち、下流側に配置された計量部材4Bから上流側に配置された計量部材4Aに向かって順次、2つの計量部材4A,4Bを選択することで段階的に、又は、上流側に配置された計量部材4Aを選択して2つの計量部材4A,4Bを全て押し込むことで一度に、粉末洗剤を定量的に取り出すことができる。
従って、本発明によれば、容器を倒立させたままで、粉末洗剤の定量的な取り出しを段階的に行うことができ、しかも、操作性に優れて使い勝手の良い新規の取出し容器を提供することができる。なお、本発明によれば、計量部材4は、少なくとも2つ存在すればよい。計量部材4を3以上設ければ、より段階的に粉末洗剤を取り出すことができる。この場合も、上流側に配置された計量部材に係止部4wを設ければ、下流側に配置された計量部材から上流側に配置された計量部材を順次押し込むことで、段階的な取り出しが可能になるとともに、上流側に配置された計量部材を押し込んで下流側に配置された計量部材を連動させることで、一度に大量の取り出しが可能になる。
ところで、計量部材4は更に、図7に示すように、計量部4aの後方壁4eから後方に向かって延在する2つの側壁4hを有する。側壁4hは、ベース部3の筐体壁3dの側壁3d1の内側に摺動可能に保持されるとともに、弾性舌片4tが一体に設けられている。弾性舌片4tは、側壁4hを貫通するスリット4sで形作られ、その先端部には、外向きの突起4pが設けられている。
これに対し、ベース部3の筐体壁3dの側壁3d1にそれぞれ、前後方向に延在する長孔3nが形成されている。この長孔3nは、図1の拡大図に示すように、計量部材4A又は4Bの突起4pを内側に通して係合させる。これにより、長孔3nは、計量部材4A又は4Bの前後方向の移動を案内するとともに、その前方端縁3n1と後方端縁3n2がそれぞれ、突起4pと接触することで、計量部材4A又は4Bの前後方向の移動を規制するストッパとして機能する。
加えて、本形態では、図7に示すように、ベース部3の側壁3d1には、長孔3nよりも幅の狭い2つのスリット3Lが形成されている。スリット3Lはそれぞれ、長孔3nを流通方向(軸線O方向)に挟み込むように配置されるとともに前後方向に沿って延在する。スリット3Lは、長孔3nと平行に前後方向に沿って延在することで、長孔3nとの間に、変形及び復元が可能な弾性変形部3rを構成する。
また、2つの弾性変形部3rにはそれぞれ、突起3pが設けられている。突起3pは、計量部材4A又は4Bの突起4pが引っ掛かることで、各計量部材4A,4Bを突起3pに位置決めする。本形態では、計量部材4A又は4Bは、図1に示すように、その突起4pが突起3pに係止される状態にあると、図2に示すように、ばね部材5の付勢力によって計量部4aの取入口A3(計量室S3)が取入口A1と一致する位置に位置決めされる。突起3p及び4pの係止は、使用者が計量部材4A又は4Bを一定以上の力で押し込むことで、突起4pが弾性変形部3rに設けた突起3pを押し開いて乗り越えるまで解除することができない。
これに対し、計量部材4A又は4Bを押し込んで突起4pが突起3pを押し開くと、その押し込みは、突起4pが長孔3nの後方端縁3n2に接触するまで可能となる。これにより、図5又は図6に示すように、計量室S3が取出し口A2と一致する位置まで押し込むことができる。
このように、計量部材4A又は4Bを位置決めする手段を設ければ、各計量部材4A,4Bの計量室S3をベース部3の取入口A1に確実に位置合せできるとともに、各計量部材4A,4Bの計量室S3をベース部3の取出し口A2に確実に位置合せできる。また、各計量部材4A,4Bが不必要にスライドすることがないため、持ち運び易くて使い勝手が良い。なお、本発明に従えば、突起4pがばね部材5の付勢力によって弾性変形部3rに設けた突起3pを押し開くことができる構成とすることが好ましい。具体例としては、ばね部材5の付勢力や、弾性変形部3r、突起3pの形状や寸法などを適宜設定する等が挙げられる。この場合、計量部材4A及び4Bはそれぞれ、その押し込みが解除されると、ばね部材5の付勢力によって初期の位置(図1に示す位置)に自動的に復帰する。かかる構成によれば、定量的な取り出しをスムースな操作で繰り返し行うことができる。
上述したところは、本発明の一形態を示したにすぎず、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。例えば、ベース部3の取出し壁3d3は、筐体壁3dに対して着脱可能にすることができる。このため、取出し壁3d3は、ヒンジを介して筐体壁3dに対して開閉可能に連結させることができる。また、計量部4aの形状は、計量部材4A,4Bがベース部3の凹空間S2でスライドできるものであれば、矩形に限定されることなく、様々な断面形状のものを採用することができる。このことは、ベース部3及び計量部材4A,4Bの取入口及び取出し口についても同様である。また、容器本体1も、ブロー成形品に限定されることなく、様々な方法で製造することができる。更に、容器本体1は、その形状に限定されることなく、その材質も、合成樹脂製容器に限定されることなく、ガラス等の様々な材質で構成することができる。
本発明は、粉末洗剤等の粉状物は勿論、錠剤等の粒状物等の内容物にも適用することができる。
1 容器本体
1a 口筒部
1s ねじ部
2 取出し装置
3 ベース部
3a 装着部
3b 隔壁
3d 筐体壁
3d1 側壁
3d2 後方壁
3d3 取出し壁
3f フランジ部
3L スリット
3n 長孔
3n1 前方端縁
3n2 後方端縁
3p 突起(計量部材位置決め用)
3r 弾性変形部
3s ねじ部
4A 計量部材(一の計量部材)
4B 計量部材(他の計量部材)
4a 計量部
4b 上流側平坦面
4c 下流側平坦面
4e 後方壁
4f フランジ部
4g 膨出部
4h 側壁
4p 突起
4s スリット
4t 弾性舌片
4w 係止部
A1 ベース部取入口
A2 ベース部取出し口
A3 計量室取入口
A4 計量室取出し口
S1 内容物充填空間
S2 凹空間(計量部材収納空間)
S3 計量室

Claims (3)

  1. 口筒部を有してその内側に内容物の充填空間に通じる通路が形成された容器本体と、容器本体からの内容物を取り出す取出し装置とを備え、
    当該取出し装置は、口筒部に対して取り外し可能に螺合するとともに、その内側に前方を開放した凹空間が形成されたベース部と、ベース部の凹空間にスライド可能に配置される複数の計量部材と、計量部材を付勢するばね部材とを有し、
    ベース部は、計量部材が配置される凹空間を形作る上流側と下流側とにそれぞれ前後方向にずらして配置された取入口と取出し口を有し、
    計量部材はそれぞれ、その内側に上流側から下流側に貫かれる計量室を有し、当該計量室の取入口がそれぞれ、ベース部の取入口に整列するようにばね部材を介して付勢されるとともに、当該ばね部材に抗した押し込みで計量室の取出し口がそれぞれ、ベース部の取出し口に整列する部材であって、
    当該計量部材をそれぞれ、軸方向に隣接して配置するとともに、
    軸方向の末端側に配置された一の計量部材から順次、当該一の計量部材に隣接配置される他の計量部材の前面に接触して当該他の計量部材を一の計量部材に連動させる係止部を設けたことを特徴とする、取出し容器。
  2. 請求項1において、計量部材の側壁に、突起を有する弾性舌片を設け、この突起をベース部の側壁に形成した長孔に通してスライド可能に係合させたことを特徴とする、取出し容器。
  3. 請求項1又は2において、ベース部の側壁に、長孔と平行にスリットを延在させ、このスリットと長孔との間に、変形及び復元が可能な弾性変形部を構成するとともに、当該弾性変形部に、前記弾性舌片の突起を係止する突起を設けたことを特徴とする、取出し容器。
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